動画工房で先輩なTVアニメ動画ランキング 6

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の動画工房で先輩な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月11日の時点で一番の動画工房で先輩なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

86.2 1 動画工房で先輩なアニメランキング1位
NEW GAME!(TVアニメ動画)

2016年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (1556)
7702人が棚に入れました
高校を卒業して、幼い頃に夢中になって遊んでいたゲームを作った制作会社「イーグルジャンプ」へ入社した青葉は、そこでそのゲームのキャラクターデザイナーを務めていた八神コウと出会う。
憧れの人の下で働くことになった青葉は、初めてのお仕事に戸惑いながらも、コウを始め個性的な先輩社員に助けられながら少しずつ成長していく。
ゲーム会社で働く女の子たちの日常を描いたお仕事ガールズコメディが今、幕を開ける!

声優・キャラクター
高田憂希、日笠陽子、茅野愛衣、山口愛、戸田めぐみ、竹尾歩美、朝日奈丸佳、森永千才、喜多村英梨
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

一生懸命とお仕事している話。

原作未読。最後まで視聴。

ゲーム制作会社を舞台にした日常ほのぼの系の作品。

正直言って、最初はあまり期待していませんでした。
登場人物(会社の同僚・上司)が女性ばかりでリアルさに欠けること。
主人公の平凡さに対して、周囲の登場人物の個性が強すぎること。

しかし、物語が進むにつれ、徐々に引き込まれてしまいました。
主人公が周囲の人々に支えられながら一生懸命に仕事に取り組んでいること。

{netabare}そして、一番の魅力は、徐々にゲームが完成に近づいていくこと。
そして、ゲームが完成して・・・。{/netabare}

物語の終盤は、少なからず感動がありました。

ほのぼの系には感動が良く似合うと、改めて痛感した作品でした。

2017/05/19追記
BD/DVDの全巻購入特典のOVA第13話視聴しました!
「フェアリーズストーリー3」の完成後の社員旅行での出来事が描かれた作品。
{netabare}
社員旅行でスキー&温泉旅行へ行った青葉たち。

スキーが苦手な青葉と、コーチ役のひふみん。
同じくスキーが苦手なゆんと、コーチ役のはじめ。
熱が出ちゃったコウを看病するりん。
サバゲーに夢中の阿波根etc・・・。

ブラック青葉は爆笑必至。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 101

kazunyanzu さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

何を隠そう...今日は"NEWGAME"の発売日◟꒰◍´∀‵◍꒱◞

原作4コマ漫画 原作未読 全12話


ゲーム制作会社に勤めることになった新卒(高卒)
の主人公『青葉ちゃん』が会社の先輩やらとわいわい

きゃっきゃうふふヾ(*´∀`*)ノキャッキャ しながら憧れや夢に向かって
今日も一日がんばるぞい(p゚ω゚q) な、お仕事日常萌えキュン作品♪


大人気RPGの制作に自分が携われる・・・
憧れだったぁのソフトの制作秘話から。。その裏側まで

ぜーんぶまるっとお見せしちゃいますΣ(゚∀゚ノ)ノキャー


いやぁ~しかしグラフィックやらモーションやらキャラデザやら
基本デスクワーク カリカリo(・ω・`)≡(´・ω・)ノペタ■

な雰囲気は正に今風なオッサレ~な会社って感じですかね( ゚Д゚)。。)゚Д゚)。。)ウン

青葉ちゃん以外みんな私服でラフで自由なカンジは
お仕事ぶっつめな感じもやわらいでエモーショナルでフリーな
ワークスペースって雰囲気が好感というか羨ますщ(゚д゚щ)

憧れちゃいますん(๑˃́ꇴ˂๑)ノシ

それでいて何より、ぁのデブ猫(=^・・^=)
しらす、ん? がんも? あー、、つくね( ´∀`)b!!

とにかくぁのデブ猫ししゃもの自由気ままにご飯を食べては会社を徘徊する
様が実にゆるくって癒されそして良いアクセントになっていますね♫

・・・  ・・・

って、まー基本会社の皆さま心ゆったりやさしくって
良い人たちばっかしなんですがね|ョÅ〃)



ん?ちょま、ちょ待てよ(´・ω`・)
というか、ぁたしの書きたいことはほぼほぼ

『ねねっち』のことだけなんですけど!! (*´Д`)ハァハァ

ぁたし的に言ってしまえば・・・
本作、『ねねっち』が会社に来てくれるよーになってから
ぐっと面白くなりましたネ♡

前髪ぱっつんできゅーとなキャラに声に喋り方に
そしてそしてぁのサメちゃんバッグ(-_-)キ(_- )キッ( )キタ(゚∀)キタ!!(゚∀゚)キタ━!!

ぁたしの萌えきゅんポイントを実によーく抑えてらっしゃる(*´﹃`*)ジュルリソ

友達想いで、一生懸命あおっちあおっち
がんばってくれる『ねねっち』がかわい過ぎて仕方ありませんでした♫

あはごん… ( ゚д゚)ハッ!
ぅ、うみこさんとの絡みもニヤニヤしてしまいますねw


『ひふみ先輩』もきゅんきゅんでしたね♡
ぁの見てくれで、シャイで人見知り…

それでいて社内メールでのぁの顔文字( >∀<)bグッ!
きゅーとです♫ どこかぁたしと同じ匂いがしてなりませ( ´艸`)ぇw


『ゆんちゃん』もかわゆかったし、
『青葉ちゃん』は1人だけ制服着てるから
どーみても中学生にしか見えな…かったですね( ´艸`)


ゲーム製作会社の和気あいあいとしたお仕事風景という名の
萌えきゅんキャッキャ(´∀`*)ウフフ なぷち百合群像劇(大袈裟w)
大変楽しませて頂きました♫ (゚∀゚)ノ キュンキュン!

なるほど、どこかの所長さんが騒ぐ訳だ;´Д`)w


そしてそしてただ今2期が絶賛放送中ですが、
『ねねっち』はちゃんと出てきてくれるのでしょうか(´д`、)シンパイ

そこんところよろしくお願いしますよADさん((人´Д゚))


それでは皆さま!!
2期では『青葉ちゃん』が脱“制服”(中学生)できるのか…
はたまた、『ねねっち』はイーグルジャンプに入社できるのか…

固唾をのんでで見守りましょうヾ(*´∀`*)ノキャッキャ (勝手な妄想↑w)


ん|д・)? 青葉ちゃんのくだり…
なんか違う意味にとられてわいないだろうか…
ァタフタ ヽ(゚Д゚;ヽ)。。。(ノ;゚Д゚)ノ ァタフタ


そーいえば偶然にも今日7/29は大人気RPGゲームの発売日ですね(゚-゚(。_。
待ちに待った人気作待望の”NEWGAME”ゃっとのことプレイできる喜びに
溢れていることでしょう♪ おめでとうございます☆

この"わくわく感"は何にも代えられませんね!!
こんなι(´Д`υ)アツィー夏は自宅でどっぷりゲーム三昧も良いですね♪



・・・  ・・・  ・・・


Σ(゚д゚)ハッ!!  『もずく!!』


今更ですが… そーいえばw
デブ猫の名前は『もずく』でした((ロo(´Д`;) シツレイ…ヾ(・ω・`



それでは皆さま(2回目w)、2期も”どっぷり”楽しむぞぃっと(p゚ω゚q)

投稿 : 2024/11/09
♥ : 65

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

「期待されているから頑張れる」的な謎テンション…。

※2016.07.21に修正

マンガ原作があるはずですが、未読です。

端的に言えば、「高卒でゲーム制作会社に入社してグラフィック制作の部署に配属された新人と、その同僚による日常」ってことですよね。

グラフィック関連の作業を女性がやっていることはけっこうあると思うので、あり得るっちゃああり得るんですが見事に男性が出てこないなあ…。

この会社全体ではどうなんでしょう?

制作進行とかプログラミングとかシナリオ制作とかテストプレイヤーとか、まあいろいろな職種があるはずなんですがことごとく全員が女性だったらちょっとビックリしますね。

とりあえず第1回はキャラクター紹介でしたが、特に「これは面白い」という感じのエピソードはありませんでした。しかし回を追う毎に「異例に有能な新人」感が漂ってきました。

あと、上司はほぼ会社に寝泊まりしているっぽい話が出てきましたが青葉はどうなるんでしょうか…。

…と思って観ていたのですが案の定、既にかなり残業しているっぽいです。若いうちだけの、あの「期待されているから頑張れる」的な謎テンションには少し身に覚えがあります。たぶん5年くらい続けば出世できます。頑張ってください(笑)。

2016.9.21追記:
そういえば30歳くらいまではけっこう会社に泊まっていました。さすがにあれは、もう私はやりたくないです…。

2017.8.2追記:
「原作未読です」で本作レビューを放置していたのですが、アニメ視聴を終えた後で、2期目スタート前に既刊分を全巻読み終えています。今はけっこう好きなマンガになっていて、続巻も追っていくつもりです。

私はゲームは作っていませんが中小企業で働くシステムエンジニアとしての経験はあるので、特に若くて独身の頃のあの「深夜まで働いているのに悲壮感がない」とか「みんなでご飯を食べにいったりお風呂屋さんにいったりする」という空気感にはリアリティを感じます。

実際にやると労働基準法的にどうなのかという問題はあるのですが、特にゲーム制作とかの会社だと今でもそこら辺はユルいのかもしれないです。上に「やりたくないです」と書いておいてなんですが、やっていた当時は楽しかった記憶もあります。

ちなみに作中のイーグルジャンプですが、青葉の周りには女性しかいませんが社として男性社員がいないわけではないようです。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 64

85.2 2 動画工房で先輩なアニメランキング2位
NEW GAME!!(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (926)
4764人が棚に入れました
————かなえたい、夢がある! 「まんがタイムきららキャラット」にて連載中の大人気4コマ「NEW GAME!」のTVアニメの続編が待望の製作決定! 高校卒業後、ゲーム制作会社「イーグルジャンブ」に入社した涼風青葉は、幼い頃に夢中になって遊んでいたゲームソフト「フェアリーズストーリー」のシリーズ最新作「フェアリーズストーリー3」の制作に携わることに。 キャラクターデザイナーを志すきっかけになった八神コウとの出会いを始め、頼りになる先輩たちに助けられながら少しずつ成長していく青葉。 そして「フェアリーズストーリー3」も無事に完成を迎え、青葉が入社してからちょうど1年が過ぎ、イーグルジャンプに新入社員が入社する季節がやってきた。 右も左も分からない新入社員だった自分が、ついに先輩になることを考えると、どうしようもなく胸が高鳴る青葉。 「先輩の涼風青葉だよ!よろしくね!」とイーグルジャンプの入り口で青葉は挨拶の練習を繰り返すのだが……。 ゲーム会社で働く女の子たちの日常を描いたお仕事ガールズコメディが再び幕を開ける!

声優・キャラクター
高田憂希、日笠陽子、茅野愛衣、山口愛、戸田めぐみ、竹尾歩美、朝日奈丸佳、森永千才、喜多村英梨、大和田仁美、石見舞菜香、名塚佳織、鈴木亜理沙
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

《前半》毎週ワクワクが止まらない➝《後半》ん~?あれあれ・・・?

原作未読。最終話まで視聴。
この作品は、前半と後半で評価を分けた方が分かり易いような気がする。

《前半》
圧巻の第1話。
他の追随を許さない、圧倒的なほのぼの感。
待っていた甲斐があった。
第2話以降も、毎週ワクワクが止まらなかった。

第4話は、私のとって”前半の象徴回”
『はじめとゆんが面白可愛い』からの『ひふみんが最高に可愛い』神回。
逆に、主人公・青葉の出番が極端に少ない。
この回以降も青葉の出番が少ない回があったが、青葉の出番が少なくても全く問題なかった。
第1期では主に青葉の成長を描いたのに対し、第2期では、全員が少しずつ成長していくさまが描かれていた。
その象徴回だと思います。

神回は第6話。
6話のタイトルにもなっている、青葉の『あぁ・・・、すごいなあ・・・』は泣きそうになった。
高田憂希さんの好演が光る。

{netabare}キャラデザからキービジュアルに至る『少々ギスギスする展開』も、コウや青葉の成長を描くためと思えば納得がいく。{/netabare}

《後半》
専門学校からのインターンシップという形で、青葉にとって念願の後輩がやってくる。

{netabare}紅葉:コミュ障なのは良いとして、青葉にいきなりの戦線布告って・・・。
ツバメ:一見まともそうだけど、突如、辛辣キャラに豹変・・・。{/netabare}

前半のギスギス感とは明らかに異なる、きらら系らしからぬ展開。
{netabare}まあ、2人の立場を考えると、その行動も理解できなくはないけど、{/netabare}視聴者を少しイラつかせるギスギス感。

{netabare}極端な二面性を印象付けたツバメは、これ以降、どんなに明るく振る舞っていても、笑えないキャラになってしまった。{/netabare}
この作品の最大の魅力である「ほのぼの感」を犠牲にしてまで登場させる必要があったのかな?
正直、新キャラの2人には、あまり魅力を感じなかった。

ほのぼのとギスギスは相性が悪すぎると実感した。

《第2期全編を通じて》
第1期もそうだったけど、リアルな所はリアルに描くのがこの作品の魅力の一つ。

そういう意味で、キャラデザにまつわるコウと青葉のギスギス感は、後味の良いものだったし、キービジュアルの件で発生したギスギス感も、心地良い形で回収されていた。

最終話。
{netabare}コウが青葉に言った『青葉。ここまで登っておいで』は、泣きそうになった。
ラストの、ゲームパッケージの大写し。『キャラクターデザインに新進気鋭の涼風青葉を据え・・・』も感動した。{/netabare}

ほのぼのと感動は本当に相性が良い。

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第1期で、しっかり者の良きお姉さんキャラだった”りん”が、第2期では百合要素ばかりが目に付く残念キャラに・・・。
プロデューサーになってグラフィックチームから抜け、青葉たちとの交わりが少なくなったせいもあるんだろうけど・・・。

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逆に、りんの抜けたお姉さんポジション(?)に収まった”ゆん”。(特に”はじめ”の・・・(笑))
第1期と比べても、可愛さ増し増し。

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第7話から変わったED。5人Verに。
最終話のEDは最終回にぴったりで、とても心地良く感じた。

OPも作品のイメージに良く合っていた。とても心地良かったです。

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第1期と比較して、物語とキャラの項目が低評価に。
足を引っ張ったのは{netabare}、ツバメの極端な二面性。{/netabare}
初見の時、さすがにちょっと引いちゃったので・・・。マイナス評価。

とはいえ、第1期同様、ほのぼの明るいお仕事アニメ。
登場人物全員の成長も含めて、かなり楽しめた作品でした。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 70

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

1期目よりもストーリーは重め(とはいえそんなに重くはない)→新ED、良いです!

『NEW GAME!』(1期目)の続編。
原作マンガ(「まんがタイムきららキャラット」掲載作品)は既読です。

「登場キャラクターの成長」という意味では、もちろん1期目にもその要素はありますが、2期目の本作品の方がその要素は大きいと思います。

2017.8.24追記:

終わるまではレビューを更新する予定はなかったんですが、7話目から変更になったED歌詞が、2期目の最終回と想定されるエピソードを想うと素晴らしいものだと思えたのでメモ…。

2017.9.27追記:
最終回まで視聴終了。ED主題歌は想定通り最終回の内容にふさわしいものになりました。

思えば、OP主題歌も2期目を通しての「社会人としての成長・キャリアアップ」という内容にマッチした良い曲でしたね。

アニメ2期目も(1期目にも増して)面白かったです。原作はまだ続いています。これからも追っていくつもりです。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 48

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

しばらくNEW GAME!ロス

感想


ゲーム会社で働く女の子達の日常を描くお仕事アニメ第2クール

1期はお仕事に対して夢や憧れ、キラキラした日常を描いたのに対し、
2期は、初めての大きな仕事に、初めての後輩
壁にぶつかりながらも成長を感じる内容で、笑って泣けて、胸がキュンとさせてくれます。
中でも、憧れてた八神 コウと新作ゲームのキャラデザ権を賭け、肩を並べて競い合い、その結果に涙する件や、成長した所を認められ、努力が報われるシーンは号泣でした。
特に最終話は、初めから最後までテッシュが手放せないほどでしたよ。
それに、今回はねねっちも頑張ってて、益々面白くなってました。
流石ムードメーカーだけあって、ねねっちがいるとリラックスでき、安心させてもらえます(笑)

会社で働く女の子達の百合成分少な目な日常系で、萌えあり、キャラの成長あり、感動あり、リラックス効果もありで、大人の自分でも十分すぎるほど毎週楽しんで観る事ができました。
終わってしまったのが残念で、しばらくロス症状が続きそうです。
原作のどこまでアニメ化されたのか解りませんが、ストック溜まったら、是非 3期も観たいです!!!

最後に、青葉役の高田憂希さんの声がキャラに良く合ってて、可愛い声で大好きです。
癒されました!
今後、益々活躍していろんな作品で声が聴けることを願って期待してます!
 

投稿 : 2024/11/09
♥ : 39

79.1 3 動画工房で先輩なアニメランキング3位
放課後ていぼう日誌(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (454)
1591人が棚に入れました
海野高校1年生の鶴木陽渚は生き物が苦手なインドア派。堤防を散歩中、先輩の黒岩と出会ったのをきっかけに謎の「ていぼう部」に入部させられ、釣りをはじめることに! 個性的な部員たちに囲まれて、陽渚の高校生活どうなるの!?

声優・キャラクター
高尾奏音、川井田夏海、篠原侑、明坂聡美
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

女子高生は世界を釣らない

4/15発表 4話以降延期 再開時期未定

3月の時点で放送そのものを見送った数作品を横目に見ながら不穏な空気でスタートした2020年春期。
いざスタートして数話してからの延期決定は私たちに事態の深刻さを実感させるに充分でした。
今なら心から言えます。貫徹ありがとう!

女子高生がただただ釣りするアニメなんですけどね。そんな事情でなんか尊い。

作品が醸し出す雰囲気とCMで流れてる『恋する小惑星』から、てっきりきらら系と思ったらヤングチャンピオンでした。制作会社“動画工房”繋がりということで納得。質感はほぼ芳文社です。

ハウトゥーアニメになるんでしょうか。
キャンプ・天文・ボードゲーム・筋トレと思い当たる節がいろいろある方はその釣り版と言えばイメージしやすいかもしれませんね。
海近くの高校だから釣りを活動内容とする“ていぼう部”があって、ではせっかくだからそこでの部活動をJK使って切り取ってみましょうという内容。

釣りってヴァリエーションあってお金のかけようもピンからキリ。当然キリに近いわけです。船チャーターして300kg超えのマグロを釣り上げたりはしません。アムール川でトラに怯えながらイトウを釣ったり、盟友・梅宮辰ちゃんとアラスカの怪物ヒラメを追ったりもしません。おそらく松方○樹のグラサン代だけで部費は吹っ飛ぶことでしょう。

とどのつまり初心者向け導入アニメです。
けっこう面白く感じたのが上手くいかない描写/苦手なことや弱点の描写が随所に入ってることです。え!?何をいまさらと思うかもしれませんが、運動部やメジャー部活なら常道の手法も、キャンプや筋トレアニメでその印象は希薄なんですよね。新しい趣味の楽しさアピールに終始してた印象です。
そんな釣りトレーニングの中身は初心者とはいえ…いやだからこそ本格的。まじめにハウトゥー入れてるのがこの作品の個性となってますね。英断だったと思います。

実質1エピソード15分の構成はテンポがよく見やすくてまとまりもいいですし、それだけで尺が足りなければ必要に応じて延ばしたり柔軟に対応していて退屈はしませんでした。
なにげない日常の切り取りも巧いと感じる。ここは制作会社の力かもしれませんね。
{netabare}次回予告でプールが映り「水着回?」と思いきや翌週肩透かしくらった諸兄もそんなにがっかりしてないでしょう。{/netabare}繰り広げられる日常だけで充分面白いからです。


釣りに限らず趣味の醍醐味は結果もさることながら、あーでもないこーでもないと考えを巡らせたり試行錯誤をする過程でしょう。初心者だった主人公も全12話終わる頃にはこの領域に足を踏み込みつつあってその成長を微笑ましく感じるかと思います。

確信めいた思いがあって、こういう系統の作品って自分のなかの知的好奇心が満たされたり、実際に行動を起こしてみたりというのもさることながら、他人の趣味への理解が深まることがなによりいいことなんじゃないかと思うのです。
トークの幅が広がるだけでなく、相手方のツボ抑えやすくなりますもんね。なにより目の前で楽しそうに話してくれるのがうれしいもんです。そんな身につくよくつく日常+αアニメでした。



■今日の一言

一回一格言で計十二回。マナーと安全管理しか言ってないんですよね。大事なことです。

{netabare}ていぼうの ルール守って サビキ釣り ヒナ
気を付けよう 後方確認 投げる前 真
釣り場ゴミ 拾う数だけ 海きれい 夏海
マイ帽子 かぶって防ごう 熱中症 ヒナ
大きさと 量ば守って 潮干狩り 悠希 小清水登場
オキアミは 流して帰ろう 忘れずに ヒナ 千葉繁登場
ライジャケで 体も心も 浮かびます 真
河川釣り 釣り券買うのが 基本たい 悠希
生き物を 守るイコール ゴミ拾い ヒナ
三年後 もっかいおまえを 釣ってやる 夏海
砂浜に 置き忘れないで 針と糸 ヒナ

この海を 残していこう いつまでも ていぼう部{/netabare}


■主要メンバー

鶴木 陽渚(CV高尾奏音)1年 主人公・初心者
黒岩 悠希(CV篠原侑)3年 部長・ゴリゴリの熊本弁
帆高 夏海(CV川井田夏海)1年 主人公の相方 
大野 真(CV明坂聡美)2年 職人

1年生コンビの声優さんが新人ですね。部長役の篠原さんはネイティブの熊本人で、先の『神田川JG』での長崎弁に続き方言キャラっす。それにしても『となりの吸血鬼さん』でのハイトーンキャラとうってかわっての低体温ぶり。いつもながら声優さんの振り幅には驚かされます。

{netabare}「せからしか!」ってなんの因果かマッポの手先のヨーヨー娘ではなくて、今はHKTらしいですよ。{/netabare}



視聴時期:2020年7月~9月 リアタイ

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2020.09.24 初稿
2020.10.31 タイトル修正
2021.06.11 修正

投稿 : 2024/11/09
♥ : 65

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

海がきこえる

制作動画工房。

高校近くに綺麗な海があるなんて、
それだけで特別な場所である。

田舎に引越した主人公陽渚は、
希望していた手芸部ではなく、
堤防で釣りをして食事を楽しむ、
ていぼう部に入部することになった。

癒しよりコミカルな要素が多く、
予想していたものとは少し違いましたが、
気忙しい毎日の中で心を休めるには、
平凡ながら楽しい日常が丁度良いのです。
その点、貴重な娯楽作品となっています。

コロナによる長期的な疲弊で、
私たちのライフスタイルも見直される。
そんな予感もしていますが、
安らげる場所があるのならそれがいい。

釣りの経験は少ないのですが、
河川も海も生き返ればいいなと思います。
そこに住む豊かな生態系と私たち人も。

良い思い出がきっと人を支えるのですから。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 57

フィリップ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

釣りと田舎と幼馴染

アニメーション制作:動画工房、
監督:大隈孝晴、シリーズ構成:志茂文彦
キャラクターデザイン:熊谷勝弘、
総作画監督:熊谷勝弘、曾我篤史、市原圭子、
音楽:櫻井美希、原作:小坂泰之

きらら系に見えるが原作は秋田書店。
この出版社は個人的に合わない作品が多いため、
観る前から変な先入観があったが、
視聴してみると、安定していて楽しめる作品だった。
ただ、設定などはかなり既視感がある。
キャラクターの位置づけや趣味の捉え方は、
明らかに『ゆるキャン△』を意識している。
タチの悪い酒豪教師が登場したときは笑ってしまった。
また、『ヤマノススメ』を参考にしている部分もありそうだ。

しかし、釣りについては細かく解説してくれて楽しめた。
幼少期は超インドア派だった私だが、
親戚の叔父さんが根っからのアウトドア派だったため、
よく連れられて釣りに出かけたものだった。
手先があまり器用ではなく、虫をさわるのも得意ではなかったので、
ぐにゃぐにゃ動くゴカイの口から体に沿って針を通すのが
とても嫌だった記憶は今でも鮮烈に残っている。
昔は疑似餌を使う人などほとんどおらず、
お金がかかるので、もっぱら生餌が専門。
ルアーフィッシングは憧れたが、
ルアーがすぐになくなることも多く、
ひとつが数千円もするようなレジャーは、
子供にとってはハードルが高かった。
ルアーフィッシングが流行ったのは奥田民生が
露出してからで、その影響は大きかった。

サビキ釣りはよくやって、アミエビなどのマキエを
使うと一度に面白いように釣れることもあった。
そんな様々な釣りの魅力が満載だったが、
もうひとつの見どころは部員同士の関係性。
『ヤマノススメ』ほどではないが、
いつも夏海が初心者・陽渚の世話を焼き、
ていぼう部を陽渚にとって居心地の良い場所にしている。
そして、内気だが何かと気遣ってくれる大野や
釣りの醍醐味を能動的に気づいてもらえるよう
さりげなく誘導する黒岩部長がいる。
この4人のバランスが癒しの世界を作ってくれる。

絵作り的に、それほど飯テロという感じではなかったが、
観ていると、釣りたての魚をその場で調理して
食べるのがメチャクチャ美味かったのを思い出した。
浜辺の投げ釣りでキスをたくさん釣って、
天ぷらなどにして食ったときは最高だった。
それと、キスは小さめの魚だが、
引きの手ごたえが凄くあって釣りとしても面白いのだ。

そういう懐かしさをところどころで感じさせてくれる。
ただ、釣りは仕掛けづくりが案外面倒臭く、
ウキやサルカン、重りを複雑に組み合わせるため、
準備が大変で素人だとなかなか難しい。
それと当然、狙う魚によって糸や針の太さ、
竿の種類なども変わってくる。
細かい道具をたくさん揃える必要があるし、
糸がからんで、直すのに長時間要することもある。
手先が器用で細かい作業が得意な人でないと、
困るシーンに遭遇してしまうかもしれない。
糸が絡むことは頻繁に起こるので、
仕掛けを自分で処理できないと、ほかの人に迷惑をかけてしまう。
一緒に行く相手によっては、とても気を遣うことになる。
そういう意味では、断然、キャンプのほうが
素人でも簡単に挑戦できる。

というようなマイナスイメージは当然排除されており、
女子が楽しく釣りをするための方向で限定されている。
アウトドアが苦手な人でも挑戦してみようと思える
描写にしているのは、良かったのではないか。
また、釣りのマナー面についても考慮しているのもいい。

音楽はEDが心地良かった。
そもそも私はほとんどのアニメで
OPではなくED派だが、この作品は
スタンダードジャズをイメージさせるような
ピアノが響き、そこから掛け声などで
釣りの楽しさをアピールする。
リズム感がよくて、つい聴いてしまう。

環境が変わったら、それに合わせて新しいことに挑戦する。
釣りであっても友人関係であっても、
自分のできる範囲内で今を楽しむ。
そんな気持ちの持ちようについての
想いが背景から見えてくる気がする。
(2020年10月4日初投稿)

投稿 : 2024/11/09
♥ : 54

76.8 4 動画工房で先輩なアニメランキング4位
恋する小惑星(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (423)
1625人が棚に入れました
幼いころ、キャンプ場で出会った男の子と “小惑星を見つける" という約束をした木ノ旗みら。 高校では天文部へ入部しようとしたが、 今年から「天文部」と「地質研究会」が合併して「地学部」に……!? 地学系女子たちと一緒に、いろんなキラキラを探しに行きませんか?

声優・キャラクター
高柳知葉、山口愛、指出毬亜、東山奈央、上坂すみれ
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

僕らが描いた未来は遥か遠い道の途中・・・

このアニメは、とても癒されます。そして、不思議となぜか、未来への希望と新しいことに挑戦する勇気をもらえます。

主人公のみらは、小学生のときキャンプで出会った男の子と一緒に小惑星を見つける約束をしました。
その約束を守るため、みらは高校に入学すると地学部に入部します。
でも、みらが男の子だと思っていた相手は、実は女の子。しかも同じ地学部に入部したあおでした。
二人は直ぐに意気投合し、未知なる小惑星の発見に挑みます。

みらもあおも純粋です。しかもこの物語には悪い人は誰も登場しません。
みんな困っている仲間のために懸命に頑張るお人よしばかりです。
{netabare}
引越しで遠くに行くあおと離れないよう、皆で集まって対策を考えたり
沖縄にいるみら達のために、茨城県にいる部員がテルテル坊主をつくったりと。
{/netabare}
もし私が、こんなことをしてもらったら、涙を流すほど感動するでしょう。


また、この物語に登場する『地学オリンピック』や『きら星チャレンジ』は、実在するものです。
だからテレビを見ている誰にでも、夢を実現できる可能性があります。
皆さんも素晴らしい未来を見つけるために、挑戦してみませんか?


ところで、この物語には主人公のみらやあおよりも、もっと魅力的な生徒がいます。
それはみらのひとつ年上のイノ先輩。

イノ先輩には特技があるわけでもありません。みらやあおが簡単にできることも、イノ先輩は失敗することがたびたびです。
でも、イノ先輩はいつも一生懸命に努力します。そして、地学の研究をするときは、誰よりも目をキラキラと輝かせます。
さらにイノ先輩が皆に語る話は、常に明るい未来を目指した内容で、心地好く響きます。

だから私は、いつかイノ先輩が主人公で活躍する映画をつくってもらいたいと願っています。


このアニメのオープニング「歩いていこう!」は元気をもらえる歌。そしてエンディング「夜空」は美しい歌。
二つの歌の共通点は、このアニメにも描かれているように、決して無理をせず、一歩一歩と未来に向かって歩いてゆく、そんな歌です。

ほんの一歩、昨日の自分よりも前向きに進むこと。
それを積み重ねてゆけば、きっと素晴らしい未来が待っています。

千里の道も一歩から…と、ことわざにもあります。
だから、一緒に頑張りましょう(^_^)。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 64
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

まんがタイム“雲母”キャラット

原作未読


“うんも”じゃないよ。クイズにはそこそこ読めるこれくらいの難易度がちょうどよい。
そこそこアニメ好きにウケてるきらら系。一方で苦手な人もいて私はややそっち側。
雑誌を持ち歩いたり家に保管するのはエ○本よりもこっ恥ずかしいお年頃です。
自分アニメはだいぶ慣れてきたとはいえ、この領域は若い者の特権かなくらいで思ってるジャンルです。

 カオシデセキニ サンジハク

左からカンブリア紀、オルドビス紀、シルル紀、デボン紀、石炭紀、二畳紀、三畳紀。
そして、ジュラ紀、白亜紀、八代亜紀。

地質年代をこうして覚えた高校時代。はい、理科科目は地学専攻の国立文系志望でした。
変人の地学教師がまたいい先生で地学準備室はなんかしら溜まり場になってました。休憩時間にだべったりする青春時代。
実家近くに世界的な天文台もあったりで、{netabare}と油断してたらアニメの中でさらっとテロップ紹介されておりおかげさまでご近所が準聖地扱いです。帰省の折にはご先祖様に報告しないとですね。{/netabare}
視聴動機としてはこれで充分だったかと思います。


簡単にあらすじ。「天文部」「地質研究会」人数不足でがっちゃんこして「地学部」へ。
幼少期の約束を胸に離れ離れになった幼馴染が高校で再会。約束の中身は「小惑星を見つけて名前をつけよう」。部活は安心安定の女だらけ。世界に男っ気のないいつものきらら仕様です。
次に楽しむか拒絶するか二極化が進んでいる世界について


・女だらけの世界
 {netabare}→気にしない{/netabare}
・百合っ気
 {netabare}→無視{/netabare}
・平和な日常
 {netabare}→身を委ねる{/netabare}


今届いてる星の光はウン光年前だからもしかすると今現在存在しない星の光かもしれない。ウン万年前の地層だってちょっと足を伸ばせば触れることもできる。そんな悠久の時の流れに身を任せて小っちゃいことは気にしないワカチコ状態で完走できました。
興味のある分野だからこそ最後まで行こう!の決意。予想できる障害は始めから存在するものとしていざ襲ってきても心の準備が出来てれば受け止めかわすこともできよう。

…根本的なアニメの楽しみ方としてはどうかというところはありますが、平穏な心の状態をキープすることができました。おそらくそんな努力は不要だと思います。
弊害は名前をイマイチ覚えてなかったり、ストーリーうろ覚えだったり…ってダメじゃん(笑)
だがしかしこのクールで抜きんでてたものがこの作品には一つあります。

{netabare}OPとEDの良曲っぷり

1~2回聴いたら以後スキップすることが多いのですが、両方の曲とも耳に心地よく全回聴いてました。{/netabare}
鈴木みのりさんは“妄想ズルズルとまだまだマシマシ大丈夫”とラーメンの歌を唄っているイメージだったのによい意味でイメージ裏切られてます。


サムネのイメージをそのまんま楽しめた感じ。地質系は化石や地層に傾かずパワーストーンとか鉱石の方面へ。メインの星を探す二人のお話を邪魔しないようにあっち行ったりこっち行ったりせず控えめな主張です。炙ったイカを肴にしみじみ呑んでる感じでした。
なんだろう。期待値低かったからかもしれませんがゆったり心地よい時間でした。まるでそう、プラネタリウムを眺めるかのような感覚ですね。ドラマチックさの欠片もないのがむしろ良い。なかなかの佳作でした。



視聴時期:2020年1月~3月 リアタイ

-----
2020.05.02
《配点を修正》+0.1


2020.04.01 初稿
2020.05.02 配点とタイトル修正/修正
2020.10.13 修正

投稿 : 2024/11/09
♥ : 55
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ジックリと人間観察やキャラ採集も楽しめる地学アニメ

原作未読。

【物語 4.0点】
幼い頃、あの子と約束した小惑星を見つける!
といった一応の目標はあるが、
本作は全力疾走する青春夢物語が暑苦しく牽引するタイプではなく、
そんな夢を抱いたり抱けなかったりする美少女たちと
ゆっくり歩みを共にすることで見えて来る人間模様が醍醐味の日常作品。

水着回に温泉回にメイド服と、きらら日常系の萌え要素は一式用意されており、
ボンヤリ眺めているだけでも癒やされる。

が、やはり本作は、積極的に天文学や地質学に関心を持って、
掴みに行くことでより一層、楽しめる。

そして、その視聴姿勢は、
夢を持って学び行動すれば広がる世界。
天文&地質が合体した部活動を舞台に、
異なる趣味を持った仲間との交流でさらに視野が広がる。
といった登場人物との体験共有という形で報われる。


【作画 3.5点】
天文絡みとあって星空の背景美術等には並々ならぬこだわり。

厳密な作中世界の時季設定に基づいて配置したと言う星座。
より現実に近い暗い夜空をベースに、
許容範囲内で明るさを付加したと言う微調整により、
引き込まれる星空を演出。

かと思えば、リアル志向で描き込んだ建物の壁に、
SNS画面を投影するなどの
大胆さも交えてリズムを生み出して来る。


一方の人物作画。
赤だの青だの相変わらずのカラフルな髪色に、
パワーストーンの如き瞳の輝き。

ただ、色彩のタッチは淡く、萌えの押し売り感は控え目な印象。
ここでも視聴者の側にピントを合わせることを求めるようなデザイン。

安定感の方は、中盤の総集編後に、やや息が上がる場面も……。


この2020冬クール、いや今年は、新型コロナ禍もあってか、
道中、作画やスケジュールが苦しくなる作品が多いなぁ……。


私のツボ:{netabare}「二人分頑張りますから」と、さくら&モンロー先輩に決意表明する
イノ先輩の反復横跳び?な珍プレイ動画。{/netabare}


【キャラ 4.5点】
単体で趣味やこだわりを持ったキャラを人間観察するのも楽しいが、
みら&あお、イノ先輩&さくら先輩、さくら先輩&モンロー先輩
などとカップリングで観察すると、さらに味わいが滲み出てくる。


例えば、{netabare}素直になり切れない、さくら先輩を眺めるイノ先輩とか

モンロー先輩の夢を語る姿を、
目標を見つけられない自身を自嘲しながら眺める、さくら先輩とか。{/netabare}

ずっと、あの人を見つめ続けて来たからこそできる、
あなたって、やっぱりそういう人ですよね。
と言わんばかりの達観した表情を発見した時に、
ボーリング調査級のキャラの深掘り感を覚えるのは、
きっと私が抜け出せない百合の沼に足を突っ込んでるからなのでしょうねw


終盤、新規追加された後輩キャラには唐突感は覚えないが、
深部への掘り下げまでは、まだ行っていない印象。可能性は感じさせる。


これは是非2期やってボーリング調査してもらわねば♪


【声優 4.0点】
みら役・高柳 知葉(ともよ)さんといったメンバーらを、
きらら系のヌシ?(笑)のモンロー役・東山 奈央さんが取り仕切ったという?
たのしーアフレコ現場。


配役はナチュラルさを重視した適材適所。
各種萌え成分等は雰囲気を壊さないように添加。

こうした配慮が、いざ真剣に目標などの想いを語るシーンで生きてくる。


【音楽 4.5点】
音楽制作・フライングドッグ。劇伴は伊賀 拓郎氏。
「Asteroid in Love」などの神秘的なピアノの音色で夜空を演出しつつ、
「地学部活動2 浮き立つ心」何かでは、アコギとバイオリンなどを疾走させ
地学部活動のウキウキ感もアシストする。

OPは東山 奈央さんの「歩いていこう!」。EDが鈴木 みのりさんの「夜空」。
共にピュア成分配合の歌声でしっとりと癒やしつつ、
着実に前に向かって急がず休まず歩んでいく作品世界とシンクロ。

自慢の空模様を多用したED映像は感動的。




【6話迄の感想】知性と感性がもたらす癒し

長くなるので折り畳みw
{netabare}
見上げてごらん夜の星を♪

ほら 足元を見てごらん♪


古今、色んな歌が元気づけようと顔面の上下動を勧めて来るわけですが、
空を見たって、天体について何も知らなければ感動は続きませんし、
地面を見たって、ただの石ころが転がってるだけと思えば、不貞腐れるだけ。


天文部と地質部が合体した‶地学部”の活動を描いた
このきらら系を見ていて、学問とは成功などの現世利益を得たり、
論戦で相手をねじ伏せるだけの物じゃない。

各々が興味を持って探求して身に付いた知識。
仲間の趣味の視点も共有して広がる見識。

それらに育まれた感性のアンテナが夜空や道端にある驚きを感知していく。
きららの萌えキャラから思いがけず学びの本質を諭されつつ、
癒される今日この頃です。


天文学や地質学においては、対象を時間をかけて観測することで見えてくる物がある。
その視点が人物描写にも当てはめられるのが本作の渋くて良いところ。

この後輩はずっと先輩を見てきたからこそ、こういう表情をするんだなとか、
じっくりと観察することで、彼女たちの新たな一面を発見し癒される。


また楽しからずや。{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 45

74.3 5 動画工房で先輩なアニメランキング5位
先輩がうざい後輩の話(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (362)
1130人が棚に入れました
糸巻商社入社2年目、早く一人前になりたい五十嵐双葉。ちょっとガサツだけど面倒見のいい先輩・武田晴海。双葉は武田先輩をうざいと思いながらも、本当はまんざらでもない様子だったり、でもやっぱり本当にうざいときもあったり…

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

社会人になろうとする人が見るべきアニメ…とても癒されます

可愛い絵のタッチとは裏腹に、社会人としての仕事の大切さを題材とした物語です。
これから社会人になろうとしている人は、ぜひ見るべきアニメのようです。
そして、いま社会人である人たちも見たほうが良いと思います。


どんなに一生懸命仕事をしても、失敗するときがあります。
どんなに気持ちよく仕事をしようと思っても、嫌な思いをするときがあります。
そんなときに、この物語に登場する先輩のような人がいてくれたら、凄く心が救われるでしょう。


主人公の五十嵐 双葉(いがらし ふたば)は入社二年目の女性。
背の低い彼女は頑張り屋さんの明るい性格です。
武田 晴海(たけだ はるみ)は、双葉の先輩ですが、いつも双葉のサポートをしてくれます。
双葉が困っていたら何気なく助けてくれるし、双葉が失敗したときは決して怒らず、全て自分の責任だと上司やお客様へ報告します。

双葉にとって鈴木先輩は頼りがいがある良い人です。
だけど、少しウザイ人。双葉の仕事が良くできたときには必ず双葉の頭をなでる癖があるため、双葉は気に入りません。
自分のことを子ども扱いしているような気がするためです。一人の女性として見てもらっていない気がするのです。

どうやら、この物語はタイトルと物語の内容が違うような気がします。
正しいタイトルは、「先輩に女性として見てもらいたい後輩の話」のようです。

オープニングは、双葉たちが歌う「アノーイング!さんさんウィーク!」 とても楽しい歌です。但し出だし部分で歌と描写がずれているのが気になりました。でも双葉が凄く可愛い表情をしているので聞いていて楽しいです。
エンディングは堀江由衣さんの「虹が架かるまでの話」
堀江さんの優しい歌声に心がすごく癒されます。
この歌を聴いていると、なぜか、とらドラ!の「バニラソルト」を思い出しました。バニラソルトを聴いたことが無い方は、ぜひ聴いてみてください。

第七話は結構感動しました。
上手だから続けるのではなく、好きだから続けることができる。
双葉は夏美に、夏美は双葉に、それぞれ助けられましたね。

私は、文章で自分の気持ちを表すことが好きです。
好きだから続けることができます。
難しい字句は使えないけど、詩文のような美しい文章も書けないけど
何度も何度も書き直して、自分が納得できる文章ができたら、とても嬉しいです。

最終話で武田先輩が「双葉に大切な人ができるまで、ずっと隣にいて守ってあげる」と宣言しました。
おそらく双葉は、武田先輩以外の人を隣にすることはないでしょうね。

アニメは終了しましたが、この二人の今後が見たいです。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 45
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

からかい上手の武田さん

原作未読


職場恋愛。大人っすよ大人(笑)
まるで某高木さん♀のそれのように、武田晴海(CV武内駿輔)先輩♂が、後輩の五十嵐双葉(CV楠木ともり)をからかう感じだといえなくもない。恋心を隠してるかどうかは知りません。
武田はガタイがよく一見ガサツなわりには細かいところに気がつきけっこうな頻度でクリティカルを放つTHE体育会系。対照的に双葉は見た目幼いちびっ子なんだけどそこ指摘されるのは気に食わないタイプ。基本頑張り屋です。鈍感ガサツな武田にからかわれる度にイラっとくるみたいなやりとりを指して“先輩がうざい”となってます。実際のところ、武田の後輩指導は双葉の羞恥心喚起どまりで面倒見の良さが視聴者にもわかるコミュニケーションとなってます。悪意がなくそれでいて一線を越えず、言い過ぎたり本当にへこんでるのを察知すればきちんと双葉のストライクゾーンに響くボールを投げ込むため不快さとは無縁ですね。

そんな凸凹コンビが紡ぐほのぼのラブコメ全12話でした。定番(王道)と変化球の塩梅もほどよかったかもしれません。思いつくところで以下

■定番(王道)
ラブコメはキャラが大事で見た目も性格も対照的な二人の絡みは相性がよいです。
要領が悪かったりなにかしらコンプレックスを抱えながら一生懸命頑張るヒロインと、そんなヒロインに迎合しないけどぞんざいな扱いをするわけでもなく適宜ヒロインが欲しい言葉を投げてくれる男の構図は少女漫画での定番カップルの構図ですね。放送中に目についた版元の“一迅社”は沿革みたところ少女向け媒体に強みありそうな出版社なので関係してるのかもしれません。

「この人あたしのことどう思ってるのかな?」

ここに至るまで適当なジャブをかましながら一定のラインを越すアクションを仕掛ける。その反応を見ながら何度かライン越えすると相手の警戒も解けるのです。その過程をきちんと辿ったストーリーだと思います。


■変化球
ありがちな“実は有能で優しい陰キャ”♂主人公の対極にあるキャラに新鮮味があります。一方♀は“かわいい”を全面に出した安全牌キャラでした。
ナントカの王子様的なビジュアルに頼ったわかりやすいイケメンではないけど女子のニーズをきちんと捉えているタイプですね。

完走して思ったのが{netabare}“三角関係の放棄”。双葉祖父が代替と勘違いしかけましたが基本ガヤです。{/netabare}
話の凹凸をつけづらいけどふっ散らかる心配もなく評価が別れそうなポイントでした。


ヒロインの楠木ともりさんは『ガンゲイルオンライン』レン役で認知した声優さんで今回もちびっ子役です。収まりがいい感じ。周囲を固める声優さんも適材適所だったと思います。
いわば手堅い作品。大きい波とは無縁ですが安心安全な佳作の印象です。



※ネタバレ所感

■だが断る
一言モノ申したいところはありますよ。評価爆上げとまではいきませんでした。

1.{netabare}社会人?{/netabare}
 {netabare}らしさをあまり感じません。双葉の見た目は当然として主要キャラの世代が狭い範囲で固定されたのが要因ですかね。おじいちゃんはイロモノ扱いだし、職場で唯一の大人枠部長は空気でした。高校生/大学生設定でもそのまま使えそうなパッケージだったと思います。{/netabare}
 {netabare}世代の固定ともう一つ。あけっぴろげなんですよね。“秘するが花”社内恋愛の醍醐味でしょうに。皆の見てる前でイチャコラはご法度です(笑) 和気あいあいとしすぎる職場環境は気になりませんでした。
フォローもしとくと、商事会社っぽいですが安パイなお得意取引先で食ってる小規模企業でしたら自ずと家族的な雰囲気を醸成したほうがうまく回ったりします。それに社内イチャコラといってもよくよく見れば好き好き光線の発信元は双葉のほうで武田にはありません。湿っぽくならない良きバランスではありました。{/netabare}

2.{netabare}見た目のハンデ{/netabare}
 {netabare}双葉が新卒三年目設定だと25歳になるわけですがどうみても十代半ばです。見た目もそうだし言動も幼い。清少納言ですら『瓜にかぎたるちごの顔』をうつくしきものとして、ちっちやいのを愛でる精神は日本人の血肉レベルに落とし込まれてることからそこをどうこう言う気はありません。むしろ日本文化を体現した世のロリコンどもは胸を張ってよい!
物語途中から登場の同僚桜井さんの弟君も高校生設定なのに見た感じはショタでした。このギャップを設けるメリットは好きだ惚れたの恋愛ドラマ未満にしてコメディ路線をキープできること。本気にしたらニッチな性癖を刺激することになります。一方デメリットはそのまんまラブ放棄。毒にも薬にもなりにくい仕上がりとなりますね。{/netabare}


■訂正しお詫びとさせていただきます

{netabare}冒頭。武田先輩をからかい上手としましたが、終わってみれば風間くんに対する桜井さんの振る舞いの足元にも及びませんでした。
桜井桃子(CV早見沙織) VS 風間蒼太(CV土田玲央) 両名にむしろラブコメの波動を感じたことで本作を良しとしたいと思います。{/netabare}

あいも変わらず{netabare}パピコは偉大なり! 最近セブンイレブンでお見かけしないのが寂しい限りです。{/netabare}



視聴時期:2021年10月~12月 リアタイ

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2022.02.06 初稿

投稿 : 2024/11/09
♥ : 41

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

「夢かもしんない」思い出した

<2021/10/10 初投稿>
見始めなので評価はデフォルトの3.0です。
原作未読。
あんまりマークしてなかったけど掘り出し物かも

本当は冒頭のヒロインの朝食シーン辺りで見るのやめようかとも思ってたんですが。
なんと!
ヒロインのお箸持つ手が左!
アニメで左利きって存外珍しい。
左利きに親近感湧いてとりあえずちゃんと見てみることに

内容は広義の「高木さん」系列の恋愛もの。
「お仕事できる先輩にときめいてしまう」系でした。
しかもアニメではこれも珍しい営業もの。

見ててとある漫画思い出したんですよ。
星里もちる作「夢かもしんない」
1990年代と古いんですが、これが名作で。
コンピュータ販売系営業マンの主人公が後輩の女の子をさりげなく助けるところがあって(そこは主題ではないんですけど)
これが良い感じ。

本作もその良い感じがちょっとあるかも。
今後のエピソードの強さ次第で面白くなるかもしれません。

<2021/12/30 追記>
最終話まで見終えました。
ゆる〜いラブコメでしたね。

双葉と武田先輩の行方も気になりますが、
桜井さんと風間くんもなかなか。
ニヤニヤですよ♪

個人的に気に入ったとこ
・前述の双葉の左利き
・だし巻き卵美味しそう
・双葉の部屋の生活感あふれるキッチン。タオル掛けの位置とか、冷蔵庫の側面に醤油とか
・OP、1コマ目の双葉のジト目
・桜井さんは制服だけど、双葉はスーツ。これは事務職と営業職の違いかな。こういうところ含め懐かしいですね。今、制服ないとこ多いですから
・照れなく風間くんにだけは巨乳ネタぶっこむ桜井さん
・つか桜井さんの声、早見さんの時点で勝利でしょ(なにに?)

穏やかな気分でニヤニヤできる今季の高木さん枠でした。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 39

62.1 6 動画工房で先輩なアニメランキング6位
幼なじみが絶対に負けないラブコメ(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★☆☆ 2.9 (298)
988人が棚に入れました
彼女は俺にだけ密かに笑ってくれる。相手の可知白草は芥見賞を受賞した現役女子高生作家!しかも美少女!普通の高校生の俺・丸末晴には分不相応だってことくらいわかってる!けど、脈アリだと思うんだよ、たぶん、いや絶対!……なんて思ってたら……可知に彼氏がいただとぉぉぉっっ!?落ち込む俺に、ロリ可愛、陽キャで世話好き……更には何故か俺を好きだと公言してはばからない、幼なじみの志田黒羽は言ってきたんだ……「復讐しよう」初恋の恨みは海より深い——けど決して暗くない!ドロドロしない!初恋復讐(リベンジ)が動き出す!

声優・キャラクター
松岡禎丞、水瀬いのり、佐倉綾音、大西沙織、島﨑信長、寺島拓篤

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

どうしょうもないw

原作未読 全12話

同級生2人・後輩の1人の3人の幼馴染が主人公を取り合うハーレムラブコメ作品です。

序盤は衝撃的な展開でしたが、その後は普通のラブコメ作品でしたね。

それぞれ思い出が多く、主人公を思う気持ちが強すぎて脱落しそうにない感じです。

こんな展開ならば誰か一人選ぶような展開にはなりません。これはどうしようないですねw

お話は一区切りということで終わっています。声優さんは豪華でした。

OPは安月名莉子さん、EDはヒロイン役の2人(水瀬いのりさん、佐倉綾音さん)が歌っています。

最後に、キャラデザ自体は可愛いですが作画が残念でした。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 22

ato00 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

幼なじみに全く共感できないラブコメ

はっきり言いましょう。
何じゃこれ~。
ラブコメだけど笑えない。
申し訳ありませんが、低評価です。

声優さんは豪華なのに、入り込めないのは何故?
それは、そもそも登場人物に共感できないのがすべて。
皆さん一体何を考えているのでしょう。
それにストーリーが不自然でついていけません。

怪しさに気づき始めたのが、序盤の変なダンスです。
眼を覆うばかりのポンコツ音頭。
不思議な動きに唖然としました。
笑いを取るための作戦か。

どうも、ハーレム系のアニメらしい。
主人公が過去に関与した女の子が三人。
いわゆる幼なじみってやつ。
「そりゃー、幼なじみが絶対負けないはずだ」と妙に感心していました。

中盤以降は惰性で、全く頭に入って来ませんでした。
こんな、つらいラブコメは初めてです。
唯一、クロの妹たちが憩いの常識人でした。
出番は、ほんのちょっとでしたけどね。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 19
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

ラノベ界のやばさを実感できる作品

原作は「このライトノベルがすごい!2020」で、文庫部門総合5位、新作2位を取り、100万部売れてるらしい作品。(wikiより)
これだけ聞くと面白そうに思うかもしれないが、実際は全然面白くない。
まず、タイトルの時点でつまらない。
登場人物全員が幼馴染なので幼馴染は絶対に負けません!という意味のセンスが全く感じられないタイトル。
タイトルを見た時点でつまらないだろうなと予想はしていたが、その予想をはるかに超えてきた。
個人的に今季のワースト、今まで見たラブコメの中でワースト、なんなら全ジャンル含めてもワーストに近いかもしれない。

{netabare}
まず、何が一番酷いのかというと、キャラの魅力のなさ。
ラノベ版スマホ太郎と言ってもいい。
出てくるヒロイン全員が魅力のない主人公に対して好意を向けるといういかにもラノベハーレムなアニメ。
主人公はヒロインに対して卑猥なことしか考えてないという。
ヒロインも気持ち悪いことしか考えていない。

特に酷かったのは5話と6話。
芸能事務所の大人の態度が気に入らないという理由だけで、机に置いてあった他人のワインを手に取り、その芸能事務所の人の頭にかけるという...。
芸能事務所の大人は態度が悪かっただけで何もしてないのに。
更にそれだけにとどまらず、胸ぐらをつかみだすという。
偉そうだから胸ぐらをつかんだらしいが偉そうで態度悪いのはどっちだよ...。
それを受けて芸能事務所の人は警察を呼ぼうとする。
正統な判断なのに、なぜか芸能事務所の人は悪人かのように描かれる。
対して主人公たちはクロをのぞいて満場一致で嘘の証言をしてやりすごそうという案に賛成する。
作者大丈夫か?
親の教育が悪いと芸能事務所の人が主人公らに向かって言っていたが正論でしかない。
結局、警察を呼ぶかや芸能事務所に入るかといったことはCM勝負で決めようといういかにもラノベで意味不明な展開で解決するけど。

展開も意味不明。
1話からヒロインが主人公への嫌がらせ目的で他人と付き合っているふりをしていたなどという謎設定もあるし、それに対して主人公もまたクロと付き合ってるふりをして対抗しようとする意味不明展開。
3話では主人公のことを好きだったクロが体育館で主人公に告白されたにもかかわらず、過去に振られたことへの復讐として振り返すという意味不明展開。

それで振ってしまったことを後悔して、記憶喪失のフリをしだす意味不明ヒロイン。
この記憶喪失展開の存在意義はない模様。

その後もひたすら寒いノリを見せられる。
痛い中高生の妄想のような話を。
ヒロインが主人公を骨折させてしまったから主人公の家に同居するという展開には酷いって感想が出るよりも先に、普通に引いてしまった。
会話も何もかもきついし、主人公の恋の行く末等を俯瞰している友人もきつい。
特にヒロイン3人で主人公との今後の関係について話し合ってるシーンは地獄だった。

声優も合ってない。
というか高校生役に松岡はもう違和感あるからやめてほしい。
松岡主人公のラノベアニメは駄作の法則。

作画崩壊のダンスで話題になったが、作画なんて酷いと言っても止め絵が多くて枚数が少ないのと、たまに背景が酷いだけで顔はそこまで違和感ないし言うてしれている。
ほんとに酷いのは内容。
むしろ作画崩壊ダンスはネタ的に面白くてこの作品唯一のいいところだった。
こんな駄作にかける費用が減ったと考えるとこの酷い作画はむしろプラス。

↓一話毎感想
{netabare}
1話
まずタイトルからつまらない。結果がわかっているラブコメなんて。
こんなタイトル、幼馴染が勝つだけで他は普通のラブコメですって言っているようなもん。
作画も怪しい。なんか変な構図のシーンもやたら多い。
ラノベのノリ臭いなぁ。
あと作りが下手なせいでついていけない。
主人公もイケメンでモテモテのくせに、イケメンを許せねえとかいう謎セリフ
ニセコイはじまった。もういいってこういうの...。
好きだった人が他人と付き合ってたからあほらしいことしてまで復讐(笑)するらしい。
キスを既成事実を作るためにしようとする。 
既成事実ってなんだよw
でっち上げればいいじゃんw
まあ結局しなかったけど

2話
は?なんだこの阿部とかいう奴。
主人公への嫌がらせのために白草と付き合ってる?タイトルからつまらなそうと思ったけどほんとにその通りみたいだ。
はぁ...て気分になれるアニメ。
白草が何ももらってないのになぜか「報酬はもらったから」とか言って脚本を渡すw

3話
時々入る謎アングル笑うからやめてくれw
シロの彼氏が空気になってる。
シロも阿部より主人公のほうが好きそうじゃん。
ダンス作画が・・・w 最高に面白いダンスだった。
クロに告白するのか...しかも振られるw
阿部2話であんな主人公に当たってたくせに簡単にあきらめるんかよ。
なんだこれ?
シロは主人公が好きなのに、主人公を自分に告白するように仕向けて振ろうとしていた? 
阿部が悪者を演じていた?
もう意味わからん...
え...?黒羽も振られたのが悔しかったから、この回で主人公を振った
???3回重要部分見直したけど意味わからん。
なんなんだこのアニメは... 
締めに作画崩壊ダンスをまた見せてくれたw

4話
またヒロイン増えた。
伝説のダンスww 
確かに伝説だなw
何でも屋に対してエロいことをしてくれとか頼むバカみたいな主人公。
いかにもなラノベハーレム主人公。
設定上はモテモテキャラでも魅力を一切感じない。
猿になる演出いる???
ギャグ展開からのシリアスっていう一番嫌いな展開。

5話
主人公がきつい。ノリもきつい。
記憶喪失って演技と思ってたけど本当っぽい?なんでだろ。。
エロいことしか考えてない主人公、きつすぎる。
なんで事務所の人こんな高圧的なんだよ。億単位で金もらえるのに何で断るんだよ。
しかもワインをその事務所の人の頭にかける主人公...
親の教育が悪いのは末晴の方みたいだ。昔から世話になってたんじゃないの?

6話
偉そうに喋ってクズと言われたら、ワインかけたり胸ぐら掴んだりする始末。
しかも警察にうその証言を言ってワインは芸能事務所の人がこぼしたことにしようとする主人公達(黒羽以外) 
主人公は法律違反してるけど、傷つける言葉を言った芸能事務所の人が悪いとか言って擁護するとか言ってるシロ。
見ていて頭が悪くなりそうなアニメだ。
しかも事務所に入るか入らないか、警察に被害届を出すか出さないかをCM勝負で決めるとかいう謎展開。
展開が無理やりすぎる。もうなんだこれ。
またあのダンス映ったww 
全く合わなそうなCM取り始める主人公ら。
結局記憶喪失はやってるふりなのかよ。
記憶喪失のフリしてる理由もわけわからん。
哲彦は芸能界と敵対してる?
記憶喪失は芸能事務所の人をはめるため? ??
百坂が転校することになる。
記憶喪失設定も嘘だとあっさりばれる。
何の必要性があったんだ。

7話
結局タコウィンナー食べられたんかよ。
松岡の声さすがに高校生っぽくないなもう。
主人公が変なことしか考えてない。
youtubeで水着でダンス踊れってあほか?
ショーもない痴話げんかを毎回見せられるのどうにかしてくれ。
傾斜がすごいアニメw

8話
ハーレムを肯定する詭弁。
作者によると主人公は常識あるらしい。
卑猥なことしか考えてない他人の頭にワインをかけるこの主人公、常識あるらしい。
水着見せたいとかヒロインもあれだな。
気持ち悪い展開。頭がハートな魅力のないヒロイン、気持ち悪い主人公。
素直になれって素直じゃない奴が言っても説得力ない。
旅行のマジックには気を付けるべきってなんだよ。
何でキスやめる。
旅行のマジックでもいいだろ。

9話
初手激寒。まだ海回か。
会話がきつい。
バカで自己中なヒロイン、クロ。
主人公が「何で嘘ついたのに謝罪すらないの」と正論言うと「これから好きってめっちゃ言う」と宣戦布告(?)。会話になってないし気持ち悪いし意味不明。
マジで主人公何でこんなに持てるんだよ。
いや草。謎骨折w 雑すぎだろ。
てか充といつ仲直りするんすかね。
いやこの友人らなんだよ。
何で主人公の恋の行く末を監視して実況解説してるんだ。
えぇ...責任を取って家に居候させる?
頭おかしすぎる...。
しかももう一人付き添いの女いるという...。
マジで頭が悪くなるアニメ。

10話
はぁってなる展開ばかり。
見ていてこれほど吐き気がする作品、百錬の覇王以来。
安易なお涙頂戴にされても別にいいだろ。
高校生が勝手にやるってなんだよ。
骨折がハーレム作るためだけの展開でしかない。
女3人の会話がきつすぎる。

11話
毎話毎話初手きついノリ。
おい、会社として真のEDとかやったら著作権違反じゃないのか。
インタビューとは...。
メイドが何で学生なんだよ。
母の死を利用しようとしてる最低キャラ、桃。
過去話は比較的いいと思ったが台無し。
このアニメ主人公が元子役感が全然ないな。

12話
不自然な流れでアルバムを見ることにw
悲しそうにしてたシーンなんてないのに。
謎方程式草 何だこの演出。
いやキープでは...。
付き合ってもないのに胸に触りたいとか気持ち悪い発言をする主人公。
恋愛状況を解説する友人、気持ち悪いしいい気がしないな。
これキャスト違うのやばいだろ真のエンディング
酷いアニメを見た。何で切らなかったんだろう。
{/netabare}

久々にこんな酷い作品を見た。
これが100万部突破するラノベ界恐ろしい。
この作品、なろうに浸ってるような中高生には受けるんだろうか。
{/netabare}
7/6レビュー 7/9訂正

投稿 : 2024/11/09
♥ : 18
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