化け物で怪異なTVアニメ動画ランキング 8

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の化け物で怪異な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月23日の時点で一番の化け物で怪異なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

81.7 1 化け物で怪異なアニメランキング1位
花物語(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (1689)
11043人が棚に入れました
神原駿河は幼い頃に死別した母から干からびた猿の手のようなミイラを譲り受けていた。曰く、その手に願えば、どんな願いでも三つだけ叶えられるという。しかし、その猿の手は、願いを叶える代償として最終的に身体と魂を乗っ取る怪異「レイニー・デヴィル」だった。駿河は二度まで願をかけてしまうが、先輩の阿良々木暦・戦場ヶ原ひたぎ達の助けによって怪異に取り込まれることは避けられた。しかし、後遺症として左腕が怪力を発する毛むくじゃらの猿の手となり、駿河はそれ以来左腕を包帯で隠して日常生活を送ることになる。
それからおよそ11ヶ月が過ぎ、駿河が三年生になった春のこと、駿河は奇妙な噂を耳にする。なんでも「悪魔様」に相談をするとどんな困った悩みごとでも解決してくれるという。悪魔の左手を持つ駿河は因縁めいたものを感じ、「悪魔様」の正体を突き止めようとする。そして「悪魔様」がいるという学習塾跡地へと向かうのだが、そこに居たのはかつての駿河の宿敵だった。
ネタバレ

れんげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

「変態の阿良々木暦」の意志を、「変態の神原駿河」が受け継いだ物語。

2014年8月一挙放送。
全5話。


【前置き】

元々本作は、2013年に放送された「物語シリーズ セカンドシーズン」の中の一章として組みする作品なのですが、本作だけ時系列的に大きな違いのある作品ということで、別枠での放送が決定しておりました。
当初の放送予定は、2014年に放送された同じくシャフト制作のアニメ「ニセコイ」の後枠である6月中。
……が、制作上の都合で予定が変更となり、同年8月に一挙放送と相成ったワケです。

結果として蓋を開けると、セカンドシーズン放送開始から計1年以上も待たされたことになり、ファンとしては中々辛い思いをしました…。
(でもまぁ、傷物語の延期具合に比べれば……ね。)

ただ、視聴し終えた今となっては、本内容を別枠にした理由や、放送を延期しただけのクオリティに関し、全て納得のいくものでしたので、総じてとても満足しております。



【あらすじ】

かつて、どんな願い事も魂と引き換えに叶えてくれる怪異の左手を手にした女子高生『神原 駿河(かんばる するが)』。

阿良々木君との一件でその怪異は去ったものの、後遺症としてその左腕は怪力を発する毛むくじゃらの「猿の手」だけが残り、彼女はそれ以来、左腕を包帯で隠し日常生活を送っていました。

それから11ヶ月、彼女が高校3年生になった春のこと。
神原は、奇妙な後輩「忍野 扇(おしの おうぎ)」より、なんでも願いが叶うという「悪魔様」の存在を聞きます。

「願いの叶う悪魔」に因縁めいたものを感じた神原はその正体を突き止めますが、そこに居たのはかつてバスケットボールで彼女と競い争っていた相手『沼地 蠟花(ぬまち ろうか)』だったのです……。



【論じてみる】
{netabare}
本作は、セカンドシーズンの多くと同様に、主人公である阿良々木君の視点ではなく、各ヒロイン(今作では神原)を視点に物語が進みます。

そして、時系列で言えば阿良々木君が高校を卒業した後が舞台であり、アニメ内では本作のみ飛び抜けて一番新しいエピソードであることが分かります。
登場人物こそ少ないものの、劇中で一番新しいエピソードということで、時が経った各キャラクターを見れることは、それだけで十分新鮮味があり楽しかったですね。
この時系列ならば、別枠での放送にも納得でした。

まぁそれ抜きにしても、「レズ」「露出狂」「BL好きの腐女子」「ロリコン」「マゾヒスト」「欲求不満」等々……。
メイン個性を重ね着したような型外れなキャラクター『神原 駿河』を主軸に話が進むだけで、もう既に非常に面白いのですけどね。
シナリオとしてはシリアス方面の色が強いので、その個性も(少し?)抑え気味に描かれてはいましたが。


作画に関しても、セカンドシーズン以上に目を見張るシーンが多く、時間をかけただけの出来であったことは間違い無いでしょう。
水しぶきが上がるシーンや、以前にもあった神原家の本のドミノ倒し、それにお肉の生々しくも美味しそうな様(これは夜に見てはイケない!!)など、紙芝居の中にも趣向を凝らした絵が沢山あり、非常に見応えがあって退屈させられませんでしたね。



さて、本作で登場する、神原のかつてのライバル『沼地 蠟花』。
彼女は、疲労骨折で足を故障し、松葉杖での生活を余儀無くされてから、新しい趣味として「願い事を叶えてくれる悪魔様」を名乗り、不幸な相談事に乗っていました。
しかしそれは、「他人の不幸は蜜の味」という名の下で、その不幸話を収集するでしか無い、とても褒められたものではない悪趣味な生業だったのです。

『私に…、悪魔様に相談してくる高校生達の手紙は、それに録音した通話記録は…、私の何よりのコレクションだよ。』

淡々と、とても下卑た台詞を並べるものだとは思いましたが、実際に彼女のような状況下に置かれたら、そのような不幸話でも聞いて笑っていないと、自身を保てないのかもしれません…。
それが本当の解決策で無かったことは、「本人の真実」を聞いて分かりましたが…。

声を担当した阿澄佳奈さんは、基本的に見た目も内面も可愛らしく(加えて小さい)キャラクターを演じることが多いので、このような立ち振る舞いをするキャラクターは新鮮でしたね。(あっ、やっぱり小さいですけどね。)
ただ、やはり低音を意識していたとはいえ素の声は可愛らしいので、同じくシャフト制作の「魔法少女まどか☆マギカ」の佐倉杏子(声.野中藍さん)のように、基本的に可愛くて素直な子だったのが、あるキッカケによりちょっとムリをして悪ぶっている感じに思えましたね。
実際、この「沼地 蠟花」も、そういう子だったんだろうなと、私は思っています。


趣味敵とも呼ぶべき、神原の左手に宿る「願うを叶える悪魔」を、神原から奪った沼地。
ひょんなことからこの怪異の存在を知った彼女は、神原だけでなく、色々な噂を元に数々の悪魔の部位を見つけ出し、自らに取り込んでいたのでした。
それは、いつか自らが怪異そのものとなるのも同じ……。

それを本人は可哀想とは微塵も思っていない、そして誰に迷惑をかけているわけでもない。
それでも神原は、それを放っておくことは出来なかったのです。

偶然出会った阿良々木君(←服装もうちょぃなんとかならなかったの?)の助言の元、神原は彼女に、バスケットボールでの対決を挑みました。
彼女の趣味を止めさせる為…、そして彼女に真意を突きつけ…救う為に……。

「一番良いのは、やって後悔しないことだ。」

この時の神原の台詞には、グッときましたね。

この勝負での神原のプレーは、同作者の「刀語」を彷彿させる奇策そのものでしたね。
ただ私的には、この勝負自体は重要でなく…プレーの中で「負ケタクナイ」「私モダヨ」とお互いに人間味ある意思疎通が交わせたことこそが、物語の全てだったように思います…。
最後に阿良々木君が、神原に


『オマエは、正しいことをしたわけでも、間違ったことをしたわけでもないんだから…。

 オマエは……、青春をしたんだ…。』


と言ったように…。

こう、またなんとも綺麗な締め方をするところが、阿良々木君の格好良さですね。

「オマエくらいだからな、僕のトークのアンダーグランドに付いて来られるのは。」

と互い認め合うこの2人の関係は、時が経っても寸分も変わること無く、これからもこうあり続けることでしょう…。


エンディングは物語シリーズ定番、各ヒロインが歌う新作主題歌
『the last day of my adolescence』「神原駿河(沢城みゆき)」。
これも定番通り作詞「meg rock」に作曲「神前暁」…とはいきませんでしたが(神前さんが療養につき活動休止中の為)特に違和感無く、というより映像にグイグイ惹き込まれるカタチで、とても魅入ってしまいました。
(ラップの部分は、少し虚をつかれましたが。)

その映像というのが…、もし沼地と神原が中学時代にバスケットボールを通し仲良くなっていて…、悪魔なぞに出会うこと無く、高校時代をお互い過ごしていたら…というパラレルワールド。
そこでも沼地の足は怪我を負ってはいたようですが、同じ直江津高校のユニフォームを着てせめぎ合うラストシーンは、作中とは違ったカタチですが、ちゃんと沼地が救われていることが窺え嬉しかったですね。

泥沼ディフェンスで知られる「毒の沼地」と「神速天使 神原」の大勝負。
その勝敗は誰にも分かりませんが最後、ハーフラインから飛んでいた神原に…、軍配が上がることはあったのでしょうか……(笑)
{/netabare}



【吉報であり凶報でもある第2話】
{netabare}
そうそう、吉報であり凶報としても忘れてはいけないのが、本作第2話。

セカンドシーズン最後の物語『恋物語』のラストで、衝撃的な最後を迎えた『貝木 泥舟(かいき でいしゅう)』の生存が確認されたのは、非常に嬉しかったですね。
(と言っても、霊的な者が存在するこの世界観では、安心は出来ませんが…。)

詐欺師として、人を信じず、金に汚く、非人道的で、息を吐くように嘘をつく男、「貝木 泥舟」。
しかし、こと神原に対してだけは、

「本来そんなことは、天変地異が起ころうともありえないのだが、今日に限りお前が相手に限りっ!!

 …………特別だ……、お茶くらい奢ってやる…。」

と、優しく手厚く?接してくれるのでした。
なんだかんだで、予約までして焼き肉を奢ってくれてましたしね…。

しかし初顔合わせでの、あの神原をも出し抜く貝木の異常な脚力(というか走り方)には、思わず吹いてしまいました。
素で泣いてる神原も、可愛かったですしね。


貝木は、昔まだ神原の母親が神原を生む前…、まだその母親が「臥煙 遠江(がえん とおえ)」と呼ばれていた大学生時代…。
彼女に、淡い憧れの感情を抱いていたと告白します。

この貝木が、そのような過去を正直に?吐露するのは、これまた新鮮でしたね。
そんな昔話をしながら、「肉を食え肉を」と促しつつも、その憧れの人から「駿河を気にかけてくれ」と頼まれたことも告げたのです…。
もうここまでくると、ホント神原の思った通りの「無愛想だが親切な親戚のおじさん」みたいな立ち位置でしたね。


『俺はお前を騙さないし、俺はお前に害を成すつもりはない。

 だからお前は、俺を嫌いになれない。

 好きな奴がお前のことを好きなってくれるとは限らないのと同様…、

 嫌いな奴がお前のことを嫌いになってくれるとは限らないんだよ。』


彼が最後に差し出した『ゴーストバスター(←削除)貝木 泥舟』の名刺からも、この台詞の本心ぶりが窺えた気がしましたね。
しかしコイツはやっぱり、ほんと
「どーしようもない小悪党の癖に、言うことだけは格好えぇ。」
ですね。(↑誰の台詞かピンとキタ人は、通ですね♪)

「恋物語」以降、彼の人気はウナギ登り気味な感じを受けますが、何を隠そう私は(←誰も興味ねぇよ)彼の初登場時「偽物語」での小悪党でしかない頃から、メチャクチャ大好きなのです。
いやはや…、私は非人道的なキャラクターが好きなのかもしれません。
最も、それ故の強烈なアイデンティティーが、そのキャラクターにあってこそですけどね。
{/netabare}



【総評】

シナリオも良し、作画クオリティも申し分無し、サプライズもあったりと、私的には待たされただけの面白さは十分味わえた内容でした。
沼地の過去回想に関しては、かなり尺をとっていて長くは感じましたが、私的には絵のギミックを見るのも楽しみの一つなので、それ程気にはなりませんでしたしね。
総じてセカンドシーズンの物語の中でも、非常に見応えあり楽しめた作品でした。
(一挙放送だから印象値も違うので、後々どう変わるかは分かりませんけど。)

ただ、なにぶん長編の物語となってきた「物語シリーズ」なので、時系列や各々のキャラクターについて前情報は必須。
故に、初めての人の敷居が高くなってしまっているのは残念です。

それでなくとも、この演出も含めて合わない人は合わない作品だとは思いますし、見れば見るほど味が出る作品でもありますので、初見では今の評価程の楽しみを味わえない方が多くなっているように思えました。
全シリーズアニメ化を謳っているので、これから映画「傷物語」や「ファイナルシーズン」へと、まだまだ継続して制作されていく作品になるかと思いますが、その頃にどれだけのファンを獲得しているか、そしてどれだけのファンが残っているかも、作品の評価の別れ目となっていくことでしょう。

まぁ私は、このキャラクター達の良い意味で無駄な会話劇にトコトンハマった人間ですので、最後の最後まで付き合うこととなるのでしょうけどね。
そんな私には、この新作一挙放送の2時間は、とても贅沢なものでした。


さて、次は「傷物語」ですよね。
聞いた限りでは、2012年公開と耳にしていた筈……。

……………。

どこで世界線を間違えたのだ私はっ∑(゚д゚lll)!!


ではでは、読んでいただきありがとうございました。


◆一番好きなキャラクター◆
{netabare}『貝木 泥舟』声 - 三木眞一郎さん{/netabare}


◇一番可愛いキャラクター◇
『日傘』声 -日笠陽子さん



以下、どーでもいい駄文なので〆ます。
{netabare}

作中、神原と阿良々木君とがメールで、

神原【昔の知り合い(女の子)に、おっぱい揉まれた。】

阿良々木君【僕も混ぜて!】

と、やりとりする場面がありました。
(返事がなくて阿良々木君は、焦っていましたがwww)


なるほど……。
女子高生に対しては、こういう卑猥な返事がウケるということでしょうか……。

よし…よし………うん…、…今後はこう対応してみよう……グヘヘ。

………………。

…………。

……。


……あぁ、そうか…。


貝木の言葉を借りるなら……

「この件から俺が得るべき教訓は、今の自分には…女子高生から連絡が来ることなぞ、一切無いということだ…。」
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 60
ネタバレ

Appleモンキー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

タイトルなし

はぁー沢城さんを堪能できたぁー(*´Д`)
花物語というか、{netabare}百合物語{/netabare}でした。
EDでも{netabare}百合{/netabare}が出てたし、神原も{netabare}「キスしておけばよかった」{/netabare}発言もあり(笑)

今回、{netabare}貝木さん{/netabare}出番ありましたね~
{netabare}恋物語のラストがラストだったのでどうなったかと思いましたが。依然、幽霊説はありますが。。。{/netabare}

ラストの{netabare}ドミノ{/netabare}は秀逸(笑)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 83
ネタバレ

kazunyanzu さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ときはなつ ダンクシュートに この想いЮ へ(д・` ✿)

<物語>シリーズ セカンドシーズン 「花物語」全5話

化物語、「するがモンキー」にて描かれた

バスケ・全裸・ひたぎラブ♡・爽やか美少女『神原駿河』の
左腕にとり憑いた怪異、“猿の手”もとい、モフモフ毛むくじゃらアームが

その後どーなったのか?というお話し―


始まってすぐは気付きませんでしたが本作、
物語シリーズの中でも時系列がかなり進んでいるようで
『阿良々木』くんや『ガハラ』先輩はもう高校を
卒業してしまっていて、『神原駿河』が
3年生に進級した頃のお話しのようであります_((Ф(・ω・`)

黒髪(紫?)ロングを二つに結わえた
制服の下にスパッツをはいたお馴染みのスタイルが
すっかり板についている『神原』選手!!

シリーズ通して久々の登場、再会に気分もわくわく(o>ω<o)

しかしながら、本作は物語シリーズの数あるお話しの中でも
特に、シリアスな描写が多めの印象!! を受けました―

〇〇先生…バスケが…バスケがしたいです。゚(゚´Д`゚)゚。

との思いが頭の中を駆けめぐってしまう
そんなお話しの展開でありました(つω・`。)ヾ(・ω・`)ドーイウコト?

何かと申しますと
中学時代に『神原』選手のライバルだった
『沼地 蠟花』というバスケ少女 (本作のキーパーソン)
が”とある出来事”がきっかけでバスケをやめてしまう…

その後、彼女がどうなってしまったのか…
さらには『神原』選手の左腕にとり憑いた怪異、“猿の手”
がその後どーなったのか…? という点においても
その『沼地 蠟花』が大きく関わってくる事に…!?

彼女と再会することになった『神原』選手がかつての盟友へ
向けて”バスケットボール”という会話劇を舞台に
その想いをぶつける!!

その度々交わされる会話の中において、
名言とも言えるべき台詞、考えさせられる言い回しの数々…
正義とは!? 悪とは!? 願いとは?…逃げるとは?… 後悔とは…?
などなど実に深いお話しが散りばめられていて
興味を惹きたてられます|ョω・)ジィーッ

うん、とりあえずもう登場人物ほぼ2人っきりの物語♡

あ、でもでも、『阿良々木』くんが後半
ちょぴっとだけ、頼もしく登場なのです!

って髪長ぁぁぁぁ川゜Д川ww

あれは…、高みー(※1)とかアルト君(※2)…、
いやもう貞子レベルですなッ(`・ω・´)キリッ!!

※1 THE ALFEEのメンバー  ※2マクロスFの美少年主人公


ん|д・)? 何なに? 早く…
✿・д・)-<アンリミテッドルールブック…ブツブツ

『斧乃木』ちゃんが早くボクのレビュー(憑物語)へ
アンリミテッドルールブックするよ! イェーイ! ピース(๑・ω・>)ピース
との催促が半端じゃないので本作のレビューは…

ここまでにして_((Ф(・ω・`)

続けて「憑物語」のレビューに移らせて頂きます!


まとめて―
相変わらずのシャフト演出と巧みな会話劇にプラスして
本作ではちょぴりシリアスモードと原作を知らない私にとっては
意外な展開|д・)にこれまた、ハッとさせられ、そして…

『神原』選手の… {netabare}胸を…鷲掴みにドキッ {/netabare}(*/ω\*)♡ヾ(・ω・`)コラコラ
と、今作も楽しんでしまったことは言うまでもないだろう( ・´-・`)



さてさて、そろそろアンリミテッド…
ちょ、『斧乃木』ちゃん…弱めの低空ルールブックにしてネ(*´-`*人)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 56

80.6 2 化け物で怪異なアニメランキング2位
どろろ(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (533)
2202人が棚に入れました
時は戦国時代、武⼠の醍醐景光は、天下を取るという野望をかなえるために、⽣まれて来るわが⼦の体を⻤神に与えてしまう。そうして⽣まれた⼦供は、命以外すべての⾝体を奪われており、川に流され捨てられてしまう。時は流れ、戦の世を旅する少年・百⻤丸。実は彼こそが、魔物に体を奪われた⾚ん坊の、成⻑した姿であった…。

声優・キャラクター
鈴木拡樹、鈴木梨央、佐々木睦、内田直哉、千葉翔也、大塚明夫、中村千絵、麦人
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

原本のエキスを感じられるリメイク

原作は読んでないんだなあこれが…


原作者は説明不要の漫画の神様。1969年(昭和44年)アニメのリメイクです。
制作会社に旧虫プロの流れをくむ(といったらほぼみんなだけど)MAPPA。そして手塚プロ。手塚治虫から始まったアニメーションの歴史の一つの結実みたいで生き証人になった気分です。
昭和44年といえば安田講堂陥落のあった年。節目は節目でこういった世相も作品には反映はされてますね。

時代は応仁の乱近辺で、みんな大好き戦国時代へ向かう過渡期。国は乱れ各地方を治める領主の治下もジリ貧の状態。
荒れた土地そして苦しむ領民。領主醍醐景光は鬼神と取引をし、領地の繁栄と引き換えに自身の子を人身御供に捧げます。はたして産まれてきた子は体のあらゆる部分が欠損していて、ちょっくら一悶着した後に小舟に乗せて川へと流される。
その流された子が主人公百鬼丸。道中出会ったどろろと共に失われた体を取り戻しにいくというお話です。

あらすじ読んでも暗めな雰囲気は伝わってきます。敬遠される向きもあるかもしれませんが、単なる暗い話ではありませんでしたよ。
50年前の原作も前作アニメも知らずフラットに鑑賞できた上でどうだったかというと、これは当たりでした。
新しい古いは正直なところよくわかりません。しかしながら普段観てる作品とは違った描かれ方をしてるなーという部分が自分には心地よかったです。具体的には2点ほど。


■3ステップ構造

基本設定を動かせば収拾がつかなくなるもの。だいたいは“勧善懲悪”だけ。または“二つの正義”だけとどちらかに固めて動かすものではありません。最初に前者と見せて徐々に後半を見せる手法は名作ではまま見受けられます。
ここを段階つけて両方見せてきます。さらにキャラ変“同じ人でも揺れる”が入ってくる仕掛け。それでいて物語がきちんと成り立っているのでした。


STEP1 勧善懲悪
安心安全かつ分かりやすい反面深みを期待してはいけないのが勧善懲悪もの。鬼神VS百鬼丸と外面はその体裁を保ってるのが本作。
当然それだけでは終わらないわけですが、共感しやすい土台がまず敷かれることになります。
{netabare}物語は早々にSTEP2の装いを呈します。が、巡り巡ってラストは人間の善なる部分への期待へと戻ってまいります。{/netabare}

STEP2 二つの正義
互いの正義のぶつかりを上手く消化すると良作が生まれます。ところどころで表出しつつ、代表では百鬼丸と多宝丸にて描かれた本作です。
簡単に言えばよくある良作なわけなんですが、とはいっても単純な勧善懲悪よりも構造が複雑になります。ここに至るまでに収拾のつかなくなった作品なんて山ほどありますよね。

STEP3 同じ人でも・・・
“人”か“そうでない”かという指標が出てきます。「人の皮を被った○○」「畜生道に堕ちる」という文脈での二択。闇落ちという表現が妥当かもしれません。これは主要人物のみならず取り巻きや通りすがりの面々もです。
キャラ変みたいなもので同一人物でも光と闇を行ったり来たりとより複雑化。
{netabare}しまいにはお馬さんまで行ったり来たり。これ「畜生にすら…」を強烈に印象づけました。{/netabare}


{netabare}・簡略するとこんな感じかしら
-STEP1 Aは善 Bは悪
-STEP2 Aなりの正義 Bなりの正義
-STEP3 Aは善であり悪 Bは悪であり善{/netabare}


昭和一桁世代は10代で世の中の価値観が大転換しちゃったのでその影響も・・・
とまことしやかに高説をぶることも可能ですが、いややりかけましたが、シンプルに面白いのです。カオスになりそうなところを纏める手腕は原作の良さもさることながらアニメスタッフも良い仕事をされたと思います。


■分をわきまえた人たち

現代風にいえば、自由には責任が伴うですとか権利を謳うには義務を果たさなければならないですとか、そういった当たり前の感覚を身につけている人たちしか登場しません。
似たようなのに、「ほんとうの悪人が出てこない」がありますがちょっと違います。

 分をわきまえている

のです。派手なキャラ、尖ったキャラ、突出したキャラはいません。そこが良い。
それでいてキャラが誰が誰だかわからんということもなく、じわじわとくるのです。地味なの嫌いでなければたぶん大丈夫ですよ。

{netabare}・例えばこんな人たちかしら
1.お須志(第4話)
再会を心待ちにしてた兄を斬られたわけですが百鬼丸に恨み言一つぶつけないんですよね。兄を想う気持ちと兄の起こした所業とを天秤にかけるような描写すらありません。ただただ受け止めます。兄がやらかしたことを重々承知しているからです。
涙を流しながら「どうして?」と百鬼丸にすがる演出よりも彼女の悲しみがより伝わってきました。

2.ミオ(第5話~第6話)
どろろに仕事の内容がばれた時に、言い訳するでも口止めするでもありません。賤業であることを自覚しそれでもなお希望を失わず。
恥ずかしさに取り乱すなり開き直るなりの描写ではないため、より彼女の諦めの深さが伝わってきます。人としての誇りを失ってないこともわかります。どろろの返しもまたいいんですよね。

海軍大将で日露戦争の勝利に貢献しのちに総理大臣も務めた山本権兵衛。渡辺崋山や高野長英などを弟子に持つ松崎慊堂。いずれも奥さんは元遊女です。
職業に貴賤はありません。そして職業や身分よりも、その人物が、人として尊敬できるかどうかや、人としての矜持を失わずに生きているかどうか、そういうことを大切にしてきたのが日本人です。ミオはそんな人でした。{/netabare}



“3ステップ構造”そして“分をわきまえた人たち”
このへんを「アニメでは珍しいな~」と感じながらの視聴でした。地味ながら見応えのあるお薦めの良作です。


最後にどろろ…
本業声優ではない14歳の子役の方が演じられてますが、めちゃくちゃ巧かったと思います。
アニメ声が出るとかいう話ではなく、子供の喜怒哀楽がストレートに伝わってくる名演。演者は鈴木梨央さん。ハマリ役でした。
全体通しての展開や役回りからタイトルが“どろろ”であることに違和感がない全24話。難しい役どころだったと思います。お疲れ様でした。



※余談
其の一
『進撃の巨人』『ジョジョの奇妙な冒険』そして『どろろ』と、シリーズ構成を小林靖子さんが手がける作品にお世話になりっぱなしです。

其の二
足利義教がけっこう好き ※作中には出てきません

其の三
自分の親父が借りてきた『忍風カムイ外伝』を少年期に観てた私にとってはややダーク感は薄いと感じる



----
視聴時期:2019年1月~6月



2019.07.14 初稿
2019.07.22 修正
2020.01.28 追記

投稿 : 2024/12/21
♥ : 60

栞織 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

原作旧シリーズとは違う

なかなか感想を投稿せずに今まで来ました。

この「どろろ」は私は原作の大ファンでした。初めて読んだのは中学生の時で、文庫版のコミックは黒ずむほど読み込んだ記憶があります。私もいじめられたことがあったので、百鬼丸やどろろが差別を受ける場面に、非常に惹かれたのでした。その後旧シリーズのアニメ上映会を見に、東京まで上京したこともありました。当時は再放映禁止措置が取られていたのです。そして近年実写化され、そのDVDも買い込みました。その頃には以前ほどのめりこんではいませんでしたが、やはり「どろろ」は私のフェイバリットな作品で、格別の地位を占めていました。その「どろろ」の再アニメ化ということで、期待しないはずはありませんでした。しかも監督は「るろうに剣心」の追憶編も手掛けた古橋監督です。期待するなというのが無理というものです。そういう心持で第一話を見ました。

第一話第二話の頃はよかったです。本当に、見たい形での再アニメ化と思いました。しかし話が進むにつれ、「何かおかしい」と思うようになりました。それは百鬼丸のキャラクターです。原作とは違うのです。もちろん旧シリーズのものとも違います。それは絵柄だけではなくて、もっと精神的なものです。百鬼丸が言葉を話せないという設定は、私にはあまりにも今風すぎると思いました。元の原作では積極的に状況に応じて話す、一人のしっかりした青年でした。それがたよりない少年のようなキャラになっている・・・。

どろろについては文句はありません。しかし百鬼丸については、放映後時間がたった今では、疑問がどうしても残ります。どうしてこんな形でアニメ化ということになったのでしょう?百鬼丸は作中差別に対して声をあげることはありませんでした。そういうテーマは、今の時代には合わないということで、切り捨てられたのです。それで果たしてよかったのでしょうか?どろろという作品にあった大切なテーマのひとつが、なくなったのではなかったでしょうか?そんなテーマは、今のアニメには必要ないものと言われるかもしれません。しかし私は古い人間ですので、「仏作って魂入れず」のように思えたのです。

作画やシナリオについては、きちんとしていた作品ですので、それについては文句はありません。しかし、物語の設定が納得できませんでした。「どろろ」はもう作り直されることはないと思います。他の媒体ではまだ続くと思いますが、アニメ化はおそらくこれで最後でしょう。それなので、私にはとても残念でした。しかし「どろろ」を今の時代に復活させてくれたという意味では、このアニメは私にとって、記念碑的作品であるのは確かなのです。最終場面で百鬼丸に駆け寄るどろろは、私の始めて原作漫画を読んだ頃から長い間願っていた、予定調和の場面なのです。それなのでアイコンにも使用しているのです。そのことには心より感謝したいと思います。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 11

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

原作が素晴らしすぎるので

正直、手塚治虫の原作漫画が面白すぎるというか、印象が強い人にとってはあまり訴求力がないアニメ化だと思う。

キャラクターデザインに「テガミバチ」の浅田弘幸さんを連れてきているので、案の定女性中心に売り出そうとしているのでしょうが、それにしてはちょっと暗すぎないでしょうか?

原作は陰鬱ながら、ユーモアを忘れずにあくまで「マンガ」を描いていた(ブラックジャックもシリアスながらそうだった。)のに対し、ちょっと真面目すぎるのかもしれません。

やっぱり漫画原作は漫画を読みましょう。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 17

66.5 3 化け物で怪異なアニメランキング3位
裏世界ピクニック(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (297)
925人が棚に入れました
「くねくね」「八尺様」「きさらぎ駅」……。実話怪談として語られる危険な存在が出現する〈裏世界〉。そこは、現実と隣合わせで、謎だらけの世界。紙越空魚(かみこし そらを)は廃屋内の扉から〈裏世界〉を発見し、そこで仁科鳥子(にしな とりこ)と出会う。この出会いが空魚の人生を一変させる。鳥子は空魚に〈裏世界〉の探索の協力を依頼する。彼女は〈裏世界〉で行方不明になった「冴月」という女性を探していた。探検と研究、そしてお金稼ぎのため、空魚は鳥子と行動をともにする。非日常へ足を踏み入れた二人は様々な怪異と遭遇し、危険なサバイバルが始まる。

声優・キャラクター
花守ゆみり、茅野愛衣、日高里菜、富田美憂

lostmemory さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

アニメの罪は重い

私は当然原作者ではないが、世にある多数のアニメを見ていると
仮に自分が作品の原作者でも自分の作品がアニメ化されたから
成功するとは限らないし失敗しても、むしろ失敗作の方が多いのだから
それほどダメージがないはず。まあある程度のショックは受けるかも
しれないが。

いや、これの原作者がアニメのあまりの酷い出来にこれが終わってから
SNSに意味不明なことばかり書き出したので、相当ショックが大きかった
のか、この作品のせいで精神が破壊されてしまったのか…芸術系の人って
割と繊細な人が多いイメージだからなあ。

売上円盤300枚…まあ元気出せよとしか言いようがない。
なお原作もアニメが終わってからまだ新刊は出てない。
ネットでは原作は普通。アニメはクソとか言われているのが実に不憫。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 5

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

女子大生コンビが「裏世界」に足を踏み入れるホラーSFエンターテインメント百合作品(アニメ化としてはやや微妙)

原作は早川文庫JAから刊行で、現在第5巻まで刊行済みです。原作付きのアニメ化作品の中で、私が2021年冬クールの新作で最も期待しているのが本作です。

たまたま「裏世界」で遭遇して以来、「生命の危機」を互いに助け合って乗り切る、紙越空魚(かみこし そらを)と仁科鳥子の女子大生コンビによる冒険活劇物です。

昔なら人づての噂話として伝わり、現代では「ネットロア」などと呼ばれるネット上でも語り継がれる実話怪談によるホラー要素や、タルコフスキー監督によって映画化された『ストーカー』などのSF作品リスペクト、原作者が『そいねドリーマー』などでも取り組んでいる「百合」要素、そして作中で扱われる銃器などのミリタリー要素といった属性満載のエンターテインメント作品です。

どのような映像化がされるのか、期待が止みません。今夜1/4深夜、いよいよ放送開始!

== [下記は第1話視聴終了時のレビュー: 以下、追記あり。] ==
第1話「くねくねハンティング」では、エピソードの内容的にも今後の戦闘シーンのアクションがどのくらいのレベルに描かれるかは判断がつきにくいですね。

用語規制をクリアするのに、キャスト自らに「ピー」って言わせるのは面白い演出だと思いました。まあ、この場合円盤などの商品でもそのままになるのは自明ですけどね…。

OPに市川夏妃(いちかわ なつみ)がいますし、話の区切りを考えるとおそらく原作3巻当たりまではアニメ化されそうです。ファイル11の映像化がされるなら楽しみです!

※そういえば、瀬戸茜理(せと あかり)がOPだけじゃなく空魚の大学の学食にもいましたね!
== [第1話視聴終了時のレビュー、ここまで。] ==

2021.1.12追記:
第2話まで視聴終了。

第三のメインキャラ、小桜さんが登場ですね。基本的に自宅に引き籠っていますが外出できないというほどでもない、そして登場キャラの中では比較的常識人な彼女が鳥子と空魚に振り回される様が見物です。

お金のやり取りの場面は「裏世界」というよりは少し「裏社会」風味…(笑)。

余談: Cパートの打ち上げは第1話と同じ居酒屋だったようなんですが、原作で打ち上げが居酒屋じゃない回のときに場所はちゃんと居酒屋以外に変わるんでしょうか…?

2021.1.19追記:
第3話まで視聴終了。

原作者の宮澤伊織先生によるアニメオリジナル脚本回でした。原作では第2話のエピソードのすぐ後にくるはずだったエピソードは第4話以降に先送りになるんでしょうか?

宮沢伊織先生ご本人のtweetによると「原作ではもう入れる隙間のないエピソード、初期の空魚鳥子の空気感を思い出しながら書きました」ということでしたので、この時点での二人の関係性の掘り下げ回ということだと理解しています。

原作本編では内心の描写がされるのは空魚ばかりで鳥子の内面描写はないんですけど、アニメもこれは変更しないみたいですね。内面描写は第1、2話と比べると多めだった気はしています。

2021.3.7追記:
エピソード順変更以外に10話もサブタイトルからするとアニメオリジナル回がありますね。

原作だとわかっていることなんですが、アニメ版で在日米軍はどうなってしまったんだろう…?

2021.3.29追記:
第12話(最終話)まで視聴終了していましたが、レビュー更新が遅れていました。懸念された在日米軍問題は一応の解決を見たので、それは良かったです。

製作委員会の名称として「DS研」がクレジットされていたのですが、本編中でDS研は最後まで名前すら出てくることはなかったので残念です。

アニメで興味を持ってから原作ないしはコミカライズ版に流れてくるのであればあまり違和感はないのかもしれませんが、逆だと単にエピソードがカットされている以上の違和感があるだろうと思います。

ただ、キャスティング自体は良かったんじゃないかと思います。アニメ化された小桜さんは可愛かったです。

「まだかな~。空魚ちゃん、まだかな~…。」

投稿 : 2024/12/21
♥ : 39

カミタマン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

February station

2021/08/04 投稿

酷評注意

異世界物かと思って見始めました。

始まった瞬間・・・最初のシーンで違和感が・・・
鳥居が変です,壊れているんだけど,壊れた脚の部分が立っている場所が不自然過ぎて違和感を禁じ得ません・・・頑張って丁寧に且つきれいに描いてはいるんですけど作品のクオリティーに関してなんとなく見えてしまった感じでした。作品の一番最初のシーンですし,普通どこかの段階で誰かが違和感を感じ,ダメ出ししそうな物ですが,それが無く完成してしまったということでしょう。最後まで見てもこの第1印象は間違っていなかったと思います。色々,残念な感じがある作品でした。

そんなわけで,取り立てて面白いとも思わないし,1話見て切ろうかと思ったのですが

OPに「きさらぎ駅」が登場します
おいら,きさらぎ駅の話好きなんですよねー
どんな話になるか,気になっちゃって結局続きを見ました

で思ったことは,この話は異世界物,ファンタジーでは無く
どうやらホラーらしいこと
でもあまり怖くないのです・・・
上手く作ればものすごく怖くできたと思うのですが
キャラクターが怖さを削いでいるし,見せ方も恐怖や不気味さをあおって来る感じではありませんでした,おいらとしては「Another」的な感じに仕上げて欲しかったところです。(Anotherと言えば,OPなどでの本作の英語表示OTHERSIDE PICNICにはちょっと違和感があるような・・・表の世界に対して裏世界なら,頭にTHEを付けた方が良くないですか?よく分からないけど^^;)

結局物語の根幹部分がぶれているので,ホラーと空魚と鳥子の友情物語のどっちつかずになってしまったように感じます。

できたら全力で怖がらせて欲しかったので残念です・・・

投稿 : 2024/12/21
♥ : 22

74.0 4 化け物で怪異なアニメランキング4位
怪物事変(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (310)
1124人が棚に入れました
古来よりこの世の影に潜み、人に見つからぬよう、人と関わり合って生きる“怪物"(けもの)という存在。彼らの多くは人間の世界に適応し、社会に交じり生活していた。しかし現代では、人と必要以上に深く関わろうとするケースが多数報告されるようになっていた。探偵事務所を営む隠神は、そんな“怪物"たちが起こす怪事件のうちの一つを追い、片田舎のとある村を訪れる。そしてそこで夏羽という少年に出会う—

声優・キャラクター
藤原夏海、花江夏樹、村瀬歩、諏訪部順一、小野大輔、花守ゆみり、花澤香菜、下野紘

takato さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

良い意味でのマイナー感と丁寧な作りのショタアニメ。ボ卿「君たちは実に可愛いですね」。

 薄い本が欲しい…、そう思わせてくれる作品はあまりないのですが、本作は珍しく終始そう思わせてくれるキャラ力があった。



 薄い本が欲しくなるのは、私としては媚び過ぎてはアカンし、かつ作風が明るすぎだったり、全体的にそういう風には見たくないキャラや関係性だとそうは思わない。


 本作は、全体的な作風のダークさ+マイナー感と、同時にキャラがデザインも含めてしっかり生きた物になっているし、関係性を1クールかけてしっかり構築しているし、キャラクター性の土台をしっかり据えるのに使っているのが好感が持てる。


 キャラクターデザイン的に、いかにも腐女子に媚びました的なセンスだとゲンナリな私ですが、本作は王道なオーソドックスなスタイルを抑えつつ、ちゃんとセンスを感じられるバランスがなかなかのもの、原作の絵が上手いんだろうが、キャラクターデザインの人が地味にセンスあるからこそ出来る芸当だろう。


 本作は珍しくショタキャラが多い作品だが、みんな被らないで一人一人が弱さや駄目さも含めて可愛らしい。エグいそれぞれのバックグラウンドも単なる味付けじゃなく、キャラクター性に落とし込めているから◎。


 主役のカバネの悟りキャラ、というか心がまだ存在していないような状態から、みんなとの関係性の中で心が出来ていく過程は王道でまた良し!。やたら感動げじゃなく、ちょっとギャグっぽく描く照れ隠し感もいいじゃないか。


 少ない女子キャラのコンと綾の存在も無碍にできない。コンは大谷育江さん感があって花守さんの新たな一面を見たし、綾のメスガキ感の素晴らしさは薄い本必至!。



 全体的に見ると傑作ではないが、良心的に丁寧に作られてる感じが好感を持たせる佳作である。まだセットアップだから本格的に物語が動いていくであろう2期が早く見たい。


 数少ない大きな不満点は、石田さんをあんまり大したことない悪役に使ったこと。天下の石田さんやで!、全ての黒幕か、最強クラスの敵に使わんかい!。子安さんとかもだが、お歴々を安く使わんといて。ヤングさんじゃないが「しょ〜もない役で呼ぶんやないぞ!」。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 32
ネタバレ

えりりん908 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ザ・少年マンガ!(妖怪退治系)

決して、別に馬鹿にしてる訳じゃありませんよ~(笑)

まさしく、正統派の、「熱血少年王道アニメ」っていう、
そんな感じの作品になりそうだという意味の
タイトル付けなんです。

王道少年アニメ要素その①
主人公が、{netabare}半妖の少年で、かなり高い戦闘能力と、
その力を封印する妖具を携行しているって設定。{/netabare}
CVは藤原夏海さんですけど、女の子の役もいいけど、
藤原さんは、やっぱり少年役がはまりますねー(#^^#)

王道少年アニメ要素その②
妖怪退治系{netabare}バトル+ホラー&ちょっとスプラッター
ここは非常に期待したいところですね!
腕力バトルは初回からハッスルしてくれてますけど、
鬼滅みたいな心理バトルとかも楽しめそう(^_^){/netabare}
やっぱり少年マンガといったら、バトルとホラーは、
欠かせませんね!

王道少年アニメ要素その③
主人公の少年と、よきライバルであり、かつ仲間となる、
そんな感じの、{netabare}やはり妖怪の血を引く子が出てきます。
ツンの方の子が主人公と同い年ぐらいなんで、
いろいろと張り合ったり、ぶつかって喧嘩したり、
お互いの危機一髪のときに助け合ったり、
協同して難敵に挑んで戦ったりするんだろうなぁ。{/netabare}
ショタ要素ありで、そういうのがお好きな方にもハマりそうですww

王道少年アニメ要素その④
少年を導く{netabare}クールで頼りになる師匠の存在。
探偵事務所の所長さんですが、この方も半妖で、
妖怪の起こす不審事件を専門にしてるご様子です。{/netabare}
これまたCVが諏訪部さんです。
この方、今期何本アニメ出演されているのでしょう?
この作品では、低めの二枚目声で演じていらっしゃるけど、
大車輪の大活躍ですね!

王道少年アニメ要素その⑤
少年向けライト風味{netabare}お色気キャラ(≧▽≦)
ここはまだ、どうなるのかは未知数なんですけど(笑)
日笠さんや上坂さんはそういう役、実績も豊富でこなれてますけど、
花澤香菜さんや花守ゆみりさんがCV出演されるようなんで、
そういう展開になるなら、新鮮かな?ってww{/netabare}
きっと、そのあたりは押さえていくのでしょうねww

まだ1話観ただけですけど、
作画もわりと綺麗だし、
今後の展開、意外と言っては失礼なんですけど、
次週の第2話からも、
楽しく視聴できそうだと、期待しています!!


観終わりました!
{netabare}少年アニメなんだけど、
それはそうなんだけど、
意外なほどに、熱かった!
そんな感じの作品。
そう思ってしまいました。
メインキャラひとりひとりのエピソードの展開もしっかりしていたし、
この感じのまま、
夏羽君のエピソード、
続きでじっくりと鑑賞したいな!
そう思えた作品です。
2期やってくれるの、待ってます(^^♪{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 30

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

現代社会を舞台にした伝奇物。読みは「かいぶつ」じゃないよ、「けもの」だよ!

==[下記は第1話視聴終了時のレビュー: 以下、追記あり。]==
原作漫画の掲載誌は「ジャンプSQ(スクエア)」だったかと思います。第1話でアニメ化されてる部分の原作は既読です。たぶん、放送クールのどこか途中で未読箇所に入るんじゃないかと思います。

作中では「怪物(けもの)」と呼ばれていますが、要は妖怪変化の類ですね。そういった物が原因と思われる事件を扱う、表向きは探偵ということになっている隠神(いぬがみ)さんに拾われた日下夏羽(くさか かばね)くんが主人公です。

第1話は夏羽の故郷に依頼を受けた隠神がやってきて、いろいろあって探偵事務所に合流するまでの話ですね。

作品の性質上バトル要素はありますが、基本的には普通に格闘や武器を使用しての戦いになるので「目からビーム」みたいなことにはなりません。

作画やキャストの演技などアニメとしての出来はアニメ化の要求レベルはちゃんとクリアしていると思います、というかまあまあ良かった方でしょうか。

流血とかは多少あるので、そういうのが苦手な人には向かないかも。
==[第1話視聴終了時のレビュー、ここまで。]==

2021.3.29追記:
最終話まで視聴終了。タイトル回収したところで、想定に反してアニメ化部分は全て原作既読(単行本だとたぶん6巻の途中くらい)でしたがペース配分的にシリーズ構成なども適切で、アニメ化自体の出来は大変良かったと思います。

怪しい原作改変などもなく、アニメを観た人が原作を読んでもキャラクターデザインなども含めて違和感は全くないと思います。

状況としてタイトルの「怪物事変」を含めて事情がいろいろわかったところで夏羽たちが東京を離れることになるという、話の区切りとしてはなかなか良いタイミングで1クール終了の原作付きアニメ作品としてはほぼ満点の出来だと思います。

特に何の予定も聞いていませんが2期目も問題なく制作できる終わり方でしたし、原作の販促アニメとしても文句なしです。まあ、もうちょっと続くと派手なアクションシーンとかもあったんでしょうが、それはそれ。

余談: 直接関係ないけど本作と同一クールのEX-ARMとか原作からアニメ化の出来を比べられるとめっちゃかわいそう…。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 31

78.0 5 化け物で怪異なアニメランキング5位
屍鬼[シキ](TVアニメ動画)

2010年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (1461)
7831人が棚に入れました
人口1300人の小さな集落、外場村。外部とは国道1本でしかつながっていない隔絶された地ゆえ、いまだに土葬の習慣が残されていた。

ある日、村の山入地区で3人の死体が発見された。村で唯一の医者である尾崎敏夫はこの死を不審に思っていたが、事件性はないとされ、通常通りに取り扱われた。しかし、これ以降、村人が一人、また一人と死んでいくことに…。

声優・キャラクター
内山昂輝、大川透、興津和幸、戸松遥、悠木碧、高木渉、GACKT

★☆零華☆★ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

死に善も悪もない。

数年ぶりに再視聴、2週目です。
いやー名作でした!そして凄くメッセージ性が強い。
2週目なのに終始集中して楽しんで観れました。
ジャンルはゾンビホラーと思われがちですが、サイコホラー(人の狂気を描いているので)です。

ホラーアニメ大好きな私は、名があるホラーアニメは全制覇しています。
(といってもここ10年で、ホラーアニメ10作品くらいしかないですけどね。笑)
需要あまり無いのかもだけど、もっとやって欲しい。

近い内にホラーアニメベスト10作る予定なのですが
屍鬼は自称ホラーアニメ専門官である、私のベスト10、上位に入れますね。


【あらすじ】
舞台は外場村という小さい村落。
村の周囲はモミの木(卒塔婆に使う木)に囲まれ、外界との交流も少なく
正に田舎の中の田舎って所。
そんな村には起き上がり(死人が蘇る)という古くからの言い伝えがあった。
物語は、こんな死に囲まれた場所で始まります。


【感想】
貴方は人殺しを悪いと思いますか?殺してはいけないと思いますか?
大半の人は悪いこと、いけないことだと言うでしょう。
何故ですか?誰が決めたのですか?
それは昔からの暗黙のルール、人が定めた罪の意識、法律があるからです。
ですが屍鬼では、そんなモノ(ルール、罪、法律)を改めて再認識させてくれる作品でした。


屍鬼(起き上がり)達は皆に自我があり、生きています。(肉体は死んでいるが)
彼等は生きる為に人を襲います。血を吸わないと死んでしまうから。
忘れがちだとは思いますが、私達ヒト(人間)も何かの命を奪って生きています。
普段は調理され、お店に並んでいる商品として接しているから気づかない。
けれど確実に命を糧として、奪い、殺し、生きています。
そう、屍鬼達も生きる為に襲っているだけなのです。
私達と何が違うのでしょうか?いいえ同じです。
寧ろ、ヒト(人間)の方が、動物、野菜、果物など、ありとあらゆる命を奪っています。
時には、理由もなく殺すこともする。
彼等(屍鬼)を悪と定めるなら、私達ヒト(人間)はそれ以上の悪であるということです。


それに何かしらの理由や、屁理屈をこねているのはヒト(人間)だけです。
ニュースとかで絶滅危惧種が、というニュースが流れれば
やれ可哀想、酷いだの何だのと騒ぎます。
じゃそれがヒト(人間)に危害を加える存在だったら?
やれ殺せ、居なくなれ何だのと騒ぎます。
実に見ていて愚かだと感じます。


【結論】
生きること、生命を全うすることにおいて、善も悪もない。
あるのは弱肉強食、食物連鎖だけです。
立場が変われば、見方が変わる。
そんなことを屍鬼は伝えたかった。
屍鬼からのメッセージだと感じました。



【豆知識・余談】
ヴァンパイア(吸血鬼)のモデルとなったのは、ワラキア公ヴラド3世(ヴラド・ツェペシュ)という
1431年頃に実在した人物です。
敵国、自国の民共に串刺しにしたことから、串刺し公という異名を持っています。

この方もそうですが、ヴァンパイアの設定によく使われる
日の光に弱いなどの設定は、先天性白皮症(アルビノ)という方達から取ったんだと思います。
髪の毛、皮膚、ありとあらゆる部分の色素がなく、真っ白です。
また紫外線を浴びると、焼け爛れてしまい。目もヴァンパイアみたく赤くなってしまう。
本当に珍しい奇病で希有です。


【PS:追記】
BGMのズンチャ!ズンチャ!ズンチャズンチャッチャッ!が凄く印象に残る(*´艸`*)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 36

ルル さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

キズ物語 ーⅣ 外場村篇ー

原作未読で視聴。


『三方を山で囲まれた僅か1300人足らずの排他的な小さな村「外場村(そとば)」。 ある日3人の村人の死体が村から発見され、それを皮切りに次々と村人が死んでいく。その状況を不審に思った村の医師「尾崎 敏夫」は、伝染病を疑い始めるが死体の検視の結果そうではない事が判明。死因が暗礁に乗り上げたそんな中、敏夫は村の古い言い伝えである「起き上がり」の話を耳にし、暗中模索の中でやがてある一つの結論に辿り着く。それは・・・・』という物語。


この作品のジャンルは、サスペンス ホラーに分類されます。全22話で、TV放映後に発売されたBlu-rayで、TV未放送のOVA2話が特典として追加されました。なお、追加された2話のOVAは、全22話の中の20.5話と21.5話にあたります。


大作ですねこの作品は。特に後半の展開は、形容するならば「凄まじい」と言うべきものでしたよ。作品は全22話なので、登場人物も多く、人物の背景なども丁寧に描かれていて、全体を通してゆっくりと展開して行きました。やはり20話超えの作品は安定感があります。


最初の5話ぐらいまでは、いわゆる典型的なパンデミック状態を描いていましたが、6話以降の死因究明からこの作品の本領発揮でした。村人の死因に疑問を持ち調査を始めたのは医師の「敏夫」と村の青年「結城 夏野(ゆうき なつの)」の2人なのですが、 ほとんど接点のないこの2人が、同時並行的にそれぞれ違った手段で究明に挑む描き方は面白いと思いました。


12話以降の中盤の見せ場はやはり敏夫の「解剖」でしょう。ハッキリ言って拷問シーンでしたよあれは・・お食事中ならご注意を。18話以降の終盤は、それまでのゆったりとした流れとは打って変わって、堰を切ったような怒涛の展開でした。集団になった時の人の怖さが描かれていましたよ。


ちょっとした豆知識。作品中、画面の下に時系列として日時と六曜が表示されるのですが、そこから調べた結果、物語の舞台は1994年のようです。


ごめんなさい。どうしても最後まで馴染めなかったものがありました。それはキャラクターデザインです。1300人の村にはそぐわないキャラデでした。SFバトル系アニメのキャラクターですよあれ。気合い入れたら掌から衝撃波とか出せちゃう感じでした。なぜあのキャラデを原作者がOKしたのかが謎ですね。唯一杭が残りましたね....それだけが。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 38

たま。 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ネタばれ禁止

サイコサスペンステイストで面白いです。
(アニメであまりこのジャンルものはありません。ひぐらしとか?)

だたサイコサスペンスのジャンルでは必須条件ですが、この作品を見る前は絶対ネタばれ等をネット等で見ないで下さい。
面白さがほぼなくなります。

藤崎竜の絵が受け付けられるなら、ラストがどうなるかにもよりますが、一見の価値はあるかと思います。

どこまで本当かわかりませんが、ひぐらしもこの作品に影響を受けて書いたとか・・・。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 7

58.4 6 化け物で怪異なアニメランキング6位
SCARLET NEXUS(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★☆☆ 2.8 (108)
293人が棚に入れました
《その緋は解放か、断絶か》新暦(にうれき)2020年。人類は、成層圏より降下する異形の生命体・怪異に脅かされていた。怪異を討伐すべく組織されたのは怪伐軍。それは脳内ビジョンを具現化する『超脳力』を持つ者の集団。入隊を果たしたユイトとカサネは、抗えない運命と世界の真相に巻き込まれていく。

声優・キャラクター
榎木淳弥、瀬戸麻沙美
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

ここはオレに任せてお前は逃げろ

4話までの感想{netabare}
なんか車の名前みたいなタイトルっすね。
展開が早いというか、原作ゲームを知ってる前提で話が組まれてる感じ。
原作未プレイな自分としてはまだ作品の概要が掴めてないのに早くも仲間割れエピソードが始まって頭が付いて行けないw
騙されて・洗脳されて・何も分からずに翻弄されて・全貌を知った上で信念を持って、と、キャラを把握する前にそれぞれの立場がゴチャゴチャしてて何がナンだか状態。
更にナオミがダークファルス化して失踪、ナギが洗脳されて失踪、カサネが“剣王朝”のアビに吸い込まれて失踪と、姿を消すエピが連続で続くのもどうなんだろう。

アラシが3代目クラリスクレイスに似てると感じたせいなのか、PSO2(オラクルの方)と被って見えてしまいついつい比較してしまう、あとワールドトリガー。
PSO2はキャラ紹介を兼ねたストーリー進行だったので覚え易かった(それでも20以上覚えるのはひと苦労だが)が、こっちは凄く不親切に感じる。
もっとこうキャラの特性分けを…怪異絶対殺すマンとかコロコロすることに快感を覚えるヤツとか、やり様があった気がするんだが。
ろくすっぽ怪異退治シーンを描かないで仲間割れエピを始めてしまったので無理か?
とりあえずセト・カレン・フブキ・カイト辺り、誰かを見た目ロボットにして「種族からして違う」と明確なキャラ分けをして欲しかった…かも。
いや、PSO2も不親切だった…かなぁ?じゃあこっちもこれはこれで良いの…かなぁ?

戦闘モードになると仮面状態になってCGになってアクションをするって方式だと思うのだが、仮面状態とそれ以外とでの戦闘力の違いがワカラン。
パワーアップするとドレッドヘアーみたいのが後ろに付いたり、作中の小物として遮光器土偶が出たりと…パクりとは言わんがデザインのベースがキングゲイナーと同じ?
…いやどっちもサンライズですやーん!
超能力はオーバースキルと解釈するとショボさが際立つ気がするんだが、いいのかこれで。
あ、それとアニメに於いてインビジビリティ能力はイヤ~な印象しか持ってない。
“異世界チート魔術師”では使い手は倒したもののインビジ能力を打ち破ってはいなくて拍子抜けだったり、なにより絵を描かなくていいので手抜き用の便利ツールにしてると感じてしまうと結構冷める。
(逆に“コップクラフト”は上手く扱ったと思うが、あれは作者の力だろう)
瞬間移動もそうだけど、扱いにはかなり注意しないと安っぽい印象に拍車をかけかねない。
作ってる側はちゃんとそこ気を配ってるかなー?という所に注目してみるのもいいかも?{/netabare}

6話までの感想{netabare}
あっるぇ?アラシがPSO2のクラリスクレイスっぽいと思ってたら…ストーリーもそれに近いのか?
PSO2ネタバレ、{netabare}マトイ(ヒロイン)が将来深淵の闇(世界を滅ぼす存在)になるので未来のアッシュ(主人公)はダークファルスペルソナになって現在のアッシュにマトイ殺害を仄めかす。{/netabare}
キャラの配置を変えただけで物語の本筋は同じ様な…?
まぁよくある話ではあるんだけど、PSO2はあくまで作られたのが結構前ってことで古典として楽しめた。
その反面こっちは作られたの最近なんだよね?
「殺人現場で凶器を手に持ってたので犯人と疑われる」って、もう何十年前のネタ(大岡越前や江戸を斬るでよく見た気がする)?
暴力系ヒロインと同じで、最近見なくなって良かったと思える悪しき文化だよ。
バンナムが「あ、これじゃセガのアレになっちゃう」と思わなかったのか?が不思議。
原作のゲームは戦闘などのシステム面が売りでストーリーはそこら辺にあるものでいいって姿勢なのかな?
それはそれで構わないと思うんだ、ゲームなら。
ただ割を食っちゃうアニメが不憫で…「PSO2とはここが違う」みたいな独自性を見せてくれると良いんだけど、どうかなぁ~?

真実(本当にそれが真実かは不明だけど)を知ったカサネが凶行に走って、「この世界では洗脳処置がありうる」と思ってるユイトとしては「カサネは洗脳されてるに違いない」と勘違い?誤解?をして~って話が続くのかな?{/netabare}

9話までの感想{netabare}
何をすればいいのか分からないのでそのための足がかりを集めてる段階、つまり目的を見つけるのが目的というか、目的がボンヤリしててなかなか興味が乗らない。

7話、ユイトは記憶が飛ぶので脳外科(病院)へ行ったら「たまたま」ナギが搬送されるのを目撃し、後を追った先はロクショウ市の怪伐軍病院の旧館跡地の秘密施設だった。
一方カサネはセイラン市に従いつつ8話でナオミの居場所を突き止め、秘密施設へ。
ちゃんと見れば片方は更地の中にドンと、もう片方は周囲に森があって全く違うんだけど…ボケーっと見てたら最初この2つの施設は同じものだと勘違いしちゃったよw
もうちょっとこう、建物の外観をガラっと違うものにしてくれても良かったのでは?

ってかロクショウ市の方、侵入したユイト達を怪異が襲うのだけど、これって研究所所蔵の怪異だよね?
元は人間かどうかもさることながら、コントロール効くの?
しかも最後はユイトチームは怪異を倒せず逃走するんだけど、怪異置きっ放しでいいの?立場的に。
セイランの方もそう、カサネ達は侵入直後に警備用怪異?に襲われ反撃するのだが、攻撃していいの?
こっちは「怪異化した人間を研究してる」を知った上でのことなので、キャラが躊躇わないのが変というか、警備用に怪異が!?と驚かないのか。

キャラがどう認識してるのか分からないので視聴者もどう捉えていいのか分からない。
結果、何やってるのか分からない、話が頭に入ってこない。
セイランやニューヒムカの上の連中がどう考えてるのかも分からんし…全話見終わった後もう一度見返すと色々分かる作りなんだろうか?

そんな中での9話。
ユイト組はフブキの命により出兵した先でトゲツからの怪しい車を発見──フブキが意図的に仕向けた可能性があるのでこれは「たまたま」とは言い難いかな?
あ、その前にアンプルの中身がホニャララだった衝撃事実()が明かされるが、そうだと思ってたからまぁ別に。
それよりもアンプル飲む時ってペキっと折るんじゃないのか?それをやらなかった方のが気になったり。
未来容器なのかも知れんが、それにしちゃあ以前地面に落としたとき簡単にパリーンと割れた気が…。

でもってトゲツからの車を追ったらセイランの研究所へ到着…って、えっ?ユイト達はセイラン市内に簡単に入れるの?
これもフブキが裏で手を回してるのかなぁ?
でもってカサネ組と対峙して──ってこのシーンがまた酷い。
カサネがカレンからここがどんな施設だか聞かされる(人間由来怪異を人間に戻す研究を目指してるらしい)回想を挟むんだけど、これはユイトに伝えた訳じゃなくて胸に秘めてることなんだよね?
つまりユイトはカレンの意図(真偽は不明)は知らないんだよね?ついでに未来ユイトの頼みも知らないんだよ…ね?
回想入れるタイミングが悪いというか、意図的に分かりづらくしてる?
ついでに言えばカサネはカサネでロクショウの施設は知らないんだよね?

誰が何の情報を誰から聞いてどこまで知っててどこまで伝えるor隠してるか、が妙に紛らわしくて分かりにくい。
推理モノでもあるまいに…。{/netabare}

10話感想{netabare}
なんでこう分かり難い表現をするんだろう。
ユイト組はフブキから、ナギが人格矯正の時に抜かれた情報(ナオミの怪異化する瞬間)が『施設』に残ってるので、それを奪取してアラハバキ(ネットワーク=サイネットの中枢コンピュータ)を使って世界にバラす計画をふられる。
ということで施設に向かうのだけど、そこは7話で訪れたロクショウ市のあの施設。
…なのだけど、かなり注意深く見たが10話の中で「ロクショウ市」というワードは一回も出てこない。
前も指摘したが外観はそこまで特徴的ではないし具体的な施設の名称も無いし、ぱっとは分かりにくいって。
ユイト「それでナギの記憶データはどこに」と尋ねた後「キミ達がこの前訪れた所だ」とフブキがひと言言うだけじゃーん?
そもそも一度侵入したせいで「秘密施設がバレた」として証拠は全部引き払い、ナギも別の場所に移された可能性もあるワケで、「同じ施設にデータがある」って判断はすぐには出ないって。
あの特徴の無い建物を覚えとけって?あっはい。
一応見続けりゃ分かる様にはなってるけど、それに気付くまでの間にこれまた変なことが起きて…。

前回のナギとの別れ際は、怪異に囲まれて「ここはオレに任せてお前達は逃げろ」というよくあるパターン。
つまりナギは生死不明なハズで、なのに再訪したユイトは「助けなくちゃ、ナギを…」と言ってて、あれ?
生存を確認するシーンってあったっけ?見落としてる?
再会した時も「よかった、無事だったんだな」が第一声ちゃう?

でもってなんやかんやで反逆者となったユイトは、カレンにトゲツを仄めかされてそこへ向かうことに。
まんまと誘導に乗せられたんだと思うけど…いやその前にさ、ナオミの居る施設(スプリング製薬)へ脳を運んでた輸送車の出所がトゲツだって9話でハッキリ言ってたじゃないさ。
ユイト組は全員ワタルを通して聞いてた、そういやカゲロウがトゲツ出身だねぇと世間話をしてた。
それをすっかり忘れたのか「トゲツならニューヒムカ政府も手を出せない」と呑気に答えてるのはなんか変、怪しさプンプンの地方でしょうに。

イヤな予感がして来た。
各キャラが情報をどこまで知っててそれぞれどの様に捉えてるか、作ってる側も把握してない?
前回の感想では分かりにくいと書いたがもっと悪質かも、作ってる側が分かってないなら視聴者が分かるワケがないw


で、以上がキャラの捉えてる情報のアベコベさについてで、これに更に輪をかけて妙な演出を加えるから混乱具合が加速する。
フブキが包囲されて「あー捕まるのかなー」と思わせて、「あの施設」でユイト達が拘束されてピンチってところで何事も無かった様に駆けつける。
カイトと何か取り交わしたんだろうなと想像はつくけど、そういう捻った演出入れてる場合?
というか普通にハナビまで拘束されてるのは何だろう、あの施設にゆかりのある人間じゃないのか、ってかその設定いらなくね?
11年前ベルペッパー(無脳力者)開発実験の被験者だったとか、脳力を使うたびバカになるDボウイ状態だとか、新事実が明かされても情報の整理が手一杯で驚くヒマも無い。
こんなゴチャゴチャさせといて、結局はフブキ「ここはオレに任せてお前達は逃げろ」って…おい、そのネタ好きだな!

でもってセプテントリオンw
PSO2の六芒均衡みたいなやつね…ってやっぱりPSO2なのかよw
これは原作がゲームだから仕方無い?


一応…一応考察をしとくと──
フブキとカレンはこの世界を正すみたいなのは方便で、アリスを救うという共通の目的で、結託してユイトやカサネをまんまと踊らせてる(ナギの記憶データがあるというのも嘘かも)…だと思うんだけど、カイトがどこまで承知してるかは不明。
ユイト・カサネを踊らすことがアリス救出にどう繋がるのかもよくワカランけどね。
複数の脳力を集めると何か出来そうな感じなので、それの完成は未来でないと出来ないとかで、クナドゲートをどうこうして現代に持って来るつもり…とか?
「続きはゲームで」は困っちゃうんだけど、その可能性も上がってきた?{/netabare}

14話まで視聴して~
てっきり1クール作品だと思って、それを前提に「こんなに謎を散りばめても回収する前に放送終わっちゃうぞ?」としてあれこれ文句を書いてきたのだけど、2クールだったら問題無い…のかなぁ?
いやいや、描写が不親切過ぎて状況を理解するだけでも大変だって。
これは作った側が説明した気になって視聴者に伝わってないのか、意図的に配置した謎なのか、そこから分からない。
このまま「何が分からないのか分からない」状態で2クール目に突入するのもシャクなので、改めて1話から見返してどこがおかしいのか書いてみる。

6話までの感想・改 {netabare}
まずニューヒムカという国があって、そこに怪異を倒すために結成された「怪伐軍」ってのがあるワケだけど、まずここから分からない。
ニューヒムカ国内にはスオウ市とセイラン市があって(他にもあるが)怪伐軍はセイラン派とスオウ派で二分してるらしく、セイラン派は「セイラン方面軍」という呼称があるがスオウ側にはこれといって無い。
更にはスオウ側をニューヒムカと呼ぶことが多い(体制側ということでは間違い無いのだが)のも紛らわしい。
とりあえず主要キャラ達は最初はスオウ側という立場で、それぞれのシーンで「どっち側がやったことか」を把握しておかないと話が頭に入ってこない作りになっていて…なんだけど、これが非常に分かりにくい。

6話、オッサンユイトの証言では、2話でナオミを撃ったのは「セイランの兵士を怪異化しようとしたスオウ軍」だそうで…あれ?おかしいよね?
2話の出撃先「廃地下軌道スオウ9号線」に派遣されたセト隊キョウカ隊はこの段階では明らかにスオウ側で、セイランの兵ではない。
「A軍の兵隊がB軍をやっつけようとA軍を撃った」ってことになってないか?…あれ?
そもそもこの段階はクーデターの起きる前でスオウもセイランも同胞のハズ、ましてやクーデター起こす側じゃなくて起こされる側が先に手を出してるというのも謎。
そもそもそも、怪異化をさせるのに出撃先で兵を狙う理由が分からない、罪人や貧困者じゃダメなの?研究所で行うんじゃダメなの?
「廃地下軌道スオウ9号線」には“例のアンプル”が転がってたので、第一印象では「知ってはいけない秘密を知りそうになったので口封じされかけた?」と思ったのだが、違うのかな?
まさかとは思うけど、アンプルをライフルに装填して狙撃したなんてことは無いよね?
そもそもそもそも、狙われてたのはカサネだったのをナオミが庇ったワケで、撃った側としてはカサネでなくてはならない事情とか…あったんちゃうん?
また、撃ったのと怪異化したナオミを連れ去ったのは別の勢力ということになるが、2話段階では同じにしか見えない、紛らわしいったらありゃしない。
そもそもそもそもそも、ナオミが庇わずにカサネが撃たれてたらクナドゲート発生に至らなかったワケで、命令を下した奴はそこまで見越してたのか?

カレンが怪しいのでひょっとしたらタネ明かしがあるのかも知れないが、それ以前に「ここおかしいよね」と気付き難い。
大抵は「ここはおかしい」と思う前段階の「なにやってるか分からない」で流して、そのうち興味も薄れて視聴切られるんじゃないかなー?


話数が前後するけど3話終盤から4話にかけて。
ナギが豹変したのは「折角人格矯正を施してナオミの件を極秘にしてたのに、ユイトとカサネがベラベラ喋ってしまうので機密保持モードにスイッチが入った」だと思ったのだが、違うのか?
また、ゲンマが敵対したのは人格矯正を行う政府(スオウ)に不信を募らせてる中、それにセト(スオウ側の隊長)が係わってるとカレン(セイラン側)に吹きこまれたから。
まだ誰がどの勢力に所属してるかシックリ来てないのに、それぞれ別の理由で裏切るモンだから理解が追いつかない。
で、ゲンマの方はいざ対決したらセトが身を張って部下を守ったので「どうやら違ったらしい」と再び寝返るんだが…ハテ?ゲンマ以外のセイラン側の隊員はどうなの?
カレンを支持する派閥だとは思うのだけど、何を理由に襲撃したのか分からない。
他の作品なら「軍隊だから本人の思想なんて関係なく上の命令に従うモノ」で処理できるが、ゲンマの裏切り&その後クーデターのゴタゴタもあって仕方無いとはいえ処罰ナシだったことで「そういうのが緩い世界なんだろう」という印象に塗り替えられてるので、ホントもう釈然としづらい。
というかセトは死んだの?クナドゲートに飲まれても弾き出されるんじゃないの?

5話、カレン支持連中はセイラン側としてクーデターを起こす…のだけど、これがまた変ちくりん。
ネットワークの中枢アラハバキをダウンさせ、放送局?を占拠し、ニューヒムカのトップのジョウスメラギを殺害し、そこまでやっておいて…何故あっさり撤退する?
7話冒頭で「カレンとセイラン市によるニューヒムカへ対する宣戦布告だったようだ」と言葉だけで片付けてるが、それで納得…できるか?
ひょっとしてジョウ暗殺はセイランによるものではない?

そもそも不思議なのは、クーデターの際怪異もスオウ市を襲うのだけど、これはセイランが仕掛けたことなの?
禁断の帯から怪異が降ってくるタイミングに合わせてクーデターを仕掛けた?
要はセイラン軍(下っ端)は上層部のやってること=怪異の兵器化を知ってるの?
後の回(2つの研究所)での描写もそうなんだけど「そんな堂々と怪異を兵器として使ってるの見せちゃっていいの?」というのがど~~~~~にも引っかかる、釈然としない、理解を妨げる。
2つの市のやってることは「スオウ=人の怪異化実験をしてる」「セイラン=怪異を兵器化する研究をしてる(怪異の凶暴化を抑えるために人間の脳を原料とした薬品を使ってる)」で、どっちもロクでもないと後に明かされるのだけど、そうであるならセイラン軍は何を信念(正義)にクーデターを起こしたんだかよく分からない。
もし何も知らないのであれば、クーデター時に街が怪異に襲われてるのを見てクーデターを取り止めて怪異討伐に赴くセイラン兵が居てもおかしくないと思うんだ。
これもゲンマが気軽に裏切り&寝返りをしたせいで「下っ端も結構自由意志が尊重されてる」という印象を根付かせてるので余計な混乱を招いてる。
そもそもそも、5話でのカレンの放送の発言が中途半端というか漠然としてて、何でハッキリと「ニューヒムカは人格矯正を行ってる」or「ニューヒムカは人を怪異化する実験を行ってる」と言わないのか分からない。

既に怪異を兵器利用できてるのかできてないのか、もし出来てたとしてもそんなことが可能だと周知されてるのかしてないのか、このラインが見えない。
セイラン軍(下っ端)が何を信念としてカレンに従うのか、スオウに反旗を翻したのか分からない。
なんかいつの間にか都合のいいところで怪異が登場して戦闘する展開が当たり前になってる。

というかね、これはね、怪異が「人間とは無縁のオリジナル怪異」と「怪異化した人間」とで2種類居る様な扱いをしてるが、実は違いなんか無くてどっちも元人間なんじゃね?と思っちゃって余計気になるのかも知れない。
そこに注目して見始めると、ユイト達が後で「オレは人間を殺してたのか!」でショックを受ける連中なのかそうじゃないのかハッキリしてないのが気にかかる。
敵だったら人も平気で殺せるのか躊躇うのか、どっちでも構わんのだけどどっちだか分からんのはかなりモヤっとする。
ここら辺も理解を妨げる障壁になってるのでは?
ってか大抵は「ここはおかしい」と思う前段階の「なにやってるか分からない」で流して、そのうち興味も薄れて視聴切られるんじゃないかなー?(2回目)


7話~10話までの感想は上記の「9話までの感想」と「10話感想」で大体書いた通りなので割愛。{/netabare}

14話までの感想{netabare}
3000年前に地球人は月に移住し、2000年前に一部が箱舟隊として帰還(作中では移民団と呼称)、そこから間もなくして「断絶の帯」が発生して月との交信が出来なくなる。
トゲツの連中は2000年前の人間そのものだったりそこからのデザインチルドレンなんだそうな。
で、実は宇宙の果てからソレに触れると怪異化してしまう謎の物質「獣粒子」が飛来して、月の連中は月にそれが来ない様に断絶の帯を地球にこさえてそっちに押し付けたんだそうな。
月に帰りたいトゲツは2000年間を無かったことにしようとレッドストリングスを作り、それがユイトとカサネの出自に繋がる──と。

って、わざわざトゲツへ出向いときながら、ナオミの居る施設へ納品してた脳の出どころは追及せんの?
そもそもトゲツへ向かう際、輸送車の経路を辿ればいいのに敢えて雪道を歩んでるのが不思議だったんだ、ゲームとして敵に遭遇してくれないと困るので仕方なかった?
この世界の歴史を紹介されて理解するのに手一杯で失念するところだった。

それでも…相変わらずスオウとセイランの上の連中はどこまで知ってて何を目指してるのかワカランし、なぜスオウ教は2000年前の情報を秘匿してたのかも分からんが、10話までの流れに比べると飲み込みやすくなった…かな?
キョウカがトゲツの手先だった!、カゲロウが移民団の一員だった!!!と、裏切りと寝返りネタが相変わらずだけど、さすがにこれ以上はもう無くなって落ち着く…といいなぁ。
まぁ内容はぶっ飛んでて「彗星の振り撒く獣粒子」なんてワードが出た時は噴き出しそうになった…ぶっ、物質的なの?
断絶の帯の外側から遺伝子情報を撒いて地球に怪異を落としてるのは、宇宙に漂う獣粒子の数を減らすのが目的だと思うが、2000年間続けてまだ無くならないのか?
最初はそうだったけど別の目的に切り替わって怪異を落とし続けてるとかだと…あ~も~面倒臭ぇ!

「カレンがアリスを救うためクナドゲートでなんやかんやしようとしてて、ユイト達はそれにまんまと踊らされてる」
という話だと思うのだけど、いかんせん謎の引っ張り方が不親切だし、いつまで経ってもユイトは自発的にどうこうしようとしないし、見続けるにはなかなか根気が要る。
と思ったら次回まだナギが出るのか…もういいよコイツ。
スオウと研究所が一枚岩かどうか不明(10話でフブキがロクショウ研究所に助けに来なかったらユイトは解剖されてた、クナドゲートでなんかしたい連中は死なれちゃ困るのでは?)で、もうこれ以上「勢力」を増やして欲しくないこちらとしてはとっとと退場して欲しい。

で、セトは死んだの?{/netabare}

15話感想{netabare}
あーもう、前回の感想で「謎に思ったこと」「ここ変だよね?と思った部分」をあらかた書いたつもりだったが全然書き足りてなかった。
追加で書くと後出しジャンケンみたいでカッコ悪い気がするんだが…まぁ仕方無い。

今回の話にも係わる「あれ?」と思った部分に、命令したヤツもさることながら、ナオミを狙撃した実行犯(個人)を追求しようとしないのが結構不思議だったんだ。
こういうの流行ってるのか?
同期放送の“D_CIDE”もそうだし、ちょいと前にやった“プレイタの傷”も、仲間が狙撃されたのにその犯人(個人)を特定して締め上げてやろうと主要キャラが考えもしないのがどうにも共感できない。
個人的な恨みが無いというか…大局(おおまかなシナリオ)ばかり見てキャラクター個人の感情がおざなり。
「上の命令に従っただけで当人に罪は無い」と考えてるのかも知れないが、だったら作中にそういう素振りを入れてくれ。
というか、撃ったヤツも「うわ、怪異化しちゃった何だコレ」とビビったのか、怪異化して当たり前と承知してたのか、どっちなん?
前者だったら実行犯もその後人格矯正を受けた可能性高いし、後者だったらスオウの機密を深く知る存在なワケで、やっぱりとっ捕まえて吐かせようと動いて然るべきだと思うのだが…。

重箱の隅に聞こえるかも知れないが、作中でナギが「どうしてこんなことになっちまったんだろうなぁ」と言うため、「コトの発端はナオミが撃たれて怪異化したのを目撃して、その記憶を消去するため人格矯正を受けたせい」と、どうしてもそこの問題(実行犯を恨まないの?)に目が行くって。
さらに面倒臭いのは「ナオミを撃ったヤツ」と「人格矯正をしたヤツ」で犯人が分かれる、実行者と指令を下したヤツとでまた分かれる。
ってか怪異化したナオミを連れ去るセイラン側の手際が良すぎて、「実は撃ったのもセイラン側じゃね?」と疑ってるんだが…そうなるとオッサンユイトは嘘を吐いたか騙されてたかになる(※)。
もっと細かく言えば「他の目撃者も記憶を消される可能性があったが、フブキの機転で病院へ連れて行かれるのを阻止した」ということになってるけど、フブキ自体が何か企んでるっぽいので疑って見ないといけない(面倒臭い)。

前回の感想で「スオウとロクショウ研究所とで意見が分かれてたら(別勢力だったら)イヤだなぁ」と書いたが、幸いカイトもユイトを解剖したがってるみたいで意見は一致してるみたい。
(じゃあ今度はクナドゲートを研究してるヤツらはどうなる?という問題が発生するが)
けどそうなると…10話を思い返して欲しい。
フブキの提言によりユイトはロクショウ研究所に忍び込み、捕獲され、解剖されそうになった。
それを駆けつけて救ったのは言いだしっぺのフブキだけど(なんか自演臭いんだよなぁ)、その前に「フブキ連隊長、ご同行ください。スメラギ本部長(カイトのこと)がお呼びです」と連行されそうになるシーンがあるんだよね。
どの様にしてその場を切り抜けたかが謎、ホント謎。
後で明かすんだろうと思うようにはしてるけど、ボーっと見てたらフブキが研究所に助けに来たシーンは唐突過ぎて「何をやってるのか分からない」にしかならないんじゃないかな。
そして11話では病院で療養しててカレン(セイラン側)が見舞いに来てて、どうやらフブキは相変わらずスオウ怪伐軍連隊長のままでいるらしい。
その病院がセイラン側なのかスオウ側なのか不明だけど(これも厄介)、ユイトの解剖を邪魔したフブキは博士に当て身しただけで顔もバッチリ見られてるのに反逆者とされてないのも変。
アラハバキのハッキングコードキーを渡したのもフブキだし…。

以上のことからカイトはフブキと内通してるんじゃないか?と疑ってたワケで、そうであるなら15話のカイトの言葉はにわかに信じられない。
何か嘘を吐いてるんじゃないか?本心は語ってないんじゃないか?という疑惑が脳内を支配して、話が頭に入りづらい。
本当はユイトを解剖したいなんて思ってなくて、だけどニューヒムカの秘密をバラすためにワザと悪役を買って出たとか??
この先そういう展開があるかも知れないが…※印の件もそうだが、キャラの言動をそこまで疑って見るのってスッゲー疲れる。

でもって「カイトとの会話記録を公開してニューヒムカの真実を世界にバラ撒こう」ってところで15話が終わるのだが、実は知らなかったのはユイト達だけって展開は…無いかな?
これまでセイラン軍の下っ端はどこまで知った上で作戦(クナドでの襲撃やクーデターなど)に参加してたのか謎だったし、セイランは怪異を使ってスオウを襲ったと市民に知れ渡ってても何もおかしくない。
研究施設の警備に怪異を使ってるのもバレバレなんじゃないの?

ってかさ、セイランにあるナオミが収容されてた施設は「特異生命研究施設」って名称だったでゴザル、今までそう言ってたっけ?
施設の名称が分からなくて紛らわしいと指摘してたんだが、ナギが人格矯正された施設(作中では「旧怪伐軍病院」と呼んでるがそれだけではロクショウ市のを指すとは限らない)とは別の施設だと、ちゃんと視聴者に理解されてるかどうか、こっちが不安になるわw{/netabare}

16話感想{netabare}
『カレンの命令でセイランの「特異生命研究施設」に収容されてた元人間怪異が連れ出された、一体カレンは何をしようとしてるんだ!?』で前回終わったが、今回で、実はカイトの命でスオウ怪伐軍が成りすまして行った(カレンは知らない)ことだと明かされる。
…?
セイラン施設へ潜入して怪異を連れ出したスオウ軍の連中ってスゲー有能じゃね?
もしくはセイランの施設がザルなのか?または元は同じ国だしクーデターは見せ掛けだけで、セイラン内部にはスオウ派が多数潜入してる?
研究者も同行してたが、こいつらもスオウから寄越されたのか、セイラン内部に居た裏切り者なのか、どっちなんだ?
また、カイトはこの件でセイランが怪異の兵器利用の研究をしてたことを初めて知ったご様子。
はて?クーデター時に街を襲撃した怪異は何だと思ってるのか、認識を問いたい。
前回でもちょっと気になったんだけど、カイトはセイランの脳アンプル(材料はトゲツ)は把握してないのか?

一方、どこに匿われてたか分からなかったフブキは少なくともスオウから隠れて療養してたらしく、その場所が特定されてカイトの命で暗殺部隊を仕向けられる。
どこの施設だか知らんが乗り込んできた暗殺隊、優秀じゃね?
また、ユイトの時の様に大々的に反逆者と宣伝されず、連隊長を除名すらされずに居るのが不思議なんだが、これはウラがあるのかい?
「カイトとフブキは結託してるのでは?」と疑ってた私としては疑惑が一個消えてホっとした…どころか更に謎が深まってしまった。

でもって連れ出された怪異に追いついたカサネ達は、連れ出したスオウ軍人の操る怪異と戦うことに。
えっ?
この名も無きスオウ軍人は怪異の兵器化装置なんてついさっき知ったばかりのはずで、怪異の操縦は初実践なんだよね?
緊張感も何も無く、やり慣れた感じで違和感…やっぱスゲー優秀なんじゃないか?

とその時、カサネの脳の回収を企むトゲツの追っ手が現れてスオウ軍人と研究者を始末する。
そこまでは良いんだけど…それを見たアラシ「あいつ、仲間を使い捨てにして戦うのか」カゲロウ「敵も味方も関係なしかよ」と言ってて、これがとても紛らわしい。
初見ではてっきり「ここでいう仲間とはとても優秀なスオウ軍のこと」だと解釈してしまい、何を根拠にそう思ったんだか不思議で仕方なかった。
脳アンプル原料の取引先のセイランなら仲間だと認識するのも分かるが、殺した相手はセイランと敵対関係のスオウで…あ、ひょっとしてセイラン軍に扮してるのにってことか?とかね。
が、この突っ込み文章を書くために見直してみたら違ってた。
トゲツの追っ手グループがSASでリーダー格に脳力を提供してぶっ倒れることを指してたのね。

わっかりにくいって!

描写が不親切というか下手糞というか…常に「今画面に映ってるの、スオウ軍とセイラン軍、どっちがやってることか」に意識を向けてないとすぐに内容分からなくなるし、やっぱこの作品変じゃね?
私の理解力不足なのか不安になる時もあって、他の方の感想を聞いてみたいところだけど誰も見てないみたいだし…。
但しコレ、前回カイトが話した「国民の脳を生態パーツ扱いすれば云々」の具体的な実証例を見せた…とも解釈できるかも?
週を跨がずに一気見だったら違和感なく飲み込めたのかも知れない。

…と必死に好意的解釈しようとしたが、この後どうやってもフォローし切れないシーンがあるんだよねぇ…どう見ても作り手側が悪い、視聴者に伝わらないだろっていう。
元人間怪異達が協力してトゲツの追っ手と戦うことを決意し、カサネ達に対し「ここはオレに任せてお前は逃げろ」が炸裂。
このパターンもう3回目だぞ?
しかも今回は「とても追っ手には敵いそうもない」「圧倒的不利で逃がすのが精一杯」という描写が、無い。
無いんだよ!
全然ピンチだという演出が描けてない。
普通にカサネ達と協力して戦えば楽勝できたんじゃね?って印象で、結果的に、意味も無く覚悟を決めて意味も無く特攻したナオミが無駄死にしたとしか見えない。
更に戦闘後トコトコとカサネ戻ってくるしw
なんだこれ?
「同じネタ3度目なんだし細かい部分描かなくても分かるでしょ?」ってこと?
いや、やりたいことは分かるが必要な描写を省いちゃアカンって。

で、特攻自爆した元人間怪異の中にはアリスも居て、アリスを救うために視聴者にもよくワカラン暗躍を続けてたカレンが暴走、カサネの脳力をコピーして次はユイトの元へ。
一方ユイトはアラハバキに潜入して15話で手に入れたカイトとの会話記録を公開。
「脳だったら市民のを使わずともトゲツに沢山あるかも?」という情報は伏せといていいのか?
そして「さーて世界はどうなってるかな」と揚々と外に出ようとしたところでカレンが現れて次回に続く~~~。


結局この回って、カサネを追ってたトゲツの連中が追跡先でたまたま遭遇した「元人間怪異を連れ出したスオウ軍人」を殺したせいで、コントロールの効かなくなった・自由意志を得た元人間怪異に襲われ心中する羽目になった──。
という盛大な自滅劇を見せられただけで、カサネ達が自発的に何かやったというワケではない。
むしろカサネが安易に「連れ出された元人間怪異」と接触したせいでトゲツの追っ手もそこにやって来てしまったのであり、ゲーム的に言えばトレイン行為でナオミにトゲツをなすりつけたであり、カサネには猛省して欲しいトコロだけど…多分しないんだろうなぁ。
ユイトもそうで、主人公側は周囲で起こる出来事に無配慮に流されるばかりで応援する気が起きない。
運命に翻弄され~と書けば聞こえはいいが、自発的に動いてるカレン・フブキ・カイトが「次にやるべきクエストを準備してくださってる」感じでとてもゲーム的、作業的。
とりあえず連れ出したのはスオウ軍とはいえ、元人間怪異の所有(所属?)はセイランのはずで、それが脳アンプルの取引先であるトゲツの手の者に殺されたとなると、セイランは黙ってられるのか?

いやはや、毎回のことながらすっごい疲れる。
ダラダラ突っ込みを書いてるけど、そうしないとこっちも忘れそう・把握し切れなくなりそう…。{/netabare}

19話までの感想{netabare}
カイトの「月への復讐のために市民を脳パーツとしか見てない発言」を公開したことで街は大混乱…と思いきや、あんまりそうじゃないっぽい。
というかどうなってるのかあんまり映してくれない。
そもそも脳アンプル材料を提供してるトゲツの件に触れないのは情報が偏ってないか?
ついでに「断絶の帯から降ってくる怪異は月の連中のせい」と公表すれば、カイトへの風当たりもまた違ったモンになるんじゃない?

で、市民はそんな恣意的な報道を見てどう動くか?を確認することなくユイト達は再びトゲツへ向かおうとする。
いやちっとは様子見しようよ…出来れば市民の代表みたいなヤツ登場させて意見交換してくれよ。
これまで感想をダラダラ書いて、この作品の一番アカン所はどこだろう?と考えると「ユイト達以外の下っ端兵士や学者が情報をどこまで知っててどう思ってるのかが全く見えない」に至ったんだが、市民も同様顔が見えなさ過ぎる。

と、そんなことを思ってたところでの最新話の19話。
カゲロウがクーデター時にジョーを殺したのはオレだと言い出し、そんなオレを仲間にして良いのか?みたいなことをユイトに迫る。

その問題(カゲロウの処遇)はトゲツ脱出の時にもう済ませた・腹をくくったんじゃないの?
一度解決した問題を再び引っ張り出して来たみたいでクドい。

というか…さぁ、そもそも…さぁ。
17話のアラハバキ内でユイトが記憶抜かれそうになったところを仲間の記憶で補完して難を逃れるってエピソードあったじゃん?
あの段階で「仲間の知らないユイトの過去」は失われてて、それが原因で今後なんやかんや起きるって展開を予想してた私としては「ジョーが父だとは分かるけど家族の情は何も無い」「殺したのお前なんだふーん」みたいな態度を取って欲しかった。
逆を言えば、そうでないならアラハバキ内の描写は何だったん?とさえ思える。
カゲロウの処遇を決断するシーンが繰り返されて余計に感じたのと重なって無駄なシーンが多い印象を強める、その一方で必要なシーンが無さ過ぎるしバランス悪いよ。

というか…さぁ…あのさぁ…ジョーを貫いたのは怪異の放った弾丸(?)じゃねーか!!!
カゲロウの落とした短刀とは傷口が明らかに合わないんじゃねーの?「あの世界」においてそんなことも調べないの!?
「6話までの感想」で「殺人現場で凶器を手に持ってたので犯人と疑われる」として時代劇を例に挙げたけど、時代劇だから成立するんであって(それでも刀と合口程度の違いは見分ける)現代劇だったら指紋なり科学捜査で一発だし、現代より科学が進歩してると思われる「あの世界」でコレ?
物凄く好意的に考えれば「怪異の兵器利用はニューヒムカのトップシークレットで、クーデター時にセイランが怪異を使ったことは秘密にしときたいのでジョー殺害の濡れ衣をカサネに着せた」という可能性もあり得るけど…。
そこまでしてスオウがセイランを庇う道理が今んトコ見えない、カイト次第?

事実に対する探索というか探求というか、情報収集の仕方が拙すぎるんだよね。
キャラクターが想像しない、考えを巡らせない。
本気で解決を図るなら思いついて然るべき発想に至らない→本気で取り組んでる様に見えない。
主人公のユイトからして、親友のナギの死因に繋がる怪異化弾の出ドコロを調べようとしない。
これって「手ごろな下っ端兵士や学者を締め上げればいいだけ」なところを、下っ端兵士や学者の事情を描きたくないので避けてきた弊害なんじゃないかなぁ。
そのせいで「実は親友だなんて思ってない、情なんてものは無いんじゃない?」という感想を抱いておりまして…。

で、そんな中「誰かの過去を無かったことにするなんて絶対に許しちゃいけないんだ」と熱弁振舞われましても、とても白々しい。
一応、今まで主人公は記憶障害で世界の隠された真実に翻弄されるという内容で、当人にはこれといった目的が無く、何を言われても鼻水垂らして口開けっ放しでボケっとしててうわの空なのは制作的にワザとだと思うのだけど──。
19話でようやく目的(意思)を持つが、その考えに至った理由もアラハバキで記憶を抜かれそうになった体験からなだけ。
「記憶を失う恐怖」ならユイトは脳力を使うだけでもそうなるハズ(10話より)なので、このためだけにアラハバキの一件を描いたのだとしたらホント無駄としか思えない。
せめて「ナギも同じ様な恐怖を味わったのか」みたいなことを一言くらい言わせりゃいいのに…そしてぶっこ抜かれた記憶はロクショウ施設にあるんちゃうん?


とりあえず「オレがアイツを殺した」と言って周囲を惑わしといて、後から「直接手を下したワケじゃないがオレがアイツを殺したのと一緒だ」とタネ明かしするネタ、止めよう。
最近他の作品でも見たけどアホ臭いったらありゃしない、キャラが陶酔してるだけにしか見えん、もしくは制作側のお手軽尺稼ぎ。
ってかそうであるならナオミを殺したのはカサネですやん、トゲツに追われてる身でありながらホイホイ接触なんかしたせいで…そっちの方をもっと気に病むべき。
実は姉妹だなんて思ってない、情なんてものは無いんじゃない?
あと、過去改変されても自覚できないと思うんだがどうなんだろう?
これも他の作品で「あれ?」と思ったことがあったんだが、何の作品だったか思い出せない。{/netabare}

23話までの感想{netabare}
ニューヒムカが「断絶の帯から怪異が降ってくるのは月の連中のせい、獣粒子のせい」という事実を市民に隠してる理由が分からない(※)。
なのでそれを暴くことが良いことなのか悪いことなのかも判然としない。
「政府が隠し事してるのは無条件で悪」ではなく「隠してるからにはそれ相応の理由があるんだろう、それは何?」に興味が向くのが自然じゃないかね?
主人公目線で「政府は酷いことをやっている」という印象を推してくるけど、本当にそうかな?という疑問が湧いてくる。
それよりなにより、主人公の方がよっぽど酷いことをしてないか?

トゲツのシステムコンピューターがダウンする訳だけど…ん?これって……コールドスリープ中の生命維持装置もストップした!?
何人居るか知らないけどトゲツには2000年前の人間が眠って居続けてるんだよね?
また、そこからデザインチルドレンを製造してる訳で、その製造ラインも止まった?
脳アンプルの材料の脳がどんな製造方法だか知らんけど、それも止まった?
…。

主人公、何気に大量殺戮しちゃってない?

“巨神ゴーグ”を知ってりゃ(知らんでも似たテーマはいくらでもあるだろう)普通に疑問に思う部分じゃね?
これ作ってるのサンライズなんだよね?あれぇ?
ゴーグでは{netabare}怒りに我を忘れてる間に同胞を大量死させてしまってマノンさんは大反省をする訳{/netabare}だけど、こっちの作品は…主人公は自分が何をしでかしたのか知って恐れ戦く展開とか無いのだろうか?
カゲロウがクッソしょうもない理由で「ジョウを殺したのはオレだ」と気に病んだのなら、ユイトもトゲツの件は気に病むべき。

そんでもって親子や兄弟の情をテーマとした展開、これもピンと来ない。
この作品世界内でヒトはどんな繁殖方法が“標準”なのかよく分からないんだもの。
親子や兄弟といっても「卵子(もしくはDNA)提供しただけ」と「人工子宮(腹を痛める)」と「育ての親」とで違うでしょう、と。
初代ガンダムの「人々は、そこで子を産み、育て、そして死んでいった」ってナレがどれだけ重要だったか思い知らされる。
この問題は「この作品と妙に似てる」と感じる“PSO2 epオラクル”でもあったことなんだけど、そこら辺に焦点を当てた作品…“地球へ”とか知ってる身としては、なんとも説明不足というかパンチが弱いというか…。
ユイトとカサネでその違いを描いたような気がしないでもないけど、なんか全然弱い。

更に22話はもはや恒例のアレ、ユイトとカイトが怪異に囲まれてカイトが「ここはオレに任せてお前は逃げろ」と言う展開…またかよ!
余りにもしつこい展開でもう2人とも死ねばいいのにとさえ思ったけど、いや、一生懸命好意的解釈をすれば…オッサンユイトがカサネに命を賭して願い事をしたのと同様「兄弟して似てるなぁ」と思わせる描写だった…のかも?
けどやっぱりしつこいよ、引き出し無さ過ぎじゃない?
それに怪異に襲われるって、セイランで研究してた怪異コントロール技術はどうした?
ユイトもまーた頭痛が痛いを発動して、脳アンプルはどうした?
「これはただのビタミン剤じゃ」とヤバい表情しながら脳アンプルをあおりまくって、それでも尚頭痛が痛いなら悲壮感もありそうなもんだが、全然余裕じゃねーか。
「研究を邪魔しないで完成させてればこんなことにはならなかったのに」「トゲツを壊滅させてなければ薬があったのに」と後悔して欲しいのだが…な~んかコイツら行いを省みるってことをしないよね。
死ねばいいのに。

23話はもはや流し見してる人は置き去り展開w
スメラギ陵で精神攻撃的なものを受け、真実か架空か知らんがゲンマがセトの死体(?)を見て心を痛めるシーンがあるのだが…セトって覚えてる?
また「何度も」アリスを失ったカレンの慟哭を追体験してカサネがナオミを失ったのと感情を被せるんだが…アリスとナオミって覚えてる?
「ここはオレに任せてお前は逃げろ」でトゲツの追っ手と相打ちで無駄死にした奴ね。
ってかカレンの慟哭自体ハイハイまどか死んだまゆしぃ死んだ佳織死んだって感じで、よくこんな使い潰された設定を使えるもんだと逆に感心。
むしろ死にパターンが一緒で、シュタゲやまどマギから劣化が激しいと感じつつも、ひょっとしたら伏線なのかも?と期待を持ったり…いやどうなんだろう?



実は地球は流刑地で市民はその末裔ってワケでもないみたいだし、政府が隠してた意味がホント分からん。
23話でシデンが「ボクはこの世界の醜さも理不尽さも知っている」と言うのだが、その憤懣をぶつける対象がズレてる気がして仕方無い。
一番悪い(この世界の理不尽)のは「獣粒子」であり、政府がその真実を隠してたのも悪いかもだが、獣粒子が飛来して来たのは政府のせいではない。
つまり政府が秘密裏に行ってた非人道的な研究──「人間の怪異化」「人格矯正」「怪異の兵器化(=怪異のコントロール)」──が大して悪いことに思えない。
(「デザインチルドレン(トゲツ)」と「非脳力者の脳力者化」に至っては秘密裏だったのか非人道的なのかすらよくワカラン。
「レッドストリングスの開発(トゲツ)」や「クナドゲートの研究」に至ってはそれが何なのか分かってる人自体が作中数える程度しか居ないレベル)
一応非人道的ではあるけど、それ以上に「断絶の帯から怪異が降ってくる」の方がよっぽど脅威であり、その対策のための研究であるのなら仕方無いんじゃねーの?
目的と研究が噛み合ってないのなら「何やってんだよ」ともなるが、幸か不幸か噛み合ってる(ように思える)ので研究に文句を言うのが変に感じてしまう。
ぶっちゃけ「怪異の脅威を取り除くためには必要な研究である」と説けば市民も納得しそうじゃない?カイトも失脚せずに済んだのでは?
もうこうなってくるとセイランとスオウの対立も意味が分からないし、和平を結んでも茶番にしか感じない。
問題の3話だって視聴者をいたずらに混乱させるだけの不必要な描写にしかなってないのでは?

要はこの作品は「獣粒子」の対策の手段を巡って抗争してるだけで、主要キャラは根本原因から遠く離れた部分でギャーギャー言ってるだけに過ぎない。
対案を出さずにヤダヤダと駄々を捏ねてるだけの悪質クレーマー、「じゃああんたら獣粒子はどうすんの?」と尋ねたくなる。
一応、一応ね、なんせ2000年もの間断絶の帯から怪異が降り続いてる世界なので、もうそれは自然災害的に「どうしようもないこと」で、怪異による被害を減らす努力はしても断絶の帯自体をどうにかしようという発想が無い…のかも知れない。
ってことも考えられなくもないけど、だったらもうちょいそういうシーンを描いてくれないとシックリ来ない。
これが、政府が獣粒子を利権に絡めてどうこうしてるって話ならまだ分かるんだが…そうだなぁ、例えば──

<例え話>怪異に対抗するために作られたのが怪伐軍であり、現在の体制(既得権)もそれありきになってて、断絶の帯(並びに怪異の脅威)が無くなるのは政府にとっては都合が悪い。
実はその気になればとっくに断絶の帯は取り払うことが出来るのだがワザと残してて、もっと自在に怪異を利用するための研究を秘密裏に行ってた。<例え話終わり>

──であるなら「政府は裏で酷いことをしている」という設定も頷けるんだけど…どうだろう、今後そういうカラクリを明かす展開は期待できそう…かなぁ?
一応カレンが過去に遡ってどうこうしてるので、政府が隠し事をすることと繋がるのなら…ここまで見た自分も多少は救われるかも。
ついでに2話の「どうして前線に赴いた現役兵士に怪異化弾を撃つ必要があったの?研究所の被験体や罪人じゃいけなかったの?」もすっっっっっっっごい謎なので、そこにも繋がってくれると有難いんだが…。
強引に考えればアリスの死因は施設でナオミと接触したせいとも解釈できるので、そこら辺でカレンの干渉があった、とか。
そうでなくても「レッドストリングスを阻止するためにカサネが狙われたがナオミが庇った」線も有り得るし、2話の謎が解明されるのを期待してるんだが…もしされなかったらどうしよう。{/netabare}

26話までの感想
(現在執筆中、先に総評の方が書きあがったのでそっちを先に投稿)

総評{netabare}
とにかく取っ付きが悪い。
そして「何でこんなに取っ付きが悪いのだろう?」というのに逆に興味が沸いて、かなり気合を入れて見ました。
どれくらい気合入れてたかは上記の各話感想を見ていただければ分かるかと──。

で、取っ付きの悪さの正体は、ナオミが何者かに狙撃されて怪異になるワケだけど、
・撃ったの誰?命令したの誰?目的は何?
・そもそも未来予知でカサネを庇って撃たれたので、本来のターゲットはカサネか?
・そもそもあの場所へ派兵を命令された自体が仕組まれてた?落ちてたアンプルは何?
・怪異化したナオミを連れ去ったのは誰?撃ったのと同じ勢力?
等、分からないことが多く現状を認識することすらままならないのに、その掘り下げをせず放ったらかしで次の展開へ突入。
まだ登場キャラの顔と名前も一致してない段階で仲間グループから2人が裏切りを働く。
しかも裏切る理由がそれぞれ別で、うっとおしいたらありゃしない。
その後も、ふた手に分かれて2つの施設を行ったり来たりするのだけど、今映ってるのはどっちの施設なんだか分かりにくい。

…これじゃあ何に関心を向けていいのか分からないって。
作り手が視聴者に疑問に思わせたい部分と、視聴者が疑問に思う部分が噛み合ってない。

噛み合ってない最たる部分としては、ナオミが狙撃された理由は最終回まで見ても明かされなかった。
クナドゲート内でのオッサンユイトの証言は支離滅裂だし、かといって嘘を吹き込まれてたのか?といえば他に情報が無い。
ひょっとしたらナオミの脳を欲しがってたトゲツの手の者だったり、アリスの死の遠因ではあるので時間遡行したカレンの仕業であることも期待したんだけど、全く触れない。
それ以前に怪異化弾は実用化されてたのかどうかすらよく分からない。
実験にしちゃあ前線に出た兵士を狙う意味が分からんし、ナオミを撃って以降怪異化弾は一切出てこないし。

一切出てこないといえば後半ユイトが無理を推して脳力を使うのだが、特効薬と思われる脳アンプルは途中から一切出なくなる。
“0083”のウラキのヒロポンみたいなこともしないで頭いて~頭いて~言うだけ。
芝居してるみたい。
10話で研究者が語った「被験者(ユイト)はベルペッパーだった頃の記憶も欠落している模様。超能力を使うたびに脳へダメージが蓄積していると考えられる。急に記憶が飛ぶといった症状も出ているハズである」という設定も忘却の彼方。
後半は記憶も飛ばなくなるし、最終回では脳力を使い果たした体なのに車椅子に乗るだけで脳(記憶)は健在。
なんだよこれ…カミーユ(TV版)なりDボウイなりチャイカなり“牙”のノアなり“ハッピーシュガーライフ”の神戸しおなり、廃人オチなんていくらでもあるんだしやっちゃダメってことはなかろうに。
あっ、ゲームが続かないって?うぅむ…。
欲を言えば廃人になったユイトを世話するカサネが、ボタンをかけようとしたら手が震えて上手くできず、「どうしたの?」と様子を見に来た仲間に対して「見るんじゃねー」と怒鳴るオチだったら途中どんなに酷くても個人的には称賛したんだけどなぁ。
最終回で台無しというか、最終回で逆転できませんでした。

と、やたらと込み入った設定を盛り込んだ割に、キャラがその設定に準じた行動をしない……ということに尽きるのかなぁ、全体としては。
「そういう設定の体」を演技してるだけ、例によって中身が無い、自我が無い。
政府が隠してた「この世界の真実」を段々と知ってくって話なので、どうしてもキャラが受け身体勢になってしまうのは仕方無いとはいえ、限度ってものがあるだろう。
上述の「ナオミを怪異にすることで、やった奴には何の得があったんだい?」に誰も気が向かないのはどうなんだ?
最終回1コ前の「クナドゲート消滅のついでに断絶の帯も消せる」も、他人から言われて(そそのかされて)乗っかっただけで自発的に思いついた訳ではない、そもそも断絶の帯をどうにかしたいとかそれまで一切考えてもいなかったじゃん。
そして致命的なのは、これだけ設定盛っておいて「起きる出来事」──演出ってことになるのか?──がワンパターン。

「ここはオレに任せてお前は逃げろ」

この展開が4回あります。
“精霊ナントカ~”が「悪者に間違われて襲われる」って話が数回続いて酷いなぁと思ったモンだけど、こっちはそれを優に超えてる。
過去改変による現代への影響の描写もなんか変だし…ひょっとしてこれ、設定の方はゲームスタッフが頑張ったんだけど、演出?ストーリー?を任されたアニメスタッフは、めっちゃ手を抜いた??
それとも逆?ゲームとの兼ね合いで色々とキツい縛りがあって、アニメスタッフは頑張ったんだけどこれが限界だった??


と辛口なことが続いたので、ここでちょいとフォローめいたことを。
この作品、考えれば考えるほどフブキが疑わしい。
最後に一番得したのは誰?を考えると、地位はそのままに婚約者のアリスが復活してくれたフブキじゃん?
色々と政府の裏事情を知っておきながら(というか脳アンプルを使ってたセイランの施設と繋がりがある、いわば実行犯)矢面に立たされ処罰を受けたのはカイトだけ。
もしかしてカイトをハメた?
25話でクナドゲート消滅作戦のついでに断絶の帯の消去を持ちかけたのもフブキと“改心したと思われた”カレン。
カレンをよく知るフブキとしては、アリス救出を実はまだ諦めていないと見越してた?
10話で「ナギの抜かれた記憶データ(本当にそんなのが存在するのかどうかは不明、作中では出ない)が施設に保管されてる」と言って施設に行く様に仕向けたのもフブキ。
同じ回、カイトに呼び出しを食らったのに次の瞬間には自由の身になってたのも、どうやって切り抜けたのか謎。
「ナオミが怪異化するのを目撃した記憶」を消すために病院(施設)で人格矯正を受けるところをフブキが阻止したが、ナギだけはそれが間に合わなかったとのことだが、これだって疑わしい。

ガルマを欺いたシャアの様に、フブキはカレンを欺いて自分に都合の良い様に誘導してた?ユイト達はそれに巻き込まれた?

──な~んてことを思ったり。
ってことで、最後の最後、フブキがそんなことを匂わす素振り・全てはフブキの思惑に踊らされてただけだったのでしたー、みたいなことを見せてくれたら大逆転できる芽が残ってたんだが…そんなことは起きませんでした。
実は心の奥底でベルペッパーを蔑視してたとかやれば最高だったのになぁ(ってかそうでないならベルペッパーの設定も要らないと思う)。
いやぁ惜しい、惜しいというよりかなんか外してるんだよね。
ひょっとしてゲームでは…?、と思わなくもないけど、そっちに手を出すまでの意欲は湧かなかったのが実情。

ってかこの発想──懇意にしてくれた仲間が実は黒幕──って前にもしたなぁ。
あっ、“シャチバト”のガイドさんか。
あっちもそういう風にすれば逆転(それまでのマイナス評価が最後でプラスに転ずる、視聴した自分も報われた気がする)が出来たと思うのだが、何でやらないんだろう?


総評としては、まぁゲームやればいいんじゃね?アニメは見ても見なくても…って感じ。
原作のゲームでは意味があるのかも知れないが、アニメでは意味の無い設定が多い、ゲンマの裏切りはホント要らなかったと思う(これが無ければ3話切りされる率はずっと下げられたんじゃないかな)。
スオウとセイランの対立も理由がよく分からんままだし、「人間が怪異化する」が起こりえる世界において、作中で政府の行ってた程度のことは非人道的だとは思えない、“ヤマト2202”のG計画より温い。
それでいて「何故ナオミは撃たれたのか」は明かされない、どういうこっちゃ?
よく似てると比較に挙げてた“PSO2 epオラクル”は登場するキャラが悉く「こう見えて実は…」という二面性を持っていて、それを把握すればキャラを覚えるのと同時に自ずとストーリーも頭に入る作りだったが、こっちはそうではなくキャラとストーリー別々に覚えないといけないのでかなり億劫。
七剣星(セプテントリオン)という称号がありながら六芒均衡の様なバランス配分も無いし、これも要らん設定かと。
とりあえず序盤3話まで(もしくは5話まで)の取っ付きの悪さは近年随一なので、それがどういうものなのか物見遊山で見る分には良いかも知れない。
あ、それと「ここはオレに任せてお前は逃げろ」って展開が4回あるので、それが何処なのか指折り数えながら見るのもいいかも。{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 12

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

その緋(あか)は解放か、断絶か

この作品は、テレビ放送とほぼ同時にゲームが発売されたようですが、基本的にオリジナルアニメだったようですね。
視聴する前は、作画に気合の入った作品…程度の情報しか持ち合わせていませんでしたが、瀬戸さん、高野麻里佳さん、ほっちゃんが出演されているのを知って嬉しくなったのを覚えています。


新歴2020年。

人類の多くは、思考や意識を外界に作用させる力、「脳力」を生まれながらに備えていた。
その生活は一見便利で、平和にも見える。
しかし実際は、成層圏より降下する異形の生命体・怪異の存在が
彼らの命を脅かしていた。

怪異を討伐すべく、ニューヒムカ政府によって結成されたのは怪抜軍。
ひと際強い脳力の持ち主、「超脳力者」によって組織された軍隊だ。
超脳力は、発火、超高速、透明化など、個人により様々な発言の形をとる。

念力の超脳力を持つユイト・スメラギは、幼い頃、怪異の襲撃から怪抜軍に
よって救われた。
以来、志願兵として厳しい訓練に耐え、ついに入隊の日を迎える。

一方、スカウトで怪抜軍に入隊したカサネ・ランドールは以前より不可思議な
夢を頻繁に見ていた。

「赤い糸から手を離さないで」――

カサネが夢で告げられる言葉の意味とは?
怪異の正体、そして隠された世界の秘密とは…。

ユイトとカサネは、抗えない運慶に巻き込まれていく。


公式HPのINTRODUCTIONのうち、第1クール分を引用させて頂きました。

公式サイトはゲームと連動しており、簡単にゲームサイトに移動することができるのですが、ビックリしたのはゲームのお値段…
ゆうに1万円を超えてくる価格設定になっているんです。

最近ではスマホのソシャゲなど、基本無料でプレイできて後からコンテンツを楽しむために課金していくシステムが殆どだと思っていましたが、Xbox、PlayStationといったゲーム機を使うゲームは、これが定番なんでしょうね。
現時点で既に4万本以上売り上げているそうですが、もう少し売り上げが上がらないと厳しそうに見えるのは、私だけじゃないと思います。

でも、見方によっては廃課金することなくプレイできるのは、プレイヤーにとっては優しいかもですね^^

物語は壮大…だと序盤は思っていましたが、終盤まで来るとだいぶこじんまりした感が否めませんでした。
圧倒的な力の成し得る技なんでしょうけれど、周りを振り回しすぎ…と言われても仕方の無い展開だったと思います。

そして、物語の設定も少々難解だったような気がします。
例えば諜報…スパイだと思ったら簡単に寝返ってみたり、ゲーム的な要素としてなら面白いのかもしれませんが、一つのアニメ作品として捉えると、どうしても分かり辛さを感じてしまいました。
組織や舞台設定に対してもう少し詳しく説明して貰っていたら、もう少し理解が早かったと思います。

完走後に振り返って思うこと…
物語が集結したイメージが全くありませんでした^^;
やはり、TVアニメと同時にゲームが発売されている影響でしょうね。
物語の核心に迫ってしまうと、ゲームの打ち上げにも響くでしょうから…

それは理解できるんですけど、それならオニアリエンドで怪異や設定の顛末を描いても良かったのではないでしょうか。
物語として一応終わっているのですが、登場人物の行く末だけじゃこの物語は終われないと思うのですけれど…

オープニングテーマは、THE ORAL CIGARETTESさんによる「Red Criminal」と、「MACHINEGUN」
エンディングテーマは、Yamato(.S)さんによる「Fire」と、Ayumu Imazuさんによる「Stranger」

2クール全26話の物語でした。
26話もの尺を使っているのですから、物語をもう少し掘り下げられたような気がします。
作画は頑張っていましたが、終盤にもなると若干の崩れが目につきました。
アニメーション制作はサンライズなんですけどね…
グッとくる展開が無かった訳ではないので、それなりに堪能させて貰ったんだと思います。
これ以上の掘り下げが気になるならゲームをプレイするしかなさそうですね^^;

投稿 : 2024/12/21
♥ : 5

たくすけ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

結局最後までよくわからなかった

最終話まで見たがよくわからないまま終わっていった。
途中から理解しようとする気持ちが湧いてこなかったw
自分にとってはストーリーもキャラも魅力を感じなかった。

怪異と戦うお話だと思ってたら段々方向性が変に小難しくなった感じだろうか。
それとキャラが薄い上に多すぎ。
ユイトとカサネ筆頭に数人しか印象に残ってない。
役割や特徴が無いキャラがわんさか出てきても邪魔なだけ。
ユイトは主人公なのに見た目パッとしないし頭痛でダウンしてた印象が強い(笑)

ゲームやった人なら面白く感じたのだろうか。
ゲームの販促アニメだと思ってたけどゲームをやった人のためのアニメだったのかもしれない。
自分の理解力不足を考慮しても評価は厳しい。
作画と歌だけは良かったと思います。


-------------------------------------------------------



14話まで見て

うーん、よくわからん…

主人公の見た目がダサくて全く魅力を感じない。
メッシュが入っただけでちょい長めってだけの髪型が悪い。
榎木淳弥は結構上手いけど、どの役でもだいたい同じ声で飽きる。

作画は良い。

なんかもうこれくらいの感想しか出てこない(笑)



1話見てとりあえず少しだけ。

よくある能力バトルアニメの雰囲気がすごい。
たいして面白くなさそうだなと思ったところで
念力、発火、放電、透視…というあまりにも捻りの無い能力のオンパレード
これはキツイなと(笑)

ゲームでプレーする分には面白そうな気はする。
どんなゲームか知らんけどw
アニメでこんなありきたりな能力出されても面白味を感じない。
ゲーム販促アニメという事でハードル下げて視聴継続。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 2

64.5 7 化け物で怪異なアニメランキング7位
ペルソナ4 ザ・ゴールデン(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (532)
2919人が棚に入れました
春。都会から離れ穏やかな時間の流れる田舎町。桜の舞い散るなか八十稲羽駅に降り立つひとりの少年・鳴上悠。家庭の事情から叔父のいるこの町へやってきた悠は、地元の八十神高校へと転入することとなる。そしてはじまる学園生活―。放課後のショッピングモール。街で起こる連続殺人事件。深夜に流れるマヨナカテレビ…。悠と仲間たちに“今度は”一体どんな日々が待ち受けているのだろうか?

声優・キャラクター
浪川大輔、森久保祥太郎、堀江由衣、小清水亜美、関智一、釘宮理恵、山口勝平、朴璐美、石塚運昇、神田朱未、真殿光昭、田の中勇、大原さやか、花澤香菜

un1347 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

なるほど、こういう手できたか

※項目別評価が上手く機能してない感じがするので、無視して総合評価星4とします。
ゲーム未プレー、P4A視聴済み。


これはリメイクではないですね。
ファンディスクです。
persona4 the ANIMATIONをまだ観てない方はそちらを先に視聴しましょう。

面白い事に焼き直しでも続編でもないのですがれっきとした周回プレーなんですね、これ。
例えば菜々子ちゃんと初顔合わせのシーンで主人公が自分から声をかけます。
後半では無双状態の戦闘シーン。
これだけでもう強くてニューゲームなのが分かります。
P4は前作もそうですが「ここはゲームの選択肢、演出かな?」という見方で視聴するとより楽しめると思います。

2話目までみた感想。
主人公がおもしろ優等生だった前作に比べて、若干クズい印象。
P4のメイン要素であるマヨナカテレビはばっさりカットして日常パートメインで話が進むようです。
P4という作品はおおまかにマヨナカテレビパート(ミステリー)と日常パート(ギャグ)で成り立つアニメです。
一旦ネタバレしたミステリーは既読スキップして、もう一つの柱である日常ギャグに焦点を置く作りは周回プレー(周回アニメ)の作りとしてベストだと思います。
さて後は新キャラのマリーを軸にどういう物語を展開するのか、今後に期待です。


最終話まで視聴しました。
というわけで総評としては、P4Aファンには手堅い作りのアニメだったのではないかと思います。
非常に楽しめました。
やはりですね、「またこいつらに会えた」という気持ちが大きなウェイトを占めていますよ。

というわけでキャラクターについて。
個人的には花村陽介が一番好きなんですが(次点は久慈川りせと堂島 菜々子)、P4シリーズの核となるのはやはり主人公の鳴上悠でしょう。
本人は真面目なつもり(?)でもそこが面白いというノリは、諫山 創(進撃の巨人)のコメディ論に通じるものがあります。
優しい優等生も明るい二枚目も頼れる熱血漢も一人で全てこなせる、複数のペルソナを体現したような性格で、それでいて嫌味が全くない辺りは監督の手腕によるものでしょうか。

P4Gのシナリオについて。
13話という絆を描くには短い尺において、納得のいくシナリオ展開を綺麗にまとめあげていたと思います。
最初の感想でファンディスクと書きましたが、外伝的な位置付けというよりアナザーストーリーでしたね。
P4Aで描かれた2つのエンドに連なる3つ目のエンディングという感じでしょうか。
ラスト付近、神話の神様が出てくる辺りからgdgd展開になるのもP4Aを踏襲してるというか、まぁそんな感じです(お察し下さい、まぁ悪い意味ではないです)。

ダメな点。
冒頭で楽しめたと書きましたが、某映画評論でいう所のROOKIES的な楽しみ方ですね。
P4Aの時も文化祭の回が顕著でしたが、今回はバンド回、最終回とちょっと内輪ネタを他者が無条件に受け入れすぎじゃないかなー。
個人的にはこういう演出あんまり好きじゃないというのもありますが、ちょっとテーマ的にまずいですよ。
内輪ネタを他者に押し付けるのは、それは絆とは言いません。
他者との関係を徹底的に拒絶する足立透のアンチテーゼとして主人公がいるわけですが、それがシュワリーサムデイ(映画のタイトルです)で本当に良いのかな?
(余談ですが、他者の不在の極地として批判されがちな「けいおん」。
 実はこの部分を巧妙に避けていて、無条件の価値観の共有という描き方はなかったりします)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 8
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ペルソナ4を観た方のボーナストラック

原作未プレイ 全12話

テレビの中の不思議な世界、そして現実に起こる事件に1年間限定で親戚の家に引っ越して訪れた高校生で主人公の鳴上 悠(なるかみ ゆう)と学校で知り合った友人たち事件の真相に迫るお話です。

観る前は1期に続きだと思いましたが、実際観てみるとペルソナ1期の補完をしているようなお話でした。ただ今回はいつものメンバーに1人謎の新キャラが出て来ます。

1期ではお話は高校生活のお話とバトルが交互になっていましたが、この作品では高校生活でのイベントのお話が大部分を締めていてバトルを期待されていると肩すかしにあいますw

私は1期を観たときにこの高校生活のイベントが好きだったので前々問題ありませんでした。

鳴上 悠の天然ボケが以前より加速しているような感じがしましたねw

この作品だけ観ると何が何だか分かりませんので、先にペルソナ4の1期を観ることをオススメします。

OP/EDは前回と同じ平田志穂子さんが歌っています。曲も前回と同じくお洒落ですね^^

最後に、前回あったお約束{netabare}「カッ」{/netabare}がなかったのが残念でしたが、毎回あったお約束{netabare}ポエム{/netabare}が楽しみでしたw

投稿 : 2024/12/21
♥ : 35

SK-046(しろ) さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

観るなら1期から

Vita未プレイでの視聴

前作はゲームもアニメも制覇して大好きな作品なので全然楽しめました

マリーという新キャラも良かったです、日常系が良かった

Vitaをやってからが理想でしたが、本体を持ってない自分にとってはありがたいアニメ化となりました


原作プレイ済みと1期観た方は楽しめるかと

観る順番はペルソナ4⇒ペルソナ4 ザ・ゴールデンです


「ペルソナ4」個人的にオススメゲームです^^

投稿 : 2024/12/21
♥ : 4

59.1 8 化け物で怪異なアニメランキング8位
幻想三國誌 天元霊心記(TVアニメ動画)

2022年冬アニメ
★★★☆☆ 3.0 (34)
94人が棚に入れました
舞台は古代中国、 三国時代―― 王朝末期。 神州中原は群雄割拠の時代を迎えていた。 討伐によって力を持った諸侯が天下制覇を目指して、 各地で蠢動し始めた。この英傑たちに目をつけたのが、 魍魎王である。 戦乱を拡大させて自らの力を増大させるため、 英傑たちに魍魎を取り憑かせ、乱世を引き延ばし、この世の全てを滅ぼそうと目論む。 それはまさに歴史の平衡を崩さんとする、恐るべき野望であった。 これに対抗するために「魎狩隊」が天元という組織によって編成され、魍魎たちに挑んだ。各地で魎狩隊が魍魎と戦う中、不慮の事態で全滅した六番隊が再編成されることになった。 集められたのは、 それぞれに事情を抱えた訳ありのメンバー。 リーダー兼封印使の應幾、 浄霊使の洵喬、 執器使の丁研、そして“鬼斬”の少女、 小霊。 それぞれが過去にトラウマを抱えながら、 生きるために、 あるいは仲間を守るために、 魍魎狩りに奮闘する。 これは魎狩隊・新六番隊の活躍、 そしてその成長を描く物語である。


声優・キャラクター
應幾:小野賢章
小霊:金元寿子
洵喬:中原麻衣
丁研:古川慎
洵喬:中原麻衣
愛心茶桶:福島潤
羅織女:大原さやか

レオン博士 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3

古びた中華風ファンタジーアニメ

【紹介】
とても古くて殺風景な作りの中華風ファンタジーアニメ
良いところは声優だけで、特に何も魅力を見つけられなかった。
三国志が題材ってだけで面白さがある程度保証されてると思うんですが、こんなにつまらなくする才能がある意味すごい。

三国志ってついてるけど、主要なキャラはオリジナルキャラで実在の人物じゃないし、三国志のキャラクターはちょい役だったり化け物になって討伐されるだけだったりで、三国志を題材にする必要がまったくないシナリオ。
ちょっと期待してたけど風景と設定と名称だけ拝借してきた中途半端な三国志っぽさがとにかく残念です。
キャラクターの見た目も中国っぽさないですしね。

台湾のちょっと古めのロールプレイングゲームが原作みたいです。
でもそのゲームと設定が一緒なだけでキャラは違うみたい。
古いゲームの宣伝じゃないでしょうし、いまさら何のためにアニメ化したのでしょうか。

【テンポが悪い】
この世界には誰かがしゃべっていたら他の人や怪物は動いてはいけない約束でもあるの?
怪物に襲われているのに、のんきに一人ずつよそ見しながらしゃべっていて、しゃべり終わるまで律儀に待っている怪物。
キャラの動きもほとんどなくて、まるで紙芝居かミュージカルのようだ。
すごくテンポ悪いのに戦闘をはじめいろんな重要シーンがあっさりしているので話はどんどん先に進む。

【作画】
作画の質は悪くて、結構顔が歪んでますね。
表情の変化も乏しくてほとんど口元しか動いてない。
キャラをただ横に並べただけの構図はセンスを感じないし、なんかもっさりしています。

背景もすごく適当で、ネットでそれっぽい背景素材を拾ってきてあてはめたような感じ。
城内戦闘なら城の壁と階段と櫓適当に入れとこう、村なら家とりあえず並べとこうみたいなこだわりが感じられない適当な背景で
まったくやる気が感じられません。

【キャラクター】
キャラデザが微妙。

三国志の人物も出てくるけどゲストキャラとかモブ敵みたいな扱い
EDのキャスト紹介に名前出てくるから、あ、出てたんだってわかるけど
三国志知っていても、たぶんあの人かな?くらいで、三国志知らないと全くわからないと思います。EDで名前知ってもどこに出てるのかわからないので、登場シーンでちゃんと名前出して欲しいけど、出したところでキャラの設定が名前だけ借りてきた感じなので、もうどうでもいいかなあ。

【シナリオ】
主要キャラはオリジナルだけど世界観とかゲストは三国志なので、三国志を知らないと世界観がよくわからないかも。
でも三国志の史実とは全然関係ないシナリオなので、それなら三国志は忘れて純粋にファンタジーとして楽しもうかなって思ったけど、全然面白くないんですよね。

作画の枚数が極端に少ないので、ちょっと違う絵がはさまった一瞬の間に状況がかなり変わってて、この一瞬の間に何が起きたの?って思うこと多いし、場面が急に切り替わるけどどれだけの時間が流れてるとかそういうのもよくわからない。

最終話も相変わらず尺の調整に失敗したの?っていうような急な展開で変な終わり方するんですよね。

【感想】
三国志はほとんど関係ない話で、ただの古くて何の面白みもない中華風ファンタジーの紙芝居です。
声優以外何もいいところなくて、何のために制作したのかよくわからないですね。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 8
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

90年代にやってそう

{netabare}
どことなく中華臭いと思ったら、案の定原作が台湾のゲームらしい。
とにかくどことなく古臭かったのと話が王道すぎた感。
ただ、終盤になってくるとこの作品でやりたいことが分かってきてちょっと面白くなったかな。最終的にはそんなに悪くなかった、まあまあいい話だったなと言う感想。

小霊が魎狩隊と馴染んでいくまでの話で一貫していて良かったかなと思う。
1クールで魎狩隊のメンバー全員がしっかりと扱いきれてたのも好ポイント。
特に洵喬の回は良かったかな。自分の罪を自分で責任をもって償うのがかっこよかったし、特殊EDへの入りも良かった。
主人公も小霊を命がけで守るのが好感持てて良かった。
最終的にラスボス的な存在と対峙して終わりと、王道ファンタジーものとしてのまとめ方もしっかりしていたと思う。

ただ、一個残念だったのが、世界観が主人公立ち回りで完結しすぎだったこと。
キャラの掘り下げを丁寧にやってたことの弊害かもしれないけど、魍魎という大きな敵のわりに、話が小さすぎた。あっけない。
そこそこの良作って感じですかね。

↓一話毎メモ
{netabare}
1話 ☆4
説明ながい。要するに鬼滅の刃ってことでおk?
尊師おるやん。胸でかいキャラ多すぎだろw 中華っぽい。面白くない

2話 ☆7
今期一モチベがないアニメ。古臭すぎる。
ロリが可愛いことしか見どころがない。
剣潰したら本体すぐに攻撃しろ。意外と面白いのでは? 

3話 ☆5
止め絵w もどして ねずこ? 展開早すぎない?
もうシャオレイの奴解決するの? 

4話 ☆4
かしこまり! 感動できるわけがない。

5話 ☆8
結局自分が助かるためにシャオレイを殺そうとしたのねw
毒盛られてそう。やっぱりな。こいつら狂ってる落ちなんかよ。
結構いいやん王道とは言え
一話からしっかりと引っ張ってきてた話の顛末って感じでね。 

6話 ☆6
どういう状況。これはシャオレイに焦点を当てた物語なのかな
成れの果て Fateかな ギアスかかってそう。
は? ここで逆戻りするなら5話の意味。ほんと進歩しねえなあ。
えっろ 

7話 ☆7
てかこれ結局この敵は何なんだろう。
有能と化した緑 これで勝ったと思うなよー コロナか... 

8話 ☆7
錆喰い? いきなり妹の話出てくるじゃんw 
この村の話じゃなかったのかよ。助かってんのかよw 魘夢おるやん。

9話 ☆9
あれ、今回終わるの早いなw シャオレイが主人公だな実質。
こいつ誰やねん。こいつ結局何目的なんですかね。
自分の罪を自分で責任持って償うのかっこいい。特殊ED

10話 ☆7
シャオレイかわいい。魍魎王の発生原因は結局人間ってこと?
吸い取ったら結局主人公がやったこと無意味じゃん。

11話 ☆7
あいつの正体この茶髪かよw 案外あっさり。
いかにもラスボスがいる城って感じだなw

12話 ☆8
子供向けアニメ見たい合展開w 嫌いじゃない。

曲評価(好み)
OP「ENISHI」☆8.5
ED「嘘」☆9
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 2

Jeanne さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

15年前のアニメと言われて違和感ないくらい古い

BS12にて視聴 3話で視聴断念

原作は2003年発売の台湾で発売されたRPGゲームみたいです。
どこに需要が合って今更掘り出されたのか謎ですね。

古いゲームが原作なので仕方ないかもしれませんが、キャラデザ、作画、ストーリー何を取っても古臭く、話も全く面白くありません。

声優陣は実力のある方が揃っていて豪華なのにいまいち覇気を感じませんでした。
勝手な想像ですけど、どう考えても人気が出ない作品だからやる気なかったのかな?と勘ぐってしまうくらい微妙に聞こえてしまいました。

1話の時点でこれはないなと思いつつ3話まで見ましたが、先の展開も特に気にならないのでここで視聴は断念したいと思います。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 2
ページの先頭へ