2016年度の完結編アニメ映画ランキング 2

あにこれの全ユーザーがアニメ映画の2016年度の完結編成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月22日の時点で一番の2016年度の完結編アニメ映画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

74.1 1 2016年度の完結編アニメランキング1位
『たまゆら~卒業写真~』第4部 朝-あした-(アニメ映画)

2016年4月2日
★★★★★ 4.2 (131)
574人が棚に入れました
高校を卒業して別々の学校に通うことになっても、大好きな町・竹原で、大切な友達と過ごす時間は変わらないと思っていた楓。しかし、かおるに言われた言葉で、自分の本当の思いに気づき……。4人での新たな想い出も積み重ねながら、卒業のときが近づいてくる。

声優・キャラクター
竹達彩奈、阿澄佳奈、井口裕香、儀武ゆう子、茅野愛衣、寿美菜子、東山奈央、内田彩、飯塚麻結、葉月絵理乃、大原さやか、福井裕佳梨、宮本佳那子、広橋涼、間島淳司、西村ちなみ、緒方恵美、松尾佳子、中田譲治
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

未来に旅立つ!なので + +

 朝(あした)だけに初日朝(あさ)、見に行ってきたです。パンフ買うだけでもかなり並ぶはめになり、肝心の上映時間に間に合わなくなる恐れあったため、特典CDも諦め上映前に買わなかったです。終わってから、かなり並んで買うほどの混雑にもう、ぽってのキーホルダーや欲しかったCDも売れて無くなっていたなのでです。パンフは、Getなのでです。
 初めから分かっている通り卒業式もした、たまゆら集大成とも言えるFinalたまゆらだったです。

 で、前回の憧憬の路での思いがあふれてしまった、ぽっての心の声から、ぽって達のラスト直後の始まりだったです。自分の思いに気付いたぽっても、それによってみんなと離ればなれになる心配に泣ていた。{netabare}前回、そんなぽってににかけた、かおたんの「一緒に過ごした3年間は消えたりしない」という言葉は、友達の気持ちと現実に向き合わせる勇気というか?これを改めてぽっての心の声につづられた、ぽってを後押しする良い言葉だったです。
 前作で壊れた思い出のカメラは、マエストロに直してもらえたけど、次に壊れたら直らないかもしれないと告げられてしまう。そんな思いも胸にとでもいうのか?いつもの神社のたまり場で、4人それぞれが映した写真は、感慨深いものがあったです。

 亡くなったお父さんの思い出詰まった竹原に来たくて、越してきた経緯あった。けど、将来に向けて志保美さんに写真をもっと教えてもらいたい思いを、お母さんお婆ちゃんに告げる場面。そこで、成長しようとする子を優しく見守る姿というのかも良かったです。

 さよみお姉さんと共に黒滝山で、みんなと初日の出を見た光景とやはり香たん、こまちやマエストロ、先生達、ちもさん、かなえも加えてとった写真もなかなかだったです。
 将来に向けて横須賀の友達や受験後、志保美さんに会いに行ったぽって。志保美さんのちゃっかり、ぽってが来ることに期待して一緒に暮らす部屋も空いているのも出来すぎているという気がしたです。

 公園でぽってが、ちひろちゃんとお父さんのことを話す場面も、ぽっての成長を示すなくてはならない展開だったと今思うです。

 で、みんな合格。ここでこうでなければ、話にならないけど・・・。ちひろちゃん達も遊びに来て、朝日山でみんなを撮った。ついにあのカメラが最後映すことができたけど、壊れてしまう。壊れてほしくなかったけど、お父さんとの巣立ちを表していたのかなぁです。夏目さんのサプライズもこのタイミングで「よっしゃー」でしたです。竹原、去年行ったけど朝日山など山は分からず、行かなかった。今度竹原行ったら、行きたいです。

 お母さんと思い出話や、一緒に寝るぽっても絵になっていたです。{/netabare}

 卒業式になり、体育館の窓に{netabare}たまゆらを見て{/netabare}ぽってが手の写真枠で囲ったとき、{netabare}お父さんの面影を見たぽって。まさに卒業式にまで、天国から駆けつけてくれたんだなと見ましたです。悲しいというのか?喜ぶべきなのか?ぽっての心の言葉も、{/netabare}将来に向けて旅立つ別れ?っていうのですねです。

 {netabare}東京に{/netabare}旅立つのだけれども、見送るみんなの姿は、ぽってを未来にいざなったように見えてなりませんでしたです。

 卒業写真というと、卒業アルバムを誰もが思い浮かべるなのでです。ここでのそれは、そうではなかったです。特に3年生になって、支えてきてくれた人達というより、ぽってを愛してくれた人達という言い方が、相応しいのかなぁ・・・。それを映した、ぽっての写真だったと思うです。

{netabare} ラストで上京したぽっての部屋に置かれてある写真が、物語っていると私は見たです。{/netabare}この「朝-あした-」は、見ている側の感性にどこか訴えるものがあったです。これでいいのだ!です。
                        2016.04.02 13:39


 別劇場で早朝、見てきたです。前回は、席が真ん前しか空いていなかったけど今回、平日の早朝なのでかなり見やすい席で見ることができて良かったです。

 今回の思った新発見。物語にのめり込むと分かりずらいけど、ぽっての心の声は、{netabare}ARIAに例えると水無灯里に似ていると思うです。恥ずかしいセリフに{/netabare}どこか近い感じがするのは、私だけだろうか?です。

 受験当日{netabare}、ほかの受験生が老けてて、ぽってが幼く可愛く{/netabare}見えるです。

 志保美さんのところにあった、ぽっての写真。{netabare}これ芽ラストの写真と違うと思うのは、私だけでしょうか?です。この風景、私が見た実際の竹原地蔵横の狭い景色にすり替わっていると思うです。

 改めて聞く「人は変わっていく、新しいものが生まれ古いものが消えていく、思い出は消えない」とかいう誰かさんの言葉の思い出は消えないは、そうあってほしいと思うです。{/netabare}

 まやまやは、学校行ってた頃に見ていたエスカフローネから知っているけど、ここまで感情がこもったような声を出すとは当時考えられなかったです。あれから20年くらい経つ、まやまやの卒業式やEDの歌声は、また聞いてみても、すごくたまゆらのイメージにぴったりで、素晴らしいです。

 ぽってって、素晴らしい人たちに囲まれていて、すごい幸せ者だなぁです。このアニメの温かさやぽってが、羨ましいです。

{netabare} ED、ファンの人の名前が出てくるけど、もし自分の名前が出てきたら、{/netabare}一生の思い出になるのかなぁとふと思ったりもするです。私は、アニメを心に刻んでいくです。私は、これでいいのだ!です。
                        2016.04.07 00:28


  さらに別劇場まで、見に行ってきたです。

 全体的に主人公のぽってに注目が行きがちだけど、他の魅力を何かなぁ?と見てみたです。
 当然ぽって部もそうだけど、さよみお姉さんやかなえの突っ込みてきな日常や、ともちゃんちひろちゃんとの触れ合いも、このアニメらさを物語っていたと思ったりもしたです。

 

投稿 : 2024/12/21
♥ : 14

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

おかえりなさい~これから~そして卒業へと・・・

5年以上に渡る『たまゆら』シリーズ遂に完結です
60分×4部作で送るOVA『卒業写真』の最後の一作が本作


前作ラスト、立ち行きならぬ漠然とした将来への不安から憧憬の路の最中に親友達の目前で泣き出してしまったぽって
さらに追い打ちをかけるようにローレイが故障
すぐにマエストロが修理してくれたものの、同じ部分がまた壊れれば次は無いと告げられてしまう
残る時間を惜しむように写真を撮りあうぽって達
そして遂に志保美さんのいる東京で、写真の勉強をしたいと決心して母と祖母に胸の内を明かすぽって
志保美さんや汐入組はぽっての決意を喜び歓迎する
迫る旅立ちの日に向かうぽって、かおたん、のりえちゃん、麻音たん、そしてちひろちゃん、ともちゃんは悔いの無いよう竹原で一緒に過ごす日々を大切に
さらに送り出す側であるかなえ先輩、さよみ姉さん、巧美ちゃん、すずねぇ、珠恵お母さんもまた、卒業生達を笑顔で送り出したいと全力でサポートしてくれる
暖かな春の竹原の情景と、人々の優しさに包まれたまま、『たまゆら』という作品に一つの終止符が打たれる・・・


まず前作では力尽きてたスタッフも公開延期してまでスケジュール調整をして完全な状態で今作を仕上げてくれたことに感謝と感激です
ハルコミン(飯塚晴子)節炸裂しまくり、ハルコミンファンとしては感無量の神作画でございました(T_T)


卒業、というラストを迎えるにあたり内容は湿っぽいものになるのかな?とも予想してましたが、実に『たまゆら』らしくもぽって達4人らしい爽やかで前向きなラストとして描いているのが好印象
特にぽっては3部と今作前半で進路への不安を描き切ったことで、進路を決意してから一直線に邁進する姿が実に可愛らしくも逞しい
変わらないようでいて変わっていく、そんな彼女の成長を感じます
それを見守る珠恵お母さん、彼女が女手一人でぽってを育てることに実は不安を抱えていたことを吐露するシークエンスは私的に今作で最も心に響きました


また、ぽってが汐入や東京に行ったり、汐入組が竹原に来たりと60分の間にも場面がころころ変わるのは観ていて素直に楽しかったです
なんせ背景が丁寧、なので
黒滝山に登るシークエンスは名取副監督の手腕ですね
アレは劇場で腹抱えて爆笑するほど面白かったです
箸休め的なギャグはかなり強烈でしたwww
まさかさよみ姉さんの車に60分の内に二度も乗るとはwww


卒業式のシークエンスは十分涙ぐましいものですが、名簿を読み上げる堂郷(間島淳司さん)の声が出席番号の若い「岡崎のりえ」から最後の方の「塙かおる」に向かって段階的に涙ぐんだ声になってるのが特に素晴らしかったです(笑)
坂本真綾がカバーした「卒業写真」も流れ、奇しくも「優しさに包まれたなら」から始まった『たまゆら』が三度に亘ってユーミンの曲で締めくくられたことの一貫性は拍手を送りたい
あと懐かしさすら感じる「神様のいたずら」のピアノアレンジが流れたのも良かったですねぇ


ぽって達の進路はもっと漠然とした描き方も出来たことでしょうが、各々の卒業後の姿も克明に描かれ【本当にこれで終わり、これで完結なんだ】という良い締めくくりが出来たと思います
だらだらとした続きを匂わせる類の作品は正直好きではありません
最後にキャストの話題をもう一つすると、新録のセリフこそ無いもののモブとして登場したちもさん(ほぼろさん)に対して、さも当たり前のように【松来未祐】とクレジットされてたことに「ホントたまゆらGJだよ!」って感動いたしました


またいつか、ぽっては竹原で「おかえりなさい」と言われる日が来ることでしょうし、オイラもそう願っております
ただ『たまゆら』という一つの物語はコレで終わりを迎えたのです
劇中と同じ様に、笑顔で送り出したいですね

投稿 : 2024/12/21
♥ : 14

ようす さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

みんなと過ごした大切なこの場所があるから、大丈夫、なので。

たまゆら劇場版4部作の第4部。

やってくれました…
最高の4部でしたよ。

実際に竹原の地を訪れたこともあるほど、
今までもたまゆら、大好きでした。

だけど、この4部を観終えたことでさらに想いが強くなりました。
とてもよかった(´;ω;`)

いよいよぽって達も卒業だし、
感動で泣いちゃうかな…と思っていましたが、
泣くことはありませんでした。

涙じゃなくて、
温かい気持ちが心で溢れて、いっぱいになりました。

本当に素晴らしい作品でした。

1時間ほどの作品です。


● ストーリー
高校3年生の沢渡楓(さわたり ふう)こと、通称ぽって。

亡き父のカメラで写真を撮ることが好きな彼女は、
卒業後の進路を東京の大学に決めた。

大好きなみんなと離れてしまうけれど、
竹原で過ごした高校生の思い出はずっと残る。

応援してくれるみんなに背中を押されながら、
いよいよ受験。そして卒業式の日を迎える…。


4部作最後の4部は、
高校3年生の冬の話。

進路に向けて勉強したり、
みんなで初日の出を見たり、
受験の結果にドキドキしたり。

そして卒業式。

笑顔で証書を受け取る彼女たちに
今までの思い出がぶわっと蘇る(´;ω;`)

そう、この4部は別れを悲しむための4部じゃない。

今まで過ごした日々を心に刻み、
みんなが新たな一歩を踏み出す姿に励まされる4部でした。


ぽってにとって、
父を失った悲しみが消えることはない。

だけど、竹原で出逢った人たちが、
父との思い出の色を変えてくれた。

温かさを思い出させてくれた。

父の存在も、
写真を愛する心も、
友達や家族の支えも、

何もかもが今のぽってを支えているんだなあと、
ぽっての成長にほろり。

登場する人みんなが温かい。

私もこの人たちのようでありたいと、
すさんだ心をほぐしてもらいました。笑


● 音楽
【 主題歌「これから」/ 坂本真綾 】

4部作すべてを通しての主題歌なので、
これまでのレビューでも絶賛してきました。

でもね、この曲の真の魅力は
この4部でこそ発揮されたと感じました。

小さく切り取られたたまゆら映像と、
黒い背景に流れていく文字。

特別な演出は何もない、
よくある地味なエンドロール。

なのに、すごくかけがえのない思い出が流れていくような、
大切なものを振り返っているような、心地よさ。

そんな気持ちにさせたのは、
間違いなくこの曲の力が大きいです。沁みる…。

今までもいい曲だと思ってたけど、
今回の第4部で聴くのが一番しっくりきました。

ほんと神曲。


● まとめ
たまゆら大好き。
これは本当にいい作品です。

TVシリーズもよかったけれど、
この劇場版までを見て、本当の完結だと思いました。

たまゆらシリーズの持つ、
最高の魅力を見せてくれました。

最後の最後まで、
すてきなぬくもりをありがとうございました^^

投稿 : 2024/12/21
♥ : 24

65.7 2 2016年度の完結編アニメランキング2位
PERSONA3 THE MOVIE #4 Winter of Rebirth(アニメ映画)

2016年1月23日
★★★★☆ 3.8 (78)
468人が棚に入れました
「滅びの時は、確実に迫っている。止める事は出来ない」

死を知り、死を見つめ、死と向き合う。さまざまな出会いと別れを繰り返し、その度に、成長を遂げてきた結城 理と仲間たち。その戦いは、世界のためではなく、自分自身のためだったのかもしれない。それでも、戦いの先に平穏な日々があると信じて彼らは戦い続けてきた。しかし、滅びは人類が背負うべき運命だと少年は言う。友人だと信じていた少年が、無情にも現実を突きつける。季節は冬へ。その先にある春を迎えるため、理が下す決断とは──。


声優・キャラクター
石田彰、豊口めぐみ、鳥海浩輔、田中理恵、緑川光、能登麻美子、坂本真綾、緒方恵美、中井和哉、田の中勇、沢城みゆき

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

【Burn~My~Dread♪】最終章にして最高傑作【Burn~My~Dread♪】原作愛、作画、演技、音楽の全てがネ申クラス【Burn~My~Dread♪】死生観への問い掛け【Burn~My~Dread♪】RPGアニメの頂点

『ペルソナ3』を全4部作で劇場作品化したシリーズの最終章
前作までのあらすじは特に無いので前3作の視聴をオススメします
監督は今シリーズ第2章、及び『P4G』の田口智久


前作ラストで望月綾時が人間ではなくシャドウだと判明
彼こそが滅びを司る存在である‟ニュクス”の器、13体目のシャドウ‟デス”であった
10年前、アイギスによって結城の体の中に封印されたデスはファルロスという少年の姿で結城の中に宿り続けたが、12のアルカナを持つ大型シャドウの討伐によって遂に真の姿と記憶を取り戻したのだ
ニュクスの降臨によって全ての生命が死してしまうという事態を回避するためには、12月31日までに綾時を殺すしかない
しかし、綾時を殺すことが出来るのは彼と同等の存在である結城だけだった・・・


前半は近づく終末のカウントダウンに打ちのめされ、絶望していく仲間達と決断を迫られる結城くんをじっくり丁寧に描くシリアスパート
確実に「死ぬ」と宣告された時、残された時間をあなたはいったいどう過ごしますか?
家族の死、仲間の死、そして自分の死へと・・・死生観を問いかけてくる『P3』というシリーズ全体に通ずるテーマを総括したようなお話と戦慄迫るその描き方は強く心を惹きつけられました


常々思ってましたが、このシリーズが超豪華声優を起用するのも深い意味があって、石田彰の一人芝居をはじめとしこの名優達でなければまず演技不可能だろうって芝居の高いクオリティがこのシリアスさを掻き立ててるんですよね
最近だと『RWBY』の日本語版にも感じたことですが【決して無駄遣いではない豪華キャスト】っていいですねb


そして結城が下す決断
これは原作ゲームにおいてトゥルーエンドに辿り着くための最も大きな分岐点となるのですが、所謂バッドエンドも結城のデジャヴとして描かれてるので原作ファンには胸アツな展開です


シリアスだけが売りの最終章ではありません
『P4』や『P4G』がそうであったように、今作もゲームを知り尽くした人には堪らない要素である所謂フルコンプ状態に主人公を仕上げるため、あの‟エリザベス”のイベントを途中挿入してきます
これがシリアス一辺倒な物語に箸休め的な笑いを呼び、映画としてのバランスを高度に持ち上げています
めちゃくちゃ面白かったですw


そして遂に緊迫の最終決戦へ
作画やCGもフルに動き回ってクオリティは満点
さらに‟刈り取る者”や‟アルカナの旅路”も完全に再現し物語の中に自然に組み込まれている
これはもうゲームのアニメ化という難しいジャンルにおいて最高傑作と呼んでいいのでは!?
RPGにおけるエンカウントとは実に唐突なものですが、アニメや映画でそれをやってもただの超展開に過ぎない
それをこれほどまでにすんなりやってのけるのには恐れ入ります


そしてあのラスト・・・
あのラストをどう受け止めるかは、ご覧になった方次第ということでしょう
生きるとは?死ぬとは?そして、生かすとは?
ようやく『P3』という作品がなぜ多くの人々に支持、評価されているのかがオイラにも理解できました
イイハナシダナァー(´Д`;)ホント


第1章がクソツマランかったとか;
第3章が温泉回だったねとかw
以前の3作を踏まえた上での変則映画ではあるものの、この最終章単発に関しては『P4』から続くシリーズの頂点、、、
否、【ありとあらゆるRPGのアニメ化としての頂点】に君臨したといえる出来栄えだったのではないでしょうか


クライマックスでイゴールから発せられる「私の役目もようやく終わりを迎える・・・」という‟田の中イゴール”からの別れの挨拶には切なくなりましたね
田の中勇さん、本当にお疲れさまでしたm(__)mあなたは僕たちの中で生き続けていますよ

投稿 : 2024/12/21
♥ : 8
ネタバレ

死屍累 生死郎 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

今まで僕は生きていなかった

ペルソナ3映画 最終章

本当に素晴らしい作品でした。
主人公の「今まで僕は生きていなかった」
このセリフにすごい説得力があり、妙に納得した気分になりました。
このシリーズで一番の名言だったのではないでしょうか

作画、演出もここまでのレベルのものは滅多にないでしょう。
雪の描写、光の入り方、埃、景色、もう全てがすごかった。

シナリオ面も原作厨の自分も納得のオリジナル展開でした。
エリザベスの使い方もよかった。出てきていなかったコミュメンバーも
ちょくちょく出てくるあたりも細かいなと思いましたw
{netabare} 最後、綾時の迷いが主人公の中に残っていてタナトスが出てくる展開は胸熱でした。アルカナ、宇宙くだりもきちんと入れてくれていて満足 {/netabare}

音楽は言うまでもなく良かったです。ですがもう少し音量あげても良かったと
思いましたね。特にラストバトルは あと「全ての人の魂の戦い」と
「Burn my Dread」の流れるタイミングが逆でしたね。こちらも決して
悪くはないですが、歌詞的には原作通りの方が個人的には熱かったかなと
思います。EDはやはり「キミの記憶」でした。あの曲の入り方がもの悲しいけど晴れやかなメロディーがいいですよね。

これ以上書くと長くなりすぎるのでここら辺にしておきますが、この作品は
原作を活かし、より高いステージに持っていった至高の一品です。
是非、映画館で見ることをおすすめします(^ω^)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 8
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