ヒロトシ さんの感想・評価
4.0
ドリーマーズ・アゲン
まず最初に本作でファンネリア・アムの声を担当されていた本多知恵子さんが先月お亡くなりになった事に謹んで哀悼の意を表したいと思います。
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ヒロトシ さんの感想・評価
4.0
まず最初に本作でファンネリア・アムの声を担当されていた本多知恵子さんが先月お亡くなりになった事に謹んで哀悼の意を表したいと思います。
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えたんだーる さんの感想・評価
4.2
個人的な評価だが、サンライズ制作の富野監督作品の中では、最も若いアニメ好きに訴求できそうな作品。(これがダメなら富野作品は諦めた方が良い。)
本作自身がというよりは永野 護氏のFSS(ファイブ・スター・ストーリーズ)の元ネタとしての知名度の方が高いかも。
FSSのMH(モーターヘッド)の源流となる、本作ではHM(へヴィーメタル)と呼ばれるロボット型兵器が多数出てくる。
ご都合主義的に火薬兵器や実体剣がない世界観なので、ビーム兵器の撃ち合いとビームサーベルによる格闘戦によるカッコいい戦闘となるのは本作の見所。
HMのデザインも、主人公機エルガイムをはじめ名前ありキャラが乗る専用機は概ねカッコいい。これらのメカデザインは今でも充分戦えるレベルだろう。
富野監督作品なので基本シリアスな中にちょいちょいギャグとスケベ(?)シーンが挟まれるが、これらが苦手な人にも許容できる量だと思う。
OP/EDもカッコいいし作中BGM、特に戦闘シーンのそれはかなりノれる。
ゲームのスパロボなどでもエルガイムや主人公ダバはお馴染みかと思うので、古いサンライズ作品を見るなら本作がお勧めである。
coldikaros さんの感想・評価
4.3
ZZがそうだったように、前半ギャグで後半シリアスの展開をします。
登場するキャラも声優さんの感じもZZの匂いが凄いしますね。
音楽はいいですね。ロボのデザインもちょっと稀に見る良さだと思います。
ダンバインなどと同じ世界観ですが、それらの中で一番出来が良い作品ですね。
相変わらずライバルはいいです。かっこいいですし、ギャグもうまいことこなします。
むちゃくちゃ壮大な世界観と魅力的なキャラに支えられているため、ブレることなく最後まで続きます。ですので、あまり飽きるようなことはないかと思います。
単純に面白いと思います。今見ても面白いと思える作品だと思うので、見てみてもいいかもしれません。
富野作品の中では比較的鬱な展開ではないので、そこもある程度安心して見られるのもいい点ですね^^;
えたんだーる さんの感想・評価
4.1
== [初回視聴時レビュー: 以下、追記あり] ==
原作は台湾で作られたコンピュータRPGらしいです。本アニメを観るまで全く知りませんでしたけど。
古代中国っぽい舞台においてロボット(的な物)やアンドロイド(的な物)、光線や電撃を発する武器や舞空術的なものがあったりと何となく藤崎版『封神演義』や『霊剣山』あるいは『剣王朝』といった感じの世界観ですね。
モブの民衆は雑に死にそうな感じや、自分を襲ってきた化け物をいざ退治してみたらその肉を食おうとかそこら辺はいかにも中華メンタルですね。機関獣(ロボット的な物)の作画は今時な3DCGでした。ゲーム原作だったら既にモデリングされていたかも?
そしてアニメ制作スタジオは『霊剣山』でも実績のあるDEENだそうです。
爆死をも予感させる原作と制作体制でしたが、少なくとも第1話を観た限りでは作画はまずまず(『霊剣山』第1話にはたぶん勝ってる)なのと、ストーリー的な掴みが悪くなかったのでしばらく観てみようかと思います。
== [初回視聴時レビュー、ここまで] ==
2018.10.16追記:
第3話まで視聴。第2話が回想回で、この回を観ると主要キャラの生い立ちがわかります。かくして幼馴染みだった姉妹と近所のお兄ちゃんは、それぞれの生死がわからないままお互いに相手が死んだと思って生き別れに。
そして第3話で時系列的に元に戻って、ここでの戦いで当面の主要装備やおおよその性能がわかります。
良い意味で普通なシリーズ構成と脚本で、わりと面白いです。
実現テクノロジーの違いはあれど帝国側の兵器は現代の局地戦用陸戦兵器とおおよそ近いレベル、姉妹側は超古代文明によるオーバーテクノロジー感溢れる装備だけど少人数ということで、パワーバランス的にはなかなか良い感じです。
別途組織された反乱軍に姉妹が参加する形になるのはOPでほぼほぼネタばれしてますが、普通に戦記物になりそうで楽しみです。
2018.12.04追記:
第10話まで視聴終了。澄(ちょう)が釗(しょう)絡みの一件で動揺する中、太白帝国では謀反の影が…。
飛びぬけてはいないですが、ストーリー的には安定感はあります。いろいろありましたが、水滴刑は無駄に(いや、無駄じゃない(笑))作画が良かった気がします。
2018.12.25追記:
第13話(最終回)を視聴終了。特に気になる設定的な矛盾などは感じないまま、無難に観終えることができました。まあ、軒轅剣(けんえんけん)の刃で瓦礫をぶっ叩くのはどうかと思わなくもないですが、「神剣的なものだから大丈夫」と思えば大した問題ではありません。
征天(せいてん)はもろに「飛行戦艦」的なもので、黒火砲の発射に関する演出はほぼ「波動砲」でしたね。松本メーターの代わりに風水羅盤っぽいものが付いていたのが中華風味ではありましたが(笑)。
いわゆる「おれたた(俺たちの戦いはまだこれからだ)エンド」でしたが、続編やスピンオフはいろいろ作れそうな「正しいおれたたエンド」だったと思います。戦記物として実質的な戦いの期間が短くて物足りなさもある気はしますが、個人的には期待していた以上に楽しめてまあまあ満足でした。