大晦日でゲーム原作なTVアニメ動画ランキング 2

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64.9 1 大晦日でゲーム原作なアニメランキング1位
Fate/Grand Order ‐First Order‐(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (299)
1840人が棚に入れました
西暦2015年。魔術がまだ成立していた最後の時代。人理継続保障機関・カルデアは、 魔術だけでは見えない世界、 科学だけでは計れない世界を観測し、人類の決定的な絶滅を防ぐために成立された特務機関。人類史を何より強く存続させる尊命の下に集められた多くの研究者たちの成果によって、人類史は100年先までの安全を保証されていた。だが。何の前触れもなく――カルデアで観測を継続していた未来領域が消失。人類は2017年で絶滅する事が判明―――いや、 証明されてしまった。その原因と思われるのは西暦2004年の日本の地方都市・冬木。ここに、 今まではなかった「観測できない領域」が現れたのである。カルデアはこれを人類絶滅の原因と仮定し、 特異点の調査・解明、あるいは破壊を目的とした任務“聖杯探索"―――グランドオーダーを発令する。

声優・キャラクター
島﨑信長、高橋李依、川澄綾子、米澤円、鈴村健一、杉田智和

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

聖杯戦争の感じられないジャケットと冠名の間にある矛盾…

この作品は、2016年の大晦日に「Fate Project大晦日TVスペシャル -First & Next Order-」として放送された作品です。
放送された内容は、長編テレビスペシャル「Fate/Grand Order -First Order-」と、短編テレビアニメ『年忘れぐだぐだオーダー』の2つに分かれていましたが、本レビューは長編テレビスペシャルを対象にしたモノとなります。

物語は、人理継続保障機関「カルデア」に主人公である藤丸立香が訪れるところから始まります。
実はカルデアでは2015年にとんでもない事実を知ってしまったのです。
それは「2016年に人類が滅亡する」という事…
その後の研究により、2004年に発生した日本のとある街での出来事に端を発している事が分かったのです。
その出来事とは冬木市で起こった聖杯戦争…
そして聖杯戦争が人類史に歪みを発生させ、その積み重ねが人類の滅亡に直結していると…

この事実を知ったカルデアは、「霊子転移(レイシフト)」による時間遡行のテストに漕ぎ着けると共に、「英霊召喚システム・フェイト」によってマスターがサーヴァントを召喚できるシステムを構築…
人類の滅亡を回避するにはレイシフトによってマスターを聖杯戦争と同じ時間軸に送り込み、召喚したサーヴァントにより聖杯戦争に介入…そして人類史の歪みを修正できる仕組みを作り上げたのです。

カルデアに集結したマスター候補は48人…その48人の双肩に人類の未来が課せられ物語は動いていきます。

一口にマスター候補と言ってもレベルはピンキリみたいです。
例えば、遠坂凛の様にマスターの資質を持ちつつ、魔術師としても一流な候補もいれば、本作の主人公の様にマスター候補の資質のみで魔術が全く使えない候補もいます。

これまでFATEシリーズを視聴した事のある方なら聖杯戦争の過酷さはよくご存じだと思います。
聖杯戦争は確かにサーヴァント同士の戦いではあります…ですが、同時にマスター同士の戦いでもあり、常に危険に晒されるマスターの能力は高ければ高いほど戦いを有利に進める事ができます。
逆を言うと、ずぶの素人が行って良い場所では無いという事です。

それでも、藤丸の様な魔術師としては全く素人でも候補に選出されるという事は、よっぽどカルデアがこの事態を重く見ているからにほかなりません。
でも本当に大変な事ってうまく運ばないんですよね…
カルデアは未曾有の危機に巻き込まれてしまうんです…

このGrand Orderのストーリーは良く寝られていると思います。
冬木市で起こった聖杯戦争…この作品のファンの方ならすぐ頭に思い浮かぶほど印象深い争いでした。
この作品は、私たちの知る聖杯戦争のサイドストーリ的位置付けになっているんです。
まさかこれまでの聖杯戦争に新たな分岐が派生するなんて発想は誰も持たなかったと思います。
なので展開に対する驚きもありましたが、多くの説明が無くても展開が頭に入ってきたんだと思います。

そしてカルデアを襲う未曾有の危機も全くの想定の範囲外の出来事です…
でもこの危機があったからこそ、本編でのサーヴァントの魅力が増したと言えるのではないでしょうか…?
それは、藤丸とずっと行動を共にしてきたマシュもそうですが、むしろ冬木市にレイアウトした以降にこの設定が本領を発揮したのではないでしょうか。

何故なら聖杯戦争は聖杯の奪い合い…その目的のために死力を尽くすという本来の目的以上に、聖杯戦争の…そしてサーヴァントの存在意義が深まりましたから…

そしてサーヴァントの魅力…これは前作までのレベルがしっかり維持されていたと思います。
新キャラのマシュはこれからまだまだ大きくなっていくのだと思いますが、冬木市の聖杯戦争に参加していたサーヴァント…本作ではごく一部にしか出会えなかったのが残念です。

新キャラのマシュのCVは高橋李依さんが担当されていましたが、今回レビューを書くためにwikiをチラ見してビックリ…
元々マシュのCVは種田さんだったのですが、療養に伴って配役が変更になったんだそうです。
これまで「WWW.WORKING!!」近藤妃は水樹さんに変更された認識はありましたが、マシュも変更になっていたとは知りませんでした。
でもマシュは種田さんが抜擢される理由が納得できる役どころだったと思います。

長編テレビスペシャルと言いながら見始めたらあっという間に終わってしまった感がありましたが、今後の展開が期待できる終わり方も良かったと思います。
このGrand Orderの続きもアニメで見たい…と激しく思いますが、それは少し贅沢なのかも…

何故ならこの特番で「Heaven’s Feel」が全3部作で劇場公開されること…
そして「Fate/Apocrypha」の2017年アニメ化が発表されましたから…
このFATEシリーズの新作アニメ…視聴が楽しみです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 20

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

いつかは失うと知ってるから、あたりまえの日々は何より美しい

Fateシリーズのスマホゲーム「Fate/Grand Order(FGO)」のアニメ作品。
FGOアニメは複数あるのですが、本作はFGOアニメとして1作目で、FGOのメインストーリーの一部分が原作となっています。
テレビ放映された作品で全一話完結、これまでアニメ化することなかったFGOの特別制作アニメとして1作のみ作られたような感じですね。

FGO第一部のチュートリアル、"炎上汚染都市 冬木「序章」"のアニメ化です。
西暦2015年 人類を継続させる目的で設立された人理継続保障機関フィニス・カルデアでの研究の結果、"人類は絶滅する"という結論が証明されます。
原因が西暦2004年の日本の冬木市にあると「近未来観測レンズ・シバ」により観測されます。
それを受けて、カルデアは霊子転移(レイシフト)という技術による時間遡行を計画します。
また、時間遡行の際、英霊召喚システムを以て人類史に対し多大な影響を与えた英霊の力を借りるため、その適性を持ったマスター候補たちを集め過去に送り込もうとします。
主人公はマスター候補の1人「藤丸立香」で、マスター候補生たちを集めて計画の説明中に居眠りをしたことでカルデア所長の「オルガマリー・アースミレイト・アニムスフィア」に部屋から追い出されますが、その後、カルデアが何者かによる攻撃を受け、主人公を除くマスター候補生たちは全滅してしまう。
カルデアの職員である「マシュ・キリエライト」は、そこで大怪我を負うが、主人公の命だけは救うため、サーヴァントと取引をして融合し「デミ・サーヴァント」となる。
画して、立香とマシュ、オルガマリーは、2004年の冬木にレイシフトする、という展開です。

FGOは未プレイでどういうキャラが出てくるくらいしか知らず、本作で初めて触れました。
ゲームの前提知識はほぼ無い状態で視聴しましたが、まあ専門用語と独自設定のオンパレードで、ついていけなかったというのが正直なところです。
丁寧に見ていれば理解はできると思うのですが、ゲーム同様アニメも本作はチュートリアルな感じで、『ここは基盤部分なので、知っていないと後でついていけないよ』 ということなのかなと思います。
特にレイシフトするまでは状況説明が長く、主人公と同じタイミングで居眠りしそうになります。
ちなみにカルデアの所長・オルガマリーは幼女なので、私も居眠りしてたら幼女に怒られるご褒美が欲しいところですね。

レイシフト以降は召喚された英霊たちが登場します。
FGOといえば、元ネタガン無視の偉人女体化ソシャゲくらいの認識でいたのですが、登場するサーヴァントは以外にも、Fate/stay nightでおなじみのセイバー、アーチャー、ランサー、ライダーさんです。
ただしsnとは違ってランサーのクラスはキャスターとなっており、ライダーもランサーとして召喚されています。
世界線とやらが違うのか、切嗣や綺礼も登場しません。
ただ、アーチャーやキャスターのランサー(紛らわしい)が、やたらメタな発言するのは笑いました。

ググりつつなんとか内容を理解できましたが、FGOプレイ済みの方が楽しめるのかなと思います。
ただ、FGOプレイしている友人曰くには、FGOやっててもシナリオ部分はぶっちゃけスキップしてるので、設定とか知らんと言ってました。
FGOのシナリオを、アニメ化してリブートさせた、と見るのがいいのかと思いました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 4

ZORRRO さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

原作(ソシャゲ)知らんけど、とりあえずここから。

【ストーリー・キャラ】

FGOバビロニアが気になったので、‐First Order‐を視聴してみました。
ソシャゲのチュートリアルとかから始まる、FGOの最初の話ってことで良さそうです。

簡単に言うと、『人類絶滅の未来を阻止する』という話。その、これから戦いが始まるよー
というのが本作のFirst Orderでした。FGOの導入。まさにチュートリアル。

本編ステイナイトと、他にも色々あったスピンオフをアニメのみで見てきましたが、
展開の説明は結構詳しくあっても、今までの作品から考えると何が起きとるんや!という内容でした。


とりあえずこのFirst Orderでは壊滅的に魅力の無い主人公でしたが、主人公がマスターになる
というのはやはりFate。そしていろんなサーヴァントが出てくるということになってきそうです。
First Orderでは見覚えのあるサーヴァントで安心しましたが、どんなサーヴァントが召喚されて
いくのかというのは楽しみではありますね。魅力無い主人公というのも、
今後どう成長してくのか、またそもそもどういうキャラなのかというのが、
この導入だけだと少し触れたくらいなので、楽しみ要素だと感じました。


「特異点」というワードがストーリーで多く出てくるようになると思いますが、
アニメ化されてるバビロニアというのも特異点の1つだったりして云々かんぬん。
正直話がややこしくごちゃごちゃして来そうですが、アニメだけでなんとか理解していきたいですね。


【他】

ソシャゲ原作なので、TVアニメや劇場アニメ化が進むとキャラ祭りになってきそうで、
それはそれで楽しみかなと思います。

制作はLay-duceということで、今までのシリーズやスピンオフとまた違った制作会社。
キャラデザとかも似てるキャラもいれば、ちょっと違う雰囲気のキャラもいます。
続編なのか知りませんがMOONLIGHT/LOSTROOMも同じみたいです。
また、2019年秋放送のバビロニアではCloverWorks(A-1)なのでそっちの方が期待できるw


ちょっとシリーズファンから見ると新要素が多いですが(なんならプリヤよりも)
FGOになんとかついていきたいと思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8

62.0 2 大晦日でゲーム原作なアニメランキング2位
Fate/Grand Order -MOONLIGHT/LOSTROOM-(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (96)
653人が棚に入れました
「Fate/Grand Order -MOONLIGHT/LOSTROOM-」は、16年の年末特番で放送された「Fate/Grand Order -First Order-」に続く「FGO」のアニメ化最新作。カルデアの片隅に忘れ去られた、失われたもの、失うものを垣間見るという「ロストルーム」にまつわる物語が展開される。
ネタバレ

杞冬@あずさ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

まさか、まさかで1部6章劇場アニメ化、7章TVシリーズアニメ化決定おめでとう!!

ついにいろんな意味で話題になったこの「Fate/Grand Order」が3周年を迎えた。
リリース当初からプレイしている身としては3年も続いたんだなぁと思わずにはいられなかった。
リリース当初はいつサービス終了するか分からないほど、
ひどい出来であったし肝心のストーリーに関しても面白いといえるレベルのものではなかった、
それがここまで大きなコンテンツとなり一大ブームを巻き起こしているのだから分からないものである。
自分は多分FGOがなければここまでFateにハマることはなかっただろうし、
ほんと辞めずに続けててよかったと思う。

3周年記念放送を見ていた時のことである。
3周年の記念のイベントがとても豪華でわいわいと友達と話しながら見ていた。
そこで、唐突に昔やったアンケートの結果を出す映像が流れた。
アンケート自体結構前のことで忘れていたがここでその結果を出すらしい。
まずFGOで一番好きなシナリオは?という質問。
2位「神聖円卓領域キャメロット」1位「絶対魔獣戦線バビロニア」
自分も全く同じように投票した。
1位、2位の順番が変わることはあれどほとんど人がこの二つを投票したと思う。
続いて、
今後FGOに臨む展開は?
2位「劇場アニメーション」1位「TVアニメーション」であった。
ここは自分と全く同じ思いの人が多くて嬉しかった。
リアイベとかは地方民はほとんど関われず関係ないから、
やっぱり地方関係なく楽しむことができるアニメの展開を望むのは当然だ。
なぜこのタイミングでアンケート結果出したんだろうと思っていると…

「キャメロット劇場アニメーション化決定!!!」
「バビロニアTVアニメーション化決定!!!」
そう、このアンケートはこれを発表するための前座だったのである!!

すごく思い切ったことをしたと思う。
それまでの1章~5章をすっ飛ばしいきなり6章、7章をやってしまおうというのはとても勇気のいること。
初見の人はもちろんわけわからないと思うし、
たとえ、「Fate」シリーズを知っていたとしても全部楽しめることはできないだろう。
というかいきなりこのアニメから入るのは勿体ない。
ちゃんと楽しみたいのなら絶対にFGOを予習しておこう。

少しこの二つのお話について説明すると、
キャメロットの方は円卓と入っている通り円卓の話である。
何気Fateで「円卓」を主に置いた話はこれが初だったりする。
そういう意味でもとてもファンからの期待も高かった章であり、
心待ちにされていた話となっている。
その期待を裏切るどころかその期待を簡単に飛び越えていったというのが自分の感想。
2位にしてはいるが、6、7どっちもとても好きなので甲乙つけ難いところがある。
この6章は一つのノベルゲーをプレイしているぐらい濃厚で濃密な章であった。
敵も味方も含めて大好きな章(もちろん7章もだがw)

7章はタイトルだけで少し想像しづらいかもしれない。
でももう一つのタイトルが「天の鎖」なのでこれでピンと来る人もいるだろう。
こっちはPVが見れるので見てみてほしい。
多分それを見ればどの時代の話しかわかると思う。
何故自分は6章よりもこっちを上にしたのか、
それは終盤の展開の激熱さにある。
中盤の絶望感もとても良い。
そこからの終盤の熱い展開の連続。
プレイしている最中叫びたくなるような展開の連続。
この章は辞め時が分からずやっているときは夜を明かしていることも多かった。
記憶をなくせるのならば是非この章をもう一度プレイしたい。

一言ずつでこの二つの章を表すのであれば、
6章は「贖罪」7章は「友」であると自分は思う。
これらをちゃんと楽しみたいのであれば悪いことは言わない。
絶対FGOをやってからのが楽しめる。
一人でもFGOに興味を持ってくれればいいなと思いつつここで。
そして興味を持ってくれた人はようこそ!
FGOという抜け出すことのできぬ沼へw

↓本編の感想。
{netabare}FGOシリーズのアニメの第二弾。
二個目なので一弾の続きをやるをやるかと思えば…

まさかの2部の序章のところをいきなりやってしまうと暴挙に出たw
それも2部の序章が全部読めるようになったのは大晦日の18時から。
これの放送がその日の22時から始まる特番にこれが入っている。
なのでその序章をやれる時間は4時間程度しかなくやる前にアニメを見てしまった人は若干のネタバレを食らうという惨事に。
かと言ってちゃんとプレイ済みの人でもいまいち理解できない内容なので、
やっていなくてもあまり変わらないといえば変わらないのだがw

ほんとこれ含めてだけどきのこにアニメの脚本をやらせてはいけないなと思う。
視聴者に全く理解させようってのが伝わってこないし。
そもそもまず所長はまた出す必要はあったのか。
1部の区切りとしてこのアニメを出したのだろうけど、
すでに1部を完結させた人はちゃんと区切りを自分でつけているんだよね。
わざわざ所長を使ってまでもう1部は終わってこれから2部よ!ってやらんでもよかろうに。

1番の問題点としてはこれを見ても見なくても全く問題がないというところだ。
初めてFGOに触れる人は訳が分からないわけだし、
でもだからといってFGOに深くふれている人でも楽しめるということでもない。
誰に向けて作っているのが分からない。

正直こんなのでFGO本来の魅力が伝わるとも思えないし…
それでいて「衛宮さんちの今日のご飯」の出来がとても良かったのも悲しいよね…
きのこがほぼ触れないほうが面白いんだから…
見る価値はほぼないです。
本編にも関係してないし、それなら前にやったほうは見たほうがよっぽど良い。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

ありえない対談、可能性すら無い未来

スマホゲーム「Fate/Grand Order(FGO)」のアニメ化作品。
長編アニメとしては2作目で、ゲームシナリオをアニメにした1作目First Orderとは違い、基本的にオリジナルストーリーとなっています。

First Orderの後の話にはなっていますが、ゲームでいうところの2部への導入部にあたるストーリーだそうです。
First Orderは一部のチュートリアルで、人類を救うため7つの特異点に向かうところで終わっていました。
本作は各特異点の事態解消の後となりますが、作中初めて見る方向けの解説などはなく、FGOを知らない方や本作からFGOを学ぼうとする方には優しくない内容だと思います。

登場キャラクターはFirst Orderから引き続きとなります。
特異点にレイシフトしたマスターは「藤丸立香」で、「マシュ・キリエライト」等が登場します。
ロマニ・アーキマンも登場しますが、全身のカットはなく、手のみになっています。
また、オルガマリーがなぜか登場し、メインキャラとして行動します。
First Order視聴後であればある程度分かる通り、これらはありえないことです。
そういったありえないことができると言われる倉庫部屋「ロストルーム」を舞台にした作品となります。

夢の中の夢のような展開で、ありえない事態が起きたところで目が覚め、これまでのことが現実でないと気づくような展開の繰り返しになっています。
それがオルガマリーの夢だったり、立香の夢だったりします。
ただ、正直なところ見ていて会話内容は理解できず、何が起きているのか、解説が欲しいと思いました。

1部終結によりカルデアからの退去が始まり、クリプターと呼ばれる7人のマスターが少し登場します。
ラストも新しい所長の就任と言峰綺礼の影があり、2部への導入を感じさせる終わり方になっています。
そういったことから、最初と最期はわかるのですが、いかんせん本編がついていけませんでした。
また、サーヴァントも登場するは登場するのですが、キャラクターとしての活躍はほぼ無く、戦闘シーンが少し映るのみです。
戦闘シーンも本作のメインではなく、全体的に「はっ、夢か」が繰り返された印象が強いです。

FGOをプレイしてきたファン向けの作品だと思います。
ちゃんと楽しむのであれば、一度一通りプレイしてから再視聴した方が良いような気がしています。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 1

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

あ、あれ…こんな感じでしたっけ?

2016年の大晦日に「Fate Project大晦日TVスペシャル -First & Next Order-」が放送されました。
この時にはFate Projectの今後の展望に加え、長編アニメ「Fate/Grand Order -First Order-」が放送されました。

長編アニメといいながら結構あっという間に終わってしまいましたが、今後の展開に期待の持てる終わり方だったので、2017年の大晦日に再び「Fate Project」が降臨すると知った時には心底嬉しいと思いました。
だからこの作品の視聴は、私にとって1年を締めくくる大晦日の夜のメインディッシュ…になる筈だったのですが、終わってみたら、2016年よりだいぶあっさりしていた気がします。

あっさりというか…ゲームのための序章という感じで、続きを楽しみたければゲームで…という感がありありでしたね。
関係者のインタビューもゲームの事ばかり推していましたし…

本編があまりにも拍子抜けだったので、7人の最強偉人篇が正直殆ど頭に入ってきませんでした。
昨年は長編アニメのレビューっぽい事が書けましたが、今回は流石にレビューになりません。

風呂敷を広げ過ぎちゃったのかな…?
「Fate/stay night」から始まり「Unlimited Blade Works」「Heaven's feel」までの本流は澱みなく流れているのに…
「Fate/Zero」や「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ」といった外伝やスピンオフも抜群で、「このシリーズの作品が好きで良かった」と思っていたのに…

どうも昨年から今年にかけて、このシリーズともウマが合っていないような気がしてなりません。
「Fate/Apocrypha」も面白い作品でしたが、これまでの作品と肩を並べられるかと問われると答えに窮してしまう感じでしたし…

1月27日から「Fate EXTRA Last Encore」の放送が予定されています。
公式HPを見るとキャラの一部が本流より改変されているようです。
この改変が吉とでるかそれとも…

でもきっと大丈夫ですよね…
これまでのキャラとCVに加え、セイバーのCVは何といっても桜ちゃんなんですから…

PV見ました。
今にも「ほえぇぇぇ…」が聞こえてきそうなくらいセイバーが可愛くて堪らないんですけど…^^;
良かった…大晦日の話題だけだったら暗いまま終わってしまいそうでしたが、桜ちゃんに気持ちを持ち直して貰いました。
「Fate EXTRA Last Encore」←期待しています!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 10
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