2023年度の契約おすすめアニメランキング 7

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの2023年度の契約成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月18日の時点で一番の2023年度の契約おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

72.0 1 2023年度の契約アニメランキング1位
とんでもスキルで異世界放浪メシ(TVアニメ動画)

2023年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (296)
1021人が棚に入れました
ある日突然異世界へと召喚された普通のサラリーマン、向田 剛志(ムコーダ)。 異世界の住人となった彼の固有スキルは 『ネットスーパー』という一見しょぼいものだった…。 落胆するムコーダだったが、 実はこのスキルで取り寄せた現代の食品は異世界だととんでもない効果を発揮して……!?

声優・キャラクター
ムコーダ(向田 剛志):内田雄馬
フェル:日野聡
スイ:木野日菜
ニンリル:内田真礼
ネタバレ

アニメアンチの憂鬱 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3

終わる世界の食文化

●着色料:赤色102

紅しょうがは食べ物でしょうか?
あれはただの色取りなので食べない方がいいでしょう。

漬物が欲しいならば自分でつけるべきです。
野菜を塩で漬け込むだけ、とても簡単です。

料理は嫌いじゃないとか得意げな割に基本的なことを知らず
ジャンクフードばかり食ってる主人公と作者が可愛そうに思えて仕方ないです。

肉欲にまみれたペットの獣や貪欲な女神たちが象徴する世界のように
我らの世界の食文化も既に終わっているのでありましょう。

料理とは作り、食べるものでなく、ただただ消費するだけのものであると
本作は我々にその真実を示しているのかもしれません。

●ガンで死ぬ運命

から揚げとか、あんぱんとか、兎に角ジャンクフードが好きな主人公は{netabare}食生活の惨さから
3分の2以上の確率で将来ガンを患うことが確定しているように思います。

仮に「異世界転生」先での食生活はリアルの身体には悪影響を及ぼさないとしても
から揚げ等の揚げ物を喜んでばりばり食べるような思想性がある時点で、この主人公は
完全に詰んでいると言わざるを得ないでしょう。

そんな主人公でありますが、「異世界転生」先では複数の【女神】の加護を受けるなどで
無敵のキャラになりつつあるようであります。

ということで、今回は加護を与えた【女神】に注目してみることにいたします。

新たな女神3人が加わり、4人の女神が登場しますがほぼ全員が「アホ毛」もしくは
頭に「尖ったもの」を身に着けています。

「アホ毛」のプロトタイプは「ゲゲゲの鬼太郎」の「妖怪アンテナ」であり、
「【鬼】太郎」の頭ですから当然「【鬼】の角」を表しているということになります。

「アホ毛」は「【鬼】の角」を表しているわけですが、同時にそれは種族を表している
と言えるのでございます。

【鬼】は【デーモン】であり【悪魔】であります。
そして【悪魔】とは【堕天使】のことであります。

【悪魔】という【堕天使】の「角」は「エゴ」を象徴的に表したものであるということで
ありますが、頭に「角」を生やした【悪魔】とは貪欲な性格を有しており、例えば
【女神】たちが供え物と称して甘味を主人公に要求する様子なども貪欲さという観点で
見たらこれに一致するというように考えられるわけであります。

「貪欲な女神」たちに対して主人公は半端ない量の供え物をせざるを得ないような状況に
持ち込まれるわけですが、これにより女神の本質が見えてくるわけであります。

太古の昔より世界中で大流行し、今なおその勢い衰えない「女神信仰」とは
「豊穣の女神」を崇め奉る「ご利益信仰」でありました。

「豊穣の女神」に「豊作を祈願」するとその「ご利益」が受けられるということで
人々はこぞってこの女神を熱心に信仰したのでありました。

但しのこの「ご利益信仰」には絶対のルールがありまして、それは
女神のご加護を得たいならば「供物」を捧げねばならないというものでありました。

日本の神社で賽銭箱に投げ銭して祈願するというのも、そもそもはこの女神信仰に
由来するという話でありますが、「供え物とご利益」の関係性は「等価交換の原則」を
示していると言えるわけであります。

「等価交換の原則」はファンタジーやダークファンタジー作品でよく見られるもので
特に「【ベル】セルク」ではそれが顕著に示されていたように思います。
「【ベル】セルク」のグリフィスは「覇王の卵」を用いて「※願い事」を果たします。

もちろん「※願い事」の対価としての「供物」も捧げました。

「【ベル】セルク」の「ゴッドハンド」なる存在が神なのか【悪魔】なのかは不明ですが
【悪魔】は「人間の魂」と引き換えに「※願い事」を叶えます。
この取引には「等価交換の原則」が働いていますが、女神信仰にもこれと全く同じ原理が
見られるわけであります。

【悪魔】も「女神」も「※願い事」を叶え、その見返りに「供物」を請求します。
【悪魔】には「角」が生えていますが、女神には「アホ毛」が生えています。
【悪魔】も「女神」も貪欲であります。

「土魔法属性の女神」は首に【ベル】をぶら下げています。
「女神」たちがいる空間の背後には「3本柱」がさり気なく置かれています。

「3本柱」は「多神教の神」を表しますので、【ベル】もそれに関係する
であろうという予想が立ちます。

本作の女神たちのことを更に探ってみますと「創造神」と言われる目上の存在がいるらしい
ことがわかりますが、この「創造神」とは誰のことを指しているのでしょうか?

「創造主」ならばユダヤ教の唯一神「ヤハウェ」ということなり、この全知全能の「創造主」
は天使を使役しますが、女神を部下には持っておらず、そもそも神は唯一絶対的存在であり
女神なんてものとは無関係ということになります。

【反逆した堕天使】が勝手に地上の神を自称したという話は聖書の内容に一致しますが、
少なくとも【反逆した堕天使】は「創造主」との関係性が断たれてしまうので、
このような「女神」と「創造主」との関係性は成り立たないということになります。

「創造主」ではなく「創造神様」と言うところがポイントでありまして、女神信仰を前提
としたとある宗教思想に基づく神話の内容とこの「創造神様」という存在が意味する状況は
どうやら一致するものであると看做すことができるわけであります。

「女神信仰」の中でも特に有名なものに【聖母マリア崇拝】がありますが、その辺の思想を
分析してみますと「創造神」の正体を含め「ユダヤキリスト教」と敵対する関係性にある
特殊なある思想が見えて参ります。

それこそがすべての謎を解く手掛かりとも言えるものでわけありまして、
引き続きその謎に迫って参りたいと思う次第であります。 {/netabare}
そして、「アホ毛理論」の話はまだまだ続きます。


●作画良ければすべて良し!?

なろう系異世界転生ものを代表するように・・・
そのパフォーマンスを見事発揮しているようであります。

異世界転生ものが流行っている{netabare}らしいという怪情報が世間では飛び交っているようですが
そんなデマ?が果たしてどこから出たのか疑わしいものを感じずにはいられません。

本作を見ても明らかなように人気パフォーマンスともに低水準
その一方で似たようなゲーム設定的な物語が馬鹿の一つ覚えのように繰り返されます。

「ネットスーパー」という特殊なスキルで独自性を示すはずが、いつの間にか魔法のレベルを
上げるといういつものワンパターンになってしまっています。

取り敢えず視聴者にしてみたら、いい加減ウンザリしているとしか思えませんが{/netabare}
それでもこの展開をまだ続けるのでしょうか?

●「女神崇拝」に必要なこと
今回の魚料理はシンプルに塩焼きが{netabare}あっただけ大分マシで、調理工程を省いているのも
ぼろが出ず無難な描写と言えるものでありました。

幻獣や女神が甘党とかいうのはどうでもいいとして、
女神の加護を受けるには、代償を払うべしという真理をそれとなく示しているのには、
「なろう系異世界転生もの」のなかなかに食えないある種の特殊性を感じました。

「女神」の暗示は前回の地図を探すエピソードでの宿屋の看板で示されていました。
恐らくは「月の女神」だと思われますが、手のひらの上に輝く星が【八芒星】
であったのがそれを表しています。

【8】は【女神】と【金星】を暗示し、「※願い」が叶えられるというものであります。

女神は主人公に「対価」を求め、「※願い」を叶えます。
同じことは「TRIGUN」でも描かれていましたが、世界中で大流行した?している?
「女神崇拝」に必要なことは、何度も繰り返されるのが鉄板であるということであります。

【金星】と言えば【ヴィーナス】という名が一般的ですが
【八芒星】には【イナンナスター】という呼び名があり
【八芒星】と敢えて表現した場合ならばむしろ
【イナンナスター】と言うべきもので、女神のルーツ的なプロトタイプであります。

【イナンナ】とはシュメール神話の女神でありますが、
あらゆる女神の一般的表現とも言える存在であります。{/netabare}

●現代の畜産業が完全崩壊するフラグ!?
持続可能な社会を{netabare} 作るためにはあらゆるものが【グレートリセット】されると確定した以上は
現代の大量消費社会を前提とした畜産業界も例外なくぶっ壊されるというオチでございます。

よって少なくとも庶民階級は近い将来肉が一切食えなくなると暗示が、
本作の肉食マンセー志向に表れているということになるのかと思います。

願いが何でも叶う異世界転生では肉食グルメ旅が満喫できるという意味においては
相応に需要があると見込まれるわけでありますが、現実世界の食文化の衰退は回避不能で
完全に終わっているとしか言いようがありません。

料理は嫌いじゃない言い誇るB級の料理スキルしか持ち合わせていない主人公も遂に
料理することを諦めたのか?ネットスーパーで取り寄せたジャンクな菓子パンなどを
聖獣フェンリルの餌として差し出す始末であります。

100%ジャンクな菓子パンにまるでどこぞのグルメ番組に登場するお笑い芸人の如く
大げさな食レポを敢行するフェンリルさん、と言いますか、声優さんのプロ根性はあっ晴れで
ある一方で、自称グルメを気取った方々の大げさな食レポだけで成り立つのがマスコミ様が
ゴリ押しするグルメ番組の本質であることをここまであから様に暴露してるのは、
逆に潔いとも言えるわけですが、しかしながら物語の方向性的にはとめどない迷走感に溢れ
果たしてどこに向かって進んでいるのか見当つかないような印象が否めません。{/netabare}



●甘っタレ現代人の迷走逃避行・・・

今期放送中アニメの≪放送延期≫の発表が続々と出されております。

悪いのは「エバラのタレ」だけではないのはもちろんですが・・・
流行り病の影響で{netabare} 制作に支障が出るというのは、プロとして如何なものなのでありましょう?

体調管理を徹底すべきとかいうのは烏妃も誰もが知っている周知の寿雪です。

流行り病に感染しないためには、特に食生活に気を配り「免疫力」を高める必要がある
のですが、現代人は兎に角既製品の体に悪い食べ物ばかり食べて体内毒だらけのため、
「免疫力」が極めて貧弱脆弱で、流行り病などにいとも簡単に感染してしまいます。

病気になったら医者や薬に頼りっぱなし、自分で病気に対処せず、健康管理もしない。

何が体に良くて何が体に悪いかも考えず、まるで薬物中毒者がドラッグを摂取するように
脳が喜ぶ刺激を求めて無分別に化学薬品塗れのジャンクを貪り食う始末。

「チャイニーズレストランシンドローム」の味がする「焼き肉のタレ」を平然と消費
しまくる習慣に、牛や豚、鳥などの化学薬品まみれの安い家畜の肉を無思慮に摂取して
それで健康な体を維持できると思っているのかどうか以前に生活習慣病という概念がないのです。

所詮西洋医学は対処療法に過ぎないので病を治しません。

つまりワクチン打ったら流行り病に感染しないというのは、全く以て
見当違いで的外れな妄信なのであります。

日本国のワクチン接種率は世界最高峰の80%超えですが、
流行り病感染者数は世界最悪レベルです。

「チャイニーズレストランシンドローム」風味の食べ物三昧で毒まみれとなり
そして西洋医学に頼り薬漬けのジャンキーとなった寝たきりの生きる屍が
病院のベッドでアンデッドモンスターのようにコールドスリープしながら心臓だけが
生命維持装置により自動的に起動している結果、平均寿命だけは無駄に長いという皮肉。

「エバラのタレ」だけが悪いわけではないですが、この国の食文化は完全に詰んでいます。

何故放送延期作品が続々と増えていくのか、{/netabare}改めて考えてみるべきではないでしょうか?

●B級グルメの暴れん坊将軍が行く!?
{netabare} 何が何でも肉料理でないと気が済まないので、パスタがミートソースと言う日本人的発想
100%のB級料理になることについてはなんとか理解はできますが・・・

豚肉に卵を絡めて焼く??という、発想が謎過ぎる「ポークピカタ」なる
なんつって洋食料理には脳内が軽くフリーズを起こしてしまいました。

イタリア人やフランス人やアメリカ人が豚肉に溶き卵を絡めて焼くという意味不明な調理法を
やるのかと言えば、100件に1とか1万件に1とかいう極めて特殊な事例であるように思います。

牛肉や豚ヒレ肉などに小麦粉まぶして焼くのが本来のやり方でありまして、
火の通り方が全く違う豚肉の表面に卵を絡めて卵が焦げやすい状態で
敢えてソテーする意味が謎過ぎます。

豚肉を最初に焼いてから、後工程で溶き卵をフワトロ状態に焼いて肉を包み込んだ
とん平焼きの方が遥かに完成度が高い料理と思いますが、カピカピ状態になった
ポークピカタの卵の衣にどのようなプラスの効果があるのでしょうか?

料理の基本を知らない原作者が料理について語り出す時
想像を絶する摩訶不思議なB級グルメの{/netabare}異世界ファンタジーが炸裂しまくります。

●「エバラのタレ」を売るためにあるアニメ

本作の何よりも画期的なところは、異世界転生ものなどのファンがまるで望まない
糞作品の類がやたらと乱発される謎や素朴な疑問に対して、これ以上ないような明確な形で
その回答を見事に示しているところであります。

制作サイドにとっては{netabare}制作費を出資するものこそが正義であり、制作費を出してない
庶民階級のファンなどどうでもいいと言うのが結論であります。

「嫌なら見なければいい」そして「庶民はタレを買え」というとてもわかりやすい
メッセージ性が込められた{/netabare}本作はある意味「勝ち組代表アニメ」と呼べるのかもしれません。


異世界転生のメスゴリラアタック!?というくらいに超絶ゴリゴリな強襲に面を食らっております。

異世界で金貨を稼ぐって話も、中々に剛腕突破的猪突猛進感を禁じ得ないわけですが
とんでもスキル? {netabare}ネットスーパーで現代的な{/netabare}食材をお取り寄せして異世界人に振舞う
というのが本作では描かれるようであります。

主人公曰く、「料理は嫌いじゃないし」ということですが・・・
発想?思想?が根本的にズレているようで、お湯を沸かしてカップラーメンに注ぐのも
料理と思い込んでるようなトンデモ思考がそこかしこに漂っているカオスな物語であります。

「チェンソーマン」に登場するヤクザの孫の言葉は改めて「名言」であると
ただただ痛感するしかありません。

彼の痛烈な皮肉の如く{netabare}「味覚がバカ」になっている現代人に本当に美味い料理は作れないという
残念な事実をまざまざと突きつけられるが如き、本作主人公の自称料理には突っ込みどころ
多すぎて突っ込み役の行列のできるお店がオープンできてしまうほどであります。

日本で市販されている「あんぱん」などのパンですが、確かにグルテン強化型の
現代小麦の効果としてもちもちした触感があり、植物油脂類や化学薬品がもたらす
持続可能な保存力の恩恵により独特な柔らかさがあるのはその通りでありますが、
このような混合物入りの小麦を焼くと匂いは臭いし味も不味いのが当然のオチであります。

せめてパンを取り寄せるなら北欧諸国の無駄に科学的混合物が入ってない
より天然に近いパンを選ぶべきでありましょう。

ポトフにはベーコンとソーセージが入っているという思い込みもいかにも残念な日本人の
発想丸出しすぎて、軽く豚骨ラーメン3杯分のため息が漏れだしてゲッソリしてしまいます。

料理というのは素材を調理するものであって、むしろ生肉からベーコンやソーセージを
作る行為を料理と呼ぶべきはずですが、その過程をすっ飛ばしてベーコンやソーセージが
いつの間にか完成していて?ポトフを作るためにベーコンを炒める?という奇々怪々。

ポトフは煮込み料理でありますので、必ずしも生肉からベーコンを作って炒める?という
意味不明な過程は必要なく、生肉を使って野菜と一緒に煮込めばそれで
済むというオチであります。

ポトフという商品を作るのではなく、肉と野菜の煮込みを作るのが料理というやつで
ありまして、それをポトフと呼ぼうが煮物と呼ぼうがどうでもよく、要は肉や野菜のなどの食材の旨味を生かして調理するのが料理というものであります。

エバラ焼き肉のたれが美味いというならパンにエバラをぶっかけて
食えばいいだけの話でございます。

素材の肉が美味いなら味付けは塩胡椒だけで十分であり、
エバラのタレが味の本質と思い込んでる辺りは味覚音痴の現代人丸出し味噌であります。

豚肉と野菜の相性は良好でありますからキャベツというのも理解はできますが
生姜焼きに玉ねぎ入れない発想には全く理解できず、更に最も重要な生姜のすりおろしを
使用しないのは問題外過ぎてもはや手に負えません。

エバラのタレには生姜も入っているから生姜は不要という時点で
味のクオリティーはジャンク止まりとなるのは確定の運命であります。

オチとして考えられるのは異世界人は現代の日本人より味覚音痴だったという
皮肉なジョークなのかもしれませんが、本作を目の当たりにして日本の食文化の終焉{/netabare}も近いと
痛感する以外に成す術無しという心境にございます。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 8

みのるし さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ちょっと一言ゆわせてもらいますとですね。

なかなかの飯テロアニメで料理も旨そうだし、またプロの料理人やのうて、フツーのおっさんがエバラのたれを駆使してアッとゆうまにおいしい料理を作ってしまうとゆー設定もなんかまあええすよね。

基本フライパンひとつでなんでもやっちゃう感じなんで凝ったもんはできんとゆうアレですわ。

実際、ボクも愛用しとりますエバラのたれもクックドゥも食材に絡めるだけでなんでこんなにおいしくなるのか謎なんですが、なんしかそんなに手をかけなくてもおいしい料理はできますよと。

そーゆーなんちゃってスキルが世界を救うこともあるとゆう至ってゆるゆるの設定であります。

なので、まああんまり難しいことは抜きにして楽しめる作品なんではないかなとは思います。

ボクもそんな感じで楽しんで見とります。


但しですな。
ちょっと一言ゆわせてもらいますとですね。


食材の調達についてですが、一応フェルとゆーめっせ強い魔獣が狩ってきた獣がまあ基本食材になるのですが、やっぱり命をいただくとゆうことなので突然ロースとかバラ肉とかになったらあかんのとちゃうかなと思うわけです。

まあ銀の匙やサバイバルファミリーやないですからあまり説教じみたことはええ思うんですけど、とらえた獲物をさばくシーンをちょっとでもええから加えてくれるとよりええかなと思います。

主人公のムコーダ氏は一応料理は得意ってことになってますから下ごしらえや仕込みもそこそこできるってことにしてですね、内臓はこうしましょう、毛皮はああしましょう、骨はこう使いましょう、みたいなね。


どうかな。。。。
なんか変なこと言ってますか?ボク。


・・・・ま、原作があって原作がそおなってんだったらしょうがないですけどね。

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とまあはじめはぐずぐず言ってましたけど、まあとりあえずはそう目くじら立てるようなことでもおまへんでしたな。

いつのまにか食肉解体業のおっさんが現れて、いい感じになっとりましたな。

ハナシもいい感じでいひと段落して、次は違う町で新しい展開~ってんで終わりとゆうこってす。

にしても肉ばっか食ってるからバランス悪いぞ。
魚とか野菜とか、穀類、豆類とかいろいろ摂取しないとですよ。

ムコーダ氏は日本人なのだから発酵食品ももっと取らなんとあきませんな。

とゆーことで2期があるなら、バランスの良いメニューでもってハナシ進めて下さることを期待したいです。
あと女神さまたちの出番が少ないのでもうちょっと活躍してほしかったかもですな~。

まま。そんなところでしょうか。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 18

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

あるじ~ おなかすいたよ~

原作未読 全12話

平凡なサラリーマンだった主人公が勇者召喚に巻き込まれて、異世界に転移してしまいます。勇者召喚されたものは勇者になり魔王と戦うことを使命として冒険していくのですが、召喚に巻き込まれた主人公はそういった勇者スキルを持たなかったため召喚先である城から当面の生活費をもらい旅に出ていくことになりました。主人公が持っている唯一の固有スキルである「ネットスーパー」で現世の色々な商品を買って過ごしながら旅をしていくお話です。

とにかくネットスーパーで色々な買い物が出来ることから、食事のシーンがやたらと多いですね。料理も美味しそうに描けているため、夜中に観ると大変なことになりますw肉料理が多いですねw

知り合った者たちや従魔契約した魔獣たちも大満足でした。

そして生活するための路銀を稼ぐために冒険者となり、依頼を受けクエストに挑戦しながら旅をしていきます。

従魔契約した魔獣ではスライムのスイが可愛かったですね。敵には容赦なかったですがw

お話は旅の途中で終わります。のんびりと異世界物を観るのにいいかもしれませんね。

OPはVan de Shopさん、EDは主人公役の内田雄馬さんが歌っています。

最後に、色々な企業と協力していることから実在している商品が多数出てきますね。久しぶりにその商品を使って料理したくなりました。PR成功でしたねw

投稿 : 2024/11/16
♥ : 16

63.5 2 2023年度の契約アニメランキング2位
彼女が公爵邸に行った理由(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★★☆ 3.1 (112)
329人が棚に入れました
6ヶ月だけ婚約者のふりをしてください! 謎の死から目覚めた「凛子」は、マクミラン家の娘「レリアナ」として転生!? 突然、謎の死を迎えた「凛子」は、小説の中の富豪の娘「レリアナ」として転生する。 しかし、レリアナは脇役であり、近いうちに命を落とす運命だった。 レリアナを殺害するのは、婚約者である「ブルックス」である。そのことを小説のストーリーで知っている「レリアナ/凛子」は、彼との婚約破棄を目論む。 そこで彼女は王国の実力者である王位継承序列1位の公爵「ノア」に近づき、ある取引を申し込む。 それは「6ヶ月の間だけ婚約者のふりをしてほしい」というものだった。 果たして2人の取引で、彼女は死の運命から逃れることはできるのか!?

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

原作小説のオチが分からないため、後半の主人公は単なる悪女です。

 12話(最終話)まで観ました。2023.06.27

 2期あるのかなぁ?なんか、煮えきらない形で1期が終了してしまいました。

 劇中の原作小説の内容は最後まで全く分かりませんでした。結局、玉璽がどれほど重要なのかも不明でした。 

 これは悪手です。もともとのストーリーラインが不明なため、主人公の改編した世界がこれからどうなるか視聴者は想像することも出来ないので、爽快感やカタルシスがありません。
 
 生存確定以降の主人公は、単に公爵や他のキャラクターの心をもて遊ぶ悪女です。

 他の悪役令嬢モノみたいに、ストーリーが分かりやすい破滅回避では無いので、敵も不明確な上、主人公の理想の着地点も不明です。

 主人公の目的は生き残ることでしたが、達成後は物語が死に体になってしまいました。

 正ヒロインが実は打倒すべき悪い奴だとか、公爵とともに国家の敵と戦うとか、新たな目標が欲しい所です。

 これから、ダラダラと主人公に惚れた公爵とイチャラブしながら素っ気無い態度を取って、もて遊ぶ話になりそうです。

 原作マンガは、面白いのかもしれませんが、アニメ化するには、分りやすさが足りなかったようです。
………………………………………………………………………

 9話まで観ました。2023.06.06

 主人公、目立たず生きることを目指すはずが、イキッた悪役令嬢が絡んできたら、めちゃくちゃ挑発します。

 マウントの取り合いに参加しないでよ…。原作小説ならもう死んで物語から退場しているんでしょ?

 さらに、死に設定かと思っていた、あらゆる言語を理解出来るというチート能力が炸裂します。

 主人公がめちゃくちゃやるのは面白いんですが、視聴者に主人公が転生した原作小説の内容、世界観が開示されていないので、こんなに暴れ回られても困惑します。

 ワンクールでオチがつくのか楽しみです。

………………………………………………………………………

 6話まで観ました。2023.05.16

 5話で悪者達は退場してしまい、命の危機は無くなったようです。結構あっさりしてるな…。

 主人公は、転生して身体を乗っ取ったという自覚があるので、割とグズグズしています。

 なのに、すぐに寝てしまい連れ去られます。それで、公爵と二人きりになってドキドキ…ちょっと、公爵と仲良くなる過程が不自然です。

 正ヒロイン登場…!?もう、公爵と主人公の間に入って来るのは無理じゃね?と思いつつも視聴継続です。

………………………………………………………………………

 4話まで観ました。2023.05.04

 小説のキャラクターに転生しました。そうですか…。

 転生後の令嬢が、悪役令嬢でも無いモブな上、小説のストーリーが分からないので、何故に公爵邸へ行くのか意味不明です。

 選択肢がそれしか無いわけでも無さそうです。劇中、婚約解消が金で解決出来たような話が入るのは悪手です。

 俺様公爵と恋に落ちるようですが、まぁ好きにしてくださいという感想しかありません。

 転生後の世界のストーリーが分からないので、あまり緊張感も無く、主人公がピンチになっても、まぁ一回死んでるし、頑張ってくださいとしか思えません。

 まぁ、最後まで観ますけどね…。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 4
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

公爵が彼女に甘々な理由

最近増えてきた女性作者の異世界転生恋愛アニメ
ノアやキースやアダムがカッコ良かったしレリアナも可愛くてすごく面白かったです!
女性向けのシナリオだけど、BLじゃないし逆ハーレムでもないノーマルなラブロマンスなので男性でも楽しめると思います、謎や駆け引きも面白いけどそっちはメインじゃないと思う

最初は恋愛アニメってわかってなかったから、レリアナに都合良すぎない?そんなんでうまくいくわけないでしょって思ったけど
恋愛ドラマは細かい事を気にしちゃいけないんですよ、だって愛に理屈なんてないのですから
{netabare}
たぶんノア様は最初からレリアナの脅しはどうとでもできたけど、レリアナのことが気に入ったから契約に乗ってくれたんですよ、
私の勘違いで、実はそれも演技かもしれませんけど、はっきりノアの心情を描写せずにミステリアスな雰囲気で「ノアはどこまで本気なの?!」と想像させるところが上手いと思う

どっちにしろ、なんか全部ノアのてのひらのうえって感じでレリアナがぽんこつに見えてきました!

レリアナは契約上の関係とドライに見ているけど、ノアは無自覚なんだと思うけど、レリアナに少しずつ惹かれていってる
たぶん最初はちょっと面白いご令嬢だなくらいしか思ってないと思うけど、常にレリアナよりもノアの想いのほうが強そうに見えるんですよね

自分が罠を仕掛けたと思っていたのに、罠にかかっていたのはレリアナのほう
そう、ノアがレリアナに甘すぎるように見えるのは、転がり込んできた美しい令嬢をどうやって可愛がってやろうか?っていう勝者の余裕でした
レリアナは自分の容姿が美しいことは自覚しつつも、男性からの好意に鈍感すぎるんですよね、だから相手が自分に好意を向けている可能性を考えずに深読みしすぎちゃう
ぽんこつすぎてホントかわいい

ただの契約と言い聞かせながらもノアのてのひらうのえで、少しずつ公爵様に惹かれていくレリアナが可愛くて、でも進展しそうでなかなか進展しなくて
これ、話終わるの? 中途半端なところで終わりそう・・・って思ってたら最終回で酔って寝ているところにキスするノアが見れてとても素敵でした!
本当はちゃんと起きてる時にして欲しかったけど、それはまた2期のお楽しみってことですね
{/netabare}
2期、期待していいですか?

キースやアダムもとても良かったけど
とにかくノアがカッコ良くて、ミステリアスで何考えているかわからない思慮深さが最高でした!
イケメンで腹黒くて、主人公や王族・貴族との腹の読みあいが面白い
はめふらも好きだけど、やっぱりハーレムよりも一人、圧倒的に魅力的な人と結ばれるラブコメが好き(結末知らないのでこれからどうなるかわからないけど)

まだまだ陰謀の全容が見えてない感じだし、小説の主人公とか転生前の謎とかいろいろ気になることありますね
なによりもレリアナとノアが結ばれるところが見たいので2期期待したいけど、厳しいかなー?


【貴族社会がゆるいのが残念】
舞台は中世風なのに、18世紀くらいの王権が衰退したとか、産業革命?とか、19世紀末の石油産業とか出てきていつの時代なの?
それと貴族社会の爵位の差とか貴族と平民の身分の差とかがゆるいし、貴族らしさに欠ける人も多くて、世界観にこだわりは感じられません
細かいところだけどどうせ「こうなったらいいのになー」をカタチにするならそういうところもちゃんと妄想してこだわって欲しかった

投稿 : 2024/11/16
♥ : 16

猫好き さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

レディコミに載ってるようなどうでもいい話

主人公は大学受験に失敗した女子高生が絶望しているところから始まる。でも、補欠で入学ってメールをもらい喜んだところで足を滑らせて転落死、、、その後なぜか彼女が読んでいた小説世界に入ってしまう

まぁ、話自体はどこにでも載ってるような女性主人公の転生物なのかな?二話目まで見たところだと、設定をくどくどしゃべりすぎ。モノローグが長いのと、キャラ絵は綺麗としても動きが無いので、なんかどこにである12で終わるなろうアニメの駄作感が匂ってくる

まぁ、でも、もうちょっと見てみるけど

投稿 : 2024/11/16
♥ : 4

66.3 3 2023年度の契約アニメランキング3位
悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (157)
498人が棚に入れました
「もし…私が最低な女王になったら、私を殺してね」 8歳の王女プライド・ロイヤル・アイビー。そんな彼女は気付く。前世は日本の一般的な家庭に生まれた、どこにでもいる普通の少女。そして今は乙女ゲームの極悪非道ラスボス女王なのだと…。 転生していたのは、乙女ゲーム「君と一筋の光を」の世界。ゲームのストーリーで、プライドは国と民を苦しめる最悪の女王となる。そんなラスボスだと気付いた彼女は、ゲームをやりこんだ記憶を頼りに、自分にしかできない“悲劇の回避”を目指す。 これから起こる悲劇を回避し、登場人物みんなが幸せになれる世界を目指すため、国のために、民のために全力を尽くしていく、ハイスペック悪役王女のラスボス回避ファンタジー。

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

真面目な悪役王女。

原作未読 全12話

乙女ゲームに世界に転生したが、よりにもよって先々に悲劇を引き起こす張本人である第一王女に転生してしまいました。悲劇を起こさないため能力と権力を駆使して回避しながら人々を救っていくお話。

乙女ゲーム作品でいうと『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』の明るい悪役令嬢が有名ですが、この作品の悪役王女は暗くはないのですが真面目でしたね。

この作品では主人公の王女が最悪な方向にならないように誠心誠意努力する姿が描かれています。

王女がしっかり対応しているのが良いですね。

色々なエピソードの最後は優しい気持ちになれる作品でした。

OPは月詠みさん、EDはチョーキューメイさんが歌っています。

最後に、色々と乙女ゲーム作品を観てきましたが、その中でも一番最強王女じゃないかと思いましたw

投稿 : 2024/11/16
♥ : 11

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

全員無能のドタバタコメディで、下郎共がとにかく無礼です。

 12話まで観ました。2023.09.22

 いや〜最後まで気持ちの悪い話です。特にバルの気持ち悪さが突出しています。なぜ恩のあるプライドに性的嫌がらせをしてくるのかなぁ…。

 この話で良くないのは、貴族制ナーロッパのくせに、最高権力者のプライドが、下層階級と交流しすぎる所です。

 タイトルが民のために尽くす…なので仕方無いかも知れませんが、階級社会のなんたるかが分かって無い奴らが作っているんでしょう。

 この辺、はめフラは上手かったと思います。カタリナは型破りな人物ですが、基本的に貴族以外と交際しません。

 カタリナが庭師やヒロインなど極限られた下層階級としか接触しないのは、主人公の中身が転生した元庶民なので、下層階級に対してどんな態度をとっても、嘘くさくなるからです。

 尊大だと、前世庶民だろが!と思いますし、気軽に接し過ぎると、貴族社会の否定につながります。

 本作品はこの設定上の留意点をわきまえていないので、下層階級と交流する話がとにかくウザいです。プライドは貴族制を否定したいんでしょうか?

 そもそも、下層階級達が酷い目にあっているのは貴族や王族のせいでしょう。

 バルやガキ共がくそったれ場にいたのも、社会政策の失敗ですし、人買いが跋扈しているのも、治安政策の失敗です。

 そして、プライドが救うのは特殊能力者だけという…。最後に学校を作ると言い出しますが、特殊能力者優先なんだろ?

 12話通してプライドは徹頭徹尾偽善者で、下層階級出身の特殊能力者がプライドを小馬鹿にした、ある意味で貴族制を否定する態度をとってくるという地獄の様な光景を繰り返しています。そして、登場人物達は無能なので、社会秩序の動揺を理解していません。

 そのため、何かスッキリしない感じがします。はめフラみたいに、まぁまぁ上手くいっている世界で、攻略対象中心に交流する話で良かったと思います。

 作中人物達は無能ですが、視聴者はそんなに無能では無いといズレが、なんかつまらなくてウザい原因になっています。
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 11話まで観ました。2023.09.16

 ステイルが前話で無意味に怪我して脱落した意味が判明します。瞬間移動能力を使わせないためでした。

 話の展開が雑です。バルの見せ場を作るためだけなのがあからさまで、盛り下がります。

 しかも、ガキ二人も無意味に危険地帯に突貫したがります。こいつら、7歳と3歳のくせに、行動力ありすぎじゃね?自分の特殊能力も分かって無いのに、何がしたいん?

 プライドも含めて登場人物達がドタバタしているだけで、知能の低さが際立ちます。更にまた長いバルとガキ二匹の馴れ初め話がグダグタと…。

 バルってそんなに重要キャラか?こいつに何話使ってるの?ガキ二匹のバカさ加減も凄まじく、イライラします。

 騎士団も外部から爆弾攻撃されているのに何もせず右往左往するだけで、プライドを危険に晒します。プライド無しでの作戦遂行能力無いのか?

 なんつーか、話の展開が異常に下手なまま、次回最終話!プライド様、もう外道化してみんな56しても良くね?

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 10話まで観ました。2023.09.12

 プライド様達、人質救出作戦へ向かいます。またウザい話が続きます。

 何でワザワザこんなウザく物語を作るんでしょうか?結局、悪者全員捕縛もしくは殺害するなら、人質救出中にグダグダと捕まっている陰キャ特殊能力者の悩みを聞いてやった上に決戦前にステイルが怪我して脱落する意味が不明です。

 どうも登場人物の行動が不可解です。プライド様を活躍させるために知能が低下する様です。

 リーサル・ウェポン、プライド様の能力を前提に作戦立ててんじゃね〜よ!騎士も側近も無能か!

 いつもプライド無双で全て解決するので、基本他のキャラクター達がウザいだけになっているのは、良くないと思います。

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 9話まで観ました。2023.09.04

 バル再登場!何だこのウザい上に長いBパートは!?

 バルの面倒みているガキ二匹が拐われた!素直に助けてと言えないバル。

 強情なのと、下層階級過ぎて自分の感情が言語化出来ないバルのお気持ちをプライド様が長々と聞いてあげます。

 …カウンセリングじゃないんだから、このエピソードいる?さっさとプライド様達が助けに行けば良くね?

 特殊能力者とはいえ、こんなちょい役のクソ雑魚にどんだけ時間使ってんねん…。プライド様は暇なのかも知れませんが、視聴者はそんなに暇ではありません。

 原作どおりなのかも知れませんが、こんな調子なら、百年くらい物語を続けられそうだけど、本筋が解決済みなので、単なる延命にしか見えない9話でした。

 これもう、物語が破綻してません?最凶外道女王になる、ならないは、プライド様の心の持ちようなので、「あたいは外道にならないよ!」と、1話で宣言している以上、この先何の展開があるの?

 ワンクール保たないでネタ切れになるような物語をアニメ化しないで欲しいです。
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 8話まで観ました。2023.08.25

 世界設定が狂っています。現プライドは呑気に構えていますが、特殊能力者達の力が凄すぎます。

 宰相は、自分だけでなく、他人の老化、若返りを操作できるし、無制限に病を治せる奴までいます。

 逆に不治の病を流行らせる能力もありそうです。能力の発動に制限が基本無いので、危険極まりないです。

 しかも、特殊能力さえあれば王族になれるそうです。社会秩序を破壊しかねない異世界チート野郎が無限に湧いてくる地獄みたいな世界です。

 プライドは、宰相が改心して喜んでいますが、実は演技で、イキナリ老化攻撃してきたら、即死なんですが…。
 
 王として、社会秩序と自分の地位を守りたいなら、周りの人間をカタリナみたいにたらし込むより、隷属契約を強制するのが最適解でしょう。

 世界観がおかしいため、外道プライドのやり方に一理あるのが、良くありません。生き残るために必死だったんでしょうね。

 特殊能力の無い民なんてゴミ同然なのに対して、周りの特殊能力者は王女でも即死させられるポテンシャルがあるため、そもそも人間関係の理想である友愛や絆で結ばれた関係など望むべくもありません。

 愧死機構でも設定してやり直してこい!駄目だこりゃ。

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 7話まで観ました。2023.08.19

 他のレビューアー様が、作者は貴族制とか、社会構造とか理解してないんだろうなぁと書かれていましたが、まさにそのとおりな7話でした。

 嫌味な宰相様が何故、あんなに悪そうなのかが明かされるのですが、首肯しかねる浅いエピソードでした。必要な特殊能力者くらい、自分で探せるだろ!

 宰相は、若い頃は平民で、男娼街の売り専ボーイみたいなガキでしたが、特殊能力で出世し、王様に無礼なことをしても許される地位になったようです。しかし…胸ぐら掴んで壁ドンはいくらなんでも下剋上が過ぎんだろが…。

 結局、この世界は特殊能力至上主義みたいです。確かに主用登場人物は皆特殊能力者です。

 特殊能力無ければ人に非ずや…。どういう社会なんだか。制作側は多分何も考えてませんね…。

 プライドに対する騎士団の態度もそうですが、登場人物達の貴族制社会での作法と所作がなっていません。

 騎士団がどのくらいの社会的地位なのかわかりませんが、王女にタメ口きいたり、馬鹿にしたような態度をとるのはダメでしょ。

 宰相も、王様を呼び捨てにしたり、怒鳴ったり、胸ぐら掴んだりしますが、成り上がりの平民あがりごときが何様なんでしょうか。しかも、取り立ててもらった恩がある相手ですよ?

 生徒会役員内で、生徒会長と書記が揉めているのとは訳が違います。リアルティが皆無です。
 
 外道プライドの権力強化政策は、国中の特殊能力者を集めて隷従契約することでした。

 確かに、これは上手い方法で、特殊能力による下剋上を防ぐには的確な政策です。

 この世界、誰が王様やっても暴君になりますわ。人間同士の無制限サイキック攻撃で文明が滅んだ後の物語、「新世界より」並の不気味さを特殊能力に感じます。

 プライドに皆が平伏しているのも、王女だからではなく、チート無双で単純に強くて怖いから…って、狼や犬じゃないんだからさあ…。

 異世界ナーロッパモノの中でも、かなり権力関係が殺伐とした感じの世界設定です。作者はヒッキーの社会不適応者で、人間関係の機微が分からんのかもしれません。
 
 特殊能力より、魔法にしておいたら良かったのにねと思った7話でした。
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 6話まで観ました。2023.08.11

 まだ、弟、妹、騎士団息子達がプライドを囲んでゴイスーゴイスー言っています。プライド無双寄りの話かと思いきや、テンポが遅いです。

 一応、成文化された法典があるらしいですが、プライドの胸先三寸で罪人も処刑したり釈放したり出来るようです。
 
 プライドが王権発動とかすると、適当な設定の世界観にボロが出そうなので、これからも問題が発生!プライド無双!身内がゴイスーゴイスー!のパターンを繰り返しそうです。

 だからナーロッパで体制や社会構造に関わるような話は駄目なんだよぅ!ハメフラを見習うべし!と思った6話でした。シリアス寄りのナーロッパはキツイですね。
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 5話まで観ました。2023.08.08

 5話まるまる使って、弟と騎士団長のキモイ息子がゴチャゴチャ言い合うエピソードをやります。要らなくね?

 主人公のプライドがただでささえ最高権力者の上、最強チートなので、周りのゴイスーゴイスーが回りくどいです。

 日本で言うと、岸田総理が一人で無双して習近平主席や金正恩書記長を〆てくる位のありえない強さをプライドが発揮するので、周りの奴らがウザいだけになっています。

 人間核弾頭みたいな王様、どう扱ったら良いんでしょうねぇ…。こんなんアンタッチャブルキングですよもう…。

 この辺りが上手く描写出来てないので、周りのキャラクター達の振る舞いに嘘くささが滲み出ています。いくらなんでも騎士団長以下、態度が悪すぎます。

 ギャグのつもりかも知れませんが、二日酔いで王女の前に出てきたり、小馬鹿にした態度をとったり、こんなの、普通の11歳の女性に対してでも無礼極まりないです。

 チートキャラは悪役か、下剋上ザマァキャラにすべきだなぁと強く感じた5話でした。

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 4話まで観ました。2023.07.31

 キャラクターとしての完成度は、悪虐女王としてのプライドの方が高い様です。回想シーンに出てきた11歳で騎士団を人とも思わない外道プライド様の貫禄に惚れそうです。

 結局、ラスボスチートで、11歳にして一人で騎士団並の戦力があることを示してしまいました。

 コレ、騎士団要らなくね?其辺のゴロツキを雇って、マスケット銃でも装備させて戦列歩兵を組織したほうが良さそうです。

 ネームドが出てきたらプライドが倒せは良いのです。何か良い話風になっていますが、完全に騎士団の既得権益を侵害しています。

 このままプライドが民のために尽くすとか何とか言いながら活躍すると、絶対王政もしくは立憲君主制の方向へ国が進み、それはそれで貴族制解体の危機なので、封建貴族にとってプライドは外道女王以外の何者でもありません。

 むしろ、民から搾取しまくって、貴族制を強化した方が貴族から指示されそうです。

 所詮なろう系列の話なので、社会構造などの設定は良く考えてもいないのに、プライドに危険な民権思想を振りかざさせるのは、説教臭い上に胡散臭いです。

 マンガだと気になりませんでしたが、アニメ化すると、自ら貴族制を否定するプライドのキャラクターが鼻につきます。

 民衆の指示を集めて他の王族や貴族を皆殺しにする展開なら、個人的に胸熱です。

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 3話まで観ました。 2023.07.21

 プライド様、騎士団も引くほどの武辺者でした。騎士団長を救うためとはいえ、ちょっとやり過ぎです。

 勃興期の王国における初代国王じゃないんだから、個人の武でなんでも解決するのは、三国志の呂布とかを観ている様です。

 もう、王様でも貴族でも何でも無く、武神とかのレべルです。外野も無能でピーピー言うだけの引き立て役なのも好き嫌いが別れそうです。
 
 騎士団長の息子何なの?長髪のキモイビジュアルで、親父の職場に遊びに来てピーピー泣き喚きやがってアホなの?

 はめふらとの差別化をはかるため、暴走気味だなぁと思う3話でした。
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 2話まで観ました。2023.07.14

 主人公のプライドが、子供の頃から残虐非道な理由が良く分かりません。

 王位継承者は他にいるのに王女になれたのは、周りが残虐な王を望んでいたとしか思えません。

 どうしてもギャグタッチでほのぼの悪役令嬢モノのはめふらと比べてしまいます。

 プライドが国を滅ぼす直前まで誰も停められ無かったという、王国の腐敗構造が描けていないので、登場人物たちがピリついているだけの感じを受けます。

 これからどうなるのか、興味深いです。

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 1話観てのレビューです。2023.07.08

 死んだら、極悪王女に転生!破滅しないように子供の頃からリスタートだぜ!

 良くある悪役令嬢もの…?かと思いきや、結構話が暗くて重いです。

 はめふらのカタリナが脳裏にチラつきますが、金と権力はあっても、わがままなだけで、権力構造の一部を担い、暴力装置を動かせる訳では無いカタリナと違い、本作品の主人公の王女プライドは、絶対権力者です。

 改心しても使用人や衛兵のヘイトを集めているのは、今まで、王族がかなり強権を発動してヤバいことをやっている事を示唆しています。

 権力構造自体が、暴君を必要とする社会なら、個人的な心の持ちようなど意味がありません。

 日本の戦国大名もそうですが、必要な資質は残虐さと狡猾さで、残酷なことを進んでやり、力で構成員をまとめあげる様な人間で無いと、求心力が保てません。

 社会構造によって求められるリーダーは異なります。優しく慈悲に溢れていれば良いというものではありません。

 有名な仏教説話、男衾三郎物語の兄のエピソードにあるように、周囲に舐められたら簡単に死ぬ世界が、日本にもかつて展開していました。

 いかなる時代の人物を描いても、悩みを抱えてグジグジしたり、甘ちゃんだったり、平和主義者だったりするのは、NHKの大河ドラマだけで充分です。

 本作品の世界は、王権に残虐さを求めている世界の様な気がします。
 
 どうも、主人公の周囲にいる大人(父の王配、母の女王達等)は、敢えて帝王教育として残虐非道さを主人公に教えている様な気がします。

 主人公がいきなり、優しくなっても、世界の求めるリーダーと違うと言うことで、退位させられそうです。
 
 一応、視聴継続しますが、やはり悪役令嬢は、絶対権力者では無く、公爵令嬢くらいにしたほうが良いような気がしてなりません。

 どうせ、近世貴族や王権の腐敗と凶気なんて描ける作家などほとんどいないので、似非貴族キャッキャウフフにしとけば良いのです。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 7

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

作品タイトルが「らしく」なっているのが、いいのか悪いのか。

この長い作品タイトルからして、そっち系の中のソッチ系という事はすぐに推察できますね。
いや、どっち系のドッチ系だよ!なんて野暮なツッコミはナシにしてくださいね。
まぁ、そっち系の中でも一風変わった感じには仕上がっているのですが・・・。
この表現はもうやめましょうかね、今回は。

この作品、ゲームの中への転生モノで、外道ラスボス女王に転生してしまった主人公が前世の記憶を頼りに、ゲーム内での自身(外道ラスボス女王)の未来とゲーム内の未来をかえていこうという・・・。

悪役令嬢転生モノ・・・になるんですかね、ジャンル的にはw。
なので、そっち系の(ry の答えは、転生系の悪役令嬢系って事になりますかね。

今回も土日休日に某アベマなTVで一気をやっていたので、ダラダラしながらの視聴です。

第1印象としては、どうも少しづつテキトーな所というか、ガバな点というかが気になってしまうなぁ、と言ったところでした。
世界観もどうかなぁ、と思いましたかねぇ。
ゲーム内という設定という事で、「そういうゲームの設定ですから!」って言われてしまえば、それまでなのですが。
シッカリとした銃が描かれた時点で、うーんと思ってしまいました。
まぁ、正統派や亜流のファンタジーでありたいと言う訳ではないと思われるので、これはこれとして受け止めるしかないでしょうか。

物語としては、ストーリーは何とか追えたという感じでした。
このクールの中を振り返ってみれば、「イイ感じ」のエピソードや演出は複数盛り込まれており、私自身の琴線に触れるものもいくつかはあったのですが、如何せん雑さが目についてしまって・・・。
もう少しだけ、丁寧に、繊細に作ってくれればと思ってしまいました。
説得力というか、視聴者に「あれ?ほかに方法あるんじゃね」「こうすればいいのに」と思わせない、気づかせない上手さがあればだいぶ違ったろうになぁ、と。

ただし、繰り返しになりますが、物語は追えました。
これは、プライドの行動にスキやガバはあるものの「国民(周囲)を幸せに、自分が最低の女王になった際には・・・」という一本筋のとおったポイントがあったからではないかと感じています。
私の持論ではあるのですが、作品中に多少いい加減でも「スジ」がとおった作品、主人公があるポイントでブレない作品は何とか視聴を継続できたり、物語を受け入れられることが多い気がしています。


作画は、悪くはないけれども、良くもなく・・・。
そして、どちらかと言えば上手くないと。
キャラクタは割とらしく造形をしてあり、美形さんで、描き方もまぁまぁなのに、例えば「涙」の表現wすごーく適当に描かれていたしするケースがあります。
あとは、小道具系、ざっつに描かれてて、あれー?と思う事が割と気になりました。

声優さんは、まぁ、特に可もなく不可もなく・・・と私のいつもの受け止めになります。

音楽は・・・少しだけ印象に残りました。
OPは、刺さったと言う訳ではないのですが、独特の雰囲気と物語に重なる歌詞、イメージがあり割とよかったと思います。
EDも普通によかったと思います。デフォルメキャラもかわいらしかったですかね。

キャラクタは・・・。
割と美形さんぞろいでした。
登場人物も多めな印象でした。
描かれ方も、まぁ、今という時代では平均的なものだったんじゃないでしょうか。

個人的には人間関係に重きが置かれていると感じられる点が印象的でした。
私がいつも言う、仲間が増えていく系、理解者が増えていく系なのでお好みだったのですが、その起因となるものが「心≒敬愛や尊敬、この人の為に」っていうエピソードが多く、好きでした。
これは兄弟姉妹、あるいはお供の者が結びついていく際にプライドの器量や度量、人間性を基に義理や人情、恩があいまって強まっているからだと思います。
こういった面では、一歩深い面で仲間の結びつきを描いていたのではないかと思います。



この作品、序盤にプライドがゲーム内そのままだった場合の女王の外道っぷりが描かれてスタートすることが多く、その非道っぷりには閉口してしまうのですが、プライドもそのヴィジョンを何度も頭に思い浮かべ、「自分が最低の女王になった際には○して」とステイルやアーサーに告げています。

これだけ、何度もその姿を見せ、プライドが恐れているのを見ると・・・、その内、とんでもないエピソードがあったりするのではないかと見ているうちに心配になってきました。
闇落ちとか・・・。

と言っていたら、ヴァルとイイ感じになったところまでで、ひと段落ですか。

うーん、今後については、少し気になってはいます。
これからが観られるようになるのか、ならないのかは不明なのですが、機会があれば、観たいかな、と思える作品ではありました。


ちなみにw一番お気に入りになったキャラクタはケメトでしたw。
私はそっちの方の趣味もこっちの方の気もないつもりなのですが、とてもかわいく感じてしまいました。
ヴァルの弟分として、今後、学校へ行っているような姿も観てみたいと思いましたが、どうなります事やら。


悪役令嬢ものとしては、工夫がしてある作品だと思いました。
機会がありましたら、ご覧くださいませ。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 11

60.5 4 2023年度の契約アニメランキング4位
ポーション頼みで生き延びます!(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★☆☆ 2.9 (106)
283人が棚に入れました
ある日突然、異世界に転生してしまった22歳のOL・長瀬 香。 転生先でバッチリ生き延びるために、神様的存在からカオルがゲットしたのは若返った肉体と…超チート級のポーション作成能力!? 異世界転生女子・カオル☆知恵とチートで…生き延びます!

大重 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

主人公の性格の悪さ、図々しさに苛ついた挙げ句、詐欺に泥棒…なんだこりゃ酷い

なろう系でも主人公が可愛らしいヒロインであれば多少マイルドになって見られる… 場合もありますが本作は酷いですね。

とりあえず最初にここぞとばかりに権利を主張するのは性格が悪く感じました。
自分がこれからその世界で有利に生きていくために権利を主張するのは、確かに大事なことですけれど、正直図々しいし、うざいですよね。
いやこういうことをしないと保険契約とかで騙されるので大事なことですが。

と、ここは容認しようとしたのですが…。

で、そこまできっちり契約したからには、その契約通りの条件で満足しておけばいいのに、言ってもいないサービスをつけないのはケチだと文句をつけ、ここで決定的にこの主人公うぜぇな、となりました。

で、ポーションの効果を見た領主の家に連れて行かれて、多少強引だったのは確かですがその程度なのに、相手を騙して家財道具一切合切を強奪して逃走。
いやこれ、どう考えても明白に悪ですね。詐欺で泥棒です。

いや暴行されて拉致監禁されたなら良いですよ。それなら当然の報いです。

でもちゃんと敬意を持って連れて来れられて、良い待遇も与えられて…
信じられません。なんでこんな悪事を、まるで正当なように描けるのでしょうか? 気持ち悪くなりました。

原作者のFUNAって平均値や金貨8万枚の人ですよね。
もうちょっとほのぼのした感じかと思っていましたが、こんな酷い話も書くんですね。
人を騙したり盗んだりせずに、ポーション頼みで生きて欲しかったです。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 2
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

作品よりも次々とアニメ化される「FUNAマジック」に興味が沸いたw

【レビューNo.127】(初回登録:2024/6/9)
ラノベ(なろう発)原作で2023年作品。全12話。
前回FUNA作品の『ろうきん』をレビューしたので、その勢いで本作もレビュー
しておこうかと。

(ストーリー)
OLの長瀬香は帰宅途中で(神様的な)地球の管理者の調整失敗により死亡した。
その際異世界に転生を薦めれる。
そして異世界の管理者・セレスと交渉して(まあ脅しですがw)
・肉体の若返り
・思った通りの効果のある薬を、考えた通りの容器に入れて作る能力
・容量無限、時間経過無しのアイテムボックス
・この世界のあらゆる言語の会話、読み書きに不自由しない能力
・セレスと友達契約
をいった条件を付与させることに成功、彼女は”カオル”として異世界ライフ
をスタートさせるのだった。

(評 価)
・主人公は”小賢しさ”が鼻につく
 「性格の悪い主人公」がFUNA作品の持ち味っぽいのですが、『ろうきん』の
 場合だと「金貨を稼ぐ」が主題だったので
 ・性格の悪さ=”アコギな守銭奴キャラ”がピタリとハマる
 ・善意の行動もあるが、後でしっかり金貨で回収
 という感じで、このキャラ造形も上手く機能していた感があるのですが、本
 作の場合は
 ・転生時にあれやこれやと注文をつける”厚かましさ”はよしとして
 ・降りかかってくる火の粉に、”とんちめいた悪知恵”で対抗
  → 何かと”小賢しさ”が鼻につく
    (私の考えた「この凄い屁理屈ドヤ!」みたいなw)
 ・ヒールキャラの割にイミフに善行に走ったりと何かと中途半端
  (その場の思い付きでキャラを動かしているような)
 って感じですかね。
 FUNA作品お得意の
 ・「性格の悪い主人公」×「”ご都合主義”のサクサク展開」
 の組み合わせは悪くなく、頭を空にして観れるのですが、『ろうきん』は主
 人公ミツハが上手い具合に”ぶっ壊れてた”だけに、それと比べるとカオル
 は単に性格の悪い魅力に欠けるキャラという印象ですかね。

・チート能力は白けてしまった
 Q:「ポーション頼み」でどうやって生き抜くの?
 A:”ポーション=何でもあり薬品”やし”容器”もガバガバ設定やぞ!
 {netabare}(毒薬を相手の体内に生成したり、よく斬れる剣型の容器を出したりとか){/netabare}
 最初は「そうきたか」と斜め上の答えに少し感心しましたが、結果「制限な
 しの何でもアリ」になってしまったので、何をしても「ハイそうですか」と
 しかいいようがなくなったんだよなあ。
 その点『ろうきん』の特種能力「現実世界⇔異世界を自由に行き来できる」
 は(多少のオーバースペックはあったものの)ちょうどいい収まり具合で、
 他の見せ場ともバランスが取れていたように思いますね。
 本作だと特種能力がチート過ぎて、そこら辺がボケてしまったかなっと。
 何か原作者の
 「ドヤ、そうくるとは思わなかったやろ!」
 を見せつけられているだけなんじゃ・・・

・キャラデザは独特
 『ろうきん』のミツハも童顔キャラでしたが、カオルも転生時に若返りを
 希望したので少女キャラとなっています。
 しかしデフォルメが効いて、そこに(アイデンティティともいえる)目つき
 の悪さをプラスしたかなり独特のキャラデザですね。
 まあラノベ化の際イラストも描かれるので、そのイメージを崩せないという
 ものあるのでしょうが、
 「このキャラデザで性悪でブラックなことをするというシュールさ」
 といったギャップ狙いって感じなんですかね。
 個人的には『ろうきん』と比べると
 「『性格の悪い主人公』×『ガバガバなチート能力』」
 というアイデアだけで見切り発車した作品という印象なので、それを象徴し
 たかのようなキャラデザと捉えればアリですかね。
 最初は違和感アリアリでしたが
 「この作品にしてこのキャラデザあり」
 で、意外と馴染んだかなっとw

個人的には作品より
「次々とアニメ化される『FUNA先生の謎の力』」
の方が興味深かったですね。
前提条件として”一定数売れている”というのはあるんでしょうが
・この手の作品にそれなりの需要があるのが驚き
・FUNA先生には業界人を魅了する何かがあるのか?!
と、いろいろと考えさせられたなっと。
「FUNAマジック」恐るべし(笑)
「この方にしか書けないものを書いているから」といえば、そうなのかなあと
いう感じですね。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 14

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

この手のオナニー系なろうの終焉を感じさせる作品。

 最終話(12話)まで観ました。2024.01.06

 観るのが苦痛でした。頭の悪い話ですねぇ…。なんで作中の異世界の住人は全知全能の女神がいるのに、病や戦、貧困や飢饉で苦しまないといかんのか?

 人格神でも、ギリシャ神話の神々の様に話が通じないなら分かりますが、女神はカオルと意思疎通できるのね…。

 主人公のカオルも、行く先々で貧民を助けたりしますが、女神がやれよ…。なんでカオルの手柄なの?借り物の力だろ?

 この世界が頭悪すぎるのは、神が世界を運営しているのが明らかである場合、王権やら宗教が成立しないのに、異世界人が何も疑問に思わない点です。

 何で偉そうな王様や宗教指導者に従う必要がある?神が何でも差配してくれれば良いじゃん。忙しいなら、異世界人に神の力を与えれば良いです。

 ゲームの中の世界で、異世界人がNPCなら分かりますが、この世界の住人は人間としての要件を満たしていません。

 ポーション云々関係なく、主人公に都合のよいことしか起こらない糞みたいな世界で、性格の悪い主人公が女神の力を背景にオラついている話なんて人気出るわけねぇ〜よ!

 何でこんなのアニメ化したのか?2023年秋アニメの汚点としか言いようがありません。
………………………………………………………………………

 10話まで観ました。2023.12.10

 主人公のカオル、はっきり言って悪魔です。倫理観とか以前の話です。

 薬屋を開業して、異世界人に軍人病(性病か?)の治療薬を売りつけます。

 この薬、わざと完治はさせない、症状のみを和らげる薬で、軍人達から永遠に金を巻き上げるつもりだそうです。

 万能薬作れるのに、これでエエのか?ゲスの極みじゃね?もう、麻薬売るのと変わりません。

 そもそもコスト無しで万能薬作れたら、現実社会でも世界秩序を破壊出来ます。全病院廃業です。戦争も激化することでしょう。人口爆発も起こります。
 
 それだけのポテンシャルを持っているのに、周りの人間だけ偽善者的に助け、後は金づるとしか思っていないカオルを誰が応援出来るのか?

 しかも、女神に与えられたチートに過ぎません。そもそも、ポーションで商売しなくても、金目のモノをいくらでも生成できるはずでは?

 異世界に対する嫌がらせをしているとは思えないカオル…。オチは異世界人に殺されるにしないと、ワーストヒロイン街道まっしぐらです。

………………………………………………………………………

 7話まで観ました。2023.11.19

 何このゴミみたいなアニメ?近年のなろう系でも最低の部類なのでは?スマホ太郎がマシに見えます。

 主人公、もうポーション関係ありません。簡単に人を殺します。そんな力あったのか!?

 戦争の手打ちの和平交渉に女神も召喚します。もう、めちゃくちゃです。なろうでいつも感じますが、なんでただの社畜だった奴がそこまで存在Xに贔屓されるの?

 もう、異世界に迷惑をかけるだけの存在に成り果てている主人公…。こういうのを観て喜んでいる様な奴は、自分の世界にチートが来て、逆にやられたらどう思うよと小一時間説教ですね。

 いやいや…。のうへい、ろう金と劣化して行って、最後にこれか…。馬鹿にしてんのか!٩(๑òωó๑)۶
………………………………………………………………………

 4話まで観ました。2023.10.31

 異世界に転移、転生して、存在Xにチート能力をもらって遅れた世界で現代日本の知識で大暴れ…。いつものやつです。

 本作品、なろう連載開始が2015年らしいです。当時より、日本はさらに右肩下がりで、日本ゴイスーが通用しなくなってきているので、主人公のやる事なす事、浅くて近視眼的で腹が立ちます。

 最近の外国人観光客は、金だけは持っていた中国人よりも更に劣化した奴らばかりです。円安なので海外の貧乏人が遊びにきているのです。

 店に入る金も無く、路上で飲酒したり、コンビニ弁当食ったりする、ゴミ客を相手にするしかなくなった日本…。

 ゴイスーオナニーテレビ番組でも覆い隠せない真実…。Youは何しに日本へ?物価が安くて金が無くても遊べるから…。

 転生なろうの多くは、スゴイ日本に住んでる自分はスゴイはずなのに、運が無かったからの転生、大逆転の爽快オナニーですが、そもそも日本自体が凄く無い様なので、オナニーが段々と成立しなくなって来ています。おかずに説得力が無くなってきています。

 本作品の主人公は、封建社会の王様や住民に上から目線でダメ出しをしますが、失敗社会で社畜やってた奴の台詞か?どの口が言う?

 作者の知識が浅いとか、主人公のキャラが悪くてサイコパスみたいだとかで、ヘイトを集めた作品は過去にもありましたが、転生なろうの前提が揺らいでいる昨今、古いなろう作品はいくらアニメ化しても、駄目な様です。トホホ…。

 

投稿 : 2024/11/16
♥ : 4

69.6 5 2023年度の契約アニメランキング5位
MFゴースト(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (122)
351人が棚に入れました
『頭文字D』より未来、西暦202X年。車の自動運転が普及した日本。そんな時代に、公道の自動車レースが開催されていた。世界中で人気を集めるレースの名はMFG。ポルシェ、フェラーリ、ランボルギーニなど最速を誇るマシンが次々に参戦していた。一方、イギリスのレーシングスクールを卒業したドライバー、カナタ・リヴィントンは、ある目的を果たすため日本に帰国するのであったー。
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

レースアニメではなくて自動車スノビズムアニメが見たかった。

 車が速さを競う時代から快適性、安全性、燃費になり今やEVの時代です。本作は、ある意味ガソリンエンジンに対するノスタルジーです。頭文字Dの時代にはこんな世界が来るとは思ってませんでした。

 ガソリンエンジンの速さの追求ということ自体がもうフィクションですが、その精神を引き継ぎ、富士山の火山活動を上手く設定に取り込んで作品に仕上げたなと言う印象です。

 ですが、作品の質はそれほど高いとは思えません。WHYの部分をもったいぶりすぎです。藤原拓海あるいは高橋涼介の名前に作品を頼りすぎています。
 そしてキャラが絞れていないし、エンゼルちゃんに意味もなく注目しすぎです。頭文字Dの時はそちらはそちらでちゃんとドラマがありましたけど、今作はお尻要員で終わってます。キャラで言えば主人公をハーフで日本語片言にしたので内面が見えないのも大きなマイナスです。

 アニメ化によってレースシーンが素晴らしいものになったので、かなり原作より見やすく面白くなっていると思います。
 が、本作で知りたいのは女子でもないし、他のドライバーでもないし、突き詰めればレースそのものでもないです。車の速さに関するスノビズムつまり「教養をひけらかす俗物根性」のマンガで「知識を得た気分」を堪能したいわけです。それがどれほど正確かはどうでもいいです。「自動車の速さを追及するとは?」をそれらしく見せて欲しかった。その点をDでは親父や高橋涼介をはじめとしたサブキャラが担ってました。本作はサブキャラが「いる」だけです。

 つまり頭文字Dはレースマンガではなく、自動車マンガだったということです。本作は今のところパワーウエイトレシオ云々で始まったのに、レースマンガになってしまっています。そこが面白くなりきれない理由でしょう。

 2期も決まったとの事ですが、展開が今と同じなら途中で飽きるかも。ですが、1期は最後まで毎週ある程度は楽しみに視られたのでそれなりに高い評価をします。レースシーンは良かったです。




以下 視聴時のレビューです。


1話 人気的には車でも描きたいのはJK。苦肉の策という感じ。

{netabare} たしか12、3巻くらいまで既読です。しげの秀一氏は「頭文字D」の最後ほうはモチベーションを失っていたので、その続編というのが不思議な感じです。
 「高嶺の花」「セーラーエース」などを連載しているところを見ると、この人は多分もともとは車、特に86が好きだったんでしょうけど、本当のところは女性を描きたいんだろうなあ、という気がします。「ドッピーカン」というのもありました。

 ただ、です。不幸なことにこの人圧倒的に女性を描くのが下手なんですよね。内面がないというか設定だけというか…頭文字Dの「茂木なつき」も拓海に感情移入したストーリーには乗れるんですけど、なつき本人に奥行がありません。単なる作者のNTR好きというか…軽井沢のコンビなども女かきたいから描いたという感じでキャラ描写は弱いです。

 ですから、女性主人公ものは皆短期で連載が終わっているみたいです。正直ほとんど読んでないです。

 本作はその折り合いをつけたんでしょうね。エンジェル7番ちゃんに視点を置いて、エロい恰好をさせてルッキズムとか絡めて何とかモチベーションにつなげたんでしょう。JKとの恋愛ものが描きたかったんでしょう。
 ただ、残念ながら長期休載をしていますので、その内心はどうなっているんでしょう?正直10巻を越えてくると絵がかなり荒れています。顔の輪郭や線、デフォルメ表情の比率がかなり高くなって、絵描くのも面倒なんでしょう。そしてなんかつまらなくなる感じです。

 過去作の名前借りというのもちょっと描くものに苦労した感じです。あだち充氏のMIXもそうですけど、熱が伝わってこないですよね。

 まあ、テーマとしてはガソリン車へのノスタルジー、あるいは未来のカーレースの在り方なんでしょうけど…頭文字Dでドライバーについてはやり切った感があります。やるとしたらテクノロジーとの融合…でしょうか?いや、この人はそっちにはいかないでしょうねえ。車と女と過去の人気作。晩節を汚さないで綺麗に終わらせられるのでしょうか?

 アニメ版でどうしてくるか。映像というのは強みですから、見守りたいと思います。 {/netabare}


2話 あーやっぱりレースものはアニメの映像がいいですねえ。排気音と音楽。そして尻。

{netabare} 続編だよりだとか、JKだよりだとか、いろんな批判を1話でしましたが、やっぱり排気音とエイベックス的音楽とがあって、レースシーンはアニメで魅せられると格別ですね。

 あの角刈りの男がうるせえとか、高橋涼介ってわかってんだからもったいぶらなくていいとか、いろいろありますけどね。
 そして、性癖を隠さない潔い尻がいいですねえ。レーシングカーに水着女性(正しくはレオタード?死語?)は今やご法度になってしまいましたが、やはりメカに水着美少女は画になります。現実でできないならアニメくらいは、と思ってしまいました。

 なお、グリップウェイトレシオって、今の解説だとパワーウエイトレシオが高い方が上りで有利ということで外車がいいということ?かなあ。マンガよんでるんですけど、そういう解説すっ飛ばして読んでました。
 素人考えですけどブレーキの効きと耐久性、サスペンションの問題、車体の剛性があるのでそれでも軽量化の意味はあると思うのですが…それがドライバーのテクを引きだす?

 ちょっと興味でてきました。アニメだとマンガよりかなり面白く感じます。ドローンのアイデアもいいですし。富士山の噴火も面白いですねえ。レース中のうるさい男だけいなければ最高です。{/netabare}


3話 レースは良いけど結果の理由が欲しい。JKラブポエムが恥ずかしい。

{netabare} レースは面白いし、結果もまあ、それがいいでしょう。長い作品なら負けから這い上がって行くパターンもありますが、天才肌の主人公ですし展開はいいです。
 ただ、なぜそういう結果なのか?の理由とか理屈が欲しいなあ…溝落としとか、グループAのエンジンとか。イニシャルDの時はそういう屁理屈が非常に魅力的でした。決勝までの流れで何か説明があるといいのですが。

 で、その代わりがJKのラブポエムですかあ…うーん。そうあって欲しい気持ちはわからなくはないですけど…まあ、いいでしょう。それが創作物です。かなり恥ずかしいですけど、それがマンガの良いところです。

 ということで、イニシャルDのような名作になる感じはあまりしませんが。テンポと盛り上がりが素晴らしいです。ドローンの最高時速とか押さえるべき設定はちゃんとおさえてました。

 アニメの背景は実写おこしのような感じですが、中にいるのが車という無機物なので調和が取れてます。そこは上手い処理でした。 {/netabare}


4話 技術的な視点と世界観の作り方が上手いんでしょうねえ。

{netabare} トラクションコントロールとかタイヤマネージメントとかそれっぽい話になってきました。やはり前作同様にドライバーの技量こそレースの本質と言う話になるのでしょう。こういうメカ的な解説はやはり男心をくすぐります。

 なぜ「頭文字D」とか本作は面白いのかと考えると、世界観かなあと思います。公道レース…本当にグンマ―のそれぞれの山にチームがいて夜な夜な走り屋たちがバトルを繰り広げているかどうか知りませんが、その世界観がストーリーを支えました。しかも、下りのスペシャリスト、ドリフト最強という発想。

 本作においてもEV化の中で、噴火が起きて無人になったらしい箱根・小田原の行動をレース場に見立て環境上等の大排気量のガソリン車が走る。近未来感がある設定は本当に上手い。ドローンを活用してレースを世界中で楽しむのもいいです。
 首都高でもレース場でもないところが他に類を見ません。そして「トヨタGR86」はやはり「頭文字D」の藤原とうふ店のパンダトレノがあったからこその人気で復活した名車だと思います。それが更に新しいマンガに登場するという実車と創作の相互関係も面白いです。
 今時のうるさいコンプラ警察にも対応した上手い設定だなあと思います。

 メカと半裸美少女ということで、女性からどう見られるかわかりませんが、やはり男心をくすぐります。

 まあ、この後の展開を読んでいるのに覚えていないということは、あまりストーリー性がないのかもしれませんが、しかし、アニメで見るとかなり面白いです。今後に期待できます。

(なお、環境上等と書きましたが、レースによって効率のいいエンジンやタイヤその他の部品は開発されます。環境負荷など考えるとEVよりも効率がいいガソリン車の方が優れている気もします){/netabare}


5話 Gの表現が凄い。面白い要素満載。尻。久しぶりにアニメで手に汗にぎりました。

{netabare} アニメのレース場面で車というのは一見固い塊です。だから、迫力を出すために音楽や効果線、実況をヒートアップさせます。でも大事なのはそれだけではありません。「G」つまり「加重」です。

 5話のレースシーンはそこが本当に素晴らしかった。左右のGだけでなく、ブレーキングや加速の時のサスペンションの動きの表現がとてつもないリアリティを持って迫ってきます。
 宮崎駿の…うーん例えば「カリオストロの城」のカーチェイスの加重も有名ですが、あれはアニメ的な動きとして優れていても、リアリティがありません。本作はその点で、車が生きているように表現されていました。

 マンガは止め画なのでその点でアニメで見る意味が多いにあります。

 また、外国車スーパーカーへの憧れ、非力な人間・車が上位勢に互して戦う。ワクワクする要素です。「判官びいき」は日本の伝統です。

 身バレですね。「一見非力っぽいけど、あ、あの…伝説の…」をやってくれました。このストーリーが非常に上手い。「頭文字D」と同じといえば同じですが、その「伝説」を逆手に取った続編の作りとして、王道ではありますが「実はスゲー奴ですけど何か?」的な異世界転生ものの主人公の設定を丁寧にやったような爽快さとカタルシスがあります。

 レースの他のメンバーの映し方。外の車が単なるモブではなく水準の高さが分かります。その高度なレースの中で主人公が活躍するという部分が自然に描けています。そして「じらし」です。早く主人公の抜くところを見せろ、というのが手に汗につながります。
 それぞれの考え方やスタンス、技量を見せる事でテーマを浮き彫りにしつつ、人間が競い合っているレースを表現していました。
 しかも、兄妹で通信することでいかに主人公が凄いのか、ぎりぎりの世界なのかまで表現していました。

 そして、やはり軽量とテクニックがタイヤマネジメントの問題につながりそうな感じです。トラクションコントロールを切るのと関係があるんでしょうね。
 これが技術的なスノッブ感です。マンガを読んでその分野がわかった様になる。この錯覚が大切です。
 そのアニメ・マンガ・小説が扱っている題材に対して、最近の作品はこの知識的なスノビズムのストーリーへの織り込みが足りないです。つまり、取材・知識不足です。この作品はそこが優れています。

 で、尻ですねえ。まあ、これはいいでしょう。

 5話は面白い要素が満載の上に、車のGの表現で優れたアニメ表現を見せてくれました。久しぶりにTVアニメで手に汗握りました。面白い。最高です。


追記 更に、こういう理屈をこねて頭を使わなくてもストーリーを見ているだけで、感覚的に感情を刺激してくるのが、上手いです。ひょっとしたら原作を過小評価していたかも。


再追記 なお、同時期のレースアニメ「オーバテイク」のレース場面ですが、難しいですよね。フォーミュラカーは性能が良すぎ、形状の関係でGがあまり外見ではわかりません。
 正直実写のF1レース場面でもスピード感が感じられませんし、止まっている様に見えることがあるくらいです。固定カメラで目の前を通り過ぎれば過ごいスピードなんでしょうけど、それだと影しか見せません。
 アニメCGで「優れた描写」をやってしまったから、かえって迫力がないという矛盾がある気がします。実写ではだからこそのオンボードカメラなんでしょう。その辺の表現はアニメならではを出すしかないでしょう。{/netabare}


6話 内容はちょっと小休止回。パンツのズレは生々しすぎてやりすぎかも。

{netabare} ちょっと疑問なんですがヤジキタ兄妹を抜く理由って何かあった?結局ヤジキタ兄妹は最速ラインで走っていて、途中86に抜かれた分のロスは少しはありますよね?
 で、カマボコストレートというところでカナタがスリップストリームに少し入りますが、ストレートは絶望的な86ですからヤジキタ兄妹が引っ張ってもらう意味もなく、一瞬で出てしまいます。

 この流れだと、抜くところからカマボコストレートまで兄妹に自由に走らせていた方が、タイヤにも優しいし良いのでは?というのは見方が間違ってるのかな???

 6話は話も進まず、レースもそう言うわけでポルシェその他の外野のバトルもあまり迫力はなかったですね。

 で、その代わり尻なわけですけど…うーん…うーん…ヒロインだけでいいんじゃね?と思わなくはないです。そっちをそんなに見たいアニメじゃないんで。あとアニメで生々しいパンツのズレとかあんまり見たいわけじゃないです。そっち関連は美しいアニメ表現か、記号化された爽やかなエロか、本格的なアダルトならいいですけど。やっぱり原作者がどうしても女の子描きたいのかなあ? {/netabare}


7話 テンポの悪さ、話の焦点が絞れてないのがここに来てネックになっている気がします。あだち充氏の「MIX」と同じ老いが感じられます。

{netabare} 原作を途中で止めた理由が分かった気がします。レースの駆け引きや車重、タイヤマネジメント、ドライバー、グリップウエイトレシオ等々を説明するために、いろんなドライバーに視線を移し過ぎですね。
 レース前半の盛り上がったところでそれを入れるのは、臨場感という意味では良かったんだと思いますが、しかし、主人公が気になってるのにちょっと焦れますね。

 それとヒロインは初めに尻だけちょっと映せばいいでしょう。途中の娘とのやり取りはいらないかなあ。レース場外は今まで説明のない17歳フェチだけでいいんじゃないかな、と思います。そのシーンも無駄に長いし。

 つまり、話のテンポがここに来て停滞気味なのと、何を見せたいかの絞り方が中途半端な気がします。

 となった時に、あだち充氏の「MIX」との類似性、その見せ方の氏とは思えない展開・テンポの悪さと重なってくるかなあ。大胆な時間的省略、話の取捨選択が持ち味だったのに、冗長になってきています。それは新しい話を産み出せない老いなのかなあ、という気がします。

 6話で停滞感があったのに、7話もこのテンポですからねえ…6,7話をまとめてもいいくらいでした。{/netabare}


8話 こういうのが見たいんだよ、ですね。

{netabare} 6,7話の停滞感が8話のカタルシスの為だったのかなあ、と思わなくはないですが、要するにレースアニメとして8話のようなのが見たかったということですね。

 今週原作を改めて読みましたが、圧倒的にアニメが見やすいし面白いです。原作は6~8話の対象部分は内容はほぼそのままなのですが、肝心の車の絵が荒れていて見てられませんでした。女子ばっかだった理由がわかるきがします。
 要するに7話が女子だらけだったのは、構成とか内容ではなく女子が描きたかっただけかもしれません。

 ということで、このレースの結末はその時知ったので内容については書きませんが、アニメ化が良かった意味は8話のような場面で強く感じました。

 変な言い方ですけど、水着の女子が最高の公道レースをやるマンガを描けばいいのでは?と思わなくはないです。しげの氏は女子のレーサーって負けキャラっぽいのしか描きませんよね?そこだけは男の世界っていうポリシーかな?{/netabare}


9話 レースシーンは素晴らしかったです。ただ、内容で言えば頭文字Dのドラマ性とか能書きとか緊張感とかワクワク感とか女子とかいろいろ落ちると思います。スピンオフという感じかな。

{netabare} 表題の通りです。レースシーンのCGは素晴らしいと思います。女子もそれなり以上に可愛く描けているし。ですが、画面のクオリティ以外では少々ドラマが退屈です。

 最終話まで見ると思いますが、原作も読んでしまったし、レビューはここまで。最終話でちょっとコメントをいれます。

 評価は作画は5でいいでしょう。ストーリーは3でキャラは3.5。音楽は3.5、声優は3.5かな。要するにオール3より少しいい面はありますが、作画以外はまあまあという作品だと思います。{/netabare}



10話 本来は今週のおっさんたちの話みたいのがもっと欲しかった。

 今週のオッサン2人が車の前で話しているようなのを、もっと入れて欲しかった。プラス車が実際に分解されていたりパーツを具体的に見せてくれればもっと良かった。ドライビングテクニックの方の説明が「藤原拓海」の名前に頼っているので、どういう技術が胆になってくるかの説明がそろそろ欲しいです。

 というわけで、1クールだとするともう終盤ですけど、ほとんど導入という雰囲気で終わってしまいましたね。実際は原作の巻数で言えば進んでいるみたいですので、原作が如何にかったるいかがわかると思います。

 アニメ作品としては面白いよりの普通、10段階評価で7か6か迷うかなという内容です。レースの迫力は評価します。

 という感じです。今期でいえば4番目か5番目かくらいの作品です。年間でベスト10は無理だけど20には入るかなあ…完走は余裕ですが、心には残らないし再視聴もしないかなあ…という感じです。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 21

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

近未来の公道バトル

原作既読 全12話 頭文字D既読・アニメ未視聴

頭文字Dから近未来の世界、化石燃料車が製造中止となり電気自動車や燃料電池自動車が主流となった世界で、化石燃料を使った自動車でクローズされた公道でレースを行うカーレース「MFG」が開催されていました。

ある目的とレースに参戦するためイギリスから藤原拓海の弟子である主人公カナタ・・リヴィントン来日して両親の旧友である西園寺家に居候することになります。

「MFG」通して熱いレースをバトルを繰り広げる作品です。

また、西園寺家の一人娘、恋との恋物語でもあります。(今のところ恋の一方通行ですがw)

頭文字Dと繋がりがありますので、頭文字Dのキャラが出てきますね(みなさん老けていますねw)

バトルはCG使っています。ドローンが一台一台中継しているという設定なのでなかなかの迫力です。

頭文字Dのアニメ版を観ていないのですが、レースではユーロビート流れていてノリノリでしたw

お話はレースの途中で終わっていますが、2nd Seasonは2024年に放送予定となっていますので放送が楽しみです。

OPは芹澤優さん、EDは茜屋日海夏さん共にi☆Risのメンバーが歌っています。

最後に、原作者はしげの秀一さん、キャラデザに結構癖がありますので好き嫌い分かれるかもしれません。原作の方でバトルは相変わらず凄いのですが、キャラデザが結構酷いことになっていますw

投稿 : 2024/11/16
♥ : 15
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

【1クール目レビュー】これが内燃機関エンジン車バトルへの鎮魂歌となるのか?

原作コミックは17巻まで購読中。

【物語 3.5点】
全体構成は原作以上にレース重視。
古風な恋愛要素などが邪魔に感じる方もいるでしょうが、
これでもレースに場面を集約したアニメ化になっています。

コミック1巻分の過半をレースなしで鎌倉散策デートしてましたという巻では、
いくら昭和のハチロクで平成のモンスターマシンを倒す懐古志向の『頭文字(イニシャル)D』の後継作だからって、
恋愛まで懐古じゃなくていいと評価が割れたりしていました。
なので、そのままアニメ化したらテンポ悪いかも?と私は憂慮していましたが杞憂でした。

TVアニメ版『イニD』1期の最初の本格公道レースバトル開始が5話からだったことを考えれば、
初回からMFG予選が始まる『MFゴースト』はかなり真面目にレースで魅せたアニメ化だと思います。


ただ1クール目は第2戦予選が終わるくらいという中途半端なところで終わり、
この春の2nd SEASONに持ち越し。

しげの 秀一先生原作アニメが1クールでキリが付くわけがないと原作勢は分かっていますが、
他でも言及したように、分割放送の構想があるなら事前告知するのが親切かと思います。


【作画 3.5点】
アニメーション制作・FelixFilm

富士山大噴火により無人となったかつてのドライブエリア・箱根、湘南周辺を舞台に、
トヨタ86などの国産車が、外国産スーパーカーに挑んでいく。

シビれる好素材を、現地をトレースした背景美術と、
スピート感を演出する斜線をまとったCGによる車の描写で、
道中大きく崩れることなく無事に再現してみせた。

元請け経験が少ない同スタジオは懸念材料でしたが、
アニメ化に際し、望むハードルはクリアしてくれたので及第点は付けられる出来だと思います。


一方で人物作画は、元々、歪な悪材料だった原作の人物デザインを、
これでもかなり改善していて、私はちょっと感動した位でしたが、
冷静に見れば、やはり不自然さが残ります。

顔のデカさがコケシみたい。パーツが全体的に四角い。
この辺りはまだチューニングの余地があるのだと思います。


【キャラ 3.5点】
“新公道最速伝説”と銘打った本作。
元祖“公道最速伝説”『頭文字D』にて作者は、本当の速さとは何かを見せるとの趣旨の決意を述べました。
が、実際には“藤原ゾーン”などの理解し難い珍妙な曲芸走法で切り抜けたり、
決着が運ゲーだったり。

シナリオは完結した『頭文字D』ですが、公道最速理論というテーマは未完。
『MFゴースト』には公道最速理論の完成という使命を継承して欲しい(ま、どうせ完成しないでしょうがw)
というのが私の願望。

その観点から興味深いキャラがラスボスと目されるミハエル・ベッケンバウアー。
独国ポルシェ育成システムから輩出されたシミュレーター世代であるトップレーサー。

『MFゴースト』の基本設定では電気自動車(EV)普及等によるガソリン車の骨董化がありますが、
私がそれ以上に重要だと思うのが自動運転普及。
極論レースなんて超高性能AIにハイパワーな車を自動運転させれば最強でしょ?
というツマラナイ未来への途上にあるのが、コンピューターシミュレーション訓練が作り上げたベッケンバウアーなのだと思います。

公道最速理論とは、機械化、自動化が進む運転技術の中でも、
人間ならではの感性が入り込む余地がまだあるという主張なのだと私は捉えています。
その感性に長けた主人公カナタ・リヴィントンみたいなドライバーこそが、
一見貧弱に見えるマシンで最速を体現し、
MFGに退屈しつつある最強ベッケンバウアーら新世代を目覚めさせるというのが本作の肝かと。

昨今のEV自動運転化の流れはガソリン車バトルを描くには逆風ですが、
そのプレッシャーにより、作者がリョウ・タカハシが仕込んだレギュレーションなどを通じて描きたい公道最速理論は反論として語りやすくなる。
時代がテーマを浮き彫りにするという点では、EV自動運転化はむしろ追い風なのかもしれません。

数多くのドライバーが登場して覚えきれない本作ですが、
テーマを念頭に置いて整理すると、中々面白い設定が練られていると感じられます。


惚れっぽいからカナタに一目惚れしちゃった感が強いヒロイン・西園寺 恋。
女の子は恋に憧れ恋しちゃうもの。
キャラにも古風な恋愛観がにじむ本作。

ヒロイン以上に懐古なキャラが相葉瞬。
推しのMFGエンジェルスの“7番ちゃん”(恋ちゃんのことですが)のキスゲットを原動力に、GT-Rで発奮する。
男はカッコいい車に乗って女を求めるものという“若者の車離れ”など眼中にない令和の空気を読まないキャラ。

終盤、暗い部屋でひとり7番ちゃんの画像に鼻息を荒くする相葉の生態を、気色悪くて無理と思うか、阿呆で面白いwと思うか。
本シリーズについて行けるか否かの試金石だと思います。


【声優 4.0点】
主人公・カナタ役の内田 雄馬さん。
時折イングリッシュ風の発音も交えながら、英国系イケメンドライバーを構築し、
ヒロイン・恋役の佐倉 綾音さんの一目惚れ胸キュンボイスを引き出し、
ベタベタな恋愛劇を支える。
ファミレスで内田さんみたいなイケボで接客されたら男の私でもちょっと電流が走りますw

期待に応えてくれたのが、ここでもベッケンバウアー役の神谷 浩史さん。
{netabare} 「その走りには加齢臭が漂う」
「どうした踏め石神。そこで踏めないのか?ヨーロッパのレースなら10歳の子どもでもそこでアクセルを踏み抜くぜ」{/netabare}
などと同じポルシェ乗りの元・王者の石神風神(CV.安元 洋貴さん)を毒舌で酷評しながら追い詰めて行く。
今回アニメ化部分で一番決めて欲しかったカットをベテランが見事に表現してくれました。

上記の車内コックピットの独り言や、
86整備担当の緒方役の畠中 祐さんらによる関係者リアクションで盛り上げるのも、
『頭文字D』の峠バトルを想起させられ懐かしくて良き。

加えて熱かったのが、実況・田中 洋二役の光部 樹さん。
実況・解説席からの煽りは、レースショーとして企画されたMFGならでは。
今後、解説には色々と『イニD』縁の人物もゲストとして登場するので、
実況CV.光部さんのおもてなしにも期待したいです。


【音楽 4.0点】
レースバトルを彩ったのはTVアニメ『頭文字D』同様ユーロビートの楽曲の数々。
クラブ音楽界隈もトランス、EDMとトレンドが移り変わる中で、
懐メロ化しつつあるユーロビートですが、
エイベックスにより提供された本作BGMを通じて、ユーロビート魂の継承者が健在であると確認できて嬉しかったです。

個人的に良かったのが「MANIFOLD LOVE」「FACE DOWN」と、
明快な男性ボーカルによる明瞭なフレーズがアガるHOTBLADEの切れ味。


実車から収録したエンジン音も迫力がありました。
「たまんねぇぜレースってのはこうでなくっちゃな。EVのレースなんて眠くなっちまうぜ」
私も完全に同意します。


OP主題歌「JUNGLE FIRE feat. MOTSU」
北原 望役の芹澤 優さんが『頭文字D』シリーズで主題歌を務めたm.o.v.eのmotsuさんをラッパーに迎えたコラボシングル。
アレンジも往年のm.o.v.eを思わせる構成で、こちらも懐古仕様。
歌詞世界もラブソングをレースに絡めたお馴染みの内容で、
ヒロイン・恋とカナタの恋愛劇を後押し。

ED主題歌「Stereo Sunset (Prod. AmPm)」
Himika Akaneya(茜屋日海夏)さんによる、シンセ和音が心地よいラブバラード。
夕暮れの江の島をバックに疾走する86。本当に絵になります。


以下、放送前のフライング長文。長いので折りたたみ。

{netabare}
『頭文字D』の後継作として連載中の同名コミック(17巻まで購読中)の連続アニメ化作品。

EV自動運転化が実現した近未来。
富士山大噴火により無人となった箱根やその周辺の公道を舞台に開催される
世界唯一となった大排気量の化石燃料車によるモーターレースシリーズ“MFG”

英国からの留学生で『頭文字D』の“秋名のハチロク”のドライバー・藤原拓海に師事していたという、
主人公・片桐 夏向(かなた)ことカナタ・リヴィントンが真紅のトヨタ86で、
MFGにひしめくハイパワーの外国車等に挑んでいく。


原作は往年の人気シリーズの続き、車離れが進んでどうこう以上に著しく懐古な男性向けの内容だと思います。

カーボンニュートラルが国策として叫ばれる昨今、
温暖化ガスを大量に吐き散らす公道レースという基本設定だけでも既に骨董品みたいなもの。
(余談ですが、最近のエピソードでレース解説・須藤京一先生がEVは日本を貶める欧米の政略と大放言する件w
今回はそこまでアニメ化されないでしょうが、いちいち頷く点が多くて笑いますw)

加えて主人公に一目惚れするヒロイン・西園寺 恋。
その名に違わず惚れっぽ過ぎる美少女JKとカナタによる恋愛劇は、
昭和か?ってくらい素朴で古い。

またMFGには“MFGエンジェルス”と呼ばれるレースクイーンの美女たちが登場。
その衣装がブーツや天使の羽根でボディーラインを強調する実にけしからんデザインでしてw
しかもレーサーが表彰台に上がると、ご褒美に任意のエンジェルスの頬キスがプレゼントされるというオマケ付き。
で、ご想像の通り{netabare} ヒロイン恋はカナタがMFGに参加していると気づかぬまま、
MFGエンジェルスのナンバー7としてバイトする人気メンバー。ということは……。{/netabare}

レース放送中、エンジェルスメンバーに恋愛観などの質問をぶつけるコーナーがあって、
視聴者が反応したり、ツッコんだりするパターンがありますが、
時代の変化に戸惑う作者やオヤジたちの心理が投影されているようでくすぐったいですw

この辺りの発想からして、女子アナの水泳大会をゴールデンでTV放送していた旧世紀のノリ。
さらに作者、編集者は悪ノリして、MFGエンジェルスを実際のグラビアグループとして三次元化し、連載誌に写真を掲載w

本作はスーパーカーと美人のねーちゃんのボディーが一覧できる漫画誌を読み耽る
“青少年”のオッサンたちが青春の続きを楽しむ作品なのだと思いますw

アニメも盛り上がっては欲しいのですが、くれぐれもお気持ちで表現規制を叫ぶ一部のラディカル・フェミニストや、グラビアを弾圧する共産党員に目を付けられないようにしないとw


原作者・しげの 秀一氏も年を重ね病気がち。
本アニメ化自体も原作休載を経て予定より遅れての放送となります。

『頭文字D』では、早々に設定が枯渇し、作者と主人公が根性で限界突破して新境地を切り開くという連載漫画ならではの荒々しさもありました。
が、もはや氏にそんなパワーを望めないのか『MFゴースト』では、
舞台を『頭文字D』の数年後に設定することで、実はこの数年にこんな経験があったなどと、
後付けで無理なく主人公補正できる環境を整備。

レース場面についても、対向車を避けて1VS1の夜間の峠バトルがメインだった『頭文字D』から、
上記大災害によりステージを制約する要素を強制排除した上で、
決勝15台のレースバトルにすることで、カナタの展開が膠着したり、
主人公成長が道半ばでも、無理な能力インフレで設定を食い潰すことなく、
他車の状況にカメラを切り替えることで単調化も防止。

また原作のキャラデザが、リアルとデフォルメのバランスがトレンドを掴めていないのか、
多くの人にとって違和感を抱く造形なのがアニメ化に辺り懸念材料でしたが、
PV観る限り『閃光のハサウェイ』等の恩田 尚之氏が上手くデザイン調整している感。

大きな驚きはないけど、ファンならば破綻リスクなく無難に楽しめるアニメになると思われます。


キャストは主人公カナタ役の内田 雄馬さん、ヒロイン恋役の佐倉 綾音さん、
若手ホープ・沢渡 光輝役の逢坂 良太さんと、実力ある中堅どころがメイン。
一方で王者ミハイル・ベッケンバウワー役に神谷 浩史などベテラン起用もあり。

ベテランと言えば、MFGを主催する“リョウ・タカハシ”役の子安 武人さんなど、
『新劇場版 頭文字D』では若手に変更となった旧作のキャスト陣が復帰して出演するのも懐古向け。
因みに大排気量車が断然有利に見えるレギュレーションの裏に見え隠れするタカハシ氏の“公道最速理論”も旧作ファン向けのスパイス。

そして何よりBGMにユーロビートが戻って来る。

私も新鮮さより、あの頃を懐かしんで、
廃れつつある諸要素を鎮魂する心持ちで楽しみたいレースアニメです。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 23

55.0 6 2023年度の契約アニメランキング6位
とあるおっさんのVRMMO活動記(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★☆☆ 2.5 (119)
303人が棚に入れました
超自由度を誇る新型VRMMO「ワンモア・フリーライフ・オンライン」の世界にログインした、フツーのゲーム好き会社員・田中大地。 モンスター退治に全力で挑むもよし、気ままに冒険するもよしのその世界で彼が選んだのは、使えないと評判のスキルを究める地味プレイだった! やたらと手間のかかるポーションを作ったり、無駄に美味しい料理を開発したり、時にはお手製のトンデモ武器でモンスター狩りを楽しんだり―― 冴えないおっさん、VRMMOファンタジーで今日も我が道を行く!

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

MMO墓場へ埋葬!いや…、ゴミ箱行きかな?

 最終話(12話)まで観ました。2023.12.20

 主人公のアースさん、観ていて引くほど大人気ありません。NPC相手にマジでぶち切れます。

 俺に構うなって言ってるだろ〜!…。何、ゲームにマジになってんですか。ゲーム進行上のシナリオか何かでしょう?NPCとプレイヤーキャラの区別がついてない危ない人かな?

 どうも、なろう作者はMMOとかをやったことが無い疑惑が真実味を帯びてきます。

 本作品のアースさんも、面倒は御免と言いながら強い装備やアイテムはNPCに貰って、イベントに首を突っ込みます。ソロプレイしてれば、楽しむためにそうなりますよね。

 ゲームの運営側の人物が少し出てきて、棒振りみたいに一部突出したプレイヤー対策の話をしますが、弓の能力を抑えようとか、いや…工夫の余地が無くなって可愛そうだとか、アースさんがいかに道化かが分かる様なメタ発言をしますが、良くないですね。

 アースさん、オンラインゲームで遊ばせて貰っている存在に過ぎないのに、NPC女性に「お前は俺のことを理解してくれていると思っていたのに!」とか、ヤバい台詞を吐きます。

 強敵相手に戦う時も、ブツブツと痛い独り言を喋りながら戦うし、ソロプレイでこれは、精神を病んでいるとしか思えません。

 メイプルさんやサンラクさんの様に、プレイヤーキャラの友人もたくさんいる、ティーンエージャーならまだ許せますが、社会人でこれでは、会社でも嫌われてそうです。

 おっさん設定、ソロプレイ設定、目立ちたくない陰キャ設定、ヤレヤレ男っぽいけど、強度のかまってちゃん設定とか、どれも主人公にヘイトを集める狂った設定としか思えません。

 こういうのが良いと思われていた時代もあった…と、言うことでしょうか。観ていて悲しくなる地獄の様なアニメでした。
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 11話まで観ました。2023.12.12

 ここまで観ても面白くありません。企画者は、過去作の失敗や成功を分析してないのかな?マーケティングとかどうなってんの?と疑問に感じるアニメです。

 低クオリティなので元々成功するつもりも無いのかもしれませんが、こんなゴミを制作させられるスタッフや声優の皆さんが不憫です。

 VR(フルダイブ)MMOモノの過去作がどうなったか考えたら、本作品が成功するハズが無いことは分かりそうなものです。

 大ヒットしたソードアートオンラインやログ・ホライゾンは、プレイヤーがゲームからログアウト出来ず、デスペナルティがリアルな死だったり、大事なものを失ったりする緊張感がありました。

 初期作品の.hackも、未帰還者問題を絡めた人間ドラマが面白かったです。

 大したデスペナが無いのに、ゲーム内キャラになりきってイキっているインフィニット・デンドログラムや七星のスバルは感情移入が出来ず面白くありませんでした。

 棒振りのメイプルの様に、他のプレイヤーとともに楽しそうにプレイしている作品ならまだ、観る意欲も湧きますが、本作品の様に他のプレイヤーと絡まず、デスペナも無く、NPCとしか遊んでない都合の良い事しか起こらないVRMMOなんて、ヒットするわけありません。

 資源と人材の無駄遣いの駄作の制作は、もう少し考えた方が良いと思います。無謀や蛮勇は挑戦とは違うんやで!

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 10話まで観ました。2023.12.05

 アースさん、妖精国に行ってから、全然MMOじゃなくなっています。もう、NPCとしか交流しません…。他のプレイヤーはどこへ行ったのかな?

 フェアリークィーンとかにモテてもなぁ…。悲しくならないのかなぁ。

 もう、普通のゲームをプレイしているのと変わらず、主人公の都合の良いことしか起こりません。MMOの看板は下ろした方が良さそうです。
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 8話まで観ました。2023.11.21

 アースさん、妖精に好かれ過ぎてるとかいう謎の理由からフェアリークィーンがチートスキルをくれます。

 贔屓されすぎです。他プレイヤーは単一スキルに特化しないと遊べない仕様に変更されるというのに、酷くね?

 もう、生産職やるプレイヤー居なくなるでしょ。クソゲー確定MMO、過疎りそうですね。

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 7話まで観ました。2023.11.17

 主人公のアースさん、MMO内で楽しく冒険します。最初の不遇職やら何やらの設定は忘れてしまったようです。

 ゲーム内で活躍する物語は、安定感があって良いですね。所謂、決定事項下で優秀さや出世を争っている感じです。

 エリートは、大企業や官庁、軍隊、学校等の強固な組織内で切磋琢磨する存在です。

 組織の決定事項下で一つでも上を目指すのが、エリートに期待される態度です。野に下ったら、いくら優秀でもエリートではありません。

 本作品みたいに、ゲームという強固な組織の決定事項の代替としての環境下で強くなっていくというのは、競争に破れたエリートやそもそも強固な組織に加入すら出来てない非エリートの癒しでしかありません。

 主人公のリアルな状況は年齢が38歳と、サラリーマンということしか公開されていませんが、OPでは、C級、D級サラリーマンであることが示唆されています。

 物語が欲望の代替というのは、悪いことではありませんが、やはりアニメ化の時期が悪いというか、遅すぎるというか、設定に手垢が付きすぎてるというか、既視感がアリアリでアニメのクオリティも低いというか…。

 ぶっちゃけ原作が古すぎです。癒やしを目的に視聴するにしても、昔の原作を今更このクオリティでアニメ化しても駄目だろ!視聴者舐めすぎですね。

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 5話まで観ました。2023.11.01

 フェアリークィーンとバトル!主人公、ゲーム内で有名になります。

 しかし…、NPCにゲーム内でモテてもなぁ…。38歳…、サンラクさんと違って痛すぎます。後、20年若ければ微笑ましいのですが…。

 おっさん設定、キツすぎます。無くても良かった様な…。アニメ、ゲームに寛容になった現代でも、同僚がMMO内ではっちゃけてたら、引きますね。

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 4話まで観ました。2023.10.26

 課金してやり込んでいるであろう、一流プレイヤーをイベント中に他のプレイヤーの前で辱めて、何もしていない主人公に恩恵を与える…。

 運営酷くね…?何なのこのクソゲー?別にゲームのルール内で暴れまわっても犯罪じゃないし、ここまでやられる必要ある?

 課金したり、やり込んだりするのがバカらしくなります。後、ゲーム内キャラに成り切っているのは引くレベルです。どういう精神状態でプレーしてるの?

 主人公アゲが凄まじく、運営との癒着を疑うレベルです。こんなクソゲー、誰がプレイするの?

 メイプルはまだ、ガチ攻略勢だったので許せますが、ヤレヤレでやっているオッサンに便宜を図る意味が不明です。誰得の妄想なんでしょうか…。

 どこまで酷いことになるか、目が離せません!
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 3話まで観ました。2023.10.19

 明確に面白くありません。常に、だから何だよと思ってしまい、ツッコミすらする気になりません。

 防振りのメイプルは女性で、ゲームを楽しんでいたのでまだ面白味がありましたが、ヤレヤレ系のおっさんが主人公の話にどう興味を持てと?

 MMOで男性主人公が女性主人公と同じことをやってウケるわけ無いだろ…。

 観るのが苦行になりつつあります。ユニークスキルの方がまだ命と生活がかかっているのでマシでした。年間ワーストも視野に入りそうです。

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 1話観ました。2023.10.03

 転生や帰還出来なくなるわけでは無いまま、ゲームで38歳男性が活躍するお話です。

 ゲーム内で主人公にひたすら都合の良い展開が1話から続きます。クソゲーかな?

 ゲームしているだけの話は、失う物が何も無いので、嫌ならログアウトするだけだし、どうも観ていて面白いと感じません。

 もう、私、視聴のハードルが下がり切っており、不快じゃ無きゃいいか?になっているので、一応視聴は継続しますが、オススメは出来ない感じです。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 11

mimories さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8

ひとつ問題があって(中略)退屈だと不満が出てるっす

…というセリフがあるが、そんな生易しいもんじゃない。作品に対しあまりボロクソに言うのは憚られるが、本作品については何言ってもいい気がする。

最低。
強く意識して作らんとここまでダメなの出来ない。どうしてもバカになりたい人以外観てはいけない。なんでこれが商売になるか全く意味がわからない。

8話まで観たが、ダメな理由を挙げると夜が明けそうなのでしない。
あえて良いところは…
OPはsaji。
以上。

でも最後まで観る(笑)

投稿 : 2024/11/16
♥ : 0

たナか さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.9

まんがでわかる!VRMMO(わからない)

中抜き企画にこれほどマッチした作品があろうか。
クソアニメというか集金の残りカス。

OPEDの楽曲だけはかなりいい。無駄に。南無。

01
王道少年漫画的なイメージのOPだったが結局オレツエー紙芝居だった。

ひとりでブツブツ言ってるだけのシャンフロよりは他人が絡む分マシなのか?と一瞬だけ思ったがやはりそんなことはなかったぜ。

作画はキービジュアルの時点で期待してなかったが、まさか作画よりも中身のほうが輪をかけて酷いとは思わなんだ。ご都合を超えて破綻してるというか何も考えてねえだろコレと思ったが多少売れてる様子。ファンを集めたらそのまま詐欺集団のカモリストが完成しそう。ツッコミどころしかない。間違い探しじゃなくて正解を探すレベル。ツッコミどころを書くとあらすじが完成してしまうやつ。

多分境界知能の方々に向けた福祉用途のリハビリ用作品なのでしょうか。患者さんに「ん?これっておかしくね?」って気づいてもらって脳を活性化させる的な。何もかもが完全に破綻してるのでマジでやってるわけではないのでは。多分。マジでやってる気ならこれはもうホラー作品と呼ぶべきでしょう。

シャンフロは「出来の悪いゲームばかりやってたら何故か強くなった」だったが、これは「不遇なスキルばかり覚えたら実は凄い組み合わせがあった!」ってか。多分作者はMMOしたことないんでしょう。バカにしすぎ。棒振りが良作に感じるレベル。

OPEDのアーティストが本気で可哀想。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 3

61.1 7 2023年度の契約アニメランキング7位
アルスの巨獣(TVアニメ動画)

2023年冬アニメ
★★★☆☆ 3.0 (138)
389人が棚に入れました
大いなる獣は大地を作り、作った大地をヒトが盗んだ。 獣は怒り、ヒトを喰らい、ヒトは獣と戦うために、カミを呼んだ。 それは剣の時代。英雄の時代。神話の時代。 甚大な被害をもたらす「巨獣」が蔓延する世界で、「巨獣」を狩り、解体した中身を利用し、人々は繁栄していった。 巨獣狩りで日銭を稼ぐ「死に損ないのジイロ」は、何者かに追われる「二十と二番目のクウミ」と出会い、彼女を救うべく過去の憂いを捨て動き出す。 人類帝国の思惑と、謎の実験。襲いかかる巨獣たち。 約束の時へ向け、ジイロたちは世界の秘密に迫っていく――

かりんとう さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

ひどいな‥

今期で個人的に先が気になるアニメで毎週楽しみにしていました。

作画は正直良くなくて、1話観た時は続けるか悩んでしまいましたが、ストーリーや世界観などは嫌いじゃなかったので期待を込めて観続けることにしました。
個人的に面白くなってきたのは4話以降。
帝国の企みや審判の時、ミャアの存在など謎が多く、ここまで観てきたのは散りばめられた謎が知りたくて観てきたもの‥‥


12話最終回、最悪です。
ここまで観てきたのに、これは、ヒドイ‥‥

帝国の企みも、その審判ってのも、なんならミャアは何者だったのかも、全て丸投げ。
なにも解決せずに終わった。
これは皆さんも言ってるようにサクガンや海賊王女より酷いまとめ方をしてます。
打ち切り漫画の『オレ達の戦いはここからだ!』って言って終わる漫画みたいな(笑)
いや本当、正にこれなんですけど。

最近のオリジナルアニメは不安ですね‥。
中途半端でも限度があると言うか‥もう少しまとめられただろ?って感じです。
全てのオリジナルアニメが悪い結果になるとは限らないんですが。今期のリベンジャーとか綺麗に終わって、あんな感じで終わるのが理想ですね。

あと、クウミおばちゃんはよく見ると1話に若い頃の姿で出てるみたいです。
1話序盤は真面目に観てなかったので全然記憶になかったです(笑)

もしも綺麗にまとまった終わり方をしていたら、他の方にもおすすめしたいアニメだったと思います。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 9
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

元は2クールの予定だったんだろうか

{netabare}
オリアニ作品。
ちょっとサクガン臭がするなぁと思ったけど、本当にそんな感じで終わってしまった。

1話の時点でジブリや進撃の巨人など他作品を髣髴とさせられる雰囲気や設定で、オリアニにも関わらず既視感強め。
2話以降から中盤までは、追ってから逃げる形で旅に出て、ケモミミの種族やヤマビトという種族がいる村を訪問して、巨獣を倒してという流れ。
正直ケモミミやオーク系?の種族というのも、なろう系などで見飽きたキャラ付けで、しかもそこに急遽現れた外敵を倒して感謝される流れというのもなろう系っぽさが合って全く目新しさがなかった。
萌えアニメでもないのでなろう系よりも退屈。
何より「巨獣」とタイトルに冠しておきながら、「巨獣」の特徴も超陳腐。
設定も大してないからなろうの魔物とかと同等だし、おまけにデザインも陳腐。進撃の巨人での巨人のようなインパクトのある存在ではない。

そして、中盤から最終話手前にかけては巨獣すら出てこない始末。
ひたすら、クウミの複製体の所持者との戦闘や、これまたありきたりでつまらない主人公の過去回想など。
巨獣はどこかに行ってしまって、クウミの話にすり替わってしまった。
そんなこんなで研究所の元凶との戦闘を終えて、何もかもをぶん投げた最終回。
ミャアの謎の覚醒、巨獣の謎、なぜか解消されたクウミの寿命問題...色々と意味不明なまま終わってしまった。
最後に謎ゼリフと共にw

中途半端に終わったのは色々都合があったにしても、そこを抜きにしても全く面白くなかった。
ひたすらのテンプレ展開、取り合えず設定詰め込みました感、クソ寒いノリ。
○○の○○みたいな肩書きの言い回しやミャアの喋り方がびっくりするほど寒い。
キャラも特に誰も印象に残らず。
クウミやジイロに関しては掘り下げはあった気がするけど、話の陳腐さが尾を引いた感じかな。
OPとEDだけは良かった。

↓1話毎メモ
{netabare}
1話 ☆6
OPかっこいい。1枚しか取らないの優しい。指輪伏線か?
思ったより雑魚そうな巨獣。心臓を捧げよ! あっさり撃破w
やっぱり進撃の巨人じゃねーかw うーん。

2話 ☆6
なぎもりとは? 要するにジイロもただの一般人ではないのね。
良くも悪くも王道な設定。
目の前で殺されたのに一切動揺しないおばさんw なるほど。
このおばさん無感情すぎん? ガバガバ警備。
これクソアニメ臭がしてきたんだけど大丈夫か?

3話 ☆4
不法侵入は怪しまれるだろw ミャーも一般人では無いのかよ。
なろう系でもありそうなこの展開の陳腐さどうにかならんの。
ティリ巨獣に襲われてるパターンかと。これは早とちり。
戻ってきてて草。バレたらあかんのちゃうのか。
この村の話今回で終わりでいいよ…。

4話 ☆5
まだこの村に滞在かよ。この槍遠隔操作できるなら売った後に回収すればw
絶妙に興味無い話ばかりやってくれる。
やっぱりテンプレ感強すぎるんだよな。

5話 ☆5
これいつ面白くなるの?
ロードムービー系のオリアニは基本ハズレの法則。二つ名が寒すぎる。
引きこもり宣言。このアニメノリがクソ寒い。
これ主人公が少年だったらなろうだったな。
オソマ? ヤマビト正直どうでもいい。
巨獣ってタイトルの割に全くデザインに独自性がない上行動パターンもこれといって普通なのが微妙なんだよな。久々の巨獣撃退。

6話 ☆5
作画頑張ってんね。クウミ長くないのか。
お前が先に武器出しといてやめろはねーだろw あいつ置いてくのかよw

7話 ☆4
過去回か。ジイロ昔もカンナギ持ってたんか。
まあ、何という無難な過去。Attack on titan
ファザード操られてるのか。

8話 ☆3
巨獣出せよ。この実験安っぽすぎて草生えるからやめろ。
エルフェンリートか? 謎のシーンで作画凝るのやめろw
回想と話あんまり繋がってなくない?
なんで今このタイミングで光を見つけたんだw
なんだろうこの話への入り込めなさは。
掘り下げ不足とかそんな訳では無いんだが。
なんも感情が動かん死亡シーン。

9話 ☆3
これどういう状況? 巨獣じゃなくてクウミの話になってるじゃん。
こいつら切って何になるんや。
ゼンさん切りかかろうとしたのにすぐに仲間になってて草。
生きてりゃなんとでもするw
さっきまでクウミに剣を当てていたやつのセリフでは無い。
咲狂う時間です! 花開くってなんだよw イイハナシダナー

10話 ☆3
あっさりと潜入w なんかシュールで草。急に目的話し出すラスボスさん。
変なやつでてきたw 進撃かな? 寿命あるところまでテンプレ展開ww

11話 ☆3
ここで日常回かよw 寿命問題こんなによく分からん儀式で解決すんのかよw
花開くクウミって何だよ。巨獣要素キターーー。
いや、結局寿命問題解決しないならこの謎装置なんだったんだよw
ここ感動するところ?

12話 ☆1
このアニメ次回ぐらいからは面白くなるかな。
このおばさんに再登場されてもな。お前戦えるんか。誰だよ?
誰だよ。もう何が何だか。この語尾キャラがマジで寒い。語尾は体に悪い。
語尾が無くなった。いや、ミャアって結局何者だよ。訳分からんくて草。
は?w ザクソアニメって感じだな。結局クウミはなんで生きてるん。は?

曲評価(好み)
OP「変幻自在」☆8
ED「名もない花」☆9
10話ED「名もない花 -Piano Ver-」☆9.5
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 15

太郎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

色んな意味で衝撃の最終回

カッコいいOP、壮大な世界観、個性あるキャラデザ。そしてお約束の変身バンクと、王道で骨太なファンタジーアニメを期待させる要素が盛りだくさん。
それだけに、打ち切りみたいな終わり方が残念でならない。
回収されないままの伏線、思わせぶりなセリフ、生死不明のキャラクター達、解明することなく深まり続ける謎の数々…。
最終回はそれらを全て投げっぱなしで「完」で終わらせたので、おそらく2期は期待できない。
正直言って放送中の評判はあまり良くなくて、作画もどんどん怪しくなっていたので、視聴率の低迷や万策尽きて途中で打ち切りが決まったのかもしれないけど、昨年他界している清川元夢氏が出演していたので、声は去年のうちに録り終わっていたのでは?そうなると放送開始後に打ち切りが決まったわけではなく、最初からこの終わり方だったと考える方が自然なんですが…
となると、「大人の事情で制作中に何らかのトラブルが起きていたが、後戻りもできないので無理やり最後まで作った」という可能性が高い。クソゲーなんかによくあるんですよね、このパターン。
すごく残念で、不幸で、もったいない作品。
エンディング曲は今期のアニメの中でも特に好きでした。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 4
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