夏でブレインズ・ベースなTVアニメ動画ランキング 2

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早速見ていきましょう!

90.1 1 夏でブレインズ・ベースなアニメランキング1位
夏目友人帳(TVアニメ動画)

2008年夏アニメ
★★★★★ 4.1 (5005)
23710人が棚に入れました
魔妖怪が見える少年、夏目貴志はある日祖母の遺品である「友人帳」を手にする。しかし、その「友人帳」は祖母・レイコが負かし、名を奪った妖怪の名が書いてある契約書だった。
それ以来、名を返してもらおうとする妖怪達から狙われるようになってしまった夏目は、とあるきっかけで用心棒となった妖怪のニャンコ先生と共に、妖怪達に名を返す日々を送りはじめる─。

声優・キャラクター
神谷浩史、井上和彦、小林沙苗、石田彰、堀江一眞、伊藤美紀、沢城みゆき、木村良平、菅沼久義、藤村歩

みかみ(みみかき) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

やさしく、ゆがんだ夢の国

 夏目友人帳について、人と話すのはなんだか、難しい気分がある。
 視聴した後の感覚は、とても良い。いいものを見た、という気分になる。しかし、冷静に考えてこの内容は、どう評価できるのか。わたしはなんだかよくわからない気分になる。
 この作品は、かなり、ゆがんでいるとも思うのだ。

 夏目友人帳、の最大の発明は、いうまでもなく「さみしさを抱えたやさしい存在」として、妖怪や八百万の神々を描いたことにある。
 『ゲゲゲの鬼太郎』にはじまり『ぬらりひょんの孫』『蟲師』『モモノ怪』『かみちゅ』『千と千尋の神隠し』『うしおとトラ』など、妖怪や八百万の神々の蠢く異世界の想像力を描いた話は数多いが、妖怪のほとんどを寂しさを抱えた存在として、描ききるという立場を徹底した夏目友人帳のやはり、きわだった独創性をもっている。
 そして、このポジションをもとに書かれる物語のパターンはこうだ

1.妖怪の「弱さ」を、悪行の原因として描きつつ
2.一方で、その「弱さ」があるからこそ、そこに対する解決として主人公・夏目が優しさを発揮する経路が与えられる
3.そして、夏目の優しさで妖怪を包み込んで一見落着。

 これが、夏目友人帳、の定型的な物語のパターンだ。
 これは、いったい何なのか、ということを思うのだ。

 単に、見終わった感想だけで言えば、とても優しい物語でした、という話になる。

■「都合のいいように解釈する」ことの是非
 
 ある特殊な設定をもとに、ご都合主義的に、心理描写をワンパターンに行っていく作品というのは、けっこうひっかかりを覚えることもすくなくない。アニメ作法のキャラ描写(たとえば、釘宮ツンデレキャラ)が心理描写がザルでもいいが、明確に心理描写をしようと志向しているにもかかわらず、その水準がザルなものは、見るに耐えない。
 しかし、夏目友人帳には、そういう苛立ちをまったくといっていいほど覚えない。これは、不思議なことだ。夏目友人帳の世界観も、わたしは冷静に考えれば、歪んでいる、と思う。冷静に考えれば、ご都合主義だ、とわたしは思う。心理描写はワンパターンだ、とわたしは思う。
 しかしながら、夏目友人帳には、わたしは、イラつかない。

 夏目友人帳の、主人公「夏目」によって眼差される世界は、歪んでいる。ごく都合がよく歪んでいる。世の中には、もっと素朴に嫌な奴もいるし、10代の少年は、そんなに相手のことをきちんと思いやる能力があるわけではない。夏目の世界は、少年であるにもかかわらず、少女漫画の夢の国――すなわち、誰もが誰かを思いやる夢の国――だ。
 だが、それは極めて優しく歪んでいる。
 解消し得ない敵意というものが、夏目の世界には無い。
 夏目は、人の敵意に対して実質的には強者だ。ほとんどの場合、友人帳とにゃんこ先生を用いれば、ドラえもんの道具よろしく、最終的には妖怪の悪意を包み込んでしまうことができる。
 強者ゆえに、保つことのできる、優しく歪んだ世界なのではないか、とも思う。

■博愛主義、は人をそこまで幸せにしてこなかった

 人の悪意や悲しみに対して、距離をとってよくよく眺めてみると、人の敵意を好意的に解釈してやれることは、少なくない。
 「あいつは馬鹿だ」「あんな奴、死んでしまえばいいのに」
 そういう人をきちんと観察してやると、その人の中のいろいろなものが見えてくる。嫉妬。こだわり。守らなければいけないもの。成し遂げたいこと。
 しかし、そういう愛すべき部分が見えてきたとしても、多くの場合、現実のわたしにはその悪意や悲しみを実質的にどうにかしてやることは、ほとんどできない。どうにかしてやろうと、思っても、わたし自身もまた敵意の対象となり、悲しみをより深めてしまうようなこともある。博愛主義的なことを実行に移そうと努力した人であれば、あるほどに、そういった無力と至らなさを噛み締めることは多いだろう。
 たとえば、長年、福祉職をやっている人などは、そういう無力と日々、たたかう中で、その無力をめぐって悲しみを深めていくような人が多い、と思う。

 博愛主義は、そこまで明瞭に人を幸せにしてこなかった。これは明確な事実だ。
 たとえば、素朴な博愛主義者は、限られた資源を有効活用するような経済合理的な思考をうまく展開することに失敗することがよくある。博愛主義よりも、「で、それで儲かるの?」という思考のほうが人を幸福にしてきたことは数知れない。※1
 たとえば、人間の心理洞察能力を低めることがある。素朴な博愛主義的世界観だけで生きている人は、恨みと悲しみに支配された人の世界観を理解することが難しい。「そんなこと言わないでさ^^」とか軽々しく言ってしまう博愛主義者は腐るほどいるが、そういうタイプの博愛主義は、はっきりと言って「相手のことをわかる」ことに失敗しがちだ。

 ぶっちゃけて、いえば、博愛主義者というのは「うざい」ことが多いのだ。
 「アンタの、その、なんでもわかってますよ。ワタシは、あなたのことを助けられますよ、っていうそのおごりが、わたしにとっては、何よりもムカつくんだよ!あんたはワタシのことを、何っにもわかってない!あんたが、わたしに何をできるって言うのよ!!!」
 という、ことを親に向かって叫んだことのある十代の少年少女は、それこそ、数えきれないほどに、この世にいるだろう。この台詞は、親子ドラマでは、テンプレの一つと言ってもいい。

 ほとんどの、博愛主義の試みは、相手に対して与えてやれる資源の少なさや、相手の心情を忖度する能力の欠如によって、失敗を経験する。成功もするが、失敗のほうが多いだろう。
 こういう優しさが、限界含みである、ということを認識したうえで、多くのひとはまた別の道を探っていくものだろうと思う。
※2

■妖怪だからこそ、うつくしい

 そして、夏目友人帳は、やはり、夢の世界のはなしである、とわたしは思う。
 博愛主義が、実行可能な、夢の世界。
 相手の心理観察能力に優れ、相手の求めているものを与えてやれる、という歴史上の博愛主義者たちが、もとめて決してかなわなかった夢の世界。その理想郷を描いている、ということが夏目友人帳の多幸感の源泉なのではないか、という気がする。うがった見方をすれば、これが妖怪ではなく、人間を対象としていたら、こういう表現はそもそも難しかったかもしれない。
 人間同士の心情のスレ違いを描く少女漫画では、たくさんの醜いいざこざがきちんと描かれることがある。そして、それはぜんぜん美しくなんかない。だけれども、夏目友人帳は、妖怪と人間の話だ。だからこそ、人間同士の話を見ているよりも、フィクションの美しさに塗れることができるのではないか。

 夏目友人帳が、「ウザい」はずの博愛主義でありながら、感動を覚えるのは、夏目の心理洞察が、一度も失敗しないからだ。
 あるいは、たとえ、それが失敗したとしても、おせっかいなうざったさに繋がることがないからだ。
 そして、その世界は、現実ときわめて似ているようでいながら、妖怪の話であるゆえに、そのご都合主義が、実に気持ちよくみられてしまう。

 こんな幸せなことが、あればいい、と思う。

 そんなことを思いながら、毎回楽しみにしている。
 こういうご都合主義を、ご都合主義だと知りながら、観ていられるのは幸せなことだと思う。これが、どうしようもなくご都合主義だとしか思えなくなってしまったら…たぶん、それは、つらいことだ。


 




■脚注

※1 と、いいつつ、これと反対のことを放浪息子、のレビューでは書きました。わかりにくい、ことをわかろうとすることの意味も、あるんだよ、と。

※2 ただ、人のこころを忖度すること要請される商売というものもある。
たとえば、コンサルタントや、臨床心理士(カウンセラー)といった職業がそれにあたる。
ただし、結局コンサルも、カウンセラーも人のこころを完璧に忖度することはできない、ということをよく知っている。
よく知った結果として、「傾聴する」能力を高めたり、相手に対して「あなたはどうしたいの?」と決断をせまるといったような方法論を発達させることになる。結局、人のこころを完全に忖度して博愛主義が実行できないということは明らかなわけだ。
では、どうするか。
相手の意図はわからなくても、相手の「意図」とズレが発生しない状況はある程度つくれる。相手にとって納得性がある状況を作ることはある程度できる。そういうところに落ち着いたわけだ。というか、そのような状況を作れるだけでもすごいことだと思う。
ほとんどの場合、相手の意図との調整は失敗することのほうが多いし、わたしの意図を忖度してもらおうとしてもそれが理解されない場合のほうが多い。基本的に、わからんのである。
わからん。

(あと、完全に余談だが、先日、とある有名なコンサルの方とご同席させていただいたのだけれども、クライアントに対して「で、あなたは何がしたいんですか?僕は意味がわからないですよ。はっきりしてください!」みたいな感じで叱りつけるようにして、コンサルティングをなさっていて、なるほど、クライアントの納得を生む商売のやり方というのは、相手に優しくするばかりではないのだな、と学んだ。しかし、叱りつけるようにして、相手の納得を生むやり方がいいのかどうか、というのも、なかなか何なんだろうな、と複雑な気持ちもしつつ、世の中というのはなかなかすごいことになっているな、と思った。)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 31
ネタバレ

素塔 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

夏目とギンコ

ふと思い立って、「蟲師」と「夏目友人帳」を
一話ずつ、交互に視聴している。(現在は第8話あたり。)
先に観はじめた「蟲師」の幽遠な世界に感嘆しながらも、
極度に稠密なストーリーと、重く張り詰めた空気にやや疲れを感じ、
別作品で中和して気分転換を図ろうというわけだ。

「夏目」を選択したのは、同じ和テイストのファンタジーで、
かつ親しみやすい日常系というイメージがあったからだが、
実際、無機的かつ即物的な感触の「蟲師」と比べると
妖たちまでが何とも人間臭く、ほっこりした気分になれる作品である。
以下、両作について思うところを簡単に書きとめておきたい。



{netabare}「友人帳」をきっかけに始まった、主人公夏目と妖との交流の周辺に
人と妖とが描き出していく心模様には、いくつかのパターンがあるようだ。

一方の心の側には淋しさや人恋しさが募っている。
もう片方の側にはそれを包もうとする温かい心が置かれている。
そして、ずっと残されていた"想い"が最後の瞬間に叶えられ、
片方ないしは双方が満ち足りて消えていく、という結末、など。

そうした心の交差を目の当たりに見た時、夏目が感じる切なさ、愛おしさは
孤独だった彼の心に反響し、増幅されるかたちで視聴者に伝わっていく。



ストーリーの核心となっている、夏目の「孤独」。
それは、彼にとって「友人帳」がもつ意味に結びついており、
妖に名前を返すという、危険なだけで何の得もない行為の動機を説明する。

名前を返すたび、レイコの記憶が思念となって流れ込んでくる、という。

「友人帳」によってレイコの過去を追体験しようとする理由は
早世した祖母の孤独な人生への哀慕の気持ちばかりではなく、おそらくは
レイコの過去がそのまま、彼自身の過去でもあるからなのだろう。

原作コミック第五話の「時雨と少女」(アニメ第四話)に重要なセリフがある。
妖にさらわれた生徒たちを置いて帰ろうとする先生とのやり取りの場面だが、
アニメでは端折られているので、原作の方から引用する。

  おまえ、あまり人間(ヒト)が好きではないだろう
  他人(ヒト)など放っておけばいい

これに対する返答は、原作ではこのような強い意志の表明になっている。

  …おれはそこで逃げてはいけないんだ、先生

  「友人帳」には、人に見切りをつけた
  レイコさんの悲しみがいっぱい詰まっている

  (―それに 人の優しさも 可愛さも
   わかってきたんだ 少しずつだけど)

  だからやれることはやりたい だから先生…

夏目がレイコに自分を重ね合わせていることがはっきりと判る。
また、夏目の人間嫌悪が相当根深いものであったことも。

この世ならぬものが見えてしまうことで孤独を強いられ、
ある意味、運命に翻弄されてきた受動的な過去を清算するための
能動的な手段、それが彼にとっての「友人帳」の意味であり、
レイコの過去を引き受けることは、自分の過去にも決着をつけることなのだ。



例えば、こんな想像をしてみよう。
仮に、すべての名前を返し終えて「友人帳」が空っぽになる時が来たとして
その頃の夏目は一体どんな人間になっているのだろうか―。
少なくとも内面的には、以前とは全く別の人間になっているに違いない。

ごく自然にそう予測できるのは、この物語の構造のためである。
未来に定められているこの終点が、予見的に物語に内在しているために、
日常のエピソードのすべてが、夏目が成長してゆくプロセスとなっているのだ。

過去と向かい合い、未来を模索する。そこに夏目の"現在"がある。



考え過ぎなのだろうが、何となく自分は
ここに一つの生き方が例示されているような気がしてしまう。

前だけを向いて迷わずに突き進む、積極的な人生があるなら、
過去を振り返り、迂回しながら、人よりも緩慢に進んでいく人生もあるはずだ。
勿論、彼は意識してそうしているわけではないのだが、
一般に、彼のような内向型の人に共通する心性はそうした生き方に向かわせる。

もしかすると、この作品が強く響く人の中には
こうした部分に無意識に共鳴しているケースがあるのかも知れない。
「夏目」の"癒し"は、案外に奥が深いのではないかと思う。



折角なので、「蟲師」の場合も見てみよう。

「夏目」では正常に定位している過去・現在・未来が、
こちらでは"蟲"の作用によって根本から秩序が揺らぎ、"現在"は失われている。
(時間の流れの外に取り残される第1話。始原の闇に閉ざされる第2話。
 夢で予知された未来が現実の中に流出する第4話。などといった具合。)

だが、それは何も時間に限らない。現実そのものが揺らぎをはらみ、
境界がぼやけて曖昧になっているのが「蟲師」の世界なのだ。
内部と外部。可視と不可視。ミクロとマクロ。生命と無機物。生と死。
"蟲"はこれらのあわいで、対立するものを弁証法的に媒介しているようだ。

「蟲とは、生と死の間にあるものだ。
 人を指すもののようで、物質を指すものでもある。
 死にながら、生きているようなもの、・・・」(第5話)

そう語るのは主人公の蟲師、ギンコだ。
彼はそんな世界に秩序を回復する存在である。
時間の観点から見れば、"蟲"に取りつかれて遊離した"現在"を取り返す存在。
その意味で彼は時間を超越した、絶対的な"現在"だと言ってよい。
(作中で彼一人だけが洋服であるのは、この事実を記号的に表象するようだ。)

同様に、異形の原始生命体である"蟲"もまた、時間を超越して遍在する。
この両者の絶対的な存在性には「神」のイメージすら仮託できるようだ。
それによって人間のドラマは相対化され、どこか影絵のような"現象"に還元される。



「蟲師」が海外でも評価が高い理由は多々あるだろうが、
このような人間の描き方に、日本的な美学が感じられる点も大きいと思う。
"現象"にも似た人間の存在の儚さを掬い取り、抒情的に描く部分にこそ、
おそらくは本作の真骨頂があるのではなかろうか。

(日本的、という言い方はあるいは不十分かも知れない。
「自然」という広大な生命の宇宙の、ごく微細な一部分でしかない人間。
この原感覚は、東洋的な世界観に根差したものであるし、
あるいはこの、いわば汎生命的でありながら同時に"無"("死"ではなく)を内包する
世界像が"蟲"の原イメージであるとすれば、それは東洋的と呼べるものだろう。)

儚げな印象はまた、「夏目」からも濃厚に感じ取られる。
作中に登場する廃線の駅、ダム湖に沈んだ村などは示唆的だ。
忘れられたものたちが束の間、姿を現し、また忘却の彼方に沈んでいく。
そもそも妖怪とは、人々から忘れられ、零落した古えの神々だとされている。

我々の背後に存在し、消えていった無数の、ささやかな時間の堆積。
そこに思いを馳せ、沈思に誘うような、どこか静謐な世界が両作の持ち味だろう。



とは言え、作風の相異もまた歴然としている。
青年漫画と少女漫画という、出自の違いは隠しようもなく明白だ。

「蟲師」という作品の凄味は他に類のないものであって、
非現実の存在である"蟲"の生態と、人間との関りを異常な現実感で描き、
私見では、広義の「幻想的リアリズム」の系譜に位置づけるべき作品だと思う。

単純に比較すれば「夏目」はやはり、"夢みられた優しい世界"に映る。
そこに少女漫画の限界を見る見方も確かに可能だろう。だが、
この作品の"優しさ"が視聴者に求められ、支持されていることは事実であり、
それは魅力でこそあれ、否定される理由には決してならないのである。{/netabare}



作風は大きく異なるが、視聴後の充足感は両作ともに深い。
「夏目」には心を潤され、「蟲師」には魂の深部を揺さぶられる。
こうした手応えは昨今のアニメにはまず求められないものだろう。
自分が旧作メインにならざるを得ない所以である。

「蟲師」については、よく言われるように、
一話一話が一篇の短編小説に匹敵するほどの濃密な内容を含んでいる。
それで得心がいくまで観返してしまい、完走は先伸ばしになっていくのだが、
いずれ単独で取り上げる際には、上記の着眼点を発展させた
"考察"もどきを試みたいと思う。まあ、需要はなさそうだが…。

2022.12.15 投稿

投稿 : 2024/11/02
♥ : 17
ネタバレ

sekimayori さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

=には、ならないけれど 【78点】

祖母が作った妖怪の友人帳を通じての、主人公・夏目と妖怪たちとの交流を描く、ハートフル妖怪奇談。

【○良い点】 3つ
①=の入らない想いの美しさ
②各話の安定感:この雰囲気の良さは、マンネリではなく様式美と呼びたい。
③ニャンコ先生:飼いたい、手なずけたい、えびフライあげたい。
 声と動きがついて、より魅力的になったと思う。

【△少し残念な点】 1つ
①感動がお手軽な回も存在:1話完結だから感情移入はしづらい。
②タキが出ねえええ:原作の順番も忘れて勝手に期待してた私が一方的に悪い。

【×悪い点】 1つ
①妖怪にまで拡大した性善説とヒューマニズム


正直、ちょっと評価に困る作品です。
得られる感動がインスタントな場合が多いことは、否定できません。
加えて、ひたすら人間的で優しい妖怪との関わり方には、居心地の悪さを感じます。
でも原作も14巻くらいまで読んでるし、好きなんです。
美しいストーリーの連なりと、穏やかな雰囲気を支える音楽・作画・声優といった技術面は、低評価のしようがありません。
何より、込められる想いと返される熱量の残酷な不等号が切なさを呼んで、一瞬の涙腺への攻撃力は凄まじいものがあります。


■妖怪にまで拡大した性善説とヒューマニズム
{netabare}
そもそも論になるけれど、妖怪という概念って、昔の人々が人知を超えた自然の営みや漠然とした恐れを説明しようとして作り上げたものだという説があるようです。
その来歴が真実であれば、妖怪は人とは根源的に異質なものであるはず。
関わり方によっては共存もできるし、望まなくても互いに害を及ぼしあうこともある、突き詰めれば人とは絶対に相容れないものとして観念される存在ではないかと。

事実、従来のスタンダードな妖怪は、怪談においては言い知れぬ恐怖の対象であり、少年漫画では駆除すべき敵でした。
変化形として、共闘が可能な隣人として扱ったり(ex.うしおととら)、その発生の根源を人間心理に求める(ex.モノノ怪)アプローチはある。
それでも人の論理と妖怪の論理には絶対的な亀裂が存在して、両者が幸福な結末に落ち着くとは限らない。
そうした妖怪の他者性を最も端的に描き出したのが、人と蟲の距離を「ただそれぞれあるようにあるだけ」と定義した蟲師だと思います。

翻って夏目友人帳の妖怪って、行動原理が完全に人間のそれなんですよね。
大切なものがあって、でもそれに届かなくて、傷ついたり嘆いたりする。
夏目に対する敵意も、結局はその弱さの発露の一形態。
だから夏目の、ごく人間的で優しいアプローチで、最終的に問題が解決されます。

このメカニズムを支配しているのは、妖怪の心を重んじて人間愛を実践すれば、本質的に善である妖怪を痛みから解放できる、という発想。
要はヒューマニズムと性善説を、そのまま妖怪に適用しちゃってるのです。
その前提には、人間と妖怪は理解しあえるという、従来とは180度異なる妖怪観があります。
余談として、こう考えると、夏目とちょくちょく比較される(からさっき引き合いに出した)蟲師、方向性は真逆だよね。

で、この妖怪観、自然と親しみつつも「畏れ」という距離感を忘れなかった神道的自然観ではなく、自然は全て理解・改変可能なものという西洋近代的な価値観に基づいたものに思えます。
(西洋東洋の二元論とかステレオタイプ過ぎないかと言われればその通りです、学識無くてすみません)
ついに妖怪まで人間的なものに内包、というか限定しちゃったのか……。
夏目的な妖怪の捉え方に、人間中心主義的な傲慢さと自然観の一極化、あと民話的想像力の減退を見てちょっと寂しくなります。
私が「古き良き日本」の幻想にとらわれ過ぎているのかな?
でもやっぱさ、もう(妖怪である必要)ないじゃん……。{/netabare}


■=の入らない想いの美しさ
{netabare}
なんか酷評気味になっちゃってて自分でも驚いてます。
これはフェアじゃないし好きな点を全く語られていないので、褒めたいです。

……褒めたいんだけど、どう褒めたらいいんだろう?
ニャンコ先生が可愛い、藤原夫婦や友人たちが良い人過ぎて泣ける。
急がずゆったり使う「間」の表現と穏やかな作画、吹き渡る風のような音楽の作り上げる雰囲気に癒される。
夏目や妖怪たちの想いが、少女漫画原作ならではの繊細さで描かれている。

うーん、月並みというか、微妙に届けられない。
私が込めたい熱量と、読んでいただいて伝わる想いに差ができてるはず。
でも実は、こうした届けたいモノと届かないモノの差の美しさを、本作は描いてくれているのではとも思います。

露神さまも燕も蛍も、人間に対する想いはとても深いです。
その逆のベクトルとして、人間から妖怪たちへの想いも確かに存在します。
でも、方向の相互性はあっても、人間には妖怪が見えないのだから、その想いの重さには冷酷なまでに差がある。
では、見えていればいいのかというと、実はそうでもなくて。
柊や、レイコさんに振り回された妖怪たちの想いも、主従関係やレイコの死によって一方通行なまま。
結論として、妖怪と人間の想いの間には、決して=が入りません。

それでも。
それでも、妖怪たちは想いを届けようとします。
例え自分が想うほどに相手に想われなくても、ただひたすらに伝えたいから。
そして、ほんのわずかな反照に満ち足りて、あまつさえ消え去ってしまったり。
こっ恥ずかしいことを書くと、これ、片思いの美しさに通じるものがありますよね。
成就しない想いへの共感というか、滅びの美学というか。
とにかく、面の下の微笑みやパタパタと振る着物の袖の美しさ・切なさには、天を仰いで目からこぼれる汗をこらえることを余儀なくされることしばしでした。

以上、己の筆力不足をいいことに我田引水を試みましたが、果たして伝わったかどうか……。
1話ごとの連作短編なので感動がインスタントに陥る回もあり、優等生的なインパクトの弱さは明らかに欠点ですが、ツボにはまるといきなり泣かせに来やがります。

ということで、若干の不満はあれど、万人に勧められる良作としてしまっていいでしょう。
時間があれば2期以降にもチャレンジしたい作品です。
ヒューマニズム全開でともすれば偽善者にも見える夏目が、友人帳と先生という優位の効かない人間の仄暗さに触れて、妖怪と人の間で揺れ動く姿を、丁寧な演出で観たい。
動くタキにもぜひお会いしてペロペロしたいですしね(・ω・)ブヒ
ただ4期は長いんだよなぁ……。
結局途中で止まってる漫画の方を優先しそう。~ {/netabare}


【個人的指標】 78点

投稿 : 2024/11/02
♥ : 27

64.7 2 夏でブレインズ・ベースなアニメランキング2位
AMNESIA(アムネシア)(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (603)
3032人が棚に入れました
8月1日以前の記憶を失った状態でカフェにいた主人公。
戸惑う主人公は、「精霊」だというオリオンの導きを受けつつ、記憶喪失を悟られないように行動を始める。
名前も顔も知らない「幼なじみ」や「先輩」、「恋人」との出会いの中で、想いを感じつつも応えられない主人公。
記憶の欠片がときおりよみがえる中で、突然、危機が訪れる。
ネタバレ

泉 時雨@ゆーたくん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

不思議な世界

想像よりも結構面白かったです。
恋愛ゲームをしたことないし、アニメの終わり方からして
余計原作を見たいと思いました。

{netabare}でも、結局最後まで誰と決めて結ばれたわけでもないので、
恋愛アニメ?と聞かれたらそうではありませんよね。

最後まで見て、このアニメからは「人と人との出会いは大切」
と伝わってきましたね。
結局何が言いたかったのかと聞かれるとこういうことではないかと。{/netabare}

変な服着てたり、目の色がありえなかったり、
きゅんきゅんさせられる以外に笑えたところなどもあって
いろんな意味で印象的でした!

{netabare}ちなみに、一番笑ったのが
主人公のかわいさとは真逆の絵の画伯さですね。
意外すぎて笑いが止まらなかったw{/netabare}

私が今まで見てきた乙女ゲー原作アニメでは見たことのないような
新感覚の珍しいアニメで面白かったです。

続編作ってほしいので作るならヒロインの男子1人だけとの物語を書いたやつがいいですね!


~12話~(最終回)
{netabare}な、なるほどー・・
面白い終わり方にしましたね・・

視聴者さんの好みの世界へ行けるように、
続きはわざとつくらず扉のシーンで終わると。

でも、やはり気になりますねー。
主人公がどのルートに行ったのか。

原作ではどういう終わり方にするんでしょう、
表現的にゲームと少し違ってそうだから原作の方も知りたいですよ!

個人的にはクローバー(ケントさん)が一番いいですね。
見てて癒されるし、不器用なところが見てて可愛いです^^

まぁ、私の考察的に主人公はジョーカー(ウキョウさん)を選びそうですがw

最終話不安でしたが、まとまってて少し続きが気になる感じでいいと思います。{/netabare}


~11話~
{netabare}ウキョウさんはどうやら2重人格のようです。
怖い時と優しい時があったので何かと思ったらなるほど・・

主人公ちゃんは優しいし鈍感ですね。
あの電話やメール、殺そうとしてる感半端ないですよ。

気づこうよ・・と思わず突っ込み入れたくなります。

次回は最終回ですね。
まだ解けきれていない謎や疑問はたくさんありますが1話でまとめきることができるでしょうか。{/netabare}


~10話~
{netabare}トーマルート終了のようです。

無事幸せになりましたね、告白シーンはにやけちゃいました。
トーマはヤンデレちゃんだけど普段は優しいから許すとしましょうw

でも、疑問に思ったのですが
主人公はすべての世界(ルート)で同じ意識のきゃらですよね?

なのに、なぜあんなにもひとりひとり「好き」って言えるのでしょうか。

浮気性とは思えませんけど・・
その世界での前の私に合わせるためにそう言っているのでしょうか。

あと、ひかれそうだったときも靴脱いだらよかったんじゃ・・
焦ってたのかな。。

細かいところまで気にしちゃったので、いい解釈をしておくことにします。

次はウキョウさんの話みたいです。{/netabare}


~9話~
{netabare}8話の言葉を訂正したいぐらい、
トーマが怖かったです。

もう、ケントのお話をもっと増やしてほしかったほどですね・・。
今回でトーマを抜かして個人的にケントが一番好きになりました。

トーマの行動を見る限りヤンデレとしか思えません。
薬とか檻とか・・怖い怖い。

トーマのひとつの優しさというのはわかりますが、
度が過ぎてます。
もっと正しい答えがあるんじゃないのかな。。

すべてを知るために鍵をかけたあの日記帳?を探しに
主人公は走りました。

どうか主人公が無事自由になれて幸せになりますように。
結局このお話もトーマというよりイッキさんの話なのかな・・{/netabare}


~8話~
{netabare}すみません、にやけていいですか?
ってくらいトーマがかっこよくてかっこよくて。。

添い寝?するところなんて・・いひひひひひh...

また、前に出てきたイッキファンクラブが再登場。
花瓶や髪が切られるなどのいじめは、カレンダーに書かれていたイッキさんとの約束に関係してるんでしょうか。

トーマと付き合っているなら、あんなにもいじめられるわけないと思うんですが・・
もしかして「付き合っている」というのは嘘?

今後のイッキとトーマと主人公の関係が気になりますね。
どうかトーマと主人公が結ばれますように・・いひひ{/netabare}


~7話~
{netabare}ケントさーん!
いやぁ、かなりにやけれました。

自分のことしか考えてなくて、理論で片付けちゃうけど、
あのなでなでや、すぐ理解してくれるところはいいね!

意外に優しいし。。デレのとこにはテンション上がりました。

主人公ちゃんの画伯っぷりには笑っちゃいましたw
可愛いのに、絵は男子みたいですね。
うまいと思ったのに下手だったとは・・予想外。

シンやイッキのときとは違い、今回で終わったみたいです。
かなり好きなキャラだったので、少し残念ですが、
次は一番好きなキャラのトーマみたいですよ^^

来週も楽しみだな♪{/netabare}


~6話~
{netabare}FC怖いよ。。
女の嫉妬というものの怖さを感じた回でした。

シンの欲望も怖いですね。
モテる男は大変だw

また、日報の意味や3ヶ月についてわかりましたね。

最後は、崖から落ちたときみたいに、ボートから落ち水に沈んで行きました。

もしや、これは新しいルートに行くんでしょうか?

シンやイッキ、ウキョウさんは個人的に知らない声優さんであまり好きなキャラではないのですが、
ケントやトーマの声優さんは好きでキャラも好きなのでどちらかの話も出してほしいかなと。。
少々ニヤけてしまいましたw{/netabare}


~5話~
{netabare}オリオン・・大事な所でまた消えました^^;
おい!とツッコミを入れてしまいました。。
また現れてくれるといいんですがね。

イッキさんとの関係は本当にあと3週間で終わるんでしょうか?
ゲーム感覚で終わるかそれとも・・

ストーカーやリカという謎の人物、毎日来るメールも気になりますね。

シンの時みたいに本当のこと話せばいいんですけど。。^^;{/netabare}


~4話~
{netabare}シンのお話は2話で終わるんですね。。
不完全燃焼みたいで、少しモヤモヤした終わり方だったと思います;;

次は、イッキさんが出て、どうやらこのお話はルートもので
1人1人のお話があるみたいです。

私はゲームとかをあまりしない方なので、あまりルートものは好きではないのですが、
原作ファンにとってはいいのかもしれません^^;

この主人公は、1人1人の男子を攻略していく人(ルート攻略する人)みたいなかんじで視点が少し近い気がします。{/netabare}


~3話~
{netabare}まだ全然話が読めませんね。
でも、私こういう謎があるもの好きです^^
余計続きが気になり、見たくなります!

謎というと、まず世界線が違いました。
旅行へ行った時のあの日の夜のできことがすれ違いばかりで主人公ちゃん、焦ってました。

それに、シンが言っていた「俺のせい」とはどういうことなんでしょう?

あと、踏切で出会った謎の人が言った「今回」という言葉にも目が行きましたね。
謎の人の正体は一体。。?

最後にオリオンの声が聞こえて、
とても焦りまくりでした^^;
ビクビクします。。ある意味怖いですねw{/netabare}


~2話~
{netabare}??から始まって??で終わりました。

崖から落ちて、目覚めた時には病院。
怪我して病院に行ったのかと思ったら、8月1日。。戻ってる!?

そして、オリオンがいなくなって突然のシンからのキス。

訳がわかりませんでしたね。
続きがとっても気になりますね!

・・突然のキスだったので、かなりドキっとしましたw{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15
ネタバレ

Etzali さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

それぞれの想いと記憶のカケラを繋ぎ合わせた、8月1日へ…

(2013.1/10 1話:I)
{netabare}水面に写る月のような主人公は、記憶喪失となっていた。
「I」は、「I(ワン)」始まりとも、「I(私)」とも取れる。

なぜオリオン、記憶喪失の原因が現れたのか?

オリオンと言えば、「SHOUT OUT」でしょwww
イッキは何か「持ってそう」だな。
まだまだ、謎が多い作品ですね^^;{/netabare}


(2013.1/17 2話:Ⅱ)
{netabare}かつての約束を破った為、同級生?友人?から恨まれる事になってしまった主人公。そんな中、主人公が企画した親睦会でシンが「殺した、人を殺した…」という情景がフラッシュバックした記憶の断片、それは何を意味するのか?

また、記憶を失ったと知る(8月4日)以前の8月1日に戻った理由とは?{/netabare}


(2013.1/24 3話:Ⅲ)
{netabare}瞳の色が各キャラ主に2色あり、

紫:高貴、橙:開放(シン) 
緑:安定、青:後退(主人公)
緑:安心、黄色:喜び(トーマ)
ピンク:優しさ、水色:親切(イッキ)
緑:調和、ピンク:温かさ(ケント)

それぞれの性格と関係あるのか?

いやぁ、ばれちゃったね~主人公^^;
   
まさかとは思うが、主人公だけじゃなく他の人も記憶が混乱してる?{/netabare}


(2013.1/31 4話:Ⅳ)
{netabare}これ、どこまでが本当でどこからが嘘なんだろう…
主人公が記憶喪失なのをいい事に、事実を隠して嘘で繕ってるんじゃないかと思う程に、展開が読めない。
シンが人を殺したんじゃなくて、シンの父親が殺した。

主人公が事故に巻き込まれる度に、記憶・時間が8月1日へと戻ってしまい、そこからシン→イッキ…と続く事によって主人公の記憶が戻っていく物語なのか?{/netabare}


(2013.2/7 5話:Ⅴ)
{netabare}イッキとも付き合って「3か月」。イッキの体質って?
一人と3か月の付き合いだとしたら、4人で1年。この物語は主人公の空白の1年を描いたもの?
だとしても、尺が足りない…

異なる世界軸の中から少しずつ、記憶の断片を取り戻していくのか?

いや、分からない事が多すぎるのは視聴者も同じですよwwww{/netabare}


(2013.2/14 6話:Ⅵ)
{netabare}やはり、主人公の記憶が8月1日に戻るのは、その戻った世界がパラレルワールドだから?
完全防備って、いうより○面ライダーかよwww
そんな変質者には甘えられませんからwww

この回、1話と繋がりましたね。

いや、お前の方が重いからwww

さぁ、次はケントルートかな?{/netabare}


(2013.2/21 7話:Ⅶ)
{netabare}ケント、かなり不器用だなwww
でも、個人的にはケント×主人公ルートが良い。

気づいたね、ケント^^

この世界のケントは、主人公が元居た世界のケントにも影響を与えるんだろうか?

ってか、ケントルートもう終わり!? だとしたら、次回はトウマルートか。

様々な人との恋愛を通して、主人公の過去の記憶を呼び覚ますだけでなく、その経験をした主人公の8月1日(ほづみ=穂摘み)の物語?{/netabare}


(2013.2/28 8話:Ⅷ)
{netabare}なんかトーマ、裏がありそうで恐いな^^;
そして、鍵の掛かった日記帳には記憶の真実が!?
「一日の計画」ってなんだ? ってか、主人公のケータイお前がもってたんかよΣ(・ω・ノ)ノ!
ウキョウさん、目が病んでるなと思ったら性格まで病んでたwwww

あの主人公を目の仇にしてるヤンデレーズの3人組は何者なんだ?{/netabare}


(2013.3.7 9話:Ⅸ)
{netabare}束縛するのは、どうなのよ!?(゚д゚;)
そんなんじゃ、愛想笑いしかしてもらえないですよ?

シン、久々の登場ww

トーマ、恋人じゃなくてストーカーですか∑('◇'*)エェッ!?
檻とか人として扱ってない。鬼畜だな、トーマ。

強すぎる想いは、考えものだな…{/netabare}


(2013.3/14 10話:Ⅹ)
{netabare}鍵の掛かった日記帳に自分の記憶のヒントが隠されているのではないかと思った主人公は、その日記帳の鍵を開ける事に…
トーマの事が好きだったんだな、主人公。

無理矢理って、檻に入れた時点で無理矢理すぎだからさトーマ^^;

おいっ(゚д゚;)ウキョウ、落とすなよ!
そして、ウキョウルート突入!!{/netabare}


(2013.3/21 11話:Ⅺ)
{netabare}夏なのに鍋、冬にアイスの考えが理解できない(-_-;)
ウキョウ、主人公を守りたいのは分かるんだが…

それに、この世界が主人公を殺したがっているって?

こうしてまた、君と出会えた…僕のルートで。
今度こそ、君を殺す?それとも、想いを伝えるのかウキョウ?

ウキョウが主人公にとって、一番危ない存在なのは分かってますw
ウキョウも主人公と同じように幾度となく「死」を繰り返している?

ウキョウ不審者のうえに二重人格か(-_-;)

1話の冒頭に繋がるんでしょうか?
ウキョウが彼女を殺したがっているのは、自分が生きたいが為?{/netabare}


(2013.3/28 12話:Ⅻ)
{netabare}「何度も、主人公が生きている世界を渡り歩いてきた。」←暁美ほむらですか? ウキョウさんwww

ウキョウさん、アレルヤとハレルヤみたいだな^^;
ニールって、ニール・ヤング?

ニール様って、オリオンの知り合いかよ∑('◇'*)エェッ!?
何でニールはウキョウと一体化してまで主人公を求めたのか?

主人公の記憶をいとも簡単に元に戻したのは…尺のせい^^;?

結局、彼ら4人が出てきた意味あったんでしょうかね(-д-;)

主人公、誰を選んだんだろう…{/netabare}


5枚のトランプが出てきた所を観ると、続きは原作(ゲーム)でって事でしょうか?

投稿 : 2024/11/02
♥ : 24
ネタバレ

カルマるかIS さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

謎多きファンタジー世界!

第十二話視聴しました~{netabare}オリオンは直接は助けることができなかったけど主人公の心を支えてあげていたいいやつでしたね。元いた主人公の世界は自分の想像で考えればいいんでしょうかね。内容がものすごく伝わりにくいので原作をプレイしてみようかな~まあ、なにがともあれここまでお疲れ様でした!

第十一話視聴しました~{netabare}ウキョウの裏は怖すぎですね。やっぱり二重人格ということだったので納得です。ていうか主人公は生きるきがあるんでしょうかね?高校に行こうとしたときは「おい!絶対罠だって、あーもう!」ってなって案の定の結果になりましたね。ウキョウのナイフが石の壁をきっていたけど不通のナイフにあんな切れ味あるんでしょうか?よくわからないこともあったけど次回で最終回。オリオンの次回予告を聞けるのも今回で最後だったので残念ですね{/netabare}

第十話視聴しました~{netabare}やっぱり先の展開が全く読めないのはいいですね。ウキョウはこのアニメのキーキャラクターみたいです。どの世界でも主人公のことを知ってたけどトーマの世界みたいに逆に襲うほうになることもあるのでまだ謎ですね。本当に次回が楽しみです{/netabare}

第九話視聴しました~{netabare}だいぶ緊張感ありおもしろかったです。イケメンはなにしてもゆるされるけどあそこまでいくとさすがにってかんじですよね。トーマ√はまだ続くみたいです。なんだかんだ言って安定のおもしろさがあるので次回にも期待です{/netabare}

第八話視聴しました~{netabare}イッキファンクラブがもう犯罪の領域にたっしていますよね。どの√でもあの運命は変わらないんですね。トーマはイケメンできくばりできる完璧人間だけどところどころ喋るときに間があったのが怖いですね。そして最後のオリオンの扱いがひどいですねw次回がとても楽しみです{/netabare}

第七話視聴しました~{netabare}ケント√は一話でおわったみたいですね。もっとも話の謎を解いてくれそうなキャラだったので残念ですね。主人公の絵の下手さと最後の水の飲み比べはおもしろかったです。毎回最後はふざけてますねw次回も楽しみです{/netabare}

第六話視聴しました~{netabare} 毎回いいところで主人公が死んでしまうのでがんばれよ!って言いたくなりますね。イッキファンクラブのメンバーも怖すぎますねw最後のアイキャッチみたいなやつに意表をつかれましたw{/netabare}

第五話視聴しました~{netabare}結局オリオンはなにを言いたかったんでしょうかね。とりあえずオリオンは話が下手ということですねwなんだかんだいって話の続きがきになるのがこのアニメいいところですよね。イッキの特異体質すごすぎますねw次回も楽しみです{/netabare}

第四話視聴しました~{netabare}いやー今回はなかなかおもしろかったですね。シンとの距離が縮んでせっかく仲がよくなったと思ったら...これは一種のループもので確定ですね、だけど記憶を引き継いで今度はイッキと付き合ってる世界からスタートということは他のキャラもやりつつ本当の記憶にたどりつくのかな?一人一人の内容が少ないのが残念ですね。このあとの主人公の決断や精神状態などが気になってきますね{/netabare}

第三話視聴しました~{netabare}え?全く理解できないまま進んでいってるんですけど...なんとなく察するにこれから全員の√をやっていって真実にたどり着くんでしょうがこのペースでいって大丈夫なんでしょうかね。とは言ったものの案外このアニメにはまってる自分がいるんですよね。店長のキャラがおかしかったことから別の世界線と考えてもいいかもですね。次回もたのしみです{/netabare}

第二話視聴しました~{netabare}とりあえず全員の私服にツッコンでおきたくなりますね。あの格好で新幹線のるとは思わなかったので不意をつかれましたねw今期のなかではいろんな意味で早く続きが見たくなりますね。ゲームが原作ということで次からまたキャラの個別√にはいるんですかね?いったいループものなのか過去の記憶をつかさどっているのか現状じゃなんともいえませんね。いまのところ順調に来ているのでこの先もこのままのペースでいってほしいですね{/netabare}

第一話視聴しました~{netabare}OPのやなぎなぎの曲は結構よかったです。全体的に絵の綺麗さがぶれづに最後までいって、主人公もめちゃ可愛かったですね。久しぶりに名塚ちゃんの声聞いたのでなんか癒されます。
主人公に名前がなかったり他のキャラの服装にツッコミたくなったのは僕だけじゃないと思いますw
ストーリーとしてはまだなんとも言えませんね。わからないことが多すぎるけど回を重ねるごとにわかることが増えていきそうなので飽きずに見れそうです。暗い部分もたくさんあり引き込まれそうですね。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 10
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