制服で名作なおすすめアニメランキング 2

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65.6 1 制服で名作なアニメランキング1位
ハニーレモンソーダ(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (59)
181人が棚に入れました
累計発行部数1,200万部突破の少女漫画 青春ラブストーリーの金字塔「ハニーレモンソーダ」ついにアニメ化! この恋があなたを変える 中学時代“石”と呼ばれていた石森羽花は、 自分を変えるため、自由な校風の八美津高校に入学した。 同じクラスで隣の席になったのは、レモン色の髪をした、 クールで自由奔放な「レモンソーダ男子」の三浦界。 実は羽花は中学時代に一度だけ界に会い、そのひと言をきっかけに高校を決めた。 羽花にとっては、人気者の界は遠い存在。 そんな界が、なぜか羽花の世話を焼くようになる。 界が背中を押してくれることで、少しずつクラスに溶け込んでいく羽花だったが・・・。 羽花の世界はどんどん、界の存在によって変わっていく―――。 果てなく広がる 光の真ん中に 今、私はいる
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

「立ちんぼ」や「海外●春」が増加し社会問題になっている理由が分かったような・・・

【レビューNo.177】(初回登録:2025/3/30)
コミック原作で2025年作品。全12話。
まあタイトルからして”如何にも”という香ばしい臭いがしてましたが・・・


(ストーリー)
主人公・石森羽花は内向的な性格で中学時代にいじめを受けていた。
羽花はある夜、街で金髪の少年・三浦界に出会う。
かねてから自分を変えたいと願っていた羽花――
そんな彼女は界の一言をきっかけに、彼と同じ自由な校風の八美津高校に入学
することを決意する。
そして高校生活を通して、羽花はぶっきらぼうでありながらも優しい彼に惹か
れていくとともに、羽花と界はその交流の中で少しずつ変化していく。


(評 価)
・序盤から頭の悪そうな展開が堪りません!
 本作は
 「ちょいワルな臭いがする”白馬の王子様”× 地味で内向的な主人公」
 という、今更感が拭えない組み合わせの少女漫画ですね。

 序盤から絶好調で
 {netabare}・”自分探し”を始めるぞ!まずは環境から!!
  → 進学校への進学を蹴って底辺校へ入学
    しかも街で一度会っただけの男子に憧れてとか・・・
 ・そこには昔のいじめっ子たちも入学していてまたいじめられる
  → わざわざそんな環境に自分から飛び込んでいくとか・・・
 ・いじめは更にエスカレート
  今度はいじめっ子のカレシたちが車で乗り付け学校に不法侵入、更に羽花
  を拉致ろうとしたところに”白馬の王子”こと界様参上!!
  (で、これが原因かは不明だが、いじめっ子たちは知らん間に退学)
  → もうどこからツッコんだらいいのかw{/netabare}
 なかなかに香ばしさ漂う作品ですね。


・自分の中ではひとつの謎が解決したみたいな!?
 そして「面倒くせェ」といいながらも何かと羽花の世話を焼く界様。
 吐き出すセリフもいろいろとまあ・・・
 {netabare}・界様「俺に『助けて』と言えよ!」
  羽花「た・す・け・て」(と界様が強引に言わせて)
  界様「よく出来ました♡」
 ・石のように固まるからあだ名は「石」
  「『石』でもお前は『宝石』なんだよ」
  →  え―――っ、まだお互いをよく知らないのに何を根拠に!?
 ・文化祭で学園イケメン・美少女のPVを作成!
  (こういう発想からもう・・・)
  キャラA「1年C組○○、『爽やか係』!」
  キャラB「1年E組□□、『うるおい係』!」
  界 様 「1年B組三浦界、『石森係』!」  
  → もう草しか生えんwww
 ・ラストは羽花の告白に対し、わざわざ全校集会の壇上で
  「石森さん、俺と付き合って下さい」
  それを聞いた女子共は阿鼻叫喚w
  「お前ら読者はこういうのが好きなんだろう」って感じがもう・・・{/netabare}

 う~ん、それになんというか全体的に少女漫画特有の
 ・私は勇気を出して第1歩を踏み出しました!(エクスキューズは作ったw)
  → 後は俺様にまかせろ!!
 女性の依存願望や他力本願的な部分が滲み出てるような・・・

 近年「立ちんぼ」や「海外●春」が増加し社会問題になっているようですが、
 その理由が
 ・真の社会的弱者で生活に困窮してやむを得ずとかより
 ・ホスト遊びにハマって等の自業自得的なケースが多い
 正直そのアホな思考が分からなかったのですが、本作を視聴してそこに答え
 があったみたいな。
 なんか腑に落ちるものがありましたね。


作品の創りとしては
・王子様と主人公の2人の世界が至高
・他の登場人物は物語を進めるための駒扱い
羽花のモノローグはやたら多いが、ストーリーありきでキャラはを動かしちゃ
っているので、キャラを魅力的に描けていない典型的な作品ですね。
でも羽花目線では”綺麗な世界”が構築されているので、彼女に感情移入して
試聴する分には楽しめる構成にはなっているのかなっと。
実際そういうところがウケて、原作はかなり売れているようですし。

昔はこういう作品には否定的でしたが、いうて自分も決して出来のよくない
「頭を空っぽにして観れる、『ガバガバでご都合主義満載な低予算なろう』」
を楽しんでるところもありますからねえ。
アニメにはいろいろな楽しみ方があると、少しは寛容になったのかな(笑)


(追 記)
>「海外●春」が増加し社会問題になっているようですが
これが原因で海外での入国審査が厳しくなり、女性の一人旅とかに悪影響が
出ているみたいですね。
(出張目的なのに「●春の疑い」をかけられ、入国審査時に「待った」を
 かけられるとか)
これまで積み上げてきた日本人への信頼が一気に揺らいでいるようです。
ホントなんてことしてくれてんだよ!

投稿 : 2025/04/19
♥ : 10

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

引っ込み思案の苛められっ子の少女が恋をする話

少しぶっきらぼうで不良っぽいイケメンに惚れた大人しい少女が、変わりたいと頑張る話ですね。

うーん、まあ普通の少女漫画ですね。

しかし男性視点だと、大人しい少女が、ヤンキーに惚れた結果金髪ギャル化していくというのは、BSSものの定番的内容なので、そういうのを思い出しちゃってちょっとなんだかなーという感じはあります。
うがった見方過ぎですが。
一応主人公は自分もおそろいに金髪にしようという発想は無いようですが。

少女漫画もなかなか良いものなので、余裕があれば見たいとは思いました。
でも100%好みのわけではないので… 
ちょっと作画には癖があって、純然と可愛いって感じではないんですよね。
目力が強くて。

まあ、考えます。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 0
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

2話 白馬の王子様型の少女マンガは私には理解できないということでしょう。

1話 事情を知らない金髪DQNがグイグイくる?セリフを丁寧にしてほしい。 

{netabare} 気の弱いいじめられっ子体質の女子が、王子様に助けられる話…昭和か?1話切り…と少し前なら判断していたでしょう。しかし「事情を知らない転校生がグイグイくる」がありますから、その構造をもって判断はしません。

 一方的な救済の手ではありますが、しかし、きっかけがあって自分を変えていくストーリーなら話にはなると思います。その辺をどう描くかでしょう。じゃあ、カイがなぜヒロイン石森羽花を助けるのかとセットで見たいといころです。

 それにしてもこれが令和の今現在連載しているコミックスなんですね。掲載がりぼん…タイムカプセルのような不思議な雑誌です。それとも、昭和ドラママインドは韓流に保存されていましたから、それが逆輸入されたのでしょうか。数話は見たいかなと思います。あまりに古臭いだけの話なら止めるかもしれません。

 しかし、石森…閉じこもったイメージ。そして羽花は羽化つまり蛹が蝶になるのでしょう。ハニーレモンがハチミツ高校の黄色い頭の男…うーん。「はちみつとクローバー」よりも謎なタイトルです。ネーミングに意味を込めるのは悪くないですけど、センスは…という気もします。


 1点だけ、1話でわからなかった部分です。中学校の先生に「間違いなくシンセイ学園に受かる」と言われたあと、羽花の「シンセイ学園に受かってさえいれば」というモノローグが入ります。「受かってさえいれば」というのは普通「行きたいけど落ちた」というニュアンスを持ちます。しかし「自分を変えるために、ハチミツ高校に行きたかった」というセリフもあるし、カイに「こっちが似合ってる、俺も行く」と言われます。

 結局、ヒロイン石森羽花の意思はセリフから読み取れません。自分を変えるためにハチミツ高校を選択したのか。カイを追って高校を選んだのか。もう1点「受かってさえいれば」が「わざと落ちた」「受けなかった」のか「落ちてしまった」なのか。

 ここは話としてヒロインの性格造形や変わりたいという意思の根幹の部分です。一番わかりやすくしなきゃいけない部分だと思います。セリフ回しが下手ですね。丁寧にお願いします。私の勘違いで他にわかる要素があったかな?原作はどうなんでしょうか。{/netabare}


2話 白馬の王子様型の少女マンガは私には理解できないということでしょう。

 前半で集中力が切れました。白馬の王子様が成長の手助けまでしてくれるという話と言えばいいんでしょうか。

 批判するというよりも、女性の比較的乙女な性格な人にとって面白いんだろうな、という思考上の想像はつきます。ですがそれは私の面白いとは全く違いますし、感情的には全く理解できません。

 この数年のアニメ作品で研究として、少女漫画ラブストーリーに挑戦してきましたが、結論はまったく理解できない、ですね。女性原作者が少年・青年コミック誌に書いたものは楽しめるものも多いし、秀作の頻度も高い気がします。女性原作者だから嫌いなのではなく「少女漫画」という型はやはり同じ漫画であっても、少年・青年向けとはかなり性質が違うということでしょう。

 少女誌でも「のだめ」とか「動物のお医者さん」「ガラスの仮面」などは楽しめるし、岡崎京子氏なども読んでいましたから、あくまでイケメンが無条件に不幸な少女に手を差し伸べる白馬の王子様型、あるいはシンデレラ型がダメなだけだと思います。

 ということで、私はカテゴリーについては論じられても「少女コミック誌の白馬の王子型の少女漫画」の単発の作品について、批評・レビューをそもそもすることはできないのだろう、と思います。


 

投稿 : 2025/04/19
♥ : 7

70.1 2 制服で名作なアニメランキング2位
BURN THE WITCH #0.8[バーンザウィッチ ゼロポイントエイト](TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (41)
231人が棚に入れました
久保帯人によるもう一つの尸魂界 2人の魔女の前日譚アニメ化

たナか さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

トラディショナル・ビューティーズ

漫画界きってのオサレ番長KBTIT氏による短編
アニメ化済3話の前日譚な単品

ジャパンの伝統芸能、金髪ツインテ黒髪ロングの様式美

OP・オサレ
ED・オサレ

「制服が好きだ。私が何者であるかを、証明しないで済むからだ」

冒頭初手からオサレセリフで殴ってくる。つよい。完全初見の人が見ても、この名作小説の書き出しかのような一言で何かを確信するでしょう。

BLEACHは確かに漫画史に刻まれるべき傑作だが、時代の変遷によりこの令和においては致命的な弱点を孕んでしまうこととなる。それは主人公が陽キャのアルファオスであること。多少バカでも身長と身体能力の高いイケメンはもはや嫌味でしかなく、感情移入デキナイーとなるルサンチマン起爆装置でしかない。いやいや一護はイケるでしょ!という方ですら大多数がサブキャラのほうへハマってるはず。マンガの主人公としてはもはや古いのだ。スラダンリメイクはそれで主人公変更を余儀なくされた。

鉄板テンプレな美少女バディではあるが二人とも相当に口が悪く、スラスラと流れる軽口は吹き替え海外ドラマレベル。なのでユニコーンファンタジーではないが、ほぼ全ての口撃をアホキャラのバルゴに向けることで嫌味を軽減、その配慮により観やすさを担保しているグレイトな設計。

二ニー・スパンコール
ガサツな金髪ツインテ。口が悪い。中身はほぼアスカ。

新箸のえる
ジト目の黒髪ロング。口が悪い。中身はやれやれ系。

バルゴ
口撃被弾担当。ネアカスケベでクソ度胸な人情家というテンプレおバカキャラ

テンプレコンビ
キャラクター造形は先人の発明を超えないテンプレ準拠の借り物で今作ならではの新たな発明はない。金髪ツインテ黒髪ロングの様式美なら、コテコテステレオタイプにあえて全力で振り切った冴えカノにかなうはずもない。スパイファミリーみたく時代に媚びてみたってだけで、あんまり作者自身も思い入れはなく信者から見ても本気度はあまり感じられないかもしれない。しかしそこを差し引いてみたとしても、凄まじい完成度のバディであることに疑いの余地はない。

説明がべらぼうに上手い
異世界なろうをゆうに超える解像度で独自の世界が広がるのだが脳死で観ててもきちんと全部わかる緻密な設計。あからさまな説明セリフであっても「今説明されてるなあ」といった押し付けがましさはほぼ感じられない。説明された事象がそののちにすぐさま展開されるのでスッと頭に入りまた他の場面へ、と細かく刻むことで情報量の多さに比べ負荷が少ない話運び。ジャンプ看板作家の超絶技法をキモチよく堪能できる。

アニメも上手い
前作と監督は同じだが中途半端な本編3話よりも後発なため、作品としての濃縮度合いからしてこちらのほうが満足感は高いと思う。異形と相対した恐怖感、巨体の繰り出す攻撃の重量感、切羽詰まった現場の臨場感など、小品ながらもモンスターバトルの醍醐味を心ゆくまで堪能できる。もしオサレ番長が美少女作品を作ったら?という予想を大きく超えはしないのだが、彼の華々しい経歴を汚すような手癖で作った駄作などでは決してない。ベテランジャンプ作家の印籠を気安く振りかざしながら軽々しく安易に「傑作!」と口にしたとして、誰もそれを否定できない紛れもない傑作アニメであることは確定的に明らか。

美少女アニメとしてもバトルアニメとしても文句のつけようのない一級品。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 0
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