1994年度の夢の人おすすめアニメランキング 1

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの1994年度の夢の人成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月16日の時点で一番の1994年度の夢の人おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

66.6 1 1994年度の夢の人アニメランキング1位
ドラえもん のび太と夢幻三剣士(アニメ映画)

1994年3月12日
★★★★☆ 3.6 (82)
505人が棚に入れました
自分が英雄になった夢を見たのび太はすっかり夢見ることに取り付かれてしまい、ドラえもんが出してくれた自分の思い通りに夢が見れる機械「気ままに夢見る機」に夢中になる。そんなある日、謎の男に「夢幻三剣士」という夢を見ることを薦められて、早速試みるのび太。「夢幻三剣士」の世界の中で、ユメミル国は妖霊大帝オドロームに侵略されていた。のび太はユメミル国を救うべく「白銀の剣士」になるために旅をする。

声優・キャラクター
大山のぶ代、小原乃梨子、野村道子、肝付兼太、たてかべ和也、千々松幸子、松原雅子、田中亮一、来宮良子、秋元羊介、中庸助、稲葉実、田村錦人、屋良有作、郷里大輔、広瀬正志、田口昻、神山卓三、石丸博也、家弓家正

Dkn さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

トリホー(笑)

大長編ドラえもんシリーズ第14作。
ドラえもん映画化15周年記念作品。

F先生曰く一種の失敗作。

「気ままに夢見る機」というドラえもんの出した道具。
それは自分が見たい夢を見ることが出来るというもの。

「あなたはもっとすごい力が手に入る。ただし、
『夢幻三剣士』の世界でのことだが…」と謎の老人から
言われた「のび太」は、その日未来デパートから届いた
ダイレクトメールに書かれた「夢幻三剣士」のタイトルを目にする。

この作品でテーマとして扱われ、印象的なのが、「夢と現実との境界線が薄れていく」ということ。
これは夢見る機の副作用であり現実世界でのび太達に様々な出来事が起こっていく。

原作者の藤子・F・不二雄先生によれば、「夢の暴走」をテーマに描きたかったらしく、最後には夢の中の
化け物達が現実に這い出し夢と混合してしまうというラストにしたかったとか。でもそれはドラえもんの
テーマにそぐわないということで変更し、その後はキャラクター達が勝手に動き出してしまい、
意図しない所へ行ってしまったらしい。なんともまあ、夢のある話ですね^^

夢幻三剣士を「一種の失敗作」と称した先生ですが、
夢と現実の混合する恐怖や、印象的なシーン,キャラクターなどが魅力的です。
先生がご存命だった時に唯一原作がない「パラレル西遊記」にも共通する展開が出てきますね。

異色を放つ出来となった、大長編ドラえもん。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 7

ちあき さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

あこがれの夢(仮想)世界

この映画に出てきた好きな夢を見る秘密道具があったらいいなぁと子供ながらに思いました。いまの仮想現実などの発想に似ていると思うのですが……。
ストーリーの展開もVMMORPG的な発想と似ていると思います。


ドラえもんのアニメ映画では、武田鉄矢氏が手掛ける歌がとても印象的で、作品の良さを更に引き立ててくれます。本作では珍しく2曲手掛けています。「世界はグー・チョキ・パー」「夢の人」

「世界はグー・チョキ・パー」は、子供向けな歌ながら深い歌詞です。
みんな違うから あいこでしょ♪

投稿 : 2024/11/16
♥ : 5
ネタバレ

ノリノリメガネ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

夢落ち冒険ファンタジー

シリーズ15本目。

セットしたソフトに応じて意図的な脚本の夢を見ることができる夢見る機が本作のキーアイテム。
{netabare}
夢幻三剣士のソフトの中を冒険していくファンタジー作品。ドラゴンや魔王のようなわかりやすい敵を勇者となって倒しに出かけるという王道ストーリー。子供の時、ドラクエやFFが好きだったので、こういう冒険ものは当時心躍るものがあった。

しかし今観ると、夢見る機の隠しボタンの存在は完全にチート機能だし、そもそもなんであるのかその意味も必要性も良く分からなかったというのが正直なところ。

のび太としずかが一回ずつ死亡するというなかなか緩くない描写もあるし、緊迫感とかハラハラドキドキワクワクは随所にあるのだけど、なんとなく脚本にまとまりがないというか、結局は夢落ちなのが残念ではあった。
終盤で一度ママの横やりのせいで危機一髪のところ助かるわけだけど、そこからもう一回挑みに行くほどの義理がないというか、たかがソフトの物語になぜ命をかける必要があるのかとツッコまざるを得ない。この辺り、いつものようにゲストキャラとの友情なんかを描けば戻る理由になったと思うのだけど。

中盤まではワクワクしたのにラストにかけて尻すぼみな感じが残念だった。
挿入歌の使いどころはセンスが良かったと思う。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 2
ページの先頭へ