天才で戦闘なアニメOVAランキング 2

あにこれの全ユーザーがアニメOVAの天才で戦闘な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月28日の時点で一番の天才で戦闘なアニメOVAは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

68.4 1 天才で戦闘なアニメランキング1位
デビルマン 誕生編(OVA)

1987年11月1日
★★★★☆ 3.7 (40)
123人が棚に入れました
TVアニメ版と同時に連載されていた、コミック版『デビルマン』の導入部を元にして制作されたOVA。

 心優しき少年・不動明は、以前クラスメイトだった飛鳥了との再会を果たす。
了の父親は地質学者だったが、古代に栄えていたデーモンを発見しそれが原因で命を落としてしまったのだ。
父の遺志を受け継いだ彼は、デーモンに対抗するためには人間の心をもったままデーモンと合体することだと考え、そのために明を味方に引き入れるのだった。
了の主催でサバトが開かれ参加者が次々と悪魔に乗っ取られる中、明は狙い通りにデビルマンへと変身する!

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

漫画版を忠実に再現したホラーOVA

このOVAは永井豪の漫画、デビルマンの設定を元に制作された
作品の一つである。

そのため、テレビアニメ版とは相違点がかなり多い。
以前に、AMON デビルマン黙示録のレビューを書いた際に
記入したので、そちらを参照して欲しい。

このOVAは、デビルマンの誕生に焦点を当てた作品だ。
おおまかなあらすじとしてはこんな感じ。
主人公不動明は飛鳥了と出会い、デーモンの話と
デーモンと戦う方法を知らされ承諾したうえにデビルマンとなる。

素晴らしいと感じたところは、驚くほどの再現度。
私も、漫画は誕生編のみ読んだことがあるが、OVAの方が好みだと
感じるくらいのものだった。
漫画版では、とても早い段階で、飛鳥了が銃を使用する場面があるのだが
そこをいい形で脚色されているのだ。誠に感服した。

また、グロ描写もなかなかのもの。
特に、飛鳥了の回想シーンや終盤のデビルマン誕生直後
のシーンは、相当きついものがあるので
耐性がない人は見ないことを推奨する。

個人的に好きなシーンは、冒頭のシーン。
bgmも好みだということもあり、何度も見直した。
いつ見ても飽きない。近いうちにまた視聴するだろう。

私としては、傑作といってもいいほど素晴らしいOVAだった。
名作の域に達すると考えている。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 5

ぶらっくもあ(^^U さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

原作は神格化

アニメにおいて原作ありの場合原作の良さや雰囲気壊さずとか原作に忠実等という表現での評価がある、これは至極まっとうな事でアニメ企画なり起こした段階で原作有るならば、人気や魅力含め原作の力に依存するという意味でも原作に対するリスペクトはあってしかるべき、
その結果として例えば西尾維新氏原作物語シリーズのように、原作の世界観損なわずともすれば視聴的イメージ提供により更なる認知度、ファン増やす結果となれば最高である、

残念ながらアニメともかく事実写においてコレが実現された作品は希な現状、原作を実写化する事の危険性について後ほど少し、、、

さて、このデビルマンという作品、初出原作1972年少年マガジン6月11日号~だがテレビアニメ放送も同1972年7月8日~、ほぼ同時期、先ず原作がありこれを基にアニメ化される従来の様式ではなく、ごく大まかな主人公なりの名前やデザインを共有しつつ、永井豪氏による雑誌と辻真先氏他脚本東映アニメ其々同時進行、世界観勿論とにかくその内容全く違う別物として世に送り出された、

当時ジャンプ誌にもマジンガーZを寄稿し、引く手数多油乗り切り状態の永井豪氏だがこの時期の氏の発想作風天才的、実際アニメ化されたマジンガーZなければ、今のロボット物はありえない事に異存はないだろう、

そんな永井豪氏により描かれた雑誌版デビルマンは、神話、黙示録題材に今で言えば超展開的で、衝撃的ラストまで一気に畳み掛けるような内容は、その後も多くのファンや専門家に語られ、この作品に出合い影響された文化人も多数存在する、

単行本巻数多いイコール好評にて引っ張るもしくは引っ張られた作品、これは過去現在違わずな図式だが、原作デビルマンについては単行本にしてたったの5巻!なれどその分内容は濃い、最終決戦(ハルマゲドン)周辺もっと膨らませたかった著者本人の意向、これを是とせず、そのあまりにも衝撃的革新的内容測りかねた当時の雑誌担当者或いは数々因子あれどそれに従ってしまった著者本人でさえ図りえぬ程の未知数な魅力を持った作品だったと言えるのかも知れない。

後に作者はこれを悔やまず良しとする、読者自身に様々な想像を提供する最終決戦からラストに至る表現は時代環境含めプラスマイナス様々な要因あれど、結果としてこの作品を誰のものでもない読者自身のデビルマンとして、心に刻みこむ、それを可能にする力をもった故の名作である。

一方のアニメ版の方だが媒体的要因もあるだろう、視聴対象一般向け或いは低年齢層向け意図された結果当時流行の変身ものに類寄した巨大化変身ヒーローとして描かれた、当時のアニメ版一部スタッフさえ同時進行永井氏の原作横目で見つつも、もしデビルマン再構築な機会あらば雑誌版しかありえず等当時のアニメ版でキャラデザイン担当だった小松原一男氏の言もあり、こちらで紹介するOVAデビルマンシリーズも同氏は作画監督を務められている、ただアニメ版はアニメ版として雑誌版と全く異なる魅力も多い、それについては別の機会にでも、

アニメ版デビルマンについてはその後も再放送その他で目にする御人も多かったろうが、問題は永井豪氏原作デビルマン、
この作品に触れ感化啓蒙された幾多のファンや文化人にとって、原作デビルマンは一種神格化されたと言ってもいいほどの作品で「うかつに手出しできない、させない、すべきではない」そんな風潮さえあった、

にも関わらず2004年これが実写映画化されてしまったのだが、、、
幾多の原作名作が実写化され多かれ少なかれファンを落胆させた事例多く存在するが、実写デビルマンに関しては内容書きたくもない結果として目もあてられないシロモノになってしまった、原作知る方々はこの作品がどう描かれるのかという興味もあったろうが、実写映画に触れ落胆しつつも原作の魅力知る故の補正は効く、
原作知らず無防備にこの実写に触れてしまった方々加え永井豪氏の原作デビルマン未見な方は「原作是非一読されたい」というのが正直な気持。

ここまでで気付いていただけた御人も居らっしゃる事だろうがここに紹介するOVAデビルマン、実の処過去~現在通し原作に一番忠実な作品と言えるもの、デビルマン誕生編及びシレーヌ編にて原作なかばまでが描かれ作画音楽共私的にはいい出来だとも思える内容、
ただ惜しむらくは当時の財政的所以らしく完結編まで描けず未完放置になってしまった作品、しかるに初期山場とされるデビルマン誕生~死闘シレーヌ等、原作に沿ってとても丁寧に表現されてるしこの作品基に原作そのものに、再考或いは興味持って戴けたらと想う次第、

もっと言えば願わくば、永井豪氏原作デビルマン、今のアニメ技術持ってこの超展開な名作復活なればという期待や興味、正直多々ありな昨今。
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悪魔の力を手に入れた青年・不動明が襲い来る敵、デーモンと戦う姿を描く永井豪原作の人気コミック「デビルマン」。アニメはもちろん、04年には実写映画化もされた本作がこの秋、イベント上映という形で帰ってくる!アニメーション制作を手掛けるのは、『ガールズ&パンツァー』などで知られるアクタス。国内外のクリエイターに影響を与える本作がどのように映像化されるのかに注目したい。
(アニメ映画トピックスより)
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どうなります事やら、、、、

投稿 : 2024/12/28
♥ : 24

オパマ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

映像化作品中、最高傑作

シリーズとしてこの「誕生編」と「妖鳥シレーヌ編」の2作しかリリースされていないが、原作を尊重した展開という意味で最高傑作。

続編が出なくなったのは大人の事情があったのだろうが、本当に惜しい。

原作ファンである私も納得の一本。
原作の素晴らしさとアニメ制作側の実力が絶妙に融合した名作。

故、小松原一男氏の作画も当時として大変美麗。
原作マンガ、永井豪タッチの良さを崩さずに整合性の取れた作画が秀逸。
細かな人物の動きや描写、演出も素晴らしい。
2017年現在の目線で観てもレベルが高い。

「説明なんかしないから、とりあえず観てくれよ!」と、友人に強く勧めていた若き日の私が初々しくも恥ずかしい。
(^^ゞ

ただし一点だけ不満がある。
ヒロインである美樹のCV。
これだけはいただけない。
誰がどう聞いても棒大根。
あまりの下手さかげんに視聴するこちらが恥ずかしくなる。
他の声優陣が実力派ばかりなので更に浮いて聞こえる。
声優にはあまり頓着が無い私ですら聞くに堪えないレベルなので、これから視聴する方はその辺を覚悟下さい。
(*´Д`)

投稿 : 2024/12/28
♥ : 11

73.8 2 天才で戦闘なアニメランキング2位
PLUTO(Webアニメ)

2023年10月26日
★★★★☆ 4.0 (52)
233人が棚に入れました
憎しみの連鎖は、断ち切れるのか。 人間とロボットが<共生>する時代。 強大なロボットが次々に破壊される事件が起きる。調査を担当したユーロポールの刑事ロボット・ゲジヒトは犯人の標的が大量破壊兵器となりうる、自分を含めた<7人の世界最高水準のロボット>だと確信する。 時を同じくしてロボット法に関わる要人が次々と犠牲となる殺人事件が発生。<ロボットは人間を傷つけることはできない>にも関わらず、殺人現場には人間の痕跡が全く残っていなかった。2つの事件の謎を追うゲジヒトは、標的の1人であり、世界最高の人工知能を持つロボット・アトムのもとを訪れる。 「君を見ていると、人間かロボットか識別システムが誤作動を起こしそうになる。」 まるで本物の人間のように感情を表現するアトムと出会い、ゲジヒトにも変化が起きていく。 そして事件を追う2人は世界を破滅へと導く史上最悪の<憎しみの存在>にたどり着くのだった―――。

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

漫画を「越えられない」

ボクがアニメ会社にいた数年前から作るという企画は聞いていましたが、正直期待はずれな出来だと思います。

原作を「そのまま」アニメ化しただけで、アニメーションとしての出来が凡庸なんですね。盛り上がらないまま最終回まで見ました。

というよりも、強豪のアニメが多いからかもしれませんが、演出がちょっと古くさいと思いますし、なにより今の時代には派手な演出が多いアニメがたくさんあるので見劣りしてしまいます。

かと言って、構成になにか特出した驚きを入れているわけでもないので、浦沢直樹さんの漫画は非常に面白いと思いますが、このような評価になります。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 10

たナか さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

手塚治虫×浦沢直樹

アトムの1エピソードのリブート。
ククルスドアン的に膨らませたやつ。

ネトフリなので8話だが各話1時間。
漫画は途中で投げた。

01
なるほど。お金はかかっててCGも上手くて高品質。

手塚氏
アトムは当時は革新的な名作だったとはいえ今ではエヴァ以上にパクられすぎて、若者が見ればどこかでみたやつの集合体にしか見えないでしょう。映画を構成する連続した動画をコマの配置で表現する手塚氏の漫画は紛れもなく画期的な発明ではあったが、もはや今現在の潮流である状況説明と心境ポエムのセリフ主体で構成される、引用や再利用を前提とした情報番組やグッズ販促動画的な作りではない。手塚氏の漫画のキモは映画の再構築のストーリーよりも省略の技術の発明であって、凄まじいテンポで進むスピード感によるエキサイティングな体験により、富野氏が言う「尺を削ると情報量が増す」という意味が実感できる構成。手塚氏の映画好きのマインドによるものもあって読者にもある程度の引き出しが求められる作り。しかし今の漫画は見やすさわかりやすさを追求する方向に進化したので、若い子は昔の漫画は読みにくくて仕方ないと思う。これは劣化というわけではなく漫画が国民的な娯楽レベルに普及したからこそであり、この多大な功績と結果には氏も満足しているのではないかと思う。悪く言えばバカにもわかりやすく気軽に楽しめる作品が増えたと言えるのだが、それこそが氏の望んだ未来の姿なのだろうと思う。

浦沢氏
投げっぱなしENDの悪評も有名だがそれ以上に物語冒頭から発揮される異常なレベルの絶大な吸引力でグイグイと読者を引き込ませる世界観は漫画界でも随一の魅力を誇る。まったくどうやって落とし所をつけるのか全くわからない謎の数々をでっちあげては読むものをガッツリ掴んで離さない凄まじい磁力を誇る作品群は新しい物語に触れるワクワク感を新作に触れるたびに掘り起こしてくれる。この支離滅裂な破天荒さが浦沢氏の最大の魅力。こじんまりとすっきり整理されギチギチに整合性の取れたコンパクトでミニマムな話やキャラの説明しかやらないアクスタ販促漫画などに飽き飽きした読者は一度浦沢作品に触れてみることをおすすめする。もちろん本人に制御できないレベルにまで急激に膨らんだ風呂敷は万人が納得するレベルに綺麗に畳めるはずもなく、ほとんどの作品は信者とアンチで評価はまっぷたつ。本人曰く「途中まで面白ければよかろうなのだ」。この意見に賛同できる諸兄はお試しあれ。そう、浦沢作品は色々と試されるものが多い。それでいてウケる作品を描こうとしてちゃんとウケるのが彼のすごいところ。売ろうとしてきちんと売れるのは小室氏みたい。秋元氏は大量生産の数撃ちゃ当たる方式でしなかいが、未踏の領域で明確なロードマップを描いてハイリターンな戦場を選ぶ戦略こそが彼の才能。

01
どこに向かうのかがわからない荒唐無稽さが魅力の浦沢氏がビッグネーム手塚氏のリメイク。両者の魅力がスポイルされること必至な企画だと思う。もちろん一定のクオリティは約束されてはいるが、手塚漫画の落とし所など、常識レベルに漫画アニメに触れてきた層にとっては「どっかでみた」ということにしかならない。もちろん漫画のスピード感や濃縮度合いも望むべくもない。映像化にしても原作漫画を大幅改変することは許されない。もちろん浦沢氏は抜群に絵が上手いのだがキャラや構図の派手さがウリではないのでアニメにしてもただ地味な画面になることは必至。新海誠がバズる現代では攻殻が流行った昔と違いおっさん映せば大人向けとはならないでしょう。漫画で言えば画面は派手だが中身はたいした発明はなかったAKIRAとは真逆。コレジャナイと当時の原作信者のヘイトを買いながら赤字を垂れ流した劇場版AKIRAだが、漫画での「画面が凄い」をアニメならではの「画面が凄い」に昇華した結果、アニメ映えする作品のポテンシャルを最大限に引き出して後世に残る傑作アニメとなったのは当然の帰結。本作はディティールこそ調整されてはいるが本筋は映画的。当時手塚氏が感銘を受けた映画だってそれはもう擦られまくってパクられまくっているのは自明。なのでどちらかというとアニメより実写映画好きのほうが「どっかでみた」度は高いのかもしれない。おじいちゃんからすればエヴァもまどマギもガンダムもコピペにしか見えないようなもの。

つまんないわけではないがあまりに体感時間が長いので一旦保留。
浦沢漫画の吸引力がなく1時間が長く感じる。
浦沢氏に常識的な作品は求めてない。

しかしあのピアノ曲の作曲って浦沢さんなのかよ。天才だな。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 2
ネタバレ

まだ初心者 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

面白いけど難し過ぎる

原作者とリメイクした人から考えて面白くないわけがないので見ました。
全8話ですが1話が3話分ぐらいあるので通常のアニメ20話分ぐらいのボリュームになってます。
前半は地味で話が難しくて何度も途中で寝てしまったので、途中で別のアニメを挟みながらなんとか見れました。見終わるのに1週間ぐらいかかりました。
作画も安定していて非常にクオリティが高かったです。
ストーリーは間違いなく面白いのでストーリー重視の方におすすめです。

{netabare} ゲジヒトの花を買うシーンでわかりやすい死亡フラグが立ったのですが、「主人公だから死ぬわけないよねー」と安心して見てたら本当に死亡したので「えーっ!」ってなりました。最終回の怒濤の展開と伏線回収も見事でした。 {/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 0
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