えたんだーる さんの感想・評価
3.3
だれも~が~し~ってる~ ウルト~ラ~のせ~んし~(いや、誰も知らんだろ…。)
…さすがに、「誰も知らん」は言い過ぎ(笑)。
とりあえず、初代ウルトラマン~ウルトラマン80の中では唯一のアニメ作品(当然、他の「ウルトラマン」は特撮)。
本作の翌年の放送が「ウルトラマン80」で、特撮に戻ってしまいました。
本作は「ウルトラマン」なので、製作会社は円谷プロダクションということになっていたと思います。アニメ的には日本サンライズ(当時)が作っていたんでしたっけ?
特に「素晴らしい」とか「面白い」とか褒めるような点はあまりないので、わざわざ観なくても良いと思います。ただまあ、「こんな作品もあったのか」くらいの感じでのレビューです。
主人公のヒカリ超一郎が所属するのは「科学警備隊」という「科学特捜隊」(初代ウルトラマン)と「ウルトラ警備隊」(ウルトラセブン)を混ぜたような名前の組織です。
で、肉体的には「ヒカリ超一郎がウルトラマンに変身」するんですけど、「ウルトラマン」的には珍しく人間とウルトラマンがそれぞれ別人格を保っていたと思います。(他の作品で例えると『鉄腕バーディ』みたいな感じ…?)
面白いのが、変身して戦っていると当然のことながらヒカリ隊員は現場からいなくなってしまうわけで、それを作中でツッコまれて疑惑を持たれたりするあたりですかね。
ウルトラマンとしての戦い方に、あまり目新しいところはなかったですね。基本的には怪獣との格闘と、とどめの光線技。ただ、宇宙戦艦とか出てきてそれはウルトラマン的にどうなのかと…。
あとは直接アニメとは関係ない話なんですけど、他のウルトラマンが特撮なので、共演するために本作のウルトラマン(ウルトラマンジョーニアス)の特撮用スーツが作られたっていうエピソードもあります。
『ウルトラマン怪獣大決戦』などの映画で、ウルトラ兄弟と共演する特撮版ジョーニアスが見られます。