2020年度の大学生おすすめアニメランキング 9

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの2020年度の大学生成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年01月04日の時点で一番の2020年度の大学生おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

74.9 1 2020年度の大学生アニメランキング1位
彼女、お借りします(TVアニメ動画)

2020年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (593)
2086人が棚に入れました
20歳のダメダメ大学生・木ノ下和也。初めての彼女と一度だけキスをしたが、たった1ヶ月でフラれてしまった。「あぁ…やだ…もうなんか全部ヤダ…」やけっぱちになった和也は、“ある方法"を使って、女の子とデートをすることに。待ち合わせ場所に行くと、「君が和也君、だよね?」さらさらの黒髪を耳にかけながら、和也の顔を伺う美少女、水原千鶴は微笑みかけた──。

声優・キャラクター
雨宮天、悠木碧、東山奈央、高橋李依、堀江瞬、野沢由香里、赤坂柾之、梶原岳人
ネタバレ

フリ-クス さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

自己の中心でアイを叫んだウツケモノ

第一期は滝に打たれる思いでなんとか完走したものの、
続く第二期は早々に断念。
要するに、レンタル嬢に入れ込むダメ大学生のお話です。見ちゃおれん。

  ちなみにネットで調べたところ、
  レンタル彼女というのは本当に存在しているサービスなんですね。
  (『レンタル家族』なんてのもあるそうです。すげえな、ニッポン)

  最近、一部のよろしくない女子中高生の間で
  Hなしの『デート援交』なるものが流行っているらしいんですが、
  それを会社として堂々と紹介しているのが『レンタル彼女』であります。

  早い話、キャバ嬢を時間なんぼで個人に派遣してるみたいなものかと。
  (女性・未成年の方のために申し上げておくと、
   キャバクラも会話のみで『おさわり禁止』なんです、一応)

で、前提として言っておきますが、
僕は職業サベツをするつもりはさらさらなく、
キャパ嬢やレンタル嬢を見下したりはしていません。

ただ、そのカンケイを『遊び』と割り切れず、
カネで買った笑顔や親しさをホンモノと勘違いして、
ガチで入れ込んでしまう御仁には、トホホ感を抱いております。

  あれ、本人は『大恋愛』をしているつもりなんですよね、
  リアルでそういうやつ何人か見てきましたが、いとあはれ。
  余裕のないオトコってやだわ。

閑話休題。


アニメにおける非モテ男子が美形女子とお近づきになるきっかけって、
基本的には『部活』あるいは『同居』みたく、
相手が逃げようのない『強制ゼロ距離環境』が主体であります。

で、仕方なく一緒にいるうちにその女子が、
その非モテ男子の『実はいいヤツなところ』をいろいろ発見し、
じわじわと距離が縮まっていくのが王道パターンかと。

  なんで目を皿のようにしてそんなヤツの『いいとこ探し』をしなきゃいかんのか、
  というのは言いっこなし。
  あくまでもマンガやアニメの話なんですから。

本作はその『強制ゼロ距離』の新しいパターンですね。
レンタル嬢とお客さまのカンケイ。
う~ん、確かにこりゃあ、逃げようがありません。
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それでも、その男子がほんとうに『いいヤツ』ならば、
お話がいい感じに転がるのですが、
本作主人公の和也くんは、男の目から見ても『ダメなヤツ』大満開の章。

夢もなく、何の努力もしてないスネっかじり大学生。
親が苦労して稼いだカネをレンタル嬢に貢いでる段階でダメ男確定なのですが、
それ以外にも見栄っぱり、噓っこき、優柔不断、自己チュー、ケーワイ発言など、
ヒトとしてあまりにもアレで、
正直、友だちにするのもめんどくさいタイプかと。
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で、そのダメ男くんの周りに次々と可愛い女の子が現れ、
本人はふらふらしながらも、
なんだかんだでキャッキャウフフ、というのが本作の概要であります。


僕的なおすすめ度は堂々のDからEランク。

作画は悪くないし、役者さん頑張ってるし、OP曲もすごく楽しいし、
個別に評価したものを平均すると2点台後半なんだけど、
主人公のキャラ造形と個々のプロット構築があまりにもアレで

  『正視に耐えない』

というのが、僕的な偽らざる感想そす。
モテ要素のない男のモテモテハ-レム、というだけで、
視聴者がかなり限られてくるんじゃないかしら。
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まあ確かに、
周りの友だちから「アレはやめときなよ」なんて言われてるのに、
しょうもないオトコに入れ込んじゃう、
あるいは切るに切れずズルズル深みにハマりこんじゃう、
自爆テロみたいな恋愛をする女子というのは実在するわけです。

  しかもそれがけっこう可愛かったり美人であったりなんかして。
  そういう実例は、少なからず見てきました。

  本人は「わたしって、男運ないんですよ」だなんて、
  愁いを含んだ笑顔で言うけれど、
  いやいや、あんたにないの『運』じゃなくて『見る目』だから。

  そういうのって拙が思いますに、
  傍で見ていて『萎える』『痛ましい』『アホらしい』だけで、
  シアワセな気持ちにはこれっぽっちもなれないなあ、と。


本作はそういうシチュのど真ん中、
アレな世界観の中でナニな方に勇気と希望をもたらすことに特化した、
いやなら見んな的コンセプトの作品であります。

僕が病みつき的に好きな『異世界おじさん』で、
おじさんが引きこもり生活を続けているメイベルにたいして
 「それでいいんだっ」
と背中を押すシ-ンがありましたが、
あれをギャグではなくガチで言っているようなアニメではあるまいかと。

人生変えたかったらまず自分が変わんなきゃダメだろ、
そんなことを考えたり実践したりしている方にとっては、
アウェイ感がハンパありません。


つまるところ本作を楽しめるかどうかの分水嶺は、

  主人公(和也)のやることなすことを笑って見ていられるか

という一点に凝縮されております。

笑って見ていられる方には『萌えアニメ』。
笑って見てらんない方には『萎えアニメ』。
丁ハン白黒どっちかで、中間ゾ-ンというものが存在いたしません。

僕はぜんぜんダメでしたが、
それはもちろん個人的な主観であって、
僕が心の狭い、ちっちゃすぎる人間だという可能性は十分にあります。

  あくまでもマンガやアニメの話なんですから、
  肩ひじ張らず、おおらかな気持ちで楽しむのも一つの選択かと。

ただ、ほんとその分水嶺、エッジが効いておりますから、
未視聴の方、
ご覧になるときは心してどうぞ。


*************************************************************

で、ここからは、こうした『萎えアニメ』の、
ビジネスに関わる考察です。
本編には関係ないので、ネタバレで隠しておきますね。

けっこう辛辣なこと書いたりしていますので、
イタい方にはイタいかも知れません。
ご興味のある方だけ、ど~ぞ。
ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/01/04
♥ : 21
ネタバレ

ひろくん☆ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

祝・・・第二期決定!!!

良かった・・・1話切りしなくて。w この感じだと放送開始後に 2期決定したみたいだなぁ。
•••と、思ってたら やっぱりそうだった。( 監督さんのtwitterコメントにて確認。)

うむ、原作の初期設定がアレなのですが…よくまとまってマス。

最終回まで次話が気になる様に上手に仕上がってました。
(…どっちの意味にも取れる的な、どちらにでも展開出来る様な。)
この作品、全体的にクォリティ高いっス。。。

視ないと損。

・・・MBSキーだった、最終回で気付くw



以下レビュー。・・・なんか、途中からどーも書けなくなってしもた。


先ずは この作品、キャラデザ的に好印象でありましたので、視聴して見ようと思ったのです。
ネタバレレビューを読む


第4話まで視聴後の感想ネタバレレビューを読む ••• そしてレン彼担当の 天ちゃんも素晴らしい。

各話エピソードは中々に強引な印象ですが、話数が進む毎に落ち着いて来るんでしょうか。

主題歌の方は OP/ED ともに良い曲です。


と・・・、昨今の週刊“少年”マガジンって、なんなのでしょうねぇ?瀬尾公治の台頭辺りから
掲載作品のカラーというか、対象読者層を青年向けに寄せて来ているのか

作品のラインナップがヤングマガジンと言うより、ヤングジャンプに近づいてる感じデス。
( •••ヤンマガの方は、チャンプロード若くは 週刊実話に近い。w)


第5話 視聴ネタバレレビューを読む


第6話 視聴

う〜んと、この作品 ••• 第4話位から視た方がエグ味が少なくて良い鴨ですね。w
また、見所となるのは コメディ要素では無く、二人の “ 内面的成長 ” だと思われますので。
ネタバレレビューを読む


第7話 視聴ネタバレレビューを読む

あ・・・何と言うか、アパートのドア周り/消火器等がカット毎にバラバラ。
L/Oかコンテの指示ミス? まさかの美術さんとこに詳細設定回してないとか?w

あと、背景のサイドに うっすらと描かれているクモの巣状の斜線は何なのかな?
原作で使われている技法的なヤツでしょうか?


いや〜それはさて置き、るかちゃんCV担当の東山ちゃん•••毒吐くセリフでもカワイイ声。
この方、どんなセリフでも優しく聴こえてしまうと言う・・・イヤな奴には絶対ならないのね。

スゴいなぁ。この感じを出せるのって あとは 茅野愛衣/久野美咲ちゃんとかになるのかな?
ホントに いい子なんでしょうね。


第8話 視聴ネタバレレビューを読む


と、原作の所為だろうと思うケド・・・、
ここまで来て 矢張り•••表情の付け方とか 心象の描写とかのバリエーションと言うかレパートリーが少な過ぎる様な気が。
( この作品の場合は 原作に忠実なものとする制作方針でしょうからねぇ。)

否、千鶴ちゃんの困った様な 戸惑ってる様な( 或いは怒/葛藤?)表情は 僕的に好きなので
そこは良いのですが、、、ね。( •••原作、読むべきか?)


第9話 視聴ネタバレレビューを読む


第10話 視聴ネタバレレビューを読む


第11話 視聴

墨ちゃん…アニヲタ限定の人気投票なら 1位だろうな〜って感じのキャラ。
ネタバレレビューを読む


最終回 視聴

東山ちゃん、うめ〜!ネタバレレビューを読む


最後に、総作監の平山ちゃん・・・とても良い仕事しました。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 7
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

彼氏、お返しします(苦笑)

[文量→中盛り・内容→酷評系]

【総括】
ジャンルはラブコメ。純愛よりのハーレム系。ヒロインが「レンタル彼女」という特殊な職業であることが個性になっている作品。

OPとEDはどっちも結構好き。女性キャラも立っているので、その部分には不満はない。

ただ、圧倒的に主人公に好感が持てず(苦笑) レビューにはその辺を書きたいと思います。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
ネタバレレビューを読む

【余談~レンタル彼女とパパ活の違い~】
ネタバレレビューを読む

【各話感想(自分用メモ)】
ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/01/04
♥ : 37

73.3 2 2020年度の大学生アニメランキング2位
宇崎ちゃんは遊びたい!(TVアニメ動画)

2020年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (487)
1654人が棚に入れました
静かなキャンパスライフを満喫する大学3年生・桜井真一。一人で過ごしたいだけなのに、“ぼっち"扱いしてくる後輩・宇崎花に絡まれ、平穏な生活は一変!いじられ、けなされ、からかわれ……。毎日毎日、宇崎ちゃんのウザ絡みに振り回されることに!騒がしい日常はうんざりだけど、でも、一緒に過ごす時間はなんだか退屈しなくて――。「ぼっちより、二人のほうが絶対楽しいッスよ!」生意気なのに、どこか憎めない“ウザカワ系"後輩との青春ドタバタラブコメ、ついにスタート!

声優・キャラクター
大空直美、赤羽根健治、竹達彩奈、髙木朋弥、秋元羊介、早見沙織
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

宇崎ちゃんは語りたい

1話感想ネタバレレビューを読む

2話感想ネタバレレビューを読む

4話までの感想ネタバレレビューを読む

6話までの感想ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/01/04
♥ : 15
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

宇崎ちゃんは先輩「で」遊びたい(笑)

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
大学の先輩(男)と後輩(女)のラブコメ。

ギャグと恋愛のバランスがよく、爆発力はなくも、じわっと面白い、なんかこう、10年くらい前みたいなアニメでした。

レビューでは、私が特に好きだった回について書きたいと思います。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
ネタバレレビューを読む

【余談 ~鳥取県コラボで思うこと色々~】
ネタバレレビューを読む


【各話感想(自分用メモ)】
ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/01/04
♥ : 32
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

人間観察者の観察も楽しめる!?ウザカワ・コメディアニメ♪

ボッチを貫く怖面の先輩男子に、ウザカワ巨乳女子の後輩・宇崎ちゃんが絡んでいく
キャンパスライフを描いた同名コミック(未読)のアニメ化作品。

【物語 3.5点】
尻上がり。徐々に熟成される人間関係。

初回でボッチ×ウザカワの基本形を示し、
宇崎ちゃんがウザ絡みすることになったいきさつ。
煮え切らない先輩&宇崎ちゃんの関係を観察、論評する
多彩な“ギャラリー”視点。
などを差し込み、多面的なウザカワを提供。

何より大人の大学生には本性を隠す防壁をふやけさせる
必殺兵器・アルコールがありますw


単調かな?と思っていたウザカワも、
いつの間にか“ギャラリー”と一緒に
美味しくご飯を頂けるようになりますw


局地的に見れば桜井先輩&宇崎ちゃんは
中々くっ付かず焦れったいですが、
年単位で大局的に考えると後輩のウザ可愛い奮闘により
相当なスピードで進歩しているとも取れます。

ネタバレレビューを読む
まで行くのですから大した物です。


【作画 3.5点】
アニメーション制作・ENGI

設立二年目。本作が『旗揚!けものみち』に続いて二作目。
3DCGとアニメーションの融合を理念に掲げる制作会社だが、
敢えて日常を描いた本作でそれを追求するのが挑戦的。

時折、CGならではの回り込み等により、
映像面でも二人の関係の多角的検証を試みる。
初回の立体感と遠近感溢れるネタバレレビューを読む迫力がありましたw

一方で、それ以外の演出については特に序盤、やや寂しい印象……。
"SUGOI DEKAI"部分も含めて、宇崎ちゃんが孤軍奮闘している感じでした。
“ギャラリー”もクソキャット位しかいませんでしたしw

ただ、話数が進むに連れ、演出も徐々に賑やかになり、
終盤には怪しいエフェクトあり、ボッチ解説ナレーション&イメージ映像ありの
適度に楽しいコメディ映像が実現。これも……ネタバレレビューを読むパワーなのでしょうかw

正直、序盤はこれはすぐに飽きるかも。
2期あっても観ない……いや、2期はないだろう。
と感じていましたが、ラスト2回の演出バランスなら、
制作決まってる2期も観てみたいです。


【キャラ 4.0点】
ヒロイン・宇崎花。
最初は凡庸なウザカワ巨乳女子だと高をくくっていましたが、
過去を知ったりしていく内にジワジワと深みにハマり、
このクールで一番、毎週、パッと明るい笑顔😆が見たくなるキャラに昇格。


そんな宇崎ちゃんのウザ絡みを観察する面々。

先輩のバイト先の喫茶亜細亜のマスター。

マスターの娘・亜美VS桜井先輩の実在した!ダチの逸仁。
桜井先輩&宇崎ちゃんの関係を見守る穏健派VS進展を望む急進派の激論w

人間観察だけでご飯何杯でもイケる“人間観察者”たちを眺めるのも一興でした。
ただ私は人間観察を味わうために競争の激しい喫茶店を個人経営したり、
ネタバレレビューを読むまで追跡したりする程、人間に興味は持てませんがw


【声優 4.0点】
主人公・桜井先輩役の赤羽根 健治さん。
最初はボッチにしても、抑えた声がやや聴き取り辛い
と感じていましたが、こちらも回を重ねる内に、
呟きとツッコミ絶叫の抑揚が洗練。


ヒロイン・宇崎花役の大空 直美さん。
これまた序盤は、勢いはあるけど……といった感じでしたが、
役の性格変化もおさえていくことで、幅広い演技力を証明。

第5話のネタバレレビューを読む


あとは、CV.早見 沙織さんのトキめき四十路人妻ボイス。
どうもご馳走様でしたw


【音楽 3.5点】
劇伴はのどかな笛の音色などがバックグラウンドで、
日常やハプニングの下支えに徹する無難な構成。
たまに喫茶ジャズ、昼ドラ風味あり。

OPは鹿乃と宇崎ちゃん「なだめスかし Negotiation」
宇崎ちゃんのウザカワ・ハイテンションに合わせて
低めのテンションを目一杯高めた“VRアーティスト”鹿乃(かの)が
ゆる~いムードのボーカルで、トリッキーなメロディを乗りこなし、
軽快に韻を踏んでいく、中毒性の高い楽曲っス。

EDはYuNi「ココロノック」
本格派の“バーチャルシンガー”のピュアボーカルが、
乙女心をチョイ見せする良作バラード。

最近のバーチャル歌手ホント凄いですね♪
2020年代中のバーチャルじゃない方の紅白出場。
あると思います。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 38

74.1 3 2020年度の大学生アニメランキング3位
理系が恋に落ちたので証明してみた。(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (353)
1615人が棚に入れました
研究に情熱をそそぐ、理系女子と理系男子がもし恋に落ちたら?彩玉大学に通う理系大学院生の才女、氷室菖蒲は同じ研究室の雪村心夜に告白する。当然その「好き」に論理的根拠なんてない!しかし、理工学専攻として、「論理的に好きを証明できなければ、好きとは言えないし、理系としても失格!」その信念をもとに、2人は研究室のメンバーを巻き込んで「恋」の定義に関する証明実験を始める!?デート実験、好きの構成要素の解明、心拍数計測実験、ムード値の計測……。個性的過ぎる愛すべき理系たちが「恋」を論理的に証明する笑いありキュンキュンありの理系ラブコメディ!

声優・キャラクター
内田雄馬、雨宮天、原奈津子、大森日雅、福島潤、置鮎龍太郎、麻倉もも
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

面倒な奴だなあ

理系が恋愛を証明しようってお話し。完全に羨ましいくらいのバカップル。
実験とか言っていちゃつきたいだけじゃね?
見せつけられるほうの身になってほしいと思わず言いたくなる作品。
これで付き合ってないとか言われたら、怒髪冠を衝くぞ。

氷室菖蒲がただただ可愛いと感じた。最終話のデレっぷりが最高にたまらない。その他でもずっと可愛い。ポカポカするところとか。雪村にくっついて離れようとしないとことか。

以下はとりとめのない自分の思いやらを書いた。若干愚痴っぽい。まさに心理的リアクタンスの塊。

雪村心夜は性欲に負けないとか言うわりには奏に触ったり、デリカシーない発言したりと真の?理系とは言えないかなと勝手に思った。真の?女性苦手理系は女性は年下であっても必ず「さん」をつけて名前を呼び、触らない喋れないやぞ。勿論、性欲に負けることはない。というかそんな環境にそもそも身を置いていない。

理系って言っても純粋な物理とか数学とかじゃなくて情報科学で実学よりなのか。実学よりの奴って数式が美しいとか言ってるイメージが湧かないのだが。
なんでもかんでも数式とか定理に当てはめるのって割と物理学の考え方だよなあ。数式よりも心理学の話多かったな。あれってあくまでそういう傾向の人が多いっていう話で誰しもに当てはまるわけじゃないから、数学や物理学からかけ離れている。雪村の理系度高いのか低いのか、それとも極限まで突き抜けた照れ隠しなのか。僕は照れ隠しだと思ってる。

調べたところ、情報科学もがっつり数学を使うらしい。実態はよく知らないけど、女性少ないと思う。
女性が多いのって化学、生物あたりじゃない?あとは医療系。
情報なんたらは工学部な気がする。工学部で女性が多いのは建築くらい(多いとは言っても文系の学部と比べるとたかが知れている)でほかの学科は男祭り。うんざりだ。
この研究室は女性のほうが多いなんて見てると辛い。何故こんな気持ちになってしまうのか?もしかして真の理系とは言えないからか?
自分自身は理系だけども、物理学特に力学があまり好きではない。数学とか化学はそれなりに好きだけども。大学レベルの数学とかちんぷんかんぷん。だから、虎輔みたいに研究よく分からないエロゲ大好きみたいな奴に多少感情移入。

理系だと素数山手線ゲームとかするのが定番なのかあ。知らんかった。ベルトラン=チェビシェフの定理を証明したの読むのが面倒。
フェルマーの最終定理まさかのかぐや姫説。証明できたワイルズはかぐや姫と結婚できるじゃん。

揚力ってベルヌーイの定理みたいに有力な説はあっても未だにきちんと証明されていない。つまり、今のところ何で飛行機が飛ぶのか謎である。そう考えると結構怖い。そう思いません?

クマさんが研究とかで使う定義の説明をしてくれる。それなりに分かりやすい。オキシトシンの説明のとこは麻倉ももになんてこと言わせてんだと素直に思った。ネタバレレビューを読む

小倉唯がこれまでと違ってお姉さんキャラクターを演じるなんて感慨深いものがあった。最初、あの特徴的な声が少し抑えられていてびっくり。

埼玉大学が協力してあげているようだ。良いところですね。うはうはな理系大学生は


OP
PARADOX 雨宮天
ED
チューリングラブ feat.Sou ナナヲアカリ
PARADOXのShow me love? 証明Now!ってフレーズは割とお気に入り。雨宮天の歌声とポップなメロディーもたまらん。
チューリングラブも元気いっぱいなEDで好き。
どちらも歌詞に証明が入っていてかなり作品に寄せている。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
ある日、彩玉大学に通う理系大学院生の才女、氷室菖蒲は雪村心夜に告白する。だが、恋愛経験のない二人は、互いが本当に好きなのか不安で仕方ない。そこで、「一般性のある好きの条件」を見つけ、互いの気持ちを判定することにした。同じ研究室の後輩・奏があきれる中、雪村は氷室に「壁ドン」「顎クイ」「袖クル」などをしながら、氷室の心拍数を計ることで、恋のトキメキを定量的に計測しようとするが…。


1. 理系が恋に落ちたので解析してみた。
ある日、彩玉大学に通う理系大学院生の才女、氷室菖蒲は雪村心夜に告白する。だが、恋愛経験のない二人は、互いが本当に好きなのか不安で仕方ない。そこで、「一般性のある好きの条件」を見つけ、互いの気持ちを判定することにした。同じ研究室の後輩・奏があきれる中、雪村は氷室に「壁ドン」「顎クイ」「袖クル」などをしながら、氷室の心拍数を計ることで、恋のトキメキを定量的に計測しようとするが…。

2. 理系が恋に落ちたので実験してみた。
相手のことを「好き」かどうか証明するため、至近距離から氷室の頭を撫でながら、心拍数を計測する雪村。それを見ていた同じ池田研の先輩・棘田は、「対照実験」の必要性を説く。つまり、雪村がドキドキしているのは、相手が氷室だからなのか、それとも女なら誰でも興奮してしまうのかを証明するため、雪村は奏や棘田の頭も撫でることに…。一方、氷室は愛情を込めた料理の方がおいしいことを証明しようと調理をするが…。

3. 理系が恋に落ちたのでデートの計画を立ててみた。
池田研の後輩・虎輔が、最愛の藍香に対して総額22万円以上を費やし、毎晩藍香を抱きしめて寝ていることを知った氷室は、自分が雪村にメモ帳くらいしかプレゼントをあげたことがなく、雪村を抱きしめて寝たこともないと動揺し、客観的には「好き」とは言えないのではと不安になる。延々と「好き」を数値的に議論してばかりの雪村と氷室に、奏は二人でデートに行くことを提案するが…。

4. 理系が恋に落ちたのでデートしてみた。
理系らしく白衣でデート実験を始めようとする雪村と氷室。デートの観察と記録役で見守っていた奏は、服を買うよう突っ込むしかなかった。二人は、心拍数計兼血圧計、体温計を装備しながら、スマホアプリで随時「相手にドキッとした回数」「嬉しくなった回数」「安らいだ気持ちになった回数」「もやもやした回数」などを記録することに。そこに、氷室をナンパする男が現れ…!?

5. 理系が恋に落ちたので会議してみた。
今日は池田研メンバーが集まり、研究経過を発表する日。藍香を言い訳に論文を読まなかった虎輔に、池田教授は筋肉を膨張させてペンを粉砕する。一方、雪村と氷室は、先日のデートの結果を共同発表することに。どの場面で瞬間最高心拍数を記録したかを発表しながら、恥ずかしさに悶える二人に対し、池田教授は…。さらに、実験データを増やそうと、雪村と虎輔、棘田と虎輔のペアでも、バイタルデータを計ることになったのだが…。

6. 理系が恋に落ちたのでキスしてみた。
棘田に、恋愛的行為の一般条件は「相手とキスしたいかどうか」が大きな要素ではないかと言われ、氷室にキスをしようとする雪村。しかし、分度器で首の角度を測るような作業的なキスを氷室は嫌がる。観覧車の中のような良いムードだったら、キスをするのもアリかもと気づいた氷室は、雪村とともにムードを数値化した「ムード値」の定義式を見出した。果たして、ムード値が最も高い場所とは?そして二人はキスできるのか…!?

7. 理系が恋に落ちたので飲み会してみた。
前期課程が終了し、池田研究室では、各自食べ物を持ち込んで打ち上げを行うことに。「素数山手線ゲーム」などで盛り上がる中、酔っ払った氷室は雪村についあることをしてしまう…。そして奏まで酔っ払ってしまい…。一方、前回の総当りのキス実験およびムードの数値化で、研究は大きく前進したが、さらに多くのデータを集めるため、雪村たちはおとぎ話の『白雪姫』『シンデレラ』『鶴の恩返し』などを参考にしようとするが…。

8. 理系が恋に落ちたので好きの証拠を集めてみた。
夏休みの勉強会で、沖縄で研究発表を行うことになった雪村たち。夏合宿まで一ヶ月を切ったのに、未だ研究テーマが決まらない虎輔に、池田教授は「恋愛ゲームのトゥルーエンドを一瞬で見つけるアルゴリズムの研究」を提案する。一方、雪村と氷室は、好きな相手と触れ合うことで分泌されるホルモン「オキシトシン」に着目。唾液に含まれる分泌量を調べることで、触れた相手が好きかを判定しようと考え、早速スキンシップを始めることに…。

9. 理系が恋に落ちたので沖縄合宿行ってみた。
いよいよ夏合宿当日。しかし機内では、周囲の目も気にせず、氷室と密着しながら、唾液の採取を行う雪村の姿があった。それを、漫画家山本は不気味な笑みを浮かべながら観察していた。沖縄のビーチで、真夏の太陽に照らされた水着姿の雪村と氷室は、早速密着実験を始めようとする。しかし、せっかくなので「二人の人間が密着する時、密着面積が最大となるような体位」を求めることになり…。

10. 理系が恋に落ちたので研究発表してみた。
リゾートホテルの部屋で、氷室が夕日に染まる海に見とれていると、そこに雪村が「昼間できなかったことを、今やらねばならない」と部屋に入ってきて…。翌日、いよいよ大勢の前で研究発表を行うことに。虎輔は、恋愛ビジュアルノベルゲームに関する発表を堂々と行うが、他の教授から「その研究は誰の役に立つのか」と突っ込まれる。一方、雪村は氷室が見ている事も知らず、発表前にパニック状態の奏を抱き締めるのだった。

11. 理系が恋に落ちたので喧嘩してみた。
無事に発表を終えた奏だったが、戻ってくると雪村と氷室が喧嘩をしていた。発表前の奏の緊張をほぐそうと、雪村は奏を抱き締めたのだが、氷室は「最近雪村と密着実験ができていないのに」との嫉妬心から、つい厳しい言葉で雪村を非難してしまう。それに対し、雪村も「俺達は別に付き合ってる訳でも無いだろうが」と返してしまい、傷心の氷室はその場から走り去ってしまうのだった。それを見た山本は怪しくニヤリと笑っていた…。

12. 君に恋ができる事を証明してみた。
氷室が雪村にプレゼントした眼鏡ケースはなぜか粉々に砕けていて、ショックでその場から逃げ出した氷室。棘田は、氷室が階段で転んだ際に壊れた可能性を指摘するが、雪村は眼鏡ケースの質量、材質、落下時の高さなどから衝撃値を推測し、何者かが人為的に破壊したと結論づける。ようやく夜明けの橋で、裸足でひとりうずくまる氷室を見つけた雪村。果たして二人は仲直りできるのか。そして、恋を証明できるのか…!?

投稿 : 2025/01/04
♥ : 9
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

理系が文系に挑んだら、こんな素敵おもろいラブコメに(笑)

[文量→中盛り・内容→余談が本論系]

【総括】
ジャンルは、ラブコメ。ガチの理系男女が、互いに完全両思いのくせに、「好きとはなにか?」「私はあなたが好きなのか?」を理論立てて説明しようと奮闘する話。

頭が良いバカで、みんな素敵です(笑) OPも好きだな~。

かなり変わった設定なので、アニメをたくさん観てきた層にもウケそうな作品ですね♪


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
ネタバレレビューを読む

【余談~ あなたは文系? 理系? ~】
ネタバレレビューを読む


【各話感想(自分用メモ)】
ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/01/04
♥ : 30
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

理系あるある早く言いたい

原作未読


渋谷デートについて一言!

「そのまま東急百貨店本店を左手方面に向かい路地に迷いこめばOK!」


第4話あたりできつくなってきました。
遡ることあらすじ。好きになったので好意を定義し証明しようとするおバカな話。理由は理系だから。

共通のコミュニティで通じる“あるある”を飲み屋で悪ノリして大喜利大会始めるのに似てます。飲み放題の上限、二時間くらいでガスが切れることでしょう。
“あるある”繋がりでRGワンマン2Hを想像してみよう。もはや執行猶予なしの懲役2時間です。

「大喜利である」「RGライブである」仮説は証明できませんよ。だっておいら文系だもん。
ただし、つまんない理由は証明できるかもしれません。文系だけど。


ということでさっそく“ラブ”について。タイトルに“恋”使ってますんでね。
ラブストーリーとラブコメディ等“ラブ”が絡むネタで登場人物の心情への共感は肝です。ただこの作品は土台からしてそこで勝負してません。あくまでコミュニティで通じる“あるある”への共感となるわけで似て非なるもの。

 「惚れてまうやろ~」

な行動やセリフは残念ながらありません。ただし、

 「あ、それあるあるだわ」

な行動やセリフは満載です。

そうなると“ラブ”度数は一段下がってキャラの見た目勝負に移ります。かわいいとかかっこいいとかそんなとこ。イケボなんかも含んどきます。このへんは私専門外。
仮に見た目勝負も降りることになっちゃえばラブ度数をさらにもう一段下げて、

 笑えるか?

ギャグ振りしてればラブコメディの範疇には収まるでしょう。で、この作品ここがいけませんでした。
タイプ的に二つの方向性を辿ることができたと思うのですが…


■方向性其の一 ストイックに

中途半端なところで二人ともデレちゃうので流れが止まるんですよ。二人とも辛抱が足りません。
実験→失敗の途方もない繰り返しが理系の真骨頂でしょう。ストイックであればあるほどそこに常識とのギャップが生まれて笑いが生じるのに。せっかく“理系”という万人共有可能なパブリックイメージのある素材なのに活かせてないです。
“○○の定理”が意味する上澄み部分をかすめるに留まっていたため、結局のところ内輪の“あるある”的面白さの範囲を超えないのです。
内輪ウケも最初は仲間内の強固な結束を生みますが、持続可能か?と問われれば疑問符がつきます。ネタバレレビューを読む


■方向性其の二 名脇役を投入

本人たちの“ラブ”への向きあい方が無茶苦茶(笑)つまりラブポンコツで戦力として使えない分、ツッコミ役や道化役、狂言回し役が周囲にいないとアウト!
「いいからとっととくっつけよ」な視聴者の思いをかわして騙して目くらましてくれるほどの熱量が舞台役者には必要です。

同じ研究室の奏・棘田・虎輔らが主役の二人(雪村・氷室)にツッコめてません。操縦できてないと言い換えてもOK!マッチョ教授も役不足。みんな観察者もしくは並走する伴走者どまりなのです。福島潤の無駄使いですね。

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ふるいにかけてったら、どうやら自分のふるいの目が粗かったようで全部こぼれ落ちちゃいました、という私の結果です。

1段階  ラブでないのでキャラへの共感に薄い
2段階  見た目勝負は自分にはノーカン。皆さんいかがでしょうか?
3段階-1 ズレや違和感で生じる“笑い”ではなく内輪ウケなネタ
3段階-2 ツッコミ不在。狂言回しの不在。

別に素数山手線ゲームで盛り上がってもらって結構ですし、理系をアゲてるように見えてディスってるのもおもろいんですけど、きっちり主人公カップルを転がして欲しかったですね。
理系とか関係なく飲み会で盛り上がった“あるある”ネタもラストオーダー後のロスタイムいれて3時間弱が限度ということだったのでしょう。

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★とどめかも

三島由紀夫VS東大全共闘の公開討論の映像見たことあります?
立派な方を数多く輩出されてる最高学府ですが、むしろ鳩山由○夫がここ出身だったなという事実に納得できる映像になってます。
で、ここの学生たちのコミュニケーションの特徴が、

・意味不明な文言をぶつけて相手が言い淀んだらこっちの勝ち
・「ソースよろ」をぶつけ続けて相手が回答に窮したらこっちの勝ち

古代ギリシャにソフィストと呼ばれる人達がおりまして、
真理の探究よりも、いかに相手を論破するかということに力を注いだので、詭弁に陥る傾向が強かったという程度の低い連中です。国も傾きましたね。
わざと

 “コミュニケーション不全”

を起こしてマウントを取る行為。イラッとくるでしょ。主人公男にその気(け)があったのですよ。

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コミュニケーションの究極(と私が思ってる)恋愛行為と、コミュニケーション不全を狙ったかのような主人公らの行動が水と油に見えました。


ここから見えてきたこと。
ラブ要素を一切廃してみればこのジレンマも味あわずに済んだことでしょう。つまり“あるある”だけ楽しむという本作王道の堪能方法。


彼ら見てたら、作中では悪く描かれていたナンパ小僧のほうがまだ健全だと思いましたよ。拙いだけで女性に対しては一生懸命でしたもん。



※ネタバレ所感

■最終話について

ネタバレレビューを読む



視聴時期:2020年1月~3月 リアタイ

-----


2020.03.28 初稿
2020.10.13 修正

投稿 : 2025/01/04
♥ : 43

66.2 4 2020年度の大学生アニメランキング4位
宝石商リチャード氏の謎鑑定(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (167)
594人が棚に入れました
正義感の強い大学生・中田正義はある夜、酔っ払いに絡まれていた美貌の外国人・リチャードを助ける。彼が宝石商であることを知り、祖母が死ぬまで隠し持っていたいわくつきの指輪の鑑別を依頼した正義。リチャードの鑑別により明らかになったのは、彼女の過去、真実、そして想いだった。それをきっかけに、正義はリチャードが店主を務める銀座の宝石店「ジュエリー・エトランジェ」でアルバイトとして働くことになる。エトランジェに日々持ち込まれる様々な“謎"を紐解く中で、少しずつ変化していくリチャードと正義の関係性。 しかし2人には、それぞれ誰にも明かすことのない秘密があった―。

声優・キャラクター
櫻井孝宏、内田雄馬、花澤香菜、井口祐一
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

途中まで「ホモーやん」と思っていましたが、ギリで違って、最終話で、逆転「ホームラン」を打たれましたw

[文量→中盛り・内容→考察系]

【総括】
ジャンルは、ライトミステリー。

基本は1話完結で、様々な宝石に関わる謎を解いていきます。

出だしはなかなか良く、期待が持てましたが、中盤以降飽きがきます。しかも、(直接的な描写はありませんが)ホモーな感じもするし、途中で切る寸前までいきました。

でも、終盤にガッと盛り上がり、最終話を終え、「観て良かったな~」と思えました。

なんとか最後まで観てほしい作品ですね。シリーズを通した、伏線回収が美しい。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
ネタバレレビューを読む

【余談~ 実はちょっと、宝石に興味ありw ~】
ネタバレレビューを読む


【各話感想(自分用メモ)】
ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/01/04
♥ : 22
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

今観てる

3話までの感想ネタバレレビューを読む

5話までの感想ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/01/04
♥ : 8

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

宝石は輝く。誰かの想いを秘めて…

この作品の原作は未読ですが、香菜ちゃんが出演されると知り視聴を決めた作品です。
香菜ちゃんも今期は大活躍ですね。
「マギアレコード」「空挺ドラゴンズ」「うちタマ!?」にも出演されていましたから…


正義感の強い大学生・中田正義は
ある夜、酔っ払いに絡まれていた美貌の外国人・リチャードを助ける。

彼が宝石商であることを知り、祖母が死ぬまで隠し持っていた
いわくつきの指輪の鑑別を依頼した正義。
リチャードの鑑別により明らかになったのは、彼女の過去、真実、そして想いだった。

それをきっかけに、正義はリチャードが店主を務める銀座の宝石店
「ジュエリー・エトランジェ」でアルバイトとして働くくことになる。

エトランジェも日々持ち込まれる様々な"謎"を紐解く中で、
少しずつ変化していくリチャードと正義の関係性。
しかし2人には、それぞれ誰にも明かすことのできに秘密があった…。

美しき宝石商と正義感溢れる大学生が紡ぐ
ジュエル・ミステリー、開幕


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

この作品のアニメーション制作は朱夏…
これまで「デュラララ!!×2」や「夏目友人帳」などを手掛けてきた会社だけあって、作り込みがとても丁寧で好感の持てる作品に仕上がっていると思います。

宝石…こちらも私の普段の生活とは最も縁遠い存在なので、知識に関してもほぼ皆無…
私にとって宝石を一番身近に感じたのは、2017年秋アニメで放送された「宝石の国」を視聴した時くらいです。
ですが、この作品は宝石に対する知識が無くても十分に楽しめる内容だと思います。

この作品を視聴して思ったこと…
それは宝石を知ることは、その宝石の歴史を知ることと同義だということです。
それはどの地域で採掘されたのか…というところから始まり、何処を経由して今ここに存在しているのか…
これって宝石の歴史そのものだと思うんです。
だから宝石の種類で括ることは出来ても、一つひとつ全部違う顔を持っている…
それが宝石なんだと思いました。

宝石と言ってもその種類は沢山あるみたいですね。
「宝石のはなし」(1989年刊)では「宝石は約70種ほどあるとされるが、よく知られた宝石は20種程度である」と記述されており、wikiでは110種余の宝石が取り扱われているそうです。

希少価値の高いモノなので、個々の宝石の歴史の中には人間の欲望が渦巻いたモノがあるのかもしれません。
でも決してそんな石ばかりじゃない、という事をこの作品は教えてくれています。

ですが私が個人的に感銘を受けたのは、宝石自体よりそこに関わる人々の想いの方でした。
宝石が人から人の手ににわたる時、そこには明確な意思が存在するのですが、この作品で取り扱う物語は総じて優しいんです。
寧ろ、「石が勇気をくれる」そんな局面だってゼロじゃありませんでした。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、やなぎなぎさんの「宝石の生まれるとき」
エンディングテーマは、Da-iCEさんの「Only for you」
どちらもこの作品同様、優しさの感じられる楽曲です。
特にやなぎなぎさんの楽曲は聞き惚れてしまいました。

1クール全12話の物語でした。
作り込みの丁寧で優しい作品…萌える要素はありませんでしたが、作風が真面目なだけに無くて良かったと個人的には思っています。
しっかり堪能させて貰いました^^

投稿 : 2025/01/04
♥ : 19

75.6 5 2020年度の大学生アニメランキング5位
虚構推理(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (578)
2359人が棚に入れました
怪異"たちの知恵の神となり、日々“怪異"たちから寄せられるトラブルを解決している少女・岩永琴子が一目惚れした相手・桜川九郎は、“怪異"にさえ恐れられる男だった!?そんな普通ではない2人が、“怪異"たちの引き起こすミステリアスな事件に立ち向かう[恋愛×伝奇×ミステリ]!!2人に振りかかる奇想天外な事件と、その恋の行方は――!?

声優・キャラクター
鬼頭明里、宮野真守、福圓美里、上坂すみれ、浜田賢二、佐古真弓、下山吉光、本山かおり、塙真奈美、後藤ヒロキ、宮田幸季、前田玲奈、飛田展男、大南悠
ネタバレ

フリ-クス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

真相はマズいのでウソつきに極振りしたいと思います。

アニメ好きの方なら誰しも一本ぐらいは
  『個人的には好きなんだけど、ぱっとしないからおススメし難い』
という作品をお持ちなのではと思います。
(そんなもんねえよ、という方、ごめんしてくださいまし)

本作『虚構推理』は僕にとってまさしくそんな感じのアニメで、
  ほめるべきところは少なく、
  あのねお前ね、とセッキョ-したくなるところがやたらと多い。
  そのくせ、気になる。はっきり言って『好き』。
という、ダメ女にほれるバカ男的立ち位置で見ている作品であります。

まさかの二期開始ということで、
個人的にはとってもウレシイのでありますが、
おそらく、また『ぱっとしない』アニメになることが充分に予想されます。

  というか、
  カントクや制作会社にもモンダイがあるけれど、
  お話の構造的に『ぱっとさせにくい』作品なんですよね、これって。

  ストーリーがどうこうという以前の問題として、
  そもそも作品のタイトルからして、
  いわゆる『タイトル詐欺』みたいなものなんだもの。

  登場人物は誰も『推理』なんかしちゃあいません。

  じゃあ何をしているかというと、
  カンタンに、そして身もふたもない言い方をすると

                     ウソをつく。

  人間界ともののけたちの世界をまたにかけ、
  さまざまな事件を口先八丁で解決して回るという、
  言わば、うそつき『もののけ姫』のお話なのでありますよ。


ただし、ただ性格が悪いからウソをついているとか、
その場をしのぐために出まかせを並べ立てているわけではありません。
そこには、ちゃんとした『理由』みたいなものがあるわけで。


本作の主人公(ヒロイン)の岩永琴子は、
人間ではあるのですが、わけあって、
もののけ・妖怪の類の『知恵の神』みたいなことをしております。

人間界ともののけの間に起こる問題や疑問、
あるいは、もののけ間におこるトラブルなんかを解決する、
いわば『駆け込み寺』みたいな存在と考えていただければ、だいたい合ってます。

なにせ、もののけたちの『知恵の神』ですから、
現実の人間界で何が起こったのかという『真相』はすぐにわかります。
  といっても、
  琴子自身になにかものすごい能力があるというわけではなくて、
  事件現場の地縛霊に聞いたりするだけなんですが。

ただ、その明らかになった『真相』が、
事件解決のためにはいささか都合が悪いものだったりするわけです。

  あ~、これ、絶対アイツ納得しね~だろ~な~、とか、
  うわ、これ、明らかにしたら余計に話がややっこしくなるじゃん、
  みたいな感じですね。
  (まあ、リアルでもよくある話っちゃよくある話です)

というわけで『ウソをつく』。
と言っても、相手もその事件に関する情報をもっているわけですから、
思いつきとか出まかせではダメなわけです。

  きちんと下調べをしたうえで、
  相手に明らかになっている断片をつなぎ合わせ、
  辻褄を合わせつつ、
  相手が納得できるような『真相っぽいもの』を『デッチあげる』。

そういうのが、本作のキモというか、
やってることのほとんど全てなのであります。


新しいっちゃ新しいし、着眼点はすごくいいのと思うのです。
むかし流行ったシドニイ・シェルダン作品のように、
アクションとかではなく『知略』を楽しむタイプのお話ではあるまいかと。

  え? なんかフツーに面白そうじゃん。

なんて感じていただける方もいらっしゃるかと思います。
いや、確かに着想なり設定なり話の運びなりはすごく面白いんです。
ほんと、面白いっちゃ面白いんですが、
そういうお話の構成上、
どうしても『会話劇』が中心で絵面的に『ジミ』になっちゃうんですよね。

そういう原作をアニメ的に面白くするためには、
作画と演出に力を入れて視覚的に惹きつけるしかないんですが、
その作画と演出がブレブレで、
この際だからはっきり言っちゃうと『しょぼい』んです。

いやほんと、しょぼ過ぎて、人さまにおススメするのをためらうぐらい。

制作は、あたりはずれの落差が激しい、ブレインズ・ベース。
やるときはけっこうやる会社なんですが、
こっちはダメな方のブレインズ・ベースさんですね。

  力の入ったカットは、けっこう力が入ってます。  
  妖怪の類はおどろおどろしく描かれ、ちゃんと深夜アニメしているんです。
  ただ、そのテイストが安定しないんですよね。

  できそこないの『ゲゲゲの鬼太郎』や『ぽんぽこ』みたく、
  いやこれ深夜アニメじゃなくてジュニア向けアニメのテイストでしょ、
  とツッコミたくなるカット・演出が散見され、
  どこに焦点を当ててモノ作りをしているのか見当もつきません。

  もう、そこのあたりで世界観がぐりとぐら。

  作品の性質上、会話劇中心でアクションはほとんどないのですが、
  たまに出てくるそれは、
  なんかもう語りたくないな的なアレであり。

  唯一、第一話だけが『けっこう見られる』レベルなんですが、
  それは典型的な『第一話サギ』。
  そのイメージで続きを見ると、見事にうっちゃられてしまいます。


そして致命的なのが『話が長い』ということ。
(これ、他の方のレビュ-拝読してても、ほぼ共通意見かと)

第一期は全部で十二話。
その中で三つの事件を解決しているわけなのですが、
三話Aパ-トの途中から最終話である十二話のラストまで、
ほとんど10話分の尺をまるまる使って
『鋼人七瀬』という一つのお話をやっちゃってるわけです。

一話、二話と、ポンポンとリズムよく話が進んでいくので、
  お、このアニメ、けっこう面白いんじゃね、
なんて思っていた視聴者も、さすがに飽きたりドン引いたりするんですよね。
話そのものはよく練られていて面白いのですが、
いかんせん『長い』、そしてもちろん『テンポが悪い』。

  第七話のサブタイなんて「鋼人攻略戦準備」だもんなあ。
  『準備』で一話まるっとなんて、
  サブタイだけで視聴者が引くと思わんかったんか、おい。

そもそもメインの『鋼人七瀬』事件はそこまで重厚長大なお話でもなく、
話の合間合間に物語の設定解説みたいな話、
  ・琴子のパートナ-である九朗が不死になったヒミツ
  ・事件の裏にいる六花との関連性
みたいなものが差し込まれて、解決が引き延ばされていくわけです。

そういう
  時系列を入れ替え、
  少しずつ情報を出して全貌を明らかにしていく
という演出自体、古臭いし、そもそも意味がない、と拙は思います。

時系列をぐちゃぐちゃ入れ替えるのが『カッコいい』なんて、
いったい、いつの時代の感性なんだよ、とか強めに言ってもみたり。

  原作がどうなってるのかは読んでないのでわかりませんが、
  鋼人七瀬事件以前のできごとは
  アニオリのエピなどを加えて事前に数話かけて流してしまい、
  その分、七瀬をコンパクトでリズムよく進めた方が、
  視聴者も集中できて楽しい作品になったのではと愚考する次第です。


あと「ひどいなあ」と思うのが、OP・EDのカット割り。
曲自体はぜんぜん悪くないのですが、
流れている映像がひどすぎて、作品本編まで薄めちゃってる感じがいたします。

  そもそもOP映像というのは、
  その作品の世界観を簡潔かつ魅力的に語る『招待状』である『はず』なんですよね。
  (OP詐欺もままありますが、それは置いといて)

  ところがこの作品、OPをいくら眺めても、
  バラバラなカットがぐちゃぐちゃに並んでいるだけで、
  なにがやりたいアニメなのか、全然、これっぽっちもわかりんせん。

  EDなんかもっとひどくて、
  琴子と九朗が、ドレスとタキシードで踊っているだけ。

  お話が地味だからEDぐらい明るく華やかに、とでも思ったのでしょうが、
  本編の世界観ぶっちぎっていますし、
  そもそも『華やか』の具現がドレスとタキシードって……あんたは昭和のおっさんか。


というわけで、僕のおすすめ度は残念ながらBランクです。

お話は、ほんと面白いんです。
細部まで設定や伏線がほんとによく練られていますし、
オチも素晴らしいものなのですが、
いかんせん『アニメとしての完成度』はBクラスとしか言いようがなく。
胸を張って万人におすすめできるレベルにはありません。

  萌え成分はほとんどなきに等しく、
  血沸き肉躍るようなアクションなんて別の惑星の話ですし、
  目の覚めるような美しい映像なんて、1カットも存在いたしません。

  え゛、ジュニア向け? とか思ってしまうカットと、
  シリアスなカットが入り乱れて、
  作画や演出のテイストそのものが不安定な神様状態でもありますし。

  そして、一つのお話が長い。
  ムダに長い、あまりにも長い。長すぎて死にそう。


ただ、そういう作画や演出、シリーズ構成の『しょぼさ』も、
見慣れてくると、あまり気にならなくなってきます。
(少なくとも僕はそうでした)
しょぼさも味のうち、なんてモノすごい理屈で割り切ってしまえば、
それなりに楽しめる作品になってきます。
ネタバレレビューを読む

あと、基本『会話劇』が中心の作品なのですが、
その『会話』を成り立たせている役者さんのお芝居が、すごくいいんです。
これは一聴の価値アリではあるまいかと。

  琴子(ヒロイン)役      鬼頭明里さん
  九朗(パートナ―)役     宮野真守さん
  紗季(九朗の元恋人)役    福圓美里さん
  六花(九朗の従姉で黒幕)役  佐古真弓さん

映像がしょぼいので気がつかない方が多いかも知れませんが、
この四人が織りなすドラマ、お芝居としての完成度は『すごい』です。

泣いたり叫んだりわめいたりというシ-ンがほとんどなく、
全体的に抑え気味、適度に『間』をもたせた、淡々としたお芝居なんですね。
ですが、その淡々とした語り口調の中で、
その台詞の奥にある感情や心の『揺れ』『ひだ』みたいなものが、
ものの見事に表現されています。

  特に、紗季役を演じた福圓美里さん。
  作品の主要キャラではほぼ唯一の『一般人枠』であり、
  感情の波が一番大きい役どころなんですね。

  そこのところを、他の役者さんに合わせた抑え気味のお芝居で、
  時にコミカルに、時にシリアスに、そして時にはエモく、
  バランスをとりながらうまく演じきっています。

これぞ役者の真骨頂。叶うことならば舞台劇として謹聴したいレベルかと。

  あと、この四人の中で、佐古さんだけは事前に存じ上げなかったのですが、
  調べてみたところ、文学座に二十年も在籍し、
  外画吹き替えで数えきれないほど主演を張ってきたベテランさんなんですね。

  お父さんは、演劇集団円の設立から参加した、故・佐古正人さん。
  (血統書付きなんだ)

  佐古さんのおかげで、
  ヘタをしたら『アタマおかしい危ない女』にしかならなかった六花が、
  ミステリアスで思慮深い、そしてかなりヤバい、
  素晴らしくかっこいいキャラとして立ち上がりました。

  実を言うと、拙はこの六花さんが大のお気に入りで、
  六花さん目当てで二期を視聴するところが無きにしも非ずかと。
  (いえ、別に萌えちゃいませんが)


ほんと、ほめるところってそのぐらいかなあ……

最初に言ったように、僕的には『好き』な作品なんですが、
その『好きポイント』がけっこうマニアックなところに集中してるし、
欠点がすごくはっきりしているので、
どんなに推したところでダメな方にはまるっきりダメだと思います。
ムリ推しするような作品でもないですしね。

ちなみに、本作監督の後藤佳二さんって、
これまで六本のテレビアニメを監督されている方なんですが、
あにこれでの人気ランキング最高位は、
二十年前の監督デビュ-作『キディ・グレイド』で、3961位です。
それ以降、一度も4000位以内に入ったことがなく、
直近の監督作だった『エンドライド』(2016年)は7076位なんですね。

  もちろん、あにこれランキングがなんぼのもんじゃい、とも言えるし、
  アニメの評価って、監督『だけ』の責任じゃないわけですが、
  さすがに六本もやって、ギリ4000位以内が一本だけってのはなあ……。

  で、本作はなんと841位!(2023/01/09現在)

  これって、すごく申し訳ないんだけど、客観的に言って、
  カントクや制作の手柄じゃなくて、
  純粋に原作が面白いのと役者さんの力だと考えるのが妥当みたいな気がします。

  これはほんとうに100%拙の主観であり、
  誰かを貶めてやろうなんてつもりは全くありませんが、
  もうちょっとマトモにつくれば
  充分に300位以内が狙えるポテンシャルの作品だと思うんですよね。

  惜しい。もったいない。嗚呼口惜しや。


**************************************************************


ちなみに、二期も総作監が変わっただけで、
本作とまったく同じ制作スタッフでお送りすることになっております。

一話見たそす。いや、見たんだけどさあ……

 ・OP、相変わらず、何がしたいアニメなのか皆目わからず。
 ・本編開始から丸々三分、モブがぐだぐだと設定を説明するだけ。
  (番宣じゃなくて本編なんですよ?)
 ・バトル、激しょぼ。
  おまけにバトル中、モブが九朗の能力をぐだぐだ解説。

もちろん、会話にのっけて設定を説明するのは他でもやってますよ。
確かにやってはいるんだけどさ、
ここまで『あからさま』かつ『長い』かつ『つまらない』のは、
さすがにちょっと見たことないかなあ。

  というか、こんなに『これまでのおさらい』をするなら、
  サブタイに13話(一期からの通番)なんてつける意味、なくない?
  ちなみに、コンテも演出も監督本人なんだけど。

まあ、このあと雪女で悠木碧さんが出てくるみたいだから、
続きは2nd seasonのレビュ-にて。
もしも途中で心が折れて描くの挫折したら、ごめんしておくんなまし、

投稿 : 2025/01/04
♥ : 21
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

観終わった

5話までの感想ネタバレレビューを読む

6話感想ネタバレレビューを読む

8話までの感想ネタバレレビューを読む

9話感想ネタバレレビューを読む

10話感想ネタバレレビューを読む

総評(これだけ読めばいいかも)ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/01/04
♥ : 18
ネタバレ

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

アニメである必要性はどこに?

原作は城平京による小説
2012年に第12回本格ミステリ大賞で小説部門を受賞した
虚構推理 鋼人七瀬という作品
アニメはそこに後から作られた短編集のエピソードを
真ん中に挟み込むような形で構成されています

2015年には少年マガジンRにて漫画化され
講談社の漫画アプリマガポケでは
1日1話無料で読めるようになっており
私はこちらで漫画版を読みました
なので短編が先にきたのはちょっとびっくりしました
原作小説は未読です

城平京の作品がアニメ化されるのは2度目
最初にアニメ化されたのは
絶園のテンペスト
前半クール終盤の問答シーンはなかなか面白かったですが
終盤はアニオリ展開だったのもありますが
それ以外は全体的にいまいちというのが私の評価

でもって今回の作品のメインも
屁理屈をこねまわして押し問答するシーン
つまりは絶園のテンペストで一番面白かった部分に近い
ということはアニメにしても結構面白いのでは?と思っていました

しかしそんな期待に反して
アニメでやる必要性を感じないアニメとなってしまいました
その理由をいくつか挙げていきましょう

まず第一の理由は放送時期が悪かったこと
2020年の冬アニメは割と豊作でした
といっても単にその豊作の中に埋もれてしまったという話ではありません
問題は似たような題材のアニメが複数存在していたことです
噂が具現化して現実世界がピンチ!
って内容の作品がこの作品含めて3つもありました

そのうち一つはマギアレコード
分類としてはソシャゲアニメですが
その源流は人気アニメまどかマギカにあるので
アニメそのものの出来はともかく
知名度の段階でかなり不利な戦いです

もう一つが地獄少年花子君
こちらはおそらく知名度的には勝っているものの
主人公の声優が鬼頭明里で
妖怪たちにおひぃさまと呼ばれているとか
ネタバレレビューを読むとか
共通点が多すぎて・・・
まぁあかりんの両作品のヒロインの演じ分けは
なかなかに見事だったので
そこは評価してあげたいところではあります

見る前の予想としては
物理的な(魔法的な?)力で噂と戦う2作品に対して
ネタバレレビューを読むこの作品は
一線を画しているようにも思ったのですが
結局アニメーションとしては
ネタバレレビューを読む
まったく見ごたえを感じません

物語としての魅力はさておき
クライマックスがヴィジュアル的にいまいちというのが
アニメーションでやる必要性を感じない第二の理由
これなら漫画に朗読CDでもつけておけば
無駄にお金と時間をかけてアニメ化しなくてもいいのでは?
というのがアニメ版に対する率直な感想です

そして最後の理由が原作が評価された背景にあります
ミステリ作品における名探偵の役割は
殺人事件の裏に隠された真相を暴くことです
奇しくもこれまた同じクールのアニメであったID:INVADEDでも
それが題材の一つになっていました
しかし虚構推理における名探偵役の岩永琴子は
真実を見つけるのではなく虚構を作り上げることで事件を解決する
つまりはミステリのお約束というやつを逆手に取ることで
ミステリ作品としてのオリジナリティを作り出しています

ほかにもネタバレレビューを読むノックスの十戒やらヴァン・ダインの二十則やらを
意図的に違反しまくったうえで
それでいてしっかりとミステリとしての面白さを備えていることが
ミステリ界に新しい風を吹き入れた
というような受け止められ方をしています

つまりこの作品の原作は古典ミステリをひたすら味わってきた層にとって
面白い変わり種として評価されてるのですが
アニメというフィールドでは怪異が実在することなんて
ちっとも珍しくもありません
現に噂が実体化して人を襲うという部分だけで
同じクールで3本ネタ被りしてるくらいです

正統派ミステリがたくさんある中に
こういったアニメっぽいテイストの作品があるから面白いのであって
アニメっぽいからと実際にアニメにしてしまったら
それはもはや作品の長所でも何でもなくなってしまい
毎期おびただしい量放送されるアニメの中に埋没してしまうのも必然だったと言えましょう

虚構推理という作品自体は面白いと思います
しかしアニメならではの良さと言える部分が
動いてるおひぃさまの愛らしさとかあかりんの好演とか
そのくらいしか見当たらないのでは
わざわざアニメ化する必要あったのかな?
という評価にならざるを得ませんでした

おまけ:アニメ化で削られたエピソード
ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/01/04
♥ : 23

78.2 6 2020年度の大学生アニメランキング6位
ジョゼと虎と魚たち(アニメ映画)

2020年12月25日
★★★★☆ 4.0 (193)
800人が棚に入れました
趣味の絵と本と想像の中で、自分の世界を生きるジョゼ。幼いころから車椅子の彼女は、ある日、危うく坂道で転げ落ちそうになったところを、大学生の恒夫に助けられる。海洋生物学を専攻する恒夫は、メキシコにしか生息しない幻の魚の群れをいつかその目で見るという夢を追いかけながら、バイトに明け暮れる勤労学生。そんな恒夫にジョゼとふたりで暮らす祖母・チヅは、あるバイトを持ち掛ける。それはジョゼの注文を聞いて、彼女の相手をすること。しかしひねくれていて口が悪いジョゼは恒夫に辛辣に当たり、恒夫もジョゼに我慢することなく真っすぐにぶつかっていく。そんな中で見え隠れするそれぞれの心の内と、縮まっていくふたりの心の距離。その触れ合いの中で、ジョゼは意を決して夢見ていた外の世界へ恒夫と共に飛び出すことを決めるが……。

声優・キャラクター
中川大志、清原果耶、宮本侑芽、興津和幸、Lynn

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

深海少女ジョゼの解放と成長の軌跡。虎は苛政。魚は憧れ。(追記 原作読みました)

 ファンタジーかと思って敬遠していたのがちょっと悔やまれます。脚本も演出もテーマ性もすべてが高レベルの映画だったと思います。話としては昔ニコニコではやった「深海少女」を思い出しますね。ただ、深海少女よりも更に本作のヒロインは成長しました。

 ジョゼの自立といえば簡単ですが、心の動きが素晴らしいです。障碍者として箱入りで育てられた結果、我儘に外を恐れる何もできない人間に育てられました。
 主人公の出会いから心を開いて行くストーリーはありきたりと言えばありきたりですが、ここの人間の動き…心も含めてですが、非常に自然ですぐに感情移入できました。
 
 演出がいいですよね。猫が主人公に慣れて行く、部屋=内面を見せるタイミング。料理や図書館などできること=世界が広がる。服装で時間の経過も自然に描かれてました。車いすの轍(わだち)などを効果的に使っていたと思います。

 虎は苛政…過酷な社会の象徴でもあり、人間の心の一部でもあるのでしょう。事件事故のようなアクシデントももちろん含むでしょう。冒頭の男に押されたというのは命を狙われるとかの陰謀かと思ってたら結末で理由がわかります。そう…悪意がなくても、普通の生活が障碍者に牙をむく…それが最後にわかります。
 また、時折ひどいことをそれぞれの人間が言います。ひどいなあと思いながらも、虎が心の中にいるのが人間です。

 人魚と海への憧れ、あの部屋の様子。脚が不自由な人の実際の気持ちはわかりませんが、その内面について上手く描いていたなあと思います。
 自由に泳ぎ回る…外への憧れ。深海で一人になることで得られる安寧と暗い部屋と実際の外に出た海の広がりと「しょっぱい」という感覚。
 這って海に向かってゆくシーンで、醒めているようでもジョゼにも執念もこだわりもあるのがわかります。

 障碍者としての人生設計のむつかしさ。保護者がいないと夢も見られない現実もありました。海に向かって這いつくばるシーン。手が届くなら手を伸ばしたい。だけど、手が届かないというテーマと相まっていいシーンでした。

 主人公の手を借りて、というのも一つのポイントでしょう。海に行くのも砂浜を超えるのも、少し手を貸してあげれば子供の頃からの夢に手が届く。それでジョゼも笑えてましたね。

魚が弱い、あるいは人魚姫になっているのは、ひょっとしたら原作との差異なんでしょうか。海あるいは翼ですよね。この話なら。


 一方の主人公ですね。「あれ?不可抗力の『春琴抄』」という感じもありまいた。つまり事件のあとのこの段階で同じ立場にならないと、相互理解ができないのか、というストーリー展開になるのかなあ…と思いました。だとすれば陳腐だなあと思いましたが、そうにはならなかったですね。ジョゼが主人公を助ける。この成長が素晴らしかった。

 ジョゼの成長に胸が痛くなります。成長したからこそ我儘が言えない。主人公との別離の覚悟もあったでしょう。ただ、こうなったから2人は上手くいったんだと思います。

  実際の障碍者の現実はあまり気にすることはないでしょう。もちろんフィクションですから実際と違っていることはあるでしょう。言いたい事が伝わればいいと思います。
 障碍者という少数派ではあるけれど特別ではない「人」のストーリー。非常に感動的でした。「聲の形」は障碍のようで実際はコミニュケーションがテーマでしたが、本作は真正面ドストライクの障碍者を描いていました。
  それも感動ポルノ的な苦労話ではなく、自分と同じ障碍になろうとしている人間の夢を後押しして、本当の意味で対等な立場での恋愛が結論になるという素晴らしい話でした。

 婆さんはジョゼを思いやっているようで、実際は面倒で手間がかかると思っているのが何となく伝わってきますね。自立の助けをしないで囲い込む。我儘を受け入れ、危険だからと家から出さない。この婆さんがジョゼの成長を妨げていましたが、この婆さんと我々は同じことをしているのではないか?という点も注目点でしょう。
 自分が死んだ後の事も考えなかったんでしょうね。社会が手を伸ばしても、それを受け止めるだけの知識も覚悟もジョゼの側にはありませんでした。この婆さんの態度がジョゼの自立の最大の妨げでした。

 サブヒロインの女の子はわかりやすいし、ジョゼに対する態度で嫌な感じもありましたが、良かったですね。ジョゼを障碍とか関係なく、主人公をめぐるライバルだと認定したんでしょう。一番ジョゼを健常者・障碍者ということを分け隔てなく接していたのが、彼女でした。
 その彼女からすると障碍者というだけで、主人公を独占するのが許せなったんでしょうね。

 本作はすべてが高クオリティ―だったと思います。文学的でありながらも、アニメという媒体に合わせてわかりやすく…というと語弊があります。アニメという媒体の特性を生かして、演出や映像、小物などを上手くつかって、より受け取り手に何を考えればいいのか、という視点を沢山くれたと思います。

 素晴らしい作品でした。まあ、5点満点は安易なので、なるべくつけないようにと思っていた矢先にこの作品かあ。ストーリーとキャラは満点つけたいなあ。


 そうそう、原作も読みたい気がしますが、むしろサガンのほうを読みたいですね。何か象徴があるのでしょうか。



追記 原作読みました。

 原作を手に入れたので読みました。なお、サガンの「一年の後に」は絶版で5000円以上の値が付いていたのと、原作を読んだところ「ジョゼ」の名の意味性には「解放性」という意味しかなさそうなので保留ですね。

 結果的に原作と映画ではまったく違う意味と言えるし、ある意味共通性があるとも言えます。
 原作は、どうも結婚して家庭に入ることを「死」と捉えているようです。それを海底水族館の「魚」…おそらくガラスの枠で切り取られてゆらゆらと薄暗い空間に浮いている魚の様子を、アパートの一室で2人で日々を取り留めなく一緒に暮らす様子に見立てているようですね。

 障碍者=女の不自由とみている感じもありました。女を取ってジョゼを捨てた父親への愛着が捨てられないのは、不甲斐ないけど世界を広げてくれたのは父親でした。
 虎については、世間にある恐ろしいものに対して、好きな人と一緒なら立ち向かえる=本当の愛情という意味でしょうか。

 本作のお互いが生きる道を見つけて世界が広がる、というのはある意味原作の裏返しの結果です。が、障碍者でいること、女性でいること。主体性と世界の広がりがないセーフティーゾーンに幸せがあるのか、生きていると言えるのか、という意味では共通なのかもしれません。

 となると、本作のこの先にあるのが「魚」的な死かというと、そうではないと思います。なぜならジョゼは一人で生きる翼を手に入れたからです。そう…「虎」に立ち向かうことが一人でもできるということでしょう。つまり、2人の行先に何があるのかわかりませんが、現時点で2人は自分の「足で立っている」という意味です。ここに障碍者のモチーフが非常に効いていました。

 アニメ版があえてなのか、子供を意識したのかわかりませんが、性的なシーンをカットしたのは意味的に良かったかは考えたいところ。
 ジョゼが主人公を助けるモチベーションに愛情…というか生活とセックス=「依存的」なものがノイズになる可能性があるので、ジョゼの独り立ちの意味性を深くするには、いずれにせよ結ばれるシーンを入れるにしても結末近くでしょうね。そうなると、あまり効果的ではなくなるので、やっぱりセックスシーンは入れなくて正解だったかもしれません。

 原作については変な言い方ですけど、バブル直後、雇用機会均等法が1985年でプラザ合意と同じ年で社会が変わり始めた時代の感覚があります。本作は1987年ですね。これから社会が拡張してゆく雰囲気の中で、この原作に意味性はあったと思います。
 ただし、今現在、社会が停滞し閉塞感がある中の生きる道は意味合いが変わってきています。主人公が公務員になるのと、メキシコに魚を見る夢をもとめて努力して研究者にというマインドが全然違います。

 どちらも、いいと思いますが、今2022年に見るならやっぱりアニメ映画版ですね。これは同じモチーフを上手く換骨奪胎して、現代的にうまく昇華したと言えると思います。ジョゼというキャラ以外はほぼ別のストーリーなのに、原作を原作とクレジットした意図は、その時代の変化を言いたかったのかもしれません。
 
 ということで、書評ではないのでこれくらいにしておきますが、共通性はあって、まったく違うとはいいませんが…アニメ映画版は原作を裏から見た話です。そしてアニメ版の素晴らしさを再認識しました。両方触れるのがお勧めです。

 原作を上手くアップデートして現代の価値観に置き換えられた作品のビフォーアフターを見られたのは非常に良い体験でした。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 17
ネタバレ

テナ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

夢を諦めないで

海を添えた物語です。
恒夫には夢があります。
夢のために勉強を頑張り海外留学を目標に頑張っています。
そして彼は目標にしていた留学できる事になります。

ヒロインのジョゼは凄く我儘な女の子で助けてくれた恒夫を変態扱いしてお礼1つ言わない。
最初は私は、あぁ…このヒロイン合わないわ…って思いました…
ずっと捻くれていて当たりがキツくて、ジョゼのお世話を頼まれ始めたバイトの恒夫を無駄に正座させたり、畳の目を数えさせたり、嫌がらせばかり!
本当に何様?って感じ…

でも、物語が進むたび理由がわかりました。
彼女はお婆ちゃんと2人暮らし。
お婆ちゃんは外の世界は危ないからと彼女を外の世界に出してくれません。

何が危ないの?交通事故でしょうか?事件でしょうか?……いぇ違います。
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実は、私も人の冷たさは経験した事があります。
勿論、優しい方も暖かい方も居ることを知っていますが、実際そんな人ばかりではないのです。

子供の頃…小学生に上がりたてくらいの私は歩道で右足首を捻ってしまい激痛で立つ事が出来ませんでした。
痛くて上半身を立たせるだけで精一杯…激痛のあまり私は泣く事しか出来ず恥ずかしくもボロボロ泣きながら20分くらい歩道の真ん中で泣き続けました。
道行く人は、そんな私を見ながら私を避けていきます。

立ち止まる人がいても声を掛けて貰えず手を差し伸べてくれる人さえ居ませんでした。
この時は本当に人が冷たく感じました。
今は沢山の方に助け支えられて生きて来たで、暖かい人がいる事が判りますが、ジョゼもそんな気持ちだったんじゃないかな?

こんな世界しか知らなければ我儘になっちゃうかもしれません。
それを考えるとお婆ちゃんも心配で外には出せなくて…でも、そんな生活はジョゼには窮屈でしかなくて…

そんな中、恒夫はジョゼが海が好きなことを知り海を始め沢山の場所へ連れ出してくれます。

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それだけ彼女は狭い場所で生きて来たのかもしれません。

そんなある日…

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そんな中、ジョゼは恒夫の最後の仕事として海に一緒に行くのですが……
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この作品で私が一番好きになったのは、バイト先の後輩の舞
彼女は恒夫が好きでずっと見てきた。
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舞は自分を「良い女だから」って言うけど本当にその通り!
彼女の気持ちの強さや勇気が凄く伝わる。
本当に恒夫が好きだから選べた選択肢だと思います。
世の中、これはチャンスだと考える人もいると思う。
それも間違いじゃないって思う。

でも……
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本当に良い女ですよ。

そして、同じバイトの同僚の隼人
こいつはチャラチャラしてて女の子ばかり追いかけてる奴なんですが、周りをしっかり見ていて、いつだって恒夫の味方であり、周りの頑張りに一早く気づいてサポートしてくれる本当に良い奴なんです。
恒夫とジョゼは本当に周りに恵まれてると感じます^ ^

話を戻して。
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「あぁ!また足が!」って私は心で叫んじゃったけど2人は怪我なくて安心しました。
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この作品は夢が題材となってるみたいです。

物語で起きる展開は結構リアルに感じられました。
1つ例えを出すと、夢の為に頑張っていたのにこんな形で夢を諦めかけてしまいそうになる恒夫。
この辺りは本当にありそうだと思いました。

でも、そんな絶望の中でも夢を支えてくれる人達が周りに居て自分のことの様に応援して支えてくれる人達がいる。
そこに希望がある気がしました。

夢って時に応援して貰えなかったり否定されたり、自分では、どうしようもない壁を超えられずに立ち止まってしまう人もいると思う。
そんな救いの無い現実でも、きっと周りの人に助けてくれる人もいるよ。って事なのかな?って考えてみたり^ ^

恒夫には夢が有って、だからジョゼの夢も応援したくて、恒夫は夢を失いかけて、それをジョゼの夢が救う。
素敵な連鎖です。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 29

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

12月25日ロードショーってクリスマスに映画デート中のカップルを地獄に叩き落す気なのか!?と思いきやジョゼの可愛さに全大阪人が泣いた!?

1984年、つまり36年も前の田辺聖子の短篇小説が原作
2003年、つまり17年前にも犬童一心監督の手で実写映画が制作されました
『ノラガミ』のタムラコータロー監督、アニメは初となる桑村さや香の脚本、『たまゆら』や『リトバス』のハルコミンさんこと飯塚晴子のキャラデ総作監、別にアクションアニメじゃないけど(笑)ボンズ制作で98分


舞台は現代の大阪
大学で海洋生物学を専攻する22歳の学生、鈴川恒夫
趣味はダイビングで幻の魚と言われるクラリオンエンゼルを間近で観るという夢を持ち、メキシコ留学をする為のアルバイトと勉学に追われる日々を過ごしていた
ある夜の帰り道、坂道を猛スピードで暴走する車椅子に乗った女の子、山村クミ子を助ける
クミ子は先天性の下半身不随で祖母と二人暮らし
祖母はクミ子に対してやや過保護な面がありつつも、健常者社会の厳しさから孫を守っていた
金に困っていた恒夫はアルバイトを紹介する、という態で祖母からクミ子の世話を依頼される
クミ子は愛読するフランソワーズ・サガンの登場人物から「ジョゼ」と自分を呼ぶように恒夫に言った
ジョゼは不信感の拭えない恒夫に対しキツイ物言いで接し、無理難題な我侭ばかりを押し付ける
渋々とジョゼの我侭に付き合っていた恒夫だが、彼女が家の外にほとんど出た事が無く、そしてまた絵を描くのが趣味であるという事を知るとジョゼの“散歩”に積極的に付き添う様になっていき、次第にジョゼも恒夫に心を開き始めるのだった…


























原作や実写版を知らないまっさらな気持ちで観られる方にはストレートに“純愛映画”としてオススメします
原作や実写版はもっとエロティシズム溢れる内容でしてw
キャラの設定からして全然違うし、中盤以降は今作の完全オリジナルで全く別の作品と思っていただいて結構です


ですが、ややペシミズムの残る原作の終わり方や、恒夫とジョゼが道を分かつ事を決意する実写版のラストを知っていると、今作はハッピーエンドなのか!?バットエンドなのか!?というのがどうしても気になるところでしょう


ですがそんな論争は最早無意味であることを今作は教えてくれました


まず誤解しないで欲しいのですが、この映画のヒロインが車椅子生活者で舞台が現代、ということでハンディキャップのあるジョゼが可哀想…等という安い同情を求める映画では決してありません


そもそも原作、実写版共にハンデを背負ったジョゼと暮らすことは社会的には後ろめたい事、とネガティブに捉えているのですが、今やその価値観は遠く古臭い考え方であり2020年では到底通用しません


原作は社会から隔絶されたとしても自分達なりの幸せを見つければ良いというスローライフの賛歌であり、
実写版はハンデを背負ったジョゼを若者の恒夫が支えるという事の責任の重さを描いていて、
それぞれが別のテーマを扱っています


そして今作は前者どちらとも違い、ハンデのあるジョゼが外の世界に出て行く伸び代よりも、何不自由なく暮らしてきた健常者の方が遥かに心が折れやすいし脆い…という部分がテーマになっています


確かに序盤では道すがらでジョゼに冷たく当たる通行人が登場したりしますが、それはジョゼが車椅子だからではなくオドオドして佇んでいたからです
健常者だろう誰だろうと、突然すれ違い様に舌打ちされたり、逆ギレで捲くし立てられたら竦んでしまいます
ですので序盤のシークエンスはハンデを背負った辛さというより、社会の生き辛さそのものを描写する場面と捉えることが出来ます


根本的なテーマが違うので原作や実写版とは直接比較出来るものでは無いのです


特に大きな改変を感じる部分は登場人物が総じて清々しい人達として描かれているところですね
恒夫のバイト仲間が恒夫の夢を応援してくれてたり、ジョゼに理解者となってくれる友達が出来たりと、前述の通行人のくだりで社会の冷たさを描写しつつも、人間そのものの優しさが描かれている点は原作や実写版には無い部分です
特にジョゼのおばあちゃんはジョゼの存在に後ろめたさを感じていた原作や実写版のキャラから、ジョゼの成長を温かく見守るキャラに改変されていてだいぶ違います


そして恒夫は原作や実写版のモラトリアムを持て余す学生ではなく、夢の為に努力を続ける苦労人
結果として今作はジョゼやジョゼの背負ったハンデの話なのではなく、恒夫やジョゼが抱く“夢”をお互いで支え合う事の尊さが主軸になっているのです


ですからまあデートムービーではありますが老若男女問わずオススメしたい青春映画なのです、今作は


また逆に原作や実写版をリスペクトしてか、部分的に取り入れられた要素もあります
踏み切りの前で海に行きたいと言い出したジョゼが「おっぱい触ったゆうてクビにしたる」と恒夫を脅すくだりは原作や実写版では本当にジョゼにセクハラを働く迷惑人が登場した事へのオマージュでしょう
今作ではそこまでクズな人物は登場しませんので安心して観て下さいw


また原作や実写版との分岐点になるシークエンスが2回ほどあるのでこれらを知ってる僕にとっては、ココでこの映画終わってしまうのか!?っていうドキドキが味わえたのでそれもまた面白かったポイントです
新海誠作品を観すぎて『君の名は。』で「なんでもないや」が流れた瞬間、この映画ぁ…終わったぁ…と早合点したのを思い出しましたわw


さてだいぶ長くなってしまいましたが最後にコレだけは言いたい!
細かい御託は抜きにしても今作、“兎にも角にもジョゼが可愛い!!!”


オシャレな見た目に反して辛辣な口調のギャップ、外の世界にキラキラと目を輝かせるところ、大口を叩く割にコミュ障気味なところ、ややオーバーなリアクションなど、ジョゼのヒロインとしての魅力はかなり丁寧に描かれています
これを実写でやるとだいぶ大袈裟になってしまいますがアニメならではの魅力の伝え方が出来ている部分だと感じました
またリアリティのある可愛さ、現実社会を舞台にしているだけあってその距離感を縮める演出としてジョゼの髪型が劇中で5パターンも出てきます
髪型が変わるってアニメとしては逆に手間の掛かる事なので監督のコダワリが感じられました
特にボブカットになったジョゼはおばあちゃんの面影を感じられるようにと、ハルコミンさんのコダワリがあるようです


個人的には手作りのスケボーに乗ってるシークエンスが最高でしたw


あとまあコレはどうでもいい話なのですが、今は僕も右足の骨が折れて足を引き摺りながらのリハビリ生活中なので、ジョゼの「健常者にはわからん…」って台詞が刺さりました;

投稿 : 2025/01/04
♥ : 18

63.8 7 2020年度の大学生アニメランキング7位
なつなぐ! (TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (60)
184人が棚に入れました
「なつなぐ!」は、2016年に発生した熊本地震以降、熊本県が展開している復興プロモーションの一環として制作されるアニメで、自治体が1クール全12話のアニメ作品を制作し地上波で放送する初めての作品。監督の本多康之さん、プロデューサーの福留俊さん、脚本のどめしさんら主要スタッフには熊本県出身者が名を連ね、またメインキャストにも千葉いずみ役の青山吉能さんら、熊本県出身者が起用される。テレビ放送のほか、アプリでの無料配信も予定されている。

声優・キャラクター
橋本愛、青山吉能、千葉繁

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

熊本県を舞台とした「オール熊本アニメ」

この作品は熊本県が2016年に発生した熊本地震の復興プロモーションの一環として制作しました。
メインスタッフ、メインキャストも熊本県出身者が起用された「オール熊本アニメ」です。
完走してwikiをチラ見した際に知ったのですが、自治体制作のアニメを地上波で1クール放送するのは初めてなんだそうです。
しかも地元だけじゃなくTOKYO MXで視聴できたのが凄い…
もしTOKYO MXで放送されなかったら私も手の届かなかった作品でしたから…

この作品は東京に住む大学生の夏奈が、熊本地震で連絡が取れなくなった友人を捜すために熊本を訪れ、地元の中学生のいずみをはじめとする情に厚く個性豊かな人々と出会い、大切なことに気付いていく作品です。

最初は会いに行く以外にも友人の消息を探す手段があるのでは…?
と思いましたが、この考えは完全に甘かったです。

地震や津波が私たちにどんな疵痕を残すか、東日本大震災の時に思い知ったばかりなのに…
一瞬で全てを奪い取っていく光景を何度も見てきた筈なのに…
まっさらでなに一つ亡くなった景色を忘れた訳ではありません。
だから、何をするにも普通では足りなくて、いつも以上、1歩も2歩も足を前に出さなきゃ何一つ届かないんです。

また、建築基準法の地震力算定に必要な係数に「地域係数」があります。
これは「地震が普通に発生しやすい地域」の係数を1.0とし、以下、「相対的に地震が発生しにくいと思われる地域」を 0.9~0.7の係数とし、地域ごとに定められた地震係数に基づき設計地震力を低減できる係数です。
熊本県は「相対的に地震が発生しにくいと思われる地域」として0.9~0.8の係数が国交省の告示で定められています。
それにも関わらずあの規模の地震が発生したのですから…

だから昔の住所一つ握りしめて熊本まで動いた夏奈は偉いと思います。
ですが震災の影響を加味しなくても一手しか手が無い状況で動くのは明らかにリスクが高いのは事実です。
現に知っていた住所は空き地になっていましたから…

本来ならここで詰むんです。
ここで詰んで終わりなんです。
この作品の最大の魅力はここで終わらないこと…
そしてここから熊本県人の県民性が最大限発揮されて物語が動いていきます。

見ず知らずの人にも優しく接するだけじゃなく、懇切丁寧に面倒まで見てくれるんですから…
首都圏でなら同じ状況は決して起こらないと思います。

娘が見知ったばかりの女の子を連れてきた次の瞬間…
その親父さんはとっておきのお酒を夏奈に笑いながら振る舞っているんです。
こんな温かい話…そうお目にかかれる代物ではありません。
もちろん、震災を経験した影響もゼロでは無いと思いますけれど…

この作品を視聴して思ったこと…
それは、糸が切れても終わりじゃないということ。
本当の終わりは、終わったと思って諦めて止まってしまうこと。
切れたと思ってもその先に進めば糸口を見つけてを手繰り寄せられるかもしれないから…

熊本県の復興に向けた気合いの感じられる作品…
そして復興云々を差し引いても純粋に心の震える作品だったと思います。

主人公が声優初挑戦だからとか、演技がどうだとかそんなのこの作品に限っては一切関係ない…
これがオール熊本の本気だと感じました。

主題歌は合計4曲使用されましたが、個人的にはメインで使われたRioさんの「Camellia」が最も心に染み入る楽曲だったと思います。

1クール全12話の5分枠の物語でした。
物語のラストに「皆さんの応援・ご声援ありがとうございます。創造的復興へ、熊本はこれからも進み続けます。 熊本県」のテロップが印象的でした。
そうすると、尚更このコロナウイルスの影響は大きいですね^^;
腰の据わったとても良い作品を堪能させて頂きました。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 17

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

伝えたい言葉がある

序盤 そういう

中盤 あぁ

終盤 なるほど

この話は熊本にいる友達に会いに行く女の子の話
ジャンルは熊本・地震・ほのぼの
5分アニメで全12話なので1時間もないですが見てもいいかなと思う作品でした。もちろんた1時間未満で開ける展開なんてそうそうないですし、短い作品をさらに12分割しているわけですから一話一話が非常に薄く感じます。「まだそこかよ」状態に陥るかもしれません。ですがこの作品は熊本地震に復興プロジェクトとして発足したものです。テーマが悪いわけありません。(ここでテーマがクソだったら私は熊本を一生批判します。)
序盤から展開がありますが導入が雑であるわけではありません。中盤も展開していきますが、中盤は正直展開は少ないです。ほのぼのとした要素が多いです。終盤は綺麗に着地していました。テーマをちゃんと持ったうえで物語を成立させていたのですから脚本をかいたどめしさんはすごいと思います
テーマはとても素晴らしいです。伝えたいことをちゃんと伝えるということは案外難しいものです。機会やタイミングや自身の心によって伝えられないことが多いです。それでも相手とつながりたいから思いを、言葉を伝えるのでしょう。夏奈は繋ぐ。タイトルはその略称なのではないでしょうか

主要スタッフは全員熊本出身だそうですね
総監督は本多康之さん。
シリーズ構成・脚本はどめしさん。
キャラデザは上薗隆浩さん。
劇伴はDAIJIRO NOZAWAさん。
アニメ制作はIMAGICA Lab.さん。

作画はちょっと微妙でした。背景は丁寧でしたが、動きはちょっとかくかくしてたかなという印象です。
主題歌はINSPRDIAさん作詞作編曲、Rioさん歌唱の「Camellia」
声優さんは全員熊本県出身だそうですね

総合評価 暇なら見たほうが良い作品

投稿 : 2025/01/04
♥ : 11

snow さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

オール熊本って<41>

熊本県制作のアニメで自治体制作のアニメが地上波1クール放送されるのは初だとか。
メインスタッフやメインキャストは熊本県出身者を起用ってなことをやってるせいか、話は薄く印象には残らない。
低予算をポップアート調の塗りでごまかせるかという部分にやや興味を惹かれたけど、序盤からまず線がヘボ目だし色彩設計も徹底を欠いており、せいぜい部分的にわたせせいぞう風にできたカットもあったかってなところ。
この低調な作品が復興の足しになるのでありましょうか、地域アピールという点でも八十亀ちゃんの足元にも及んでいない印象でした。

ちょっと何もなさすぎじゃないか<40>
2話まで視聴。
家がないから途方にくれて、警察あったから入って聞いても判るわけないし、判っても教えられないってとこから、何故かポリさんと一緒に役場に聞きに行って同じ結論。
熊本の風景いれたら内容はどーでもいい日活ロマンポルノ方式?
尺を無駄にする作品が面白くなる期待はほぼないけど、まあショートなのでもうちょっと。

復興の足しになるのかな<50>
1話視聴。
影をつけないパステルカラーベタ塗りのポップアート調作画。背景もポップアート調じゃないと兼ね合いが悪いとEDの最後を見て思ったとさ。
話は全然導入部のみだったのでこれからやね。熊本ご当地感もまだ黒糖ドーナッツくらいかな。そして地元企業CMが流れるわけでもなく。
駅前で親切そうに強引に車に乗ってけってされるのって海外だとマジやばですね。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 4

59.1 8 2020年度の大学生アニメランキング8位
number24(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★☆☆ 2.9 (46)
134人が棚に入れました
柚木夏紗はラグビー部のエースと期待されて大学に入ったが、とある事情からラグビーができなくなってしまう。ラグビーを辞めた先輩・上丘伊吹。夏紗を疎ましく思う後輩・都留靖也と、反対に夏紗に憧れ追いかけてきた後輩・真白優。幼馴染みの親友・真行寺清一郎。かつてのチームメイトと関西大学ラグビーのリーグ戦を戦っていくオリジナルラグビーアニメ!

声優・キャラクター
河西健吾、鈴木崚汰、柳田淳一、小松昌平、村瀬歩、田所陽向、立花慎之介、古川慎、興津和幸、児玉卓也、天﨑滉平、市川蒼、小野将夢、村島慎之介、九埜りゅうま、谷口淳志、梶原岳人、矢野奨吾、井上雄貴、熊谷健太郎、神原大地、小林正典、石狩勇気、千葉瑞己、葉山雄太、斉藤壮馬、石川界人
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

ラグビーアニメをお探しですか? え? いや、こちらはラグビー部を舞台にした男(イケメン)達の日常系アニメですけど、なにか?(苦笑)

[文量→中盛り・内容→酷評系]

【総括】
ということで、あんまりラグビーしません(苦笑)

これ、ラグビーW杯の前の方がまだ受け入れられたんじゃ? あのW杯の熱い試合みたら、「ラグビーなめんなよ(怒)」ってなりますよね、にわかファンでも。

まあ、そんなアニメですよ。直接的なものはないけど、ややBLです。

《以下ネタバレ》

【視聴断念(8話まで)】
ネタバレレビューを読む


【各話感想(自分用メモ)】
ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/01/04
♥ : 17

にく さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

女性限定!ラグビー系アニメ!

トライナイツに比べると大分いいです。見てられます。
しょっぱなから女性向けなのは分かるので嫌な人はそもそも見ないでしょう。

自分は男なのですが、女性向けのやつも中には面白いのがあるので期待して見てますが、内容もわりと女性向けに偏っていて、ラグビーに関しても、男性同士の会話にしても不自然さがあります。

特に自分がダメだったのが主人公の言葉の言い回しがいかにも女性が書いた感じがして痒くなってくる!女性向けだからといってしまえばそこまでなんですが、なんだろ、ラグビーを題材にしたり、所々男くささを取り入れてるからなのか、捨てきれてない感じ?完全にアイドリッシュ系にしちゃえばよかったのに、って思う。なので主人公の言い回しが寒いし、そういう思考は絶対男はしないし、男にしゃべらせようとしてる所が余計寒い。毒舌?でまくしたてる内容が毎回、違和感タイム来たって思ってしまう。

ラグビーに関しては、全然やってないって書いている方が多いですが、意外とやってるほうだと思います。内容は粗が目立ちますが、、にわかが見ても、え? っていうのは確かにあるw
けど話の全てがラグビーに関しての内容ですし。

自分の感想としてはこんな感じです。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 2

徳寿丸 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

大学ラグビーを舞台にヒロイン男子登場(笑)

オリジナル作品?(2020.6)
精悍な男達が体ひとつでぶつかりあうラグビーを舞台にゆるーーーくBL要素を含みつつ展開される青春群像劇(いやそこまでではないな、まぁよくある部活内のごたごた)。個人的にはラグビーボールの回転とかキックの姿とか割とちゃんと形になってるかなぁと。マイナーなラグビーモノのアニメだと「AII OUT」とワンギリした名前も覚えてない高校ラグビーモノ以来かな。
自分はゆり系もダメだしBLなんてちょっとハードル高すぎなんだけどこれはそこまでじゃないです。ほっぺつねるとかやたら手を触るとか、男共の温泉回とかそのまま女子ラグビー部ぐらいの感覚で見てました。いや女子だろ、この人達(笑)。だってかわいいんですよ(爆)。あぁ、一応女子マネいるんですけどね、超空気。そして女の子に間違えられるような子が男共の中に入ってるとか・・・ちょっと怖いんですけど・・・。
割と変な人気でないかな、この作品。


私のツボ:EDの保育園の学芸会のフォトショット・・・あれは可愛すぎる(笑)

投稿 : 2025/01/04
♥ : 5

62.7 9 2020年度の大学生アニメランキング9位
アルゴナビス from BanG Dream!(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (35)
134人が棚に入れました
北海道、函館。ヨーロッパと日本文化が融合した、華やかな建物が並ぶ街――この街で僕たちは出会い、ぶつかりあい、そして輝く大ステージへと運命の船を漕ぎ出していく。やがてこの歌が運命だったと気づく。

声優・キャラクター
伊藤昌弘、日向大輔、前田誠二、森嶋秀太、橋本祥平、小笠原仁、橋本真一、真野拓実、秋谷啓斗、宮内告典、宮内敦士、佐藤拓也

スィースィーレモン さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

もっと評価されるべき!!ツッコミながら見るアニメ!

物語の感想 
 大真面目に夢へとひたすら頑張っているのですが、冷静に考えるとアレ?と思う部分があり、そのままゴリ押しで進むことが多々あります。シュールで楽しいです。b級映画が好きな方には特におすすめしたいです。

キャラたちの感想
 キャラ達も序盤は自信がないため、目立つ行動が少ないです。
 しかし、ライバルバンドが出てくるあたりから、アルゴナビスのメンバーたちは自信が出てきたのか、本当の自分を出すようになり、奇行が目立つようになります。
 だが、登場人物の中にツッコミキャラが少ないため、視聴している私達が突っ込むしかありません。視聴したならば、頑張って捌き切りましょう。

さらに楽しむためのポイント!
 DAIGOのツイートを見ることをお勧めします。DAIGOが自分の経験を元にアルゴナビスの感想を述べてくれます。ホッコリすることもあれば、DAIGOの経験が凄すぎてアルゴナビスの話が小さくなることもたまにあります。
 また、北川景子といっしょにアルゴナビスを見ていることを考えると、それだけで面白いです。
 もしアルゴナビスを見るならば、金曜25時20分からのDAIGOのツイートと共に見ることをお勧めします。

函館市民だった方には特におすすめ!
 アルゴナビスのキャラのプロフィールを見れば、わかるのですが、好物がほとんど、函館名物を使っています。懐かしい気持ちになりますよ。
 また、函館にいる間、毎話かならず、ラッキーピエロが出てくるので、企業側の意図を読み解くのも楽しいかもしれません。
 企業側の意図云々は置いといて、函館市民だったなら、一度は行ったことがある場所がTVに映るので、一見の価値ありです!

投稿 : 2025/01/04
♥ : 1

pikotan さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

本家バンドリとは大違い

バンドリは好きな作品なので、函館を舞台にした男性版が作られると知ったときは地元北海道ということもあり期待したのですが、私の好みではありませんでした。

本家バンドリは女子高生でシリアスな中にも割とキャッキャウフフした部分がありますが、アルゴナビスは大学生でプロを目指しているためなのか、登場人物の関係性にギスギスした面があり物語が終始暗いです。
またアルゴナビスメンバー自身の過去の出来事や実家の設定が不幸で、物語を盛り上げるためとは思いますがやりすぎに感じます。
2019年に星合の空という作品がありましたがあちらも同じで、部活のテニスが盛り上がってきたところに不幸話をぶち込んでくるから、個人的にはテンションガタ落ちでした。
アルゴナビスも全く同じでバンド活動メインで物語を作って欲しかったですね。

キャラクターではギターの結人にイライラさせられました。
普段は自分がバンドを引っ張って行くようなことを言っておきながら、肝心な場面では過去のしがらみもあってか尻込みしてしまうヘタレっぷり。
それから人気バンドとして登場するギャラクシアのボーカル那由多も王様気質でワガママ、面倒くさい奴でした。
アルゴナビスのために行動してくれることもあり、根っから悪い奴では無さそうですがあの性格はいただけません。

結末もスッキリしません。
アルゴナビスメジャーデビューの話は?
交通事故で倒れたドラムの万浬は復活する?
色々と謎のままです。
これは2期をやるつもりなのでしょうか。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 5

ねるる さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

歌は良いけど、物語が薄い作品

~あらすじ~
幼い頃に憧れたライブステージを忘れられずに孤独に過ごす主人公の元に、運命的な出会いが訪れバンド「Argonavis」を組むことになった。仲間たちと大きな夢に向かって、船を漕ぎ出す物語。

全編3DCG作品。
バンドリシリーズ初めまして。何の前知識も無いまま視聴開始。

正直主人公補正凄いなーという印象。

どんどん大きなステージに進んでいくけど、それに見合う努力や葛藤などがあまり感じられなかったので、淡々としていてなんだか退屈でした。
それなりにメンバー各々の葛藤は、作品のネタには出てくるけど、あっさりしすぎてて全然感情移入出来ませでした。キャラクターに愛着が全く湧かなかった。

良かった点として、作品内に出てくる楽曲は素晴らしかった。歌が良かった。OPも挿入歌も揃って良かった。

この作品の最大の特徴でもありますが、バンドのキャラクター担当声優が実際に楽器を演奏し、歌うということで、かなり歌唱レベル高いんだなーと思いながら見ていました。

正直歌は良かったけど、声優としてはちょっとなと思うキャラもちらほらいたので若干のストレスを感じながら見ていました。
いろんな面で急展開過ぎたので、もうちょっと説明を多くして、主要キャラたちの内面を深堀してたら、もっと楽しめたかなーと思います。

単純に自分が3DCG作品に苦手意識があるだけかもですが、温かみや物語の厚さを感じない薄い作品でした。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 2
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