女神で学園なおすすめアニメランキング 8

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの女神で学園な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月08日の時点で一番の女神で学園なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

67.5 1 女神で学園なアニメランキング1位
月が導く異世界道中 第二幕(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (130)
420人が棚に入れました
かつて両親の都合で異世界へ召喚された男子高校生・深澄 真は、勇者として魔族と戦うはずだった。 しかし、召喚主である女神から「不細工」と罵られた挙句、勇者の称号は即剥奪。 最果ての荒野に放り出されてしまう。 勇者失格の烙印を押された真は、荒野を彷徨いながら、自身の従者となった上位の竜種・蜃こと巴や、 災害の黒蜘蛛・澪を引き連れて、異世界世直し行脚の旅を始めた。 道中、様々な出会いと別れを繰り返し、異世界に蔓延る悪党どもを成敗していく深澄一行。 さらに、女神の気まぐれで巻き込まれた魔族との戦争も乗り越えて、彼らの旅は学園中立都市・ロッツガルド、そしてまだ見ぬ2人の勇者のもとへと続いていく! 神と人族から見捨てられた男の異世界世直しファンタジー第二幕、堂々開幕!

声優・キャラクター
深澄真:花江夏樹
巴:佐倉綾音
澪:鬼頭明里
識:津田健次郎
エマ:早見沙織
ベレン:辻親八
ライム=ラテ:八代拓
モンド:大塚明夫
アクア:Lynn
エリス:田中美海
パトリック=レンブラント:井上和彦
モリス:佐藤正治
ソフィア:沢城みゆき
御剣:斉藤壮馬
音無響:加隈亜衣
ナバール・ポーラー:小清水亜美
ウーディ・バイラ:村井雄治
ベルダ・ノースト・リミア:沢城千春
チヤ・ハヅキ:田村奈央
岩橋智樹:新井良平
リリ=フロント=グリトニア:中原麻衣
ギネビア=スレーシャ:渡部紗弓
モーラ:月城亜美
ユキナツ=カズサ:笹本菜津枝
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

21話は神回?! 魔族に●●呼ばわりされる勇者さまwww

【レビューNo.132】(初回登録:2024/6/30)
ラノベ原作(なろう発)で2024年作品。全25話。
1期のレビューを書いたので、2期も書いてみようかと。
まさかエロ作品として紹介することになるとは・・・

(ストーリー)
前回女神の横やりが入り、お預けになっていた学園都市・ロッツガルトへの留
学から。
生徒として魔法を学ぶつもりが、手違いで非常勤講師として生徒達を指導する
ことになり・・・

(評 価)
・2クールで描いた割には大きな進展なし
 1期で伏線をばら撒いていた
 ・真をクーリングオフして、新たに召喚した別の勇者の物語
 ・ロッツガルトへの留学(手違いで非常勤講師に)
 から始まり、
 ・学園での鬼講師ぶり
  (合間に蔓延る悪を成敗等)
 ・ロッツガルトでの商売展開
 ・たまに(転移魔法で)亜空都市へ里帰り
 ・魔族の襲撃
  {netabare}→ 1期のラスボスだったソフィア、ランサーとの再戦{/netabare}
 とエピソードは進むのですが、例えば当初の真の目的
 ・(元々この世界の住人であった)両親の軌跡をたどる
 なんかは結局あまり進展なしなんですよね。
 (少し情報提供あり。まあ両親の過去を知って、それからどうするんだって
  話もありそうですが)
 物語の構成上膨らみを出す必要があるため、新展開を描いて作品に広がりを
 持たせるというのは常套手段ですが、2クールあってそちらしか描いていな
 いのはどうなんだと?!

 1期のレビューで書いたように
 >日本テレビ史上最高金額で海外セールスされた
 ということで、声優陣や作画等は他の「低予算異世界なろう作品」に比べる
 と、やはり恵まれているように感じますが、
 >安定感はあるが、テンプレ展開がメインゆえにそれ以上の突き抜けた面白
 >さがないのが
 という評価を覆すまでには至らなかったかなっと。
 まあダラダラと視聴する分には、それなりのレベルですので悪くはないとい
 うところでしょうか。

・21話は神回?! 魔族に●●呼ばわりされる勇者さまwww
 そんな中で唯一琴線に触れたのが、21話の勇者”響”でしょうか。
 魔族襲撃に際し、討伐に向かうと宿敵・イオと対峙。
 そこで満を持してマントを脱ぎ捨てるのですが・・・
 {netabare}「随分と”卑猥な”恰好だなwそれも策の一つか?」
 と、エロい恰好を魔族にイジられる響様www 
 そんなツッコミにも負けず
 「これは私の守護獣を纏った強化服よ!」
 と、自らの正当性を主張する響様。
 → そんな布面積の小さい恰好が強化服だとか、説得力ゼロやんけwww
 さらに今度はヒーロースーツ姿で真が登場。
 (響と真は現実世界で同じ学校の先輩・後輩だった)
 「いや、ってか、なんでそんな恰好を?!」
 憧れの先輩のあられもない姿に困惑のご様子w
 先日まで優等生だったJKは、どこに羞恥心を落っことしてきたのかwww
 魔族から痴女呼ばわりされる勇者とか前代未聞だろ!!{/netabare}

全体的には前作の評価と変わらず、むしろ2クールの尺でこれでは・・・とい
う感じでしたが、21話の響様で随分笑わせてもらったのでよしとしましょうw
3期も決定のようですし。
最終話でまた3期に向けて伏線をいろいろぶっ込んできましたし、安定感はあ
りますので、とりあえず3期も視聴はするでしょうね。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

物語のメインではないところで、少しバタバタした印象。

一部の方のレビューにあったのと同じ所感。
序盤の勇者たちとのエピソードは必要なのかもしれないけれどもいまいち刺さらず(面白いとは思はなかったという意味)。

逆にバタバタしてノイジーな印象。
いつもの仲間メンツが動き始めてから、面白みを感じ始めた。
あとは多少の間延び感と隙間埋め感を感じたかな。

相変わらず、仲間が増えていく感は割と好きなんだけどねえ。
次々と新キャラが登場してくるので、ちょっと落ち着きがない感じ。
せっかく、1期でキャラ馴染みが出来ているのだから、もっと序盤から馴染みのキャラが動くエピソードがあったらよかったのにとは思った。

全体的に「転スラ」にかぶる様な主人公サイドの物語、幅の広がり方なので、長く続く物語に耐えうるつくりにはなっているとは思うのですが、少し統一感が持続せず、視点がブレ気味になるのが残念でした。
生徒を抱えるというエピソードも「転スラ」チックでしたね。

序盤でのエピソードで明らかになった人間関係やしがらみを引き継いだまま、後半のバトル展開へと続いていくのですが、少し、説得力が弱かった印象です。
勢いで持っていくにしても、若干、スピード感が足りていませんでしたね。
やはり、人物同士の関係の根回し的なお話が少し重荷になっていたように思います。

本来なら、手間をかけての人物同士のカラミは物語についての説得力に転化されても不思議ではないのですが、そうはなっていなかった、少し効果が薄かったとの印象がぬぐえませんでした。

シンプルに言うと、少しガチャガチャして面倒くさかったですね。

物語を進めていくには、もちろんどんどん情報量や設定が増えていくわけなのですが「異世界にきていた両親についてを追う」というメインストリームであるはずの物語については、あまり進捗せず、いくつかのエピソードが語られるだけで、主人公のクズノハもそこをガンガン追っていくわけでもなく、目の前の出来事に対応しているだけの状況が続きました。
大きな矢印があまり見えず、その周辺のいくつもの短い矢印に対応しているっていう印象です。

今作の最終盤にかけては、馴染みのキャラクタ達が活躍し、最後もこれらのキャラクタ達への感謝で締めくくられています。
ここら辺は、落としどころとして安定した形になっていたので、好印象なのですがね。

やっぱり、亜空の仲間たちがからんでくる方が楽しいかもしれないなぁw。
特に巴と澪はやっぱり面白いと思います。
個人的には、アクアとエリスも楽しく観ています。

今作を終えて、いわゆる「勢力(図)」的なものが大分見えてきました、今後の展開としては、少し話が大きくなりそうです。
国レベルの対立や動きが出てくるのかもしれません。
どちらにつくのか、どうふるまうのか、そして、物語の本筋はどうなるのか。
なんとか、興味を維持した状態で終わっています。

今後の展開がどうなるのか、三幕目も決まっているという事なので、楽しみに待ちたいと思っています。
ただ、個人的には前回シリーズのつくりの方が好みだったかなぁ・・・。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15

こま さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

11話まで視聴。助さん角さんやってしまいなさい!

2023年12月時点で電子版を含めたシリーズ累計発行部数は360万部を突破している。
一期視聴済みでマンガ最新巻まで読んでます。

3話までの感想。アニメ勢は3話までで切るかもね。予告見る限り4話からかな?
主人公ほぼ出てこないからねw
主人公の裏でやってた勇者達の話しが中心なので飽きる人は飽きるかな?
不快な子も居るから余計にね。

その1人はただの子供でゲーム感覚。
夜限定で不死、目には魅了の力が宿っているが制御が出来ていないと言う…。
ゲームとか聞くと盾を思い出すね。
そして召喚された国がまともとは言えないので、この子のヤバさを更に加速させる。

ただこの話しはやらなければいけない部分ではあるかな。
勇者の2人の性格とその勇者の女神の力の無効化実験。


マンガは読んでるけどもアニメはアニメで楽しめるので視聴確定。
マンガ以降の話しもやるのでそれも楽しみ。

11話で笑ったw
うん?アレ?何処かで聞いた事があるような…?…思い出した!!
突然、水戸黄門の戦闘用BGMが流れてビックリしたw
コレの所為で会話が頭に入ってこなくて数回見直す羽目になったの草。
まあ一期でも確かEDで数回流れてたしね。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2

77.7 2 女神で学園なアニメランキング2位
異世界かるてっと(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (507)
2331人が棚に入れました
「オーバーロード」「この素晴らしい世界に祝福を!」「Re:ゼロから始める異世界生活」「幼女戦記」。総シリーズ累計1600万部超え、BD&DVDシリーズ総売上枚数50万枚超えを誇る4作品が、ぷちキャラアニメになって大暴れ!ある日突如として現れた謎のボタン。ポチっと押すと、なんとさらなる異世界へ転移してしまう!!そこには他世界から転移したキャラクターたちも大集合していて…!?

声優・キャラクター
日野聡、原由実、上坂すみれ、加藤英美里、内山夕実、加藤将之、三宅健太、福島潤、雨宮天、高橋李依、茅野愛衣、小林裕介、水瀬いのり、村川梨衣、新井里美、子安武人、悠木碧、早見沙織、濱野大輝、笠間淳、林大地、三木眞一郎、玄田哲章、大塚芳忠
ネタバレ

TAMA さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ピンポ〜ン…から始まる異世界学園生活!

『オーバーロード(ぷれぷれぷれあです)』『幼女戦記(ようじょしぇんき)』『この素晴らしい世界に祝福を!』『Re:ゼロから始める異世界生活(Re:ゼロから始める休憩時間 / Re:プチから始める異世界生活)』の4作品のミニアニメを1つにまとめたカオス作品。


原作・?
アニメ・全話視聴。(全12話・15分アニメ)

↓(2019:4/18に執筆)
{netabare}

全作品好きでミニアニメの方も視聴してたので現段階で放映されてる2話まで観ましたが、私的にはお気に入りです。
『このすば』のお陰で「オチ」というか「ボケとツッコミ」というかギャグキャラが居るからストーリーもスムーズに進んでると思います。

うん、気になるのはパワーバランスがどうなってるかが知りたいですね。異世界特有の『魔法』とか『特殊能力』とかこの世界ではどうなってるのか?そして誰がこの世界に彼等彼女等を転生させたのか?これからの展開が楽しみです!


OP曲は『大石昌良さん』の作詞作曲だったので世界観に合った歌でした。
ED曲は作曲が『ヒャダインさん』とドット絵がマッチしてたと思います。
…しかしED曲名『異世界ガールズ♡トーク』なんですがそのセリフ部分で「女子会」ってフレーズが出てきたんですが…おやおや?
あれ?『ターニャ』は「女子」で良いのかな?
確かに身体は幼女だけど中身は確か…(笑)


4作品が1つになってるので声優さんが2キャラ演じたりなどCVには大変な作品になるかもだけど最後までしっかり演じて欲しいですね。
…ん?あれ?『このすば』ってミニアニメあったっけ?特典で『ロック○ン』みたいなんはあったけど。…あれれ?


個人的には『異世界転移物』では無いけどミニアニメで『少女終末旅行』もKADOKAWAチャンネルでやってたので登場しないかな?と淡い期待を…って無いですよね。
教室の机は何個か空席あったしやってくれないかな。

観終わったらまた書きます。

{/netabare}


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↓※追記+視聴後感想など。(2019:06/30執筆)

おいおいおいおい!15分アニメでこんな贅沢な声優さん達を主演させるなんて!4作品好きな私にはとても楽しめた作品です♪

しかし『このすば』の『バニル』と『オーバーロード』の『宮野』…あ、違う。『パンドラズ・アクター』が揃うととても鬱陶し…あ、いやいや、とても面白かったです(笑)
この組み合わせは絶対アドリブふんだんに入れてるだろうなぁ。現場大変そう。(編集の意味で尺も)


この4作品の共通点は『異世界』に『転生』または『召喚』された主人公。(KADOKAWA作品のみ)
それぞれの世界のサブキャラ達含めまた違う『異世界』に行って一緒に過ごすと言うもの。パワーバランス(ステータス込み)やスキル等は制限や改変されてるようだけど詳細は不明。
ハッキリしてるのは『死んだら生き返らない』ことくらい。(スバル、どうする?(笑))
なぜこの『異世界』に【転生】されたのかも詳細は分からず、この世界では『学園生活』をやらなければならない。
断ると「校則違反につき、指導が入る」らしい。
【指導】とは何か?
とりあえず学園生活を崩壊させないように過ごす事になるのだが…
って感じですね。ここらへんは2期決定したからそっちで分かるのかな?と思います。


『転生』と『召喚』で思ったんですが、『ターニャ』と『カズマ』は死んで異世界へ、『アインズ』と『スバル』は生きていて異世界へ、もし異世界から帰る事が出来たとしても『アインズ』と『スバル』しか帰れないんだなと…。
ま、そこは別に良いとしてこの関係性もこの『異世界』ではパワーバランスとかに影響するのかな?とか考えたりちょっと変な楽しみ方をしてました。


さてさて感想も書きます。

4作品を知っててミニアニメも許容出来る方なら楽しめるかもしれない作品ですね。欠点は4作品の世界観を壊したくない、4作品のどれ1つも知らない等の方にはつまらないかもしれませんね。
つまり『ファンの為の作品』だと私は感じました。

…同級生に幼女や悪魔が居るってどんな感じだろう(笑)鬼っ娘メイドや他クラスには戦闘メイドも…って設定、強いな。
しかし『アインズ』も大概だが『ラインハルト』はチート過ぎる。


ギャグ作品としても楽しめましたがキャラの組み合わせやCVの組み合わせ、作品を知ってれば笑いどころが多々あったり、かと思えば#5のED曲『Hollow Veil』が流れなぜかしんみり展開に…、ED曲後の1枚絵もコラボ作品だからこそ描ける組み合わせなど本当に贅沢な時間を楽しめました。
『ラム』と『コキュートス』の組み合わせは意外な笑いが産まれ、CV『小林 裕介さん』と『高橋 李依さん』は『スバルとエミリア』と『グランツとめぐみん』で趣き深かったです。
『グランツとめぐみん』の絡みは絶対意識したな、『エリスとシャルティア』の【パッド】も(笑)

後半では『このすば』の『駄女神(アクア)』の立ち位置が危うくなり『クリス』が!?
『カズマ』はこの世界でも『クズマ』加減を!?
だからかも知れないが『スバル』が凄くまともに見える。『アインズ』も『このすば』のキャラ達の扱いも笑えた。
ただ今回『カズマ』のスティールは不発多し。2期では誰かのパン○をやるのか!?

空席もやはり意味があったみたいでラストに「今日から転校生が入って〜…(終了、2期へ)」
と、2期も凄く楽しみな作品です!






『ゆんゆん』、この世界でもやはり扱いが…(泣)

2期で3組にも転校生が来ればいいね(汗)


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(2019:12/12更新)

2020年1/14から第2期が放送決定ですね。
今から楽しみです!
なんと転校生はティザーで紹介されましたが『盾の勇者の成り上がり』のキャラクターに決まりました!このキャラ達がカオスな連中とどんな効果をもたらすか、楽しみですね。

3組には果たして転校生が来るのか…??



しかし『異世界かるてっと』ですけど『盾の勇者の成り上がり』のキャラクター足したら5作品ですよね?『五重奏』や『クインテット』…作品的に『異世界くいんてっと』とかにならないのかな?

後は2020年4月から『RE:ゼロから始める異世界生活』の2期が始まりますがその場合『異世界かるてっと』の世界から一時離脱するのかな?…って別世界の話だから関係ないか(笑)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

キャラクター濃すぎ

異世界キャラクター大集合のギャグアニメ。キャラクター達が個性的で面白かった。
中でも安定のクズマ含めたこのすばメンバーが好きだった。これはターニャにしばかれてもしょうがない。

プレアデスいなくて残念だなあと思ったけど、いてくれて安心した。もっと出番ください。

もう一回それぞれを見返したくなるような作品だった。それに、それぞれを見てから見たほうが絶対面白いはず。

2期あるみたいだから楽しみ。転校生は誰だ。

OP
異世界かるてっと 歌 アインズ(日野聡)、カズマ(福島潤)、スバル(小林裕介)、ターニャ(悠木碧)
ED
異世界ガールズ♡トーク 歌 アルベド(原由実)、アクア(雨宮天)、エミリア(高橋李依)、ターニャ(悠木碧)
Hollow Veil 歌 nonoc


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
「オーバーロード」「この素晴らしい世界に祝福を!」「Re:ゼロから始める異世界生活」「幼女戦記」。総シリーズ累計1600万部超え、BD&DVDシリーズ総売上枚数50万枚超えを誇る4作品が、ぷちキャラアニメになって大暴れ!ある日突如として現れた謎のボタン。ポチっと押すと、なんとさらなる異世界へ転移してしまう!!そこには他世界から転移したキャラクターたちも大集合していて…!?監督・脚本≪芦名みのる≫、キャラクターデザイン・総作画監督≪たけはらみのる≫、アニメーション制作は≪スタジオぷYUKAI≫が担当。「ぷれぷれぷれあです」「Re:プチから始める異世界生活」「ようじょしぇんき」と、ぷちキャラアニメ界を牽引してきたスタッフ陣が、異世界系ライトノベル4作品のクロスオーバーアニメーションに挑む!

1. 集結!かるてっと
カズマたちはひょんな事から、異世界へ転移する謎のスイッチを押してしまう。アインズ、そしてターニャもスイッチを押してしまい、異世界へ転移!転移先はまさかの……!?

2. 緊迫!じこしょうかい
唐突に始まってしまった学園生活。緊張した面持ちの面々を気にすることなく、担任のロズワール先生は彼らに自己紹介をさせるのであった。そして放課後の帰り道、アインズ達を待ち受ける者がいる。それは……!?

3. 膠着!くらすめいと
とりあえずは学園生活を送るしかないと覚悟を決める一同。そんな中、ターニャは同級生の中に、自分を異世界に転生させた自称神こと「存在X」がいるのではないかと疑いを持ち始める。

4. 邂逅!くらすめいと
一触即発状態になってしまったアインズとターニャ。しかし、アインズのある一言をきっかけに状況は一変する。一方、スバルはカズマにある確信をもった問いかけを投げかける。

5. 炸裂!こんしんかい
ロズワール先生の計らいにより開催された懇親会。親睦を深めるため、くじ引きで選ばれた者が「かくし芸」を披露することに。果たして選ばれるのは…!?

6. 決定!いいんかい
懇親会も無事に終わり、ほっと一息ついた一同。ところがまたしてもロズワール先生の一声で、今度はクラス委員を決めることに!?

7. 遂行!いいんかい
とうとう始まった委員会活動。これまで関わったことのないクラスメイトたちが一緒に行動することに。

8. 準備!りんかいがっこう
臨海学校で行うアクティビティを決めるため、緊急ホームルームが開かれる。ところが、すんなりと話が進むはずもなく……

9. 満喫!りんかいがっこう
いよいよ、待ちに待った臨海学校!アクティビティ盛りだくさんの楽しいイベントになるはずが、単なるバカンスでは終わらないようで…!?

10. 参戦!らいばるたち
楽しかった臨海学校も終わり、いつもの日常が戻ってきた。ところがひょんなきっかけから、別クラスの存在が明らかになり…!?

11. 協力!たいいくさい
ついに、クラス対抗の体育祭が開幕!一進一退の攻防が続く中、まさかの参戦者が…!?

12. 団結!かるてっと
先生チームにまさかのデストロイヤー参戦!果たして2くみは勝利を掴み、元の世界に戻ることができるのか…?

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

イッツ ア ”ぷち”ワールド

この作品のタイトルだけ見ても何の作品なのかは全然分かりません。
ですが、ジャケットを見たら錚々たる顔ぶれに誰もが度肝を抜かれることでしょう。

この作品は、以下の4作品のクロスオーバー作品なんです。
『幼女戦記』
『オーバーロード』
『この素晴らしい世界に祝福を!』
『Re:ゼロから始める異世界生活』

それぞれの作品の主要キャラがぷちキャラとなり一堂に会する…
正に「KADOKAWA」ならではの作品だと思います。

正直、これまで「KADOKAWA」にはあまり良い印象を持っていませんでした。
もう少し続きが見たいのに、というところで終わってしまう「角川10話枠」作品…
勿論続編が制作された作品もありますが、物足りなさを感じるるのは否めません。

ですが、やはり一番印象に残っているのは、「そらのおとしものFinal 永遠の私の鳥籠」でしょう。
もともとは、3期の制作が決まっていた作品です。
それがいつの間にか劇場版になり、待ちに待って公開された作品はたったの50分…
しかも、冒頭から全く物語についていけない展開…
もともと「そらのおとしもの」は素晴らしい作品だと思います。
どういう大人の事情があったのかは分かりませんが、原作をもっと大切にして欲しかったと本気で思いました。

でも、この作品の制作に踏み切ったのは英断だと思いました。
4つの作品の主人公に共通しているのは、みんな異世界に飛ばされていること…
一度飛ばされたのだから、もう一度くらい飛ばされたって良いじゃない…みたいなノリには若干の雑さは感じましたが、面白ければ結果オーライなんだと思います。

それに、これらの作品の融合により面白さがより付加されたと思います。
例えば、女神アクアはアンデッドであるアインズに対してどんな反応を見せるのか…
めぐみんの「エクスプロージョン」と、ターニャの魔法はどちらの方が威力が強いのか…
少し考えただけでもこんなに面白そうな要素があるんです。

キャストについては今期一番の豪華声優陣だったのではないでしょうか。
それぞれの作品の主要キャラが総出演しているんです…
キャラが多すぎて、存在感の薄いキャラもいましたし…
贅沢と言えなくもありませんが、時折無駄遣い感を感じたのも事実です。

それと配慮されていたと思ったのが、声優さんと物語の関係でした。
今回りえりーはめぐみんとエミリア、うっちーはマーレとパックが配役となっていますが、同一回で二役同時に登場することは無かったと記憶しています。

作品を完走して感じたのは、皆さんとてもマイペースだったということ…
主人公の異世界転生は2度目なので、多少なりとも耐性はあると思いますが、その他のキャラは転生自体が初めてであるにも関わらず割とすぐ馴染んだ感がありましたし、日々の行動も基本的には作中の印象通りで、イメージが崩れることもありませんでした。
それでもそれぞれの作品がしっかり融合しているのですから、相乗効果はあったんだと思います。

総シリーズ累計1600万部越え、BD&DVD総売上枚数50万枚を超える4作品が勢揃いするこの作品…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、アインズ、カズマ、スバル、ターニャによる「異世界かるてっと」
エンディングテーマは、アルベド、アクア、エミリア、ターニャによる「異世界ガールズ♡トーク」
それぞれのキャラの特徴を素で楽しめる楽曲だったと思います。

1クール全12話の物語で、しっかり堪能させて貰いました。
そして嬉しいのは、最終回の最後で2期制作が発表されたこと…
続編の情報を楽しみに待っています。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 17

65.1 3 女神で学園なアニメランキング3位
聖剣学院の魔剣使い(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (114)
419人が棚に入れました
最強の魔王レオニスは、来たるべき決戦に備え自らの存在を封印した。 だが、1000年の時を超えて目覚めたとき、彼はなんと10歳の少年の姿に戻っていた! 「なんでだ!?」「君、どうしてここに閉じ込められていたの? もう大丈夫よ。お姉さんが守ってあげる」 <聖剣学院>に所属する美少女リーセリアに保護されたレオニスは、変わり果てた世界に愕然。 未知なる敵<ヴォイド>、<第〇七戦術都市>、武器の形をとる異能の力———<聖剣>。 聞き慣れない言葉に戸惑いつつも、彼は<聖剣学院>に入学することに。 魔術の失われた未来世界で、最強魔王と美少女たちの織りなす聖剣と魔剣の学園ソード・ファンタジーが幕を開ける!

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

元・最強魔王×お姉さん 学園ソード・ファンタジー

この作品の原作は未読です。
聖剣×美少女を組み合わせた作品って、久しぶりではありませんか?
あれ、2023年夏アニメで放送された「七つの魔剣が支配する」は聖剣じゃなく魔剣だから除外で良いですよね^^;

加えてメインヒロインを演じるのはあの石川由依さんと来たら私に視聴しない選択はありません。
過去作の未視聴作品をメッチャ積み上げていますが、今期リアルで視聴した作品の一つになりました。


最強の魔王レオニスは、来たるべき決戦に備え自らの存在を封印した。

だが、1000年の時を超えて目覚めたとき、彼はなんと10歳の少年の姿に戻っていた!
「なんでだ!?」
「君、どうしてここに閉じ込められていたの? もう大丈夫よ。お姉さんが守ってあげる」。

〈聖剣学院〉に所属する美少女リーセリアに保護されたレオニスは、変わり果てた世界に愕然。
未知なる敵〈ヴォイド〉、〈第〇七戦術都市〉、武器の形をとる異能の力――〈聖剣〉。
聞き慣れない言葉に戸惑いつつも、彼は〈聖剣学院〉に入学することに。

魔術の失われた未来世界で、最強魔王と美少女たちの織りなす聖剣と魔剣の学園ソード・ファンタジーが幕を開ける!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

リーセリア役の石川さんが、最初に原作を読んだ時の印象をインタビューでコメントをしてくれていました。
「女の子たちがみんなかわいくて、そして「けしからん」というシーンがたくさん出てくるなと思いました(笑)。」

「けしからん」部分の多くは、リーセリアが担っている気もします。とツッコまれると、
「確かに。レオくんも「この世界の倫理観はどうなっているんだ」と言っていましたよね(笑)。」と返していましたが、これ、メッチャ分かります。

レギーナ役・洲崎綾さんも、
「まずは「おねショタ最高!」と思いました(笑)。
由依ちゃんが言っていたように「けしからん」シーンも随所で出てきますが、しっかりと読むとストーリーが重厚なんですよね。色々と抱えている人たちが集まっていて、シリアスなシーンもしっかりあって、見ごたえのある作品です。」
これもメッチャ理解できました。

おねショタ最高!かぁ…
きっとリアルの構図では見るに耐えない気がするのですが、アニメだと不思議と違和感無く受け入れられるから不思議ですよね^^;

でも、古の時代から転生する設定って、割と存在する様な気がしますけれど…
それに、赤子に転生する設定も然り…
「魔王学院の不適合者」のアノス・ヴォルディゴードは2,000年前から転生してきましたし、「無職転生」では、ルディが幼少期をたいそう満喫していましたしね^^

でも10歳という中途半端な設定で始まる展開は、確かに珍しいかもしれません。
思い返してみると、赤子で転生というパターンが多いような気がします。

まぁ、この様な些細な事は置いておいても十分満喫できる作品だと思いますよ。
リーセリアの直向きさ、レギーナの面倒見の良さなどなど…
リーセリアたちが所属する第十八小隊の皆さんは容姿端麗な方ばかりなので、声優さんたちの演技と相まってしっかり堪能できると思います。

少しご都合主義的に思えるところが全くない訳ではありませんが、それはご愛敬で良いかと…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、藤川千愛さんによる「1000年愛」
エンディングテーマは、果歩さんによる「ゆるり」
どちらも通勤中にヘビロテした楽曲です。

1クール全12話の物語でした。
個人的にはしっかり堪能させて頂きました。
この手の作品で唯一残念だと思うのは、続編が中々制作されないことです。
原作のストックも沢山あるようなので、続編が制作されると良いんですけれど…

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8

猫好き さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

ラノベ販促アニメ

原作は未読。これはキャラデザが綺麗なのとタイトルソングが気に入ったのでつい最後までみてしまった

お話は、魔王レオニスが1000年の時を経て復活も、転生術をしくじってしまい、自分が人間だったころの10歳ぐらいの少年の姿になってしまう。なりゆきで死んでしまった人間の少女リーセリア(セリア)を眷族としてバンパイア女王として復活させ、すっかり変わり果ててしまった世界でラノベ的学園生活をしながら襲い来るヴォイドの脅威に立ち向かう、、、なのかなぁ

ラノベ原作なのでお話の整合性とか世界観はあまり求めてない。それよりもどれだけ萌えさせてくれるかよねw

その観点から一番気になったのは、中身魔王だけど外見子供のレオニスと、ヒロインのおねショタ関係。セリアは保護者顔してレオニスを大切にしてるけど、レオニスはかつて仕えたロゼリア一筋だし、中身は俺様魔王なので、おねショタ基本のショタ側からお姉さんへの依存とか思いは存在しない。そもそもセリアはレオニスの眷属になってるので、レオリスから見たらせいぜい気に入った手下に無意識ツンデレってレベル。この二人の関係性にはイマイチ萌えられなかった

他には、女の子たちがたくさん出てくるハーレム物なのかとも思ったけど、セリアと元から彼のメイドだったシャーリ以外は特段レオニスに興味がある様子もない。レギーナがたまにちょっかい出してくるけど、これは彼に興味があるってよりも単にからかってるとかセリアに手を出させないように釘を刺してるだけな感じでもある

なんというか、こんな感じでラノベやなろうの萌え要素のお約束がお約束として成立してないような気がする。強いて言えば他に楽しめそうな点ってばライトなエッチくらい?セリアの吸血衝動とか、ラッキースケベ、無駄に豊富なお風呂シーンとかその手の物が好きな人には受けるのかな?私には分からないけどw

とまぁ、ネガティブなことばっかり書いたけど、最後まで見ただけあって完全に嫌いだったわけじゃない。何よりキャラ絵が綺麗!(もっとも、女子に比べてレオ君含めて男子がかなり雑ではあったけどw)動画は大したことないけど、昨今のラノベ/なろう物に比べたら並み以上ではあった

話の方もちょっと興味深い。魔王復活で1000年前の復讐ってよりも、世界が完全に変わっていて敵味方がはっきりしなくなってる。人間側の英雄達がヴォイドロードになって人類を破滅させようとしてるとか、魔王様の癖して人間の要塞島を守るって決めちゃったりとか、ロゼリアはどうなっているのかとか気になる設定も多かった。そこらへんはアニメ版ではしょられているんじゃないかと思ったり

というわけでまぁ、アニメとしてはよくあるなろう/ラノベの域を出てないんだけど、お話自体は気になってコミカライズか原作読んでみようかなという気にはなったので、販促目的としてはよかったんでは?

-- 補足

コミカライズは少年エース。そういえばKindle Unlimitedで読めるんだったというか、雑誌自体は毎月読んでたw。ただ、絵柄が古臭くさい少年漫画みたいなので連載は眼中に入らなかったし、雑誌でのアニメ紹介でも漫画がその雑誌で連載中だとは気づきもしなかった

アニメはラノベの挿絵が元になってるので、絵柄が気に入った人はコミカライズ版はかなり毛色が違うから、原作読んだ方がいいと思う

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3

ヘンゼル さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

緊張感がない故に勿体ない

第5話まで視聴済み。
MF文庫Jにより刊行されている作品と聞いて、最近のMF文庫J産アニメ(ライアー・ライアーや探偵はもう死んでいる等)の評判は芳しくありませんので、身構えて視聴しましたが案の定、色々と「足りない」作品であると感じました。

作画コストは仕様がないというしかありませんが、第1話の設定の出し方や、キャラクターの言動や行動の不自然さやそのように至った理由や動機づけといったものが足りないと感じました。

具体的に言えば、魔王が少年の姿になった際、いきなり敬語でヒロインに話すシーンがあります。心理描写として「ここは敬語で話して怪しまれないようにしよう」「愚鈍な子供を演じよう」とか、そういった心の声を一言二言、アニメのセリフとして導入すべきだと思いました。
そういう視聴者に分かりやすい表現が足りていないと思いますね。

しかし、本作品の目玉は何と言っても「おねショタ」要素ではないでしょうか。
本作品はライトノベルですので、そういった少しセクシーなシーンで続きを読ませるという手法を取るために、そういった要素を入れているのではないかと思います。
風呂場のシーンはかなり良い出来かなと思いましたね。主人公が石鹼で頭を洗うシーンとかも、過去から来た者を表現するいいシーンだと思います。

本作品の良い所はそういった「過去から来た」と彷彿させるシーンが散りばめられている点ですかね。
世代間ギャップのようなズレがこの作品の面白い要素だと思いました。

ただ、本作品は世界観設定がアポカリプス物で殺伐としたものなのですが、いかんせん緊張感が足りないと感じました。
たった二人で要塞都市郊外の遺跡の調査をするのもそうですし、何故か別行動を取るのも、それに納得できるだけの理由も描写されていません。
そして第4話で要塞都市の脆弱性をテーマにしたのもそれに拍車をかけています。

ただでさえ本作品の敵キャラである「ボイド」と呼ばれる未知の生命体との戦いが第1話だけなのにも関わらず、いきなり負けそうになるのは、メイウェザーが初戦でいきなり敗退するような、拍子抜けした気分になります。
メイウェザーも人間ですし、実際にあり得る例えではありますが、「一度もボイドの侵入を許したことが無い」と豪語する以上、要塞都市の性能を発揮するシーンを、第2話か第3話にでも描写するべきだったと思います。

いきなり侵入を許すシーンを描写するのは、人類に緊張感が無いと思われても仕方がないのでは?と思いますね。

そういった意味で、本作品はおねショタという「緊張と緩和」でいう緩和の部分は及第点ですが、何より本筋のストーリーである「緊張」の部分が足りてないと感じました。
私の中でそれこそ、魔力炉が破壊されるような致命的なものだと思いましたが・・・。

という事で、本作品は良くも悪くもライトノベルだなと感じましたね。
最近の読者はストレス解消の為にラノベを読む事が多いとどこかの記事で観ましたが、本作品ももしかしてそうなのでしょうか。
おねショタで見れば、まあ見れる作品なんだけどなあ。でもそう見ると、世界観が逆にノイズになっているような気がするなあと。
今後の展開に何か良い点があればまた更新します。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2

65.3 4 女神で学園なアニメランキング4位
実は俺、最強でした?(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (158)
521人が棚に入れました
「チート能力を授けて、異世界に転生させます! 第⼆の人生を謳歌してね!?」突如女神にこう告げられ、所謂引きニートだった俺は、異世界の王子の赤ちゃんとして目覚めたのだった。魔力が絶対的なこの世界、圧倒的な魔力と王族の地位を得た俺なら「悠々自適の引きこもりライフが満喫できるじゃないか!」と思った瞬間。あっさりと、遠くの森に捨てられた…。いきなりの大ピンチを迎えた、俺の目の前に現れたのは、とある勘違いから俺の従者になるフレイムフェンリルの「フレイ」と、辺境伯の「ゴルド・ゼンフィス」だった。それから9年、拾われたゼンフィス家で何不自由なく育った俺は、可愛い妹「シャル」をはじめ、前世では考えもしなかった家族というものに囲まれて、再び引き籠もりライフのための計画を図るのだが…。最強!?の俺に、平穏な生活は果たしていつ訪れるのでしょうか?

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

あにうえさま!

この作品の原作は未読です。
事前情報無しで視聴に臨みましたが、思った以上に楽しめた作品だったと思っています。


「チート能力を授けて、異世界に転生させます! 第二の人生を謳歌してね!?」

突如女神にこう告げられ、
所謂引きニートだった俺は、
異世界の王子の赤ちゃんとして目覚めたのだった。

魔力が絶対的なこの世界、
圧倒的な魔力と王族の地位を得た俺なら
「悠々自適の引きこもりライフが
満喫できるじゃないか!」
と思った瞬間。
あっさりと、遠くの森に捨てられた…。

いきなりの大ピンチを迎えた
俺の目の前に現れたのは、
とある勘違いから俺の従者になる
フレイム・フェンリルの「フレイ」と、
辺境伯の「ゴルド・ゼンフィス」だった。

それから9年、
拾われたゼンフィス家で何不自由なく育った俺は、
可愛い妹「シャル」をはじめ、
前世では考えもしなかった
家族というものに囲まれて、
再び引き籠もりライフのための計画を図るのだが…。

最強!?の俺に、平穏な生活は
果たしていつ訪れるのでしょうか?


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

この作品には、基本的に心の底から腐っている系のキャラは登場しません。
主人公はチートですが、「いかにぐうたら生活を満喫できるか」、に言動が終始しており、嫌みの無い性格なので、チートに微塵もいやらしさを感じません。

でも、ここぞという時…暴力で物事を推し進めようとする輩や、自分の大切を守るために、正義の鉄槌を振るえる主人公でした。

そう…主人公はこんな感じなのですが、この作品を何倍にも面白くしているのが、妹のシャルロッテ・ゼンフィスの存在でした。

このシャルには、主人公のハルトも振り回されてばかり…
まぁ、その原因を作ったのはハルト本人なので、まぁ自業自得だと思いますけどね^^;

シャルの最大の能力は、ハルトの身になにか起きた場合は「面白そうなことが起きている予感」がする能力と言って過言はないでしょう。
与えられたインフラ環境を駆使してハルトの雄姿を見守る…
だけじゃ飽き足らず、色々と画策をするようにもなっていましたっけ^^;

そう、シャルはメッチャ頭が良いんです。
ペンネームで魔法の新理論に関する論文を学会に送りつけ、謎の天才学者という称号を貰ってみたり…
そして、シャルで一番ビックリしたのは、演じているのが種﨑さんだったということです。

正直テロップを見るまで全然気付けませんでしたよ。
流石、種﨑さん…
2023年の第17回声優アワードにて、史上初となる主演声優賞&助演声優賞のダブル受賞を果たす実力をお持ちなだけのことはあります。

他にもハルトの従者であるフレイムフェンリルのフレイや、ブリザードドラゴンのリザなど、個性的なキャラが決して私たちを飽きさせることがありません。

主人公は、基本的に怠けたいだけなので、このやり取りだけでは絶対物語が間延びしてしまいます。
シャルや周りのサブキャラたちが良いスパイスになってくれていました。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、Lezelさんによる「リセット ライフ?」
エンディングテーマは、Star★Shiμʼne!!!さんによる「ひみCHU★プリラブマジック」

1クール全12話の物語でした。
この作品も「レベル1だけどユニークスキルで最強です」と同様に、安心して視聴できる作品だったと思います。
しっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 10

こま さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

最終回で回収されるピコハンだが特に意味はないよ!

2022年9月時点でシリーズ累計発行部数が約138万部を突破している大人気作品。

登場人物の1人がおかしな事に…。
マンガをアプリで読み始めていまだに見てる作品の1つ。
正直最初は切るつもりでしたが主人公がチート過ぎて安心して観れるのと、ある人物の具体的には体が…話しが進むとなんだコレ?ってなってそのまま継続。

基本的に主人公は自分からは動かない動きたくないが、周りに言われて仕方なく、妹の為に!、ちょっかいを出して来るから仕方なく、周りの親しい人が危ない目に遭いそう、あった場合は全力で動く。

とにかく家にずっと引きこもっていたいので、その為の魔法を開発して動くことなく問題を解決する事も。自分が引きこもっていたいだけの理由でコピー作ってるからね…。
でありとあらゆる手段で引き篭もろうとするんだけど…。

そんな主人公チートコメディ女の子可愛い作品になってます。

それとOP見てるとポケモンのOP思い出した。

5話まで視聴。
何が起きたか分からないで負けるよりも、純粋な力で負ければ何をしても無駄って分かるの良いね。

一体俺は何体目なんだ!?
ハルト量産失敗!?ナイスシャルちゃんw
そりゃそうだよねw言い返せない主人公w

ホントアニメ化して良かったわ。個人的には満足してる。
次回遂に2人目の美少女登場回w楽しみw

10話まで視聴。

なんだろう…ムキムキマッチョ感が足りないような気がする…。
マンガ見た限りだと制服がもっとパツンパツンだったような?

まあそれでも可笑しいは可笑しいんですがねw
ハルトと戦って魔法で勝てなかったから肉体改造したとか?
性格も可笑しな事になってるw
あの後何があったのか気になるw
どんだけハルト好きなんだよw

教授ちゃんハルトを勧誘。やっぱりこの子出て来ると面白展開で良いなw
そして魔王が転生していた事が分かる。
うん、回想見る限りそういう事だよね?

シャルちゃんも可愛いい面白くて良いw
まあ血が繋がってるわけじゃないから出来なくはないか。

サイコロで選ぶなw
次回更にめんどくさい人物が登場!

13話最終回まで視聴。
OPの最後の部分にあったピコハンが雑に回収されたw
ギャグアニメだから別に良いけどもw
ちなみにアニオリ部分があった。

忘れてた!教授ちゃんのがヤバかったね!
アレ見て久野美咲に何を言わせてるんだwとか思った人も居ただろうw

教授ちゃんは悪い人では無いんだけどね。暴走が酷いだけでw

そりゃあRECされてるからね。そうなるよねw
武器を大量召喚して攻撃!
明らか武器じゃないのがあるが気にしてはいけない何故なら以下略。

巨人化したのを削ってるシーンだけど、弾かれてるようにしか見えないんだけど()
もうちょっとどうにかならなかったかなぁ。
まあマンガもそんなに変わらないから良いかw

最後に。
時系列が変わってるもののストーリーに影響は無かったし、最終回らしい終わり方でもないので2期期待出来るかもしれない。もちろん2期あれば観る!

終わり。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 6

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

いや〜つまらない。作画はまぁまぁなのになぁ。

 最終話(12話)まで観ました。2023.10.02

 何か悪の組織がいるらしいよ〜、ブツン!終了!ここで終わりか〜。中途半端なラストでした。

 もう少しテンポ良くやって、キリの良いところまでやれば良いのに…。くだらないCパートに尺使い過ぎです。

 まぁ、被害が少なくて良かったかもしれません。原作も気になりませんしね。

……………………………………………………………………… 

 11話まで観ました。2023.09.25

 テンポが遅く、次回最終回なのに学園に入学したばっかりって…。しかも学園編も面白くねぇ…。

 引きこもるのが主人公の目的ですが、何故か現代のネットやゲームが異世界なのに繋がるので、転生した意味がありません。

 結局、無自覚俺何かやっちゃいましたか?系のなろうです。異世界人頭悪すぎ…。

 主人公に敵もいないし、目的も無い…。あるのは主人公の寒いウザさだけという…。転生モノのカタルシスもありません。

 こんなグダグタした話に付き合うほど現代人は暇ではありません。なんでアニメ化したのかな?
………………………………………………………………………

 3話まで観ました。2023.07.16

 妹に好かれるためにお兄ちゃん頑張ります。相変わらず盗賊討伐しますが、切り刻んだり焼き殺したりはしなくなりました。

 少しマイルドになって良かったです。でも、イキリ王子をボコボコにしたりします。

 テンプレ展開で安心して観られるようになりました。決して面白くはありませんが、視聴継続出来そうです。

………………………………………………………………………

 2話まで観ました。2023.07.14
 
 育ての親の領地を狙う盗賊が襲撃してきたので、容赦無く皆殺しにしました!テヘペロ!

 主人公怖いんですが…。おかしな転生も似た様な展開でしたが、まだマイルドでした。

 別に領民に感謝される訳でもなく、妹の高感度は爆上がりでした。良かった良かった!

 元ヒッキーが神にチート転生させて貰って異世界で大暴れするのは良いとしても、対人戦で敵対勢力殺しまくりの展開は、好き嫌いが別れそうです。

 話の通じないモンスターなら良いですが、人間同士だと、所詮正義は相対的なものなので、転生者が一方の陣営で暴れる展開は、上手くやらないと主人公にヘイトが集まるだけです。

 これから、敵対人間勢力との全面戦争に発展しそうですが、あまりにも主人公が人を殺しまくる展開になったら、私、脱落するかもしれません。

………………………………………………………………………
 1話観てのレビューです。2023.07.04

 主人公にやる気も目標も無い、チート能力で上手くやるいつものやつです。

 まぁ、チート主人公に野心や変な正義感があると、ナチュラルに人を殺すウルトラスーパーデラックスマン化しますが…。

 育ててもらった恩も忘れて家出する展開は勘弁して欲しいです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5

85.6 5 女神で学園なアニメランキング5位
神のみぞ知るセカイ 女神篇(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★☆ 4.0 (1735)
10454人が棚に入れました
“落とし神”再び──。過去攻略した少女たちの中から天界の女神─“ユピテルの姉妹”を探し出せ! 桂木桂馬とエルシィが過去攻略した14人の少女たち。その中から、幼なじみの少女・天理に宿る女神“ディアナ“の姉妹、残る5人の女神を探し出すため、今度はハクアをバディーに再び少女たちを攻略する。その期限は一週間……。ある少女を、そして人間界を救うため、再び桂馬が立ち上がる!

声優・キャラクター
下野紘、伊藤かな恵、早見沙織、名塚佳織、東山奈央、竹達彩奈、阿澄佳奈、花澤香菜、井口裕香、高垣彩陽、戸松遥
ネタバレ

Weldar さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

原作ファン様 向け?

一部の予想通り、通常の駆け魂狩りの攻略は見事に、ほんとに見事に、すっ飛ばされました…w
(ダイジェスト的に)
月夜や結のCV.公開されていたので、しっかり攻略するのかと思ったら、流石 女神篇。 再攻略での出演が主っぽいです…
良くも悪くも 神のみ らしい3期 女神篇のスタートを切りました!
ほんと待ち望みまくってたうちの原作ファンの一人ですから。

OPはよかった、今まで通り
ちょっと新鮮味がありました
EDは1話では流れませんでしたが、それも今まで通り ヒロイン声優でしょう

ほんと 話の流れが早く、こんな感じじゃ1クールであの長い 女神篇を終わらせてしまいそうな感じです…
前みたいに 分割にして 4期、やってください!

【第1話】
{netabare}まぁまず、1,2期を知らない人のために神のみの大まかな解説と進行具合を桂馬が語りながらっ…!水泳少女・幽霊少女・ラーメン少女・将棋少女・楠姉(順不同)他諸々、攻略されていたって感じで流されて…
月を眺めて 月夜攻略回想、ゲーム内 男の娘で 結攻略回想… ほんとこれは原作ファンしか詳しくわからないっ!
灯もさりげなく過ごされました…w
あ、でも灯と先生とかの地獄関連の内容 原作でまだやってないですよね?! その分 原作続きそうでよかったぁw
それと天理、OVA見てください。感があふれでてる~w

アニメだけだと、いきなりヴァイスつってもわからないかと…w

それと、かのんが出ると 楽曲満載ですねっ!w
そして 第1話で かのん 刺されましたねっ!
あれ、刺したのリューネだったんでしたっけ
髪がちらり見えて そんな感じしました

次回予告やEDでも 本編系が流れてるんで
やっぱ 急いでるんでしょうか
(1,2期みたいに (何て言うんでしたっけ)EDで絵師さんが描いたのが毎度出てくる感じでなく、普通のアニメみたいに次回の内容ちらりムービー? になってます){/netabare}

… ま、まぁ 神のみ自体が大好きなんで
動いてくれればそれでいいです♪


【第2話】
{netabare}今回も?桂馬は真剣な面持ち。さてはてどうなるやら…と思っていたら、今回はコメディ要素強い回でしたw そこも神のみの大きな見所ですよねっ♪
なんかOP よくきくと3期も普通に良い曲だと思いました。

あらすじで言うと、かのんの状態がもって1週間、その間に残りの女神をさがし出す。の1,2日目。
女神候補を絞って、再攻略ということです。
自然ながら違和感まるだしの告白めぐり、いちいち面白かったですw
ちひろとの布石電話も、電話の切り方が…w

そしてそしてっ…!
栞ちゃんキタァーーー!ついついテレビvol.あげちゃいました(*^^*)
栞、神のみヒロインのなかで一番好きですっ!
栞(図書委員)に対して平然と「このギャルゲーがすごい」を借りにいく桂馬、素晴らしい…w
けれどまぁ、なにより “図書館では静にしろい”の相変わらずの栞節がきけたので満足です♪

2話からはED流れました。
こちらもOPと同じように1,2期の流れをまもれてるみたいなので、嬉しいです。
「キズナノユクエ」かのんver.でしたが、はやく女神全員のをききたいです!
このED観ていると なんか3年前が凄く懐かしく思えて本当に何度も言っちゃいますが 神のみ3期やってくれて、良かったぁ~{/netabare}

【第3話】
{netabare}今回は、5人一斉下校イベントでした。結構桂馬の強引さと必死さが出てました。

ちひろのギターの試し弾きのときの“初めて恋をした記憶”は舞高際(やるのかな…)の最後を知っていると感慨深いものがあります。
栞ちゃんの小説?の書き合いは本当羨ましい…
リアルじゃあんなことないね。

ノーラさんがいきなり?登場しました。OVA時から白髪?には違和感を感じていたものです。(原作では当たり前ですが、カラー絵でしかみれなかったので)

天理(CV.名塚佳織)のキズナノユクエは可愛らしかったです。
{/netabare}

【第4話】
{netabare}
女神捜索、もとい再攻略4日目。
内容としては、栞再攻略中→月夜(ウルカヌス)再攻略完了→かのんに刺さった剣がディアナ・ウルカヌスにより抜かれる→アポロ(かのん)の水化術をとくためにメルクリウスを探さねば→メルクリウスは誰に宿っているのか?
という具合になります。
相変わらずのまぁ良さげなテンポの女神篇ですが、(フィオーレの件を除いた)原作14~15巻のまる1巻分くらいを1話でやりました。単純に2倍ちょいのスピードです。
けれども1,2期よりも原作に結構忠実?にアニメで再現されてます。セリフはそうですが、とくにアングルがそのままだったりします。

女神捜索の方は、栞{netabare}(ミネルヴァ){/netabare}ばかり取り上げられてますが(栞好きの私からしたら ずっとやっててもらいたい…w)、次回予告にある通り 先に結{netabare}(マルス){/netabare}が女神として力を取り戻します。

キズナノユクエは月夜(CV.井口裕香)。
はじめは違和感ありましたが、サビからは良く聞こえましたw
3期のEDはコイノヨカンくらい大好きです♪

EDをみていると、毎回あの2期の最終回の時に感じた悲哀と期待感を 3期最終回でも感じなければならないのか、と考えるとかなしくなります…
{/netabare}

箇条書きみたいで 文構成あれ に加えて長文
読んで下さりありがとです^^

投稿 : 2024/11/02
♥ : 14
ネタバレ

助手さ~ん さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

楽しみにしていた女神編→楽しめた女神編

レビュータイトル通り楽しみにしてはいましたが1クールで尺は足りるのか? 1期、2期で登場していないキャラの説明はどうするの?など不安が多かった女神編。
実際1期、2期やOVAを見ていても原作既読していないと難しいところもありますが上手くまとめてくれたという印象の方が個人的には強いです。


今回の女神編で1期、2期と大きく違うところは攻略+ギャグ+キャラ萌えにストーリー性が追加されていることです。
何のために攻略をするのか、目的意識がしっかりしているので展開を追いかけながら視聴出来るところが面白いと思います。
攻略に重みが出ています。
1期、2期では攻略して次のキャラって感じで、キャラごとに区切られている感がありましたが、女神編は一つの物語として繋がっていて終わりがあります。
終わりがあるから面白いのだと思います。

視聴前は2クールのほうが良いだろうと思っていましたがこれで良かったと思います。
ダラダラと長くしても全体的に薄くなっていたかと。
駆け魂や地獄の設定については、やや説明不足だったと思いますがこの辺を2クールにして説明してもあまり嬉しくは無いかと。
説明ほど退屈なものはありませんし女神編でもメインはやはり攻略なので。
新キャラの月夜と結のエピソードはやって欲しかったけど仕方ないですねw


1期&2期に出てきたキャラの魅力も上がっていると思います。
自分はハクアが好きなので映像化されて嬉しかったですw
ハクア好きですけど見所としてはやはりあのキャラかと。
記憶が消えてない一部キャラの再攻略という形なので誰が出てくるのかはお楽しみに。

残念なのはカットされたキャラと新キャラの結、月夜の扱い。
結と月夜のエピソードはダイジェストという形だったので原作を読んでいても他のキャラに比べてキャラの印象が薄くなってしまった。
原作でも人気のある女神編をアニメ化するとなると本来は5期くらいになってしまうので仕方がない気もしますが。原作では出ていたキャラの物語はカットとなっていますが所々で映像には写っています。 読んでいる人は探してあげてください。

声優陣は相変わらず豪華です。新キャラ役では井口裕香さん、高垣彩陽さん、戸松遥さんと出ています。
安定感のある演技ありがとうございました。


【アニメ見た人向けネタバレ】
{netabare}女神編の見せ場はやっぱりちひろ回ですよね。
原作では泣きましたけどアニメでもウルっと来てしまいました。
初めて恋をした記憶は、やはり最終回で使われましたね。
ちひろの中には女神はいなかったけどライブでは一番輝いていたと思う。
ちひろは多分桂馬にとっては一番印象に残ったヒロインじゃないかと思います。
12話のちひろと桂馬の会話は切なかった。時間がゆっくりと経過する演出、良かったです。
ばいばい・・・切ない。。こういう演出に弱いですw
桂馬の涙とライブシーンのちひろの周りのキャラが翼を出すところが印象に残りました。
1人だけ落とされたとかじゃ無くて本気で恋をしていたんですよね。確かに桂馬が振ったところは何とも言えない気持ちになりましたが、女神編で桂馬が機械のような人間じゃ無いという事、相変わらずギャルゲー脳で攻略をしますけどヒロインとして攻略したキャラの事はやっぱり気にかけているということが伝わってきました。(あくまで個人的な解釈ですが
最終回についてはアニメならではの良さが詰まっていたと思う。
ここだけ見ることが出来ただけでも自分は満足でした。
「コイノシルシ」も良い曲ですね~ {/netabare}



【曲の紹介】
・「God only knows -Secrets of the Goddess- 」歌 - Oratorio The World God Only Knows
この作品のopです。早見沙織さんが歌っています。この曲のfullはアニメの約Aパート分(12分48秒)の長さがあります。長いですが是非聞いて欲しいですね~聞き入ります。はやみんの凄さを感じる曲ですね。自分たち素人はこの曲は事故るのでとても歌えませんw 収録は2回に分けてやったそうです。お疲れ様でした。

・「キズナノユクエ」
第2~6話、9話、11話で使われたed。それぞれ各キャラが歌っています。歌っている声優さんによって少し違った曲にも聞こえます。自分はfeat. 五位堂結が好きかな。


・「瞳からスノー」歌 - 中川かのん starring 東山奈央 (第8話ed)
・「With…you…」歌 - ハクア starring 早見沙織 (第10話ed)
・「初めて恋をした記憶」歌 - 2B PENCILS & 中川かのん (第12話ed)
どれもキャラソンというレベルでは無いくらい良い曲。
「初めて恋をした記憶」はアニメを見たあとだと歌詞が非常によく分かるので切なくなります。
「With…you…」は寝る前とかに聞いていますw 癒されるバラード曲です。


【最後に】
神のみシリーズの中で3期が一番好きです。楽しみにしていた女神編がそのまま楽しめたのは大きかったですね~思わずお気に入りの棚に入れてしまいましたw
女神編はアニメ化して良かったと思いました。
1期、2期、OVAを見た人は是非見て欲しいです。
興味がわいた人は原作も読んでみると分かりやすいと思います。
久々のレビュー読んでくれてどうもでした。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 48
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

個人的には1,2期はよかったが、3期で失速感を覚えた(話をすっ飛ばした?!)

【レビューNo.112】(初回登録:2024/3/17)
コミック原作で
・神のみぞ知るセカイ(第1期)2010年作品。全12話。
・神のみぞ知るセカイII(第2期)2011年作品。全12話。
・神のみぞ知るセカイ 女神篇(第3期)2013年作品。全12話。
この辺りはアニメにハマりだして、「学園ラブコメモノ」を漁っていた時期が
あり、その時に視聴してましたね。
ABEMAで一気見配信があったので、3期分まとめてレビューでもしてみようかと。

(ストーリー)
主人公・桂木桂馬は「ギャルゲー」が好きな高校生。その腕前から「落とし神」
と呼ばれる彼は、ギャルゲーの登場人物である2D女子をこよなく愛し、「現実
はクソゲー」と言い放ち、3D女子には全く興味を示さない重度なオタク。
そんな彼の元に「攻略してほしい女がいる」というメールが届く。
メールの送り主はエルシィで、「駆け魂」の捕獲を目的として地獄からやって
きた悪魔の少女だった。
(「駆け魂」とは地獄から抜け出した古悪魔の魂とのことらしい)
「駆け魂」は取り憑かれた人間を恋に落とし、心のスキマを埋めることで回収
できるので、エルシィは「落とし神」の異名を持つ桂馬を頼り、3D女子を恋に
落とすよう依頼してきたのだった。
3D女子に興味のない桂馬は当然断るのだが、誤って悪魔と契約してしまったの
で、渋々エルシィに協力することに・・・
こうしてギャルゲー界の「落とし神」桂木桂馬の3D女子攻略が始まった!!

(評 価)
・ギャルゲー原作ではなく、プレイヤー側に焦点を当てたアイデアが面白い
 ・本作は「落とし神」と呼ばれる「ギャルゲーを極めし者」桂木桂馬がこれ
  まで培ってきたノウハウを武器に、いろいろなタイプの3D女子を、あの手
  この手で攻略していく過程をテンポよくみせる「学園ラブコメモノ」にな
  ります。
 ・「たかがギャルゲー、されどギャルゲー」って感じで
  ・フラグ立てやイベントの仕掛けなど、「ギャルゲーってこんなに奥が深
   いのか!!」と感心するほどにアイデアが豊富。
  ・また「極めし者」の桂馬のキャラ造形もよく、彼なりのこだわり等もし
   っかり描写されている。
   (彼の決めゼリフは{netabare}「エンディングが見えた!」{/netabare})
  その辺りが面白いです。
 ・また攻略対象となるヒロインも多種多様に用意されていて、彼女たちのキ
  ャラデザ・キャラ造形もよく、桂馬との「タイプ別:恋の駆け引き」が魅
  力的に描かれています。
 ・そして単に「3D女子攻略」だけでは行動原理が弱くなるところを「駆け魂」
  で悪魔要素を足すことで補っている点も、上手い仕掛けだと思います。
  悪魔のエルシィやハクアも可愛く、キャラ立ちもしっかりしてますし。

・個人的には1,2期はよかったが、3期で失速感を覚えた
 そんな感じで
 ・1期では同級生
 ・2期では同級生だけでなく先輩や先生までと幅広く
 桂馬が手練手管の限り尽くし攻略していく様が描かれていき、安定した面白
 さがあります。
 {netabare}特に2期では、1期でモブキャラだった「小阪ちひろ」が攻略対象となったの
 で、急に美少女化して「詐欺呼ばわり」されるというwww{/netabare}
 ただ3期は「女神篇」ということで少し毛色が違ってきます。
 ここのレビューを拝読すると「3期が一番面白い」という意見が結構多いの
 ですが、個人的にはむしろ失速したように感じました。
 ・今まで攻略してきたキャラの中に「女神がいる」ということで、
  ・キャラの再攻略になる。(それ自体はそんなに悪くないのだが・・・)
  ・「女神要素」に魅力を感じなかった。
 ・1-2期は原作準拠らしいのですが、2-3期の間はかなり話をすっ飛ばし強引
  に「女神篇」に繋げたようで、いろいろと唐突感があった。
  (一部はOVA化された模様)
 ・後半に桂馬の人間的成長が描かれる部分があるのですが、それが弱く中途
  半端に感じた。原作のネタバレを書くと
  {netabare}・最後に桂馬が初めて3D女子に恋して「告白」するも玉砕
  (まあ実はその後・・・って展開にはなるらしいのですが)
  ってことで、今までは3D女子なんてゲームの延長線でしか見ていなかった
  桂馬が変わっていくきっかけとなったのが、この辺りなのかなあって感じ
  がするのですが、そういう意味ではここの描写だけがアニメだとちょっと
  浮いて見えるんですよね。{/netabare}
  逆にこの辺りの描写が3期のテーマになっていれば、神作になってたのか
  もという感じですね。

3期については原作既読の知識があるか否かで評価が分かれるっぽいですが、
「落とし神」というアイデアからここまで展開を広げている本作は、独自の
面白さをもつテンポのいいラブコメだと思います。
2期までは割とサクサク視聴できるんじゃないですかね。

ただ「バンド要素」はもうひとつ好きになれなかったなあ。
「Angel Beats!」や「涼宮ハルヒ」の大ブレイクに便乗したみたいで。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 14

73.5 6 女神で学園なアニメランキング6位
異世界かるてっと2(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (315)
1463人が棚に入れました
「オーバーロード」「この素晴らしい世界に祝福を!」「Re:ゼロから始める異世界生活」「幼女戦記」。総シリーズ累計1600万部超え、BD&DVDシリーズ総売上枚数50万枚超えを誇る4作品が、ぷちキャラアニメになって大暴れ! ある日突如として現れた謎のボタン。ポチっと押すと、なんとさらなる異世界へ転移してしまう!! そこには他世界から転移したキャラクターたちも大集合していて…!?

声優・キャラクター
日野聡、原由実、上坂すみれ、加藤英美里、内山夕実、加藤将之、三宅健太、福島潤、雨宮天、高橋李依、茅野愛衣、小林裕介、水瀬いのり、村川梨衣、新井里美、子安武人、悠木碧、早見沙織、濱野大輝、笠間淳、林大地、三木眞一郎、玄田哲章、大塚芳忠

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

タイトルなし

続編がまたまた決定とは。人気あるのね。

今作で盾の勇者が加わってさらにキャラクターが増えた。ベテルギウスは安定の面白いキャラクターだったし、皆さん濃い。

学園もの定番の学園祭あり。ラムはいつでもマイペースすぎる。

意外と感想が湧いてこない。流して見る作品かもしれない。


OP
異世界ショータイム アインズ(日野聡)、カズマ(福島潤)、スバル(小林裕介)、ターニャ(悠木碧)
ED
ポンコツ!異世界シアター シャルティア(上坂すみれ)、めぐみん(高橋李依)、レム(水瀬いのり)、ヴィーシャ(早見沙織)
sweet pass 安月名莉子


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
ある日突如として現れた謎のボタンを押したら、さらなる異世界に転移してしまった!!転移先は…まさかの「学校」!?新たな転校生が加わり、更に賑やかさを増す学園生活の行方は…!?

1. 参戦!てんこうせい
学園生活にもなじんできた2くみの面々。そんな彼らの元にやってきた新しい転校生はまさかの?

2. 潜入!こうちょうしつ
この世界では「アレ」が飲めなくて辛いとぼやくカズマたち。しかしとある場所には「アレ」が隠されているらしい。彼らの選択肢はひとつであった。

3. 反省!しどうしつ
校則違反を犯したアクアたちは恐怖の生活指導室送りに。特別指導によって茫然自失となってしまった彼女らを救うために、立ち上がったのは……!?

4. 窮地!がくりょくてすと
突然テストの実施が宣告された。ひそかに落第に怯えるアインズは、テスト攻略のため、禁断の方法に手を出してしまうが…!?

5. 勤勉!ばれんたいんでー
バレンタインデーにむけて、気合を入れてチョコレートを作るアルベド。そんな彼女の前に現れたのは「愛」を語るあの男だった……。

6. 激突!どっじぼーる
些細なことで言い争いをするターニャとアインズ。それはいつしかクラスを巻き込んだ分断に。話し合いでの解決が困難と考えたレルゲン先生はとある対決の方法を提案する。

7. 興奮!しんたいそくてい
次なる学園生活のイベントは、身体測定。覗こうとするもの、それを防ぐもの、それぞれの思惑が交差する。同時に、どうでもいいことでも思惑が交差してしまっていた。

8. 挑戦!あるばいと
最近ヴィーシャの様子がおかしい。と同時に、様々な場所での目撃情報が相次ぐ。彼女の目的は一体なんなのか?

9. 調査!はじめてのおつかい
学園祭の劇の演目を決めるため、ラインハルトに聞きこみ調査を頼まれたフィーロ。いろんな人にお話を聞きに行くフィーロだが……。

10. 決起!がくえんさい
学園祭まであと1週間。演劇の演目すら決まっていない2くみの準備は、果たして間に合うのか!?

11. 開幕!がくえんさい
学園祭を大いに楽しむ一同。ところが、演劇の準備をしている2くみの面々のもとに、招かれざるモノの来訪が告げられる。

12. 開演!しょーたいむ
2くみによる舞台はつつがなく進む。一方の運動場ではアクア、アルベド、エミリア、ヴィーシャがデストロイヤーとの激しい戦闘を繰り広げていた。劇と戦い、そしてこの学園生活の行方は…。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 10

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

イッツ ア "ぷち" ショータイム

この作品の基となっているアニメは全て視聴済です。
あくまでも個人的にですが、本作はKADOKAWAさん久々のクリティカルヒットだと思っています。
何と言ってもKADOKAWAさんにしかできない作品作りですから…

最初にこの作品を知った時には驚くことしかできませんでした。
『幼女戦記』
『オーバーロード』
『この素晴らしい世界に祝福を!』
『Re:ゼロから始める異世界生活』

この4作品の共通点は「異世界」というだけで、他は何もかもがバラバラなんです。
しかも本作からは『盾の勇者の成り上がり』も参戦してきましたからね…
それだけじゃありません。
第2期では更なるサプライズが仕掛けてありましたから…

完走して振り返ってみると…
なんて贅沢な作品なんでしょう。
どれも「超」が付くほどの人気作品で、それぞれに登場するキャラが惜しみなく投入されているせいでしょう…
微妙にキャラの扱いが雑に感じちゃうんですよね。

物語としてはきっと綱渡りの連続なんでしょうね。
少しでも油断すると、個性強すぎるキャラたちによって物語が破綻させられてしまう…
いえ、最終回の「開演!ショータイム」は寧ろ物語としては破綻していたと言っても過言ではありません。
破綻した2つの物語をくっつけてみたらこんな感じになりました…という感じを受けましたが、面白ければ結果オーライなのでしょう。

そう、もう1点雑に感じたのが声優さんの扱いです。
キャラと一体なので物語上仕方無いのでしょうけれど、旬の声優さんの台詞が一話で一言だけ…という時もあったので。
でもアクアの天然の笑顔を見ていたらそんな事は些細な事の様に思えてきたかな^^;

それに物語を盛り上げるため、それぞれの作品から逞しい助っ人が大量に投入されましたからね。
個人的にはバレンタイン回が印象に残っているかな…
第5話「勤勉!ばれんたいんでー」というサブタイの物語でしたが、サブタイだけでどのキャラが投入されたかピンと来た方もいらっしゃるでしょうね。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、アインズ、カズマ、スバル、ターニャによる「異世界ショータイム」
エンディングテーマは、シャルティア、めぐみん、レム、ヴィーシャによる「ポンコツ!異世界シアター」
オープニングのメンバーは第1期と一緒ですが、エンディングのヒロインは第1期から交代となっていましたね。
こういう細かい気配りは個人的に大好きです。

1クール全12話の物語でした。
ショート作品は原則録り貯めて一気見するのが基本の視聴スタイルですが、本作品に限っては毎週欠かさず視聴していました。
そして嬉しい「続編制作」が発表されましたね。
これからも度肝を抜かれて…笑える展開を期待しています。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 21
ネタバレ

鰺鱒 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

うん。なんかわかってた。

続編決定とのこと。ま、そうよね。

続きものってなかなか難しいと思う。
本作の1期は終盤にそれなりの盛り上がりを付けて終わっている。で、視聴者がその続編を見始めるにあたって頭の中にもつイメージって「前期の終盤の盛り上がり」になっていることが多いと思う。続編の序盤はいったんリセット・再セットアップから始めざるを得ず、前期の終盤と比べたらどうしたって相対的に面白くなく感じてしまうだろう。

そんななか、本作は新キャラ(と追加作品)で無難に滑り出しつつ、前期同様のだらっとした世界観へと上手に転換していったように思う。結構うまいつくりなのではないだろうか。

中盤あたりから、「この世界」に関するsomethingを小出しにしはじめた。確かに言われてみれば、1期でReゼロ組だけは作品世界への転移が描かれていないんですよね。結構練られた物語の構成になっているんですね。
――ちょっとだけまとめとく
{netabare}―「この世界」に来た経緯
(2組の面々)
このすば組:ひとまず押すか押さないかと言えば押す女が押す「ピンポーン」
オバロ組:初心者ではないアインズがケツでボタンを押す「ピンポーン」
幼女組:2つあるものは2つあるんだから2つだろうがー「ピンポーン」
Reゼロ組:よくわからない。1期1話の初登場時点で「抗って抗って抗って手に入れたこの幸せ・・・毎日が楽しい学園生活」を認識している。他3作品とは明らかに「入り方」が違う。

(1組と3組、職員室、校長室、用務員室と飼育小屋の面々)
盾勇者:Button Shield!!「ピンポーン」
それ以外の人物は、慎重勇者含めて作品問わずよくわからない。いつの間にかいた感じ。クリス曰く「私も急に、ここに飛ばされたんだよ(ボタンのことには触れない)」。どっちかっていうと、ターニャ以外の幼女組もこちら側?ターニャがボタンを押したときには近くにいなさそうだし、シューゲル博士が見当たらないし。

―デストロイヤー起動
「ピンポーン」


結局、ベア子とロズワールのReゼロ組が何かに気付いている感じ。あ、あとは荒くれものか。謎解き視点でなんて観ていなかったから、後追いではよくわからないな(笑)
{/netabare}

ファンサービス作品として、作品をまたいだ(同一声優さん)キャラの掛け合いなど、それなり以上に楽しめる良作だと思いました。慎重勇者には驚き、笑いました。

OP曲は今期も楽しい。

ま、3期も見ちゃうんだろうな。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 29

76.3 7 女神で学園なアニメランキング7位
特別編 響け!ユーフォニアム~アンサンブルコンテスト~(アニメ映画)

2023年8月4日
★★★★★ 4.1 (138)
503人が棚に入れました
新部長・久美子を待っていたのは、
アンサンブルコンテスト――通称“アンコン”に出場する
代表チームを決める校内予選だった。

無事に予選を迎えられるように頑張る久美子だが、
なにせ大人数の吹奏楽部、問題は尽きないようで……。

様々な相談に乗りながら、部長として忙しい日々を送っていた。

部員たちがチームを決めていくなか、肝心な久美子自身はというと、
所属するチームすら決まっていなくて──。
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

先輩の想いを受け継ぐアンコン編

久美子2年生時、冬の短編エピソード(購読済)の中編OVA化作品。劇場にて鑑賞。

【物語 3.5点】
北宇治高校吹奏楽部の新部長に就任した久美子の初仕事。

アンサンブルコンテストとは小編成による演奏を競う大会。
勝ち抜けば府大会から地方、全国へと進むが、
代表して出られるのは各校一編成なので、北宇治では各々組んだチーム同士で部内オーディションを行うことに。

メンバー分けや、タイトな練習スケジュールに関する諸々。
それなりの地雷原であり、久美子部長の胆力を試すにはうってつけの初舞台。


アンコンについて本作では触れられない原作シリーズ(主に「第二楽章 後編 第四章」)の要素から補足すると。
北宇治のアンコン参加は、先代・優子部長の意志によるもの。
夏の全国吹奏楽コンクール終了後、3年生が引退してから新入生が入るまでの間の音の厚みの低落を補うため。
何より{netabare} 男子校のパワフルな演奏等の後塵を拝した関西大会の雪辱{/netabare} のため。
冬にも何か目標を設定し、部のレベルとモチベーションの底上げを狙った施策。

ついでに言うと、原作にて優子たちは幹部就任当初から次期部長人事の布石として久美子を新入生教育担当に参加させたり、
“黄前相談所”を部内に吹聴したりと暗躍。
(1年生の基礎練習を見続けて来た久美子だからこその“気づき”が、本作でも描写されているのが嬉しいです)

さらに優子らは部長が何でも抱え過ぎたとの反省の元、
部長、副部長に加えて演奏指導等を担当するドラムメジャーの役職を新設し、
麗奈を“入閣”させバックアップ体制を整備。

私にとってアンコン編は優子部長の置き土産を味わうエピソード。
アニメでは描かれませんが、“優子政権”はシリーズ三代の中で一番有能だったと私は確信しています。


多少トラブルはありますが、本作は久美子2年生編と3年生編をつなぐ物語ということで、まだウォームアップといった雰囲気。

ですが、正しいが部員を追い詰めてしまうドラムメジャー・麗奈。
優しいが優柔不断で舐められかねない部長・久美子。

久美子3年生編の原作既読組から見ると、来春予定の3期に向けて、
導火線付きの伏線が着々と張られているようで、早くも胃が痛いですw


【作画 4.0点】
アニメーション制作・京都アニメーション

例の放火事件に関しては同スタジオも取材メディアも触れない方針。
ですが、私はここに言及しないと書けないので、恐縮ですが敢えて踏み込ませて頂きます。

多くの貴重な人材が失われた同事件。
『ユーフォ』に関しては、キャラクターデザインで総作画監督も務めてきた池田 晶子氏。
楽器設定で職人芸と言うべき描写で演奏シーンを支えてきた高橋 博行氏。
特に、このご両人の喪失が大きく、訃報を知った時には、
私も、屋台骨をへし折られて、シリーズ再開の目処など立つのだろうか?と途方に暮れたものです。
前作から4年という月日も再建の苦難を物語っています。

本作ではクレジットにキャラデザ・池田 晶子氏、楽器設定・高橋 博行氏と故人の名を残した上で、
総作画監督に池田 和美氏(Key原作アニメ、『中二病』シリーズなど)
楽器作画監督に『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』にて高橋氏と共に細密な小物設定を担当した太田 稔氏を据え、
旧来の作風継承によるシリーズ存続を目指した模様。


これを踏まえて本作の作画。
課題が浮き彫りになるかもと懸念していましたが、
劇場版クオリティとしては最上級とは言えないまでも、OVAとしては及第点以上。
思った以上に高水準にまとめて来た印象。

楽器描写の方は、金管楽器の光沢含めて奮闘。
今回は特に木製鍵盤楽器マリンバにこだわりを感じました。
内部構造まで見せてみたり、移動、運搬の様子を描き込んだり。
私は見ていてマリンバがだんだん巨大宇宙戦艦に思えてきましたw
こうして一つの複雑な構造物を描き切った自信と経験。
確実に3期における大編成の合奏シーンに繋がると思います。

キャラデザに関しては、今回はまだ久美子2年時なので池田 晶子氏が残した既存キャラの設定を踏襲すればよく、
アンコン編は作画班にとっても丁度よい叩き台になったと思われます。

ただ、これが3年生編になると、新1年生も入部して来て、新規デザインを大量に用意しなければなりません。
今回は身体の一部だけ垣間見せた例の新キャラと合わせて、どう整合性を保って行くのか。
これから真価が問われるのだと思います。


【キャラ 4.5点】
エピソードの重要キャラとして二年パーカッションの釜屋つばめをピックアップ。
マリンバに苦闘する姿を通じて、あくまで音楽アニメとして愚直に行くとのシリーズのアイデンティティを再提示。
“釜屋”の名は3期でも重要になるので覚えておいて損はありません。

また“くみれい”が予想以上に高糖度と言いましょうか高粘度と言いましょうかw
“焦らしプレイ?”も絡めてぶっ込んで来るので、久美子&麗奈推しの方は衝撃に備えましょう。

その他、{netabare} 梨々花のあざと可愛さも増量された奏&梨々花。
ついにコンバス二重奏を披露した緑&求の余人の立ち入れない師弟関係。
相変わらず喧嘩している優子&夏紀{/netabare} など、カップリングの絆はより一層強固に。


葉月、緑輝と“北宇治カルテット”の他の二人の出番が多かったのも嬉しい要素。
{netabare} 「部長は謝りすぎるな」{/netabare} との緑の助言。
“閣外協力”なのがもったいない卓越した人間観察眼です。


引退した3年生もまだ卒業前ということで“南中カルテット”も健在。
それにしても{netabare} 「窓を開けるのが上手い久美子」{/netabare}
みぞれ先輩の視点は独特かつ的確です。


【声優 4.5点】
主演・久美子役の黒沢 ともよさん。
新部長として空回る様を絶妙な塩梅で表現する流石の演技。
そんな妙演に釣られた?麗奈役の安済 知佳さんも安心して、
外面は厳しい、久美子たちの前だけで可愛い所を見せる麗奈のままでいられます。

個人的に一番ツボだったのが、{netabare} 滝先生と親しげに雑談する久美子が、鋭く突き刺さる麗奈の視線を感じて「見るな」とモノローグ連呼する、ともよさんの平坦な演技w{/netabare}


その他のキャスト陣も継続。
不倫騒動で降板作品もあった滝昇役の櫻井 孝宏さんも続投。

同じく不倫騒動で降板が相次いだ鈴木 達央さんを起用し続けた『Free!』の時もそうですが、
プライベートで問題を起こそうが、裏で誰かを泣かせようが、演技には関係ない。
そう言わんばかりに、ゴシップなど意に介さずキャスティングし続ける京アニのある意味冷徹なこの姿勢。
私は断固支持します。


【音楽 4.0点】
定期的に吹奏楽の定番曲を起用して吹部アニメの矜持を示す本シリーズ。
今回はOPの「オーメンズ・オブ・ラブ」で疾走するメロディの高揚感と共に『ユーフォ』の帰還を宣言。

オリジナル吹奏楽曲「フロントライン~青春の輝き~」は、
焦点となるマリンバの課題を鑑賞者とも共有しやすい。
息を合わせて刻まれる木琴とチューバの成長を噛み締めながら味わいたい一曲。

ED主題歌はTRUE「アンサンブル」
アカペラから歌い出し、どんどん重なって行くブラスバンドにも押し負けない。
変わらぬ声量を生かした堂々たるバラード。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 24
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

最終楽章に向けた、久美子部長のプロローグ

アニメーション制作:京都アニメーション、
監督:石原立也、副監督:小川太一、
脚本:花田十輝、キャラクターデザイン:池田晶子、
総作画監督:池田和美、音響監督:鶴岡陽太、音楽:松田彬人
音楽協力:洗足学園音楽大学、
演奏協力:プログレッシブ!ウインド・オーケストラ
吹奏楽監修:大和田雅洋、原作:武田綾乃

部長に就任した黄前久美子。
最初の大仕事は、アンサンブルコンテストとなった。
これは小編成による大会で、吹奏楽連盟が主催。
全国までの道もある大きなコンテストのことだ。
久美子は、60名を超える部員全員の前に立ち、
「全国大会」の文字が書かれた黒板をバーンと叩いた。
つまり、前部長・吉川優子のパクリである。

今回の物語は、久美子が部長として
自分らしいやり方について悩み、
吹奏楽部をまとめていく話がメイン。
これまでの黄前久美子というキャラクターが
部長という役職に就いて、久美子らしいやり方で
どのように部をまとめるのかが
最大の見どころとなっている。

そのひとつとして描かれているのが、
鎧塚みぞれとのやり取り。
初めて原作を読んだときは
よく理解できなかったのだが、
久美子は、他者の心の「窓を開ける」のが
上手いということなのだろう。
ユーフォ初期の頃は、あらゆる事件に遭遇する「特技」を
持っていたが、そのうちに問題に直面して、
他者の心に入り込んで、なるべく波風が立たないようにしながら
解決に導くことができるようになった。
ここで言う「窓を開ける」とは、「他者の長所を引き出し」たり、
「その人の立場での気づきを与える」ということだろう。

今作での久美子はさまざまなところで「らしさ」を発揮する。
アンサンブルコンテストにおける投票のやり方や、
部の全員があぶれないように編成を組ませること、
加藤葉月に対しての心配り、
釜屋つばめの演奏についての気づきと心のフォローなど、
久美子らしい部長としてのふるまいが確立された印象だった。

また、違った方向から見たこの作品の特徴は、
アニメ発のキャラクターが原作に取り入れられ、
再び、アニメで活躍するところだ。
それは、今作の主人公ともいえる立ち位置の
パーカッションの釜屋つばめと井上順菜。

原作に登場しない吹奏楽部員の名前は、
最初のアニメ化のときに全員のキャラデザを
確定させるために考案された。
知っている人も多いと思うが、
ふたりは、それぞれかまやつひろし、井上順が由来。
グループサウンズに所属していた
ミュージシャンの名前を参考に命名された。
原作に存在しないアニメのみのキャラクターの一部は、
後の原作で著者の武田綾乃が取り入れるという
逆輸入とでもいうべき手法がとられたのだった。
ちなみに、グループサウンズ系の名前は、
ほかにもパーカッションの堺万紗子(堺正章)、
ホルンの沢田樹里(沢田研二<ジュリー>)など
アニメでは多数存在している。

演奏会のシーンがない今作において、
いちばん重要な場面は、ほかの演奏者と合わせるコツを
気づかせてあげた久美子が、
つばめとふたりでマリンバを運搬するシーンだろう。
{netabare}これは原作にもあるのだが、
アニメでのシーンは不自然と思えるほどしっかり見せている。
渡り廊下での段差で重いマリンバをふたりで下ろして、
持ち上げていくという何てことのないシーンを執拗に描く。
そして、最後の段差を上げるときに
つばめの意識が大きく変化した会話があり、
つばめが積極的にひとりでマリンバを押していく。
それを久美子が優しい眼差しで見つめるのだった。
久美子部長が大きな仕事を成し遂げたことを示していた。{/netabare}

{netabare}アンサンブルコンテストの結果、
優勝はクラリネット四重奏『革命家』となった。
久美子たちはベストを尽くしたが、
一般投票で2位というものだった。{/netabare}
ただ、今回の小編成での練習によって、
つばめの件を含め、吹奏楽部全体の
強み、弱みがはっきりした。
全国吹奏楽部コンテストに向けて、
とても良い機会となったのだった。

物語のラスト。
久美子が音のする方向に走って何かを見つける。
最終楽章の予感が示された。
2024年の春クールに最後の物語が始まる。
ずっと待ちわびていた作品の結末が
いよいよ放映される。
楽しみで仕方がない。

※約4年前に起こった京都アニメーション放火事件。
甚大な被害を受けながら奇跡的に助かった人を含め、
新たに参加した人たちとともに会社が再建され、
いよいよ待ちわびたシリーズが再開された。
キャラデザに少し違和感を覚え、
作画監督の池田晶子氏がいないことを思う。
また、演出の山田尚子氏が戻ることはない。
裁判が始まり、被告の動機が明らかになり始め、
山田尚子氏への感情が語られるなど、
取り返しのつかない現実に再度痛みを感じる状況。
元には戻れなくても、傷を受けた人たち全員が、
前を向いていける状況になることを願う。
(2023年9月16日初投稿)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 27

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

チューニング、OK!

この作品の原作は未読ですが、TVアニメと劇場版は視聴済です。


新世代スタート♪

京都アニメーションが描くのは、吹奏楽に懸ける高校生たちのささやかだけれど“トクベツ”な青春!

武田綾乃の小説「響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部のホントの話」(宝島社)から、人気エピソードを中編アニメーション化!

強豪吹奏楽部の新部長、はじめての大仕事は部内の“調整”!?

総勢65人の吹奏楽部。

主人公・久美子の部長としての日々は、部員たちから舞い込む相談と勃発するトラブルで幕を開ける。

無事に初仕事をやり遂げることができるのか──。

チューニング、OK!


新部長・久美子を待っていたのは、
アンサンブルコンテスト――通称“アンコン”に出場する代表チームを決める校内予選だった。

無事に予選を迎えられるように頑張る久美子だが、なにせ大人数の吹奏楽部、問題は尽きないようで……。

様々な相談に乗りながら、部長として忙しい日々を送っていた。

部員たちがチームを決めていくなか、肝心な久美子自身はというと、所属するチームすら決まっていなくて──。


公式HPのINTRODUCTIONとSTORYを引用させて頂きました。

本作は京都アニメーション放火殺人事件発生後、初となるシリーズ新作となる。
同事件ではキャラクターデザイン・総作画監督の池田晶子や楽器設定・楽器作画監督の髙橋博行など本シリーズの主要スタッフも犠牲となっているが、2名とも引き続きスタッフとしてクレジットされている(wikiより)。

正直、あまり引きずらない方が良いのかもしれません。
きっと、京アニの皆さんは思いを残しながらも前に進もうと必死になっていると思いますので…。
ですが、あまりにも事が大き過ぎて作品を見ると事件が頭をよぎってしまいます。
この記憶が消えることは一生無いと思うので、微力ですが引き続き応援したいと思います。

公式サイトを見たら、きっと気付くと思います。
この作品ならではの、こだわり抜かれた楽器の緻密さと輝き…
教室に差し込む日差しが生み出す陰影が、決して従前とクオリティが変わらないことを物語っています。

黄前部長の初仕事…
4月より本格的に始動する第3期が始まる前に、黄前部長の仕事っぷりを見られた構成は良かったと思います。
彼女らしさが溢れているというのが私の率直な感想です。

最上級生で部長ともなると、背中でモノを語る先輩もいると思います。
昔の職人の様に、師匠の技は見て盗め…みたいな感じ^^;

でも久美子の後輩に対する接し方は、それとは真逆でした。
一つの道を指し示すのは、きっと簡単なんです。
ですが、幾つもの可能性の中から最適な選択肢を後輩に選んで貰おうとすると、そう簡単なことではありません。
幾つもの可能性を提示するって、個人差があるので結構難しいですよね。

そこに寄り添う久美子の姿を見れたのは、彼女自身の成長を感じた一面でもありました。
1年生の時には自分の事で精一杯だったんですから、それを考えると喜びもひとしおです。
この作品を視聴して、第3期が益々楽しみになりました。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

主題歌は、TRUEさんによる「アンサンブル」

約1時間弱の作品でした。
サクッと視聴できるので、4月から第3期を視聴するなら必見の作品だと思います。
一回り大きくなった黄前部長、高坂麗奈との変わらない距離感など、見どころ満載でした。
4月からの第3期は絶対視聴したいと思います。
楽しみに待っていますね!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15

64.6 8 女神で学園なアニメランキング8位
魔法つかいプリキュア!(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (77)
291人が棚に入れました
もうすぐ中学二年生になる「朝日奈みらい」は、
春休みのある夜、空から謎の物体が近くの公園に落ちていくところを発見します。
「もしかして魔法つかいかも! 」と期待に胸をふくらませるみらいは、
翌朝、ワクワクしながら、幼い頃からずっとかわいがっているクマのぬいぐるみ「モフルン」と一緒に公園に向かいます。
するとそこで目にしたのは…ほうきにまたがって宙に浮く女の子…!
リコと名乗るその女の子は、なんと魔法つかい! !
みらいは、魔法つかいに興味津々でリコを質問攻めに。
リコは“ある物"を探しにみらいの住む世界にやってきたらしいのです。
さらに、よく見ると二人は同じペンダントをつけていて…
そんな中、闇の魔法つかい・ドクロクシーの仲間・バッティが二人の前に現れます!
「リンクルストーン・エメラルド」を渡せとリコに迫りますが、
どうやらリコも、「リンクルストーン・エメラルド」を探しているらしくて…
バッティの闇の魔法で生まれた怪物ヨクバールに追い詰められたその時…
みらいとリコ、そしてモフルンが手をつなぎ、魔法の言葉『キュアップ・ラパパ! 』ととなえると、ペンダントが光輝きます。
そして、伝説の魔法つかい「プリキュア」が誕生するのです…! ! !

声優・キャラクター
高橋李依、堀江由衣、齋藤彩夏、早見沙織
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

【評価辛目】プリキュアは魔法つかいではなく、やはりプリキュアだった

直接打撃系美少女戦士のプリキュアと間接遠距離系の魔法つかい。
相性が悪そうな要素は混ざり合うのか?
それを再三気にしつつ、モフルン&はーちゃんによる和みを頼みに完走。

魔法属性っぽい三形態の変身、必殺技など、
一定のコラボ成果は見せてくれましたが、
総じて、プリキュアと魔法の折り合いはあまりつかなかった印象。

スタッフの方々も想像以上の水と油にビックリされたのではないでしょうか?
『プリキュア』シリーズは元来、始めからガチガチに設定等は固めない。
一年4クール試行錯誤を繰り返しながら、作品のテーマを完成に近付けていく傾向。
普段はそれでいいのですが、プリキュアと魔法で一年行くなら、
もっと最初から設定を固めていく方が良かったと思います。

後半少し落ち着いたのか、好エピソードが2,3散見されました。
特に{netabare}チクルン{/netabare}の話などは良かったと思います。

ただ、これもプリキュアと魔法を絡めたから出来たシナリオというより、
魔法に入れ込み過ぎてやや体勢が崩れかかったプリキュアを、
愛とか友情とかシリーズ伝統のホームグラウンドで立て直したからこそ、
組み上げることが出来たプロットといった感じ。

一方で敵の存在意義はブレ続けた魔法の立ち位置に引きずられ定まらず。
後半に入っても{netabare}これは魔法ではなく「ムホウ」だと言ってみたり、
終盤に至っては「終わりなき混沌」と主張してみたりと{/netabare}
終始混沌を極めた印象。


魔法に弾き返されて、プリキュアとして何が原点か確認できたことは好材料だったとは思いますが……。

ついでに驚いたのは最終回にて、
{netabare} プリキュアたちが魔法を差し置いてスイーツこそワクワクと時めき、
スイーツをテーマにした次回作『キラキラ☆プリキュアアラモード』への
バトンタッチが次作のパティシエ志望の主人公も交えて行われたこと。

個人的に途中から本作が魔法に見切りをつけ、
プリキュアが魔法の次につるむ要素を模索していた疑惑が浮上w

そう言えば、いちごメロンパンだの冷凍みかんだの、
食い物が絡む話ではやたらシナリオが生き生き走っていた気がしますし、
後期エンディングでは「アラアラアラ・モード♪」とか踊ってましたしw

後半入った辺りでもう既にこのプリキュアは
スイーツに浮気していたのかもしれません。{/netabare}



【評価辛目】(前半折り返し感想)プリキュアに魔法はかかるのか?
{netabare}
……いや、苦労してますねぇ(苦笑)

プリキュアも変身ヒロイン。広義の魔法少女とも言えますが、
実は格闘、武闘派ヒロイン・プリキュアと遠距離攻撃が主体の魔法使いはあまり相性がよくありませんw

水と油をどう混ぜるか?そこが私の興味でもありましたが、
最初は魔法使いたいのか、蹴り飛ばしたいのか、戦闘スタイルすら定まらず、浮き足立った印象w
ただ最近は徐々に多彩な魔法効果を織り交ぜたバトルシーンを実現しつつあり、今後に期待したいです。


加えて、魔法界の予言や野望を厄介事の軸に据え、
人間界(ナシマホウ界)と魔法界を行ったり来たりする設定。
魔法界にアウェー感が残るうちに人間が守る対象として意識させる誘導が上手く行かなかった印象。


本作のテーマは大切なのは世界制覇の野望とか、それを阻止する伝説の戦士とかじゃない。
魔法もそんな大仰なことに濫用するもんじゃない。
身近な人、物を守りたい、幸せにしたい。魔法ってそういう物に使ってこそ素敵なものでしょう?

恐らくはこんな感じでテーマは定まっているはず。
ですが、前半は世界観等の構築に悪戦苦闘するのに精一杯。
さらに、元々、シリーズ通じて、とって付けた感がある毎回の敵登場が混迷に拍車。
テーマの伝達以前に表現すらままならなかった印象でした。


私としてはこういう四苦八苦を見るのも楽しみだったので問題ありませんが、
こんなオタクな視聴をしてくれるのはきっと私のような“大きなおともだち”くらいw
子供はつまらないと思ったら見ない。
大人の迷いが子供にも伝わったのか視聴率も大変苦戦しているとか……。

個人的には魔法を無闇に使ったらダメ。ナシマホウ界で魔法の使用が見つかったらダメ。
などと某ホグワーツみたいなケチなことは言わず、
無邪気に魔法を濫用することで、まず視聴してもらうべきお子様にもっと魔法の魅力を伝えることから、
立て直して欲しいプリキュア作品です。


以下、声優オタな“大きなおともだち”の戯言w

キュアマジカル役で堀江由衣さんがついにプリキュア声優!というのが私の注目点でしたが、
加えて相棒のキュアミラクル役の高橋李依さんも気になる存在に。
高橋さんと言えば、最近だと『このすば!』の爆裂魔法しか愛せない例のあの方の印象が強烈w

ミラクルが炎属性のスタイルに変身した時は、毎回、周囲が爆裂しないか心配でしたが、
魔法学校も今のところ爆裂したりせず無事ですwよかったw

さらに{netabare} “三人目”のキュアフェリーチェ役の早見沙織さんは、
最近だと『無彩限のファント・ムワールド』のカービィ……じゃなくw和泉玲奈が印象的。
何か凄いパワーを秘めていそうなので、周囲の人や物が何でも吸い込まれないように祈りたいと思いますw {/netabare}{/netabare}


【一話感想】『魔法使いサリー』から50年……魔法界にも色々ありましたw

{netabare}長くなるので折りたたみw

プリキュアシリーズ第13弾にして、突如プリキュアは伝説の戦士ではなく、
魔法使いだったと認識を改めた?
東映動画60年、『魔法使いサリー』から50年の節目に制作された本作。

手を繋いでふたりで変身など、初代プリキュアへのオマージュ、原点回帰も感じられた初回。

ふたりのプリキュアの再定義だけでなく、
魔法使いを再考する探究心も感じる滑り出しでした。

例えば、{netabare} 齢13歳で箒に乗って人間界にやってきた魔女娘さんとか、
駅の隠された入り口から魔法学校へ旅立つとか……。 {/netabare}

この数十年で蓄積された諸作品で描かれた魔法使いの経験を、
プリキュアに追体験させて、プリキュアにとっての魔法使いの立ち位置を模索する……。
作品、プリキュア、魔法、魔法使い……。
様々なアイデンティティ模索アニメにもなりそうな予感です。

主人公の願いが叶って{netabare}クマのぬいぐるみがしゃべった瞬間は、
有吉さんの吹き替えの幻聴がして、ちょっとだけ嫌な予感がw
でもこの娘は変身したら大人になるけど、中身は純朴すぎる中学二年生のままなので、
中年になってクマと一緒にグレる心配は、ひとまずはなさそう?ですw{/netabare} {/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 25

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

キャッチコピーは、「魔法のことば『キュアップ♡ラパパ!』でふたつの世界がいまつながる!」。

本格的にアニメの視聴を始めて4年と10か月…まさかプリキュアのレビューを書く日が来ようとは夢にも思っていなかったのが正直なところです。
日曜日の朝アニメ…明らかに女児向け作品である事も分かってはいるんですが、見始めるとこれが中々面白いんです。
気が付いたら全50話…完走していました。

この物語の主人公は、中学1年生の朝日奈みらい…彼女は春休みの夜に魔法使いの十六夜リコと運命的な出会いを果たします。
この二人の出会いは本当に奇跡的…だって二人とも伝説の魔法使いであるプリキュアだったのですから…
そして物語の中盤でもう一人のプリキュアが登場して物語が動いていきます。

私はプリキュアシリーズを始めてちゃんと見たのでこれまでの事は良く分かりませんが、この作品は通算13作目で11代目のプリキュアなんだそうです(wikiより)。
そして敵との戦い方も序盤はパンチ、キックの応酬…そしてある程度苦戦したところで伝家の宝刀である魔法が炸裂…という既定路線に乗っています。

でも敵との戦いはある程度パターン化されているので、大人から見た面白さ…という点では今一つかもしれませんが、この作品の良いところは大きく二つ…

一つ目は人と人の出会い、触れ合いや心に思い描く夢や願いを物凄く大切にしている事…
そしてもう一つはプリキュアを演じている声優さんが抜群である…という事です。

生まれた世界も場所も違うプリキュアのみんな…
ずっと一緒に居たい…と思ってもそれが永遠に続く訳ではなく、いつか必ず別れは訪れます。
だから一緒に過ごす時間をとても大切にしているのがビンビンに伝わってくるんです。
時には目頭が熱くなる事さえあったほど…

そして二つ目は声優さん、高橋李依さん、堀江由衣さんにはやみんと、深夜アニメにも引けを取らない豪華な顔ぶれが取り揃えられているんです。
この声優陣だけでおなか一杯になってしまいそうです。
もちろん女児向けアニメであるため、大の大人にお勧めするのは難しいかと思いますが、好きな声優さんが出演されているならチェックしても良い作品だと思いました。

オープニングテーマは、北川理恵さんの「Dokkin♢魔法つかいプリキュア!」と「Dokkin♢魔法つかいプリキュア! Part2」
エンディングテーマは、プリキュアによる「CURE UP↑RA♡PA☆PA!〜ほほえみになる魔法〜」と「魔法アラ・ドーモ!」

色んなジャンルの作品がアニメ化されていますが、日曜朝8時台のアニメは見ていて心が温かく…優しくなれる作品だと思います。
1年間50話かけて放送された作品なので、登場人物の心理描写も丁寧ですし、物語もしっまり纏めあげられていたのは好印象でした。
そしてこの作品を完走して、この手のジャンルの作品でも十分に視聴できる事が良く分かりました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 10

なる@c さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

3話まで観ました

3話までしか観ていないので、レビューもくそもありません。
とりあえずここまでで思ったことを書き出してみます。以降は追記で。

まずはキャラクターの容姿。
キャラクター原案が別の人に代わったということもあり、前プリキュアのGo!プリンセスプリキュアより随分幼く見える。しかし、実はプリンセスプリキュアのはるかと魔法つかいプリキュアのみらいは同い年である。どちらかというと、今作のキャラクターの方が歳相応の容姿をしていると思う。少女らしい純真さと戸惑いが表れていて良いデザインだと思うが、外国人アニメーターさんには少し描きづらい顔なのか、2話の作画は少し不安定だった。特に変身バンクや必殺技バンクとその前後のシーンでギャップができていた。まあ、あまり気にしてはいないが。これから何回か放映されるであろう神作画回に期待がかかる。
ちなみに、良い機会なのでここで筆者のプリキュアに対しての考え方を。僕は、プリキュアが完全に女児向けのものになるなら、それでもいいと思っている。つまり、あまり戦闘をせず、ボロボロにやられることもなく、可愛く敵を浄化するというような、作画にもあまり凝らないアニメになってもいいと。そもそも、僕らオタクは本来のニーズの外から勝手に楽しませてもらっているだけだ。僕らと女児のプリキュアに対しての希望があるなら、女児を選んでほしいと思う。ねえ東映アニメーションさん。

閑話休題。
一つ、気になったことがある。主人公の思いやりの心はよくわかるが、まだ入学してもいない異世界の魔法学校校舎が敵に壊されるくらいでここまで必死になるだろうか。校舎に限った話ではなく、今作は主人公が異世界で生活し始める作品なので、直接みらいの家族に危害が加えられるわけではない。ここに違和感を持つのは、薄情な大人だからだろうか。

今は、ひとまずここまで。
手をつなぐ変身バンクは、絆が感じられてとても良いと思いました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3
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