剣道部 さんの感想・評価
4.0
タイトルで埋もれちゃいそう。勿体無いお化けが出るよ(笑)
[文量→小盛り・内容→感想系]
【総括】
ジャンプスクエア原作、と聞いて、「らしいな」と(笑)
ジャンルとしては、ファンタジー、バトル。鬼や化け狸、アラクネ、雪女(男)などの妖怪達が、様々な背景を背負いながら戦うストーリー。
少年漫画らしい熱さ、友情、感動。そこに、ジャンプスクエアらしい、少し大人な毒も入れつつ、総じて、レベルが高い作品。なんか、女子に人気出そうな感じです。
なんですが、「怪物事変」っていう、なんかどっかで3回は観たことあるんじゃないかと思う安易なタイトル(笑)で、他の作品に埋もれちゃうんじゃないかと心配になってしまいます。名作とまでは言えませんが、70~75点くらいの秀作って感じですね。
《以下ネタバレ》
【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
キャラクター重視の作品。
夏羽は人気あるだろうな~と。悲しさを背負いながら、それを表に出さず、人のために戦う心優しき鬼の子。
半妖の悲しみというのは、犬夜叉や他の作品でも散々描かれているけど、本作の場合、半妖であることをネガティブに捉えるのではなく、「愛の形」としてポジティブに捉えようとしているのが、面白い。
そんな中で、織のストーリーで、半妖の別の側面を魅せる。甘くない、と。半妖作品は、人間サイドと妖怪サイド両面が描かれるものだけれど、こちらでは人間サイドの悪が描かれる。
とはいえ、人間だけが悪なのではなく、晶のエピソードを通して、妖怪達の悪もきちんと描く丁寧さ。
んで、結局、「母生きてる」「兄も生きてる」となるあたり、平和だな~と。隠神さんは安定して格好良いし、飛び抜けたオリジナリティはないものの、ヒットする要因を安定的に詰め込んだ、打算すら感じる作品。そういう意味では、やや鬼滅っぽい。
個人的には、日常回が結構好きでした。夏羽とコンのラブコメとか、そこに絡んでくる綾とか。
あとどうでも良いんですが、蓼丸昭夫。石田彰さんが、一見黒幕みたいで、実際に黒幕だった話だな~、と(笑)
{/netabare}
【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
鬼の能力ね。だったら、「死にな、泥田坊」くらい言って、撃ってほしかったな。
2話目 ☆3
凄く可哀想だし、凄く強いのかな。悲しい話。
3話目 ☆3
雌狐。悪役らしい悪役。
4話目 ☆3
ラブコメ(笑) 窓開けた時点でセコム来そうだけど。
5話目 ☆3
とりあえず、もう少し戦術的なバトルを見たいな。
6話目 ☆3
7話目 ☆4
なかなか攻めた話。石田彰さんが、黒幕みたいで黒幕だった話(笑)
8話目 ☆4
王道だな。主人公が許して、悪役が悪役を殺す。
9話目 ☆4
妹、ナイスキャラ(笑) コンと三角関係(笑) 楽しそうだな(笑) 兄バカ(笑) 居ないぞ!(笑) ラブコメ回、面白かったな、シンプルに。
10話目 ☆3
兄さんね。晶回。
11話目 ☆3
心が壊れてしまっているわけね。
12話目 ☆4
寝るな(笑) 二期が楽しくなりそうな終わりかた。
{/netabare}