冒険で異種族なおすすめアニメランキング 12

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの冒険で異種族な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年03月27日の時点で一番の冒険で異種族なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

88.1 1 冒険で異種族なアニメランキング1位
転生したらスライムだった件(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (1396)
6504人が棚に入れました
スライム生活、始まりました。

サラリーマン三上悟は気がつくと異世界に転生していた。
ただし、その姿はスライムだった。
魔物種族と仲間となり、獲得したスキルを駆使しながら、
さまざまな問題を解決していくスライム創世記。

声優・キャラクター
岡咲美保、豊口めぐみ、前野智昭、花守ゆみり、古川慎、千本木彩花、M・A・O、江口拓也、大塚芳忠、山本兼平、泊明日菜、小林親弘、田中理恵、日高里菜
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

しっかりと練られた物語が面白い異世界転生モノ

原作未読。最終話まで視聴。

主人公が、元の世界では37歳のおじさんだったことが幸いし、中二病要素が少なく、好感度の高い、サクサクを視聴できる作品でした。

【課程と所以がしっかりと描かれる、好感度の高い主人公最強系】
ネタバレレビューを読む

【主人公の目的は街づくり】
ネタバレレビューを読む

【ハーレムじゃないところも好感度が高い】
ネタバレレビューを読む

第2期も、とても楽しみにしています!

投稿 : 2025/03/22
♥ : 60

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

異世界建国記、ただし国主はスライム…?(本編は第23話まで)

原作ライトノベルは同タイトルの「なろう作品」(投稿サイト「小説家になろう」投稿作品)を元に商業出版されたものですよね。コミカライズ版もあるようですがいずれも私は未読です。

が、タイトル自体はかなり有名でアニメ化にあたっても強く期待されていたと思います。例によって「テレビアニメ観るならタダだし」でさっそく視聴開始。

後輩カップルを庇って死んだ独身サラリーマン男性が異世界でスライムに転生したという「なんだそりゃ」なスタートなのですが、人間時代の記憶や知識は主に文化的な生活や社会規範を形作るために使われていて、それ自体が異世界での無双につながったりはしない感じのお話になっています。

いわゆる「チート」にあたるスキルは<大賢者>と<捕食者>で、このスキルを元に争いのない文明的な共同体を広げていこうとしていった結果としての一大建国記になるのだと思います、よう知らんけどたぶん…。

なおストーリーとして戦記や建国記が好きな分、「物語」の評価は甘めになっているかもしれませんが悪しからず。

余談: スキル獲得の演出は『デスマーチからはじまる異世界狂想曲』のアニメ版と比べると明らかに優れていますね。こういう、わかりやすいのが良いと思います。

2019.1.9追記:
第14話を視聴終了。原作未読だから良くわかりませんが、リムル様の勢力拡大という意味ではここで一区切りってことになるのでしょうか?

OP主題歌は変更ありませんでしたが、ED主題歌が変わりました!

2019.3.27追記:
本編と呼べるのは第23話まで。第24話「外伝: 黒と仮面」はリムル転生よりも前のシズさんに関しての前日譚、閑話「ヴェルドラ日記」はリムルの体内に取り込まれている竜であるヴェルドラ主観で語る第1期:第1~23話の総集編的なお話でした。

「ヴェルドラ日記」ですが、たぶんコミックスの巻末に載っている短編小説「ヴェルドラのスライム観察日記」に着想を得たんじゃないかと思います。

最近はこういった「1話跳んでも大丈夫」みたいな作りにして不測の事態に備えるのが流行っているのでしょうか。ただ、本作に関してそのような事態は発生しなかったようで何よりです。

なんだかんだで面白かったです。第2期目の制作が決まったそうなので結果的に本作は第1期目ということになりますが、この範囲での話としては概ね順調な建国記であり波乱要素は少なかったと思います。

2期目がどんな具合になるのか、原作を読んでいないので知らないのですが楽しみにしています。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 68
ネタバレ

すがさ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

異世界魔物LIFE

人気作品だと聞いていた上で第1話を観た感想としては、う~んって感じ。

作品タイトル通りなら最弱モンスターの苦労話が見られると思っていたから、トントン拍子で強くなられるとう~んってなっちゃう(う〜ん)

とはいえ、別に視聴を止めたくなるほどの不快要素は無かったので、
OP映像にある幾つかの気になる要素が開示されるのを気長に待ちながら、
リムルがいつ・どういった目的で人間の姿になるのか興味を持って見ていた。

明確に面白いと思い始めたのは第8話。

ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/03/22
♥ : 35

76.7 2 冒険で異種族なアニメランキング2位
ソマリと森の神様(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (383)
1683人が棚に入れました
森の中で私は"それ"と出会った。それ(人間)は、わたし(ゴーレム)を「おとうさん」と呼んだ----。地上は異類異形の人外たちが支配する世界。人間は迫害され、絶滅の危機に瀕していた。そんなある日、森の番人である「ゴーレム」とひとりの人間の少女が出会う。滅びゆく種族「人間」と森の番ゴーレムの父娘の絆を綴った旅の記録・・・

声優・キャラクター
水瀬いのり、小野大輔、七海ひろき、鈴木達央、小野友樹、早見沙織、小林ゆう、速水奨、関智一、茅野愛衣、高垣彩陽、柴田理恵
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ソマリの笑顔のもとは・・・

とても暖かい物語です。
見終わった後、優しい気持ちになれます。

物語は遥か未来。
異類異形の人外が世界を支配しており、人間が迫害されている世界。
ロボットのゴーレムは、森の神様として森に生けるものを見守っていました。

だが、ある日、ゴーレムが一人の幼女ソマリと出会います。
ソマリに出会うことで、ゴーレムに奇跡が起こります。
感情を持たないはずのロボットに優しい感情が芽生えるのです。

でも、ゴーレムは自身がまもなく寿命で、活動を停止することがわかっていました。
活動が停止する前に、ソマリを人間に預け、幸せにしたい。
それがゴーレムの願いでした。

ソマリは、ゴーレムが大好きで、いつも「お父さん」と呼びます。
ソマリは人間に出会うよりも、お父さんと一緒にいたかった。
お父さんさえいれば、あとは何の願いもなかった。

やがて…、ネタバレレビューを読む


笑顔の素敵な天使と一緒に暮らしてられる人は、
決して天使を手放さないでください。
自分がいない方がこの子の幸せだ…などとは、決して思わないでください。
だって、その笑顔は、貴方がいてこそ見せることができるのですから。


オープニングは、森山直太朗が歌う「ありがとうはこっちの言葉」
エンディングは、ソマリ役の水瀬いのりが歌う「ココロソマリ」
どちらも優しく美しい歌です。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 52

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

「人間」とは何か? 「親子」とは何か?

== [下記は第4話時まで視聴時レビュー: 以下、追記あり。] ==
第4話まで観た時点で、このレビューを書いています。原作は未読です。

ここでいう「人間」は、作中の種族としての人間って意味ではなくて魔物も含めた「心を持った生き物」って意味ですけど、ゴーレムは人工生命的なもので本人(?)も「ゴーレムに心や感情はない」って言ってますが、じゃあそもそも「心」とか「感情」って何なのかという、わりとAI研究寄りでもある問題がこの作品では扱われているように思われます。

また「実の親」に対して「育ての親」という言葉があるわけですが、成長途中の子供にとっての「親」とは何なのかという問題もこの作品では扱われているように思われます。

そういった問題について、ファンタジー世界をバックに考えてみようという中々の意欲作のようですね。背景美術が美しかったりする点もあって、あにこれではわりと高評価を得ているようです。

こういうストーリーへの向き不向きはあるとは思うのですが、ハマる方はハマる感じの作品じゃないでしょうか。

上記の他にも人間とその他の種族たちとの関係とか、それと関わって残されている伝承とかもわりと気になりますよね。

追記:「共同体への帰属意識」という問題も扱われそうですね。ソマリの生い立ちでは、もはや「普通の人間の社会」では暮らせないように思われます。
== [第4話まで視聴時のレビュー、ここまで。] ==

2020.3.27追記:
第12話(最終話)まで視聴終了。

最初のレビューで「気になる」と書いていた「人間に関する伝承」については、作中でけっこう明かしてもらえたように思います。

「人間」にしろ「魔物」にしろ、「被害を受けた」と思っている当事者たちはどうしてもその怨恨を拭い去ることができませんし、それを子々孫々に渡って語り継いでしまうというのは世の常といったところでしょうか。

一方、森の中で共同体との関わりを長らく絶っていたゴーレム、あるいはそのゴーレムに育てられたソマリにはそういったわだかまりはないわけです。

本作の問題を現実の人種や国籍に当て嵌めて考えてみるといろいろと思うところは出てきます。そういう意味で「良い作品」だったんじゃないでしょうか。

もちろん情緒面でも心情に訴えてくるものは多かったです。親子関係とは最初から「ある」ものではなく「作る」ものといったところでしょうか。仮に「生みの親」であったとしても、「親であろう」としない限り親子関係は成立しないんですよね…。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 49

プクミン さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

こういう世界観は好き

【あらすじ】
ソマリという人間の少女と、森の守護者のゴーレムが出会い、一緒に旅をする事になった。

【内容】
本作品の世界は、人間以外にも多数の種族がいて、そんな中、ソマリとゴーレムが一緒に旅をするのだが、人間は他種族から狙われやすい対象となっている。

【みどころ】
本来感情を持ち合わせていないゴーレムが、ソマリとの出会いをきっかけに、感情らしきものが芽生えるところかな。
そして、狙われる危険性の高いソマリを守るために動くゴーレムと、ゴーレムを「お父さん」と呼ぶソマリとの絆が、一番の見どころだと思います。

【感想】
決して派手な作品では無いけど、独特の雰囲気と世界観。
つい、続きが気になってしまう作品でした。
面白いというより、その後の展開が気になる内容で、満足感はありました。
ただ、大きい動きがそれほどないため、作品の評価は分かれそう。

血のつながりも種族間も全く関係のない「父と娘」の関係はとても良かったです。

これは、どういうジャンル何だろうか?
取り合えず、1話を見て雰囲気が気に入った人は最後まで見て満足できるかも。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 22

77.1 3 冒険で異種族なアニメランキング3位
異種族レビュアーズ(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (440)
1901人が棚に入れました
ここは人間だけではなく、エルフ、獣人、悪魔に天使と、あらゆる異種族が混在し、暮らしている世界。そこには当然、あらゆる異種族のスケベなお店もあるわけで…。足しげくムフフなサービスをしてくれるお店に通う人間の冒険者・スタンクは、ある日種族間の(性的な意味での)感性の違いで悪友のエロエルフ・ゼルと衝突する。決着の方法は……嬢のレビュー!?あらゆる異種族娘のサービスをクロスレビュー方式で採点し、他の仲間達への“お役勃ち"情報として提供していくスタンクたちの活躍は、まさに性戦士のごとし!今日もレビュアーズたちは新たな快楽を求めて旅勃って行く……。

声優・キャラクター
間島淳司、小林裕介、富田美憂、湯浅かえで、M・A・O、小山百代、礒部花凜、日野まり、松嵜麗、日笠陽子、加藤祐梨、貫井柚佳、小市眞琴、井澤詩織、田中貴子、高森奈津美、八百屋杏

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

「下品こそこの世の花」、或いは誠実への情熱。

アニメレビァーの笠さんが異種族レビァーズをやってくれると聞いて!。


~♪

(BGMツァラトゥストラはかく語りき)


みなさん、こんにちわ。本日は今期屈指の意欲作「異種族レビュアーズ」について語っていこうと思います。今回は作品の各論につきましては、他の方も語っていらっしゃると思いますので、本作の何が一番重要で、本質なのか語っていきます。


今回のレビューのタイトルの副題をいぶかしく思われた方もいらっしゃると思います。この副題は、ニーチェが著作につけようと考えていたものでして、今回のBGMも合わせて、本作の重要なポイントは、ニーチェの思想における誠実さの重視に通じているからであります。


何を言ってるんだ!、これは只のスケベアニメやろ!という非難をされる方もいらっしゃると思いますが、まぁまぁ冷静にお聞きください。作品が内包している思想とは、何も作中で哲学や思想について議論している物をさすわけではありません。いかなる人も、別に哲学を勉強しないでも価値の優先順位、意味の有無について自然と判断しているものです。即ち、作品においても言明されずとも、自然と制作者が身に付けてきた無意識的な価値観、思想を反映しており、多くを語らずとも語っているのであります。


少々横道にそれてしまいましたね。では、本筋に戻りましてニーチェが語った誠実さとは何か?。それは形式に堕した道徳を捨て、裸になって自身と向き合い、率直かつ情熱的に誠実さを追求すべし!というものなのです。


本作は、偽善、責任逃れ、忖度、不誠実が横行している現代日本において、そういった悪徳が最も蔓延っているスケベの世界の中で、大胆にも瞠目すべき誠実さを貫き通した作品なのであります。


そのことはopの歌詞の幕開けから明きからですね。「スケベが大好き!」。なんと率直で隠し事のない誠実な叫びでしょうか…。私はこの時点で感服いたしました。男なら、いや実は女性だってスケベが大好き、これこそ人類全てに共通する真実ではないでしょうか!


そして、彼等は更に先に進むのです。「エロいこと好きならば、種族超えた仲間さ!」。この言葉は、グローバル社会である現代においてなんと気高い叫びでしょうか。スケベが大好き、この人類共通の想いで繋がれば人類融和という夢も幻ではないのです。違いではなく、共通するところに目を向けるべし!。多様性の尊重などという単なる言葉ではなく、この精神こそ今後世界において重要になっていくでしょう。


更に、本作は一般エロアニメというジャンルの中でも他を圧するスケベに対しての誠実さを誇っています。他作品は、あくまでスケベは要素に過ぎませんでした。あるものはラブコメ、あるものはバトルという形式を表面上とり、本当はみんなが見たいスケベはオマケ的に示してきたに過ぎません。こういうった作品の中にも勿論優れた作品があることは否定致しません。しかし、スケベに対して誠実であったか?というと疑問であります。


そこで本作です。本作にスケベ以外の何がありましょうか?。何もない。純粋にスケベを追求しているのです。繋がってるところが映らないだけで完全に本番なのです。胸糞悪い要素もなく、実に爽やかですらあります。逆にこっからどう進んだらいいのか?と心配になるほどです。


ここまで語れば本作の重視さが皆さんにもわかっていただけたかと思います。各話における、ここヌキ!ポイントなどの詳細につきましては、近いうちに刊行予定の私の著書「始めにスケベありき」でのべたいと思います。本日はお付きあい頂きた、真にありがとうございました。


インタビュアー「はい、本日は世界的スケベ学の権威、スケベフスキー博士のインタビューをお届けしました。皆さん、ご興味を抱かれたら是非ソフトの購入をお考えください。(何言ってんだか全然意味わかんねぇ…。帰ったらメイドリーちゃんでヌこう)」。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 45

やまだいす さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

最低のアニメ

異世界で異種族の風俗店がもしあったら、という妄想を膨らませたアニメ。
当然のことながら男性向け。

性的な表現しか無いようなアニメなため、地上波で放送中止も全くもって妥当である。
しかし原作もアニメも好きな人しか作らないと予想できるだけあり、クオリティは中々のもの。
異種族についてよく考察してあるため、ぬるいアニメではない。また、こんなアホなことを真面目に取り扱った作品は他にないため高評価を付けざるを得ない。
視聴をお勧めしにくいアニメではあるが、印象に残りまくるのは間違いない。

そしてこのアニメで一番気になるのは、製作陣の女性スタッフがどんな気持ちでこれに携わっているのかである。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 6
ネタバレ

ossan_2014 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

メイド イン ジャパン

作中では様々な設定用語が駆使されているが、要するに「異世界」で風俗店の風俗嬢レビューを書くスケベ男どものギャグアニメ。

控えめに言って「サイテー」な内容だが、OPやEDが輪をかけてヒドい(笑)
OP曲は明らかにオマージュだが、ヴィレッジピープルの『Y.M.C.A.』ではなく、西城秀樹の『ヤングマン』の方だろう。
『ヤングマン』の歌詞検索をしてみれば、このまま使用してもよかったのではないかとも思えてくる。
EDの方も、曲以前にタイトルで笑わせてくるのは、ちょっとズルい。

ほとんど出オチの一発ネタにみえながら、案外に言語感覚が独特で飽きさせない。
「レビュー」の言い回しだけでなく、ちょっとしたやり取りや映像表現にも独特のひねりがあって、下ネタを「ネタ」として表現できているのは、けっこう鋭い言語感覚のおかげだろう。
女体化風俗の点数付で、平安貴族の遊びである「貝合わせ」のビジュアルで点数表示をするところなど、映像表現のベースに言語感覚が透けて見える。

ちょっと未成年の視聴者向きではないかな、と思えるのは「過激」な「ギリギリ」の表現の為ではない。
平成には、文化放送という地上波ラジオで『やる気MANMAN』という伝説の昼番組が放送されていて、真っ昼間から女性アナウンサーが下ネタを連呼する「風俗店珍名当てクイズ」などを堂々と流していたのを知るオジサンには、今更この程度のアニメ表現を過激とかギリギリと大騒ぎするのはナイーブすぎると感じられる。
(一番爆笑した店名は渋谷の「亀頭洗士ガンナメ」だったが、これを当たり前のように女子アナが昼の地上波で読み上げるのだから、深夜アニメの「過激」など過激の名に値しないと感じても当然だろう)

未成年向きではないというのは、未成年を下に見ているわけではなく、例え性行為の経験があったとしても、風俗店舗での「あるある」ネタまでは笑えないだろうと思うからだ。
視聴していると、アニメ本体から離れて様々に考えさせてくるのだが、未成年視聴者の参考になればと書き連ねてみる。
(以下はオトナの話)



ネタバレレビューを読む


他作品の感想に少し記したことがあるが、権威者の管理する「禁止」を「侵犯」して立ち現れるエロティシズムは、それ故に、好むと好まざるとにかかわらず「権威」への反抗の性質を帯びる。
真正面から「権威」と対決することから逃走する日本の風俗産業から誕生した本作が、「権威」に「お目こぼし」される「微エロ」を振り切って、はっきりと禁止線を踏み越えるエロティシズム=スケベを選択しているのは興味深いものがある。

権威者の「禁止」を「侵犯」して実現したものが、「スケベ」の言葉の下に「すべての異種族は(スケベな)仲間だ」という宣言であるのが、フラワーチルドレンのラブ&ピースを思い起こさせて、未成年や女性の顰蹙を買うのは承知の上で、オッサンが応援してしまう由縁だ。

まあ、こんな連想をするのはオジサンだけで、未成年や女性は、ただ笑って視聴していればいいのかもしれない。

風俗店経営者が「権威」に「怒られ」ないように配慮しようが客には無関係なように、放送局の基準を「権威」化して配慮する放送局員に一体化して、「ギリギリ」だと視聴者までが気をもむのは無意味だろう。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 12

83.6 4 冒険で異種族なアニメランキング4位
GATE(ゲート) 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり(TVアニメ動画)

2015年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (1869)
10217人が棚に入れました
異世界戦争勃発!陸上自衛隊員達の運命は――?20XX年、突如として東京銀座に「異世界への門(ゲート)」が開かれた。中からあふれ出た「異世界」の軍勢と怪異達。陸上自衛隊はこれを撃退し、門の向こう側『特地』へと調査に赴く。第三偵察隊の指揮を任されたオタク自衛官の伊丹耀司二等陸尉は、巨大な炎龍に襲われる村人たちを助けたことで、エルフや魔導師、亜神ら異世界の美少女達と奇妙な交流を持つことになるが……

声優・キャラクター
諏訪部順一、金元寿子、東山奈央、種田梨沙、戸松遥、日笠陽子、内田真礼、安元洋貴、石川界人
ネタバレ

Kuzuryujin さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

開いた扉はすべてを変えていく

1話から2話を一気に観たら話にあっという間に惹き込まれました。
非常に面白い。
シンプルで分かり易いスト-リー。
テンポもとっても良い。

オープニング「GATE~それは暁のように~」
(作詞・作曲 - 岸田 / 編曲・歌 - 岸田教団&THE明星ロケッツ)が最高!
イントロとサビの部分が特にいい。
テンションがどんどん上がる。

原作未読でしたが
2話観た後は無性に読みたくなりました。
個人的に今期のダークホースか!?

<監督:京極尚彦(きょうごくたかひこ )さん>
近年の大ヒットシリーズ、『ラブライブ!』の監督さん。
今迄ノーマークでしたが、今作が注目のきっかけになりました。
ラブライブ!はまだ全く観てないので後で必ず観ようと思います。

<シリーズ構成・脚本:浦畑達彦さん>
『僕は友達が少ない』『境界線上のホライゾン』『咲-Saki-』など
評価高いシリーズ作品を数多く手掛けてらっしゃいますね。

<アニメーション制作:A-1 Pictures>
電波教師と同じ制作会社とはとうてい思えないほど作画はいい。


★第1話「自衛隊、異世界へ行く」
★第2話「二つの軍勢」ネタバレレビューを読む
★第3話「炎龍」ネタバレレビューを読む
★第4話「見知らぬ地へ」ネタバレレビューを読む
★第5話「イタリカ攻防戦」ネタバレレビューを読む
★第6話「戦女神の騎行」ネタバレレビューを読む
★第7話「皇女の決断」ネタバレレビューを読む
★第8話「門の向こうのニホン」ネタバレレビューを読む
★第9話「箱根山中夜戦」ネタバレレビューを読む
★第10話「絶望と希望」ネタバレレビューを読む
★第11話「来訪者」ネタバレレビューを読む
★第12話「伊丹なら」ネタバレレビューを読む

<アニメ版第1クール「接触編」の総評>
今クールスタート作品の中では、一番面白く一番のお気に入り作品となりました。
伊丹という主人公が、自分にはツボでしたので初回から嵌れたし、
自衛隊に対する偏見も特にないので、自衛隊無双もエンタメとして単純に楽しめた。

リアルな戦争と外交と異世界ファンタジーのコラボが絶妙。
かつてこれほどまでにリアルとファンタジーが無理なく共存していたアニメに出会った記憶がありません。

ヒロインでは、ロゥリィも大好きですが、レレイが最高でした。
アニメでの彼女は、コミック以上に可愛かった。
過去観た全てのアニメの中でヒロインのマイベスト3には入ります。
「そこに居てくれるだけで癒されるヒロイン」ランキングなどあれば、ベスト1間違いなし!

<アニメのキャラデザに関して>
伊丹他オッサンキャラとメインの3人のヒロインと黒川はコミック版とそれほどは変化ない。
しかしそれ以外、女性キャラを中心に若々しくマイルドになってました。
男キャラでは、公安の駒門のアニメでのコロンボ化が面白かった。
女性では、特に栗林はスマートになり美人度がかなりアップ。
ピニャはコミックでは、髪型が全然違い年齢的にアニメより5歳以上年長に見えるし、
ヤオなんか、ボンテージファッションでもっとアグレッシブで野性的なイメージです。
梨沙もアラサー感、残念感がコミック版のほうが強い。
自分はどっちもありで気にならなかったけど、原作好きな方には賛否両論ありそう。

演出は全体的に外れが少く、コミックとは別の魅力があって好かったです。
シーンによっては、コミック版を超えていたと感じられた所もありました。
結論としてコミック、アニメ、どちらも一長一短があり両方とも好きです。

アニメ版「炎龍編」も大いに期待します。
コミック版は既刊分の7巻までは数回読み返しましたので、
これから待ってる間に、入手済で読み始めたばかりの小説版も全巻読破するつもりです。

<炎龍編開始直後の追記> (2016.1.12)

2クール目開始までに、小説版の本伝は読破しました。

非常に面白かったし、結末も好かったですが、
状況や背景の説明が長く、くどかったり、
筆者の価値観が出過ぎていたりして、
結果的に物語のテンポが悪く
意外なストレスを感じることがありました。

肝心な場面で舞台や時系列が、
あっちこっち飛ぶこともあり。

原作をこれから読もうかな、という方は
旨味成分のみで構成されたコミック版を
初めに読むことをおすすめします。

その上で、コミック版では描き切れていない部分に
興味が持てたら小説版を読むといいかもしれません。

また、2016年1月からスタートした2クール目は
あくまでも分割された全24話の残り12話です。
2クール目をアニコレでは別スレで炎龍編としていますが、
実際は動乱編までが描かれます。
誤解しがちですが、二期ではなく一期の一部として認識すべきと思います。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 43

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

これまた賛否両論あるでしょうねぇ・・・

タイトルのとおり、観る人が見れば卒倒しそうな内容でしょうねぇ。

私としては「エンターテインメント作品として」楽しんで視聴できました。
もちろん、たくさんの人の生死が描かれており、ある意味の加害側として「自衛隊」が描かれているので「ヒャッハー楽しい~」って事ではないのですが、エンタメと不快の間っていうのは人それぞれですし、まったく人の生死を描かない作品ばっかの世の中も変でしょ、というのが私の考えです。
不快な人は観なければ良いだけ、強制はしませんし。
(とは言え、絶対に許容できない、してはいけないというレベルの表現も世の中にはあるでしょう、という事も踏まえておきたい事です)

個人的には、総じて自衛隊という職業に対しては敬意を持っている方の人間だと思っているのですがね。

さて、物語の内容としては、
異世界系戦国自衛隊+異文化交流ってところでしょうか(交流には遺憾ながら戦いも含む)です。
なかなかに異色な異世界ものという事で大変興味深かったです。

現代の日本と中世ファンタジーレベルの異世界がつながってしまう・・・。
そこに対して、争いながらも、日本国、自衛隊らしいアプローチでの対応を重ねていくという・・・。
まぁ、やはり戦闘シーンについては、私とて「むむっ」と思っちゃったりしないことは無いのですが「事にあたっては・・・」という事もありましょうし、自国民またはその保護下にある人々を守るためには、やる時にはやってほしい訳で・・・。
話が進むうちに外交交渉的な話も進んで行くにつれまた一段話が面白くなってきました。
シンゴジラ的と言いますか、政治部門のお話も描かれ「ほーん、なるほどねぇ、そういう話になるんか」と。


そしてファンタジー部門ではやはり多彩なキャラクターが光りましたね。
どのキャラクターもなかなかにキャラ立ちがしていて楽しかったです。
そして、そのキャラクター達との自衛官、日本人との交流もなかなかに楽しかったです。

それと、OP/EDともに私は好きになりました。
多少、POP過ぎてイメージに合わないのかな、とも思いましたが曲としてはよかったです。

異世界ものとしては、異色な作りかもしれませんが、割と全体的にきっちりと作ってある印象がありました。
もちろんフィクション故のテキトーなところはあったかと思いますが、そういうところが目立たなかったのはお手柄だと思います。

ぜひ観てみる価値はあると思うのですが、
やはり自衛隊が人を殺めるシーンが多くある点が、許容できるかどうかが一つの壁になるかもしれませんねぇ。
自衛隊というだけでアレルギーがある人には無理でしょう。

でも、やはりいろいろな問題、要素を含んだ作品は観る価値のある作品と私は評価したい。
エンタメとしてとらえるも良し、問題作と捉えるも良し、です。


2021.10再視聴。
細かいところを言えばガバガバなところはあるのでしょうけれど、やっぱり物語として面白かったです。
私的には再視聴に耐えうる作品と言う扱いです。
自衛隊が「敵」を殺めるシーンには確かに「!?」と思うのですが、「敵」に対して躊躇したり、ブレたりすることが自身や仲間、あるいは助けるべき人の命に直結するとしたら、やはりやむを得ないと私は思うのです。
「やる気の敵」と相対して「話せばわかる」は私としてはナンセンスだと・・・、おおぅ、またいらぬことを書いてしまいました。

ガバなところはあるにしても、日本国の矜持とするところ、守るべきルールはクソ真面目に守ろうとする姿勢が描かれている所も好きでしたね。
ま、この点も言いたいことがある方は多々おられるでしょうが、私は好きだ、という事で。

ちょっと厳しい事を書いてしまいましたが、私はやはり異文化、異世界と交流して仲間をつくっていく作品が好きなようです。
そういう点では、戦った相手国の人間と交流したり、全然レベルの違う文明、文化の人たちを仲間にしていくこの作品は好きな作品でした。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 24

てけ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

炎龍編と一括。冒険・外交・文化と面白いんだけど、バランスが……

無印と炎龍編との一括レビューです。

自衛隊と異世界ファンタジーという組み合わせ。
東京に「ゲート」と呼ばれる門が出現し、謎の軍隊が現れ、襲撃を受ける。
日本は自衛隊を出動させ、敵の軍隊を押さえた後、「特地」と名付けられたゲート内の調査に乗り出すのだった。


冒頭の描写が致命的!

冒頭の襲撃時には、こちらの被害はほとんど描かれませんし、数字も出ません。
数人が襲われ、周囲の物が殴られて凹むような被害描写と、「これじゃ夏コミがあ~」とか言ってる主人公。
それに対し、敵側の犠牲者は6万人というクレイジーな数字。
二次戦闘ではさらに6万人と、絶望に打ちひしがれる兵隊が映し出されます。
この描写の仕方では、やりすぎにしか見えません。

また、訓練されているとはいえ、自衛官にとって、人の命を奪うのは初めてのはず。
しかし、倫理的問題で葛藤している様子も微塵も見せず、涼しい顔をしています。

これが私の中での後の印象を決定づけてしまいました。


ストーリー中では、

* 主人公である伊丹耀司 (いたみ ようじ)の冒険譚
* 日本と敵側の外交
* そして間を取り持つ自衛隊の姿

が語られます。


異世界側のキャラと行動する、伊丹の冒険は楽しかったです。
ラブコメあり、真面目なヒューマンドラマや、情報戦みたいな頭脳労働もあります。
ドラゴン退治とか、異世界ファンタジーもやってます。

また、先が読みにくいストーリー展開です。
「もしかしたらピンチに!?」「誰か裏切るかも!?」みたいな漠然とした不安(と期待)が常に発生。
一定の緊張感を保ってくれます。


続いて外交政治・異文化交流。

こちらは力が入っています。
伊丹も自衛官であり、自由にどうこうできるわけではないため、ストーリーを支える軸が必要です。

伊丹以外のメインキャラは主にここに配置されています。
特に外交官の菅原と、皇女のピニャはヒューマンドラマも担当しています。

異世界側の中心となるのは、帝政に権力の弱めな元老院を組み合わせた古代ローマ帝国風。
それに対し、日本はご存知の議院内閣制。
お互いの外交を、両者の立場で対比しながら描いているのは面白いです。
君主の一声で決する帝国議会、対外交渉のために奔走する日本の総理大臣や国務大臣。
「本当に同じアニメなのか?」と何度思ったことか。

しかし、魔法の杖を持って国会議事堂に現れたり、スーツで玉座の間に現れたりすると、
シュールさと同時に、「ああ、やっぱり同じアニメなんだな」と現実を受け入れるわけです。

異文化交流もおもしろいです。
物語を通して言語の壁が語られていますし、挨拶一つとっても違いがちゃんと描かれています。
また、毎度のごとくハイテク技術が異世界側に驚きを持って迎えられます。
逆に現代社会の側が異世界キャラの生命力に驚いたりするシーンも……(魔法にも驚けよ、と思いましたが)。
娼婦を買わない自衛官と、性病に対する報告書が同時に映されたり、細かいこだわりも見られます。


さて、主役である自衛隊は力の権化で、無双しまくります。
まあ、力の権化だからこそ敵側も動きを変えるので、物語としては必然です。

ただ、ほかに無力化する手がありそうに見えても、なぜか殲滅戦ばかりです。
何百人もの敵兵をまとめて蜂の巣にする中、自衛官が肩に矢を一発だけ受ける。
この明らかな火力差と描写の差のおかげで、戦闘が単なる殺戮に見えてしまいます。

人命救助は何度も出てきますし、反応や対応の面でも日本側の美点を推しています。
大筋としては、日本や自衛隊を「良いもの」として描こうとしているはずなんです。
しかし、戦闘は終始一方的で、毎回多数の敵兵が命を落とします。
容赦のない圧倒的な破壊を見せた冒頭の描写を加味すると、人の命をどう考えているのかさっぱりわからなくなります。
つまり、普段の行動と戦闘時の行動に大きなズレを感じるんです。

「それが戦争ですよ」とか言われるとオシマイですが、冒頭で日本側の被害や敵側の悪意をちゃんと描写していれば、ギャップはいくらか埋まったと思います。
復讐心でもなんでもいいから、作品なりの「正義」がしっかり描かれていればよかったんですよね。

原作小説や漫画では細かい描写があるようなので……大人の事情なのかなぁ?


設定、ストーリーはおもしろいし、話の筋はしっかりしています。
それだけに普段の活動と戦闘とのバランスの悪さがもったいないです。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 43

75.2 5 冒険で異種族なアニメランキング5位
ありふれた職業で世界最強(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (684)
3039人が棚に入れました
“いじめられっ子"の南雲ハジメは、クラスメイトと共に異世界へ召喚されてしまう。つぎつぎに戦闘向きのチート能力を発現するクラスメイトとは裏腹に、錬成師という地味な能力のハジメ。異世界でも最弱の彼は、あるクラスメイトの悪意によって迷宮の奈落に突き落とされてしまい――!?脱出方法が見つからない絶望の淵のなか、錬成師のまま最強へ至る道を見つけたハジメは、吸血鬼のユエと運命の出会いを果たす――。「俺がユエを、ユエが俺を守る。それで最強だ。全部薙ぎ倒して世界を越えよう」奈落の少年と最奥の吸血鬼による“最強"異世界ファンタジー、開幕!――そして、少年は“最強"を超える。

声優・キャラクター
深町寿成、桑原由気、高橋未奈美、日笠陽子、大西沙織、花守ゆみり、加隈亜衣
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ありふれたの定義とはいかに

【紹介】
異世界に召喚されたものの錬成士という戦闘向けではない職業だったために
仲間からお荷物扱いされて、命を失いかけたことがきっかけで覚醒して最強の能力を手に入れたという話。

錬成士って職業はありふれているの??よくわかんない。

主人公が嫌な体験から性格こじらせている点は盾の勇者の成り上がりと似ている。主人公が復讐にこだわらないところも一緒。
主人公の能力は転スラと似ていて、食べた魔物の能力を手に入れるというもの。
ただこちらはスライムではなくベースが人間なので、転スラほどのチート感はない。

主人公の能力はかなりチートだけど、チートでも苦戦する敵ばかりなので意外と緊張感があって悪くなかったです。
ありふれた異世界チート能力モノとはちょっと違った面白さがありますね。

主人公が敵と戦う時に
ネタバレレビューを読む

残念なポイント
・全体的な説明不足。
・性格こじらせるのはわかるけど、もともとの性格から変わり過ぎ。
ほぼ別人で元々の性格の面影がみじんもないのは気になった。
いくらひねくれても元々の性格の名残はどこかに出てくるものだと思う。
・主人公を陥れた人がほぼただのモブなのが残念。もっと倒すべき敵って感じが出ていれば良かったけど。
・性格ひねくれさせすぎて、他人に無関心になりすぎなのは賛否分かれそう。

残念なところもあるけど、異世界転生モノの中ではだいぶ面白いほうで、最後まで楽しんでみることができました。

2期もあるので是非ご覧ください。私は2期も雑なハーレム以外は好きです。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 24

ほのほの さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

なろう小説が好きなんじゃない、『ありふれ』が好きなんです!

なろう小説サイトを知り、他の作品も幾つか読んでみたんだけど、どれも途中で読むのやめてしまった。

その中で、唯一飽きることなく最後まで読み込んだ作品。
web版、小説版、外伝零、漫画版、『日常』を全部読んでしまうくらい引き込まれました。

賞賛や批判は各々意見があるでしょう……むしろ、なろう小説ということから、あまりいい評価を貰えない可能性の方が高いかもしれない。


けれど、そんな事はどうでもいい。
自分は『ありふれた職業で世界最強』が大好きなんです!

投稿 : 2025/03/22
♥ : 10

バニラコーク さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

錬金術はありふれてはない。

なんだか評価低めみたいだけど、
すっげー面白かったです。
底辺から這い上がる主人公。
いきなり最強ではなく過程を踏んで強くなる。
何が足りないって、異世界に召喚される前の
学校での事。主人公の生い立ち。
ここいらを丁寧に描写しておけば
もっともっとのめり込めたんではないかと。
あと、クラスメイトとの絡みがもっと欲しかったかな。
これも召喚前の描写があれば色々出来たのになぁ。
クラスメイトとの関係性がいまいち説明不足なのが惜しい。
最終話はやはりスカッとするけど
なんとなく主人公にとって良くない結末を迎える
そんな気がします。
ともあれ二期があるようなので首を長くして待ちたいと
思います。
ソードアートのレビューでも書きましたが
やはり異世界召喚ものは現実世界の描写が大切であると
痛感します。
錬金術ってありふれてないよね?

素敵な作品に大満足。感謝です!

投稿 : 2025/03/22
♥ : 8

71.3 6 冒険で異種族なアニメランキング6位
うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (367)
1529人が棚に入れました
若くして頭角を現し、その名を知られる凄腕冒険者の青年「デイル」。とある依頼で深い森へと足を踏み入れた彼は、ガリガリにやせ細った幼い魔人族の少女「ラティナ」と出会う。片角を折られ罪人の烙印を押されたラティナをそのまま放置できず、保護者になることを決意したデイルだったが――「ラティナが可愛すぎて、仕事に行きたくない」――気づけばすっかり親バカ全開に!?

声優・キャラクター
高尾奏音、岡本信彦、小山剛志、沼倉愛美、桑原由気、高野麻里佳、田村睦心、広瀬ゆうき、福原かつみ、井上雄貴、福緒唯、芝原チヤコ、関俊彦、中村桜、米内佑希、井澤詩織

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

笑顔が止まらないホームアニメ

このアニメは心がほのぼのとなります。
ラティナの笑顔が可愛くて可愛くて、すごく癒されます。

18歳の凄腕冒険家デイルは、ある日、森の中で魔人族の女の子ラティナに出会います。
ラティナの父親(?)は森の中で死んでおり、ラティナは独りぼっちでした。
孤独な幼子をほおっておくことができないデイルは、ラティナに食べ物を与えて町に連れて帰り、面倒を見るようになります。
デイルが下宿している居酒屋の夫婦も、ラティナのことを大切にしてくれます。

そしてこの居酒屋は、怖い面相の荒くれ男たちがたくさん出入りしていますが、その荒くれ男たちも、ラティナに優しくしてくれます。ラティナの前では、ただの優しいおじさんに変わるのです。
そのギャップがとてもほのぼのします。
まるでホームアニメのようです。

ラティナは賢い子です。デイルがいない間、ラティナは居酒屋のお手伝いを自発的にします。自分が置かれている立場を幼いながら理解しているようです。
そしてラティナがけなげに店のお手伝いをする様子が、大変愛らしくて癒されます。


ラティナの笑顔を見て、私は、我が子が赤ちゃんのときに見せた笑顔を思い出しました。
どんなにつらいことがあっても、この笑顔のためならば、我慢できる。
そう思わせてくれる笑顔です。


ラティナのためならば、デイルは本当に魔王でも倒せるかもしれません。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 43

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

こちらのアクセラレータさんも女児にはメロメロです(笑)

原作未読。最終話まで視聴。

ただただひたすら、ラティナを愛でる作品。
それ以上でもそれ以下でもない(笑)。

「こちらのアクセラレータさん」ことデイル(CV岡本信彦さん)もメロメロ。
ジルさんをはじめ、踊る虎猫亭の常連たちもメロメロ。
登場人物の多くがメロメロになっちゃうラティナの魅力満載な作品。



以前から言ってますけど、私はロリコンではありませんからね!

投稿 : 2025/03/22
♥ : 27

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

能天気な異世界ものではなく、悲哀がありました。

 娘を狙われている父親が魔王倒すという物語を想像していたのですが全然ちがいました。テンプレ俺TUEEEでも日常でもありませんでした。
 根底に流れるのは寿命の違いによる悲哀です。7話と最終話でかなりクローズアップされます。女性たちが語るセリフ、特に7話の未亡人がなかなか良かったです。
この寿命という日常生活では忘れるけど、どこかで意識してしまう物悲しいテーマがあるので、なんといいますか能天気には見ていられないところがあります。
「泣かせるストーリー」ではなく「悲哀」あるいは「切なさ」が自然に表現されている物語は基本的に良作なことが多いし、本作もその通りだと思います。
 
 全体的に魔族との対立みたいなテンプレでもないのが良かったです。学校での事件も少し話が短絡的でしたが、幼いラティナが思い切った行動に出たとき、思わず息を飲んでしまいました。もちろん胸が痛くなりました。現代の子供たちに通じる内容で、いろいろ考えてしまいました。

 ちょっと異世界版よつばとという雰囲気もありました。内容はよつばとほどギャグでなく、もっとシリアスよりな感じですが。

 もちろんシリアスだけでなく、ラティナの可愛いところはたっぷりあります。動物に好かれる、そして食堂というか酒場の皆から可愛がられるところ。ほのぼのして良かったです。

 なぜ似たような異世界ものが多い中、こうやってなかなか感動があるのと、まったく内容が無い物があるのか不思議です。製作者側は、やたら本数を作るのではなく、こういういい話をしっかり2クールとかでしっかりした作画でやって欲しいです。

 最近の異世界もののアニメの特徴の尻切れトンボでしたが、この先が非常に気になります。2期くるんでしょうか。アニメの出来からいってきてもおかしくなさそうです。是非お願いしたいところ。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 6

66.4 7 冒険で異種族なアニメランキング7位
ピーチボーイリバーサイド(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (257)
704人が棚に入れました
昔々のお話です。ある所におじいさんとおばあさんがおりました。おじいさんは山へ芝刈りにおばあさんは川へ洗濯に──(中略)ついには鬼を退治しましたが、外国にも鬼がいるようなので…桃太郎は海を渡りました。すごいのは倒したこと 喜ぶべきは救ったこと ただ一つ…駄目だったことは……────楽しんだことこれはもしもの話だが……もし流れてきた大きな桃が一つではないとしたら…日本に流れてきた桃が複数あるうちの一つに過ぎないとしたら…

声優・キャラクター
白石晴香、東山奈央、M・A・O、増田俊樹、戸田めぐみ、斉藤次郎

ボンゴレ11代目 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

オンエア版の意味 原作観てる

設定はシンプルで気軽に観やすい!だがオンエア版(テレビ放送)は本当に意味を感じない、まずこの作品はオンエア版とdアニメストア限定の時系列版があるがオンエア版は1話から視聴者を逃がさない工夫としていきなり盛り上がりシーンの時系列2話を1話として放送されている。(時系列版は原作通りの順番)なので説明もいきなりなしでいきなり始まる、制作してる側は意味があってのことだろうが本当に無駄だ、まずオンエア版から入ると2話からなので内容が頭に入って来ない盛り上がりシーンをいきなり見せたら視聴者がハマるとでも思っているのだろうか?
大間違いだ、現に話についていけないって言っている人達はオンエア版勢ばかり
それに比べてdアニメストアの時系列しっかり1話から放送されているので内容も入って来やすいので2話目の盛り上がりがしっかり伝わってきて良い
本当に原作も面白くアニメも作画悪くないのでオンエア版が本当に残念です。なのでdアニメストア入ってない人はオンエア版を時系列で辿ると面白いと思います。オンエア版での放送は確実に失敗している。
時系列版星4オンエア版星2くらいが自分の評価

投稿 : 2025/03/22
♥ : 4
ネタバレ

えりりん908 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

シャッフルされることで、クリアになるモノ

この作品、オンエア版と配信版で、
「シャッフルVer.」v.s.「時系列ver.」っていう2種類の構成があって、
「どっちが正解なんだ?!」
「シャッフルに意味なんてあるのか?!」
「時系列なんて面白くないゾ!!」
みたいに、ごく一部での事かも知れないけど、
議論巻き起こしてしまってて、
実は、ネタバレレビューを読む
「座布団一枚!」って思っちゃいましたww

投稿 : 2025/03/22
♥ : 28

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

シャッフル版、アリなのでは…?(← 個人の感想です)

アニメの全話視聴が終了した現時点でも、原作漫画は未読です。お話としては、昔話の「桃太郎」をベースにした世界観になっています。

この作品では人外の存在として「鬼」がいるわけですが、「人外には人とは違った価値観や倫理観がある」という辺りは他の同一原作者(クール教信者)作品である『小林さんちのメイドラゴン』などと相通じるところがあるやもしれませんね。

本作は話数ナンバリング通りの放送順でない版と、dアニメストアで配信された時系列版が存在します。

ちなみに時系列版の第何話にあたるのかは、特にどこかのサイトで調べたりはしなくても、放送時もしくは次回予告時に表示されれるサブタイトル画面の右下の数字を見れば一応わかるようになっています。
(私は録画を保存するときに、サブタイトルを編集してこの話数番号を各話サブタイトルの前に付けてわかるようにしました。)

私が見たのはTV放送順のシャッフル版で、時系列版の存在は知ってはいましたが、これを見てしまうとシャッフル版の正当な評価が出来ないように思えたので、時系列版での視聴はしていません。

さて、シャッフル版を視聴していると当然のことながら、前に観た回で死んでしまっているはずのキャラクターが普通に生存して暴れてたりとかの違和感があるわけなのですが、それを些細な問題として横に置いて全体を観てみると、意外と違和感なく観れてしまったりします。

各話にその話の中のメイントピックみたいなものがあると思うんですが、そのメイントピックだけアウトライン風に並べてみるとなんとなく辻褄が合っているという感じなんですね。

価値観の異なるコミュニティ同士は放っておくと衝突してしまいがちですが、理性で並立/共存を図ることはできるはず、みたいなトピックで追っていくと、放送された順番にエピソードを並べたことを積極的に支持しないまでも、なんとなく共感はできたりするわけです。

なんというか、音楽で例えるとDJがオリジナル楽曲からリミックスバージョンを作る的な感じなんでしょうか。ただ、「原作漫画のアニメ化」としてそれは許されるのかと考えると、「絶対に許さない」という人もいて当然という気はするので、世間でシャッフル版が非難されるのもまた当然という話だとは思っています。

あと、おそらく原作既読者はシャッフル版を受け入れられないんじゃないかという予測は立ちますよね。

しかし個人的にはシャッフル版はそれなりに面白く観ることができました。ただ、時系列版で改めて観るかと言われれば微妙ですねぇ。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 30

66.0 8 冒険で異種族なアニメランキング8位
借りぐらしのアリエッティ(アニメ映画)

2010年7月17日
★★★★☆ 3.6 (663)
3155人が棚に入れました
とある郊外に荒れた庭のある広大な古い屋敷があった。その床下で、もうすぐ14歳になる小人の少女・アリエッティは、父ポッドと母ホミリーと3人でひっそりと静かに暮らしていた。アリエッティの一家は、屋敷の床上に住むふたりの老婦人、女主人の貞子とお手伝いのハルに気づかれないように、少しずつ、石けんやクッキーやお砂糖、電気やガスなど、自分たちの暮らしに必要なモノを、必要な分だけ借りて来て暮らしていた。借りぐらしの小人たち。そんなある夏の日、その屋敷に、病気療養のために12歳の少年・翔がやって来た。人間に見られてはいけない。見られたからには、引っ越さないといけない。それが床下の小人たちの掟だった。そんなある日、アリエッティは翔に姿を見られてしまう・・。

声優・キャラクター
志田未来、神木隆之介、大竹しのぶ、竹下景子、藤原竜也、三浦友和、樹木希林

hiroshi5 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ここに宣言しよう、「小人姫アリエッティー」の方が絶対良かった!

二回見ました、この作品。
まぁ酷評の人が多いと思います。なんせ終わり方が、というか話全体が設定と共に縮小してしまって薄い内容になっていましたからね。

では、なぜこの作品は設定と共に縮小してしまったか、それから結末を回避することは可能だったのかを吟味していきましょう。

この作品で一番面白かったのは初めの30分でしたw
小人という設定、小さい人間から見た世界観、小人の生活スタイルなど斬新なものばかりで興味津々で見入ってしまいました。特に作画。家具など本当にリアルに描かれている部分もあれば、水(水滴)みたいなものは独特な最近のジブリらしいタッチで素晴らしいデキだったと思います。
問題はアリエッティーが子供に見つかってから。ここから小人ワールドから人間を含めた世界を描き始めます。

一つここで疑問。人間の子供を出す必要があったのか。
この作品は人間と小人が共存または敵対する世界を描いています。もしこの作品に人間を登場させなかったらどうなっていたでしょう。全体的なスケールは小さくても、その枠内で壮大な話を展開出来たのではないでしょうか。
例えば、人間を完全に敵と設定することで、もういないと思われていた別の小人たちと小人たち内だけの冒険を始める。スケールは小さくなりますが、ストーリーとしては独特の世界観を維持しながらファンタジー物語を展開することが出来ます。勿論映画としてのメッセージは完璧に変わりますが、視聴者にはこちらの方が受けたのではないでしょうか。

話を戻します。
本編が始まったのは主人公であるアリエッティーが人間の子供と接触してから。ここから映画としての方向性が見えてきて、世界観も一気にファミリアーになります。
さて、今作品での最大の問題は世界観を最終的にどっちつかずにしてしまったことです。
人間の観点から見るのか、小人の観点からこの作品を描くのか。
人間の観点になると、病で元気をなくしている男の子が小さいけど頑張っている小人から勇気を得る、生きる意味を知るといったテーマになります。
小人視点になると、人間に存在がばれてしまった事から新しい居住地を探す羽目になる。その過程で別の小人たちと出会い、生きていける可能性を見出だす、
といったものになるでしょう。
この二つをごっちゃにするから中途半端な作品になってしまい、結末も曖昧なものになってしまうのです。

では、選ぶとしたらどちらが良かったのか。それは明らかに後者でしょうね。前述したように、世界観はジブリの技によって良く描けているのだから、それを利用する以外はないでしょう。それに病の男の子が誰から生きる勇気を得る、といったパターンはありきたりで斬新さに欠ける。

私がもしこの設定で話しを進めるとしたら、もうちょっと尺を長くして、さらに特殊な能力、「脳内で意思伝達できるテレパシー」なる設定でも追加して、話を一気に世界規模にします。
そうですね、タイトルは「小人姫アリエッティー」でw
初めの20分は小人独特の世界観を描いて、その後すぐ現在の居住地を人間に見つかり新たな開拓地を目指す。その旅路に新たな小人民族と出会い、そこから人間に対抗すべく長年計画を練っていた馬鹿げたシュール小人民族たちの存在を知る(まぁ勿論反乱なんか出来るわけがないんですが)。しかし、主人公の秘められたそのテレパシー能力が開花し、それにより世界中に住んでいる小人たちを集合させ・・・・
この後は想像にお任せしますw反乱するのも良し、友好関係を築くのも良し。劇的最後を迎えるのもありですねw

まぁ要は世界観は良く描けているんだからそれをベースに話を展開させた方が良かったのでは?といったことです。

ここからは二つ目の問題。人間と小人の世界観を合わせた上でのストーリー展開で、あの最後以外の最終を迎えられたのか、というよりあの最後より良いオチは無かったのかということですけど、う~ん多分難しい。
よくよく考えれば、あの終わり方はあの尺と設定にしては良く出来ていると感じてしまう。一応、二人のオチは付いている訳だし(だって後半から突然アリエッティーの旅だけを描くわけにはいかないから。なんせタイトル「借り暮らし」ですからw)、あそこからの発展は不可能。それに人間たちが全面的に協力して新しい居住地を探す旅に出るってのも無理がある終わり方。
だったら、もうあのオチで良いじゃん!ってことになる。

結論、人間と小人の世界観をごっちゃにしたのが全ての間違いだった。

うん。なんかすいません、製作者の皆さん><ホント勝手なことばっか書いて・・・汗

投稿 : 2025/03/22
♥ : 17

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

小人の世界にワクワクです

非常に楽しい作品でした。
個人的にはジブリ作品の中でも上位に入る作品です。
なんといっても小人達の夢のある世界感が素晴らしい。

◆この作品の内容は・・・
この作品のキャッチフレーズは「人間に見られてはいけない、それが床下の小人たちの掟だった」です。
そう、この物語は人間に気付かれずにこっそりと暮らす小人達と小人達の存在に気付いた人間達のお話です。

◆タイトルの意味は・・・
タイトルにある「借りぐらし」は小人達が生活に必要な食糧や道具(なくなっても人間には気付かれないようなちょっとした物)を人間の家からこっそりと借りてくるという意味です。
人間からしてみれば物をもっていかれるのは泥棒になってしまうのですが(笑)。
でももし自分の家の床下に小人達がこっそり住んでいたら・・・。
真夜中に小人達が家の中に入ってきてちょっとした小物を借りていったら・・・。
とっても夢のあるお話ですね!

◆見どころは・・・
この作品は二つの視点から見る事ができます。
小人からの視点と人間からの視点。
ストーリーはとてもシンプルですが、この2つの視点の対比が非常によく描かれていました。
人間からすれば小人の存在は驚くべき事であり、仲良くしたいと思う人もいれば捕まえようとする人間もいる・・・人間側の視点ではただこれだけのストーリー。
ですが小人側からみれば人間に見つかる事は一大事、とても大変な出来事なのです。
作中では家政婦さんのイヤらしさと共にその事が顕著に描かれていて楽しめました。
あの家政婦さんのニヤリとしたイヤらしい笑顔が・・・( ̄∇ ̄)ニヤッ

◆ここにも注目・・・
小人の世界をまるでカメラのマクロレンズで覗いたような映像美で描写されているところもよくできてました。
そして小人目線からの人間の動きは迫力あるアニメーションで描かれていて見ごたえがありました。
また人間達の小道具をこの小人達は生活にどう利用しているのかも注目です。

◆総評・・・
他の方のレビューでも書かれている通り、この作品は盛り上がりが欠けます。
ニュアンス的には、プロローグ的な印象で終わってしまったような物足りなさがあります。
でもそれはあくまで人間の視点での事。
人間視点でみればちょっとした話ですが、小人視点では絶体絶命の話です。
そして小人のアリエッティ・・・。
無鉄砲なところもありますがとっても可愛いのです。
小人の世界感とともに彼女を見ているだけでも十分に楽しめました。

◆最後に一言・・・
もし突然、ちょっとした小物がなくなったら・・・あなたの家の床下に小人達が住んでいるのかもしれませんよ(笑)

投稿 : 2025/03/22
♥ : 28

風来坊 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ジブリの血統

ジブリ作品と言えば宮崎駿監督を思い浮かべる人が多いのでは
ないでしょうか?
それほど宮崎監督は印象的な作品を沢山送り出して来ました。
しかし、人間である以上いつかは作品を作れなくなる。
そうなったときアニメーションはどうなってしまうのか?
継続的にスタッフがアニメーションを製作していける環境の
整備が必要ではないのか?宮崎監督のインタビューからは
このような想いが伝わって来ました。

本作では宮崎監督は脚本に徹して米林宏昌監督が演出を担って
います。きっとそれは後々まで良作が作れる体制が整っている
ことを宮崎監督が確認したかったのではないかと思います。

前置きが長くなりましたが、本作の感想です。
私自身久々のジブリ作品で、正直楽しめるのか不安でした。
どちらかというと80’~90’(ナウシカ・ラピュタ
・トトロ・もののけ等々)のジブリ作品の方が好みで、00’(千尋・ハウル等々)以降の作品は可もなく不可もなく
といった印象を持っていたからです。

しかし、その不安は杞憂に終わり、序盤からグイグイと
引き込まれていきました。何の予備知識もない状態で作品に
引き込む手法・構成には感服しました。最近ありがちな
『○○話までは忍耐』というアニメは是非とも見習って欲しいと
思います。ジブリの血統は脈々と受け継がれている。

そんな本作ですがただ一つストーリーに大きな不満を感じ
ました。。先入観を持って欲しくないので、どんな不満かは
是非各々で視聴して判断して頂けたらと思います。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 26

72.7 9 冒険で異種族なアニメランキング9位
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅣ 新章 迷宮篇(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (278)
1106人が棚に入れました
迷宮都市オラリオ―― 『ダンジョン』と通称される、壮大な地下迷宮を保有する巨大都市。この街で、一柱の小さな女神と出会った冒険者志望の少年は、 仲間をつくり、ダンジョンに挑み、多くの死地をくぐり抜け、 さらなる<昇格ランクアップ>を遂げていた。そんな彼のもとにもたらされた一通の書状。 書かれていたのは、ダンジョン未到達階層への遠征任務。 未知なる冒険へ向けて、仲間たちと共に、少年は新たな一歩を踏み出す。これは、少年が歩み、女神が記す、――【眷族の物語ファミリア・ミィス】――

まーさ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

神々と人類。1000年の時を超えた壮大な物語の新たなステージが幕を開ける!

ご存知「ダンまち」こと「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」シリーズ4期TV版が7月22日より放映されます。原作 大森藤ノ(ラノベ) 制作J.C.STAFF。TVアニメ版 1~3期 全37話+各話OVA(外伝含む)。劇場版1話 構成。他コミック等メディアミックス作品。

【前書き】
知らない方は少ないメジャータイトルの1つ。J.C.STAFF渾身の力作。先日、本作の第4期放映が正式に公開され、そのPV2本他を視聴し「新章 迷宮編」の内容とOP楽曲「sajou no hana 天灯」に感動したので新章への期待を込めて書きます。

公式サイト︰https://danmachi.com/

PV︰ベルクラネルの軌跡︰
https://youtu.be/RglcGT_IoX0

PV︰新章 迷宮編︰
https://youtu.be/1Z_0xP-bS4Y

【本シリーズ振り返りを含めて】
2015年4月~TV版が放映開始され、劇場版「オリオンの矢」も人気だった、シリーズ新作が4期目となる長編人気タイトルです。時代は神々と人類が通じ合う約1000年の昔…。英雄に憧れを抱く少年ベル・クラネルが、神ヘスティアと出会い冒険者として歩み・成長する姿を中心に、仲間、友情、絆、愛、神々、人間、モンスター等、エンタメ要素満載の話題作。
当時の作画レベルとしては細かい描写に多少荒さはあるけど、キャラの個性豊かな描写に好感を持ったし、ストーリーにも引き込まれました。特に1期 8話…当初駆け出しでLv1のベルが、冒険者として憧れるアイズ・ヴァレンシュタインの稽古を受けた後、ある女神の策略で強敵ミノタウロスと対決するシーンには惚れました。このシーンで掴まれたきっかけは音響です。
当時の調べでは、音響担当 井内啓二氏による作品で明確な楽曲名は示されておらず、盛り上がりを観せるシーンで度々使われたため「英雄願望」「 英雄回帰」作中で描かれる英雄譚(物語)から「アルゴノート」などと呼ばれた壮大なオーケストレーションです。これは素晴らしい!後に2017年6月リリースの「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 〜メモリア・フレーゼ」に伴い、ゲーム版のサウンドトラックとして正式に配信されました。

https://youtu.be/wq1Aftaq_wI
(JASRAC準拠)

本作放映後は女神ヘスティアの衣装が「例の紐」と呼ばれ、キャラとして海外でも話題となったりと、注目度の高い作品です。
個人的には1~2期でベルの冒険、成長をワクワク観られたましたが、3期、モンスターがゼノスとなり、接触したベルは彼らを庇う役回りに…これまでモンスターはダンジョン内の人間と敵対する者として描かれていましたが、展開の変わり方に戸惑いました…。実は、ダンジョンには秘密が隠されているとの伏線はあったし、次期に繋げる期だとは解ってはいましたが、ベルが偽善者的な役回りで、人間側もゼノス側も戦わなければならない…辛かった事を思い返します。ラスト1期 8話で降したミノタウロス…アステリオスと再戦するシーンで「僕は英雄になりたい!」と発するベルに違和感も覚えました…。でも…敗北するも「僕、強くなりたいです」と言ってくれた事で、次期の展開、成長、変革が予感され、少しほっとし…期待値がアップしました。

本作を通じてベースとなる物語はギリシャ神話です。改めて背景等を確認し発見した事を少々…。

前述した楽曲から繋がりで「アルゴノート」って何だ?…。
文献を漁ったところ、ギリシャ神話に記されるアルゴー船に乗船した英雄達アルゴナウタイをモチーフにしていると思われ、なる程…繋がりますね。メインキャラはもとより、神様キャラやモンスターの描写も見直して、改めて作家(脚本家も含め)って、作品を描くのにベースとなる時代背景やキャラ設定を行うのに、ものすごぉ~く色々調べてるんだなぁ…って。凄いなぁと…。感激!

創造、創作ってとってもパワーが必要だから、作品を世に送り出してくれる関係者には心から感謝!

して…4期…。実はダンジョンは神々が人間に課した試練の場?…。その秘密が明かされて往く?…。ベルは!?仲間は?ダンジョンとは何なのか?…。放映を楽しみに待ちます♪

投稿 : 2025/03/22
♥ : 5

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

白兎の脚(ラビット・フット)

この作品の原作は未読ですが、TVアニメ第1期~第3期までと、外伝および劇場版は視聴済です。

第3期では迷宮の本質ともいえるべき面を垣間見させて貰いました。
新しい仲間との出会いは嬉しい限りですが、知り合ったことに端を発した不幸と厄災…そして沢山の涙と血を目の当たりにして、モンスターと人間との共存の道が一歩遠のいた気がしました。

そんな絶望的な第3期でしたが、もたらしたモノは悲しいことばかりではありませんでした。
ベルがレベル4にランクアップし、新しい二つ名である「白兎の脚(ラビット・フット)」を得ることができましたから。


迷宮都市オラリオ――

「ダンジョン」と通称される
壮大な地下迷宮を保有する巨大都市。

この街で、一柱の小さな女神と出会った冒険者志望の少年は、
仲間をつくり、ダンジョンに挑み、多くの死地をくぐり抜け、
さらなる<昇格(ランクアップ)>を遂げていた。

そんな彼のものにもたらされた一通の書状。
書かれていたのは、ダンジョン未到達階層への遠征任務。
未知なる冒険に向けて、仲間たちと共に、
少年は新たな一歩を踏み出す。

これは少年が歩み、女神が記す、
――【眷属の物語(ファミリア・ミィス)】――


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

完走して振り返って思うこと…
今回は辛い展開の方が多かったかな。

ダンジョン未到達階層…
誰も踏み入れたことが無いから、当たり前ですが殆ど情報が無い階層ということになります。
ダンジョンの中では常に危険と隣り合わせ…
だから事前にしっかりとした下調べと入念は作戦の立案が必要不可欠です。
これが出来ると、出来ないとでは雲泥の差があるんですけどね。

でも、これまでも、先人が切り開いてきたから今の階層にまで到達することができました。
先陣を切る役目は、結局誰かが追わなきゃなんですよね。
そして、ベルたちもようやく道を切り開く側になったのが、何より成長の証だと思います。

今回の物語は、はやみん演じる「リュー・リオン」にスポットの当てられた展開でした。
これまで色々と謎めいた感じの方だとは思っていましたが、遂に彼女が背負った十字架から解放される時がやってきた、ということなんでしょう。

こうして物語が進んでいくのですが、バトルシーンはこれまで視聴してきたこのシリーズの中で最も厳しい戦いを強いられたことだけは間違いありません。
これまでに無いくらい胸が痛みましたから…

これまでは、ベルの主人公力で何とかなってきましたが、今回の相手はベルの主人公力をもってしても相手の方が上回っていましたから…
多分、仲間全体の総力を合算しても今回の相手には届いていなかったことでしょう。
奇跡の綱渡りを繰り返しながら命のやり取りをしていた…
そう言っても過言では無いと思います。

ヘスティア・ファミリアの運命は如何に…!?
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、sajou no hanaさんによる「天灯」
エンディングテーマは、はやみんによる「Guide」
はやみんの楽曲は早めに配信されたので視聴していましたが、sajou no hanaさんの楽曲が配信時期が遅かったので、リアルタイムでのC/Kを完全に失念していたので、ようやく最近聞きはじめましたよ^^;

1クール全11話の物語でした。
少し尺は短めでしたが、物語の展開上、ここで切るのがベストだったのでしょう。
何せ23年の冬アニメで続編の放送されるのが決まっているので…
続きの視聴を楽しみにしています。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 13

saitama さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

個人的には1期よりも面白い。

ダンまちは1期が最高に面白かった。
今回のシリーズまではそう感じていた。

でも、今回のシリーズはしっかり胸がワクワクする展開があるし、
それでいて強さのインフレが我慢できる範囲で破綻していないようにも感じる。

まあ冷静に振り返ってみると、
第一期のミノたんの強さって、強く描きすぎな感もあるけれど、
そこはベル君の個人的な感覚を表現したということで。

今回のシリーズは全体としてレベルが高かった。
次のシリーズはジリジリしそうだけど、
そこは1期のような冒険活劇英雄譚ではないので、
個人的には今回くらいシリアスが組み込まれた方が好きかな。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 3

56.5 10 冒険で異種族なアニメランキング10位
異世界召喚は二度目です(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★☆☆ 2.6 (129)
414人が棚に入れました
かつて異世界エクレールへと召喚され、戦乱を収めて平和をもらたしたセツ。 しかし戦いの後で元の世界へと転生、二度目の人生をやり直すことに。 そして高校生になったセツは再びエクレールへと召喚されてしまう。 エクレールでは五年が経過し、世界は再び戦乱の兆しを見せていた……

53.8 11 冒険で異種族なアニメランキング11位
エンドライド(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★☆☆ 2.8 (151)
667人が棚に入れました
エンドラと呼ばれる地球の裏側の世界を舞台にしたファンタジー。前向きで明るい普通の中学生・浅永瞬が不思議な水晶の力でエンドラへと迷い込み、エンドラの王子・エミリオと出会ったことから物語は動き出す。

声優・キャラクター
小野賢章、増田俊樹、美山加恋、大橋彩香、高橋広樹、鳥海浩輔、伊藤静、内田雄馬

55.8 12 冒険で異種族なアニメランキング12位
異常生物見聞録(TVアニメ動画)

2020年夏アニメ
★★★☆☆ 2.6 (74)
222人が棚に入れました
とある北方の田舎町で、職がない、彼女もいない、ごく普通の23歳の青年・好人(よしひと)は生計を立てるため、自分が住んでいる一軒家の空き部屋を貸すことにした。初の入居者として、ちょっぴりおバカなおてんば娘「莉莉(りり)」を迎え、家まで案内する途中、吸血鬼「ヴィヴィアン」に襲いかかられる。そして、莉莉も人類ではなく「人狼」ということに気づき、二人の異常生物のバカげたやり取りの末、三人のルームシェア生活が始まる。その後、好人はひょんなことで多元宇宙の秩序を維持する希霊帝国にスカウトされ、審査官見習いとなる。様々な異常生物を入居者として迎え、彼らを管理することが好人の仕事となったのだ。好人はひと癖やふた癖もある異常生物の入居者たちとともに、他の次元界と表世界のスペースをさすらい、様々な異文明に遭遇し、宇宙にまつわる謎を解き、事件を解決していくのである。

声優・キャラクター
三上丈、洲崎綾、夏吉ゆうこ、檜山修之、本多真梨子、玄田哲章、諏訪ななか、川田紳司
ページの先頭へ