天文学おすすめアニメランキング 6

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの天文学成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年02月02日の時点で一番の天文学おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

76.8 1 天文学アニメランキング1位
恋する小惑星(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (425)
1641人が棚に入れました
幼いころ、キャンプ場で出会った男の子と “小惑星を見つける" という約束をした木ノ旗みら。 高校では天文部へ入部しようとしたが、 今年から「天文部」と「地質研究会」が合併して「地学部」に……!? 地学系女子たちと一緒に、いろんなキラキラを探しに行きませんか?

声優・キャラクター
高柳知葉、山口愛、指出毬亜、東山奈央、上坂すみれ
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ジックリと人間観察やキャラ採集も楽しめる地学アニメ

原作未読。

【物語 4.0点】
幼い頃、あの子と約束した小惑星を見つける!
といった一応の目標はあるが、
本作は全力疾走する青春夢物語が暑苦しく牽引するタイプではなく、
そんな夢を抱いたり抱けなかったりする美少女たちと
ゆっくり歩みを共にすることで見えて来る人間模様が醍醐味の日常作品。

水着回に温泉回にメイド服と、きらら日常系の萌え要素は一式用意されており、
ボンヤリ眺めているだけでも癒やされる。

が、やはり本作は、積極的に天文学や地質学に関心を持って、
掴みに行くことでより一層、楽しめる。

そして、その視聴姿勢は、
夢を持って学び行動すれば広がる世界。
天文&地質が合体した部活動を舞台に、
異なる趣味を持った仲間との交流でさらに視野が広がる。
といった登場人物との体験共有という形で報われる。


【作画 3.5点】
天文絡みとあって星空の背景美術等には並々ならぬこだわり。

厳密な作中世界の時季設定に基づいて配置したと言う星座。
より現実に近い暗い夜空をベースに、
許容範囲内で明るさを付加したと言う微調整により、
引き込まれる星空を演出。

かと思えば、リアル志向で描き込んだ建物の壁に、
SNS画面を投影するなどの
大胆さも交えてリズムを生み出して来る。


一方の人物作画。
赤だの青だの相変わらずのカラフルな髪色に、
パワーストーンの如き瞳の輝き。

ただ、色彩のタッチは淡く、萌えの押し売り感は控え目な印象。
ここでも視聴者の側にピントを合わせることを求めるようなデザイン。

安定感の方は、中盤の総集編後に、やや息が上がる場面も……。


この2020冬クール、いや今年は、新型コロナ禍もあってか、
道中、作画やスケジュールが苦しくなる作品が多いなぁ……。


私のツボ:{netabare}「二人分頑張りますから」と、さくら&モンロー先輩に決意表明する
イノ先輩の反復横跳び?な珍プレイ動画。{/netabare}


【キャラ 4.5点】
単体で趣味やこだわりを持ったキャラを人間観察するのも楽しいが、
みら&あお、イノ先輩&さくら先輩、さくら先輩&モンロー先輩
などとカップリングで観察すると、さらに味わいが滲み出てくる。


例えば、{netabare}素直になり切れない、さくら先輩を眺めるイノ先輩とか

モンロー先輩の夢を語る姿を、
目標を見つけられない自身を自嘲しながら眺める、さくら先輩とか。{/netabare}

ずっと、あの人を見つめ続けて来たからこそできる、
あなたって、やっぱりそういう人ですよね。
と言わんばかりの達観した表情を発見した時に、
ボーリング調査級のキャラの深掘り感を覚えるのは、
きっと私が抜け出せない百合の沼に足を突っ込んでるからなのでしょうねw


終盤、新規追加された後輩キャラには唐突感は覚えないが、
深部への掘り下げまでは、まだ行っていない印象。可能性は感じさせる。


これは是非2期やってボーリング調査してもらわねば♪


【声優 4.0点】
みら役・高柳 知葉(ともよ)さんといったメンバーらを、
きらら系のヌシ?(笑)のモンロー役・東山 奈央さんが取り仕切ったという?
たのしーアフレコ現場。


配役はナチュラルさを重視した適材適所。
各種萌え成分等は雰囲気を壊さないように添加。

こうした配慮が、いざ真剣に目標などの想いを語るシーンで生きてくる。


【音楽 4.5点】
音楽制作・フライングドッグ。劇伴は伊賀 拓郎氏。
「Asteroid in Love」などの神秘的なピアノの音色で夜空を演出しつつ、
「地学部活動2 浮き立つ心」何かでは、アコギとバイオリンなどを疾走させ
地学部活動のウキウキ感もアシストする。

OPは東山 奈央さんの「歩いていこう!」。EDが鈴木 みのりさんの「夜空」。
共にピュア成分配合の歌声でしっとりと癒やしつつ、
着実に前に向かって急がず休まず歩んでいく作品世界とシンクロ。

自慢の空模様を多用したED映像は感動的。




【6話迄の感想】知性と感性がもたらす癒し

長くなるので折り畳みw
{netabare}
見上げてごらん夜の星を♪

ほら 足元を見てごらん♪


古今、色んな歌が元気づけようと顔面の上下動を勧めて来るわけですが、
空を見たって、天体について何も知らなければ感動は続きませんし、
地面を見たって、ただの石ころが転がってるだけと思えば、不貞腐れるだけ。


天文部と地質部が合体した‶地学部”の活動を描いた
このきらら系を見ていて、学問とは成功などの現世利益を得たり、
論戦で相手をねじ伏せるだけの物じゃない。

各々が興味を持って探求して身に付いた知識。
仲間の趣味の視点も共有して広がる見識。

それらに育まれた感性のアンテナが夜空や道端にある驚きを感知していく。
きららの萌えキャラから思いがけず学びの本質を諭されつつ、
癒される今日この頃です。


天文学や地質学においては、対象を時間をかけて観測することで見えてくる物がある。
その視点が人物描写にも当てはめられるのが本作の渋くて良いところ。

この後輩はずっと先輩を見てきたからこそ、こういう表情をするんだなとか、
じっくりと観察することで、彼女たちの新たな一面を発見し癒される。


また楽しからずや。{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 45
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

変な表現だが、「ちゃんと部活をしている、日常系部活アニメ」(笑)

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
ジャンルは、日常系、学園、微百合。

きらら×動画工房 という安定感ある組み合わせ通り、(爆発力こそありませんでしたが)安定して楽しめるアニメでした。

キャラクターは、全員とても可愛らしく描けていますし、最近のアニメとしては結構、キャラと名前が一致しました(コレ大事)。

あと、EDが良いですね。剣道部的ED大賞2020冬(非公認)受賞w

ちなみに、本作のタイトルは、「こいするアステロイド」と読みます。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
キャラデザや設定のわりに、意外と硬派な作品なのかなと。

まず、部活動をちゃんとやってる、文化部なのに(偏見)w

原作者も地学部に在籍していたようですが、「放課後に遊んだりお菓子を食べたりする場所を確保するために、廃部になっていた地学部の部室を乗っ取るという友人の企てに乗っただけで、遊んでばかりいた部活動」という、むしろアニメっぽい生活を送っていたようで(笑)、自身の経験はほとんど生きていないのだとか。

ミラやアオが小惑星発見という夢に向かうのが縦糸になっていますが、モンロー先輩の宇宙飛行士、イノ先輩の国土地理院、スズのパン屋など、登場人物が夢に向かって着実に努力している姿が好印象でした。桜先輩が、明確な夢はなくとも地学が好きで一直線なのも、リアルで良いですしね。

学問がちゃんと結び付いている、夢が繋がっているというのは、本作のメッセージであり、真っ直ぐで素敵でした。

本作、どの話にもずっと☆3をつけていましたが、ずば抜けて良かったのが、9話目「本当の気持ち」。モンロー先輩と桜先輩の卒業回です。

素敵な家族、桜先輩のツンデレ、モンロー先輩と桜先輩の出会い、モンロー先輩の悩み、アオとミラの結婚(笑)

きっと、某資源採掘地帯の司令官も、「あれは、良い百合だ」と言うだろう、素敵な回です(笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
ド定番の、きらら系の部活動モノ。視点がギャラクティック(笑) 天地人、、、さん(笑) アオとは、もう少し過去での絡みがほしかったかな。いいじゃん、ムラムラしても(笑) すずちゃん、良いキャラだな。二つの部員の友情もテーマの1つか。「ゆるキャン」にどこまで近づけるかな? ED、良いね。

2話目 ☆3
OPも素敵。きららだな~。互いの活動やスキルを交流するの、良いね。詳しくもなるし。生徒会長スキル(笑)

3話目 ☆4
ちゃんと取材して作ったんだな~って感じ。なるほど、あと1年かけて、きら星チャレンジのために、努力していくのか。国土地理院を目指すアニメキャラは、初では?(笑)

4話目 ☆3
水着回? ミネラル商? なんか、聞いたな(笑) 新キャラ、ウザイ(笑)

5話目 ☆3
なんの事件も起きず、ちゃんと繁盛する文化祭も珍しい(笑)

6話目 ☆3


7話目 ☆3
線で結べば星座に、遠くを見ればタイムマシンに。普通に大学落ちるのは、珍しいな。

8話目 ☆3
地質オリンピックに転校。どうするかと思ったら、同居か。さらに、百合が(笑)

9話目 ☆5
二人とも、結婚おめでとう(笑) にしても、どこかの男子ソフトテニス部の親たちにも見せてやりたい話だな(笑) 桜先輩のツンデレと、モンロー先輩の腹黒、イイね♪ 天地人、、、さん(笑) 合コンで困ってる桜先輩、、、観たい(笑) 卒業の切なさ、感動、良い百合回だった!

10話目 ☆3
失恋したからな~。新入生の入り方、ちょっと、ひだまりスケッチを思い出す。バームクーヘン? 東日本大震災がモチーフかな? そのへんが過去のこととして、アニメに登場するんだよな。雨が上がらないと、虹は出ない。環水平アーク、たまに観るよな。一人だけ合格、ね。イノ先輩の不安がな。

11話目 ☆3
無理についてきて、良い感じに進む。お役所仕事をしない大人が素敵。まあ、天文学者って、ロマンチストっぽいしね。そこは、てるてる坊主じゃなく、天気の知識を生かしてアドバイスしてほしかった。

12話目 ☆3
ちゃんと着地しましたね。まあ、ここで小惑星見つかったら、話終わるしね(笑) EDにもきっちり繋がっていましたね。
{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 37

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

見たことないもの、見つけにいこう!

この作品の原作は未読ですが、貴重なきらら枠なので視聴を楽しみにしていた作品でした。
それに…恒例になりつつある声優さんの顔ぶれも後押ししてくれていたと思います。
すみぺ、奈央ぼう、麗奈ちゃん、Lynnさん、すみれちゃんにここちゃん…
こうして声優さんの名前を並べてみると改めて凄い作品だったんだなと思います。


幼いころ、キャンプ場で出会った男の子と
"小惑星を見つける"という約束をした木ノ幡みら。

高校では天文部に入部しようとしたが、
今年から「天文部」と「地質研究会」が合併して「地学部」になっていた…!?

地学系女子(ジオジョ)たちと一緒に、いろんなキラキラを探しに行きませんか?


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

「可愛らしい」「癒される」が売りのきらら枠ですが、本作品の売りはそれだけじゃありません。
もちろん、そういう成分も多分に含まれているのですが、一番の売りは天文や地学の情報に溢れている作品だということです。
きっと原作者の方は、天文や地学が大好きなんでしょうね。

…と思ってwikiをチラ見したら確かに学生時代は地学部に所属していたようですが、部活動は遊びが主体だったので、実体験が漫画に反映されている部分は少ないとか…
でも、好きじゃなかったらこんなテーマを題材にマンガなんて描けないですよ。

私は学生時代は運動部に所属していたので、文化部のことは正直良く分かりません。
今となっては、地学部や天文学部があったのかも忘れてしまいましたが、こんな活動ができるなら文化部も悪くないなと思いました。

この作品の設定に関して、天文部と地質研究会が合併されていたのは大正解だと思いました。
今どき、少しでも沢山の知識を吸収しようとする、あんなにも素直で純朴な高校生がどれほどいるかは分かりません。
でも、興味を持つきっかけ作りって大切だと思うんです。
地学と天文学が一緒になるのは、突き詰めていくと共通する部分が多いからなのではないでしょうか。
だってガスで出来ている様な特殊な星を除くと、その他の大部分の星にはちゃんと大地があるのですから…

「地質を調べたら歴史が分かる」とこの物語でも言っていましたが、小惑星リュウグウのサンプル採取も同じ目的であることからも、お互いに共通部分があるのは明らかだと思います。

そしてきらら枠として安心・安定して視聴できる最大の魅力はやっぱりキャラですよね。
みらとあおの天文に向ける熱心な姿勢は特に大好きでした。
でもこの二人の話をするなら「きら星チャレンジ」は外せませんね。

お互いが大好き同士でいつも一緒のみらとあおですが、それは自分たちの意志の働く範疇での話です。
自分たちの意志で何とかなる範疇を超えてまで一緒に居れる保証はどこにもありません。
それを痛感したのが、みらとあおが2年生の時に向かえた「きら星チャレンジ」でした。

色々とショックを受けましたが、まさかの逆転ホームランが見れるとは夢にも思いませんでしたよ。
IS1期OVAの冒頭でシャルの放った一撃を彷彿させる台詞と共に現れたのはまさかの超展開…
この一歩を踏み出すのは胸が張り裂けそうなくらい緊張したと思います。
でも、踏み出さなかったらもっと後悔するんです。
何もしないで公開するくらいなら、失敗して後悔した方がずっと良いですから…
こういう学生さんなら心底応援したくなります。
2人がどんな「きら星チャレンジ」を迎えたのか、気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、奈央ぼうの「歩いていこう!」
エンディングテーマは、鈴木みのりさんの「夜空」
どちらも良曲で、通勤中のお供にさせて貰っています♪

1クール全12話+総集編1話の物語でした。
ただ癒されるだけじゃなく、天文学や地学に触れることができたのは凄く良かったと思います。
きらら枠ファンの方には絶対視聴して欲しい作品だと思いました。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 33

62.5 2 天文学アニメランキング2位
放課後のプレアデス TVアニメ版(TVアニメ動画)

2015年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (359)
1775人が棚に入れました
星が大好きな中学生、すばるはある日の放課後、宇宙からやって来たプレアデス星人と遭遇した。
地球の惑星軌道上で遭難した宇宙移民船を直すため、
プレアデス星人は地球人の中からエンジンのカケラをあつめる協力者を召還したという。
ところが集まったのは1人のはずが何故か5人!
「魔法使い」に任命された5人の少女たちはそれぞれ何かが足りていなくて
、 力を合わせようにもいつもちぐはぐで失敗ばかり。おまけに謎の少年まで現れて、
こんなことでエンジンのカケラを回収して宇宙船を直すことはできるのか??
かわいそうな宇宙人を助けようと、未熟さゆえの無限の可能性の力を武器に、
友情を培いつつ、カケラあつめに飛びまわるすばるたち5人。
宇宙と時を翔る、希望の物語。

声優・キャラクター
高森奈津美、大橋歩夕、立野香菜子、牧野由依、藤田咲、桑島法子
ネタバレ

♡Sallie♡☆彡 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

宇宙と時を翔る,希望の物語。

こちらは「SUBARU×GAINAX Animation Project」という,SUBARUのプロモーションの一環で作られたアニメのテレビシリーズです。
先にWebアニメーションとして制作されていたものらしいです。
タイトルの響きとファンタジックな絵柄に惹かれて,もったいなくて観れていなかったシリーズです。
このアニメプロジェクトは第1弾ということらしいけど,はたして第2弾以降は制作されたんでしょうか??
わたしはSUBARUのプロモーションアニメだとは知らずに観始めました。

結論から言いますと,とっても良かったです!!
キャラクターデザインがとにかく可愛くて,彼女たちの制服や魔法使いに変身した時のコスチュームも乙女心をくすぐります☆
彼女たちが持っている杖はドライブシャフトと言われていて,SUBARUの車のグリルデザインになっているそう。
でも,杖というより魔女の箒と同じ使い方をします。
SEも車の音なのが凝ってますね♪
それだけじゃなくて,巨大な宇宙船のカケラ「エンジン」とそれを集めるために展開する魔法陣,そして学校の校舎内や部室,すばるの部屋などの背景も丸ごと全て可愛いんです♡
あまりに可愛すぎてびっくりしたのはアイキャッチです!!!
本編のキャラデザも十分可愛いのに,アイキャッチは凄く綺麗で信じられないくらい可愛いです。
一時停止してずーっと眺めていられる(・∀・)!!

キャラクターはみんな良い子たちばっかりなんですよね。
誰が1番好きかってつい考えちゃうんですが,わたしは5人とも全員好きでした。
ん~。でもやっぱすばるが好きかな★
キャラクターや物語の雰囲気は「おジャ魔女どれみ」と「けいおん!」と「ローリング☆ガールズ」を足して3で割ってLittle Twin Starsの夢かわいさをプラスした感じですかね。
主人公のすばるは声が「カードキャプターさくら」の桜ちゃんに,キャラ自体は「けいおん!」の唯ちゃんに似ていると思いました。
あおいちゃんは「けいおん!」の和ちゃんと澪ちゃんを足して男前にした感じ。
他の3人もテンプレと言われたらそれまでだけど,アニメを観てたらどこかで遭遇するような馴染みのあるキャラです。
個人的にはみなとくんが好きでした。
謎めいたキャラクターで声がイケメン!!
それにしてもみなとくんの友人の声優さんが何気に贅沢だなぁと思いました。

物語は最初正直よく分かりませんでした。
よくある魔法少女モノと違って,主人公であるすばるはよく分からないまま,メンバーとしては最後に魔法使いになってエンジン集めに参加するからです。
なので,細かい背景や設定などが説明されずにそのままお話が進んでいくので観てる方は「よく分かんないけどそういうものなんだ」って感じで観ながら察していく感じでした。
{netabare}この魔法使いの女の子たちは別のパラレルワールドの人間で,お互い自分たちの世界の人じゃないんです。
一応,自分の世界に同一人物が存在しているけど,少しずつ起きていることが違っていたりする。
特にすばるとあおいは幼馴染なので,このパラレルワールドを越えて出会った2人はお互いに共有している思い出が違うというのは面白い設定だなと思いました。
(なぜそういう事が起こったのかは謎のまま)
同じ小学校だったのに中学生になるときに別々の道を選んだ2人。
すばるもあおいも自分の世界の相手が自分を置いてっちゃったという過去をもっていてそれにわだかまりを抱えているんだけど,一緒にエンジン集めをしながらそのわだかまりを解いていくのは良い話だなと思いました。
2人のいちゃいちゃは見ていてほんわかします。{/netabare}
そして,ミステリアスな男の子みなとくん。
わたしがこの物語をよく理解できなかった一因にみなとくんと温室の存在があります。
いつでも出会えるわけじゃなくて,学校のドアを開けたとき気まぐれに温室が出現して彼が居るんですよね。
そして,みなとくんが話すことも存在も謎すぎてずっと「彼は宇宙人なのかな?」と思いながら観続けていました。
だけど,他に誰も入ることができない2人きりの場所でミステリアスな男の子と過ごす時間というのが,ドキドキふわふわ落ち着かなくてわたしは好きでした。
これがあの“ぽわ~む”か!!!
{netabare}「みなとくんと恋愛に発展してくれたら嬉しいけど,そうはならないだろうなぁ。」って思いながら観ていたので,みなとくんと会えなくなってあんなに落ち込んでいるすばるを見て,「これ,みなとくんとのラブワンチャンあるかも°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°」からの,みなとくんが園芸部員として現実世界(?)に登場した時は嬉しくてにやにやしてしまいました。
でも「この学校に温室はないよ」とか「君って,人違いだとか勘違いだとか考えないわけ?僕は君の知らない僕に変わったかもしれない。ほとんど別人みたいにさ。」なんて言うから,「え。もしかしてすばるのこと覚えてないの!?」ってハラハラ。
けど,次の瞬間には「きみはそうやってまた,どこからか扉の鍵を見つけてくるんだね」って!!!
「何!?とぼけてたの!?ずるい(>_<)」ってなりました。
それに第9話,プラネタリウムの準備のとき,すばるが暗幕の取り付けに手こずったらすばるの肩に手を置いて「すばるは危なっかしいから」とか言って後ろからやってくれるの優しい!!そして,その100倍あざとい!!!
きゅんきゅんでした♡
そして,展望室で2人でプラネタリウムを試してみるのだけどそれだけでもドキドキなのに「本物の宇宙を見てみたい?」って言ってすばると同じ名前のプレアデス星団や宇宙の色んなとこに連れて行ってくれるのです。
宇宙をデートするなんてロマンティックだけど記憶を持ち帰ることができないのはなんだか悲しい設定だなと思いました。
「忘れてしまうなら何を見ても意味がない?」っていうみなとくんの言葉は第4話の「どんな花になるのか分かっていたら咲くのを見なくても良いと思う?」っていうすばるの言葉に通じるものがあって,逆に問い返された形になっていますね。{/netabare}
このアニメを観ていると宇宙の中での自分の存在とか変わることもしくは変わらないこととか森羅万象の理とか哲学的なことを考えてしまいます。
{netabare}「帰らなかったら覚えていられる?なかったことにならない?」なんて言うすばる。
うんうん。好きな人とはずっとこのまま一緒に居られたら良いのにって思っちゃうよね。
そこで「帰らないわけにはいかないよ」とかじゃなくて「すばる。僕があの時の魔法使いだよ」だって!!!
これはもう愛の告白ですよね。わたし的ハイライトです!!めっちゃきゅんきゅんしちゃいました♡
多分このあと2人はキスをするのだけど(違うかな??そうだよね!?),次の瞬間には展望室に戻っていて2人はもうそのことを忘れちゃってるんですよね。
あぁぁ。悲しい( ;∀;)
やっと子どもの頃のことを思い出して,そのことを確認し合えたのに!!
何故だか分からないのに泣いてるすばるを見たら切なくなりました。
そういえば,すばるが天文部に入るくらい星好きなのはみなとくんの影響なんだね。{/netabare}
わたしはといえば,ちっちゃい頃入院していたときできた友達のことを思い出しました。
第10話~第12話は切なかったです。
{netabare}みなとくんは自分があんなだからすばるとの関係に一歩踏み込めないんですね。
「わたしはみなとくんと一緒に居たい。わたしがみなとくんを幸せにする。今する!!」って自分からキスをするすばる。
前の宇宙デートを覚えているからできるんですね。
すばるは魔法使いだから。
みんなに見られていて顔を赤くしているみなとくんが可愛かった。
そしてみなとくんとエルナトの関係も素敵ですね。
「僕はきみのアルデバランだ。」って言葉で会長がエルナトの姿になります。
最後はみんな元居る運命線に帰ることになりました。
5人がそれぞれの運命線に戻って独りになったとき,もう一緒に魔法使いをやったあの4人は居ないし2度と会えないんだって思ったら言い知れぬ切なさや寂しさを感じました。
すばるが目覚めたとき,肩にみなとくんのカーディガンがかかっていましたね。
すばるはみんなのことやみなとくんのこと忘れちゃったのかな??
あおいちゃんに話しかけていたから覚えているのかと思ってました。
みなとくんのこと「幸せにする」って豪語していたので最後はハッピーエンドかと思ったけど,それはご都合主義ってことなのかな。
みなとくんが目覚めてすばると再会できたら良かったのに,みなとくんが目覚めるかどうかは視聴者の想像次第みたいです。
わたしは目覚めたみなとくんとまた出会えると信じています。{/netabare}

前半はよくある魔法少女モノで,正直深夜アニメではなく小学生の女の子向けの方が合ってるんじゃないかと思ったのだけど,最後まで見てけっこう難しい内容だなと思いました。
ポップな雰囲気に反して考えさせられる物語です。
別の運命線では別の自分が全く違う生活をしてたりするのかなって考えたり,運命ってあるのかなって考えたり…。

OP/EDは特にどうとも思わなかったのだけど,OPのくるって回るひかるちゃんが可愛いと思いました。
歌っているのはニコニコ動画にいた歌い手さんですよね??
今,調べたらこの「Stella-rium」収録のシングルでメジャーデビューしていたとは!!
知りませんでした。

総合的には,わたしはこのアニメとっても好きです。
見た目のポップな可愛さと魔法少女の部分は子どもの頃魔法少女のアニメを観てわくわくしてた頃の感じを思い出して乙女心をくすぐられました。
物語の部分では友達って良いなってすばるが羨ましくなったり,みなとくんとの恋模様できゅんきゅんしたり,果てしない宇宙に想いを馳せたり…色んな部分で楽しめました。
またこういうロマンティックなアニメが観たいな~。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 6
ネタバレ

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

結局、15年春期に見てたアニメとしては一番好きです という結果に

BD3巻が届いたので、嫁さんの冷めた視線に耐えながら居間で観てたんですけどね。
ホント判り辛い作品だったんだなとw
私も初見時は雰囲気だけで観てたトコがあったんですけど、小説読んだり観直したりして理解が深まってから改めて見るとホント不親切なのが判るというか(汗)
 みなとの温室の植物って6話のプレアデス星人の宇宙人のエンジン再起動のところまで1つも花咲いてなかったの、実は私は見逃してましたw

んで、なんで6話まで咲いていなかったのか、なぜあのシーンで開花したのかを一応書こうかと。
いや、そんなの判ってるから!と言う方多いでしょうけども私みたいなおバカさんは雰囲気だけで流しちゃってるかもしれませんから(汗)
{netabare}

あの蕾までしか成長していなかった植物や飛び交う蝶達は、選ばれなかった可能性の欠片達。それらの集う場所が温室。ここに居る者達に未来は無かった。
病室のみなとの現実への憎悪から生まれたつのマントに追われるすばる。
つのマントの望みはプレアデス星人の宇宙船のエンジンの欠片の強大な力を手に入れる事であり、彼の憎悪は巨大な宇宙船の実体化に巻き込まれて地球が滅びる事も自らの選択肢に入れている。自分の未来が無い世界ならば滅びても構わないと。

そして中盤の山場の6話。宇宙船が実体化を始めてしまう。

病室のみなとの絶望から別れ出でた温室のみなと。
彼ら未来を閉ざされた可能性達の世界である温室へすばるが迷い込み、温室のみなとはお守りとして温室の花の蕾をすばるに送る。
プレアデス星人と5人の魔法使いたちは手持ちのエンジンの欠片のみの力で宇宙船の実体化を阻止しようと試みるも、力及ばすエンジンは再起動しない。
そして、すばるの起動して欲しいという祈りに応えるかの如くお守りの蕾と温室の可能性の欠片達が一斉に開花、エンジンが再起動しその場凌ぎとは言え宇宙船の実体化を防ぐんすよね。
未来の閉ざされた可能性達の力で結果的に救われる地球というトコが泣かせますわね。 {/netabare}

 観てた方は判るんですけど、アニメの中であの温室や植物や蝶達は如何なるものかの具体的説明無いんすよね。ここらへんの観る側を試しているかのような全体的な作りが、結果的にこの作品の敷居の高さになってこの低評価なんだろうなと思うとホント残念です。
まぁ私自身も初見時はなんか騙されてる様な気持ちで観てたんですけどねw

浅い作品じゃないので、もしこれから観られる方がいらっしゃるのであればコレは考察しながら観る作品として構えて臨んでほしいなと思います。
その上で気に入らないのであれば、まぁ好みですしね。

レビュー追記したついでに評点も上げちゃいます(汗)
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先日発売された"みなとの星宙"読んでるんですが、切ねぇです(涙)
みなと視点での小説となってるので、TV版お好きだった方は読んで見てもいいと思います。アニメでは明言されてなかった事柄が色々書かれていますので。
何故すばるにあんなにツッケンドンだったのかとかもw
{netabare}
病室ですばるの折り紙の星とみなとが交換した可能性の欠片ですが、あれはこの世に生まれなかった生命のものとアニメでは言っていました。
すばるのお母さんが一時的に入院していた理由、すばるの妹として生まれてくる筈だった子の可能性の欠片なんだそうです。{/netabare}
そんな感じで、色々とアニメではモヤっとした部分が書かれてます。
小説は基の設定の肉付けが多いとの事ですのである意味二次創作に近いとも言えるのかもしれませんが、作者が極めてガイナックスに近しく且つ星雲賞も取ってるプロの作家さんですので、アニメの補完としてはパーフェクトな出来だと思いました。
(何処が佐伯監督の設定で何処が肉付けなのかが明示されてれば尚良かったんですが・・・)

いい作品だと思うんですけどね~。相変わらずの低評価で残念です。
小説読んで後にアニメ見返しましたが、あまり評価されて無いのも判る気がしました。判り辛いんですよね、多分。
ちと内容が抽象的且説明とかセリフ不足過ぎたのかもですね。

 私的にはこの作品やっぱり好きだし、とても素敵なストーリだと思ってます。
このまま低評価で埋没して欲しくないんんですが・・・これがこの作品の運命線なんでしょうね。止む無しかw

因みにBDのケースがイマイチな作りで、ディスクが超取りづらいですw

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 一応ユーフォの最終話観終えたので、個人的にどれが一番好きだったかと改めて考えるとコレでした。
魔法による派手な戦闘という見た目の見せ場も無い作品ですし、怒涛の鬱展開って訳でもないので終始地味な作品ですけど。
なんかジワジワ来るんですよね、コレ。
どうも無学な私にゃ煙に巻かれてる感を感じてたプレアデス星人の学術的用語も、きちんとした代物らしいので素直に納得しときますw
ま、この作品のいいところはヒロインたちも作中で言ってますが、なんだかんだ物理の話出す癖に魔法なんて胡散臭い代物で状況を打破していくところですしね~

何も無いのだったら、何にでもなれる筈。

オッサンになった私には今更な事ですが、この作品のテーマは子供達らしい素敵でかわいらしい代物だと思いますし、好きなんですよね。
15年春期はユーフォがクオリティとして最高だったとは私も思ってます。
ただ、コレもお暇だったら見てあげてくださいまし。意外とイイですよ(汗)








 という事で15年冬期放送分は円盤買ってた作品も無かったので、私はコレでも買って多少は業界に還元してみます。
それが若い人に比べれば多少は購買力のあるオッサンの務めですしねw

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評価点若干修正します。
個人的にはこの期で観てた中では満足した作品の一つですしね。
泣けるしw
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 終盤の展開、私はおバカなので完全には把握できてませんw
逆に実はそんなに深くも無い結末だった気もするんですよね~。
考えすぎなんでしょうか・・・・
素晴らしい考察を何方かプリーズ(汗)

と、視聴後に考察とか探しましたが皆素直に観たままで解釈してるんですね。
私、セリフに踊らされ過ぎたのかもです。

全体の雰囲気は私は嫌いじゃなかったし意外とテキトウな作品だと思いますけど、私は面白かったですね。
プレアデス星人の宇宙船が実体化したらヤバいと言われても、さりとて危機感をあおる判り易い表現も無いし。プレアデス星人も言ってる事胡散臭いしw
でも元の世界線に皆が戻る時のあの感じ、私は好きかも。
見た目と違って意外と理解力求められる作品だと思うので、万人向けじゃないかもですね。派手な戦闘が有る訳でも無く、サプライズ連発な展開という事も無く、こじんまりと可能性とか願いとか覚悟とかを少女たち目線で描いてる作品なんで正直内容的には地味です。
けど悪くないと思うんすよね~。けど、単に煙に巻かれてる気もして釈然としない・・・気もする(汗)

個人的には、訳ワカメだからクソだ!と切り捨てたくは無い作品でしたです。
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7話まで観ましたが、コレ結構いいと思うんすよね。
時々車の部品名が入るのがアレですが。
スパークプラグの代わりにドライブシャフトを使って点火って(滝汗)
アニメ見てればまぁ言わんとしてる事は判りますけど、無理やり車とこじつけなくても、ねぇ。
私がレビューにするとバカな作品みたく見えてしまい何ですが乙女なオッサン的には7話でちと泣きそうになったので、この手の路線嫌いでない人は見ても悪くないんじゃないかなと。
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今更なんですが、とりあえず一話だけ見まして・・・
オッサンのくせにカワイイもの大好きな私的にはアリなので続きも見てみようとは思うんですけども。
ただ、題記の様な事にならないか不安です(汗)

この期に及んで私如きが忠告するのもアレなんですが、見た目が完全に魔法少女モノなんでそういうのダメな人はスルー確定ですね。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 31
ネタバレ

麦茶 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

GAINAXは復活するんだ

【GAINAXは復活するんだ】(2015.4/24)
         ,, _
       /     ` 、
      /  (_ノL_)  ヽ
      /   ´・  ・`  l    GAINAXは復活するんだ。
     (l     し    l)    悲しみの弔鐘はもう鳴り止んだ。
.     l   、__,   l    君は輝ける人生の、その一歩を
      > 、 _      ィ      再び踏み出す時が来たんだ。
     /      ̄   ヽ
     / |         iヽ
    |\|         |/|
    | ||/\/\/\/| |


ちょ、ちょっと3話めっちゃ面白くないですか!?w
まーたガイナかって完全に舐めてました/(^o^)\

みんなで手を繋ぎながら闇の底に沈んでく描写とか、龍の巣とか、完全に天空の城ラ●ュタを意識してるような感じで笑っちゃいましたけど、なかなかどうして、この作品の雰囲気や方向性をうまく演出できていたんじゃないでしょうか。
まだまだ内容はそこまでって感じで、声優さんの演技もかなーり気にはなってますけど、今までと比べたら格段にモチベーションが上がりましたね。正直いっきに引き込まれました。

1話のときは説明台詞のオンパレードで、かと言って世界観やこの作品でやりたいことは何も伝わってこないという訳の分からないことになってましたが、2話でこのアニメの抱えてる闇が少し垣間見え、3話でしっかりと「何を魅せたいのか」を示してくれました。

ただこの方向性でいくと、少し「並行世界」や「自分の存在」に対する不安・葛藤が弱いような気もしますけど、そこはホラ・・・可愛い女の子が売りのアニメだから多少はね・・・?まあこの軽さというか重たくなり過ぎないフワフワとした感覚が、むしろこの作品独自の良さなんじゃ・・・と自分に言い聞かせることにしますw

一応、wikiを見ると

{netabare}当初この企画は、自社の「レガシィ」に採用した衝突防止機構「EyeSight(アイサイト)」のプロモーションを念頭に置いたアニメとして富士重工業がガイナックスに要望したものであり、主人公の成長物語としてキャラクターも仮設定していたが、議論を重ねた結果「クルマが出なくても構わない」「スバルの良さ」「スバルの挑戦」を見せたいという富士重工業側の要望と「車を登場させなくても、車の代わりとなる何かでスバルの良さを表現する」「スバルという存在自体を追求する」というガイナックス側の方向性から現在の形になり、制作された。{/netabare}(長いので畳みます)

という思惑を含んでいるらしいことが書いてあるので、この先、そこらへんのことも掘り下げて深いストーリー展開にしてくれると嬉しいですね。

映像面に関しては、今期は3DCGのクオリティが狂ってるライバル作品が多いので、そっち方面ではキャラの動きも固く少々分が悪そうです。ただ背景はとてもキレイだったので、こっちを負けずに頑張って欲しいですね。

あとアイキャッチはめっちゃくちゃ可愛いです!実は楽しみの半分くらいはコレです。

でもスバルの家に停めてあったレガシィの書き込みだけはハンパなくて笑いましたwww
力入れ過ぎて背景から浮いてっけどwwwwwwwww

エンジン音等のこだわりを感じるSEも含めて、やっぱりコラボアニメなんだな~と再認識しました。まあ作品の出来に悪影響があるというほどではありませんけどね。

とりあえず、今後の展開には期待して見ていきたい作品です。
閲覧ありがとうございました。


【ガイナは死んだ、もういない!】(2015.4/16)

だけど・・・

俺の棚に、この胸に! グレンラガンとなって生き続ける!

アニメを見るなら天を突け!
地雷引いても見続けて 当たりがあったら俺の勝ち!
俺を誰だと思ってやがる・・・
俺はアニメが好きなだけだ ガイナのアンチじゃない・・・

俺は俺だ!!

いちアニメファンだああああああああああああッ!!!





というワケで、これまたぶっとんだアニメが始まりましたね。

教えてくれガイナ・・・俺達はあと何回失望すればいい!!
プレアデスは俺になにも言ってはくれない・・・。

1話通してなーんか変な違和感が拭えないと思ったら、どうやら声優の演技が関係していました。
作中の登場キャラ同士が喋ってるんじゃなくて、視聴者に言い聞かせているような・・・小学生の演劇とか見ているとよく分かりますけど、声が話してる人物の方を向いてないんですよね。このせいで、ただでさえ多く感じる状況説明の台詞が強調されてしまって、作品の雰囲気に物凄い不協和を生んでるんです。

あまり言いたくはありませんが、特に青髪メガネの子の演技が顕著で・・・w

内容的には1話の段階で特に取り立てて触れるような良いところも悪いところもなかったので、この違和感さえ払拭できれば、まだ期待はできると思います。

今日は風が騒がしいな・・・。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 12

77.0 3 天文学アニメランキング3位
ぼくたちは勉強ができない(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (497)
2351人が棚に入れました
苦学の高校3年生・唯我成幸は、大学の学費が免除される「特別VIP推薦」を得るために、受験勉強に苦戦する同級生たちの教育係となることに。指導する相手は「文学の森の眠り姫」古橋文乃、「機械仕掛けの親指姫」緒方理珠といった学園きっての天才美少女たち! 完全無欠の学力と思われた彼女たちだが、苦手教科に関してはとことんポンコツだった…!? 個性的な「できない娘」たちに振り回されつつ、成幸は彼女たちの入試合格のために奔走! 勉強も恋も「できない」天才たちのラブコメディ、ここに開幕!!

声優・キャラクター
逢坂良太、白石晴香、富田美憂、鈴代紗弓、Lynn、朝日奈丸佳
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

女子と勉強とは羨ましいものだな

理系の天才で文系は全然できないのに文系を目指す緒方理珠と文系の天才で理系は全然できないのに理系を目指す古橋文乃、スポーツ得意だが勉強はからきしの武元うるか、さらに真冬先生は医学部目指して浪人中だが、理科が苦手な小美浪あすみとかと主人公唯我成幸がお勉強。

正直言ってこんな状況羨ましすぎる。ということで見始めはかなりイライラしつつも段々このハーレムに慣れてきて完走に至った。やっぱり面白かった。あすみが今のところ推し。やっぱりうるかも捨てがたい。

最初は緒方理珠にイラついてしまったのだが。単純に文系科目苦手なだけなら分からんでもないけど{netabare}人間の感情興味なさそうなのに、心理学を専行したいとはこれ如何に。{/netabare}
その他だと運動出来れば勉強できなくてもいいとかいう風潮は僕嫌いです。両方しっかりできてこそ。というか日本は運動部が無駄に練習しすぎなのが問題だろうけど。
あと苦手な科目があるほうの進路を選びたい気持ちは分からんでもないけど、苦手科目の負担が軽いところ選ぶとかもう少し工夫あるのでは?高校3年生で数学Ⅰ・Aできないのは致命的。理系全振りは文系全振りより人間的に大丈夫か心配になる(偏見)

2期あるらしいので、見るつもり。やっぱりどうなるのか気になる。


OP
セイシュンゼミナール 歌 Study[古橋文乃(白石晴香)、緒方理珠(富田美憂)、武元うるか(鈴代紗弓)]
ED
Never Give It Up!! 歌 Study[古橋文乃(白石晴香)、緒方理珠(富田美憂)、武元うるか(鈴代紗弓)
OPはこだまさおり作詞で安定してる。主題歌は聞けば聞くほど心地よい。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
苦学の高校3年生・唯我成幸は、大学の学費が免除される「特別VIP推薦」を得るために、受験勉強に苦戦する同級生たちの教育係となることに。指導する相手は「文学の森の眠り姫」古橋文乃、「機械仕掛けの親指姫」緒方理珠といった 学園きっての天才美少女たち!完全無欠の学力と思われた彼女たちだが、苦手教科に関してはとことんポンコツだった…!?個性的な「できない娘」たちに振り回されつつ、成幸は彼女たちの入試合格のために奔走!勉強も恋も「できない」天才たちのラブコメディ、ここに開幕!!

1. 天才と[X]は表裏一体である
一ノ瀬学園には文系の古橋文乃、理系の緒方理珠という2人の天才が存在する。そんな彼女らを後目に「特別VIP推薦」を目指す秀才・唯我成幸。彼は推薦の条件として、文乃と理珠が志望校に合格するための「教育係」を命じられる。教育係となった成幸だが、文乃は理系、理珠は文系という才能と正反対の志望に困惑! さらに彼女らの苦手科目の実力たるや、点数が一桁という散々な状態!! 成幸は進路変更を助言するが…!?

2. 魚心あれば、天才に[X]心あり
成幸の中学の頃からの友人で、将来を期待される水泳の天才・武元うるか。スポーツ推薦を志望する彼女だが、学業がまったく手についておらず推薦自体が危ぶまれる状態! 成幸は学園長に命じられ、うるかの勉強も見ることに。 勉強を嫌がるうるかだが、成幸が教育係と聞いて急に張り切り出す! 実はうるかは中学時代から、自分を認めて助けてくれる成幸に恋していたのだ。文乃たちを意識して、うるかは密かに闘志を燃やす!!

3. 天才は[X]にも心通ずるものと知る
中間テストを前に、成幸の教育係としての成果が試されようとしていた。自分たちの成績が上がらないと教育係が変わってしまう…成幸に続けて欲しい文乃たちは、テスト勉強にさらに意欲を高める!後日、成幸は理珠に頼まれて彼女の家が経営する「緒方うどん」を訪れる。店を離れることができない理珠の勉強を見るためだ。不安な自分を優しく励ましてくれる成幸に、頬が赤らむのを感じる理珠。そして試験当日、予期せぬ問題が理珠を襲う…!?

4. 彼女が天才に望むもの即ち[X]である
ここ最近、急に体重が増えてしまった文乃はダイエットを決意! しかしお菓子を勧めるうるか、うどんを差し入れる理珠など、学校には太る要因がいっぱい。空腹をこらえる姿を心配する成幸に、文乃は「触って確かめて」とお腹を差し出して…!? そんな中、自習中の理珠の前に現れた白衣の女生徒。自称・理珠のライバルの関城紗和子だ。彼女は理珠が文系を志す理由を成幸が好きだからと誤解し、理珠の恋心を試そうとするが…。

5. 林間の天才は[X]に迷走する
一ノ瀬学園名物・2泊3日の学習強化合宿が始まった。山の合宿所で勉強にはげむ成幸たち。そんな中、理珠は成幸が気になって仕方がない。成幸と文乃たちの楽しそうな様子を見て不機嫌になり、ついには一方的にキレて合宿所を飛び出してしまった!夕方、理珠がいないことを紗和子から聞いた成幸は、理珠を探しに外へ。土砂降りの山中を駆け回り、崖の上に理珠を発見!助けよう手を伸ばす成幸だが、理珠は足を滑らせて…。

6. 天才[X]たちは、かくして勉強ができない
元・教育係の桐須真冬先生に呼び出された成幸は、合宿の山中で理珠とキスしていたことを問い詰められる。生徒指導室のドアの前では、心配した文乃が聞き耳を立てていた。聞こえてきた「不純異性交遊」という言葉を頼りに、文乃たちは入れ替わり立ち替わり成幸の弁護をするが…。真冬との面談から数日後。うるかは成幸が誰かとキスをしたことを知る。落ち込んだうるかは「友達の話」として文乃に悩みを打ち明ける。

7. 前任者の秘匿領域は[X]な有様である
校舎裏で成幸と話す中、文乃はバランスを崩して成幸に抱きついてしまった。その背後には険悪な目つきの理珠が!成幸が好きな理珠を怒らせてしまったと慌てる文乃。文乃はさっきのハグをチャラにしようと…?放課後、猫を助けてケガをした真冬を送るため、成幸は彼女の部屋を訪れることに。成幸はそこで真冬の面倒見の良さや、散らかし放題でだらしない私生活など、怖い先生の意外な一面を知ることに。

8. 天才の一挙手一投足は時に[X]を翻弄する
福引でスマホを手に入れた成幸は、辞書やスケジュール管理アプリで勉強に活用しようと大張り切り。さらにお風呂での勉強が効果的であることを知り、さっそく実践することに。邪魔が入らず防水スマホで調べものも楽!お風呂での勉強がすっかり気に入った成幸。しかし操作を間違えて文乃にメッセージを送ったり、理珠に電話をかけたりと大騒ぎ。入浴中のうるかにつながった際は、うるかが間違ってビデオ通話設定にしてしまい…!?

9. 禁断の地にて彼は、[X]が為奮闘する
真冬のマンションの前を通りかかった成幸は、彼女に呼び止められて部屋に招かれる。部屋にゴキブリが出たとのことだ。入ってみると、以前と同様に散らかりまくった酷い惨状…。ゴキブリを駆除するまでと引き留められる成幸だが、そこに出前で理珠が訪れた!成幸と真冬の関係を誤解してか、理珠はふくれっ面で部屋に居座ってしまう。理珠と真冬を仲直りさせようと、成幸は理珠の好きなカードゲームで遊ぼうと提案する。

10. かの新天地にて迷える子羊は[X]と邂逅する
教育係のご褒美として、予備校の夏期講習を受けることになった成幸。自分の成績のために意気込む成幸は、そこで学園OGの浪人生・小美浪あすみと出会う。そして予備校の帰り、道に迷った成幸は店の呼び込みに引っ張られてメイド喫茶に入ってしまう。慌てて出ようとする成幸の前に、人気No.1の「ピクシーメイド・あしゅみぃ」が登場。可愛くポーズを取る小柄なそのメイドは、予備校で出会ったあすみ先輩だった…!?

11. 威厳ある先任者は時に[X]にかしづく
夜の繁華街。真冬はいかがわしい店に入ろうとする成幸を見つけて呼び止める。そこは真冬の元・教え子のあすみがバイトするメイド喫茶だった。店内で成幸を注意する真冬だが、事故で店員にケガをさせてしまった!彼女は代わり働くことを申し出るが…!?。成幸の心配通り、ドジっ娘メイド・真冬は失敗の連続。そんな自分を前向きにフォローする成幸に、真冬は優しさを感じる。そして真冬が彼に告げた言葉とは-。

12. 天才は時に[X]をともに分かち追懐する
うるかと気まずくなった成幸から、「友達の話」として相談を受ける文乃。直後、今度はうるかからも同じ悩みを打ち明けられる。文乃は彼らに、思い切って2人で話し合うよう助言する。後日、湖畔のベンチに並ぶ成幸とうるか。しかし緊張のあまり、会話は早々に途切れてしまう。変装して見守っていた文乃は、2人それぞれにスマホから助言を送る。しかし文乃が提案する話題は、ことごとく場の空気を重くしていき…!?

13. 天才の目に天の光はすべて[X]である
お祭りを訪れた成幸は、会場で出会ったうるかと屋台を回ったり、理珠の出前を手伝ったり、ケガをした真冬をあすみの父の救護テントに連れて行ったりと、相も変わらず世話焼きで大忙し。さらには迷子の子供のために駆けずり回ることに…。結局、人の世話で帰りの終電を逃してしまった成幸。そこに星空を眺めて時間を忘れてしまった文乃が現れた。帰りの手段がなく途方に暮れる2人は、旅館の明かりを前に--。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 13

TAMA さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

天才 VS 勉強方法! さて、『X(エックス)』の『解』は如何に!?

他社ですが『五等分○花嫁』と設定が似てる部分がありますね。どっちもヒロイン5人…
ま、作者同士が交流あるくらいだし同じジャンルで大体同じくらいの時期に連載になったから『パクリ疑惑』も仕方なかったのかな。

(※2019:7/23追記・ジャンプ本誌で人気投票の間違いを確認。編集部の人に確認。記事は人気投票の結果のとこに記載。)

原作・ジャンプ掲載分全て。
アニメ・全話視聴。(全13話・30分アニメ)


ちょっと物足りなく感じてしまいました。原作の絵の方が好きだったのでアニメの作画は少し合わなかったです。
同社の作品、『ゆらぎ荘の幽奈さん』と比べるとラッキースケベはソフトな作品なので私はこっちの方が合ってました。ラッキースケベが過度だと少々キツいので(汗)


この作品のテーマは『受験』。なので高校3年生から物語が始まる。
主人公『唯我 成幸(ゆいが なりゆき)』が貧しい家族を楽させたいけど大学には行きたい。しかし『成幸』が通う【一ノ瀬学園】には大学進学に掛かる全ての費用を学校側が負担する【特別VIP推薦】の制度がある。その推薦枠を獲得しようと日夜勉学に励んでいたがある天才達に遅れをとっていた。

ある日推薦審査面談の時に条件付きで推薦を許可される。その条件とは『緒方 理珠(おがた りず)』と『古橋 文乃(ふるはし ふみの)』の2名の教育係になり、2人の志望する大学に合格させること。
理系の天才『緒方』、文系の天才『古橋』、何故この2人の教育係に?と思ったら『緒方』は文系の大学へ、『古橋』は理系の大学への進学を希望。
天才達だから少し教えれば…と思った『成幸』だがそうは問屋が卸さない。
両者の天才は進学したい分野は壊滅的な内容。しかも高校3年生で。『緒方』と『古橋』で教え合えば…と助言したがどちらも天性の感覚でやってるので教えれない、何が分からないのかが分からない。

前途多難ではあるが彼女たちの本気でやりたいことを聞いた『成幸』は彼女たちの希望する進路を尊重しようと奮闘する。
ただそこにスポーツ特待生『武元 うるか(たけもと うるか)(勉強全般苦手)』の面倒をみることになったりや、才女2人の無謀な選択を拒否する『桐須 真冬(きりす まふゆ)※酒に弱い』をどう説得するか、予備校で出会った一ノ瀬学園OGの『小美浪 あすみ(こみなみ あすみ)』と出会い何故か彼氏役になったりなど『成幸』はこれからどうなる!?
…と、簡単ですが。


『成幸』は大変ですね。努力型の秀才タイプだけど天才達に勉強を教える事になろうとは。プレッシャーがパない。が、培ってきた勉強法などが教育方法に生き、教える事に関しては天才肌。
『緒方』と『古橋』は天才タイプなので表現も良かったと思います。天才タイプの方って呼吸する様にその科目や競技などが出来るので教えるのは不向き。しかも割り振りがそこに全振りしてるのか!?ってくらいに他が穴!(例・勉強は出来るが運痴など)

『緒方』は天才タイプ+年相応か少し幼いくらいの子供っぽさがよく表現出来てたと思います。変にムキになったり嫉妬したり、てね。面倒くさいとこが合う合わないがあるのでこのキャラの好き嫌いは別れるでしょうね。

『古橋』は天才タイプ+毒が凄い(笑)
流石は文系の天才、人の心の機微を読むことに長けてるからか悪意のない辛辣な物言いが結構笑えました。口に出す毒も笑えるけど心の声の時の毒も結構楽しめました。…ププ、浴衣。

『武本』はスポーツ万能+勉強苦手。
快活でマイペースで憎めないキャラ。料理や歌が得意で『成幸』と居るとたまに乙女になるとことか結構このキャラを好きになる人は多い様に思います。
ま、『武本』って別に勉強が出来ないって訳じゃなく「苦手意識」が強いイメージがありますね。
プールを使った勉強法では覚えも早かったし本当はかなりの天才かも!?


とまぁ、1期は殆どこの3人が主だったのでこんなもんかな。個人的には『桐須』や『小美浪』のエピソードが好きなので2期に期待。
私個人はこの2人のエピソードが綺麗だったのでこの2人推しです。ここは原作をしっかり表現してほしいなぁ。


因みに↓
第1回人気投票

1位・桐須真冬(5233票)

2位・古橋文乃(4194票)

3位・武本うるか(3552票)

4位・緒方理珠(2421票)

5位・小美浪あすみ(2323票)


第2回人気投票(2019:7/13発売号より)

1位・桐須真冬(14598票)

2位・古橋文乃(3259票)

3位・武本うるか(2980票)

4位・緒方理珠(1803票)

5位・小美浪あすみ(1488票)

です。(残念な事に人気投票欄のとこの『小美浪あすみ』の文字が『小美「波」』と間違っているのはマイナスです!最新号(2019:7/22)でこの事を編集部が何も書いてなかったので2019:7/23にジャンプ編集部に確認したところ間違いであった事を確認。コミックスでは直ると回答を頂きました。)

桐須先生のエピソードやギャップ、文化祭やなぜあの様な教師になったのか、などがこの結果に結びついたのかな?と思います。魅力的な表現もあったし。
しかし第2回は2位と4倍近くの差ってのは凄いな。ちょっとビックリです。


ラブコメ物+ラッキースケベ物としてはソフトタイプなので初心者向けの作品かな?と思います。ラブコメを結構観てる方には物足りなく感じるかなと思います。
あ、CM入る前のアイキャッチは少し笑えます♪

後気になったのは最近では都内や府内の学校等は板書は電子黒板だし検索も出来る。しかも生徒もノートを書かなくなったりデータや黒板を写メするとこが増えてきてます。作品も観た感じ都内の高校ぽかったのでどうかな?って思ったりと。
なのでそこら辺も表現の古さを感じました。


さてさて第2期は10月から。
1期ラストは少々『古橋』がリード?かな。
2期ではサブキャラにも動きがあるので楽しみです!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
あ、そう言えば作中にあった『古橋』のセリフから少し論文の一つを。…これより書くのは無駄話です。暇な方はどうぞ。

甘い物を食べると集中力アップ!とかストレス減少!とかを『シュガー・ラッシュ』って言うんですがこれをイングランドのワーウィック大学が分析・検証したようです。論文が確か31本だったかな?
で、結論から言うと「効果はほぼ無し!」だったそうです。逆に砂糖を摂ると逆効果の結果が出て砂糖を摂った30分後には疲労感増加、眠気、1時間後には集中力低下を確認。(1,300人検証)
糖尿病やメンタル部分は落ち込ませる原因になる可能性も?ともあります。
ま、セロトニン(幸せホルモン)は感じれるでしょうけどね。

意外と昔から言われてた事が全く根拠が無かったと出てくる論文は面白いなと思いました。(作中のキャラ、科学部部長の関城は知っててほしいな。変な発明はよくしてるし(笑))

投稿 : 2025/02/01
♥ : 8
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

うるかにしてください

お静かに!って意味合いではもちろんございません。
原作は週間少年ジャンプ連載中。いつもながら未読です。

努力型秀才である貧乏男子高校生が、大学進学に係る費用の一切合切を学校に賄ってもらえる “VIP推薦” をエサに同級生女子に勉強を教えるというお話。
主人公男子は貧乏であるにこしたことはありません。トキワ荘以来の伝統芸能です。
同級生女子は二名。得意科目はほぼ満点だが苦手科目はてんでダメというのと、進路希望・将来の夢の観点だと苦手科目を超絶レベルアップさせないと進学もおぼつかないという点が共通する二人です。

 「お勉強」 + 「ラブコメ」

あらすじや第1話からそんな話かなぁという出だしでしたが、これがまた絶妙につまらなかったです。
少し経って{netabare}(第2話){/netabare}からもう一人、武元うるか(CV鈴代紗弓)が投入されて、元からの二人である古橋文乃(CV白石晴香)、緒方理珠(CV富田美憂)の三名体制となり屋台骨が出来たことで好転していきました。

 「ラッキースケベ」 +「ハーレム」 featuring「お勉強」

早々に路線変更です。真面目に言うようなことでもありませんが、、、路線変更です!


実際にお勉強要素の配分が多いまま、まっとうに学力向上を目指す内容でしたら視聴継続はしんどかったでしょう。リアル志向でもエンタメ志向でもなくガバガバの設定でしたので。
・学校側が生徒の学力向上と進路指導の責任を放棄してる時点でOUT!(これ大事)
・文乃と理珠の出来ないっぷり描写にもいろいろ言いたいことはある
設定もそうなんですがいまさら英語の構文や数学の公式にお付き合いするのもなんだかねぇ。

{netabare}「Don't you kiss someone , NARIYUKI?」(6話)
意訳) あんた成り行きでキスまでしたんとちゃう?成幸だけに(嘘)
   {netabare}しかもあんたの名前を音読みしたら・・・きゃーっ(もっと嘘){/netabare} 

これ文法だとanyoneが正解じゃなかったっけ? うるかが必死こいて覚えた構文を頑張って使ってみたけどちょいミスがあってかわいいじゃん、と普通なら思うところなんですが、ここに至るまでに、「この作者(編集含む)は絶対まともに勉強したことなさそうだな」の説得力ない描写が連発してましたので、素直に受け取れません。なお現場ではanyだろうがsomeだろうが通じるっちゃ通じます。{/netabare}


いざラッキースケベハーレムアニメとの立ち位置が固まってしまえば、お作法に則ってすんなり観ることのできる普通の作品でした。
小学校高学年ないし中学入学したての芽生えの時期にお世話になった(かもしれない)少年誌の『お色気マンガ』の佇まいです。

 {netabare}※注)『お色気マンガ』と『エロマンガ』は違うからね。{/netabare}

ヒロインの裸を見たり接触する程度の描写に留まるのが通例で、また、何かしらのトラブルに巻き込まれてサービスカットを披露する「お約束」のアレです。

肉体関係ありの最近のマガジン案件(あれはあれで良い)と違い、こちらジャンプ案件はきちんとお色気止まりにしているのが良いですね。なんとも懐かしい香りがしていて、その雰囲気を楽しむような感覚。
自分の場合このへんのルーツは連載終盤の『やるっきゃ騎士』(※ナイトと読む)でしょうか。
少年の夢と希望とスケベ心が詰まったこういう品は、健全な少年が親に見つからないようにどきどきしながら観てほしいタイプの作品です。


最終話で3か月後の2期放送が発表されました。
私の視聴優先順位としては低いです。少し懐かしい匂いを堪能したところでややお腹いっぱいかしら。自分にとってはそんな位置付けでした。



■オマケ1
どうせなら健全なお色気ものだったらよかったのに。
{netabare}ブラコン妹が登場して、兄のふとんをくんかくんかしてましたが、アニメ向けアレンジでしょうか?
視覚的なお色気どまりだったほうが健全な気がしていて、フェチまで踏み込むと大人向け指数がアップしちゃいます。なんかもったいない。{/netabare}

■オマケ2
球技大会にクレームw
{netabare}自分が高校生の時だったら、和気あいあいの男女混合なんてありえんと思ったでしょう。
勝ちにいきたいのに遠慮が入っちゃうから。クラス対抗ならなおさら負けるわけにはいかないのです。
当方の高校時代は、クラス対抗の雌雄を決するガチ系イベントだったので男女くっきり別れてました。混合だと体力面で劣る女性がやりづらくはなかろうか。イチャコラなんて別途いくらでもできるし。
このアニメに限らずいつも思うのですが、学園ものの校内イベントって文化系の目線で描かれてることが多いですよね。自分が知りえなかった高校生活を疑似体験できるのをもって良しとすればいいのかもしれません。だがしかし、なんとなく腑に落ちないのです。{/netabare}



視聴時期:2019年4月~2019年6月

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2020.02.06 追記

後半2クールめのほうが好み。


2019.07.02 初稿
2020.02.06 追記
2020.07.24 修正

投稿 : 2025/02/01
♥ : 59

71.0 4 天文学アニメランキング4位
チ。―地球の運動について―(TVアニメ動画)

2024年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (74)
503人が棚に入れました
第26回手塚治虫文化賞のマンガ大賞ほか、数々の賞を席巻。 若き天才作家魚豊(うおと)が世に放つ、地動説を証明することに自らの信念と命を懸けた者たちの物語 15世紀のヨーロッパ某国。飛び級で大学への進学を認められた神童・ラファウ。 彼は周囲の期待に応え、当時最も重要とされていた神学を専攻すると宣言。 が、以前から熱心に打ち込んでいる天文への情熱は捨てられずにいた。 ある日、彼はフベルトという謎めいた学者と出会う。 異端思想に基づく禁忌に触れたため拷問を受け、投獄されていたというフベルト。 彼が研究していたのは、宇宙に関する衝撃的な「ある仮説」だった――。
ネタバレ

アニメアンチ2号 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

【チ】☆彡の女神☆彡その大戦略と「卍闘争劇卍」

●オリオンを辿る真実

本作の物語について考えれば概ね評価に値する水準にあるように思います。

しかしながその一方で何とも言えない「偏り」みたいなものが開始早々から
横たわっているような妙な感じを覚えるのでありました。

最大の鬼門はあの異端審問官{netabare}のお父様でありまして、兎に角やりすぎなのであります。

父の虐待と言えば「竜とそばかすの姫」でも少しばかり強引な感じでねじ込まれておりましたが
今にして思えばその作品の歌姫の父親にしても、仮想世界の自警団しても、役立たずだったりとか
有害だったりだりとかで、早い話が描写の背景には父権、パターナリズムを否定する
意図があったようにも見えてくるのであります。

女性的なものや母性を否定するような世界観を敢えて露骨に描写し、そこで反動的パンクの衝動
を引き起こして逆方向に持っていくという振り子運動の展開をやってみせたのではないでしょうか。

本作においても義父を含め父は頻繁に登場しますが母親がどういうわけか登場しません。

父と母と子がいて初めて家族があるとも考えられますか、母という存在がいないことにより
家族関係や人間関係に偏りが出ていると、そういうことを意図した描写だったのではないかと
そのように考えることができます。

物語序盤で扱われた「オリオンの3つ星」は「天下三分の計」の如く世界の均衡を示唆する原理
あるいは(製作者にとっての)世界の真理?を表すものだったのかもしれません。

母がいない世界では、男の権威が行き過ぎたものになり、極端な体罰として表れ
それは世界を歪に歪ませるとそういうことを言いたかったのでは?と推測いたします。

しかしながら三位一体こそが真実であるという信念も行き過ぎれば宗教でありまして
教会が作り上げたとされる歪んだ世界秩序を打倒するにはそれを全否定する革命思想や
無神論的合理主義など極端な左翼思想で対峙するしかないというのも、同じ穴の狢と
言うべきではないでしょうか?

意図的に「母」を排除した物語展開を作り出し、いよいよ真打登場ということなのでしょうが、
堕落した権威を打破するジャンヌダルクにスポットライトが当たるのはいいとしても
「手」を血に汚し、「その手」で過ちを犯した父親にどのような裁きを与えるのか
こちらの問題においてこそ「チ」の女神を戴く本作の真価が問われるべきではないでしょうか?

キリスト教の最大のテーマとも言えるものとして
「隣人を愛し」「敵を愛せ」の精神、そして「悔い改め」があります。

古い人たちの罪を贖うにしても、地動説や近代合理主義では釣り合わないような気がします。
世俗の権威を否定してそしてジャンヌダルクはどこに着地するつもりなのでしょう?{/netabare}




●「灯火」と「ミッションアンタッ【チ】ャブル」

【デウス・エクス・マキナ】とはギリシア悲劇などで使用された演出手法であり
「機械仕掛けの神」を意味する言葉であります。

これはある意味究極の「ネタバレ」になりますが【デウス・エクス・マキナ】が降臨すると
{netabare}それまでの問題がすべて解決してしまうというご都合主義展開を作り出せる常套手段となり得、
とても便利な手法ということで様々な作品に多用され、故に物語がマンネリ化
してしまう元凶となることもしばしばあったのであります。

例えばオペラ座の「プリマドンナ」が絶体絶命のピンチの時に「救済者」が突然現れ
「予定調和」のように解決してしまうのが典型であります。

その発動条件は、聴衆が物語の演者に感情移入して救済を神に願うようになること
でありまして、作家は聴衆をマインドコントロールするよう細工を施すのであります。

本作においては【チ】の女神が「機械仕掛けの神」となり発動するという都合上
必然的に伏線として【灯火】が小道具として使用されるというわけであります。

そして【チ】の女神を暗示するもう一つの小道具は「本」でありますが、「本」は蔵書や
図書館に繋がることから、これにより【チ】の女神のアーカイブのアクセス権を得たことを
暗示でき、そういうことで「チ」の女神の祝福を得たことを示すことができるのであります。{/netabare}

「蝋燭の炎」と「本」は伏線として使用されたと解釈できます。

3人はこの伏線により三位一体の使徒として出会う運命にあったと言えるのです。

ヨレンタさんのお父様は教会に {netabare}恨みを抱いていましたので、復讐を果たすべく
反教会側の活動家になってもおかしくない状況でありましたから、お父様が組織長になった
という可能性も十分考えられたかもしれませんが、ヨレンタさんとの手袋の一件で
うっかり過ちを犯してしまったエピソードが取り上げられており、このエピソードにより
【チ】の女神に祝福されてないことが明らかになります。

お父様よりもむしろヨレンタさんに【チ】の資格があることが対比的に示されるわけであります。

手袋は比喩みたいなもので、お父様の過ちは「先見の明」(=【プロビデンスの目】)が無く
(ある意味感情的な判断で?)異端審問官としての仕事を続け、誤った判断に基づき
拷問の類を一方的に行い続けてきたことが示されています。

同じように「父や主人の過ち」を体罰や虐待により示したものとしては
「ヴィンランド・サガ2」に出てくる農園の主人の事例がありますが、激情して暴力をふるう
虐待をするというのは「創造主ヤハウェ」を揶揄しているというように解釈可能でありまして
そういう親父殿は時代遅れで未来では通用しないという意図が込められた
「悪意ある」比喩的表現であるという風に捉えることができます。

そうい都合で「父」は【チ】により導かれる物語のメインキャストにはなり得ず
父と娘の対比構造からわかるように、娘の方に主導権があるのだから必然的に
組織長の役に抜擢されるのは娘という結論になるわけであります。

年齢的には41歳くらいと28歳くらいというのが秘密結社に関わる構成員の設定に
丁度いいと判断されたようです。

アダム・ヴァイスハウプト(1748年生まれ)は1776年に28歳で秘密結社を創始し
1789年の41歳の時にフランス革命が開始されるということで、その年齢に設定を
合わせてきたのでありましょう。

ヨレンタお嬢様の捕囚は2⒌年前の16歳の時?だったようであります。

そして、世界三大発明についても恐らくは構成員に対応する伏線的小道具
であったと考えることができるのかもしれません。

世界三大発明の「火薬」担当は例の男性で確定しています。
「羅針盤」も実は海洋民族が使うので誰に繋がるのか確定してます。
残りの「印刷技術」ですが、やはり一番似つかわしいのが【チ】の女神の代理人ではないでしょうか?

やはり組織長のヨレンタさんということになりそうです。

そういうわけで「太陽信仰」{/netabare}と所縁が深い海洋民族がどの種族なのか?
追求する必要があるということになります。



●「チ」の女神転生!?☆彡【デウス・エクス・マキナ】☆彡の動きについて

15話から16話そして17話への物語展開は鮮やかだと思います
しかしながら15話の最後の貧民たちの{netabare}ヘアスタイル{/netabare}にそして{netabare}刺青{/netabare}
みたいなのには流石に絶句しました。

フランシスコ・ザビエルの例のヘアスタイルですが、ある意味この作品のおかげで
あのヘアスタイルの意味に気が付くことができたのは感謝したいところでありますが、それでも
複数の{netabare} 貧民の頭の頂点を「ザビる」?{/netabare}ような展開はあまりに強引過ぎてはないでしょうか・・・

結局のところ{netabare}【グノーシス主義】を表明する都合{/netabare}あのヘアスタイルをこれでもかと
強引にねじ込んでくるのはやむを得ないということなのでしょう。

強引だが必然ということで意図は理解できるのでヘアスタイル分の減点はしないでおきます。

ヨレンタさんの手袋に{netabare}ついて少し考えてみましたが、手袋に思い当たるところはなく
恐らくは【赤い】頭巾との関係性で【紫色】{/netabare}に意味があったのではないかと推測いたします。

ヨレンタさんの人種ついての詳しいことは17話以降に明らかにしようと思います。

ヨレンタさんの服装が示すシンボルカラーは{netabare}「所属」を表しており、そこから
女神転生と【デウス・エクス・マキナ】発動の条件が揃ったという
伏線を示すシーンだったように思います。

ヨレンタのお父様は「ぴったりの手袋」をプレゼントするはずでした。

ある意味「ぴったりの手袋」なんですがサイズが違っていたという意味で{/netabare}
お父様は「過ちを犯した」のであります。

それに対してヨレンタお嬢は「父の過ち」を糾弾するようなことを言ってしまったので
お父様はぶち切れたのであります。

{netabare}この一連の流れは、ユダヤ教の唯一絶対の神であるところの人類の生みの親であるアドナイの神が
アダムとエヴァを優秀な子どもに育成できず、更にその子孫たちも罪を犯して
神を裁きを受けたという「ノアの大洪水」や同じように罪故に滅ぼされた
【ソドムとゴモラ】の事件を前提にしていまして、子どもたちにぶち切れて大量虐殺した人類の
お父様にあたる神を批判しているという、そいう意図がこめられたシーンであると推測されます。
要するに【グノーシス主義】はアドナイの神を徹底的に批判する傾向がありまして
「お父様」はダメなので「救いの女神」に希望を抱くというわけであります。

この回は【グノーシスの女神】が動き出す伏線として重要な回であると考えられます。
そうして回想シーンを交えながら16話、17話に繋がり、{/netabare}
【デウス・エクス・マキナ】が発動されるのだと予測されるのであります。

16話に登場する鎧の騎士団は教会絡みなので「十字軍」を連想しそうですが、
{netabare} 教会への【反抗】を意図する集団でありますから【テンプル騎士団】を暗示
しているのだと考えられます。

【テンプル騎士団】は【ソロモン神殿】に関係する組織でありまして【シオン長老】という
ユダヤ教の祭司がその背後にいるとか言われていますが、個人的にはユダヤ教徒とは
ほぼ関係がなく、それよりも【フリーメイソン】の前身が【テンプル騎士団】であったという説が
正解ではないかと考えています。

近年においては【フリーメイソン】に潜入した【イルミナティ】がフランス革命を起こした
などと言われておりまして、それを受けて謎の騎士団の隊長は
「すべての教会の教えを否定し」
「すべての宗教を廃絶する」と
世界革命計画を表明するわけですが、革命思想の出所は【イルミナティ】にあったのであります。

我々の教科書に載っている偉大なる近代の啓蒙思想家とは、【イルミナティ】の思想を
吹聴するよう仕込まれた御用学者であったわけです。

カルヴァン主義の予定説みたいなことを隊長は口にしていますが、とっても乱暴に言えば
それはキリスト教の異端に限りなく近い考え方で、近代合理主義とヒューマニズムの
流れに乗ってキリスト教がセクト化細分化してかなりカオスな状況に見舞われたことを示すもので、
ある意味結末は【イエズス会】の狙い通りになったと言えるのかもしれません。

そういう意味で革命は大成功したとも考えられます。

25年前の回想シーンの挿入そして互いにリンクさせる展開は巧いと思いました。
ただ個人的には今の年齢は27歳がいいように思い【イルミナティ】創設者の
【アダムヴァイスハウプト】の秘密結社元年の年齢を調べてみたら28歳でありました。
そうすると回想シーンは25年前ではなく20年前ではないか?と少し疑問を持ちましたが
兎に角3人{/netabare}の物語がリンクしまして詳しいこともいずれ明かされるのでしょう。

【チ】が示す【灯火の女神】を前提にしていますので{netabare}「松明」とか「蠟燭の炎」とかが
効果的に配置されていまして、聖書と松明(=【灯火】)を並べて自然主義者の団長の口から
聖書を否定させるような発言を言わせるシーンはなかなか計算高いと思いました。

「それじゃ知性のない【獣】と一緒だ」という真面目な信者と
「そもそも人は【獣】とさして変わらん」と返す秘密結社の隊長の対比構造も鮮やかです。

まさに【大淫婦バビロン】は【獣】に乗ってやってきますので。

25年前の少年は回想シーンについては繋ぎ方を見るに反抗を企てる騎士団に属する
あの時に本を机に隠した謎の青年であるような気がします。

17話のチョンマゲ娘に本を偶然といいますか運命的に託したのがあの回想シーンの
後の少年であるとした方が展開がきれいなるので恐らくは彼がチョンマゲ娘と
次のシーンで出会うのではないでしょうか?

そうして【グノーシスの女神】の化身ともリンクしてくるのでありましょう。

あの少年とチョンマゲ娘と…3人が教会と対立するという構図が出来上がるのではないでしょうか?

そういう意味で三銃士それぞれの「人種」を分析する必要があると考えますが、
少年の分析が一番難しく、チョンマゲ娘との関係性で推理する必要があるような気がいたします。{/netabare}

●【チ】に足がついてない人たち

本作は「妙なヘアスタイル」が印象的なとある宗教教団と近代合理主義に毒された
狂信的地動説信奉者の信念を掛けた熾烈な闘争劇のような様相を呈しているところもあるようで、
従いまして視聴に当たっては教会や自然科学思想に関する予備知識があった方が
いいのではないかという意見も一理あると言えるかもしれません。

しかしながら個人的には現実世界の人類史の出来事と「本作の教会」の仕掛けた
闘争劇展開を比べた時には、妙なズレを感じずにはいられませんでした。

一番気がかりなのは「あのヘアスタイル」ですが、{netabare}それは後回しにするとしても
キリスト教最大派閥であるローマカトリック教会にとっての最大の宿敵であり、
最大の脅威は(本物のクリスチャンであるところの)プロテスタントでありまして
プロテスタントをこの「チ」から一匹残らず駆逐しなければ、ローマカトリック教会は
滅亡する運命を待つだけでした。

(真の)プロテスタントは聖書の言葉は神の言葉と信じ、聖書の教えにないか、
教えに反するようなローマカトリック教会の悪行を次々告白、猛抗議するわけですから
世間体が悪くなるばかりか、実は似非クリスチャンだったという教会の本性がバレて
偽装工作が水泡に帰す定めにありました。

(本作の描写に反して)恐らく現実世界の「カトリック」は
聖書の言葉を引用することを避けるでしょう。
そもそも正しい解釈を知らないか、ローマカトリック教会の教えと聖書の言葉が
矛盾してしまうとカトリックの立ち位置が揺らぐからであります。

教皇と権威ある教会に対して聖書の解釈論争を果敢に挑むプロテスタントと正面からやり合うのは
どうにも分が悪いということで、策を弄して各種の工作により敵を弱体化させようと考案されました {/netabare}
史上最凶で最狂の秘密結社が【イエズス会】というわけであります。

敵対勢力を潰すことが彼らの目的であり、正義でありますから
手段は問わないわけであります。

{netabare}魔女狩り、革命、断頭台、すべての手段は目的により正当化されます。
それが彼らの信条というわけであります。

余談ですがオリンピックパリ大会の開会式で生首マリーアントワネットのパフォーマンスを
誇らしげに見せつけた一件も、個人的には彼らの犯行声明を明示する意思が
介在したように思えてなりません。{/netabare}

「教会権力 VS 近代合理主義」という対立軸を基点とした本作の物語展開というのが
根本的におかしいような気がします。

教義に関しても真理に関しても説得力がまるでない教会権力側に正義が無いのは見たままの通りですが
{netabare}そうだからそれに立ち向かう【占星術師】か何かの類の地動説信者が正義になるかというと
それはまた別の話と言いますか、地動説信者の価値基準をどう受け入れたら
いいのか困るところであります。

個人的には天動説だろうが地動説だろうが人は生きて行くものであり
仮に数学的証明が成り立ったとして、それは異世界転生先の魔法の書
みたいなもののように思えてなりません。

地動説信者に極端にサディスティックな拷問を加えることにより、あるいは
残酷な死を与えることにより、それで地動説の価値は上がるのでしょうか?{/netabare}

フラットアース理論信者も怪しいですが、本作を見ると地動説信者も胡散臭いと言いますか
根本的なところがズレているように見えてしまうのでございます。


●フラットアーサーの逆襲

数年前のことになりますが「you tube」にはフラットアース理論について解説する動画が
かなりの数出回っておりました。

{netabare}NASAが撮影したとされる宇宙の映像記録の数々がフェイクであり、捏造であるという話は
それなりに世に知られており、スタンブリーキューブリック監督もその手の映像加工に
関わった云々なんて言う噂もあるようです。

もしも本作を視聴して地動説が真実であるということを華麗に証明できるなり、フラットアース理論を完全に打ち負かすような論法を容易に見出せるならば、
今までの「人類の闘争史」とは何だったのだろうか?という感じで、沈みゆくこの島国で
お気楽極楽な平和ボケの日々を満喫できるのでありましょうが、一筋縄ではいかない
プロテスタントとローマカトリック教会のややこしい宗教闘争について何か
語ろうとする時にカオスの渦の中に巻き込まれて溺れてしまいそうになる一方で、その片や
個人的にはどれほどの意味があったのか記憶にない教科書に書いてあった地動説と
フラットアース理論とどちらの仮説が正しいのかと考え始めたならば、それは膨大なる
時間の無駄でしかないという結論に至るわけであります。

例えばローマカトリック教会に恨みがある人にしてみたら、本作に描かれる腐りきった
教会の悪逆非道ぶりとそれに抗う登場人物に対して感情移入がしやすいということも
あるのかもしれませんが、「魔女狩り」と称する大粛清劇即ち狂信的ホロコーストを
まるで本作に登場する異端審問官のように極めて熱心にある意味勤勉に遂行したのが
【イエズス会】であったというのがことの真相でありますから、
「チ」のタイトルが「血」を意味するのであるならば、尚更に焦点を絞って
【イエズス会】とはどういう【血族】のものなのかについて、あの「妙なヘアスタイル」も含めて
考えなければならなくなりまして、地動説に関わる「地」についても恐らくは{/netabare}
「ばいばい、アース」という作品が暗示する「古のアース」=「地」の{netabare}【血族】と
秘密結社【イエズス会】が{/netabare}見事繋がるのではないかという疑惑について
追及しないわけにはいかなくなるのであります。


●大淫婦バビロンに連なる【獣】

ローマカトリック教会とはローマ帝国の宗教的権力機関でありまして、そもそも
ローマ帝国はローマ人固有の宗教思想が故に被征服民たるユダヤ教徒やキリスト教徒を迫害し
一方的に弾圧してきたわけであります。

{netabare}ユダヤ教徒はローマ帝国の圧倒的な軍事力により完膚なきまでに叩き潰されねじ伏せられましたが
後のキリスト教徒が大増殖した時には弾圧しきれず、ローマ人が得意とする力のごり押し政策は
断念せずにはならなくなり、キリスト教を帝国の統治のために利用する方向に切り替えたのであります。

ローマ帝国はキリスト教を公認し、遂には国教と定めます。
しかしながら肝心の教義はローマ帝国の都合がいいように書き換え、
異教徒をうまく取り込めるようにと異教の神々や異教の習慣なども取り入れ{/netabare}
終いには教会はまるで【怪獣】のように膨大な力を持つ権力組織となったわけであります。

{netabare}ゲルマン人の大移動の時に帝国は分裂し、帝国の歴史は終わったかのようにも見えましたが
帝国からその権力と権威を引き継いだ?というか奪い取った{/netabare}ローマカトリック教会は
「不死身のモンスター」の如くしぶとく生き残ったのであります。

{netabare}旧約聖書に登場する四匹の【獣】は、
【バビロン】、「メドペルシャ」、「ギリシア」、「ローマ」を意味します。

世界帝国のルーツは【古代バビロン】にありますが「第四の【獣】」=「ローマ帝国」こそが
最も手強い「アンデッドモンスター」みたいな存在であり、その【獣】が今もなお
世界を支配していると言われています。

ローマは宿敵である【フェニキア】の将軍【ハンニバル】との闘争に勝ち
世界を統べる覇者となったように見えましたが、しかしながら状況は
「卍ひっくり返り卍」最終的にはローマ帝国あるいはローマカトリック教会は{/netabare}
【フェニキア人】に乗っ取られたなどという妙な結末が待っていたようであります。

その辺について簡潔にまとめているのが↓この動画であります。

河添恵子【秘密結社?「イエズス会」とは?」】
https://youtu.be/i21c4NYS5Yg


【フェニキア人】とはどのような人種、「血」族でしょうか?
{netabare}彼らは【バビロン文明】の後継者であり、従いまして「呪術文化」の種族であります。

【フリーメイソン】はハリーポッターでもお馴染みの「魔法学校」の元ネタでありまして
(ユダヤ神秘思想)【カバラ】研究機関であると言われたりもしますが、早い話が
【黒魔術】研究機関ということになります。{/netabare}

{netabare} 本作にも登場する【占星術】というもののルーツも【バビロン文明】や【シュメール文明】にあり
なので【フリーメイソン】においてもこの【占星術】を熱心に取り扱ったわけであります。{/netabare}

【占星術】と【数秘術】はセットで扱われるケースが多く、ピタゴラスの定理でお馴染みの
ピタゴラスも自身のオカルト教団で【フリーメイソン】と似たような
いかにも怪しい研究をやっていたようです。

{netabare}ルネサンスとは古典の復興を意味し、近代合理主義のルーツとなったのが古代ギリシアの思想であった
などと言われたりもしますが、偉大なる哲学者と名高いプラトンなども古代のオカルト宗教儀式を
行っていたのではないかという話もございます。

イタリアでルネサンス運動が起こり、その辺りで【イエズス会】が設立され、
ルネサンスの波に乗って【啓蒙思想】が世に広まるのですがその【啓蒙思想】を宣伝するため
役に立ったのが後の社交クラブ化した【フリーメイソン】であります。

「啓蒙思想」の説法を垂れる学者さん擬きを「啓蒙思想家」と教科書ではそのように書いていますが
「啓蒙(思想)」を英語で言うなら「エンライトンメント」=Enlightenmentで、
似たような言葉では「イルミネート」があります。
意味は【光で照らす】でありますので、【啓蒙思想家】や【啓蒙主義者】は
【光で照らされた】即ち【イルミナティ】ということになります。

[【イルミナティ】は、イエズス会の修道士であったインゴルシュタット大学
教授のアダム・ヴァイスハウプトが、1776年に創設した秘密結社である]
というのは有名な話ですが、イエズス会の修道士が作った秘密結社「【イルミナティ】が
【フリーメイソン】を乗っ取り【イルミナティ】の御用学者であるルソーなどの革命理論を
聴衆に吹聴し工作員を使ってフランス革命を仕掛けた云々、
歴史の真相はどうやらそういうことらしいです。{/netabare}

フランス革命の際に発明された「ギロチン」という大量殺戮装置を考案したのも恐らくは
本件の工作員関係者の仕事ということなると思いますが、
魔女狩り-弾圧-ホロコーストという一連の独特で妙な嗜好性みたいなものは
「彼ら」特有の「血」が由来であるように思えてなりません。

「拷問、【卍】十字架刑【卍】、火刑」などこういう類のものを好んで行う行動原理や思想のことを
敢えて一言で表すならばそれは【グノーシス主義】ということになるでしょう。

アメリカ合衆国にあの【女神像】を贈呈したのはフランスでありますが
{netabare}より厳密に言うならフランスの【メイソン】が米国の【メイソン】に
【女神像】=【アイドル】をプレゼントしたのであります。

ジャニーズにしろ女子アナにしろ多くのファン=信者から支持される存在は
「アイドル」でありまして、女神像崇拝の宗教思想が根源にあります。

女神には様々な名がありますが、自由の女神の名は何と言うのでしょうか?
女神が右手で掲げる【灯火】は【光】であり女神の【灯火の祝福】を受けたものは
【👁】が開けるのであります。これを【啓蒙】と表現するわけです。

【灯火】は「知」=【チ】=「知恵」を、そして【理性】を象徴的に示すものです。 {/netabare}

フランス革命の時に生まれた新たな宗教とは、【理性】の崇拝であります。

そして【グノーシス主義】とは【チ】=「知恵」の女神を崇め奉る宗教思想を表します。

{netabare}「聖【ソフィア】大聖堂」とは【チ】=「知」の女神を崇め奉るための施設でありまして
そういうわけで「【灯火】の女神の名」は【ソフィア】ということになります。

「哲学」は「フィロ【ソフィー】」であり、「フィロ【ソフィア】」であります。
「哲学」とは「【チ】を愛する」を意味し、その由来は【チ】の女神信仰にあるということになります。

【灯火】は「女神の【チ】の祝福」でありますが、人類で最初に
【チ】の祝福を受けたのは誰でしょうか?

最初の人類はアダムとエヴァであります。
そう【チ】と言えば、エデンの園で彼らが食べた【知恵の実】であります。
「知恵」は【灯火】であり【光の祝福】を受けたものは【👁】が開けるのであります。
エデンの園で【チ】を与えたものは【蛇】でありますが、ある時は【竜】となり
【稲妻】となるこの【蛇】は【サタン】であります。

【サタン】とはそもそも【堕落した天使】でありましたが【サタン】の首領は
かつての【光の天使】であり【知恵の天使】でもあるその名を【ルチフェル】と言います。
【ルチフェル】はラテン語で【明けの明星】を表します。

【アイドル】雑誌のタイトルが【明星】なのはただの偶然ではなく、
単純に信仰心の正しい表明なのでしょう。

【明けの明星】とは【金星】のことでありますが、【金星の女神】の名は【ヴィーナス】であります。
「金星の女神」の名には、「イナンナ、アシュタルト、フレイヤ」など様々ありますが
その【血】の系統をざっくり把握するならば(ノアの子)「ハム」の子孫が作り上げた
【バビロン文明】、シュメール文明に起因する「血族」・種族と共に
彼らが頼る神々もそういう文明に寄り添い共にある存在であったということになるでしょう。

ハムの子孫が生み出した【バビロン文明】とは別の文化や思想を持つ存在が
(ノアの子)セムの子孫=ユダヤ人でありまして、ユダヤ教の主神創造主ヤハウェが
ユダヤ人だけを特別視した理由は、都会育ちの文明人よりも素朴で田舎臭いユダヤ人の方が
誠実そうで約束(モーセの十戒)を守ってもらえそうな気がしたからなのかもしれません。

知恵の女神の祝福を受ける「血族」は「知識」があるので建築学や占星術や数秘術なども
熟知しており、従いまして経済的に大繁栄するので【バビロンの黄金都市】や
【バベルの塔】や「ピラミッド」みたいな立派な建物を造り大都会で豪華に暮らすのですが
片や田舎者のユダヤ人は素朴で質素な生活をおくるしかないということになります。

そんなわけでソロモン王の時代に豪華な神殿を造ることになった際には
【フェニキア人】の血を受けたヒラム・アビフというカリスマ建築士の指南を
受けるのでありました。

豪華なソロモン神殿は当時の無知なユダヤ人の技術水準では建設できなかった
のでしょう。

かつての(カインの子)エノクの子孫たちは
優秀といいますか仕事ができる「血統」でありましたが
(カインに殺された)アベルの弟セツの子孫はどちらかというと
仕事ができない感じで、最終的には「アース」の「全地」では
(カインの子)エノクの子孫が大繁栄をし、片やカインに殺されたアベルのように
誠実な羊飼いという生き方を選ぶものはほぼいなくなったわけであります。

知恵あるエノクの子孫たちは仕事ができるからこそ自信過剰になり、
自分こそが優秀だと経済競争あるいは富の争奪戦を行い、
万人に対する万人の闘争というべき終わりなきライアーゲームに明け暮れて、
ゲームの勝者となるためにありとあらゆる手段を尽くし、その結果
この世の「全地」が目をそむけたくなるような悪行で溢れかえり
その有り様を見るに見かねた創造主が、大洪水のグレートリセットボタンを押して
「全地」は水に溢れ「知恵ある血族」は大洪水で全滅したわけであります。 {/netabare}

これが「ばいばい、アース」の悲劇と言えるものなのかもしれません。

{netabare}生き残ったのはノアとその一族のみでありましたが、ノアの子ハムとその子孫の中に
【グノーシスの女神】の意思を受け継ぐ血族が誕生し、後にその復讐劇が
展開されるに至るのでありました。

(ハムの子)【カナン】は(ハムの父)ノアから呪いの言葉を受けます。

もの凄く端的に言えば大洪水にも拘らず生存を許されたノアとノアの子セムとヤペテとは
血統が違うというのが、(ハムの子)【カナン】でありまして、生存を許されない側の
血統ということになります。

創造主ヤハウェは【カナン】を救う気がないので【カナン】と「その子孫の血族たち」は
【グノーシスの女神】を頼り、そして以降2つに枝分かれした「血族の抗争劇」、
あるいは宗教戦争が長きにわたって繰り広げられるわけであります。

【カナン人】は正面対決ではユダヤ人に負け、海に逃れたカナン人の子孫【フェニキア人】も
ローマ帝国には戦争では惜敗を期したので、「知恵」を駆使した権謀術数や騙し討ちの類で
支配地域を拡大するようにしたのでありますが、これが結果的に大成功だったわけであります。

ノアの言葉を介して【カナン】に発動された呪いの言葉、預言によれば、
【カナン】はセムとヤペテの奴隷の更に下の奴隷になれでありましたが、いつの間にか
支配関係は「ひっくり返り」、(本物のセムの子孫である)ユダヤ人や(ヤペテの子孫である)
白人のプロテスタント系クリスチャンが【カナン】の子孫に搾取される奴隷になっているような
有様が展開されるのでした。

【グノーシス主義】とは「鏡に映った世界」を是とする思想でありますから、
世界の善と悪、右と左、光と闇がひっくり返った世界を願うのであります。
♂と♀の役割がひっくり返るという発想もその典型であります。

苦しんでいる人を救うために自己犠牲の精神を発揮し行いで示したのが
イエス・キリストでありますが、【グノーシス主義】を信じる者たちは
「その逆」を熱心にやり続けます。

天体の周期運動だとか【占星術】だとか数秘術的に美しいとかいう発想はオカルト宗教そのもので
海や山が美しいというごく普通の感覚とは余りにズレ過ぎていてそれを普通にゴリ押しされても
違和感しかありません。

まるで【カナン人】の恨みを晴らすだけのために描いているようにしか見えない極端に
サディスティックな拷問プレイにも見るに堪えないものを感じますが、【イエズス会】や
ローマカトリック教会を敵に回して命がけで何かを成し遂げようとする地動説信奉者の方も
狂信的なオカルティストにしか見えないのが厄介であると言えます。

実家には地球儀が置いてありますが、本作を見て改めて思ったのが地球儀というのは
サッカーボールの代わりにするぐらいしか使い道がなく、まるで役に立たない代物
というのが個人的見解であります。

【偶像崇拝】=アイドル崇拝が美しくないように、
地球儀崇拝も本質は同じように思えてきました。{/netabare}

もしも自分が異端審問官だとしたら地動説を妄信する人に対し
地球儀を飾ることの意味について問い詰めたいというのが本音であります。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 1

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

3話までで名作。原作既読で飽きる気がします。酷評する前に撤退。

 3話まで見て 

 動きが求められる内容でもないので、原作既読勢にはアニメで見る意味が希薄です。したがって飽きて酷評するのも違う気がするのでここでやめておきます。

 この3話までの部分をしっかりと見ればこの作品の大きな部分は味わったことになると思います。そして、この3話までならかなりの名作だと思います。

 知的好奇心と科学への情熱、知識を後世に残そうとする意志と引き継いだ人の責任。知識は過去からの蓄積である。人の本質は性善説でも性悪説でもなく、単に知りたいと言う欲求ですよね。その知りたいという気持ちはときに命よりも上になります。そしてすごいのが、自分が死ぬことで真実を知ることができなくても、自分が知識の蓄積と伝承に寄与することで、後世の人がきっと真実を解き明かしてくれるだろうという気持ちですよね。その「科学とは何か」「科学する心」を十分に見せてくれています。

 そして宗教弾圧。血の歴史ですよね。C教そのものではなくC教の教会組織がなぜ歪んだのか。C教のせいで1000年科学が遅れたという考えもあります。人の認知と真実の差ですよね。そして、権力構造と既得権益、保守的な精神。そういうところを描いています。

 そういうところを描くのに8巻かける必要があったのか。この1巻(3話)まで…あるいはもう1つ、時代が離れたところの1エピソード描くので十分というか、もっと焦点が絞れた作品になったのではないか。その疑問が付きまとう作品でした。


追記 地動説弾圧がフィクションであるというネット上の言説について。

 これはある意味では正しいです。本作の設定の1400年代つまり15世紀のコペルニクス以前には科学に対する宗教からの火刑にいたるような弾圧はほとんどなかったそうです。ただし、コペルニクスが自分の身の安全のために死の間際まで地動説を発表できなかったことは記憶しておく必要があります。つまり歴史つまり記録になっていない何かはあった可能性が示唆されます。

 それに、16世紀から17世紀には異端審問とか魔女狩りの猛威があったのは事実です。つまり拷問という手段は宗教的な動機から発展したのは本当の話です。そして、科学に対してだけではないですが、原理主義的なC教の一つがいろいろやったそうです。宗教の話なので固有名詞はだしませんけど。それが収まるのがニュートンの登場あたりです。実際に地動説で火あぶりになったジョルダーノ=ブルーノなどがいます。

 そして何より、宗教の影響によって科学が1000年から2000年遅れたという事実があります。今もなお科学を否定する強い宗教的な情熱を持った人は大勢います。それをカリカチュアライズしたものとして、本作は事実・史実ではないけど科学と宗教の関係において真実を含む、という点は忘れてはいけないでしょう。





以下 1、2話視聴時のレビューです。

「知」の探究と後世にどうやって伝わっていったかの話です。知性とは何かの話です。そしてそれは宗教による弾圧の「血」の話です。地球は宇宙の中心ではない。「地」動説を追い求める人々の歴史です。原作は怪作であり快作です。ただ、傑作、名作というには少々エンタメ性が不足していました。
 途中から面白くはないです。語弊があるかもしれませんが、同じような展開が続きます。毎週読む連載なら良かったかもしれません。

 アニメ1話と2話。拷問と宇宙の描写で引き込まれるでしょう。真実を追い求める人々の苦難に感動があるかもしれません。C教の暗い歴史を正面から描いたことは素晴らしいです。ただ、それがずっと続きます。

 エピソードにバリエーションはあります。知識の説明もあります。女性の問題も出てきます。ただ、天文の歴史とか宗教弾圧に興味があるか、あるいはリョナ趣味じゃないとおそらく見続けるのが苦痛になると思います。それは血なまぐさいということではなく飽きると思います。

 1巻を読んだときは衝撃でしたが、読み方の調整ができるコミックスでさえそうでした。私は最後を見届けたいし、コペルニクスがカタルシスになるのかなと思い読みましたが、まあ、結末は言わないとしても、とにかく8巻読むのはつらかったです。3巻以降は1週間ちかくかけて読んだと思います。

 で、本作を2話まで見ましたが、これで1巻が終わっていません。1巻読むのに15分~20分くらいだと思います。アニメで今40分使いました。ただでさえかったるい話です。それを考えると、私は2話で1巻を終わらせて、あとは駆け足でもいいと思います。全10話でもいいくらいでしょう。

 なので、見るとは思いますが、途中であきる懸念はあります。

 そうそう、アメリカ人の約半数は地球が丸いということに疑いを持っているという話があります。我々が思っている以上に信仰心がある国でもあります。放映するのかなあ?

投稿 : 2025/02/01
♥ : 10

さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

今期イチ

ネトフリでおすすめ一覧に出てくるなんのアニメなのかよーわからんタイトルで引いてんだろうけどわからなさすぎて放置してるランキング1位
見た目気になるんだけどなんの店かわからんから入れないのと同じ感じ
サブタイも小さすぎて見えてなかった
そんな人も多そうよね

こんな感じだから原作も知らず、ほんと見たいのないなーとなんとなく覗いてみるかって感じで視聴開始
ほんならまさかの地動説のチ
そこぉ!?アニメでそこぉ!?
14〜15世紀くらいの話しかな?
まだまだカトリックの影響が強い頃、ヨーロッパはこんな感じが“普通”だった。と言われればそうなのかもなって世界観
ザ宗教が支配してますみたいな
空=天界 天界は神の領域で数世紀前の常識をベースに書かれている聖書にとって地動説はあってならない。なぜなら聖書に書かれている内容が揺らぐ=キリスト教並び教会の信用が揺らぐ、つまり力の喪失と繋がるので偉いさんは火消しに躍起になる
けれども好奇心を基に真実に辿り着いた子らは止められないと。
それこそ人生を命をかけて心震わされた感動を追いかける強さに普段損得の天秤ばかり気にかけてる私の心は打たれた笑
主役が子供なのが尚更

命を燃やしているって形容がぴったりな生き方
憧れるんよなー

ここ最近で間違いなく1番面白い

投稿 : 2025/02/01
♥ : 4

65.3 5 天文学アニメランキング5位
LOST SONG(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (149)
558人が棚に入れました
田村ゆかり、鈴木このみ、ダブル主演で描くオリジナル王道ファンタジー。

緑豊かな辺境の村に住むリンはちょっと食いしん坊で元気な女の子。一方、華やかな王都の歌姫・フィーニスは王宮の奥深く、孤独な毎日を過ごしている。2人には他の人間にはない、特別な力がある。傷を癒し、水を作り出し、風を起こすさまざまな奇跡を生む“歌”を歌うことができるのだ。

運命は、歌の力を持つ2人を、それぞれ過酷な旅へ誘う。戦争の影が王国を覆いつくすと奇跡の歌の輝きさえ血の色に染まってゆく。愛する者たちの命が奪われ声なき悲鳴が石牢に響く。

2人の運命が交わり、最後に歌われる歌は絶望か、希望か、それとも……。

声優・キャラクター
鈴木このみ、田村ゆかり、久野美咲、たかはし智秋、山下誠一郎、瀬戸麻沙美、芹澤優、茅野愛衣、小山剛志、鈴木裕斗、小形満、糸博
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

ロストソングさがして

1話感想{netabare}
タイトルからしてふとドラクエ思い出してたら、内容がドラクエ4で吹いた。
5章冒頭っつーか…そりゃあよくあるパターンではあるけど、最近でも剣王朝がそれをやったばかりなので笑ってしまった。
「何者か」が村にやってきて、それ助けたら軍勢に村滅ぼされた、って系ね。
ってか村滅ぼす理由ってなんかあったっけ?わざわざ証拠消しちゃってない?{/netabare}

7話までの感想{netabare}
なんか奇妙だよねぇ、テンポとかちょくちょく挟むギャグのタイミングとか。
アニメ慣れしてないというか。
…。
もしかしてこれ、舞台やお芝居的な雰囲気(それをバカにしてる訳ではない)を意識してる…のかなぁ?
元々ミュージカルってほどではないけど歌が挟まれる作品なのでそれっぽいって感じがちだし。
舞台・お芝居だと遠くの観客からは役者の僅かな動きの違いなんて見れないので、どうしても大げさな演技が必要とされる。
大道具小道具もそんな手の込んだものは用意できないのでカキワレで「そういうこと」と納得する、しないといけない。
「物語」もそうで、そんな手の込んだ難解なものにはせず、結構明快に分かる様に務めてる…ってのが個人的なお芝居の印象(偏見かも知れないけど)。
どうもこの作品にはそういう雰囲気を感じる。

スタッフ全然調べてないけど、もしかしてアニメ畑でない人を起用してたりする?

いやねぇ、某お禿様じゃないけど、マンガ・アニメ・ゲームばっかりで育ってきた人が作ってるような作品…昔から言われてることだけど、ここ最近はそれが顕著になってきてるように感じることがあったりなかったり。
自分も人のこと言える立場じゃないけど、作り手側がそれってどうなんかなーってのは思ってたり。
「トンだ見込み違いだった」って可能性も高いけど、アニメ慣れしてないこの感じはその問題に一石投じてくれるかも?と、ちょっと期待してしまったり。

アニメ慣れしてない例、としてツッコミ。
3話で風の歌で撃退した「吟遊詩人狩り」、あれ殺しちゃったの!?
生きてたらとっくに「新たな歌姫が居たぞー」って報告が本部なりに届いて、今より一層捜索の手が厳しくなると思うのだが…。
似た感じで4話、ヘンリーは関所で謀反の罪で捕らえられたんだよね?
その報告はやっぱり王都には届いてないのか?
6話、研究員の処分や施設が沈められたのは研究成果が敵国へ流れるのを防ぐため…って考えるのが普通かと。
博士は口封じに殺されもせず、敵国へ拉致されることもなく、安穏と隠居生活できてるだけでも王都に感謝していいレベルかと。
フィーニスが歌うと寿命を縮めるってこと、なんで最初黙ってた?(ってかのっぴきならない事情があって隠してたんじゃないのか)
王子だってそんなデメリットは無いものとして出兵させちゃったんじゃないの?
早目に言わなかったお前にも責任あるぞ。

なにより最大のツッコミ所はあんな時代(世界)で、なにも考えずに無批判に戦争反対を唱えるキャラ達。
勝てば領地広げて搾取先が増えて国民の生活が豊かになる、そんな時代じゃないのん?
戦争賛成でも反対でも、これといった理由も無く疑問を抱くことも無く反射的に唱えるのはどうにも違和感、今風じゃない。
そりゃあね、80年代(またはそれ以前)の作品って実はそういうの多くてさ、今観ると結構「うわクセェ」ってなるのがあるのだけど…脚本家はその時代からタイムスリップしてきた?
といいつつ世界情勢、更には戦争の理由すら不明瞭で、もしかしたら今後明かされてくのかも知れない。

とまぁ、最近のアニメの方法論で観ると戸惑うレベルの内容なのだけど、「お芝居だ」として見たらこんなもんなんかなぁって感じだし、妙に憎めない部分があったり。
ちょくちょく挟まれるギャグはその殆どがお寒いものだけど、たま~にクスっと来てしまうものもあったり。
「捩じ切るぞ」の天丼とか。

──ってのが6話までの感想、下書き書いてる間に7話始まっちゃった。

そして7話感想。
え…これ…時間軸ズレてる?
リンが気が付いた剣はレオボルト家に伝わる剣?

そう匂わせる描写は確かにこれまでもあった。
戦争に使ってた(または使う予定の)兵器なんかがそうで、リン側は巨大なラッパだの畜音兵器だの結構ハイテク武器が出るのに、フィーニス側ではそれが一切使われてない。
その場合ヘンリーが両方のシーンを行き来してるワケだけど、どこかにミスリードあるのかも?(見返したくはない)
で、もし時間がズレてるのであるなら情報の伝達が行われてないってのも納得…あ、できねーや。

7話単体でもリン一行は衛兵をノしました。
これ殺したん?
生きてたら帰って連絡するし、帰って来なければ来ないで「アイツが帰ってこない」と騒ぎになってもいいような…。
駐屯地が(時間軸ズレてて)無人だったとしても、ならあの衛兵はどこから来た?
ずっと引っ張ってきた将軍が居そうな予感がするけど…。

それ以外にもツッコミ所が多すぎて、もし話にカラクリがあったとしてもあんまり「してやられた」感がしない。
もしくは細かなツッコミ所も「ナルホド納得」と言わしめる展開がこの先用意されてるのだろうか。

あそうだ、それと王子だけど、単なるキチだと思ったけどもしかしたらそれなりに考えがあって行動してた?
6話でフィーニスが歌えなくなるという、戦略的に大損害な情報を聞かされても動じず、それどころか7話では更に踏み込んで「むしろ歌えなくさせてやる」って勢いの命令を下す。
戦争の理由が不明瞭と書いたけど、一応「歌姫を巡って」みたいなことは語られてる。
もしかして歌の力が大嫌いだった?こんな力この世から無くなれば平和になるのにって思ってたりして?
ただ抹殺するだけだと「勿体ないことを」と反発来るので、それっぽい理由を付けて使い潰すつもりだったとか。
そう考えたら1話で灌漑事業に転用しなかったことも理解できる。
また、何度か刺客が登場したけど(全部ヘンリーに撃退されるが)、全部が全部かは不明だけどその内何回かは王子の仕向けたモノっぽいのも頷ける。
一生懸命王子をゲスに描くようにしてる気配は感じるけどあんまりゲスに思えないのよね、それ以上に「歌うと寿命を縮める」ってのを黙ってたフィーニスのほうがよっぽどゲスに思えるので(何か理由があればまた違うのだが)。
…けど解釈の材料に使っていいのかどうか迷う描写が多くてねぇ…これが非常に厄介でのう。

話は変わって園芸ネタ。
5話でメイドが野草を採っていて、まずザルに「皮の黒い球根」が入ってまして。
この段階で「あ、これ毒草じゃね?」と思いつつ続けて見たら次はトリカブトの花(どアップ)までもが登場。
“ゴールデンカムイ”で何度も名前は出るけど花の画像を見せるのは珍しいんじゃないかな?(“キノの旅”でもトリカブトっぽい葉っぱは出るが)
創作の世界だし、あくまでよく似た花ってだけかも知れないので「寿命を削ったフィーニスへの薬かも?」って可能性は捨てられませんでしたが、7話でやっぱり毒だったと判明。
判明してから言っても大したこと無いのだけど、まさか毒盛るだけで2話引っ張るとはねぇ…。
ってか零したシミがドクロの形になるって…やっぱりお芝居っぽいんだよなぁ。
まさかこういった「普段アニメではあんまり見ない」暗示シーンがこれまでも結構あったりして?
うう、見返したくねぇ~。

お芝居っぽいといえば燃やされてたヘンリーが暢気に喋ってる事&突如焼失したことも「あれ?」って感じだけど、これもお芝居を意識したものと言われれば納得せざるを得ない感じ。
もしくは歌によって出された炎なのでただの炎とは性質が違うのかも?とも思ってしまったり。
いやホント、ミスリード誘ってなのか天然なのかようワカラン。{/netabare}

8話感想{netabare}
ははーん、こういう話だったのね。
どの周回でもリセットポイントは西暦でいうと二千年代くらい?そしてリスタートポイントは石器時代で確定?
別にフィーニスが生命のスープを海に流すとかそういうワケじゃないよね…ナメクジが文明を築く周回とかあったら最高だったんだが(無茶振り)。
何週もしてる割には“失われし超古代文明”(前の周の遺物)の発掘は無いのか?レオボルト家の剣が一応ソレか?
ぶっちゃけ大陸の形も変わっちゃって、似たような文明の周回って無理じゃね?って思わなくもないけどまぁいいや。

初代(1周目)の王子はやっぱり“悪人”ではなく、フィーニスのヤバさをいち早く察して擦り切れさせるのが目的だったんじゃないかな。
戦争の理由もそれで。
でもってリンの居る時代、これの戦争もフィーニスが仕組んだんじゃ?
前もって神話を仕込んでおくのも余裕なんだし。

天文学者のレオボルトが居る時代から6万年後が星が最も接近する時であって、6万年周期でリセットってことではない(リセット周期はもっと早い)、と思う。
生き続けることにウンザリしたフィーニスは星が最も接近する時を狙って…落とすつもりなのかね?もう惑星ごとお終いにしたいってことかなぁ。
ってか、田村ゆかりが永遠の17歳キャラ演じるって…これキャスト決まってから(歌目的の作品なので早い段階で決まってただろう)ストーリー考えたんじゃなかろうなぁ?
それ以前に、ネトフリで配信がメインで放送はオマケというか…調展開を描いて噂を聞きつけた人が「1話から見返したい→あ、ネトフリで観れるわ→加入」ってのを狙った戦略な気がする。
企画的には面白いと思うけど…いかんせんこれまでの描写の不自然な部分、意図的なのか単にヘボいだけなのか分かり辛かったり、今後も相変わらずヘボいままな予感もしてあんまり上手く行ってないような…。


リセットって表現したけどあくまで文明がリセットされてるだけで時間は戻っていない。{/netabare}

最終回までの簡素{netabare}
7話まで途轍もない量の“違和感”を散りばめ、8話以降それに対し「実はこういうカラクリだったんです」と明かしてくタイプの作品。
とはいえ肝心の“違和感”が伏線なのか出来が悪いだけなのか判別が難しいのがなかなかのネック。

↑でツッコミ入れて明かされた部分。
リンの無批判な反戦思想だけど、フィーニスは何度も人類の滅亡を見てきて人間同士の殺し合いなんて些細な事としか思えんレベルの精神状態になってて、まだ残ってた人間らしい部分を切り捨てたのがリンってことかなぁ、と思うと自分は妙に納得できてしまいました。
スタッフがもし無批判な反戦思想だったらフィーニスみたいなキャラは描けないと思うし、リンの育ての親が元将軍ってもの無理ちゃうかな。
最後に身ごもったのは初代レオボルトの子だろうねぇ…4話でヤってたってことだろう。
とはいえ肝心の4話は謎な部分が残ってて…ってのは後述。
発明じじい(ドクターヴァイセン)が殺されずに隠居生活できてたのはアルの祖父(タルジア)の計らいじゃないかな、王宮では顔なじみだったみたいだし。
タルジアとしてはヴァイセンに憧れるアルの姿はどう映ってたんだろうねぇ、ヴァイセンもタルジアの孫じゃそりゃあ可愛がりもするだろう。
ってかリンからリンの正体明かされ、拾って育ててくれたタルジアが殺されたって知らされた時はダブルでビックリだったんじゃ?(訃報は届いてないよね?)

明かされなかった部分。
3話の「吟遊詩人狩り」はやっぱり殺したのか?
平和の申し子的なリンの手を汚させるのはどうなんだろう?
リンの存在をバズラは知ってたけど、あれは関所(帽子の男)からの情報だろう。
ってか1話で現ヘンリーはバズラ一向に襲われてるが、あの段階では「お尋ね者」ではない(お尋ね者なら関所に近付かんでしょう)、暗殺に近い状態だったんじゃないかな。
なにより4話、フィーニスを狙う刺客を退けて逃げ込んだ洞穴でヘンリーとヤったと思われるのだか…その刺客に対して「まさかこんなところまで…内通者がいるかも?」みたいなこと言ってなかったっけ?
結局誰の手引きか明かされなかったけど、ルード王子でいいのか?
やっぱルード王子はフィーニスをヤバい存在だと察して始末したくて仕方なかったんじゃないかな?
(元々、初代も現代(最新時代)も、戦争の原因は歌の力を巡ってってのは仄めかされてる。戦争の原因を取り除こうとしてた→ルード王子良い奴なんでは?)

あとこれが一番の問題、キャラ付けが過剰。
リンの食いしん坊、アルのエセ科学信奉(口癖の「そんなの科学的にあり得ない」は結構イラっとくる。机上の論理ではなく確かな現象として目の前で起きた(観測された)以上それは自然現象として認めるのが科学。既存の公式に当てはまらないのであれば新たな公式を考えるのが科学)。
アリューとモニカに至っては居る意味が無い、危険が迫ると寝るってなんだよw
ポニーの性格は面白かったが城を抜け出した王女様って設定、要る?

が、これに関しては↑でも書いたけど「お芝居っぽさ」を目指したモノなんじゃないかなーと思ったり。
ちょいちょい挟むギャグシーンってもしかして「役者のアドリブっぽさ」を意識したものだったり?
プレスコじゃないし(よね?)絵は完成してるので気付きにくいけど。
このキャラ付けの過剰さは大昔の映画にも通じるような?(例:出っ歯キャラを現実ではありえんほど出っ歯にする等)
で、別の時代に見た目同じキャラが登場するっていうのも、同じ役者登場させる雰囲気が…。
ひょっとしてこれ、舞台でやったほうがウケるんじゃね?とさえ思えてくる。

追記
CMに関しては“モンソニ”で経験済みなのでヘーキヘーキ。{/netabare}

総評{netabare}
↑と繰り返しになるけど、7話まで“違和感”を散りばめ、それ以降「実はこういうことだったのです」とタネ明かしをしていく作りの作品。
とにかく7話までひたすら違和感(≒不快感)が果てしなく、8話まで辿り着くのは大変。
また、だからといって最後まで見れば違和感は全部解消されるかというとそうでもなく、人に強くは勧められない。
ただ「全部とは言わんが“あ、そういうことだったのか”と膝を叩くような体験をしたい」って方は見て損は無いかと。
または非常に古臭い(お芝居っぽい)ので、2018年の作品だと思わないのもコツかも。
まぁ田村ゆかりが「永遠の17歳になって闇落ちして世界滅亡企てるキャラをやってる」ってだけで爆笑できる人には問題なかろう。
個人的にはかなり面白かったぞい。{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 6
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

音楽で話そう。言葉なんて追い越してさ。この惑星(ほし)の言葉で。 by 19

[文量→大盛り・内容→酷評系]

【総括】
90年代のアニメのような王道感のある、キャラデザやストーリー。勿論、それだけでなく、きちんと一捻り入れてきています。

そういうチャレンジ自体は好きなのですが、シンプルに退屈なアニメでした。これといった悪さや不快感はないんですけどね。まあ、最終話で盛り返したので、☆は1upで3になりました(途中離脱者も、最終話は観てほしい)♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
この作品、1話~4話は王道ファンタジーが好きなんで☆3。5話くらいから退屈になって☆2。9話くらいで展開が面白くて☆3。11話のギャグについていけず☆2。12話の最終シーンがよく出来ていたんで、滑り込みで☆3。という感じで、評価が乱高下w

ただ、全体としてやはり、高評価はできないかな。

王道ファンタジーとしての雰囲気は好きだったし、背景やエフェクトなんかは綺麗。歌は一級品。それは良かったんだけど、イマイチ内容に入り込めなかったです。それは、

①古くさく子供向けのようなキャラデザ。
②主人公「リン」の演技。
③ストーリー優先でキャラが死んでいる脚本。

というところですかね。

監督のインタビューも読ましたが、①は狙いみたいです。絵でキャラを好きになるの(萌え絵)ではなく、幅広い人に受け入れられるキャラデザにして、後はキャラの行動で好きになって欲しかったとか。その理念は素晴らしいと思うけど、別に見た目でも行動でも好きになってもらえば良かったと思います。折角の作品、キャラデザが壁になって早めに視聴断念されたら、損だと思うんだけれど。

②ですが、まあ、声優初挑戦らしいので、それ踏まえれば普通くらいだったと思います。今活躍されている声優さんでも、デビュー棒演技から成長した人もいますし。悪いのはキャスティング。鈴木さんのハスキーな声質に対し、一番幼い少女のキャラクターを当てるというのはどうなんでしょう? しかも、デビューから主役。まわりは実力派ばかりだし、しんどかっただろうなあと思います。まあ、歌ありきで、上から降りてきたキャスティングだろうけど、やはり声優さんの演技によって、物語に違和感が出るんですよね。1回作品世界が止まるというか。まあ、今後に期待ですね(アニソン歌手としても)。

③ですが、監督の描きたい物語がまずあって、そこにキャラクターをはめ込んでいるような気がしました(キャラの道具化。詳しくは刻刻のレビューに)。例えば、第1話の悲劇。あれは不自然だったかなと。権力の陰謀によって故郷が焼かれ、旅立つ少年少女、というのは非常に王道ではあるのだけれど、あまりに敵が短絡的過ぎます。リン(歌い手)を殺すのが目的ならまだしも、生け捕りが目的なら、町自体を焼くのはどうかと。それでリンが死んだらどうするんだろう? それから、フィーニスが回復ソングを使うと命が削られる設定なら、一般兵士を回復させるのは勿体なくないかな? あの「自分のことしか考えてない残虐な男」なら、一般兵士の命なんか使い捨てで、自分や要人の回復に限定させると思うんだよね。他にも、キャラがみんなバカ過ぎて。王道ファンタジーの場合、敵もちゃんと魅力的にし(それぞれの理念や能力、行動原理に沿った行動をさせ)ないとね。

ただ、7話以降は展開が変わり、個性が出てきました。私は「王道ファンタジー好き」なので、前半の方が好きだったけど、後半は後半でSF的な良さがあるかな、、、と思っていたら、終盤でギャグ色が強くなり、チグハグな印象に。人気なかったからテコ入れしたのかもしれないけど、どうせならドシリアスを貫いても良かったかもしれませんね。

そんな感じで、様々なところに「理想と現実のギャップ」による「チグハグさ」が漂っていました。90年代の名作アニメのようなモノを作りたかったのでしょうが、作画とか頑張らないと安っぽくなるし、散々やり尽くされているストーリーだから、よほどシナリオやキャクターが良くないと飽きられてしまいます。簡単そうで、難しいチャレンジをしたもんだなと。

ただ、本当に最終話の最終シーンは好きでした。歌がハーモニーになるところは良かったですし、本作の個性が出ていました。フィーニスの子供の父親は、初めて会った世界軸でのヘンリーでしょうね。あの時点で実は妊娠していて、知らずに絶望の歌を唄い、時間停止。ヘンリーとの赤ちゃんという「希望」が分離、リンの誕生。リン(希望)がフィーニスに戻ったことで、フィーニスの時間が動き始め、妊娠発覚。というところでしょうか。救いのある、良いラストでした。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
ちょい古いキャラデザ。ドローンで撮影してるのかな(笑)? 主人公の声優の声、浮いてる? なんか、芸能人がアテレコしてるアニメ映画みたい。なんか、昔のRPGみたいな展開。ミュージカルかな。

2話目
宿屋の主人と奥さん、どう見ても悪者のキャラデザ(笑) う~ん、安いな~。歌だけは一級品なんだけどね。大体、ハスキーな声なのに、少女のキャラデザだからね。というか、精霊の歌い手を生きて捕らえたいなら、尚更なぜ、1話目で村を焼き討ちにした? 巻き添えくらって死んでたらどうするつもりだったんだろう?

3話目
リスクはあるんだね。つか、回復魔法にリスクや使用制限があるなら、しかもそれがレアな能力なら、一般兵士になんて使わず、要人だけに使うのが普通じゃない?

4話目
う~ん、キャラが生きてないんだよな、あの謎のコールとか。言うキャラか? だったら1話の悲劇は必要なかったと思う。なんか、演出が優先していて、キャラクターを生かすことを軽視している気がするな。

5話目
いや、鍵を奪ったなら、一刻も早く脱獄しようよ。その会話、鍵を奪う前のシーンにすれば良かったのに。? いつ、刀を取り返したの?

6話目
いや、無茶な砦攻めをレオボルトが発案するのもわかるし、頑張るのも分かるけど、それに他の兵士まで前向きに協力するのが、意味分からない。他の兵士(傭兵)からすれば、フィーニスに大した恩義はないんだから、自分の命をかけるより、フィーニスの魔法を待った方が得だと思うんだよね。他の一般兵士に頑張らせたいなら、3話目くらいで瀕死の重傷負わせて、フィーニスに回復させとけば良かったと思う。つーか、戦術も何もなく、ゴリ押しで制圧できるのかよ。

7話目
つうか、だからその傭兵からの信頼感がね。そもそも無茶を言ったのは、レオボルトだし。王子が無茶を言ったのを、レオボルトが救ったならまだしも。なぜ、自らワインをつぎに行ったのかな? 闇堕ちフィーニス。少し盛り上がってきたかな。

8話目
SFかい。王道ファンタジーの方が好きなんだけどな。

9話目
まあ、展開的にはギャグだね。ネタバレ回。大分、世界の真実が明らかになったね。

10話目
まあ、辛かったんでしょうな、と。

11話目
ギャグテイスト? なんかこう、人気ないドラマを、ストーリーを変えずに味付けを変えて盛り返そうとするテコ入れ感があるな。監督、テレビマンですしね。

12話目○
アル、空中キャッチとか、メッチャパワーあるやん(笑) 二人で突っ込むところは好き。歌がハーモニーになるところは良かったです。フィーニスの子供の父親は、初めて合った世界軸でのヘンリーでしょうね。あの時点で実は妊娠していて、知らずに絶望の歌を唄い、時間停止。ヘンリーとの赤ちゃんという「希望」が分離、リンの誕生。リン(希望)がフィーニスに戻ったことで、フィーニスの時間が動き始め、妊娠発覚。というところでしょうか。救いのある、良いラストでした。
{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 17

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

2大歌姫による幻想叙事詩(ファンタジーオペラ)

この作品は、ライデンフィルム×ドワンゴが共同制作したオリジナル作品だったみたいですね。
物語を完走してから公式HPを見に行きました。
本レビューのタイトルに引用させて貰った「2大歌姫による幻想叙事詩」は、公式HPに記載されていたモノです。
この作品で「2大歌姫」に抜擢されたのは、ゆかりんとこのみん…

完走して思うのは、2大歌姫は選ばれるべくして選ばれたお二人だった…ということです。
ゆかりんの実力は言うに及ばず…ですよね。

このみんの実力…声優として主役を演じるのは本作が初めてです。ですが、それでもこのみんが主役の座に就けたのは、歌手としての類まれなる才能にほかなりません。
「さくら荘のペットな彼女」「ノーゲーム・ノーライフ」「Re:ゼロから始める異世界生活」は彼女が主題歌を歌った作品のほんの一端ですが、どれも超人気作品であるにも関わらず、主題歌の旋律が今でも鮮やかに甦ってきます。
さくら荘に至っては、放送されてから6年も経っているというのに…

だからタイトルにも「歌」が入っていることからも容易に想像できますが、本作品では歌をとても大切に扱っています。
その大切さが視聴者にハッキリ伝わってくるのが、この作品の魅力の一つだと思います。

この物語の主人公は、とある村で祖父、姉、弟と一緒に暮らすリン(CV:このみん)という少女…
彼女は歌を歌うのが大好きで、いつか大都の宮廷楽団で歌うのを夢見ていました。
そして彼女は、とても不思議な力を持っていたんです。
その力とは、傷付いた身体を歌で癒すことのできる、まるで奇跡の様な能力…

ですが、彼女の歌の能力は…この時代にとって諸刃の剣でもあったんです。
彼女の能力を喉から手が出るほど欲しい人は決して少なくありません。
従って、存在と能力が明かされた先で彼女を待っていたのは、自身が追われる立場になったことと、周りのみんなを危険に巻き込んでしまうという2重苦だったんです。

一方、この国にはリンと同じ奇跡の歌を歌る女性がもう一人いました。
その女性は、歌で様々な奇跡を起こし、国民から「歌姫」として慕われているフィーニス(CV:ゆかりん)です。
リンとフィーニス…お互いの持つ奇跡の力によって、物語は大きく動いていきます。

リンとフィーニスは、共に奇跡を歌を歌うことができますが、二人の置かれた状況が違っていたことがその後の事態を大きく分けることになります。

一番の違いは二人を取り巻く人の輪です。
リンは逃亡生活を続けながらも、その道程で協力者を得ていくのですが、フィーニスの周囲…ふと気が付くとほんの少し前とは雲泥の差を如実に感じる状況にまで陥っていたのです。
悔しいのは、彼女自身の撒いた種なら諦めも付きますが、国民から「歌姫」の称号で慕われている彼女が、自ら孤立を願う筈なんてある筈がありません。
全ては仕組まれていた罠だった…というのが正解でしょう。

本当の違いはこの先…
前に進もうと一歩を踏み出す時、周りに仲間がいたらその一歩が正しい方向に向かっているかを見てくれています。
だから間違っていたら、ちゃんと間違っているとい言って貰えるから、前に進めるんです。

でも、一人だったらどうでしょう…
迷ったとき、誰も手を引いてくれなかったら路頭に迷ってしまいます。
心に拠り所が無ければ、耳障りの良い言葉が脳内に流れ込むことだって十分あり得ると思うんです。

この違いが引き起こした顛末は…簡単に言葉にできない状況が視聴者を待ち受けていました。
空気を引き裂くような叫び声が、心が折れて…壊れたサイン…
人は罪をどこまで背負えば良いのだろう…?
これまで奇跡で多くの人を救ってきた…その見返りを求めてはいけないのでしょうか?
残酷な仕打ち…怒ってはいけないの…? 嘆いてはいけないの…?
諦めてはいけないの…?

ここで歌姫が2人いる理由が明らかになるのですが、ここから先はハンカチ・テッシュが欠かせない状況に物語が突入していきます。
これ以上無い奇跡を目の当たりにして幸せな筈なのに…乗り越えて嬉しい筈なのに、どうしてこんなに悲しみが溢れるんだろう…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、このみんの「歌えばそこに君がいるから」
エンディングテーマは、ゆかりんの「TEARS ECHO」と「終滅の歌」
どちらも歌姫の名に恥じない楽曲だったと思います。
個人的には明るく躍動感のあるオープニングの方が好きだったかな。

1クール12話の物語でした。
エンディングの受け取り方は、きっと人によって様々だと思います。
色んな思いを馳せられるような構成になっているから…
願わくば、悲しみのまま終わることなく、希望に満ち溢れる明日が迎えられますように…

投稿 : 2025/02/01
♥ : 11

65.0 6 天文学アニメランキング6位
異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する ~レベルアップは人生を変えた~(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★★☆ 3.1 (269)
743人が棚に入れました
幼い頃から酷いいじめを受け、人生に絶望していた少年・天上優夜。 ある日、偶然見つけた『異世界への扉』を開いた優夜は、初めて異世界を訪れた者としてチート級の能力を手に入れ、驚異的なレベルアップを遂げていき……完全無欠な少年へと生まれ変わった。 さらに、異世界でのレベルアップは、現実世界にも影響を及ぼし始めて――。
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

【ネタ枠実況-1】このレビューは彼の偉業を後世に語り継ぐための「優夜さまクロニクル」w

【レビューNo.70】((最終レビュー)初回登録:2023/6/30)
ラノベ原作で2023年作品。全13話。
前回「クソ作品のレビューを書く」という体験をしたので、今度は「量産型異世界モノ」
のレビューを書いたらどんな感じになるかなっと。今更過去作品を振り返って書くのも
面倒なので、タイトル的に香ばしさ漂う本作を今期視聴しながらやってみようかと。

(ストーリー)
幼い頃から酷いいじめを受け、人生に絶望していた少年・天上優夜。 ある日、偶然見つ
けた『異世界への扉』を開いた優夜は、初めて異世界を訪れた者としてチート級の能力を
手に入れ、驚異的なレベルアップを遂げていき……完全無欠な少年へと生まれ変わった。
さらに、異世界でのレベルアップは、現実世界にも影響を及ぼし始めて――。
(作品情報より)

(評 価)
・第1話:期待通りの滑り出しに大満足
  {netabare}・不良どもに女の子が絡まれている
  → そこに助けに入ったのはデブでブ男のオドオドした主人公・天上優夜
    祖父の言葉「人に優しくしなさい」を守る、いい奴っぽい
   → 当然ボコられる
 ・このルックスと性格のため、学校ではイジメに遭い、親弟妹からも蔑まれる日々。
  唯一の理解者は祖父だったがすでに他界しており、優夜は祖父の残した家で一人
  暮らし。
 ・ある日その家で「異世界」に繋がる隠し扉を発見。なんかその「扉の主」を継承し
  たらしい。そこで初日を過ごし現実世界に戻り朝起きると、何故かスタイル抜群の
  イケメンに?!(家に鏡がなかったので、本人は気づいていないw)
 ・で、異世界でスキル習得やら魔物狩りやらでレベルアップ →チート級に
  しかも「異世界アイテムの換金システム」で現実世界の大金もゲット!
 ・そして現実世界で高校に入学。その変貌ぶりに弟妹やオナ中だった皆もビックリ!
  ついでに初めて鏡をみた本人もビックリwww
 ・トドメにいかにもお嬢様風の美少女が登場、その子は最初に優夜が助けようとした
  女の子だった!!

 どうです!チープな理不尽・現実世界から始まり、異世界でチート、最後に早々にヒロ
 インまでゲットと、上々の滑り出しに感激が止まりません!!
 このチート能力は現実世界でも有効なのか?次回、今まで優夜を散々馬鹿に してきた奴
 らを圧倒し、溜飲が下がる展開となるのでしょうか。そうなると早々にタイトルも回収
 で今後どうするのって感じですが。

 まあ本作の特徴といえば「現実」と「異世界」の2重世界ですが、この特徴を生かした
 隠し玉で、あっと驚くダークホースに躍り出てもよし、どちらの世界でもひたすら
 「俺tueee」を見せつける「欲張りさん」な作品になってもよし。
 まずはこの既視感にまみれた量産型サクサク展開に「オラ、ワクワクすっぞwww」{/netabare}

・第2話:優夜さまハイクラスのステージを手に入れる
 {netabare}・颯爽と現れた美少女の正体は、宝城佳織といい、王星学園の生徒会役員で理事長
  の令嬢。王星学園は超有名なエリート校。彼女は優夜に王星学園へ編入しないか
  と誘いに来たのだった。
 ・優夜「僕にはこの学校にふさわしい才能がありません」
  理事長「君はわが校が最も重視する素晴らしい人間性の持ち主だ。(それに娘を
      助けてくれたお礼も兼ねて、)学費もタダにしちゃうよ♡」
  → とりあえず1日体験入学ということで
 ・優夜のイケメンぶりに女生徒たちは早くもメロメロ、男子生徒もみな好意的。
  「オラ、初めて一人の人間として対等に扱ってもらえたダ」→入学を即決
 ・放課後は佳織の周辺案内。っていうかほとんどデートw
  優夜「こんなに見た目が変わったのによく分かりましたね。」
  佳織「すごくお痩せになられましたが、真っすぐで優しい目は変わっていません
     から」「私のことは『佳織』とで呼んでください♡」
 ・その夜異世界でレベルアップ中に、また美少女を魔物から救ってしまう。彼女も
  身分が高そうだ。

 チート能力が現実世界でどの位使えるかは明かされませんでしたが、現実世界でト
 ントン拍子にハイクラスのステージを手に入れると、異世界でも「現地妻」をゲッ
 トの予感。しかもこちらもセレブっぽい。さすがです、優夜さま!!
 後は現実世界の便利グッズ等を異世界で「転売ヤー」でもして「金の亡者」を目指
 してくれればいうことなしですが、まあ「異世界アイテムの換金システム」ですで
 に大金持ちになってるからなあ・・・
 次回は異世界でのサクサク・サクセスストーリーでも見せてくれるのでしょうか。
 来週が待ち遠しくて「オラ、ワクワクすっぞwww」{/netabare}

・第3話:優夜さま「俺のステージは学園なんかにゃ収まらないぜw」
 {netabare}(現実世界)
 ・服を買いにショッピングモールにいくと、そこではファッション誌の撮影が。
  でも彼氏役モデルが大遅刻。さてスケジュールは押している、どうする?!
  → 当然のごとく代役で優夜さまをゲットw
 ・撮影は順調、人気モデル・御堂美羽ともいい感じ。
  → ここに遅れて元々のモデル登場。美羽にしつこく迫る等性格も悪そう。
   → 優夜さまがこいつを投げ飛ばしスカッと展開に!
 ・スタッフ「君には華がある、この仕事を続けてみないか。」
  優夜「まだいろいろ中途半端な俺には務まるとは思えないんです。」
  真面目な好青年ぶりで、美羽とスタッフの心を鷲掴みするもその場は一段落。
 ・でもこの雑誌を見た他の芸能事務所が黙っていない!
  「この逸材をどこの事務所よりも先に見つけるわよ♡」
 
 (異世界)
 ・(数分程だが)ノコノコ優夜を探しに来て、また魔物に襲われてる姫さまご一行
  をサクッと救出。
  姫さま「私と結婚してください♡♡」
 
 このまま学園で無双するのかと思いきや、優夜さまはそんなところに収まらない!
 まさかの芸能界ですよ。やっぱりスケールが違うぜ!!
 あと、ボクシングやってるクソ彼氏モデルの動きがゆっくりに見えたらしく、異世
 界のチート能力は何かしら現実世界でも機能している模様。
 で、今回はモデル騒動だけかと思ったら、ちゃんと異世界でも無双してきました。
 数分の雑な展開の中で、いきなりプロポーズとかwもう優夜さまアゲ⤴なら何でも
 いいって感じですね。
 ちょっと意外だったのは姫さまは完璧な令嬢タイプか思いきや、少しオツムの足り
 ないロリッぽさのある美少女キャラのようですね。
 来週は芸能事務所が動きだすのかな。学園モノもやらなきゃだし、異世界の姫さま
 も放っておけないで、来週も「オラ、ワクワクすっぞwww」{/netabare}

・第4話:現実世界でもやはり(身体的な)チート能力は有効な模様
 {netabare}(異世界)
 ・姫さまの名は「レクシア」といい、アルセリア王国の第1王女。そんな高貴な
  お方が、男探しにノコノコ魔獣の住む森に入ってくるんじゃねーよw
  レクシアとは(とりあえず結婚の話は置いといて)友達からということで。
  そして国王もお礼をいうために謁見したいとこのこと。
  「王様に会う」まるでバイトのシフトでも入れるように、カレンダーに書き込み
  する優夜さまw
 ・あとレクシアは「殿下?」に命を狙われている模様。それで最初は刺客に襲われ
  あの森に逃げ込んだみたい。

 (現実世界)
 ・ついに優夜さまの学園生活が始まります。まずは体育を見学してると「風間楓」
  という美少女が近づいてきて暫しの会話が始まります。そこに反れたサッカー
  ボールが楓めがけて飛んできて・・・それを優夜さまが人間離れした動きでシュ
  ートして「ゴーーーール!」。 ついでに楓のハートも「ゴーーーール!!」。
 ・女子更衣室ではサービスカットも挟みながら「優夜さまには彼女がいる/いない」
  論争が始まります。
 ・授業が始まると今度は暴走族が学園へ乱入してきます。って昭和のアニメかよw
  黒幕は優夜の弟妹。佳織への復讐が目的のようで、彼女を拉致しようします。
  ここからは優夜さま劇場。4階から飛び降りると無双ぶりを発揮→暴走族を壊滅。
  最後にヘッドが腹いせに優夜の弟を殺そうとしますが、これも優夜さまが助けます。 
  弟「今まで散々酷いことをしてきたのに、どうして・・・」
  優夜「やはり家族は見捨てられないよ」
  これで号泣の優夜の弟妹。めでたしめでたし。

 現実世界でも(身体的な)チート能力は有効な模様。最後にヘッドを倒した「睨み」
 は気に圧倒されたのか、「魔眼」的な何かなのかは判断できなかったので、魔法が
 使えるかは今後確認ですかね。
 しかし「ボールが危ない」「暴走族乱入」と古典的でベタな展開を惜しみなくぶち込
 んでくるとは、さすが原作者さまツボをわかっていらしゃるw
 今回は学園無双編でしたが、異世界では国王との謁見を控えており、またサクサクと
 サクセスストーリーを披露してくれるのでしょうか。それに今回「芸能事務所」の方
 は出番がなかったので来週なにか動きがあるのか。楓というハーレム要員もゲットし
 たことですし、来週も「オラ、ワクワクすっぞwww」{/netabare}

・第5話:優夜さま魔獣の子供を拾いペットにしてしまう
 {netabare}(異世界)
 ・いつものごとくレベルアップに励み、キングオークに襲われてた魔獣の子供(ブラ
  ックフェンリルらしい)を助け、ペットにしてしまう。
  名前は「ナイト」→ 声優:東山奈央とか「ワン」とかしか言わんのに豪華すぎるw
  さすが優夜さま、声優もハーレム要員なのか?!
 ・以降ナイトとのコンビで魔物狩りに励みます。でも魔物もレベルが高いらしく優夜
  さまでも苦戦の模様。
 ・最後に「賢者の書」なるものを手に入れましたが、後日何かの役に立つのかな?
 
 (現実世界)
 ・優夜さま異世界の魔獣ナイトとうっかりお散歩wまあまだ見た目は子犬だから問題
  ないのか。
 ・すると公園で佳織にバッタリ。
  モブ「イケメンと美女とワンちゃんのコンボだと?!。眩しすぎて目が―――!!」
 ・更にそこへモデル美羽ともバッタリ →修羅場展開期待もそこは期待外れ。
 ・トドメにひったり騒動。優夜さまとナイトで無事捕獲、
  → 公園のギャラリーからは賞賛の嵐!!!!

 (Cパート:異世界)
 ・フードを被った男が、仮面の女に「是非消してもらいたい相手がいる」

 王様への謁見はまた後日ってことでいいんだよな?。そしてCパートの男は殿下の部下
 でターゲットはレクシアでしょうか?。この女も仮面の下の素顔は美少女の予感?!
 → 現地妻2号要員なのか。また一波乱ありそうです。
 (まだ5話ですが)王様への謁見はまだですし、芸能事務所の話もあるし、それに加え
 この騒動と、どんどん風呂敷を広げていますが大丈夫なのでしょうか。

 ここまで順風満帆な優夜さまですが、まだ成しえていないことがあります。
 ・スマホ太郎「まるで将棋だな」
 ・賢者の孫「またオレ何かやっちゃいました?」
 そうです!後世に語り継がれる名言をまだ発せられておられません!!
 でも、優夜さまならやり遂げてくれると信じましょうw
 どんな名言が飛び出すか、来週も「オラ、ワクワクすっぞwww」{/netabare}

・第6話:優夜さままさかのゲーセンでチート能力発動
 {netabare}(異世界)
 ・先週手に入れた「賢者の書」を読み始める優夜さま
  ・賢者さまは全てを極め、神の領域へ達する。(魔法や武術に料理・絵画・歌etc)
  ・神々から「仲間になれ」と誘われた。(断る)
  ・お前もいずれ周りから恐れられる存在になるだろう。
  なんか厨二病の妄想ノートみたいな内容だったなw
  で、最後のアドバイスが、「恋人・友達等の人間関係を手に入れろ」とか、やはり
  陰キャの願望ダダ漏れじゃねーかwww
 ・と、思ったら最後に極めし魔法を全部伝承され、更にチートになった模様。
  (何故かペットのナイトにも)
 ・一方王城では、姫がプロポーズしたことが国王にバレ、国王ご乱心w

 (現実世界)
 ・学校行事として「校外学習」→ゆるキャン△イベントの模様。
  班員は楓と新たなハーレム要員(?)神崎凜と残念貴公子君。
 ・で、放課後何故か佳織たちも合流して、準備のために買い物に。
  「佳織さんはオーラが凄すぎて――」
  「偉いのは父で、私のことは『佳織』とお呼び下さい♡」
  こいつら、今まで友達じゃなかったんかい?!
 ・買い物が無事終わると、皆でゲーセンで遊ぶ流れに。
  優夜さま、友のためにクレーンゲーム攻略にチート能力を発動www
  (レベルアップした洞察力+「弱点看破」のスキル)
  まさかチート能力にこんな使い道があったとは・・・原作者天才かよw
  次々と友達のほしい景品をゲットする優夜さまw
 ・そして男子同士でお茶。友達との初めてのお茶に感動する優夜さま。
  しかし、その平穏を打ち破るように非常ベルが鳴り響く!火災発生!!
  そして、上の階には逃げ遅れた女子たちが!!!
 ・「守りたいあの笑顔」→ ここからは例の如く優夜さま劇場。
  水魔法と力技で女子たちを救出。でも凄い魔法を伝授されているなら、転移魔法とか
  もっとラクラク救出できたような?
  あと、バタバタ展開だったので「凜」のハートはゲットできたのかは不明。
  (危険を顧みず、自分を助けくれた王子さまに落ちないわけはないだろうが)
  次回「姉御肌気取り」の凜がどんな顔を見せるのか楽しみです。

 (Cパート:異世界)
 ・「弓聖」の少女:「救いのないこの世界を滅ぼす!」
 ・「神獣」のウサギ:「誰かに私の「蹴聖」の技を伝えて、阻止しなければ!」
  伝授先は優夜さまなんだろうが、いろいろてんこ盛になっている優夜さまにこれ以上
  必要なんか?
  それに「救いのないこの世界」ってそんなに酷いのか。魔獣の森以外は平和そうだが?
  情報が少なすぎて、この少女もウサギも「厨二」にしか見えんw

 国王への謁見はまだでいいんだよな? 怒り心頭の国王との謁見どうなることやら。
 で、新たに学園のゆるキャン△編に、先週の女殺し屋と別の「弓聖」の少女編と風呂敷
 を広げるばかりでなく、そろそろ各エピソードを回収してほしいのだが。 

 あと賢者さまは料理も極めていたらしいので、それを伝承した優夜さまは、ゆるキャン
 △編で凄いキャンプ飯を作ってしまうのでしょうか?!
 「『エ●ラのタレ』で異世界の凄腕料理人気取り」している某作品に、「格の違い」を
 見せつけてやってもらいたいものですw
 ということで、来週も「オラ、ワクワクすっぞwww」{/netabare}

・第7話:優夜さま実は「完全無欠な少年」じゃなかった件
 {netabare}(異世界)
 ・いつものごとくナイトとレベルアップに励んでいると、また魔獣に襲われている美少女
  助け、ついでに(以前ゲットした)「どこでもお風呂」で(汗を気にしている)彼女に
  体をきれいにしてもらうサービスを振舞います。
 ・彼女の名は「ルナ」。ある任務に備えてレベルアップするために、この魔獣の森に来た
  模様。彼女の依頼で暫く共に修行することに。
 ・ルナは蜘蛛の糸のような武器を操り、ゴブリン共を狩っていきます。2人と1匹の連携
  も様になってきてレベルアップを実感しますが、優夜さまが学園の校外学習があるため、
  修行を切り上げねばなりません。最後の夜、優夜さまがどこでもお風呂に入っていると、
  そこにルナが・・・
 ・「最後位一緒に入りたかったんだ♡」このラッキースケベ展開に、あたふたとするばかり
  の優夜さま。いろいろチート能力を身につけたとはいえ、中身はDT男子なんだよなw
  → こんな時こそ「すべてを極めた」賢者さまの出番だ!!ってアカン、こいつも周り
    から恐れられボッチで孤独死したので、「人間関係を手に入れろ!」とアドバイス
    するようなコミュ障だったわwww
 
 (現実世界)
 ・ついに校外学習が始まります。「ゆるキャン△」と思っていたら、米以外の食料は自給
  自足とかなりワイルドなキャンプだったわwwwしかも毒キノコ判定は先生がするとかw
 ・最初は釣り竿に「使ったことがない」と戸惑う優夜さまでしたが、浅瀬に入ると「魚の
  気持ちを読んで、動きを合わせる!」。幾多の魔獣と戦ってきた優夜さまには川魚など
  文字通り「雑魚」なのです!!
  モブ「どんな反射神経してんだよ!人間技じゃない!!」
  ヒグマの如く、素手でまさに大漁の優夜さまw

 (Bパートラスト:異世界)
 ・「もっと早く優夜に出会っていたら・・・いや、私は殺し屋。闇ギルドの一員にして
   『首狩り』と呼ばれる女」
  おもむろに仮面をつけるルナ。5話で暗殺の依頼を受けていたのは彼女だったのだ!!

 ということで、ルナのターゲットは姫様・レクシアでしょうか。それにしてもルナは、
 「我を雇うには金がかかるぞ」とふっかけて如何にも凄腕感を演出してたんだが?!
 それが魔獣の森でゴブリンエリート相手に大苦戦とか、これからレベルアップとか。
 ちょっと泥縄過ぎやしませんかね?

 それにしても優夜さま。普段は「美少女ホイホイ」なので、向こうから寄ってきてくれま
 すが、そういえば、助けにいく以外は自分からコミュニケーションを取りに行くところを
 見たことなかったわw
 プチ「古見さん」状態じゃん。しかもDT男子ぶりを露呈してしまうとは!!

 それから「すべてを極めた」と豪語してた賢者さま。強大な力は人を遠ざけてしまうのか?
 否!!「暗殺教室」では優れた殺し屋ほど(ターゲットに怪しまれず近づくために)高い
 コミュ力を有していましたよ。ハイ論破www

 ということで、現実世界も異世界もようやく張りまくった伏線を回収し始めましたね。
 優夜さまも実は「完全無欠な少年」じゃなかったってことで、次はどんなラッキースケベ
 にあたふたしてくれるのか、来週も「オラ、ワクワクすっぞwww」{/netabare}

・第8話:優夜さまに「おっ●い星人疑惑」浮上
 {netabare}(現実世界)
 ・校外学習の続きで、班員の誰も料理ができないので優夜さまが料理を作ります。
  天ぷら等案外普通の料理だったな。当然味は絶品なのですが、ただこれも「料理を極めし
  賢者の力」なのか、普段の自炊の賜物なのかよく分からん描写だったな。
  でも味は沢田先生曰く「私たちは毎日一流シェフの料理を食べているのに、ここまでおい
  しく感じるとは!!」→どこで?学食や給食等あの学園でか?
  皆に自分の作った料理がおいしいと言ってもらえることに、喜びを噛みしめる優夜さま。
 ・そして酔っぱらった沢田先生「だらしない自分にこんな優良物件はない!」ということで
  優夜さまにプロポーズ!!そして”むぎゅっ”とおっ●い攻撃!!
  「だいたい沢田先生が天上に釣り合っていると思っているんですか?」
  「ダメな先生が生徒の未来を奪うな!!」
  まあテンプレですが、沢田先生は「俺ガイル・平塚先生」キャラだったようですw
 ・ちょっと気になったのは凜。命の恩人の優夜さまになびいてる様子がない。それどころか
  お風呂で楓のおっ●いモミモミなど「百合疑惑」すら浮上する状況。
  で、その流れで「優夜さまは沢田先生のような巨乳好き?!」という「おっ●い星人疑惑」
  が浮上www先生ワンチャンあるんか?!
 ・で、2日目には熊が現れ、逃げ遅れた沢田先生を助けるため、熊と相撲して打ち負かすと
  いう・・・「金太郎」かよw。
  助けてもらった沢田先生も「ご褒美に先生なんてどうだ・・・まっ、気長に待つよ」
  意外と本気なのか?!
 ・そして退治した熊は佳織の親の権力他謎の力により、”番犬”ならぬ”番熊”としてこの学園
  施設で飼われることになり、これにて校外学習編終了!!

 (異世界)
 ・ようやく国王との謁見日のようです。迎えにやってきたレクシア姫御一行。ここで暗殺者
  ルナの仕掛けた罠が牙を剥きます。これをかわすとあっという間に彼女を追い詰め、あえ
  なくKO。ここで初めて優夜さまは彼女の正体を知ることになります。
 ・彼女の手当&話をするために時間をもらい、姫とともに気絶しているルナを自分の家まで
  連れて帰った優夜さま。
 ・あとこの一連の騒動は「『神獣』のウサギ」にもみられていたようで、「蹴聖」の技の伝
  授先として優夜さまに目を付けたようです。

 まあ優夜さまの無双ぶりよりも、沢田先生の「平塚劇場」の方がインパクトあったと思えな
 くもない第8話ですが、「優夜さまおっ●い星人説」が浮上するなど、女子たちの優夜さま
 に関する興味は尽きません。DT男子の優夜さまだけに、案外この説には信ぴょう性がある
 のかも?!
 で、異世界の方もついに国王との謁見日が来ましたが、ここでもいろいろ張り巡らしていた
 伏線が一気に回収されそうな流れになってきました。次回は異世界メインになるでしょうか。
 まあおっ●い祭りという感もありましたが、このおっ●い攻撃に優夜さまは耐えられるのか
 来週も「オラ、ワクワクすっぞwww」{/netabare}

・第9話:最近、優夜さまのサービスカットが凄い件
 {netabare}(異世界)
 ・事もなげに自宅まで転移魔法を使う優夜さま。驚く姫さまに
  「どうかしましたか?」
  → これじゃダメだな。「またオレ何かやっちゃいました?」位頑張らないと!
  この世界では、転移魔法は世界の常識が覆るレベルで、戦争になりかねないらしい。
  → 姫さまにきつく叱咤される優夜さま。
 ・気絶したフリがバレたルナ。自らの過去を打ち明けます。
  → 二つ名の「首狩り」は姫さまでも知ってる凄腕の暗殺者。まあ依頼の際、大金
    を吹っ掛ける位だったし。でもその割には突っ込みどころが多いのだがw
 ・そして死しか未来のないルナに「私の護衛になりなさい!!」と迫る姫さま。この
  姫さま、少しオツムが足りない子かと思いきや、意外としっかりしているようです。
  → それを承諾したルナ。そして話の流れで「どこでもお風呂」の話に?!
    (このお風呂には「疲労回復、魔力回復、美容効果」の効能があるらしいw)
    で、姫さまのご所望でルナと入浴。そこで恋バナを始める2人。
    → 姫さま恋敵として戦線布告。って、お前すでにプロポーズしてるやんw
 ・で、その後3人でお食事。って、モンスターに追われている他の護衛の者たちは放置
  で大丈夫なんか?
  → 姫さまのマウントアピールに、ルナは怪我人アピールで「優夜、食べさせて♡」
    と応酬。なかなかルナもやり手のようです。このまま2人は優夜さま宅にお泊り。
 ・そんな茶番を繰り広げた挙句、翌日は予定(現実での学校)があるから国王謁見を
  先送りにする優夜さま。優先順位は「学校>>>>国王」な模様wwwええんか?
  後日優夜さまが王都を訪問するということで、帰っていく姫さま御一行。
  → と思ったら、土壇場でルナが優夜さまの頬にキス!!「これは戦線布告だ!」
   → でも優夜さまには伝わらなかったようで・・・やっぱ中身はDT男子か~w
 ・最後は優夜さまの入浴シーン。ここ数話優夜さまのサービスカットが凄いんだがw
  なんかそういう需要もあるんか?!  
  そしてお風呂に紛れ込んできた、孟槐という猪もどき(?)の種族の子をゲット。
  回復系のスキルが使えるっぽい。これも声優井口裕香さんと東山犬に続き、声優
  ハーレムルートに余念がありません。名前は「アカツキ」として2匹目のペットに。

 (現実世界)
 ・今度は球技大会イベントの模様。先日の校外学習といい、クラス成績が先生のボー
  ナスに影響するという、ここの学校のシステムって教育的にどうなんや?!
  「暗殺教室」の浅野学長でさえ、ここまで露骨なことはしていないのだが。
  (そもそも優夜さま入学時に、理事長が「わが校が最も重視するのは人間性」とか
   言ってた教育方針に反していないか???)
 ・で、球技大会の練習が始まりますが、「サッカーのルールがよくわかっていない」
  ということで、優夜さまはGKに。
  → 当然の如く「瞬間移動?!」でシュートをキャッチすると、そのままスローで
    ゴール!!
 ・そして相変わらず凜は、楓のおっ●いにご執心。「ユサユサ攻撃」で男子の士気を
  高めますwこいつも人間性が求められるこの学園で大丈夫なんか?!

 (Cパート:現実世界)
 ・「ここね。」王星学園の前に立つのは、以前登場した芸能事務所の女社長。
  ついにこちらも動き出すのか。

 ルナの一件は片付いたものの、異世界はまだ「救いのないこの世界を滅ぼす!」で
 お馴染みの「弓聖」の少女編が残ってますね。来週は「神獣」のウサギが「蹴聖」
 の技を伝授しそうです。もう国王とは謁見できないんじゃないかw
 現実世界でもついに芸能事務所編が動きだしそうですが、なかなか優夜さまの後世
 に残るような名言が出ませんね。終わりが見えてきたので、それだけが気がかり。
 でも、優夜さまならやってくれると信じて、来週も「オラ、ワクワクすっぞwww」{/netabare}

・第10話:優夜さま進化しすぎて現実世界をハチャメチャにしてしまう
 {netabare}(異世界)
 ・今夜も修行に励む優夜さま。しかし一人での修行に限界を感じてもいるようです。
  そして強大な魔獣に遭遇 →絶体絶命のピンチに陥る優夜さま。
 ・その時「助けてやろう」と井上和彦のイケボとともに現れ、魔獣を瞬殺したのは、
  「神獣」の「キックラビット」。
 ・そのまま「蹴りをみせてみろ」と、当たり前のように師匠ズラして技の指導を始
  めるキックラビットさまw
 ・「どうして俺たちに稽古をつけてくれるんですか?」当然の疑問を尋ねる優夜さま。
  → 我ら「聖」と呼ばれる存在は、「邪」と呼ばれる存在に対抗するために、その
    技を伝授し後継者を育てる役目がある。
   → その後継者に選ばれたのが優夜さま。
 ・後継者の道を、PTA役員のような面倒事の如くあっさりと断る優夜さまwww
  しかし「愛する者を守れるくらいには強くなりたい」。わがまま放題ですが、
  → 魔法が苦手なキックラビットに魔法を教えるという交換条件で交渉成立!
 ・修行によりレベルアップした優夜さま。これで一定レベルに達し「種族の進化」が
  発動し、更なる高みへと昇りつめた模様。
 ・優夜さまがどのランクかは不明だが、この世界のランクは下記の通りらしい。
  「SS」→「SSS」→「EX」→「レジェンド」(「邪の者」はここ)
  「異世界でチート能力を手にした」と謳ってますが、上には上がいるようです。

 (現実世界)
 ・(先週の終わりの)女社長の強引な芸能界スカウトをあっさりと断る優夜さま。
  → 球技大会に目をつけ、その撮影許可を学校側と交渉するといいだした女社長  
   → OKが出た模様w「人間性を重要視」といってたこの学校、大丈夫なんか?!
 ・芸能関係者が見守る中、いつもの如く無双する優夜さま劇場かと思いきや・・・
  ・卓球:打ち返した打球で卓球台に穴を開ける!!→危険すぎて棄権
  ・バレー:コートを破壊!!→危険すぎて棄権
  どうも「種族の進化」で桁違いにパワーアップしたらしく、現実世界をハチャメ
  チャにしてしまったようですw
 ・佳織のテニスパートナーが負傷したため、助っ人に入る優夜さま。
  いざ試合が始まると、佳織のボールやラケットが、優夜さま目がけて襲ってくる
  という・・・どうも負傷したパートナーは佳織にやられた模様w
 ・思わぬ伏兵の登場も、力をコントロールしながら勝利に導いた優夜さま。
 ・佳織との帰り道「目をつぶって下さい」 →優夜さまの頬にキス。
  やはり鈍感DT男子の優夜さまは、何も気づかないのでしたw

 (Cパート:異世界) 
 ・「弓聖」の少女 VS キックラビット。苦手だった魔法をキックラビットが使える
  ようになったことで、優夜さまの存在を知る彼女。
  → 優夜さまを危険視し討伐対象を変更 →先に優夜さまを殺すことに!
 ・そして彼女は「邪の者」らしく、その力の一端を見せるとその場を去るのだった。
  「優夜に俺の技を少しでも多く教えなければ・・・」

 来ました!謎の「種族の進化」!!もうハチャメチャ展開が止まりません!!!
 もう人間というより「歩く凶器」と化した優夜さまw
 現実世界は佳織とのラブロマンスを描いて終わるのでしょうか。
 「またオレ何かされちゃいました?」
 の鈍感展開で終わる未来しか見えませんがw
 一方の異世界も師匠の修行が更に厳しさを増していきそうですが、次回タイトルが
 「いざ王都へ」
 て、国王と謁見するんかい!!そんなのんびりしている場合でしょうか。
 そして姫さまとルナに加え、この少女も恋のライバルになる展開も予想されますが、
 どうなるのでしょうか。また3人でお風呂にでも入るのでしょうか。
 目が離せない展開に、来週も「オラ、ワクワクすっぞwww」{/netabare}

・第11話:優夜さまの名言「極楽布団」に決定?!(今週はいろいろと神回!!)
 {netabare}(現実世界)
 ・先日の球技大会を撮影した雑誌が仕上がった模様。
  女社長「外堀を埋めてしまえばこっちのものよ。」
 ・一方優夜さまは彼の家で佳織に勉強を教えてもらっています。
  古典と英語は「言語理解のスキル」のおかげで佳織に教えられるレベルですが、
  他の教科は対応できない模様。
  → 全てを極めし賢者さまも現実世界の数学には対応できないのか?!
    やはり「完全無欠な少年」ではなかった模様w
  それにしても優夜さま、「孟槐の子」アカツキまで現実世界に持ち込んでいるの
  だが・・・そして佳織はそれを当たり前のように受け入れている模様。
 ・お手洗いにいった佳織ですが、場所が分からず「異世界への扉」の前で立ち尽く
  していると、そこに優夜さまがやってきて・・・まさかのネタバレだとwwww
  ・この先は異世界に繋がっていること(でも食堂じゃないよw)
  ・その世界にいって魔法が使えるようになったこと
  ・今までの活躍はここで得たチート能力のおかげだったこと
  それを「そうなんですね~」で軽く受け入れる佳織www器が大きいのか?!
  そして異世界へと誘う優夜さま。

 (異世界)
 ・佳織はノコノコと異世界についていった模様w無警戒にも程がある!!
  ここは異世界だということを理解した佳織ですが、さっきからおっとりしてると
  いうか、リアクションが薄いんだよなw
 ・「今までの自分は『ズル』をしていた」ことを告白する優夜さま。
  → これにもまさかのノーリアクションwww
    ・いつかこの世界をもっと案内することを約束
    ・そしてこのことは2人だけの秘密
    → 2人はもはや特別な関係では?!佳織はそちらのほうが気になる様子w

 ・一方王都。国王が優夜さまが同行していない理由を問うと、ここでもルナが
  「私が暗殺未遂を企てたため予定が狂った」と堂々とカミングアウトwww
  なんや、この暴露合戦は?!面白展開すぎるwww
 ・当然大激怒の国王 →姫さまの「そんなお父さま嫌い!!」にショックを受けた
  模様wルナをあっさりと姫さまの護衛として認めることに。
 ・そして国王と(優夜さまを迎えにいった)騎士隊長がルナのことを話しているう
  ちに、こちらも口を滑らせ「姫さまが優夜さま宅にお泊り♡」したことが発覚w
  またもや国王ご乱心wwwこいつ前も「うっかりさん」してたよなぁw

 ・暗殺失敗は依頼元の殿下の知るところとなり、殿下は次に姫さまとともに国王の
  始末に乗り出すことに。(魔法を無効化するアイテムも部下に与えた)
  → 失敗した場合は、王城を訪れる優夜さまに罪をなすりつける算段
 ・優夜さまも球技大会の振替休日等まとまった時間が取れたので、いざ王都へ。
  猫耳娘に興奮しつつも、異世界の貨幣を手に入れるため、アイテムの買い取りを
  商会に依頼。いきなり「現実世界の胡椒」って「転売ヤー」じゃねーかwwww
  (これでこの世界での一般家庭20年分の生活費相当の大金をゲット!)

 ・ついに国王と謁見。
  「そなたがレクシアを救った者か →求婚された者か →貴様が娘をたぶらかし
   たクソ野郎か~!!」国王早くもヒートアップw
  そして「手土産のひとつもないのか」と毒づく国王に、姫さまへと「極楽布団」
  を差し出す優夜さまwww「まあ優夜さまったら♡」と恥じらう姫さまw
  この世界で異性に布団を贈ることは「結婚したい、S●Xしたい」という意味w
  まあこの世界でなくとも、女性に布団を贈るという謎センスwww
  → 無自覚系DT男子キターーーーwまさに「またオレ何かやっちゃいました?」
 ・国王の怒りもピークに達したその時――殿下が放った刺客が来襲、封魔結界を展開。
  無力化する護衛部隊。しかし「種族の進化」を果たした優夜さまの敵ではない!
  ルナとともに刺客を瞬殺。

 (Cパート:異世界)
 ・刺客が所持していた紋章から、黒幕が殿下であることが発覚。そして騎士隊長から
  「優夜殿、力を貸してもらいたい――王国の危機なのだ。」
  → 依頼主につながる物証を持ち歩く刺客とかwww無能の極みやんけ!!

 いやあ神回ともいえる怒涛の展開でしたね。
 まさかのカミングアウトから佳織も異世界へ出入りすることになりましたが、姫さま
 のこともあるのにどうすんのって感じですね。さすが無自覚系DT男子w
 願わくば、「弓聖」の少女編をサッサと終わらせて、この少女を加え、姫さま、ルナ
 に佳織との「優夜さま争奪戦」を描いてもらいたいものです。
 「最強のおっ●いを持つ女」楓は完全に脱落ですかね。
 しかし、女性にいきなり布団を贈るという優夜さま。この原作者はやっぱり天才か!
 しかもしっかり「転売ヤー」ネタまでぶっ込んでくるとは!!
 優夜さまの名言は「極楽布団」でいいんじゃないですかね?!
 残り1話では厳しそうなので、2話ありますかね。優夜さまの「無自覚系DT男子ネタ」
 を期待して、来週も「オラ、ワクワクすっぞwww」{/netabare}

・第12話:優夜さま今さらながら冒険者ギルドに登録(2期の可能性キタ―――?!)
 {netabare}(異世界)
 ・暗殺騒動は一段落したものの、殿下の行方は不明、今だ予断を許さない状況。
  姫さま「私が王都を案内してあげる♡」
  → 自分の命が狙われているという危機感がないようですw
    当然騎士団長らが止めますが・・・
 ・OPあけのAパート冒頭には、しっかり街にいる姫さま御一行w
  で、優夜さまは冒険者ギルドに興味があるらしく、ルナと共に登録することに。
  ここでも恒例の優夜さま劇場w
  ・受付嬢「この水晶で魔力量を測ります。」→お約束の水晶を破壊。
  ・優夜「魔法の属性?全属性って書くとヤバそうだから、3属性位にしとこ。」
   受付嬢「3属性も魔法が使えるですか?!」(伝説レベルの模様)
   → しっかり「またオレ何かやっちゃいました?」アピールw
  で、最後に「異世界版沢田先生」が「いい男♡」とすり寄ってきます。この酔っ
  払い女「グレナ」と意味ありげに名乗って去るのだが、今後出番があるんか?
 ・で、皆で最初のクエストの薬草採取。もう緊張感のカケラもありません。
  そこへ騎士団長が来て「殿下の居場所が判明したので、優夜さまも来てほしい」
  姫さまをルナに任せ、殿下の元へ向かう優夜たち。
 ・殿下の潜伏先 →国王が殿下を隔離するために用意した館www
  → 自分で探した隠れ家とかじゃなかったんかい!!!ただのダメニートじゃんw
    しかもそれを探す方も時間がかかるって、どっちも無能の極みやんけwww
 ・館に踏み込むと「死んでやる!」の殿下劇場とかあったものの、無事捕獲!
  と、思った瞬間、突然の激しい突風と共に現れたのは「『弓聖』の少女『ユティ』」
  殿下の背後には彼女がいたのだった!!彼女の真の計画は
  「殿下を焚き付け王位に就け、多方面に戦争を仕掛け、人類を滅亡させる。」
  というものだが・・・いや、こんな愚鈍な男に任せてちんたらやるより、「邪」
  の力を有すユティさまが、さっさと国王らを排除するなり、直接人類滅亡させた
  方が手っ取り早くないですかね?!
 ・ユティの攻撃を魔法で防ぐ優夜さま。「お前が優夜?」ついに彼女が優夜さまを
  認識します。「幸運、優夜に遭遇」→ついに対決が始まるのかと思いきや・・・
  「だが残念、これだけ強いと『邪』の力を使う必要があるが、体力を消耗しすぎた」
  えっ・・・ユティさま、ここまでそんな大したことしてませんよね?!で、体力
  消耗ってどういうこと????アカン、この子もポンコツやんけ!!
  で、その場を去るユティ。
  >「優夜に俺の技を少しでも多く教えなければ・・・」
  キックラビット師匠の迫真の演技は一体なんだったのか?!

 (Cパート:現実世界) 
 ・佳織が優夜さま宅を訪問するも異世界へお出かけ中w。
  静かに帰っていく佳織・・・
 
 あと1話で終わりだと思っていたのですが、ここにきて
 ・謎のギルド登録
 ・緩いクエストで尺のムダ使い
 ・ユティとの対決も先延ばし
 ・しかも来週のタイトルは「優夜と佳織」
 て、どう考えても来週で終わりじゃないよな。どういうこと?!
 ネットで検索すると「13話で1期終了、2期の可能性高し!」という推察が幾らかヒット
 しますね。まあ同原作者の「進化の実」でも2期やったんだから、この方には謎パワーが
 あるのかも?それに知らなかったが、配信や原作の人気は結構高いらしいです。

 そして来週は佳織と2人で異世界旅行でもするのでしょうか。彼女のことを大切だと
 思うなら、彼女にも「極楽布団」を贈ってあげてくださいねwww
 もしかしたら2期決定の発表があるのか、来週も「オラ、ワクワクすっぞwww」{/netabare}

・第13話:優夜さま、両世界の壁をとっぱらい「異世界交流」を進めてしまう
 {netabare}(異世界)
 ・殿下の処遇を決める話し合いで、彼の過去が明かされます。
  → レクシアの魔力暴走に巻き込まれて人生が変わったと、悲劇の主人公を演じる殿下。
  その殿下に自分の過去を重ねる優夜さま。
  → 完治草で作った薬を飲ませると、大火傷の跡だらけだった殿下の体が綺麗に回復。
    一同「ハア―――――――――!!!!!」
 ・姫さま、殿下の罪:彼女を暗殺しようした事を赦す等大立ち回りを演じ、殿下極刑回避w
  その代わり領地と館は没収 →此度の優夜さまの恩賞に(騎士の爵位もゲット)。
  → 家に生えている薬草で、異世界で成り上がりを果たす優夜さまwww

 ・殿下の騒動がひと段落するも、「邪」の存在に怯える優夜さま。
  「ウサギ師匠なら勝てる方法を知っているかもしれないが、今は自分のできることをする
   しかない。」
  独りで修行する優夜さま。→いやいや、そのための「聖」の者だからそこは頼ろうよw
 ・そこへ襲ってきたユティ。「驚愕・・・かわすとは。」
  → ウサギ師匠に技を伝授されることなく、最終決戦へw
  「どうして俺たちを攻撃する?」
  「脅威。私の計画に邪魔になりそうだから・・復讐。」→謎のワード「復讐」?!
 ・その頃、佳織が優夜さま宅へ。「疚しいことはないんだから♡」といって不法侵入www
  そしてユティとの激闘の最中にノコノコ現れる佳織w
 ・絶対絶命のピンチにまたもや颯爽と現れるウサギ師匠!!このまま出番なしかと心配したぜw
  師匠の調べで、ユティは殺された「弓聖の師匠」の仇を取るため、この世界に「復讐」を果た
  そうとしていたことが判明!!
  → ユティの師匠は人間に裏切られ殺された模様?!
    「聖」の者の強さは「レジェンド」ランク。どうやってパンピーは殺したんや???
 ・ついに「邪」の力を解放したユティ。ウサギ師匠をも圧倒するその力!!
  この時アカツキが立ちはだかると、謎の力で「邪」の力を封印 →あえなく倒されるユティ。
  ユティの処遇を優夜さまに任せると告げ、颯爽と去っていくウサギ師匠。
  (アカツキの「聖域スキル」で2度と「邪」の力は発動しない模様)
 ・ここに佳織が合流。背後に忍び寄る魔物を殺す優夜さま。
  「これが今の俺のもうひとつの日常なんだ・・・相手が魔物とはいえ、簡単に殺す俺って怖い
   かな?」
  「優夜さんは何も変わっていません。私を最初に助けてくれた時から♡」
  「ありがとう」

 ・ここでED。その後の様子をダイジェストで描写。
  ・姫さまに佳織を紹介 →恒例の裸のつきあい「お風呂タイム」www
  ・ユティはまさかの「現実世界で王星学園入学」www
 
 両世界の壁をとっぱらい「異世界交流」を進めてしまう、優夜さまw
 最後はもっとハーレム感期待していたのに。
 殿下の茶番なんてどうでもいいから、ユティも入れて4人で恋バナしろや!!!!
 なんなら楓も入れて「現実世界の『おっ●い』の破壊力」を異世界人共に見せつけてやれや!!
 しかし、両世界のヒロインたちを「ごった煮」にした優夜さま。
 これ原作ではどうなっているんでしょうか。
 あと2期のアナウンスもなかったな。あれだけEDで詰め込んだので2期はもうないのかも。
 ただ「進化の実」ですら2期がある謎原作者だけに、今後の動向に
 「オラ、ワクワクすっぞwww」{/netabare}

タイトルに偽りなし!
「現実世界」と「異世界」で「俺tueee」を見せつける「欲張りさん」な作品でしたねw
(まあ「異世界無双」や「完全無欠な少年」は怪しいところもあったが)
「天使様に駄目人間にされた!!」と嘯いている某作品よりは、清々しさがあったかなw
こういう作品を楽しみにしてる層も一定数いる感じなので、そのニーズは満たしているんじゃ
ないですかね。
個人的には名言「極楽布団」も飛び出したので、満足しましたw

レビューしながら気づいたのですが、今回のレビューは多分「実況感覚」なんだよね。
今期は6作品を中間レビューとして1,2話毎に更新してましたが、正直本作のレビューが一番が
書いてて楽しかったなっと(笑)。
「思ったことをちゃんと文字化してみる」というのが、ポイント高いのかも。
漠然とアニメ観るだけより、2倍楽しめる感覚がありましたねw

今後もこういう「『ネタ枠』のアニメを実況感覚で更新していく」という試みは、また挑戦し
ようかなっと思います。意外と素材選びが大事かもw
そういう意味では本作は「ツッコミどころ満載」で「極上な素材」だったと思います。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 14
ネタバレ

太郎 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

どういう「無双」をするのか注目

第一印象が強烈すぎたので、とりあえず見てみようと思います。
※作品を叩く意図はないですが、決して好意的なレビューではないので、ファンの方は閲覧注意です。

▼1話(めちゃ長いです)
{netabare}作画はすごく綺麗。でも、2000年前後の工〇ゲみたいな古臭くてクセの強い画。でも普通の人には新鮮で綺麗な作画に見えると思います。実際だいぶ頑張ってる。
前半はデブの主人公の不幸話。襲われてる女性を助けようとしてボコられる。そして無職転生と同じで死ぬほどいじめられる。この世界では、デブだと親兄弟にすら人間として扱ってもらえず、警察ですら冷たい。他にもデブというだけで酷い目に遭いすぎなので同情を通り越して見てるのが辛い。ていうか、デブなだけで不幸すぎでは?作者に、デブ=不幸みたいな偏見があるような…デブはむしろ愛されキャラですよ。
そして壁パンしてたら偶然見つけた家の隠し部屋に異世界への扉が。逆にそこは押し入れにして欲しかった。死んで転生するんじゃなく、どこでもドアで自由に異世界と行き来できる模様。で、槍投げただけで敵が死んで、いきなりレベル100に。さらには現実世界で使えるお金もがっぽりゲット。
ご都合展開はこれにとどまらない。朝起きたら細マッチョのイケメンに大変身。なんで?意味わからん。少なくとも、やはり作者がデブに人権がないと言いたいのはよく分かった。そして街に出た途端に見た目だけで周りにチヤホヤされる。同級生もビックリ。ただ髪型ダサすぎない?そげぶの人みたい。
それを受け入れられないイジメっ子たちに呼び出されて、校舎の裏で因縁を付けられる。まぁ気持ちはわからないでもない。どさくさに紛れてイジメてくる主人公の弟妹。暇だなお前ら。ていうか主人公は高校生で君たち中学生じゃなかったっけ?中高一貫なの?
主人公大ピンチ!そこへロールスロイス的な高級車に乗った美人が偶然現れる。あっ、最初に助けた女の人だ!しかも同じ学校なの?アニメなのでそこまでは偶然で許すけど、なんで見た目が別人になっちゃった主人公のことわかったんでしょう?この謎が次回で明かされるのか注目です。{/netabare}

▼2話(またしても長いです)
{netabare}お嬢様は同じ学校の人ではなかった。別の超エリート校の理事長の娘で、生徒会役員共の佳織お嬢様は、主人公の優夜をスカウトに来た模様。「だったら俺を!」とベタなクズ雑魚ムーブで視聴者の期待に応える弟たち。佳織お嬢様は彼らを正論パンチでKOし、優夜を連れて学園へ。
学園では話のわかる人格者の理事長と超エリート教師に出迎えられ、スカウトの理由は簡単に言うと「マジでいい奴だから」。これまでの不遇を取り戻すかのように人格を肯定されまくる優夜。それでも渋る自己肯定感の低い主人公。じゃあまぁとりあえず体験入学でもということで自己紹介したらクラスの女子生徒が主人公に釘付け。超イケメン!さらに、そんな主人公を妬む男はゼロ。優しく接してくれるナイスガイばかり。さすが超エリート校。
自分に自信が持てず転校に迷っていた優夜も、素晴らしい生徒たちに加えて日替わりランチ無料&学費免除という追い討ちであえなく陥落(?)ところで佳織お嬢様は同級生らしい。ってことは1年生で入学早々に生徒会役員ってこと?さすがにおかしくない?理事長コネクション全開か?あんだけいいこと言っといて…。
放課後は佳織お嬢様といきなりクレープ屋デート。最初からもういい感じのイケメン&美女で周囲をざわつかせる。さらにデート初回にしてお互いのクレープを一口ずつ食べ合いっこ。かぐや様が半年かけても無理だった間接キスを1日で成しとげた!すごいぞ主人公!
家に帰ったら即ゲーム、じゃなくて異世界へ。早速モンスターに襲われる美女とエンカウント!レベル100でも手こずる中ボスクラスをこらしめて、これからって時に空気の読めない兵士たちが現れる。面倒ごとを避けるため、女性を助けた主人公はまたしても颯爽と去っていくのであった。次回を待て!

というわけで、作画だけでなくシナリオまで完全に工〇ゲのそれなんだよなぁ。
でも今回のハイライトは、主人公の目を見ただけで自分を助けてくれた人だと気付いた佳織お嬢様。周りがみんな主人公をイケメンだからチヤホヤしてる中、見た目を気にしない佳織お嬢様の存在はこのイケメン至上主義のアニメでどんなジョーカーとなるのか?ますます楽しみだ!{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 6

ゲリオ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ミルパンセ、努力の結晶ここに極まる

デブが異世界行ったらチートでレベルアップし超絶イケメンの筋肉ムキムキになって、現実世界に戻っても姿・能力そのままで現実でも無双、人生が変わったという作品。以上。
まー、タイトルが全部説明しちゃってるタイプのやつですね。
異世界転生してチート能力を手にする作品は無限にありますが、現実世界に行き来できる点が本作の特徴と言えるのでしょうか。
それにしたってテンプレにテンプレの連続なので普通に考えれば胃もたれします。
・・・・が、普通じゃないことに、そんな内容の作品なのに何故か面白いのです。非常に不思議なことに。

他サイトの評価の話になってしまうが、Amazonのカスタマーレビューは★3.5。
高いとは言えない評価で、そのうち★1を付けた人は30%を占めています。
まぁ、1話切りした人たちが大部分でしょうが、内容だけに目が行ってしまって楽しみ方を理解出来なかったのだと思われます。
たしかにこんなバカみたいなストーリーは、大筋だけ見れば問答無用で★1ですが、あえて自分が★3にした理由は、バカも突き抜ければ優秀に裏返ると感じたからです。
真面目に見るもんじゃなくてギャグとして割り切れば、究極のテンプレも悪いもんではないのではないかと、そう思いました。
「まさかそんなベタな展開をやるはずが・・・・うわ~!やりやがった~!」みたいにね。

一番記憶に残ったのは第4話で学校に暴走族が乗り込んできたところでしょうか。
現実世界だけど近未来的な学校に、急にバキの雑魚キャラみたいな暴走族が突入してきただけで大爆笑です。
で、ヒロインを救出しに4階から飛び降りる主人公で腹が捩れ、そんな超人に果敢に特攻してボコボコにされる暴走族でゲロ吐くほど笑うこと間違いなし。
…いや、言い過ぎました。失笑間違いなし…くらいに訂正です。
でもバイクが爆発したシーンは間違いなく声出して笑いました、自分。
そういう楽しみ方をするのが正解な作品で、これがストーリー評価を★1にしなかった理由でした。
主人公の声優が松岡だったのも良かったですね。このアニメの主人公にはピッタリな適役でした。松岡の当たり役なんていつ以来でしょうか?笑

そして最後になりますが作画が何気にめっちゃイイのです。
キャラデザが特徴的で動画にするの難しそうなのに最後まで丁寧に描き切りました。
なんと制作は"あの悪名高い"ミルパンセ。
『Wake Up, Girls!』『コップクラフト』で作画崩壊ならぬ作画放棄をやらかしたミルパンセとは思えないクオリティでした。
自分の中で近年最悪のアニメ制作会社と思い込んでいましたが、2021年の『蜘蛛ですが、何か?』も結構面白かったし評価を改めたいですね。
2022年は元請制作がありませんでしたが、この1年間ミルパンセが何をしていたのかが非常に気になります。
ひょっとして…本作を手掛けるのに1年を費やしていたって線はあり得るのでしょうか?
うわー!だとしたらなんかスゲー泣けます!!ダメと言われた子が一生懸命、時間を掛けて良いものを残そうと頑張ってたとかマジ泣けます!!!
そういうことを踏まえて、このアニメを低評価した人たちは本当に★1にして構わないのか、今一度考えてほしいですね。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 8
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