cross さんの感想・評価
4.0
2011年2月に発表されたOVA作品。
バカテス第一期と第二期の間に出されたOVAです。
第一期終了からと第二期開始まで一年以上期間が開きましたが、その間にちょうど良い感じで出されましたね。
上・下の二話で構成されており、内容は文化祭にスポットが当てられています。
上巻では、一般的な文化祭の風景が描かれております。
今まで通りに、お馬鹿なテンションでしっかりと笑いを取り盛り上げてくれます。
そして、下巻での召還獣バトルへと繋がって行きます。
下巻では、この作品の特徴でもある「召還獣」によるバトルがメインとなっています。
第一期、そして第二期を含めても、召還獣のバトルシーンはあまり期待するようなものではありませんが、このOVAの下巻における召還獣のバトルは、なかなか力の入用を感じさせられましたね。
召還獣が今までになくスピーディーに動き、迫力も今までの比ではありませんでした。
ですが、その召還獣バトルの合間にもしっかりと笑いを取ってくれています。
下巻においては、笑いと今まであまり評価になかった召還獣のバトルもかなり作りこまれており、完成度はかなり高いですね。
因みに個人的には、このOVAのOPはバカテス史上、一番好きでした。
そして、このOVAは第二期を視聴するに当たって見逃さないことをオススメします。
その理由についてですが、第二期の物語はこのOVAの視聴を前提とした作りになっているからです。
文化祭での出来事を引っ張って、ネタに使っていますので、このOVAを見ていないと、内容が理解できない点があります。
そして、OVAで登場したキャラクターが登場、このOVAで描かれる文化祭での因縁で喧嘩を吹っ掛けられたりもしますので……
そう意味でこのOVAの視聴は第二期を視聴する前に、見ておかないと内容的に繋がらないので……
第二期視聴前にこのOVAを視聴して、より楽しく第二期に臨んでいただきたいです。
TV放送と比べても、笑いのレベルは同等、且つ、召還獣でのバトルシーンはTV放送版よりもかなり良い出来栄えです。
第二期をより楽しんで頂くためにも、とても重要な話となっていますので、是非ともこのOVA視聴をして頂きたいです。
Ssoul30 さんの感想・評価
3.8
この作品の世界観
この作品の主人公やその他のキャラクターが通う文月学園は科学と偶然とオカルトによって開発された「試験召喚システム」っと言うシステムがありました。そのシステムにはテストでとった点数によって試験召還魔物のHPがあがり、そして、その魔物たちは日々他の生徒たちと戦っています。もしその魔物のHPがゼロになってしまったら、地獄の補修を受けなければいけないルールとなってます。
ストーリー
今作品は 祭 だけに学園祭をメインにしています。今作もヤンデレと、ギャグでかなり面白くなっています。
私の感想
1期ほどではないですが、かなり面白かったです。キャラクターは少し増えていましたが、心から、安心して笑えました。今作品はあまりヤンデレギャグが見られず、恐怖はあまり感じませんでした。それがなによりこの作品の良い所でしょうww
この作品を見ていると私も学園祭に(一般人としてではなく、生徒として)参加したくなりました。こんな学園祭でしたら、たぶん超面白いでしょう。
オープニング
「恋愛向上committee」
かなりこの作品にぴったりのオープニングでした。1期、2期とキャラクターデザインが同じなため、それがまさしく「バカテス」な所を引き立てていました。
キャラクターの説明はかなり良く、この作品を見ていない人にも分かるようなオープニングでした。
エンディング
「月曜はキライ」
結構悲しいエンディングだと思いきあ結構ポジティブでよかったです。曲が良かったです。
◇fumi◆ さんの感想・評価
3.5
1999年放送のテレビアニメ TBSのバラエティ番組「ワンダフル」内でのショートアニメ 16話
原作 佐野タカシ 監督 山口武志 脚本 我妻正義 鴨義信 キャラデザ 大木良一
制作 J.C.STAFF
1997年より「ヤングキング」に連載されたラブコメ作品のアニメ化。
少年画報社と言えば80年代までは硬派のマンガ専門だったと思いますが、
大きく転換するきっかけとなった「パンチラコミック」です。
少年キングの後継誌であるヤングキングはwikiによると、
イケてる2人を筆頭としたラブコメと少年キング以来のヤンキーものに二極化され、
2011年にはヤンキー系以外は「ヤングキングアワーズ」「月間ヤングキング」に移管されたそうです。
この「イケてる2人」ってなんと2010年まで連載されてたんですよ。
と言うことは、最人気作が終わったことでキングの方向性に変化が出たと考えられます。
全33巻のパンチラコミックっていうのは記録ものだと思います。
たぶん5冊くらい持ってたような記憶がwww
佐次京介 CV渋谷茂 高校生男子 結構男気があるスケベな主人公
小泉明 CV荒木香恵 ヒロインだが元援交女子 不思議な性格だが後のツンデレと一致
本当はお嬢様の小泉明がテレクラで中年男性と話しているところを佐次に見つかると言う、
当時の時代性を反映した過激なラブコメ。
二人は即深い仲(マジ)になるが、小泉は処女だった。
佐次には甘糟真希と蟻賀瀬涼子という(佐次から見て)ラッキースケベ女子が居て、
小泉もやきもきしてるが、ツンな気性のため素直になれない。
ここまではありがちですが、
主人公に恋する女装パンチラ少年の登場が当時としては衝撃でした。
桜井兼人 CV後藤邑子さまのデビュー作です
佐次に恋してしまい、佐次のためだけに女装すると言う本格派男の娘でした。
33巻中アニメ化されたのは最初の数巻分だけで10年まで続いたと言うことで、
何かのきっかけがあれば本格的なリメイクの可能性もあるかと思います。
アニメ版はショートと言うことでエロもラブコメも不完全燃焼ですが、
ところどころ描ききった部分もあって楽しい作品です。
CC さんの感想・評価
2.4
ヤングキングに連載され、TBS系列のワンダフル枠で放送された5分程度のラブコメディ。全16話です。制作会社はJ.C.STAFF
ツンデレのヒロインの「小泉」と馬鹿でエロい主人公「佐次」の恋愛模様を描いている。一話目で肉体関係を持ってしまっている為、少し複雑に物事は進んでいく。肉体関係はあったものの、「小泉」は心を閉ざしており、「佐次」のデリカシーのない行動や言動によって「小泉」の心が乱されていく様は可愛いらしく思える。典型的なラブコメを描いているが、テンポが早いので飽きる事なく視聴できた作品です。
恋愛模様には少し時代を感じるものがありました。当時は高校生が携帯ではなくポケベルを所持していた時代。今から数えると15年ほど前の舞台背景になると思います。恋人と連絡取り合うのに、家に電話して親にバレたりなんて事が良くあった頃ではないでしょうか。ポケベルのバイヴレーションに敏感に感じる「小泉」は、あざとかったです。
ゴットゥーザ様がゲイ役でデビューした作品でもあるので興味ある方は見てみては?
しまかぜ さんの感想・評価
4.8
佐野タカシ先生の1997年から2010年まで連載された漫画『イケてる2人』のアニメ版ですね。
1999年にワンダフルの枠内で放送されたので5分枠16話、ほとんどが原作初期1巻〜3巻内のエピソードになっています。
原作にあるような過激なエロ表現も、少し荒削りながらできるだけ再現できているので、原作を読んでみようかなと言う人に良いと思います。
さすがに作画らは15年前の90年代な感じで古く感じますが、キャラクター達の特にヒロインであるツンデレ美少女小泉明の可愛さは今でも十分魅力的に伝わってきました。
その後、原作も10年以上続き愛着もあるので、なにより小泉明が大好きなので『イケてる2人』の再アニメ化を熱望します!
かかのん さんの感想・評価
4.2
神秘の世界エルハザードはLDで購入済みですw
最初に観た印象がハイラインの「夏への扉」と剣乃ゆきひろ「DESIRE」がちらついて余りに印象が薄かったんですよね。
それよりもバスタード以降の岡崎氏や駆け出しの中沢氏のキャラとアニメートが素晴らしく、そればかり注目してました。
この年代はPSとサターンが94年に発売されポリゴンゲームの揺藍期でPC98では18禁ゲームで名作が連発していた頃だったので。
事実このエルハザードがリリースされた時期はOVAの流行が完全に終わっていて同年のエヴァが放送されるまでアニメ自体が今で言うところの「オワコン」状態でした。
作品の見どころはAICのOVAの最後期の丁寧な作画と秀逸なキャラクター性ですね。
細かいツッコミをいうとアクションが意外と少なく、お姫さんと同盟軍って7話もあるのに何してんの?とか誘拐されたイベントが効いてくるのが後半過ぎて空気、全体的にドタバタ風味で進行と構成がちょっとタルい…
この作品は中沢氏のイフリータのキャラのフォルムがエロカッコ良くて、そのイフリータが悲恋風なヒロインというのが全てです(断言
個人的には構成しなおして26話でリメイクして欲しいですがいかんせん古いし、シナリオがゲームっぽいので悩むところです。
最早AICもパイオニアLCDも無いし望むべくもありませんが…
陣内役の置鮎氏がいい味だしてますw
westkage。 さんの感想・評価
3.2
発表期間は1995年5月26日から。今作のOVA版がまず先に発表され、その後TV版も放映となるが内容・設定に大きく差異があります。
異世界エルハザードに飛ばされた高校生「水原誠」の冒険を描くファンタジーラブコメディ。OVA版とTV版ではメインキャラクターの1人「イフリータ」の容姿と性格がまるっきり別人になっています。視聴されるならOVA版を推奨します。
今作が発表された1995年は「新世紀エヴァンゲリオン」の放映開始の年であり、アニメ界は黎明期を迎える事になりますが、今作はその前の時期に発表されていました。アニメ業界自体が落ち込んでいた時期なので、知る人ぞ知る名作…かもしれません。
が、やはりかなり昔のタイトルになるため、今改めてオススメ出来るかと言うと辛いものがあります。レトロアニメに触れられたい方なら是非。
ネロラッシュ さんの感想・評価
5.0
高校の地下から発見された遺跡がもとで異世界へ飛ばされる主人公たち。
飛ばされた異世界エルハザードでは、人類と昆虫族の戦争真っ只中。主人公誠と藤沢先生は人類側。誠を敵視している頭がちょっとアレな陣内は昆虫族へでコメディ色が強い前半であるし、スレイヤーズぽいのとか、幻影族なる第三の敵がガミラス星人だろ?神の目なるのはスターウォーズのデス・スターだろ?そこで藤沢先生に石川五右衛門の台詞言わせるか?とか、ファンタジーなのかSFなのか?とかあるんだけど、そんなツッコミたいことを忘れてしまうほど1話と最終話の繋ぎ方が見事で、ただ涙、涙…
アナログでこのクオリティは今では不可能です。