天体観測おすすめアニメランキング 6

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの天体観測成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月13日の時点で一番の天体観測おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

77.7 1 天体観測アニメランキング1位
宙のまにまに(TVアニメ動画)

2009年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (1345)
7788人が棚に入れました
主人公・大八木朔は、かつて暮らしていた町に引っ越してきた高校生。朔は読書好きで、静かで平凡な学園生活を望んでいた。\\nしかし、そんな朔の前に現れたのは、過去にこの町に住んでいた時の幼なじみ、明野美星。朔にとって美星との過去はトラウマになっていた。\\nそんな中、美星が作った天文部に入ることになった朔。そして、天文部を舞台にしたドタバタラブコメディが、いま始まる。

声優・キャラクター
前野智昭、伊藤かな恵、戸松遥、小清水亜美、早見沙織、高木礼子、間島淳司、チャン・リーメイ、松風雅也
ネタバレ

Yulily さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

星空の魅力を感じられます!

宙のまにまに
宙(そら)と読みます


視聴のきっかけは2015年2月の半ばに長野県軽井沢市での冬の花火と同時に煌(きら)めいた星が目に焼き付いたからです。

ネタバレは一切ありませんが軽井沢での日記なので閉めます。
{netabare}
真冬の花火を見に軽井沢へ。この日の軽井沢は白い地面と凍てつくような寒さでした。
東京では見られない星が瞬き幻想的な空気に包まれていた気がしました...

冬の花火に心ときめきながら、冬の夜の空の色ってあるのかなっ?て...

帰りの新幹線でレビュアーさんが星空に注目と書かれていたレビューをふと思い出し「宙のまにまに」を視聴することにしました。

私の疑問の答えがこの作品にありました。
{/netabare}

「星」がこの物語の最大のテーマになっています

ごく普通の男子高校生、大八木 朔(おおやぎ さく)は星の知識が全くないのですが、星が大好きな明野 美星(あけの みほし)に天文部に入部させられてしまいます。

どこまでも明るく、ひたすら真っ直ぐな美星。皆を巻き込む力はすごいです。
彼女を中心とした天文部の観測会、合宿など仲間同士でワイワイ本当に楽しそう!


星空を見上げ美しさを鑑賞したり、天文部って大きな望遠鏡を用いる天体観測だけではないのですね。
夜空に瞬く星を眺めながら部員が話す古(いにしえ)の星座の物語聞き入ってしまいました。

手を伸ばして、頭上に広がる星々に線をつなぎたくなってしまいます。
動物や神話の登場人物が浮かび上がることでしょう...

太古の人々も空を見上げ星と星をつないだのかなと考えるだけで感慨深くなってしまいます...

宇宙とは本当に神秘に満ち溢れています
人が流れ星に願いをかけてしまう心もそれに近いのでしょう...

私もいつか見たこともない星が瞬く場所で星空散歩をしてみたいと思うのです。

星空に囲まれて美しいシーンが沢山ありました星の魅力を感じられる素敵な作品でした。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 57

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

忘れ物を思い出させてくれるような素敵な作品です(-ω☆)キラリ☆彡

■「宙のまにまに」ってこんなアニメなんです☆彡
月刊アフタヌーンで連載していた柏原麻実さんの漫画をアニメ化した作品なのです☆
この作品のテーマはずばり『星』なんですよ☆彡
 
主人公の大八木 朔[ooyagi saku]くんは読書好きで目立たない・・・いや、目立ちたくない高校生活を送ろうとしていたのですけど、そんな彼の平穏な日常を見事に打ち破ってくれる存在がいたのですw
その存在とは・・・明野 美星[akeno mihoshi]ちゃんなのです!
実は朔くんの1つ先輩で幼馴染なのですけど、星空を見られないと衰弱してしまうほどの「星」大好きっ子でもあるのですよ♪
美星ちゃんはかなりの暴走列車っぷり&トラブルメーカーなので、朔くんの理想だった平穏な日常は彼女に振り回されてサヨーナラー(_´Д`)ノ~~.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★* なのでしたw
そんな2人が所属している天文部を通して、繰り広げられるほのぼの青春ラブコメディーなのです♪
しかも、星の魅力をたっぷり堪能できちゃう『癒し』のおまけ付きなので、アタシσ(゚-^*)の大好物な作品であることは間違いありませんでした(o^∇^o)ノ
 
 
■総評
この作品は見る人の感性によって評価が分かれるんじゃないかなって思ってます!
評価目線が萌えとか、ラブストーリーとかだとちょっと物足りなく感じるかもしれませんね♪
でもこの作品の最大の魅力は、普段忘れがちな「星」という素敵な存在を思い出させてくれた事なんじゃないかなってかってに思っちゃってるのです(´- `)フッ(´ー `)フフッ(´ー+`)キラッ
 
古今東西、四季折々に変わらない表情を見せてくれる夜空に輝く満点の星達☆彡
街の明かりにその美しい表情をみる事が出来なくなってきている今日この頃でですけど、きっと誰もが星空をながめてその美しさに酔ったことがあるんじゃないかな?って思うのです♪
忙しない日常が、そんな綺麗な星空を眺める事さえ忘れさせてしまってるんですよね・・・!!
そんな忘れてた感動や感情を思い出させてくれたのがこの「宙のまにまに」でした♪
 
ラブコメ主体のストーリーの方もとっても爽やかで好印象でした!
特にお気に入りのキャラは姫ちゃんですね(*^o^*)
くせっ毛で湿気が天敵でドライヤーにこだわりを持っている姫ちゃんには共感しまくりですw
アタシσ(゚-^*)もちょっとくせっ毛なのでマイナスイオン発生装置付きじゃないと・・・とかのこだわりがあるんですよ(*'ー'*)ふふっ♪
美空ちゃんと朔くんがまだ付き合ってないって事だけで前向きにがんばっている姿や好きな人に少しでも可愛く見られたいって言う気持ちや表情がとっても良く描かれていてとっても可愛かったです♪
 
それと、後半登場のキャラが近江 あゆみ[oumi -]ちゃんの存在は爽やかな印象を与えてくれました♪
積極的なお嬢様キャラなんですけど、嫌味がなくってそれでいて一途な彼女のサイドストーリーは見ていて清々しさを感じました!まだ見てない人は必見です♪
 
お笑い担当の江戸川君も大好きなキャラの一人です♪
ちょっとエッチな写真部の男子なんですけど、朔くんよりも頼りになるし天文部には欠かせない存在になってて何故もてないのかなぁ・・・身長低いとか・・・エロイとか・・・暴走するとか・・・w
 
この作品はもっとたくさんの人に見てもらいたいなって思います♪
天文学なんか全然わからなくっても楽しめるし、今度星空でも見に行ってみようかなって思ったり、星座からギリシャ神話を覚えてみようかなって思ってもらえたらいいなって思います♪
美星ちゃんも言ってたように、たくさんの人達と星の魅力を「共有」できたら素敵ですよね☆彡
 
 
2011.11.05・第一の手記

投稿 : 2024/11/09
♥ : 52

チャーリー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

星、好きですかー!?

星空を通して子供の頃の好奇心を思い出させてくれたこのストーリー好きです。天文学の知識がなくても十分楽しめました。

一番は美星ちゃんの純粋でまっすぐなところが可愛いいなって思ったのもあるんですけど、星空のようにキラキラ輝いてる天文部のキャラもとても魅力的で良かったですね。

いい終わり方ではあったけど、その後の恋愛模様も気になって仕方ない。 原作購入するけど、2期もやってくれないかな~。




※今回はみなさんの投稿のおかげでいい作品に巡り合えたので感謝してます。 ありがとうございました。

たくさんの人がこうやって感動をつなげて、今がある。自分もまだ見てない人につなげていけたらいいな。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 48

72.1 2 天体観測アニメランキング2位
君は放課後インソムニア(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (199)
619人が棚に入れました
「曲がいると、学校に行きたいと思う。これってどんな関係なんだろう。」 不眠症に悩む高校生・中身丸太は、文化祭の準備を抜け出して入った物置になっている天文台で同じく不眠症の曲伊咲と出会う。二人は秘密の場所を共有することになり...? 青春漫画の旗手・オジロマコトの原作を、若手スタッフ陣がアニメ化。 <あなたの眠れない夜にも、きっと意味がある――>
ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

星空を眺めたくなります★彡

[見終わって・・]※各話の感想は下にあります
こういう硬派で真面目な感じのアニメって意外とあんまりないですよね。
健全なイチャイチャも微笑ましかったし、二人の心情も丁寧に描かれてて、静かにココロに沁みてきました。
白丸先輩や顧問の倉敷先生、友人の受川、蟹川、穴水、野々さんなど、まわりの人たちもキャラがいい感じに立ってて、みんなでイベントを頑張ったり、わいわい楽しく打ち合わせをしてたりしてるシーンも良かったです。
先日、原作に手を出して、最新刊の13巻まで読みました。
アニメは6巻くらいまでなんですけど、終盤の展開が{netabare}アニオリになってて、最後思い出の映像ダイジェストでまとめてたりしてるので、{/netabare}もしかするとこれで完結なのかも。。
とはいえ、この後の展開も個人的にはすごく良かったので、2期やってくれると嬉しいです!!

[初回感想]
石川県の七尾高校の生徒で不眠症に悩む中見丸太(なかみがんた)と曲伊咲(まがりいさき)が出合う青春ドラマ。

原作はビッグコミックスピリッツ連載中みたいですが未読です。

私自身は寝つきが良いほうだし睡眠時間は最低6時間は寝ないとダメな人なので、眠れない人の大変さや悩みはよくわからないかもですけど、PV見たときから雰囲気が良さげで気になっていた作品でした。

なんとなく雰囲気はNHKドラマっぽい硬派な感じ。キャラ絵もかな。
劇中に流れてる曲も静かだけど場面に寄り添ってるような。
この雰囲気好きかもです♡

同じクラスってだけで全然接点のなかった二人が、共通の悩みをきっかけに知り合う展開。
二人だけの秘密の隠れ家、秘密の夜のお楽しみ会・・
そこでは素直な気持ちになれて、なんでも話せるような気がして・・
そんな、素敵な青春ドラマになるような気がします。

隠れ家が天文部ってとこも素敵。
3話で新キャラも登場して、今後の天文部の活動も楽しみです♪

aikoのOP「いつ逢えたら」めっちゃいいです♬
この作品の雰囲気にぴったりですね。

2話「猫の目星」
{netabare}おにぎりキャラ、仙台ゆるキャラのむすび丸みたい。
二人だけの共通の秘密があって、同じ目的を持ってたりしたら、中見と曲が仲良くなるのも自然のなりゆきですよね。
でもこのままバレずにいけるはずもなく・・
見つかったのが優しくて理解のある先生で良かった。
二人が今後どんな関係になっていくかわからないけど、どちらにしても二人にとってとても素敵な忘れられない思い出になるんでしょうね。。{/netabare}

3話「一つ星さん」
{netabare}隠れ家の天文部を続けるためにちゃんと活動することを求められた二人。
昔天文部にいた卒業生の白丸結(しろまるゆい)にアドバイスをもらいに訪ねていくことに・・
眠れない二人の秘密の世界が続くのかなと思ってたので、白丸さんが入ることで今までの空気感が変わったらどうしよう・・ってちょっぴり心配してました。
白丸さん、なかなかお茶目で好きになれそうだし、彼女がバイクで出かけてお料理しながら天体撮影してるマイペースな感じが、ゆるキャン△のしまりんみたいだなぁーって思ったり。
なにより、星空の写真がとても綺麗で、ちょっと写真やってみたくなりました♪
今回のお気に入りは、白丸さんが綺麗に撮れた写真を誰かに見せたくなって、思い切って深夜に二人に送信しちゃうんだけど、嬉しい反応が返ってきて思わず笑顔になるシーン★彡
天文部で独りぼっちで活動してた白丸さんの気持ちを考えるとじんわりします。{/netabare}

4話「天津甕星」
{netabare}曲も中見もそれぞれ他の友達と絡むシーンがちゃんと描かれてるバランスの良さもいい!
白丸先輩の「のわっ!」好き。照れて部屋に入れないシーンも。。
今期青春ものがいくつかあるけど、この二人みたいな淡ーい感じも良きです♡{/netabare}

5話「飛び上がり星」
{netabare}千里浜の臨海学校。
普通だったら楽しいはずなんだけど、不眠症の中見にとってはそれどころじゃないみたいで・・
気持ちを表わしてるみたいに降り続ける雨。
やっと晴れて、夜の浜辺で待ち合わせる二人。
浜辺ではしゃぐシーン、見たことある?って思ったらOPのシーンかな。
海に向かって二人で叫んで笑いあうとか、青春してるなぁ。
シートに二人で寝そべってるシーンはもう恋人でしょこれ♡{/netabare}

6話「走り星」
{netabare}白丸先輩、お茶目でピュアで後輩思いだし、結構好きかも(^^♪
流星群観測会を開くために他の生徒たちに協力を頼みこんだり、1話の頃と比べると中見が何かに一生懸命になって、話せる知り合いが増えて、みんなでお好み焼きを食べてるところ、なんかじわっときました。
これも曲との出会いがきっかけなんですよね。
いつまでも二人が良き友達でいれたらいいな。。{/netabare}

7話「花火星」
{netabare}みんなで見た花火の後、天文部での二人のシーン。
二つの気持ちがつながる瞬間。
自分の中の思いを相手に伝えたくなる気持ち。
そして相手の気持ちが自分の中に沁みてくる。
不安な夜、二人だけのラジオですぐそばにいてくれる気がして。
今回の話、すごく良かったです☆
見終わった後、余韻に浸ってしまいました。{/netabare}

8話「集まり星」
{netabare}中見と曲のふたりで始めた天文部の活動。
いつの間にか流星観測会の準備を一緒にしてくれる仲間が増えて
みんなで買い物行ったりお弁当食べたり。。
私も、観測会盛り上がればいいなって楽しみにしながら見てました。

・・・え?・・なんで・・

中見あんなに頑張ってたから、がっかりする気持ちわかる。
私もがっかり。
バス亭でのラジオアプリを使ったふたりの気持ちのキャッチボール。
なんか、これ見ててたまこラブストーリーの糸電話思い出しました。
中見はわたしの特別なんだよ!
今期スキローも僕ヤバもいいけど、この静かに沁みてくる感じも好きだな。
白丸先輩のスケコマシで一転、笑いになるとこも好き♪エビのお見合いとかw{/netabare}

9話「星合」
{netabare}いい星空写真を撮るために合宿旅行を計画するけどお金が無くてバイトを探すけど・・
白丸先輩のとこで雇ってくれないかな・・って思いながら見てたらそんな展開になってちょっと嬉しい♪
海からまっすぐ中見の様子を見に来たり、ナンパされたって嘘ついて反応見たり・・曲って中見のことほんとに好きなんだなって。
泊まれるところも確保できて二人で踊ってる姿を炊飯器の上からじーっと見てるネコに笑った。。{/netabare}

10話「姉はん星」
{netabare}合宿旅行のはじまり。
イサキのお姉さんが運転手兼付き添いで同行することになって。
小さい頃から病気のために普通の子とは違う扱いをされてた妹に対してイジったりケンカしたり自然体で接してくれるお姉さん、イサキのことが好きなんだなって感じます。
心臓のことを中見に話したことに驚いて、イサキをかっこよくて眩しいって言ってくれた、そんな彼に自分の妹への思いを伝えて託して。
見てて北陸もいいなぁ行ってみたいなって思いました。{/netabare}

11話「夜明けの一番星」
{netabare}撮影スポットをまわる二人。
見附島行ってみたい!・・普通の観光客だと夜のライトアップは綺麗でいいけど、星空写真撮るには障害なんですね。
今は防犯の意味もあってどこでもライトアップされてる感じなのでスポット探しも大変なのかな。
二人だけのつかの間の共同生活。
一緒にスーパーで買い物して一緒に料理作って一緒に楽しく食べて・・
わくわくしてドキドキしてとても楽しくて。。わかるよその気持ち。
子供の頃朝目覚めたときに起きていた出来事が中見のトラウマ。
でも今は朝起きるとイサキがいてくれる・・
中見の自分の奥底にある気持ちを聞いて思わずキスをするイサキ。
僕ヤバ見ててキュンキュンするのとはまた違う、じわじわーっと心に沁みる感じ、すごくいいです。{/netabare}

12話「迷い星」
{netabare}降り続く雨。
前回に引き続いての二人のわくわくドキドキな共同生活。
足の指が触れてお互いにぴくっとなって照れるところ、二人の空気感でてていいな。
みんなが訪ねてきてくれて急に賑やかになる感じも好き。
曲はどんなおばあさんになる?って聞かれたイサキの憂いを含んだ笑顔。
急に不安な気持ちになってイサキの手を握る中見。
ココロの微妙な動きがよく描かれてると思います。
二人きりの事実を親バレしてしまい連れ戻されそうになるけど・・
若いっていいなぁ。。
次回、二人の旅の終着点を見届けたいです。{/netabare}

13話「最古の星」
{netabare}「言い出した僕が叱られるよ」じゃなくて「一緒に叱られよう」ってとこがいいな。
そう、これは二人の旅なんだから。
星空の真脇遺跡の中、中見の告白を聞いて嬉しくて顔を隠してうずくまるイサキ。
すごく素敵な写真が撮れてハイタッチして。。
・・あれ?原作と展開違う・・
最後はEDとOPと今までの映像ダイジェストでまとめてたけど・・もしかしてこれで完結で2期なし?{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 36
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

不眠と青春の苛立ちと救済に繊細さを感じる良作

石川県七尾市“九曜高校”。不眠症に悩む高校生男子・中見 丸太(がんた)が、
天文台にて同じく不眠症の同級生少女・曲伊咲(まがりいさき)と出逢い、
秘密と天文部活動などを共有する内に徐々に惹かれ合っていく。
同名コミックのアニメ化作品(全13話)

TVアニメ完走→聖地巡礼→実写映画鑑賞→原作コミック10巻まで購読中の順でコンテンツを満喫中。


【物語 4.0点】
OPアニメでお察しの通り{netabare} 心臓に大病を抱えた病弱ヒロイン物。{/netabare}
ですがTVアニメ版では、あまり設定由来の悲劇性を強調せず。
不眠症を抱えた主人公少年らの青春の悩みを理解してくれない苦しさ、
それをヒロインたちと分かち合えるかけがえの無さ。
等身大の青春劇として多くの視聴者と共有できる要素に絞って構成。

とかく悲劇を煽れば“感動ポルノ”などと批判される昨今のアニメ界隈においては、
この良い意味での感動成分の淡さは心地良かったのでしょうか。
私も特に終盤、{netabare} キスに告白{/netabare} と“糖度”を増す甘々な恋愛要素も相まって、幸せな気分で完走することができました。

原作もまた悲劇で感動を煽らない作品を志向してはいますが、
アニメ化部分以後には、現実を突きつける局面もあり。

この点については、TVアニメ版でも、終盤、エピソードを詰め込めば悲劇性をピックアップすることもできたはず。
ですが本作では敢えて急がず、現実にもあまり深入りせず、最終回に向けてペースはむしろ鈍化。
丸太と伊咲。少年少女の恋愛模様をジックリ描くことで心地よい余韻が残りました。


もし一般的な感動作の濃度で悲劇性を取り扱ったらどんな風に凡作化するのか?
確かめたい方は実写映画版をご覧下さいw
実写版も恋愛“糖度”が半減しているとは言え、家族問題と向き合うなど青春ドラマとしては悪くはなく、
能登の景観には見るべき点はあったのですが……。

実写映画で私が何より許し難いのは、丸太たちの“眠りの師匠”であらせられる猫たちの出番を丸ごと切り捨てたこと。


【作画 3.5点】
アニメーション制作・ライデンフィルム

作画カロリーが潤沢とは言えない同スタジオ。
しばしばキャパを越える無茶をして作品を台無しにするイメージがあります。

ですが本作ではリッチさを求められる星空も含めた景観再現については背景美術提供の草薙(KUSANAGI)に一任。
ライデン自体は少年少女の好いた惚れたの表情描写に注力する割り切った役割分担で作品を維持していた印象。
割り切りと言えば、EDでのカメラ機器の実写画像導入も思い切った判断でした。


背景については{netabare} 千里浜、見附島、真脇遺跡{/netabare} などの映える能登の観光スポットは言うに及ばず、
川や橋を軸とした七尾市内の街並み描写が素敵でした。
私は石川県出身者ですが、七尾ってこんなに美しい街だったけ?とふるさと再発見した気分になり、
思わず聖地巡礼の模様を掲示板にアップしてしまう程。

その他、五郎島金時、のどぐろビーバーなど、
小物設定もダンボールでちょいちょいご当地成分を挿入して石川県人のハートをくすぐってきます。


表情描写については、人物だけでなく猫も印象的。
天文台に居座るツーちゃん(名称不定)にもふてぶてしさがありましたが、
ゲームセンターベティのロロちゃんにも“ヌシ”としての貫禄がありました。

あと個人的に高ポイントだったのはソフト部・穴水さんの日焼け跡。


【キャラ 4.5点】
私自身も高校時代は不眠気味。
寝ようと思って力む。交感神経上位になりますます眠れなくなり苛立つ。
怒ってアドレナリンが分泌されると、さらに神経が昂ぶって眠れなる悪循環。
朝が近づく恐怖を体感したインソムニア経験者として、主人公・中見丸太の心理には非常に共感できるものがありました。

加えて、丸太は、{netabare} 夜寝たけりゃ昼間身体を動かせばええとマウント取ってくる体育会系教師にブチギレたり。
さらにはネガティブ思考で、自分を雨男だと思い込み、肝心な所で自分のせいで全部駄目にしてしまうという過剰な自己嫌悪。{/netabare}
いちいち私と重なる部分が多すぎて、主人公に関しては客観評価が困難なレベルで感情移入してしまいます。

ついでに言うと、もう一人の不眠症、ヒロイン・曲伊咲についても、
{netabare} 私は高校時代、自律神経が不安定だったからか、睡眠導入の際、入眠する身体に覚醒した脳が取り残されることにより、動悸が起きる症状に悩まされておりまして。
重病の伊咲とは深刻度が違うとはいえ、眠ってしまって朝起きたら心臓が動いていないかも?という恐怖心にも{/netabare} 頷ける点がありました。


但し、私の一推しキャラは白丸先輩でして。
私も先輩と“スケコマシ”な関係になりたいとは思いませんがw
白丸先輩を褒めておだてて照れさせたいという願望はとてもありますw


あと一点、ヒロインに関して毒を吐きます。
運動会。徒競走。みんなで手をつないでゴールイン。
あれは日本教育史上に残る汚点です。


【声優 4.0点】
主人公・丸太役の佐藤 元さん。
ラジオ等ではゲラゲラと良く笑う明るい青年といった印象の男性声優さん。
作中ではウジウジと理屈と自己嫌悪を並べる面倒くさい少年を好演。

そんなジメジメした少年が恋をして一皮むけた末にヒロインに向け放つ
{netabare} 「俺にさらわれてほしい。」{/netabare} とのキラー発言。悶えます。

ヒロイン・伊咲役の田村 好さんはメインどころは初出演の新人女性声優。
臆せず主人公少年を照らす光源を全うし、潜在能力の一端を発揮。


奥能登関連作の『スキップとローファー』でも出演されていた石川県人・能登 麻美子さんが本作でも出没。
ただ『スキロー』と異なり石川弁は控えめな本作。
能登さんも養護教諭役として標準語で生徒と{netabare} 扇風機{/netabare} を奪い合うw


【音楽 4.0点】
劇伴担当は林 ゆうき氏。
アクションアニメやサスペンスドラマなどパワーで押す印象が強い同氏。
本作ではピアノなど静かな心情曲を中心に癒やしも与える新境地。

OP主題歌はaiko「いつ逢えたら」
ファンの方には申し訳ありませんが、個人的にaikoさんは長らく、ずっと活躍されているけど、
自分には良さがよく分からなかったアーティストの一人。
本作でも当初はEDの方が良いかなといった印象。

ですが作品を深く反映したこの良作バラードを咀嚼する内に、
私自身初めてaikoさんの楽曲がお気に入りになりました。
きっと私は今までaikoをよく噛んで消化できていなかったのでしょうね。
本作視聴は七尾だけでなくaikoも再発見した貴重な体験でした。


ED主題歌はHomecomings「ラプス」
こちらも眠れない夜を題材にした作品にマッチした歌詞世界。
挿入歌「ヘルツ」もラジオ放送にどストライクな佳作。
この両曲やヒット曲「アルペジオ」や「i care」も収録されたアルバム『New Neighbors』は、
本作の余韻に浸ったり、睡眠導入剤としても適した一枚です。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 33

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

古式ゆかしい不良、……「不良」?

白丸先輩がカワイイ。← 誰もそんな話はしていない(笑)

ちなみに「インソムニア(insomnia)」は「不眠症」のことらしいです。
漫画原作で、掲載誌は「週刊ビッグコミックスピリッツ」らしいです。

レビュータイトルに「不良」と書いて脅かすようですが、内容的には極めて健全なラブストーリー(私はあえて「ラブコメ」とは言いません)だと思います。

本来は当該年代こそが読む/観るべき話でおじさん/おばさんは「横から楽しませていただく」感じのお話でしょうね。どうもありがとうございます。

アニメ放映とほぼ同時期に実写映画が上映されているようで、内容的にもまあまあ映画化向きなんじゃないかと思えるものでした。


さて、お話ですが幼少期のトラウマから不眠症に悩む中見丸太(なかみ がんた)。能登(石川県)にある九曜高校一年生の丸太は高校昼休みなどに安眠できる場所を求め、校内をさ迷い歩きます。

そんな最中、今は物置と化している天文台(!!!)にて、同じく不眠に悩む同級生の女子、曲伊咲(まがり いさき)と遭遇するのでした…。

二人は使われていない天文台(天文部部室)を誰も使っていないのを良いことに勝手に占有して、さらに快適空間を目指してソファーやクッションなどを持ち込む。

そして眠れないことを理由に夜中にこっそりと家を抜け出し夜の街を徘徊…。


丸太や伊咲の目線ではそれほど悪事を働いているつもりはないんでしょうし実際特に犯罪行為でもないのですが、学校サイドや親目線で見ればこれらの行動は一般論的には間違いなく、いわゆる「不良」のすることです。

そう、私も身に覚えがある気もしますが古式ゆかしい不良は案外といわゆる「犯罪行為」からは縁遠かったりしますよね。他作品だとスーパーカブの小熊と礼子なんかもそんな感じでした。

過去の自身の行動に身に覚えがあるのか養護教諭という立場でありながら巧みに学校側や親たちの譲歩を引き出し、二人を後押ししてくれる倉敷先生は素敵な大人ですよね。

そして「共犯者」に恵まれなかった白丸先輩は、曲ちゃんに対する丸太の行動を「スケコマシ」などとイジり倒しながらも暖かく後輩たちを見守ってくれます。

活躍は終盤のみでしたが、伊咲の姉の早矢(はや)も良いキャラでした。曲ちゃんの不眠症の原因ともども、終盤を盛り上げてくれる存在として大活躍でしたね!

投稿 : 2024/11/09
♥ : 32

49.2 3 天体観測アニメランキング3位
星空キセキ(OVA)

2006年7月10日
★★★☆☆ 2.7 (59)
185人が棚に入れました
恋と星空に憧れる天文部員こずえ。夏休み、ひとり天体観測の旅に出る。「誰かに呼ばれている・・・」 そんな不思議な気持ちと、光り輝く隕石のカケラが、こずえの旅を後押ししていた。答えは、きっと星が教えてくれる…旅先の天文館で、こずえは寂しい目をした少年と出会う。こずえはその少年に惹かれていくが、彼の生まれ持った使命が、容赦なく二人を隔絶してしまう。
ネタバレ

ともか さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

≪超酷評≫ ノーモア・ジャケット借り

2006年7月にネットで配信された約30分の短編アニメで、翌月にDVD発売。
2010年10月にTV放送。


天体に強い興味を持っている天文部員の女子生徒・こずえ。
彼女が2週間の野外活動をしようと部員たちに持ちかけるも、全員不参加。
もう1人の主要人物・ギンガ(男性)は、人類が英知を得るために行動し、
人工的な空気しか吸うことを許されず、防護服を着ているという謎設定。
こずえ は1人だけでも、がむしゃらに活動しようとする。
隕石を降らせることで天体観測に夢中にさせてくれたのが、ギンガだった。
ギンガもまた、こずえ によって、{netabare}おかしな使命から解放された…のでしょうか?{/netabare}


DVDレンタル店でジャケットの中に「夏」という文字を見つけ、
どんな作品かも知らずに借りて視聴。

どういうお話かは辛うじて分かったものの、
物語のメモ書きをかき集めただけでアニメ制作に踏み切ってしまったかのような、ダメダメな構成。
作者の自己満足だけで、見せようとする気が無いのでしょうか。
そんな作品がレンタルに出回るなんて、私からすれば迷惑。
お店の限られた棚のスペースを、他の作品のために空けてあげてほしい。

さらに言うと、べつに夏である必要もない。
天体観測の際の「夏」の良さは、気候の条件が良いことくらいしか思いつかない。
流星群は1年に何回もあるし、星空がきれいな季節も冬の気がする(主観)。


作画も、せめて、
星空「だけ」でも他の作品には絶対に負けないぞ!
と、胸を張って言えるくらいの絵を描いてほしかった。
落書きのようなオリオン座を見てがっかり。
赤の点7つで強調していて、配置にも歪みが。これは無いでしょう。


このような作品を、お金を払ってまで観てしまったことを後悔。
みなさまのレビュー・感想、評判のありがたさを再認識しました。
ジャケットだけを見て借りる判断をするのは、やめておくほうが安全ですね。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 26

ato00 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

何が言いたいこのアニメ

壮大なアニメタイトルにだまされてはいけません。
このアニメは、何を目的に制作されたのか?

30分程度の短編なので2回見ました。
 1回目;何が表現したい?
 2回目;やっぱりよくわからない。

説明不足なのは、いろんなことを視聴者に想像させるための演出かもしれません。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 16

ソーカー さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.9

意味不明

30分のOVA作品。若手実力派アニメーターが集結!とかなんとか。
雰囲気だけは良かったけど・・・・中身は意味が分からないです
登場人物の言動・行動理由が終始意味不明・・・お話自体は辛うじて分かるがオチはイミフ。
新海作品みたいなものを作ろうとしたんだろうけどさ、台詞も演出も酷すぎると思います。
作品として成立してるかすらも怪しい。そんなレベル。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 15

69.6 4 天体観測アニメランキング4位
天体のメソッド(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (963)
4738人が棚に入れました
「この町の空には、いつも円盤が共にあった――」
「願いをかなえるために、ここにいる――」

霧弥湖上空に現れた謎の円盤。
出現当時は世界中を大混乱に陥れたが、そこに留まるだけの円盤への恐怖心は消え、次第に観光地となり、徐々に人々の興味も薄れて行った・・・

二人の少女が出会うとき、それは止まっていた時間が動き出す兆し。
想いが人を変えて行き新しい物語を刻む。

中学校生活最後の年。それは一生忘れられない時間(とき)。

声優・キャラクター
夏川椎菜、豊崎愛生、佳村はるか、小松未可子、水瀬いのり、石川界人

ato00 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

美しい風景の中での納得のいかない物語

申し訳ありません。
最初に謝っておきます。
萌絵につられたのが運のつき。
アニメの視聴選定を誤りました。

謎の円盤が浮かぶ観光地が舞台。
4人の女子と1人の男子。
それに、一人の謎の幼女の友情物語です。

最大の問題が、ヘッドホーンの娘。
いきなり「何しに・・・」はないでしょう。
でも、EDの腰振り後ろ姿は、可笑しかった。
それに、不思議幼女は何で生計をたてているのやら。
普通に考えるとおかしいでしょう。
トドメは、何?何?何?のラスト三段攻撃でした。

何故最後まで観たかって?
それは風景が美しかったからです。
聖地は洞爺湖温泉。
火山オタク憧れの地、有珠山へ数年前に行きました。
洞爺湖はもとより、ホテルから見る花火が綺麗でした。
生きている大地を感じられる稀有な場所。
皆さんも一度訪れてはいかがでしょう。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 63
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

にっこり

アニメオリジナル作品 全13話

湖の上空で円盤が止まっている町、ある事情で小さい頃引っ越しをしていて7年ぶりに戻ってきた中学生で主人公の古宮 乃々香(こみや ののか)と不思議な少女ノエルを中心に、友達だった4人と過去のわだかまりを説いていくお話です。

誰も悪くはないのにある出来事のためにすれ違ったせいで、バラバラになりそれを何とかしようと乃々香が頑張りますが、全体的に重い雰囲気のお話になってますね。

その中でノエルの天真爛漫なところが癒されました。バランスをとっていたのでしょうね。

作画は円盤が綺麗で、風景も細かく描かれていました。キャラデザも可愛かったです。

お話としては行き過ぎる点が多く{netabare}(汐音がなかなか心を開いてくれなかったり、こはるの円盤反対のお話は長くて辛かったですね。){/netabare}、視聴しようとする気がなくなりかけたこともありましたが、終盤には感動する場面も多かったので最終的には観て良かったと思えました。

キャラデザだけみるとほのぼのとした展開が待っているように思えますが、わだかまりがなかなか解けないお話なので、視聴する場合はかなり根気がいるかもしれませんね。
{netabare}
(12・13話は、感動するお話ではありますが、円盤がなかった世界になるというのはちょっと納得できません。ファンタジーなのでなんでもありですが、11話のお話が良かっただけにそのままの世界で終わらせてほしかったです。汐音の性格が180度変わっていたのはびっくりしましたw)
{/netabare}
OP/EDは曲も作画も楽しそうですね^^ EDは私が好きなfhánaさんが歌ってます。

最後に、湖というところはまだ行ったことがないで一度訪れてみたいと思わせる作品でした。(池ならいっぱいありますw)

投稿 : 2024/11/09
♥ : 58

takarock さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

能動的な視聴と受動的な視聴と

keyの大ヒット作品「kanon」を手掛けた久弥直樹氏が原案、脚本を担当する
オリジナルアニメ(全13話)。

本作は、演出が非常に繊細で、表情や仕草だけでなく、
背景だったり、さらには何気なく出てくるアイテムを使って
キャラの心情を表現しています。

じゃあ、具体的にどの場面が?と言われると
視聴時には「あっこの演出上手いな」とか思った場面も
今ではもう何となくしか思い出せませんw(役立たず)

なんでこんなことになってしまったのかというと
本作の視聴時、萌え絵然としたキャラデザということもあってか、
ゆる~いアニメを観るような、
ただ漫然と眺めているといった極めて受動的な視聴姿勢だったからでしょう。

今になって思うのは、こういう受動的な視聴をしていては、
本作の良さというのになかなか気付きづらいと思います。

観終わった後に、
「ノエルが可愛いだけのアニメだった」とか
「訳が分からない切れ方をするヒステリックなやり取りがうざかった」とか
そんな感想になるのではないでしょうか。

訳が分からない切れ方というのも、そこにはちゃんと理由があって、
本作ではそれを逐一説明していないから分かりづらいのだと思います。
説明を求めるのでなく、自ら探っていくという能動的な視聴をしなければ、
その理由にも辿り着くことができないままということもあるでしょう。

アニメなんて娯楽なんだからだら~と眺めていたいというのは当然の要求だと思いますが、
1つ言えるのは、娯楽=受動的快楽ということではないということです。
ミステリーのように自ら犯人やトリックを推理していくという
能動的な楽しみ方をする娯楽だってあるわけですからね。
あと、劇場作品なんかは能動的な視聴をする人が多いですよね。お金払っているからですかねw
だから劇場作品の評価は比較的高めになるのだと思います。

私見ですが、オリジナルアニメには、
視聴者に能動的な視聴を求めてくる作品が多いと思います。
例えば「グラスリップ」。 私は観てませんけど(おい)。
ここでいくつかのレビューを読ませてもらいましたが、
「理解不能」という声が圧倒的に多かったですw
能動的な視聴をしなければ、その魅力に触れられないという作りなのでしょうし、
製作側は視聴者に挑戦状を叩きつけているのかもしれませんねw
オリジナルアニメという場で、何か新しいことをしたいという
高い志だったり、モチベーションだったりが、
そうした作品を作り上げていったのかもしれません。

私たち視聴者はその作品を視聴するかどうかを選べるわけですから、
制作側から真剣勝負を挑まれても、
疲れるから付き合いたくないということであれば、
それを回避することだってできるわけです。

自分が視聴している作品が、
能動的な視聴をこちらに求めているのかどうかを見極めることによって、
作品の観方も、そして評価も変わってくると思いますよ。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 52

56.4 5 天体観測アニメランキング5位
えびてん 公立海老栖川高校天悶部(TVアニメ動画)

2012年夏アニメ
★★★★☆ 3.1 (397)
2098人が棚に入れました
野矢一樹は海老栖川高校に入学した新入生。彼は入学早々天文部への入部を希望し部室を探すが、なぜか部室は地下にあった。そこに足を踏み入れた彼を待っていたものは、天文部とは名ばかりの天悶部というオタクだらけの女子の集団であった……。

声優・キャラクター
伊瀬茉莉也、阿澄佳奈、野水伊織、西明日香、村井理沙子、佐藤聡美、月宮みどり、名塚佳織
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

パロディも度が過ぎるとこうなるという作品

天文部と思い入部希望で来た野矢一樹、実は中二病全開の天悶部だったというお話です。

古いアニメのパロディが満載ですね。

微妙な歌い方をされる方もいらっしゃいましたが、エンティングまで古いアニメの歌を出演しているキャラ(声優)さんが歌ってます。

{netabare}
しかしドラクナーのOPまで出てくるとは、マニアックですねww
他にも
クリィミーマミ
ウルトラセブン
レイズナー
北斗の拳
宇宙刑事ギャバン
西遊記
などなど

作中にもセーラムーンや聖闘士星矢、ドラゴンボールなどのパロディがあったりします。
{/netabare}

笑わせようとしてますが、私は全然笑えませんでした。

最後にちょっとだけ盛り上がりましたが、ほんのちょっとだけです。しつこかったくらいですね。

えびてんファンの方すみません、私にはちょっと合わなかったですね。

オススメはしませんが、ネコ好きな方とレトロなアニメパロを懐かしむにはいい作品かもしれません。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 29

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

パクリではなくリスペクト… いや、再現率高すぎてもはや。。パロディの宝庫アニメ

パロディ作品は基本好きではないのですがこれは面白かったです
まぁ元ネタが分かれば楽しいもんです
この作品には私でも知ってるネタが数多く出てくるので楽しめました
特にドラゴンボールネタは酷かったですww

他にもウルトラマンやらセーラームーン、
けいおんにうる星やつら、などなどなんでもありでした
それと、再現率が半端ない
いい意味でも悪い意味でもここはすごいです

ですがやはりストーリーも無茶苦茶ですし勧めはしません
バカアニメやパロディが好みの方は楽しめるかも?
私はおバカな作品は好物ですのでなかなか楽しめました


正直、キャラデザのかわいさがきっかけで観ました
ホントになんとなくですが、ハルヒを思い出しましたね
あと金森ちゃんは人気でそうですw
他の登場人物もなかなか魅力的でした


OPが何気に良曲
それとEDは毎回変わるのですが、
キャラたちが歌う懐かしい名曲のカバーです(アレンジ)
誰もが一度は聴いたことのある有名な曲もいくつかありますよ


悪ノリが過ぎた作品です
カオスな内容でした
私はこのノリが嫌いじゃないですが、
(むしろ清々しかったですw)
はたして皆さまに合うのかと問われれば
迷わず「NO」と答えさせていただきますm(__)m

投稿 : 2024/11/09
♥ : 24

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

評判どうりの凄まじさ

パロディを中心とした学園コメディアニメ。
シチュエーションとしては部活ものですが、天文のことなんか殆ど扱いません。
萌えキャラたちが集まって、あれやこれやと脈絡なくバカな事をドタバタとやっているカオス。
原作はありますが、原作から逸脱していったアニメオリジナルのストーリー展開らしいです。
内容は、これでもかというぐらいのパロディの洪水です。
パクリ・・・・もとい、リスペクトで殆どのエピソードが構成されています。


酷い酷いと評判は聞いていましたが、こりゃヒドイw
とんでもないパロディの嵐。セリフやシチェーションをパクる・・・もとい、リスペクトするために無理矢理ストーリーを作っています。
元ネタはアニメファンなら誰もが解る有名作ばかり
と、言いたいところですが、あまりにもネタが古すぎで、現代の若者にはついていけないです。
20年ぐらい前にこれをやれば、多くのオタクどもを爆笑の渦に巻き込んだことでしょうが、21世紀に入ってからでは到底やれるネタではありません。
パクリ元・・・もとい、リスペクトの出展が何かが解ったうえで、そのアニメを1度ならず観た事がある人でないと、キャラのセリフ一つとっても何を言っているのか理解不能。それぐらい、やっている小芝居がパロ頼りで脈絡がなさ過ぎです。

年配のオタにしか解読不能なギャグは明らかに悪ふざけが過ぎるもの。いったい視聴ターゲットを何処に絞ってるのでしょうか?
コラ、スタッフ!なんて事やってんだ!って突っ込みまくりでした(^。^;)
私自身は案外楽しめましたが、客観的に観るとフリーダムすぎて苦笑いしかでてきません(´・ω・`)

これに比べたら、ミルキィホームズやニャル子なんて随分と明確で良心的なパロディ。理路整然としてて視聴者に親切な作品に見えてきますw
というぐらい、本作の手法は禁断に近いです。
中年のスタッフが、自分の青春時代を思い浮かべながら当時の仲間にウケればいいなぁって思いながら作った楽屋ウケ狙い作品。と、断言してかまわないでしょう。
やれやれ、です(´д`)


コキおろしてばっかっりではアレなので、少しは褒めるところも^^
こんなクソカオス作品ですが、毎回全然違う毛色の作品からパクリ・・・もとい、リスペクトしているにも関わらず、驚くべきことに、通してみると伏線やら人物の相関関係が繋がっています。
ものすごいチカラ技を使いながら、設定的には一応破綻のない全体構成はある意味で大したものです。
好き勝手にやって、そこに設定を付け加えたのか、逆にストーリーのプロットに従ってパロディを入れていったのかは存じませんが、強引な辻褄合わせができてるのは驚き。
内容がアホすぎるので、そんなところに気を使っても全く無意味だとは思いますがw

あと、サービスカットの入れ方は、なかなかのもの。
クドすぎず、それでいて物足りなさも感じさせないエロを定量的に万遍なく随所に滑り込ませてあります。普通、ストーリーが佳境に入るとエロ要素というのはおざなりになりがちですが、このムチャクチャな内容のなかに、ちゃんとエロを入れるのを忘れないのは感心。カオスだからこそ、脈絡なくエロを突っ込んでも違和感がないというのを逆利用してますね(゚∀゚)
まず、カオスなのをどーにかしろ、とは思いますがw


とにかく、やりすぎ感がめいっぱい漂う問題作。
個人的には嫌いではありませんが、常識的には他人にオススメできるシロモノではありません。

あえていいましょう、クソアニメであると。
そういうのを承知のうえでご視聴ください(。・ω・。)

投稿 : 2024/11/09
♥ : 20

61.3 6 天体観測アニメランキング6位
機動戦士ガンダムSEED C.E.73 -STARGAZER-(OVA)

2006年7月14日
★★★★☆ 3.5 (182)
1036人が棚に入れました
C.E.73年、ユニウスセブンの地球降下作戦を仕組んだザフト軍脱走兵達の部隊は、乱戦の中、ザフト軍ミネルバとジュール隊の活躍によって壊滅し、地球に向かっていたユニウスセブンも設置されたメテオブレイカーによって破砕された。しかし、砕かれた破片は地球に向かって次々と落下し、地球に残されたのは落下片による多くの人々の死、そして平和を奪われた者達の止め処なく溢れる憎悪と怒りだけであった。地球が再び混迷の戦場となった中、D.S.S.D技術開発センターは、1機のMSを宇宙へと打ち上げるプロジェクト「スターゲイザー計画」の準備を行っていた。静かに空を見上げ続ける純白の機体「スターゲイザー」。

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

よくできている

この作品は機動戦士ガンダムseed destinyを
ベースとしたOVAである。

内容を一行で言い表すと、ガンダムseed destinyの
劇中に起こった「ユニウスセブン落下事件」
の裏側を全く違うテイストにアレンジして描いた作品だ。

自分としては、ガンダムシリーズを見たことがない人
にも比較的おすすめしやすい部類のアニメだと思った。

その理由は、seed destinyの派生作品であるが
seed destinyの主要人物はこの作品には大きく
関わっていないからだ。
一部のseed destinyキャラクターは確かに登場するものの
引き立て役の様なものとして描かれているだけ。

この作品が良いと感じたところをいくつか述べる。
seed本編では雑兵として扱われている
ジンが脅威として描かれていること。
seed本編と比較すると、さすがにアクションシーンも地味で派手な
ものでないため物足りないと思う人がいるだろうが
私としてはこちらのほうが引き込まれやすいと感じた。

戦争の残酷さが本編よりも映えていること。
特にきついなと感じた場面は、2話の虐殺シーンだろうか。
視点をきちんと切り替えた上で物語が進んでいくため
destinyよりは気分が落ち込みやすい(?)ように感じた。
後は、ミューディーが戦死する場面。あそこまで行くと
もはや虐殺だが。しかも彼女が戦死したことで
シャムスにも悪い影響を及ぼしてしまうという結果に。
こういった場面をdestinyはもう少し増やすべき
だったのではないだろうか。

気になる点もあった。
主人公であるセレーネやソルについてあまり触れられていないのだ。
エドモンドは早い段階で退場するものの、見せ場は作られているため
必要な人物であるということは伝わるし、連合の指揮官は外道っぷりが
きちんと描かれているのでこいつもいないと困るなと感じる。

そういった点があるのにもかかわらず、なぜかあの二人は
説明が省かれているので少ししか関係性が分からない。
終盤のやりとりは凄く好きなシーンなのだが、もっと
彼らに時間を割いて欲しかった。勿体ない。

反対に、もう一人の主人公、スウェンの方はばっちり
焦点があてられる。その上回想が入って来る有様。
いっその事、こっちをメイン主人公にすべきだったのではないだろうか。

そして、なんといっても時間が60分以内に終わってしまうこと。
もう少し尺を長くしてほしかった。そうすれば、もっと
この作品の良さを伝えられるのに。本当に勿体ない。

こういった部分は確かにあったものの、seed destinyよりは
遥かに良かった。地味な作品ではあるが、私は楽しめた。
このアニメで使われている曲「STARGAZER ~星の扉」は名曲。
ぜひ聴いてほしい。
個人的には良作だと思う。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 13

★mana★ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

星を見つめる者達~もう一つのSEED物語~

ザフト脱走兵によるユニウスセブン地球降下作戦。(SEED DESTINY 5話)
ガンダムシリーズでよくあるコロニー落としですね。
本編でジュール隊・アスラン・ミネルバの活躍により破砕は出来たのですが、
その破片までは取り除く事は出来ず、そのまま地球に降り注いでしまいました。
地球ではキラがそれを見つめ、ラクス様はシェルターで呑気に歌っておられましたが、
まさにその地球が舞台です。
前置きが長くなりましたが、とりあえずこの作品を観る前にSEED DESTINYの5~7話を観ると
流れがよく分かると思います…が!
内容自体は15分位×3話なので、すごく凝縮されてて、あっという間に終わっちゃいます!
SEED好きの私としては、ちょっとしたサブストーリー的な感じで好きでした。
本編で見過ごされてしまった、破片が落ちた場所での悲劇。
そこではまた悲劇が憎しみを生み、
憎しみの連鎖が生まれていく様がリアルに表現されて、
やっぱガンダムはこれだよなぁーとつくづく思いしらされましたw
本編の時系列をこちらの物語にちゃんと繋げてあるので、
ナチュラル(出て来るのは主にファントムペイン)VSコーディネーターで、
聞いた名前や、見た事あるキャラがちょこちょこ出て来たりもします!
タイトルも最後まで観ると、ちゃんと意味があるんだなぁとちょっと感心しました。
しかし、終わり方が複雑だった!めっちゃ気になった!その後が知りたいんですけどw
STAGE4希望ー(・∀・)♪+.゚

ところで、スターゲイザーって、機体自体一応戦闘用ではなかったはずですよね?
なのに武装装備ってよく分かんないです。
ガンダムに武装無かったら全然意味が無いのは分かるし、
最小限に押さえてたのはよく分かるんですが、
ストーリーに合わせる為に無理矢理感があって何か気に入らなかったのは私だけ?w
複座ってのは、新しいし、意味も合ってて良かったと思います!
それより、ストライクノワールや、ブルデュエル、ベルデバスターの方が余程興奮したわw
あと、コーザ中尉の声が3話だけ宮野さんに変わったのって何かあったの?
神谷→宮野ってすごい違和感だったよ?(。-`ω´-)…。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 9

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

「星を見る者」

ガンダムシリーズ「機動戦士ガンダムSEED」のスピンオフで
コズミック・イラを舞台とした世界観に属するOVAアニメ。

2006年11月24日~第1話STAGE-1~最終話STAGE-3 全3話。

あらすじ。

人は宇宙を目指すべきと信じるコーディネイターの女性
セレーネ・マクグリフ。

幼い頃の出来事によってコーディネイターを激しく憎み
続けるノワールのパイロット、スウェン・カル・バヤン。

この2人を中心に、スターゲイザー…「星を見つめる者」
の物語は動き出す…。


映像の節々に「SEED」シリーズの戦闘シーン等含んでいる。
戦争を別の視点と技術者を絡めた側面を軸に描いている。

1話目はザックリとSEEDの戦況などのお浚いのような映像。
2話目は子供を使ったプロバガンダや軍事教練などを描く。
3話目はジブリール失脚後。ヂュランダルが本格的に理想
であるディスティニー計画を打出した時期スターゲイザー
も完成の目処だがたち愈々テストを・・だが・・戦況は・・
より複雑化して・・本来の目的を逸脱した運用をする事に。

そして最後に出逢う・・二人・・


序盤はSEEDを視ていないとサッパリ?な雰囲気で・・
2話も残酷な洗脳やプロバガンダに利用される子供を描写
するなどの悲惨さなど以外はさして重要なシーンはない。

3話目のラストの、ほんの僅かなシーンに全てを凝縮した
作品のように感じた。

漫画の方の宣伝用PVとしては可也出来も良いのでは?等。
※原作は未読。興味をそそる内容だった。

ラストも・・どっちなのかな・・想像は自由で良い感じ。

欲を言えば・・好きな声優が出ているので・・普通に14話
とかで・・この作品だけ視ても楽しめる内容だったら・・


D.S.S.D
セレーネ・マクグリフ:声-大原さやか
技術開発センター女性技術者。28歳のコーディネイター。
「スターゲイザー計画」の中心人物の1人。勝ち気な性格。
決めた目標は最後迄やり通さなければ気が済まない性格。
努力家だが、目的の為に手段を選ばない側面を持つ。

ソル・リューネ・ランジュ:声-福山潤
スターゲイザーのテストパイロット。
第1世代コーディネイター16歳の少年。
両親をヤキン戦役で失い、エドモンドに引き取られる。
物心ついた時からD.S.S.D育ちでセレーネを姉の様に慕う。

エドモンド・デュクロ:声-中田譲治
D.S.S.D技術開発センター保安副部長。37歳のナチュラル。
嘗て「伝説の鬼車長」の異名を持つ勇猛で地球連合軍揮官。
第二次ヤキン攻防戦終結と同時に退役しD.S.S.Dに天下る。

ファントムペイン
スウェン・カル・バヤン:声-小野大輔(幼少期早水リサ)
ロゴス直属ファントムペイン特殊戦MS小隊所属の中尉。
20歳のナチュラル。ストライクノワールのパイロット。
かつては天体観測を好む普通の少年だった

ミューディー・ホルクロフト:声-佐藤利奈
ファントムペイン特殊戦MS小隊に所属する少尉。
18歳のナチュラル。ブルーコスモス運営の養護施設出身。

シャムス・コーザ:神谷浩史(第3話宮野真守)
ファントムペイン特殊戦MS小隊に所属する中尉。
19歳のナチュラル。ブルーコスモス運営の養護施設出身。
神谷の事故入院の為に、第3話では宮野が代役を務めた。

ホアキン:声-中村秀利
特殊戦MS小隊を指揮するファントムペイン中佐。
任務遂行のため、民間人の犠牲もいとわない冷酷な性格。


スターゲイザー(Stargazer)型式番号GSX-401FW
自己対話型複列分散処理AI

"ソル・リューネ・ランジュ"により「星を見る者」の意で
スターゲイザーと命名された機体。運用支援システムは
「Guider UNmanned Deployment Autonomic Manipulation」
(無人・自律運用展開教導機)であり、頭部もデュアルアイ
とV字型ブレードアンテナを備えたガンダムタイプに分類
される意匠を持つ。

有人では困難な「火星軌道以遠の太陽系宙域の探査・開発」
を目的とした機体の為、ナノマシンを利用した自己修復型
マイクロマシナリーテクノロジーで長期メンテナンスフリー
を実現搭載。同様の理由で、無人運用の為に自己対話型複列
分散処理AIによる高度な自律性を備えている。

この人工知能には操縦データをフィードバックして未熟な
AIに経験値を積む必要がある為、AIを内蔵する胸部ブロック
はメインパイロット及びオペレーター用の複座シートを内蔵
するコクピットユニットへと換装して、有人の運用も可能。

惑星間推進システムヴォワチュール・リュミエールという
巨大なリング状の装備が後部つけられている。

フランス語で「光り輝ける運び手」を意味するこの惑星間
スラスターはソーラーセイルと同様のもので、太陽より高速
で放出される太陽風をリング周囲に展開した微細な量子の膜
で受け止め、特殊なエネルギー変換を経て推進力とし、広大
な太陽系の航行を可能とする。以下更に詳細はwikiでどうぞ。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 4
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