奴隷で魔王なおすすめアニメランキング 8

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの奴隷で魔王な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月17日の時点で一番の奴隷で魔王なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

80.3 1 奴隷で魔王なアニメランキング1位
異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (805)
4000人が棚に入れました
「ゲームで魔王やってたら、異世界に召喚された!?」MMORPGクロスレヴェリにおいて坂本拓真(さかもとたくま)は、他プレイヤーから『魔王』と呼ばれるほど圧倒的な強さを誇っていた。ある日、彼はゲーム内の姿で異世界へと召喚されてしまう。そこには「私こそが召喚主」と言い張る少女が2人いた。拓真は彼女たちから召喚獣用の奴隷化魔術をかけられる――しかし固有能力《魔術反射》発動!奴隷と化したのは少女たちで……!? 魔王(演技)が絶対的な強さで突き進む異世界冒険譚、開幕!

声優・キャラクター
水中雅章、芹澤優、和氣あず未、原由実、大久保瑠美、加藤英美里、種﨑敦美、森嶋優花、千本木彩花、置鮎龍太郎、石田彰、大塚明夫

BakerRIo さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.6

タイトルでもうね…

テンプレに少しひねりを加えただけの内容の薄っぺらいアニメばっかだよな。ドラマも医者や刑事、弁護士系のばっかで新しいことがまっっっっったくない。惰性で見るのもやめた、というかもうタイトルで見る気が失せる。アニメなんだからもう少し独特な世界観や設定を作ろうとは思わないのかね。サイコパスやメイドインアビスみたいな良いストーリー・設定と神作画のアニメに出会えるのはいつになるんだろうか……

追記
タイトルが酷いとはいえ流石に1話も見ずに切るのは酷だと思い観てみました。作画は悪くなかったのですが、テンポが早すぎてストーリーにのめり込むことはありませんでした。「気づいたら転生してた」「女性キャラがちょろい」「主人公最強」等の典型的な設定が盛り沢山ですが、惹きつけられる新しい要素は全く見つけられませんでした。今後視聴することはないと思います

投稿 : 2024/11/16
♥ : 12

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

最後までしっかりと楽しめました

原作未読。最終話まで視聴。

異世界転生+主人公最強+ハーレム+微エロ+コメディ。
異世界転生で主人公最強でハーレムというと、大ハズレの予感しかしなかったけど、意外と楽しめました。

取り巻きが無駄に増えないのと、主人公が最強なのに意外とヘタレなのが功を奏していると思います。
この作品といい、オバロといい、このヘタレモードが魅力の一つだと思います。

第2話の微エロ展開で、正直ドン引きしましたけど、第3話でしっかり挽回。
以降も、コメディとシリアスのバランスの良さは高評価です。
ただし、第10話のエロシーンは評価が分かれちゃうかも知れないですね。
明らかに”微”の域を逸脱していましたからね。

あと主人公が、ゲームとこの世界の違いを確認しながら、慎重に事を進めている所も高評価です。
主人公の心の声が、私のような原作未読者にも、分かりやすく世界観を説明してくれますからね。
(この点もオバロに似ているかも)

主人公役の声優(水中雅章)さん。ほぼ初見なのですが、良い声優さんですね。
魔王バージョンとヘタレバージョンの演じ分けが、とても良かったです。

脇役ですが、何故か女性陣がピンチになると駆けつける、エミール・ビュシェルベルジェール。
憎めない好キャラで、大好きです。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 57

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

一般人に生活感が溢れる良作

原作は未読でしたが、8話目辺りで追いついて、その後既刊分(1~10巻)を読み終えています。下記は4話目を観終わった辺りでのレビューです。

また、その後に最終回まで観終わっての追記があります。
==
原作ライトノベルは未読です。

大まかにどんなお話かという点ではあにこれの「あらすじ」が「だいたい合ってる」という感じで良くまとまっているので、作品の説明に替えて第4話まで視聴を終えた時点での登場人物などを中心にここまでのインプレッションなどを書いてみたいと思います。

ディアブロ(本作品の主人公): 作品の舞台となっている世界とそっくりなMMORPG「クロスレヴェリ」での豊富なプレイ経験を持ち、本作品中では他のキャラクターを圧倒する力を持つ自称「異世界の魔王」。

神などの作為を自覚できるような転生・転移のプロセスを経ていないせいか行動は意外と慎重。行動原理はソロプレイで培われている点はあるにせよ、人物的な好感度は比較的高めかと思います。

シェラ・L・グリーンウッド(ヒロイン枠): 巨乳エルフ。もう一人のヒロインであるレムと比べると智謀的には劣る印象。ムードメーカー的なところがあります。

レム・ガレウ(ヒロイン枠): 貧乳の獣人(猫っぽい)。話のキーになりそうな宿命を抱えているせいか、影のあるキャラ。そこそこ強い筈のわりには、シナリオ的にはピンチに陥りがちな感じがします。

セレスティーヌ・ボードレール: 魔術師協会会長。比較的思慮深い常識人枠。ここまでの登場人物の中では、おそらく一番物を知っていそうな人。

シルヴィ: 通称「ギルマス」(ギルド・マスターの意味?)で、ディアブロたちが拠点にしている街ファルトラの冒険者協会会長。ディアブロの実力を、測れないなりに一番理解できているっぽい人。いでたちはほとんど痴女(笑)。

エミール・ビシェルベルジェール: ファルトラの冒険者の一人でディアブロを除けば恐らくは最強クラス。「すべての女性の味方」を自称し、チャラいところはあるものの愛すべきバカ。

他にも名あり、モブキャラ含めて多くのキャラクターたちが登場しますが本作品の長所として各キャラに良い意味で生活感が感じられる点があると思います。

戦闘で犠牲者が出れば弔い、街が破壊されれば皆で協力し合って復興にいそしむ様子が作中で描かれており、私としては作品自体に好印象を持っています。

ディアブロも含めて死んだら「死ぬ」のであって蘇生という概念はなさそうで、実力差はあっても相応のMP消費などもあって、本当はダメージがあっても「やせ我慢」で無双キャラを演じるなどの心理戦要素もなかなかの見どころになっていますね。

ディアブロの極大魔法が橋を吹き飛ばした後で川面が完全に割られた後に水が吹き戻して渦巻くなど、意外と場面描写も丁寧だったりします。

実はかなり面白いんじゃないでしょうか。ということで今後の展開も楽しみにしています。


2018.9.21追記:
最終回の12話まで観終わりました。まず、ライトノベル原作のアニメ化と考えるとなかなか良いアニメ化だったと思います。原作は続いていますが話の区切りとして中途半端な感じがなく、仮に2期目以降があった場合でもこのやり方を踏襲するならシリーズ構成的な失敗はなさそうです。

原作の1巻をアニメの4話のペースで構成していて、12話でおよそ原作3巻分の話がアニメ化されました。ただし原作では毎巻引きがあって次巻に続く構成になっている(例えば3巻だとエルデガルドとアリシアの脱出で終わる)ので、アニメでも一部4巻の内容が含まれます。

原作でアニメの続きを読むということなら4巻からで良いと思います。

キャラクターデザインについては原作イラストと別人とまではいきませんがけっこう変えてきてますね。ただ原作イラストのキャラクターデザインはアニメで動かすのは不向きと思われ、キャラデザ変更は良かったと思いました。

OP/ED主題歌はともに出演声優が歌う形になってますが、特にOPは背景アニメの出来も含めてどちらも作品内容に沿った良曲だったのではないでしょうか。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 49

67.4 2 奴隷で魔王なアニメランキング2位
魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?(TVアニメ動画)

2024年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (120)
374人が棚に入れました
「もしかして、これが恋ってやつなのかっ!!!」 孤独な魔術師は一人の少女に恋をした 悪の魔術師として人々に恐れられているザガン。 不器用で口の悪い彼は、今日も魔術の研究をしながら領内の賊をぶちのめしていた。 ザガンは、悪友のバルバロスに誘われて参加した闇のオークション会場で、魔王の遺品として出品された白い髪のエルフの少女ネフィと運命的な出会いを果たす。 全財産をはたいて、ネフィを自身の城へ連れ帰ったが、これまで人付き合いをすることのなかった口下手なザガンは、ネフィにどう接していいかわからないまま、まともな会話も出来ず狼狽えるばかり。 これからはじまる二人の共同生活の行方は如何に―。 口下手な魔術師と美少女エルフのじわキュンラブコメディ。

声優・キャラクター
ザガン:小林裕介
ネフェリア(ネフィ):市ノ瀬加那
シャスティル・リルクヴィスト:菱川花菜
バルバロス:谷山紀章
フォル:美坂朱音
ラーファエル・ヒュランデル:稲田徹
マニュエラ:伊藤彩沙
ナレーション:森川智之
ネタバレ

青龍 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

コミュ障の魔術師を日常介護するエルフを生暖く見守るお話。

手島史詞(原作)、COMTA(イラスト)による原作小説は、HJ文庫(ホビージャパン)にて書籍化(既刊18巻、原作未読)。
板垣ハコ(作画)によるコミカライズ版は、ウェブサイト『コミックファイア』(ホビージャパン)で連載中(既刊11巻、コミカライズ版途中まで既読)。
アニメは、全12話(2024年)。監督は、『発明BOYカニパン』シリーズ、『人造昆虫カブトボーグ V×V』などの石踊宏。制作は、『虚構推理(1、2期)』、『夏目友人帳』シリーズなどのブレインズ・ベース。
(2024.6.20まとめ)

【あらすじ】
剣と魔法のファンタジー世界で、若くして「魔術師の王」たる「魔王」として世間から恐れられることになる魔術師ザガン(CV.小林祐介)は、ある日、オークションに奴隷として出品されていた白髪のエルフ・ネフェリア(愛称「ネフィ」:CV.市ノ瀬加那)に一目惚れ。そして、彼女を嫁にするため大金を出して落札した後、自分の城で一緒に生活を始めるのだった。
しかし、ザガンは、極度のコミュ障であったため、その愛情をネフィに素直に伝えられず、出てくる言葉は、その気持ちと裏腹なものばかり…
(→『魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?』)
そんなザガンを初めは怖がっていたネフィであったが、次第にザガンの優しさに気づき、お互いに惹かれていくという『美女と野獣』的なお話。
(ただし、ザガンはイケメンだし、いうほどコミュ障でもない(笑))。


【コミュ障の魔術師と彼を日常介護するエルフを生暖く見守るお話】
本作の見処は、互いに不幸な境遇を抱えて出会った二人が、不器用で時にすれ違いながらも、互いの優しさに気づいて次第に惹かれ合い愛を育んでいくというところ。色々あるけど、二人がイチャイチャするか愛が深まる結果に収束していくというのが基本的な流れ。それを深刻になりすぎず基本的にコミカルに描いたラブコメ作品。

簡単にいえば、コミュ障の魔術師と彼を日常介護するエルフを生暖く見守るお話です(笑)


なお、「コミュ障の魔術師を日常介護」するネフィは、声優が同じ市ノ瀬加那さんや癒し系キャラということもあり、『葬送のフリーレン』のフェルンを彷彿とさせます(※声優の評価だけ高い理由)。
ということで、波及効果としては、特にフェルンロスというニッチな喪失感をお持ちの方にオススメの作品にもなっております(笑)


【感想(※ネタバレ有り)】
{netabare}11話からの展開が、正直、うーんって感じ…

本来、魔術師となかよくやりたい人のはずの聖騎士ラーファエル(CV.稲田徹)が、これまで魔術師をたくさんぬっころしてきた理由がねえ…
確かに顔は怖いし態度も威圧的だけど、向こうがビビって勝手に襲ってきたは、流石にちょっとキツイ…。原作漫画を途中でやめていたので、そんな展開になっているとは露知らず…

ただ、原作漫画を読んでいたときから、ザガンとネフィの関係性がいいと思ってたんですよ。それだけでも観る価値はあったと思います。

あとは、とにかく竜の少女ウォルフォレ(CV.美坂朱音)とネフィがかわいかったです(小並感)。{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 4

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

強い変人DTが自己評価の低い美少女(処女)をゲットするいつものやつ

 最終話(12話)まで観ました。2024.06.24

 どんな酷い物語になるのかと思ったら、幸せ疑似家族になって楽しく暮らしましたとさ…。オシマイケル!

 これが家族の価値なのだ!と言うのをこれでもかと見せつけられた感じです。嫁、持家、子供!ついでに執事もゲットだぜ!コミ障魔王として恐れられていたザガンも地域社会に受け入れられた様です。

 結局、地域社会のメンバーとして認められるには、家族がいて、持家じゃないといけません。今だに個人としてではなく、〇〇家のメンバーという地位の方が重要なのです。

 最初に予想した様に、観ていて毒にも薬にもならない、既視感ありアニメでしたが、結局、世の中の価値観に媚びた予定調和的な内容こそ完走出来るアニメの条件なのだ!と言うことが再認識出来て良かったと思います。
 
 ロリドラゴンとネフィの可愛さに全振りアニメだったので、まぁ最後まで視聴して後悔はありませんでした。ただ…、奴隷を買うという最初の方の設定必要だった?

 最初に書いた様に、奴隷制度の存在する社会を上手く表現出来ていない様な…。

 近所の住人も奴隷上がりのネフィに対して、何も思って無い様ですが、下卑た目で見てくる位の演出はあっても良かったですね。

 ほとんどの日本人が、かつて奴隷に等しい身分の下人や水呑百姓だったのに、すっかり奴隷制度の残酷さを忘れて、物語として消費しているのは、思い上がりも甚だしいとしか思えませんね。
……………………………………………………………………… 

 8話まで観ました。2024.05.27

 凄く強くて恐れられている魔王達、魔王と敵対する聖剣持った聖騎士、魔王ポジションを狙う魔術師…。力は戦って奪え!の殺伐とした世界っぽかったですが…。

 何となく、仲間が増えたことにより、主人公に優しいヌルい世界になって来ました。まぁ、奴隷エルフに惚れられてイャチャラブする物語が、コメディ路線にならない訳がありません。

 奴隷エルフをどんなに虐待しても反抗してきり、屍を越えて行け的な戦いをしてくる交渉の余地のない頑迷な敵対勢力と延々消耗戦やるみたいな疲れる話はアニメ化されません。

 そんなの現実だけで充分ですね。後、コメディにしないと、そもそも処女で美人の奴隷女を購入出来る世界観が非道すぎます。

 美処女が買えるなら、一般女性はもっと安く簡単に買えるはずです。岡場所で一杯の掛け蕎麦くらいの値段で夜鷹が買えるけど、みんな性病の江戸時代みたいな世界になってしまいます。現代的な価値観だと地獄ですね。

 結局、この手の話はユルユルコメディ路線に集約しないと観るに耐えない様です。
………………………………………………………………………
 初回観てのレビューです。2024.04.10

 以前放映していたイケナイ…と同じ様なお話です。仕方無いですね。エロゲーの定番、弱った美少女につけ込む系の話にオリジナリティなんて求めてはいけません。

 世の中の殿方達の嫌がるメンヘラではなく、普通の感覚を持ちつつも自己評価の低い美処女なんて、誰が考えてもそんなにレパートリーはありません。

 男の方も、単なる強男だと嫌味過ぎるので、変人陰キャ設定にすると、みんな似てしまいますね。変人が棲息している変な社会なので、世間体も気にしなくてOK!世界観も似てしまいます。

 想像以上のことは起こらないギャグアニメになりそうなので、視聴の優先度は低くなりそうです。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 6

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

陰キャ主人公が面白い。ヒロインも可愛い

さて、作画はほどほど。まあ悪くはないですね。

主人公は気に入りました。
なろう系には変にスカした主人公が多くて気に食わないことも多いのですが、きっちりヒロインを大好きなところは微笑ましく気に入りました。
性格も陰キャで面白いですね。まあタイトル通りの内容ですが、微笑ましく応援したくなりました。

ヒロインも可愛いですね。
しかしまあ、私は普段は声優はあまり云々しないのですが、ちょっとヒロインの声優さんがあまりに旬なもんで、つい意識しちゃいましたね。
ヒロインがフェルンだ! と…。
雰囲気も似ていて、ついつい思い出しちゃいますね。

優れた魔術師が魔王と呼ばれるようですが、主人公はまだ魔王では無いのですね。タイトルと違いますがまあ些細な問題ですね。
そこはヒロインと共に成り上がっていくのでしょうか。
楽しみですね。

というわけでこれは気に入りました。視聴継続です。

全話感想
なかなか楽しく見られました。
ヒロインが可愛く主人公も良いですし、脇キャラもなかなか魅力的で隙がないですね。
まあ基本的にはイチャイチャしているだけなんですが、魔族の存在とかテーマもちゃんとあって。
良かったと思います。

しかしタイトル、改めて考えると割とキモいですねw
いや全然良いですが。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 3

68.4 3 奴隷で魔王なアニメランキング3位
最強陰陽師の異世界転生記(TVアニメ動画)

2023年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (214)
722人が棚に入れました
強いだけでは幸せになれない。たとえ、最強の陰陽師だとしても。 並ぶ者のいない天才と称された陰陽師・玖峨晴嘉は、朝廷からの裏切りにあい、命を落とそうとしていた。 次の生でこそ幸せになりたいと決意し、自ら生み出した秘術・転生の呪い(まじない)によって異世界に転生する。 そして、セイカという名と新しい人生を手に入れた。 「前世の自分に足りなかったものは狡猾さ、今世では上手に立ち回り幸せな生を手に入れる――――」 最強の陰陽術と強力な妖怪たちを従え、彼の進む先に待ち受けるのは、望んだ平穏か、それとも・・・。 いまだ誰も目にしたことのない、最強の陰陽師が挑む異世界ファンタジーが始まる。
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

狡猾に 策を巡らす 怨霊の 掴みし幸は 花霞かな

原作小説『最強陰陽師の異世界転生記〜下僕の妖怪どもに比べてモンスターが弱すぎるんだが〜』はweb版、ラノベ版共に未読。

【物語 3.5点】
シリーズ構成・脚本・待田 堂子氏。
私が好相性を感じている書き手の一人。
伏線の強調の仕方が、しつこ過ぎず、分かりにく過ぎず。
私にとって丁度いい塩梅なのが心地良いです。

終盤、主人公セイカ・ランプローグが(※核心的ネタバレ){netabare} 魔王{/netabare} でしたという件にしても、
道中セイカはチョットやばい奴だぞ?という布石が、
アンテナ張っていれば捉えられる程度に、さりげなく置かれていたので、
唐突感なく受け入れられました。

ラストの(※核心的ネタバレ){netabare} 勢力均衡を保つ人間界と魔界。
魔王を倒す勇者伝説など疎ましい。{/netabare}
この世界の大局提示も上々でした。


世界観・設定によるシナリオ明快化もまずまず。

主人公最強な転生者の陰陽道が、洋風ファンタジー世界にインパクトを与える構図。
和と洋。設定のコントラストで展開が捉えやすかったです。

転生者の主人公は前世で力を持ちすぎた陰陽師として忌避されハメられた反省を元に、
現世では狡猾に立ち回り幸福を掴むことを人生の目標に据えている。
けれど狡猾に掴んだ幸せなど虚しいものではないか?
元の優しいセイカのままでは幸せになれないのだろうか?
葛藤のテーマも明確。

ただ、テーマについては前世、狡猾以前にセイカが、力がなければ幸せになれないと悟ったいきさつ。
そもそも前世で謀殺された詳しい経緯。
過去の掘り下げは持ち越され、やや不完全燃焼。


私は脚本家や和洋折衷な世界観を始め、気になる要素が多数あったので美味しく頂けました。
ですが、お話自体は、量産型の異世界転生物。
結末も、やっと基本的な方向性が示された所で終わる俺たたENDの典型。
オススメ度となると、お暇でしたらどうぞ位の学園系の異世界転生アニメです。


【作画 3.0点】
アニメーション制作・スタジオブラン

凡庸。

洋風モンスターたちの描写。
いくら原作タイトルで弱過ぎると酷評しているとは言え、
この作画では、ちょっと倒しがいがない感じw
特に初回、巨大モンスター出現!と期待したら、
{netabare} ただのドでかいオオサンショウオ?{/netabare} だった件はズッコケそうにw

一方でセイカ配下の妖怪たちなど和風モンスターについては、
襖(ふすま)が開いて召喚される中々の演出で魅せる。


それにしても魔法学校の学生服デザイン。
スカートの丈が短くて実にけしからん(笑)

普通、魔法学校の制服と言えば『ハリポタ』ホグワーツのロングローブや『まほよめ』2期学院のハーフパンツにロングコート辺りが定番でしょう?
あんなミニスカじゃ下位の風魔法演習とかでパンツ見えちゃいますよw
と私はツッコミながらも、ついヒロインズの絶対領域に目がいっちゃうわけですがw


【キャラ 4.0点】
ヒロインズ。
セイカの奴隷だが精霊魔法使える金髪ロングのイーファ。
今世代の勇者でセイカとは冒険仲間意識が強い赤髪ショートのアミュ(八重歯、下ネタ付)。
色々隠し事が多そうなクール系な後輩赤髪ショートのメイベル・クレイン。
あとは予言系の聖皇女とか。

色恋沙汰には興味なさそうな前世陰陽師の少年の周りに、
恋人ポジションからは微妙にズラして美少女を配置する。
鈍感ハーレム人物相関のバリエーション。

ただ、どういう都合なの?との疑問や違和感には、答えを用意しているキャラ設定ではある。
何でイーファは奴隷なのに凄い魔法適正があるのか?
→{netabare} エルフの血筋でした。セイカから離れろ展開。{/netabare}
何でメイベルまで赤髪ショートなのか?アミュと被ってるじゃん。
→{netabare} 地毛は青髪。背負った宿命も背筋が凍る凄惨さ。苦手のお勉強で高飛車を崩される。ただし私は赤髪のメイベルの方が好きです。{/netabare}


もう一匹ヒロインズとも言えそうな狐妖怪ユキ。

前世からの縁で、セイカが転生者であることを知る数少ないキャラ。
現世では狡猾に生きると言うセイカに、目立ち過ぎでは?あの娘に肩入れし過ぎでは?などと進言したりする配下。
要所でセイカの葛藤を整理、言語化することで、主人公を拡張しテーマも深める献身ぶり。


【声優 4.0点】
主人公セイカ役には花守 ゆみりさんを指名オーディションで起用。
この手の転生者の役には、外は少年、中身はおっさん。狡猾に子供を使いラッキースケベをいなす。
といった難解さが付きまといますが花守さんは好演。

大人の中身が滲み出る主人公モノローグも、前世の陰陽師ボイス担当の梅原 裕一郎さんではなく花守さんが全対応。

さらに陰陽道独特の詠唱呪文もこなし、果ては月下で短歌を詠みながら敵を始末し、寒々しい和風ムードを演出する万能ぶり。
私も感心のあまり僭越ながらレビュタイで一首詠んじゃいましたw

花守さんの転生少年ボイス。もっと聞きたいです。


異母兄弟のセイカにつっかかるランプローグ家の次男・グライ役には上村 祐翔さん。
良く吠える噛ませ犬ボイスで主人公無双を引き立てる。
その後も続くグライの人生。価値観の変化もカバーする。
この手の波乱万丈の乗りこなし方はお手の物です。

その他、ヒロインズだけでなく、敵、モンスター、妖怪役にも実力者が配されキャスト陣は安定。


【音楽 3.5点】
劇伴担当は桶狭間 ありさ氏。
その名の通り古戦場出身で、和風と洋風の往復をカバーする守備範囲の広さが魅力。
今後も共作で参加が決まっているアニメ版『薬屋のひとりごと』など東洋風サウンドに期待したい劇伴作家です。

OP主題歌はangela「RECONNECTION」
デビュー20周年。32ndシングル。確立した音楽観を持つベテランユニット。
エレクトロ成分と和風サウンドを混在させても崩れない安定度で世界観を支える。

ED主題歌はヒロインズ3人による「リンク」
個別キャラ回のソロ歌唱にも対応したバラードソング。
EDアニメのセイカ+ヒロインズのパーティー編成で気ままに冒険する穏やかな日々。
本当の幸せはまだまだ遠そうです……。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 16
ネタバレ

アニメアンチの憂鬱 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

人間不信の某賢者が陰の実力者に成り上がるようです

腹黒主人公のキャラ性には独特な魅力を感じましたが、異世界転生もの作品自体に内在する
限界性みたいな壁にぶち当たり、目新しい展開もなく、異世界転生もの作品の宿命の如く
見事失速して逝ったような結末でありました。

{netabare} 「メイ【ベル】」の死亡フラグはしっかり機能していたようでありまして
それが個人的に満足できた点であります。

「転生腹黒キャラ」の正体が「魔王」であったのでこのような展開になったわけであります。

「世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する」にも似たところありますが
主人公が魔王設定でありますので「まおゆう」系の「史上最強の大魔王、村人Aに転生する」
の影響の方がかなり強く表れていたように思います。

最終話にかけての主人公である「魔王様」のご乱心?は友達のために必死になった
ということでありまして、前世において裏切りに遭い失敗人生を送った反省として
転生後には友情や信頼関係を大事にするようになったというオチだったようにも思いますが
今一つ視聴者には伝わってなかったような気がいたします。

主人公は最強魔王なので戦えば当然勝つに決まっており、それではテーマもくそもない
ということで、何のために戦うのか?ということに重点を置き友情物語を描こうとした
ようですが「史上最強の大魔王、村人Aに転生する」と同じ着地点という意味では、
なかなかに評価も難しいということになるのかもしれません。 {/netabare}

●邪眼の茶番

幽遊白書みたいなキャラの5人衆が登場し {netabare} ジャンプ系バトルが始まります。
ちゃんと兎タイプのケモ耳フレンドも漏れなくいるのはお約束というやつですね。

邪眼率多めです。
みんな大好き【プロビデンスの目】でございます。

もしかしたら【プロビデンスの目】を得た対価が高くつきすぎたのかもしれませんが
腹黒主人公により邪眼チームは敢え無く瞬殺であります。

ジャンプ系バトルを長々やられても困りますが、主人公が強すぎて
盛り上がるところもなく、意図不明な展開でありました。

ただ一つだけ見るべきところがあるとしたら、「メイ【ベル」」の活躍と言いますか
「【ベル】の第1法則」、即ち「死亡フラグ」の発動が彼女の出番ともに現れるという
ところで、セオリー通りでお約束通りのフラグにより邪眼チームは全滅というオチでした。{/netabare}


「【ベル】の第3法則」

話は「メイ【ベル】」 {netabare} 兄妹のシーンに戻りますが、もしも兄がトーナメント王者に
なっていたならばどうなっていたかについて言及いたしましょう。

もしも優勝したならば兄は頭蓋骨に穴をあけられ洗脳手術みたいなことを施されたのであります。

これと全く同じような手術法がありまして、これを「ロボトミー」と言います。
今では禁止となったこの「ロボトミー」は「ノー【ベル】賞」を受賞しました。

「メイ【ベル】」の兄に「ノー【ベル】賞」の「ロボトミー手術」を施すのですから、
これは完全に狙ってやっているとしか考えられません。

ということでこの事例から導かれる「【ベル】の第3法則」は{/netabare}「災いの発動」でございます。



●【メイベル】回収!

【メイベル】が似非 {netabare}勇者という設定も興味深いですが、それよりも
「邪眼」の殺し屋と兄妹だったというのには更に確信犯的なものを感じます。

「邪眼」や「魔眼」は【プロビデンスの目】を表すものですが、それと【メイベル】が
繋がると言うのはとても重要であるように思います。

そもそも【メイベル】は邪眼の兄に殺される役目を負っていました。
という意味では【生贄】に捧げられる立場であったわけであります。

【プロビデンスの目】とは「全能の目」でもありますが、それを得るには代償が
必要になります。

そもそもは「左目」や「右目」を失い、「新たな目」を得るという流れであったのですが
【ベル】が絡むことにより【命】まで取られなければならないことになったようです。

ここで判明した【ベル】の第1法則、それは
【ベル】は死亡フラグとして機能するということであります。

ちなみに四葉のクローバーは「4」という数字を表しますが、これが2枚だと
【8】を暗示することになり、「※願い事」が叶うわけであります。

兄が妹の生存を「※願った」のであれば、【ベル】は等価交換変換装置として
機能したと言えるのかもしれません。

そして【ベル】の法則は他でも{/netabare}機能するものと予想されるのであります。


●ゴースト・イン・ザ・「なろう」
やはりという感じで、なろう系にありがち展開発動します。

総合{netabare}武術大会に出場という展開はある意味お約束ですが
それよりも注目すべきことは、その大会に出場すべく選ばれた新キャラの存在であります。

その名は【メイベル】。明らかにラスボス級の猛者であります。
「金装のメルヴェイユ」の「ヴェルメイ」に名前が似てるのは偶然でしょうか?

「SPY家族」と「ノケモノたちの夜」では「ブラック【ベル】」
リコリコでは「リリ【ベル】」。「水星の魔女」では【ベル】と言う名の魔女が。

探してみると【ベル】という名のキャラは意外と多いようですが、
これはただの偶然でしょうか?

これは恐らく狙いあってのことであると推測いたします。
何故そう思えるのかと言えば、【ベル】には特別な意味があるからであります。

そして、そこである種の疑問が浮かび上がるわけです。

なろう系作品と言えば素人当然の作家が書いた物語でありまして
そんな素人レベルが【ベル】という名に込められた意味を知り得るのか?
という疑問でございます。

【ベル】は貴族にありがちな名前とか言う話でしょうか?
恐らくは【メイベル】も物語上「ブラック【ベル】」と同じ性質が示されることなるでしょう。

もしもそうだとしたら、なろう系作家とは「ゴーストライター」ではないか?
という疑惑が確定的なまでに濃厚になると考えるべきなのかもしれません。
と言うことで、以降【メイベル】の動向から {/netabare}目が離せなくなりました。



陰陽師という最強無双チートが異世界転生するとなれば、火を見るよりも明らかに
いつものなろう系展開になるだろうと予想してしまいがちですが?

前世で謀略に嵌めこまれ不本意な結末を迎えることとなったのを悔い、
次こそは自分の至らぬ点を克服し、リベンジを果たそう決意
新世界でリスタートを切った、そんな主人公の性格が中々にいい感じに腹黒で、目的のためには手段を択ばない冷徹さやマキャベリストな感じのキャラ性が
良い味を醸して出しているような好印象を受けた次第であります。

主人公同様一癖も二癖もある最強女勇者系ツンツンヒロインと出会い、この度
男女混合{netabare}ダンジョントラップに見事二人っきりで嵌りますが、この試練こそが
最大の見せ場であったように思われます。

人間不信のクール系主人公とバトルジャンキー系ツンツンヒロインの凸凹人間関係にダンジョン効果が
相互理解の架け橋を渡し、不器用な二人の人間関係に明るい兆しが見えたというオチについては
なかなかに独自のチート能力を有効活用しているようであり、主人公のキャラ設定や
声優のクールヴォイス含め、すべてがうまく機能していて大いに納得の行くところでございます。

今回序盤での突如上からものが落ちてくるシーンでは、主人公の片目をクローズアップ
するという表現=「魔眼」表現で伏線もばっちり決めるあたりも、中々に卒が無いと言えるほど
巧い事まとまった回であったように思います。{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 10
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

陰の実力者になりたくなくて

私は結構好き

話は面白くないし、最初は主人公の人を見下した態度があまり印象良くないけど、物語が進むうちに主人公の印象も良くなってきて、見ていて退屈とか嫌な気持ちになる作品ではなかったです

【見どころと欠点】
{netabare} 主人公以外のキャラの魅力を描こうと頑張ってるけど、主人公が全部美味しいところ持っていくのでヒロイン達の見せ場が足りないところは残念かな?
特に勇者なんてこの設定だと話の軸になるはずなのに、全然目立ってなくてただのハーレム要員Aになっちゃってるので物語の軸が弱い

でも、人間の権力者と魔族側が争いの火種を消したいから勇者と魔王を邪魔に思っているということが終盤わかって、主人公が自分の強さに酔ってるだけのイメージから、親しい人を放っておけないイメージが強くなっていく物語の展開の仕方が良かったし、安っぽいシリアスシーンを使わずにそれを描けていたので、終わってみれば満足感のあるストーリーでした

{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 18

66.0 4 奴隷で魔王なアニメランキング4位
黒の召喚士(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (222)
716人が棚に入れました
「初めてですよ、神である私に配下になれとおっしゃった方は」 ケルヴィンは目を覚ますと異世界に転生していた。しかも、ガイド役としてその世界の女神を配下に従えて。 前世の記憶を引き換えに、高ランクすぎる召喚スキルと魔法スキルを得たケルヴィンは、冒険者としての生活を始めるが、強敵を求めたがる性格と、新人レベルを遥かに越えたステータスによりすぐに注目を浴びてしまう。 黒のローブに身を包み、戦闘狂な主人公が、仲間を集めてトップ冒険者へと成り上がる、爽快バトルストーリー開幕!
ネタバレ

アニメアンチの憂鬱 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

異世界ハーレム・転生賢者・黒の召喚士の3作を比較してみました

異世界転生もの3作品を単純比較分析してみました。

①異世界迷宮でハーレムを
物語1.0 作画2.5 声優2.5 音楽1.5 キャラ1.5

②転生賢者の異世界ライフ
物語2.0 作画3.0 声優3.0 音楽3.0 キャラ2.0

・主人公比較
①「異世界迷宮でハーレムを」→ 主人公がエロ狂
②「転生賢者の異世界ライフ」→ 主人公が冷徹狂
③「黒の召喚士」      → 主人公が戦闘狂

・オープニングソング比較
①素人の歌?
②無難なライン
③ハイスペック

・エンディングソング比較
①インパクトはある
②インパクトはある
③異世界転生ものには勿体ない?くらいにハイレベル


「異世界迷宮でハーレムを」
何といっても主人公があまりにも{netabare}性欲を持て余す感半端なく潔過ぎる性格のため
ドン引きせざるを得ないというのが正直な印象であります。
百歩譲って通常のハーレムもの作品のように正攻法で行くのならまだ許容できた可能性もありましたが
性奴隷に、獣漢に、主人公の性格もキモイという三重苦は{/netabare}かなり厳しいものがあり
感情移入なんてとてもできるような情況ではありません。

{netabare}エロという概念も人それぞれなのかもしれませんが、恥じらいのないエロは
ただの悪趣味やグロと何ら変わらない{/netabare}というのが個人的な見解であります。
奴隷商が活躍するエンディング以外{netabare}見所がまるでないというのが本作を見て思い至った結論です。{/netabare}

「転生賢者の異世界ライフ」
こちらの主人公はクール過ぎる{netabare}天然ボケ体質でありますが、突っ込み役が不在のため
この厄介な性格を持つ主人公をありのまま受け入れなければならないのが
視聴する側としては中々に厳しいところであります。
主人公が呪文を発動する際に口にする「火球・中」や「火球・掛ける10」とかいう
ネーミングセンスの無さには思わず脱力してしまい、微妙なものを感じずにはいられませんが、
とりあえず主人公がキモく{/netabare}ないだけマシであるとは言えそうです。

現実世界ではいかなる{netabare}仕事も独りでコツコツこなす有能な仕事人間だった主人公が異世界転生を果たし
最後の最後に他人との人間関係について少しばかり心に思うところあったという点については
成長物語的要素が感じられ、{/netabare}もしかしたら本作における唯一の利点である
と言っていいのかもしれません。

「黒の召喚士」
結局のところ本作も異世界転生ものでありしかも度が過ぎる{netabare}ハーレム設定という時点で食傷気味になる
のは回避不能ですがそれでも主人公がキモイとか見所がさっぱりないような他の異世界転生ものと
比べたら本作はだいぶましに思えるのはとても意外{/netabare}で皮肉な結論であると言えます。

未熟な勇者たちを{netabare}訓練して育成してるシーンがそれほど面白かったわけではないですが
ただ主人公がまともな感覚を持っている{/netabare}ことだけは感じ取ることができます。

※※まさに最終話で登場した転生者の将軍と主人公の対峙シーンこそ
まるでこの比較レビューのためにあったと思えるほどのド嵌り展開でありました。

{netabare}奴隷制を肯定する転生者と全否定する転生者という明確な思想的対立を
異世界転生ものという舞台において敢えて描いてみせたことには
かなり重要な意味があると個人的には理解しております。

例えば将来「グレートリセット」や「SDGs」達成により
今の世界が全く別の世界に成れ果てたとしてたら?
今の常識は通用しなくなり、当然我々の価値観も今とはまるで別ものになり得るわけでございます。

その際に「性奴隷」を承認するか否か、あるいは
脳や人体にインプラントを挿入することは生命倫理的観点を踏まえた上で是であるか否であるか等
それに対しての結論を出すのは自分自身であり、個別の自由意思によるものと確信いたします。{/netabare}

異世界転生もの等が暗示する我々の未来とは、果たしてどのような結末を迎えるでしょうか?

{netabare}性奴隷との同居があっさり始まるどこぞのいかにも傾向あるお話よりも、ヒロイン役の女神との面会がなかなか叶わず、いよいよ運命のご対面となった本作の展開の方が色々と胸に感じ入るものがあり
人間ではないとしてもまともな{/netabare}ヒロインが主人公の傍らにいるというのは何とも言えない
安心感みたいなものを感じられ好印象を抱いてしまったのは個人的には不覚でもありますが、
その一方で新鮮な印象も受けたことには軽く驚愕を覚えました。

{netabare}結局のところ女神役の声優の上手さや存在感というものがかなり大きく作用したように思いますが
如何に声優の能力が高く、キャラが良くて、OPEDソングがハイスペックであっても
新たな異世界転生もの作品が過去作品を凌駕するようなことは早々あり得ない
ものと個人的には考えています。{/netabare}

とは言え、今後も異世界転生ものは{netabare}乱発、乱立、乱舞されアニメファンを惑わしに来るでしょう。

一つだけ言えることは異世界転生と人間の根源的欲望は
とても相性が良く、密接な関係性があると考えられます。
「週末のハーレム」という作品は異世界転生ものではありませんが、
人間の未来を暗示しているものと予測いたします。

同じように異世界転生ものも、もしかしたら???

異世界転生もの一般に関する分析考察について本格的に始めたらこの程度の説明量では
到底収まりきるような生半可では済まないレベルの話になりますが、
今回は単なる序章程度のことに留め、これにて失礼したためます。{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 9

横比較無用ノ介 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

強調したいポイントは、ちゃんと表現しないと

最近は、いかにテンプレをぶっ壊すかを競うフェーズに入って来たかなと思ってました。
しかし、見事なまでのテンプレ作品が来ましたね。
初めて異世界転生ものを見る人にはいいかも。
とは言え、転生ものと言うより、RPGを見ているような感覚だけど...

強い敵に出会うと、笑みを浮かべる主人公。戦いが好きなのは分かる。
でも、これだけじゃ戦闘狂とは感じられない。
"狂"らしさが描けていない。常軌を逸した表情が欲しい。

エルフメイドさんの表情についても同様。
嫉妬して怖い顔をしているはずなのに、主人公が察しておしまい。
肝心なところを描こうとしない。
作画担当は、壊れた表情を描けないのだろうか?

中だるみしたね。
最後になって、典型的な敵役が登場。もっと早く登場させるべき。
バトルシーンと戦闘狂ぶりを、しっかりアピールしたほうが良い。
ひょっとして、第2期を見据えたペース配分なのかな?

投稿 : 2024/11/16
♥ : 3

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

皆さんのレビューに期待します2

 今期、面白そうな1話が多い上に、今後来る2期のための前作のチェック、サブスクオリジナルが多くて加入先が2つ増えてしまい、見たいアニメと映画がいっぱいなので、こういうすっぱりいけるのは助かります。

 ちょっとだけ、異世界モノに対するアンチテーゼ的なテーマがあるかなあ、と思ってポチポチ最後までみましたが、清々しいくらいの思いっきりテンプレでした。ということで「転生賢者の異世界ライフ」に続き、皆さんのレビュー見て考えます。よろしくお願いします。

 なお、記憶が消えてるのにゲームとかお風呂とかは覚えてるんだ…個人のアイデンティティ情報だけ消えているということ?まあ、どうでもいいですけど…

投稿 : 2024/11/16
♥ : 4

64.8 5 奴隷で魔王なアニメランキング5位
勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う(TVアニメ動画)

2022年秋アニメ
★★★★☆ 3.1 (218)
667人が棚に入れました
「――レイン。君はクビだ」 勇者と共に魔王討伐を目指すビーストテイマーのレイン。 ところがある日、仲間から役立たずと罵られ、勇者パーティーを追放されてしまう。 自由に生きようと冒険者の道を選んだレインは、試験の最中、魔物に襲われている少女カナデに遭遇。 カナデを逃すために身を挺すが、彼女は魔物を一撃で倒してしまう。 カナデこそ規格外の力を持つ「最強種」の一つ、猫霊族の少女だった! レインの才能と優しさに惹かれたカナデが告げる。 「私を、使役してみる?」 最強の猫耳少女と契約し、冒険者として新たな人生を歩み始めるレイン。 だが、レインを追放した勇者たち、そして別の「最強種」がその力に気づき――。

カミタマン さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

なんだこれわぁ~~~~!!\(゚Д゚)/~~~~

2023/02/02 初投稿

めっさ面白いのです!!

まったく,期待していなかったのですがw
「農民」に続き2作連続途中リタイアも止むなし,くらいの心づもりでの視聴でしたが,不思議と面白い。かなり面白い!先が気になる!!w

何がいいのかよく分からないけど
メインのキャラクター達がいいのかな?
ハーレム主の主人公にしても,誰かを助けたい,守りたいみたいな動機が前面に出た上での行動だし,勇者PTを追い出されるという挫折を乗り越えての物語だし。割と感情移入できたのかも知れません。
ハーレム構成員の女子達もレインの役に立ちたい,助けたいという動機が明確です。
そしてなにより,絵的にみんな可愛く描けています。
率直に言って,モブの作画とかはかなり手抜きです。イヤ違うか,お金かけていません。結構コストカットしていると思います。しかし,主役級は丁寧に綺麗に描かれています。お金もかけてるし,手間もかけている,制作陣のモチベーションも違うのが明らかです。限られた予算と労働力を最大限生かしていると賞賛に値するかと思います。
とにかく,ストーリー的にも絵的にも最後まで力を抜いて楽しめました。
異世界チートハーレム物の一つの理想型かも知れません。


もちろん,いくつか気になった点はあります。

勇者PTの性格が悪すぎな件。ストーリー上ある程度必然性は感じ納得はしましたがやはりひどすぎかもw

ことばの問題なのですが
tameは自分のイメージでは「飼い慣らす」なのでテイマーは「飼い慣らす人」
beastはたぶん一番しっくりくる日本語は野獣ではないでしょうか。
あと日本語の問題なのですが「使役」とは「何かをさせる事」的な感じ?
ここら辺の設定の根幹に関わる言葉の使い方がでたらめに感じて,ストレスになりました。
心の中で突っ込みまくり?でした。
「いや!それはテイムじゃなく,認め合ったのでは?」とか
「ビースト」じゃ無く人間枠なんじゃない?とか
「使役じゃ無く契約なんじゃ無い?」とか(実際途中から,契約という表現に変わったような?)なんかムズムズ居心地が悪く感じました。

それと,タイトルに縛られたのか変に「最強種」推し
次から次に出て来る最強種,最強が何種類有るの??
それから,最強種縛りがあるので幽霊とは一緒に暮らすけど,テイム?(使役?契約?)しないのかな?最強種意外興味ないみたい^^;

いや,いいんです・・・気にしないで下さい。
自分としては,面白かったのでかなりお勧めですよ~(^0^)b

他の人のレビュー見たら酷評が多い感じ・・・wなので上のかなりお勧めはちょっと自信ないかも^^;

投稿 : 2024/11/16
♥ : 20
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

追放ざまぁもう遅い系とかいうジャンル...

{netabare}
それっぽいのはこれまでもいくつかあったけど、ここまでちゃんとした追放ざまぁ系のアニメ化は初めてなのでは。
会社で無能扱いされている作者か読者の願望のような痛いジャンル。

勇者パーティを追放されたから、新たにやり直して復讐するというところまでならまだ王道ストーリーでいいけど、この作品(このジャンル)の場合は追放した側の勇者パーティが無能揃いで主人公の引き立て役の舞台装置でしかないのが何とも。
今やってる暗黒兵士、いやなろう全般に言えることだけど、安易に思いつくような敵役はどうにかならないものか。

その部分を除いてのストーリーは、行く先々で最強種のヒロインをその都度拾ってくるというもの。
主人公がイキったりすることはないし、ヒロインも可愛いから不快感なく見られるのは一応この作品のいいところ。
ただ、その他のなろうと同じくキャラはロクに掘り下げもされずに次々と別のキャラが増えていくので一人一人の印象はかなり薄い。

OPとEDは良かった。

↓1話毎メモ
{netabare}
1話 ☆4
いつもの。OP好き。はよしろつまらん。ビーストテイマー(人間も可)
日本人名じゃん。まあ、ヒロインは可愛い。とにかくテンポが悪かった。
ワンチャンはありそうな気がする。EDいいな。

2話 ☆1
ギルドとかいうゲームみたいなテンプレ設定大嫌い。いつもの噛ませ。
腕相撲で草。また俺なんかやっちゃいました? いつもの盗賊団
こいつ故郷で訓練しすぎだろ。そんなすぐに騎士団来れるか? 紫可愛い。
ああ、主人公上げ役でしかない勇者パーティさんね。ほんとしょうもな。
何でこいつらは一緒に旅してる上この世界で生きてるのにビーストテイマーの知識全くないんだよ。なろう信者と作者の妄想アニメww
てかあいつなしで回らないパーティならあいつが役立たずになるわけないだろ。そっか、ヒロインでバフかかってるのか。
最強種簡単に見つかりすぎだろなんで今まで飼い慣らしてなかったんだよ。
この赤髪誰だよ。

3話 ☆5
OPスルメ曲。迷宮ハーレムも見習え。倒すまで通れないとかポケモンかよ。
この橋オーバーテクノロジーだろ。
レインの引き立て役でしかない勇者いらないよ。

4話 ☆8
不徳のギルドなら。悲しき過去。
これ故郷を燃やしたやつへの復讐とかが目的に定めてたらある程度王道として面白くなると思うんだがな。
もうちょい頑張れオーク。こんなにと言うほど血出てないじゃん。
まあなんだかんだ優しい空間で好き今回は。てか主人公の声好きだわ。

5話 ☆3
勇者パーティ(噛ませ) ギャグ調のノリいらんわ。
作画 勇者もう倒しちゃうのかよこの先何するんだよ。
後先考えてないシナリオやめろ。

6話 ☆3
転生賢者なら燃やしてた。小学生向けアニメみたいな解説だ。
もう堕ちかけてて草。あっさりすぎる。攫われたのそんな最近かよw

7話 ☆4
安っぽすぎる。不徳のギルドかな? またハーレムを増やす。
これみて負け組達は気持ちよくなるの?w
まあ勇者という立場の重荷を考えて葛藤するのは良かった?

8話 ☆4
不徳のギルドかな? 日常回だけやってろ。この金髪2人可愛い。
この鍛冶屋展開もう何回も見た気がする。
ビーストテイマーいようが瞬殺するだろお前。

9話 ☆5
めっちゃ都合よくて草。ベヒーモス主人公みたいな葛藤してるじゃん。
おじさん自業自得で草。そりゃ仕返しされるわ。ぼったくり肯定すんなw
自分が見捨てられたからこいつらにも優しくしてるのね。

10話 ☆3
キャラデザは可愛い。巻き添え食らうだろこれ。はい不敬罪。
もうこれビーストテイマー設定いらないよね。
ポケモンみたいな感じに戦えよ。あんなに無双しててどの口が言うねん。
勇者に買ったくせになんで勇者を自分よりも上に見てるのか気持ち悪い。
なろう特有のわかりやすい噛ませ悪役。
そう簡単に関係ない国の騎士団攻め滅ぼそうとするの怖すぎだろ。
説明ゼリフいらねーよ。
こいつら全員が悪い騎士という確信はどこから得た?
サイコパスだろこの主人公。勇者悪堕ちしてて草。ED癖になる。

11話 ☆2
これがしっぽなですか。勇者のキャラしょうもね。どうせ外せるんだろ。
いつものなろうすぎる。
マジで作者は何を思ってこの茶番を書いてるの?怖いわ。
どこがテイムと同じなんだよ。ハーレムきっつ。
証拠ないのに領主に力振るうなよ。どうせ生きてる。
主人公の過去設定があるだけでも評価したくなってしまう。

12話 ☆5
戦闘中にギャグ挟むな。勇者パート作者の思考が見えてほんときつい。
モブかっこいい。めっちゃペラペラ喋るラスボスさんw
最後はビーストテイマーらしい策略で良かった。
自分の召喚獣にやられるラスボス。
いい終わり方だったのに最後の無自覚俺TUEEEがキモすぎる。
これ最終回じゃないんか。

13話 ☆3
どうせ何人でも行ける。こういう回だけずっとやってろ。作画が。
噛ませ勇者しょうもね。そのあの日を一話に描いておけよ。
これでエピローグでいいよ。

曲評価(好み)
OP「Change The World」☆8.5
ED「LOVE&MOON」☆8.5
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 7

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

足手まといだと勇者のパーティーを追い出されたので、魔物使いのチートスキル発動することにしました

【紹介】
「真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました」っていうアニメとだいたい設定一緒です、こっちは勇者パーティの性格悪すぎて不快感が倍増ですが・・・

【感想】
シナリオは浅い感じで見どころはなかった、困っている人を助けて敵を退治して仲間の美少女と仲良くなってっていう、わかりやすい普通のなろう系チートハーレムアニメ
作画はあんまり動きがないけど絵は綺麗だしキャラクターも可愛いので見て良かったです

せっかくビーストテイマーなのに強くなりすぎて、他のチート系作品と一緒になってるのが残念、これは「転生賢者~」とか「黒の召喚士」も一緒かな?
主人公はサポートに徹したほうが面白い作品になったと思いますけど、そうすると「女の子に守られてる情けないヤツ」って馬鹿にされるのが嫌なのかな?
主人公は強くなくちゃ嫌だってのはわかるんだけどグッと我慢すればもっと戦略的で深みのある作品になるのではないでしょうか?

あとは勇者パーティが魔王の幹部か!ってくらい性格醜すぎてきつい・・・
シナリオに必要だったり、面白さにつながってればいいんですが、ただ不快なだけでした
勇者パーティも何のために旅してるの?レインに嫌がらせするのが目的になってない?

必要以上に主人公に意地悪をさせて、主人公をチートにして周りからチヤホヤされて下剋上っぽいことするアニメって多いけど(特になろう系は)たぶんコレって作者の承認欲求とか憂さ晴らししたい願望なのかな?って思うと、共感はしづらいかな?

でも主人公パーティの雰囲気はいい感じだったので、なろう系が嫌いじゃなければアリだと思います!

投稿 : 2024/11/16
♥ : 24

58.0 6 奴隷で魔王なアニメランキング6位
魔王軍最強の魔術師は人間だった(TVアニメ動画)

2024年夏アニメ
★★★☆☆ 2.8 (89)
240人が棚に入れました
『魔王軍最強の魔術師』と呼ばれ、単身で砦をも攻略する魔族、その名はアイク。 絶大な魔術で敵をなぎ払う様は、まさしく『化け物』そのもので、敵味方から畏怖される存在だった。 しかし、そんな彼には、他の魔族にはいえない秘密があった。 「――俺、実は人間なんだよね」 人間であることを隠しながら魔族と人間の共生を目指す、成り上がりダークファンタジー!

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

良くある魔王軍の中に人間がいて、人間ならではの活躍をするいつものやつ…。でも無かったです…。

 最終回(12話)まで観ました。2024.09.19

 主人公がメイドを連れて食糧調達のために外交していたら、ロリコン海賊団にメイドが捕まって助けるために色々していたら、魔女軍団長が敵に捕まってピンチになったりと、薄いエピソードが続きます。

 軍団長、主人公不在で食糧の備蓄も無いのに軍団を分散させて攻勢に出る意味は?食糧略奪目的か?主人公アゲのために、周りを無能にしすぎです。

 で、結局主人公の火縄銃と空からの火薬樽爆撃で敵を撃退します。主人公じゃ無くても出来る作戦です。

 この手の戦略モノは難しいです。軍団を動かす以上、勝つ時は勝つし、負ける時は負けます。個人の智略で何とかなるものではありません。戦争は数です。

 エピローグで、今後の展開も明かしてしまうし、2期を作る気はなさそう。う〜ん。

 人間側の魔法使いも結構強いし、魔女軍団長も最初の方で見せた大規模魔法を使わないし、主人公が魔族では無く、人間だというのも、最後の方は霞んできます。強ければ何でも良くね?

 内政もあまり詳しく描かないし、戦略面も弱く、見せ場が最後までありませんでした。何のためにアニメ化したのか不明な作品でした。見なくても良かった感じしかしません。

………………………………………………………………………
 8話まで観ました。2024.08.22

 2000の守備兵で5倍の人類軍を撃退しました!どんなすごい作戦を使ったかと言うと…。はっきり言って期待外れも良いとこでした。これ、盛り上がる所ですよね?ツッコミ所しかありません。

 ローテーションで敵に当たれとか馬鹿なの?それは、数が多い方がやる作戦でしょうよ。少数兵力をさらに小出しにしてどうすんのよ?

 火縄銃の運用数も少ないし、こんなので敵を撃退出来ないでしょ。弩で撃たれて終わりですよ。ドワーフの下り何だったの?

 人類軍側も、バリスタやらカタパルトやらを大量に運用しているのに、無策に突撃したり、馬鹿すぎです。

 城内の民間人に被害が出るからあんまり撃てないとかでも無いのに(味方に誤射しても構わん系の運用をしている)なんで活用しない?何も考えずに撃ってるだけで落城したろ?

 魔王軍側に飛べる魔物がいて、そいつらにカタパルトが空からの投石で制圧されていますが、包囲される前にゲリラ的に攻撃した方が良かったのでは?

 空からの攻撃は、人類側の魔術師を無力化しないと無理だったのかもしれませんが、劇中、魔術師をどうやって無力化出来たのかは謎です。いつの間にか捕虜にしてました…。

 最後は師団長の大規模魔術だよりだし、主人公何かしたの?ドヤってますが、作戦もクソもありません。

 主人公アゲで周りの知能を低下させるの、恥ずかしいから辞めてくれます?作者の知能が並以下ってことですよね?

 いや〜、こんな視聴者を馬鹿にしたアニメを良く作りましたね。今期ナンバーワン糞アニメ候補は伊達ではないです。
………………………………………………………………………

 6話まで観ました。2024.08.11

 人類連合との決戦に備えてドワーフを使役して、火縄銃の大量生産だ!火縄銃にこだわるな〜。発想が極めてチープです。謎の火縄銃推しは一体?

 広範囲攻撃魔法がある世界で密集隊形からの飽和波状攻撃で面的な制圧を図る滑空銃による戦法が役に立つのかね?メテオ的な魔法で瞬殺されそうです。

 まだ、ライフリング銃による分隊を基本とした散兵戦術の方が魔族向きな様な気もします。

 多分、滑空銃による戦闘法を理解していないんでしょうね。命中率なんてクソなので、とにかく集団で乱射乱射乱射です。

 一方、散兵戦術は四境戦争で幕府軍を圧倒した長州軍の戦い方ですね。機動力を活かした分隊単位でライフリング銃の命中率を効果的に使用していた長州歩兵の戦闘力は、まさに一方的な虐殺…。幕府軍は何も出来ずに崩壊しました。

 このアニメ、生産量を上げるための農法も含めて、馬鹿が馬鹿な話を一生懸命に作っている感じが微笑ましいです。もちろん面白くはないですよ?

 どうせ妄想思弁作品なのだから、ミニエー銃位作っても良さそうです。旋条加工程度ならドワーフにさせても無理は無い気がします。

 どちらにしても、極めて技術や人類史に対する侮辱を感じる時点で駄目ですなぁ〜。

 次回以降、どんな馬鹿な戦術で人類軍がやられるのか、とても楽しみな反面、馬鹿な役をやらされる声優さん達が可哀想でもあります。
………………………………………………………………………

 5話まで観ました。2027.08.02

 結局、対戦相手がキレてクーデターを起こしました。銃云々の話はどっかに行ってしまいました。

 しかし、主人公の上司の魔女が、コレを見越して備えていたぜキリッ!っと援軍を率いて駆けつけます。魔王様も一時行方不明になっていたのに、この展開読んでいたぜキリッ!と、再登場します。いや、無事なら最初から出てこいよ!

 結局、今までのエピソードは何だったの?何でこんな茶番に尺を使っているの?馬鹿なの?裏切り者を探すのに何話使ってるの?結局、女騎士を助けるエピソードも意味が無かったし、尺稼ぎかなんかなの?つまんね〜話に尺稼ぎが必要なのかね?

 結構、見物していた魔族(オーク兵)が巻き添えをくって殺されていますが、茶番的殺戮劇の意味は?もう、分からんことだらけです。

 モブ敵兵がカクカクしたCGなので、戦闘に迫力も無く、視聴していると無駄な時間を使わされている感じがします。魔法も全然強そうじゃないし…。

 良くある物語なので、もう少しテンポを良くした方が…と、観ていて腹が立つより心配になるクソアニメですね。

……………………………………………………………………… 

 4話まで観ました。2024.07.27

 主人公、旅団長の代理として決闘することに!傀儡(くぐつ)人形を操って模擬戦をするそうです。指揮能力が試されるぅ〜!

 ここで主人公はとんでもないことを口にします。銃を作ろう!コイツ、転生者でしたっけ?すごい魔術師の弟子ではあったと思いますが…。

 で、何故か魔王様が完成した火縄銃をサンプルにくれて、それを基に銃、弾丸、火薬を量産します。銃がある世界なの?それにしては、魔族に知識がなさ過ぎます。

 もう、ウィキペディア程度の知識で知識チート無双する百錬の覇王かよ!と、ツッコミを入れたくなります。しかも、傀儡人形が銃を使いこなしています。

 これ、魔族要らなくね?傀儡人形の戦列歩兵で人類だろうが他の種族だろうが蹂躙出来ます。火薬があるなら自爆傀儡人形を使うのもありです。

 いや〜、4話にしてクソアニメっぷりが牙を剥いてきました。最近のなろうでも珍しい位の頭の悪さです。

 人類の技術史とかに全くリスペクトがありません。硝石なんて、どうやって仕入れているんでしょ?汲み取り便所周辺の土でも集めて作ってるんですかね?

 鉛や硫黄だって、地域によっては入手しにくいのに、異世界で魔法があるからといっても、やり過ぎです。

 強い武器って言ったら火縄銃〜!ハイ!馬鹿確定!

……………………………………………………………………… 

 3話まで観ました。2024.07.18

 相変わらず戦闘シーンが暗いです。特に接近戦が…。何かやましいことでもあるんでしょうか?

 2話から引きずっている裏切り者を探せ!ですが、まぁ、つまらんエピソードです。その過程で女騎士を助けに行ったり、それ要る?と疑問に感じます。

 また、なろうに良くある、収穫を増やすために麦を辞めてコメを作ろうとか主人公が言い出しますが、コメの調理方法も分からずメイドに丸投げなのに、バカなの?

 麦畑潰して水田にするの?パン食辞めるの?他の地域にそんな未知の穀物売れるの?

 主人公がバカなのに周りの知能を低下させて優秀に見せるいつものヤツでしかありませんでした。

 内政の話は辞めて、なろう馬鹿バトル物にした方が良さそうです。

……………………………………………………………………… 

 初回観てのレビューです。2024.07.05

 もう、鑑賞状況観終わったにしても良い感じの既視感ですね。主人公は魔術師の弟子で転生者では無い様です。

 人間の心が分かるので、人間を上手く支配出来るといういつものヤツですが、ボロが出ないと良いですね。

 人間だから人間を上手く支配出来るなら、国家の興亡なんてありえないでしょ…。

 とりあえず、墨俣一夜城みたいなエピソードでお茶を濁してきましたが、この手の話は大体戦国時代のエピソードの焼き直しなんですよね…。

 ちなみに墨俣一夜城のエピソードは武功夜話という偽書にしかない嘘ですが…。

 どこまでオリジナリティを出せるのか見ものですね。多分、頭の悪い歴史薀蓄的なもの乱発になるんでしょうが…。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 5

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

クオリティは高くはないですが悪くはなかったです

まあ、悪くはないですね。

主人公は人間で正体がバレちゃいけない状態で。
最強というほど強いのかはわかりませんでしたが。

魔族の間で育ちながら人間に共感しているのは、まあそんなものですかね?
まあ師匠が変わり者であまり人を殺さなかったってことなら良いかな。
視聴者は人を殺すのに抵抗があるのが普通ですから、共感できるのは良いですかね。

ちゃんと主人公が共感しやすいキャラで、環境もそれなりに厳しく…
割と普通な感じです。
なろう系っぽいから身構えていましたが悪くはないです。

ただ、作画など全体的なクオリティは大して高いわけではなく…。
即切るわけではないですが、本数次第で諦めます。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 3

こま さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.9

12話最終回視聴。主人公のおかげで世界は平和になりました終わり。

特に目新しさも無い何時もの異世界なろうアニメ!
と思ってマンガ確認したら異世界転生だった()
アニメでは魔族のおじいさんに育てられた事しか言っていないが、マンガは前世の記憶を持って転生した日本人。
としか書いていなかったが、見た目は制服着てて高校生くらいに見えた。
そこ高校生で良くね?
まあ気にしてもしょうがない部分ではあるけども。

アニメでは転生部分を完全にカットしてるので異世界アニメと勘違いしてた。
そしてこの転生部分を「異なる文明」に変えてるので日本が元々存在していたみたいな話しになってしまっている。

更に言うなら魔王ダイロクテンの事もかつて存在した日本の名残りくらいに思っていたら…
織田信長も転生していただけでした()
まあ織田信長のパロネタ(であるかなど)多いなとか思ってたしね納得()
それに日本の食べ物とか色々あったけど主人公が料理に詳しくなく、ほぼメイドの子に丸投げしてたし…マンガ読まなかったら気付かなかったかもねw

もう一つカットじゃなく変えた部分。
アニメではポッチャリブタだが、マンガでは見た目スッキリオーク。
もう1人のサキュバスと並ぶ事によってコメディ色が強くなったのでそれが狙いか?

後は…まあ何時ものハーレムアニメかなw
メイド、サキュバス、師匠、追加で1人。10話まででコレだからね。
主人公が真面目キャラなのが救いかな。

個人的に気になった部分。
主人公が人間である事が複数にバレるの早過ぎない?とか
魔法がどんな魔法を使っているのか分かりずらいし派手さが足りない、主人公が戦闘で善戦してるのか苦戦してるのかが分かりずらいとか、まだあるけどとりあえずこのくらいかな?

ここまで観てるので最後までは観るつもりだけど、果たして面白くなるのだろうか?

12最終回までの感想。
終わり方がタイトルの感じで終わったのでアニメ2期以降が作られる事はもう無いと思う。

上にも書いたがおじいさんから、出来る限り仮面を外すなと言われてたのに、何故かとにかく色んな場面で外す、挙げ句の果てにメイドにバレてしまうがその後も外す、外しまくるし反省も全くしないこの主人公の記憶力はどうなっているのだろう?
寝る時以外外さないとかで良かったはず。
ただこれだとメイドにバレる事は無かったので、ハーレム要因の1人に出来ないとかが理由かもしれない。まあ憶測でしかないのだけど。

物語に関しては。
ブタさん、魔法使いを不意打ちで倒せたかもしれないのに何もせず話し始めたのには笑った。その後普通に魔法使いが動き出したが、師匠に殺されたのでそう言う事なんだろうと納得した。他にも気になる部分があったけど忘れた。

この作品も数ヶ月後には忘れているかもしれない。
たとえ覚えてたとしても主人公の声優が福山潤と言う事だけかなと。
面白くはないけど観れないわけじゃないそんな作品でした。
終わり。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 5

58.2 7 奴隷で魔王なアニメランキング7位
極黒の翼バルキサス(OVA)

1989年7月25日
★★★★☆ 3.2 (14)
52人が棚に入れました
『極黒(きょうこく)の翼バルキサス』は、多数のコアファンを擁する、よしもときんじ&うるし原智志コンビによるアニメ。『プラスティックリトル』などの名作を生み出した名コンビの、初期の佳作として有名な本作は、浮遊城バルキサスに潜む魔王に復讐を誓った少女レムネアの冒険を描く。

70.6 8 奴隷で魔王なアニメランキング8位
転生したらスライムだった件 第3期(TVアニメ動画)

2024年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (171)
690人が棚に入れました
クレイマンを倒し、正式に魔王となったリムル。魔王たちの宴(ワルプルギス)を経て、リムルの支配地域はジュラの大森林全体に広がった。その影響で各種族の代表が挨拶しに殺到することが予想されならばいっそのこと魔王リムルのお披露目と、テンペストの新規住民獲得も兼ねた「開国祭」の開催を思いつく。 一方、魔物を敵視するルミナス教の総本山・神聖法皇国ルベリオスでは、聖騎士団長・ヒナタがリムルのメッセージを受け取る。しかしそれは、何者かによって改竄された宣戦布告だった。テンペストにヒナタが向かっていると報告を受けたリムルの決断はーー。真の敵と味方を見極め「人魔共栄圏」という理想を追い求める、リムルの新たな挑戦が始まる。

声優・キャラクター
リムル:岡咲美保
智慧之王:豊口めぐみ
ヴェルドラ:前野智昭
ベニマル:古川慎
シュナ:千本木彩花
シオン:M・A・O
ソウエイ:江口拓也
ハクロウ:大塚芳忠
リグルド:山本兼平
ゴブタ:泊明日菜
ランガ:小林親弘
ゲルド:山口太郎
ガビル:福島潤
トレイニー:田中理恵
ミリム:日高里菜
ラミリス:春野杏
ディアブロ:櫻井孝宏
ヒナタ:沼倉愛美
ダムラダ:浪川大輔
グランベル:小野大輔
マリアベル:水瀬いのり
レナード:野島健児
アルノー:竹本英史
バッカス:飯島肇
リティス:相川遥花
ギャルド:駒田航
フリッツ:村田太志
サーレ:千葉翔也
グレンダ:日野まり
グレゴリー:山根雅史
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

楽しみだった開国祭が面白く感じなかったので断念します。

 原作でかなり面白かった開国祭が、面白くなくて断念しました。すでに1度断念してますけど、この部分は結構楽しみにしてたので残念です。3期は1話が面白かったので期待感はあったし、ラミリスのところとか面白かったんですけど、それ以外は「やっぱり…」という感じですね。

 会議、冗長、説教臭い、演出…いろいろ指摘したい部分はあります。がちょっと驚いたのが、原作を読み返しましたが、高評価だった1巻~2巻くらいもつまらなく感じました。不思議なものです。

 ということで3期は再度撤退します。


1話 意外なことにテンポも作画も演出も良くて面白かったです。

{netabare} 意外なことに…というと失礼ですけど、1話面白かったです。2期のダラダラ感とスピンオフのせいで作品に対して反発心がないわけではないですが、試しに見たら1話はスッキリしていて面白かったです。
 また、シオンが「肉塊」にしたファルムス王をどうやって描くのか気になっていたので、そこはテレビ向けに工夫したなあという感じでした。

 原作の既刊分21巻は買って読んでいるのですが、19巻以降は1回しか読んでいません。要するに結論が知りたいだけなので。この作品は「会議」と「進化・強さの説明」「バトルシーン」を半分以下にできていればずっと面白かったのにというのが感想です。ですが、東の帝国との戦いの前半まではそれでも面白いのでそこまではアニメも付き合うつもりです。

 今回は開国編、お祭りまでやるんでしょうか。そこまでは原作は普通にワクワク感がありました。アニメ3期の本作については、テンポ、作画、演出など1話が良かったので、このままなら面白く見られると思います。(1クールだとお祭りまでやるのは結構つらいかな?でもそれくらいのテンポの方がクオリティが担保できると思います)

 それにしてもシオンの胸よ…久しぶりに視たら相変わらず強烈でしたね。 {/netabare}


2話 23時からの地上波2クールなんですね。それでレベルが上がったのかな?

{netabare} そうか、フリーレンのあと枠で地上波23時の優遇枠で2クールなんですね。道理でアニメのレベルが上がっていると思いました。ルミナスが結構この絵柄にしては美しく描けていますし、1場面の長さはぎりぎり飽きる寸前で調整されている気がします。シリーズ構成とか演出の水準が上がったのかもしれません。
 2話ということで、説明的な回でしたが、原作を比較的テンポ良く消化している気はします。2クールなら区切りで考えるとやはりお祭りまでかな?つまり、ヒナタ、ルミナスメインで進む感じ?

 アニメ人気が一般化されて「オタク」が大衆化しましたが、怪我の功名ですね。視聴者が増えて、スポンサーがつけば作品の質は上がるということでしょう。その意味では「フリーレン」の成功はアニメ界にとってプラスだったのかな。 {/netabare}


3話 会議と打ち合わせ多すぎ問題ですが、初見の時は会議も面白かったよな、と思い出しました。

{netabare} 街づくり、支配領域、新しい民…多分、原作を読んだときはかなりワクワクしたんだと思います。ただ、原作を読んでしまうとバトルや緊迫感がないのでちょっと退屈になります。
 このお祭りに動き出すまでって、一番面白かった部分だったと記憶しています…初見では。

 この作品、2期について会議の悪口とか冗長感の批判をしましたが、街づくりの構想とか情報交換とか対策とか、そういうのを含めて初めて原作を読んだときは多分楽しんでたんだろうな、と今回の話を見て思いました。

 アニメが原作に忠実なだけに余計会議的なものが退屈に感じるのかな、と思います。ですが、今回はアニメとして出来がいいので、原作未読のアニメ勢だったらしっかり楽しめる気もします。

 ただ、です。ミリムからの手紙の時のミリムのイメージですが、それは違う気がします。あそこは「切実で必死」な場面です。その解釈違いは駄目でしょう?伏線というほどではないですが、結構、後に響きませんか?{/netabare}


4話 やっぱり会議回はつらいなあ…

{netabare} 今週は同じメンバーの会議がずっと続いたので辛かったです。溜めておいて、会議シーンは飛ばしながら見ようかなあ… {/netabare}

5話 会議すぎて断念。

 まあ、多分ですけど24春の整理がついてくるとか、シーズンの端境期に見るかもしれません。最近作品数が多すぎて、古い良作が見れてないので早めに決断します。


13話…かな?面白い回もたまにあるから何とも言えない。

 断念したとはいえ、ポチポチ話だけは追っています。ちょっとヒナタとバレンタインがテンペストに訪れたときの宴会があまり面白くなかったので「あーあ」と思いましたが、今回は面白かったですね。1話もそうでしたけど、少なくとも3~4つの場面に分けて場面を見せてくれると面白さが感じられる気がします。

 それでもエルメシアのシーンがちょっと長すぎるんですよね。そこで飽きてしまいます。つまり、今13話?だと思うのですが、これを7,8話…せめて10話くらいでやっていれば…そして、面白いポイントを外さなければ、まだまだ面白い話だなと思いました。

 13話を見る限り作画はかなりクオリティがいいと思います。来週は多分迷宮作りかな?最も面白いエピソードの1つなので、また、拾い見していきたいと思います。


 15話 4鬼人が絡むとつまらないのかな?迷宮回は面白いです。

{netabare} この数回は結構面白い回が続きました。で、気が付いたんですけど建設的なことをしている回は面白いですよね。国造り、迷宮作りなどです。

 それと関連しますがラミリスはキャラが面白いので、十分面白いです。面白くないのが4鬼人…特にベニマルが絡むと一番つまらないかなあ。シュナとソウエイも…か。シオンは場合によりますね。もちろん会議にからむキャラということでしょうけど。{/netabare}




 
 

投稿 : 2024/11/16
♥ : 9

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

会議ばっかりしてたらクレームきた件

3期になっても相変わらず会議ばっかりしていて笑えますよね
今期はバトル少な目でみんな大好きな会議と外交、国の運営が話の中心なので、2期以上に会議の印象強い

会議して会議して会議して会議して、祭りの準備して、たまに敵が襲来して会議して戦って仲間が増えて勢力が拡大して会議して祭りの準備して会議して・・・
一期から続くワンパターンな展開の合間にちょっとずつ物語が動く
これは飽きられても仕方ない・・・

ストーリーは面白くて先が気になるんですけどね、なかなか話が進まない

この作品って、リムル帝国のメンバーと彼らのお祭り騒ぎが好きだから見てるところあるので、結局見るんですけどね

真剣に見るアニメじゃないので、だらだら見るのがオススメ

投稿 : 2024/11/16
♥ : 16

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

会議と祭り、宴会後ちびっとバトル、また会議…。

 最終話(24話)まで観ました。2024.10.03

 会議、宴会、祭り、武闘会のトーナメント戦…。東京オリンピックや大阪万博で露呈している、祝賀資本主義もかくやと言った感じの3期でした。

 祝賀資本主義とは、昭和の高度成長期を忘れられない老害が、借金を重ねて将来世代の未来を食いつぶしながら開発独裁アンド金儲けのためのイベントで経済を回す収奪式の焼畑農業的国家運営のことです。そして、儲かるのは一部の権力者だけという…。

 低成長なら良い方で、衰退期の現代を生きている我々としては、ジュラの森をバンバン開発して、交易を活発化、人口増加に技術的イノベーションも起きている、リムル率いるテンペストは、とても眩しく見えます。

 その上で、テンペストは需要を喚起するために、イベントを打ち上げながら経済を回そうとします。もちろん、リムル周囲のキャラだけが利益を得ています。国民のパンピー達は、労働の対価にパンを得ていますが、トリクルダウンのおこぼれに預かっているだけにすぎません。パンとサーカスで支配された愚民の群れです。

 ただ、高度成長期期なら祝賀資本主義も、上手く回るんですよね。コレでお祭り気分になった国民が大いに消費をして好景気になり、トリクルダウンで貧民も潤います。低成長期の現代だと、借金のみが積み重なり、国民負担が重くなるだけなのが問題なのです。

 俺も高度成長期に国家の舵取りをしたかったと言うルサンチマンをアニメ化した様な作品ですね。あぁ…果たせなかった経済成長への想い…。この、3期を面白く無いなんて言う視聴者は、この作品の本質を理解していない経済的敗北主義者なんでしょう。

 昭和の夢をもう一度と言う事で、作品としての需要はある様です。4期と映画化が決定しましたが、このノリにどこまで付き合っていけるのか…。色々なモノを試されている気分がします。

 貿易黒字を投資に回して永遠の繁栄を夢見た日本…。どこで間違ったんでしょうね…。リムル達は、戦争で経済回そうとはしませんが、限界まで開発が進んだら、最後は戦争経済に突入しそうではありますね。アニメ的にはそっちの方が面白いかな?

………………………………………………………………………

 6話まで観ました。2024.05.14

 皆様が書かれている様に、マジで会議しかしねぇ…。しかも、これは会議ですら無く、リムルへの報告会ですね。別に議論で方針を決めたりはしません。

 組織や国の動きを説明するのに、主要メンバーが一堂に会して情勢の報告会をやるのは、親切と言えば親切なのですが、アニメで観て面白いかと言うと…。

 相手陣営も会議…と言うか、策謀の説明会と言うか…。これからこんな悪巧みをしますよ〜的な集まりを延々としますが、敵陣営の話は必要?

 話の迫力は皆無です。やりたい事は分かりますが、アニメ化の仕方が下手すぎます。分かりやすさ優先ですが、視聴者は全員小学生ではありません。

 子供向け戦隊モノで、物語の冒頭で敵幹部が集まって、今回の怪人の能力と作戦を説明をしてから物語スタート!みたいな感じです。

 視聴者の読解力が無いことを前提にしているかの様な作り方に、馬鹿にされている様な気がします。

 しかも、大体ベルドラ他仲間達の圧倒的暴力で解決する話なので、時間の無駄にしか思えません。

 トップダウンで全てやってしまう、チート主人公独裁なろうと違い、民主的な感じにしたいのでしょうが、事ある事に幹部が集まって会議では、組織が機能不全を起こします。

 全員野球の零細企業じゃ無いんだから、部門事の招集で良いでしょう…。まぁ、ネタアニメとしては、優秀なのかもしれません。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 5
ページの先頭へ