宇宙船アニメOVAランキング 5

あにこれの全ユーザーがアニメOVAの宇宙船成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年01月17日の時点で一番の宇宙船アニメOVAは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

68.0 1 宇宙船アニメランキング1位
ほしのこえThe voice of a distant star(OVA)

2002年2月2日
★★★★☆ 3.4 (588)
2982人が棚に入れました
『ほしのこえ -The voices of a distant star-』 は、新海誠 監督 が制作し2002年に公開されたアニメーション映画。
2039年、人類の調査隊は火星のタルシス台地で異文明の遺跡を発見したが、突然現れた異生命体によって全滅させられてしまう。その異生命体はタルシアンと名づけられ、その脅威に対抗すべく国連宇宙軍が組織された。
2046年、中学三年生の長峰美加子は、国連宇宙軍のロボットのパイロットの選抜メンバーとなり、翌年にはタルシアンの追跡調査のため編成されたリシテア艦隊の一員として、同艦隊旗艦〔リシテア〕に乗艦、地球を発つ。ほのかな恋心を抱く友人寺尾昇を残して。調査艦隊がタルシアンの痕跡を追って、地球から離れてゆくにつれ、ミカコとノボルの距離も光年単位で離れ、二人の携帯電話メールのやりとりにかかる時間も次第に長くなってしまう。
ついにはミカコは地球から8.7光年の距離に位置する惑星アガルタに降り立つ。そこでミカコは、地球に届くのに8年もかかるメールを ノボルに送信する。

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

時間と距離を越えて繋がるふたり

新海誠氏が制作し2002年に公開され、数々の賞を受賞されたアニメーション映画。
監督・脚本・演出・作画・美術・編集をほとんど新海氏ひとりでこなされただけでなく、
オリジナル版では主人公 寺尾昇の声も担当されたとか。

主な登場人物は、国連宇宙軍の選抜メンバーとなり
やがては生還の保障のない遠征調査に旅立ち、
謎の異生命体と対峙する15歳の少女美加子と、
地球に残り、彼女からの携帯メールを受信している同級生の昇。
何光年先の宇宙と地球という、はるか遠く離れた距離の二人の間で、
ずれていく時間とふたりの想いを描いた作品。

携帯電話の機種がまた懐かしい形状なのだけれど、
あの当時の携帯で宇宙と交信できるかどうかのツッコミはしない方向で^^;

でも、地球に届くのに8年もかかるメールなんて、なかなかロマンがあるよね。
そして、それだけの月日の流れを待たせ、待たされるという
時間のズレと孤独感、そうしている間にも大人になってしまう二人の
心のズレを思うと、とてもせつない。

それから、これは宇宙ロボットが登場するからと言っても
バトルシーンがあるような作品ではなく、宇宙的な時間の中で育まれる恋愛モノ。
宇宙ロボットのコックピットで学校の制服を着ているっていうことも、
きっと意味のある見せ方なのだろうし、リアリティを追求するんじゃなく、
あくまでもふたりの男女の心模様に焦点を当てて観ていけば、
深いメッセージに気づくことができるはず。

自転車を押しながら下校する帰り道のふたり。
踏み切り、コンビ二、飛行機やロケットが飛んでいく青空、
そして、空から舞い降りる雪。

「秒速5センチメートル」をご覧になって感動した方ならきっと、
「あ・・このシーン、この風景・・」って場面に思わず顔がほころぶかもです。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 60
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

「秒速5センチメートル」で有名な新海誠監督による、心の距離感を描いた作品。「対比」がうまく生きている

「秒速5センチメートル」で有名な新海誠監督が、ほぼ一人で手がけた、いわば自主制作に近い作品。
背景グラフィックやCG描写はとても綺麗ですが、人物画には特徴があるので、キャラクターの見た目で作品を判断する人には向いていません。
ただ、監督の描きたい「心の距離感」がどういうものか知るには絶好のアニメだと思います。


時代は、宇宙開発が進んだ近未来。
ノボルとミカコという二人の登場人物の心の距離に焦点を当てたお話です。

25分という短い劇中に何度も現れる「対比」がポイント。
近未来でありながら、寂れたバス停や石炭ストーブなど、レトロさを感じさせる日常風景と、ロボットや宇宙生命体など明らかな未来をイメージさせる描写。
ノボルをクラシックな日常に、ミカコを未来的な非日常に置き、両者を繰り返し描写することで、「時間のずれや重み」を強く感じさせてくれます。

そして、実質的に二人を繋ぐのは「メール」というこれも古典的な手段。
メールはどんなに急いでも、光の速さを超えることはできません。
地球上ではタイムラグはほぼありませんが、月にいけば往復に3秒かかり、火星にいけば往復8~40分ほどかかります。
このように距離が離れれば離れるほど、たった一言のメッセージをやりとりするのに、どんどん時間がかかっていきます。

遠ざかっていく二人の物理的な距離と声。
「心の距離」もそうやって離れていくものなのか、そこがポイントです。
{netabare}
どんなにメッセージのやりとりに時間がかかるようになっても、ウラシマ効果によって別の時間軸を生きるようになっても、届くものがある。
クライマックスに向けて、2人の心の声はどんどん近づいていく。
時空を超えて届く想い、それが『ここにいるよ』の一言。
{/netabare}

切ない余韻が残りますが、
{netabare}
・「見えてきた超光速通信の実用化」という雑誌の見出し
・「帰還の可能性はリシテア号一隻か」という新聞記事
{/netabare}
と、細かいところで希望を残してくれています。

ある程度SFの知識があった方がわかりやすいですが、テーマになっている「心の距離感」は誰でも感じ取れると思います。
「秒速5センチメートル」の雰囲気が気にいった方は、原点を知る意味でも、一度観てみるのもいいかもしれません。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 48

野菜炒め帝国950円 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

三年目ーの浮気くらい大目に見ろよ(微調整)

秒速でお馴染みの新海作品の初期の1つ。
約30分程度。

見たのは随分前だが書こう書こうと思いつつすっかり忘れていた。

ではどういう話なのかと言うと平たく言えば遠距離恋愛もの。只、他の遠距離ものと異なる点は地球と宇宙でのってこと。
未だかつてここまで超遠距離な恋愛ものを描いた作品があったろうか。いや無い。無いよね?多分無い。

今回の恋するお二人の設定は(当時)中学生。
女の子のほうが唐突にロボ乗ってエーリアンと戦いに出かけたため地球に残された男の子のほうは相手からのメールをひたすら待つしかない苦難の日々に。
しかも段々地球から離れていくごとにメールが到着する時間も伸びていき最長なんと8年かかることになる。
並の、あいや普通の男ならこの時点で今まで有難うさようならお元気でってな感じなんだろうけど、そこは我らが新海作品の男の子。待ち続けますいつまでも。
勿論、忠実な犬じゃあるまいし人間なのだから葛藤もあれば迷いもある。当然彼にもソレはある。
その辺りは実際自分の目で見てぴょん。短い作品ながらも上手く表現出来てるんじゃないかと。

しかしまぁこう聞くだけで欝になりそうな話なのだが、そんなことはある。
正直作中そして視聴後もなんて言うか酷く虚しい。いや切ない?

あぁこの感覚が秒速に受け継がれて行くのかと妙に納得・・出来るわけもなくひたすら切ない作品だった。
自分は見た順番が秒速→これ→言の葉だったんでラストどういうふうに終わるのか気になりつつも秒速の悪夢が頭を過ぎりそこはかとなく嫌な予感がしてたのだが、ラストは・・。
とネタバレになるんで興味あったら是非自分でね。続きはwebで。おっとwebは不味いのか。

作画は相変わらず綺麗だねーて感じなのだがそれに反比例して人物の絵がすこぶる微妙な気もしたが、元々この人は背景の人だと認識してるしこの作品もほぼ1人で作ったらしくそこまで突っ込むのも野暮ってもんだろう。
当然、なんで学校の制服着用で戦ってんのかとか近未来設定なのに携帯が古いだの町並みがソレっぽくないだのそのへんに突っ込み入れるのも野暮であると自分は考えるであります。が、突っ込みたい気持ちはすごく分かる。

話自体はさほど特別なものでも無いのに心に来るのが新海作品。
描きこまれた風景画で魅せるのが新海マジック。新海新海をどうぞよろしくお願いします。

ネタ風味になったがこの人の作風自分は地味に好きだったりする。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 43

65.1 2 宇宙船アニメランキング2位
FREEDOM フリーダム(OVA)

2006年11月17日
★★★★☆ 3.7 (268)
1335人が棚に入れました
23世紀、人類は月に移住していた。「科学技術の研究の自由」「地球の渡航への自由」が奪われた月共和国「EDEN」(エデン)では、高度の放射能によって地球文明は崩壊したと伝わっている。一方的に与えられる自由に不満を持つタケルは、本当の自由を求める中で、EDENがひた隠しにしていたある真実に触れてしまう。
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

自由を掴め

森田修平監督作品、
キャラクター&メカデザイン大友克洋。
1枚の写真から始まるSF冒険活劇。

西暦2105年、既に地球の文明は崩壊し、
唯一の生存圏として、
月面に大都市が建設されている。
人々は共和国EDENを宣言し、
都市は緩やかな拡張を続けていた。
{netabare}疑惑の始まりはタケルが見つけた1枚の写真。
地球は本当に死の惑星なのか!?{/netabare}
好奇心はやがてEDENの謎に迫り、
少年たちの運命は大きく動き始める。

日清カップヌードルの有名な、
コマーシャルフィルムが企画の始まりです。
当時大きな話題になりましたね。
疾走する宇多田ヒカルの楽曲に乗り、
大友克洋×バンドデシネ的オープニングは、
今のアニメを遥かに凌駕しています。
物語の完成度はそれほど高くはありませんが、
SF好きなら十分楽しめます。

月と地球、共に生きる。
新世代のフリーダム号はもう打ち上がったのだ。
僕らを希望ある未来へ導くのは、
「想像する力」だろう。
シンプルで美しい作品だと思います。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 44

Zel さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

FREEDOM 自由を掴め。

2006年発売OVA
日清カップヌードル発売35周年記念プロジェクト広告アニメ

監督に大友監督を引っ張ってきて、主題歌に宇多田ヒカルを起用した事で大成功した作品

23世紀、人類は月に移住していた
「科学技術の研究の自由」「地球の渡航への自由」が奪われた月共和国エデンでは高度の放射能によって地球文明は崩壊したと伝わっている
一方的に与えられる自由に不満を持つタケルは本当の自由を求める中でエデンがひた隠しにしていたある真実に触れてしまう

SFアニメをやらせたら大友監督は超一流
全七話という短い中で壮大な物語を見事に完結させた
序盤でまたもやAKIRAのような近未来型バイクでのレースがある
大友監督は本当にカッコよくバイクを書きますね

キャラデザも好みで、登場人物も好感が持てる
是非鑑賞を薦める良作です
アオの魂の叫びのシーンは感動しました
そうそう、広告アニメとはいえカップヌードル食い過ぎです(笑)

主人公タケルを演じるは浪川大輔さん
ブラックラグーンのロックもやってます

ヒロインアオを演じるは小林沙苗さん
ヒカルの碁の塔矢アキラ、夏目友人帳の夏目レイコなどもやっています

投稿 : 2025/01/11
♥ : 11
ネタバレ

oneandonly さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

自由を求める一途な物語

世界観:6
ストーリー:6
リアリティ:5
キャラクター:4
情感:5
合計:26

<あらすじ>
23世紀、人類は月に移住していた。「科学技術の研究の自由」「地球への渡航の自由」が奪われた月共和国「EDEN」(エデン)では、高度の放射能によって地球文明は崩壊したと伝わっている。一方的に与えられる自由に不満を持つタケルは、本当の自由を求める中で、EDENがひた隠しにしていたある真実に触れてしまう。
(ウィキペディアより)

たまたま視聴したYouTubeの動画でおすすめされていたので視聴しました。以下、FREEDOM SEVENも含めての感想となります。

発売から35周年を迎えたカップヌードルの新たなブランディング・プロモーションの一環として、大友克洋を迎えて制作したアニメーションを軸に展開されたプロジェクトのため、食事は全て日清のカップヌードル。久しぶりに食べたくなりました。

大友克洋氏と言えばAKIRA。キャラクターやメカはそれと思わせるデザインでした。{netabare}彼のキャラクターデザインの特徴として、男性は格好良くなく、女性はかわいくない(等身大といった感じ)のですが、本作の柱がボーイミーツガールの王道展開にあるところ、タケルがアオに惚れることの説得力がやや弱いのがもったいないと思いました。別に萌えは必要ないのですが、物語に工夫があるわけでもないので全体的に評価が低めとなってしまいました。{/netabare}

一方、本作を視聴したシーズンではフェアリーゴーンを断念してしまったのですが、それもあって、わかりやすいストーリーはそれだけで評価できると感じました。宇多田ヒカルの歌うOP(くるくる回るアニメーションも)も良かったです。

ツッコミというか、気になったところとして、月の生活空間は地球と同じ重力が働いているようでしたが(タケルらも地球に行って全くその点自然に対応していたので)、月で地球と同じ重力を発生させるのは結構難易度が高そうに思います。スペースコロニーは回転することによって重力を発生させる理論ですが、EDENは月の地表に張り付いているので別の方法になりそうです。

子供の頃は、宇宙の開拓が進んで旅行なんかもできるようになると思いましたが、コンピューター技術はかなり進歩しているはずなのに、月すらも長期間行けていないのですよね。空気なしに生きられない人間にはハードルが高いです。
未来の乗り物と教わったリニアには乗れそうなので、そちらを楽しみにしつつアニメで未来を想像しましょう。

(参考評価推移:3~7話3.3)
(2019.6視聴)

投稿 : 2025/01/11
♥ : 9

68.9 3 宇宙船アニメランキング3位
天地無用! 魎皇鬼 第1期(OVA)

1992年4月1日
★★★★☆ 3.8 (144)
720人が棚に入れました
封印されていた鬼、魎呼を復活させ、様々な事情で地球にやってきた宇宙人たちに振り回される日々を過ごす天地だったが、今度は樹雷王国の力の謎を解き明かそうとする悪の科学者・神我人の陰謀に巻き込まれていく…。

イブわんわん さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

コアなファンが多いのがうなづける傑作

この作品は数年前「kanon」か「AIR」のDVD本編前、紹介プレビューで知ったアニメです。(アニメ歴7年とまだ若輩者ですので・・・)
天地無用!シリーズはサクラ大戦や攻殻機動隊同様作品数が多くどれから見ようかと迷いましたが、OVA1期から見ることにしました。

まず驚いたのが、このアニメが22年前の作品だということです。
作画以外は古さを感じませんし、設定や各キャラ、本線の展開はよく作り込まれた傑作です。

SF・ハーレム・ラブコメ・ちょいHですが、すべてにおいて嫌味がありません。
主人公の天地君がしっかり立っており、優柔不断や女性の気持ちに鈍感という今のハーレムもののようなうっとうしさがないため、楽しく見させていただきました。

3期まで一気見したのでとりあえずこの辺で。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 7

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

生暖かい目でお読みください・・・

 幼稚園の頃テレビシリーズをなぜか見て、肌色率の高さにカルチャーショック&軽いトラウマを受けた(笑)作品です。今の年齢になって視聴してみても、なかなか刺激的ですね。

 いやー、2828が止まりませんね。この時代の女性声優の方たちの声は、どうしてこんなにも魅力的なのでしょうか。特に魎呼役の折笠愛さんの声は、聞くたびに悶えてしまうくらいに大好きです。

 砂沙美役の横山智佐さんによる高い声も非常にかわいくて、(以下略)。高田由美さんも水谷優子さんも(以下略)でした。

 僕は相変わらず、この90年代的な作画が大好きなようです。主にギャグパートで崩れるコミカルな表情の数々は、今の時代のアニメに足りない要素なのではないでしょうか(個人的見解)。あざといシーン(笑)における作画も、今の時代の絵の方がクオリティは高いはずなのに、こちらの絵の方が魅力的に見えます。

 これはOVAなので、テレビシリーズでは表現的にマイルドになったりしているのでしょうか?今後、他のシリーズも視聴して確認していきたいと思っています。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 5

ザカマン さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

思い出深い作品

初めてアニメグッズを買った作品
これが見たくてpioneerのLDプレイヤーが欲しかった
恋愛の才能っていう曲は今でも聞くくらい好き

投稿 : 2025/01/11
♥ : 5

65.9 4 宇宙船アニメランキング4位
メガゾーン23(OVA)

1985年3月9日
★★★★☆ 3.6 (56)
231人が棚に入れました
省吾がB.D.に敗れ去り、何処へともなく去って半年後。軍に智美の殺害容疑を掛けられたという理由もあり、新たな友人のライトニング率いる暴走族「TRASH(トラッシュ)」の元に身を隠していた省吾は、半年ぶりに由唯に再会する。その頃、街では軍に支配されたバハムートにより軍の広告塔と成り果てていたイヴを通して、人々を戦争に駆り立てるメッセージが連日流されていた。しかし、実はバハムートは完全には軍の管理下に落ちてはおらず、本来のイヴとも呼ぶべきもう一人のイヴ(軍によって作り出されたものではない、以前同様のイヴ)が現れ、7Gのオペレーターである省吾に対し、自分にコンタクトして欲しいとの呼び掛けを続けていた。省吾は半年間自分を待ち続けた由唯のわだかまりを身と心で解いて想いを伝えると、本来のイヴに会う為、そして彼女が何を自分に伝えようとしているのかを知る為、TRASHの助けを借りる。その頃、デザルグは本格的なMZ侵攻を開始していた。

声優・キャラクター
久保田雅人、川村万梨阿、荘真由美、冨永みーな、塩沢兼人、宮里久美、高木均、三ツ矢雄二、山寺宏一、鳥海勝美、曽我部和恭、郷里大輔、沢木郁也、板野一郎、小林清志

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

アイコンが有るヴァージョン(内容無関係)

実は他の画像なしのアイコンにも
同タイトルがあり、、、
どちらにコメントしてよいのやら、、、

この作品に出合ったのは遠い昔、
関西で春休みや夏休みにその名もベタな
【アニメ大好き】という特集をしていました。
確か読売系のTV系列で放送しており、
その中のプログラムとして、
シリーズ三作を見たのを覚えています。
確か同時に【ブラックマジックマリオ66】もやっていました。

さて、見直した感想ですが
80年代満開ですね。
作中で語られる全ての事柄が、80年を象徴しています。
流石に話の核心は今では目新しくもありません。
ただ、バイクがロボットになる発想は、この頃から
日本のアニメでは日常ですね。
昔を懐かしく思いながら見せて頂きました。
そんな私の第一印象は、
塩沢兼人健在!ということかもしれません。
後、美樹本晴彦のキャラデザですか

投稿 : 2025/01/11
♥ : 5
ネタバレ

涼宮ハルカスキー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

OVAの先駆け的存在

公開当時VHSをレンタルして視聴しました。
あの頃、OVAというジャンルが遂に市民権を得ることが出来て、TV放映では描けないような過激な内容を、映画よりも小回りを効かせて次々と量産していくぞという風潮の中、本作品はリリースされました。

本作品のコメントで、マクロスの二番煎じという内容が散見されますが、そんなのは当たり前のこと。マクロスのスタッフに次の金儲けのタネとして作らせた作品ですから…

内容としては、そのようなトンガッた目的の為に作られたものなので、インパクトのあるシーンは多いものの、全体のストーリーとしては評価しづらいものでした。

ただ、ガーランドはデカくてカッコイイですねー(AKIRAの金田バイクには劣りますが…) ああいう無茶苦茶なバイクには一度乗ってみたいです。

最後に…
{netabare}あの時代に、バーチャルアイドルを出そうと考えたスタッフのアイデアは評価に値すると思います。{/netabare}

投稿 : 2025/01/11
♥ : 5

plum さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

淋しくて眠れない

1985年発売のOVAですので、さすがに古い作品であることは忌めません。
けれど、すごく心に残っている作品です。

マクロスのスタッフが多く、設定はマクロスに近い部分がかなりあります。また、後のゼーガペインにも通じているところもあると思います。
「今が一番いい時代だって気がする」
この作品で最も有名な台詞ですが、実はその世界は・・・。

キャラクターでは、時祭イヴの印象が強いです。あれが現実になるのも、そう遠くはないでしょう。(声は超がつくくらい棒ですが・・・)ヴァーチャルアイドルということでは、初音ミクが近いんでしょうね。

そしてこの作品で忘れてはいけないのは、やはり「歌」です。マクロス同様、歌とロボットと女の子のアニメです。時祭イヴの歌は、当時を象徴する感じの歌ですが、この2曲は忘れることができない曲です。
「背中ごしにセンチメンタル」(宮里久美 イヴの声の人)
「淋しくて眠れない」(タケウチユカ 後の踊るポンポコリンの人)
その一方、BGMは「なぜこのシーンでそのBGM・・・」ということが多いのはご愛嬌で。


今となっては荒削りな作品ではありますが、後に大物になるスタッフも多数参加しており、一見の価値はあると思います。以下、あまり知識のない私でも、聞いたことのある方です。

■声優
 川村万梨阿、塩沢兼人、冨永みーな、三ツ矢雄二、山寺宏一(デビュー作らしい)
■スタッフ
 石黒昇、板野一郎、平野俊弘、美樹本晴彦、梅津泰臣、結城信輝、北爪宏幸、庵野秀明

投稿 : 2025/01/11
♥ : 5

60.5 5 宇宙船アニメランキング5位
KITE LIBERATOR-カイトリベレイター(OVA)

2008年3月21日
★★★★☆ 3.6 (83)
369人が棚に入れました
前作「A KITE」で肉親の復讐を果たした殺し屋の砂羽は、忽然と姿を消して行方知れず…数年後、都会の闇に一人の少女が軽やかに舞う。死の天使は鮮やかな手口でターゲットを抹殺、再び闇の中へ消えて行った。ごく普通の高校生活を送る少女・百南花(もなか)。その地味で控え目な装いは彼女の一部分。表裏一体のもう一面……それが死の天使、百南花のもう一つの顔だった。彼女の知られざる過去と運命の皮肉に翻弄されながらも決して絶望しないその強さと同時にデリケートで繊細な彼女の心。その眼差しの先に見える未来は!?
少女・百南花が闇を撃つ!!

plum さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

作品としては0点だけれど個人的には好き

まず、ひとつの作品として、全く成り立っていません。

梅津氏がやりたいことを、詰め込んだだけの作品。最大の欠点は、ストーリーが完結していないこと。製作段階で続編の製作が決定していたわけでもないのに、この結末はありえません。ただ監督が自己満足するための作品でしかありません。OPで宇宙ステーションが出てきたときに、ちょっと違和感がありました。KITEを冠しているからには、前作「A KITE」の退廃的な世界観は同じだろうと思っていたから、SFって合わないんじゃないだろうか、と。見終わってみると、やっぱりストーリー的に無理がありすぎたと思います。

劇中に提示される多くの謎、伏線は、全く回収されません。人物の背景も描かれません。例えば主人公の百南花(もなか)は、普通に高校に通っている様子ですが、なぜ殺人を請け負うようなことをしているのか、全く描かれません。人物の掘り下げは放棄されています。DVDが投売りされるのも分かります。

と批判しまくりですが、実は私は好きだったりします。なぜかというと、梅津正臣のキャラクターデザインとアクションが好きだからです。そう、見所はアクションと作画しかないんです。ガンアクションを中心とした動きは、相変わらず素晴らしい。そしてキャラデザは、「A KITE」と比べるとデフォルメが進んでいますが、この人の絵は個人的にかなり好みで魅力的に感じます。特に美少女とおっさんキャラがいいですね。エセ京都弁のヒロイン、なかなか可愛いと思いますよ。逆に、若い男キャラは苦手なのか、興味ないのか、あまり魅力を感じないですけどね。

つまり、梅津氏のアクションとキャラだけである程度満足できるひとでなければ、見る価値はないかもしれません。本人は続編に意欲的ですが、実現する可能性は極めて低そうです。お蔵入りの企画が多いのも、本作を見ればやむを得ない気がします。脚本だけ本職の人を使って、他を梅津氏がやるアニメを期待しましょうか。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 8

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

アダルトからSFへの転換が大失敗でしたね。中途半端だし。

梅津泰臣氏のキャラデザと作画は大好きなので、アニメーションという点ではもちろん言う事はありません。動きも演出もやはり洗練されており、さすがとしか言いようがないです。

 ですが、やっぱり本作は失敗作としか言いようがないです。前作A KITEは、銃器に少しだけSF的な要素はありましたが、映画「ニキータ」のようなテイストのアサシンもの…しかも復讐劇でした。

 アダルトアニメというセックスシーンの描写が入らなければいけない制約があるカテゴリーですが、そのアダルト要素が年相応の少女と裏の世界を生きる女の2面から恋愛も含めた内面を描くことに寄与していました。
 殺人や大胆な性行為の場面と青年といるときの少女の顔の違いが本当によく描けていました。ハリウッドに衝撃を与えた名作にした要因だと思います。エロスとタナトスという面もあるでしょう。

 本作については、SF要素がまずノイズになっていました。もちろん、そのSFの出来が良ければいいのですが、中途半端に終わってしまったために評価に値しなくなってしまっています。そもそもSF的な発想は凡庸でしたし。

 また、梅津氏の女性はMEZZOもそうですがアダルトあるいはそれに近い描写があると、映像も内面も人物が活き活きするので、一般向けにしてももうちょっとアダルトな感じで企画した方がよかったのかなあと思います。ちょっと全年齢を狙い過ぎましたね。

 ということで、作画以外の点数はかなり低いです。続きを企画してほしいけど、もう無理でしょうね。


 

投稿 : 2025/01/11
♥ : 4
ネタバレ

りおんぱん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

A KITEの続編と出してるのに関連性・まとまりゼロ

びっくりするくらい謎のまま終わり、完結もしていない。
最悪です…。

{netabare}
砂羽がいなくなって数年後の話で
百南花が砂羽なんじゃないかな?と思ったけど
小さいころからの生い立ちを観ていると違う…
百南花はなんで殺し屋をやっているの?

展開的にSFになってる

最後、化け物になったお父さんと再開して…で?
終わり!?

A KITEとのつながりの話もないし
続編として出すんじゃなく新しい話にすればよかったと思う。
続編だと思って期待して落とされる。
{/netabare}

投稿 : 2025/01/11
♥ : 4
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