ヘラチオ さんの感想・評価
3.6
タイトルなし
焦点を当てるキャラクターを話毎に変えて掘り下げている。
すみれの嫌みっぽさとか安定感があって好き。あとカンナとのいつも通りの罵り合い。
悩みを抱えたり、おっちょこちょいだったりとメンバーのみんなが掛け合うのは面白い。
適当に見始めたけど、最終話になったら少し切ない気持ちになってしまった。真宮寺家の歴史は大変やけど、父親も天から見守ってるんだなあ。
OPのゲキテイを色んな声優の歌声で聴かせる。EDもキャラソンみたいなものを毎回変えて流す。田中公平サウンドを味わえる。
最終話のエンディング夢のつづきは好き。
以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
巴里行きを控えた大神一郎が回想する、花組メンバーそれぞれを主人公にした4つの物語と、宿命を背負った真宮寺家の隠された物語。
1. 紐育の怒れる刺客
太正十二年。花組六月公演『シンデレラ』公演の大成功祝賀会。木の格好をした霧島カンナの司会で進行する中、かくし芸大会が開催。さくらは空中に投げられた竹を一閃。見事に盃に仕上げる抜刀術を見せ、会場を大いに沸かせた。一方マリアは難易度の高い銃技に挑戦するも失敗。一同は冗談と知り和むが、さくらだけはマリアの手の震えに気づいた……
2. 水のある都市(まち)
太正十四年・晩夏。秋公演「青い鳥」の稽古の合間に休息を満喫する花組一同。楽しそうに輪投げをするアイリスを見ながら「来てよかった」と安堵するさくらと大神。しかし稽古が再開されると、アイリスは次の公演『青い鳥』で主演を務めることの重圧から自分の犯したミスをレニに押しつけてしまう。そして翌朝、置き手紙を残してアイリスが行方不明になってしまう…。
3. キネマの驚天動地
花組初出演の活動写真『紅蜥蜴』の撮影。神崎グループ製作ということもあり、主演に抜擢されたすみれは張り切っているが、花組メンバーは少し呆れていた。撮影が続くある日、撮影所ではお化けの噂が広まっていた。そのお化けは『玉梓つわ子』という女優の霊と言われ、第13スタジオに出るという。そして、『紅蜥蜴』の最後の撮影はその第13スタジオで撮影されるのだった。
4. 人情紙芝居・少年レッドよ永遠に
太正十四年。織姫の父・緒方の作品が帝國美術展で金賞を受賞。織姫と花組一同はお祝いに向かう。そこに少年レッドの原作者、深川の千葉助がやって来て、花組に話があるという。その話とは今度出る少年レッドの本の絵を緒方が描くにあたり、李紅蘭に少年レッドのモデルになって欲しいという話だった。
5. 父と娘と
太正十四年・秋。さくらは部屋で一人手紙を書いていた。その後、米田支配人の部屋で結婚式の話をするさくら。その噂は瞬く間に帝国華撃団内を駆け巡り、帝国華撃団でで知らないものはいなくなった。ある日、花組メンバーに内緒で、早朝に帝都を旅立ったさくらと米田支配人。何も言わずに行ってしまったさくらに花組一同は困惑を隠せなかった。
6. 女たちの新時代(あした)
結婚式当日。花組メンバーはそれぞれ複雑な思いでその日を迎えていた。一方、仙台の真宮寺家に着いたさくらは家事を手伝いながら想いを馳せていた。帝国劇場では集まった花組メンバーの間でさくらが引退するのではと不安を募らせていたところ、「花嫁」「嫌」などと書かれた謎のメモが見つかり、花組一同はもしやさくらは無理矢理結婚させられるのではと、それを阻止するために帝国劇場を飛び出して行く。