2008年度の外伝おすすめアニメランキング 1

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56.4 1 2008年度の外伝アニメランキング1位
北斗の拳 ラオウ外伝 天の覇王(TVアニメ動画)

2008年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (27)
141人が棚に入れました
北斗神拳を習得したラオウが、乱世の覇者となり世を救うべくソウガやレイナといった仲間たちと動き出す。

声優・キャラクター
宇梶剛士、松風雅也、中原麻衣、木村亜希子、東地宏樹、諏訪部順一、松原大典、谷山紀章、金井良信、別府あゆみ、関俊彦、斧アツシ

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

覇王道

2008年10月から12月放送。「北斗の拳」のスピンオフ作品。

同作品の主人公・ケンシロウの兄である"ラオウ"からの視点
で物語が展開される。
北斗神拳の奥義を極めたラオウが世を救うべく乱世の覇者と
なり仲間達と共に動くさまを描く。

キャラデザはやや子供向け風。内容はハードボイルド。

拳王軍の創設から・・劇場版とは雲泥の差だけど・・まぁ
北斗好きなら面白いかな。可也アニメっぽい雰囲気。

宇梶さん頑張ってます。たぶんラオウ好きなんでしょうね。
基本的に策略や兵法を軸に如何にして拳王軍が勢力を拡大
してきたかという流れで伝記のようなサクセスストーリー。

誇り高き孤高の拳王にも「仲間」や「盟友」と呼べる者が居て、
更にはラオウを愛する者も居たという外伝。

本編前半の"乱世"を力で捻じ伏せてきた英雄譚でも有る。
信長に傾倒したイメージで作られたようです。

ラオウが黒王号から降りて闘う事も多かったよう?
補足は無くてもラオウファンは多く存在すると思うので・・
原作ファンや本編のファンがどう感じるかは微妙な作品。

サウザーとラオウの不可侵云々も単に覇権がぶつかる時期
の問題だけのほうが良かった・・けどまぁいいか。




ラオウ:宇梶剛士※若い頃 - 近藤孝行
拳王として乱世の覇者となるべく北斗神拳を極める漢。
拳王軍を率いて覇業に突き進む男。

ソウガ:松風雅也
修羅の国出身。レイナの兄でラオウの軍師となる。
「韋駄天のソウガ」動きが早い。冷静沈着な男。

レイナ:中原麻衣
修羅の国の出身でソウガの妹。拳王親衛隊の隊長
「双剣のレイナ」スタイル抜群だが、剣の腕に秀でる。

サクヤ:木村亜希子
突如拳王の元にやって来た占いと天文学に通じる謎の女。


拳王軍

智王ギオン:御園行洋
拳王侵攻隊を一度は罠にはめて全滅させた男。
降伏後は罪を許され拳王軍の将軍となる。

アミバ:興津和幸
トキを恨み、彼になりすましてトキの名を貶めた男。

ウイグル:三宅健太
乱世に自身の伝説を残すことを目的にしている男。

ギハン:保村真
拳王偵察隊。ソウガにケンシロウの成長を報告した。

リュウガ:松原大典
誰にも属さない孤高の星・天狼星を宿星とする男。
泰山天狼拳を操る。ジュウザの異母兄。


北斗神拳

トキ:東地宏樹:ラオウの実弟。
北斗神拳を医療の為に使用。奇蹟の村に住んでいる。

ケンシロウ:石川英郎
ラオウやトキの義弟で北斗神拳伝承者。

ジャギ:青木強
北斗神拳伝承者・ケンシロウを名乗る。

リュウケン:斧アツシ:第63代北斗神拳伝承者。
ラオウ・トキ・ジャギ・ケンシロウを育て上げる。


南斗六聖拳
サウザー:関俊彦
聖帝。南斗鳳凰拳伝承者で、宿星は「将星」
南斗108派の半分を統べる。ラオウと相互不可侵を結ぶ。

ユダ:谷山紀章
南斗紅鶴拳伝承者にして「妖星」を宿星とする男。


南斗五車星
ジュウザ:藤原啓治(若い頃 - 浅沼晋太郎)
自由気に生きる男。リュウガの異母弟。ユリアの異母兄
ユリアを守護する五車星の一人で“雲のジュウザ”

リュウロウ:諏訪部順一
かつては“南斗の智将”と呼ばれた南斗流鴎拳の使い手。
南斗聖拳108派の争いに失望して世捨て人の生活を送る。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 1

ガムンダ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

厨二病も四半世紀を経ると風合いが出てくる

名作「北斗の拳」のだいぶ後に作られた外伝になります。
核戦争の後文明が失われ、群雄割拠の時代となり拳法家が台頭している時代のお話です。
拳法と言っても物理的に荒唐無稽で、登場人物は拳法を会得した超人と普通の人間(雑魚)に別れます。
本編の主人公ケンシロウの兄にして最大のライバル、ラオウの視点で描かれています。

本編は少年ジャンプ系の雛形を作った超有名作であり、このヒットを受けて同時期連載の「ドラゴンボール」も拳法バトルにシフトしてこれまた大ヒットしたのは周知の事実です。


まず、本伝の設定からしてツッコミ所満載です。
何故か時代劇口調で喋り、小難しい必殺技の名称を述べながら技を出したりと今日で言う「厨二病」演出を存分に披露しますが、冒頭の設定の上に立っても納得しがたい出鱈目な展開と到底共感も出来ない極端な心理描写が目に付きます。
つまり典型的な「少年向け劇画」な訳ですが、少年ジャンプは少年誌であって別にそれを隠そうともしていません。

誰もリアリティなんて求めてません。
馬鹿馬鹿しくも面白く、シンプルに先が気になって見進めてしまいます。

ただしこちらは本編に対してだいぶ見劣りします。
本編を観ていないと意味が分からず、大仰な演出の大仰さだけが鼻につくと思います。
本編は半分ネタなので良いんです。
画もなんか一時期の深夜アニメに見られる手抜き感が気になります。


本編ファンにのみお勧めしますが、ファンなら勧められるまでも無く観ているでしょう。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 8
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