とろろ418 さんの感想・評価
3.0
LIVE OR DIE?
視聴前→{netabare}デビルサバイバーは1も2もプレイ済みです。
ゲームとしては面白かったんですが、アニメとなるとどうでしょうか。
気になるところは以下の点です。{netabare}
①プレイヤーの扱い
ドラクエ型の主人公なので、キャラを定着できるか?
ここが薄味になってしまうと厳しいでしょうね。
また、戦闘に参加するか否か?
ゲームでは参加しますが、アニメでも参加すると浮きそう。
不参加に(ポケモンっぽく)した方が見栄えは良さそう。
②分岐
ゲームでは分岐(全部で5つかな?)があり、それによって色々と変わります。
3つは癖があるので、無難に2択になりそう。
この2つは大して変りないんですけどね。
③悪魔
ペルソナ4と違ってメインの仲魔がいないので、何になるのか。
皆好みは異なると思うので、一番難しいところかも。
自分の好きな悪魔が出てくることを祈るのみ。
④再現度
ペルソナ4のようにゲームに忠実に作るのか?
①でも述べているように、そのまま表現してしまうと違和感が出てしまう部分もありそうなので、
変に拘らずに自然な作りにして欲しいです。
⑤なぜ2?
シナリオは1の方が扱いやすい気がします。
2はキャラが多い上に、思想がそれぞれ異なるので、相当上手くやらないと……。
逆にここを上手く描ければ、結構濃い作品になりそう。
自信の表れだと信じたいところです。
{/netabare}
最近、期待し過ぎて落胆することが多いので、”もしかしたら面白いかも?” ぐらいの心積もりでいようかな。( ̄◇ ̄)
{/netabare}
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視聴中→{netabare}
【第一話 感想】
イメージのズレに若干戸惑っているところ。
後2、3話見れば慣れるとは思うのですが、全体的に軽めの印象。
まずOPが爽やか。今はまだマシですけど、今後内容との落差が目立ちそう。
キャラの性格も明るめ。ゲームでは、維緒はもう少し消極的で、主人公は淡白な印象でした。
多分、物語の重さを緩和するための措置なのでしょうね。
他にもプレイヤーの扱いを変更したりなど製作者さんの工夫が見られるので今後に期待持てそうです。
ただ、白虎だけはどうしても気になる。
主人公は強い悪魔扱えるけど同時に一体しか召喚できない。
維緒は弱い悪魔しか使えないけど、同時に多くを召喚できる。
とかなら良い感じに個性が出そうだけど、う~ん、わからん。
あと、技名叫んだほうが意外と様になるのかもしれない。とか思ったり。
(2013.4.5 追記)
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『第三話 感想』
いやぁ、驚きました。まさかこうくるとは……。
{netabare}亜衣梨や維緒、純吾あたりは死なないで欲しいなぁ{/netabare}
{netabare}もしかしたらループ構造にしてるのかもしれませんね。
1周目は主人公以外全滅、2周目で全員生還とか。
主人公が白虎扱えるのも周回してる故なのかも。{/netabare}
(2013.4.19 追記)
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『第四話 感想』
これは、気合入ってますね。演出面が素晴らしかったです。
ストーリーの方は、安心半分疑惑半分。
{netabare}流れ的に、維緒は死亡か覚醒かハッキリした方が自然だったかも。
緋那子も助かったみたいだし、啓太復帰の可能性が……。{/netabare}
来週は純吾と亜衣梨が出るらしいので楽しみ♪
(2013.4.26 追記)
{/netabare}
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『視聴後』
これは酷い。下げたハードルの更に下を潜り抜けて行きましたね。
個人的に感じたポイントを羅列してみます。{netabare}
①主人公
ここがもう最悪でした。
嫌いな主人公ベスト10に入ってもおかしくないレベルです。
容姿と強さ、性格と声優、といった様子で二人の異なるの人物を合体させたようなちぐはぐさ。
前者はゲーム仕様、後者はアニメ後付け。
変に前衛的なキャラにしてしまったため、他のキャラとの掛け合いが上手くいかず、好き勝手に暴走。
この作品の最大の失敗と言っても良いかもしれません。
②台詞
こちらも酷い。
自然体じゃないため、聞いてて違和感あります。
とりあえず叫んどけ、というスタイルが見事に陳腐さを演出していましたね。
③構成
何がしたかったのか解らない。
まず、原作の一つの売りである思想の衝突。
本来なら、ヤマト、ロナウド、ダイチ、アルコル、それぞれが思想に向かって歩み、
主人公がどれかに同調し加担する。といった図式です。
扱いが難しいので放棄したのは頷けますが、その結果主人公が暴走せざる負えなかった。
せめてロナウドを生かしていればもっと話が躍動したはずなのに……。
群像的側面が欠けたことは大きな損失でした。もう少し頑張って欲しかったですね。
次に捻りのなさ。
あんな中途半端なENDにするくらいなら、
『仲間全滅→大和と決戦→敗北→アルコルによってループ暴露、やり直し→仲間生存→略→ポラリス消滅→人間の世界へ』
くらいはやって欲しかった。
今となってはn番煎じの展開ですが、あれよりはマシかと。
前述の群像劇と組み合わせてれば結構良い作品になったように思うんだけどな。
もともと尺が足りなかったと思って諦めます。
④説得力のなさ
主にキャラの生死に関して。
あの状況下で新田さんの生存は明らかに不自然。
一番死んでも納得できるキャラが生存で、他は大した理由もなく次々と……。
殺すにしてももう少し重み出さないと、生き残った側の存在感も出ませんよね。
⑤統一感のなさ
主人公筆頭に、OPとストーリーなど。
特に龍脈の件は唖然としました。
態々、人間非参加の戦闘スタイルにしてたのに、なぜ?
一時的に強力な悪魔を使役できるようになる、とかじゃ駄目だったのだろうか。
⑥悪魔関連
言うまでもなく主人公補正強過ぎ。
ループ構造なら納得でしたが、記憶継続仕様などから考えてそういう訳でもなさそう。
オークションや合体も説明不十分でご都合設定と化してます。
悪魔の使役に何らかの制限を設けておけば、もっと安定したかも。
それぞれの特徴設定や『危機→新しい力→危機脱却』なんていう演出もし易くなりますし。
持論では、能力ものに制限は必須です。
良くないところ連ねてきましたが、ここからは良いところを。
①ED
次々と消えていき、最後に復活。という演出。
本編がもっとしっかりしていれば、かなりの効果が期待できたと思います。
どうせならOPにも仕掛けが欲しかった。
②ラストの合体
演出としては良かったと思います。ただ、あまりにも唐突過ぎましたね。
過程がしっかり描けれていれば感動的なシーンになったはず。
③4話の羽
ラストに余計な事をしなければ……。
4話の時点では、やられた悪魔たちの無残に散る羽という認識で通っていたのに、ラスト意味もなく同じ演出。
4話もたまたま同調効果が発生しただけで、本来意味がなかったのかも。
{/netabare}
長々と申し訳ない。少し期待してただけにその反動が出たんです。はい。
原作未プレイの方にも既プレイの方にもオススメできない何とも残念な作品です。
未プレイの方には原作をオススメします。