2023年度の大学TVアニメ動画ランキング 4

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の2023年度の大学成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年03月04日の時点で一番の2023年度の大学TVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

70.7 1 2023年度の大学アニメランキング1位
虚構推理 Season2(TVアニメ動画)

2023年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (199)
728人が棚に入れました
“怪異”と呼ばれるものたちは、この世に確かに、当たり前に存在している。 “怪異”たちの“知恵の神”である少女・岩永琴子のもとには、今日も“怪異”にまつわる悩みごとが持ち込まれていた。そんな琴子の隣に立つのは、一目惚れした相手であり、“怪異”にさえ恐れられる男・桜川九郎。 これは、普通ではない2人が力を合わせ、“怪異”たちの引き起こす理外的でミステリアスな事件に【虚構】で立ち向かっていく物語。 2人が挑む奇想天外な新事件の行方と、その恋の進展は――!? [恋愛×伝奇×ミステリ]再び!!
ネタバレ

アニメアンチの憂鬱 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

人間不信の某賢者が世界を巣くうらしいです

雪女の話がピークで後は普通な感じでありました。

鰻の例でも{netabare}わかるように、おひい様がエロいのは、やはり名前に由来するものと
考えられますが、おひい様の本質について明確に示すにはまだまだ情報不足
であるとも言えそうであります。

OP映像ではおひい様と九郎先輩が手をつないで歩んでいますが、九郎先輩の左手に
身に着けている時計の針は11時10分~11時15分辺りを示しています。
①11時10分ならばアナログ時計では「11」と「2」を示しているので11+2=13
②11時15分ならばアナログ時計では「11」と「3」を示しているので11+3=14→1+4=5

①【13】②【5】どちらも【金星】を暗示する数字となります。

③時計の針が「2」と「3」の中間あたりにありますので仮に「2.5」としますと
11+2.5=13.5 「13」と「5」これをたし算すると【18】になります。
18=6+6+6(【666】)土星を暗示する数字となります。

【土星】の南極には台風の目があり、だからこそおひい様の「魔眼」に繋がると
考えられますが、更に言うと【土星】は太古の昔太陽のように発光しており【黒い太陽】
としてこれを崇め奉る信仰があったとかいう話があり、おひい様とは【黒い太陽】の信仰に
由来する名前かもしれないと考えられるわけであります。

「11時10分」辺りの時刻と示す時計と言えば【イルミナティ】カードにもありますが
ただのオカルト繋がりなのか?それとも何かしらの関係性があるのか?
まだまだ疑問は尽きないと言ったところであります。{/netabare}



●「【エロ】ティシズム」という思想の解析

【8】話ですから当然の如く「裏設定」はさく裂すると予測できるわけであります。

「おひい」様はホテルグループ{netabare}会長の依頼を受け彼の有するホテルに赴くわけですが
初っ端のホテルのロビーのシーンでは階段登り口のところに2体の「【黄金】の鳥」の像が
これ見よがしと言わんばかりに置かれています。

この「【黄金】の鳥」は【鳳凰】【火の鳥】【フェニックス】を表しています。
そこで当然の如く羽の枚数を数えると2体で2枚づつだから4枚となりますが
よく見ると2体の像の隣には羽が2枚づつあるので4枚となり、全部で
4+4=【8】となります。

またしてもやはり【8】と【5】と【13】の法則であります。

会長の話によれば「23」年前に自分の妻を殺害する企てに関与したという話であります。
「23」の数字を足すと、2+3=【5】となります。

「23」年前に妻の殺害という「※願い事」を妖にしましたが、【8】【5】【13】
これらの数字は【金星】と「※願い事」を暗示する数字であります。

「23」年前の「※願い」は成就しましたが、「※願い事」には対価が当然の如くついて回り
従いまして、会長はその報いとして病に侵されるわけであります。

【8】と【5】と出ましたの次は当然【13】が出ると予測できます。

そんなわけで、何の脈絡もなく「おひい」様と九郎先輩は突然
「UFOキャッチャー」をやる羽目になるわけであります。

「UFOキャッチャー」には【5芒星】のシンボルが仕込まれていますので
それで引き寄せられたという考え方も成り立ちますが、
ここでより重要なことは景品の方であります。

景品は逆さにするとプリントされている女の子の水着が消える不思議なボールペンです。
「おひい」様はこの「【エロ】ボールペン」を「欲しい、欲しい」と激しく切望します。
何故でしょうか?

「おひい」様のエロい属性は名前に由来すると考えられます。
「おひい」様とは「お日様」を示すものであり、だから「【エロ】ボールペン」を望むわけです。
「ボールペン」は細長い形状をしており、従って同じ形状の【オベリスク】を
暗示していると解釈できるわけであります。

【オベリスク】は「太陽」や【星】などの天体と密接な関係にあるポール状の建築物であります。

【オベリスク】→「天体」→【星】なので「UFOキャッチャー」の【5芒星】に繋がり、また
【オベリスク】→「天体」→「太陽」ならば「お日様」=「おひい」様と繋がります。

【オベリスク】はその形状からしても【エロ】という風に考えられますが
【5芒星】が「【金星】の【女神】」例えばエロエロの【ヴィーナス】などを
暗示することから、いづれにしても【エロ】に繋がるという結論になります。

ちなみに、「おひい様」が突然下着の話をしだしたのもただの偶然ではなく
【エロ】性を強調するために敢えてそうしたのだと考えられるわけであります。

「UFOキャッチャー」のコイン投入口には
「¥100」で「1」PLAY
「¥500」で「6」PLAY
というような感じで数字が記されていますので数字を全部足してみます。
1+1+5+6=13 やはりという感じで【13】の数字が出ました。

おひい様と九郎先輩は交互にプレイして「7」回目に見事【エロ】の景品をゲットします。

「7」という数字は「神」を意味しますが、この「神」はユダヤ・キリスト教の神でありまして
純愛は許しても不純異性交遊は許さないエロには大変厳しい「神」であります。

つまり【エロ】とは相性が悪いため、当然【五芒星】とも相性は合わないということになります。

【エロ】という思想性、エロティシズムの観点から考えたらエロは「おひい様」であり
「ボールペン」であるということになりますのでボールペンに注目してみます。
よく見たらボールペンは「6」本あることに気が付きます。
「7」回目のチャレンジで「6」本のエロボールペンをゲットしましたので
その数字を足して7+6=【13】という風にして答えの数字が導かれるわけであります。

他にも関係しそうな数字を探すならば、シンボルに関係するシーンになると
いうことになるかと思います。

遺産相続の優先権の贈与、これは会長の「※願い」でもありますが
子どもたちにとっても「※願い事」に相当するものであると考えられます。

関係者を招集して殺人事件を解明する仮説を提示する日付は①「9月3日」と②「9月4日」
でありますので、当然この日が「※願い事」に絡んでくるということになります。

②9+4=【13】 こちらは単に数字を足すだけです。

①9+3=12
「12」は「6+6」と考えられますが、更に6を足すと【18】になります。

【18】は【✡】を表す数字ですので「9月3日」のシーンで【6】を探してみます。
すると、課題発表の場には【6】人の面子が集まっていることに気が付きます。

ここで重要なことは【6】人で丸いテーブルを中心に囲っている状態であり、
【6】人のいる【6】つの頂点から三角形を描くようにそれぞれ線を引くと
【✡】の形が出来上がるということであります。

【18】=【6+6+6】で「契約成立の証」を暗示します。

ちなみに、6人の中心にある丸いテーブルは【目】を表しているというようにも考えられます。
何故ならば「おひい様」は「魔眼」を持つ存在であり、それは【プロビデンスの目】
を意味するからであります。

【8】の【金星】も【18】の【土星】も天体でありますから「ボールペン」が示す
【オベリスク】との相性は抜群であり、 {/netabare}思想的観点からすべては繋がるというオチでございます。


●「※願い」が叶う部屋?
九郎先輩の従姉であるところの人間不信の某賢者「六花さん」が{netabare} 独り暮らしを始めたようです。

彼女が賃貸契約により居住した部屋の番号は「305」→3+0+5=8
ここでも発動する「数字遊び的な裏設定」では【8】が示されます。
【8】は「※願い事」を暗示する数字であります。

数字と言えば「馬券」でありますので、同じように解釈してみます。

馬券の左側には
「第56231回」
「関東」
「10レース」

馬券の右側には
「10-6」
「20,000円」

このように表示されていますので左側と右側で、別々に数字を足してみます。

左側
5+6+2+3+1=17
1+0=1
→17+1=18

右側
10+6=16
2+0+0+0+0=2
→16+2=18

左右ともに【18】という「シンメトリー」の形になりました。
【18】=【666】でありますが、更に数字で遊んでみますと

18+18=36→3+6=9
【666】の「6」と「9」を合わせる語呂合わせで苦労人の「96」先輩
を表現できるというオチであります。

【8】は「※願い事」、【666】は「契約の証」を暗示する数字であります。

「※願い」は万馬券であったのか?それとも「305」号室住人の苦しみからの解放であったのか?
はたまた【不死身】の肉体か?主人公を貶める風説の流布か?
真相は定かではありませんが、「数字遊び」の{/netabare}事実だけは
間違いなくあると確信できる次第にございます。




「魔眼」を持つヒロインの「ヒロイン力」に定評がある本作でありますが
前期の個人的印象は可もなく不可もないというニュートラルでございました。

異能力バトルと奇怪な推理とのごった煮コンボが吉と出るか凶と出るかは未知数ですが
「人間不信の某男」と「クール女子」との奇妙な関係性を描いた2話に魅了を感じました。

前期の物語性は安定的であったので、終盤戦でいきなり失速するようなことはないように思います。
という意味で、安心して見れるのが本作の強みであるのかもしれません。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 2
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

1期と違い短編集

{netabare}
1期の長々とした鋼人七瀬編のような話はなく、2期は数話完結の話を4つぐらいやった感じ。
2期の方が面白かったと言っている人が多いけど、個人的には敵がはっきりしていて、やっていることにも統一性があった1期の方が好きだったかな。
2期は六花は一切出てこないし、九郎の出番も少ないし話の筋が通ってなかったように感じる。
怪異の存在も人形の話以外では今回は薄め...。

とは言え話作りは相変わらずセンスあるなぁと思う。
特に音無グループの話は斬新な発想で引き込まれた。
超常的な力で他人を殺した(と思い込んでいる)人が自らの犯罪をでっち上げてくれと頼むのは独自性があって面白かったかな。
この作品ならではの怪異と言う要素も殺人事件に組み込まれているし、と思えばそれ自体もミスリードで先が予想できない。
あの話登場人物全員やべー奴なのはちょっと笑ったけどw
人を殺したら罰が当たるという会長の発言に対してもちゃんと回収されて綺麗にまとまっていた。
そもそも虚構の推理を行うという設定自体が面白く、一切人為的なものが絡んでないマンションでの不審死の話や、ポルターガイストらしき現象について、どう自然に説明を付けるかというのは普通の推理モノにはない面白さがある。

推理モノが好きだったので話自体は出来がいいと思ったけど、琴子が苦手すぎてそこで面白さが相殺。
1期も結構きつかったけど2期はさらにきつさが増してたかな...。
常にイキってる感じが鼻につくし、雪女偏で雪女に向かって悪意ある嘘の推理を披露するシーンは普通に不快だった。
あと、時折挟まれる下ネタがかなりきつい。拒否反応が出るレベルで。
結局キャラの好みではあるけど、自分はこの作品はその部分で苦手。
話の出来はいいと思うんだけどね。

↓1話毎メモ
{netabare}
1話 ☆7
また1つの話で1クール使ったりしないよね。騒音レベルの足音を鳴らすペットさん。怪異のせいにしたという推理は見事だなw
霊だから確認できないし。相変わらず追求がしつこい。
夜な夜な1人で足音立ててる管理人w で、ほんとのところは?
隠す意味あったんか? ご都合主義作成能力。

2話 ☆8
美人だろ。また想像のなんちゃらか? 証拠がないやん。
恐ろしいもの=人間? 人間不信の冒険者。妖怪って孕むの?w

3話 ☆1
不幸体質。随分と早口。警察なら知ってそうだけど通報しなかったのか?
優しさが原因で疑われるの不憫すぎる。
この警官は結局どっちが味方なの?
そこまで仲切り裂きたいか? ないわ。サイコパスかよ。

4話 ☆6
言うほど殺されかけた時に告発文のことをばらすのが自然か?
強引な推理だな。殺した動機はなんだったの? ヤンデレじゃねーか。
前回変な話をした意味は理解出来なかったけど、動機まで話さなかった理由はなるほど。

5話 ☆7
まんじゅうこわい言いたいだけじゃねーか。競馬無双出来る能力。
死ねることを願ってそんな事故物件に住んでるのか?
犯罪者であることを疑えwまあ疑われない未来選択してるのかな。
死んだ女性が頭おかしかったパターン?

6話 ☆7
またクソ猫。観光客ではなく魚を殺すのは遠回りだからミスリード臭いな。
これ孫の代わりを作成してたんじゃないの?
また想像力のなんちゃらなの? ボケが進行したという虚構。

7話 ☆5
隕石飛来がなんで観測されてない。ただの隕石では無いのか。
妖怪がいる世界観だしな。ピノッキオとみんなが認識してるせいか?
銃撃すればいいじゃん。犯罪だけどまあそうだな。
けど、隕石が本体の可能性ある。なんでわざわざ破壊しないと発動しないようにした?
てか、そもそもなんで呪い目的で作られてると断言出来る?
ドライバーたちが死ぬのかw 回りくどいな。善太クズ過ぎて草。

8話 ☆5
また雪山か。また面倒な奴が依頼主だな。変わった視点で面白い。
琴子に頼る時点で過去の怪異を頼っての成功体験に囚われているというのはその通りだな。とんだ茶番だな。
本人もいるのは茶番感しかないな。この犯人当てごっこが茶番感しかない。
けどこの手のパターン、実際は別に犯人が良そう。

9話 ☆6
実は母親は事故死だった説ありそう。わざわざそんな茶番したんかw
犯罪者予備軍ばっかで草。

10話 ☆3
犯罪者しかいない。莉音頭切れるな。
自殺のプッシュ役だったってことにするのは上手いな。
あのまま上手くまとめていいのに何で余計なことするかなぁ。

11話 ☆5
やっぱり殺してないんだな。3人ぐらいにターゲットにされてて草。
あの状況で二種類の推理をよく作れたな。必死すぎて草。
銃持ってるんかよw 何のためだよ。犯罪者しかいないじゃん。
マジで鬱の草。てか実銃かよ。
琴子から見ればどうでもいいんだろうけどこいつ放置しとくのはまずいだろ。ちゃんと犯人には罰が下ったな。

12話 ☆5
うなぎ屋とかあるんだ。最終回でやる話か? 妄想が何故か繋がった。
強盗犯演じる意味ある? 強盗犯として捜査されてしまうだけでは。

曲評価(好み)
OP「ヨトギバナシ」☆5
ED「Invisible Love」☆2.5
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2025/03/01
♥ : 4

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

恋愛 × 伝奇 × ミステリ 再び

この作品の原作は未読ですが、TVアニメ第1期は視聴済です。
物語の内容にはあまり繋がりはありませんが、第2期では登場人物の立ち位置などの説明は無いので、前期未視聴の方は、そちらからの視聴をお勧めします。

ここから先は第1期が視聴済である前提で記載します。

第1期は、最初に岩永琴子と桜川九郎の立ち位置を説明した以降、ほぼ「鋼人七瀬」に特化した物語となっていました。
そのため、私はてっきり一つの物語を深く掘り下げていく系の作品だと思っていましたが、第2期は様相が違っており、幾つかの物語が組み合わされて構成されていました。
それらは一見、何の繋がりも無さそうに見えるのですが、実はこれこそが伏線だったり…
仮にこれが伏線だとすると、物語の着地点は未だ一向に見えてきそうにありません。

そのうち、琴子ちゃん、大学卒業しちゃうのでは…!?
ですが、琴子ちゃんと九郎先輩がどんな会社に就職するかは、ちょっと興味あります。
これを続けても、きっと生活していけるほど収入は無いと思うんです。
今はバイト感覚で良いのかもしれませんけれど…


“怪異”と呼ばれるものたちは、この世に確かに、
当たり前に存在している。

“怪異”たちの“知恵の神”である少女・岩永琴子のもとには、
今日も“怪異”にまつわる悩みごとが持ち込まれていた。

そんな琴子の隣に立つのは一目惚れした相手であり、
“怪異”にさえ恐れられる男・桜川九郎。

これは、普通ではない2人が力を合わせ、
“怪異”たちの引き起こす理外的でミステリアスな事件に
【虚構】で立ち向かっていく物語。
2人が挑む奇想天外な新事件の行方と、その恋の進展は――!?
[恋愛×伝奇×ミステリ]再び!!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

面白いことがINTRODUCTIONに書いてありましたね。
「“怪異”たちの引き起こす理外的でミステリアスな事件に【虚構】で立ち向かっていく物語。」であると。

「虚構」とは、以下の意味を持ちます。
1 事実ではないことを事実らしくつくり上げること。つくりごと。
2 文芸作品などで、作者の想像力によって、人物・出来事・場面などを現実であるかのように組み立てること。フィクション。仮構。

つまり、琴子ちゃんはフィクションから事件の真実を解明しようとしている、ということになります。
…これって、真実に辿りつけるのでしょうか。
事件を解決するために、幾つかの仮説を立てたりしますよね。
これを虚構と言うのでしょうか?
それなら分からなくもありませんけれど…

ですが、私には琴子ちゃんの虚構が何なのかは正直分かりませんでした^^;
まぁ、私の理解が追い付いていないのでしょうけれど。

ただ、推理はしますが、その推理に明確な根拠が無いことが多いのは感じました。
それが年月が経ちすぎていたり、怪異の仕業だったりするからかもですが…

それでも、あかりんの演技が琴子ちゃんのキャラにマッチしているからでしょうか。
違和感無く視聴できるんですよね。
これがあかりんの実力…といったところでしょうか。
声優さんの良し悪しで作品の評価がガラッと変わるのにも頷けます。
そんなあかりの演技をメッチャ堪能できる作品です。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、カノエラナさんによる「ヨトギバナシ」
エンディングテーマは、宮野真守さんによる「Invincible Love」
個人的にはオープニングテーマに軍配かな。

1クール全12話の物語でした。
第2期の様なオムニバス形式でもしっかり楽しめることが分かりました。
すると、やぱり現在進行形で引きずっている伏線が気になって仕方ありません。
この物語は視聴者をどこに誘おうとしているのでしょう…
続編制作の発表を楽しみに待っていますね。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 15

63.4 2 2023年度の大学アニメランキング2位
てんぷる(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★★☆ 3.1 (121)
389人が棚に入れました
そうだ、出家しよう! 女たらしの家系として知られる赤神家を疎んじて勉強とバイトに明け暮れる日々を過ごしていた赤神明光は、ある日偶然出会った少女、蒼葉結月に一目惚れしてしまう。 以来すっかり煩悩の波に飲み込まれてしまった明光は、自らの血に抗い、ストイックに生きるため寺へ入るが、なんとそこは美少女だらけの尼寺だった!! キュートな三姉妹&W居候美女との青春お寺ラブコメ、開幕!

ビマ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

原作コミックはお気に入りの作品です!

まず、これについて触れないと話が進まない。これは私が背負った業なので作品の評価とはまったく関係ないのですが、私、、、、、、巨乳が!、、、生理的にムリなんです!

作品によって胸が大きなヒロインの描き方が違うので気にならない作品もありますし、マンガならまったく気にならないんですけど不自然に揺れたりするアニメには抵抗を覚えてしまうんですよ。
多分、需要が高いから揺らすんですよね〜。私はマイノリティーなのかな?

、、、さて、カミングアウトが済んだ所で本題に入ります。

本作は私がマンガで読んでハマってしまった作品です。お寺での生活を描いた微エロラブコメといった内容ですね。
これが吉岡公威先生の絵なのでヒロインが可愛く描かれてますし、それぞれ個性を持った魅力的なヒロインで、私なんかはこんな作品見ると主人公がお気に入りのヒロインと結ばれない結末を迎えると「グァ!」と血を吐くタイプなんですが、この作品に関してはそんな心配をしなくていい程、みんなカワイイんですよ。

そんなわけでアニメ化は喜んでたのですが、、、いざ視聴してみるとマンガでは気にならなかった胸が、、、胸が揺れ過ぎでは????

一旦、落ち着こう!

と、いうわけでとりあえず見るのを放置してる状態です。でも切ったわけではない!ちょっと心の準備や整理が必要なんです。
これが私が背負った業なんです。しばしお待ちを

投稿 : 2025/03/01
♥ : 2

こま さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

主人公の声がなぁ…。

2023年5月時点で累計発行部数は120万部を突破の大人気作品。

合わなすぎてダメだった。違和感凄すぎ。この声を毎回聞かないといけないとか無理です。
声の感じが40代くらいにしか聞こえないの致命的過ぎる…一応大学生なんですけどね…。
ヒロインの声が良かっただけに落差がヤバかったです…。ホントどうしてこうなった()

他作品だとハルヒのキョン、ハガレンのマスタング大佐、ウィンリィ、月とライカのイリナ、転スラのリムルこの辺りは違和感があったけどイリナ以外は観てるうちに慣れた(リムルはちょっと時間かかったけど)ハガレンは初期観てるのもあって違和感が凄かったw
月とライカは声とキャラが個人的に違和感というか、キャラの年齢に対しての声の差があり過ぎて3、4話辺りで切った記憶がある。

他で残念だったのはエロ中心なんだけどお尻(ヒロイン以外)のコレじゃない感も凄かった…。
お尻が揺れ過ぎて胸みたい…。胸はすごく良いですw

コレならマンガだけで良い。アニメなんて無かったいいね?
1話切り。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 1

レオン博士 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

煩悩から始まる古寺再生生活

こんな色欲まみれのばちあたりな寺、さっさと廃業した方がいいと思う!
エッチなシーンがメインで、話はオマケみたいなものです
修行と言いつつ無茶な展開でお色気シーンに持っていきます

ちゃんと修行して!!Σ\( ̄ー ̄;)

実直すぎる武闘家見習い男子が美女だらけの尼寺に居候して寺の再興を目指すエッチなハーレム罰当たりアニメ

煩悩退散煩悩退散と叫びながら全力でお色気シーンを入れてきます
お寺とか教会で色欲まみれなことしてるのはやっぱりどうかと思うんですよね、本当に厳しい修行をしている聖職者の皆様はどう思われるのでしょうか?

ヒロインと一緒に寺を再建するっていうわかりやすい目標があるのはいいですね
主人公は素直ないい人だし、女の子達もちゃんと可愛いし、キャラのやり取りは賑やかで雰囲気が良く、ばちあたりとか気にしなければ気軽に楽しめて悪くないハーレムアニメだと思います

でもわたしはハーレムもエロも好きじゃないので・・・

投稿 : 2025/03/01
♥ : 13

68.2 3 2023年度の大学アニメランキング3位
もののがたり 第二章(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (96)
310人が棚に入れました
歳を経た器物は、やがて“心”を宿し、付喪神となるーー 塞神より力を授かり付喪神と対話し、常世へ還す生業ーー”塞眼”。 塞眼御三家の一つ・岐家の次期当主、岐兵馬は大切なヒトを奪われ付喪神を憎悪する。 千年の都、京都で暮らす長月家の当主、長月ぼたんは”家族”として愛する六人の付喪神と共棲する。 過去に囚われ、力ずくで付喪神を封殺し続ける兵馬に、祖父造兵は「彼らの声を聞き、導くこと」を指し示す。 祖父が出す条件は今一度、付喪神を見極めるために居候として長月家で家族と共に過ごすこと。 付喪神へ正反対の想いを抱く兵馬とぼたん。二人は出逢い、一つ屋根の下で暮らすこととなる。 人と付喪神。縁を紡ぐ付喪ノ語り。
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

【最終】2期は始めからアクセル全開でかなり面白かったが・・・そこで終わっちゃうのか。

【レビューNo.83】((最終レビュー)初回登録:2023/9/19)
コミック原作で2023年作品。全12話。
1期のレビューを書いたので、2期も継続して書いてみようかなっと。

(ストーリー)
憎しみをもって付喪神と対峙する兵馬の考えを改めさせるために、付喪神と共棲
している京都・長月家にお世話になることになった兵馬。
そこでぼたんや付喪神との共同生活や共闘を経て、次第に兵馬は考えを改め成長
を見せていく。
しかしその裏では、兵馬の兄・姉の仇である唐傘の付喪神が、ぼたんを狙って動
き始めたのだった。

(評 価)
1期であまり進捗の見られなかった
・ぼたんとの恋愛模様
・兵馬は兄・姉を殺した「唐傘の付喪神」を追っている
・兵馬の人間としての成長 (後半伸び悩み)
が2期でどの程度進むに注目ですかね。

・第1話:冒頭で「2人の恋物語」とはっきりいっちゃったよwww
 {netabare}・ぼたんとの恋愛模様
  ・冒頭のナレーションで
   「これは付喪神に彩られた2人の恋物語」
   ってぶっ込んできたのは驚きでした!!
   ってことは、それなりに恋愛をガッツリやるってことだよね?!
   こんなこといっちゃって大丈夫なんでしょうか。
  ・今回を観る限り、周りは2人をくっつけようという動きが見られ、1期に
   比べそういう方向性は色濃く出てましたが、肝心の2人は色気なしですねw
   まあ、冒頭の言葉がどれだけのものか今後に期待ですね。
 ・兵馬は兄・姉を殺した「唐傘の付喪神」を追っている
  ・今回は回想がメインですが、「唐傘の付喪神」のバックには、術師のような
   存在がついている描写がされていた。
   (兵馬の兄・姉はその者が張った「術返しの陣」に誘いこまれた模様)
  ・そして今回のラストには唐傘をさし、兵馬を見つめる不気味な女の姿が・・・
   正直前半は退屈な感じだったので、今後の進展が期待できそうないい引き
   だったのでは。第1話としては悪くないです。
 ・兵馬の人間としての成長
  ・今回、「雅楽寮」という京都三大付喪神の一角が登場。祭りの最中に現れた
   付喪神を鮮やかに封殺しました。それに対し兵馬はその実力を評価し、礼を
   述べるなど、付喪神との付き合い方を心得てきた模様。
   (「付喪神=憎むべき存在」は大分改善された模様)
   この「雅楽寮」は暫く京都に留まるようで、今後の絡みも楽しみです。
  ・そして兵馬は京都塞眼「門守家」に出稽古するなど、周りとも上手くやって
   いる描写が見られました。
   こちらの方は少し大人になったのかなって感じですかね。

 冒頭は兵馬の来る前の前日譚のドタバタ劇を見せられるなど、不安がよぎりま
 したが、後半盛り返し第1話としては悪くなかったかなっと。
 しかし作画が1期に比べ、かなり劣化している気が・・・
 ぼたんの可愛さが半減しているし、京都の大祭りのはずがめっちゃチープな感
 じでこの先大丈夫かって感じですね。
 今回あの2人の恋愛がどう進んでいくのかは、楽しみになりそうですね。{/netabare}

・第2話:これは納得!→作品の核心に触れた重要回
 {netabare}>「これは付喪神に彩られた2人の恋物語」
 どれほどのものかと思いましたが、結構ガチできてますねw
 ・前半パートから恋愛街道まっしぐら。
  ・まず「兵馬×鏡」で「デート指南」&「ぼたんへの想いリサーチ」
   修行三昧でデートのことなどまるで分かってない兵馬に、鏡がショッピング
   ・食事・ボーリングといった疑似デート体験でレクチャー。
   そして兵馬のぼたんへの想いを探っていきます。
  ・そして次は街中で「兵馬×夏希、恵(ぼたんの親友)」が遭遇。
   そのまま2人は兵馬をゲット!!
   「遠い親戚」ということになっている兵馬とぼたんのことを、ぐいぐいと追
   及していきますw

 ・しかし、本番は後半の「長月代表(羽織、匣)×雅楽寮」の会談でした。
  ここで「雅楽寮」が「兵馬×ぼたん」の結婚の真の狙いを推理します。
  → ぼたんに宿る「稀人」を封じるため。
    ・以前、人間不信から「稀人」が一時的に顕在化「現人神」となった。
    ・人間を愛することで「稀人」を眠らせ続けることができるのでは?!
  ここに来て、ようやく「結婚」と「妖モノ」が繋がりました!!
  これがこの作品の核心のようで「2人の恋物語」は単なる作品の彩ではなく、
  重要な意味を持っていたようです。
  そして長月家の付喪神達は「婚礼調度の付喪神」!!
  なるほどこれは納得です。
 ・そして兵馬の評価は、「雅楽寮」曰く
  ・障害を乗り越えられる塞眼の力
  ・ぼたんの秘密を知っても偏見を持たない度量
  ・成し遂げるための強い意志を持ち合わせている
  超優良物件のお墨付きじゃねーかwww

 ・最後に「雅楽寮」が京都に戻ってきた理由
  → 新たなる「指定付喪神」の捜査
    「そやつは唐傘をさしておる」
  1話に続き、今度はぼたんを見つめる不気味な女の姿が・・・
   
 1期後半は仕込み的なところがあり、なかなか話は進みませんでしたが、2期に
 入ってアクセル全開!!観ていて非常に面白いです。
 こういうのを観るとやっぱり「連続2クール」でやって欲しいとつくづく思い
 ますね。
 作品の核心に触れ「2人の恋物語」からますます目が離せなくなりましたし、
 「指定付喪神」もめっちゃ気になる、これは予想以上の作品となるかも。{/netabare}

・第3話:まだ3話なのにこんなの飛ばして大丈夫?!(褒め言葉)
 {netabare}・Aパートは「百人一首同好会」の暗躍w
  ・ばたんと親友の夏希、恵が所属するのが大学の百人一首同好会。
   「男手がいる」と兵馬を呼び出すと、ぼたんを授業に出席させ、その間に
   同好会員全員で兵馬に迫ります。
   兵馬には逃げられましたが、「あの2人をくっつけるぞ!!」と結束を固
   める彼女たちwww
  ・グダグダ感は拭えなかったですが、兵馬とぼたんの2人のシーンを描いて
   も「業務連絡」みたいな会話しかしそうにないので、周りから恋愛感を
   盛り上げていくという描き方は、作品としては正解かなと感じましたね。
   まあ本当に「2人のため」なのか「野次馬根性」なのか微妙なところもあ
   りますが、今後の彼女たちの奮闘に期待w

 ・Bパートではついに唐傘の付喪神が牙をむきます。
  ・ばたんと夏希、恵を自らの結界に閉じ込めると、ぼたんを調べ、内に宿す
   「稀人」を覚醒させるために、夏希、恵に危害を加えようとします。
  ・そこへ結界を破り兵馬が参上!!一緒にきた「雅楽寮」の吹枝に彼女たち
   の護りを任せると、兵馬は臨戦態勢に・・・
  ・唐傘の付喪神曰く「私たちが必ずあなたを解き放ってあげます・・・主様」
   ということで
   ・唐傘の付喪神陣営は複数人いる模様
   ・そしてぼたんに宿る「稀人」は、彼らにとって王的な重要な存在
   そういえば1期で「大具足・挂」が「唐傘の付喪神が動きだした原因は、
   ぼたんにある」と言ってたな。
 
 Aパートで、1期の兵馬の言葉「自分はぼたんを守り通す」に対するほたんの返答
 が「『守る』はどこから来たのさー?!」と混乱をみせた様が描かれてました。
 そこにきて、Bパートのこの流れ!これでぼたんは「守る」の意味を理解したで
 しょう。
 → これ、ぼたんに一気に恋愛フラグが立ちそうやん!!
 まだ3話なのにこんなに飛ばして大丈夫か?!って位面白いなw
 ただ折角の兵馬登場のシーンの作画がちょっと・・・見せ場だけにもう一頑張り
 して欲しかった。
 そこだけは惜しかったが、ここまで予想以上の展開で今後も楽しみです。{/netabare}

・第4話:思った以上にいろいろと構想が練られている
 {netabare}・前回唐傘の付喪神の結界を破り、ぼたんたちを助けに入った兵馬。
  ここに匣以外の長月家・付喪神と雅楽寮も集結し、大立ち回りを繰り広げた
  末、どうにか女の唐傘の付喪神の封印には成功した模様。
  (この唐傘は雅楽寮預かりに)
 ・しかし唐傘の付喪神の真の狙いは、長月家で一人留守を預かる匣だった。
  匣は普段から
  ・屋敷への結界
  ・ぼたんの心身への結界(彼女に宿る「稀人」が表に出ないよう)
  とまさに「守りの要」だったのだ!
 ・とりあえず京都塞眼「門守家」の元に身を寄せることになった長月家一同。
  ・匣はとりあえず無事な模様
   ・死の直前に自らの魂を器に封じ込めた(疑似封印状態)
   ・その器も破損しているが、その器を修復すればまた復活できるがそれが
    いつになるかは不明。
  ・今までは匣の結界のおかげで比較的自由を与えられていたぼたんですが、
   匣がいない今、それなりに「制限」と「干渉」が激しくなる模様
   
 >これ、ぼたんに一気に恋愛フラグが立ちそうやん!!
 前回お気楽にこう書いていましたが、それどころじゃなくなりましたね。
 (現在ぼたんは気を失い、門守家で療養中)
 ・唐傘の付喪神の挑発に乗り、守ることよりも唐傘の付喪神を倒すことしか考
  えられなくなっていたことを省みる兵馬
 ・「制限」は受け入れるが「干渉」は内容次第では、と異を唱える長月家・付
   喪神
   → そちらの出方次第では敵に回ることもあると釘を刺してきた門守家
 いやー恋愛模様だけでなく「妖」も方もしっかり話に深みが出てきて、予想を
 上回る展開になってきました!!
 そして上述の通り落ち込む兵馬に「そんなことはない!」と自分を守ってくれ
 たことをきちんと理解しているぼたん。目が覚めると兵馬に対する思いに変化
 が出てくるのかこちらも楽しみです。{/netabare}

・第5話:兵馬の成長を改めて振り返る、今回も良回
 {netabare}>・ぼたんとの恋愛模様
 >・兵馬は兄・姉を殺した「唐傘の付喪神」を追っている
 >・兵馬の人間としての成長 (後半伸び悩み)
 2期開始時に挙げた見所で、上述2つは結構描写が多かったですが、今回
 はここまでの兵馬の成長を振り返るという感じでしたね。
 ・兵馬自身は唐傘の付喪神の挑発に乗り、自分を見失ったことを反省して
  いましたが、周りの評価は
  ・今までなら唐傘の付喪神を倒すことに気を取られ、一も二もなく飛び
   出したところを、きちんとぼたんの安全を最優先に行動していた。
  ・そして力をつけたい理由も憎しみ(付喪神を封殺)から、愛する者を
   守るために変化してきている。
  京都に来て、着実に変わってきていると好意的に見ているようです。
 ・そのこともあり兵馬の父は、
  ・今まで憎しみを忘れないように、亡き兄と姉の「引手」で戦っていた。
   → 今こそ本来の力を引き出すために、自分の「引手」を使う時では?
  とアドバイス。
  兵馬も自分と向き合う覚悟をして、自分の「引手」を封印を解きます。
  ブランクが長すぎたため、使いこなせるようになるまで時間が必要なよう
  ですが、パワーアップした兵馬が見られるのか今後が楽しみです。

 >匣がいない今、それなりに「制限」と「干渉」が激しくなる模様
  ・ぼたんについては京都塞眼「門守家」に軟禁状態(大学も暫く休学)
  ・「婚礼調度の付喪神」については「八衢家」からの呼び出し
  ここで塞眼界について少し語られます。
  ・御三家を頂点にした組織体制の模様
   ・岐家 → 管理下に「婚礼調度の付喪神」
   ・辻家 → 管理下に「大具足の付喪神」
   ・八衢家 → 管理下に「雅楽寮の付喪神」
  という構図になっているようです。
  ぼたんを置いて呼び出しに応じることに難色を示していた「婚礼調度の付
  喪神」達でしたが、「八衢家」が「雅楽寮」を護衛によこしたことで渋々
  呼び出しに応じることに。
  ぼたんについてはその特殊な存在ゆえ表向きの「危険」という以外にも、
  御三家の思惑なんかも絡んできそうで「八衢家」のことがどの位描かれる
  のか今後に注目ですね。

 >目が覚めると兵馬に対する思いに変化が出てくるのか
  目覚め後のぼたんと兵馬のコンタクトもありました!
  さすがに「即落ち」とはいきませんでしたが、ぼたんの根深い問題「人間
  不信」については、明らかに以前より兵馬に心を許したとみれる描写がな
  され、今後の進展を期待させる良い流れだったと思います。

 ここまでアクセル全開だっただけに、一休み的なところもありましたが、
 ・兵馬のここまでの成長と今後の進む道。
 ・ぼたんをとりまく複雑な環境。
 といったものを再整理して、しっかり本作の世界観を提示した良回だったと
 思います。{/netabare}

・第6話:いいと思うのだが、イマイチ人気ないのかな
 {netabare}・今のお前はぼたんを託すに値する存在か?
  拳で語り合う「薙×兵馬」。
  演出としては古いですが、2人のキャラを活かしたいいシーンでした。
 ・「ここまでロック魂を持っていたとはなあ」
  一方「門守家」での軟禁生活が始まったぼたん。その特殊さゆえに周りか
  ら「異端の者」という厳しい目を向けられるわけですが・・・
  自らお手伝いを志願等積極的に交わりをもつぼたん。
  その思い切った行動力に「雅楽寮」も大絶賛!!
  ・単にぼたんの成長を描いただけでなく
  ・その踏み出す勇気をくれたのが「兵馬の生き様」
   → ぼたんの中で「兵馬の存在がどんどん大きくなっていく」という心
     の変化にまで触れたこちらも◎

 2期はどの回もよく出来ていて、本当に面白いんだけどなあ。
 イマイチ人気ない感じなんだよな。
 ・全体に古臭さがあり、主人公の武器も引手とか地味で映像映えしない?!
 ・やっぱ作画にもうひと踏ん張りほしい。
 まあ私自身も2期始まった時は、そんなに期待してなかったですしね。
 ここまで化けるとは思ってなかったなあ。何だかんだいいつつ今期一番楽し
 みにしている作品かも。
 で、5,6話で兵馬やぼたんの成長等を描きつつも、ラストは「八衢家」の呼
 び出しに応じ東京へ向か合っている「婚礼調度の付喪神」を襲撃する「唐傘
 の付喪神」が・・・
 またこの機にぼたんを狙う輩も出没しているようで、次週はまた激しい展開
 となりそうな感じですね。{/netabare}

・第7話:これはロックな生き方なのか?!
 {netabare}5,6話は兵馬やぼたんの人物描写メインでしたが、物語が動き出しましたね。
 ・「八衢家」の呼び出しに応じ東京へ向か合っている「婚礼調度の付喪神」
  を襲撃する「唐傘の付喪神」。
  「唐傘の付喪神」はこちらに3人と全部で4人いる模様。
  強力な結界内に「婚礼調度の付喪神」と封じると、彼らは身動きできない
  模様。
 ・京都では野良の付喪神が大量発生で、「門守家」の塞眼達はその対応に追
  われ、そのため「門守家」本部は手薄になります。
 ・その隙をついて、ぼたん強奪を狙い敵の本隊が・・・
  その首謀者は「雅楽寮」だった!!
  で、「雅楽寮」に以前封印された女の「唐傘の付喪神」も復活しており、
  ここに合流とまさに絶対絶命のピンチ!!
  (「雅楽寮」とは最初からグルだった)
 
 ・首謀者の「雅楽寮」は、
  「ぼたんを大人しく引き渡せば、事を構えるつもりはない。」
  と交渉を持ちかけますが、兵馬も「門守家当主」も他の塞眼達も「No!!」
  と、ぼたんのために戦う姿勢をみせる展開が熱いです!!
  特に「門守家当主」の大樹は、普段は狸親父で油断ならない存在ですが
  ・ぼたんは「人間」である以上「人外の脅威」から守る義務がある。
  ・このような手段を取る輩にぼたんを悪用される恐れがある。
  「ぼたんを守ることは、門守家の総意である」とピシャリと言い放ちます。
  「さっくん」という謎の(京都塞眼)マスコットグッズで一山当てようと
  ズレたところも、これで許しますw

 ・で、首謀者が「雅楽寮」ということは、黒幕は「八衢家」でしょうか。
  ・ぼたんについては塞眼界でも見解が分かれており、排除や悪用目的等で
   暗躍するのは理解できる。
  ・でも「唐傘の付喪神」と手を組むってどういうこと?!
   → ここについてどう説明をつけるのか?
  ちょっとこの点が引っ掛かりますね。
  (まあ「部下が勝手に暴走した」というトカゲの尻尾切りで煙に巻かれる
   可能性もありますが)
  またこの関係はいつからというものあり、1話で書いた
  >「唐傘の付喪神」のバックには、術師のような存在がついている描写
  >(兵馬の兄・姉はその者が張った「術返しの陣」に誘いこまれた模様)
  実はこの頃からズブズブの関係だったとかなら、中々の外道っぷりで逆
  に清々しい感じもしますがwww
  ただ尺の都合もあり「八衢家」についてはどの位明かされるか、ちょっと
  不透明な部分もありますね。

 「雅楽寮」のまさかの裏切りで、事態は大きく動きましたね。
  ・所詮はご主人さまの「犬」で、こんなのロックな生き方じゃない!!
  ・私情を捨て、大義(?)のためにプロの仕事に徹するのがロックな生き方。
 今回は「門守家当主」の大樹が、一番ロック魂を見せつけたって感じでしょうかw{/netabare} 

・第8-9話:椿さん「ベルセルク」と化すも・・・
 {netabare}「雅楽寮」の策略で「門守家」の塞眼達も分断され、兵馬とぼたんは「雅楽寮」
 爪弾と「唐傘の付喪神」時雨に狙われ絶対絶命のピンチに・・・
 ・「ベルセルク」椿さん降臨
  ここに現れたのが「門守家の秘蔵っ子」椿さん。有事に際しいろいろ根回し
  してたようで、登場が遅れたようです。
  椿さんは「塞眼の責務」というより、己の快楽のために恍惚の表情を浮かべ
  ながら2匹の付喪神を圧倒していきます。
  この狂戦士(ベルセルク)ぶりがなかなかグッときます!

 ・「雅楽寮」の狙い
  爪弾よりぼたんを狙う目的が明かされる。
  ・「雅楽寮」の行動原理は「自分たちの音楽をより多くの者に聴かせたい」
   という衝動に基づく。
  ・ぼたんは現世と常世の境目に立つぼたんは、その両世界の扉を開ける「鍵」
   のような存在。
  ・この両世界を繋ぎ混沌状態を作り出し、より多くのギャラリ―が集まった
   中で自分たちの音楽を聴かせることが彼らの狙い。
   それがロックな生き様だと!!
  え―――――っ、これで納得しろと?!
  黒幕の「八衢家」(「婚礼調度の付喪神」を呼び出している時点で無関係で
  はないでしょう)の真の狙いを悟らせないフェイクの可能性もありますが、
  この大騒動の理由がコレだとすると、なんだかなあって感じですね(๑╯ﻌ╰๑)

 ・形勢逆転 → ぼたんの中の「稀人」が目覚めるのか?!
  椿さんの見事な狂いっぷりに戦況は有利かと思いきや、ここに他の「門守家」
  の塞眼達を倒してきた「雅楽寮」吹枝・鼓が合流、更に「婚礼調度の付喪神」
  を結界に閉じ込める任務を終えた3匹の「唐傘の付喪神」も登場と形勢は一気
  に逆転。ちなみに「唐傘の付喪神」4匹は
  → 凩・吹雪・天日・時雨とのこと。(この中に兵馬の仇がいる模様)
  わざと兵馬と椿を痛めつける様を見せることで、ぼたんの心に揺らぎを与え
  覚醒を促すという策略に、ついにぼたんの中の「稀人」が・・・

 ここ2話は戦闘シーンがメインでしたが、そんな中でも
 ・ぼたんの「(守り通すと言った)兵馬を信じる」絆の物語
 ・ついに「仇の付喪神」が現れても、我を忘れず「ぼたんを守る」ことに専念
  してる兵馬の成長
 等意外と細部もしっかりしていたのは高評価でしたね。
 ただ「雅楽寮」のよくわからん狙いは、どう受け止めたらいいんや?!
 それに門守家当主の大樹、お前も負けたんか・・・
 そして折角の見せ場の戦闘シーンの作画がやっぱり弱いんかなあ。
 
 この逆境からどんな逆転劇を描いていくのか、次回を刮目して待て!{/netabare}

・第10話:さあ役者はそろった!
 {netabare}・ぼたんの内に宿る「現人神」がついに覚醒
  その力は強力で、 
  ・付喪神たちは顔を上げることすらかなわず、跪いたまま動けない。
  ・大樹との一戦で傷ついた「雅楽寮」鼓を「見苦しいので廃棄」とあっ
   さりと葬る。
  ・「何かの目的で顕現させたらしいが、思い上がるな!私がどうあるか
    は私自身が決める」
   ぼたんの成長とともに「現人神」の人格も強く形成されているようで
   「雅楽寮」たちも制御できないようです(誤算だった)。
 ・「誰がこやつを止めらるものか・・・」
  その時立ち上がったのが、やはり兵馬!!「彼女を返してくれ。」
  そしてぼたんの心の声を聴くと、ついにぼたんを抱きしめます!!
  更に叫びます。「意地を見せてみろ!婚礼調度!!」
  ・疑似封印中だった匣が復活!
   → 彼の力で「現人神」を封印、ぼたんが帰ってくる。
  ・唐傘の封印から他の婚礼調度も脱出、ここに勢ぞろい。
 ・唐傘で顔を隠していましたが、付喪神の1匹「天日」の顔が晒される。
  → 兵馬の兄・隼人の顔!!(体を奪っていた模様)
   → 兵馬の仇は天日の模様。
 
 「婚礼調度の付喪神」も封印から脱出、「漢の約束」を果たした兵馬と薙
 のやりとりが、ベタですが少年誌漫画っぽく熱いです!
 やっぱこのコンビ最高だわ!!
 それに兵馬の仇も天日だとわかり、本当に展開が熱いです!!
 そして兵馬もついに自然な形でぼたんを抱きしめるという・・・
 こちらもバトル終了後の進展が楽しみです。
 さあ役者はそろいました。ラストに向けてどんな物語をみせてくれるのか。
 次回も期待大!!{/netabare} 

・第11-12話:一応一区切りついたということでいいのか?!
 {netabare}・婚礼調度の付喪神VS雅楽寮(爪弾・吹枝)
  ・雅楽寮の攻撃も復活した匣がシャットアウト。さすが守りの要です。
   婚礼調度の連携プレイで雅楽寮を封殺!!
  ・「苦境の中、己の意地を通そうとしたお主こそがロックじゃった。」
   と兵馬に賛辞の言葉を贈り、散っていた雅楽寮。
  敵ながら最後まで憎めない奴らでしたね。

 ・兵馬VS唐傘の付喪神(天日)
  ・婚礼丁度たちの激を受け、(憎しみではなく)ぼたんを守り通すために
   戦うと宣言した兵馬。兵馬の成長が感じられますね。
  ・引き手の力を引き出し、渾身の一撃を放つも封殺しきれず。
  ・そこへ当主・大樹を始め門守家一門が駆けつける。しかも「大具足・挂」
   までスタンバイの模様。
   → 唐傘の付喪神まさかの撤退www
  え————っ、今期で決着付くんやないんかい!!

 ・門守家恒例の慰労会他
  ・2日間眠っていた兵馬が目覚め、舞台は門守家恒例の慰労会へw
   → 主役は兵馬だと思ったら、匣だったというwww 
  ・今までは唐傘の付喪神を倒すことは、自分1人の問題だと思っていた兵馬
   ですが、これまでの戦いを経ていろいろ気づきがあったようで・・・
   決意を新たにする兵馬。
  ・後日ぼたんは親友の夏希、恵とお茶会。相変わらずの野次馬ぶりですw
   そこに傘を忘れたので兵馬が迎えにきますが、相変わらずもどかしい距離
   間です。
   でも最後はぼたんの方から手を取って・・・

  最初に挙げた(3つのポイント)
  ・ぼたんとの恋愛模様
   → 目に見える成果はなかった。それでも
    → 兵馬:ぼたんを守り通すという意味を改めて理解
         (そこに恋愛感情があるかは不明だがw)
    → ぼたん:人間不信からは前進。兵馬の存在は確実に大きくなった。
  ・兵馬は兄・姉を殺した「唐傘の付喪神」を追っている
   → 仇の名は「天日」と判明。彼の強さも知った。
     (兵馬の戦いはこれからだ!)
  ・兵馬の人間としての成長
   → 戦う理由が憎しみ(付喪神を封殺)から、愛する者を守るために変化。
   → 自分と向き合う覚悟をして、自分の「引手」を封印を解いた。
   → 今までは自分1人の戦いだと思っていたが、仲間の存在等1人じゃない
     ことに気づいた。
  ということで、兵馬の人間的成長以外は、決着付かずで余韻を残す終わり方に
  なりましたね。
  まあ丁度一区切りといえば一区切りなところではありますが・・・{/netabare}

(最 終)
(1期後半のテンポの悪さに比べ)2期は始めからアクセル全開という非常に面白
い展開が続き、「2期で完結するんじゃない?!」という期待大でしたが、そうは
いきませんでしたね。
しかも1話冒頭のナレーションで
「これは付喪神に彩られた2人の恋物語」
と、ぶっ込んできたにも関わらず、この進捗状況はちと期待ハズレかなっと。
でも2人のキャラを考慮すると、ここまでの歩みだけでも十分と言えるのかも。
個人的には恋愛の部分だけでも、もう1話入れてアニオリエンドでもよかったの
では?と思いますが、最近はアニオリエンドへの風当たりが強いとも聞きますしw
(まさかの3期を考えてるとか?!)
総評としては
・作画(特に戦闘シーン)はいろいろ残念だったが
・兵馬の人間的成長は魅力的に描かれていた。
・2人の恋愛・結婚に、物語の上で大きな意味を持たせた作りは◎
 (これがあっただけに、2人の恋愛にはもう一声といいたいが・・・)
・「兵馬×薙」のベタな少年誌漫画っぽい熱さも◎
・雅楽寮や門守家一門のキャラも結構好きだった。
で、何やかんやと今期一番楽しめた作品でしたかね。
(正直視聴前はここまで化けるとは思っていなかったw)

投稿 : 2025/03/01
♥ : 14

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

登場人物達が「家」に囚われて脳外思考をしている感じ…。何か怖いです。

 最終話(12話、一期から24話)まで観ました。
 2023.09.19

 まぁ、面白かったとは思います。歯切れが悪い感想ですみません。m(_ _)m

 兵馬さんは、復讐のためより女のために戦うことを選びました。ただ、これは手放しに成長と言えるのかは疑問を感じます。

 どうも、キャラに主体性が無い感じがします。付喪神も人間も、「家」に所属しているからでしょうか。

 他のレビューアー様も書いてましたが、兵馬もぼたんも人間性が希薄で、状況に流されているだけの感じがします。

 本作品のキャラは全て「〇〇家」に属しており、ネジが緩んだ奇人集団、破壊衝動と目立ちたいだけでロックに生きる雅楽寮や野良付喪神以外は、みんな「家」の都合で動いています。

 兵馬とぼたんも、恋愛というよりは家同士の結合、婚姻にみんなでもって行きたいようでしたし、婚礼調度も「家」の象徴たるぼたんに仕える家僕みたいな奴らでした。

 兵馬の戦う理由も、仇を討って「家」の恥を注ぐという家父長的使命感ですし、ぼたんのために戦う理由も、それが「家」の役割だからという点で、家制度から一歩も出ていません。

 最初の頃の、付喪神皆殺しだ!というギラギラした兵馬の態度も、何となく「家」に取り込まれていつの間にか丸くなってしまいました。最初より弱くなった印象もそのせいでしょう。

 今後、「家」の呪縛からの解放のために戦う展開になるのかどうかは原作を読んでいないのでわかりませんが、2期まで観ても、兵馬達登場人物が「家」に疑問を感じる様子はありません。

 「家」は非常に強固で、人間の思考と行動を束縛します。現代日本でも家父長制的「家」制度は法的に否定されていても、封建的残滓として時代に合わせて再編されて生き残っています。

 どうも、物語に小規模感及び、跳ねない感じがあるのは、「家」秩序内の話に終始しているからでしょう。

 「家」とは人間の自由と主体性を束縛する鎖ですが、秩序の担保でもあります。そのため、物語にカタルシスをもたらす装置としては作用しません。

 少年誌的バトル漫画には、危険過ぎる設定だった気もします。やはり、バトルモノは、自由に暴れまわるキャラが見たいです。

 家族的感じもこの作品の魅力なのかも知れませんが、呪縛や因習をぶっ飛ばす系の主人公が好きな方には合わないかもしれません。
………………………………………………………………………

 7話まで観ました。2023.08.26

 キャラも良いし、バトルの迫力もあり、作画も悪くないんですが、どうしょうもなく話が小規模です。

 〇〇家とそれに仕える付喪神達が話の中心で、周りの人を無制限に巻き込まないのは良心的なのですが、終始内輪で完結しています。

 ぼたんが化物だとしても、別にえーやん感しかないので、何となく続きが気になりません。恋愛ものとして観ると違うのかもしれません。

 ただ…、ぼたんがあまりにも人間離れしているので、主人公以外の男とくっつく可能性が低いので、恋愛面でも緊張感が無いというか…。

 もう少し盛り上がっても良いと思うのですが、原作の連載も終わっているので、袋小路にはまっている感じです。

………………………………………………………………………
 2話まで観ました。2023.07.13

 兵馬とぼたんをみんなでくっつけようとしてるんだよ!と、いう説明回でした。

 2期から観る、もしくは1期を忘れている視聴者にとって、作品の目標を説明するのは良かったと思います。

 今の所派手なバトルはしていませんが、今後の展開に期待大です。

………………………………………………………………………

 1話観てのレビューです。2023.07.04

 いやいや…、すぐに古い物が化物になりますねぇ。古本屋や図書館、博物館は地獄になりそうです。

 付喪神設定が、やっぱり恣意的ですね。1期でそういう世界だと分かって無いと、ハードル高そうです。

 映画、ナイトミュージアムみたいに、古い物等が悪さする時間と場所の制約が無いので、荒唐無稽な感じを新規視聴者は受けそうです。

 1話は、過去と現在の時系列が混在してますが、少し分かり難いのでは?

 サッサとバトルするのが良いと思います。バトルすれば百難隠すってことですよ!

投稿 : 2025/03/01
♥ : 5

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

交差する、憎しみと誓い。激動の第二章、開幕。

この作品の原作は未読ですが、TVアニメ第1期は視聴済です。
TVアニメ第1期の時は、みゆきちボイスが心地良くて少しおざなりにしてしまいましたが、ヒロインの長月ぼたん役を、「NEW GAME!」で主人公である涼風青葉を演じた高田憂希さん、婚礼調度の結を麗奈ちゃん、そして門守 椿役をさおりんが演じているんですよね。

最近、さおりんの演技が気になって仕方ありません。
と言っても、ストライク・ザ・ブラッドでラ・フォリア役を演じた時から接点はあったのですが、その当時は声優さんの事を良く知らなかったので、声優さんにまで思考が至りませんでした。
だから、レビューを書く際に声優さんもサラッとググるのですが、過去にどんな作品を演じているかは、毎回チェックしています。
点と点が線で繋がる瞬間がメッチャ気持ち良いので…^^;

って、すっかり脱線してしまいました。


歳を経た器物は、やがて“心”を宿し、
付喪神となる──
塞神より力を授かり付喪神と対話し、
常世へ還す生業──“塞眼”。

塞眼御三家の一つ・岐家の次期当主、
岐兵馬は大切なヒトを奪われ付喪神を憎悪する。

千年の都、京都で暮らす
長月家の当主、長月ぼたんは”家族”として
愛する六人の付喪神と共棲する。

過去に囚われ、力ずくで付喪神を
封殺し続ける兵馬に、祖父造兵は
「彼らの声を聞き、導くこと」を指し示す。

祖父が出す条件は今一度、
付喪神を見極めるために
居候として長月家で家族と共に過ごすこと。

付喪神へ正反対の想いを抱く兵馬とぼたん。
二人は出逢い、一つ屋根の下で暮らすこととなる。

人と付喪神。縁を紡ぐ付喪ノ語り。


公式HPのあらすじを引用させて頂きました。

TVアニメ第1期を視聴した際、主人公である岐兵馬には正直色々思うところはありましたが、今ではそんな思いもどこへやら…

兵馬がぼたんを守ると誓ったのは、これからの何よりの最優先事項…
これが如実に感じられる展開だったと思います。
そう、忌み嫌うことを原動力にするのではなく、プラス思考を推進力にしているので見ていて実に気持ち良い…

この様に兵馬が変わると、前々から兆候はありましたが婚礼調度の存在がどんどん大きくなっていくんです。
ぼたんを守るというこの1点にかけて、この第2期の婚礼調度の格好良さは半端ありません。

徐々に歯車が噛み合ってきました。
きっと敵はまだまだ強大で、現状の兵馬と婚礼調度の全力全開でも、全然届かないのかもしれません。
それでも兵馬の本懐が遂げられるのを願ってやみません。
兵馬、ぼたん…本当に良かったね。
というエンディングがアニメで視聴できるのを期待しています。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、メガテラ・ゼロさんによる「誰が為」
エンディングテーマは、田所あずささんによる「プライベート・ルーム」

1クール全12話の物語でした。
wikiをチラ見して気付いたのですが、原作は全16巻で完結しているようです。
ということは、物語のラストまでアニメで描くこともできる、ということですよね。
続編、制作されたら絶対視聴したいと思います。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 8

66.7 4 2023年度の大学アニメランキング4位
鴨乃橋ロンの禁断推理(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (113)
371人が棚に入れました
世界最高峰の探偵養成学校BLUEには、かつて類稀なる才能で将来を有望視された一人の天才がいた――。 BLUE開校以来の天才と囁かれた鴨乃橋ロンは在校中のある事件をきっかけに、探偵として致命的な“欠陥”を抱えたことで、BLUEを追放され「探偵」を禁じられる。 それから5年後。失意と退屈の日々を送るロンの元に警視庁捜査一課の刑事・一色都々丸が連続殺人事件への協力を求め訪ねて来たことで、止まっていたロンの時間が再び動きだす。 ロンの苦悩を知り、親切心からサポートを申し出る“ピュアなマヌケ”一色都々丸。そんな彼をロンは「トト」と呼び、二人での捜査に無限の可能性を感じると、トトをパートナーに指名する。 謎を解くロンと、捜査に動くトト。ちょっとワケありな凸凹探偵コンビが、ミステリアスな事件を華麗に解決していく……!!
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

【最終】マトリョーシカ?!推理要素以外の重ね着具合がハンパない

【レビューNo.101】(初回登録:2023/12/27)
コミック原作で2023年作品。全13話。
春の「イセレべ」のような、「ネタ実況」枠のレビューを夏アニメでもやろ
うと思ったのですが、あんまりピンときそうなのがなかったんだよね。
で、今期異世界モノで目をつけていた作品があったのですが、どうもイマイ
チだなっと。異世界モノはまた機会がありそうなので、異世界モノでないの
でやってみたらどうなるのかなあっと、ちょっと試験的にやってみようかとw

(ストーリー)
探偵養成学校BLUEで将来を有望視されながら、自覚なしで犯人を自殺に追い込
むという、探偵として致命的な欠陥を抱え、探偵行為を禁止されていた鴨乃橋
ロン。
しかし、捜査一課の刑事・一色都々丸(トト)と知り合ったロンは、彼とコン
ビを組んで再び推理を再開する。
(wikiより)

(評 価)
・第1話:マトリョーシカ?!推理要素以外の重ね着具合がハンパない
 {netabare}・率直な感想がコレですね。
  通常の推理モノらしく探偵のロン様が、鋭い観察眼と卓越した論理展開で
  推理を組み立てていくという、推理モノとしては王道ですが・・・
  ●ロン様
   ・天才的な推理力で事件解決率は100%。
   ・でも無自覚に犯人を追い込み自殺させてしまうため、犯人検挙率は0%。
   ・そのため探偵業を禁止されていた。でも根っからの推理狂。
    → 事件情報に触れないようにネットやTVといった情報媒体を遮断
      したり、人と接触しないよう昼夜逆転の生活パターンにしたりと
      涙ぐましい努力をしていた。
  ●トト
   ・捜査一課の刑事だが、純粋でお人好しでいろいろ抜けている。
    (犯人の話に騙され3回も逃げられている模様)
  という感じで、それ以外の設定の盛り方がハンパねーなと。
  頭の中では、アニメ「C」のOP「マトリョーシカ」が高らかに鳴り響く
  というwwwいやどんだけ重ね着してんだよっと。
  なんなく推理モノだけでは勝負していく自信がないから、いろいろ外装を
  盛っているのかと、最初は邪推してしまいましたね。

 ・初回のストーリー流れは
  {netabare}・トトの管内で連続不審死事件が発生し、捜査も行き詰まり状態。
  ・総務課のキクさんからロン様を紹介される。
  ・トトがロン様の元を訪ねるも頑なに協力依頼を拒否される。
   → そこへ6人目の被害者が発見されたとトトに連絡が・・・
   → それを聞いてしまったロン様、もう自分を抑えることができない!
     5年ぶりに探偵業を復活!!
  ・死体の状況と(一見なんの共通点もない6人の情報から)推理を展開。
   トトを囮に犯人の検挙に成功。でもそこから持病(?)の「追い込み」
   が発動。その謎の力で犯人がまさにビルから飛び降りようしたところ…
  ・トトが体を張って自殺を阻止!!
   この瞬間連続自殺記録がストップ。そしてロン様はいう。
   「ピュアな間抜けだからこそ、理屈よりも体が先に反応する。
    僕のパートナーに必要なのは、ピュアな間抜けだったんだ!!」{/netabare}
   ここに「ロン様×トト」の迷コンビが誕生。

 ・初回の印象ですが
  ・ジャンルがまだ分からない
   「本格的推理モノ」というよりは「推理モノをベースにしたコメディ」
   って感じなのか?!
  ・推理モノとしてはツッコミどころもあるが、それほど悪くなかった。
   コメディに主軸があるなら、十分楽しめそうなレベル。
  ・ただコメディとしてみると
   トトのツッコミが・・・
   ロン様の常識外れの言動にトトがツッコミを入れるという感じですが、
   力まかせに叫んでいるだけというか、イマイチお笑いとしてはハマって
   るという感じがしなかった。

 ・あと作品情報としては
  ・原作者は天野明で代表作が「家庭教師ヒットマンREBORN!」。
   (大分前に視聴したような気もするが、正直頭に残っていないw)
  ・同氏は「PSYCHO-PASS」のキャラデザ原案も担当。
   そういえばロン様の昔のクールな顔写真とかそういう面影があるわw
  ・またシリーズ構成が「俺ガイル」の渡航らしい。
  
 初回は視聴者をガッツリ掴んだというよりは、「こんな感じの物語です。」
 という作品紹介という色合いの方が強かったという印象ですね。
 個人的には冒頭通り「ネタ実況」枠という感覚なので、予想通り香ばしい作
 品になってくれればよし、「リボーン」天野先生ということで途中で化けて
 もよしという感じで、まずは温かい(?)目で見守っていこうかとw{/netabare}

・第2話:作品のアウトラインは結構提示されたかな
 {netabare}・今回の事件ですが、
  ・捜査一課としては、川辺で発見された撲殺事件の捜査
  ・でもトトだけは捜査一課に何故か紛れ込んできた
   「貯金箱のお金が減っている」(壊さないとお金を取り出せない不可能犯罪)
   を担当させられる。
  ・表立って事件に関与できないロン様は、トトを傀儡として事件に介入する
   と宣言。
   → 不可能犯罪が琴線に触れたので、貯金箱事件の捜査に乗り出すことに。
  ・聞き込みと現場確認の後、この近くで発生していた殺人事件現場に乗り込
   むロン様。
   → 「傀儡」といったそばから堂々と姿を晒してしまうロン様w
    → 案の定、トトの女上司・雨宮は大激怒。
  ・しかし2つの事件は繋がっていて・・・
   ロン様からいろいろ提示されたヒントから、トトが事件の真相を解明。
   → そもそも捜査一課に貯金箱事件がたまたま紛れ込んでくるとかw
     (普通の捜一なら「ふざけるな!!」で事件を突っ返すやろ)
     ここまで堂々と表立っておいて、事件解決の体はトトに任せるんかいw
   まあツッコミどころは満載ですが、まあそういう作品らしいですし、推理
   自体は結構面白かったので笑って許しましょう。
  ・そして、ここからロン様の持病「追い込み」が発動!
   その姿を見て雨宮が
   「何アレ―――かっこいい♡」
   → 今回最大のツッコミどころwいや犯人刺激してるのに止めろよwww
  ・自殺を図ろうとした犯人をトトが体を張って救助。
   まあこれが「お約束」になるんでしょうね。
  ・最後は雨宮、事件介入他に厳重注意しつつもロン様の名前を知って「乙女顔」
   (一応トトは「カモウ」とごまかした模様)
  なるほど、あの女上司をこういう使い方してきましたかw
  まあラブコメ度はさほど高くないと思いますが、アクセントとしては機能しそ
  うですね。日笠さんですしw
  しかし日笠さん
  ・前期は「ワンルーム勇者」「わた婚」をはじめ、数作品
  ・今期も本作以外にも「シャンフロ」他幾つか掛け持ち
  ってどんだけ仕事してんだよ。あまり声優には興味がないので無知なのですが、
  売れてる方はこんな感じなんか?!

 ・そして今回はもうひとつの重要事項「探偵養成学校・BLUE」について語られます。
  ・この世界では、BLUEが与える「探偵免許」はかなり権威がある模様。
  ・ロン様はそこで開校以来の天才として、将来を嘱望されていた。
  ・しかし例の持病のため、探偵免許の取得資格をはく奪され追放。
  そしてBLUEは、ロン様が最近探偵行為を再開したらしいとの情報を入手。
  「人を殺める探偵などあってはならない!」
  日本に調査員を派遣することを決定!!

 やはり「本格派推理モノ」というよりは、エンタメ色の強い作品になりそうですね。
 それに「凸凹コンビの推理モノ」だけでは限界があるとみて、作品の幅を広げる仕
 掛けも講じてきましたし。
 今回作品のアウトラインは結構提示されたかなって感じですね。
 次回は「ロン様 VS BLUEからの刺客」でしょうか。
 BLUEがこの作品においてどういう位置づけになるのか注目ですね。{/netabare}

・第3-4話:少年誌のノリも爽快感が足りていない感じ
 {netabare}・今回の事件ですが
  ・福引で温泉旅行のペアチケットをゲット。トトとロン様は温泉へ。
  ・そこには他のお客とともに、雨宮もやってきた。(同様に福引でゲット)
   → 男湯で裸で鉢合わせw
  ・またBLUE調査員も旅館の従業員として潜り込み、ロン様を監視。
   そんな中おあつらい向きに、温泉で女性の水死体が発見されるという事
   件が発生するのですが・・・
 ・事件の方はロン様がトトにムチャぶり。
  その場をどうにか繕い、アリバイのない雨宮の容疑を晴らすと、地元警察
  が調査している間に打ち合わせたようで、トトが傀儡として事件を解決。
 ・で、今回の最大のツッコミどころ
  → ロン様の持病(犯人を自殺に追い込む)が発症しなかったんだが?!
  傀儡は2話ですでにやって発症してるから、ロン様が直接犯人と対峙しなけ
  ればという条件ではなさそうだし、発症条件は何なんや????
  今回はBLUE調査員がいたから、話の都合上発症するわけにはいかないとい
  うのはわかるのだが、ガバガバ感が拭えませんな。
 ・そしてまさかのどんでん返し。
  BLUE調査員のシュピッツ・ファイアは
  → 家族失踪事件の協力依頼のためにロン様に接触してきたのだった!!
  表向きにはBLUE調査員として、ロン様の動向調査を装い
  ・ロン様の探偵行為なんて見ていません!
  ・今後の捜査には(自分の能力を活かし)協力させていただきます!
  完全にロン様の下僕になっちゃったよw
  1話で「マトリョーシカ」って話をしましたが、どんだけ重ね着するねん?!
  まあ今日のトリックでは、推理モノとしては厳しいかなって感じはあった
  ので、話が面白くなる方向ならOKなんですが。
  こいつも最初の登場と打って変わって、ロン様のおもちゃとしてギャグ要
  員的なキャラになりそうですね。
 
 キャラ造形やらギャグ展開等をみると、少年誌らしく中学生辺りをターゲッ
 トにしてるのかなって感じがしましたね。
 別に面白ければ何でもいいのですが、ただその作りにしては少年誌らしい爽
 快感が足りていない印象ですね。
 シュピッツ・ファイアの寝返り(?)により、今後の展開がわからなくなっ
 たので、とりあえず次回を観てという感じでしょうか。{/netabare} 

・第5話:余計なものを付け足して、逆に面白くなくなってる感じ
 {netabare}>同氏は「PSYCHO-PASS」のキャラデザ原案も担当
 ・今回は「慧眼のカワセミ」こと翡翠刑事が登場。それこそ「PSYCHO-PASS」
  に出演してそうなビジュアルで、ドミネーターでも所持してそうですが、
  彼のアイテムは「ピンセット」。
  「水も漏らさぬ慧眼チェック」からの「針に糸を通すようなピンセット指
  導」なのですが
  ・挨拶がわりのギャグなんでしょうが、正直面白くない
  ・以降ピンセットが出てこないので出オチ感が否めない
  なんで、こんなピンセットみたいな余計なものを持たせちゃうかなっと。
  ・見かけによらず部下思い
  ・「ロン様×トト」のコンビをきちんと認めるなど度量の広さもある
  と、他のキャラ造形はよかっただけに、蛇足感がもったいない。
 ・またトトのツッコミもシンプルにっツッコめばいいところを、無駄に一言
  付け足してツッコむのだが、それが足を引っ張ってスベッちゃってる感じ
  がして、原作者と笑いのセンスが合わないのかなっと感じてしまう。
  あとここ2話のトトですが、
  ・ロン様が持病を発症しないから、それを止める見せ場がない
  ・事前に2人で打ち合わせて、それをしゃべっているだけでトトの個性が
   みられない。(原稿を読むだけの国会答弁みたいなw)
  正直トトの存在価値が「ダメ刑事」と弄られる位しか使いどころがないっ
  て感じで、作品での立ち位置が厳しい状況。
  ロン様のキャラは悪くないのでどうにか観れるって感じですが、コンビの
  トトがこの状況だとこの先は厳しいかも。

 全体的に面白くしようと余計なものを付けるのが、逆にクドさに繋がるなど
 いろいろと裏目に出ている印象。{/netabare}

(最 終)
結局その後も
{netabare}・実はこの事件の裏側には、ロン様より優れた頭脳の持ち主犯罪一族「M家」
 が関与していた。
・ロン様がBLUEから追放される原因となった「血の実習事件」も「M家」の
 企みで、ロン様は嵌められた。
・ロン様の持病「追い込み」も「M家」によるもの。
・そしてロン様は「ホームズとモリアーティーの両方の血を持つ者」。
・で、やたらと黒蜜推しw{/netabare}
といろいろ盛ってきます。まさにマトリョーシカ?!
 
・推理モノとしては、そっちよりもトトとのバディモノやコメディがやりた
 いのかなって感じだったので、粗も目立つがまま笑ってる許せるかって感
 じですが、 
・バディモノとしては、トトとのコンビで相乗効果を生み出すことができず、
 (セリフはそれっぽいが)イマイチ薄っぺらい関係性しか感じられず、
・コメディは致命的に私とは合わなかったなと。
前にも書きましたが、少年誌連載の割には痛快感や爽快感が決定的に足りて
いない感じですね。

元々「イセレべ」のような、「ネタ実況」枠のレビューをしようと思ってい
たのですが、「イセレべ」のレビューとの熱量の差が、この作品の評価を如
実に物語っているのかなっと。
2期も決定したようですが「M家」との対決とか、そこまでに楽しみとは思え
ない感じですかね。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 11

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

ゴミのようなトリックで推理モノを作った蛮勇は凄い!キャラ人気が出れば良いという割り切りが潔いです!

 13話まで観ました。2023.12.26

 トリックが駄目だろ〜。畳がどういう物だか知らない人が作ったのかな?

 後、扉にあんな仕掛けがあったら気がつくと思います。また、トリックの固定部分を見せないのは、作画不可能だからなんでしょうが、逃げですねぇ。

 多分、日本人100人に聞いたら、全員そうはならんだろ〜と言うと思います。日本文化を勘違いした漢字好き外国人で「大便」とか、腕に入れ墨してしまうような人物なら、トリックに納得するかも。

 とても悪い組織、M家とか言うのがいるそうです。2期はそいつ等と戦うらしいです。まぁ…頑張って下さいとしか言いようがありません。2期マジでやるの?

 アホで無能なキャラが大好きな人向けです。それ以外の視聴者には、馬鹿にされている印象しか残らないので、あまりオススメ出来ないアニメでした。作画とかはまぁまぁなのにもったいないですね。
……………………………………………………………………… 

 11話まで観ました。2013.12.13

 今回も前回に続き、多少はマシなお話でした。カワセミさん再登場!勿論面白さはありません。ピンセット滑り芸寒いだけやがなぁ〜。

 今回のトリックも、被害者の携帯通話記録とか調べて裏取りしてちょ〜で終了です!

 科学捜査の現代…。現場の推理で云々は時代遅れなんでしょうねぇ…。探偵モノ冬の時代です。

 シャーロックホームズ時代みたいに、科学的分析法が確率しておらず、被害者の嘔吐物を舐めて毒物の種類を鑑定する属人的名人芸に頼っていた時代ではありません。

 キモイ話ですが、砒素や青酸カリとか、判別できる人がいたそうです。舌のピリピリ感で分かるとか…。

 それでもだめなら、被害者の胃液を法廷で猫に注射してどんな症状で死ぬかどうか見て判別したり…。

 閑話休題…。どうも本作品は、ワイドショー的ネタからトリックを考えている感が強いので、推理が野蛮です。世界線が違うのでしょう。

 もう少し、脳内思考している人にトリックを考えてもらった方がよろしいかと思います。体は大人、頭はピグモンみたいな登場人物ばかりでは、放映する意味がございません。

 キャラ萌えアニメにしては、キャラにも魅力が無いという…。どうしたら良いんでしょうね?
………………………………………………………………………

 10話まで観ました。2023.12.05

 いや〜。今回も楽しいお話でした。そうはならんやろ〜!ラテアートのある飲み物に毒薬どうやって入れるの?

 ラテアート崩さずに薬入れるのが一番肝心のトリックやろが!馬鹿にしてんのか!もっと、カップに毒を塗るとかやりようがあるでしょ?

 なんで錠剤?上手く溶けない上に飲んだ被害者にバレるでしょ?ラテアート崩さずにデカい錠剤入れられるか試してみろよタコが!

 今の所、全てのトリックが嘘臭いので、今回の話は少しマシな気がします。ただし、比較の問題で面白くは無いですよ?

………………………………………………………………………

 9話まで観ました。2023.11.29

 天文台事件解決です。前中後編の3話も使う話かよ…。いつも通りトリックがガバガバです。

 犯人が実験も無しにまた、ピタゴラスイッチ的ギミックで密室殺人をしますが、ちょっと被害者の立ち位置がズレたら死なんでしょう。簡単に即死するのはまぁお約束ですが…。

 後、犯人が仕掛を回収するんですが、どう考えても出来るわけありません。今回、かなり強力な固定をしないと成立しないトリックのハズが、あっと言う間に片付けてしまいます。

 登場したBlueの教官も単なるアホで、モデルガンと実銃の区別がつきません。いや…分からん奴おらんでしょ?兇器を調べるのは基本でしょ?

 ピタゴラスイッチに気付く前に銃に気付けよ…。Blueでは射撃訓練もしてるとロンが言っていたんですが…。

 素人に遅れを取りますし、教官もアホしか居ないようです。Blueはアホ養成学校なのでしょう。
 
 この世界、本当に無能しかいません。警察なのに死亡確認も出来ないとか、トリック以前だろうが!

 トトが行なった死亡確認も、橈骨動脈(手首の動脈ね!)で脈が触れるかと、瞳孔が散大してるかしか見ません。

 橈骨動脈なんて、ちょっと血圧落ちたら脈は取れません。脇にテニスボール挟む(腋窩の動脈を圧迫する)古典的なトリックで誤魔化せます。ガキの頃やったことがある人もいるでしょう。

 普通は総頸動脈(首の動脈)で脈を調べます。また、瞳孔を薬で開かせても、眼球運動は生きている限りするので、直ぐに分かります。無能なトトが分からんでも、他の警官も調べているのにねぇ…。

 推理モノの最低限のリアルティラインすらわきまえない本作品は、脚本の質としては、アニメ史上でも、最低クラスなのでは?

 失望した!アホなシナリオに失望した!と、言いつつクソアニメとしての評価は高いです。寛容な心の持ち主なら、視聴しても良いかもです。物語の採点に1.0以下をつけられないのが残念です。
……………………………………………………………………

 6話まで観ました。2023.11.9

 鑑識ちゃんと仕事しろ!以上終わり!

 超能力者の虎毛団吉が怪しいけど、トリックが分からない…。って、みんな無能なの?身体検査すれば、トリックもクソも無いんですが…。

 所詮アニメですし…。ただ、トリックが酷い上に登場人物が無能揃いのため天才探偵のロンも、ただのアホにしか見えない訳で…。ライアーライアーの探偵版かな?

……………………………………………………………………… 

 5話まで観ました。2023.10.31

 トトの上司、雨宮のライバル登場!警視総監候補らしいです。
 
 しかしまぁ…、良くこんな酷いエピソード考えられるなぁ…。警察組織を舐めてますね。

 新登場キャラのカワセミさんですが、現実だったら今回の件で出世コースから脱落です。部下の監督不届と犯人逮捕の失態で下手すればヤマネと一緒に懲戒免職です。

 まさに子供騙しです。私、このエピソードに疑問を持たない様な奴とは怖くて一緒に仕事できません。

 成人した社会人の視聴に耐える推理ものではありませんが、殺人不謹慎ギャグとしてはありかもです。

 お嬢と番犬君と同じで、登場人物が人間の思考をしていないのにイライラしなければですが…。

……………………………………………………………………… 

 4話まで観ました。2023.10.24

 ウホッ!酷いトリックでした。作者は殺人ネタをお昼のワイドショーから見つけている感じです。日常に潜む危険的な…。

 疑われた関係者の件は冒頭5分で解決!前回の引きにもなってないです。劇中の人物達が無能なだけですね。

 一つ前提が狂ったら成立しないピタゴラスイッチみたいなトリックで人が殺せるかよ…。若い女がウォームショックで簡単に死ぬ?身体能力が低すぎですね。

 一々突っ込むとネタバレになるので、辞めときます。暇を持て余している神々の黄昏みたいな方なら、観ても良いかもです。

 BLUEの関係者(変人)が登場!ロンに依頼をしてきますが、かなり時間が経った事件のようです。

 もう、コールドケースじゃね?場合によっては時間の感覚まで変そうです。

 全く期待せずに見守っていこうと思います。

………………………………………………………………………

 3話まで観ました。2023.10.19

 ロンと一色の温泉旅行中に殺人事件が!温泉に死体が浮いており、アリバイの無い関係者が!

 ロンの推理やいかに!?ってまた、ガバガバ事件だなぁ…。

 死後硬直の具合で事件の時間を割り出すのですが、温水に浸かっていた死体の正確な死亡時刻なんて直ぐわかるかよ…。

 死後硬直は外気温、被害者の筋肉量、死ぬ前の体温とか複雑な要員で決まってくるので、あくまで目安でしかありません。死体現象舐めんなよ!

 温泉内で殺されたかも不明だし、そもそも解剖もしてないのに殺人かどうかなんて分からなくね?ロン自身が観察して外傷無いと言ってるし、事故の可能性もあるでしょ。

 アリバイ云々以前の話です。次回、謎解き回ですが、きっと碌でもないんでしょうね。

 まぁ、深夜アニメの推理やトリックなんてこんなもんですよで鷹揚な気分で観るアニメですね。面白く無いとは言ってませんよ!?

………………………………………………………………………

 2話観ました。2023.10.10

 いや〜またゴリラが犯人でしたね!一撃で撲殺して死体を離れた河原に捨てるなんて常人には無理ですよ。トリックがヤバいですね。多分、見た目で犯人わかりますよ…。

 見た目は細いのに、ゴリラ並の腕力があるやつがゴロゴロしている世界なんですね。怖い…。ちなみに犯人は頭もゴリラ並に短絡的なので、推理は案外難しいかもです。動機もクソもねぇ〜。

 トリックに腹を立てては駄目ですよ?主人公、刑事課内でいじめられているのも胸くそですね。

……………………………………………………………………… 

 1話観ました。2023.10.03

 連続溺死事件を解決せよ!バカ刑事とトンデモ探偵コンビが大活躍!

 いや〜トリック無理があるでしょ…。劇中程度の容積で男性を失神させるのは無理ですし、失神しても麻痺はしてないので、殺そうとすると結構暴れます。

 後、殺人中に人が来たらどうすんのよ…。死体だって簡単に運べないでしょうよ…。

 まぁ、探偵物にツッコミは野暮ですね。不快でないならそれで良いのです。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 6

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

清水院流水のJDCスピンオフかと思った。推理研究会臭い感じ。

 これって、清涼院流水氏のJDCのスピンオフかと思ったら違うんですね。奇想天外な探偵が不思議な出来事をひねりを聞かせて解決するようなしないような、というカテゴリーです。探偵の結社のようなものがあるのも一緒です。

 探偵の名前も、鴉城蒼司、九十九十九、不知火善蔵、龍宮城之介、霧華舞衣、氷姫宮幽弥(WIKIより)などで、鴨乃橋ロンのネーミングはこういう文脈からでしょう。

 要するにメフィスト系推理ものという感じで、従来の推理小説の型を弄ぶような揶揄するような、でも、推理は大好きですという原作者の嗜好が見えるというか…京大とか早稲田あたりの大学推理研究会のオマージュとも言えます。

 アニメで言えば森博嗣氏「すべてがFになる」、西尾維新氏「青色サヴァン」、舞城王太郎氏「イド インヴェイデッド」などの系譜で、まともな古典推理小説の文脈からは楽しみ方を知らないと面白くないと思います。島田荘司氏や有栖川有栖氏、綾辻行人氏などの講談社系の新本格推理が脱構築的に変形した感じです。一方で、BL的な楽しみ方、キャラ萌え、楽屋落ちを外部から眺めているような面白さを拾える人なら面白がれるでしょう。

 ですので、推理そのものは作品の中では、奇想天外な探偵の設定を使えば整合しているのがルールにはなります。外部からはポッカーンという感じもあります。「コズミック」などの九十九十九はメタ探偵で、メタ推理をするのでフェアじゃないですけど。

 その点でいえば、本作はまだまともな方です。推理の出来に関してはどうか知りませんが、要するにそこは主要な要素ではなく、推理小説をメタ化することが目的ですのでそこはできている気がします。

 それらを踏まえるとちゃんとした作品なので普通に楽しめました。特にこのカテゴリーは舞台設定が奇異だし探偵が派手なのでアニメ映えはしますよね。その点ではアニメ化の意味もあると思います。雰囲気的には全然違うジャンルですけど「異世界失格」にちょっと似ていますね。

 ということで、私は面白かったです。作画も悪くないし。2期が来るのもうなずけます。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 5
ページの先頭へ