2020年度の妖精おすすめアニメランキング 2

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの2020年度の妖精成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月22日の時点で一番の2020年度の妖精おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

73.1 1 2020年度の妖精アニメランキング1位
羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ) ぼくが選ぶ未来(アニメ映画)

2020年11月7日
★★★★☆ 3.9 (48)
203人が棚に入れました
人間たちの自然破壊により、多くの妖精たちが居場所を失っていた。森が開発され、居場所を失った黒猫の妖精シャオヘイ。そこに手を差し伸べたのは同じ妖精のフーシーだった。フーシーはシャオヘイを仲間に加え、住処である人里から遠く離れた島へと案内する。その島に、人間でありながら最強の執行人ムゲンが現れる。フーシーたちの不穏な動きを察知し、捕えにきたのだ。戦いの中、シャオヘイはムゲンに捕まってしまう。

声優・キャラクター
花澤香菜、宮野真守、櫻井孝宏
ネタバレ

takato さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ぶっちぎり!噂通りのすんげぇ奴。ただ、昨今の作画アニメと同じ弱味が…。

 噂には聞いていたが、確かに作画はすんげぇぞ!こいつぁ。アクションのアニメショーンだけでなく、猫の動きの可愛さ一つ一つ、雰囲気まで伝わってくる背景美術、スッキリしつつも親しみ易いキャラデザ、全ての面でトンデモないレベルに至っている。


最後まで息切れせずにこのクオリティーで描ききっているだけで賛辞を贈りたくなるには充分である。ただ、それだけではアニメーションが凄いのであってアニメ作品として凄いわけではない。


本作はハッキリ言ってXメンです。これだけでわかる人なら、あ~そう言う話ねってわかったと思います(子細を書いちゃうとネタバレなのでお察しを)。


別によくある話なのが悪いとは言いません。語り口にキャラ同士の絆をいかに見せるか?、即ち演出の上手さは次第でいくらでも面白くなりえますから。


本作は沢山キャラが出ますが、正直重要キャラはシャオヘイ、ムゲン、フースーだけで他はイマイチ薄い。


シャオヘイとムゲンの旅も、ムゲンのクールキャラのせいでイマイチ心通わす感じや、ムゲンの立ち位置を掘り下げたりするのに弱い。


どうせなら、もう一人、二人の間を繋げるムゲンの弟子でシャオヘイより少し年上な人間の女の子キャラを出したほうが良かったかなぁ~という気もします。フースーとムゲンの繋がりも深めたほうがより必要だったかと。二人に繋がりがあるばこそ、よりバトルに重味がつきますし。


{netabare} 最後の別れのシーンも涙でお別れじゃ流石に泣かせ推しすぎてかえって泣けない感じでした。本作は正直ムゲンの話のように思えたし、実は一番救われるべきなキャラは彼だったと思います。{/netabare}


{netabare} 何も言わずに去ろうとするムゲンの元にシャオヘイが追っていって手を繋ぐ{/netabare}


{netabare}涙を見せまいとするムゲンとシャオヘイの笑顔{/netabare}


{netabare}二人の後ろ姿{/netabare}



{netabare}こちらに向かって手を振るシャオヘイ{/netabare}


{netabare}そこにタイトルがバーン{/netabare}



{netabare}そして白画面に「ぼくが選ぶ未来」{/netabare}って感じ締めた方がえがったかなぁ~なんて妄想しちゃいました。


本作に限らず昨今の作画やビジュアルがやたら誉められる作品は、一番肝心のキャラの感情やストーリーに乗せること、演出における引き算のセンスのよさ、といった目に見えないが必要不可欠な部分がイマイチ弱い傾向にがある気がします。


正味な話、そこさえ良ければ多少作画が貧弱でも問題ないんですよね、一番良いのは両方が揃ってることですが。私はあくまで、脚本や演出こそ物語を見る快楽だと思うので、そこが評価のポイントになってしまいます。


故に本作はなかなか良い作品だと感心しましたが、感動はしませんでした。あと、花澤さんは残念ながらショタはあまり向いていらっしゃらない…。これが悠木さんだったらより好きになれたかもです。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 17

褐色の猪 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

中国発、アクションファンタジーロードムービー

原題:罗小黑战记/luó xiǎo hēi zhàn ji
中読:ルオシャオヘイジャンジー
邦題:羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ) ぼくが選ぶ未来
英題:The Legend of Hei
年度:2019年
製作:中国
監督:MTJJ (木頭)
時間:1:41:00


20210709 DVD / ブルーレイ発売決定!


20201114 MX4D にて鑑賞―――――――

チョー楽しい w

振動や上下動はもちろん突風から水しぶきまでw

もともと緩急素晴らしく作画と音響効果のタイミングばっちり!な作品、

なのでまるでジェットコースターでじっくり周回するが如き空間に酔いしれますね、

いやー面白かったw

MX4D での鑑賞ちょーおすすめします( ^ω^)




20201110 日本語吹替版鑑賞ーーーー

シャオヘイ超可愛い声、
ムゲンは粛々と低く置いていく発声意識す感、
私的脳内再生音声よりどのキャラも僅か一音高めの印象(花屋さんは逆に低め)かなぁ、
とはいえ流石名声優さん達、音響もガルパンなど手掛けた方の様子で良い仕上がり、
IMAX や4DX でも観たいですね( ^ω^)



以下、2019年原版鑑賞時評ーーーーー

追加上映が決まった際に公式より邦題の読みカナ「ロ・シャオヘイ・センキ」が発表されました。

主人公の名前が「小黒/シャオヘイ」です。

WEBアニメとして短編が数十話上がってますが粗別物、別次元の出来栄えとなってます。


2019年10月 ----------

「羅小黒戦記」二回目の鑑賞、

先月「白蛇:縁起」と一緒に観て衝撃を受け、短いスパンでの再鑑賞です。

物語、作画、音楽、全てにおいて緩急が素晴らしい!

物語は「平成たぬき合戦ぽんぽこ」風プロット、複雑ではないがしっかり熟考され隙無き構成と演出のロードムービー。

風背景は日本のTVアニメ名作劇場やジブリ初期の彩画を彷彿、場面構図も宮崎アニメのリスペクト鑑みました。

作画はシンプルで力強い線にベタ塗り、漫画チックですがおもいっきり動かすことで質感、体温感ずる描写に相成り、右から左から横長画面一杯を使い切って動き廻る動体に目が追い付かない程。

画面の真ん中だけ見てればキャラが勝手に寄って来て台詞でも説明してくれる日本のアニメとは一線を画すと今更乍ら認識。

モブがレゴブロックやドットゲームみたいだったのは愛嬌w

声優は皆気負わず抜けた感じがキャラ像にマッチ、小黒は可愛いく、無限カッコ良く、脇キャラもしっかり立ってます。

音楽は、喜怒哀楽軽重と入時機まで感情の起伏に的確成り。

全ての要素が高次元、シンプルなストーリーにライトでスピード感溢れる2D作画は日本のアニメファンにも充分受け入れられるでしょう。

粗となるなら「白蛇:縁起」同様に字幕がグーグル先生並みの面白翻訳だった位(結構気に入ってたりしますがw)


私的に、短いスパンで劇場に再度足を運んだ作品は平成以後では「幸福路上(幸福路のチー)」とこの「羅小黒戦記」のみ、
 

明るく、楽しく、熱く、泣けて、笑える、
素晴らしいアニメーション作品です。


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池袋では追加上映含め全席満席早めの完売御礼となった様でしたが、この度関西・京都出町座での上映が決まったそう(字幕も修正される様子)、他地域での上映も期待したいですね。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 10

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

本編の評価・感想コメントは字幕版に概ね記したので、ここでは4Dと吹替についてだけ

【4D】
4DX2D吹替版で鑑賞。

高速アクションが凄いことは字幕版で分っていたので、
座席から振り落とされないか戦々恐々としながらの鑑賞w

ですがムーブ自体はそれ程激しくなく、変則的でもなかったです。
また物語をジックリ楽しみたい場面ではピタリと止まるメリハリもあり、
落馬や首筋を痛める心配もなくw落ち着いて作品を堪能することが出来ました。

揺れよりむしろ激しかったのが振動。
とにかくアクションの手数が多く、
背中にボコボコとボディーブローのダメージが蓄積していく感じw

ミストの攻撃も意外と頻繁で、天候変化等にも果敢に挑んだ
本作の妥協の無さを再認識しました。

乗り物は妖精の力でジェット船と化したイカダは爽快♪
一方、ムゲンさんの原付はビミョーw


全体的にアクション中心に無難に効果を付加した後付け4Dでした♪


【声優 3.5点】
猫妖精の主人公シャオヘイ役の花澤 香菜さんは、
その食い意地も含めてw好演。

人と妖精の共存を図る勢力に与する
人間離れした執行人・ムゲン役の宮野 真守さんは、
どこか抜けてる面もあるがw生真面目に任務を果たす。
寡黙な中に秘めた熱意を上手く表現。

対する妖精のための世界奪還を目指すライバル・フーシー役に櫻井 孝宏さん。
情状酌量の余地がある敵対行為を表現させたらお手の物。
流石の演技で信念を持って生きる敵役ボイスを提供。


ただ、やや無念だったのは、シャオヘイの猫としての鳴き声は、
原音を尊重して、吹き替え無しに留まったこと。
ざーさんの猫ボイスも聴いてみたかったですw


それにしても、セリフがほぼ「肉」と「酒」くらいしかないテンフー役に、
杉田 智和さんまで引っ張って来るとは。

既にコアな海外アニメファンが一通り字幕版を鑑賞し終えた中、
本吹替版を全国100館超の興業と大規模プロモーションで、
興収トップ10にねじ込んだ件と併せて、
吹替版配給のアニプレックスのパワーを思い知らされます。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 8

68.1 2 2020年度の妖精アニメランキング2位
ヒーリングっど♥プリキュア (TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (31)
127人が棚に入れました
地球を癒やし“お手当て”してきた
秘密の世界【ヒーリングガーデン】が、
地球をむしばみ 病気にしようとする
【ビョーゲンズ】の襲撃にあって
危機に陥ったため、地球が大ピンチに!

このピンチを救うため、
逃げのびた3人の“地球のお医者さん見習い”である
ヒーリングアニマルたちが、
“ヒーリングガーデンの王女”で
【特別なちから】を持ったラテとともに、
パートナーを探しにやって来た!

3人の普通の女の子が彼らと出会うことで
プリキュアに変身し、ビョーゲンズに立ち向かう!

ビョーゲンズの攻撃を察知して
元気をなくしてしまうラテや、
大切な地球、そしてここに生きる
全ての生命を守りたい気持ちを胸に
プリキュアたちは今、地球のお手当てのために力を合わせる!

さあ、スタート!プリキュアオペレーション!

声優・キャラクター
悠木碧、河野ひより、依田菜津、加隈亜衣、武田華、金田アキ、白石晴香
ネタバレ

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

楽しめたが、いろいろ不運な作品

今の世界情勢が、偶然ながら作品の世界観とリンクしたプリキュアです。

しかし、そのことが話数にも影響を与えてしまったので、消化しきれなかったエピソード
(多分、各プリキュアの"担当回"1回ずつはお蔵入りになっただろう)があるかもしれません。



最初は、そこが作品のクオリティに影響を与えてしまったかもしれないと思っていたのですが、
考えてみたら"それ以前の問題"があった気がしています。



ツッコミどころ①

第1話で{netabare}病弱なキャラとされているのどかが、
大木の下敷きになったラビリンを怪力で救出(力のある成人男性でも厳しそうだが・・・){/netabare}

ツッコミどころ②

キュアアースの変身に、{netabare}ビョーゲンズの影響で体調不良のラテが(全力で)関わらなければいけない{/netabare}

ツッコミどころ③

父が獣医であるにも関わらず、勉強ができない設定になっていた平光ひなた
(家族との関係性を丁寧に描いていることが多いプリキュアシリーズにしては痛恨のミスでは?)
ただ、勉強ができないキャラが一人ぐらいいないとなぁ、という考えもわからないでもない・・・。

あと、ラテの言葉を聞くためには聴診器を当てなければいけないのですが、一人が聴診器を当てると他のプリキュアにも言葉が聞こえるという(これは細かい問題なので責めるのは酷ですが)



もちろん素晴らしかった点もたくさんあります

プリキュアが変身する際、パートナーであるヒーリングアニマルも一緒に口上を言う
(一心同体感が歴代のプリキュアの中でも一番)

顔芸が素晴らしかった!(作画崩壊ギリギリと言えなくもない顔が、何とも絶妙で笑えた)

あとこれは偶然でしょうが、
{netabare}のどかが過去、意図せず体内でビョーゲンズの種を育ててしまっていたことを悩むくだりが、新型コロナウィルスを無自覚で体内に持ったまま感染を広げてしまった人の苦悩とリンクしていた{/netabare}

{netabare}ダルイゼンが「再びのどかの身体に隠れたい」と持ち掛けてきたが、苦悩の末拒絶した際に放ったセリフ「都合のいい時だけ わたしを利用しないで!」が、ウーマン・リブとかにつながる
(女性の身体は女性自身のものであるという当たり前の考え)点{/netabare}は本作のハイライトでしょう。



全45話でも「各キャラクターの掘り下げが足りない」
と感じてしまうのも、プリキュアシリーズゆえでしょう。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 5
ネタバレ

郷音 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

手と手でキュン!ハートつないで地球をお手当て!

2020年放送アニメ。

地球をむしばむビョーゲンズに立ち向かうためヒーリングアニマルに選ばれた女子中学生3人が戦う物語。

今作はコロナウイルスによる休止があったことで2か月ほど空いてしまったのが悔やまれるほど、ところどころ消化不良があった印象です

{netabare} 吸収されたシンドイーネのその後とかビョーゲンズ誕生の原因とかね {/netabare}

それでもきれいに終わったと思うし伝えたいメッセージも深かったね

{netabare} 最終回、人間否定派のサルローの声がキングビョーゲンさまと同じ声優ってすげぇ考えさせられるよね
ダルイゼンに向けたのどかの一言やちゆの女将とハイジャンへの思い、ラビリンののどかへの思い。すごい名言が多かったね{/netabare}

人類とウイルスとのたたかいは続くし終わることはない。

それでも生きてるし生きてくんだ。

今だからこそより響く作品だと思います。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 2

TDD さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

9話まで視聴

キャラが可愛くてタイプなので全話視聴確定です。
OPEDの曲も作画も完全に文句なしです。

話の方もちゃんと正義の味方してて教育的にも非常に良いです。
たまたま、コロナが流行している時世にもマッチしていて運命的なものも感じます。

プリキュア同士とか各サポート妖精との絆も他プリキュア以上に重要視していくっぽいです。

各キャラにトラウマとか家族関係の問題とかがあるっぽいのでそこらへんでの葛藤からのカタルシスもありそうなので、期待大です。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 3
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