2017年度の大食いおすすめアニメランキング 5

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの2017年度の大食い成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月29日の時点で一番の2017年度の大食いおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

85.9 1 2017年度の大食いアニメランキング1位
政宗くんのリベンジ(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (1259)
6812人が棚に入れました
美少女・安達垣愛姫(あだがき あき)にこっぴどくフラれたデブで冴えなかった少年・真壁政宗(まかべ まさむね)が、激ヤセして名字を変えイケメンに変身。残虐姫の異名を持つドSな愛姫を惚れさせ、最高の形で振るために復讐を果たそうと奮闘するリベンジラブコメディ。

声優・キャラクター
花江夏樹、大橋彩香、水瀬いのり、三森すずこ、田所あずさ、早見沙織、小倉唯、大亀あすか、伊瀬茉莉也、伊藤かな恵、佐藤聡美

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

面白そうなので期待!

同タイトルのマンガ原作があるようですが未読です。

原作マンガで作画を担当されているTivさん、最近はいろいろなマンガやラノベのイラスト担当としてよく見かけますね。

ストーリーですが、むかし太っていた主人公の真壁政宗(まかべ まさむね)は、幼少時にヒロインの安達垣愛姫(あだがき あき)に告白するも「豚足」と呼ばれあえなくふられてしまいます。

そんな愛姫に復讐するために政宗は一度実家を離れて身体を鍛え、痩せたイケメンに変身して愛姫を自分に惚れさせた後にこっぴどくふるという目標を立てて愛姫の通う高校に転入する。果たして復讐の行方はどうなるか…、といった感じです。

政宗に愛姫以外の女性キャラ、そして「総受け」男性キャラの朱里小十郎(あけさと こじゅうろう)がどうからんでくるのかが楽しみです。

2017.3.24追記:
ということで全話観終わったわけですが、原作が続くので仕方がない面はあるにしてもいささか中途半端な終わり方をしてしまいましたね。終わり方がもっと良ければストーリーの点数はもっと高くつけたかと。ただ、原作に関心を向かせ販促アニメとしてはそこそこ成功したんじゃないかと思います。

アニメでも続編をやってほしいです。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 38
ネタバレ

トマトトマト さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

断然女性にオススメ (少女マンガ好きな男子にもオススメ)

※まず初めに物語の評価はアニメ視聴後、漫画全巻読み終えての物になります。
こちらは病人*の感想になりますので、冷静な評価は出来ていないかもしれません。



アニメを見たあと、続きが気になって漫画も読んでしまいました。
と言うのも、アニメでは盛り上がって来たところで終わってしまったためです。実際アニメの終盤以降が真骨頂の作品です。

個人的な印象では、視聴前は男性向けの作品なのかぁと思っていました。ところが、アニメ視聴後、漫画を最後まで見ての印象は間違いなく女性向けです。
原作者の方が男性だと思いこんでいて、物語後半以降の内容(原作含む)を見ている時、よくこの作品書けたなぁとすごく違和感を感じていました。あまりにも違和感を感じたので調べてみたところ原作者が女性だったためすごく納得出来ました。
また原作が女性だという事もあり、女性や少女漫画好きな方また恋に恋したい方などなどには非常にオススメ出来る作品だと思います。
私としては、少女漫画が好きなのでこういった感じの作品は大好物です。アニメ見て続きが気になった方は是非漫画も読んで欲しいです。
すごくキュンキュン出来ると思います。色んなキャラクターに感情移入出来て涙腺緩む箇所が何度もありました。
原作のアフターストーリー的なものもあるようなので、そちらも見てみたいです。

他の方のレビューを見させて頂いて、中途半端だから2期をやって欲しいと言うもの多かったです。私的にももちろんやって欲しい、というかやるべき作品だと思います。
本当にこれからが神回の連続なのにマジで勿体ない!!
ただ個人的な見解ではありますが、このアニメは2期は作られないと思います。理由としてBDの売上とかもあるとは思いますが、一番の理由はアニメでは{netabare}文化祭回終わった後、すぐにカラオケ回になってしまいました{/netabare}が、漫画だとこの間にあるシーンがあります。短いシーンではありますが、今後の展開に必要なシーンだと思います。アニメ最後にある{netabare}修学旅行のお知らせの紙{/netabare}よりも、よっぽど2期への布石になるシーンだと思います。制作側に本気で作る気があるなら必ず入れるとおもいますので、それをカットしたということは少なくともアニメ制作段階では2期を作る気がなかったと感じたためです。
唯一の希望としては、公式ツイッターにて「今年は何かやります(きっと)」というツイートがあったことです。(2019年1月7日のツイート)
今はこのツイートに淡い期待を寄せることぐらいしか出来ません。
あまり過度な期待は出来ませんが…。
くどいですが、あくまでも個人的な見解です。どうせなら私も漫画ではなく、アニメで見たかったです…本当に残念。
ちなみに、アニメ見たあと続きが見たい方は漫画6巻から読むことをオススメします。


*病人・・・この作品(原作全巻既読後)を見終わってから、何かモヤモヤした気持ち、切なさというか虚無感みたいなものを感じて何もやる気になれません。俗にいうアニメ燃え尽き症候群(マンガ燃え尽き症候群?)という物を発症してしまったようです。
良いアニメや漫画、映画などを見た時に以前にも発症した覚えはありますが、やっぱりキツイなぁ…。
この作品の序盤を見ていたときは、ここまでのめり込むことになるとは考えもしなかったです。完全に油断していました。完全に持っていかれました。
久しぶりに発症すると結構キツイものですね。
ともあれ、身を以てこの作品が良作であることを痛感しております。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 4
ネタバレ

要 塞 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

藪の中

 人は見かけによらぬもの。
外面はよくても、内面はどんなものなのか、
知れたものではありません。

 この作品の注目すべき点は、
心の黒い部分が視聴者に筒抜けの、詰めが甘い主人公と、
腹黒を隠す気もないヒロインとが織りなす、{netabare}(空腹は隠してるけど){/netabare}
恋の駆け引き(戦争)にあります。
 サブキャラクターも大体がどちらかの陣営に組しており、
裏切りあり、陰謀あり、第三・第四勢力の出現あり、と、
恋愛を戦争に置き換えたかのような殺伐としたキーワードが
妙にしっくりくる作品だったというのが感想です。

 そして物語の根幹に関わるであろう二人の過去。
これこそが作中の戦争・・・、ではなく、
恋の駆け引きの推進力となっていると思われます。
 {netabare}原作未読なので詳しくはわかりませんが、
今後も過去に関する伏線や新事実が、次々に判明し、
登場人物たちの意識がガラリと変わるのではないかと予測できます。{/netabare}

 一つの事実に対して、登場人物の視点ごとに、様々な見解がある。
ラブコメでありながら、古来より文豪にも試されている構成。
今後の展開次第では、もっと味わい深い作品になるかもしれません。
 今後の展開に期待が持てます。

 単純にラブコメが好きな方はもちろん、
ちょっとした推理に自信がある方、妙なあだ名をつけられた記憶がある方、
愛しの、もしくは恨めしいアイツにリベンジしたい方にお勧めします。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 4

72.1 2 2017年度の大食いアニメランキング2位
ひなこのーと(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (522)
2242人が棚に入れました
桜木ひな子は人前に出るとかかしのようにかたまってしまう女の子。
動物に好かれるため、田舎では本当にかかしとして働いていた彼女だったが、口下手で人と話すことが苦手な自分を変えるため、憧れの演劇部がある藤宮高校への進学を決意する。
田舎から出て、下宿先であるひととせ荘にやってきたひな子が出会ったのは少し変わっているけれど、とっても可愛い住人たち。
同級生のくいなや一つ上の先輩にあたる真雪に、演劇部に入るために上京してきたことを伝えると、彼女たちから返ってきたのは演劇部が去年で廃部になったという話で……。

声優・キャラクター
M・A・O、富田美憂、小倉唯、東城日沙子、高野麻里佳、吉田有里

こた さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

全部真剣に観ると冗長になってしまうと思われ

ダイジェストで視聴したら丁度いいです。
一応全部観ました。自分自身はというと、とくに苦にならず観れてしまうので焦りました(^^;(いつまでもこののんびりとほわほわした空間に浸ってしまう…ってな感じでw)
OPとED両方とっても良いんで好きになりました。
キャラクターの可愛さを愛でるのがメインだと思いますが、毎回楽しめる要素はありましたし個人的にはかなりおすすめしたいところです!

タグに「ドロップアウト」が入っていますが、たしかにガヴリールがいましたね(笑)

投稿 : 2024/12/28
♥ : 36

みむう さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

THE日常系

この作品は萌の日常系です!萌系好きにはたまらない♪
観てて思ったことがあまり他作品の名前を出したくないですが「ご注文はうさぎですか?」に似てるな〜と思いました。
まあ日常系だけあって同じ感じになるのは無理ないかなとは思いますが構成とキャラの感じがごちうさっぽいです。
萌系、日常系が苦手という人にはおすすめしない作品です。
背が小さい子くて可愛い子も出てくるんで言い方ちょっと悪いですけどロリコンの方にも楽しんでもらえると思います。
自然味が出てて良い作品だなぁと僕は思いましたね!

投稿 : 2024/12/28
♥ : 5

さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

萌えアニメ……ではなかった(^^;

人前だと緊張してかかしになっちゃう“ひなこ”が演劇に奮闘する学園アニメ

一番印象的なのが、ED冒頭のぬるぬるの動きですねww
あと、OP,EDがかなり個性的ですね...。テンポの変調が激しい(+_+)

本編の話題に移ると、キャラがほぼ女の子だけのいわゆる難民キャンプ地……
……と途中までは思ってました。でも、キャンプ地にしてはエロ要素が多いんですよね(エンドカードとかは特に)(^^;
主人公が巨乳キャラであったり、狙ってるなぁと感じる描写が多々あったり……
萌えアニメとして見ていたので、すごく違和感を感じましたww

そういった先入観なしに見たら素直に楽しめたのかな~と思います(>_<)
キャラは可愛いし、デフォルメと等身大で使い分けることで、可愛いらしい世界観を作りながら作画コストも軽減させてるし……
Passioneという製作会社は知らなかったですが今後は注目しておきたいなと思います!

投稿 : 2024/12/28
♥ : 16

60.1 3 2017年度の大食いアニメランキング3位
sin 七つの大罪(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★☆☆ 3.0 (164)
947人が棚に入れました
神に背いた“傲慢"の罪により、大天使ルシファーは地獄に堕とされ“堕天使"となった。
さらに地獄の最下層“万魔殿"では、地獄を統べる魔王たちがルシファーの力を封印。
すべてを失ったルシファーだったが、彼女を慕う嫉妬の魔王レヴィアタン、
地上で出会った女子高生の十束真莉亜を供に連れ、“傲慢の魔王ルシファー"となって
七人の魔王たちへの逆襲の旅に出る。
美しき魔王たちによる、“七つの大罪"を巡る黙示録が今、幕を開ける。

声優・キャラクター
喜多村英梨、藤田茜、櫻庭有紗、加隈亜衣、日笠陽子、小倉唯、たかはし智秋、伊藤静、田所あずさ、戸田めぐみ

61.8 4 2017年度の大食いアニメランキング4位
ツインエンジェルBREAK(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (96)
356人が棚に入れました
天真爛漫で正義の味方に憧れる天月めぐると、厳格な如月家に育ちクールな如月すみれ。
中学3年生のふたりは、「みるくちゃん」と名乗る謎のハリネズミからの命令でツインエンジェルとして悪と戦うことに!
いつも明るくてちょっと強引なめぐると、人付き合いが苦手なすみれは、すれ違いながらも、共に行動するうちに、少しずつ打ち解けていく。
ツインエンジェルシリーズ10周年にして、待望の新シリーズ始動!
新たなツインエンジェル、その名は───
『輝く未来を切り拓く! ツインエンジェルBREAK!!』

声優・キャラクター
M・A・O、茅野愛衣、釘宮理恵

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

実は面白い。ある意味、期間1/4圧縮プリキュア…(笑)?

元々はパチスロか何かのキャラらしいです。パチンコ屋は店の前を通ることはあっても、入店したことはないためキャラへの思い入れは皆無です。

日曜日の朝とかに放送されている変身して戦う魔法少女的な設定をベースに、深夜アニメ的なエロ要素を追加した感じの雑なストーリーです。

別に頑張って観てても面白くはならなそうだし、観るのやめようかなあ…。
(単に「私には合わない」というだけで、なにがしかの需要はあるのかも。)

↑というのが序盤視聴時の感想でしたが、中盤以降かなりシリアスかつ面白い話になりました。

本作の見所は以下のような感じです。

・ポテンシャルのローズ/技術と経験のサファイアの対比
・コンビ結成直後の性格の不一致によるゴタゴタ
・お互いに正体を知らない状態での敵幹部との出会いと日常パート
・きちんと共感できる敵幹部側の事情
・コンビ片割れの出生の秘密と闇落ち
・(前作を含めて)積み重ねた人間関係からのクライマックス

出生の秘密以外は結構初代プリキュアにも重なる要素がありますね。プリキュアなら1年かかるストーリーも、1クールでスピーディー。

終盤はうっかりすると少しウルっときます。こんな一見チープな感じの作品なのに悔しい(笑)!

OPもノリの良い曲で好きです。キャラ名や必殺技を歌詞に取り込む昭和仕様。結果としては結構楽しく観てしまい、キャラにも多少思い入れができました。だからといってパチンコ屋には行かないんですが…。

おまけ: ローズのメイン兵装がこの手の作品には激レアなモーニングスター。そしてサファイアのメイン兵装の薙刀もなかなかに渋い。この選択にはセンスを感じます!

おまけその2: アニメの続編が小説投稿サイト「カクヨム」にて、『ツインエンジェルBREAK ~光と闇の水平線~』として掲載されています。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 26

37111 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

やー↓めー↑てー↑!

1話視聴後感想と今後の期待度
一言コメント:保健の先生が怪しい。。。果たしてプリキュアになれるか!?
期待度:★★★★

やっぱ保健の先生が怪しかった!俺が睨んだ通り!(スットボケ
OPは今期かなり上位。あの電波っぽいノリがたまらない。

ナースウィッチ小麦ちゃんとか、プリキュア1期とかそういう感じなら面白いんだけどなぁって思ったけど、ストーリーがちょっと重い。その割にキャラは軽いという。。。


軽ーい気持ちで見ればいいよ。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 7

KYY23 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

アニメキャラの可愛さに惹かれる

アニメキャラの可愛さに惹かれ、最終話まで見ました。特に下記のキャラが可愛かったです。


天月めぐる
M・A・Oさんが演じるキャラ。変身シーンでの「正義の鉄槌、喰らわせちゃうぞ!」のときが一番かわいい。また、しつこくてウザかわいいぐらいの方がちょうどいいということを気が付かせてくれる女の子です。


如月すみれ
茅野愛衣さんが演じるキャラ。実兄に対する重度なブラコンが最高です。沖縄旅行の直前に「沈黙が愛を育むことをお兄様はきっと教えてくださっているんだと思う」ということを言っていたときは爆笑してしまいました。現実にいたら困りますけど、すごいかわいいです。
上記セリフのときは、めぐるも引いていましたし(笑)



川流美優希
高橋未奈美さんが演じるキャラ。明るくて可愛いが男の娘。いままで男の娘キャラに全く興味が無かったのですが、優希ちゃんの可愛さから男の娘もいいなあ。と思ってしまいました。一途な点もGood。


パチスロが元となったアニメだからか、ノリノリな曲が多く「マグロサバキマース」にハマってしまいました。その他の曲も聞いていると疲れがとれます。
あと、声優さんはフリップフラッパーズからの引き抜き?と思ってしまいましたが、全体的にアニメキャラの印象と合った方で演技力は抜群でした。

作画も前作 怪盗天使シリーズよりもクオリティーが上がっており、満足です。
いまはU-NEXT1080P画質にて1話から見直しています。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 1

66.7 5 2017年度の大食いアニメランキング5位
AKIBA'S TRIP(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (262)
1152人が棚に入れました
秋葉原——初心者から上級者まで受け入れてくれる懐の深い街。ひとりでも、アキバに行けばわかってくれる誰かがいる。何かができる、できそうな自由なところ、身もココロもハダカになれる街。アニメもゲームもメイドもアイドルもジャンクパーツもB級グルメも、全ての“アキバ"を詰め込んだその街で、破繰者<バグリモノ>と戦う、不退転の『ボーイ・ミーツ・ガール』ストーリ-、始めます!

声優・キャラクター
石谷春貴、高橋李依、高野麻里佳、長久友紀、久野美咲、中田譲治
ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

電波と欲望飛び交う秋葉原に、オタクの中のオタク伝木凱タモツあり

ゲームにフィギュアにアマチュア無線、サバゲー、プロレス、カードゲームなどなど。趣味にバイトにバトルはちょっと。サブカルキーワード盛り沢山のギャグアニメ。最初に言っておくと概ね男子向けの内容です。

勧善懲悪を描く時代劇みたいに、終盤には必ずバトルシーンあり。毎回の様にほぼお決まりのパターンで破繰者(バグリモノ)の服を剥ぎ取って成敗する訳ですが、だらだらとバトルが続くアニメと違って見苦しい所もなく?殆どの場合一瞬で片が付いてしまうので、かなりさっぱりとした印象です。(色々な意味で)

面白かった回について

5話:CAPCOMお墨付きゲームネタ満載のお話。
{netabare}
ゲームの腕前を上達させる為にそれとは全く関係の無い訓練をするというのは古いゲーム漫画(スポーツ漫画でも似たのがある)では割とおなじみの描写ですが、本作の特訓内容は一味違います。過激さ甚だしく訓練や拷問を通り越して最早処刑行為。ロードローラーで轢いてプレッシャーに耐える特訓とか、何となく!火炙りとか、ハカセのこじつけ発想と投げやり度合いが常軌を逸しており、ビジュアル的にかなり危険でした。タモツ君もされるがまま‥。でも全力で馬鹿な事をやる作風ゆえか、こんな残虐シーンでも笑えてしまうから不思議。バグリモノのタモツ君でなければ即死な特訓ばかりでしたけど‥(笑)

格ゲー大会当日のシーンでは、かつてのゲーム界のアイドル高橋名人の得意技16連打と「ゲームセンターあらし」のパロディもあり。倒立姿勢からの高速レバー操作による※炎のコマのシーンにおいては、実況の「おーっとぉ!タモツ選手(中略)アタマがおかしくなったのかー?」などの台詞回しの振り切りっぷりまで昔のゲーム漫画風味で笑かされました。

ストVとかのゲーム画面をそのまま映したり、プロゲーマーとして名を馳せているウメハラさんと同じく格ゲーの達人として有名なときどさんと、よ~く似た方々がゲストキャラとして出演していたりと、最初から最後までパロディ尽くめ、わたしは格ゲーは殆どやりませんが知識はそれなりにあったので、色々と徹底していて面白いお話と感じました。

まとめさんのかなり恥ずかしい放送事故みたいなのも(笑)

※:1秒間に200万回以上レバー操作をする事によりCPUの処理落ちを狙うバグリワザ(笑)人間業ではないとだけ言っておこう。
{/netabare}
7話:メイド・執事居酒屋でバイトのお話。
{netabare}
(お金を稼ぐ)手段が目的に、目的が義務に、義務が依存へと変化していく過程が描かれました。どこにでもありそうな話ですが、こういうのは仕事だけじゃなくても、このあにこれみたいなSNSとかでも、人から感謝したりされたり頼ったり頼られたりすれば必ず行き当たる問題で、長く続けていればいるほど依存度が高くなるものだと思います。

レビュアーとしてブリキ男があにこれで活動し始めたのは一年位前ですが、振り返ると(面白いアニメを紹介する)手段が目的に、目的が義務に、義務が依存へと変化していく過程を一通り踏んで来た気はしています。こういうのは良否の問題ではなくバランスの問題で、のめり込み過ぎてちょっと危険かな?と頭を過ぎった事もしばしば。それと言うのも昨年は私にとってはアニメ一色の年で、そういう年もあっていいかなと思いつつ、仕事以外のやった方が良い事、やりたい事を殆どうっちゃってしまっていましたので(汗)

このアニメでは主人公のタモツ君が仕事(というか"ありがとう")に依存して、思考停止状態に陥る光景が描かれましたが、確かにリアルでも狡猾な経営者と言うのはアメと鞭を使って人をコントロールする(やる気を出させる)術を良く心得ているものです。冗談みたいな話ですが、心にも無い計算ずくのおだて言葉にいい気持ちになっていると、自ら進んで奴隷になる様に洗脳されちゃうという事もあり得ます。と言うか良くある話です。そして洗脳された側が今度は無自覚で洗脳する側に回ると言う事も‥。店長とかリーダーに当たる人が新人に対して「君は覚えが早いねぇ~」とかは常套句ですね(汗)

責任感とか、先行きの不安とかで、後ろ髪引かれる気になっても、こういうのは辞める判断は早ければ早い方が良いと私的には思います。ブラックな会社に奉仕して死ぬほど疲弊よりはまだましだと思いますので。それでもいいっていう人が犠牲になって経済とかを回しているっていう現実もあるんですけど‥。私もタモツ君みたいに半ば自爆気味に物事に没頭する性質があるので、ギャグですけど良い警告として受け取りました。
{/netabare}
8話以降
{netabare}
8話。プロレス好きじゃないのでほぼスルーでしたが、転売と言う迷惑行為をアニメで堂々と扱っていたのにはびっくり。拍手したいです。

9話のカードゲームとオタサーの姫のお話も、やはり現実にも起こり得そうな事を誇張して描いたパロディですが、こちらも白眉の面白さでした。

劇中の架空のカードゲーム"バトルクリーチャー"のモデルは子供から大きなお友達?まで大人気の遊○王ですね。昔かじった事があるのであれこれ知ってますが、超有名なカードゲームの割にはルール整理が徹底していなくてKONMAI(K○NAMIの誤植)語と揶揄される公式の質問回答文の解釈が奇天烈な事でも有名です。

本編にあった「無効にする効果を無効にする効果を無効にする効果を無効にする」みたいなのは全然優しい類の問答なので、誰が聞いても分かりますが、送るのではなく捨てる?とか、時ではなく場合!とかを含む、もっと珍奇な言葉遊びがあった方が、既知の人はもちろんの事、そうでない人にもさらに意味不明な印象を与えて面白かった気はします。バトクリスト達の熱い闘いを見守るまとめさんの冷めた視線と真っ当な意見はナイスでした(笑)

オタサーの姫については、あにこれにも姫と形容出来そうな方がいらっしゃいますが、SNS参加が始めての私にとっては、初期の頃は特に、その儚げさや摩訶不思議な存在感が、心配だったり興味の的だったりしてました。目の前にいる人間じゃないので事情はちょっと違いますが、まぁこのお話で描かれた男子達の様にその一挙一動に過度に反応するのは色々とダメなんでしょうね。適度に離れた距離から暖かい目で見守るのが最良なのかなと段々分かってきました(汗)

10話は大食い競争のお話。ラーメンに水を投入して冷まして食べると言う邪道行為あり(汗)大食い競争自体が食べ物に対する感謝を忘れている行為という気もしないでもないですが‥実は現代ほど食生活が豊かじゃなかった神話や伝説の時代から、飲み比べとか大食い勝負ネタって結構有ります(笑)フードファイトに魅力を感じる人の心境は、食欲を満たしたいけれども出来ない事情が有り、その代償行為として見る事を求めているというものなのでしょう。昔と今とでは理由が大分違いますが‥。
{/netabare}
11話以降
{netabare}
最後の3話はオタク文化弾圧の危機という趣のお話。アイドルネタとゲームネタ少々、バトル成分多めの急展開でしたが、飽きさせない工夫が随所にありダレずに楽しめました。

最終話のパッド型コントローラーと門という組み合わせを見た時、シュガーラッシュのワンシーンを思い出しましたが、案の定、上上、下下ときて、やっぱり※例のアレなのかなとニヤけながら見ていたら、延々と続く続く‥タモツ君大変でしたね(笑)しかも最後は2コンマイクで止めという隙の無さ。捻ってきました。冗談事みたいですが、これに匹敵するくらい複雑な裏技コマンドってファミコン時代のゲームにはざらにあります。いいパロディ頂戴しました(笑

続くシーン「せっかくだから俺はこっちのドア‥」もゲームネタ。この台詞は知る人ぞ知る迷作ゲーム「デスクリムゾン」のOPデモからの引用ですね。何故"せっかく"なのかさっぱり分かりませんが、元ネタもそうなので私にも分かりません(笑)さらに次のシーン、幾多の罠に自ら突撃していくタモツ君の姿あり。一見ただのおばか行為に見えますが、好奇心全開のキャラの性格を顕著に表していてちょっと面白かったです。斧とか矢とか頭に刺したまま割と平気に歩いているタモツ君と(とばっちりを受けた)まとめさんの姿にも笑かされました。

最後はウルトラマン。エースとかネクサスとか? アキバのみんなの声援から力をもらうという展開は、最近別のアニメでも似た様なのを見ましたので、またかという感じでしたが、そっちはシリアス、こっちは完全にギャグ。"ご都合主義極まり無い"って作中人物がはっきりと言い切っていましたので、その開き直りっぷりにむしろ清々しささえ感じました(笑)

※:通称コナミコマンド:上上下下左右左右BAで発動する禁じ手。左右の箇所がLRとかになっていたりする場合も‥。これで一瞬でフル装備っ(ズルイ!)でもたまに自爆するからご注意を(笑)
{/netabare}

悪玉のバグリモノが金銭などを搾取する一方、善玉のタモツ君や有紗さんの様なオタクが常に消費する側に立つという図式は、軽い社会風刺を含んでいる気もしますが、庶民思考のわたしも億とも知れぬ大金を溜め込んでいる人達って一体何がしたいんだろうって思う事はあります。恐らくは安心の為なんでしょうが、あるいはお金そのものが目的の人もいたりして‥。もし後者だとしたら手段が目的化している危険なヤツだ‥というのは冗談として、自分の頑張りとか才能を数字で確認したいのでしょうか? ‥趣味としてはかなりシンプルな気はします。

わたしはお金と言うより資源の浪費を抑えるたちなので、かなり物持ちが良く、次々とお金の使い道を見つけてしまえる人達の気持ちはちょっぴりしか分かりませんが、それでもタモツ君みたいに手に入れた物に責任を持ち、それに時間と情熱を注ぎ込み、熟達せんとする気概を持つ人の姿勢については尊敬すべきものがあると思ってます。時間が無いからとか、今日は疲れたからとか、あれこれ自分に言い訳して何もしないのよりはずっと良い事ですよね?

設定や台詞回しが余りにもばかばかしくて、早々に切ってしまいそうになりましたが、5話のゲーム回で興味を持ち直し、7話のバイト回では戦慄(笑)し、以後楽しく視聴しています(笑)

作風が単純かつ極めて明るいので、脱衣シーンが毎回入っていても何となくえっちくなく(!1話のセツリゴエのシーンは除く)ダークな内容もギャグ+ちょっといい話に昇華されており、後味も上々、テーマはアキバそのものと言う珍しくも愉快なアニメになっていると思います。

非オタクで大食いで常識人のまとめ、拳法の達人で天才だけどオタクの道を歩み始めた有紗、にわかオタクでお兄ちゃん想いのにわか(笑)の3人の主要キャラを始め、らきすたのこなたみたいなゆる~い口調からクレイジーな言動を繰り出す博士とか、Fateシリーズの言峰(外道)神父さん役とかで大人気の中田譲治さんが演じている、どことなく闇が深そうなかげさんなど脇役の魅力も十分。

イヤホンズと串田アキラさんによるOPテーマ「一件落着ゴ用心」も勢いがあって爽快な曲です。

訪れる人によっては地獄でもあり天国でもある所、電波と欲望飛び交う怪しげな街アキバに繰り出してみたくなったら、どうぞ覚悟して御視聴あれ。

最後まで観終えて

全体的にノリだけで突っ走る感じのアニメでしたが、全編を通してブラックなネタやパロディが満載で、色々な種類の笑いを味わわせて頂きました。テーマがテーマなので一見すると欲望を全肯定している様にも見えますが、それとの付き合い方を善玉と悪玉の対立を交えて暗に示している点も良かったです。バランスは大事ですよね。

それでは最後に一言、素晴らしき大バカ者伝木凱タモツと電気マヨネーズの愉快な仲間達に祝福あれ(笑)


※:ただし女子にはNGなシーンがてんこ盛りなのと、本編とは無関係ですが、真ん中のCMに差し挟まれるセーラー服おじさんの映像にはご注意を。後者の不意打ちは特に男子には破壊力バツグンです(笑)

投稿 : 2024/12/28
♥ : 23

Progress さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

オタクカルチャー欲を満たしたい方にオススメ

あらすじ
バグリモノと呼ばれる敵からアキバの町を守るため、伝木凱タモツとチーム電気マヨネーズの仲間たちは今日も戦う!

【オタク心を刺激される、秋葉原コメディ】

オタク文化の発信地、秋葉原を舞台にしている本作品は、オタクの心を刺激する、様々なジャンルを取り上げています。

まずアイドル。秋葉原と言えば有名アイドルから地下アイドルまで様々なグループが活動しています。電気マヨネーズの女性メンバーがなんやかんやあってアイドルになっちゃいます。(この回はオーディオ関連の話も入ってます)

次に無線。またディープな世界を。バグリモノがアキバに毒電波を垂れ流す中、タモツ達はブラジルにいるとある人に無線でメッセージを送ります!そんな事が出来るのか!

そして5話では格ゲー!今やeスポーツと呼ばれプロゲーマーもいる熱い世界!
さらわれた妹を救うためにタモツは死ぬ気で特訓し、プロゲーマーも参加する大会に挑みます!ぼかしなしのSTREET FIGHTER完全協力!

今後もマニアックな世界が取りあげられそうな本作品、秋葉原という空間に抱くマニアックな世界への憧れの気持ちを満足させてくれるかもしれません!

【オタク心を満たしてくれるOPとED曲!】
OP曲は「それが声優」で結成された「イヤホンズ」の「一件落着ゴ用心」。疾走感がとても良く、アニソンらしさがある中毒曲です。

ED曲はなんと10組のアーティストが参加!各話ごとに曲が変わります!私のオススメはイヤホンズの「サンキトウセン!」です。ゆいかおりやA応Pなど今アニソンカルチャーのなかでも熱いアーティストが参加してます!

【人気声優も多数参加!声オタなら楽しめる!】

バグリモノ(敵)は毎回人気声優が起用されています!玄田哲章さん、たかはし智秋さん、竹達彩奈さん、悠木碧さん。今後のバグリモノのキャストも楽しみですね。

また、タモツ達を影で支える博士役に特徴的なロリボイスの久野美咲さんや、アキバの主といわれるかげさん役にイケボなおじさん声の中田譲治さん、フリーのメイドのツクモモモ役にシュタゲでフェイリスを演じた桃井はるこさんという、アンテナにビビッとくる声優さんが多数起用されています!

【最後に - オススメです!オタク心をくすぐる作品】

この作品をオススメしたくなった理由は、アキバ文化に触れている満足感を感じたからです!

アイドルにしても無線にしても格ゲーにしても、入れば深いジャンルです。この作品は一つのジャンルを掘り下げまくるのではなく、アキバにある文化を広く浅く取り上げています。

私はにわかですので、色んなジャンルを見聞きするだけで満足してしまうような人間ですが、この作品は秋葉原の文化を感じて満足感を得たい、私のようなにわかオタク人間が楽しめるような作品だと思います!

投稿 : 2024/12/28
♥ : 29

Derp さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

最高に馬鹿馬鹿しい

アキバズトリップって敵を脱がせて倒すゲームなんですけど、原作ゲームの設定なんて知ったこっちゃないってくらいハチャメチャをやっている作品です。

基本的に秋葉原を滅ぼそうとする連中が出てきて、主人公達「電気マヨネーズ(略して電マ)」がそいつらを成敗する感じなんですが、それよりもむしろ主人公のマニアックな趣味がメインに。

主人公のタモツが秋葉原らしいマニアックな事に色々手を染めるのが毎回面白い。お前何歳なんだよという幅広い知識。

20歳以下の若い人ついてこられるのかというようなネタの数々。
その切り口やギャグセンスも素晴らしく笑えます。
めちゃくちゃ馬鹿馬鹿しくて、ヒロイン達そっちのけなのがまた面白い。というか、ヒロインが敵にボコボコにされることがよくあります。

ボケは放置して視聴者に突っ込んでもらうスタイルです。要はツッコミキャラ不在。

ネタも物凄く攻めていて、なおかつセンスが良い。何気ない会話シーンでも面白いこと言ってたり。

扱うネタのバラエティも多彩で、アマチュア無線だったりブラック企業だったりWWEだったり遊戯王だったり・・・。

意外と作画も良いです。(モブキャラが尋常じゃないほど簡素ですが。)
演出も冴えてます。

メインの声優陣は皆素晴らしい演技をしていて笑わせてくれます。
ゲスト声優陣もいきいきとした芝居をされてます。

キャラクターは名前がぶっ飛んでます。「にわか」「まとめ」「アホカイネン」等。
個人的なお気に入りは博士です。出てくるだけで笑ってしまう。

馬鹿馬鹿しいアニメとマニアックなネタを求めている人におすすめです。
刺さる人には物凄く刺さるアニメです。

エンディングテーマが毎回変わる豪華仕様。しかも毎回違う歌手。


【全話観終わっての追記】
なんだかとても懐かしいアニメを見ているような気分になりました。

当たり前のようにパンツを見せていくスタイル・・・ですが、いやらしさが全然なくてギャグとして面白い。

どのキャラも少し滑稽だけど可愛らしく、深く印象に残りました。

一応ボーイ・ミーツ・ガール要素もあって、主人公と万世架まとめの2人は結ばれるのですが、見ていてとても清々しい気分になる良いカップルでした。

とにかく台詞回しが上手かったです。

キャラクターが生き生きと動いていて見ていて楽しかったです。
全体通してユニークなアニメで、色々な要素がごちゃ混ぜになっていて飽きが来なかったです。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 9
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