学園祭で続編なアニメ映画ランキング 2

あにこれの全ユーザーがアニメ映画の学園祭で続編な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月11日の時点で一番の学園祭で続編なアニメ映画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

68.2 1 学園祭で続編なアニメランキング1位
きんいろモザイク Pretty Days(アニメ映画)

2016年11月12日
★★★★☆ 3.9 (157)
688人が棚に入れました
イギリスからやってきた高校生、アリス・カータレット! 大親友・大宮忍の家にホームステイしています。アリスに忍、凸凹コンビの小路綾と猪熊陽子、アリスを追いかけてきたもう一人のイギリス人留学生・九条カレンたち仲良し5人組は高校2年生の秋を迎えます! アリスと忍、二人一緒に玄関をくぐれば朝日に照れされてキラキラ輝く通学路。通い慣れた道を小走りに駆けていって、いつもの駅前でいつものメンバーと待ち合わせて。綾に陽子、そしてカレンが笑顔でアリスたちを迎えます。どこにでもあるようで、世界に一つしかない彼女たちだけの大切な日常――プリティ*デイズ! 二度目の学校祭が近づいてきたこの頃、忍の様子がちょっとおかしい!? 「このところ、なんだか朝が眠くて……」いつものんびりしている忍ですが、クラスの演劇で脚本&衣装リーダーを任され、頑張りすぎているみたいです。違うクラスのアリスと陽子も、その様子は気にかけているけれど……果たして忍たちの劇は無事成功するのか、どうなる学校祭当日!?

声優・キャラクター
西明日香、田中真奈美、種田梨沙、内山夕実、東山奈央

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

劇場版も安定のゆるふわ感

原作未読。TV版は1期・2期とも視聴。

1時間と、劇場版としては短い作品ですが、そう感じさせないほど盛り沢山の内容。
ゆるふわ感とちょっぴり感動の物語。
『TV版大好き!』って方には安心してお勧めできる作品です。

本作の主役は綾。
中学生の時の忍と陽子との出会い。
そして、同じ高校に進学するエピソード。
ちょっぴり感動しました。

忍は相変わらず。
『はろーはろわーはろりすと』はさすがに笑ってしまった。

アリスとカレン『そわそわダンス』は必見。

後半の文化祭のドタバタ演劇は、きんモザワールド全開!って感じでした。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 26
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

受験生の皆さんにこのトーテムポールの歌を贈りたい。

原作コミックは五巻まで購読中。

短編アニメ映画一本のために、
わざわざ映画館に遠出するのもどうか?とも思いましたが、
冬の寒さが厳しくなっていく、ここ北陸でも、
一月遅れで映画館で難民向けに期間限定で金髪パワー配給が実施される
ということで行ってきました♪


短さ以上に、日常系だから、ふわふわしているだけで
上映時間が終わってしまうのではw
との懸念もありましたが、
それなりにストーリーもあって難民として
一定の満腹感はありました。


本作の実質的な主役は{netabare}小路綾でしょうか。

要は些細なことで仲間内での自らの存在意義を見失い、
クヨクヨしてしまう、あややの十八番(苦笑)
……あややが悩み出したら、映画一本くらい軽くできますねw


本作はそこから中学時代のあややとシノ、陽子、
三人の進路、高校受験のエピソードから、
あややの存在意義の再確認が行われる壮大な?展開にw

ある意味、『きんモザ』最大の?ミステリーである、
学力壊滅なシノと陽子が、偏差値に大差があると思われるあややと
何故、同じ高校に通っているのか?
という謎も解き明かされます。


この受験奮闘記を鑑賞していて、
ふと、受験と友情についての回顧から、
受験に友情は必要か?という問答が私の頭で回り出しました。

私の現役時代、教師の中には、
勉強は自分一人でやるもの。受験は孤独。進路は自己都合。
みんなでお勉強会なんて馴れ合い。
とお説教なさる方がいらっしゃいました。

確かに、一人で集中して学力を高め、合格を勝ち取ることができるなら理想的です。

ただ世の中、それを貫ける人は少数。
孤独に負けそうになったり、自分だけの視野狭窄に陥り空回りする人の方が多いと思います。

そういう時、進路や勉強について相談できる仲間がいれば心強い。
私も情報交換の中で勉学についても、ふと気付かされた視点が多々ありました。

自分一人で集中する時間も、仲間との情報交換も、
両方あって初めて受験を乗り切れたと私は思います。

だから、もうすぐ受験という大戦に挑む方の中で、
もし一人で煮詰まっている人がいらっしゃったら、
是非、周りとコミュニケーションを図って欲しいと思います。

残された時間はそう多くはありませんが、
アプローチの転換ひとつで一変するのが若者のポテンシャル。

恥を捨てて、周りやあややにしがみつけば、
トーテムポールみたいにニョキニョキ!っと
合格ラインまで偏差値が伸びるかもしれませんよ。{/netabare}


……とゆるふわ日常系で、無駄に熱弁してしまいましたがw
本作はTVアニメ1期の第一話くらいのストーリー内容はある作品。
難民の方なら、一見する価値がある作品だと思います。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 23

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

綾ちゃんたちの美しい日々

この物語は 「ハロー!! きんいろモザイク」の続きのようです。
未視聴の方は、「ハロー!! きんいろモザイク」を先に見てください。


この物語は、どうやら綾(あや)ちゃんの視点で描かれているようです。
そしてこの物語は高校二年の今の出来事と中学のときの思い出で構成されています。
どちらとも楽しく見ることができます。


学校祭でのクラスの出し物である演劇の衣装をつくり続けているシノを手伝うため、シノの家に訪れた陽子、カレン、綾の3人。そしてシノの家に住んでいるアリス。
シノが買い物に行っている間、なぜシノはこの高校に合格できたのかとカレンが陽子に尋ねます。
それほどシノの成績は惨憺たるものだったからです。

陽子は中学のときのシノの様子をアリスとカレンに説明します。それと同時に綾の思い出が始まるのです。

綾は成績優秀で奇麗な少女。でも中学の時に転校してきて不安で不安で仕方ありませんでした。
そのときに最初にできた友達が陽子とシノ。二人とも性格はすごく良いのですが勉強が大の苦手。

高校を選択する際、シノと陽子は近くにある「もえぎ高校」を大変気に入ります。
でも、今の二人の成績では、もえぎ高校に合格することは不可能に近いものでした。

だから…

中学のときの話では、綾の気持ち、綾の優しさが十分に味わえます。

そして高校での学校祭の演劇当日、それはそれは、とても味わい深い出来事でした。
シノの頑張りに応えようとする綾、綾の頑張りに応えようとするカレンやアリスや陽子。
見ていて思わず笑顔になります。


金髪でもなく、シノとの古い付き合いでもない綾は、シノから親友と思われているか不安でたまりませんでしたが、シノのおバカな行為が綾の不安を払拭してくれました。
シノのおバカな行為は普通みんなからは顰蹙(ひんしゅく)を買いますが、このときだけは綾の心を救ってくれましたね。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 17

77.8 2 学園祭で続編なアニメランキング2位
劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:Re:(アニメ映画)

2024年8月9日
★★★★★ 4.3 (15)
78人が棚に入れました
テレビアニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」を再編集した2部作の後編。
バンド活動に憧れギターを始めるも、極度の人見知りで陰キャなため、高校ではいつも一人ぼっちで過ごしている“ぼっちちゃん”こと後藤ひとり。ある日、ひょんなことから、ロックバンド“結束バンド”でドラムを担当する伊地知虹夏に声をかけられたひとりは、バンドに加入。リードギターを担当することになったひとりは、ベースの山田リョウ、ギター&ボーカルの喜多郁代ら個性的なメンバーと共にバンド活動に励む。
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

喜多ちゃん視点キターン✨️

【物語 4.0点】
前編『Re:』はTVアニメ8話分、後編は『Re:Re:』は残りの4話分。
続きを描いた追加シーンとかで尺を埋めるのかな?とも思っていましたが、目立った追加はOPアニメとその周辺や小ネタくらいで。
92分から77分に短尺化して4話分をじっくり見せる構成に。

前編は尺不足、後編は素材不足の懸念もあったわけですが、
前編は虹夏とぼっちちゃん、後編は喜多ちゃんとぼっちちゃんという軸を定めて再構成することで、
スッキリと見易い、伝えたいテーマやカップリングがより伝わってエモい、
有意義な総集編になったと思います。

特に喜多ちゃんから見たぼっちちゃんの視点を強調する編集は、
学園祭ライブの感動度アップに貢献。

ひとりぼっちだと思い込んでいた後藤ひとりを見てくれていた人は喜多ちゃん他たくさんいたことを再認識する。

かつてギター弾けると見栄を張っていた喜多ちゃんが、結束バンドのために一生懸命練習を積み重ねている。
その喜多ちゃんの成果は{netabare} トラブル時のアドリブ{/netabare} で発揮される。

これらの伏線がTVアニメの各話間の壁に遮られることなく、
スムーズにクライマックスへと繋がっていく心地よさ。

個人的にはTVアニメ版よりも納得度の高い学園祭ライブでした。


【作画 4.0点】
アニメーション制作・CloverWorks

前編に引き続きライブシーンは臨場感重視の編集。
モノローグを抜いて、ライブ会場の空気を強調することで、
映画館ならではの没入感をアップする。

TVアニメ版では回をまたいだり、OPタイトルで区切りも入った学園祭ライブも、
本総集編なら通して入り込むことができます。
後藤、起死回生の演奏も、{netabare} 体育館床への直撃ダイブもw{/netabare} シームレスに楽しめます。


クリーチャー後藤の七変化だけでなく、喜多ちゃんの陽キャオーラもスクリーン一杯に広がります。
が、喜多ちゃんの代名詞「キターン」は案外少なめだった印象。
ただ、その中でも{netabare} 喜多ちゃんのオムライスを美味しくする魔法{/netabare} は大迫力の陽キャ光線を身体一杯に浴びる多幸感溢れる不思議体験でした。


あとは改めて、夏の江の島って良いものですね。
夏公開にした意味はあったと思います。
夏の終わりに{netabare} セミのお墓を作ること{/netabare} などないようにw本作を観て素敵な夏の思い出を作りましょう。


【キャラ 4.0点】
夏の江の島から学園祭ライブまで通じて、
主人公・後藤ひとりがみんなと何かをやる楽しさに触れて変わっていく様を強調した総集編でもあったと思います。

そんなぼっちちゃんを陽向へ連れ出すのが陽キャ太陽・喜多ちゃん。
今回は友情を進展させるなら嘘でも良いのかというテーマについても考えさせられる編集でした。

冒頭、{netabare} リョウに近づくために、ギター弾けると言った嘘の処理に悩む喜多ちゃん。
中盤、ぼっちが学祭無理だわとゴミ箱に捨てた、文化祭参加申請の用紙。
喜多ちゃんは、ぼっちちゃんの凄さを他の人にも知ってもらいたいと、
間違って知らずに出しちゃったと嘘を付いて、ぼっちを学祭ライブにいわば強引に引きずり出す。
でも、最後は、喜多ちゃんも、ぼっちちゃんが学園祭出るのやめたの知っていて、敢えて参加用紙提出しましたと謝罪。
ぼっちはむしろ感謝してますとなだめる。{/netabare}

仲間内であっても、やっぱり心の引っ掛かりになる部分はちゃんと取っておいた方が良いなと再認識させられる構成でした。
その観点から、後藤にたかるベーシスト2人の借金返済&謝罪カットwはギャグシーンとしてだけではなく、物語の上でも意味のある場面だったのかなと思いました。


【声優 3.0点】
※後編もほぼ新規収録なしと思われるので基準点。

が、音響は総集編に当たって、セリフ、音素材を全て貼り直しているとのこと。
上記のライブシーンにて、モノローグを引いた所に、TVアニメでは未使用だった素材も入れて、より臨場感が増すように調整したり。
細かい仕事が、新鮮な気持ちで物語を再見できる原動力となっています。


【音楽 4.0点】
OP主題歌は結束バンド「ドッペルゲンガー」
位置付けとしては、{netabare} TVアニメ版ではカットされていた台風ライブの3曲目も兼ねる。{/netabare}
ファンとしては嬉しい演出。
映像使用ver.は、波乱が続いて、起伏が激しかった結束バンドのメンタルを反映するように、色々とはみ出してる感を醸すように微調整されているとのことで、
整った配信リリース版と聴き比べるのが楽しみです。

前編同様、ダイジェストとして流される場面では、結束バンドの楽曲群を挿入するファンサービス。
TVアニメ放送終了後も新曲を出していた同バンドですが、
今回はその中から「青い春と西の空」も起用されサマー映画ムード盛り上げに一役。

ED主題歌は{netabare} ASIAN KUNG-FU GENERATION「Re:Re:」を後藤ひとり役・青山 吉能さん歌唱でカバーしてタイトル回収するオマージュ精神。
(『バイオハザードRE:』?とか何かループする?とか的外れなこと考えていた私が恥ずかしいですw完熟マンゴーのダンボール箱下さいw){/netabare}
最初はインスト曲?と思うくらいイントロもアウトロも長い楽曲。
出だしからサビを歌う曲が多いトレンドの中、
ジックリ温めるバンド曲も一周回って良いものです。


【余談】
幕前・マナー動画より。
{netabare} 映画館に雑草を持ち込むリョウ先輩は面白すぎて映画に集中できないので、
ライブハウスに追放で良いと思いますw{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 18
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

喜多ちゃん

原作未読 92分

劇場版総集編の後編でテレビ版の9話〜12話、みんなで江ノ島に遊びに行くの話と学園祭のお話を中心に描かれています。

入場特典は、原作者の描き下ろし冊子とミニ色紙(私はひとりちゃんと喜多ちゃんVer)でした。

虹夏ちゃんとリョウちゃんの小噺があり、本編が始まりました。

ひとりちゃんが主人公なので一番目立っていましたが、何方かと言えば喜多ちゃんメインのような感じでした。

劇場版しか観られないカットも多く、テレビ版4話をうまく纏めていましたね。

何と言っても学園祭の演奏を映画館で観れたのが良かったです。

最後の纏め方も良かったですね。 {netabare}ひとりちゃんの人生の歩みを巻戻ししたシーンは締め方としては良かったです。 {/netabare}

特にサプライズはなかったのですが、続きが観たくなりました。

音楽作品なのでOP、挿入歌、EDと盛り上がりましたね。

最後に、今回はいつも行く劇場と違う劇場に行ったのですが、本編前の色々作品の予告編などが長くて長くていつ本編が始まるのかと思って観ていましたw

投稿 : 2024/11/09
♥ : 14
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