北海道で親友なおすすめアニメランキング 6

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの北海道で親友な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月22日の時点で一番の北海道で親友なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

85.0 1 北海道で親友なアニメランキング1位
Kanon カノン[京都アニメーション版](TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (1844)
10379人が棚に入れました
静かに雪の降り積もる北の街。高校2年生の相沢祐一は、両親の都合で、7年前によく訪れていた北の街に住む叔母の家に居候する事になった。従姉妹の名雪とも7年ぶりの再会になる。名雪に街の案内をしてもらっていた祐一は、月宮あゆという少女と出会う。そして偶然知り合ったにも関わらず、追われているという彼女と一緒に逃げる羽目になってしまい…。

声優・キャラクター
杉田智和、堀江由衣、國府田マリ子、田村ゆかり、佐藤朱、飯塚雅弓
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

「麻枝+いたる絵」三作品連続で観てみた

それは君のせいではなく自分のせいです。

一通りKeyの泣きゲー系列は踏破した感じ?
『CLANNAD』『AIR』ときて、締めはこちら『KANON』となります。

今回はあまり内容に触れません。


で、似てるんですよね。キャラデザ/音楽/シナリオ作る人一緒だし、こうして一通り観た後だと比較しながら総括したくなるところです。

一連の作品群は、

1.キャラデザインを不問にする
 ⇒俗称“いたる絵”。頭身低くして野球帽被せたらパワプロで使えそうな勢いです。
2.電波な女子を不問にする
 ⇒メインもサブもだいたいキツイです(当社比)。
3.リアリティには目を瞑る
 ⇒奇跡という名のご都合主義

こちらは少なくとも私の場合は、視聴する上で最低限のお作法でした。
そこまでして観る必要がないと判断すれば放置するか、どれか一つを手に取ってみて相性をはかってみる、が吉でしょう。
私はこれで3本目になりますので、そもそものところでは気に入ってはいるのです。


それで本作『KANON』です。
女の子につける名前ランキング2018年/30位。放送当時2006年/26位。となかなかの人気です。東映アニメーション版の2002年はデータがありません(明治安田生命版)。音の響きが素敵でリアル周囲での“かのん”ちゃん率けっこう高めです。え!?違う?
アニメの『KANON』は元ネタが“パッヘルベルのカノン”がモチーフということらしく、こちらは誰もが聴いたことある音の響きが素敵な楽曲だったり。
正式名称は「3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジークニ長調」の第1曲。カノン自体は、輪唱のように複数の同じメロディーをずらして演奏する技法、またはその様式の曲のことです。身近なところでいえば“カエルの歌”。

{netabare}作中では佐祐理曰く
「同じ旋律を何度も繰り返しながら少しずつ豊かに美しく和音が響きあうようになっていくんです。」
「そんな風に、一見違いのない毎日を送りながら、でも少しずつ変わっていけたらいいですよね。」
だそうです。(第14話){/netabare}

複数のメロディーを構成する人達は以下の通り。けっこう多いんですよね。

相沢祐一(CV杉田智和) 主役
月宮あゆ(CV堀江由衣) うぐぅ たいやき 
水瀬名雪(CV国府田マリ子) 祐一のいとこ 
川澄舞(CV田村ゆかり) 魔物討伐
美坂栞(CV小西寛子) 病弱
沢渡真琴(CV飯塚雅弓) あうーっ 肉まん 
倉田佐祐理(CV川上とも子) 舞の親友。料理上手
水瀬秋子(CV皆口裕子) 名雪母
美坂香里(CV川澄綾子) 名雪親友
北川潤(CV関智一) ムードメイカー
天野美汐(CV坂本真綾) 不愛想

ギャルゲの宿命のようなもので、主人公祐一が女の子たちを単体撃破していくような体裁をとってます。標的はあゆ、舞、栞、真琴がコア。すでに3つのヴァイオリンの数を超えております。コアに準ずるサブとしては名雪が頭一つ出てますが、残りの女の子たちにも相応のエピソードを用意し全方向です。

欲張り過ぎちゃった気がしております。

尺は充分なので掘り下げが足りないことはなく、それこそ繰り返すメロディーが次第に美しい和音となって響いたかを注視してた私にとっては微妙でした。“名実ともにタイトル回収できたん?”についてイマイチだったということです。{netabare}例えば美汐は、真琴のエピソードが終ればお役御免でその後出てきません。{/netabare}
戦線拡げ過ぎちゃってにっちもさっちもいかなくなった大日本帝国のような印象を受けました。例えがアレですがね。


とはいえ泣きゲーの元祖とも言われた名作ゲームが元ネタです。やはり面白い部分は面白いのです。
季節は冬で舞台は北海道。『CLANNAD』が春、『AIR』が夏、と季節感を上手く取り入れたシナリオとそれを視覚に訴える作画で応えてくれた京アニの作画班。『KANON』においても同様です。
繰り返しですが、レビュー冒頭でのお作法をクリアすればヒット率は上がるでしょう。複数あるサブストーリー(個別エピソード)は良いお話がほとんどです。
ラストもハッピーエンドと言えるオチのつけ方をしてきましたし、サブストーリーのネタを集約しようと試みている節も確かにありました。このへんスタッフサイドの纏める苦労がしのばれるところです。


そうです。努力が垣間見えるのでした。
ゲームまで遡ればおよそ20年前の作品です。アニメとしては2002年の東映アニメーション版と先例のある歴史の古い作品です。
エヴァンゲリオンやハルヒなどその後の流れを作った名作同様、泣きゲーアニメ展開の始祖とされたのが本作。0から1を産み出そうとしたものです。その後、1から100を目指す作品が産まれその多くを目にしてきたな、というのが今なのです。
となると、それはクラシックカーを愛でる感覚に近い。スペックやユーザビリティは劣っていても当時の技術の粋を集めたものに憧憬を覚えるような感覚をこの作品からは受けました。後続の手垢のついた手法を考えなしになぞったようなものとは違うなにか。
よって自分はこの独自性を買い、評点に下駄を履かせときます。
戦線拡げたと文句を言うのは簡単ですが、同時にアメリカ、イギリス、ソ連、そして中華王朝に喧嘩を売るなんて芸当は到底できないことです(結局それかっ!?)。

個別展開が集約されてくるであろうリアル“カノン”な物語は他の作品で触れることにいたします。


■ちょい反省
“マンガ日本昔ばなし”のように捉えとけば良かったかも。
ガッツリファンタジーだけども示唆や教訓に富む各ルートの集合体。各々ばらけてても気にならなかったことでしょう。

■オマケ
パーティでの楽曲“ワルツ”はいい感じ。
別の作品で登場した{netabare}(『四月は君の嘘』で公生と凪が連弾した){/netabare}曲。聞き惚れてしまいました。



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視聴時期:2019年5月 



2019.05.26 初稿
2019.11.27 追記

投稿 : 2024/12/21
♥ : 55

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

私は「奇跡」を信じたいです!!

■Kanonの魅力って
ご存知の方も多いのですが、Kanon・AIR・CLANNADは同じkey作品としてよく比較されますよね♪
「key作品らしさ」とよく耳にしますが、「らしさ」ってどんな所だろう・・・(*'ω'*)うぐぅ~?
作画!? キャラクター!? 演出!? そうですね!!
視覚・聴覚で「似ている」って感じる部分は少なからずともあると思います!!
では、観ている人に伝わるメッセージ的な点で考えた場合はどうでしょう・・・(^・ω・^)あぅ~?
友情や家族愛といった人と人との繋がり「絆」だと思うのです♪
そういう、「らしさ」にもうひとつのメッセージを練りこむことによって別々の「らしさ」が現れて
三者三様に魅力的な作品となっているのだと思います。たとえば・・・
AIR →「運命」、CLANNAD →「人生」
では、Kanonはといいますと、ずばり・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「奇跡」・・・・・っだよ!!
奇跡って想いがあれば誰もが起こせる可能性はあるのですよ♪
信じる気持ちがなければ、それは奇跡ではなくただの偶然なのですね♪
まだ、観ていない人は是非「Kanon」の感動のストーリーを体験していただきたいです。
 
■物語のポイント
物語の前半は、(〟-_・)ン?って思うシーンが沢山でて来るのです♪
最初のうちはちょっと不完全燃焼って感じなのですが、これが後々なるほど!!となるので
記憶力の良い方は沢山覚えておいてください。
特に主人公の祐一を筆頭に7年前から失くしてしまっている、記憶とはどんな記憶なのか注目です♪
 
物語の中盤以降からは、ちょっと悲しいストーリーが多いかもしれません。
そして、主人公の祐一と真琴・舞・栞の3人の女の子とのストーリーが動きだしていきます。
思い出す記憶の欠片と共に涙を流さずにはいられないシーンが出てきまよq(T▽Tq)
しかし、まだ完全にすべての謎が解けぬまま、物語の後半へ・・・
 
いよいよ物語は盛り上がって行きます。
祐一・あゆ・名雪・秋子 それぞれの記憶欠片がすべて揃う時・・・・・・・・・
ぜひ感動して涙してください♪
最終話はちょっと急ぎ足になってしまいましたねw
終わり方はとっても好きな終わり方ですが、もうちょっと余韻を楽しめるように構成して
欲しかったかなってちょっとだけ思っちゃいました♪
 
●総評
「Kanon」に出てくるキャラクターって誰ですか?というよりも、どのストーリーが良かったですか?
と聞いたほうが良いかもしれませんね♪
大きな物語の流れの中に、うまくショートストーリーを組み込んだような感じがしたのです!!w(゚o゚*)w
しかも、真琴中心のストーリーのイメージを次のストーリーにどうしても引きずってしまって、ひょ
っとしたらこの子も・・・って思っちゃうと先のストーリー展開が読みにくくて逆にそれが良かった様な
気もしましたよ♪
Kanonでも案の定たくさん涙を流しちゃいましたwやっぱり名作ですね♪
 
▽お・ま・け
1話でメインキャラクターがすべて登場していたのですが、皆さんは気付きましたでしょうか(゚ロ゚;)エェッ!?
真琴に関してはキ○○ですがw2回目観てみようと思われた方はちょっと注目してみてくださいね♪
 
 

投稿 : 2024/12/21
♥ : 56

U-tantan-U さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

負けたよ、俺では使いこなせなかった。「うぐぅ」はお前だけの物だ。

作品の性質上、CLANNAD等のほかのKEY作品と比較してしまうところが多々ありますが、大目にみてくださいね^^


作品のボリュームはCLANNADのほうが上だし、AIRほどの内容の複雑さは感じない。この程良さがこの作品のいいところなのではないかなと感じました。
浅すぎず、深すぎずなので、見ていて不快感を感じたり退屈に感じたりすることがあまりありませんでした。


CLANNADと同様に....いやそれ以上に絵に"京アニらしさ"が出ているので、そこでの脱落者が結構出てしまうかもしれませんね^^;
私はCLANNADでこの絵に慣れたのでいけましたが、kanonから入ろうとしてダメだった方は、一度CASを見てから見ると多少緩和されているかもしれません^^


原作未プレイです。
京アニのKEY作品に共通して言えることですが、やはり原作への愛情、リスペクトは未プレイでもわかりました。さすが京アニといったところです^^
涙腺崩壊とまではいきませんでしたが、泣き所がしっかりしていて、最後の落ち着いた感じは非常に好印象でした。


総合力では当然にCASのほうが上だったのですが、余韻という部分と、サブヒロインの話の構成力という部分ではkanonのほうが勝っていたかなと思います。
メインの話がもっと強ければ、CLANNADくらいの評価を受けていてもおかしくなかったかも....
まあただ、サブヒロインが全員平等に扱われていたことで、後々の選択に自分は違和感というか、腑に落ちない部分を多少感じはしました。ほんとに多少ですが^^;


雪と奇跡がこの作品のテーマですね。この2つの絡め方は抜群に良かったと思います。冬の温かく切ない奇跡の物語とまとめておきましょう^^


自分的に、杉田さんは大好きな声優なのですが、祐一は少し合わなかったかな--と思ってしまいました。イメージどおりでは無かったです。


全体を通してみると、良作の部類ですね。ただやはり万人受けの作品とは言えないと思うので、ここの評価、点数にはある程度、納得している作品でもあります。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 39

67.6 2 北海道で親友なアニメランキング2位
僕等がいた(TVアニメ動画)

2006年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (446)
3020人が棚に入れました
彼はその時 まだたったの15歳で そして今 まだほんの16歳で 支えなければならない現実は いつも彼の体より 大きい ― 胸に期待をふくらませ、友達をいっぱい作ろうとしていた七美の高校生活が始まった。だけど女の子たちは、クラスの3分の2が一度は好きになるという、矢野という男の子の話題で持ちきりだった。七美には、意地悪でむかつく男にしか見えなかったけれど…

声優・キャラクター
ささきのぞみ、矢崎広、川久保拓司、中山恵里奈、清水香里、寺崎裕香、ゆりん

sobako777 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ここで終わっちゃ、原作の10分の1の魅力も描ききれてない!

映画化されるほど人気あるのか・・・と、原作漫画本を読んでみたら、結構、深いし面白い! 特に後半! なのに、アニメは原作の中盤前・・・深みを増す前で終了しているため、イマイチ弱い。
まあ、それでも人気原作の底力で、多少途中かったるくとも最後まで見れるのだが・・・ちょっとヒロインの声が鼻に付きストレスとなってしまった。この声や演技じゃ、キャラが一層、うざく感じる。
男の子のキャラはちゃんと魅力的に描けているのに、どうして女の子キャラが‘魅力的な設定’ではあるが‘そうでもない’止まりなんだろう・・・ふむ・・・。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 3

♪せもぽぬめ♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

少女漫画と言ったら?o(゚~゚o)???(o゚~゚)oナニ?

~あらすじ~
高校に入学したばかりの「高橋七美」と
中学の頃から女子に好かれていた人気男子「矢野元晴」
の青春ラブストーリーです。

「僕等がいた」は、少女漫画の定番ですね!

個人的にこの作品はは矢野の過去が関係していて内容が深めの話だと思いました|||||/( ̄ロ ̄;)\|||||||

私が1番最初に見た少女漫画でした。

見たときは、はまってしまいましたW

「少女漫画は女が見る物じゃないの?」って思う人がいるかもしれませんが、そんなことは無いと思います!

自分は男ですが面白いと思ったし、私の男友達も少女漫画を見てます。

男女ともに楽しめる作品なので是非見てください( ̄人 ̄)オ・ネ・ガ・イ♪

投稿 : 2024/12/21
♥ : 29

preston さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

パトラッシュ、僕はもう疲れたよ

アニメ観るのってこんなに疲れるもんだっけw
それだけリアルっぽいのと、世界観に入り込めているということ
なんだろうけれども。

矢野のやんちゃっぷりは、まあまあまあまあというか、
そういう若気の至りもあるよね(たぶん)、って感じだったけど、
中盤以降の七美のめんどくささでグッタリ
おい、だれかビシッと言ってやれよヽ(`Д´)ノ

まあ、そんなフラストレーションの溜まることもあったけど、
全体としてはおもしろかったし、十分に満足できるアニメだった。
その後が気になるので原作にも手を出してみようかな。

あと、アニメにしては珍しく、髪型がコロコロ変わるのも印象的。
どれも可愛かったので、髪型にもご注目。

【満足度85/100】

投稿 : 2024/12/21
♥ : 2

55.1 3 北海道で親友なアニメランキング3位
ブレイドアンドソウル(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★☆☆ 3.0 (296)
1507人が棚に入れました
人・獣・妖怪が共存していた世界に濁気と呼ばれる魔の気が訪れ、妖怪たちは凶暴になり、人と獣は魔物になって暴れ、邪悪な武人たちは悪鬼となって武の強者たちを血の海に沈めた。この惨状を止めるべく、神仙たちは達人を集めて送り出し、世界を支える4つの柱に濁気を封印することに成功した。しかし、長い時間が流れ、再び濁気が世の中に流れ込み、濁気を纏った復讐者ジン・ヴァレルが生まれた。

声優・キャラクター
タカオユキ、悠木碧、大原さやか、雨宮天、高垣彩陽、伊藤静、小山力也、井上麻里奈、チョー、白石涼子

うっきー星人 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.6

おいおいやる気全くねーなwってレベル、色々浅くて唐突なゲームの宣伝アニメ

~10話まで観ました~
結局、人殺しも復習も不幸の連鎖しか生みませんよってアニメなのかな

「主人公」
ワキに汚いシミがあるようにしか見えない

「物語」
前半各話はちょびっとだけ楽しめたが結局はまとまりがなく全然盛り上がらない
脱気?って結局何?おならの一種か何かかな?
唐突にバトルになったりちゃらんぽらん、臭い事言ったところで「浅い」の一言に尽きる
あとは「え?ああ死んだんこれ?w」ってシーン多い

「作画」
カックカクで汚い、重症
例えばキャラの表情と心情がかみ合ってなかったり、姿勢が変なポーズ、走ってるつもりかしらんがうまく走れてないなど

「音楽」
全く盛り上がらない
そこ音入れろよ、くらったのかわからねーだろwってシーンがある

「キャラ」(ぶっちゃけ0点)
キエエエエエエエエアアアアア!復習がすべてじゃあああ!みたいな考えの奴とか主張が自己中過ぎる奴があまりに多く不快
の割りに敵なのにしれっと味方サイドにいたり、オマエ結局何なんだ???ってブレブレな奴が多くて意味不明
泣き方が火病くさい

まあやる気の感じられない宣伝アニメというところが妥当かと

投稿 : 2024/12/21
♥ : 0

ひき さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ちょっと暗く重いストーリーだったけど…

でも結構楽しめました。皆さんの評価は酷評が多かったですが…。
暗殺を生業とする剣一族の生き残り、そして師匠の仇を″掟″として探すアルカ。
人間としての感情もなく人を殺すアルカが、仇打ちを果たしたあたりから、
自分の犯した罪に向かい合っていく、と言うストーリー。
最初はカッコいいアルカを、途中からは苦悩にあえぐアルカを
応援しつつ視聴してました。
実質最終回の12話の最後のシーンはよかったな。
しかし、いろいろ説明不足のところは否めず、
個人的には、仇であるジン・ヴァレルが何者かをもっと説明してほしかった。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 3

にゃっき♪ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

better late than never

韓国発のネットゲームが原作で、国内サービス開始にあわせて放送された中国風な世界観の武闘ファンタジー作品です。
暗殺者集団、剱(つるぎ)一族の出身の主人公のアルカは、掟に従って師匠のホンの仇敵で、濁気(しょうき)と呼ばれる暗闇を操るジン・ヴァレルに復讐するために生きています。暗殺者として殺人ロボットのように生きてきたアルカが、人として生きる道を考えるようになり、人間として生まれ変わる過程を描こうとしていたようです。

青い花びらの天性という麻薬栽培に頼らざるを得ない村人や、自らが関わったために多くの罪のない人たちが犠牲になるなど、暗いだけでなく殺伐として後味の悪いエピソードが多く、中盤以降のアルカの変化も、人間回帰とか成長というより単に壊れてしまったような印象しか残らず、唯一の魅力になれそうな爽快感まで奪ってしまったように感じます。

無口な暗殺者である主人公以外に、殺伐とした世界でも力強く生きている、渡門旅館の女将のカレン、拳銃を使う賞金稼ぎのハズキ、盗掘集団の娯楽党のリーダーのロアナの3人の女性キャラが絡んできます。個人的にはあまり魅力は感じられず、ハズキはムードメーカーという位置づけなのかもしれませんが、ムードクラッシャーのように思えました。ゲーム世界の雰囲気を伝えられれば十分だったのかもしれませんが、きちんと描くべきキャラを早々に退場させてしまったりするのでは、何を描きたいのか焦点が定まっていないように感じられ、あまりお薦めする気分にはなれない作品でした。
最終話はお気楽な番外編の温泉回で、女性キャラのカタログのような構成ですので、キャラの確認のために視聴してみるのも良いかもしれませんね。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 40

61.5 4 北海道で親友なアニメランキング4位
センコロール(アニメ映画)

2009年8月22日
★★★★☆ 3.6 (143)
733人が棚に入れました
奇妙な生物「センコ」を飼う少年・テツと、同じような生物を飼う少年・シュウとの間でモンスター同士の戦いが起こる。テツの秘密を知った同級生の少女・ユキはその戦いに巻き込まれる。

声優・キャラクター
花澤香菜、下野紘、木村良平、森谷里美
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

非日常とのコネクト

宇木敦哉監督作品、才能溢れる傑作短編。

平凡な街に突如出現した巨大怪獣。
街中が騒然とし話題になる中、
少女はとある少年の秘密を知ってしまう。

少女A「見た?テレビ、また怪獣だよ」
少女B「見に行こうか、ちょっとだけ」
冒頭そんな会話で始まる日常の中の非日常。
ここに躍動感と神秘が宿り、
短いながらも冴えた演出に魅了されます。

得体の知れない奇妙な生物に愛着が沸き、
{netabare}物語は不思議な印象だけを残し終幕する。
漠然と世界の不思議に思いを馳せる。
何とも心地良い実感でしょうか。{/netabare}

初々しい花澤香菜も見れてお得感あり。

やはり私は日常の外部にある、
言葉では掴み切れないその領域に、
いつまでも魅了されることでしょう。
そこに何かがあると信じているのです。

劇場公開された続編も楽しみです。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 36

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

ビッグバジェットとも自主制作とも違う、もうひとつのアニメ制作のカタチか否か

色々と思い出深い映画です^q^


当時、今は無き池袋のテアトルダイヤにてコイツを観るためのチケットを買おうとその日に初めて顔合わせをしたそうたんと一緒に早朝6時から入り口に張り込んだのも今は昔(笑)
あんな必死の想いで映画館に行ったのはコイツと『らっきょの5章』ぐらいですよw










事の始まりは『動画革命東京』という個人制作のアニメ作品を専用ウェブチャンネルで公開、その中から商業利用価値のありそうな作品やクリエーターを発掘するという東京都支援のプロジェクトからです


最近では『つり球』のキャラクター原案などでもお馴染みの漫画家、宇木敦哉さんが作画はモチロンのこと、背景や仕上げまで全て一人で手掛けた作品でして、今作の原点となるトレイラーが例のウェブチャンネルで公開されるやいなや、アニメーションの面白さの原点回帰ともいえる【変身(メタモルフォーゼ)】をする怪獣とソレを見つめる少女の表情など、キメ細やかな作画描写が多くの視聴者やオイラの心にワクワク感をもたらしてくれました


その後、アニプレックスが本格的に短編映画として公開する権利を買い取り、実に2年に渡る宇木さんの孤独な制作作業が始まった・・・










で、完成した内容は【ポケモン世代の怪獣映画】とも呼ぶべきモノになったとさw


たぶん怪獣好きなら誰しもが一度は考えるであろう、
「我が街にもし怪獣が現れたらきっと、目の前の高層ビルなんて軽く粉砕して、自動車なんかオモチャのように投げ飛ばすんだぜ。しかも怪獣はオイラの思いのままさ!」
って妄想の具現化ですよw
(この場合、舞台となるのは宇木さんが在住する北海道の札幌)


肝心の作画の方も先述のトレイラー版からは明らかにクオリティダウンしており、正直に言えば肩透かし感を食らいました^^;
(この2年の間に宇木さん自身の絵柄が、線や影の少ないシンプルなモノに変化したことも理由にはある)


ただ本格的な商業作品化に当たってキャストには花澤香菜、下野紘、木村良平といった豪華な面々を起用
(当時のこの三人はまだまだ駆け出しのイメージが離れていませんでしたけどね)


エンドロールの主題歌にはちょうどメジャーデビューしたばかりだったsupercellが担当し、劇中BGMやメインテーマもryoPことryoさんが手掛けるというのも大きな話題となりました










結局のところ【大して面白くないしそんなに作画も良くない!】というのを言い忘れてはいけない作品なんですよw


だけど興行収入やDVDの売り上げなど、商業的には成功を収めたわけですし、ウェブ発のアニメのもうひとつ新たな試みとして歓迎出来る歴史的な作品になったわけです
(こういった試みの裏にはいつも、アニプレックスの南成江Pがいることも忘れたくないですね)


東京在住のryoさんと北海道在住の宇木さんが、特に顔合わせ等することは無い代わりに、「skypeで制作現場から直接打ち合わせをした」というお話も新しい時代の到来を感じさせました










それとなんか色々酷ぇこと言いましたが、オイラは宇木さんの大ファンやからな!w

投稿 : 2024/12/21
♥ : 8

CountZero さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

絶妙なキモかわ具合がセンスいいんです。

宇木敦哉さんの個人制作作品です。

私は宇木さんのイラストが大好きなので(ミクのイラストもかわいいのでサムネイルに使わせていただいてます)それだけで満足なんですけど、それではレヴューにならないので少しおすすめポイントをご紹介します。

まず短編なので、最初から最後まで多くの情報は与えれませんが、いかにも日本人クリエイターらしい感性で、キモかわいい怪獣が出てきます。
その怪獣を使って他の怪獣とバトルというのが、ざっくりとした流れですが、そんな非常識かつ非日常な世界観も、宇木さんによるちょっと緩めなラインの作画で描かれると、なんか自然です。
展開のテンポは小気味よく、それに合わせて分かってくるストーリーの全体像の様子もすごく自然で、若き監督の素晴らしい手腕が見え隠れします。

そして、何と言っても主題歌をボカロコンポーザーとして超有名な、あにこれ的には化物語のED曲で有名なsupercellのryoさんが担当しています。
この最高なコラボはお勧めです。
センコロールのED曲の「LOVE&ROLL」は化物語の「君の知らない物語」のカップリング曲となっていますが、この曲はとてもキャッチーでカッコかわいいです。

ジャパニーズクリエイターのレベルの高さを感じるこの作品は、短編好きにはもちろんですが、センスの良い作品を探している方にもお勧めです。

そう言えば「センコロール2」の予定もあるみたいなんですけど、いつになるのかなあ?
のんびり楽しみにしたいと思います。


【2014.4.1 追記!】

来たよ!来たよ!
センコロール2の公開予告が!
続編を待つ事何年?
宇木監督焦らしすぎ〜。
ようやく今年の夏に公開するようです。
公式サイトで予告PVを観ましたが、新キャラいろいろ出てましたね。
もちろん音楽も引き続きsupercellのryoさん!
サイト観るだけでも相変わらずのセンスの良さがびしびしです。
あ〜もうっっ楽しみすぎです(笑)

まだセンコ1観てないなら、すぐ観ましょ。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 22

64.5 5 北海道で親友なアニメランキング5位
アイカツ! 4thシーズン(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (36)
194人が棚に入れました
アイカツもいよいよ4シーズン目!
「ルミナス☆ジャパンツアー」に出発したルミナスの3人は、最初のツアー先・北海道で歌とダンスが好きな大地ののと白樺リサに出会う。

おきらく さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

音城セイラの妹、ノエルちゃんのステージが見たかった。

もうじきラストで、ドリアカ・カーニバルで、最後の秘密兵器、音城ノエルちゃんが、ドリームアカデミーに編入。もし最終回が半年遅かったら、音城ノエルちゃんのステージが見られると思います。

4期後半の主題歌は大空あかりちゃんたちルミナスが登場する「スタートライン」ではないかと思います。劇場版もハチャメチャなコメディな30分くらいの短編映画になりました。ほんとうは「アイカツ!」2回目の長編の劇場版が見たかったです。

ラストに向けて、曲の質も向上。ライブシーンも徐々に進化しました。

大人の事情もあり、急遽「アイカツスターズ」へと。なんか未だに納得できないです。

3年間「アイカツ!」を楽しませてくれてありがとうございます。
フォトカツでの活躍をお祈りします。できたら大きい友達むけのOVAをだして欲しいです。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 0

シャベール大佐 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

素晴らしい作品に感謝です

女児向けアイドルアニメの4期。話数でいうと第153話から第178話までの全26話です。3年半に渡って放送されてきたアイカツも、この4期でついに完結となりました。
4期が始まる時点では、過去3年のシーズンと同様に1年間放送されるものと思っていたので、2クールで終了してシリーズ完結になるという話を知ったときは残念でしたが、どんな作品にも終わりは訪れるわけで、全178話も毎回楽しませて貰ったことに感謝の気持ちです。実際の季節とともに作品内の季節も進み、毎年4月にはキャラが進級する作品で(1期と2期の間に作品内の時間では1年のブランクあり)、1期開始時に中学1年だった先代の主人公・星宮いちご世代も、この作品では高校2年になっていて、このあたりで終了するのが綺麗な終わり時なのかもしれません。
で、この4期の内容ですが、おおまかにいうと前半は主人公・大空あかりのユニットであるルミナスの全国ツアー、後半は学園のトップアイドルを決定するスターライトクイーンカップを描いています。
全国ツアーでは、大地のの、白樺リサという、北海道出身で、喋るとちょっと方言が出たりする純朴な新キャラ2人が登場して、これがとてもかわいかったです。初登場から、たった2クールでシリーズ終了してしまうのが、もったいないと思ってしまうような素敵なキャラでした。大地のの役の声優さんの声も良かったです。
後半のクイーンカップでは、大会が始まる前の段階から各アイドルがクイーンを目指す真剣な意気込みや、支えてくれる周囲の人の期待なども描かれていて、そういった描写を観ていると、どのキャラにも勝たせてあげたいと思ってしまいます。でも最終的に勝利するのは1人なわけで、負けてしまうアイドルはとても悔しいのだけれど、しっかりと結果を受け止めて、自分を上回った友達を讃える爽やかな姿は、1期後半のED曲ヒラリヒトリキラリの歌詞のようで、とてもアイカツらしかったです。シリーズが終わってしまうのは本当に寂しいのですが、満足できる終盤のまとめ方だったと思います。
音楽は過去のシーズンと同様、この4期でも好きな曲がたくさんありました。ステージシーンのクオリティも文句なし。逆光の演出なども綺麗で素晴らしかったです。個人的には、大地のの白樺リサのlucky train、ダンシングディーヴァのLOVE GAME、氷上スミレのいばらの女王などのステージは特に好きで、何度も繰り返し観ていました。
1期から4期まで観終わって、健全で、かわいくて、笑えて、爽やかで、ときには熱く、そして質の高い音楽と綺麗なCGのステージシーンがあって、本当に素晴らしい作品でした。近いうちにまた、1期の最初から全部観直していきたいと思います。
そして4月からは、キャラや世界観を一新してアイカツスターズが始まります。あまりにも好きだった作品の新シリーズということで、大きな期待とともに不安もありますが、これまで同様の素晴らしい作品になることを願っています。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 8

ひげくま さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

第四形態の戦闘力は期待大

隠れた名作の1期。(主人公:星宮いちご)
ライバル校の設定を生かし切れずグズグズだった2期(主人公はいちご、大空あかりは77話で第二形態となる)

3期、大空あかりが第三形態で主人公になるも、なかなか浸透せずシリーズ後半までイマイチ盛り上がらなかった。

そんな不遇のヒロインが第四形態になりパワーアップ。
その女子力はフリーザ様を上回る数値を叩き出した(スカウターにより計測)

オープニングを見る限り、3年間積み上げた物を惜しみなくヤル気らしい
・夏樹みくる再登場 (ソロデビュー 美月と対戦フラグ)
・ライバル校ドリアカ勢まさかの大抜擢
・トライスター3名が一緒に登場(完全復活の布石か?)


切らなくて良かった。これからまた面白くなりそうだ。

とりあえず「アイ!カツ!」と言いながらランニングして来ます。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 0

65.3 6 北海道で親友なアニメランキング6位
虹色デイズ(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (245)
1299人が棚に入れました
夏樹・智也・恵一・剛はいつもつるんでいる高校生男子4人組。
部活動もなし、勉強もそこそこに、楽しい毎日を過ごし中♪

そんな4人の目下の関心事はやっぱり恋愛!

違うクラスの杏奈に片想いをしている夏樹は、みんなからいじられつつ奮闘するけど…!?

声優・キャラクター
松岡禎丞、江口拓也、島﨑信長、内山昂輝、津田美波、内山夕実、茅野愛衣、石上静香
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

リア銃(充)に撃たれ、危うく死ぬところですよw

[文量→小盛り・内容→雑談系]

【総括】
ってくらい、甘酸っぱいw 恋愛に友情に遊びにと、絵にかいたような幸せな高校生活……こんなん、送ってみたかったわ!(特待生だから部活ばかりやってたけど、それとは無関係に縁遠い世界だったかもw)。

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
私は、妹の影響からか、結構少女漫画も読むんで、四者四様の恋愛模様を普通に楽しんでました♪

ラブコメとして、結構良いクオリティだと思いますよ。

でも、三十路おじさんには少しツラいというか、イケメンズがうらやましいというか、、、。心の平穏を保つ(±0にする)ために、合間合間に「男子高校生の日常」を観てましたw

良い感じで中和されましたよ、同じ男子高校生とは思えない(笑) つか、この中にシコマツ先輩とか送り込んでみたいなw 一瞬でキラキラ高校生活を破壊してくれそうだ(笑)

、、、あっ、今気づいたけど、切り干し大根とチーズを一緒に食うと旨いな~。白ワインに合うな~(遠い目)。

(レビューがカオス・汗)
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 23

のび太 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

安定の王道少女漫画

クリスマスに、彼女にフラれ落ち込んでいた主人公の高校生、羽柴夏樹。
サンタの衣装で、ティッシュ配りをしていた女の子に一目惚れしてしまった。

別冊マーガレット掲載の少女漫画が原作です。
15分枠で24話なので、実質30分枠1クールですね。

最近の少女漫画は、フラれたその日に別の女に一目惚れOKみたいですねw
原作者の出身地の札幌が舞台のようだけど、あまりご当地感はありません。

一応、羽柴君が主人公となってますが、登場人物全員に群像劇ぽいです。

登場人の中でツンツンのまりちゃんが可愛く思えたのは、最近のツンデレアニメを見すぎたせいでしょうかw
いつデレるのと期待したけど、最後までツンツンでしたw

少女漫画らしい虹色の青春が詰まった王道作品でした。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 13

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

無限の可能性から一番欲しい答えを導き出す努力をしてみようよ・・・

この作品の原作は未読ですが、出演される声優陣が男性・女性共に豪華だったので視聴を決めた作品です。

羽柴 夏樹(なっちゃん) CV:松岡禎丞さん
松永 智也(まっつん)  CV:江口拓也さん
片倉 恵一(けいちゃん) CV:島﨑信長さん
直江 剛 (つよぽん)  CV:内山昂輝さん

小早川 杏奈 CV:津田美波さん
筒井 まり  CV:内山夕実さん
浅井 幸子  CV:石上静香さん
松永 希美  CV:かやのん

そして視聴して、この手の作品が放送されるのが久しぶりである事も相まって、ショート作品ながら続きの気になる作品でした。

クリスマスの夜、羽柴夏樹は好きな女性との待ち合わせをすっぽかされ、寒い夜空の下、身も心も冷え切っていました。そんな中、街頭でティッシュを配っていた女性が、そんな彼を見かねてティッシュを差し出すのです。彼女の名前は小早川杏奈・・・
なっちゃんと小早川さんは、ここで運命の出会いを果たし物語が動いていきます。

でも動き出した早々になっちゃんはビックリ・・・何故なら小早川さんは同じ高校の生徒だったからです。
意中の人が身近にいる・・・それってとっても嬉しい事だと思います。
こうしてなっちゃんと小早川さんを中心に少しずつ輪が広がって、気が付けば何かと一緒に行動するグループが出出来上がっていました。

でも、そこで生まれた恋心はなっちゃんだけではありませんでした。
色んな思いと恋心が交錯していくのですが、この作品に温かさを感じるのはここからです。
決して気持ちを焦らせません・・・
そして、ゆっくり・・・ゆっくりと気持ちを育んでいきます。
ややもすると、進展が無いのはグループ交際における弊害のせい・・・?
とも解釈できそうですが、自分の気持ちばかり優先させて、せっかくできたグループの絆に綻びができるのが怖いから・・・と思うと納得です。
皆んな自分の事は大事・・・だけど、それと同じくらい仲間の事が大好きなんです。
比べることなんかできません・・・

私の脳裏を横切った類似の作品は「君に届け」です。
本当に大切な気持ちだから、簡単な言葉では表現できないし、絶対諦めることだってできない・・・
この作品で描かれている恋心は、そんな儚さを併せ持っていると思います。

そして誰もが自分の心を簡単に理解できるか・・・というと決してそんな事はありません。
気付いて咀嚼するのに時間がかかったり・・・そもそも気付いていなかったり・・・
だから時には一生懸命自問自答する事も大切なんだと思います。
そして「分からない」を「分からないまま」に決してしない・・・それが人間的な成長を促す結果に繋がるのだと思います。

自分の思いに気付く・・・そこから始まる恋の物語・・・
気になる方は本編でご確認下さい。

2クール全24話の作品でした。15分枠だったので、フルサイズだと1クール相当の作品です。
久々に気持ちの良い「きゅんきゅん」を味わったような気がします。
連載は未だ続いているようです。
皆んなの恋の顛末を見届けるまでは気持ちを切らす事ができません。
続編・・・ある事を期待しています。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 12
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