2015年度の妖刀おすすめアニメランキング 1

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70.0 1 2015年度の妖刀アニメランキング1位
デュラララ!!×2 転(TVアニメ動画)

2015年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (783)
5019人が棚に入れました
若者たちが集う東京の池袋を舞台にアクの強すぎる登場人物が織り成す予測不可能なハイテンションサスペンスアクション作品であるデュラララ!!×2の分割2クール目となる。




声優・キャラクター
豊永利行、宮野真守、花澤香菜、福山潤、沢城みゆき、神谷浩史、小野大輔、中村悠一、梶裕貴、高垣彩陽、寺島拓篤、下野紘、M・A・O、小野友樹、山口勝平、金元寿子、喜多村英梨、岸尾だいすけ、藤田咲、大塚明夫、堀江一眞、小林沙苗、伊瀬茉莉也、福圓美里、小西克幸、大塚芳忠、藤原啓治、黒田崇矢、小野坂昌也、久野美咲、加瀬康之、飯塚昭三、森川智之、三上哲、種﨑敦美、梁田清之、桑島法子、KENN、五十嵐裕美、村田太志、上田燿司、井上喜久子
ネタバレ

Yulily さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ようこそ、池袋ファンタジーの世界へ…♪

「えっ、何?この続き…一体どうなってしまうの!?・・」

こんな終わり方をされたら気になって仕方ない…じゃない

「デュラララ×2 承」ラストでは上手いタイミングでお預け状態にされてしまいました私

続きを見るべく おかしなキャラクターが集まる混沌の地・・池袋(デュラララ×2転)に訪れました。
{netabare}
「承」の最終話で刺され倒れた臨也。
果たして絶体絶命のこの窮地を逃れることが出来るのでしょうか?

流石にこの状況をひっくり返すことなど難しいのでは?と感じていましたが…
冷静に考えるとあんなところで大人しく最後を迎えるはずがない…ですよね(笑)
命に別状はなかった臨也。病院のベットの上では心底愉快そうな表情を浮かべながら、もう次の策略を練っているかのよう…
はい、全く懲りていません!
完全に狂っていて、まともじゃありませんが…どうしてでしょう…嫌いになれないんですよね~臨也君。
cv神谷さんの声がついた効果なのでしょうか?
この臨也事件を発端に騒ぎが一段と拡大していくのです。
{/netabare}
物語も中盤から後半に差し掛かり多くのキャラクターが縦横無尽に池袋を駆け抜けます。

リアルで私も時々お邪魔する池袋がなんでもありの街になっていて

現実の世界と非現実な世界が絶妙に混ざり合った街に潜んでいるファンタジーを覗いているかの様な気持ちになります…
まるで都市伝説を見てしまったかの様なゾクッとするような感覚…かな?

ストーリーに関して、すごく惹かれるものがありますか?と問われたら

少し考えた後に「それほどでも。。」と小さい声で返答してしまう私がいます。

それでも見続けている理由はというと多種多様の魅力的なキャラクターです。

回を重ねるごとにキャラクターが増えて人物相関図も複雑になっていくのですが、お話も膨らみ面白さも増しているように感じます。

登場するキャラクターが多すぎて名前が覚えられない~という方に嬉しい(?)OP
キャラクター紹介の映像と共に前回の流れを短く纏めてくれています。

私のお気に入りのキャラクターは
セルティ、新羅、正臣、杏里
(声優さんは順に、沢城さん、福山さん、宮野さん、花澤さん)
個人的お気に入りの名前が揃う豪華なラインナップです。
特にcv沢城みゆき。沢城セルティが可愛くて好きです。 
{netabare} 伝説の存在とは思えない程の怖がりさんで白バイ隊員を本気で恐れている姿なんてホントにかわいい♡

ダラーズとブルースクウェアを手に入れた帝人、帝人を取り戻そうと奮闘する正臣、既存の勢力に対抗して新たな勢力が池袋の裏側から現れます。

個性豊かなキャラクターが巻き起こす事件を軸に複数の視点で物語が展開します。

また決して落ち着くことのない池袋でのラブにも注目です。
一筋縄ではいかないキャラクターの愛のカタチも本当に個性的で、とにかく飽きさせません

・入学時から杏里を想う帝人
・正臣&沙樹
・誠二&張間美香…依存度MAX…怖いです
・弟の誠二を想う姉…これも怖い
・幽&聖辺ルリ
・セルティ&新羅
(お気に入りカップル)
心に響く真っ直ぐな新羅の言葉がセルティに届き…愛が深まりました。お似合いの二人ですね。この二人には幸せになって欲しいです
・・・次回「結」でゴールインしてくれたら嬉しいのですが♡!

翻弄されるキャラクターたちの物語は思い切りよく展開が繰り広げられました。

気になるラスト・・
絶体絶命の危機に直面した臨也の運命は?
新羅とセルティの家に集まる皆は誰かの陰謀なのか?
謎が謎を呼ぶ最終話でした。
{/netabare}
序盤での伏線を回収しながら次回「結」では どう繋がり収束していくのか、そして恋は成就するのか興味深いですね。

最後の結末をしっかりと見届けるべくデュラララ×2結に進もうと思います(続く…)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 60
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「西池袋のロサ会館」のようなアニメ

[文量→中盛り・内容→雑談系]

【総括】
十分に面白いのだが、「果たして4期も必要か」という疑問は生まれた。なんか、「無理に引き伸ばしている」と感じることもチラホラ。1期が一番テンポが早くて面白かったかな。

とはいえ、十分に面白いんですよw さて、ラストを観てましょう!

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
池袋西口を出て、右手に見えるのが「西一番街」という大きな歓楽街。その中にあるのが、「ロサ会館」という複合商業施設。オープンは1968年と、池袋に現存する大型施設の中では、かなりの老舗で、サンシャイン60が出来る前までは、池袋のランドマーク的な存在でした。映画館にスポーツ施設、呑み屋にキャバクラにゲーセンにライブハウス、正に「何でもござれ」の商業施設です。基本は「楽しい」施設なんですが、そこには池袋の「歴史と変遷」がギュッと詰まっています。

まず、序盤はかなり明るい作風にガラッと「転」回され、楽しい雰囲気の中で作品が進行していきます。しかし、中盤以降は次第にシリアスの割合が増していき、各キャラクターの過去がたくさん描かれています。人は、その人格は、過去の積み重ねでできている。彼らがそう動くには、それなりの理由がある。彼らの中にある、それぞれの「歴史の積み重ね」。

そんなところが、「ロサ会館」っぽい、と思いました。

さて、アニメの中身の感想です。

「自由」という言葉の曖昧さと横暴さ。

ダラーズは、上も下もなく、横さえも曖昧な集団であり、その活動方針も、「自由」の一因だけ。

ダラーズは「自由」だからこそ、「暴走」するのも「自由」であり、「暴走を止める」ことも「自由」であり、「統率」するのも「自由」である。

それは何か、「銃をもつ自由」を述べる一方で、「銃規制」という議論が尽きないような。「移民」の「自由」や「権利」を守ると述べつつ、国境を封鎖するという大統領を選ぶような。そんな、「アメリカ社会の、自由の歪み」を重ねたような存在。それが、ダラーズ(の歪み)だと思いました。

登場人物も一通り揃い、正体も明かされ、いよいよラストに向かっていきますね。
{/netabare}

《以下ネタバレ》

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
なんか妙にコメディタッチで観やすかった。

2話目
女の怖さが詰まった回でした。ホラーですね(笑)

3話目
赤林、格好よし!

4話目
ヴァローナがデレたw

5話目
セルティは相変わらず可愛いな~。

6話目
ドア破られるの好きだな~。

7話目
瀕死の新羅に声を掛けられない、セルティの切なさ。ここで鍋の伏線回収か。

8話目
折原回。なんか色々と上手くいきすぎている気はするけど、まあ、ラスボスですしね。

9話目
話がスローテンポになってきたかな。

10話目
ようやく進行。ここで引きを作って、「結」への視聴継続に結びつけたいのね。

11話目
遊馬崎、狩沢、渡草の怖さが良い感じですね。

12話目
中二病のようなことを言って誤魔化すな(笑) さて、ラスボス2も出てきたところで、いよいよ「結」か。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 21

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

「起承転結」の「転」に位置付けられる作品です^^

この作品は、デュラララ!!の3期に位置する作品です。物語に繋がりがあるので、前期を未視聴の方はそちらからの視聴をお薦めします。

2期の「承」では登場人物が一気に増え、結果的に混沌さを増した展開となりました。
その様な状況から、どの様な「転」に繋がっていくのか・・・
「転」の位置付けである「結果に向けた物事の転化」がどの様に見えてくるのか・・・
個人的にはそこが非常に楽しみでした。

完走して振り返ってみると・・・より一層混沌さが増したのではないでしょうか^^;?
それでも、変化点は幾つかあったように思います。

これまで池袋の日常がずっと描かれていました。たくさんの登場人物が複雑に絡み合い、それぞれが異なる思いを持って生きている・・・
これ自体はごく自然な事なのですが、これまで日常で抑圧された・・・或いはしてきた思いを抑えきれなくなり、形となって現れ始めたのは変化点だと思いました。
中には奥底でずっと思いを燻らせていた方がいらっしゃったんですね。

そういう火種がポツポツと出てくると見えてくるのは人間の本性・・・
日常生活において、本性はきっと奥底で眠り続けているモノ・・・なだと思います。
仲良しごっこができているうちはきっと皆んな幸せです^^
でも恋人、友達や仲間といったかけがえのないモノが有事の際・・・仲良しごっこなんかしていられません。
これまでと全く違う一面が見られたキャラがいたのも変化点だったと思います。

そして、登場人物は更に増えます・・・^^;
増えるだけでなく、これまでサブキャラだと思っていた人が前面に出てきたり、これまででは考えられないような人と人の繋がりが出来たり・・・
この物語の主人公はセルティとwiki先生が言っていましたが、今回の作品を視聴する限り、正直とても主人公だとは思えませんでした。

結局、この作品の方向性は何も分からないまま終章に突入するのかな・・・と思いましたが、終盤で兆し・・・のようなモノは見えたのも変化点・・・でしょうか^^;?

オープニングテーマは、豊永利行さんの「Day you laugh」
エンディングテーマは、REVALCYさんの「EXIT」
個人的にはエンディングの方が好みでした。一度カラオケで挑戦してみましたが難しかったです^^;

#13〜#24の1クール12話の作品でした。今、この物語は巨大な風呂敷が広げられた状態だと思います。
「結」でこの風呂敷をどう畳んでいくのか・・・気になるところです^^

投稿 : 2024/11/02
♥ : 19
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