sobako777 さんの感想・評価
2.9
ドラマチックになるまで時間はかかるが、スーッと25話
各エピソードが関連性を帯びながらドラマチックに展開し出すのにちょっと時間がかかり、それまではアッサリとし過ぎている感はあるのだが・・・その分、ダークな雰囲気もなくスーッと25話まで見てしまえる。ま、スーッと忘れてしまったが・・・。
sobako777 さんの感想・評価
2.9
各エピソードが関連性を帯びながらドラマチックに展開し出すのにちょっと時間がかかり、それまではアッサリとし過ぎている感はあるのだが・・・その分、ダークな雰囲気もなくスーッと25話まで見てしまえる。ま、スーッと忘れてしまったが・・・。
にゃんちゃこ さんの感想・評価
4.4
妖怪退治の話しだから、描写がダーク系でグロかったら
リタイアするつもりでした。
でも観たら全然違ってたので観て良かったです!
描写も以外と好みだったし、出て来るキャラは
大体男女共美形で、妖怪もそんなグロイ感じもなく、
普通に観れてホットしました。
でも正体がわかる度にグロくないか
ドキドキして毎回セーフって感じでした。(フー)
想像とはかなり違い、結構コミカルで明るかったのが
逆に気に入りいりましたね(^^)
時にはシリアスで切ない場面や、やはりちょっとゾッと
しそうなところもあったり、だから25話と長い話数でも、
長く感じることなくスルスル観れてしまったのかもしれません。
毎回もう終わり?って感じでラストまでが早く感じました。
結果面白かったって事ですよね(^^)
天狗キャラの2人がイケメンなんですが
黒天狗(鬼喰い天狗)の春華(はるか)が特に素敵でした〜声優さんが
キャラピッタリの声なんですよね〜!
このアニメは、それぞれのキャラと声優さんが
ピッタリだったので、そこは高得点ですね〜!
もっとこういうアニメ無いかしら〜探してみなくては〜(^^)
shino さんの感想・評価
3.8
祝50周年おめでとうございます。
南方の戦地へ赴いた従軍時代に、
極限の疲労から幻視・幻覚を体験する。
復員後は紙芝居作家から貸本漫画家へ。
好きだった怪奇を描き始める。
高度経済成長で沸く日本から、
失われていく妖怪を救い続けた民俗学の偉人。
水木しげる、ユニークな言動でも、
人々に愛された漫画家でした。
古寺の隣家に住む水木は、
{netabare}怪しい夫婦の死体を発見する。
その遺体を埋葬し供養してあげるわけですが、
墓の中から「赤ん坊」が這い出てくる、
怪奇鬼太郎の誕生秘話が描かれている。{/netabare}
ここにはヒーローとしての鬼太郎はいません。
貧乏極まりなくどうにかして、
人の世を生きていこうと「あの世保険」なる、
詐欺まで始める始末なのだ。
「欲」に縛られない生き方をする。
肉体という着物を脱ぎ棄て自由になる。
水木哲学の原型がここにあるのでしょう。
必死になって草むらでつちのこを探し、
口裂け女との対決をと裏路地へ向う幼少期。
ある時、私が路地で見つけた、
白い光沢のある不思議な生き物が、
新種の発見かと沸いて友人と飼育するも、
…蝙蝠でした(笑)
出たな吸血鬼の手下め!!
あれもこれも水木しげるの遺産なのだろう。
ゲゲゲ。
野菜炒め帝国950円 さんの感想・評価
4.3
自分に正直な鬼太郎が周囲の人間を不幸に巻き込みながらもたくましく生きていくお話。
有名なほうの綺麗な鬼太郎が子供向けとすればこちらは完全に大人向け。無論エロスがあるからという理由ではない。
あっても誰が得すると言うのか。
この作品は本当に×3是非見て頂きたい。まさに傑作、奇作、怪作、臭作なのだ。
まず作風だがとにかく全体的に暗く重い。
なによりこの鬼太郎というキャラ自体を受け付けない。嫌悪する人も相当いるんじゃないかと思う。
それほどこっちの鬼太郎の言動は割りと酷いものが多いように感じた。
笑いかたがまた感情を逆なでしてくれる。守りたいその笑顔ならぬ殴りたいその笑顔である。
ネタバレは避けたいんで詳しくは書かないが特に中盤辺りだったと思うがこの鬼太郎がとんでもない行動を取りやがる。
さすがの自分もあれにはドン引きしたのを覚えている。画面の前で一人で立腹していたのを思い出す。
純真な子供に見せたなら脳裏に焼きついて今後綺麗な鬼太郎ですら楽しめなくなるかもしれないから要注意。
だが、だからと言って悪だという感じではなく単純に自分に正直なだけなんだろう。
そして見所だが・・。
味のある絵柄。(賛否別れる)
微妙に各話が繋がってたりする非常に上手い構成。個性溢れる登場人物たち。全11話と手軽に見れる上にテンポも良好。
ざっと上げればこんなとこか。
この鬼太郎や絵柄に抵抗さえ無ければ止められない止まらないかっぱえびせん状態になるだろう。
なにより会話のやり取りが地味に面白い。センスを感じる。
元より万人に受けようなどとは微塵も思ってなさそうなその独特な作風がまた魅かれる。
退かぬ!媚びぬ!省みぬ!を体現して見せたようなその姿には一種の憧れまでは抱かない。
有名な鬼太郎がご存知鬼太郎ファミリー引き連れて人間に害なす妖怪を退治するヒーローものとすればこっちの鬼太郎は戦後日本を汚く腹黒くある意味では真っ直ぐに生き抜いて行く妙に人間臭い鬼太郎の物語。
当然鬼太郎ファミリーなどいるわけもなくいるのは鬼太郎の心の友ねずみ男くらいだ。後は目玉親父ね。
しかしこの鬼太郎が後にあの綺麗な鬼太郎になるとは・・人間いや幽霊族も変われば変わるもんだ。
万人受けは絶対しないだろうから名作と言っていいものかどうか迷うけど自分の中では名作。もっと知られるべき作品。
ちなみにこの鬼太郎。悲しいまでに弱いんで妖怪バトルものを期待したらダメよ。
てけ さんの感想・評価
4.3
ゲゲゲの鬼太郎の元になったお話。
60年以上前の作品なので、原作未読。
……予想外のおもしろさでした。
正義のヒーローなゲゲゲの鬼太郎とは違い、人間とは異なった価値観をもつ「妖怪」な鬼太郎。
命の恩人? だからどうした? 用が済んだらさようなら。
金の話にはぴょんと飛びつく鬼太郎さん。
鬼太郎・目玉の親父・ねずみ男などが繰り広げるシュールな会話、救われないモブキャラたち。
基本は1話完結なので見やすいと思います。
OPでは、貸本漫画時代のカットが見られます。
一度原点に戻ってみてはいかがでしょうか。
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目玉の親父、もとい、鬼太郎の歴史
原点をたどると、1933年頃に紙芝居作者の伊藤正美という方が作った「ハカバ奇太郎」という作品に突き当たります。
カタカナだったという説もありますが、「鬼」ではないんですね。
その後1954年、水木しげるが、原作者の承諾を得て、紙芝居を貸本マンガという形で本にしたのが始まり。
「蛇人」という作品で設定が、「空手鬼太郎」という作品で、始めて目玉の親父が登場したとのことです。
実に20年以上にわたって鬼太郎には親父が居なかったわけですね…。
かわいそうな目玉。
それはさておき、
その設定を元にして、水木しげるが1960年頃に貸本マンガとして、あらためて書き起こしたのが「墓場鬼太郎」。
紆余曲折を経ながらも、1965年に「ゲゲゲの鬼太郎」として連載開始、1968年にアニメ化されました。
1965年~の連載作品、これが1期にあたります。
当時は「墓場」という言葉に問題があったのか、「ゲゲゲ」に改名。
ゲゲゲの語源は、水木しげるの「しげる」が「げげる」に聞こえたから、と言われています。
また、アニメ化された頃には内容も子供向けのヒーローものになっていたそうです。
つまり、シュールな主人公としての鬼太郎が活躍するこの「墓場鬼太郎」というアニメは、1960~1964年頃に描かれた「ゲゲゲの鬼太郎 零」とも呼べる存在なわけです。
声の出演も、時代を考えて「ゲゲゲの鬼太郎」の1期スタッフに合わされています。
1968年のアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」キャスト
鬼太郎:野沢雅子
目玉:田の中勇
ねずみ男:大塚周夫
2008年のアニメ「墓場鬼太郎」キャスト
鬼太郎:野沢雅子
目玉:田の中勇
ねずみ男:大塚周夫
深夜アニメとしては異例の、平均視聴率5.0%をマークしているそうです。
アニメをほとんど見てこなかった私も、この作品はリアルタイムで視聴していました。
あにこれでも、もっと知られて欲しい作品です。
Dkn さんの感想・評価
3.4
作者がホームページで描いていた『奇異太郎少年の妖怪絵日記』が「マンガごっちゃ」に連載され単行本化します。
セピア色の一枚絵に大きく文字を書き、髪飾りの赤などで差し色を加える特殊な形式での原作漫画が素敵でして、
私が思い出したのは「※児童書」の人気シリーズですね。※絵本と小説の中間になった物など、子供が読み易い本。
携帯電話用の漫画だった為にこの形式で描いていたらしく、おかげで独特な雰囲気がジャンルに合っています。
奇異太郎少年は霊感がつよく、細かい事を気にしない性格や幼い見た目に反して、どこか達観したような少年。
ある時、本宅から400メートルほど先にある“離れ”に住まわされる事になり、おんぼろな和風建築の一軒家を見て
「離れと言えど離れすぎではないか。しかもボロい。児童虐待だろこれ。」と思いながらも一人暮らしできて楽か、
と切り替え、喜びのダンスを踊りだし(?)、開放感で全裸になってしまおうと脱ぎ出す、プラス思考の持ち主。
ズボンに手をかけたところで、離れの縁側からこちらを見る和装をした少女の視線に気づきギリギリで手を止める。
「誰ぞ?」 と、少女が一言。
自分を家の主(あるじ)だと言う少女は「すず」と名乗る座敷童子。彼女や妖怪たちとの共同生活が始まります。
本作は可愛い女の子やエッチなお姉さんとのラブコメも見どころではあるのですが、何よりも本格的な妖怪たちが
数多く出ることや、一話完結で人間と妖怪の垣根を超えた人情、そして、ときどき教訓を教えてくれる作品です。
漫画では番外編として大人になった奇異太郎の日常話があるのですが、奇異太郎よりも長く生きた妖怪たちは、
自分たちよりも寿命の短い奇異太郎を好きになればなるほど、彼との別れを想像して、少し寂しそうな顔をする。
夏は打ち水をし縁側で涼んで、秋は落ち葉を集めて実りを堪能し、冬は炬燵で丸くなって、雪の積もる庭をかけ、
春は満開の桜を眺めながら暖かい風を感じるような、季節と共に感じる妖怪との暮らしは種族の差を埋めてくれます。
原作は今でも更新されているので興味のある方は是非覗いてみてください。
【モルモル亭 奇異太郎Ver.】
http://www.ne.jp/asahi/molmol/sky/index.htm
アニメ化は原作のスタートでは無く徐々に増えるキャラクターたちが揃った所からはじまり、原作の雰囲気は
あまり感じられなく残念ですが、羽佐間道夫の落ち着いたナレーションや、途中で驚くような作画回もあったりと、
原作とは違うアニメならではの魅力もあったので一見の価値アリでしょうか。アニメとしてはよく出来ていた。
ただ、原作が好きな人は口をそろえて言うでしょうが、上記したちょっとエッチなコメディをやりながら、
妖怪たちとの楽しく少しせつない季節を感じるスローライフや、近年珍しい詳細な妖怪辞典としての情報など、
私達が感じていた良さを殺された感覚でした。
アニメファンの私としては唸るところもあったが原作の色を引き出せていない複雑なアニメ化であったと思います。
ブリキ男 さんの感想・評価
3.8
原作は影山理一さんの同名漫画。ゲゲゲの鬼太郎に出てきそうな妖怪たちと霊感の強い少年奇異太郎の織り成す日常ギャグアニメ。本編は3~4分くらい。
影山理一という名前を聞いて、「夢使い」とか書いている植芝理一先生がペンネーム変えたのかなと思ったら全然別の方でした。
原作は著者サイト「モルモル亭」やWEBマガジンサイト「コミックライド」とかで連載中。無料で全話読む事が出来ます。何とも至れり尽くせりな時代になったものです。
主人公の奇異太郎君は半妖とかじゃなくて、一応人間という設定。故あって本宅を追い出されたいい所のお坊ちゃん。霊感が強いと言うに留まらず、あっさりと妖怪退治しちゃったりもします。若干のふてぶてしい態度とか、女性(の妖怪)に対する淡白な態度とかが面白い少年です。
もう一人の主役、座敷童子のすずは"のじゃ"とか"かや"とかを語尾に付ける例の感じ、年齢不詳の少女の姿の妖怪。漫画版を読む限りでは博識ながら心は乙女、何となくポンコツな印象(笑)ツンデレ気味でかわいいキャラです。
1話
{netabare}
初回から妖怪大戦争って不穏な展開でしたが、何の事は無い夫婦ゲンカの類でした。こちらはアニメオリジナルのエピソード。バトルものではないので素直に原作どおり描いたほうが良かった様な気がしてならない‥。
{/netabare}
2話
{netabare}
原作で言うと1話とあか舐め回に当たります。ショート枠に2話詰め込むのには無理があります。奇異太郎君とすずさんの出会いは1話分くらい割いて欲しいと思いました。面白いのに‥。このアニメだけでは奇異太郎君とすずさんが一緒に暮らす様になった経緯が全然分からない‥。それに演出とか音楽とか色使いとかが派手な感じで、原作の素朴な雰囲気が全く表現出来ていなかった様に感じました。会話が少ないのも残念です‥。
{/netabare}
3話
{netabare}
ぬりかべの話、原作には無いラッキー?スケベとか、わざわざ入れなくてもなくても良かったのではと思います。こういうので視聴者を惹こうという算段なのだろうか? 今後もこんなのがしょっちゅうあるならイヤだなぁ‥。原作の、ズレた感じの奇異太郎無双に引き気味の、すずさんの台詞で締めくくった方が味があって良かったと思います。
{/netabare}
5話まで見終えて、原作の素朴でシュールな雰囲気は好きですが、アニメ版はいつもスケベネタを挟む作風で、マンネリ感強くてちょっとつまらないですね‥。
6話は奇異太郎君のそつない優しさが描かれた良回でした。お約束な感じの展開も追加されなかったし、原作準拠の落ち着いた雰囲気に癒されました。私的にはこの路線でやって欲しい‥。
7話~
{netabare}
7話はカイジ+ジョジョ+遊戯王な奇異太郎君と"手の目"のギャンブルバトル回。パロディ満載でちょっとわらかされました。
8話、すずさんのかわいい仕草がたくさん見れる照魔鏡と雲外鏡のお話。6話から楽しい話が続きなので、レビュータイトルの"ほんわか笑えるギャグアニメ?"から?を取り除きました(笑)
{/netabare}
終幕後のすずさんによる妖怪解説も毎回地味に面白いです。奇異太郎君の反応も微妙にずれてて笑かされるし‥(笑)
原作ではだいたい一話に付き、一体の妖怪が登場し、昔話の「三枚のお札」から、龍玉やら、雛見沢流上級トラップやら、パロディネタがあったり、心温まる日常やちょっと感動出来る話があったりと、お話のバラエティは豊富。1話はバトルものっぽい雰囲気ですが、2からは原作に準じた奇異太郎君とすずさんを中心に据えた日常ものになります。早々に切ってしまうのは勿体無いかも‥
最後まで観終えて、原作にある台詞を削ってまでラッキースケベによるワンパターン展開をしょっちゅう入れるのは無駄に感じました。下ネタを好むかどうかは人の嗜好の問題なのであれこれ言えませんが、そういうのを多用すると笑わせ方もどうしても単調になってしまう上、話の内容も急ぎ足で薄くなってしまうので面白みや工夫が感じられません。繰り返し同じものを見せられている様で辟易させられてしまいます。
構成について、第1話に原作には無いバトルものの様な派手な描写を入れ、結局は最終話に原作1話を持ってくる所とか、4分枠に2話詰め込む回がある所とか、色々と疑問を感じました。
背景やキャラ描写など、作画面は美しい印象を受けましたが、原作の素朴な雰囲気を大事にするなら、もっと荒くても良かったような‥。力の入れどころを色々と間違っている様に思えてしまいました。
全体的に見るとギャグあり、ほのぼのあり、楽しい日常アニメだったと思います。
37111 さんの感想・評価
4.0
ショートアニメ。
流し見してたのでストーリー的な部分はあまり記憶にないが、つまらなくもない。
妖怪物としてよくある設定なのですんなり受け入れられるだろう。
特に感想はない。スマヌ。。。