女子力でアパートなおすすめアニメランキング 4

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの女子力でアパートな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月06日の時点で一番の女子力でアパートなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

70.6 1 女子力でアパートなアニメランキング1位
海月姫-くらげひめ-(TVアニメ動画)

2010年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (699)
3315人が棚に入れました
クラゲオタクの月海が住むのは風呂・トイレ共同、男子禁制のアパート・天水館(あまみずかん)。住人は皆腐女子でニート、オシャレ人間は天敵、そんな彼女たちは自分たちを「尼〜ず」と呼ぶ。ある日、死にそうなクラゲを救ってくれた美人でオシャレな女の子と知り合った月海。だがその子は、父親の職業を継ぎたくないがために女装する正真正銘の男だった。

みかみ(みみかき) さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

わらうことで、すくわれる物語(追記:整形美人のはなし)

 唯一のオール5。

 原作者である、東村アキコという人は不思議な立ち位置にいる漫画家だと思う。
 基本は、アイデンティティは一義的にはギャグ漫画家なのだろう。
 ギャグはもちろんじゅうぶん面白い。だが、個人的には、ギャグはそこまで笑い死にするほどまでには面白いということはない。
 面白さよりも、感動するのは、東村のギャグがそのほとんどが一歩見方をかえれば、そのギャグがあまりに切実な問題ばかりを扱っているということだ。

■他人ではなく、自分でわらいとばすということの効用

 東村のギャグのネタは、つねにあやうい。

 「コミュ障」
 「無収入」
 「ブス」etc...

 これらはいずれも「誰」が言うか、によってギャグどころか差別発言ぎりぎりになってしまうような、そういう危ういところをついている。
 東村アキコのギャグはいつもそうだ。これは、西原理恵子なんかだともっと典型的だとは思うけれども、言い方を間違えればひどい。しかし、その言い方を間違えればひどいものを、「自分で笑い飛ばす」。これは、他人にわらわれてはいけない、自分で笑い飛ばす。そのことが重要なのだ。
 いずれも、他人からわらわれてしまえば、それは、ただの攻撃で、見せしめで、みじめさがましていくだけだ。それを、あらかじめわらいのネタにしてしまうことで、すくわれる。そういう作用を、東村アキコのギャグはもっているように思う。

 たとえば、ある精神科医が自分がかつてパニック障害に陥ったときの療法として、
 「パニック障害におちいって、呼吸困難におちいっている自分を、自分で茶化すことで、呼吸をおちつかせることができるようになった」
 と言っているのを聞いたことがある。たとえば呼吸困難におちいってきたら

 「おおっと、理恵選手(仮名)、
  呼吸が困難になってきました。
  いやー、きましたねー、本日もやってまいりました。
  今日の呼吸は、なかなかいい感じですねぇ。
  斎藤解説委員、どうでしょうか。
  /はい。そうですねぇ
  …今日の呼吸困難も、いい調子ですねぇ…。
  期待できますよぉ、今日は。」

 みたいなバカなことをやっているうちに、気持ちが落ち着いてきて治ったんだそうな。

 ギャグは、自らのどうしようもない行き詰った立場を、一歩外からみつめなおすことができる。そとから自分をみなおすための、もっとも効率的な手段でもある。そとから見つめなおす視点を獲得することで、ラクになれる。力を抜くことが、できる。
 そういうタイプのギャグが、東村アキコの作品にはあふれている。だから、東村アキコのネタは、「ギャグ」という皮を脱いでしまえば、とたんにひどく深刻で、息がつまるような、切実さをもっている。東村はそれを効率的にギャグとしてみせる。それゆえに、東村のギャグはおかしく、そしてまた、強烈だ。


(※もちろん、ギャグが<常に>精神療法として機能する、というわけではないだろうけれど。) 

■ギャグと批評性

 また、こういった一定の批評性をもったギャグというのは、基本的にはその批評性とかみたいなものがほのみえてしまうと、えらくダサく見えたりするもので、「爆笑問題」のギャグは、いつも、そういうあざとさを発揮してしまったりする。(あるいは、昔のビートたけしとかも、そうだと思う)
 だが、東村のギャグは、そういうところがほとんど存在しない※1。それは、何よりも、本人にとって、あるいは本人のごく身近な人間の問題を描きだしているようにしかみえないからだろう。少なくとも、他人を攻撃するためのギャグではない。
 作中では、直接に「痛い」キャラクター本人が自虐として語るのではなく、さまざまな形でかたられるが、いずれも攻撃性がほとんどない。

 なお、原作のあとがき漫画では、東村自身が10代のころにどれほどオタク女子にありがちな痛いことを沢山やっていたか、ということがライトに語られている。まあ、本人が過去そういう人間であったということは、なるほどそうだろう。

 くわえて、少女マンガとしてじゅうぶん機能するだけの人物の心情描写の細やかさ※2を兼ねており、わたしは、もう東村さんに関しては、本当に文句がない。







■アニメとして

 東村さんの話ばかりを描いてしまったけれど、アニメはアニメで、すばらしい脚本のリライトや、キャラクタの描写力をもっており、絶賛するしかないクオリティ。個人的には、ばんばさんと、くららが超かわいくてツボ。

 OPのチャットモンチーの『ここだけの話』も、EDのサンボマスターの曲もすばらしい。とくに、OPのチャットモンチーの曲はここ数年にきいた、すべての日本人の楽曲のなかでもっともよかった。チャットモンチーらしい、わがままで身勝手な欲望をあえてかわいく歌うことで、びっくりもするし、チャーミングでもあるすばらしい楽曲になっている。映像とあわせて本当によかった。

 そういうわけで、なんだか長々と書いてしまったけれども、
 要するに、昨年は
 「ここのところいいコンテンツって、なんかある?」と聞かれたら、
 「海月姫!海月姫!海月姫!ちょう良かった!すごく面白かった!あれこそが感動的!」
 と、ドヤ顔で答える日々を送っていたわけです。


■追記1:
・東村アキコは、岡田あーみん(『お父さんは心配性』『こいつら100%伝説』)が大好きだという。わたしも岡田あーみんは大好きで、吉田戦車、うすた京介と並ぶ90年代の三大不条理ギャグ漫画家だと思っている。少女マンガ、というプラットフォームのなかで、あれだけ不条理系にごりごりと突き進むことができていた、岡田あーみんの遺伝子を東村アキコが引き継いでいるのか、と思うと泣ける。

・あと、本編だと東村さんのギャグは自虐性がたかいけれども、たまに、周囲への敵意そのものがむき出しになってるような、場合とかもあるのは、ある(笑)。まあ、それは西原さんもそうなんだけど。なので、上記の感想は若干ほめすぎているといえば、ほめすぎてるんだけれども、大筋の言いたいこと、としてはそういうことで。『ママはテンパリスト』とか、けっこうひどいな、とも思うw

■追記2:美容整形をめぐって

 ちなみに、この「眼差される対象としてのわたし」をめぐる、コンプレックスを扱った作品としては、サブカル文脈で有名なものとしては、90年代の岡崎京子の『ヘルタースケルター』という作品がある。
 わたしは、岡崎京子は好きではない。…が、教養として岡崎京子を知っている、ということには意味があると思っているので、興味のある人は読んでもらえるといいと思うけれども、話の内容としてはWikipediaの要約によれば下記のとおり

「美しく幸せになりたいという欲望を持ったモデル・りりこは、全身を作り変えるほど危険な美容整形手術の結果、その美貌でトップアイドルになっていくが、手術の激甚な後遺症に心身ともに蝕まれていた。」

 という内容。
 基本的には、まあ、「他人から見られる私の美しさ」というリソースをゲットするために、なりふりかまわず、人生のほかの大事なものをごっそりと捨ててしまう、というそれだけの話なんだけれども、しかし、少なくない数の「女性」にとっては、美貌という資源がそれほどに、めんどくさいものとして描写可能だ、という話になっている、ということだ。

 これと比べると、海月姫の「美」をめぐる描写はかなり楽天的な部類に入るだろう。
「キレイはつくれるんだよ★」
 という言い方がカバーする範囲で、基本的には話は推移する。つきみちゃんは、見てくれをちょっと変えるだけで美人っつーね。
 いや、まあ、実際に、それまで全く手を入れてないようなタイプの人の場合、
・姿勢
・ファション
・髪型
・化粧
 あたりをゴリゴリといじっていくと、相当にいじれる、とは思うけど、…それにしても、海月姫的な「美」の世界観はけっこう希望に満ちている。整形しなくても、イケる世界だからねぇ。


 …
 で、何を言いたいのかというと、
 整形したり、何かを強力に犠牲にしてまで、「美」を手に入れようという人にとっては、「キレイは作れるんだよ★」的な世界はうざい、と思われているはずで、ここに対する、何かが入ってくるといいなー、と思っています。海月姫じゃなくて、東村さんの別の作品でもいいけど。
 整形美人とかが登場して、

 非モテ(つきみちゃん) vs 整形の怨念女

 みたいな対決とかね。
 そんでもって「キレイはつくれるんだよ★うふ」な楽観でないことを示せると、もうサイコー。

*整形に対する価値観

 ちなみに、
 整形に対する価値感とか、韓国とかだといま、全く変わっていて、ヘルタースケルター的な描写が成立する、ということ自体が、いまやバカみたいにしか見えないと思う。
 (韓国にいれば)

 「整形=性格ブス」の構図とかって、なんなのそれ?w みたいな感じで笑い飛ばしてやりたいよね。前時代もいーとこだと思うんだよね。
 整形美人が性格的にストレスを抱える理由というのは、整形自体が問題というよりは、どちらかというと「整形行為」に対する社会的なレイベリング※3の問題でしょう。
 その意味で整形美人っていうのは
1.「美人であれ」という世間的要求と、
2.「むりに美を買うなんて浅ましい」という世間的要求の
 どちらにも、二重にコンプレックスを抱えやすい人になりがちなわけで、そうなっちゃうと整形美人ってのは、けっこうガチでかわいそう。笑い飛ばせる人だと、いいと思うけど。椎名林檎とかだと、なんとも思わずにやっちゃってそうだけど。
 で、岡崎さんの話は、教養人が、そのレイベリング問題を取り扱っているようにも読めるけど、レイベリングを強化しているようにも見えて、困りものなんだよね。岡崎さんのような人がそういうもんしか描けてないってのは、ほんとにねー。まったくもー、どうなの。

 整形美人、に対して、そういうわけで今後、東村さんがなんか描いてくれればなー、というのがわたしの、ごく勝手な希望で、東村さんならやってくれる、はずだ、と勝手に期待してる。※4


※1 これは、昔の古谷実のギャグマンガ(『グリーンヒル』『ぼくと一緒』)や、西原理恵子のような人のギャグにおいては。こういうことは成立していた。

※2 心情描写のセンスの良さは、現在連載中の別の漫画『主に泣いています』のほうがよく出ているかもしれない。

※3 レイベリング、というは、たとえば「おまえは不良だ!」と学校で先生からレッテルを貼られることで、それまで、さほど不良でもなかった子が、「っち、おれはどうせ不良だよ!!!」とかやさぐれて、本当に不良になっちゃうってこと。「レイベリング」でぐぐってくれれば、社会心理学系の解説のページが出てくるはず。

※4岡崎京子は、わたしにとっては「一世代前の教養」の象徴的存在でもあるので、東村さんに、そこはなんか一発やってほしいな、と思っている。
 むかし、三島由紀夫を読んでいたら、三島が太宰のことを「あんな、田舎者」とかっていうような書き方をしていて「なんのこっちゃい」と思っていたけれども、要するにあれって、「過剰な露悪趣味にたいするナルシズム」みたいなことだよね。
 そういうものが、80年代ニューアカの残滓みたいなところと結びついちゃったのが岡崎さんで、太宰の頃には、そういう教養主義って、一高文化とか東大みたいな限られたところにしかないから、太宰が教養主義にアクセスする、ということはなかったわけだ。そこが、なんか、戦後のある時期以後は、結びついちゃってるのが、わたしは嫌なんだよなー。
 太宰はコンプレックスばりばりの無教養DQNなんだけど、村上龍とか、岡崎さんは、勉強するんだよね。あの人達は。
 これって、19世紀初頭のヨーロッパの成金が、美術を介して文化資本に手早くアクセスしようとしたときの話にすごく似てる気がする。一発目は、ただの俗悪な趣味の権威化しかできなかったんだよね。あのとき。50年ぐらいたって、ようやくそれが新しい趣味の世界を構築してきたけど。
 なお、もちろん、岡崎さんが交通事故で描けなくなったこと自体は惜しい。岡崎さんには、ずっと、わたしにとってのヒールであって欲しかった。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 36

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

姫は海に漂い波にのまれる

序盤 ああ

中盤 ええと

終盤 これで終わり?

この話は持てないオタク女性、通称「尼ーズ」のクラゲオタクについての話
ジャンルはオタク・恋愛・コメディ・荘・女装
基本的に恋愛です。もちろんコメディ要素も少ないわけではないですが、恋愛要素のほうが多いイメージです。クラゲ姫という名前ですが(私だけかもしれませんが)、クラゲに対する知識はあまり入ってこなかったような気がします。「クラゲオタク」という要素だけが重要なだけであって「クラゲ」要素はコメディ要素でしか使われてません。そのクラゲも大雑把な特徴と名前と形だけ説明されるので生物学的な知識としてはあまり期待できないかなって感じです。まぁクラゲというものを大雑把に理解するだけなら十分かもしれませんが。
内容です。序盤の展開であまり好まない人がデてくるかもしれませんが、この先「とってもおもしろくなる!」とは言えないので別に断念しても良かったかな、という感じです。中盤も同じ調子でずっと退屈な展開が続きますが、かといって視聴をやめたいというわけでもない状態です。終盤は終わる気がしないまま展開が続きます。ラストシーンは「え?終わり?」といった感想しかありません。すべてが完結しないまま、かといって何かが始まっていたかと言われればそうでもない、という感じです。全体的に内容が薄いかな、といった感じです。
まぁ良いところといったら「日常」を描いているといったところでしょうか。日常ではそんなに大きな展開がころころとでてくるとは限りませんので、この小さすぎる展開はある意味現実を移してるかもしれません。ヒロイン(?)の過程環境が普通ではないので現実とはかけ離れているのですが。矛盾の極みですね。言ってみたかっただけです。
私はこういう主人公はあまりすきじゃないのですが、こういう奥手な人が好きという人もいるのですかね。ちょっとわかりませんが。基本的に逃げてばっかです。良くない場面もなれない場面も自分のしらないことからも。何も知ろうとせず何も変わろうとせず何も産まないただただ生きてる虚しい人生のように私は感じました。私は逃げてない、なんていうつもりはまったくないのですがさすがにこれは逃げ過ぎです。自分の人生は自分で決めるものです。100%自分とまでは行かないにしろ自分に意志があるというのは本人しか証明しようがありません。この主人公がクラゲという生物がすきなのは「自由にゆらゆらと海を漂っているから」と言っていました。それは彼女が自分だけは特別(姫)だ、とどこかで思い、自ら行動せず「波」にのまれて、「海を漂う」という表現であたかも自ら行動してるように見せてる、ということなのではないでしょうか。傲慢にもほどがあります。まぁ人間という生命体は一社会に溶け込まなければならない、という常識的な価値観が間違っていない、とは断言できるはずもないので、もしかしたら正しいかもしれませんが。とりあえず私はこの主人公は嫌いです。

監督・音響監督は大森貴弘さん。デュラララや夏目友人帳の監督をされた方ですね。
シリーズ構成は花田十輝さんローゼンメイデンのシリーズ構成をされた方ですね。
キャラデザは羽山賢二さん。マジンカイザーなどのキャラデザをされた方ですね
劇伴は吉森信さん。バッカーノやデュラララの劇伴をされた方ですね。
アニメ制作はブレインズ・ベースさん。デュラララやバッカーノを制作したところですね

作画は普通でした。
opは橋本絵莉子さん作詞曲、チャットモンチーさん編曲歌唱の「ここだけの話」
edは山口隆さん作詞曲、サンボマスターさん編曲歌唱の「きみのキレイに気づいておくれ」
声優さんは良かったです。

総合評価 見なくて良い

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8

ローズ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

自分の持っているケータイはガラケー。この作品の鍵となるのはクラゲ……

クラゲオタクの倉下月海(くらした つきみ)の住んでいるアパート・天水館の住民は全て独自のオタク趣味を持つ集まりで、自分たちの事を”尼~ず”と称して外部のお洒落な女性や男性を拒んでいた。
月海がペットショップで死にかけているクラゲを助けようと悪戦苦闘しているところにお洒落な女性が現れて救い出すことに成功する。
ただ、その女性だと思っていた人物が女装した男・鯉淵蔵之介(こいぶち くらのすけ)であった。
お洒落っ気の無い月海をメイクして変身させたり天水館が取り壊されるピンチなどを回避するための行動をしていくうちに、蔵之介の心情に変化が……


オタクと言えば男のイメージが強いですが、本作品では女性のオタクが多く登場します。

主人公でクラゲオタクの倉下月海
着物を常に着ていて日本人形を集めている千絵子(ちえこ)
三国志が大好きな まやや
鉄道が大好きで包装紙から中身(高級食品)を当てる事ができる ばんば
中高年(特に地位武男)が大好きな ジジ
部屋に籠ってBL漫画を描いている目白樹音(めじろ じゅおん)

他人の趣味・嗜好をどうこう言うつもりはありませんが、天水館の住民はオタク趣味の中でも かなり特殊な部類になると思います。

服装やメイクに無頓着な月海に対して、徹底的に女性らしい服装やメイクをして変身させています。
中身はそのままでも外見を綺麗に変えるだけで周囲の反応が変わります。
蔵之介の兄と対面した時も 普段の月海とメイクアップした月海では態度が変わります。
(変わるというか、全然気づかないのですが^^;)

自分も高校時代に髪の毛を伸ばしたりガイコツ柄のメタルTシャツを着ていたので、周りの人と距離がありました。
ちょっとしたキッカケがあり、髪型を普通にしただけで周囲の反応は変わりました。
その時に「外見だけで人を判断する人間は多い」という事を学びました。
中身は全然変わっていなかったのですが^^;

外見だけで人を判断することはできませんが、相手の第一印象は変わります。
一度しか会わない人に対して良い印象を持ってもらいたいのならば、ある程度、外見に気を遣わなければいけません。
オタク趣味を持っている事は隠さなくてもいいかもしれませんが、相手の第一印象を良くするためにも外見に無頓着のままでは いけないかもしれません。
受験・就職・仕事先など、清潔な印象を求められる場面も多いので、外向きの服装を持っていた方がいいでしょう。

仕事や勉強の場では個性は無くても大丈夫です。
自分のくつろげる場所などで、オタク趣味などの個性を全開させましょう。
場を考えろ、という事ですね^^

場慣れしていて男を手玉に取るような女性よりも月海のような純情な女性の方が人間としては良いかもしれません。
あまりにも純粋すぎて男性恐怖症のようになってしまうのも困ってしまいますが^^;
自分の事を理解してくれて受け入れてくれる相手が見つかるといいと思います。

本作品は微妙な所で終了します。
全11話では仕方が無いのでしょうが、終わり方が唐突だったのが残念です。

今までの自分自身のままでいいんだ と思いたい人や、これから少しづつ自分を変えていこうといった人には参考になる作品かもしれません。
現状の自分に満足している間は人間として成長しないので、どちらかと言うと自分を変えるキッカケにしたほうがいいように思います。

狭いジャンルに特化した人もいいのですが、視野を広げて守備範囲を広くしてみようと思える作品でした。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 29

74.7 2 女子力でアパートなアニメランキング2位
スロウスタート(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (494)
1974人が棚に入れました
この春から高校一年生になる、人見知りな女の子、一之瀬花名。彼女はとある理由から都会の両親のもとを離れ、いとこの志温が管理人を務めるアパート“てまりハイツ”で暮らしている。新しい高校、新しい毎日の中で起こる、素敵な出会いの数々。花名はまわりの人たちとゆっくり心を通わせて、楽しくてきらきらとした時間を過ごしていく。子供みたいにはしゃいだり、大人みたいにドキドキしたり……かわいさ溢れ、心あたたまる、スロウな成長物語。

声優・キャラクター
近藤玲奈、伊藤彩沙、長縄まりあ、嶺内ともみ、M・A・O、内田真礼、沼倉愛美
ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

12話まで視聴済。採点項目「キャラ」を追記。

連載ベースで原作既読。
コミックスも購入してます。

視聴タイミングは可能な限り最速(=寝起き)なのですが
この地域の放送が火曜深夜なので・・・
なかなか感想が追いつきませんw

余談ですが「まんがタイムきらら」連載作品内で
欠かさず読んでる物を一度記しておきたいと思います。
(2018.02.18現在)
・スロウスタート ・ゆゆ式 ・三者三葉
・うらら迷路帖 ・甘えたい日はそばにいて
・城下町のダンデライオン ・おとめサキュバス
・あっちこっち ・にーにといっしょ ・佐藤さんはPJK
・三時限目は魔女の家庭科

ということで『スロウスタート』レビューに戻ります。


採点について-----
●物語●
{netabare}
原作を追っている身としましては、
エピソード入れ替えやカットは気にならないといえば嘘になると思います。
しかしチョイス自体は悪くなかったとも思いますし、
必要な部分をつなげて、それでも大きな違和感にならないよう
配慮はされていたとも思います。

中盤以降は特にアニメオリジナルが目立っていたとは思います。
1クールという時間的な制約はありますし、
水着回のように原作通りにやっていたら・・・
と思える部分もありましたので。
原作に拘り過ぎず、オリジナルで雰囲気を損なわない。
絶妙な匙加減だったかと思います。

1話の構成は賛否あるのかもしれません。
原作から知っていれば「何処で明かすのかな?」で済みますが
アニメからの方々には変に身構えてしまう要素になってしまったかも。

えーこと冠の出会いについては、チラっと触れられただけで
結局は詳細には描かれず最終回を迎えてしまって
消化不良を感じている視聴者はそれなりにいそうです。
(原作5巻にありますので、気になる方はそちらもどうぞ)

何より花名の秘密についても3人に明かしていないので
そういう意味でもキリの悪さを感じている人はいらっしゃるでしょうが・・・

そもそも原作がまだ夏休み明けてすぐ位ですから・・・。
花名も誰にも話してませんからね・・・。

「兆」の付くキャラが登場します。
{/netabare}
●作画●
{netabare}
原作のデザインを損なうことも無く、
とても可愛いキャラデザだったかと。

色々な仕草や描写など、
普通に動かす必要の無さそうなところまで
細部に拘って描かれていた点も好感触だったと思います。

苦言を呈するなら、
話数によって作画が安定しなかった所でしょうか。
荒れてるな~という程酷くは無いのですが、
寄り引きで差があったりしてたのが勿体無い。
{/netabare}
●声優●
{netabare}
メイン4人については・・・
冠役・長縄さんは結構『カンナ』そのままだったな~とw
たまて役・伊藤さんは「バンドリ」以来ですが、
テンション高めで明るいたまてにハマリ役だったかと。
近藤さんと嶺内さんについては、僕的には初めましてなので
何ともコメントし難いですが・・・
原作組として違和感は全く感じないボイスだったと思います。

先生役・沼倉さんは・・・聴くたびに異なる雰囲気・声質で
12話観た今でこそ慣れましたが、相変わらず凄いな~と。
{/netabare}
●音楽●
{netabare}
OP、ED、BGMどれも耳に残る出来だったと思いますが、
やはり個人的には『ne!ne!ne!』が良かったですね。
こういう系がツボなんですよね、やっぱり。
{/netabare}
●キャラ●
{netabare}
・花名
病気で1年周回遅れで高校生活をすることになり、
元々の気質もあるのだと推測しますが、
最初はネガティブさが目立っていたように思います。
しかし、たまて・えーこ・冠の3人に出会えたことや
いとこの志温や近い境遇の大会と触れ合っていくことで
彼女本来の優しさ・柔らかさが発揮されるようになったかと。
まだ3人に自身の秘密を明かせてはいませんが、
何時どんな状況で話すことになるのか・・・。
言葉はヘンですが楽しみにしております。

・たまて
オタクっぽさもみせつつ、
明るく元気、誰とでも打ち解けることができる。
(グイグイではなく自然に打ち解けられるタイプ)
家では家計(?)を預かるしっかりもので、
料理スキルも高い。そして部屋着が和服。
うん・・・スペック高いですよね、たまちゃん。
冠と組むと話があらぬ方向に転がっていきそうですが、
息ピッタリで面白かったです。
個人的には彼女が好きなキャラです。

・えーこ
たまてとは異なる方向での女子力の高さを、
そしてコミュ力を誇る女子高生。
初対面でもグイグイと相手の懐に入り込んでいく・・・。
唯一の弱点(?)は防御力と、榎並先生w
「ああいうタイプが好き」との本人談ですが、
どういう意味なのか全く伝わってきませんが
「好みであること」は理解しましたw
冠とは小学生時に数日遊んだだけなのですが
恐ろしいまでの仲の良さといいますか、
距離の近さといいますか。
コミュ力と榎並先生に隠れがちですが
他人の気持ちを配慮できる優しい娘さんでもあります。
大人びてる側面もあるかもしれませんね。

・冠
えーこにかなり依存してる節はありますが、
慣れればちゃんと話もできる気遣いもできる、
この娘も良い娘だと思います。
花名・たまてとの距離が徐々に近づいていく様子は
感慨深く見守っておりました。
アニメでは語られませんでしたが、
幼い頃のえーこにかなり人生(?)を左右されていて、
両親すらも冠への考えが変わってる位なので
この2人の関係性が特別なのも当然のことなのでしょう。
とりあえず・・・よく食べよく寝るのですが、
体格については小学生時代から変わらないようですw

・志温
高校生活を送る花名の保護者代理で、
アパートの管理人さん。就職浪人中。
何がとは言いませんが・・・とにかく大きいです。
終盤に語られた花名の引っ越し時のエピソードや
就職浪人についてのエピソードはとても良かったと思います。

・大会
大学受験浪人中の20歳。
当初はひきこもり気味だったが、
花名たちに出会い、ついには予備校に行けるまでに。
彼女も一歩ずつゆっくりではありますが
前に進んでいると感じられるキャラだったと思います。
彼女自身もなのでしょうが、
花名に、自らと近い境遇の人がいて
似た想い・感情を共有できるという環境を
提供できたというのは、
大会の一番の功績なのでは?
以降はえーこのオモチャになる展開多数w

・榎並先生
サッパリした物言いで、カッコいい担任の先生。
どういう意味でなのか不明だが、
えーこがアタックしている相手ということですね。
大抵最終回で逆転勝利してる展開多数w
これもアニメで描かれておりませんが、
甘味巡りで冠と意気投合するエピソードは
是非観てみたかったですね~。
{/netabare}



各話感想・気になった点など-----

●1話●
{netabare}
原作とは描く順番を変えて、
花名の秘密を最後に明かすスタイルに。
アニオリ部分と組み合わせると
見直してみた時に、なるほどと思える演出だった思います。
【ちゃんと高1にみえるかな?】
原作を読んでる身としては
何を意味しているのか自然と分かってしまうセリフですが
ご存知無い視聴者には何気ない日常会話に聴こえたはず。
志温の反応もかなりナチュラルに返していたわけだが、
彼女は知っている側の人物だからで・・・。
【遠回りして良かったでしょ?】
桜並木を見ているシーンでのえーこのセリフ。
展開と彼女の立場から深読みする必要のないはずの物だけど
おそらく二重の意味を持たせているのだろうな~と。
原作には無いシーンですね。
【一之瀬花名】
アニメを観てみて、改めて考えてみると・・・
・1歳年上であることの「いちのせ」
・「最初」という意味での「いち」「はな」
・春生まれという意味での「花名」
・部隊装置として(名簿順)の「一」
等々勝手に深読みしていたりします。
{/netabare}
●2話●
{netabare}
たまて、えーこ、冠との距離が近づきつつの日常パートや体力測定回。
【春休み】
順当に学年を経ていれば1ヵ月にも満たない期間ですが
花名にしてみれば・・・志温との暮らしと勉強に費やした時間なわけで。
そんな生活ならば体力も落ちますわね・・・。
【受験】【体調】
話題としてはえーこの妹なのだが、
花名としては3人に明かせていない部分に関わるワード。
過剰な勉強や不摂生な上での浪人ならばまだしも、
おたふく風邪となると・・・。
【ひとり暮らしをして、一年間やり直す】
受験をすることすら叶わず、ひきこもる宣言をする娘に
そう提案する母親の姿ですが・・・。
病院の発言やそれまでのノリをみる限りでは
若干不安になりかねない内容ではありますが。
実際は花名のことをちゃんと前向きに考えた上で
解決案を話してくれる、温かい家族だと思います。
この辺はcvの日笠さんの力量でしょうか。
【百地家の料理番でして】
オタクっぽい言動やノリの良さからは想像し辛いですが、
実は高スペックなたまちゃん。
4話で見せる和服姿と合わせて、この意外性にヤラれてます。
【いつかこの娘の味見をしたいって、ずっと思ってたのよ】
うん・・・知ってたから驚きはしませんが、
色々単語が足りてないですよね?w
何の味見をするの!?w
{/netabare}
●3話●
{netabare}
【GWの出来事】
原作最新巻が夏休み~休み明けなので
結構なペースで進んでるな~と感じたのがこの3話でした。
水着回位まではアニメ化するのかな?という予想をしてます。
Aパートは家族での話。Bパートは勉強会パート。
【両親の来訪】
今回は父親も物語に絡んでの家族フェイズ。
深刻になりすぎず、軽すぎず。
それでいてちゃんと言葉にして表現してくれる
そんな両親とのやり取りがとても良かったと思います。
ここでの小山さん&日笠さんも良い雰囲気を作っていたかと。
【勉強会】
各々の予定を過ごしていたAパートとはうって変わって、
後半は4人で勉強会in花名の部屋。
それから不意討ち気味な誕生日会。
【同い年ですね】
原作では「うれしさなのか」「うしろめたさなのか」という
花名の胸の内を描いてましたが、アニメでは詳細は無し。
ですが・・・これまでのアニメの描写で彼女の想いが
全く計れないわけでもないので、これはこれで有かと。
このシーンも初見~数回繰り返すまでは自然と泣いてました。
【花名orたまてと冠】
この回まで、えーこ不在時の冠は
他の2人に対しておっかなびっくりな反応だが・・・
これはこれで可愛いですね。
{/netabare}
●4話●
{netabare}
【万年さん】
原作組のくせに・・・名字の読みを間違ってました。
すみません。下の名前は覚えていたのですが。
同じ下宿に住む、もうひとりの「浪人」キャラ。
まだかまだかと思ってましたが・・・原作だと1巻終盤だったんですね。
色々勘違いしてましたね・・・。
【万年さんの部屋】
これまた原作組としてはアレですが・・・
もっとカオスな様相だと思ってました。
通販の荷物が行方不明になるレベルということは
もっと雑然としてるかな?と考えてました。
【たまてと冠の部屋着】
冠の部屋着も可愛いのだが、
やはりたまての和服姿がインパクト大。
料理番と相俟って、
えーことは違った方向性での女子力を感じます。
花名との電話シーンで、
スマホに空いてる片手をあててるのが
古風といいますか、似合っていたと思います。
{/netabare}
●5話●
{netabare}
【えーこと冠の物語】
えーこと冠の関係の一部を描いたのが今回かと。
同時にえーこと先生の描写がされた回だと思います。
えーこと冠の1stコンタクトについては
最新巻のネタですので、アニメが追いつくのかどうか。
【えーこと先生】
この先の話は・・・描けるのかどうか、若干謎(まだ7話観る前です)。
個人的にガッツリ百合描写というのは
『桜Trick』くらいしか経験無いので・・・。
【冠との距離感】
3話でのポイントの続きになるのですが、
GW時に比べて距離は詰まった感が感じられます。
花名とふたりでもえーこと変わらない反応してますので。
こういう所は観ていて感慨深いですね。
【妹汁ちゃんこと光希登場】
cvは『きらファン』の主人公きらら役の方。
【焦がれるあまりに、幻が現れたのかと思った】
光希が口にした学校名が
冠に外部受験を決心させたわけで。
このシーンはかなり泣けました。
えーこのセリフはどういう意味でも彼女らしく
限りなく本音でもあるんだろうと考えると・・・。
えーこに小学生時代と変わらない姿を改めて指摘されて
むくれてる冠が可愛かったです。
{/netabare}
●6話●
{netabare}
【たまて回】
アバンからCパートまで、たまちゃんの良さが盛り沢山。
原作でも家族構成は祖母2人しかわかってませんが、
今後の彼女のポイントになるんでしょうか?
【GBA SP】
と思われるゲーム機持参のたまちゃん。
ポケットラブはともかく、本体は今でも持ってます。
今時の携帯ゲーム機と比べると小さめですが、
当時としましては十分な大きさで便利な機体でした。
ポケラブは・・・プレイしたことないですw
現在はTV出力も可能なんですね。
【うなぎ】
職業体験ネタからCパートに上手に繋げてきたな~と。
生焼けの何が問題なのか調べてみましたら・・・
うなぎの血液って毒素があるんですね。
この年齢になって初めて知りました。
まぁ・・・うなぎ屋で持ち込み弁当というのは切ないですよね。
【えーこににおい】
たまて曰く、うなぎに引けを取らない良い匂いのようです。
(一応7話へにつながるネタと言えるますかね)
【百地家の料理番】
一月分の食費をたまてがやり繰りするというのが
百地家のスタイルのようですが・・・
予算内に収めるたまてが凄いのか、
彼女のお小遣いを含めて渡せる祖母達が凄いのか。
そりゃ当然余剰分も含めて渡してるとは思います。
【チヤホヤ】
いつものノリで自分を褒めるように煽るたまてですが・・・
想定外の直球でチヤホヤされて、逆に照れる展開に。
いや~可愛いかったですね。煽るところも照れるところも。
6話で一番好きな部分でしょうかね~。
【お泊りで勉強会】
この4人、揃うと結構な頻度で勉強会してるような。
後々は遊んだり出かけたりするのですが・・・。
原作では万年さんは勉強会までの参加ですが、
アニメでは変更されて夕食までの出番に。
アニメ化されて削られてるシーンや展開・セリフなどもありますが
逆に追加されてるオリジナル描写もあったりして、
個人的には悪くないと思っております。
しかしそういうツボは視聴者それぞれなわけでして
真逆の感想・印象を抱いてる方もいらっしゃるのでしょう。
【お風呂パート】
「とろみ入浴剤」て・・・排水口は大丈夫なのでしょうか。
【ポケットラブ】
娘さん5人集まって、何故にギャルゲ?w
【たまて】
根本的にとても良い娘なんですよね。
オタクな側面や高めなテンションがまず注目されますが、
彼女の行動や言葉の端々に優しさや配慮が見て取れるかと。
1話の花名の自己紹介のパートから、
ずっと描かれているように思います。
というか・・・コミュ力や女子力を合わせると、
かなりの高スペックな娘さんだと思います。
{/netabare}
●7話●
{netabare}
原作では散らして描かれていた、
えーこと先生のエピソードを纏めて描写した回かと。
原作通りでも構わないとも思いますが、
集めた方が印象には残りやすいとは思います。
(例外は時系列的に重要な場合)
【頭がおめでたい感じだったので、つい・・・】
いや・・・ニュアンスとか字面次第では
悪意にしかならないそんなたまてのセリフですがw
時系列シャッフルということになるのでしょうか、
えーこの誕生日エピソードがココにきました。
ヘアピンに掛けてゼムクリップというチョイスをする先生に
ハート形に変形させて意趣返しをするえーこ。
ゼムクリップをあの形にするの、結構大変なのですがw
せめてラジオペンチが1本欲しい。
【花名に学校生活について尋ねる】
内容的には不自然さは無いとは思いますが
唐突さは否めない流れだったかな~と思います。
原作では直前に母親が泊りにきてまして、
母娘の心温まるエピソードがあります。
そういえば先生も花名の秘密を知っている人物なんですよね。
【えーこのヘアピンの出所】
アニメオリジナルになりますが、
Bパート終盤への伏線?になってたんですね。
【えーこと先生 その2】
これまでのスロウスタートとは少々異なる雰囲気のBパート。
先生の部屋でのパートはほぼBGM無し。
それに加えて濃いめの百合展開(で良いんですかね?)。
ということでかなり異色だったかと思います。
Aパートではクリップで一矢報いた?えーこですが、
Bパートでは本人談な通りに見事な逆転負け。
基本的にはマイペースで懐に押し入れる彼女ですが、
榎並先生だけは一筋縄ではいかない模様。
【えーこの秘密】
Aパートで隠していた、ヘアピンの出所がここで。
原作ではもう一歩踏み込んで、
知られた上で義理?で買われたくないという心情を明かします。
自身の秘密を、
明かせない花名に、
初めて明かすえーこ、という対比。
ここまでゆっくりと着実に距離を詰めてきたふたり(4人)の
すがたや関係性がみえていて良かったと思います。
初めて自身の作品を買ってくれた人を目の当たりにしたえーこに
涙脆いながらも共感できる花名も、やっぱり良い娘だな~と。
【7話はまとめるのに苦労しました】
更に言うのであれば、
感じたこと思ったことの
一体どれだけが文章にできているのか・・・。
本当に力不足を痛感した回でした。
【追記】
榎並先生と飲んでた方、男性なんですよね・・・。
{/netabare}
●8話●
{netabare}
かれこれもう夏という場面で、
クラスの半分と話したことが無いという花名。
・・・わかるわ。
えーこやたまちゃんみたいなタイプからすれば
今一つピンとこないのでしょうけども。
先生の言う「自分のペースで」というのも正論ですし、
4話の万年さんの「多少強引にでも」というのも正論でしょうし。
1年スロウスタートしてるという引け目もありながら、
それでも前に進んでいる花名の成長が観られる良い回だったかと。
【キャラ追加~】
まずは同じ日直だった高橋さん。
インパクト大ですよね。何がとは言いませんがw
それから椿森さん。
エイコサペンタエン酸て。いわゆるEPAと略される成分のことなんですね。
【水着を買いに】
先々を知っている身としましては、
これで水着回への振りが完了したな~とニヤついておりましたが・・・。
というかこれでも十分水着回で良いんじゃないでしょうか?w
【志温と大会の昼食風景】
花名が忘れていったお弁当と、
大会さんのお昼を交換しようという展開ですが・・・
何ですかね~この等価交換。
ええ、オチは知ってましたが・・・アニメはアニメで面白かったです。
【Bパート終盤の部活風景】
この部分はアニメオリジナルですね。
原作の耳栓回を若干ブレンドした感じですかね。
cv担当は水瀬いのりさんということで、
個人的にはとても意外な演技・声質だったと思います。
{/netabare}
●9話●
{netabare}
「プールも海も無い水着回キター」と思ったら、
Bパートがオリジナル展開でした・・・w
【前日の泊り部分から描く時点でフラグ・・・】
まぁ素直に描くなら、こういう回は早朝スタートですよね。
実際は当日朝から雨が降って、
部屋で水着というカオスな展開になるわけですが・・・。
原作では5話分かけた部分でして、
アニメでどれ位かけるのか心配していたパートではあります。
【たまちゃんのオッサン具合が・・・】
この回は特に発言がおっさんっぽいw
【せめて水着だけでも・・・ということで】
学生時代は水泳部員だったので、
一時的にでも水着だけで過ごすというのは慣れてますが・・・
特に用も無いのに室内で、という経験は無いですね~w
【ゴリラのみずぎ】
タイトルは、花名のお胸が成長してるのでは?
という所からの流れですが・・・。
このアニメ・・・妙な知識が身に付くな~と。
というか何故にえーこが謝っても許してくれないのでしょうか?w
【ライチ】
OP後の提供バックで冠が何を持ってるのかわからなかったのですが
一度観終わってみて、なるほど~と。
一人暮らしの娘の所に大量のライチを送ってくる親って一体?
といいますか・・・今後ライチを見かける度に乳首を思い出すでしょう。
【アニメオリジナル満載】
部屋で水着とか、ライチが乳首だったりとか、既にカオスな様相ですが・・・
ここに志温も参加するオリジナル展開に(Aパート)。
更にはBパートがほぼアニオリという贅沢な構成で、
エステシーンとか下着姿とか、ありがとうございました。
【部屋に下着を忘れてくる】
原作では危うく忘れそうになる展開だったのですが・・・
アニメではガッツリ置いてきてますね。
志温の「忘れてると思って買ってきた」というのは一体・・・w
{/netabare}
●10話●
{netabare}
【中とか外とか】
ライチとか全裸とか、ナチュラルにネタを突っ込んできますよね。
【言わなきゃいけないとは思うけど・・・】
今後への伏線みたいな物になっていますね。
友達なら秘密も全て明かせるはず、なのか。
全て明かしたら友達になれる、なのか。
【えーこ作のブローチ】
原作だと基本白黒なので色彩を意識してなったが
アニメで色がついてみてナルホド~と。
クローバーがモチーフというのも。
「ご笑納くださいな」と自然に口にできる女子高生とは・・・。
(気のせいかOPのブローチ、途中まで緑だったような?)
【浪人、してるんだって?】
Aパート最後で爆弾発言が~。
とまぁ原作読んでる身としては、志温の事だとしっていましたが・・・
アニメからの視聴者には結構な衝撃展開だったと思います。
OPにて花名・志温・大会のカットで背景に「RONIN」と描かれていたんですよね。
【サメのパジャマ】
とても寝辛そうですよね。仰向けとか無理そう。背びれついてますしね。
それでも律義にうつぶせでピチピチしてる花名がかなりツボでした。
引っ越ししてきた直後の結構重要なシーン描いてるんですどね~。
{/netabare}
●11話●
{netabare}
ついに夏休み~ということで、
冒頭からツッコミ処満載なたまちゃんですが・・・
一番目立ちそうなランドセルはスルーですか?w
インディーズの八百屋さん含みのアニオリ回でした。
【言農追分駅】
聖地っぽいな~と思ってましたら、やはりモデルがあるようで。
「信濃追分駅」から「ヘン」を取り除いたんですね。
【四天王最弱の将】
言わんとすることは伝わりますが、
元ネタが何なのか気になって調べてみましたが・・・色々ありますね。
個人的には「FF4」とか「聖剣2」が馴染みでした。
【祖母に普段の発言をバラされるたまちゃん】
朝からテンション高めな彼女ですが、
普段3人をどう思っているかを暴露されて
また違った方向で高めにw
画面が揺れているかのように描いているのが
また細かいな~とw
【Bパート・夏祭り】
クラスメイトから先生まで、一通り登場させて。
1話早いですが最終回的な雰囲気を醸し出していたと思います。
とにかく食べてる冠。短いながらも印象的なえーこ&先生。
ゲタの鼻緒の件のつばきち(たまちゃんが・・・)。
【神社でのお参り】
神様への参拝には「お願い」だけでなく
「お礼」という意味合いもあるようで。
やっぱり花名は優しい良い娘ですよね。
【遠回りして良かったでしょ?】
【遠回りして良かったよ】
良いタイミングでの打ち上げ花火に、
1話での桜並木を思い出す花名。
あのセリフをここでもう1度使うのか~と感動しました。
アニオリ多めで、主だったキャラも登場させて、
こういう流れを持ってきて・・・
正直最終回でもいける構成だったかと思います。
{/netabare}
●12話●
{netabare}
11話でも十分最終話としての風格があったと思いますが、
日常系としては「いつもの」で締めるというのも、
コレはコレで王道と言えると思います。
アバンとCパートは明らかに1話を意識した構成だったかと思います。
【登校日~服を買いに】
水着回や夏祭り回などアニオリで特殊さを見せつつも
最後に日常パートに戻ってきた感が強い今回。
原作の他のネタを混ぜつつも
主だったところは4巻まで収めたというとことでしょうか。
【えーこの飴】
えーこと先生の絡みは最終話まで健在w
えーこの口にねじ込んでおいて、戻ってきて「飴は?」てw
そりゃ無くなりますよ~。
【都合の良い夢、再び】
何というか・・・ツッコミ処が多すぎて追いつきませんw
金のたまちゃんとか銀のたまちゃんとか。
志温が泉の精に就職とか。
「あなたが突き落としたのは、どちらのたまちゃんかしら?」とか。
(突き落とした前提ですか?)
えーこ(20)とか。
【まぐろの解体ショー】
コールドチェーン様々ですね。
たまちゃん&冠のコンビもなかなか転がり甲斐ありますよね。
あらぬ方向に唐突に転がっていきそうではりますがw
(たまちゃんのスキンシップにすっかり慣れた模様)
花名&えーこという組み合わせも終盤目立っていたように感じます。
【えーこと冠の誕生日に】
4人でお揃いのぬいぐるみをプレゼントすることに。
そして花名の部屋に一緒に置いておくと・・・。
この4人の仲も1話に比べてみれば進んでいるんだな~と。
相性とかもあるのでしょうが、基本的に4人共優しいんですよね。
【ED曲はne!ne!ne!のcw曲】
聞き覚えのある曲だと思ったら・・・。
【Cパート】
自分で選んで購入してきた服を写真に撮ってもらう。
志温の制服姿。
「花名ちゃん、高校生っぽくなったわね」
とこの辺は1話との対比ですね。
【一之瀬花名、17歳。
まだ友達に秘密は言えてないけどいつかは自分の口から言えたら良いな。
遠回りになったけれど、私の幸せは、ゆっくり始まる】
1話での不安やとまどいのスタートから、
彼女がここまで前向きに思えるようになれて、
何よりの12話だったと思います。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 21
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

lateなstartをslowなtempoで♪

[文量→大盛り・内容→感想系]

【総括】
レビュータイトル、「いっこ深い、きらら系日常アニメ」と悩みました。

キャラデザやら雰囲気やら、色んなものが「普通」のきらら系日常アニメ。に、見えますが、キャラの背景とかセリフ選びとか、1個分だけ、深いです。

ここ最近観た日常系では、上位に楽しめました♪


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
書きたいこといっぱいあるから、スイマセン、ダラダラ書きますm(._.)m

日常系としてのユルさや、百合っぽさはしっかりあります。その中に深みを与えているのは、「高校浪人」という、珍しい立場。その悩み、葛藤の中で、友人達からの(無自覚による)助言で、ほんの少しずつ進んでいく、花名。

私自身は浪人の経験はありませんが、大学時代に一番仲良かった友達が浪人してて、彼がそれを悩んでいたから、花名に感情移入しながら観ていました。

2話、サプライズ誕生会で、「同い年だね」って言われて、涙する花名。切ない。

5話、スカートをはき忘れた冠を心配するも、「いろいろ考えすぎ、もっと気楽に」とアドバイスされる花名。切ない。

6話、お泊まり会でネジが落ちる音に怖がっていたら、たまちゃんから「ギャルゲも色んなキャラがいるから、皆違って良いんですよ」と慰められる花名。良い話。

7話、栄依子からアクセサリー作りの秘密を告白され、嬉しくなるけど心苦しくなる花名。切ない。

10話、栄依子から貰ったプレゼントを大事にしようとし過ぎて、「貰った瞬間から、壊れた時のことを考えない」と注意される花名。友達になった瞬間から、嫌われた時のことを考えないってことだね。深い。

そんな感じで、友達の「何気ない一言」に、励まされ、気づかされ、成長していきます。その「何気ない一言」は、花名が高校浪人しているという事情さえ知らなければ、日常会話の中に溶け込んでしまいますが、花名の事情を知っている花名自身(や我々)にとっては、胸に響く言葉になります。この辺が、上手いな~と思う作品でした。

また、花名が一番信頼しているのが、微妙に栄依子ってのも上手い。てか、よくそれをやったなと。

こういう、「グループでキャッハうふふ」しているものだと、うっかり「みんな同じくらい大好き! 同じくらい大切!」ってなりがちだけど、実際、そんなことはないでしょう。我々バカ男子から見ればみんな仲良しな四人組に見える女子グループの中にも、絶対に微妙な温度差があると思います。(ゆるゆり のように、カップリングにしたり、ギャグテイストにしたりせず)そこにしっかりと踏み込んだ百合アニメもなかなか珍しいです(あっ、ゆるゆり も好きな作品ですよ♪)。

勿論、花名は、たまちゃんも冠も大好きで超大切なんです。それは大前提にしながらも、やっぱり栄依子を一番信頼しています。最終話の下着選びの件からも、ハッキリ分かります。それは多分、栄依子が花名に「秘密を告白した」からですね。

こういう感情の機微の描き方が抜群に上手い作品でした。原作者は多分、女性なんじゃないかな? と思いました。こういう繊細なの、男は苦手なので(苦笑)

一方で、今回アニメ化された中で、一番「本性」をさらけ出していたのも栄依子でした(ガチ百合とか)。だから、たまちゃんと冠は、まだ(キャラとしての)伸び代があります。なんか、このアニメのキャラはみんな微妙に歪んでいて、裏(心の闇や何らかの事情、秘密)がありそうです。今後、たまちゃんや冠もそれらを吐き出してくると、おそらく花名の中で更に大切な存在になり、そこでようやく、花名の「告白」に到るのでしょうね。楽しみです。

たまちゃん、特に良かったですね♪ なんか、「メッチャ良い子になったユタカ(Aチャンネル)」って感じでw 環のダーティさも、笑。

ただ、そんな中でダントツで一番好きだったのが、万年大会さん。なんか、ダメな大人で可愛らしくて、自信がなくて、でも実は優秀で。萌えました♪ 途中から、万年さん目的で観てましたよw 登場回の4話はかなりの良回。ギャグでしっかり笑わせつつ、花名との友情に万年さんの成長と、メッチャ面白かったです!

あとはまあ、特徴としてはハッチャケ女子トークでしょうか。お泊まり回とか水着回とか、他にも結構な下ネタが(笑) まあでも、女子だけならきっとあんな感じか、もっとえげつないんでしょうね。知りませんが(笑)

とまあ、ダラダラと書いてきましたが、とにかく魅力的で楽しかったです。本当は、花名の告白シーンまで観たかったのですが、最終回の最終シーンを観ていると、なんか「焦らず、スローなペースで良いじゃない」と諭されているような気分になりました。

まあ、あれで最後に花名が、「トランキーロ、、、焦んなよ」って言ってくれたら、私なんかは爆笑でしたが(分かる人には分かるはず)w

2期、期待ですね♪
{/netabare}

【視聴終了(要約バージョン小盛りレビュー)】
{netabare}
友達との何気ないやりとりが、花名の事情を知っていると深く心に響くようになるという台詞回しや、女子の友情の微妙な心理(温度差)を描く繊細さが秀逸。女子のハッチャケトーク含め、女性的な観点で描かれた作品。キャラはいずれも素晴らしく、特に万年さんに萌えた。結末を焦らず、2期を待とう!
{/netabare}


【余談~ slow start な友人 ~】
{netabare}
過去にいますね、浪人してた友達。

結論としては、「周りは大して気にしない。でも、本人が一番気にしている」かな。

彼は、学生時代の友人でした。大学で、初めての講義でたまたま隣に座り、そこから4年間ずっとつるんでた仲間。そいつが、2年になった頃、数人で一緒に呑んでたら、「実は、俺、一個上なんだ」とわりと深刻なトーンで告白してきました。まあ、本人は1年間ずっと悩んでいたんでしょう。

それに対して自分らは、、、「はあ? なんだよそれ? お前まさか、一個上だからって自分が偉いと思ってんの?」「何? それでこれまでのいじられキャラを卒業できると思ってんのかよ? 調子のるなんよ!」「お前が俺らの中で最下層なのは変わんねぇからな!」とか、散々罵ってやりましたよw

もちろん、ワザとですけどね。

本人がずっと嘘をついてきたことを気に病んでることも分かりましたし、このまま嘘をついていくことも可能な中、自分らに告白してきた意図も分かるし、多分、今までと変わらず付き合ってほしいであろうことは想像できるし。変にシリアスにしたくなかったから、その話題はわずか数分で切り上げ、あとはいつも通りのバカ話をしてましたね。

飲み会が終わって、彼と分かれた後、(その場にいた)友達と「あれで良かったよな?」「良いんじゃね?」という会話をしたのも覚えてます(実は自分達も驚いてはいたので)。その後、彼の年齢については、「基本的に触れない。たまにいじる」という方針が、暗黙の了解として仲間内にありましたね。彼は彼で、それで居心地良さそうでしたし。

今回、このアニメを観て、そんなことを思い出しました。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
携帯が古いし、LINEじゃないのがね(笑) なんか、風? モモチに裏があったら面白いかな。古い感じの日常系百合アニメ? 2話連続は観られない作風だな。1話と1話の間に間をとりたい感じ。

2話目
私立なんか、どっかでどうにかできそうだけどな。しかし、何気に重い設定だ。スロウスタートのSlowって、そういう意味か。でも、lateの方が適切じゃない? ゴロの問題かな?

3話目
百合百合してますな~。あの涙は、なかなか来たな。良いシーンだった。何気ない会話で、辛くなったんだね。周りがそれを、感動の涙だと勘違いできることも、序盤であることを考えると上手いシーンだと思った。

4話目○
浪人違い(笑) でも、浪人を告白して、いじられて済ましたいという欲求でもあるかな。ローニンズ byラブひな(笑) 私の方がずっとマシ(笑) 三猿(笑) ギャグが冴え渡る回だな。可愛いスウェットを誉めてほしい(笑) 好奇心>思いやりw 万年さん、良いキャラしてるな。二人の友情も良い感じ。ラストも、管理人さんが深入りしないのも素敵。これは良回だな。

5話目
スカートのはき忘れが、留年の告白に繋がるとか、上手いね。きっと、キャラ全員になんらかの秘密があるんだな。

6話目
日に日に緩むw 中華丼上手そうだな。中華料理屋行っても、なんか安っぽく感じてしまって頼まないしな。最後、ちょっと良い話を入れてくるんだね。あまり乳首と連呼するなやw

7話目
あんまり百合百合されるとキツいな。なぜ、縛られてる?? エイコ、かなり危うい感じだな。先生はノーマルなんだろうけど。ハナの秘密暴露まで、スロウだけど、確実にステップ踏んでるね。

8話目
高橋さん? 巨乳で怖いw 万年さん、この人観たくて観てるようなもんだな~。なんかいっぱい出てきたな~。最後に風呂って、ひだまりスケッチ意識してる? ヒマワリって、よく見るとグロい花No.1だと思うんだけど、それって私だけ(笑)?

9話目
貧乳はステータスだ、希少価値だ(笑)! JKにオモチャにされる万年さん、良いな♪ 万年×大家さん、このコンビ好き♪ エステで綺麗になっても、見せるのはコンビニ店員だけ(笑) たまちゃんも、かなり良いキャラしてるよね♪

10話目
ド下ですやん(汗) 貰った瞬間から、壊れた時のことを考えない=友達になった瞬間から、嫌われた時のことを考えない、だね。一言一句同じでも、深みが違う(笑) 深いw 言い話だな~。

11話目
擬態って(笑) 夏祭り行くと、ついお好み焼きを買ってしまう。値段のわりに腹膨れるからw 逆に絶対に買わないのが、チョコバナナ。だって、所詮はバナナだし(笑)

12話目
友達の洋服選びからのパフェ。正しい女子高生(笑) メッチャイチャイチャしてる(汗) もう二十歳。なんか、闇を感じるw 頑張れ、万年さん!
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 30

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

スロウでも1周遅れでも、スタートすれば勝者(完走)の権利が発生するんだぜ。(複数回視聴予定)

いや、タイトルに書いたような熱い展開がある訳ではないんだけれども・・・。

めちゃくちゃ好みの作品でした(異論は認める・・・)。

日常系のアニメの「これ見とけ」に入っていたので、観ることにしたのですが、
雰囲気、キャラクター、会話のセンス(所々に出てくる「なんと!」がお気に入り)、ギャグのセンス、ちょいエロのセンス(無理矢理ボヨンボヨンさせる所がない、一か所除く)、ちょい百合のセンス、総合的に大好きになりました。
きっと、また見るな。


百合要素が苦手な人には、なかなかお勧めはできないかもだけど、
クオリティは恐ろしく高いと評価しました。
どうやら、「青ブタ」を手掛けた制作会社さんらしいですね。
それは、クオリティが高いのもうなずける。

物語は、まぁ日常系なので、日々の出来事の中でキャラを愛でる、ていう。
大筋では、受験のタイミングおたふく風邪をひいてしまい、中学→高校で浪人をしてしまった一之瀬花名を中心として、友達ほかとのなんやかんやを描いています。
花名は一浪を大変コンプレックスに感じており、もともとの性格もあってか、積極的になれない、そんな中で出会って、仲良くなった友達に隠し事(一浪していること)をしているのは、どうなんだろうか・・・、と思い悩みながらも・・・。

てなところでしょうか。


作画については、ぽわんとした絵柄ですが、細部までしっかりと、乱れることなく綺麗に描かれており、素晴らしいと思います。
「青ブタ」ほどシャープではないですが、これは、好みになるかもしれません。が、安心して観れます。

声優さんも、私は特に破綻がないと思いましたし、満足できました。
何より、会話のテンポやギャグ的絡みの雰囲気、とても楽しめました。
冠はちょっと、某小林さんの登場人物と被っちゃいますね。


音楽は、OPが素晴らしいですね。
楽曲と絵のマッチングとしては一級品の部類に入ると思います。
ま、これも好みだからなのでしょうが「NEW GAME」みたいなOPがもともと好きなので、これも大好きな部類になります。
楽曲もクセになる要素持っていると思いますね。
各キャラが歌っているようですし。

さて、キャラクターについては、容姿的な特徴は特筆すべき点はあまりなく、中の上と言ったところなのですが、やはり作品全体の総合力として、十分な魅力と個性を持っていると思いました。

一之瀬花名:主人公、ちょっと人見知り。浪人コンプレックス有り。
消極的主人公、友達、他との付き合いで徐々に変わっていく。

十倉栄依子:静的ペースメーカー、もしかしたら(性的)かも。
ちょっと大人な雰囲気、そこはかとなく、色々なところに余裕が感じられる。百合的要素の中心人物かも。とても魅力的なキャラクター。

百地たまて:動的ペースメーカー。
エロ系会話も容赦なし、キンキン声が気になるが、色々と楽しい。
が、実は料理も得意、ばあちゃん子っぽい、明るい、元気、性格も良さそう。
いいお嫁さんになりそうキャラ。

千石 冠:マスコットキャラかな。
某小林さんのカンナの高校生版なんて言われているらしい(メタ要素すみません)。所々で、いい味の突っ込み、応答、「おなか減った」を繰り出す。
可愛らしい。栄依子大好き(←これは百合要素になるのか?お母さん要素的な側面も・・・?)


京塚志温:花名の住むアパートの大家さん。ポヨンポヨンキャラ。
実は、ある意味、浪人仲間?
ポイントポイントでいい味を出してくる。


万年大会:花名のアパートの住居人。
実は浪人仲間、大会(ひろえ)さんと読む。
やっぱり、浪人の影響で引きこもりチックになっていたが、花名ほか、の影響で徐々にスタートを切り始める。
ある意味、もう一人のスロウスターター。
キャラクター的には好きなキャラ、今後が気になる。

榎並清瀬:花名たちの担任の先生。
栄依子と怪しい関係・・・に見えるポイントがある、がどうなんだろう。
気になるw。
ちょっとイキな先生に見えるが、どうだろう。

実は、このほかにも多数のキャラクターが登場している。
どのキャラも機会があれば、各々のエピソードを観てみたいところなんだけれども・・・。

もののサイトによると、続編シリーズ(2期)はなかなかにキビシイとの評価らしい。
大変残念、機会があれば、ぜひ制作してほしいものです。



ちょっと調べてみると、同時期に「ゆるキャン△」が放映されていたそうな・・・。
ゆるキャン△は私も大好きな作品なので・・・、なるほど、あれが相手なら、少々、埋没気味になってしまうことはあり得るのか・・・。

魅力的なキャラクター、きれいな絵柄、健全で、流行りのキャンプネタ。
解らないでもない。


それでも、スロウスタートもまだまだ、未活躍のキャラもたくさんいますし、メインキャラたちの今後も観てみたい。
学校生活だけを描いても、まだまだ、学年も時間も残っているのに・・・。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 12

66.3 3 女子力でアパートなアニメランキング3位
極主夫道(Webアニメ)

2021年4月8日
★★★★☆ 3.3 (116)
482人が棚に入れました
“不死身の龍"と恐れられ、いくつもの組を潰した伝説も持つ、龍。しかし極道から足を洗い、結婚。専業主夫の道を極めるため、毎日の家事を一生懸命こなしている。掃除、洗濯、買い物に料理。町内会の付き合いも欠かさない。朝から晩まで会社で忙しく働いている妻・美久のサポートも龍の役割だ。町内会婦人部の面々や、スーパーでパートとして働くヤクザの姉御など、個性的すぎるキャラクターたちが登場し、龍のクスっと笑える日常を描くギャグコメディ。

声優・キャラクター
津田健次郎、伊藤静、興津和幸

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

最強主夫は、元極道!?

この作品の原作は未読です。
NETFLIXのオリジナルとして配信されていた作品です。


"不死身の龍"と恐れられるも、極道の世界からこつ然と姿を消した伝説の男がカタギの世界に現れた。
家族を守り、忠誠と仁義を尽くす専業主夫の道を極めるために。


NETFLIXの作品紹介の一部を引用させて頂きました。
因みに、この作品はテレビドラマが先行して2020年の10月~12月に「日曜ドラマ」枠として放送されていたようです。
こちらのテレビドラマは未視聴ですけれど…

お互い全く関連性の無い「極道」と「主夫」という組み合わせ…
この相反するギャップがこの作品の魅力であることは、おそらく視聴しなくても分かると思います。
私もその点は想定範囲内でした。

ですが、主夫が極道の気概を持ったまま主夫道を貫き通す様は、例え想定範囲内であったとしても見ていて面白いと思いました。

龍は、小さい子供が見ただけで泣き出すよな「極道そのもの」の風貌をしているにも関わらず、何故かそういうシーンは殆ど皆無なんですよね。
そう、見た目の恐さをお菓子の味覚や可愛らしさで帳消しにしてしまうほど、龍は女子力のスキルが半端無いんです。
この女子力の高さには正直脱帽でした。

近所の奥さんたちとも馴染んでいましたし…
何より、龍より奥さんの美久(CV:伊藤静さん)の方がよっぽど怖かったような気がしました。

しかし、最近「主夫」という単語が広く認知されていますよね。
本当に耳が痛いと言うか、肩身が狭いというか…

厚労省の纏めた平成30年の「厚生労働白書」等によると、専業主婦の世帯は約33%なんだそうです。
1980年頃は約65%であり、1995年頃を境に割合が反転している結果になったんだとか…
つまり、約7割の家庭は共働きなんですよね。
もう、仕事だけやっていれば良い時代は終わってしまったのかもしれません。
因みに、2015年の国勢調査によると、専業主夫世帯の割合は全体の5%も占めていて、近年増え続けているんだとか…
龍さん、時代の最先端を驀進しているんですね。

オープニングテーマは、「シュフノミチ」
エンディングテーマは、「極・夫婦街道」
どちらも、打首獄門同好会さんが歌っています。

1クール全5話ですが、1話にショート作品が6話入っていたので合計30話の物語でした。
NETFLIXの作品なので、もしかすると続編があるかもしれないと期待しています。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 10

ミュラー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

これほど残念なことは記憶に無いかも

酷評となっていますので、ご了承ください。


原作も人気、玉木宏さん主演で実写ドラマ化され、こちらも好評だった。
原作を改変するのは全然かまわないと思う。だってエンタメなんだから。
この人気コンテンツをアニメ化するということで、大変期待していた。
Netflix限定だったが、地上波でも見られると言うことで早速見てみましたが・・。

見始めて数秒でもう絶望。
何なんですかこれは。これがアニメと言えるんでしょうか。
単なる紙芝居だし、原作漫画見ていた方がマシ。
というか、こんなの割り切って漫画をそのまま映せばいいじゃん!
アニメだからこそ、動きを期待しているのに・・。漫画なら頭で動きを想像するからいいけれど、アニメで動かないのはハッキリ言ってイライラしかない。

もっと嫌だったのは、後半1/3ほどを占める実写の「極工夫道」。
「焼くならマグカップも」のアニメで後半が実写声優パートになっているのを耐えきれずに、途中断念した。アニメそのものは良かったとおもうけど。
いったい誰のための実写パート?津田さんファン向け?

声優が表に出てくるのが多くなった気がしますが、アニメ作品とは別でやって欲しい。こんなアニメが増えるようなことが無いよう、切にお願いしたいところ。

断念アニメのレビューはあまり書かないのだが、危機感を感じてしまったので、あえて書きました。

コンテンツとしての「極主夫道」は素晴らしいと思いますので、このアニメで評価が下がることの無いようにしてほしい。
声優を含めて、裏方が前に出てくるようなアニメ作品は、やめてほしい。
それらを願ってレビューを終わります。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7

アニメ好き さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

アニメになってない。原作者かわいそう

原作漫画が面白いので、ひなまつりのような神作品になるかと期待したら。
Netflixのクソアニメでした。Netflixが出したアニメはすべて糞というジンクスを今回も守っているようです。
何がクソかと言うとアニメになっていない。動く漫画みたいな、静止画をスライドさせて動いてるふうに見せて、口や一部手の動きなどを動かしてアニメっぽくしているだけの静止画漫画です
こういう演出なんでしょ、という言い訳を使った制作費を使う気もない手抜き漫画。
開始10分で見る気が失せました。
これを見るくらいなら原作マンが読む。
作者は一体何を考えているのでしょうか?原作漫画が面白くて、アニメ化をちゃんとすれば話題にもなるのに、なぜこんな質の低いNetflixオリジナルアニメなんかに許可を出したのか。意味不明です
名作を潰されてがっかりしました。
褒めるところはオープニングの曲です。この曲は頭に残ってよかった。エンディングはそこまで行く前に苦痛で切ったので見てません
あとは津田という有名な声優が声をやってるので、ボイスドラマパラパラ漫画として見る層がいるみたい
クロマティ高校はこんなようなアニメだったけど面白かったな。あれはもとの漫画からして絵に動きのない作品だったので、ちゃんとした漫画を手抜きアニメにされるとこうも腹が立つものになるのかと思った

投稿 : 2024/11/02
♥ : 1

72.9 4 女子力でアパートなアニメランキング4位
かつて魔法少女と悪は敵対していた。(TVアニメ動画)

2024年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (101)
325人が棚に入れました
悪の組織――あらゆるものを侵略し、あらゆるものを滅ぼす。 残忍にして狡猾なその組織のブレーンには、王の片腕たる悪の参謀がいた。 地上侵略の危機に立ち上がる、薄幸の魔法少女・白夜。 彼女と対峙した悪の参謀・ミラは、なんと一目ボレしてしまい……。 魔法少女と悪が敵対していたのは、かつての話。 殺し愛(あ)わない、ふたりの行く末は――?

リタ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ふわふわ

なんだこのふわふわしたかわいいアニメはー!
って興奮してほわほわしてサクッと終わった。
12分30秒のショートなアニメ。

でもopとedも普通よりちょっと短くて本編の邪魔をしていない。
しかもかわいくて浮いた気持ちのまま終わらせてくれる良い曲。

参謀さんも魔法少女もお互いのバランスが保たれていて面白い。
ちゃんとお互い真面目だけど仕事してないところも楽しい。

御使いさん達の個性もかなり強いしまわりの皆もやたらとかわいい。
悪の組織はあれで成り立っているのか疑問な感じが可笑しいし
視聴中ずっとゆるみっぱなしにさせてくれる幸せなお話だったと思う。

---追記---
本編放送後改めて声優陣と本編丸ごと一緒に楽しむ
(悶デレ共有会議映像付き)っていうバージョンもあって
小野さんや中原さん、緑川さんや三木さん下野さんなどの中から
二名で初見の本編を楽しみつつ作中で悶絶してデレるポイントをメガネパリーンボタンを押した回数で悶デレシーン賞を決めるっていう
こちらとしては幸せな特典映像があった。
制作小ネタや自他キャラへの率直な感想など、一緒に笑いながら
悶絶しながら楽しめるのがめっちゃ嬉しかった。 ありがたい!

◯作画
魔法少女かわいいが過ぎる。もう皆んなかわいく見える不思議。おっさんも

◯声
わりと細かい所も耳が幸せだったりする。敵も味方も皆んな良い声

◯ストーリー
ストーリーとは?テーマってなに? どうでもよくなる良さがある

投稿 : 2024/11/02
♥ : 0

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

テンポの良いラブコメです。ちょっと原作が古いかな?

 最終話(12話)まで観ました。2024.09.25

 特に何も言う事無しです。サクッと最終回まで行ってしまいました。この手の話はこねくり回したり、鬱展開にするようなもんでも無いので、コレで良かったと思います。

 最近の奇をてらったラブコメに慣れていると、物足りないかもしれませんが、コレはコレで良いものです。

………………………………………………………………………
 8話まで観ました。2021.08.30

 ボンビーガール魔法少女の白夜さん、薄幸だけど女子力高めの女の子に悪の幹部が惚れるお話…。

 ラブコメの王道ですね。ロミオとジュリエット的な。お互い好きだけど大っぴらに交際出来ないモヤモヤを楽しむ感じです。

 ただ、原作の古さは感じます。白夜に御使いのヌコが、稼ぐためにノーパンシャブシャブへ働きに行け!とか言いますが、いつのネタだよ…。

 不器用でコミ障気味な第二の魔法少女、火花とか、こう言うのが好きなんだろ?的な感じも受けます。新規のアニメファンに刺さるかな?

 イチイチあざとい感じが気にならなければ、テンポも良く、中々楽しいラブコメだと思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2

たナか さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

リグレット・ジュリエット

イケメンが魔法幼女にムッハーするラブコメ。
異常にデキがいい15分アニメ。

01
pixiv・twitter・同人二次創作的なノリ。てかやっぱpixiv原作だった。

悶えてデレるので悶デレって言うらしい。このノリは現代劇だと薄ら寒く痛々しいのだが、トンデモファンタジー設定によって素直にきちんと笑える塩梅へ。それよりなによりアニメが上手い。いきなりの変身バンクの本気度がすごい。深みのある凝った設定でないにしろ、説明描写もサラッとしてて嫌味がない。天丼ギャグも期待通りのタイミング。原作は4コマで流れもそのまんまだが、補完が抜群に上手くて補完コンテも完璧、構図や演出も全部が全部高品質で世界観の再現が完璧な絵作り。心地いいリズムでサクサクと進み、4コマギャグのテンポ感が死んでないという凄まじいアニメ。しかも健気残念ぼっち幼女とシュッとしたハイスペイケメン残念メガネと男女両対応作品。すごいすごすぎる。

唐突なエンディングにビックリしたが、これくらいの尺がちょうどいい。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2
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