学園祭で生徒会なおすすめアニメランキング 12

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの学園祭で生徒会な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月24日の時点で一番の学園祭で生徒会なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

55.1 1 学園祭で生徒会なアニメランキング1位
愛・天地無用!(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (108)
573人が棚に入れました
天地、女子高校教師になる!?
またもや鷲羽の起こした問題から、世界が大ピンチ!
世界の危機を救うため天地が順愛学園という女子高へ教育実習生としてもぐりこむことに。
天性の巻き込まれ体質の天地には赴任した早々、数々の問題が降りかかる。

そして、それはまさに、天地の苦難に満ちた教師生活の始まりとなる…。

声優・キャラクター
菊池正美、東山奈央、大地葉、優木かな、M・A・O、深田愛衣、田辺留依、佐藤あずさ、川澄綾子、折笠愛、七緒はるひ、横山智佐、水谷優子、小林優子

76.4 2 学園祭で生徒会なアニメランキング2位
ハヤテのごとく!! 第2期(TVアニメ動画)

2009年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (919)
6252人が棚に入れました
あなたは知っているだろうか?この日本に想像を絶する金持ちがいる事を。
知っているだろうか?その跡取り娘に、全くの偶然から仕えることになった、借金まみれの少年執事がいる事を…。
少年の名は綾崎ハヤテ。主である三千院ナギの恩義に報いるため、日夜一流の執事となるべく努力しているのだった!!

声優・キャラクター
白石涼子、釘宮理恵、田中理恵、伊藤静、生天目仁美、松来未祐、井上麻里奈、中島沙樹、矢作紗友里、中尾衣里、浅野真澄、高橋美佳子、植田佳奈、堀江由衣

ぱるうらら さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

第1期からジャンルが変わってラブコメに...。

『ハヤテのごとく!! 2nd season』は漫画原作、2クール(全25話)の執事系ラブコメアニメです。


ハヤテ第2期は第1期と異なり、ストーリーが原作通り(コミックス第)になっております。
そして制作会社が変わったことにより作画も大きく変化しました。主観的なのですが、登場人物皆が以前よりも丸みを帯びて幼くなったように見えます。言わば、少々デフォルメ化した様な感じでした。それは制作会社が変わった事だけで無く、原作の登場人物の作画自体が徐々に変化しているという事もありますが...。
しかし、以前よりも表情が柔らかくなったため、恋愛における喜怒哀楽が特に強調されるようになったと思いました。少なくとも表情がギャグ向けから少し離れたといっても良いのでしょう。
主観的には特にマリアが変わった気がします。(劇場版においてもマリアに違和感を覚えました)


第1期は原作の内容を程ほどに加えながらアニメオリジナルの話を多く取り入れており、それはそれで結構面白かったです。
それに比べると、第2期では笑いの要素が随分と減ってます。ギャグの要素よりも恋愛の要素を重視しています。
放送時間帯が朝から深夜になったと言う事もあり、内容的にも視聴者の年齢層が大分変化したものと思われます。


今作は原作に忠実なので、漫画のような動きの無いモノクロよりも、カラフルで動きが付いたアニメーションの方が良いと云う人も多いかもしれませんね。私はナギがくぎゅであればそれだけで満足。

また、1期と2期においてどちらの方が良いかと言われたとしても、正直の所わかりません。どちらも狙っている路線(ギャグ路線・恋愛路線)が異なるので、まぁあまり比較は出来ません。

ということで、第1期も第2期も、そして原作の方もおススメです。(最近では原作のストーリーの傾向が随分と変わってしまいましたが…。)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 26

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

けみかけ的「ハヤテ」をラブコメとして楽しむため、グルメなヲタのあなたにオススメする調理方法☆

2期ということはこのアニメには1期があるわけです


1期はハヤテという作品の特徴である「パロディギャグ」を惜しみなく投入しまくり、
日曜朝4クールという長丁場なこともあってか、季節柄に合わせた時系列へ再構成したオリジナルストーリーでした


ようは原作とは違うんですが、このパロディギャグというのが曲者でして
元ネタがわかんない人には最後までわからず仕舞い
版権に関わる部分はいわゆる「ピー音」入れまくり
何がなんだかわかんないままドタバタと話しが進むがナントナク笑える
結果【ハイコンテクスト過ぎる不条理系カオスコメディ】と化していて、原作の方で最も需要たる「恋愛」要素が軽薄になってしまいました
正直好みがあるでしょうが陳腐さを感じましたね


2期ではスタッフが総入れ替えされ、1期からそのまま時間軸を引き継いだものの、
以後の展開に関しては原作通りに路線変更しました


そんな中でもパロディギャグに関しては全体的に控えめにされ、
逆に恋愛に絡むエピソードへの演出には特に気を配っているように伺えます


これは逆に1期からハヤテに入ったファン層を裏切る形となってしまいますが、
オイラとしては「ハヤテの醍醐味は恋愛要素(ラブコメ)にあるでしょ」と思いますのでこちらの方が魅力を感じます


新スタッフには【せんせいのお時間】【瓶詰妖精】で地味ながら堅実な仕事をしてくれた
岩崎良明×白根秀行×J.C.STAFF
(シリーズ構成は黒田洋介と共同)
さらに新キャラデザに【ゼロの使い魔】の藤井昌宏


1期では長丁場ということもあって作画には『安定感』を求められていたが(38,39話は例外)2期ではさらに『高水準』な作画を見せてくれており、全体を通してよく動く
端的にこちらの方がクオリティが高いです


さてさて、前述の通り『1期』を導入としてしまうと『2期』には違和感を感じる方が多いようです
しかしながら2期は「既に導入は終わっている」という前提で話が進んでしまうので、「2期から入る」のは少々難解かもしれないです


そこでけみかけ的に回りくどい提案なのですが・・・
「原作をサクッと5巻まで読んでいただく」
ここまでしていただければ原作6巻以降に相当する2期へそのまますんなりと入っていただけ、ハイクオリティなラブコメを存分に楽しんでいただけると思います


少々めんどくさいですが4クールある1期を見るよりは圧倒的に楽かと思いますので、オススメです


余談ですが2曲あるED曲とEDアニメーションはどちらも素晴らしいですね☆

投稿 : 2024/11/23
♥ : 15

U-tantan-U さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

3期と映画化決定だね若本さん!

1期がすごく良かったので続けて完走できた2期です。


1期同様、パロネタ等のギャグが散りばめられており安定の出来です。作画は崩壊とまではいかないですが、個人的には1期のほうがよかったのかな?と思いました。ただ気になるレベルではないので全く問題なかったです^^


1期よりもどちらかというとラブコメ要素が多めな気がします。ヒナギク可愛いよヒナギク。
歩とヒナギクにスポットが当たることが多くなって、バレンタインの歩と観覧車でのヒナギクの反応とかが可愛かった記憶があります^^結構前に見たので定かではありませんwもしかした1期だったかもしれません^^;w


ただ、1期2期あわせてのMVPはハヤテでもヒナギクでもナギでもありません。ナレーションです!
ナレーションはあの若本さんが担当です。あの声のナレーションとツッコミがハヤテの面白さを助長させている。冒頭はあー今週もはじまったかーという一種の儀式みたいな感じでした^^

1期と2期あわせて80話近くあるのでなかなか大変ですが、3期と映画化確定なのでぜひぜひ^^

投稿 : 2024/11/23
♥ : 12

65.3 3 学園祭で生徒会なアニメランキング3位
大図書館の羊飼い(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (648)
3997人が棚に入れました
学生数5万人、教職員8000人を数える国内有数の学校法人「汐美学園」。数多くの学生寮、各種スポーツ施設はもちろん、カフェレストランから路面電車まで備える充実ぶりで、特に「大図書館」は国立図書館に次ぐ規模と言われている。筧京太郎はここ大図書館で、幽霊部員だらけの「図書部」に所属し、一人ゆったりと本を読んでいた。

4月。どんな願いでも叶えてくれることで有名な謎の羊飼いから「今日、貴方の運命を変える出来事があるでしょう」というメールをもらった筧は、白崎つぐみと知り合う。友人の桜庭玉藻とともに学園をもっと楽しくするための活動を始めていたつぐみは、玉藻や筧の友人・高峰一景とともに図書部へ入部する。

声優・キャラクター
間島淳司、米澤円、斉藤佑圭、山本希望、仙台エリ、種﨑敦美、森久保祥太郎、中島沙樹、佐藤利奈、柏木美優、瑞沢渓、大地葉、楠大典、鶴岡聡

道明寺桜 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

1クールギャルゲアニメ歴代最高の作品

ヒロイン勢が全員可愛く個性的で、悪友キャラも良い味を出しています。
主人公も特別格好いいとまではいかないかもしれませんが不快さがなく、スムーズに視聴者の分身として受け入れやすいキャラとして描かれて好感が持てます。


ストーリーや設定においては、基本的に現実と大きく差があるようなファンタジー面や未来的要素は多くありませんが、現実に存在しない規模を誇る学校を舞台とする点、人々の人生を軽く手助けして導く羊飼いというファンタジーであるがファンタジーすぎない存在が良い具合に世界観の味を引き出しています。

また、サブヒロインやサブキャラも交えて織りなす学園の日常の描写がとても楽しく、萌えと笑いに富んでおり、シリアス面も含めてバランス良く楽しめるストーリー雰囲気が構成されています。


この作品のように、メイン格のヒロインが平均5人前後いる美少女恋愛ゲーム、いわゆるギャルゲーを原作とするアニメを、
1クール(10~14話)でそれぞれのヒロインの魅力を引き出しながらストーリーとしてもまとめるのはかなり難しいことだと思います。

そのため、1クールでギャルゲー原作をとするアニメを作ると中途半端な打ち切り的な終わり方になるか、中心的に描くヒロインを絞るかという形になりやすいのですが、

大図書館の羊飼いは玉藻ちゃんの描写は比較的少なくなったものの、上手い具合にメインヒロイン全員の魅力を表現しつつ、メイン格の中のメインであるつぐみちゃん&凪ちゃん2人の魅力と見せ場を多く用意し、ストーリーとしてもきっちりまとめられていて素晴らしいです。

特に最終話視聴後のなんともいえない心地良い余韻はギャルゲーアニメというジャンルの枠を外して見ても最高クラスのものでした。


各キャラの声優も非常に声質・演技力ともに魅力ある人を揃えていて作品の魅力を補強するのに大きく貢献しています。

音楽面でもOPテーマとEDテーマが当然のことながら作品に合っていますし、単体の曲としても良い曲だったと思います。


1クールギャルゲー原作アニメを作る時のお手本にするべき作品というぐらいの価値があります。各種スタッフには賞賛と感謝を捧げたいです。


余談となりますが、サブヒロインも含めて今作にて焦点が大きく当たらなかった中にも魅力的なキャラはまだまだ多くいるので、番外編などがあっても面白くなると思います。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 3
ネタバレ

おんみょん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

おっとこれは・・・→ええやん!

1話だけ見た感想。私の好きなジャンルですね。ギャグ線良し。キャラもかわいい。エロい。申し訳程度のシリアス性がいい味だしてる。楽しみ。

追記
全部見ての感想。ハーレムアニメの王道。たかみねくんの出番が少なすぎるのはまあかけいくんが主人公だししょうがないけどあまりにもアレ。

個性豊かな女共で大変よろしかった。それぞれ悩みを抱えていてそれが解消してゆく流れも良かった。そのせいか、メインヒロインであるはずのしらさきちゃんの出番が中盤少ないと思ったけど・・・うん。

個人的に好きなキャラはせんりちゃんかな。人前では何の気なく接してるのに2人きりになると急に攻めるスタイルがもう最高。

{netabare} 中盤あたりからキャラの心情に迫るシーンが増えて(ここで最初の伏線回収)グダらずに楽しめた。ただかけいくんの家庭についての供述があまりにも端的で、ラストのお父さんでしたドッキリにはそこまでの衝撃はなかった。{/netabare}

なかなか良い完成度のアニメではないでしょうか。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 3

バニラコーク さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

いやいや、良いじゃない!

見終わって直ぐの感想。
基本評価は気にしないのですが、見る前の参考
位にはします。それを踏まえて
いやいや、良いじゃない!
そりゃ、あら探ししたらきりがないですが
こういった心情描写は好きだなぁ。
良いか悪いかは別にしてアニメを見てるといつも
無意識に自分を投射してると言うか
入り込み過ぎてると言うか、どうも自分のまわりの
なんて事ない日々と重なる部分を探している気がする。
それぞれの人物の心の模様を鮮やかにするツールが
羊飼い。主人公はいい感じで自己主張がなくて
入り込みやすい。学園の設定はやはり様々な人となりが表現出来るし
何色にも染まる感じで好きだなぁ。
それぞれの悩みや出来事ひとつひとつは
よくある話なのかも知れない。
でもそれが集まって彩りとなっているのだなぁ。

ここで書いた事見直したら、、、
俺は何て改行がヘタなんだ、、
語彙もない、思ってる事の半分も表現出来てない。
物を書いたり表現したり出来る人って凄いね。

とにかく、素敵な作品だと思いました。
ダメな感想文だなぁ。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 4

65.0 4 学園祭で生徒会なアニメランキング4位
乙女はお姉さまに恋してる(TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (341)
2000人が棚に入れました
宮小路瑞穂は容姿端麗・文武両道だがちょっと気弱な財閥の御曹子。彼の運命は祖父の死をきっかけに一変することになる。なんと祖父は瑞穂を女子校である聖應女学院(PS2版では聖央女学院)に転入させるとの遺言をしていたのだ。無理矢理女装させられ男であることを隠して転入した女学院で、瑞穂はその美しい容姿と嫋やかな振る舞い、優秀な成績から、次第に生徒達の注目を集めていく。やがて、男でありながら全校生徒を代表する"お姉さま"である「エルダー・シスター」として崇められることになってしまう。

声優・キャラクター
堀江由衣、松来未祐、浅野真澄、たかはし智秋、新名彩乃、神田朱未、後藤邑子、木村まどか、榊原ゆい、真堂圭、野川さくら

がおがお~! さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

意外と見入ってしまいマシタ!!

女装、お嬢様学校、ラブコメ?アニメですかね~。
ほのぼのとしていて見やすく、どんどん観てしましました~!一様主人公は男なのでラブコメ的な感じです、個人的には≧(´▽`)≦アハハハ

全体的に物語の展開はよくあるものだとは思いますが、結構楽しめる作品で、少し、ほんの少しだけですがいい話と思った場所もあったので、心温まるような感じにもなれるいい作品だと思います。
時間があれば観てみてはいかがと!!!

投稿 : 2024/11/23
♥ : 3
ネタバレ

disaruto さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

たまには“男の娘”でもいかがですか?

制作はfeel.で原作はゲームです。
ジャンルは学園ラブコメ(疑似百合、男の娘)です。


主人公の鏑木瑞穂は容姿端麗・文武両道だが、ちょっと気弱な財閥の御曹子。
彼は祖父の遺言により、聖應“女”学院へと転入することになってしまう。
彼は女装して「宮小路瑞穂」と名乗り、学園生活を送ることになる。


きっかけは友人が本作のゲームが好きで、かつアニメも結構良かったと聞いて。
似たようなタイトルのゲームは以前見たことあったのですが、アニメは若干タイトルが違いますねw
大人の事情というか、配慮というか。


男の娘モノの走りと言われている本作。
丁寧に作られていて好感を覚えます。
この手の分野だとえっちいことが多いですが、全然気にならなかったです。
これはひとえに主人公の魅力が強い(というか女性にしか見えない)点が大きいでしょう。
ストーリー全体が明るく爽やかな雰囲気なので、そこも良し。
恋愛描写も後半までは出てきません。

あと、ハーレムものなのにハーレムにまったく見えないのが上手いw
疑似百合としても楽しめます。
個人的には“エルダーシスター”“お姉さま”が「ストロベリー・パニック」を想起させました。
明るい「ストパニ」的な?
「ストパニ」も前半は明るいけどねw


ストーリー展開はゲーム原作らしく、一人一人のルートをたどっていく王道のもの。
事情を抱えた少女たちを、“お姉さま”こと宮小路瑞穂が優しく導いていくスタイル。
いやね、お姉さまが本当に素敵なんですよ、これが。
貞淑を絵に描いたような雰囲気なのですが、ここぞの場面で漢気を発揮するあたりとか。
{netabare}紫苑さんを抱えて走るところとか、奏ちゃんをいじめから守るところとか、貴子さんを暴漢から救うところとか。{/netabare}
女子高にこんな人がいたら、惚れますわw
私も危うく道を踏み外しs(ry

ヒロイン全員分のルートをとりあえず回収しなけらばならないので、その点で若干くどさはあります。
でも、そこまで気にするほどでもないかな。
気になったのは最終回のまとめ方。
ちょっとどっちつかずなので、ここは好みが分かれそう。


総括して、個人的にはなかなか楽しめました。
erg原作は舐めちゃいかんです。
百合好きな方も楽しめるかと。
主人公男だとか、そんなのすぐに忘れるからw
どうでもいいですが、お姉さまと貴子さんは世界史の授業中に喋りすぎw

投稿 : 2024/11/23
♥ : 35
ネタバレ

芝生まじりの丘 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ストイックな秀作

多分ルート分岐のある長い原作をいろいろカットし、つないでいるのでしょう。展開の早い印象は否めないけれど、同時にそのおかげで無駄なくコンパクトで充実した作品に仕上がっていると思います。原作やっていませんがゲームのアニメ化としてはかなりうまくやれているのではないでしょうか。与えられた話数の中でその手腕は見事だと思いました。

また、ストーリー自体も、ソツのない出来だと思います。

ストーリーを魅力的にしている要因のひとつは女装設定の使い方でしょう。女装モノは他にもいろいろありますが、この作品の魅力は、女装する主人公アクのなさです。原作はエロゲみたいなので、なんやかやとあるかもしれませんが、本アニメでは、女装モノとしてありがちな、主人公が男の下心から女装の状況を利用してスケベしたり、ラッキースケベで勃○して困ったり、、とかそういう展開はありません。女に向ける性欲の牙は、そこらの男の100倍小さいですね(それはそれで非現実的ではありますが)。この中性さは、主人公を、男性にも感情移入しやすく、同時に本作のメインヒロインといって過言ではないほどの魅力的にすることに成功しています。こんな説明だと昨今の男の娘的なキャラかと思われるかもしれませんがそういう媚びはないです。その結果単なるハーレムものとも、女装ものとも、百合ものとも、少し違ったうまい立ち位置に作品を置くことが実現できていると思います。
同じ女装モノではプリティフェイスに近いかな。

遺言に従い女装で女子校に編入という設定などは現実離れしすぎだ、という意見もあるようですが、これはそういう無理な「もしも」の設定を受け入れて楽しむものでしょう。
({netabare}割と元気に演説、ダンス、水泳とかしてる紫苑さんがただ壇上で少し話しただけで失神、そしてその失神中彼女のことを乱暴にお姫様抱っこし走り去る主人公の行動を皆が賛美してる、{/netabare}とかいった御都合主義なステレオタイプ展開はそこそこ重要シーンであるだけに、いささか強引すぎにも思いましたが。)

そして、それぞれの話のストーリーも、大きなインパクトには欠けるものの、無難ながら無理のない王道のテーマを持っており、かつ、悪人をつくらぬよう皆にフォローを入れ、痒いところに手が届くようなしっかりした構成をなしていて、丁寧に作られているのを感じます。最終回の誰も傷つけないような終わり方もそういうソツのなさを象徴しています。主人公にもエルダーシスターにふさわしい成長が描かれますが、あまり主人公本位にもならず、各人が皆に助けられながら同時に自分で問題に向き合っていこうとしていたのも爽やかで好印象でした。
しいて言えば、本来メインヒロインであろう紫苑(さん)があまり触れられなかったことはは少し残念ではありましたが話数の都合上や物語の整合性、バランス上仕方なかったのでしょう。

主人公、ストーリーのアクのなさは、無難で無味乾燥ともとれますが、それゆえに生じた爽やかで優しい世界は耐え難い魅力です。
堅実ながら秀逸な佳作と言って良いのではないでしょうか。

ところで、{netabare} 最終回の最後で学院長が担任の緋紗子先生に対して、「それもよいのではないでしょうか、幸穂さん」と言っているので、担任は実は主人公の母?と思ってしまいましたがそういうこともないようですね。文脈的にちょっと変ですが、今は亡き幸穂さんに向かって言っているということでしょうか。(ソコダケガヨクワカラナカッタ){/netabare}

-------
2回目見終わった。
古めかしいとも思わないけれど、今はもう終わってしまったある時代のデザインだなあと思う。少し寂しい。
多分原作はエロゲだったと思うが、エロ描写入ったら途端にげんなりするなきっとこれ。
1回目の新鮮さはないが、愛着を確かめた。
良いところは、序盤はTS的に困る瑞穂の心理描写を入れるが、徐々にそれを減らしていき、ヒロインエピソードではほとんど、入れていないところかなと。
もはや、瑞穂ちゃんは感情移入されるエロゲ主人公ではなく、一人の"エルダー"となっているのだ。
このへん、原作ではどうなっているのか知らないが、ギャルゲ主人公なのにそれらしさがなくて良い感じ。
"主人公対ヒロイン"だけでなく、ヒロイン同士の描写も色々出来ていて良い。
語っている論理には、結構適当なものが多いけど、雰囲気良いから許す!
あと主人公が一番人気高いヒロインなギャルゲって良いね。
推しはまりあと一子ちゃん!

投稿 : 2024/11/23
♥ : 1

71.4 5 学園祭で生徒会なアニメランキング5位
マリア様がみてる(TVアニメ動画)

2004年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (355)
1894人が棚に入れました
憧れの小笠原祥子に身だしなみを整えてもらった事をきっかけに、福沢祐巳が薔薇の館を訪ねると、学園祭の劇について揉めていた。王子役として花寺学院の生徒会長が来る事を聞き、シンデレラ役の祥子が辞退を望んだ為である。
役から逃げる為に祥子は祐巳を妹にすると言うも、祐巳はその申し出を断る。話し合いの末、学園祭までに妹にできたら降りてもいいが、その代役は祐巳が務める事になる。
祐巳もその時に備えて練習に加わり、周りに溶け込んでいく。王子役の柏木が同性愛者である祥子の婚約者だと知った祐巳は、役を引き受けようとする。
しかし祥子は同情を嫌い、申し出を受けずに役を勤める決心をする。学園祭が終わり、もう祥子と会う事もないと黄昏れる祐巳に、祥子がスールの申し込みをした。そして祐巳は、その申し出を受け入れるのであった…。


声優・キャラクター
植田佳奈、伊藤美紀、池澤春菜、伊藤静、能登麻美子、豊口めぐみ、佐藤利奈、甲斐田裕子、斎藤千和、下屋則子、大原さやか、檜山修之、市来光弘
ネタバレ

ワタ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

百合というジャンルを広く知らしめた偉大な作品

マリア様の庭に集う乙女たちが、今日も天使のような無垢な笑顔で、
背の高い門をくぐり抜けていく。
汚れを知らない心身を包むのは、深い色の制服。
スカートのブリーツは乱さないように、白いセーラーカラーは翻らせないように、
ゆっくりと歩くのがここでのたしなみ。
私立リリアン女学園。ここは乙女の園・・・。


毎回アバンで流れるこのナレーションが本作の独特な世界観を見事に表現しています。
というわけで、本作に頻出する専門用語をここでクドクドと説明することはしません。
”山百合会”所属の主人公、福沢祐巳は”ロサキネンシス・アンブゥトン・プティスール”であり
小笠原祥子とは”スール”関係にある。とか言われても初見の人は意味不明でしょうw
でも本作を見てハマりさえすれば、そういった専門用語も自然に覚えられると思います。

あー、ちなみに上記のナレーション、コピペしてませんので。余裕で全文暗記してますので。ww


原作は女性向けの小説。アニメ化の影響により、男性にも支持されるようになりました。
wikiに書いてあったけど、現在では読者の8割以上が男性らしいです。

そう、元々は女性作者による女性向けの作品なんですよね。
学園内を主な舞台とし、優雅で可憐で上品な乙女達の人間関係を中心に描く本作は
「閉じた世界観」であると言えなくもないですが、実際はちょっと違っています。
純粋培養されたお嬢様ばかりでなく、俗っぽさが目立つキャラだって普通にいるし
男キャラも出てくるし、物語にも普通に絡んできます。(出番自体は少ないですが)
{netabare}男と交際してるヒロインもいるし、チラっと触れられる程度ですが援交少女もいますww{/netabare}
アニメ版は多少軽減されてますが、女性作者特有の生々しい部分も割とあったりするんです。

それでも私は原作の方が好きですね。心理描写が非常に細やかで惹きこまれました。
そういった意味でアニメ版には若干の物足りなさがあります。作画も崩れ気味ですし・・・
ただ、豪華声優陣による気品溢れる演技、作品の雰囲気とマッチした音楽など
アニメはアニメで十分楽しめるし、一見の価値ありだと思います。

マリみての影響で私は完全に百合に目覚めてしまいましたw
一時期は同人誌を買い漁ったりネットに掲載されてる二次創作漫画やSSを読みふけったり
異常な程に熱中してましたね。なんというか、これ程妄想を掻き立てられる作品もないです。


原作の引き伸ばしがあまりに酷いので熱はすっかり冷めてしまいましたが、
百合ブームの火付け役であり、百合というジャンルを広く知らしめた本作の功績は偉大です。
後続の百合作品とは一味も二味も違う独特な世界観。
百合に興味がない方も、一度観てみることをお勧めします。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 39

シェリー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

"スール"が見せてくれたもの

「リリアン」という女子校で静かな物音を立てて起こる群像劇。
主人公には祐美がいて、メインステージは「山百合会」と呼称される生徒会。
けれど派手で華々しいエピソードはなく、ささやかれる物語は常にとても個人的なものごとになる。
それは誰かと誰かのお話。

厳しい校則はなくとも淑女たる振る舞いを保ってきたリリアンの生徒たち。
それは上級生と下級生の結ぶ「スール(姉妹)」という関係が伝統として今も続いているから。
ある上級生は気に入ったある下級生を選び、選ばれた下級生も憧れの先輩の傘の下に入る。
親密な2人の間では当たり前のことを教え、たわいもないおしゃべりをし、また秘密を共有する。
先輩後輩の関係ではなく、友達でもなく、スールである彼女たちの間には誰も入っていけない絆がある。
容姿ゆえか、恋ゆえか、欠点ゆえか。彼女たちは強く、また深く、強烈な花の匂いに惹かれる蜂のように互いを求め合う。
そこには他人が踏み込んではいけない境界線をはっきりと感じ取ることができる。
互いに求め合ったその中に大事なものは隠されている。開けてはいけないパンドラの箱。人差し指を静かに唇にあてる。
スールである彼女たちは、こころの底から理解し合い、相手のために何かしたいと体が熱くなる。
半端ではないその関係にいささか驚かされるほどの愛をみるが、それは柔らかな光に包まれた、とてもあたたかいものだ。
依存のような危険性も、ヤマアラシのジレンマも皆無である。ただただ抱きしめ合うことができる唯一のもの。
それこそがこの物語の提示したい、世界のひとつの仮説である。


リリアン女学園で静かに起こる群像劇の本作「マリア様がみてる」。
目には見えない小さな傷も仄かな輝きも、決して見過ごすことのない彼女たちの真摯な姿勢、また他人に施す優しさと、スールに向ける愛の深さと誠実さはこの作品ならではの特徴である。
作品にはお嬢様学校で女子校という雰囲気もしっかりと出ている。口調や礼節、服装、身振りなど十二分にだ。
笑いをさそうコメディタッチの部分には迷走がみられるがさほど気にはならない。
作画についてももう少し頑張って欲しいという願いもあるが作品が良いだけに我慢して頷く他ない。
自分としてもそのように思うのは珍しいが、そういう部分では簡単に折れてもいいほどに夢中になれるのが本作品なのである。


個人的にこの作品のどこが良いのか、他ではあまり取り上げられないだろうところをピックアップしてみる。
それは、問題と態度にデフレがないことだ。その質は最後まで保たれ続けている。
どういうことかというと、例えば「名探偵コナン」ではFBI捜査官のジョディが出てくる。
しかし彼女はコナンと赤井を際立たせるためか登場のときよりも鈍感になり、簡単なことにさえ気づくことができなくなってしまう。
話を作る側も頭の良い人間のさらに頭の良い人間を作ることに苦労したのか、はたまた限界を感じたのか。
そうしてジョディのレヴェルを下げていくことで、あたかもコナンと赤井が1つ抜けた存在であることを示している。
至極淋しい表現である。

ではこの「マリア様がみてる」ではどうだろうか。
本作には、主人公の祐巳、そしてそのスールでありお姉様と呼ばれる祥子がいて、
祥子が祐巳から学ぶこともしばしばあるが、基本は上級生でもある祥子が祐巳にいろんなことを教える。
もちろん当たり前のことだが、祥子にもお姉様はいたし、作中で学年が上がることで祐巳にも下級生ができてだんだんと妹の存在が仄めかされていく。
しかし、「マリア様がみてる」ではジョディは作られない。
祥子のお姉様や他の生徒会のお姉様方もきちんと祥子に指摘するだけの能力と資格を持っていた。
そしてまた祐巳も下級生である瞳子や可南子にレヴェルを下げることなく、また奇をてらうことなく、祐巳自身の上級生としての自覚ある立場と振る舞いによって彼女たちを正しい方向に導いてあげることができているのだ。
この丁寧に、順番に段階を踏んでいく作りは作品全体にもそれぞれのスールの関係にも言える。
でも特別ここには感心しないわけにはいかない。人の成長をこれだけ素直に頷くことができるかたちに書き上げた物語には感謝の意さえ湧いてくる。救いと光に満ちている。作者の正直で、まっすぐな意志をしっかりと感じる。
だからこそ祐巳の等身大の成長には大きな感動がありました。「100数えなさい」の台詞を僕は忘れることができません。


「百合の火付け」として話題の本作ではあるが、僕はあまりそうは思わない。
なぜならそれ以上に描かれていることが素晴らしいからだ。
マイナージャンルを広めたのは確かなのかもしれないがその色眼鏡は必要ないほどに、百合であることをすっかりと忘れてしまうくらいに、この作品はあまりにも出来過ぎている。
わざわざそんな括りはを必要ともせず、「マリア様がみてる」は一作品として堂々としたアニメーション作品である。
むしろ「百合」という響きがかえって妨げてしまうことにもなりかねないのだ。


脆く、儚く、傷つきやすい十代の少女たちの葛藤と苦悩と幸せは、感じるには重く大きく、語るには恥ずかしく、振り返るとそれは思い出である。
「スール」という関係が生み出したこの作品の伝えたい大切なことは必ずこころに沁みてくるはずです。
誰もはこうはなれないけれど、せめて自分はこうなるように努めたいと、そんなことさえ思ってしまいます。

静謐で、たおやかで、あるときには地獄の火焔に焼き尽くされ、またあるときには頭から水をかけられる。
でもそこにはきっと、必ず手を差し伸べてくれる人がいる。
触れると眠った小さな動物のようにあたたかく、月の光のように私をみてくれる、あなたが。
もう薔薇の棘も痛くなんかない。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 19

ラスコーリニコフ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

歪んだ世界の高貴な女達を眺める

この宇宙のどこにも存在しない妄想世界、ユートピアを生きる
優雅で高貴なオーラを身に纏う女子高生達を眺める作品
通して見たのは大分昔、穢れた作品を見た口直しに
同じく穢れた作品のこれの一話だけをレビュー前にまた見た。

実際のところ、通して見ると出てくる大抵の女は極端に精神面が
成熟してないガキ共なんだけど、そこはあえてスルーする。
目的は美形で気品がある女達を外から眺めて目の保養をするだけ
この作品に関しては百合部分は個人的にはあまり評価できない

穢れを知らない~だなんてとんでもない、穢れ過ぎてるからこそ
こんな話になるんだよ。飾ったところで、いや逆に飾るところがさ、
歪んだ行為の正当化の為に・・なのは俺の視点が穢れてるだけ。
とは、思っていない


偏差値低めの宗教が絡む学校で、自分で物事を考えられない奴等
が集い、徹底して刷り込みをされればあるいはこういう話に近くなる
かもしれんけど、嫌でも外部の情報が入って来る現代じゃ・・。
こんな学校、こんな女達は信じない、こんな作品を書く女が怖ぇよ


姉がなー、自分よりずっと頭の出来良くて外では清楚に見えて、
実際家の中じゃ穢れ過ぎてたから、歪んでない女には心底憧れがある
裏表が少なくて目的が分かる分、ビッチが一番清楚に見えるんだ
感情、嫉妬むき出しとか、腹黒描写もやはり清楚に見えて安心する

猫や犬の○尾ってさ、本能的で歪みが無くて穢れの無い行動だろ
その本能部分を取り繕う為に精神で無理にストップをかけて、更には
美しいものと自己に錯覚させようって行為の方が、遥かに穢れてる
その穢れ、思い込みが取れた時に一気に豹変するのはさ、・・。

嗚呼、こんな学校の教師になりてーなー
手を出したいとかじゃねーよ、爽やかにピュアに遠目で眺めるだけ
と思わせる事がこの作品の最大の穢れ、だから脳内描写はスルーする

投稿 : 2024/11/23
♥ : 4

65.1 6 学園祭で生徒会なアニメランキング6位
帰ってきた 生徒会役員共OVA(OVA)

2013年5月8日
★★★★☆ 3.7 (243)
1544人が棚に入れました
女子高生天国の学園を舞台にした氏家ト全の人気コミックをアニメ化したOVA新シリーズ第1巻。私立桜才学園高等部の津田タカトシは、ひょんなことから生徒会副会長に就任する。だが、そこには想像を絶するメンバーがいた…。第19話を収録。

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

我々が望んでいる作品が帰ってきて超うれしかったです。得意の下ネタはレベルが上がっている!?

この作品の世界観

去年まで女子校だった桜才学園は少子化の影響で女子校から共学校になりました。この話は新入生の津田タカトシは、生徒会長の天草シノによって生徒会副会長に任命され、生徒会の愉快な話を描いた作品です。

私の感想。

いや~しかし、またこうして新しいOVAが見れて私はうれしいですよ。正直、私的には前の本編とOVAだけでは足りなかったので、このOVAが出てきてくれてかなりうれしかったです。けれど、何故2期をやらないのでしょうか・・ 原作が足りないのですか!足りないのでしたら、是非原作をためて2期をやってほしい!

そして、この作品で私が一番気に入ってい所はスルメとタカトシです。あれは本当に

って感じです。
タカトシに一言、
乙。

しかし、この作品も前のOVAと同じでオープニングとエンディングは本編と同じで少々がっかりしました。私的には違う曲を流してほしかったです。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 20

れのん。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

OVAも安定しておもしろかった

原作既読。

氏家ト全さんの4コマ漫画原作。

一期同様、下ネタがダメな人には、向かない。「生徒会役員共」は、合う人にはすごくおもしろいけど、合わない人にはダメで、評価が分かれて当然なアニメだと思います。
 自分は、日頃下ネタとはきほん無縁な人間ですが(だから、たまに、このアニメのマニアックな下ネタが理解できないときがあった)、「生徒会役員共」シリーズは大好きで、すっかりはまりましたー。

 OVAも、安定しておもしろかったです。声優陣は、一期に引き続いて豪華。opとedは、一期と同じ曲。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 14

64.6 7 学園祭で生徒会なアニメランキング7位
がくえんゆーとぴあ まなびストレート!(TVアニメ動画)

2007年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (275)
1468人が棚に入れました
価値観の多様化がさらに進んだ2035年、高校へ行くことがあたりまえでなくなった時代・・・。 少子化が進み、生徒数の減少から廃校の危機に立たされる学校も多くなっていた。そんな活気を無くした学校のひとつ「私立聖桜学園」に、一人の転校生が現れる。転校生の名は天宮学美(通称:まなび)。元気少女のまなびは、転校初日で聖桜学園の生徒会長に立候補する。稲森光香、上原むつき、衛藤芽生、小鳥桃葉たちクラスメイトを巻き込んでどんな「まなび旋風」を巻き起こすのか!?\n

声優・キャラクター
堀江由衣、野中藍、井上麻里奈、平野綾、藤田咲、さとうあい、うすいたかやす、立花慎之介、黒河奈美

ワタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ufotableが送るオリジナル学園青春ストーリー

少子化の影響などにより、高校に進学する子供が減少しつつある近未来のお話。
とある女子高に転校してきた本作の主人公まなび。活気を失った学園を復興すべく
生徒会長となり、生徒会の仲間達と共に奮闘する学園青春物語。全12話。

学園祭を成功させるという目標に向かって、一丸となる生徒会メンバー。
その過程で育まれる友情や、それぞれのキャラの成長が見所となっています。

また、ノスタルジーを感じさせる場面が非常に多い。
たとえば、テスト勉強をサボって夜通し街を遊び歩くところなど。
校舎をスプレーで落書きするOP映像も印象的でしたね(一晩ですぐ消える特殊スプレーです)
モラトリアム期間である学生時代だからこそ許される、この学生特有のバカ騒ぎ感がたまらない。
それを共有できる仲間ってのも本当に得難い存在だと思うし、なんだか妙に感傷的になってしまう。

ところで、OP映像に関して、悪影響を及ぼすのでは、という苦情が殺到して
途中から映像が差し替えられたという経緯があります。これを見て子供が真似するとか何とか。
深夜放送なので視聴者は子供じゃないんだし、配慮する必要はなかったと思いますがねー。

細かいところまでよく動く作画、近未来の電子機器デザイン、
小気味良いBGM、次回予告のセンス、独特の演出など見所は随所にあります。
高校生キャラなのにキャラデザがロリ過ぎるところがネックですが、
作り手の情熱をひしひしと感じられる本作品、是非見てもらいたいです。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 42

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

まっすぐGO~♪

これは隠れた名作!なのかも
物語のテンポは早いですが、
急ぎすぎというわけでもなく、毎話楽しく観れました


~あらすじ的なもの~
時は2035年(けっこうハイテクになってます)
高校に進学せずに働くことがイケてるとされる時代に
生徒数が激減し廃校の危機に立つ高校の1つ、
聖桜学園が本作の主な舞台です

その聖桜学園に転校してきた天宮学美(通称まなび)が
転校初日に生徒会長になって活気の失った学園を盛り上げようと、
仲間たちと共に奮闘する青春ストーリーです


彼女たちの頑張る姿は観てて微笑ましいものでした
この作品のテーマは『友情』『仲間』『努力』ですかね


本作の魅力は↑のテーマに沿った物語の展開ですが、
それと同時にもう1つの魅力があります

それはなんといってもキャラの可愛さ
キャラデザは可愛らしく、それでいてみんなとてもいい子たちです
お互いの仲の良さ、信頼度がこちらまで伝わってくるようで観てて気持ちよかったですね

ちなみにお気に入りなのは、放送部&報道部のももちゃん
みなみけの内田みたいな娘でした(見た目やポジ的に)
彼女の行動はいちいち面白くて可愛かった…
一番の『萌え』を提供してくれましたね


OP「A Happy Life」 歌ー林原めぐみ
ED「Lucky & Happy」 歌ー林原めぐみ

OP曲はこの作品を観る前から大好きでしたが、
映像付きで観てもっと好きになりました
すごく良い曲なので、曲単体でもおすすめです

それと、挿入歌で「桜舞うこの約束の地で」という曲があるのですが、
これもまた良い曲でお気に入りです
歌っているのは安心安定の茅原実里さん
この曲が流れた場面はかなり良かったなぁ…
この曲を聴くと嫌でも気分が晴れます
良かったらOPとセットで聴いてみてください



観終わってまず思うのは、
もっと評価されてもいいのでは。ということです

登場人物たちの何事にも諦めずにトライする様は心に響くものがありました
ちょっと感動してみたり、涙してみたりしちゃいましたね
萌え要素も強いので、普通の日常系アニメとして観ても楽しめると思います

個人的に大当たりの作品でした


ちなみに。
たまに見かけるDVD/BDの売上値の基準である
『まなびライン』というワードはこの作品から生まれたものです
(理由は長くなるので、気になった方は調べてみてくだし)
全巻平均で約2300枚がこのラインだそうです

意味のある基準なのかは微妙なところですが、
売れそうで売れなかったアニメ作品と考えるのが一番いいのかもしれません
ライン名の由来なのでもちろんですが、残念ながら本作も。。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 35

お茶 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ナチュラルハイ<改稿>

[がくえんゆーとぴあ まなびストレート!]

学校を立て直すサクセスストーリーです。初見は日常系なのかな~なんて勘違いしていましたが1、2話あたりは突然転校してくる【まなび】の特徴が分かるように笑い要素が多かった印象。まなびは決め台詞「まっすぐGO!」を絵に書いたようなキャラクターで思った事を曲げない子。学校の活気の無さに突如ハイテンションな子が転校してきてハルヒみたいな(あくまでもみたいな)感じで色々と変えてゆく。生徒会長になっちゃうんだけど最初はその勢いに引き気味だった生徒を巻き込んでいきます。本作のテーマでもある学校に通う事が当たり前じゃないのに何となく通ってる生徒。そこに価値を見出していくのですが、まあそんな重くなく青春って事なんですけど、この青春具合がストレートに熱く演出されているなと。

生徒会は二人から徐々に増えるのですが、ここら辺のシナリオ運びが感心しちゃう。まなびが徐々に活躍し始めてもしっかり挫折を味あわせてるし、挫折と成功を上手く混じ合わせてる。伏線と感じたのは主に生徒会メンバー。序盤から籍は置いてない人が生徒会にちょくちょく手伝いに来るんですが、そこに理由があってなる程と言うかこの作風でこうしてくるかと思ったものです。そもそもまなびは転校生なのにいきなり生徒会長になって変わった子だな~なんて見ていたのですが、彼女は転校を繰り返していて友達は出来るのだけれどすぐ離れてしまっていて、そんなエピがあったり、芽生って子も小学生時代、学級委員だった頃がありその頃がトラウマになっていて生徒会所属に協力的では無かったのですが、ここも理由があって回収される。とか見ていたら5人全員がそんなこんなで回収されてゆくのでこれは~良いと思ったり、OP映像までも伏線だったのかと感心しましたね。

文化祭や署名、学校統合の際、デモのような学生運動みたいにヘルメット被って抗議するのですが、クリスマスにはイブがあったり、文化祭には前夜祭があるもんで、当日よりも盛り上がったりする時もありますよね。学生運動なんて全然世代じゃないから分からないし、デモ活動も同じなんですけど、憧れがあるんです。権力に対しての反骨みたいな。文化祭準備もそうですが夜通しが続くとナチュラルハイみたいなテンションになってくる。そこら辺が伝わってくるし、文化祭等々だけでは無く全体通してひたすら夜通しして作業する姿は、憧れだったり、懐かしさだったり、なんだか自分までナチュラルハイなテンションで祭りやオール明けの朝みたいなものに身を投じてみたい気分にさせられた作品でした。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 25

61.6 8 学園祭で生徒会なアニメランキング8位
ファンタシースターオンライン2 ジ アニメーション(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (285)
1361人が棚に入れました
『PSO』15周年記念プロジェクト第8弾として発表。

近未来の地球を舞台とした完全オリジナルストーリーで、『PSO2』をめぐる、あなたの隣にいるかもしれないプレイヤーたちの物語になる。

声優・キャラクター
蒼井翔太、諏訪彩花、M・A・O、島﨑信長、井上喜久子、佐藤拓也、小西克幸、村川梨衣、新田恵海、金田アキ、井上和彦、堀江瞬、高橋広樹、横山ミナミ、高野麻里佳、玄田哲章、小原莉子、高木友梨香、桃井はるこ、榎本温子、会一太郎

ASKA さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

オンラインゲーム原作のアクション・ラブコメありの作品

原作はセガのオンラインゲーム原作です。
ゲーム世界舞台ではなく、あくまでPSO2は劇中で流行っているオンラインゲームという設定です。
主人公のイツキが生徒会副会長にスカウトされ、PSO2をプレイするよう会長のリナに命じられるところから始まる作品です。
こういうオンラインゲーム原作アニメでよくある通り、現実のキャラ(リアル)とそのキャラがゲーム内で使用しているアバターキャラのギャップを描いているのも特徴です。
最初はタダのオンラインゲームだと思ってプレイしていた主人公だったが色々と裏でなにやら動き出し始めて・・・という感じのストーリーです。

絵はキャラクターもPSO2内の風景も綺麗で、作画は問題なかったです。

オンラインゲーム原作のアニメとしては面白かったし楽しめました。
ゲーム未プレイの人にも原作ゲームファンにも楽しめる一作となっていると思います。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 13

となぷ~ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

現実とオンラインゲームの世界が混ざり合っていくお話

全12話。

PSPのようなゲーム機でプレイできるファンタジースターオンライン2が
人気を博しており、なんでもそつなくこなす主人公もひょんなことから
プレイをするようになる。
その頃から徐々に世間で行方不明事件などが発生するようになり、
主人公はファンタジースターオンライン2を通してそうした事件の
真相に迫っていくことになる。

主人公最強ってほど最強でもないですが、そういう流れになるのかと
ちょっと意外に感じたので楽しめました。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 2

こたまろん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

満足でした!!

全12話。
あらすじはアニコレのものを参考にしてください。

ゲームでやっていたので、アニメ化した時はすごく嬉しい反面、ハズレ作になるかどうか不安でしたけど、楽しめました!!
声優陣も蒼井翔太さんや諏訪彩花さんと好きな方たちだったのでよかったです(^^)

ゲーム経験した方はした方で ストーリーやキャラの感じを楽しめるし
ゲーム未経験の方も バトル展開やラブコメ的な雰囲気を楽しめると思うので見て欲しいです(^o^)

何より自分の中では、諏訪彩花さん演じるリナ先輩がとても良く仕上がってたので、メインヒロインとしては 完璧だったと思います!!!

ゲーム未経験の方は これを機に是非プレイして欲しいです!!!
1クールで、話もバトルや学園系と見やすいと思うので 興味がありましたら ぜひ!!!

投稿 : 2024/11/23
♥ : 4

66.8 9 学園祭で生徒会なアニメランキング9位
セントールの悩み(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (247)
967人が棚に入れました
【姫】こと君原姫乃は、【人馬(ケンタウロス)】の形態をした女子高生。この世界の人類は、現実とは別の進化をたどっており、【翼人】【竜人】【長耳人】【角人】【牧神人】【人魚】【人馬】といった形態に分かれています。そんな様々な形態をしたクラスメイトの少女たちと、楽しい高校生活を送っていく人外娘たちの日常コミックが原作。

声優・キャラクター
桑原由気、深川芹亜、白石晴香、鎌倉有那、綾瀬有、桐生朱音、宮島えみ、黒木ほの香、大泊貴揮、本橋大輔、矢野智也
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ピュアリーモンスター

原作未読。最終話まで視聴。

亜人(というよりモンスター)娘の日常+αな作品。

『両手足+背中の羽根』のキャラデザはほかの作品でもよく見かけるし、あまり違和感を感じなかったけど、姫ちゃんの人馬スタイルは最後まで馴染めなかったです。
(っていうか、人馬って裸足なんだ・・・。って思った)
姫ちゃんは可愛かったですけどね!

物語として面白い回(日常回orコメディ回)は良かったです。
それなりに楽しめました。
{netabare}(第4話の、女子高生がお互いの股間を見せ合う話は少し引いちゃいましたけどね・・・){/netabare}

何かよくわからない回(シリアス回ともちょっと違う気が・・・)は正直、意味不明で、少し残念でした。

委員長の家の3姉妹(千草・千奈美・千穂)は面白可愛かった。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 26

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「人間だけど人間じゃない」娘たちのキュートな日常…

この作品の原作は未読ですが、キャラデザからモン娘的臭いを感じたので視聴を決めた作品です。
でも放送開始早々、ふと感じたことがありました。

この作品のアニメーション制作はHAOLINERSなんです。
HAOLINERSといえば、「Spiritpact」や「一人之下 the outcast」のような中国発の出生が謎に包まれた無双系…或いは「銀の墓守り」や「縁結びの妖狐ちゃん」のような血の繋がりを大切にする作品を輩出するイメージを強く思っていました。

でもこの作品はこれまでの作品と明らかに毛色が違います。
それだけじゃありません…HAOLINERS枠の放送でもなければキャラデザも悪くないし何より面白いんです。
正直謎だと思っていました。
でも、完走してレビューを書くためにwikiをチラ見してようやくこれまで抱いていた謎が解けました。
この作品…もとは日本のコンテンツでHAOLINERSが制作を請け負っていたんです。
だから総監督は「蒼の彼方のフォーリズム」や「えとたま」を手掛けられた追崎史敏さんでその他のスタッフ陣も日本人が勢揃い…
決して中国発の作品が面白くない訳ではありません。
ですがクオリティは流してきた血と涙の量に比例すると考えているので正直差はあると思っています。
それに日本人ならではの風習や考え方も自分に合っているので…

この物語は女子高生の日常を描いた作品なのですが、ポイントは様々な人種が入り混じって生活していること…
肌の色が違う…というレベルではなく、人馬・竜人・翼人といった根本から違う方々が共生しているんです。
そして人種差別が法律違反になる事から人種間の争いもなく皆平和な日々を謳歌しています。
だから殺伐とした雰囲気は微塵も無く、とてもほのぼのとした雰囲気が感じられる作品です。
そして、このほのぼのとした雰囲気はとても心地よく感じられるのですが、この作品の持っている武器はそれだけではありません。

この作品の盾と矛に匹敵するのが笑いと可愛らしさだと思っています。
登場人物はいつだって一生懸命…だけど、それが逆にクスッと笑える時ってあると思います。
この作品の笑いはそういう類です。
そしてもう一つの可愛らしさ…人馬である主人公の姫を取り囲む高校の友達は皆さんそれなりに可愛いと思いますが、私にとって核爆弾に相当したのが姫の翼人の友人である三つ子の妹たちでした。

別に三つ子の妹…ちぐさ、ちなみ、ちほが保育園児だったから、という事は断じてないんだからねっ…
息のピッタリ合った年相応の言動が堪らなかっただけなんだから…
こんな言い訳が思わず頭をよぎるほどの存在…
好奇心旺盛で、元気一杯で、お姉ちゃんが大好きで…
そういう意味からすると、姫の従妹の紫乃も三つ子の妹と同格だったかも…

何をするにも全力投球で言動が素直で裏表がなくて…
人間幼い頃は誰だってそんな感じだった筈なんですが、年齢を重ねていくうちに幼い頃の面影はどこへ行ってしまったのやら…
生きていくために必要なこと…だと思います。
人は必要に迫られながらどんどん変化していきます。
今の自分はどっちを向いて変化しているかは分かりません。
けれど、願わくば退化ではなく進化であって欲しいと思っています。

声優陣は若手を中止に実績のある方を織り交ぜたような布陣です。
山賊の娘ローニャのローニャ役、あんハピ♪の雲雀丘瑠璃役を演じた白石晴香さん…
灼熱の卓球娘の出雲ほくと役、小林さんちのメイドラゴンのトール役を演じた桑原由気さん…
ハイスクール・フリートの宗谷ましろ役、風夏の秋月風夏役を演じたLynnさん…
因みに三つ子役は大図書館の羊飼いの小太刀凪役、響け! ユーフォニアム2の鎧塚みぞれ役を演じた種崎敦美さんでした。

日常を描いた作品なので展開に抑揚はありませんが、日常ならではの良さがしっかりと感じられる作品だったと思います。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、ピュアリーモンスターさんの「教えてダーウィン」
エンディングテーマは、亜咲花さんの「Edelweiss」
どちらの曲も大好きでした。
でもより心を惹かれたのはオープニングでした。
マイナー調のサビのメロディとか私にとってのストライク…
誰が作ったんだろう…と思って調べてみたら志倉千代丸さんでした。
そっか…いとうかなこさんを彷彿させる曲調にも納得です。

1クール12話の物語でした。
物語上、きっと1クールで終わるんだろうな…と思って見ていましたが、いざ実際に終わってしまうと寂しさを感じてしまいました。
毎回の視聴が楽しみでしたから…
もし続きが制作されるなら絶対に視聴したいと思います。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 13

37111 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

OP前のアイキャッチだけがマイナス。心に刷り込まれた負のイメージ

1話視聴後感想と今後の期待度
一言コメント:ハオライナーズだが、中華臭は一切ない。ハオライナーズで-1、中華臭がないので+1
期待度:★★★

これって、ハオライナーズが作成してんの?結局ほかの中華駄作達と明らかに一線を画したクオリティーなんですけど。。

そういった背景に全く疎いのですが、そういったの度外視してみてもかなり面白い日常系になっているのではないかと思います。

モン娘よりも全然こっちの方がいい出来。

途中女の子同士で股間見せ合ってるのだけはかなりドン引きしましたけど…

後、途中ちょっと政治色が出てきたときはひやひやしましたが、ああいった主張的なことはせずやわらかーい雰囲気で通してほしかった。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 14

70.8 10 学園祭で生徒会なアニメランキング10位
学園戦記ムリョウ(TVアニメ動画)

2001年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (149)
891人が棚に入れました
2070年春、東京上空に謎の巨大飛行物体が出現し、全ての都市機能を麻痺させてしまう。世間が大混乱に陥りかけた矢先、今度は謎の巨大ヒーローらしきモノが現れ、飛行物体をやっつけた。
そして翌日の朝、政府の広報官があっさりと言い放った一言をきっかけに、地球人類の歴史が大きく動き始める…。
「えー、宇宙人は、実はいました」。
村田始は神奈川県天網市の御統中学に通うごく普通の中学生の少年である。
宇宙人の実在が明かされた日、始のクラスにとっくの昔に廃れた「学生服」を着た不思議な少年、「統原無量」が転校してくる。謎の転校生無量と友達になったことをきっかけに、始は地球と宇宙を巡る大きな流れと天網市に暮らす人々の使命に関わる物語に関わっていくのだった。

声優・キャラクター
宮崎一成、野島健児、朴璐美、杉田智和、浅野真澄、うえだゆうじ、小林由美子、山崎和佳奈、石森達幸、釘宮理恵、石原凡、小野健一、京田尚子、佐々木瑶子、阪口大助、遠近孝一、松本さち、渋谷茂、肥後誠、長嶝高士

ジェロニモ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

SF好きには興奮するくらい大満足!!

腰を抜かすくらい驚かされました。


観始めるまでは、こんなに凄いアニメだとは思っていなかったからです。

なので
主人公と準主人公とがキャラデザ的に逆ではないか?
ちょっと子供向けアニメだったかな?
などと半ばバカにしながら観てしまいました。


ところがすっとこどっこい!!


実は物語がとても丁寧に描かれていて、SF的な要素が全面に出ていた。
そして何といっても
後半の展開が神過ぎた!!!!!

あれはやばいです。
とりあえずまだ観てない人は要チェックですよ!

本当に鳥肌ものでしたー!

NHKのアニメは侮れませんねぇ~

投稿 : 2024/11/23
♥ : 11
ネタバレ

zemin さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

地味な村田始と個性的な仲間たち

2001年にNHK-BSで放送されたアニメですが、
最初に見たときの印象は地味な日常系アニメ(?)でした。

このアニメの一番の魅力は一見地味な日常パートにあると思います。
とても地味な主人公、村田始(むらた はじめ)の懐の深さ、意思の強さ、そして人間の大きさを脇役の目を通して実感していくアニメだと思う。
強くないのにすごい人間、それが村田始である。

次に、地味なのに魅力的な天網市の住民。
学生、先生、商店街の人たち、宇宙人の皆さん、とキャラが多いのにその全員のキャラが立っていることがすごい。
1話限りのキャラでさえ個性がしっかりと描かれています。

個人的に、好きな脇役を選ぶと、ジルトーシュ、ムリョウ、瀬津名さん、那由多、京一、八葉さん、
瞬、双葉ちゃん、晴美、今日子母さん、和夫さん、
みんな好きすぎて選べないです(笑泣)

合わなくても最初の数話切ってしまうのはもったいないです。
学園戦記ムリョウの世界のこと、登場人物のことが分かってくると
この世界に住みたいと思うようになるのではないでしょうか。

いつか二次元の世界に入れる日が来たら、天網市の住人になりたいです(笑)

好きな話
{netabare}
 第1話 「戦記、始まる」
 第3話 「その名は、シングウ」
 第7話 「君の、えがお」
第10話 「だから、明日のために」
第17話 「どさくさに、ゴメン」
第21話 「助っ人、相まみえる」
{/netabare}

特に好きな話(神回)
{netabare}
 第8話 「ささやかな、うたげ」
第13話 「かくれさと、ふるさと」
第14話 「僕たちの、夏」
第15話 「父、帰る」
第19話 「きよらなる、拳」
第25話 「虚人、めざめる」

超絶神回
第24話 「さだむるもの、ここに」
第26話 「戦記は、つづく」
{/netabare}

このアニメは私が一番好きなアニメです。少しでも多くの人にこのアニメを見てほしいのですが、地味なアニメなので布教するのが難しい・・・。

My Favorite Character
村田始(むらた はじめ)。自分から前に出るタイプではないのに、確固たる意思を持っているので優柔不断という印象は全く感じません。
村田始の人間の大きさを、登場人物たちが時間をかけて自然と理解していく過程が好きです。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 6
ネタバレ

ねこmm。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

上を向いて歩こう  【ねこ's満足度:85pts】

『機動戦艦ナデシコ』の佐藤竜雄監督によるNHKジュブナイル。
神奈川県天網市に暮らす住民と、宇宙人たちとの関わりを描いた近未来SF学園アニメです。

「えー、宇宙人は……実はいました」(政府・広報官)

突如政府から発表された驚愕(?)の真実。
なんともふぬけた発言ですが、ノリ的には意外とこんな感じなのです。
”戦記”としながらも、ベースにあるのはのんびりまったりとした日常描写。
戦いそのものを描くよりも日常を描くことによって戦いを特別なモノにしている、そういう作品です。

地球規模のとんでもないコトが起きてるのに、周りはいつも通りの平和な日々……。
それってある意味リアルなことなのかも知れません(笑)。

そんなゆったりとした空気の中、勃発する”戦い”。

コメディチックな学園ドラマが、宇宙を舞台とした壮大な物語へ発展していく様は見応え十分です。
静かすぎるほど静かに、それでも確実に盛り上がっていく終盤の数話は引き込まれまくりでした。

主人公の立ち位置も特徴的です。
”顔”である無量(ムリョウ)と、”案内人”である村田始。
このふたりを、あえて戦いの中心に置いてないというところが”ミソ”。
それにより登場人物全員が主役になっている。それこそがこの作品の本当の狙いのような気がします。

そんなふたりに代わり”戦い”を担当するのが、守山那由多(なゆた)。
朴ロ美のハスキーボイスも手伝って魅力満点でした。というかホント可愛かったなぁこの子(笑)。
今まで観てきたアニメの女性キャラの中でも、相当好感度高いです。いいヒロインでした。

演出や音楽も効果的。とにかく胸躍ります。こういう作品もっと観たーーーい!!
それにしても、ムリョウの正体は一体……。やっぱり{netabare}神様の生まれ変わり、{/netabare}なのかな?(笑)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 24

61.8 11 学園祭で生徒会なアニメランキング11位
プリンセス・プリンセス(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (131)
732人が棚に入れました
男子校・私立藤森学園高等部において、生徒に活気を与えるために容姿端麗な生徒に女装をさせ「姫」と呼ばれるアイドルに祭りあげているという奇抜な設定。
主人公は「姫」制度を知らずに入学したが、その美貌から「姫」に認定されてしまう。顔立ちはいいが、内面に様々なものを抱えている主人公が同じ「姫」の仲間達との触れ合いの中で自分らしさを獲得していく学園コメディー。

声優・キャラクター
福山潤、朴璐美、柿原徹也、保志総一朗、神谷浩史、勝杏里、野島健児、鳥海浩輔、寺島拓篤、宮下栄治

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

男子校にも潤いを! "名門"とか"伝統"とか打ち出されると・・なんでもありかなとおもえなくもなくもないような?

2006年4月5日 - 6月21日TV放送されたアニメ。全12話。

2006年6月28日 - 9月13日TV放送 全10話もある。
「プリンセス・プリンセスD(※Dramaの意味)」
何れも同タイトル漫画を元に制作されているメディアMix。
wikiのジャンルは・・"女装"・・そんなジャンルあるのね。


名門男子校"私立藤森学園"
「財界や政界」等に強い影響力を持つ著名な人材を輩出する
由緒正しき古き伝統のある名門として名を馳せる有名学校。

そんな名門学園高等部では"常識的"な日常を緩く描く物語。

河野 亨(こうの とおる)(声 - 福山潤※幼少期:小林ゆう)
私立藤森学園高等部1年D組への、時期外れの転入生。
容姿端麗で転入早々姫に選出。クールかつ現実的な性格。
姫特典に釣られ姫活動も仕事と割り切る等、順応性が高い。
裕史郎とはクラスメートで寮のルームメイト。
幼い頃に両親が死亡。叔父の家で従妹と共に暮らしていた。

主人公は時期外れの転入・複雑な家庭環境・義妹の様な従妹
という有難い設定のうえ容姿端麗で男子校に通うという・・

超美味しすぎる設定です。

その上・・名門御嬢様学園で良くあるスール?エルダー?
エトワール?まぁそういうものと同じかどうかは視ての・・

兎に角一般の学園には絶対に無いであろう"姫制度"・・
花寺学院にも無いであろう、一風変わったその制度とは・・


コメディータッチで描かれつつ時折真面目な話もあったり。
ドタバタ系のギャグ描写なども有り明るい作風で笑えます。

出版社自体が女性向け雑誌のようで、ややそっち系のよう
ですが・・アニメの方は結構男性も楽しめるコメディ風。

話数が非常に短いのが残念ですが、その分テンポ良く展開。
是非続編(本編の)と新章プリンセス・プリンセス+も視たい。
※OVAでも良いから視たい♪8年以上経つので希望薄だけど。


キャスト(姫)

四方谷 裕史郎(声 - 朴璐美)
亨のクラスメイトでルームメイト。少し意地悪な性格。
東の姫。日常的に女性と間違われる程極めて容姿端麗。
趣味と言い切り姫生活を楽しみ、美貌維持に余念がない。
母子家庭で育つ。家庭の諸事情で寮のある学園に進学。

豊 実琴(声 - 柿原徹也)
西の姫。西校舎にある特進クラスで学ぶ優等生な少年。
姫の仕事を極端に嫌がり、逆に自ら人気を煽ってしまう。
素直過ぎて墓穴を掘るタイプ。非常に弄られやすい正確。
ベタ惚れの年上彼女は絶対服従を余儀なくされる姉の友人。

坂本 秋良(声 - 保志総一朗)
1年D組委員長。多大な人望から行く場所は人波が割れる。
諸事情から学年を問わず「坂本様」と非常に敬われている。
家族全員超美形の中で自分だけは普通の容姿だと思ってる。
文武両道で、生徒会活動等優れた統率力を示し人望がある。

サブキャスト

有定 修也(声 - 神谷浩史)
2年生だが盲信的な3年の取り巻きを従える、生徒会長。
自分は顔だけで選ばれたと言い切っている狡猾な策士。
ジャイアニズムの権化、ゴリ押しも常で傍若無人な性格。

名田庄 薫(声 - 勝杏里)
姫の衣装制作現担当者である、服飾部の3年生。
ゴスロリ服作りが趣味で、その話題にトリップしてしまう。
傍目にはかなりアブナイ人物だが可也優秀なデザイナー。

越廼 将行(声 - 鳥海浩輔)
力技を得意とする、生徒会副会長の3年生。寡黙で悠然。

春江 渉(声 - 寺島拓篤)
生徒会会計の3年生で、計算の鬼。和み系眼鏡キャラ。

糺 孝弘(声 - 宮下栄治
マジックが得意な、生徒会書記の3年生。

辻 功(声 - 森訓久)
藤森寮寮長を務める3年生。初見で亨をP-ROOM入りさせた。

坂本 春海(声 - 野島健児)
藤森学園OBで「伝説の坂本様」と称さる、坂本家の長兄。
秋良と入れ替わりに卒業は神格化、凛とした美青年。
秋良の前では威厳が全く皆無となる極度のブラコン。

坂本 夏流(声 - 小林ゆう)
中高一貫の女子校に通う秋良の姉。フェミニスト?
初対面の人物の誰もが美少年と見間違える男装の麗人。

坂本 冬姫(声 - 渡辺明乃)
美少年然とした秋良の妹。人形の様に愛くるしい美少女。
一人称に「オレ」を使用する為、ボーイッシュな雰囲気。

坂本 英季(声 - 三木眞一郎)
秋良の父。非常に穏やかで柔らかな雰囲気を持つ美形。
非常に若く見えるが実際は40歳代。

坂本 七美(声 - 新谷良子)
背景には常に小花が飛ぶ、可憐な容姿をした秋良の母。
夫の英季と同じく非常に若く見えるが、実は40歳代。

その他

河野 さやか(声 - 樋口智恵子※幼少期:かないみか)
亨を引き取った叔父の娘(従妹)で、義理の妹。
ブラコンを超える程に享に心酔。可也積極的な正確。
我が侭で独占欲が強い過激なストーカー行為等も行う。

豊 麻琴(声 - 早水リサ)
恵の世話係である、実琴の姉。高校に女帝として君臨。
眼鏡を掛けているものの、容姿は実琴とよく似ている。

吉川 恵(声 - 竹内順子)
実琴がベタ惚れの年上の彼女。麻琴の親友。
大変な美人だが、ある事情から一人称は「オレ」。

松岡 楓 ツインテールの桐矢の妹。
作中で10歳の誕生日を迎える。

竜崎(声 - 中村大樹)
前理事の父親から理事職を引き継いだ藤森学園理事の1人。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 5

テンガロン さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

当時でも某ガールズバンドのようにプリプリって言ってたのかな?

今の男子校ではどうか知りませんが
私の知ってる男子校では異性に飢える若者が
半分冗談、半分本気で華奢な男の子に女装させて
祭り上げてたのは見た事ありますよ(笑)

面白いのはちっとも女装が似合ってないのに
男子が熱狂してるという異様な光景です(笑)
女装男子がホッペにチュッとすると怒号が飛び交ってました(笑)
一応いじめじゃないので(笑)

そういった実体験もあり
アニメも楽しく見れました(笑)

一点気になったのはタイトルの
「プリンセス・プリンセス」なのですが
「プリンス・プリンセス」という
タイトルの方が正しいのかな?と思いました(笑)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 14

ニーダ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

タイトルなし

原作未読

完全に腐向け作品
最高でした笑
設定もありそうでないものでかなりぶっとんでます。

新入生から顔のよい生徒を複数選び姫として学校一丸であがめていて
学園アイドル生活を強いられてる主人公達が本当にかわいい!!

リアルっぽいものを求めてるならあまり進めませんが
コミカルでテンポもよくて楽しめます。
声優も実力のある方達ですごくうまく盛り上がります。

それでもバリバリBLてわけでもないです。
キャラどうしの恋愛とかもないですし
主人公三人のうち一人は彼女もいます笑
それでも意味深なEDとかまあ良いですね♡

もっと姫以外の美少年キャラがいたら良かったかも
でも12話しか無いし
原作ではいるのですかね?

とりあえず原作が欲しくなりました!!
見終わった後はマイナーBLすぎてでつらいです。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 3

58.3 12 学園祭で生徒会なアニメランキング12位
学園BASARA(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★☆☆ 3.0 (24)
145人が棚に入れました
今日もBASARA学園では、野球部エースの伊達政宗と、サッカー部エースの真田幸村がアツいバトルを繰り広げている。
更に前生徒会長・豊臣秀吉が停学処分となり、次なる会長の座を巡って群雄割拠の乱世に突入し騒然とする学園。
絆の力を叫ぶ徳川家康と打倒家康に燃える石田三成の、天下分け目の戦いも始まった。
一方でおバカなイベントに恋のさや当ても連日勃発!果たして、このカオス過ぎるBASARA学園に明日はあるのか?!

声優・キャラクター
中井和哉、保志総一朗、森川智之、子安武人、増田俊樹、関智一、森田成一、石野竜三、中原茂、桑谷夏子、能登麻美子、辻谷耕史、朴璐美、玄田哲章、速水奨、若本規夫
ページの先頭へ