名作で制服なTVアニメ動画ランキング 2

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の名作で制服な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年02月21日の時点で一番の名作で制服なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

69.9 1 名作で制服なアニメランキング1位
BURN THE WITCH #0.8[バーンザウィッチ ゼロポイントエイト](TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (41)
228人が棚に入れました
久保帯人によるもう一つの尸魂界 2人の魔女の前日譚アニメ化

たナか さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

トラディショナル・ビューティーズ

漫画界きってのオサレ番長KBTIT氏による短編
アニメ化済3話の前日譚な単品

ジャパンの伝統芸能、金髪ツインテ黒髪ロングの様式美

OP・オサレ
ED・オサレ

「制服が好きだ。私が何者であるかを、証明しないで済むからだ」

冒頭初手からオサレセリフで殴ってくる。つよい。完全初見の人が見ても、この名作小説の書き出しかのような一言で何かを確信するでしょう。

BLEACHは確かに漫画史に刻まれるべき傑作だが、時代の変遷によりこの令和においては致命的な弱点を孕んでしまうこととなる。それは主人公が陽キャのアルファオスであること。多少バカでも身長と身体能力の高いイケメンはもはや嫌味でしかなく、感情移入デキナイーとなるルサンチマン起爆装置でしかない。いやいや一護はイケるでしょ!という方ですら大多数がサブキャラのほうへハマってるはず。マンガの主人公としてはもはや古いのだ。スラダンリメイクはそれで主人公変更を余儀なくされた。

鉄板テンプレな美少女バディではあるが二人とも相当に口が悪く、スラスラと流れる軽口は吹き替え海外ドラマレベル。なのでユニコーンファンタジーではないが、ほぼ全ての口撃をアホキャラのバルゴに向けることで嫌味を軽減、その配慮により観やすさを担保しているグレイトな設計。

二ニー・スパンコール
ガサツな金髪ツインテ。口が悪い。中身はほぼアスカ。

新箸のえる
ジト目の黒髪ロング。口が悪い。中身はやれやれ系。

バルゴ
口撃被弾担当。ネアカスケベでクソ度胸な人情家というテンプレおバカキャラ

テンプレコンビ
キャラクター造形は先人の発明を超えないテンプレ準拠の借り物で今作ならではの新たな発明はない。金髪ツインテ黒髪ロングの様式美なら、コテコテステレオタイプにあえて全力で振り切った冴えカノにかなうはずもない。スパイファミリーみたく時代に媚びてみたってだけで、あんまり作者自身も思い入れはなく信者から見ても本気度はあまり感じられないかもしれない。しかしそこを差し引いてみたとしても、凄まじい完成度のバディであることに疑いの余地はない。

説明がべらぼうに上手い
異世界なろうをゆうに超える解像度で独自の世界が広がるのだが脳死で観ててもきちんと全部わかる緻密な設計。あからさまな説明セリフであっても「今説明されてるなあ」といった押し付けがましさはほぼ感じられない。説明された事象がそののちにすぐさま展開されるのでスッと頭に入りまた他の場面へ、と細かく刻むことで情報量の多さに比べ負荷が少ない話運び。ジャンプ看板作家の超絶技法をキモチよく堪能できる。

アニメも上手い
前作と監督は同じだが中途半端な本編3話よりも後発なため、作品としての濃縮度合いからしてこちらのほうが満足感は高いと思う。異形と相対した恐怖感、巨体の繰り出す攻撃の重量感、切羽詰まった現場の臨場感など、小品ながらもモンスターバトルの醍醐味を心ゆくまで堪能できる。もしオサレ番長が美少女作品を作ったら?という予想を大きく超えはしないのだが、彼の華々しい経歴を汚すような手癖で作った駄作などでは決してない。ベテランジャンプ作家の印籠を気安く振りかざしながら軽々しく安易に「傑作!」と口にしたとして、誰もそれを否定できない紛れもない傑作アニメであることは確定的に明らか。

美少女アニメとしてもバトルアニメとしても文句のつけようのない一級品。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 0

60.8 2 名作で制服なアニメランキング2位
ハニーレモンソーダ(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★☆☆ 3.0 (26)
122人が棚に入れました
累計発行部数1,200万部突破の少女漫画 青春ラブストーリーの金字塔「ハニーレモンソーダ」ついにアニメ化! この恋があなたを変える 中学時代“石”と呼ばれていた石森羽花は、 自分を変えるため、自由な校風の八美津高校に入学した。 同じクラスで隣の席になったのは、レモン色の髪をした、 クールで自由奔放な「レモンソーダ男子」の三浦界。 実は羽花は中学時代に一度だけ界に会い、そのひと言をきっかけに高校を決めた。 羽花にとっては、人気者の界は遠い存在。 そんな界が、なぜか羽花の世話を焼くようになる。 界が背中を押してくれることで、少しずつクラスに溶け込んでいく羽花だったが・・・。 羽花の世界はどんどん、界の存在によって変わっていく―――。 果てなく広がる 光の真ん中に 今、私はいる

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

引っ込み思案の苛められっ子の少女が恋をする話

少しぶっきらぼうで不良っぽいイケメンに惚れた大人しい少女が、変わりたいと頑張る話ですね。

うーん、まあ普通の少女漫画ですね。

しかし男性視点だと、大人しい少女が、ヤンキーに惚れた結果金髪ギャル化していくというのは、BSSものの定番的内容なので、そういうのを思い出しちゃってちょっとなんだかなーという感じはあります。
うがった見方過ぎですが。
一応主人公は自分もおそろいに金髪にしようという発想は無いようですが。

少女漫画もなかなか良いものなので、余裕があれば見たいとは思いました。
でも100%好みのわけではないので… 
ちょっと作画には癖があって、純然と可愛いって感じではないんですよね。
目力が強くて。

まあ、考えます。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 0
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

2話 白馬の王子様型の少女マンガは私には理解できないということでしょう。

1話 事情を知らない金髪DQNがグイグイくる?セリフを丁寧にしてほしい。 

{netabare} 気の弱いいじめられっ子体質の女子が、王子様に助けられる話…昭和か?1話切り…と少し前なら判断していたでしょう。しかし「事情を知らない転校生がグイグイくる」がありますから、その構造をもって判断はしません。

 一方的な救済の手ではありますが、しかし、きっかけがあって自分を変えていくストーリーなら話にはなると思います。その辺をどう描くかでしょう。じゃあ、カイがなぜヒロイン石森羽花を助けるのかとセットで見たいといころです。

 それにしてもこれが令和の今現在連載しているコミックスなんですね。掲載がりぼん…タイムカプセルのような不思議な雑誌です。それとも、昭和ドラママインドは韓流に保存されていましたから、それが逆輸入されたのでしょうか。数話は見たいかなと思います。あまりに古臭いだけの話なら止めるかもしれません。

 しかし、石森…閉じこもったイメージ。そして羽花は羽化つまり蛹が蝶になるのでしょう。ハニーレモンがハチミツ高校の黄色い頭の男…うーん。「はちみつとクローバー」よりも謎なタイトルです。ネーミングに意味を込めるのは悪くないですけど、センスは…という気もします。


 1点だけ、1話でわからなかった部分です。中学校の先生に「間違いなくシンセイ学園に受かる」と言われたあと、羽花の「シンセイ学園に受かってさえいれば」というモノローグが入ります。「受かってさえいれば」というのは普通「行きたいけど落ちた」というニュアンスを持ちます。しかし「自分を変えるために、ハチミツ高校に行きたかった」というセリフもあるし、カイに「こっちが似合ってる、俺も行く」と言われます。

 結局、ヒロイン石森羽花の意思はセリフから読み取れません。自分を変えるためにハチミツ高校を選択したのか。カイを追って高校を選んだのか。もう1点「受かってさえいれば」が「わざと落ちた」「受けなかった」のか「落ちてしまった」なのか。

 ここは話としてヒロインの性格造形や変わりたいという意思の根幹の部分です。一番わかりやすくしなきゃいけない部分だと思います。セリフ回しが下手ですね。丁寧にお願いします。私の勘違いで他にわかる要素があったかな?原作はどうなんでしょうか。{/netabare}


2話 白馬の王子様型の少女マンガは私には理解できないということでしょう。

 前半で集中力が切れました。白馬の王子様が成長の手助けまでしてくれるという話と言えばいいんでしょうか。

 批判するというよりも、女性の比較的乙女な性格な人にとって面白いんだろうな、という思考上の想像はつきます。ですがそれは私の面白いとは全く違いますし、感情的には全く理解できません。

 この数年のアニメ作品で研究として、少女漫画ラブストーリーに挑戦してきましたが、結論はまったく理解できない、ですね。女性原作者が少年・青年コミック誌に書いたものは楽しめるものも多いし、秀作の頻度も高い気がします。女性原作者だから嫌いなのではなく「少女漫画」という型はやはり同じ漫画であっても、少年・青年向けとはかなり性質が違うということでしょう。

 少女誌でも「のだめ」とか「動物のお医者さん」「ガラスの仮面」などは楽しめるし、岡崎京子氏なども読んでいましたから、あくまでイケメンが無条件に不幸な少女に手を差し伸べる白馬の王子様型、あるいはシンデレラ型がダメなだけだと思います。

 ということで、私はカテゴリーについては論じられても「少女コミック誌の白馬の王子型の少女漫画」の単発の作品について、批評・レビューをそもそもすることはできないのだろう、と思います。


 

投稿 : 2025/02/15
♥ : 6

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

主人公にあまり感情移入出来ない

主人公が引っ込み思案かつ自己主張があんまりないせいもあり、同中のいじめっ子達のセリフから中学時代はいじめられっ子ながら、それなりに頭良かったのに志望校落ちてしまったのかぁ…という背景が浮かび上がってくるわけだけど、主人公の方は好きな男子がいて、その子をきっかけに高校を決めたみたい。

ストーリー的には個人的にそこまで面白くないけど、内気な自分を変えるために色々世話を焼いたり背中を押してくれる存在て心強いんじゃないかな。そして、それが好きな男子だったら最高て感じ。しかもその好きな男子はイケメンで人気者。なんというかシチュエーション的には結構良いとこどりをしてる感じ。

それだけに主人公にあまり感情移入出来ないのが勿体ないかな。自分を変えたいという意志があるとはいえ、あまり積極的ではなく、なかなか自分から動こうとしないところは見ていてフラストレーションの溜まるものがありました。

あと、人物描写を丁寧に描くのを重視してるのかもしれませんが、そのせいかテンポが悪く感じられたかな。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 6
ページの先頭へ