兄弟で恋愛なおすすめアニメランキング 35

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの兄弟で恋愛な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月05日の時点で一番の兄弟で恋愛なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

77.4 1 兄弟で恋愛なアニメランキング1位
有頂天家族2(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (444)
2179人が棚に入れました
人間は街に暮らし、狸は地を這い、天狗は天空を飛行する。

京都・下鴨神社、糺ノ森に暮らす下鴨家。
狸界の頭領であった今は亡き父・総一郎の血を継ぐ四兄弟たちは、タカラヅカ命の母を囲んでそれなりに楽しく暮らしていた。

総一郎の「阿呆の血」を色濃く継いだ三男・矢三郎を中心に起こった狂乱の一夜。
次期「偽右衛門」選出も、叔父・夷川早雲の策略も、そして「金曜倶楽部」との一幕も、すべてが一陣の風と共に京の夜空に飛び去ったあの日から季節は流れ、洛中に心地よい香が溢れる若葉の候。毛玉たちは尻の冷えを気にもせず、うごうごと動き出す。

天狗に拐かされ神通力を得た人間の美女・弁天は京を離れ、愛弟子である弁天に恋焦がれる隠居中の大天狗・赤玉先生こと如意ヶ嶽薬師坊は、寂しさと不機嫌を撒き散らしながら相変わらずボロアパートの万年床で、赤玉ポートワインを啜る日々を送っていた。

そんな折、赤玉先生の息子であり、壮絶なる親子喧嘩の末、敗北し姿を消した“二代目”が英国紳士となって百年ぶりに帰朝を果たす。
大驚失色。驚天動地。吃驚仰天。
天狗界、そして狸界を揺るがす大ニュースは瞬く間に洛中洛外へと広がった。

京の町を舞台に、人と狸と天狗の思惑が渦巻く毛玉絵巻第二集、ついに開幕!

「面白きことは良きことなり」

声優・キャラクター
櫻井孝宏、諏訪部順一、吉野裕行、中原麻衣、能登麻美子、間島淳司、日笠陽子、中村悠一、島田敏
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

為せば成る 為さねば成らぬ 成る業を 成らぬと捨つる 人の儚さ by武田信玄

[文量→特盛り・内容→考察系]

【総括】
我ながら、書きたい事が多過ぎてまとまりのないレビューになってしまいました。でも、それがこの作品の魅力だとも思います。

人間、天狗、狸、それぞれの生き方、もっと言えば人生哲学。恋愛、家族愛。他にも、もっともっとテーマ性がありそうで、1度の視聴で全てを理解するのは難しいかもしれません。

難解な作品だけに万人受けはせず、だから覇権アニメにはなれないかもしれませんが、「芸術性」という点では、間違いなく今期(2017春)1番だと思っています。

もっとも、あまり頭を使わず、ただのエンタメ作品として観ても充分に面白いアニメなので、(一期含め)難しさだけで敬遠せず、もっとたくさんの方に観て頂きたいアニメですね♪


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
レビュータイトルだが、「やれば出来る、やらなければ出来ない、何事も。出来ることを出来ないと捨ててしまうのが、人の儚さだ」という、武田信玄の言葉だ。

この作品のOPの歌い出しは、「為せば成ると 人は言うが 成るがまま 為せば良い」である。つまりは、自然の摂理に従って生きることの肯定。あるいは、「片雲の風にさそわれて、漂泊の思いひまず、海浜をさすらふ(松尾芭蕉)」(自らの思いに正直に、行き当たりばったりに生きる)ような生き方の肯定(おくのほそ道は、作中に何度か引用されてたしね)。

それがそのまま、作品のテーマなのかもしれない。……でも、私は違うことを感じた。

むしろ、その逆。自然の摂理や大勢に逆らうような、はみ出し者の、「阿呆の生き方」の肯定。肯定というよりも、「阿呆の生き方」を愛しく思う、作者の視点。

OPの歌詞だが、「為せば成ると 人は言うが」とあるが、もしかしたらあくまで「人」が言っているだけで、「狸」や「天狗」からしたら、「為せば成る」という考え方は、違うのかもしれない。

出来ないことを、出来るようにしようとするのが、人間。

出来ないことを、出来ないと言えないのが、天狗。

出来ないことを、出来ないと諦めて楽しむのが、狸。

それぞれの生き方、それぞれに生きる難しさがあるのだと思った。そして、そこからはみ出した者は例外なく、阿呆なのだ。

一期のレビューでも書いたが、「阿呆に生きる」とは、「精一杯生きる」と同義だと思う。誰だって現状維持は楽だ。天狗は天狗らしくワガママに、狸は狸の分をわきまえて生きれば、そこに余計な軋轢や苦労はない。

でもそれじゃあ「面白く」ない。だから、波風を立てる。それが「阿呆の血」なのだろう。

人生、どうなるか分からない。分からないから、「面白い」。

確実にあるモノを探すのは作業に過ぎない。A地点からB地点を最短距離で結んだら、移動でしかない。あるかないか分からないモノを探すからこそ、夢であり浪漫である。道中を気ままにうろうろするから、旅である。それは、ツチノコを探すような、人生の楽しみ方だ。


私はこの作品を、「人間を描かないことで、人間を描いている作品」なのかな、とも思っている。もっと言えば、人間の醜さと、尊さの二面性。

この作品に出てくる人間といえば、「金曜倶楽部」の面々。明らかに印象が悪く、明確な敵役である。しかし、本当に彼らは悪人だろうか? 確かに彼らは狸を食うが、彼らからすれば、牛や豚を食う行為と同列であろう。それに醜悪を感じるのは、私達(視聴者)が狸に人格を認めているからで、もし、狸が矢三郎のように人格を有していると分かったら、金曜倶楽部の面々の大半は、狸を食わないのではないだろうか。それでも狸を食うのは、寿老人くらいかな。そもそも彼は、人間ではなさそうだし。実際、狸をただの動物ではないと認めた後の布袋(淀川教授)は、狸食いをやめているわけだし。

人間は、現状を否定できる、珍しい動物だと思う。それまで続けてきた行動(例えば狸食い)も、新情報や真実を知ることによって、アッサリと覆し、より良い生き方を選択できる生き物である(と思いたい)。

そういう意味では、人間を辞めて天狗になった弁天にしろ、天狗を辞めて人間になろうとした2代目にしろ、どうしようもなく人間だった。

「天狗より天狗らしい」と評される弁天も、2代目に負けた2回とも、人間らしい弱さを見せてくれた(そこは萌えたw)。彼女は彼女で、人間としての生き方を否定したくなるような何かが、過去にあったのだろう。弁天はまだ自分の生き方に迷っているのだ。それでも多分、、、そう、焼き切れた髪がまた伸びる頃には、弁天もまた、前を向いて生きているのだろう。狸だからこそ彼女の側で支えられない、とは、やはり弁天が「より強い存在に憧れる」「より強い自分になりたい」からなのかな。

一方、単純な戦闘力では他を圧倒する二代目も、最後には弱さを見せた。百年前の失恋と、父親への敗北で傷ついた自身を否定し、新たに「英国紳士」として生まれ変わった「つもり」であったが、この百年で築き上げた「財産」や「英国紳士としての身なりや物腰」は、全て燃えつき、破壊されてしまった。そして、素の自分にもどった時、彼は自分が天狗であり、どうしようもなく父親の息子であることに気付く。そして、百年前から何ひとつ変われていない、成長できていないことにも。だから赤玉先生は、ひさしぶり父親に戻ったのかな。


この作品の良さは他にもあって、矢三郎と海星のラブコメ(ラストの矢三郎の背中合わせの結婚宣言なんて、メッチャ良かった!)や矢一郎と玉蘭の恋愛要素、相変わらず格好良い矢二郎の生き方、そして、一期からのテーマである「家族愛」。

この作品、家族愛を描くのがメチャクチャ繊細で素敵だ。二代目がズタボロになった時、扇(天狗の象徴)を捨て、一人の父親として向き合った、赤玉先生。あんだけの大悪人なのに、それでも早雲を憎みきれない、海星(そして、海星に被害が及んだ時、欲にまみれた古狸ではなく、一人の父親として激怒した早雲)。雷が鳴ると母のもとに自然と集まる家族(下鴨家)なんて、なんて素敵なんだろうか。

書きたいことはつきないが、そろそろこの辺で。

とにかく、一期からのファンとして、大満足の出来だった。三期(何年後であっても)期待しているので、森見先生、執筆ファイトです(笑)
{/netabare}

【余談 矢三郎のモデルって○○だよね?】
{netabare}
矢三郎のモデルって、坂本龍馬だよね? 色んな勢力に顔を出し、繋いでいこうとする姿勢や、常識にとらわれない発想力に行動力。波風立てる阿呆の生き方。

恵比須川か死んだとき、「英雄も悪党も最後はただの毛玉」と言っていたが、それは、坂本龍馬の名言、「何でも思い切ってやってみることですよ。どっちに転んだって人間、野辺の石ころ同様、骨となって一生を終えるのだから」と酷似しているし、一期のテーマ「面白きこと」も、高杉晋作の辞世の句からきてるだろうし、これは確定かな~♪
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
会話劇、という感じが好き。「化物語」並みに好きなんだよな、あのやり取り。

2話目
天狗とは、天狗になっていること。狸とは、い出し抜くこと。天満屋。ここにもまた、はみ出し者が。芭蕉の引用をサラッと。

3話目
矢三郎の祖母、なんか精霊のようですね。ティーパーティーに豆大福w 雑に扱われる、弁天。新鮮で良いね!

4話目
桃仙が、自分の子供を凄く理解していて、どの子も平等に深く愛していて、時には空気を読めないワガママな母親っぷり、好きだな~。最後、アホには勝てないなw 玉蘭は、小さい頃から矢一朗が好きだったのですね。

5話目
人間、天狗、狸、それぞれの生き方。鴨川の弱々しい弁天は、なかなか良かった。

6話目
地獄にも産業革命って、なんかメッセージありそうだけど、初見だとわからん。恵比須川の、やられっぷり。しかし、英雄も悪党も、最後は毛玉か。坂本龍馬だね

7話目
雷が鳴ると母のもとに集まる家族。素敵すぎる♪

8話目
京都タワーの是非。この男兄弟感、好きだな~♪ なるほど、海星の真実。矢三郎の初めての弱点ですね♪

9話目
矢三郎がOPを歌っているw 矢三郎、波風立ててるね♪ 呉一郎が、良い奴過ぎて、完全に怪しいw

10話目
狸だけの別世界、か。なんかファンタジー&ミステリー。

11話目
熱い展開。矢三郎ならしょうがない、か。人間の傲慢さと、人間より人間らしい、狸、か。

12話目
ラスト、原作改編だけど、良いラストに。海星と矢三郎は、ラブコメとしては、ここ最近で一番好きでした♪ 屋敷でいきなり飲んだくれている二代目だけ、? でしたが。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 35
ネタバレ

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

京都の町で阿呆な毛玉が大騒ぎ。面白きことは良きことなり♪

有頂天家族2期です。

話は1期の続きで、
1話にはこれまでの振り返りや人物の説明も一切ありませんので、

必ず1期から観てください♪

1期観てから時間が経っていたので、
私も人物の相関図思い出すのに時間かかりました^^;

全12話です。


● ストーリー
京都の町で暮らす狸たち。

下鴨四兄弟の三男、
下鴨矢三郎(しもがも やさぶろう)。

彼が世話をしている師匠・天狗の赤玉(あかだま)先生のところに
旅に出ていた二代目が帰ってきた。


原作には「二代目の帰朝」という副題がついていることから、
1期と違って目新しいのが“二代目”というキャラ。

英国紳士のような見た目で、
天狗としての実力を十分持ちながらも赤玉先生とは仲が悪い。

しかし、彼が主役になることはありません。
おいしいところは持っていきますけれど。

結局ストーリーを作ったり壊したりしているのは、
矢三郎をはじめとする狸たちですw

普段は人間の姿に化けていて、
まるで人間のように生活している狸たちが主役の物語です。


≪ “日常”を描いた物語 ≫

1期は“亡き父”という謎が軸にありましたが、
2期は何が軸にあるのか初めははっきりと感じられませんでした。

しかし、これはこれでOKなのです。

「有頂天家族」という作品は、阿呆な矢三郎の、
何かが起こり続ける退屈しない日常を描いた物語。

だから2期では、
二代目とか、
狸の将棋大会とか、
赤玉先生がベタ惚れの弁天様(べんてんさま)とか、
地獄から帰ってきたという奇術師の天満屋(てんまや)とか、

いろんな要素が絡んできます。

私達の日常だってそうだものね。
日々、ひとつのことだけを追い続けているわけじゃないものね。

気になる事が解決していなくても他にもしなければならないことがある。
なんなら、次から次へとややこしい問題が降りかかってくることもある。

そう考えると、
この作品は矢三郎のただの“日常”を描いているのです。

いやーなんて騒がしくて落ち着きのない日常だw


≪ 言葉選び ≫

原作が小説なのもあってか、
言葉の使い方が秀逸だなあと思うシーンがいくつもありました。

短い言葉のやり取りであっても、
観ている側は十分意味を察することができる。

こちらに自然と心情を想像させる。

直接的な表現でなく、
どこか遠回しだけど的確な表現。

そういう言葉の使い方が非常にうまい。

例えば7話。
{netabare} 早雲の死に立ち会った矢三郎と海星。
「もう苦しんではいない。」という矢三郎の言葉と「父と二人にさせて。」という海星の言葉。 {/netabare}

言葉のやり取りは多くなかったのに、
状況と気持ちが痛いほど伝わってくる名シーンでした。

う~ん、うまい。勉強になります。

12話の海星と矢三郎とおばあちゃんのやり取りも大好きですけどね~。
{netabare} 「いずれ夫婦になるよ。」という矢三郎の言葉。 {/netabare}

気持ちをストレートに告げたわけではないのに、
テンション上がらないわけがない一言でした。お見事!


● キャラクター
愛すべきキャラはたくさんいますが、
やっぱり主人公の矢三郎が飛び抜けていますね。


◇ 魅力①~阿呆な生き方~ ◇

矢三郎は阿呆で、
フラフラひょうひょうと生きているけれど、

それは彼が決めた生き様でもある。

ひょうひょうとしているのに、
どこか一本の筋を持って生きている。

惹かれるんだよなあ。
魅力的な主人公だよ。


◇ 魅力②~コミュニケーション能力~ ◇

矢三郎のコミュニケーション能力、羨ましい。笑

天狗であろうと人間であろうと、
もちろん狸とも、

すぐに仲良くなって気に入られるのは、
ある意味才能。

まあ、矢三郎と仲良くなって巻き込まれると
大抵ろくなことがないですけどねww


◇ 魅力③~話術~ ◇

コミュニケーション能力にもつながりますが、
矢三郎のうまく立ち回る話術には惚れ惚れします。

こんなふうにペラペラ駆け引きできたら気持ちいいだろうな。笑


◇ 魅力④~ミステリアス~ ◇

主人公なので一番スポットライトが当たるのに、
心の奥底で本当は何を考えているのか、

それがわかりにくいキャラでもあります。

だからこちらも不意をつかれて、
驚く楽しみがあるのです♪笑


◇ 魅力⑤~主人公としての総合力~ ◇

矢三郎が好きだから、
私はこの作品が好きなのだと思います。

この作品は、深く考えるいうより、
おもしろさを感じ取る作品。

矢三郎の魅力も
気が付けばあらゆる場面で感じ取ってしまっている。

この作品の魅力=矢三郎(主人公)の魅力です。
矢三郎が苦手な人は、この作品自体合わないでしょうw



思った以上に矢三郎について語ってしまったw
それほど、私の中ではお気に入りな主人公なのです♪

金閣・銀閣も、
阿呆すぎるところが愛おしいほど好きなのですけれどw


● 音楽
【 OP「成るがまま騒ぐまま」/ milktub 】

1期と同じくmilktubが担当。

milktubの曲とこの作品とは
相性が抜群なので好きなのですよね~。

今回の曲も矢三郎の生き様とマッチし過ぎなぐらいぴったり♪

この曲を聴くと、
「そうそう、これこれ♪」と有頂天家族の雰囲気を思い出せます^^


【 ED「ムーンリバー」/ fhána 】

こちらも1期と同じくfhanaが担当。

OPとは反対に、穏やかで切ない曲です。

矢三郎が弁天様へ秘めている気持ちを歌っている…?


● まとめ
やっぱり有頂天家族大好きです♪
今回も矢三郎が見事にひっかき回してくれて満足^^

12話でまとまるのか不安になるぐらい駆け足な部分もありましたが、
終わりよければすべてよし♪

3期も待ってます~!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 20
ネタバレ

ezo さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

帰ってきた阿呆の血

2013年に放送された「有頂天家族」の続編。


1話目感想
{netabare}
櫻井さんの語りはやっぱり良いなぁ。

久々に観たけど雰囲気変わってなくて良かった。

いきなり赤玉先生と二代目の対決とかいうクライマックスだけどどうなるのか。

1話だけだとストーリーが良いのか分からないので物語の評価は保留。

それ以外の評価は下がることはないでしょう。
{/netabare}

2話目感想
{netabare}
天満屋は曲者だなぁ。

矢三郎と天満屋の化かし合いはこれからも続くのかな。

今のところは台詞回しと雰囲気だけで話は期待してたほどでもないかなぁ。

1期8話クラスの神回は来るのだろうか。
{/netabare}

3話目感想
{netabare}
曲者の天満屋でも弁天様には敵わないか。

それにしても天満屋のトリックが気になる。

二代目がアイロンがけをしてる時のBGMが壮大なのは笑った。

今回で物語的にも少し面白くなってきたかな。とりあえず安心。
{/netabare}

4話目感想
{netabare}
将棋大会はめちゃくちゃに。

戦略的撤退をする矢三郎。そして消えた玉蘭は...。

今回はあのBGMを聞けただけでも良かったかな。
{/netabare}

5話目感想
{netabare}
納涼船回は1期と同じくドタバタしてて面白い。

弁天様があっさり負ける辺り二代目はかなり強いのか。

珍しく赤玉先生がカッコいい回でもあった。
{/netabare}

6話目感想
{netabare}
地獄絵の中に落とされた矢三郎。早雲はほんと悪役だなぁ。

弁天様は二代目に負けて落ち込んでると思ってたけど意外と元気そうだった。

今回は弁天様がいたから矢三郎は大丈夫だったけど何だか不穏な感じになってきたような...。{/netabare}

7話目感想
{netabare}
弁天様に金曜倶楽部へと迎えられる矢三郎。

そして早雲が天満屋により銃殺。今作は二代目との話がメインなんだろうし徹底した悪役の早雲はこの辺で退場せざるを得なかったのかな。

早雲がどんなに嫌な奴でも1期からいたキャラが死ぬのは辛い。
{/netabare}

8話目感想
{netabare}
早雲の死をきっかけに下鴨家と夷川家の関係にも変化が。

海星が矢三郎の前に姿を見せなかったのも矢三郎を思ってか。

矢二郎は旅に出ようとしている様子。

矢二郎は海星が好きなんだっけか。

旅に出るというのは矢二郎が色々考えて決めた事なんだろう。
{/netabare}

9話目感想
{netabare}
矢二郎は旅に出てしまったか。

天狗が狸の話に関わってくると途端に頼りにされる矢三郎。

何だかんだで皆から信頼されてるよなぁ。

折角二代目を説得したのに弁天様が来てまためんどくさいことになりそう。
{/netabare}

10話目感想
{netabare}
京都にいる呉一郎は偽者で四国にいる呉一郎が本物?矢二郎の旅がまさかの事実を明らかにさせた。

そして海星と矢三郎はどうなるのか。

続きが気になる展開にはなってきたか。
{/netabare}

11話目感想
{netabare}
2期の話では今回が一番面白かった。

銀閣は根は良い狸なのかな。金閣よりはまともな感じがする。

流石に偽空気銃は二代目にバレるよな。

そして京都の呉一郎は早雲が化けていた姿だったとは。

次回はついに最終回。果たしてどうなるか。{/netabare}

12話目(最終回)感想
{netabare}海星を傷付けられて怒る早雲は何だかんだで父親なんだなぁ。

二代目と弁天様はプライドが高すぎる大人になれない子供。この二人を分かってあげられる赤玉先生はやはり流石。

矢三郎と海星の関係が進展したのは良かった。

2期は全体通して1期より盛り上がりに欠けていた印象はあるものの雰囲気を楽しめたので満足。

物語の評価は3.5にしようか悩んだけど好きな作品なので甘めになってしまう。

続編があるのであれば是非また観たい。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11

76.8 2 兄弟で恋愛なアニメランキング2位
デート・ア・ライブII(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (1172)
7762人が棚に入れました
空間震を伴い、世界を滅ぼす力を持った精霊――。
そして、その尋常ならざる精霊の力を封印する能力を持った五河士道。
そんな士道の、平穏で健やかな休日の昼下がりを破る、突然の爆発音。
それは、再び幕があける、精霊たちとの戦争<デート>の前奏曲<プレリュード>だった……。
十香が! 四糸乃が! 琴里が! 折紙が! そして士道が帰ってきた!
セカンドシーズンも合言葉は『デートしてデレさせろ!』

声優・キャラクター
島﨑信長、井上麻里奈、富樫美鈴、竹達彩奈、野水伊織、真田アサミ、内田真礼、ブリドカットセーラ恵美、茅原実里、遠藤綾、子安武人、味里、佐土原かおり、勝杏里、伊藤静、置鮎龍太郎、藏合紗恵子、佐藤奏美、小笠原早紀、中西としはる、甲斐田裕子、中田譲治

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

その人の手を離さない。僕の魂ごと離してしまう気がするから。

精霊とわ。

この世界とは異なる隣界に存在する謎の生命体。
その存在が地球に現れる理由、存在する理由は謎に包まれていますが、精霊が現れる時に空間震という大爆発を起こすのです。精霊は固体によって違いがありますが、精霊は膨大な防御力と壮大な攻撃力を持ちます。町から精霊を守る方法は手段は武力による倒滅、対話、そして・・

空間震とわ

発生原因不明、発生時期不定期、被害規模不確定の爆発、振動、消失、その他諸々の広域振動現象の総称であり、空間の地震と称される突発性広域災害。この災害により、空間震が起こったあたりのビルや建物はほぼすべて破壊され、近くにいる生物は消滅してしまうほどの爆発。人類は空間震を回避するために地下に非難所を作り、空間震が起こった時は地下に非難しました。

ストーリー
空間震が世界中で起こり始めて30年、主人公の五河士道は妹の琴里との幸せに二人暮らしをしていましが実は妹の琴里は、精霊との対話による空間災害の平和的な解決をする目的としている機関〈ラタトスク〉の司令官と言うことで士道は精霊の夜刀神 十香、四糸乃、時崎 狂三と出会い鳶一 折紙が陸上自衛隊の対精霊部隊ASTの隊員だと知りました。そして舞台はとある島に修学旅行で行ったら導かれるように巨大な台風が二つ彼等を襲ってきました。

私の感想。

今作は前作とは待ったく違う話の展開が多くて非常に楽しめました。個人的には前作よりもこの作品のほうが好きですね。私が得にこの作品で気に入っている理由は戦闘のシーンに結構工夫を入れている所ですかね。前作では見れなかった以外なキャラクターの一面だったり、役に立ちそうに無かったあの人が大活躍したりと本当に面白かったです。

この作品で私が一番うれしかった所は最近よく続編の作品で見られるそれぞれのキャラクターの良い所を取り出すだけの作品ではなく超面白くストーリーの続きをやってくれた所です。

やはりこの作品を見る時は前作を見る事を強くオススメしますね。まあ、多分前作を見ないでこの作品を見る人は少ないと思いますが、まあ、がんばってこの作品の世界観を理解しようとこの作品を何度か見直しますと、理解できると思います。まあ、ぶっちゃけ前作をみたほうがいいです。

やっぱ双子はいいですよね。うん。双子のキャラクターって何だか双子って聞くだけで何だか卑猥な感じしますよな。そう感じませんか?私はもう双子と言うと何だかそう言う感じの事しか考えられなくなります。私が卑猥な人間だからなのですかね・・ でも、健全な男子は想像力が豊かなので想像しますよね?しますよね?ついでに女性の方も想像しちゃいますよね?するでしょ?


Ssoulのワンポイントピックアップ!!
「このコーナーではこの作品のおもしろい所、注目してほしい所などをピックアップし、説明したいという事です。」

この作品内に出てくる二つの代入曲はかなり良い曲で個人的にも私は気に入っています。是非この曲を聴いてみてください。

オープニング

「Trust in you」
やはりこの作品はシリアスなシーンをいかにもシリアスに見せるような作画にしたほうがよりヒロインたちの可愛さが良くでますね。この作品のヒロインはどのヒロインも独特な特徴を持っていてそんなヒロインたちが一番輝いているのは平和な日常な一面ではなくシリアスなシーンですかね。ですので、このドシリアスなシーンが多いので本当に神オープニングだと思います。

エンディング

「Day to Story」
この作品として毎回思うのですが、このエンディングの曲は正直この作品に合っていとは思えないと思うのですよ。個人的にはもっと可愛い萌えが充実しているエンディングが良いと思います。まあ、このエンディングも悪くないのですがね。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 20
ネタバレ

プクミン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

本当に1期の続き??

1期と大幅に本質が変わってしまった!!

具体的にどこが変わったかと言うと、
・デートが無くなった
・パンチラのような微エロシーンが激減
・3択も微妙
・主人公の性格{netabare}1期では人殺しをした狂三をも優しく助けようとしたのに、女装をした自分に好感を持った美九には、やけに冷たく風当たりも強い上、否定的な発言が多い{/netabare}
・全体的に1期のような明るい雰囲気が無くなった

1期の良さは、建物が壊れようと、バトルが起きようと、雰囲気は悪化する事なく、デートをして精霊を救っていって「ああ、良かったね」的な謎の明るい雰囲気があったが、2期は違う!!

最初から訳の分からんバトルが繰り広げられ、1期での謎は謎のまま。
以下ネタバレ含む内容と感想。

{netabare}
最初の精霊は2体(元は一人だったらしいから双子的な感じ)の耶倶矢&夕弦。
デートは無く、良く分からないまま精霊が主人公を惚れさせれば勝ち的な内容。
結局デートは無く、二人を助ける。
こういうのもありかなとは思った。

次は、声で人を操る精霊で男嫌いの美九。
その為、主人公が女装して接近するも、美九は男口調の女装主人公に個性的な魅力を感じ、自分のものにしたいと感じるが、人間を軽視した発言に主人公が憤怒!!
今までの精霊もかなり色々あるのに、好感を持たれた余裕からか、喧嘩腰の主人公。
君は一体何をしたいのかね??
そんな中、十香がさらわれ助けに行きたいからと、力を貸して欲しいと都合のいい事を抜かす。

美九は美九で、最後の方で攻撃を受けそうになったところ主人公が1回だけかばってくれただけでメロメロ。
あれだけ人嫌い(特に男嫌い)だった君は一体どうしたんだ?
他のチョロインも酷いけど、君もたいがいだぞ?

と、精霊を助けるのとは別に、謎の戦いがずっと続いている状況。
1期では、精霊が起こす空間振を止めるべくASTという組織が精霊と戦い、主人公達は精霊を助ける為に動く。
ここまでは分かる。
ただ2期になると、ASTは精霊と敵対しているかどうか不明。
代わりにDEMという謎の組織(ウィザードとか言っていた)がASTの折紙や主人公の実の妹?の真那と交戦。

というか真那は、どういう立ち位置か不明過ぎる。
折紙と協力してるようにも見えるけど、精霊の狂三の事は敵視している。
そんな感じで、勢力関係、敵対関係がとても不明。

更に1期で一番の問題だった、義妹の琴里が未解決のまま。
琴里が未解決というか琴里に乗り移った精霊イフリートが不明のまま、まさかの放置である。
{/netabare}

という感じで、1期との繋がり、本質の変化、不明点の多さでかなり不満が出てきました。
取り合えず3期で問題が解決するといいな~と思っています。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

今期も主人公の五河 士道は大活躍でした^^

物語に繋がりがあるので、1期を未視聴の方はそちらからの視聴をお薦めします。

この物語の主人公は、高校2年生の五河 士道(いつか しどう)。彼には、空間震を引き起こす精霊と交渉して精霊の力を封印することで、精霊と世界のどちらも救う力がありました。
その方法はデートして自分にデレさせること・・・
そして1期では、夜刀神 十香(やとがみ とおか)と四糸乃(よしの)の力を封印することに成功するのですが・・・
2期の物語は、ここから始まります。

十香の士道に対する好意は更にエスカレートしていて・・・
そして、それはクラスメイトの鳶一 折紙(とびいち おりがみ)も一緒です^^;
実は、この展開だけでも結構お腹一杯になれるのですが・・・
やはり、この作品・・・これだけではありませんでした^^

次から次へと、たくさんの精霊が登場するのです^^
これ以上増えたら、正直名前が覚えられなかったと思います^^;

精霊がたくさん登場するということは・・・たくさんの精霊の力を封印する必要が出てきます。
ということは、それらの精霊みんなとデートするの・・・?
これまで力を封印してきた精霊だって、ないがしろにできないし・・・
それに、十香や折紙の目もあるし・・・
デートでデレさせるのって、物語として成立するのかな・・・?

そんなことを思いながら視聴しましたが・・・
デレさせるバリエーションが広がっていましたね^^

デートの時の登場人物の可愛らしい一面を見るのも悪くありませんが、毎回同じ展開では飽きが来てしまいますし、そもそもデートだけでは破綻してしまうと思います。
なので、私的には結果オーライだったと思います^^
どの様なバリエーションが増えたかは、是非本編をご覧下さい♪

精霊も人間も・・・誰かに存在を認めて貰いたかったり、信じて欲しかったり、
必要として貰いたかったり・・・根本の部分は一緒なんですね^^

そして、士道に対する精霊達の思い・・・感情・・・そして約束・・・
カドカワ枠なので10話しかなく、説明不足感の否めない部分もありましたが、登場人物の気持ちは短いながらもしっかり表現されていたと思います^^

そして気になるのは、次への繋ぎ方です・・・
物語として完結していないので、続編自体は楽しみなのですが劇場版ときましたか・・・^^;
この前上映された「そらおと」の、まるでワープ的な構成にビックリしたことが、どうしても脳裏を過ぎってしまいます^^;

今度は大丈夫ですよね・・・?
期待していますよ^^

投稿 : 2024/11/02
♥ : 28

67.7 3 兄弟で恋愛なアニメランキング3位
おねがい☆ツインズ(TVアニメ動画)

2003年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (355)
1940人が棚に入れました
主人公の神城麻郁は、プログラム開発と高校生活を両立させて、一人暮らしをしている高校一年生の少年。両親を知らず施設で育った彼は、自分の出生に関することを調べていた。
手がかりは、1枚の写真のみ。写っているのは、自宅らしき場所と、そこで遊ぶ自分らしき男の子と妹らしき女の子の2人だけ。しかし偶然にも、木崎湖の UFO騒動を取り上げたテレビ番組で、その自宅らしき場所を発見し、2年後にその家を借りて一人暮らしを開始したが、それ以降、何も手がかりはなかった。
そこに、彼と同じ瞳の色をした2人の女の子、宮藤深衣奈と小野寺樺恋が現れる。2人とも例の写真と同じ物を持っていて、自分が麻郁と双子だと名乗る。どちらが双子なのか判明しないまま、奇妙な共同生活を始める3人だが、やがて深衣奈と樺恋は、麻郁に恋心を抱く様になる。

声優・キャラクター
浪川大輔、中原麻衣、清水愛、根谷美智子、鈴村健一、新谷良子、田村ゆかり、三浦祥朗、金田朋子、井上喜久子、保志総一朗

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

あの満面の笑顔…あれは反則ですよ^^;

この作品は「おねがい☆ティーチャー」の続編に位置付けられる作品です。
続編といっても主人公やヒロインは今作初登場のキャラなのですが、「おねがい☆ティーチャー」から脈々と引き継がれているこの作品ならではの世界観と、前作で登場したキャラも立場を変えて出てくるので、視聴するなら是非順番通りに視聴して頂きたい作品だと思います。

物語は、今回も「おねがい☆ティーチャー」の物語の主軸となったUFO事件が関係しています。
TVでも話題に取り上げられた事件でしたが、ある現場の中継映像…湖のほとりで撮影された映像に鍵が隠されていたんです。

それから2年…この物語の主人公である高校1年生の神城麻郁は、プログラマーとして自活できる環境を手に入れていました。
彼が一人暮らしを始めた場所は湖のほとりの一軒家…そこは彼にとってとても特別な場所だったんです。

彼は孤児で施設で育てられてきました。
そんな彼が唯一持っていたのが、その一軒家の前で子供用プールに入って遊んでいる幼児2人が映っている写真だったんです。

そんな彼の家に「あなたの肉親かも…」と一人の少女が訪ねてきました…
珍しい深い青の瞳…麻郁と同じ瞳の色の少女は、麻郁と同じ写真を持っていたんです。
そんな奇跡みたいな偶然…直ぐに信じられる訳がありません。
でも珍事は更に続きます…
麻郁と同じ瞳の色の少女がもう一人、同じ写真を持って彼の家を訪ねてきたんです。

写真に写っているのは男の子が一人と女の子が一人…つまり訪ねてきた2人の少女のうち、一人は本当の肉親で一人は他人…という事になるのですが、麻郁同様の孤児として生活してきた二人は帰る場所が無かったので、3人での同居生活が始まり…物語が動いていきます。

私は孤児では無いので、その苦しみは正直分からないです。
でも、心から安心できる場所が無かったり、人より気を遣わなければいけなかったり…
諦めるのが簡単になったり…その立場故の辛さって絶対あると思います。

物語の中でも「施設ではあまり良い思い出が無かった…」と言っていました。
例え引き取って貰ったとしても本当の親の様にはきっと接するには難しいんだと思います。
だから人と疎遠になる…そんな選択をしても決しておかしくはありません。
心を閉ざしてしまってもきっと不思議じゃないんだと思います。

そんな厳しい境遇を潜り抜けて集まった3人なのですが…オープニングで私は堕ちました。
大きな向日葵畑…麻郁と同じ瞳の色の宮藤深衣奈(CV:中原麻衣さん)と小野寺樺恋(CV:清水愛さん)の満面の笑顔…楽しそうに笑いながら花火をしている3人に私の涙腺は全く抵抗できませんでした。

これまではきっと良い事より悪い事の方が多い人生を歩んできた…
色んな事をたくさん諦めてきた…
でも…何でそんな風に笑えるの…
そんな3人が心から笑顔になれる場所があるなんて…
この作品でも「居場所」の大切さと「肉親かもしれない」人との繋がる心強さを感じずにはいられませんでした。

でも…ヒトの気持ちってホント複雑です…
二人の少女は特に…
最初は私は麻郁の肉親かもしれない…自分こそ肉親であって欲しいと願っていました。
でも…気付いてしまうんですよね…その後の展開…そしてその時の自分の立ち位置を…

麻郁、深衣奈、樺恋の3人が出会うのは運命だったのかもしれません。
気立ての良い深衣奈…おしとやかな樺恋…そして二人を包み込む麻郁の優しさ…
この3人の魅力が画面から溢れんばかりに広がっているんです。
こういう登場人物の心模様を丁寧に描いた作品…大好きです。

でも、ひょんな事から真実が明るみになり、物語が大きく動いていく事になるのですが、ここからは正直胸の苦しい展開だったと思います。
真実なんて明るみにならなくても良かったのに…本気でそう思いました。
だって…真実を知ったら次にどう行動するか…手に取る様に分かりましたから…
そしたら…案の定です…
でもこれは3人でしか解決できない問題…
3人が真実にどう向き合うのか…そこでの選択は…気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、KOTOKOさん&佐藤裕美さんの「Second Flight」
エンディングテーマは、川田まみさんの「明日への涙」
オープニングの曲とアニメが良すぎです…毎回欠かさず見て…毎回欠かさず涙していました。
この曲も絶対に覚えたい曲です。

1クール13話(13話はDVD収録でTV未放送)の物語でした。
この「おねがいシリーズ」はもっと早くに見るべき作品だったと後悔しています。
確かに作画には時間の経過を感じる部分はありましたが、物語が素晴らしいので全く気にならなります。

この作品のイチオシは、中原麻衣さん演じる宮藤深衣奈でしょうか…
もう中原さんとの相性がとにかく抜群なんです。
いつか時間をとってもう一度視聴したい…そう思える作品でした。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 20

ひろたん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

三人だけど双子

「おねがい☆ティーチャー」の"続編"と言う位置付けです。
舞台は同じで登場人物も一部かぶっていますがほとんど関係ないレベルです。
物語の内容もSF要素とは無関係な純青春ドラマです。
正直、「おねティ」の続編にする意味はあったのかなと疑問に思わなくもありません。
唯一あるとしたら、「苺」先輩の存在くらいかなと思います。
なお性格は少し変わり、むしろ「あの夏」の「檸檬」先輩と同じになっていました。
この作品は、「おねティ」の"続編"ではなく、"スピンオフ作品"が正解だと思います。


■三人だけど双子?

この物語は、一人の少年と二人の少女の恋愛物語です。
この三人は、生まれた家も両親のことも分からず別々のところで育ちました。
それが、生き別れた「双子」かもしれないと言う理由で同じ家に住むことになります。
双子・・・?つまり、一人多いのです。
赤ちゃんのころの写真から一人は少年と確定しています。
もう一人、つまり、二人の少女のうちどちらか一方が肉親、もう一方は他人なのです。

しかし、三人は、赤ちゃんのころに生き別れたため肉親と言う認識はありません。
むしろ年頃の男女なので恋愛感情の方が優先となり、気持ちを抑えきれません。

そして、ここからが残酷です。
肉親なら同じ家に住み続けることができますが、恋愛対象にはなれません。
他人ならこの家から出ていかなければなりませんが、恋愛対象として望みはあります。
どっちに転んでも、どちらも幸せとは言えません。
また、主人公がどちらかを選んでしまえば、もう一方が不幸になります。
二人の少女は、悩んでいきます・・・。

そして、どちらが本当の肉親か分かった時の二人がとても切なかったです。


■「おねティ」キャラの登場が逆に残念!?

「おねがい」シリーズのコンセプトは、「ドキワク体験」です。
「おねティ」は、1つの部屋で女性教師と生徒との新婚生活。
「おねツイ」は、1つ屋根の下で肉親かもしれないし他人かもしれない男女の生活。
どちらも非現実的ですが、想像しようと思えばできる、「ドキワク体験」です。

私がこの作品でいまいちと思った点が1つあります。
それは、「おねティ」を中途半端に引きずってしまったことです。
この作品は、1つの「ドキワク体験」ドラマとして完結できるものを持っていました。

しかし、「おねティ」キャラをちょっと無理やり登場させていたかなと思いました。
例えば、空飛ぶ生体コンピューター「まりえ」。
可愛いのですが、この作品はSF要素がないドラマなので逆に浮いてしまいます。
また、いつでも、どこにでも、偶然に出没する「みずほ」先生。
登場がいつも唐突すぎて、ドラマの展開としてのリアリティが削がれてしまいます。
しかし、そのキャラたちがいないと話が進まない部分もありました。
それが結果的にスピンオフの位置付けに甘んじる結果となってしまった気がします。

また、逆にこの物語から「おねティ」要素をとってしまったらと考えてみました。
すると物語の内容が根本的に少ないことにも気づきます。
そう考えると、「おねティ」のコメディ要素に助けられていたようにも思えました。

いずれにせよ少し中途半端な感じがします。
この作品は、「ドキワク体験」と言うコンセプトはしっかり守っていたと思います。
ですので、そこを「おねティ」に頼らない脚本で描いてくれると嬉しかったです。


■まとめ

作品としては、「おねティ」の面白さには及ばなかったかなぁと言う印象です。
また、純青春ドラマとしてみた場合、もう少しドロドロしてもよかったと思いました。
展開が少し綺麗にそして爽やかにまとまりすぎていたかなと感じました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 17

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

肉親かもしれない。他人かもしれない。俺たち三人の夏が始まる……。

愛したあの人が実は兄妹だったかもしれない!?
昼ドラ、韓流恋愛劇の佳境(あるいは展開が詰まった時)
なんかにしばしば仕掛けられる設定です。

一方、本作の場合は初回から、少年主人公が一人暮らしする民家に
自分は生き別れた兄妹だと主張する女子が二人転がり込んでくる。
つまり、まだ恋心を抱いているかいないかの段階で
血縁関係の疑惑を叩き込んで来る。
冒頭から揺れ動く少年少女たちの三角関係が攻撃的な、
オリジナル恋愛アニメシリーズ『おねがい』シリーズの第二作目。

この他にもサブに至るまで各キャラごとに、
練られた設定が用意されています。

例えば“モーホー”だと思われる男友達が暴走したりと、
奇人も散見され、この高校大丈夫か?と心配になりますがw
実は彼の性癖にも過去にまつわる理由があって、
ちゃんと恋愛ドラマとして解決されたり……。

キッチリと組まれた設定が物語を牽引する堅実な展開は好感できます。

反面、今振り返ると、設定が前に出すぎているためか、
細かな心理描写はもう一つとも感じます。
男女が惹かれ合う時には、もっと色々、描ける心の機微があるのでは?
と思うのですが、設定に対応している内に終ってしまった感もあります。

ただ、これについては本作が放送された2003年以来の、
アニメ作品の進化とも考えられます。

この15年でアニメは作画や声優の演技だけでなく、
心情表現についても進歩が著しいと、
この時代の恋愛アニメを評価すると感慨を覚えたりもします。


順次、設定が消化されていく一方で、
真夏の天体観測など、設定として掘り出してみたものの、
物語として構築しきれなかった要素も散見されます。

こうした、やり残した感が、後年『おねがい』シリーズのスタッフ等が再集結して、
『あの夏で待ってる』を制作する原動力にもなったのかな?
と想像してみたりもします。


またゼロ年代前半は美少女ゲーム業界等からのアニメ化展開を通じて、
業界外部から、どんどん恋愛や萌えの典型が提示されて来る時代でもあり、
それらに対してオリジナル作品がどう恋愛青春劇を描くべきか?
という意識や葛藤も私は感じずにはいられません。

その中で興味深いのが、主人公少年のスペック。
孤児でありながら、在宅プログラマーとして自立し、
高校の学費も住宅費用も自前で捻出する。
ラブコメの波動と共に転がり込んできた女の子二人も、
家主として、主導権を持って対処する。
など、かなりのしっかり者で感心します。

これがギャルゲー主人公だと、多様な攻略キャラに移ろうために、
初期スペック&モチベーション低めに設定されるところ。
敢えてハイスペック少年をぶつけて来る辺りに、
オリジナルアニメの意地を感じます。

ラッキースケベに対する主人公少年のリアクションも、
ちゃんとした大人の鎧を纏った男ならではの抑制の効いた?
照れ隠しな反応w

私も“モーホー”ではありませんが、
この少年、ちょっと可愛いなと思ってみたりw

投稿 : 2024/11/02
♥ : 20

60.1 4 兄弟で恋愛なアニメランキング4位
華ヤカ哉、我ガ一族 キネトグラフ(OVA)

2012年12月21日
★★★★☆ 3.5 (61)
482人が棚に入れました
大正の時代、維新から西洋文化を取り入れた日本は大きな発展を遂げるに至った。
文化華ヤカなりし中、銀行や貿易業等ひと際派手な事業展開を行っている、日本を代表する財閥のひとつが宮ノ杜家である。そんな宮ノ杜財閥の一家に新たな使用人として採用されたのが、貧しい家に生まれ育った娘「はる」であった。
個性豊かな宮ノ杜家の6人兄弟達と取り巻く人々に翻弄されつつ、右も左もわからない「はる」は、失敗を繰り返しながらも一生懸命に乗り切って行こうとするが…。

maruo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

大正時代のチャーミングレディー♪ C

原作未プレイ

原作はオトメイトの女性向け恋愛ゲーム「華ヤカ哉、我ガ一族」。前後編で各50分程度でありながら、主要男性キャラが6人もいるため、濃い内容にするのが極めて困難だったのだろうと感じざるを得ませんでした。

男性視点で見ているため、どうしても主人公に目が行きました。主人公は、大正という時代背景、しかも、日本を代表する財閥-宮ノ杜家-の使用人という身分からして、対男性関係はどうしても受け身になります。しかし、謙りながらも、物怖じしていないあたりは、この時代の典型的女性像とはかなり違っています。

さて、この主人公を軸に、宮ノ杜家6兄弟との関係がどのように描かれているのかですが、実際のところは、圧倒的に時間が不足しているという状態です。6兄弟の個性が各々強そうなのは、パッと見ただけでも何となく分かるのですけれども、その個性を掘り下げることも、主人公とそれぞれとの関係を描くこことも、殆どできていません。

一番気になったのは、宮ノ杜家の未来をも左右するような問題が、提起だけされていてそのまま放置されたことです。事の大きさからして、主人公の恋愛云々より、こちらの方を話のメインにしても面白そうな内容でした。それだけに投げっぱなしは非常に残念です。むしろ、そんな話をなぜ持ち出したのかと疑問に思ってしまいます。

なので、恋愛ものとして見ても中途半端だった感が否めません。恋愛に発展しそうな種だけ撒いてそれでお終いという感じでした。

多分、ゲームをプレイしていることが前提条件となっているのだと思いますので、そういった方にとっては、キャラがアニメで動いているだけでも十分なのかもしれませんね。ファン向けの作品であって、一見さんにはちょっと辛い内容でしょうね。機会があれば、ゲームをプレイした人のレビューを拝見したいです。

※レビュータイトルは同じ大正時代が背景の「はいからさんが通る」のOP曲の一節です。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 12

。mine。 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

ご兄弟ハーレム。♪゜

原作は、プレイステーション・ポータブル用
恋愛アドベンチャーゲーム。
全2話(50分×2)

舞台は大正。
日本を代表する財閥のひとつである宮ノ杜家に新たな
使用人として雇われた、主人公の「はる」。

個性豊かな宮ノ杜家の6人兄弟と、取り巻く人々に翻弄されつつ
失敗を繰り返しながらも一生懸命に乗り越えていく物語。


2話しかないので、そんなに展開はないですが
珍しいご兄弟ハーレムに加えて、大正時代らしい
学ランや軍服も良い感じでした♪

つっこみ所満載でしたが、主人公が爽やかちゃんで好感も
持てたし、作画も綺麗で見てて楽しかったです。

イケメン好き・大正時代好きの方にもオススメです♪

投稿 : 2024/11/02
♥ : 0

りんご さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

上手くまとまっていてクオリティ高いOVA作品

華ヤカは地味に乙女ゲー原作のアニメ化作品としては、めちゃくちゃクオリティ高いと思う。OVAなのに、一人一人のキャラクターがちゃんと出ておりかつストーリーがうまくまとまってて見応えある。作画もめちゃ綺麗。見終わった後すごく満足感ある。
この作品は単なる乙女ゲームじゃなく、なんだか朝ドラみたいにじわりと心にくるものがある。主人公の健気な姿を応援したくなるし、周りに支えられて成長していくのが良い。兄弟の関係性もお互いなんやかんやで気にかけ合ってるのがリアルで可愛い。派手な髪色とかしてなくても、一人一人がイケメンで個性も色々なので良い。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 0

68.9 5 兄弟で恋愛なアニメランキング5位
俺たちに翼はない(TVアニメ動画)

2011年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (806)
4613人が棚に入れました
大都市「柳木原」(やなぎはら 略称ギバラ)では、今日も誰かのありふれた物語が生まれていた。季節は冬。寒さが厳しい白い空。心に悩みを持つ若者たちが繰り広げる群衆劇。そんな若者たちが傷つき、笑いあう。どこにでもあるような恋物語が今語られる。

声優・キャラクター
吉田真弓、小野涼子、後藤邑子、又吉愛、浅井清己、たかはし智秋、下野紘、三浦祥朗、諏訪部順一、日野聡、荻原秀樹、石川英郎、杉田智和
ネタバレ

wkr さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

余計な要素は多いのはマイナス、でもストーリーは間違いなく面白い

最初の印象は最悪でしたけど見終えてみればよく練られたストーリーだなと感心してしまう出来でした。とりあえず4話のラストまでは観て欲しい、そこから大きく話が動いて{netabare}いい意味で話が二転三転するストーリーが面白かったです。私は3回騙されました。{/netabare}ストーリーの出来はピカイチですごく面白かったですが、個人的にはそれ以外は褒められる要素は少なく、キャラの濃さと曲くらいしか思い当たりません。作画も止め絵が多く動きも絵のクオリティもあまり良くないです。キャラも良くも悪くも濃く、何となく纏まってはいるものの多すぎて主人公3人とそれぞれのヒロイン+小鳩ちゃんくらいしか上手く描ききれてないように感じます。関係性がよく分からないのもちらほら。作風も基本的には軽く、そしてエロ(というか下品な)要素を前面に強く押し出したような掛け合いやギャグは、下ネタ系作品は割と好きな私もちょっと気持ち悪いなと感じてしまいました。あんまり面白くもないし終始繰り返されるのでその辺りは大きく好みが別れそうです。おまけに序盤の1〜3話は本当につまらない。伏線はありますが話の本筋が全く見えてこず掴みどころのない薄い内容、下ネタもキツいのでそこら辺で離脱した人もいるとは思いますが、それを抜け出してからは面白かったです。あまり万人にはお勧め出来ないですが、気になった人は観て欲しいです


感想&ネタバレ
{netabare}1話
キャラ紹介?で終わり、主人公?が異世界からきたらしい。本当につまらなかった。掛け合いもつまらない、バーの男キャラの会話が生々しくてあんまり好きになれないし、話の筋が殆ど見えない。キャラもなんかやってんなくらいの虚無描写。キャラデザがちょっと古いかつあんまり好みじゃないので萌えもあまり見出せず。1話切りしそうなレベルです。この1話が無駄にならないことを信じます。エロゲ原作だからかど下ネタをぶち込んできます。それはまあまあ悪くないけど全体的にはつまらない。そしてソシャゲ原作並にキャラが出てくる...1クール4〜5人でも覚えるか怪しい自分にとっては厳しい。ここまでつまらなく感じた1話は珍しいです

2話
話は今回も掴みどころがない。強いて言うならテレビの演出?と最後のセリフ「世界が平和でありますように」が伏線っぽいだけ。アバンはあれ?キャラデザ悪くないかも、と思いました。なんせ1話観た時から5日ほどたってるので、考えも少しは変わるよね。15年前くらい前のエロゲ原作なんでこんなもんか。でも男キャラがでるとなぜか気持ち悪さが増す。それとぶっ殺すって言うキャラがあんまり好きじゃない。作画も2話目にしては微妙。

3話
RWing(ヤバいグループ)の主催するイベントがあるらしい→YFBが正義の鉄槌を下すとか何とかで激突。
今回も薄味でよく分からないですが、銃打つシーンは印象的でした。もうキャラが多すぎて覚えるのは無理そうです。op映像と黒髪の子がキュンってなったシーン、街が野蛮なのは伏線っぽい。それと、キャラデザ可愛いかもと思えました。

4話
やっと話が動いた!そして地味に伏線回収。
前半は相変わらずナニコレって感じで、意味深なラジオが出てきたくらい(1話も出てたかも)でしたが、中盤からやっと話が見えてきたかもです。RWingが関係するかな、追ってが翼人?。3人は同一人物で日中は1話の最初に出てきた人、夕方はチャラ男、深夜は自転車探しの人ということで上手いなあ。

5話
異世界モノ!
今回濃い。今までの虚無内容はなんだったのか...
初っ端からモブのセリフが字幕だけでコスト削減してて笑いましたw

6話
関係性とかがよくわからんなあ。最後ガルーダって人に変わっちゃったけど、3人=1人=ガルーダってことでいいのかな。でも明らかに面白くなりそう。でもエロ要素が明らかに邪魔でほぼ関係なさそうなキャラも名前出すのはややこしいからやめてほしい。
鳴ちゃん可愛いですね。こういうデレデレしてるキャラ好きですよ(一途だとなお良し)。でも見た目が羽田ちゃんと似すぎていて混乱する...意味でもあるのか?

7話
中々の超展開&上手な伏線回収
1人に二つの名前があるのがややこしいなあ、とか思っていたら意外な真実が!でもキャラの掘り下げは薄いかな

8話
小鳩ちゃんの本兄が奈落にいる。2人は鷹志のために頑張ってたらしい。「僕たちには翼がないんだ」はどういう意味なのか。タカシ彼女は知っている?→本物だ...のセリフが意味深
衝撃の展開続きですね。かなり面白くなりそうです。でもエロ要素は要らんなあ、それに異世界で現実世界の会話が挟まれるのがよく分からないです。バーのシーンつまらないし伏線にもなりそうにないから要らない。キャラデザが似てるのもややこしい

9話
タカシは自分の中に2人がいることは知らない。タカシ彼女も似た境遇らしい(プリンセスだからかな)。今はもう居ない私(タカシ彼女)の弟→奈落にいる小鳩ちゃんの兄?鳴ちゃんは家庭の事情で母と別居
序盤の3話等は2人が恋愛感情を抱くまでの過程ということで、一応は無駄になってはなかったっぽいです。いい最終回だった

10話
鷲介切ないなあ...

11話
タカシ彼女の弟はイマジナリーフレンドらしい。
異世界でもたまに挟まる現実世界の会話はそういうことだったのか。でもどういうこと?何となくでしか分からん。タカシが精神異常者っていうことかな。

12話
うわーー!やられた!!全部一人だったのか。。というか1話の最初モロにネタバレだったのかw
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2
ネタバレ

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

ある意味結構危ない作品でした。けれどそれが刺激的で超面白かったです。ラブコメシーンは青春ではない所がとても刺激的でした。私、この作品かなり好きです。

ストーリー

この作品には主人公が3人います。 羽田鷹志、千歳鷲介と、成田隼人の3人です。それぞれまったく違う性格をしていて見た目のまったく違いました。

まず、羽田鷹志は柳木原駅西口にある進学校、私立美空学園に通う3年A組に所属していました。かれは仮の彼女として、渡来明日香が彼女になる生活をしていましたが、鷹志にはある秘密がありました。それはストレスがたまるとある異世界に飛ばされそこか昔あった用な世界の勇者になる事です。この主人公はある意味ユニークで面白いです。

千歳鷲介は陽気で気ままなフリーターでした。けれど彼には行きつけであるあるレストランがありました。そのレストランは柳木原駅東口から10分ほどのところにある「アレキサンダー」っと言う面白い店長のいるレストランです。けれどある日、名物店長軽部狩男の合コンをしたいという欲望からはるばるアレキサンダーのウェイトレスになりました。

最後に成田隼人は自称ハードボイルドな男です。彼は「便利屋」っと言う仕事をしていました。その仕事は名前どうり金さえもらえればその以来を受けるという奇妙な仕事です。そんな隼人の前に現れたのは鳳鳴っと言う少女でした。けれど話を聞けば鳳鳴の兄は柳木原の不良少年軍団を束ねた「私設自警団・柳木原フレイムバーズ」(YFB)のトップでした。そのせいで隼人はYFBとカリスマドラマーハリュー・クロードを信奉する「R-ウィング」の戦争に巻き込まれていました。

私の感想

結構あれでしたがかなり楽しめました。この作品の話の内容を完璧に理解するのに3回ほどこの作品を私はみました。それくらい充実して、すこし分かりにくい話ですが、かなり楽しめます。そして、この作品はかなり登場するキャラクターの量が多いいため、いろいろキャラクター同士の世界観が分かりにくいですが、ご安心を。2回以上みれば簡単にわかります。

なによりこの作品を一番楽しめた理由は結構やばい下ネタジョークや、少し考えたら超やばいジョークです。{netabare} たとえば隼人が良く行くクレープ屋の「パルクレープ」やによくいるハーフの少女のアリスが口にした、「私は帯びている。とても優雅、そして刺激的な下着をつねに」といい、隼人の前でスカートをめくり、下着をみせました。アリスはその後もかなりやばい冗談や下ネタば面白いです。{/netabare}

{netabare} そして、エイジっと言うなぞの人からもらう仕事・・・ あれはやばすぎです。たとえば 廃墟なビルに一週間ねっころがり、時給2万円、 硬くてずっしりしたもの(画像からみて絶対に拳銃とおもわれる物)を駅前のコインロッカーに入れる、 山奥ででかい穴(人が埋まるくらいな穴  ・・・) 見たいな仕事を依頼しています。{/netabare}

あとこの作品はかなり隠し言葉そ使う回数が多かったです。良く銃が発砲した音がでます。(バキューン ってww)

この作品で一番私が好きなキャラクターはLR2001です。なぜなら、彼はロスからきたといいますが、あまりその事は話しませんし、そして話すときはいつもリズムが超良くてなんだかそのせりふだけ何度も聞きたくなりような感じだからです。

オープニング

「Spread Wings.」
カラオケで私が必ず歌う曲です。超気に入っています。なぜなら女性ボーカルでその声が超高音で超かっこいいからです。キャラクターが無駄に多いい作品なのにキャラクターの説明、そして、その関係がなんとなくですが、伝わってきました。けれどこの作品を2回ほど見ればこの作品のキャラクターの魅力が出てきます。

エンディング

「NEVERLAND」
かわいい曲です。この作品のメインヒロインたちが可愛くでています。曲にはあっていますが、キャラクターの色を変えるアフェクトが少しキャラクターの可愛さに違和感を与えましたが、それでも十分良かったです。

私がこの作品で一番好きな所

それは第7話の代入曲の

「身長140cmの世界」です。

歌詞が最悪です。ひどいです。人間としてひどいです。けれど私が大好きです。思わず3時間もかけてフルバージョンを探しましたが、見つけられませんでした。ですが、これがシングルバージョンの歌詞です。是非読んでみてください。


「芝生の上で笑いころげた
泥を被って走りまわった
バスもメトロも無賃で乗れた
ミニチュアカーなら百台集めた
空想一つで月まで行けた
人力二輪は音速だった
下品な言葉も平気で叫んだ
○んこ ○んこ ○んこ ○んこ
朝から晩まで
○んこ ○んこ
西へ東へ
○んこ ○んこ
老いも若きも
○んこ ○んこ
みんな 大好き
○んこ ○んこ
腐った社会に
○んこ ○んこ ○んこ ○んこ ○んこ!」


途中から、ひどいことになっています。
あまりにひどいと思いますww
もしこの曲が日本の国家になれば日本は最高の国になるでしょう・・・

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9
ネタバレ

ゅず さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

自分の中の自分を問いかける作品

【一言紹介】
原作がエロゲ、一部分だけど結構エロいシーンもあるので注意。

わかりずらいシナリオ(少し変わったストーリー)なので
長い目で見ること、最後まで見ることをオススメ。


【自分が思ったこと】
最終は正直すごくツマラナイというか、なんだこれ?って感じでした。

話が進むにつれ、考える必要があるけど段々とわかっていって。
ストーリー構成には感動した。

ヒロインの鳳鳴ちゃんがとってもかわいいです♡

自分も人ごとではないし
こんな作品の作り方も出来るんだと
感心したアニメになりました。

エロい部分なければもっと自分もこのアニメを好きになれたと思うし
ほかの人にオススメしずらさもなくなるのに。。


【このアニメの題材(アニメを楽しむうえで↓は見ない方がいいネタバレです)】
{netabare}解離性障害で主人公が入れ替わりストーリーが進んでいく。本当の自分はテレビをみている。客観的に自分のことをみている。
{/netabare}

【ゅずワールド】
{netabare}
私はいろんなことあったけど
自分で変えて、立ち向かってきた
そうゆう自分に誇りをもっていて、

自分の個性が好きだと思い込んで過ごしてきた。

でもそれは
誰かから与えてもらったもので
それは自分自身が本当に好きなの?

自分にもう一度聞いてみた。

本当にそれは自分なの?
問いかけてみた。

何かが違う。
与えてもらったもので形成はされてきたけれど、
それは自分が本当に好きなものではない。

問いかけによって。
本当の自分とは?と考えたら

今までのが消えて真っ白になった。
大好きだった
言葉たちの色や形や温度、匂いが
わからなくなって。

感情が停止したような
感覚。

自分がいなくなったような
感覚。

そして
大きな勘違いしていたことに
気付かされた。


自分が前に描いた
九分割統合絵画法
の絵の一部を思い出した。

真ん中に黒猫
上には王冠
左右に白い羽と黒い羽
下には荊

↑はいつも頭の中に浮かぶ自分像

あとは絵本、音楽、あと2つは思い出せない。

猫っていうのは自由になりたいとか甘えたいっていう自分


左右の羽は自分の裏表な感情

荊は自分を取り巻く柵(この間はこれが鎖になって重みが増した)

王冠はこの状態の自分を一番好きだと思う心

絵本はこの絵自体が客観的な物語になっていて、それを自分が見ているってことを表してる。


私は自分を例えたこの絵が
大好きだった。
この絵の自分が大好きで
このままでいたいと
ずっと思っている。

だけどそれは客観的なもので
本質の自分ではない

ってのが今の私の答え。


そういえば
何かの中の中のもの
なんとなく好きなことも思い出した。(テレビの中にテレビが映ってたり、マンガの中でマンガ描いてる主人公とか)
↑この感覚、たぶんあんまり他の人にはわからない気がするw

自分のことは自分が一番知ってるという私の名言も


どれも本質の自分がいて、
そうゆうことを感覚として
もっていたんだなと
今では思う。


やっと繋がった。
私の本質的な自分ってこんなとこにいたんだね。

自分のこともっとよくわかったけど、
この自分をどう取り込んでいくか
全部自分なんだけど、そこまで見えてなかったのは反省。

全部受け入れて、進もう。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 33

86.0 6 兄弟で恋愛なアニメランキング6位
青の祓魔師[エクソシスト](TVアニメ動画)

2011年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (2984)
16957人が棚に入れました
主人公・奥村燐は修道院で暮らす少年。同じ修道院に住み、有名高校へと進学する燐の双子の弟・雪男とは違い、就職先が見つからずにいた。修道院の神父である藤本に薦められ、料亭の就職面接に向かう途中、燐は奇妙な光景を目の当たりにする。

声優・キャラクター
岡本信彦、福山潤、花澤香菜、中井和哉、遊佐浩二、梶裕貴、喜多村英梨、佐藤利奈、置鮎龍太郎、柿原徹也、神谷浩史、藤原啓治
ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

運命なんてくそくらえ(75点)

全25話。
ジャンプスクエア連載中の漫画原作。
原作未読。

個人的満足点:75点
アニメ系統:ファンタジーバトル

ジャンプ物らしく王道といえば王道。
エクソシストになるため仲間と共に成長していく。

ストーリーは単純明快で、ギャグ回あり、シリアス回ありと欲張り。
設定も個人的には好きな部類の設定。

主人公「燐」は王道で剣もってますがw
そして特殊な能力を発揮して強い。
燐の双子の弟「雪男」もなかなかかっこよく強いメガネ男。
まさに少年向けの設定である。
個人的には「勝呂」がいい味だしてると思う。
あの外見とは裏腹の頭脳派キャラがいいw

対して個人的には女性陣がちょっと弱いかと。
どの娘に対してもいまいちな印象がぬぐえない。
「しえみ」はちょっと性格と乳がw
花澤さんファンにはこれはこれでたまらないのかもしれない。
「出雲」はツンデレちゃんだが、あの眉がどうしてもw
と、もう少し魅力的な女性キャラが欲しいところ。

作画は後半キャラが少し変わったかって印象を受けた。
序盤より女性陣が可愛い印象だったかな。

ストーリーはぐだぐだ回をはさみつつも
シリアス回で話を進めている感じか。
原作では完結していないようだが、
まずまずの着地だったのではないかと思う。

音楽は初期OP曲が何故ラップと突っ込みたいところだが、まあ悪くない。
後期OPの方が個人的には好きかな。
EDは前後期ともまずまずだったかな。
作中の音楽もまずまず。

原作ファンには物足りないかもしれないが
原作未読ならそれなりに楽しめるのではと思う。
全体的には無難な作りだったかなと思う。

映画化も決定し、そちらも気になるところ。


と、まあ色々書いてきたが
つまり、何が言いたいかというと

ユリをもっとだせ!


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以下、各話ごとの感想。
ネタバレを含むので
未視聴の方はスルー推奨。

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{netabare}
1話視聴。
これは期待通りの面白さ。
何この浦飯幽助設定(笑)
サタンの子供が悪魔退治?するって展開かな。
おやじもいい味だしてる。
音楽もいい感じ。
次週も楽しみ。

2話視聴。
おやじがなんてこったい。
おやじ渋い。
おやじかっこよすぎだ。

そしてサタンの息子がエクソシストに。
期待通りの展開。
次週も楽しみ。

3話視聴。
弟があああああ
面白い兄弟設定だわ。
原作読んでみたいが我慢我慢。
次週も楽しみ。

4話視聴。
のっけからギャグ風味w
しえみちゃんマジ中の人天使。
なんかいい話だった。
しえみちゃんが今後どう絡んでくるのか楽しみだ。

5話視聴。
なかなか熱い展開だった。
トサカなかなかあいい奴だわ。
髪止めには吹いた。
メフィスト・フェレスはいったい何者なんだ?
来週も目が放せない。

6話視聴。
くそ笑ろたwww
なんかこのアニメの方向性がわからんw
1話の時はシリアス系かと思ったが
なんかギャグ満載なんですがw
ウコバクかわいい。

7話視聴。
エクソシストには種類がある
という設定がなかなかいい。
ドラグーン 重火器で戦う
ドクター  薬品使うのかな?
アリア   呪文で戦うぽい
テイマー  悪魔召還
ナイト   剣で戦う
どれも興味深いね。
しえみちゃんはテイマーのよう。
今回のしえみちゃんがんばった。
ストーリーもなかなか良かった。
次週も楽しみ。

8話視聴。
今回もなかなか良かった。
そして物語が動き出した。
リンは今後どうなるんだろう。
次週も見逃せない。

9話視聴。
リンを取り巻く人たちが動きだした。
メフィストっていったい何者なんだろう。
サタンと関係がありそうだが。
次週も楽しみ。

10話視聴。
今回はちょっといい話だった。
そしてオヤジがすげえ。
ここまで存在感のあるオヤジいいねえ。
最近オヤジキャラにしびれるわw
リンもかっこよかったし。
このアニメ、ギャグ回あり、シリアス回あり
そして、いい話回ありとなかなか欲張りだな。

11話視聴。
出雲ちゃん回。
水着、お風呂w
サービスサービスw
出雲可愛いよ出雲
以上www

12話視聴。
のっけからギャグw
はにはにシスターズに吹いたwwwwwww
りんとしえみが青春して
今回は青春ギャク回かと思いきや
後半はバトルへ。
アマイモン強し。
リンのピンチに新キャラ登場。
なかなか面白かった。
まあ、しいて言うなら今回はおっぱい回でしたw
けしからん!

13話視聴。
じじいの過去が少し語られた。
じじいカッコイイ。
やっぱりじじい最高だわ。
そしてりんもちょっとカッコイイ。
ただ能力が段々強くなってきたのか?
この先色々問題がでてきそうな展開。

そしてシュラまったくもってけしからんチチだw

14話視聴。
森で訓練。
ベタな展開。
そしてベタなオチ。
だがそこがいい。
りんは来週どうするのか。

15話視聴。
勝呂熱い、そしてかっこいい。
マジ惚れそうだわw(そっちの趣味はないよw)
こういう友情ものに弱いんだよね。
そして、リンも良いところ魅せた。
このアニメ熱いから好きだわ。

16話視聴。
最近、勝呂がかなり目立ってる。
やはり名わき役がいるアニメは面白い。
展開もぐっと加速して盛り上がってきた。
来週はアマイモンの逆襲。
どうなるのか来週も楽しみ。

17話視聴。
りんがいよいよ悪魔の力をコントロールするために修行を開始。
今回はギャグもあり、シリアスもありでなかなか良かった。
そして、雪男に・・・・・・
来週への引きもまずまず。
来週も楽しみ。

18話視聴。
子猫丸回。
なかなかいい話だった。
こういうベタだが熱い展開は個人的に好み。
そして雪男はどうなるのか?
来週は誰かさんのおまちかね志摩くん回かなw

19話視聴。
久しぶりにギャク&日常回。
なんかニヤニヤしながら観てしまった。
志摩くんけっこうチャラいキャラだったのねw
パクさん、何かいように可愛く見えるし。
なかなか楽しめる日常回だった。

そして、シリアスな引き。
来週は再びシリアス回のようだ。
とても収集つくような展開ではないが
これは2期とかありそうな気がしてきた。
とにかく残りもわずか。
今後も見逃せない。

20話視聴。
リンついにコントロール。
雪男の体はどうなるのか?
学園長もどうなるのか?
最後でてきたやつもいったい何なんだろうか?
まだまだ色々ありそう。
原作も終わってないし、
後5話程度で収集つきそうにない気がする。

21話視聴。
なかなかいい話だった。
そして、じいさんと雪男が何かやるようだ。
とりあえずは、聖騎士団対新勢力といった構図になるのかな。
そこで、決着つけて終わりって展開ぽいけど。
さてさてどうなるのやら。
雪男の体の謎も残ってるし、まだまだ何かありそう。

22話23話視聴。
いよいよクライマックスか。
ついに直接対決。
リン達はどうするのか?
後2話楽しみだわ。
「私としたことが胸が高鳴るじゃないか」

後、えっと
らんま・・・じゃないし
綾波・・・でもなくて
灰原・・・でもねえしなんだっけ?

ああ、そうそうユリw
なかなかいいんじゃない。
青エクの女性キャラの中で一番いい気がする。
出番が少なすぎるのが残念だわ。

25話視聴。
まあ、なんと言うか、少年向けの無難な閉めだったかな。
青い火の鳥にはおいおいと思ったがw
映画化も決定したようだし、見てみたい気はする。

それよりも原作が気になる。
ちょっと原作読んでみようかな。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 32
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

双子兄弟の《バディ(相棒)もの》として楽しめました。

←ジャンルとしては、悪魔×祓魔師《異能バトルもの》です。

『灼眼のシャナ』は紅蓮の炎を放つ日本刀を携えた長髪の少女の物語でしたが、本作は青い炎を封じ込めた日本刀(=降魔剣・倶梨伽羅)を背負った熱血少年の物語です。
マンガ原作者(加藤和恵氏)が女性ということもあってか、その主人公の少年と双子の弟との感情のやり取りに大きな見どころがあり、その点でエド&アル兄弟のやり取りに見どころがあった『鋼の錬金術師』と共通していると思いました。
(※逆に言うと、女性キャラがやや印象が薄い←男性視聴者向けではない?)
第1話から飽きのこない良シナリオで、最後まで楽しめましたが、{netabare}ラスボス(サタン)の語り口が下種っぽくて余り威厳が感じられない点{/netabare}にガッカリ。。
(※個人評価が余り伸びなかった原因)
それにしても、今放送中の『とある魔術の~』もそうですが、本物のヴァチカンよく怒らないな笑。


◆視聴メモ
{netabare}
・第1-2話視聴終了時点
展開が早く世界観がよく練り込まれている印象で掴みは◎
・第3話視聴終了時点
昼間の正十字学園に加えて放課後は祓魔師(エクソシスト)養成塾へ。
秀才の弟(講師)とダメ兄貴(ペイジ=祓魔塾生)の対比が巧に描けている点は〇
・第9話視聴終了時点
「祓魔塾生(ペイジ)」→「候補生(エクスワイア)」へ昇格
・第15話視聴終了時点
やっと少し見どころのあるバトル回(ギリギリ初の★★(優秀)回認定)
・第17話視聴終了時点
この回の後半以降、原作マンガからのシナリオの逸脱が加速。
・第20話視聴終了時点
エルンストは原作マンガにない完全オリキャラ。{/netabare}

◆制作情報
{netabare}
原作マンガ       加藤和恵(『ジャンプスクエア』 2009年5月-連載中)
監督          岡村天斎(第1期)、初見浩一(第2期)
シリーズ構成      山口亮太(第1期)、大野敏哉(第2期)
脚本          山口亮太、高橋ナツコ、大西信介、高橋郁子、大野敏哉、渡辺雄介、高木聖子、木戸雄一郎
キャラクターデザイン 佐々木啓悟
音楽          澤野弘之、KOHTA YAMAMOTO(第2期)
アニメーション制作   A-1 Pictures{/netabare}



◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

================= 青の祓魔師 (第1期) (2011年4-10月) ===============

 - - - - - - OP「CORE PRIDE」、ED「Take off」 - - - - - -
{netabare}
第1話 悪魔は人の心に棲む ★ 修道院の兄弟(ダメ兄貴と秀才の弟)、サタンの子・奥村燐、アスタロトの出迎え
第2話 虚無界の門(ゲヘナゲート) ★ 続き、降魔剣、サタン憑依(養父・藤本獅郎)、燐覚醒・養父の死、メフィストフェレスの出迎え、燐の選択
第3話 兄と弟 ★ 正十字学園入学、祓魔塾入塾、講師・奥村雪男(双子の弟)の真意
第4話 天空(アマハラ)の庭 ☆ 祓魔用品店の娘・杜山(もりやま)しえみとの出逢い
第5話 祟り寺の子 ★ 勝呂竜士(すぐろ・りゅうじ)の個人事情(16年前の「青い夜」事件)、「地の王」アマイモン
第6話 まぼろしの料理人 ☆ 使い魔ウコバクvs.燐(料理対決)
第7話 友千鳥(ともちどり) ☆ 強化合宿、使い魔召喚(神木出雲、杜山しえみ)、グール来襲
第8話 此(ここ)に病める者あり ★ 強化合宿(続き)、グール再来襲(ページ達の協力)
第9話 おもひで ★ ネイガウス講師の恨み(青い夜の生き残り)、エスクワィア昇格
第10話 黒猫(ケットシー) ★ 兄弟喧嘩、唯一最強の祓魔師「聖騎士(パラディン)」(養父・獅郎)、使い魔「クロ」凶暴化・説得
第11話 深海の悪魔 ☆ 出雲と海辺の少年、巨大イカ・クラーケン ※人情噺
第12話 鬼事(おにごっこ) ★ 遊園地のゴースト捜し(しえみ活躍)、アマイモンvs.燐、フードの男?の素顔{/netabare}

 - - - - - OP「IN MY WORLD」、ED「Wired Life」 - - - - -
{netabare}
第13話 証明 ★ 霧隠シュラ(ヴァチカン本部上級監察官)の密命、正十字騎士団日本支部、養父の弟子(魔剣使い)の尋問、養父の思い出、霧隠講師着任
第14話 愉しいキャンプ ☆ 夏休み、林間合宿(提灯探し、協力訓練)
第15話 やさしい事 ★★ 続き、八候王の一「地の王」アマイモン来襲、燐の力解放・暴走
第16話 賭 ★ アーサー・オーギュスト・エンジェル(現パラディン)登場、メフィスト・フェレス懲戒尋問、降魔剣「倶梨伽羅」修復(十一代目吉国)、アマイモン再来襲
第17話 誘惑 ★ 燐復活・アマイモン撃退、燐の扱い決定、子猫丸の動揺・悪魔憑き ※雪男に最初の異変兆候
第18話 颶風(グフウ) ☆ 続き、人工生命研究所跡
第19話 なんでもない日 ☆ 神木の誕生日(9/27)、奥村兄弟の誕生日(12/27)のこと、ラストで修道院の異変
第20話 假面(カメン) ☆ 続き、ネイガウスの不審行動、メフィスト・フェレスへの逮捕状、青い炎マスター(燐)、祖父エルンスト・フレデリク・エギンの雪男呼出
第21話 秘密の花園 ★ 母ユリ死亡の真相、反魂(ネイガウスの妻ミシェル)、オーギュスト卿vs.燐、ラストでヴァチカンの政変(三賢者(グリゴリ)解任、エルンスト全権掌握)
第22話 悪魔狩り ★ メフィスト・フェレス理事長解任、雪男日本支部長就任・パラディン昇格、教皇エルンストの“聖戦”宣言、非情な悪魔狩り(雪男)、ゲヘナゲート開通の生き贅(燐)、ラストで雪男変貌
第23話 真実 ★ ゲート開通、メサイア不発、青い夜の真相、兄弟出生の真相、サタン降臨(雪男憑依)
第24話 魔神の落胤(サタンのこ) ☆ サタンの目的(ゲヘナとアッシャーの融合)、雪男意識回復、サタン追い出し成功
第25話 時よ止まれ ☆ 溢れ出す悪魔、奥村兄弟共闘、サタン撃退、一ヶ月後{/netabare}
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)14、☆(並回)10、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.1

投稿 : 2024/11/02
♥ : 22
ネタバレ

なる@甘口評価 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

なにこれ!やばい!

全話見終わりました!!
2話を見て泣いてしまい、
それからというものほとんどの話で泣いてしまいました。
自分の涙腺が弱いということもありますが
普通に泣けると思います。



2話感想です
{netabare}

1話に続き
サタンの手先との戦いが始まりました。

悪魔であることを再認識させられ
親子の間に小さな亀裂が入ります。

そんな中サタンの手先は修道院に攻め込み
大きな戦闘となります。

ようやく
戦闘が終わったものの
ゲヘナの王サタンが燐の父親に憑依します。

ゲヘナゲートが開き燐は取り込まれます。
しかし、エクソシストである父親は自ら自害を決します。

このシーンは号泣でした。
2話で泣いてしまうとは思いませんでしたが
泣いてしまいました。

そして燐は
コウマケンを引き抜きます。
ゲヘナゲートを叩き切りその場は収まりました。


父親の葬儀も終わり
立ち尽くす燐は父親の親友である人に電話します。
するといかにも怪しいエクソシストが・・・

そこで燐は悪魔の子でありながらエクソシストになることを誓います。父親の意志を継いで・・・・



次回は正十字学園での物語りかと思います
楽しみです!
{/netabare}

作画もキレイでいいんですが
これは私にとってすごい泣けるアニメです。
13話まで視聴しましたが
各話で父親の回想シーンが出てくる度に涙してしまいます。
実際2話から泣きっぱなしです・・・。

どれもこれもいい話ですごいいいアニメです!
全部見ます!!




最後見た感想です
{netabare}


このアニメは
父と子
兄と弟

といった家族愛を感じるアニメでした。
バトル系の要素も強いのですが
家族愛をテーマとしているのか
本当に泣けてしまいます。


私にとって悪魔との戦闘シーンは
余興で、その戦闘があったことで
各キャラクターにいろんな変化があって
変わっていく

それがとても気に入りました。



最終話、
まさか弟の雪男である体に
サタンが憑依します。

そうかつて
藤本獅郎に憑依したように。


その時雪男には
サタンと母親のゆりの記憶を見てしまいます。

そこにはエクソシストとしてのゆりが
ゲヘナの王であるサタンを自ら受け入れ
サタンを改心させます。


サタンはそのうち
ゆりと心を酌み交わすうちに
命のありがたみを知ります。

このとき思ったのは
サタンは実はやさしい心の悪魔であると思いました。




ですがゆりは
サタンとの間に子どもができ
産むことを決意。

そのため
魔女と呼ばれ
実父から殺されそうになります。

それに激怒したサタンは
「青い夜」の元凶となり
ゆりを救い出します。

そして
命からがら逃げ
自分の命と引き換えに
双子の燐と雪男を産みます。

その場に立ち会った
藤本獅郎はこの二人を育てることを決意します。

当時の獅郎は「冷徹なエクソシスト」で有名で
その場にいたメフィストも半信半疑でしたが
その場を押し切り育てることにした。


という事実があり
それを知ったらまた涙。

いろいろと食い違ったせいで
サタンも狂ってしまったのかもしれない。



そして雪男に憑依し、
兄を殺そうとしましたが
燐は呼びかけに成功。
雪男を取り戻します。


しかしそのときはすでに遅く
ゲヘナゲートは侵攻し始めます。


その後は
勝呂らの活躍でバチカンから太陽光を導き
悪魔の活動を抑え

燐と雪男はクリカラで覚醒し
炎を見事に操り
ゲヘナゲートを打ち破ります。


1ヵ月後、
メフィスト(ヨハン4世)は学園に復帰。
雪男はパラディンから中一級に降格
燐たちはいまだエクスワイアのままで終わりを迎えます。



最後、
メフィストから渡された鍵で
燐と雪男は実母がいたされるある場所へ向かいます。

そこは雪男がサタンに見せられた
記憶の場所と一致していた場所でした。


そこで
実母ゆりが燐と雪男を産んだとされる
場所へ行くとそこにはお墓が。

そこで雪男が
「僕たちは生まれてくるべきだったのか」
と問いかけますが、
燐は「ジジイや母さんが一生懸命がんばってくれたんだ」
とやさしく説きました。


このシーンで
思わず声を荒げて泣きそうでした。

今こうやってレビューを書いていても
泣きそうです。


{/netabare}


最後に、
このアニメは
「家族愛」「絆」
など、人と人とのつながり
温かみを感じるアニメです。

途中からはこのアニメの世界観に
飲み込まれてしまいました。



「家族愛」「絆」
どれもきれいごとに聞こえるかもしれません。
ですが、これは再認識すべき問題なのです。

あの大きな震災から歳月は流れ
もうすでに過去として処理し始めています。

しかし、
家族愛や絆は途絶えることはない、
なぜ、今自分がここにいるかを考えさせられるアニメでした。

とてもよかったです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8

74.1 7 兄弟で恋愛なアニメランキング7位
アオハライド(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (1207)
6578人が棚に入れました
中学生時代のとき、男子が苦手な双葉だったが「田中くん」だけ特別で大丈夫だった。夏休み中に田中くんは転校してしまい、自分の気持ちを伝えることができなかった。その後、男子にモテる双葉は女子からハブられてしまい、辛い中学生時代を過ごした。高校では女子に嫌われないようにと、わざとがさつに振舞う双葉は、想いを伝えることさえできなかった中学時代の淡い初恋の相手「田中くん」と高校で再会する。しかし、田中くんは中学生の時の性格と変わっていた。

声優・キャラクター
内田真礼、梶裕貴、茅野愛衣、小松未可子、KENN、平川大輔、松岡禎丞
ネタバレ

れんげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

胸の中を駆け抜ける、嵐みたいな青春の風

2014年7月放送。
全12話。


【前置き】

少女漫画原作のアニメは、他と比べても俄然キャラクターの心理描写が上手い作品が多く、個人的には内容に没入しやすい傾向にありました。
本作「アオハライド」も、まさにその類でしたね。

正直なところ当初はあまり期待をしていなかったのですが、数ある少女漫画原作の名作アニメ「ハチミツとクローバー」「君に届け」「ちはやふる」「夏目友人帳」等にも決して引けを取らない良さが、本作にもあったように私は思います。

…なんか遠回しな言い方ですね……、ストレートに申し上げます。
私は本作が大好きになりました。

ちなみに、タイトルの『アオハライド』とは、「アオハル(青春)+ライド(ride)」からくる作者の造語だそうで、「青春に一生懸命乗っていく」という意味合いだとか。
……ごめんなさい、説明を聞いてもあまりピンと来ませんでした。
ただ、作品を見終わった今となっては、作品を総括したピッタリなタイトルだと思っています。



【あらすじ】

見た目は良いけどそれ故に女子から反感を買わないようにと、わざとガサツに振舞う女子高生『吉岡 双葉(よしおか ふたば)』。

彼女は高校1年生の終わり、運命の再会を果たします。
その相手は、中学時代に転校し忽然と姿を消してしまっていた初恋の人『田中 洸(たなか こう)』。
しかし、洸の苗字は「馬渕」に変わり、昔見せた無邪気な笑顔も一切見せない…冷淡な人柄になっていたのです。

徐々に明らかになっていく、双葉の知らない洸の空白の3年間。
止まっていた2人の恋は、関係性が変わりつつも…再び動き始めるのでした…。



【語ってみる】
{netabare}
さてさて、本作の主人公は女子高生です。
私はナウでヤングな男の子なので、終始女の子のリアルな目線で話が進む点に関しては、少々共感し辛いことは否めません。

加えて現段階までのシナリオを総括すると、ハッキリ言って斬新な発想や展開にはあまり感じられませんでした。
実際、本作を試聴する前にあらすじを見た時は、全くピンと来ず見ようか迷ってしまいました。
(決して、辻褄のつかない話とかでないですが。)

しかし、それでも実際に見てグイグイのめり込めたのは、個々のキャラクターの人間味のある描かれ方や、思わずドキリとさせられた台詞の一つ一つ、そしてそんな各シーンをアニメとして魅せる手法も、とても秀逸だったからのように思いましたね。
日常系等のコメディ作品を除き、どんな作品もシナリオの出来は評価に大きく影響すると思うのですが、本作を見るとちょっと考えを改めちゃいましたね。


初めて本作に魅力を感じたシーンは、第2話。
後に親友となる『槙田 悠里(まきた ゆうり)』と双葉との初交流での一幕でしたね。

双葉が、異性の目を引くことで同性から嫌われないように、あえてガサツに振る舞っていた反面、同じく可愛いが故に同性から煙たがられながらも自分の素を貫いていた悠里。
このような件に限らずとも、学校というコミュニティーで何年も過ごすことを想定した時に、友人を作る為に双葉のように打算的な考えを持って過ごしていた方って、結構多かったんじゃないでしょうか。
(まぁ…双葉は極端ですけどね。)

悠里は、異性に好かれることに嫉妬したクラスメイトから、「ズルイ!」と陰口をたたかれていたわけですが、双葉は一人でお弁当を食べる悠里と話したことをキッカケに、彼女が昔の自分と重なり…ふいに「友達ごっこ」の殻を破って胆を発してしまうのです。

「ズルイっていうことは…、自分達も本当は男子に可愛いって思われたいってことじゃん。

 だったら、ブチブチ言ってないで自分達もブリッ子すりゃいいじゃん。」

そんなコトをしてまで男子に好かれたいと思っていない…、ただああいう女は嫌いなだけ…、と反論されても、

「じゃあ、ほっとけばいいのに!! ほっとけないぐらい嫉妬してるんだよ。

 相手のことを悪く言えば、自分が高みに立ってる気分になるのかもしれないけど、それ全然違うからっ!!」

と、まさにドストレートな言い返しをしてしまうのです。
思っていても、中々口に出すのは躊躇ってしまうような台詞ですね…、相手のプライドの逆撫で加減も半端ではありませんし。
実際に双葉も、言い終わった後に「しまった~~!!」ってなってましたね…。

ただ、それを聞いていた悠里は、その彼女の一言から勇気を貰い、陰口を叩く彼女らに


『私のこと嫌いってことはさ、貴方達の関心の内側に私がいるってことだよね。

 ざまあみろ♪』(←超笑顔)


なんて台詞をブツケちゃうのでした。
いやぁ、ここはとても気持ちが良かったですね。

これを機に、当たり障りなく過ごす為の手段であった双葉の「友達ごっこ」は、このクラスでは終わってしまいました。
ですが、それで得た友達は、「ごっこ」なぞでは終わらない関係を築けたのでしたね。

後の2人は共に同じ人を好きになるのですが、それでも2人は

「なんでウチら、同じ人なんか好きになっちゃったんだろうね。

 もうヤダ!!! でも悠里、大好きだからね!!」

なんて言って、お互い抱き合える清々しい友情関係でした。
正々堂々と勝負しようと言い合った、この2人の恋模様。
アニメ内でその結末が描かれることはありませんでしたが、同じく本当の友達になった『村尾さん』の言うように

「結果、どっちもフラれるかもしれないし。」

って結末でないことを祈りたいですね。
作品としては想定しにくいですが、現実なら大いにありえる展開ですしね。
2人と同様に思わず「ごもっとも…。」と思っちゃいました。


本作はフィクションではあるのですが全体を通して、こう現実的にありえそうなシーンが数多く出てきましたね。
現実でなら、二の足を踏んでしまうような状況も沢山ありました。
それでも、勇気の一歩を踏み出していく…双葉を始めとしたキャラクター達。
そんなところに共感と魅力が集まり、人気を得た作品のように思いましたね。
恋愛模様もそうですが、何より『いかにも実際にいそう』『実際にいたらいいな』っていうキャラクターを描くのが、上手いんでしょうね。


ただ、ヒロイン達が恋を抱く『馬渕 洸』だけは少々イケメンぶりが過剰に光ってはおりましたけど。
ですが、それでも好感が湧いてしまうのは、彼の人間味とバックボーンをキッチリ描かれていたからでしょうね。
たまにデザインがデフォルメされ、しっかり潰れた顔もこなしてくれる辺り、そのツンケンした性格にも良い意味で少々隙があって、昔の『田中 洸』を思い出させてくれますしね。
同じく人気の少女漫画「君に届け」の風早君よりは、まだ現実にいそうだと思いましたよ。

彼は、双葉の言う空白の3年間で、母親を亡くした境遇により、今のような冷めた性格を変わってしまっていました。
いや…変わったというよりは、以前の自分に戻れなくなったという方が正しいかな…。

同高校の先生でもある洸の兄『田中先生』は、当時は新任教師になったばかりで仕事に追われ、長崎にいる母親の看病も満足に出来ず…洸のフォローもままならなかった自分を責めておりました。

「会う度痩せてく母親を見るのは、本当に辛くて…病室に入るのがいつも怖かった。

 あんな思いを…、アイツは毎日たった一人で…。」

双葉との帰り道でそう言った田中先生は、洸について…こう続けました。


「洸は本当は優しくいい子なんだ、だから…『『『 知ってます!!! 』』』」


涙を流しながら言葉を重ねた、この時の双葉が最高でしたね。

「そうでしょ…、アイツ……いい子なんだ…。

 ありがとう……。」

同じく涙ぐみながら続けた田中先生とのこの一連のシーンは、涙腺をちょっぴり崩壊させられちゃいました。
決して斬新で虚をつかれたシナリオではないのですが、台詞と演出にしてやられましたね…。

この後、そんな洸の今現在の殻を、ムリヤリに…そして勢い良くブチ壊した双葉。
それを機に、久しぶりに兄とお父さんとで夕食を食べる洸の姿は、お兄ちゃんと同じくまた泣けてきちゃいました…。
お兄ちゃんも良いけど、お父さんの台詞もまた意外と良かったので…もぅね…。。。

これまでも、いくら適当ぶったりぶっきら棒に振る舞っても、最後には絶対優しかった洸。
彼が、昔の素直な『田中 洸』に戻るのは、そんなに先の話じゃないのかな?
今のツンケンも、それはそれで魅力的な気もするのですけど。
{/netabare}



【とても魅力的な、3曲の主題歌】
{netabare}
さて、本作を語る上で外せない魅力だったのが、こちらの3曲。

オープニングテーマ「世界は恋に落ちている」歌 - CHiCO with HoneyWorks

エンディングテーマ「ブルー」歌 - フジファブリック

挿入歌「I will」 歌 - Chelsy

深夜帯のアニソンと呼ぶには少々爽やか過ぎる節もあるのですが、曲のクオリティは勿論のこと作品ともマッチしていて、作品が好きになればなるほど曲も好きになっていきました。


当初は、爽やかで映像ともマッチしたオープニング曲にハマりました。
「聞・か・せ・て♪」って歌詞に、口を合わせて双葉が洸に耳打ちするシーンが魅力的ですね。
あと、冒頭のビュンビュンと突風がなびく中で、双葉の髪や服装が揺れ動くシーンの作画も綺麗でしたし。
何故かスカートは終始鉄壁を保っておりましたが、「まぁ良し!」としてしまう魅力がありましたよ。
そうそう、これはなんの風?と思っていたら、劇中最後の双葉の「青春…青い春…。その胸の中を駆け抜ける、嵐みたいな風に乗って。」という独白に、この風の意味が凝縮されていた気がしましたね。


中盤前辺り、作品が好きになるにつれて、エンディング曲もドンドン好きになっていきました。
ヒキを強くした作品ではないのですが、その分終わった後はスッキリした気分に浸れることが多かったので、優しいピアノから入る伴奏がまた聴き心地が良くて良くて…。
仲良し5人組で、トコトコと歩く絵も微笑ましかったですし。
映像の静止画の中では、後頭部を手で抑え少しバツが悪そうに笑う『小湊君』のシーンが一番好きでしたね。
彼は作中では今現在、まだあまり恵まれたシーンには巡りあえていなかった気がしますね。
最終話では、そんな彼のあるシーンから絶妙な具合でエンディングがフルで流れ始めるのですが、活躍すれば絶対一番好きになりそうなキャラクターなだけに、早く続きが見たいですね。


さて、そんな曲の中でも作中で流れる挿入歌「I will」は、劇中を盛り上げる演出として「ここぞ!」という時に思いっきり使ってくるので、最終的に一番記憶に残って好きになりましたね。
特にこの曲が、演出として最高の盛り上げを果たしてくれたと思ったのは第6話、双葉と洸が電車に乗ろうとする時のワンシーン。
双葉は洸が電車に乗った時、咄嗟に忘れ物をしたと嘘をつき、洸が電車を降りるかどうか内心でカケをしたんですね。

「もしこのまま洸が降りなかったら…、好きをやめる。」

悠里と同じ人を好きなってはいけないという葛藤からでしたね。
目をつぶり、「降りたら…やめる……、降りなかったらやめない…」と頭の中でグルグルと同じ台詞を繰り返す双葉。
ただ、電車の扉が閉まる瞬間、双葉は本音で「降りて!!」と願うのでした。

そんな中でこの挿入歌は、まさに電車が過ぎ去ったところで歌詞を絶妙にマッチさせて

「この恋を遮るように、電車は過ぎ去った。」

って流してくるんですよね。
歌詞の全てが作中のこのシーンを表現したものではないですが、憎い演出でしたね。
思わずドキッしちゃいましたよ。

そしてまた、しっかり電車を降りて目の前に立ってくれていた洸が

「何? 忘れもんって学校? じゃあ戻るか…。」

と言う場面で、綺麗にサビを持って最高にシーンを盛り上げてくれるのです。
(余談ですが、ここで双葉から「ごめん、忘れ物無かったよ」って言われた時の、洸の「ガボーン!」って感じの顔は面白かったですね。ドンマイ!)

そして、シーン最後の台詞


『悩んでるフリして、本当はどうしたいか決まってたんじゃん。

 それに…こういう時、洸なら降りるって思ってた…。

 悠里…ゴメン…、私も…私も…、洸が好き。』


という場面で、綺麗にこの曲も終わります。
まさに劇中歌に合わせて、シーンを繋ぎ合わせたことが窺える一幕でしたね。
それまでは、良い曲だなぁというぐらいでしかこの挿入歌を聴いてなかったのですが、このシーン以降は流れ始めた時には、もぅ「キタキタキタ!」って気持ちで聴いてましたね。
毎話ペースで流れるので少し希少価値感は薄れちゃってますが、それでも作品の盛り上がりには絶対に欠かせない一曲だと思いましたよ。

こちらの挿入歌とオープニングを歌うアーティストさんは、本作がデビュー曲だそうで。
次回も期待したいですね、出来ればまたアニソンを歌って作品を大いに盛り上げてほしいです。
{/netabare}



【総評】

恋愛作品ではあるですが、それ以上にリアリティのある高校生の人間模様を描いた作品だと感じました。
ストーリーにしても、あらすじだけでは伝わらない魅力に満ちておりましたし。
ストーリーやキャラクターの骨組みが上手く整っており、それを表現する台詞や演出も抜群に光り、結果的に全体を通して非常に出来の良い作品へと仕上がっていた印象を持ちましたよ。

キャラクターをベースに、恋愛模様を描くのか。
それとも恋愛模様をベースに、キャラクターを描くのか。
本作は多分、後者のような気がしましすね。
ただただ恋愛模様を描くことに重視した作品ではなく、キャラクターそれぞれの青春を描いた物語。
この「アオハライド」というタイトルも、そんな本作にピッタリだったワケですね。

このキャラクター達を好きになれるかによって評価は大きく分かれそうですが、私は皆好きでした。
まぁ今のところ実際メインは良い奴ばっかりでしたしね、恋愛作品としては面白味が無いとも言えるかもしれませんが。
キャラに関し唯一難点を上げるとすれば、主人公である双葉の声が「内田真礼さん」なので、どーしても中二病の六花ちゃんが頭から抜けなかったことや、声色が可愛過ぎて少々シリアスには不向きに感じ、違和感が生じる場面がしばしば見られたところですね。


さて、本作の2期の予定は今のところありませんが、後にメインで活躍するであろう新キャラクターがチラリと登場してたりもするので、是非期待したいです。
その時は、イマイチ2枚目半的な役割だった小湊君の活躍するシーンも見たいですね。
そうそう、OP後の提供映像での、話数ごとにドンドン増えていくニャンコの演出も地味に楽しみでしたので、次作ではどんなニャンコの魅せ方…そしてオチになるかも期待しています。

ではでは、読んでいただきありがとうございました。


◆一番好きなキャラクター◆
『田中 陽一(田中先生)』声 - 平川大輔さん


◇一番可愛いキャラクター◇
『槙田 悠里』声 - 茅野愛衣さん

投稿 : 2024/11/02
♥ : 56
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

LET'S アオハライディング!

原作未読


 AO(青)-HARU(春)-RIDE


企画構想段階でこのタイトルと決まれば、思いっきり青春of青春の物語にしたろ、と思います。
そんな事情があったかは露知らず、少女漫画原作らしさが色濃いこれでもかの青春+恋愛+友情ものでした。加入ケーブルテレビの再放送で見つけたのがきっかけ。
原作漫画が評判で2014年夏期に1クールアニメ化。その年の年末には実写劇場版が公開。観客の7割が10代の女性だったらしく(wiki)、今の20代女性には認知度の高い作品だったりするのかもしれません。

ターゲットである10代女性の夢が詰まったお話と仮定すれば、
・頑張るあたし!なヒロイン
・頭のてっぺんから足のつま先までイケメンなあいつ
・親友の好きな人をあたしも好きになっちゃった
組み合わせは外せません。そして本作ならではの味付けを少々。
私はヒロイン吉岡双葉(CV内田真礼)のめんどくさい感じけっこう好きです。


看板に偽りなし、の絵に描いたような“青春”の光部分をルーペで拡大した焼けこげそうなくらいまぶしいお話です。


観終わった方はどんな感想を持たれたでしょうか?


青春の光にあてられるとどう転んでも自分の青春ここまでじゃねーなーと思っちゃいます。


ここで吉岡双葉について閑話休題

「イケメンすぎてつらい…」
「キラキラで溶けそう…」
「俺の青春とは別物の並行世界…」

青春ものに触れコンプレックスを感じ悶えとく。ヲタコミュニケーションでの最適解といえましょう(適当)。
そんな中でですよ。

「女の子と楽しくやってたよ」
「学校行事も積極参加して楽しかったな」
「強豪野球部で白球追いかけ充実した青春」

でも満足はしていない。恋は上手くいかなかったし甲子園の夢だって叶わなかった。リア充高校生だなんてとてもとても。もっとやれることがあったんじゃないか?
青春に未練が無いとは言えないさ(遠い目)。

・・・なんてうっかり口走って敵認定されるのはご免こうむる。
そもそも田舎か時代か、陽キャ陰キャの概念もなく帰宅部連中ともワリと仲良くやってたので、“俺の青春灰色だよん”から生じるルサンチマンを肌感覚で理解できなかったり。

「知るかバーカ!しょぼいのは自業自得だボケ」

なーんていい大人になった今となっては言葉に出さないのがマナーです。

そんなビビリヲタ♂の境遇を女子に置き換えてみます。そして同調圧力に屈してたこれまでの日々にさようなら、と
“事実なんだろうけどそれ言っちゃうと角が立つよね”
“スカッとするかもしれないけど言い方ってあるよね”
を難なくやってのけちゃうしびあこJKがヒロイン双葉だったりしました。



心情描写の繊細さやリアリティが良いことは前提。1クールと短めなのにその点は丁寧に拾ってます。
そこに、ホントはこんなの出来たらいいのにな、の実現を織り交ぜているのが優れものだと私が思うところだったりします。
また、これくらいの年代女子の面倒くさいところ、そして心の揺れそしてかわいいところがヒロイン以外の女性陣、槙田悠里(CV茅野愛衣)、村尾修子(CV小松未可子)にも表れていたりとなかなか面白い作品でした。


■面倒くさいところ!?
だって、双葉は馬渕洸(CV梶裕貴)を見てるようで見てないじゃないですか。
・自分がどうキュンと感じたかが大事
・相手が今どう思ってるか?は「わからないよ、でも」で自分がどう思ったかが最優先
・マイルール?{netabare}“電車降りたら好きのままでいる”“言えなかったら丸刈り”{/netabare}は相手の事情お構いなし
脳内どんだけ恋愛で占められてるんだの視野狭窄っぷりだと思いません?
この青春真っ盛り感を懐かしく思います。

一方で、馬淵か田中かの洸くんはといえば、ヒロインが望む適切なタイミングでヒロインにとって適切な言動をしてくれる王子様です。これやれって言われても無理だから。
リアルではこの男女間における不公平を嘆くのではなく、適切なタイミングで適切な言動をできるように日々自分を磨いておきたいところです。


■願望の実現!?
良くも悪くも毎日顔を合わせる学校で、思春期女子には絶対できない、でもできたらカッコイイことをやって好転するシーンがいくつか。

1.{netabare}明日美(CV井上麻里奈)、チエ(白石涼子)に一言物申す
ハブられた反動で同調圧力の権化と化した経験を持つヒロインです。そんな彼女が次の居場所が確定してない中で関係を切るって基本できないことだと思ってます。
腐れ縁を切ってほどなく仲良し五人組ができるなんて結果オーライでしょう。{/netabare}

2.{netabare}悠里に自分も洸が好きだと伝える
奇しくも悠里が「あたし不利だ」と言った通り、先行している双葉だったら水面下で動いて付き合ってからごめんね、になると思ってます。
友情も愛情も壊さないなんてこれも結果オーライでしょう。そして100%もめる案件だと断言してもよい。{/netabare}
{netabare}そもそもまずは悠里からのメールで勘ぐった上、「あの子先手を打ってこっちの動きを封じようとしてきた」「こっちが好きなのわかってんのにありえなくね?」って展開が目に浮かびます。{/netabare}


この1.2.のような感じでリアルでも物事が上手くいけばいいのに、が描写されてるので「えぇなあ」となるのだと思います。
性格にもよりますが、実際できちゃう女性は男前ですね。惚れます。


それともう一点、“素直な自分”への肯定がこれでもかと。
仲良し五人組(男2:女3)の女子三人とも素直でいい娘さんです。しかし考え方捉え方に各々差異があるのも良いですね。

 素直になりたい子
 そのまんま素直な子
 素直を知らない子

その他、喧嘩別れしたような明日美もそこまで険悪なキャラとして処理しませんでした。悪い人が出てきません。本作の優しさの部分です。


以上が私の思う女性視点ならたぶんこんな感じでは?の私見です。女性ではないのでホントのところはよくわかりませんがね。
それほどキラキラした少女漫画っぷりにあてられたってことなんでしょう。
数多くの男性向けアニメに隠れて、女性視点でのこうした物語は貴重。新鮮な気持ちで堪能いたしました。


最終話がなんとも中途半端なのと目に見えて作画が怪しいところもあって、総じて評点高めにつけられないのですが、たまにはこういったTHE少女漫画の風にあたってみるのはいかがでしょうか?
思春期女子の現実と理想を垣間見せてくれる佳作です。甘酸っぱいやりとりにうっかりキュンキュンできたらもうけものなのです。


OP「世界は恋に落ちている」。映像含めキラキラし過ぎていて軽く死ねます。『色づく世界の明日から』みたいに走っている画も好きですが、風に吹かれて髪がぐちゃぐちゃになるのも激動の青春時代を表わしているようで素敵でした。チコハニは『恋は雨上がりのように』で知りましたが青春ものに合いますね。
フジファブリック担当のED「ブルー」。そして挿入歌の「I will」も良曲でした。



■(オマケ)聖地!?
双葉と洸ら最寄り駅のロケハンは東急田園都市線市が尾駅。繁華街は小田急線/横浜線町田駅らしいです。
どちらもわりと所縁のある駅だったりして、ちょっとお得な気分でした。



-----
視聴時期:2019年4月~6月 地上波再放送 



2019.06.16初稿
2019.07.14修正

投稿 : 2024/11/02
♥ : 47
ネタバレ

青陽 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

囚われた自分を変えていく、あの青春に乗って

野崎くんが描いてると思って観るとまた違う面白さが!
マミコたちの世界は夏休みスキップしてたけど、こっちは夏休み入る前に終わっちゃったよ
でも、そんな短い期間でもそれぞれに変化があって…

コウとふたば
お互いの存在のおかげで価値観が大きく変わった

ゆうりとしゅうちゃん
友達ができて居場所ができた。

小湊くん
…えっと、学力が上がったかな。

こういうおちゃらけた感じのキャラは少女漫画だと鉄板みたいだ。さしずめ日常アニメにおける金持ちお嬢様キャラのような。作品に必要不可欠なポジションなのだろう。しかし、その活躍は今後のお楽しみ!って感じ

いつの日かの2期も待ってます。夏休みスキップすんなよ?


以下、視聴時の感想もろもろ

{netabare}
ああ、あの日々よ
性別は違っても吉岡さんに共感した。
学生時代はどうしても狭い教室内、40人にも満たない中で友だち作ってそれなりに生活しなきゃいけないわけで。
もし、そこで変な風に注目されると出る杭は打たれる的な感じで周りから変な圧力かかって…。
騒がれても嬉しくないし、迷惑だってのはよくわかる。
自分も目立たないように眼鏡かけて髪はなるだけ短髪にして過ごしてたっけ。カバンをぐちゃぐちゃにしたりはしなかったけど。
吉岡さんも、がさつキャラ作る前に見た目を地味に変えればよかったんじゃないかな
いや、どう足掻いても可愛さ隠せなそうだけど



リーダーズ研修とかあるなら、そりゃ普通の学校以上に学級委員やりたくないだろうな〜
この御時世にテスト結果を掲示板で貼り出してるし、いろいろ変わった学校なのかも

しかし
あんな風に助けてもらったらね、そりゃ惚れるよ!
しかもあのイケボで耳もとで囁かれたらね
ゆうりに刺激を受けて
ようやく自分もコウを好きだと自覚した主人公なわけだけど
なんか三角関係が新鮮に感じる!純粋な三角関係だなー、この先どうなるのかなー
ただOP映像的にも今までの話的にもゆうりの勝利が見えないよね…

難点を挙げるとしたら 間淵くんは
風早くんと違ってクール系イケメンだからボソボソ喋りで何て言ってるか聞き辛いとこがあった。
イヤホンしてたのに。難聴じゃないのに!
駅での台詞
「シャンプーか、何それ。萌えるな」
なんてググってやっとセリフ解ったくらいで。
萌えのイントネーションって燃えと一緒?なのか?
だからわかりづらかったんだな
「シャンプーか。何それ、燃えるの?」
って聞こえたし
何で急にシャンプーの引火性について問うんだ?しかも、なぜそれ言われて照れる?なんで変態??
って疑問だらけで戻して何度も聞き直して。でもわからなくて結局ググった。
リアルタイムで観てたら
んん?って混乱してその後アニメに集中できなかっただろうなぁ

他のアニメでもこれくらい聞き取りづらければ
えっ、何だって?と主人公に返されても
まあ仕方ないわなと思えるんだけど。
女の子の場合、ボソボソ言っても声が高いから聞き取りやすいんですよね、聞こえてるはずなんですよね自称平凡な高校生男子の聴力なr

……そんなことより印象的だったのは単にラブコメばかりでなく、家族の問題も描かれていたこと。
コウが心を閉ざしていたのは
両親が離婚
母と二人暮らしに
別れるとき兄ちゃんに母さんを任せた言われる
その後母が末期ガンだと発覚
将来母に楽させるために必死で勉強してた
いっしょに過ごす時間を減らして
もう戻らないかけがえのない時間を減らして…
間違えたとコウは思う、間違っていた、でももうどうしようもない
母のことを頼まれたのに…

母が亡くなり勉強する目的が、将来の目標が無くなってしまった
でも、だから
新しく目的ができるのは過去に対する裏切りのようで辛く、楽しむことも許されないと思っていた
でも本当はずっと許されたかった
その欲しかった言葉をどんぴしゃで掛けてあげられた吉岡はすごい!コウにとって前よりさらに特別な存在になっただろう。

…うん、やっぱ男だったら泣き顔は見られたくないよな。完全に心許してたとしてもそこは変わんないはず!



田中家族の仲が修復された食事シーンは良かった
父ちゃんセリフ少なかったけど全部名言だった。すごい良い人そうだったなあ、なんで離婚になったんだっけ…?

そんな感動的なシーンで気になったのは…
兄ちゃん、豆腐めんたるってどんな自虐Tシャツだよ!どこで、なぜ買った?それとも友達にネタでプレゼントされたのか?
あの場面で泣いちゃったのは全然おかしくないよ?豆腐めんたるじゃないよ?
OPのときの服も変だし、兄弟間でこの服のセンス差は…
料理センスはいいのにね

{/netabare}

『世界は恋に落ちている』
OPいいですね!今期はOP曲が良作ぞろいです!!
少女漫画らしい明るく爽やかな曲調で、歌詞の内容も
コウのこと知りたいっていうふたばの心を表していてよかった。
ひと昔前と違い、作品を大事にした曲が多くて嬉しいです。いや、そばかすもいい曲ではあるんですけどね。
「お、し、え、て♪」や「聞、か、せ、て♪」のトコ、歌詞とキャラの口の動きが一致している映像表現かなり好きです!
今期だと他にはハナヤマタの「つぶやいてみた♫」とか。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 17

65.4 8 兄弟で恋愛なアニメランキング8位
聖痕のクェイサー(TVアニメ動画)

2010年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (653)
4648人が棚に入れました
女性から聖乳“ソーマ”と呼ばれる生体エネルギーを得ることで、特定元素を自在に操る特殊能力者。“クェイサー”と呼ばれる彼らは、世界の歴史の裏で暗躍してきた。 私立ミハイロフ学園に通う織部まふゆ(おりべ まふゆ)と山辺燈(やまのべ とも)は、サーシャと呼ばれるロシア人の少年と出会う。彼は鉄の元素を操るクェイサーであった。この出会いにより、まふゆと燈は、クェイサー達の戦いに巻き込まれていく…。

声優・キャラクター
三瓶由布子、藤村歩、豊崎愛生、茅原実里、平野綾、日笠陽子、川澄綾子、花澤香菜、清水愛、高垣彩陽、千葉進歩、大川透

セメント さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

奮えよ!恐れと共に跪け!

吸えば分かる(キリッ -聖痕のクェイサー20話/サーシャ語録-

久々にワロタ
エロアニメサイトに普通にリンク張られてるとか前代未聞ですよ
よくこれを地上波で放送出来たましたよ、いやほんと
まぁ規制が多すぎて何が起きてるのか分かりませんでしたが
その心意気に惚れました


左ばかり吸って悪かった、右も吸って色を合わせてやる(キリッ -聖痕のクェイサー3話/サーシャ語録-

いやぁ規格外のおっぱいアニメっしたねぇ
単純明快に王道チックなバトル展開を完全に覆いかぶさる、常識を超えたおっぱい授乳アクション、ハラショー!
それに加えて、何かしら化学の勉強に役立つ(?)かもしれない元素ネタ、これで化学が苦手な君もすらすらと周期表を覚えれるはず!
みたいなスタンスでやってっております
やっぱあんな風に真剣にボケられると、こっちはどんな顔をすればいいのか分からなくなりますが
笑えばいいt(ry

吸い出してやる!全てを何もかも!(キリッ -聖痕のクェイサー23話/サーシャ語録-

”この作品はおっぱいが全てです”と、監督の金子ひらく氏もおっしゃってるわけですが、愛情で紡ぐラクタフィリアを独特の感性で描いていますね
・・・どうしてこんなになるまで放っt(ry
アニメ化できないとまで言われた授乳シーンも平然とやってのけるッ!そこにシビれるッ!あこがれるゥ!
夏にやる同監督作品の「魔乳秘剣帖」も期待ですね
おっとそういえばちょっと前のことになりますが、都条例改正案に反対する作家リストに、藤子不二雄Aさんやあだち充さん、ちばてつやさん他錚々たる面々が名を連ねる中、
監督の金子ひらく氏を始め、原作者の吉野弘幸氏、佐藤健悦氏、脚本の上江洲誠氏、森田繁氏、スーパーバイザーの名和宗則氏といった今作のスタッフがまさかの総出、懸ける情熱の強さを感じさせてくれました
そんなこんなでクェイサー、地上波は規制がかかりすぎていて、ソフト収録のディレクターズカット版を買って見ないと展開がつかめないわけでして
ソフト売り上げは余裕で紳士ライン、二期も作られるほどの跳躍っぷりの裏には、買わせるためのスタッフ側の知的戦略が垣間見えるのが本音ですが
ただ購入層は大分胡散臭そう・・・

乳はつかんでも嘘はつかない(キリッ -聖痕のクェイサー13話/ビッグ・マム語録-

誰もが見れる可能性にある地上波放送という形態において、一般アニメの名目でエロアニメを流していいのかという議論を度々目撃しますが
だからこそ深夜でやってるのだから問題は全くないと思うんですよね私は
ま、真昼間に授乳シーン見せつけられたら、流石にアレですが、深夜ならある程度意志があって見てるわけでしょうし
BPOに苦情を出すとか、アンチの所業にしか思えないです
昔からある話で、例えば教育委員会はクレヨンしんちゃんを育上宜しくないという理由で子供に見せたがらないようですが、それってむしろ子供の自由を侵害しているんじゃ?と幼い時分ずっと思ってましたよ

巨乳、爆乳すらも凌駕する、まさに超乳(キリッ -聖痕のクェイサー22話/汪震語録-
さすが超乳、キレもコクもすべて、ブンダバー!(キリッ -聖痕のクェイサー22話/フリードリヒ語録-

あいなまさんの喘ぎ声が堪能出来ると聞いてすっ飛んできますた
といってもまぁ「かなめも」で大分喘いでいたような気がしなくもないのですが
黄金のクェイサーに操られた時の、あのドスい声なんかも、意外にレベル高いなぁと思って聞いてました
ナトリウム使いの鳳先生役は大川透さん、指パッチンで炎を出す、アレこれなんてロイ・マスタング・・・
他なんだかものすごく声優が豪華ですね
しかもどれも良い感じに役にはまってましたし

おっぱいグッバイデトックス!!! -聖痕のクェイサー10.5話/万乳研語録-

音楽はかっこいい系ばっかですね、特にOPは飛蘭さんや妖精帝国さんが来てます
EDは、映像こそあれですが、声優陣による曲はなかなか良いです

巨乳?とても賛成できないな、金輪際私の前で巨乳などと口にしてはいけないよ(キリッ -聖痕のクェイサー24話/鳳榊一郎語録-

乳!乳!!乳!!!なんなんだこれはと、どうしてしまったんだこの世界はと
私なんかは、小さいのが好みなわけで非常に肩身の狭い思いをするわけでありますが
史伽はおいしく頂かせてもらいました
とりあえず燈の陥没乳首が全てを持って行った感がありますね
あとあの吸われた後のピクピクしてる感じがまたなんとも・・・


至高のおっぱいだ(キリッ -聖痕のクェイサー17話/黄金のクェイサー語録-

2010年のアニメは、「クェイサー」に始まって「ヨスガノソラ」に終わると言っても過言ではないほどの、ポル産ジャンルのエスカレーション
エロで釣っておけば、とりあえず話題性は高くなり且つ売上は安定します故
売上がものをいうこの時代、どうしてもその手のアニメが量産されやすい状況というのが、あるわけですが
私的にはそろそろ収束してくるんじゃなかろうかと思ってるんですね
というのも、「地上波でここまでやるのか!」という謳い文句も、ヨスガノソラにて行為までやってしまったことで上限に達してしまい、それ以上のエロが望めないところまで来ていること
あるいは、目新しさが売りだったエロジャンルも量産されることで流石に飽きてきて、「まどか」や「シュタゲ」のようなエロなしが逆に目新しくなってきてるということ
この辺の要因から、エロジャンル減少化傾向を唱えるわけです
まぁ依然としておちんこやら保健体育などといったエロジャンルは盛ってますが、それでもエロだけが売りといった作品は減り何かしら+αが求められるようになるんじゃないかなぁと思っていたりいなかったり
今やちょっとしたエロ描写は物語の必需品ですからね、そして私自身補給してかないと生きていけない体に洗脳改造(ry

何はともあれクェイサー、概要に少しでも触れたいと思った人は、最終回ED(DC版)を見とけばいいんじゃないですかね
大体つかめると思います、ハラショー

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9

ぺし さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ぶっとんだ原作を、ぶっとんだスタッフがアニメ化した、ぶっとんだアニメ

《あらすじ》
女性から聖乳(ソーマ)と呼ばれる生体エネルギーを得ることで、特定元素を自在に操る超能力者。クェイサーと呼ばれる彼らは、世界の歴史の裏で暗躍してきた。私立ミハイロフ学園に通う織部まふゆ(おりべまふゆ)と山辺燈(やまのべとも)はサーシャと呼ばれるロシア人の少年と出会う。彼は鉄の元素を操るクェイサーであった。この出会いにより、まふゆと燈は、クェイサー達の戦いにまきこまれていく。



まず始めに、女性には勧められません。あらすじ見れば分かると思うけど、大概の女性は気分を害すると思います。一応言っといたので、見る場合は自己責任で(笑) どうせ見るなら、規制版じゃなくて、ディレクターズカット版を見た方が良いと思います。規制版は何をやってるかあまり分かんないので…。

けっこう前に見たので、記憶が定まらない部分もあります。このアニメ(原作も)一言で表すとすると、「スタイリッシュ搾乳アクション」です。タグにあったので拝借しました。このタグ思い付いた人凄いわ(笑)

一応、本筋のストーリ的な物はあるんですけど、正直言ってこの作品はそこに重きを置いていません。主人公のサーシャがいかにして女性の乳房を格好良く吸うかがこの話の核となる部分です(*_*)

タグにエロアニメとか有るけど、個人的にはここまでされると全くエロく感じない。もうね、酷い(笑)

何の脈絡も無く、えっ何でここで!?って所でソーマを吸い始めることだってある。後ですね、スタッフの拘りが半端じゃない。何への拘りかっていうと、女性キャラの乳首への拘りです。一人一人形とか違うんですよ…。いったいどこに力入れてるんですか!? もっとこう、ストーリーとか、作画とか、力入れるべき所があっただろうに(-_-;)

もうね、途中から笑いが止まりませんでした。ギャグアニメでも見たかと錯覚しましたよ。

しかも、こんだけふざけてるのに、戦闘シーンとか能力とか、音楽(OP、ED、BGM)はかなり格好良く仕上がってる(笑)

・声優について
何すかこの豪華さは(笑) 声優さんって仕事選べないんですね…かわいそう。
自分の好きな声優さんの喘ぎ声なんかを聞きたい人は見てみたら良いかも。
俺は、何かかわいそうに思っちゃいましたが(>_<)

このアニメのレビューすると変な目で見られるかな?っと思ったけど、変な目で見られたらそれはそれで良いやと開き直りました。

スタッフの明後日の方向への拘りが馬鹿馬鹿しくてお気に入りにしちゃいました(笑)

このスタッフ頭のねじが2、3本飛んでます。ハラショー、ハラショーww

投稿 : 2024/11/02
♥ : 21

月夜の猫 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8

胸に怨念めいた執着を感じる・・

破廉恥学園淫乱伝奇露出バトルエログロアクション。
「アニメでできない事をやる」というコンセプト作品。

授乳行為を正当化しており、成人向け指定のない
「乳房を吸う漫画」として注目を集める。

全局で表現規制による画面差し替えや台詞削除が
施されている。※其処迄して放送する必要や意味ある?

以下(wiki抜粋)
アニメ版では「徹底的におっぱいにこだわる」との方針
から、女性キャラは胸の大きさの違いだけでなく、胸、
乳首、乳輪の形や色もキャラごとに異なっており、乳首
の勃起シーンや失禁シーンなどの描写もある。

また、おっぱいに関連することで登場キャラがシリアス
な口調と状況でシュールなギャグをすることも多い。

執念というより怨念じみたものを感じる・・
普通に18禁楽しめば?・・と言いたい。
視る人買う人が居るから作るのだろうけど・・

2期もできた? 余程18禁じゃないギリギリを視たい人が
多いのか・・似た物語は数多ある・・陰惨でエログロいの
がそそるのか?馬鹿アニメとして笑いネタにもできない。

基本笑えるならエロでも結構耐性あると思ったけど・・
これは流石に無理だった・・orz

開始10秒で切る陰惨エロアニメ。
1分後にはエログロアニメ。
OPはangelaっぽい曲で少し太めの声。結構好み。

1話序盤はOP映像とは大きなギャップが有る緩め・・
でも説明台詞はエロ路線・・学園ラブコメ風に展開
しつつシリアスはエログロで結局陰惨なアニメ・・

キャラデザがあまり好きではない。
キャラは嫌悪感が先に出る。
基本敵はメンヘラキャラ・・無理無理無理無理無理
闘う度に聖乳(ソーマ)※女性の乳房を吸う。授乳する。

EDは結構好み。

基本エロとグロとメンヘラしか無い。
台詞もスラングを専門用語風に多用して混ぜてるだけ。

これをTV放送したんだね・・

物凄い豪華な声優だな・・声優って仕事選べないんだね。

三瓶由布子・藤村歩・豊崎愛生・茅原実里・平野綾
川澄綾子・日笠陽子・花澤香菜・千葉進歩・清水愛
大川透・中原麻衣・田村ゆかり・高垣彩陽・斧アツシ
三宅健太・加藤将之・大原さやか・天田益男・早水リサ
松風雅也・浅川悠・斉藤貴美子・興津和幸・黒河奈美
伊丸岡篤・大浦冬華・後藤麻衣・浜田賢二・成田剣
遊佐浩二・明坂聡美・高梁碧・谷口節

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3

72.1 9 兄弟で恋愛なアニメランキング9位
君と僕。(TVアニメ動画)

2011年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (813)
4399人が棚に入れました
熱血からは程遠い、でもこれが青春ってやつですか!? 双子の兄弟、悠太&祐希と要、春は幼稚園からの幼なじみ。仲がいいのか悪いのかいまいち微妙なところだが、高校生になった今もつるんでいる。最近は転校生の千鶴が仲間に加わり、5人になった彼らのスクールライフもちょっと賑やかに!? 目立った事件や熱血もない毎日だけど、笑ったり、驚いたり、恋をしたり…。たくさんの日常の中で、少しずつ成長する彼らが送る、ほのぼの青春グラフィティ!

声優・キャラクター
内山昂輝、木村良平、小野友樹、豊永利行、入野自由、佐藤美由希、鳥海浩輔、梶裕貴、中島沙樹

(ΦωΦ)華菜* さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

甘酸っぱい青春アニメ*

※あらすじはあにこれのをご覧下さい※

▼▼主な登場人物▼▼


♥塚原 要(つかはら かなめ)♥

穂稀高校に通う2年生でツッコミが主な担当。
家は裕福で学年トップの秀才。
クラスの委員長や生徒会役員もこなす頑張り屋。
中学1年生から眼鏡をかけるようになる。
本当は不器用なのに、周りに頼られると断れず、
自分の力以上のことをしようとする。
双子や千鶴によくいじられているが、
何だかんだ相手する面倒見の良い、優しい一面を持つ。


♡浅羽 悠太(あさば ゆうた)♡

双子の兄で同じく穂稀高校に通う2年生。
前髪がセンター分けで判別可能。
整った顔をしている為、弟と共に女子からモテる。
無表情で表情を崩す事がなく、冷静で大人しい性格。
双子の兄という事から、しっかりしている部分があり、
家事や掃除なども、サボらずしっかりするタイプで、
弟の他にも、要たちの面倒をも見る事もある。
中学時代には剣道部に所属し、高校では茶道部に所属。
周りへの観察力は鋭く、時には人を救ったりする。


♥浅羽 祐希(あさば ゆうき)♥

双子の弟で同じく穂稀高校に通う2年生。
前髪を下ろしている事で判別出来る。
兄の悠太とテンションや感性も似ているが、
オタク趣味だったり、人に面倒をかけるなどの性格は違う。
ブラコン気質で、悠太に面倒を見てもらっている事が多い。
アニメや漫画が好きで、本屋で立ち読みする事も。
兄と同じく女子には人気あるものの、女性は苦手。
半帰宅部状態になっている漫画研究部に所属している。


♡松岡 春(まつおか しゅん)♡

穂稀高校に通う2年生で、お花畑精神を持つ男の子。
よく女の子と間違えられるが、趣味も女の子らしい。
運動が苦手で、勉強だと英語も苦手。
男子高校生にしては珍しく初な心を持つ子で、
そういう話題に出ると、すぐに顔を赤らめる。
天然パーマを気にしており、長髪ではいた。
誰にでも丁寧語を使い、いつもホワホワしている。
ボケやツッコミはほとんどせずに見守っているタイプ。
兄弟が多く、2人の姉と中学生の弟がいる。


♥橘 千鶴(たちばな ちづる)♥

2年生の春に穂稀高校に転校してきた男子生徒。
ドイツと日本のハーフで、金髪が特徴的。
身長が低く、本人もそれをコンプレックスにしている。
右の頬に泣きぼくろがあり、前髪は触覚っぽいヘアー。
日本行事や伝統については中途半端な事しか知らず、
何かと参加したがるが、よく祐希に騙される。
常にパーカーを着用しており、よく注意されている。
髪の毛を下ろすと、イケメンなのに本人は気付いていない。
可愛い女子にモテたい願望が強く、象徴的な男子高校生。


♡佐藤 茉咲(さとう まさき)♡

穂稀高校に通う女子生徒で要たちの後輩。
身長がとても低く、人から親切にされる事を嫌う。
転んで怪我をした所に春から絆創膏をもらい、
興味を抱き、そこから恋愛感情に発展する。
千鶴には「羊っぽい」という事から「メリー」と呼ばれる。
ぶっきらぼうで感情表現が苦手なため、
誤解されやすい性格をしているが可愛らしい女の子。


♥東 晃一(あずま こういち)♥

穂稀高校の教師で、要たちの先生。
面倒見がよく、大人な意見を言う為生徒からの人気も高い。
また要からはライバル視されるが本人は知らない。
よく春や他の生徒たちの相談を受ける。


♡あきら♡

天然ボケで無邪気で永遠のピーターパン。
晃一と幼馴染で晃一を何かと困らせるが、
晃一に面倒をよく見てもらっている。
職業は不明だが、よく穂稀高校に侵入しており、
職員とは顔なじみである。
千鶴からはよく敵視されている。


♥塚原 容子(つかはら ようこ)♥

要の母親で、一人息子を溺愛する可愛らしい母親。
周りに流されやすく、感情の起伏も激しく、
要にベタベタしたい気持ちを全面に出し、
よく要に鬱陶しがられるが、要も結局は優しくする。


♡松岡 冬樹(まつおか ふゆき)♡

春の弟で中学生男子。乱暴で口が悪く、春と真逆。
超健全な中学生で、思春期ならではの描写も描かれる。
同じ学年の彼女がいて、それをネタによく千鶴たちに
意地悪な質問をして、困らせる。


♥松下 隆之介(まつした りゅうのすけ)♥

祐希の後輩で漫画研究部に所属している。
気が弱く、運動が苦手。
祐希をモデルに漫画を描くなど、
祐希に憧れを持っている様子。


♡佐倉 花代(さくら かよ)♡

穂稀高校の食堂・購買で働く女性で、
千鶴曰く「食堂のシンデレラ」。
強気で勝気な性格をしているが、同じ職場で働く母親を
気遣う優しい一面を持っている。
美容師という職業に1度就いていたが、
自身の後ろ髪は常にハネている。
パンなどについているお皿と交換出来るシールを集めており
同じく集めている祐希と仲良くなる。



-------------------------------

★★総合感想★★


2011年10月から12月まで放送された作品。

全13話。


ポワポワしている男子高校生の日常を描き、

尚且つ、

甘酸っぱい青春を感じられる作品。


現実でもありがちな男子高校生を描いている事、

恋愛も甘酸っぱく描かれている事で、

見ている方も思わずニヤニヤしてしまいます/////



日常もとても良いのですが、


やはり、それぞれの恋愛模様が描かれている所は、


じれったくて、

初々しくて、

キュンキュンしてしまうのです(*ノェノ)キャー


アニメを見た事から、

原作を読んだのですが、

原作も同様、キュンキュンしてしまいました(*ノェノ)キャー



作中には、


ポエムのようなセリフもあり、


それもまた物語と合っていて、


とても心に伝わるセリフでした(*´Д`)


高校生に戻りたいと思わず、
ため息をついてしまう作品ではありますが、


キュンキュンが足りない方は是非視聴をオススメします!!


作画もとても綺麗で、

登場する猫も可愛く、


ほのぼの、ほっこり温かい作品です( ´∀`)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 13

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

予想以上の出来で2期がとっても楽しみです(#^^#)

■キミ (;⌒▽⌒)σとσ(⌒▽⌒;) ボクってどんな関係・・・改め・・・君と僕。ってどんなアニメなの♪
ゆるーい感じの仲良し男子の高校生活の日常を描いた作品なのです!
エルフェンリートでお馴染みの神戸守監督と、ARIAやたまゆらでお馴染みの吉田玲子さんがシナリオ構成を手掛けるので、どんな作風に仕上がるのかとっても楽しみな組み合わせですね♪
物語の中心に、双子の浅羽兄弟が登場するのですけど、兄の悠太はISでキャストを努めた内山昂輝(うっちー)で弟の祐希ははがないで小鷹訳役のキャストを努める木村良平さんなのです(^ー^* )フフ♪
知る人ぞ知る「僕は友達が少ない on AIR RADIO」で盛り上がってる大富豪コンビなのですw
わからない人はごめんなさいね♪
σ(・・*)アタシはそれだけで楽しみでしたね(*^-^)
女の子ばかりの日常系作品が多い中、男の子が中心の日常系作品はとっても斬新な設定で、ちょっと今までに見たことのない作風が味わえる作品なのですよ♪
 
 
■君と僕。に出逢った日の日記φ(^∇^ )
どうやらこのアニメは分割2クールで放送させるみたいですね!
最近だと「神のみぞ知るセカイ」もこの形でしたね♪
果たして2クール目に無事辿り着けのかちょっと不安な第一印象でした(>o<")
BLが苦手な私にとってこれは試練なのでしょうねw
作画自体は淡い色彩を使ったほんわかした雰囲気を表現していて日常系らしい描写は良かったと思います♪
ただ脱力系と謳っているだけにキャラに覇気がないのがどうも気になります。。。o(゚^ ゚)ウーン
春くんに至っては、女の子ですね・・・
それでも時折みせる(。・w・。 ) ププッと笑ってしまうギャグパートが今後もパワーアップしてくるようなら意外と2クールも楽しく見れるのかなぁーとも思ってます♪
 
1話ではなんとも判断つかない内容だけに、今後に期待をしつつ完走を目指したいと思います♪
 
 
■総評
1話見た段階では「君と僕。」って完走できるかなぁって思ってたのですけど・・・杞憂でしたね(* v v)。
毎話観るたびに感じるこの心地よい感覚・・・そうなんです!σ(・・*)アタシの大好きな時の流れを感じたのです!
こういうアニメを楽しむには、贅沢な時間の使われ方を理解できないとダメかもしれませんね(*^_^*)
日常系以外のアニメではカットされてしまいそうな、何か起こるわけでもないシーンや何気ない会話が絶妙な空気感を演出しているのですよね♪

花を見つめる、空を見上げる、生徒が行き来する廊下のシーン・・・
登下校中、休み時間、昼食中の何気ない会話・・・

カットしても物語が成立すると思われるシーンの数々が大切にされているのがこの作品からも伝わって来ました♪
そんな点からも間の取り方に定評のある監督の神戸守さんと、キャラの何気ない仕草から後々のキャラの性格や行動を自然に見せたり深みを与えることに秀でているシリーズ構成を手がけた吉田玲子さんの感性はこの作品と相性がよかったんじゃないかなぁって思えました(#^^#)

また演出としてはBGMのセンスが抜群に良いのです♪
アコギの音色が「君と僕。」のほんわか温かい雰囲気にベストマッチでした♪
もちろん、OP/EDや挿入歌もいい曲揃いで作品としての魅力に一役買っていた印象でした(*^^)v

キャラとしては千鶴くんが登場してきた頃からグイグイ「君と僕。」の世界に惹かれていった感じでした!
春ちゃんのオカマっぽい言動にも次第に慣れてきて、好感すら覚えるようになってましたねw
1・2話はキャラの性格をまだ把握しきれてない為になかなか面白みを感じられなかったのですけど、全話見終わってからもう一度観ると伏線だったシーン等々、見えていなかった部分が見えて来たりして何だか得した気分になりますよ('-'*)フフ
心に響くジーンとするような場面もあったり、思わず(。・w・。 ) ププッって笑ってしまう面白さもあって日常系としてはとってもバランスが良い作品って印象ですね♪

2012年春に2期放送が決定しているので、春が来るのがとっても待ち遠しいです♪


■MUSIC♫
OP曲『バイバイ』
 【作詞・作曲・歌】7!!(セブンウップス)
 沖縄出身のロックバンドでバンド名の由来はVo.NANAEの「NANA=7」+「E=えっ=!!(Oops)」
 (。・w・。 )
 情景が浮かんでくるようなストーリー性の高い歌詞が青春の1ページを思い出させてくれますね♪
 あどけなさが残ったキュートな歌声はとっても伸びやかでポップなサウンドにぴったりですね♫
 
ED曲『なきむし。』
 【作詞・作曲・歌】沢井美空
 ストレートな歌詞が特徴のシンガーソングライターの沢井さんの2ndシングルなんですね♪
 細かいビブラートが特徴的で、丁寧に歌ったしっとりと聞かせるナンバーです♫


2011.10.08・第一の手記
2011.12.29・第二の手記(追記:■総評)
2012.01.10・第三の手記(追記:■MUSIC)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 51

やまだ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ゆるふわ男子のマジェスティ

何これ尊い。男子きららかよ。
ゆるふわ男子高校生の青春日常系。

刺激的なシリアス作品が好きな方はボロカスにこき下ろす程につまらないでしょう。キービジュアルと"君と僕"というタイトルを素直に捉えれば興味がそもそも沸かないでしょうが、これらのイメージまんまのゆるい雰囲気。

きららと違って一応異性との絡みもあるが恋愛要素はスパイス程度。男子高校生のお互いにギャーギャーブツブツ文句言いながらもなんだかんだで仲睦まじい様子に胸が熱くならずとも暖かくなる和やかな空気に包まれる視聴感は見る者を選ぶ作風ではあるが興味を持った視聴者の殆どはありふれた作品とは違った満足感を得られることでしょう。

きらら同様ファンタジーとして楽しみましょう。男子高校生特有のギラついたパッションは一切表現されません。岡田麿里が延々書かされてるようなお互いの激情を時に激しく時には陰湿にぶつけ合う希望と絶望が入り乱れる衝突と裏切りの青春サバイバル劇場でもありません。まあこの雰囲気でそれをやれたら逆張り王子虚淵玄も完敗ですね。流石に剣も魔法も使えないし無理だわな、そもそも殺せないし。劇的などんでん返しに怯える事無く素直に安心して楽しめる作品。

原作となる漫画は青春ギャグということらしいのですが、"このすば"なんかのギャグ強めのアニメを見慣れた方にはギャグ要素の存在に全く気づかないくらいにギャグ要素は弱い、薄いです。原作チラ見しましたが、そちらはちゃんとギャグ作品として成立してました。セリフは全く同じなんですがね。"オタ恋"なんかもそうでしたが、掛け合いの間やタイミングなどでクスッとした笑いをとるタイプのギャグ作品はアニメとは相性が悪いのでしょう。というか割に合わないのか。書いた絵は1秒でも長く使いたいでしょうからね。


先に見たということもあるのでしょうがアニメの方が良かったのは2話で春(しゅん)が茉咲(みさき)を捕まえた場面。

怪我した茉咲を追いかけてまで絆創膏を渡した春。
不慣れな親切に困惑した茉咲は春に対して反発し
憐憫の目を向けられたと逆恨みに似た感情を抱く。
茉咲は春を意識してしまうが交流の方法を知らず、
悪戯や嫌がらせ等の一方的な干渉になってしまう。
他生徒や先生までも巻き込んだ騒ぎは連日に渡り、
とうとう不意に流血沙汰にまでも発展してしまう。
友達を文字通り傷つけられた事で怒りに震える春。
故意でないとはいえ、怪我をさせてしまった茉咲。
捕まえた茉咲の肩を掴み、正面から睨みつける春。

見慣れた作品ならここで激昂罵倒叱責殴打斬撃など

しかしとてもそうするとは思えないこの作風。
春は一体何と言うのか?固唾をのんで見守る私。
そしてそれを待つ"間"がきちんと用意されてます。




「君が怒ってるのは誰ですか」

え?

「ボクでしょう?」

まって

「だったら無関係の人を傷つけてはダメです!
 ボクが許しません!」

え、なにこのひとカッコいいんですけど

フラグ立つのはお約束。鈍感なのもお約束。

漫画だと素直に進行するのですが、この"タメ"の演出はアニメならでは。ここだけは個人的にはこっちが好きですね。


OP:バイバイ/7!!
いいですね。悪くない。

ED:なきむし。/沢井 美空
そもそもこの曲聴きたさに視聴したようなもの。
初期作ですがこの頃から表現力素晴らしいです。
実力でタイアップ取れるのも深夜帯の良さですね。
一見ただの切なさ全開バラードのような歌い出しと曲調ですが視点は真っ直ぐ相手を向いた奮起の歌。ステキ。

そして蒼井翔太デビュー作らしい。
劇中歌って女性が歌ってるじゃんと思ってた。
しかも数曲聴けます。この人もバケモンだな。

なにげに劇伴もいいんですよ。

日常系なので1話で判断可能。お試しあれ。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11

73.3 10 兄弟で恋愛なアニメランキング10位
犬夜叉(TVアニメ動画)

2000年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (577)
3551人が棚に入れました
犬夜叉と巫女・桔梗は、あらゆる願いを叶えるという「四魂の玉」をめぐる陰謀に巻き込まれ、愛し合いながらも殺し合ってしまう。そして犬夜叉は50年間、かごめが現れるまで封印された。
現代の中学生・日暮かごめはある日、自宅の神社の祠の井戸から500年前の戦国時代(犬夜叉のいた時代)へタイムスリップ。桔梗の生まれ変わりであるかごめは封印されていた犬夜叉を蘇らせ、四魂の玉を再び現世に戻してしまった。しかも玉は無数のかけらとなって飛び散ってしまった。
そのかけらを集めるために旅することになった二人。最初は嫌々だったが、二人は次第に惹かれ合っていく。だがその旅の中で、50年前、犬夜叉と桔梗を罠にかけた張本人・奈落の存在が明らかに。彼らは七宝、弥勒、珊瑚、雲母らと共に、奈落に立ち向かう。

声優・キャラクター
山口勝平、ゆきのさつき、渡辺久美子、辻谷耕史、桑島法子
ネタバレ

シェリー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

恋に生きるか、生きるが恋か

各地に飛び散った四魂の玉の欠片を巡る戦国御伽草子。

妖怪との戦闘シーンが多いアニメですが
この作品の本質というべきは恋愛描写ですね。

半妖である犬夜叉はある理由でただ一人愛した桔梗という巫女と死別します。
その後犬夜叉は桔梗に瓜二つのかごめという少女に出逢い、
戦いを通し惹いては惹かれるけれど、犬夜叉はまだ桔梗のことが忘れられず、
さらにお互い素直になれない性格のために喧嘩しちゃうっていうアレですw
旅の仲間の弥勒と珊瑚も見ものです。
彼らの恋愛描写はあまり多くはないですが一つ一つがパワーを持っています。
これは個人的な感想ですが珊瑚の魅力は絶大なものですねー。
あの表情のひとつひとつ、桑島法子さんの声の強さと艶。
ホントいいなーw すっごい好きだなーww

話が反れましたが、これは単に恋愛が良いというだけでなく
ストーリーも面白く、命を懸けた緊張感のある戦いを描きながら
恋愛を上手く織り交ぜられていることに非常に感心します。

この続きは完結編に続きます。
そっちはなんだか駆け足だし、画も綺麗になった分
動きの悪さが目立つし、ストーリーもなんだかあやふやだったような気さえします。
あとアニメオリジナルストーリーいくつか観たのですが
つまらなかったのでほとんど飛ばしました。

今になってかすかではあるけれど理解に近づける
数々の恋愛描写はとても素敵なものでした。


{netabare}


一番感動した恋愛描写はやはり桔梗です。

人でありながら人ではない。
桔梗はとても強い人でいつも清らかさと気品に満ちていた。
けれど犬夜叉に話しかける際に見せる女としての桔梗は
本人とは思えないほどに脆く、崩れやすく、そして悩んでいた。
巫女として自分を殺し、過ごしてきた幾年の月日。
その存在を汚さぬためにたくさんのしがらみを背負いこみ人の役に立った。
しかし頼られ、感謝されるのは巫女であって決して私ではなかった。
では私は一体何なのだ?巫女である以前に桔梗であるはずなのに。
みなが見ているのはこの巫女服をまとうこの肉体だけなのか。
ずっと私はこのままなのか。私が私でないまま一生を終えるのか。私は、、、
そんなときに犬夜叉に出逢った。
そして救われた。

悲しかったシーンが2つありました。
約束のあの日。先に着いた桔梗が四魂の玉の他にもう一つ手にしていました。
それは貝に入れてきた紅です。
巫女となりそのようなことが許されなかった。
けれど今日でそれも無効となる。
だから少しでも綺麗な状態で会おうとする桔梗。
犬夜叉のことを想い、紅をさす姿はもう見てられませんっ!(笑)
ああ涙がw

もう一つは桔梗の最期のシーンです。
あれだけの目にあっておきながら
「お前は来てくれた。それだけで良い。」
涙ドバドバでしたw
犬夜叉がもっと叫び散らすと思ったのですが冷静でしたね。
俺の方が酷かったw


桔梗も良いけど、やっぱり珊瑚も良いです。
声も表情も、弥勒に触られて怒るところもw
あのプロポーズのシーンはホントに良かった。
弥勒の言葉もしっかりしていたし
なによりも、珊瑚の不意に一直線に流れた涙が素晴らしかった。
あれがすべてを語ってますね。
そのあとの「もう浮気はしないよね」と言い寄ってくる珊瑚が可愛いー!

ホントに良い作品でした。原作買おうかな。

ちなみに笑い所で好きなくだりは
おじいちゃんから河童や龍のなんたらをもらったかごめと弟くんがすぐさま
「ブヨ、お食べ」と言って猫に食わせるくだりですw


{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 6
ネタバレ

Zel さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

かごめは俺に教えてくれた。笑顔を、人を信じる心を。

2000年放映作品
七つの章167話

いつか観たいと思ってたアニメ
本来は長期アニメも一気に視聴して感想書くスタイルだけど、この作品は話数が多すぎる
そこでシリーズ毎に簡単にレビュー書く事にしました

壱の章 全26話
{netabare}かごめと犬夜叉が出会う
二人は四魂の玉を求め旅に出る
妖怪退治をしながら七宝や弥勒、珊瑚などと出会い仲間になる過程を描く
同時に兄であり敵でもある殺生丸、宿敵奈落ともこの章で出会い、何度か戦う場面も
キャラ設定はもろ高橋留美子色w
ツンデレヒロインと素直じゃない主人公設定でやらせたら一流だね
長編なだけあって序盤の出会いを丁寧にじっくり時間かけて描いてるから世界に没頭し易い
さてこれからどう物語が展開していくか楽しみなところだ♪
{/netabare}

弐の章 全30話
{netabare}桔梗と犬夜叉の物語が切ない。奈落と何度か闘うも決着付かず。
鉄砕牙の強化と犬夜叉が鉄砕牙を使いこなせる様になる為の修行がメイン
弥勒と珊瑚の恋仲も気になるところだ{/netabare}

参の章 全30話
{netabare}鉄砕牙がパワーアップし、それに伴い犬夜叉の力も増大する章
妖狼族の鋼牙を慕う菖蒲という女妖狼族が登場
これで恋の三角関係にも終止符か?
知らなかったけど菖蒲ってアニメオリジナルキャラなのね
正直言って同じパターンの繰り返しに飽きてきた参の章でした{/netabare}

四の章 全15話
{netabare}今回の章は1~3章までの約半分の話数。内容も本編から逸れた番外編的な話が多かった。邪見が可愛くて好きになった章だったw{/netabare}

伍の章 全24話
{netabare}七人隊篇。七人隊との戦いを描く。最初は退屈だったが、生き残りが蛮骨、蛇骨、睡骨になった辺りからは結構面白くなって来た
やはり敵キャラが魅力的だと物語も面白くなるね
ラストは奈落が復活していよいよクライマックスに向かって展開していくようだ
とは言え残りまだ40話くらいあるのか・・・{/netabare}

六の章&スペシャル2本 全34話
{netabare} 邪見:赤邪見、青邪見、黄邪見!
りん:うわー邪見様早口言葉うまーい!もう一回言って!
邪見:ヤダ
りん:えー

りん:邪見様〜♪邪見様〜♪どうしてどうして緑色〜♪
邪見:うるさい!黙っておれ!
りん:えー


駄目だこの2人のやり取りに萌えまくりだw {/netabare}

七の章 全8話
{netabare}最終章なだけあって面白かった
最後まで主人公犬夜叉チームより殺生丸一味の方が好きだったなw
中途半端な終わり方なのでここから先は完結編で楽しもう!{/netabare}

4年間に渡ってゴールデンタイムにTV放送された人気作
やっと観終わったけど長かった
途中かなりダレた感がありましたが4年分を一気に観たので仕方が無いでしょう
サンデーでの原作連載に追いついてしまっての終了の為中途半端な最終回でした
後の原作終了後に完結編で最後まで描き切っている

犬夜叉を演じるは山口勝平さん
らんま1/2の早乙女乱馬も演じてます
高橋留美子作品というイメージですが名探偵コナンの怪盗キッドなども山口さんですね

珊瑚役の桑島法子さん
古くはスレイヤーズのフィリア、機動戦艦ナデシコのミスマル・ユリアなど
最近ではヤマト2199の森雪なども演じられてます

弥勒役の辻谷耕史さん
無責任艦長タイラーのタイラーもやってます
他にもふしぎの海のナディアのエアトン伯爵など
なんか無責任な役柄が多いようなw

投稿 : 2024/11/02
♥ : 23

弑羅魏優夜 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

何回見ても面白い!これぞ名作!!

私が小さい頃放送していたこのアニメですが、最近ふと思い出して急に見たくなりました。

*物語
 現代女子高生の「かごめ」が、ある日突然戦国時代に異世界トリップしてしまい、そこで出会った犬耳少年。出会った時は封印されていた彼ですが、「かごめ」によって封印は解け、そしてバラバラに砕け散った四魂のかけらを「かごめ」と共に探すことになります。笑いあり、ハラハラあり、胸キュンありの名作です。

*作画
 この頃だと、普通の作画です。ただ時折酷い作画崩壊が見受けられます(笑)

*声優
 たまに犬夜叉が何言ってるかわからない時がありますが(笑)、皆さん有名な方です。私はこのメンバーが一番ぴったりだと思います^^

*音楽
 OP・EDもいいですが、BGMは場面によって使う楽器も違ったりして個人的にすごく好きです。戦闘時の曲はとてもかっこよく、たまにギャグシーンでもシリアス曲を使用しているときはすごく笑えます。

*キャラの評価
 作者さん、よくぞここまで素敵なキャラを揃えてくださいました!!ほんとに皆いいキャラしてます。敵は敵で超上から目線だったり、阿呆だったりで面白いです。王道が出来上がった根源と思えるくらい?

かごめと犬夜叉と桔梗の三角関係もハラハラしてて好きですが、かごめを犬夜叉とコウガで取り合う姿も好きです(笑) たまに、「犬夜叉はっきりしろよ~」とツッコミたい部分もありますが、それもこの作品の良さなのでニコニコと受け入れて見ています。毎日少しずつ見ていきたい人にオススメです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 0

70.6 11 兄弟で恋愛なアニメランキング11位
ラーゼフォン Rahxephon(TVアニメ動画)

2002年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (549)
3223人が棚に入れました
翼ある巨神が歌うとき、世界の調律がはじまる…。
21世紀の初め、日本の首都・東京は外部侵入者の『MU(ムウ)』により、その全体を半球状の物(東京ジュピター)によって外部から隔離されてしまった。
それから数年後、東京に暮らす神名綾人は模試会場へ向かう途中、電車事故に遭う。助けを呼ぼうとした綾人はその途中で神秘的な少女『美嶋玲香』と出会い、彼女に導かれるまま、東京の地下神殿にたどり着く。
その時、突如東京上空に現れた巨大な「何か」が放つ「歌」に共鳴した綾人は神殿内で倒れてしまう。混濁した意識の中、綾人が囁いた言葉、「ラーゼフォン」。そのとき何ものかが覚醒する。綾人こそ、この世界運命を握る鍵である時間調律師…MUとこの世界を変革する能力を持った人間だった。綾人が真の目覚めを果たし、巨大な神像"ラーゼフォン"と一体化したとき、世界は崩壊の淵に立たされる…。

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

こういうアニメが好きな人専用。

2002年1月21日 - 9月10日放送された。全26楽章。
2003年「ラーゼフォン 多元変奏曲」が劇場映画化された。
原作・監督は出渕裕。キャラクターデザインは山田章博。

"神名綾人"が謎の少女の導きで神像型ロボ"ラーゼフォン"
と出会い、人類と侵略者"MU※ムウ"との戦いに巻き込まれ、
徐々に自分の望み・運命・使命に目覚めて世界を調律する
までを描く物語。

監督の出渕は。「勇者ライディーン」のオマージュと公言。

各話は「楽章」。「歌」に感応するロボ。パイロットは「奏者」
と呼ばれ音楽に可也傾倒した内容。

RahxephoneのRahは"太陽神"Phonは"声"Xe"は未知"を繋げて
"神の未知なる声"。
キャッチは「美と神秘に彩られた究極のSFロボットアニメ」


2013年2月全世界は消滅し東京だけが奇跡的に生き残った。
都内に住む人々はそう教えられ疑わずに暮らしていた・・

2015年7月4日の朝、"神名綾人"は地下鉄の脱線事故に遭い、
地上に出ると"防衛軍"と"謎の戦闘機部隊"とが激しい戦闘
を始めていた。其処で遭遇した同級生の"美嶋玲香"の導き
で"ラーゼフォン"と出逢、少年は大きな謎に直面する。

感想・・1クール以上やる意味が解らない作品だった。
纏めるのも引き延ばすのも下手な作品にしか感じない。
人間不信の鬱屈で陰湿・陰険を煽る目的の描写が多い。


1話はジャブ。軽く物語の世界観のズレを描写。
2話目は習った常識の世界と真実の世界の二つがある説明。
"ラーゼフォン"と出逢い。新しい世界との反目。
3話目は撹乱。3分掛からない説明を"肝心な事"は解り難く
逸らかした回り諄い言い方で敵意と不信感を持たせる描写
が多く歪な人格の人間による歪で鬱屈した描写で煽るだけ。

4話は確執を深め敵対心を煽る待遇の描写や主人公の特殊
な存在であるアピール・・理不尽さを必死に煽る描写・・
5話目は誤解を解こうとする協力者等の描写・・2分で済む
説明をせずに・・強引にラブコメモード設定に押し込む・・
中学生向けの内容・・物語の逸らかしの連続構成。

6話は20年程の世界の違いの"ギャップ"を中心に"TERRA"の
現状などの補足。世界観の補足。謎の計画。エゴの煽り・・
設定や演出が子供向けすぎる・・

7話良くある脳天気な切れ者風メディア系人物の介入・・
表裏の有る陰険で鬱屈した人物像の煽りで憂鬱・・
高校生ってこんなにも未成熟で馬鹿だっけ?って疑問が・・

8話水着回。ラブコメ。彩り回。過去の因果の説明。
此処で概ねのネタバレ。恋愛絡みでの終焉路線が明示。

9話また子供じみた陰険煽り・・水着回・・ハーレム。
恋愛絡みの駄目押し伏線。人間関係泥沼予告描写。

下野紘さんの演技に良い時と悪い時の斑がある・・
と思って調べたら・・2001年声優デビュー。 2002年の
ラーゼフォン(神名綾人)テレビアニメデビュー作だった。

以降洗脳?記憶改竄云々の沼っぽい精神の世界。
神名麻弥の声優は音楽担当 - 橋本一子で素人演技。

12話で終わったほうが印象濃く面白かったかも。
退屈で同じ趣旨の描写が諄くて感性を疑われてる感じで、
此処まで愚鈍で感受性が鈍くて未成熟な高校生の視聴者
が多いとは思えない・・小学生に見せたくない内容だし
中学生だと鬱すぎないか・・大人向けには稚拙すぎる。

物語は結構良い様に感じるけど構成や演出が良くないと
感じてしまった・・イデオンのオマージュというより・・
あれとかそれのパクリ作品のパクリを捻じ曲げた感じ・・

ゆっくりと進むが・・同じ様な趣旨の演出を繰り返す・・
正直見飽きて退屈になってくる・・視たいのは結末だけ。

キャラデザやメカデザは結構良い雰囲気で世界観の設定
等も結構好きだけど非常にハマりにくい作品。

16話にして未だ嘘つき云々。TOKYO JUPITERに真実云々。
以降また精神攻撃のような描写・・18話で恋話回帰。
19話もぱく・・衝撃の展開で愈々全てのセット完了。
ラストは良くあるどんでん返し返しの返しで普通過ぎ。
音楽だけは可也の世界観にあった雰囲気で秀逸な感じ。

こういうアニメが好きな人には良い作品なのかな。
世界観は壮大だけど中身は非常に薄い。




神名綾人:下野紘:1998年生まれの17歳の高校生。
ラーゼフォンのパイロット「奏者(オリン)」。
内気で控えめな性格で現実主義者。絵画が趣味。

紫東遙:久川綾:1998年生まれの29歳。
TERRA情報部第二諜報課所属の特務大尉。恵の姉。
綾人を東京ジュピターから外の世界へと連れ出した。

紫東恵:川澄綾子:2013年生まれの14歳。
遙の妹。立派な姉にコンプレックスを抱いている。
素直で活発な性格。姉の働くTERRAでバイトしてる。

美嶋玲香:坂本真綾
陽炎のようにうつろう幻の少女。17歳で綾人の同級生。
全てを見通したかのように、綾人に手を貸し導く存在。

如月久遠:桑島法子
体が弱く伏せりがちで毎日TERRA本部で健診を受けてる。
ベスト型のライフモジュール(生命維持装置)を装備。

TERRA
如月樹:宮本充
TERRAに所属する科学者。如月久遠の兄。普段は柔和。
博士号を持ち、専門はネリヤ遺跡やオーパーツの研究。

キム・ホタル:折笠富美子
TERRAの正規オペレーター。オーストラリア国籍韓国人。
幼い頃に両親をMUのドーレムに殺され、復讐心が強い。

八雲総一:宮田幸季
TERRA副司令で少佐。物腰が柔らく甘いマスクの好青年。
外見に似合わぬ大胆な作戦行動でTERRAを指揮する。

五味勝:田坂秀樹
TERRAのオペレーター。堅物な性格。常に本を読んでいる。
四方田の事を煙たがっているが、共に行動する事が多い。

四方田洋平:原沢勝広:TERRAのオペレーター。

七森小夜子:田中敦子:樹の助手で研究員。遙の友人。

功刀仁:中田譲治:TERRAの司令官。冷静沈着な性格。

亘理士郎:内海賢二:TERRAの長官。

α小隊
エルフィ・ハディヤット:杉本ゆう
α小隊隊長。地球連合パイロット。インドネシア出身。
オーバーロード作戦の戦闘機パイロット唯一の生き残り。

キャシー・マクマホン:荒木香恵
α小隊の隊員。コールサインは「じゃじゃホース」。
階級は少尉。すぐにムキになり易い感情的な性格。

ドニー・ウォン:松本大
α小隊の隊員。コールサインは「東風」。階級は少尉。
風水に通じている。エルフィの呼びかけでTERRAに参加。

ジャン・パトリック・シャプラン:ふみおき
α小隊隊員。コールサインは「マエストロ」階級は大尉。
ベテランの黒人。エルフィの呼びかけでTERRAに参加。

TOKYO JUPITER
朝比奈浩子:かかずゆみ
綾人の高校のクラスメイトで中学も同じ。
鳥飼とは恋人同士であるが、本当は綾人のことが好き。

鳥飼守:野島裕史
綾人がTOKYO JUPITERにいた時の同級生。軽口で軽薄。

神名麻弥・橋本一子:綾人の義母。
実はMUの女王。奏者を育て導くコンダクター。

九鬼正義:大塚芳忠
TOKYO JUPITER内のMU総督府の防衛指揮を執る責任者。
階級は一佐。麻弥には絶対服従の様子。

三輪忍:浅川悠
TOKYO JUPITER内のMU総督府の副司令官で階級は一尉。
状況や戦場に応じてドーレムに指示を出せる存在。

バーベム財団[編集]
一色真:関俊彦 / 幼少:朴璐美
地球連合監察官。バーベム財団から派遣された人間。
エリート意識が強く非常に高圧的で高慢な物言いをする。

ヘレナ・バーベム:兵藤まこ
エルンスト・フォン・バーベムの秘書的な存在。
バーベム卿に狂信的な愛情に近い忠誠心を持っている。

エルンスト・フォン・バーベム:家弓家正
TERRAを財政面、技術面で支援するバーベム財団の当主。
世界を裏から牛耳ってる。吸血鬼の類の不死の噂がある。

六道翔吾:大塚周夫:引退した考古学者。
嘗て亘理と共に発掘調査でネリヤ遺跡を発見。
逆神隠しの祠から現われた2名のムーリアン少女も発見。

弐神譲二/十文字猛:堀勝之祐
天戸通信社の記者としてTERRAを取材するために来島。
作品の狂言廻しの役割を担い、遥に情報を与える。

ブチ:遙がTOKYO JUPITERを脱出した際、拾った二毛猫。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

エヴァもどきの一言で済ますのは惜しい、感情描写が細かい《セカイ系面白作》

アニメ史を紐解くと、1990年代後半の『新世紀エヴァンゲリオン』の大ヒットが刺激となって、ロボットもどきの機体(*)による戦闘シーンをアクセントとしつつ、そのパイロットと周辺の支援要員や指揮官の精神的苦悩や恋愛模様や成長を、世界全体の運命とリンクさせつつ描き出す《セカイ系》作品が幾つも制作された時期があった(らしい)。

(*)エヴァ以前に主流だった『機動戦士ガンダム』のような、人間が一から開発したロボットではなく、何らかの謎生物に改造を施してパイロットが乗り込み操縦できるようにした機体。

そうした「エヴァ・フォロワー」ないし「エヴァもどき」と呼ばれがちな1990年代終わり~2000年代前半のロボット・フォーマットの《セカイ系》作品群の中で、単なるエヴァの劣化品に留まらない独自の魅力を備えた作品として、『交響詩篇エウレカセブン』及び、本作『ラーゼフォン』がしばしば挙げられる(ようである)。

・・・ということで、今でもアニメ批評サイトなどで時々名前が挙がる本作についてTV版(全26話)+劇場版を一括視聴してみました。


◆総評

(1)TV版

・「エヴァもどき」というよりは第1話の{netabare}「蒼い血」のエピソード(※エヴァのBlood Type=Blue){/netabare}や第2話の{netabare}「東京ジュピター」のエピソード(※同じくエヴァの黒き月){/netabare}にみるように明らかに意識的にエヴァの設定を「本家取り」している。
・シナリオの展開が早く一話一話が濃いので、視聴中なかなか気が抜けず、「ながら見」が困難(褒め言葉)。
・《展開の早さ》だけでなく《個々のキャラクターの感情描写も肌理(きめ)細かい》点が好印象(※第5話「ニライカナイ」でそういう作品だということに気づいて好印象を持った)。
・但しロボットもどき同士や軍艦や戦闘機とのバトル・シーンの迫力は殆ど期待できない(そこが本作の見どころではない)
・第1話から終盤の第22話まで満遍なく楽しめ、とくに第19話「ブルーフレンド」が本作屈指の見どころのある回となった。
・しかし第24話からのラスト3話の展開は説明不足にも程があると言いたいほどの支離滅裂さで、ここで大きく評価を落としてしまった(※ここでもエヴァのラスト2話が支離滅裂だったのと似ている)。

(2)劇場版

・TV版の複雑に入り組んだ登場キャラクター達の人間関係をバッサリ整理して見易くなっている。
・とくにTV版では主人公(神名綾人=17歳の高校生)に絡んでいた多数の女性達のエピソードをすっかり削り落として、{netabare}彼と同級生だった2人のヒロインのエピソード{/netabare}だけに絞り、かつ彼女らの新規エピソードを追加して「恋愛アニメ」としてもそれなりに見れる作品に仕上げている。


→ということで、個人的な評価としては、

(1) TV版の方はラスト3話の×(疑問)回連発が祟って ★ 4.0
(2) 劇場版の方はTV版の謎もちゃんと説明しているので ★ 4.3

となりました。
※因みに、私の『交響詩篇エウレカセブン』の個人評価は ☆ 3.7 なので、それに比べるとかなりの高評価ということになります。


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回


=================== ラーゼフォン (2002年1-9月) =================

{netabare}第1楽章 首都侵攻 - OVER LORD - ★ 東京ジュピター(2015年7月4日)、Blood Type=Brue
第2楽章 神人(しんじん)目覚める - AWAKENING - ☆ 翼を持つ巨人(ラーゼフォン)と奏者(オリン)
第3楽章 二人の街 - Welcome to our town - ★ 三嶋喪失?、外の世界と時間(2027年11月10日)、紫東遥(TERRA特務大尉)
第4楽章 自分の時計 - Watch the year hand - ★ TERRA特務航空母艦リーリャ・リトヴァク、久遠との出遭い、D1の襲撃・ラーゼフォン応戦
第5楽章 ニライカナイ - On Earth As It Is In Heaven - ★★ 九州沖根来(にらい)島・海上実験都市神至(かない) ※恵(遥の妹)との交流発生が初見では分かり辛い点は×
第6楽章 消滅都市 - Lost Songs Forgotten Melodies - ☆ 函館D1ARIA発生、キム・ホタル少尉の復讐心、D1撃破
第7楽章 集まる日 - Phantom In The Cloud - ★ 神名綾人の過去を調べる記者、エルフィ小隊長の突進 
第8楽章 凍る聖夜 - The Dreaming Stone - ★ D1欠片からの復活(七森研究員)・再撃破、遥の手袋
第9楽章 時の祠(ほこら) - SANCTUARY - ★ 一色監察官と如月博士の実験、綾人と久遠の神隠し、「カトゥンのさだめ」
第10楽章 追憶のソナタ - War In The rememberance - ☆ 功刀(くぬぎ)TERRA司令官の娘の誕生日
第11楽章 虚邪回路 - NightMare - ★ D1に取り込まれる綾人(母の呪縛、三嶋の手助け)
第12楽章 黒い卵 - Resonance - ☆ 世界を裏切った人々、久遠脱走・暴走
第13楽章 人間標本第1号 - Sleeping Beauty - ★ 如月久遠の過去、衛星軌道のドーレムに矢を放つ回
第14楽章 鏡の中の少年 - Time After Time - ☆ 新兵器(ヴァーミリオン)、MUフェーズ反応、エルフィ出撃・ドーレム撃破
第15楽章 子供たちの夜 - Child Hood's End - ☆ ヘレナ・如月樹・一色の子供時代(バーベム財団当主の屋敷) 
第16楽章 他人の島 - The Moon Princess - ★ 恵の失恋、久遠の願い、綾人・久遠の出発
第17楽章 迷宮への帰還 - Ground Zero - ★ 東京への帰還、潜入
第18楽章 蒼き血の絆 - The Memory Of A Lost City - ★ 母との決別、脱出
第19楽章 ブルーフレンド - Ticket to Nowhere - ★★ 朝比奈との逃避行、結末
第20楽章 綾なす人の戦い - Interested Parties - ★ TERRA新司令部、鳥飼出現
第21楽章 ゼフォンの刻印 - Good Bye My Friend - ★ 監視者鳥飼
第22楽章 木星消滅作戦 - Down Fall - ★ 絵の完成、イシュトリ、東京ジュピター総攻撃
第23楽章 ここより永遠(とわ)に - Where The Sweet Bird Song - ☆ 世界でジュピター現象多発
第24楽章 調律への扉 - Twin Music - × ※以降3話はシナリオ支離滅裂過ぎてフォロー無理
第25楽章 神の不確かな音 - Deus Ex Machina - ×
最終楽章 遙か久遠の彼方 - Time Enough For Love - ×{/netabare} 
------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)2、★(良回)14、☆(並回)7、×(疑問回)3 ※個人評価 ★ 4.0


OP 「ヘミソフィア」
ED 「夢の卵」


============ 劇場版 ラーゼフォン 多元変奏曲 (2003年4月) ==========

全1話 ★ 4.3 ※TV版の総集編だが、ストーリーおよび設定を一部変更



◆その他(メモ書き)

・第11話に出てくる用語 「IMPROVISATION」 (即興演奏)
・本作をお勧めする人→「エヴァンゲリオン」の女性キャラのうち、綾波レイや惣流アスカ・ラングレイよりも、葛城ミサトや赤木リツ子の方が好きな人?

投稿 : 2024/11/02
♥ : 21

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

キャッチフレーズは「美と神秘に彩られた究極のSFロボットアニメ」

前から気になっていた作品ですが、中々視聴の機会が取れず未視聴のままでした。
今回お盆休みを使って視聴しましたが・・・2002年の作品としては相当綺麗な作品だと思いました^^

物語は、2013年2月に世界は滅びの時を迎えるのですが、その時奇跡的に生き残った人口2,300万人の東京が舞台となっています。
この作品の主人公は、高校生の神名綾人・・・彼はとある朝、友人と学校に向かう途中の地下鉄の中で脱線事故に巻き込まれてしまいます・・・
多くの怪我人が発生した中、綾人の友人も怪我していた事から、助けを呼びに外に出た彼は愕然とします・・・
頭上の空を往来する戦闘機やミサイルの数々・・・一方地上では戦車が必死の攻防を行っている惨状を彼は目にするのです・・・
何が起こっているか分からない状況の中、同級生の美嶋玲香に出逢い避難先を探していたところ、怪し気なスーツの2人組が綾人をどこかに連行しようとするのですが、それを突如現れた紫東遥が阻止して今度は彼女が綾人の身柄を拘束しようとするのです。
綾人と玲香は地下鉄に乗り込み逃げ切る事に成功するのですが、その地下鉄の向かった先は「世音神殿(ぜふぉんしんでん)」という場所でした。
この神殿で玲香は歌い・・・綾人は「目覚めて」という声を聞き・・・卵が割れて・・・ラーゼフォンが登場し、壮大な物語が動き出すのです・・・

導入部分だけ見ても相当な設定が盛り込まれている作品ですが、これは序章のほんの一部に過ぎません。
綾人は「真実を知りたい・・・」という言葉を何度も用いますが、その位状況把握の難しい作品だと思います。
でも、一旦入り込んでしまえば、綺麗な作画と美しい音楽を肴にして思い切り満喫できる作品だと思います。

主人公の神名綾人は、17歳の高校生でラーゼフォンのパイロットです。彼は自ら望んでラーゼフォンに登場した訳ではなく、導かれるように・・・ラーゼフォンに呼ばれるようにパイロットになっていきます・・・
内向的で他人と距離を置く性格は、つい先日視聴したエヴァンゲリオンのシンジを彷彿させましたが、シンジよりはもう少し前向きにラーゼフォンに乗り込みます。
それは、ラーゼフォン自身が綾人以外を受け付けないことも理由の一つになっているのですが、守りたいモノが明確にイメージできる点が、シンジと大きく異なる点だと思って視聴していました。
そして彼は、ラーゼフォンに優しく守られています・・・ロボットと優しさって一見接点が無いように思えますが、この作品では大きく関係しているんです。練に練られた部分の一つだと思いますので、この作品に興味のある方は是非本編をご覧頂ければ、と思います。

そして冒頭で少し触れた紫東遙は本作品のヒロインです。
彼女も残酷な人生を歩まされた一人・・・だったと思います。戦闘時以外は、飲み友達と焼肉に行くか、綾人と一緒の時間を過ごしている彼女ですがとても魅力的な一面を持っています。
とにかく想いが一一途なんです・・・大災害により引き裂かれた想い人を一旦は忘れようとするのですが、想いを捨てきれず最も再会の可能性の高い仕事を生業にしているのですが、普通じゃそこまで出来ないと思います。
でも、その仕事が逆に妨げになった事もありました。努力家なので、仕事でもそれなりの職位に就いています。それなりの職位にはそれなりの情報が集まってきます。
中には当然機密事項も含まれています。なので隠していたんじゃなく、言えなかっただけ・・・
それが上手く伝えられず、冷たい態度に涙した事もありました。
でも、彼女の一番の魅力は「絶対に諦めないこと」だったと思います。
諦めなかったらきっと心が届くと信じ貫く彼女・・・思い切り応援しながら視聴していました。
それだけに、大災害という運命に振り回されなかった未来を期待しましたが・・・

オープニングテーマは、坂本真綾さんの「ヘミソフィア」
エンディングテーマは橋本一子さん、橋本まゆみさんの「夢の卵」
オープニングは特に素晴らしく、毎回欠かさず視聴しました^^

2クール26話の作品です。設定とストーリーが複雑なので、今回のレビューではこの作品の良さを書ききれませんでした^^;
今回レビューに記載した以外にも魅力溢れるキャラがたくさん登場しますし、色々と複雑な面もありますが十分感動できる作品だと思います。
もう一度視聴したら更に理解が深まりそうなので、時間が取れたらもう一巡したいと思いますが、その前に劇場版を視聴します♪

投稿 : 2024/11/02
♥ : 21

70.4 12 兄弟で恋愛なアニメランキング12位
君と僕。 第2期 (TVアニメ動画)

2012年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (521)
3069人が棚に入れました
熱血からは程遠い、でもこれが青春ってやつですか!? 双子の兄弟、悠太&祐希と要、春は幼稚園からの幼なじみ。 仲がいいのか悪いのかいまいち微妙なところだが、高校生になった今もつるんでいる。最近は転校生の千鶴が仲間に加わり、5人になった彼らのスクールライフもちょっと賑やかに!? 目立った事件や熱血もない毎日だけど、笑ったり、驚いたり、恋をしたり…。たくさんの日常の中で、少しずつ成長する彼らが送る、ほのぼの青春グラフィティ!
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

あたたかな想い出

毎週欠かさず観てきた4本のうちの1本。
ついに最終回を迎えてしまった。
男子高校生の仲良しグループが主人公なのだけれど
『男子高校生の日常』と比較すると、こちらはギャグのテンションも
けっこうあえての抑え気味で、唯一ハイテンションな千鶴が
ウザく見えるほどみんな静かな男の子たちなんだよね。

でもそこが、「こういう高校生たちだって多いよな」と思わせ
案外リアルな会話もあったり、懐かしくもあったりで
少女マンガ的などとよく言われてるけれど僕は好きだった。

ごく一般的に認識されているような「イケメン」は登場しないし
それぞれみんなどこにでもいるような平凡さがあって
おそらく幼稚園時代からの友達同士っていう、幼かりし自分らを
知る者だけに許される独特の関係が、しっかり描かれていたのも好感持てた。

{netabare}
1期よりは今回の2期のほうが恋の話が多かったように思うが
結局みんな誰も進展しなかったのは、良いのか悪いのかww
{/netabare}

で、この作品をじっくり観ていると・・恋愛感情というよりは
「憧れ」というものを色濃く打ち出したかったようで、

そのあたりも、純情な高校生として描かれた彼らがなんだか
とてもかわいく思え、その清潔感がこの作品の最大の魅力なのかもしれない。


<7話まで視聴>

今回はヴァレンタインデーにまつわる2日間が描かれた。
相変わらず、要くんのママには爆笑。
子離れできない母親も、あそこまで息子ラブなおバカっぷりを
発揮してくれたら、もう何も言うまい、って感じになる。

春くんに片想い中のまさきちゃんの健気さも可愛く、
彼女をひそかに想う千鶴くんの目線が、いつも
まさきちゃんをいち早くみつけ、窮地を救ったり、励ましたり。
普段はウザいけど、本当はいい奴なんだよね。

で、双子兄弟にしても、まさきちゃんの恋心を知りつつ、
決して煽ることなく、一定の距離を置きながら協力したり
見守ったりしてる友情がまた心地良い。

こんな友達は高校時代にしか作れないような部分があって、
かなりな宝物だよなぁって思う。

{netabare}他校の女の子から告白されて、翌日丁重に断っていた春くん。{/netabare}

彼の本心はどうなんだろう?彼女に興味がないのはわかるけど
恋愛自体に興味がないようにも見えるし、
あの中で一番、自分の高校時代のキャラに似ている彼なので
ちょっと探りたくなる。

それにしても、キュンキュン度高めの今回だったね~♪
「嬉しい。 涙がこぼれるくらい、君が好きで。嬉しい」
ってラストのポエムが良かったよ~

(以下は第1話視聴後の感想)
===========================================
登場人物は1期と同じ。

面倒見がよく、女子からモテる浅羽悠太と、
漫画とアニメが好きでスポーツ万能な浅羽祐希の双子兄弟。
ツッコミ担当にして優等生な塚原要。
趣味と外見が女の子チックな女子キャラ要員の松岡春。
ドイツと日本のハーフでちょっとチャラ男な橘千鶴。

相変わらずの5人。ゆるゆる~な会話で始まり、
時折シーンの心情にマッチした猫の姿が挟まれる演出も健在。

にゃんこがにゃんともカワイイ^~^

そして、要の母キターーーーっ!
息子ベッタリなあの感じは、自分がやられたら死ぬほどいやだけど、
アニメで見ていると平和に笑っていられるのが可笑しい。

要の家に押しかけて強引にお泊まり会してしまった4人の、
くだらない話をしては眠れず深夜のコンビニに出かけたり、
天体望遠鏡覗いたり~の、ギリシャ神話や星座の話を聞かせる春など、
自分にはやっぱりこっちの男子高校生たちのほうが懐かしいやw

OP、EDとも、個人的には1期のほうが好きだったけれど、
OP映像見ていると、今期は女の子の登場が増えそうな気配?

☆評価、レヴューは今後随時 再編集させていただきます。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 37

ようす さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

「嬉しい。涙がこぼれるくらい、君が好きで…。嬉しい。」

君と僕。2期。
1期と変わらない空気が流れています。

1期よりも恋愛話が多くなったような…♪

考えてみれば、
男の子目線の恋のお話がこんなに多い作品って珍しいかも。

全13話です。


● ストーリー
高校2年生の男の子5人。

◇浅羽悠太(あさば ゆうた)cv.内山昂輝
・・・双子。5人の中で一番人の気持ちを察している。
   
◇浅羽祐希(あさば ゆうき)cv.木村良平
・・・双子。運動神経抜群だけど何事にもエンジンがかかりにくい。
   漫画やアニメが大好き。

◇塚原要(つかはら かなめ)cv.小野友樹
・・・メガネの優等生。大抵イライラしているツッコミ。

◇松岡春(まつおか しゅん)cv.豊永利行
・・・よく女の子に間違えられるお花畑の住人。

◇橘千鶴(たちばな ちづる)cv.入野自由
・・・自由奔放に周りを振り回すムードメーカー。金髪。

過ぎていく時間にちょっぴり不安を感じながら、
今日は何をして過ごそうかなーとぼんやり。


登場人物は千鶴以外、
あまり大騒ぎも大胆な行動もしない人たちなので、おっとり。

千鶴がみんなをかき回すから、
にぎやかになって行動の幅も広がっています(笑)

2期は“青春”の匂いがプンプン!

後輩の茉咲(まさき)ちゃんとの
三角関係を含む恋の話、

もうすぐ高校3年生、そして卒業…
進路はどうすればいいのだろう?

などなど、
等身大の高校生の姿がほんわかと描かれています。

切なかったり、きゅんとしたり、
そんな雰囲気のお話が多いです。

特に2期は恋の話がよかったな~!


そして5人はいつも仲良しで、
とっても楽しそう♪

玉ねぎを切って涙を流しながら、
「食べられることへの最後の抵抗としか思えない。」
「こんなの絶対俺たちだけじゃなくて、全米が涙するもん。」

淡々とした会話の中でも、
こんなやりとりが笑えるww

私は特に祐希の言葉がツボに入ることが多かったw
(上の2つも祐希の台詞です。)


● キャラクター
ストーリーは切なく、
キャラは明るく。

そのバランスの心地よさに
1期以上にハマっていきました♪

ポエムな台詞もちらほらありますが、
声優さんの良い声に癒されて…(*´ω`)

5人はイケメンだから、
目の保養にもなる♪

そしてストーリーに心が洗われる心地。

耳と目と心の癒し。
一石三鳥です♪


● 音楽
【 OP「ずっと」/ 佐香智久 】

今回も切ない曲で来ましたね~!
切ない恋心にぴったり!

EDもいい曲ですが、
私はOPの方がお気に入り♪


【 ED「君と僕の挽歌」/ さかいゆう 】

こちらも切ない曲。

毎回切ない話にきゅんとなって、
その気持ちの仕上げにぴったり。

この曲のおかげで、
毎回がクライマックスのような完成度(笑)


● まとめ
進路に恋に思い悩む高校生の等身大の姿を描き、
何もない日常を楽しむ姿をぼーっと楽しめる。

2期になって、
よりこの作品が好きになりました♪

彼らがどんな進路を選び、
どんな大人になるのか…。

それを見てみたい気もするけれど、
今はこの中途半端な終わり方でも充分満足です。

あ~青春っていいな♪

投稿 : 2024/11/02
♥ : 18

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

でもそんなメリーに首ったけ

原作者の堀田きいち先生という方、ウィキペディアにも載ってませんがそもそものデビューのキッカケが本作でして、代表作も他に特になし
月刊少年ガンガンの勝ち抜き制ギャグマンガ投稿企画で見事3ヶ月間勝ち抜いてデビュー権を獲得した方なのです
(この企画は後に『スケッチブック』の作者でもある小箱とたん先生も輩出してます)


その投稿マンガが一応今作の前身となる作品ってことで多少設定は違えど、既に悠太と祐希が登場してたので同シリーズ扱いしていいと思います
そう、つまり先生自身は今作をギャグマンガとして描いてるおつもりなのですw
笑えねーってw


そしてテレビシリーズ第2期
とりま相変わらず第1印象は最悪ですw
久しぶりにワンカット繋ぎのOPを見たと思いきや、もはや何がしたいのかワカランレベルの仕上がりw
(クイーンズブレイドも似たようなことしてましたがw;)
あと猫がじゃれ合うような1話の掴み方もホント大嫌いですw


でもその辺はどうでもいいです(゜д゜)クワッ


とにかく抑えていただきたいのは春ちゃんに恋するメリー、そしてそれに恋する千鶴
淡い恋の三角関係が描かれる【第2,7,10,11話】
それと普段はダウナー系でやる気nothing、でも天性のモテ要素を孕むムカツク男の子代表な祐希が、『自覚なしに年上女性への憧れ』に浸ってしまう【第6話】
泣き虫器用貧乏の要っちと相田姉妹
幼馴染同士の気持ちが、しず姉ぇの結婚を期に迷走していく・・・年上女性への憧れ、を扱いながらも6話とはまた違った視点となっている【第12話】
それとあくまでギャグで推すのなら・・・ってことで厨房冬樹くんの手探りな恋と春お母さんのお節介が衝突する【第8話】


ぶっちゃけこの辺以外は観なくていいんじゃないか?;
とまあ本気で思う今日この頃なワケですよ


第2話に関しては12月の話なのに本編中雨降り過ぎだろwと脚本のショボさを指摘したいし
第5話は単純に面白くなかった
第12話でしず姉ぇの袖を捲るくだりも“エロ過ぎ”て不自然w
それと劇中BGMめっさオサレで大好きなんですが、『ベン・E・キングのスタンド・バイ・ミーみたいなイントロ』の挿入歌だけはなんとか汁!


とまあぶっちゃけイヤな思い出の方が多いですw
でも大好きなメリーの恋を応援しちゃう不器用な千鶴
それに遠藤綾のお姉さまvoiceっぷりまさに食堂のシンデレラだぜ!(゜∀゜)ヒャッホーイ
ってオイラのハートはときめきキュンキュンだったのですw


結局のところ、いつも楽しくやってる男子一同に女子が混ざったところでよぉ!
男女の間に友情なんざ生まれんのですよ!(ーдー)クワァッ
もっと他のなんかが起きるんですよ!いつも事件なんすよ!w


だからのぉ、きいち先生よ?
ギャグとか自負してないでガチ恋愛漫画が読みたいのじゃよwオイラとしてはw


それが出来んのならOPのラストカットの一番右端(メリー、高橋さん、食堂のシンデレラが女子会してるw)みたいなのやってくれ頼むw


ところでサントラは・・・ブルーレイ買えってことすかー;
ですよぬー;

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15

66.7 13 兄弟で恋愛なアニメランキング13位
BROTHERS CONFLICT(ブラザーズ コンフリクト)(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (591)
2954人が棚に入れました
会いたいときに会えるけど、愛を囁き合うには近すぎる--それがわたしたち、キョーダイ。父の再婚をきっかけに、突然13人もの兄弟ができた女子高生・絵麻。東京都・吉祥寺に建つ「サンライズ・レジデンス」というマンションでたくさんの兄弟と一緒に暮らすことになり、戸惑いながらも楽しく充実した毎日を過ごしていた。あくまで“家族”として兄弟に接する絵麻だが、兄弟たちはそんな彼女に特別な想いを抱きはじめる。ひとりの少女をめぐる恋模様は、やがて兄弟間の衝突(コンクリフト)に発展してしまい……! 禁断のキョーダイ的“恋愛衝突”(ラブコンフリクト)開幕!
ネタバレ

横浜ゆう さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

頑張ったけど・・・視聴継続できなかった。。。

逆ハーレムアニメ
初めに言っておきたい。個人的感想で他意はない。
私が男だからなじめない感があるのかもしれない。

AMNESIAでも同じこと書きましたが・・・
色々な男にキスされてなぜ葛藤や抵抗をしない??
性別による貞操感覚の違いでしょうか・・・

不思議なんだけど女子の妄想ってそうなの?
大勢から押し倒されてキスされてあんな感情なんかな?
イケメン&ホスト系ならしたい放題www
イケメン&ホストの連れ大勢で一人の女性に押し迫り可能??
ありえんwwww
これが女性の妄想なのかぁぁ~~~~~!?

普通にハーレムアニメ(女→男←女)の場合は
男が言い寄られて
「えぇ~~~~!?えぇ~~~~!?」って感じで
良いのか?良いのか?でもでものドキドキ感的な。
主人公の葛藤というか抵抗する心境を楽しめますが。。。

オトメイト作品(男→女←男)の場合で違和感があるのは、
主人公の女性がキスされても押し倒されても流される。
主人公の心境を楽しむものとして感じられなくて・・・
男どもの迫り方のみでドキドキさせているような感がある。
だから主人公に感情移入しにくいていうかできない。
イケメンの心境にも感情移入はムリだわ

ママレとか桜蘭とか花男とかとは別物のような気がする。
上記は主人公(女性)の心境を表現しているけど、
オトメイト作品は心境表現があまりないというか皆無。

想像してみ?
ハーレムアニメで女性からキスされ押し倒され
主人公の動揺とかドキドキ感があまり表現されず、
主人公は貞操感覚なくなされるがままやっちゃう・・・
押し倒す女性の迫り方ばかり描かれてみ?
しかも!!それが全員血のつがらない姉達・・・

エロゲ止まりでいいじゃんかソレ?
イケメンを次々攻略!!それなら性別関係なしにOK
なぜアニメにしたし?それも放送版・・・
やりたいならOVAでキワドイシーンありありでどう?
多岐ルートで勝手に妄想してくれぃ!

主人公のドキドキ感の描かれないハーレムって・・・
逆ハーレム嫌いじゃないけどオトメイト作品は個人的に嫌い。
緋色の欠片・アムネシア・ブラコン。。。
見れるのは薄桜鬼くらいか・・・

注>>>>>>>>
ムカつく気分になるのが嫌なら見ないほうが宜しいかと?
☆朝日奈家の兄弟のホンネ☆あるチャラ男君の電話記録☆
{netabare}
マジで大丈夫?
   ,. ‐'""'ヽ、
  /  , -、   i
 l  i   } /
  i,  }  r' {
  `´   ヽ _)
        ,r‐、     _,. -―--、、
        ヽノ  , '´       `ヽ
       、   /              \
        ,ゝ'       ,  ゛、   ヽ ゛、 ゛、
         /    , i, i   l゛、r'"ヾ\ ゛、 ',. i
.        i/    .l|,rーi;  i| \ヽ、ヾ`、. l l |
        l   ', レヾ ヾ 、゛、  〇 ` ヽ'ヽ !
         i 、. ヽ ゛、 〇  `   , ,   Y/ li
         ヽヽ, トヽ , ,       /'l  l i
          ` ーヽi     r1  ,.r' l l.   ',
             /ヽ、..,,,___` -'´ ,!, l l.  ',
            ,'   il l l,r| /  !, l  !.   i
            ,'  ll ,.イ ,.ri´  /リ ヽ、 i.  i
              i  lレ lレ' q l, /!〉′  `ヽ、 l
{netabare}
{netabare}
{netabare}
{netabare}
{netabare}
{netabare}
{netabare}
{netabare}
ここからは引き返せないよ~覚悟してねっ!
{netabare}

あのさぁ~聞いてくんねぇ?
この前クソババァの再婚で妹ができちゃってさ~
同居することになったんだけどねwww
思わず色情しちゃったから迫っちゃったんだけどさ
そしたらさ~キスしたって抵抗しないんだよね~ww
おっ!もしかしてイケるんじゃね?って感じでさぁ
・・・・大事に?
いやいや色欲が勝つに決まってんじゃんっ!
あいつも満更でもなさそうだったんだぜ~
ヤレる女が身近にいるなら万事おkじゃん
全室トイレ完備って感じwwwぎゃははっは~
・・・妹?
関係ないっす!どうせ血が繋がってないからっwww
・・・えっ?
だからぁ~大事に思ったらそんなことする訳ないじゃん!
俺を誰だと思ってるんだよwww
俺様はラファエルじゃねぇんだからさ~
ある意味アスモデウス~www
でもロリおkで最強ぉ~~~
キスしたって触ったって押し倒したってあいつは
優しくすれば「家族っていいなぁ・・」って思ってんだゼ!
マジ笑える~~ババァの再婚サマサマって感じだよ
でもさ~兄弟みんな狙ってるから穴兄弟はヤじゃね?
いろんな意味で兄弟ジャン!ぷぷっwww
おっ!!ヤベっ! また今度じゃな!

⇒だから見るのやめとけって言ったじゃん
でも本心じゃないから私のことキライにならないでねっ!wwww
悪いオトコはこう思うかも???
覚悟しなっ!絵麻!
{/netabare}
{/netabare}
{/netabare}
{/netabare}
{/netabare}
{/netabare}
{/netabare}
{/netabare}
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 4

ようす さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

想いを寄せられる相手は、13人の兄弟。

もともとは小説から恋愛ゲームに展開していた作品。

イケメンばかりの女性向け作品です。

キャラの性格や年齢、職業は様々。

各種取り揃えられているので、
きっとお気に入りの相手が見つけられるでしょうw

全12話です。
(+DVDにおまけの1話と、OVAが2話あります。)


● ストーリー
父親の再婚により、
新しい兄弟と暮らすことになった朝日奈絵麻(あさひな えま)。

新しい兄弟は、長男は31歳から末っ子は小学生までという、
男の子ばかりが13人…!

新しい家族に喜びながらも、
徐々に絵麻に惹かれていく兄弟も現れて…。

イケメン兄弟との共同生活には
何かが起こる事間違いなし☆


初めはリアリティなさすぎなこの設定に入り込めなくて、
変なアニメだな~と引いて見ていましたが、

キャラを覚えてお気に入りのキャラができるにつれて、
違和感なくこの作品の世界に入り込めるようになっていました。

とりあえずストーリーは、
絵麻と兄弟たちの甘い共同生活がメイン。

中身よりもキャラとの絡みを楽しむタイプの作品です。

13人の兄弟がいるのに、
ストーリーは全部で12話。

1人1話だとしても話数足りないよね…?
と思っていましたが、

1話で複数からのアプローチがあったりするので、
問題なくおさまっていました。

出番が少ないキャラもいましたけれど、
それは仕方ないかな。


● キャラクター
社会人から小学生までという年齢の幅に加え、
医者、弁護士、お坊さん、アイドルなど職業の幅も様々。

よくまあこれほど様々なタイプを網羅したものだと、
ある意味感心していました。笑

キャラの名前が覚えられない段階では、
職業とか属性でキャラを覚えていました(笑)


私のお気に入りは、
ゲーム会社に勤めている七男・棗(なつめ)です(*´ω`)

ぶっきらぼうに見えて実は優しいところに、
ときめきが止まらない(/ω\)

気持ちが抑えられなくて積極的なところも悪くないですよ…!(*´Д`)

スーツ姿というのもポイント高い。大人な魅力(/ω\)

優しくて頼りがいがあってかっこよくて、
こんな兄がいたら幸せ過ぎる~(*´Д`)


後半は絵麻の同級生、十一男・侑介(ゆうすけ)にも
浮気してましたが…。笑

アホだけど、純情でまっすぐなで一生懸命なところがかわいい♪
性格がとても理想的な男の子です^^


短い話数の中でも、
それぞれのキャラの魅力がちゃんと描かれていて、

どのキャラにも好きなところがある♪

さらに声優さんも豪華なので、
イケメンボイスで耳も心地よい…(*´Д`)

梶裕貴さん演じる十三男・弥(わたる)のショタ声、

初めは違和感持っていたのだけど、
今では可愛すぎてメロメロです…(*´Д`)弥ちゃんかわいい


● 音楽
【 OP「BELOVED×SURVIVAL」/ Gero 】

ノリがよくて、お気に入りの1曲です^^

この曲でGeroさん初めて知りました。

OVAのOP「MY SWEET HEAVEN♂♀」も聴きましたが、
私はOVAのOPの方が好きかな♪

高音ビブラート美しすぎ!


【 ED「14 to 1」/ ASAHINA Bros.+JULI 】

13人の兄弟と絵麻の飼っているペットのジュリが歌ったED曲。

13人もいると、
兄弟みんなで歌うだけでアイドルグループになっちゃうねww

声優さんがちゃんとキャラの声に合わせて歌っているのがすごい!

曲も普通にいいし、
何より歌詞が兄弟たちの気持ちに合っていて、いい感じです♪

アニメでは流れませんが、
それぞれのキャラバージョンも存在していて、
キャラに合わせて歌詞も微妙に変えられていて、それも楽しい^^

私は「雅臣&弥ver」がお気に入りです♪
好き勝手歌う弥ちゃんを叱る雅臣(まさおみ)さんにきゅんときた(*´Д`)


● まとめ
最初はキャラに魅力を感じられなかったけれど、
最終的にはそれぞれ好きになりました♪

この作品のいいところは、
同じ子を好きになってしまって争うこともあるけれど、
なんだかんだ兄弟仲がいいところかな♪

家族だからこその絆が感じられる^^

同じ屋根の下に想いを寄せてくる男性が…
兄弟としていつもそばにいるのは、愛をささやく男たち…

そんなドキドキを存分に堪能できました♪

ただまあ、こんな心落ち着かない家に憧れはしませんww

投稿 : 2024/11/02
♥ : 13

runa21 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

棗は最強だと私は思う

いや~やっと見終わりました。

お父さんが再婚して
13人の兄弟ができるって話です。


兄弟萌の自分としては
密かに期待してた作品ですww


ただ、初めに言ってきますが、
13人兄弟が居るとか、
リスが話すとか
設定はありえん感じです。

また、この話を見て、
「棗やばすぎ!!」
っとおもい原作の方も見させていただきましたが、
原作の方が正直良かったと思います。

ありえん設定は変わりませんが、
アニメの方では
いつの間にこいつフラグたったんだ?
っとおもうくらい
展開が急すぎて、
正直理解できませんでした。

おそらく視聴者に感情移入してもらうために
主人公のセリフを少なくしたり、
あえて主人公の名前を
言わないようにしていたのだろうけど、

どっちつかずな主人公に
正直むかっ腹が立ち、
感情移入するどころではなく、
むしろ主人公は嫌いでした。


原作の方でも
おとなしい主人公ですが、
アニメほどではないかなぁ。

あと、アニメだけだと、
名前と顔一致しないで終わった人
けっこういるんじゃないかな。

それくらい兄弟の中でも
かわいそうなくらい出てこない役の人とか
あの人のかっこいい場面とか・・・
全面カットでしたね(笑)

それもあり、
内容に関しては
かなり厳しい評価をつけさせてもらいました。


ただ、

ここからが重要です!!


棗が最強すぎます。


途中出場にもかかわらず
彼はあまりにも最強すぎます。


彼が出てから、
この話が面白くなってきましたし、
正直彼が居なかったら、
原作読もうなんて思わなかったでしょう。


もちろん原作でも棗は最強です。


個人的なランクをつけさせてもらうのなら、

彼氏にしたい
1、棗 2、梓 3、昴
お兄ちゃんにしたい
1、棗 2、梓 3、ルイ
結婚したい
1、棗 2、雅臣 3、要

ってなくらい
棗最強です。

原作も
1stシーズンで誰か決めませんでしたが、
2ndでは決まるらしい。カモ?

いったい誰を選ぶのやら・・・。


いや、でも、
棗は最強でしょう。

鼻血出るかとおもったわ~。


ここまではまるキャラって、
本当に久しぶりだわ~
なので、キャラの評価は
MAXつけさせていただきました。


ゲームも出るらしい。
ゲームめったにやらないけど
棗攻略したい!!

買おうか思案中。


あと、どうでもいい話ですが、
一話終わると
エンドカード?といってHPで壁紙もらえるんですが、
棗がずっと出なくて

う~~~~~

って思っていたら
最終話についに棗!!

職場のパソコンで確認して


棗きたー!!!!!!


っと叫んで赤っ恥をかきました。


会社では
見てはいけません。
気をつけましょう。
(↑ばかです)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11

72.0 14 兄弟で恋愛なアニメランキング14位
薄桜鬼 碧血録[へっけつろく] 第2期(TVアニメ動画)

2010年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (557)
2908人が棚に入れました
幕末、文久三年から物語は始まる。主人公・雪村千鶴は江戸育ちの蘭学医の娘。父・綱道は京で仕事をしており離れて生活をしていた。ある日、父との連絡が取れなくなり心配になった千鶴は、男装をして京の町を訪れる。そこで千鶴はある衝撃的な場面に遭遇し、新選組と出会い、父の行方を共に捜すこととなる。新選組隊士達の間で起こる出来事、自身の出生、交わる新撰組の隠された秘密。幕末を駆け抜ける男達の生きるための闘いが繰り広げられる。

★mana★ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

美青年軍団「新選組」~旅立ちと別れ・・そして終焉~

~壱・前置き~
始めに言わせてもらうと、1期は新選組の「栄光」、2期の碧血録は「退廃」といった感じで涙無しでは観られませんでした。
皆様のレビューを拝見させてもらいましたが、「恋愛色」が強くなって萎えた方も多いみたいですね。
でもそればっかりは仕方ないですよ、原点に帰ってみて!
しつこいですが、これはあくまで【乙女ゲーム目線の新選組】です\_(*・ω・)ハイ、ココチューモク!!
ガチの 新選組が観たい方は違う作品を観た方がいいと思います。
なので、と言うのもおかしいかもしれませんが、「乙女の私」は見事にハマっちゃいましたねヾ(*´∀`)ノ
歴史モノは堅苦しくて、ちょっとぉ・・という乙女にも全然観やすい作品だと思います♫
はい、もちろん1期に引き続き連続2周視聴です!(ちなみに1期は12話、碧血録は全10話ですよ)
そして、ずっと泣いてました。
2周目でも号泣してました、MADとか観て号泣してました。゚(PД`q*)゚。 ww
こんなに泣いた作品久しぶりですねー、あ〇花以来ですかねぇ?碧血録は涙無しでは観られませんよ!

~弐・物語~
ストーリーは1期に引き続き史実を忠実に。
鳥羽伏見の戦い後~五稜郭の戦い(らへん)まで描かれてます。
そして、今更ながらですが土方を中心にした「新選組」を描いた事はこういう事だったのかと思いしらされました、まじで今更ですが(。・`Д・´)
近藤中心だったら流山で終了しちゃいますもんね(確か大河ドラマがそうだった)
そこにうまい事千鶴を絡めて恋愛モノで、感動モノにしていったなぁーと思います。
あたかも、歴史上に「雪村千鶴」という人物が居たかのようでしたよ(実際居たら大変なことになりますがね、色々と)
さらーっと調べてみましたが、本当歴史と色々一致するんですよね。すごい細かい言動とか、設定とか。1期にも同じ事が言えますが。
wikiとか読んでると「うは(゚∀゚*)あそこのシーン!」とか興奮しちゃいますw

~参・登場人物とか、声とか、manaの暴走とか~
で、タイトルから読み取ってもらえると思いますが
みなさん、旅立たれます、色々な意味で。
とりあえず、隊士の生き様が凄まじく格好良かった!(顔じゃないよ?まぁ、顔も好きですがw)
声ですが、みなさん30代後半以降の方を起用されてます。
また若手とは違う雰囲気で演技の素晴らしさが際立ってました!

史実通り労咳を患っていた、沖田。碧血録になると寝込む事が多く、出番が極端に減りますが、宿場町を1人で守る そーじはとんでもなく格好良かった!やばいわぁ、仁王様!惚れるわぁ、白髪萌えるわぁ (*´∀`*) w
声は、森久保祥太郎さん。うーん、今まで何気によく聞いた声だったけど、その中でも一番素敵に演じられてました!(NARUTOのシカマルも好きですが)そーじの意地悪な感じがよく出てました♫

こちらは微妙に史実通り?
新選組を離隊し、永倉と共にするのかと思いきや、原田は江戸に残りライバル?不知火と共にとある計画を鎮圧。左之さんは最後まで人を思いやれて、優しくて、素敵過ぎやろ(*´ω`*) すげー包容力を感じた!やばいっ!惚れたっw
声は、遊佐浩二さん!遊佐さんのキャラは好きになる事多いんですよ(*´ω`*)大人の男で、優しい左之さんが遊佐さんなんてなんてmana得ww

こちらは史実通り、会津戦争中勝てる戦ではないと判断し、大鳥圭介と共に仙台に渡る新選組でしたが、会津に残った斎藤。
約束を守り、誠の旗の元 刀を振りかざす斎藤さん、やばいわぁ、男やわぁ(●´ω`●)ニマァ
声は、鳥海浩輔さん。冷静沈着で物静かな斎藤さんにぴったりでした!
鳥海さんが決めた事らしいですが「何故(なにゆえ)」と「副長」しばりで斎藤さんらしさを表現されたそうです。

こちらは史実とは違い、薄桜鬼独自の話。山南と藤堂。
山南さんはよく分からん人やったな。史実通りだったら、脱走して切腹だったけど薄桜鬼の山南さんは色々やらかしたけど、結局最後も頭脳派で良い人やった(/∀\*))キャハ♪"
声は飛田展男さん。山南さんの謎な感じ(いつも何か含みのあるしゃべり方)+落ちついた感じがよく出てました!

藤堂は、史実通りだったら油小路事件で切られてましたが、
薄桜鬼のへーすけは、愛嬌あってやんちゃでちっちゃくて一見manaの好きなタイプやったなw最後まで、何者にも臆さず一番に敵に立ち向かい、笑顔をたやさんへーすけは可愛・・
否、格好良かった(*ゝω・)b
声は吉野裕行さん。いつも明るくて、元気なへーすけにぴったりな子供っぽい声でしたねっ♫拗ねたりする所が特に良かったっす!w

最後、土方。もう何も言えねぇw
「土方ルート」で描かれた作品だけあって、土方さんが素敵過ぎました!
新選組という、とてつもない組織を背負いながら最後まで誠の信念を貫き通していた土方さん。鬼の副長でしたが、優しさも持ち合わせて、結構史実とも重なる部分が多かったのではないでしょうか。
声は三木眞一郎さん。もぉね、この方本当演技うまいっすよね!怒鳴ったり、叫んだりする所がすさまじく威力がありました。土方さんは三木さんにしか出来ないですよ( `・∀・´)b

忘れてはいけない、千鶴。
実際居た人物ではありませんが、本当に強くて、芯が通ってて、一途で。だけど少し抜けてたりして。そして、恋する千鶴は、めっちゃ可愛いかったですよ(*´ω`*)
声は桑島法子さん。千鶴のほわーんとした雰囲気とかがよく出てました。とにかく可愛いかったんです♫

~肆・音楽~
またまたOP・EDが素晴らしく良い!はい、今回も飛ばさず、むしろ今も1期の曲と共にリピートしまくりです♫
OPは、疾走感があるけど、和テイストで薄桜鬼の世界感に合った曲です!
歌い手は、1期に引き続き「吉岡亜衣加さん」この方の歌い方もまた和テイスト♪
EDですがね、こいつが厄介なんですよ!
まぁ、私の涙は半分EDに持ってかれたってのが真実です(´;ω;`)
こちらも1期に引き続き「maoさん」・・え?ドラえもんOPの人だと!ちゃちゃ入れんじゃねぇよww色々と台無しじゃねぇか!っと、とある情報筋からのおふざけは\(・д\)(/д・)/オイトイテ

私が思うに1期のEDは碧血録のEDだった方が良かったんじゃないかなって思いました。歌詞がまるで碧血録の最終回のようで・・脳内変換して観てたら、もう嗚咽モノでしたよ。ゴミ箱に大量のティッシュの山でしたΣ(゚Д゚)
かと言って碧血録のEDも最高に泣かせますから、是非ティッシュは箱ごと用意しましょうね!

~伍・最後に~
今回、和装から洋装にフルモデルチェンジです(*´∀`)
いやぁ、洋装いいっす!髪の毛とか切っちゃうし、美青年に更に磨きがかかりま・・Σ(゚Д゚)
って、ちゃうちゃう(ヾノ・∀・`)新選組と言ったら、浅葱色の羽織やろ!!
う~ん、難しい選択・・・・・・

えっと、切実にすいません、書きたい事が多過ぎて無駄に長くなりました。
が、当初抱いていたイメージはかなりの勢いで覆された事は確かです。
それは私が女子だからかは分かりませんがね。

夏から始まる「黎明録-れいめいろく-」ですが、どうも主人公が変わる模様。しかも男。
まぁ、碧血録で色々と完結しちゃったんでまた新しい世界観になる事でしょう!

夏楽しみ(・∀・)ニヤニヤ・・・・ 

H24.6.4

投稿 : 2024/11/02
♥ : 17
ネタバレ

ありっさ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

言うほどおもしろいかな?

レビューとかを見ていて、なんだかすごく好評なので見てみましたが、
感想は、かっこいい男性たちが沢山出て来て戦いまくり、
強くないのにやたらと前に出てくるヒロインが危なくなると、
守られまくりの萌え?シチュエーションが多いアニメかなと思いました。
新撰組の話をベースにファンタジー的要素を含ませたフィクションだとは
分かっているのですが、歴史が好きで、新撰組の本を持っている私にとっては
キャラクターがあまりにも元より美化されすぎていて、逆に笑えました。
ヒロインに関してはネタバレでも書いていますが、うじうじ考える割に、最終的には恋愛がからめば他なんて関係ない的な路線なので、出てくる男性キャラが特に好きというわけではなくてもイラっとくるかもしれません。女性キャラはヒロイン+2人くらいしか出てこず、カラミも少ないので、逆にそれが話をつまらなくさせているかなと思います。
全体的な設定に関しては、発想は悪くないものの、全体的に浅い、、とって付けたような感じがします。もう少し掘り下げるべきだったと思います。

{netabare}
内容に関してはヒロインが鬼っていうところまでは悪くなかったけれど、
鬼である必然性が薄く、鬼の存在感も結局”羅刹”止まり。
鬼は何なのか、どんな掟やポリシーがあるのかなどが全然わかりません。
それに加え、ヒロインがひどい。
簡単に実の兄を見捨て見殺しにする、ずっと父を探していたはずなのに、いざ父の事情を知ると「そんなことは間違っている、私は新撰組にいる」という勝手な持論を展開し、父が殺されそうなシーンでは「お父さんは下がっていて」と刀も持たずに敵の前にたち、切り掛かって来た敵を打つ訳でもなく逆にお父さんにかばわれる(お父さんは死亡)、あまりにもお粗末なヒロインで感情移入もできず、一体何がしたいのかと。
まあ、「恋は盲目、恋に落ちたら父だろうと実の兄がどうなろうと知ったこっちゃないわ!」とここまで振り切ってくれれば逆にスカッとするのですが、変に良いちゃんでもやもやーっとした気持ちを拭いきれませんでした。
最終回に近づくに連れて、土方とヒロインがラブラブになってきますが展開が早くて、急にラブラブし始めた感が否めませんでした。
もうちょっと前から予兆みたいなものを描いてほしかったな。

あと土方の最後に関しては、泣かれた方も多いようなのですが、
新撰組を任されて最後武士として新撰組局長として果てる!とかではなく、
因縁のあった鬼と戦い、仲間が待っている戦場そっちのけで死ぬので、
「オイ!!お前の新撰組への想いはどこいった!ってかそこで死ぬのかよ。お前守って死んでった仲間はどうするんだよ、、」と突っ込まずにはいられません。
そしてそこでただ涙を流すヒロイン(ただ土方と鬼の戦闘を見ていただけ)。
こっちは、違う意味で泣きたくなります。
せめて函館の五稜郭で旧幕府軍が敗退した後でやってほしかったな。
あそこで鬼と命がけで戦う理由がまず「???」状態なので。
こんなので、死ぬんだったら近藤局長の最後をもうちょっとしっかりやった方がよかったのではと思いましたが、、まあ萌えアニメだからね、しょうがない、、うん、、とどうにか自分を納得させました。
{/netabare}

色々書きましたが、言うほどおもしろいアニメだとは思いませんでした。
何故こんなに評価が高いのか、理解できません。
特に内容自体は非常に薄く(歴史史実にかなり助けられている)、
戦闘シーンも迫力があるわけでもなく、
ただ単にヒロインがイケメンばかりの新撰組守られて、一緒に激動の時代を歩んで行くという話なだけなので、イケメンのお気に入りのキャラがいるから!ヒロインが好きだから!とかの理由でアニメが見れる人以外は、おすすめはしないですね。
もっとも新撰組のことを全く知らなければ、その世界に浸れるかもしれませんが。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 1
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

福島の桃は変わらず美味い

ゲーム原作 2010年の作品


…と1期と変わらず1クール。3か月置いての本編ですから今でいう分割2クールみたいなもん。この後3期4期と続いており各々2012年2016年とやや間を置いての放送だった模様。

Youtubeの期間限定にそのままついていってる感じですが、そもそもOVA発売記念みたいですね。
乙女ゲー原作なのに男も楽しめるイケメンわんさかアニメの第2期です。ゲームのタイトルよく見たら

 薄桜鬼〜新選組奇譚〜

サブタイトルにあるように奇譚なんですよ奇譚。今更ですけど…
さんざん俺TUEEEしてた鬼さんが薩長側なもんですから、その鬼さんとはどうしても敵対せざるを得ない新選組の隊士たち。背後に列強がいてさらに人外さんもつかれた日には幕府軍にとって無理ゲーもいいところなわけでございまして、それでも誠を貫く新選組さんに震える本作。
京都でのいざこざが1期でしたら、いよいよ宮さまが新政府軍につき名実とも賊軍となった旧幕府軍の敗走が2期では描かれます。
ほら鳥羽伏見の戦いから始まる戊辰戦争的なやつ。歴史上薩長(鹿児島と山口)イメージ強めな新政府軍ですけど、会津攻めは土佐藩も出張ってきてましたね。土佐藩士板垣退助が攻め入ってきてましたもん。

歴史で言うなら新選組案件の終着点って{netabare}五稜郭{/netabare}になりますよね。きちんとキリのいいところで2期は終了してました。
戊辰戦争前後の新選組ですから主要キャストがバッタバッタと斃れていくのは既定路線です。それが安っぽくなってなければよい。及第点でした。

そしてここで中締めです。キリのいいところまでやった手前、今後の3期4期へ続く場合のイメージがわきません。北海道に留まり爺さんになるまでアイヌの金塊探しでもするつもりでしょうか。

中締めとしては丁度よく一区切りとなる2期でした。
アフターは気になるは気になるんですけど、前のめりになるほどの代物ではないので悩みます。



※閑話休題

■愛しき日々

会津ががっつり敗れたのがとどめとなり奥州諸藩も白旗をあげた経緯もあって、ひそかに「会津よゴメン」と思わなくもない旧仙台(伊達)藩出身の私。
ついでにうちら東北が賊軍呼ばわりされるのも少し気に障るのよね。禁門の変なんぞ、御所(皇居@京都)に発砲して狼藉働いたのは薩長じゃねーの?と不敬を無問題にしていることに違和感を覚えます。
さておき、体を張って“誠”を示した会津は誇り高き民であり末裔の福島県民にもきっと受け継がれていることと思われ敬意を払いたい方々です。よって、、、がんばれ!福島!

時節柄(2021年夏)、福島が注目されてる国際的なイベントやってますが今度は討ち死にとならないように全面支援したい心持ちだったりします。
有ること無いこと攻撃してくるわかりやすい敵国もあれば、「あなたのため」と言って平気で刺してくる国内一定層の存在も頭痛いところ。150年経っても内憂外患の構図は変わらず。

そんな150年くらいの年月なら人外さんぴんぴんしてるのできっと「こいつら変わんねーな」と往時を思いだして呆れてるかもしれません。
ただし今度の会津は討ち死にしなくてもよさそうですけどね。「桃うまい」と言ってくれたソフトボールの監督さん(米)サンキューです。※2020東京五輪ネタ

{netabare}桜と桃だからって、意見の違う方々に『人間失格』と言うつもりはないのであしからず…{/netabare}



視聴時期:2021年7月 期間限定配信

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2021.08.01 初稿
2021.11.03 タイトル修正

投稿 : 2024/11/02
♥ : 14

66.2 15 兄弟で恋愛なアニメランキング15位
コクリコ坂から(アニメ映画)

2011年7月16日
★★★★☆ 3.6 (562)
2848人が棚に入れました
船が遭難し、行方不明となった船乗りの父と、仕事のためにアメリカに渡ったカメラマンの母を持つ小松崎海は、母の留守中、小松崎家を懸命に切り盛りしていた。そのころ、海たちが通う港南学園では、新聞部部長の風間俊と生徒会長の水沼が起こす騒動によって、生徒と教師が翻弄されていた。突如として新聞部によって発表される「ミスター・ミス港南」、物理法則をめぐる風間と水沼の賭け、制服廃止運動をめぐる風間と水沼の対立…。こうした一連の騒動を海は冷ややかに見つめていたが、制服廃止運動の敗北の責任を風間が一身に負わされるのを見て、いつしか海は風間を擁護する声を上げるようになる。

声優・キャラクター
長澤まさみ、岡田准一、竹下景子、石田ゆり子、風吹ジュン、内藤剛志、風間俊介、大森南朋、香川照之

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

エスケイプも時には必要ね♪(* ̄  ̄)b

■コクリコ坂からを観る前に…d(゚ー゚*)ネッ!
この作品は、原作:佐藤哲朗、作画:高橋千鶴さんの漫画が元となったのジブリ作品☆彡
舞台は横浜、年代的には1963年で戦後から10数年たった頃のお話ですね♪

港が一望できる見晴らしの良い丘にある下宿屋「コクリコ荘」、それが主人公「松崎 海」(愛称:メル)のマイホームなんです♪
海外で仕事中の母の代わりに、妹の「空」、弟の「陸」の面倒をみながら、下宿人と共に賑やかに暮らす毎日。
そんなメルには欠かせない日課が…(*゚・゚)ンッ?
コクリコ荘から掲げれれている旗…「安全な航海を祈る」というメッセージの信号旗…
朝鮮戦争時に行方不明となった父に向けてその旗を掲げること…それがメルの日課なのです。

そんな忙しい毎日を過ごすメルが通う高校では、時代の風潮から学園紛争が起きてましたΣ(゚□゚(゚□゚*)ナニーッ!!
文化部の部室代わりになっている、伝統と歴史と想いのこもった「カルチェラタン」という建物の取り壊しに学生たちが猛反対!!
その反対運動の中心人物「風間 俊」がメルと出逢い、物語は急展開を迎えていくのでした…


■総評
「コクリコ坂から」は1960年代を知らない私達にも、当時の時代背景がわかるようにコンパクトにまとめた作品だったと思います。
むき出しの蛇口や、手動の印刷方法など、物語の端々からノスタルジーでインパクトある描写が目に飛び込んできます♪
また、すこしでも関わりを持った仲間に対しては、家族や学校という垣根を取り払って、誰とでも別け隔てなく接する事が出来る温かい人間関係もこの時代の魅力なのでしょうね!
いまの時代だとお節介に思われてしまうような行動や発言が、素直に受け入れられている描写が数多くあるのも見所なのかな?って思います。
とにかくこの作品からは、戦後10年ちょっとで戦前以上の復興を遂げた、バイタリティー溢れる日本人の気質みたいなものが映像を通して感じられました♪

でも、ちょっとわかり辛いというか、説明不足なシーンが目立った作品でもあったと思うのです。
まず、いきなり主人公の名前で混乱しましたw海?メル?(*゚・゚)誰?wって感じでしたね♪
フランス語で「海」が「ル・メール」って読む事からそんな愛称がついたみたいですけど、わからないよぉ…(^=^;
また「カルチェラタン」についても、学生達にとってどんな建物なの?どれだけ大切な場所なの?って事がぼやけていて、映像とストーリーから読み取って貰える事が前提みたいなシナリオになっていたように思えました…c(゚^ ゚ ;)ウーン
ある程度の年配の方なら学園紛争や学生運動を知ってるでしょうし、連想することも容易だとは思うのですけど、それを知らない世代にとっては「何こんなに熱くなってるの?」って思われてもしょうがないような気がします(^o^;
そもそも「コクリコ」っていう言葉もフランス語で「ひなげしの花」っていう意味みたいですけど、どのような意味でタイトル名にしたのでしょうかね?
この時代のフランスとの関係も気になりますね(^ー^* )フフ♪

それと個人的には声優さんのキャスティングには疑問をもちました…c(゚^ ゚ ;)ウーン
俳優さんや女優さんは演技力に長けているかと思いますけど、やっぱり第一線で頑張ってる本職の声優さんと較べてしまうと見劣りがしてしまう気がします(^=^;
宣伝としてのキャスティングととられてもしょうがないかなって思いますし、純粋にアニメを追求するのであれば、キャラを活かせるキャスティングをもっと考えて欲しかったとも思います。

いろいろ不満はありますけど、作品全体を通しては上手にまとめた印象です♪
観る人を選ぶ作品かもしれませんけど、生きるエネルギーを貰える作品なのでヤル気が出ないなって時にまた見てみたいと思います(*^▽^*)


■MUSIC♫
主題歌『さよならの夏 〜コクリコ坂から〜』
 【歌】手嶌葵
 ゲド戦記でも歌ってくれていた抜群の歌唱力を持った手嶌葵さんですね(*^^*)
 憂いを感じさせる中にも、力強さや包容力を感じられる物静かで素朴なナンバーです♪

挿入歌『上を向いて歩こう』
 【歌】坂本九
 改めて歌詞を見るとものすごく力強さを感じました!

挿入歌『朝ごはんの歌』
 【歌】手嶌葵
 楽しく朝ごはんを作る姿が浮かんでくるような明るい曲です♪

挿入歌『初恋の頃』
 【歌】手嶌葵
カントリーミュージック風の曲に甘酸っぱい初恋の歌詞を乗せたナンバーです♪

挿入歌『紺色のうねりが』
 【歌】手嶌葵
 学校やコンクールの合唱曲にもなりそうな穏やかなナンバーです♪


2012.09.23・第一の手記

投稿 : 2024/11/02
♥ : 48
ネタバレ

Progress さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

恋愛部分は楽しめました。一方青春(学生運動)の方は消化不良。

このタイミングで投稿ということは金曜ロードショーで見たということがバレバレですね。一回しか見ていないので、ざっくりと書いていこうと思います。

あらすじは公式サイトをみて下さいね。
{netabare}
【美術】

主人公達が東京に行くシーンがあるのですが、そこでの町の色の多種多様さが凄かったですね。こんなにワンシーンが凝ってるのは中々見れないなあと。
また、主人公達が守ろうとしている館も雑多としていて、背景を見るのが楽しいです。

【声優】

声優さんではなく役者さんが演じているのですが、ジブリ作品はそういうものだと思っているのであまり気にはなりませんでした。

【キャラ】

よくある恋愛物であり、外面は今の日本人に合わせた性格のキャラが多いですね。ただし、学生運動という歴史を題材にしていることから、当時のちょっと過激な感じを持っているのも伺えます。

そうみると、この作品は学生運動を知らない人達(恐らくほとんどの若い人は学生運動にマイナスイメージをもっているのでは?)に、当時の人達に共感を覚えさせることで、学生運動に対する新たな視点を与えようとしているように見えました。(私も学生運動を知らない人間です)

またキャラクターデザインといいますか、海さんについて。おさげのときが、現代人にとってはあまり可愛くないのですが、家で髪をおろした時の海さんが、やたら可愛い(人によると思います)。これがノイズなんですよね。なんというか、この可愛さは狙ったの?的な印象を受けます。どうせなら、おさげの時もかわいく見えるようにしてほしかったか、家でもそこまで可愛く見せる必要がなかったんじゃないかなと。
【音楽】
いきなり坂本九の「上を向いてあるこう」が流れるシーンについては、意図がよくわかりませんでした。他はあまり記憶にのこってないかな。

【物語】

まず、見てればわかりますが、恋愛と学生運動という二つの要素があります。ふたつを分けて考えていきます。

まず、恋愛。こちらは見てて苦痛ではありませんでした。細かい表情の変化は強みでもあり弱みでもありました。
お互いを意識し始めて、近くによられて海が目をそらす、そんなシーンがあります。あるあるな表情の変化です。でもこれはあるある過ぎて(テンプレートになってしまっている)、よく考えると細かいとは言えない。
海が避けられていることに気づき始め、不審がる顔をしたり、はっきりと言わないことにイライラしている顔だったりとかは、それなりに見れることができたと思えます。
しかし、感情の爆発したような感じ、そういう部分の表情があまりに乏しいかな。青春物であるなら、大人と子供の中間を描いてほしかった。そこで、海が母親の前で泣くシーンがあるのですが、親と子のシーンで子供が子供っぽさを出すのはある程度成功していると思います。
ただ、外側で子供が大人になる描写、そこに何か足りなさを感じました。多分演出の問題かな。東京からの帰り道、海が男の子に自分の告白するシーン、あそこにもっと、海の感情の爆発したような感じが出ていれば、もっと面白さを感じれたかもしれない。


ては次に学生運動。取り壊しを防ぐために館を綺麗にしたり、直談判をしにいったりするわけです。
何がよくなかったか。綺麗に掃除しました!その後に、館の取り壊しが決まったぞ!という知らせの唐突さが目につきます。この試練の与えかたは良くないでしょう。なにかしらの逆境を与えたかったのはわかりますが、もっと最後の逆転が映えるように、逆境の与えかたも上手くしてほしかったです。

そして、この学生運動の最も疑問点は、大人が優しい。その点です。まず、館の補修作業をしてくれた人達。大人達は積極的に学生運動を助ける。本当にそうだったのでしょうか?世間の目はきにならなかったのでしょうか?そういった説明描写がほしかったですね。
極めつけな優しい大人は理事長です。学生運動を全肯定。主人公達がやること、やったことを全肯定。唐突にこのキャラが出て来て万事解決!これが、学生を育てる人間として正しいのでしょうか?学生は全てを肯定されたら、成功しか学んでいません。失敗のない成功、反省のない成功に私は疑問を感じました。
{/netabare}

以上になります。全体的には受け入れ難いものが多くありました。娯楽作品としてみても、学生運動が入るかぎり少し社会的な部分があり、あまり見返したいとはおもえません。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 36

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

コクリコ坂とカルチェラタン…海と俊。何が言いたいの?

 コクリコ坂の象徴って、信号旗の「迷わずに帰ってこられますように」という海のメッセージか、女たち…だけではないですが、待つ場所みたいな感じなのかなあと思います。海(人名の方。基本ずっとヒロインのことです)が切り盛りしているので、海と女を象徴しているのでしょう。

 そして、カルチェラタンは学生たちの伝統…一応古き良きものという感じなんでしょうか。俊が中心の存続運動です。男性の部室ですから俊と男性を象徴しているのでしょう。

 そこに海と俊の恋愛ですから、この2つの建物がどういう意味を持つのか、あるいは2人の象徴にならないと話にはならないと思います。そもそも建物2つがこの映画のストーリーそのものですし、タイトルですし。
 が、なんというか、とっちらかったストーリーを見せられるだけで、こういうお膳立てが機能していない気がするのですがどうでしょうか?

 海視点で何かを待っている…そのためにコクリコ坂を守っているというのが話のボディなら題名の意味はわかります。ただ、コクリコ坂という下宿はちゃんと海という少女を象徴していたか?ですね。
 旗の話はいい話であっても、そうなると保守的で待っている女が海ということ?

 それともう1点。海のカルチェラタンの協力の仕方が、掃除でした。女子の協力が掃除でその結果なぜ皆が存続になったのかという部分に分厚い物語がありません。がんばって皆で協力したから?だとすれば古い部室棟である意味はないです。建物である必要すらありません。
 少なくともそれはないとまずいでしょう。さらにそこに海と俊の関係性がのっからないと、話になっていません。

 さらに、あまり権利的なことは言いたくないですが、海は料理と掃除の女?我慢強くて古風で?となる気がするのですがどうでしょう。しかもカルチェラタン存続協力の理由が俊に恋心を抱いたから、ですから。

 まあ、結果的に動きますけどね。男連れてったら駄目でしょう。あそこは海一人で乗り込むべきでした。そこは主体性を見せた気もしますけど。
 いや、それよりもむしろ説得内容でしょうか。掃除したから…かあ。なんか、価値のベクトルはそれであってたかなあ?
 せめてカルチェラタンの存続に関しては、海はもうちょっと何かが欲しかったなあ。あるいはコクリコ坂とのつながりとかかなあ。

 あるいは時代の変化=海と俊のしがらみからの脱却が言いたいなら、コクリコ坂もカルチェラタンも取り壊される物語で、2人が解放されて結ばれるほうがよほど意味性がありました。
 せめて2つの建物に物語と重なる父、父性、家族があればいいんですけど。

 もちろん舞台が昭和30年代ですから、その意味では古風な少女の物語もいいし、現状肯定だけがアニメじゃないのでいいと言えばいいんですけど、やっぱり「コクリコ坂」「カルチェラタン」「海と俊」そして時代を引きもどした意味性がまったく絡まない、ストーリーのためのストーリーに見えました。


 本来なら、読み取れてない部分がないか確認するんですけど、正直見返すのが苦痛なくらい私には面白くないです。恋愛に注目すると少しだけ何かが有りますけど。
 そう…圧倒的エンタメならテーマなど吹き飛ばしてもらっても全然いいんですけどね。この映画の設定でテーマも文学性も薄いのはまずいでしょう。

 そして、映画の冒頭20分くらいでしょうか。海の日常が動き出すまでに時間かけすぎです。尺伸ばしあるいは映像を見せたいだけの制作者のエゴに見えて退屈でした。90分の映画なのに…1分1分をもう少し大切にしてほしいです。

 ということで、悟朗さん作品。残念ですが…という感じですね。ただ、駿作品でないわりに絵はキレイだった気がします。昔の映像も悪くないですね。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 6

91.3 16 兄弟で恋愛なアニメランキング16位
劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(アニメ映画)

2020年9月18日
★★★★★ 4.4 (573)
2722人が棚に入れました
――あいしてるってなんですか?かつて自分に愛を教え、与えようとしてくれた、大切な人。会いたくても会えない。永遠に。手を離してしまった、大切な大切なあの人。代筆業に従事する彼女の名は、「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」。人々に深い、深い傷を負わせた戦争が終結して数年が経った。世界が少しずつ平穏を取り戻し、新しい技術の開発によって生活は変わり、人々が前を向いて進んでいこうとしているとき。ヴァイオレット・エヴァーガーデンは、大切な人への想いを抱えながら、その人がいない、この世界で生きていこうとしていた。そんなある日、一通の手紙が見つかる……。

声優・キャラクター
石川由依、浪川大輔
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

年賀状でも書こっかなぁ

sincerely 
①副詞 心から 本当に
②アニメOPに使用されたTRUEの楽曲
③{netabare}劇場版ヴァイオレットエヴァーガーデン 冒頭の一語{/netabare}

TV本編を想起させる仕掛けが冒頭からてんこ盛りでより楽しむためには本編必須。ただし厳密ではなく可能であればレベル。一見さんいらっしゃい指数でなら『外伝』>『劇場版』になります。


「届かなくていい手紙なんてないのです」

 そして

「私は…愛を知りたいのです」


作品を紐解くキーワードにして二つの軸。
前者は人の想いは届いて初めてかたちになるという大切な概念。ドールや携わった人たちとの物語。
後者は兵器として育てられた少女が人間性を獲得していく過程。少佐とヴァイオレットの私的な物語。

ギルベルト少佐の残した「心から…あいしてる」の言葉。復員後のC.H郵便社にてカトレアが発したシンプルな一言に反応して自動手記人形の仕事をすると申し出たことが全ての始まりです。道具として利用価値がないなら自分を捨ててくれとまで言った少女が申し出たのです。
それだけ強い執着を持っていた言葉「あいしてる」。かくして愛を知るために始めた仕事を通じてもう一つの軸である人の想いを届ける素晴らしさを学んでいく過程がTV本編でした。

「届かなくていい手紙なんてない」裏を返せば「人の想いは必ず届けなければならない」です。

ターニングポイント{netabare}(己のやってきた重大さに気づいた第9話){/netabare}以降どう物語は進行していくかが肝でした。それでターニングポイントの次回話で選択したのは{netabare}(思いっきり手紙を届ける話。かつ神回と言われる10話と){/netabare}少佐との話は遠ざかる方向へ。

「届かなくていい手紙なんてないのです」

「私は…愛を知りたいのです」

前者はひととおり形をつけ後者はおあずけ。あくまで彼女の周囲の人たち“が”想いを伝えることが出来たのでした。TV本編を通して自分の想いをまがりなりにも形作れるように成長してきたヴァイオレットがどうにかして“自分の想いを届けられるのか”。残された宿題でした。

なお「届かなくていい手紙なんてないのです」を磨き上げたものが外伝です。さあ残るは↓


「私は…愛を知りたいのです」


前置きが長くなりました。この残された宿題への回答がなされ物語が完結するのがこの劇場版です。

TV本編でスッキリしなかったかもしれないそこのあなた! 諸悪の根源が消えていくことでしょう。
TV本編を称賛して止まないそこのあなた!是非もなし、、、まずは試されよです。

自分はスッキリしなかった側でした。結果は申し上げた通り。圧巻の140分です。




鑑賞前の方これ以降はやめときましょう↓

※ネタバレ 備忘録的なもの(長い)


■切っても切れぬTV本編 ネタバレ度:軽

{netabare}冒頭画面に浮かぶ“sincerely"の文字。間髪入れずに見覚えのあるあのお屋敷と意外なあの子。涙腺を蛇口に例えるならこの時点で開栓して戻れなくなった方もいらっしゃるのでは?
そんな一つの文字だったりあのエピソードを彷彿させる冒頭もTV本編へと意識を持ってく仕掛け。アン孫が手放した手紙が風で飛ばされて野山や街を駆け抜ける演出は第1話ヴァイオレットが手放した手紙が飛ばされていくのと同じです。

あの時と違うのは携わるメンバーです。エンドロールでは原画と美術監督に物故者を確認。サポーティングスタッフは言わずもがな。原画すら焼けてほぼほぼゼロスタートだったこの映画の冒頭を飾ったのが2018年TV本編を意識した演出だったことについて制作会社のプライドと矜持を感じます。{/netabare}


■あん時の主題歌の位置付け ネタバレ度:軽

{netabare}『sincerely』+○○○○○
○○○○○+『みちしるべ』

○に入るのは“あいしてる”。「心からあいしてる」少佐の言葉がなければ少女は生きる支えを失ってたでしょう。全てはここから始まりヴァイオレットの手紙の一文「あいしてるはみちしるべになりました」に繋がります。映画観てTVのOPとEDあらためて聴いたら鳥肌もんでした。{/netabare}


■3つの疑問 ネタバレ度:重

もやっとしかけて咀嚼して納得したものもいくつかありますよ。

1.{netabare}少佐はなんで拒否るの?会ってやれよ!{/netabare}

{netabare}そりゃ私たちはヴァイオレットの気持ちを知ってるから少佐がヘタレてるようにしか見えないアレ。
恐らく半々。何かっていうと、ギルベルトは生き別れた後のヴァイオレットの歩みを知らない。上官と兵器の間柄の他を知らず「自由になりなさい」「普通の少女としてその名に合う女性になってほしい」と言った手前、自分が障害となるわけにはいかないという考え方には理があるように思えます。
それと、ここは彼にとってやっと見つけた安住の地。自己都合と侮るなかれ、全てを失って自分には何もないとすら思ってる男の弱さよ。仕事も順調そうな前途洋々の娘を自分の我が儘で留めるきっかけを作ってはいけないと思ってもこれまた不思議ではないかと。{/netabare}

2.{netabare}なんで拒否られて帰ろうとするんだろう?{/netabare}

{netabare}だってそのためだけに生きてきたぐらいの娘さんですよ。そんな簡単に諦められるものかしら?
これ根深いかもしれません。「あいしてる」の意味をまだ自分が理解できてないと思ってそう。少佐の拒否は自分がうまく想いを伝えられてないからと自分の所為にしてたのなら哀しいこと。まるで虐待を受けた幼子のようなメンタリティ。ただこれは帰還兵のPTSDのようなものというか、感情を知らないところからスタートした彼女の出自を考えれば納得できる心の動きだったように思えます。{/netabare}

3.{netabare}なんで少佐は翻意して駆けだしたんだろう?{/netabare}

{netabare}兄と手紙。家は兄が継ぐから「自分の人生を生きろ」と。まんま少佐がヴァイオレットに言ったことと同じでしたね。ここで少女があの頃と違う彼女であることを察したのかもしれない。家の縛りから開放されたのもあるでしょう。こうみると自ら人生を切り開く選択肢を奪われてた者同士という意味でどこか通じ合う二人だったのかもしれませんね。
そしてホッジンスやヴァイオレットの直接交渉にも勝る手紙の威力。この作品だからこそです。{/netabare}


■ピリオドとして代筆業 ネタバレ度:重

{netabare}昔々あるところに…の昔語り。こんな時代がありましたよね、のピリオドの捉え方が秀逸。電話の登場によって我々が辿った史実をなぞるかのような展開に、あたかもヴァイオレットの時代が現実にあったような気にさせられます。

A:手紙
B:電話

ユリスがリュカに想いを伝えるには手紙では間に合わなかったでしょう。アイリスの言葉を借りてBがAに取って代わる時代の転換点を明示してました。
具体的には代筆業の衰退です。そのことで失われるもの。想いを汲み取って言葉に変換する担い手がいなくなること。誰しもが言語化の術に長けているわけではありませんので需要がゼロになることはありません。それでも即時性のメリットが勝り、より便利な方に流れるのは仕方のないこと。
そうやってオワコン化していく自動手記人形の横で手紙というツールだけが残ります。とある場所で手紙の文化が残ったのは即時性以上に一呼吸置いて言葉を紡ぐ必要のある手紙の本質みたいなのを島民が共有してたからでしょうね。
こういう栄枯盛衰や無常感を「もののあはれ」と言うのでしょう。我々の情感に直接訴えてきます。{/netabare}


■「私は…愛を知りたいのです」 ネタバレ度:重

{netabare}そもそも“あいしてる”の意味を知るための代筆業。それを知ってさらに自分が届けたい相手に届いた以上仕事を続ける必要はないですよね。

 言葉はいつでも 語るでもなくて
 そこにあるばかり つのるばかり

自暴自棄な兄に向けた妹の手紙代筆から始まり、王女の恋文、歌姫の曲の作詞、残される娘への手紙ほかあらゆる人のあらゆる場面の、言葉にならない言葉を拾い上げてきた逸材。カトレアさん風に言えば“行間を読み取ってきた”手練手管に秀でたヴァイオレットちゃんです。
そんな子がギルベルトを前にして何も言えなくなるクライマックスが一番グッときました。あー…だからこの物語は手紙だったんだという説得力があったのです。{/netabare}

{netabare}そしてあえて過去を振り返ってみる。人間兵器として人の感情を知らずに育った少女の人間性を取り戻す物語として。またはTV本編ですっきりしなかった帰還兵の心の再生について。

結論は出たと思います。罪の意識を自覚したあの第9話から繋がるであろう悔恨と贖罪意識の落としどころ。そしてぶっ壊れていた己自身の精神の構築。戦後にヴァイオレットが重ねてきた年月は意味をなすものだったのだろうか?

彼女は人間性を獲得してきました。これはTV本編でもさんざんぱら描かれてきたこと。
そして劇場版で彼女は人を残すこととなりました。個別で直接救われた者も多いが、ヴァイオレットのまいた種が人々の想いを繋げ多くの人たちの心を豊かにしていっただろうことは想像に難くありません。繋がりに繋がってあのアンの孫娘が登場したことが象徴的だったかと。
たしかに彼女は数多くの兵士を殺めてきました。その悔恨と贖罪は心に留めながら、それ以上に人を救ったであろう事実が垣間見えただけで充分なのかなと思いました。

そして時代は流れドールも絶えて久しい頃合い。
『外伝』にてほどけない三つ編みに例えられた三者(①送り手②受け手③繋ぎ手であるドール&配達人)の繋ぎ手を見守るかのように、これからも切手となって想いを届け続けることになるのでしょう。{/netabare}






■だがしかしですよ ネタバレ度:軽

そもそもでこればっかりはどうしようもないのだけど…
{netabare}ギルベルトって兄の泥を被らざるを得ない家庭事情で鬱屈していて、本来はやりたかった仕事(たぶん教師!?)を諦めて軍に進んだ、で合ってます?
それで軍属ながら引き取った少女に読み書きそろばんを教えていたわけですよ。擬似的であれ教師と生徒の構図です。生活指導/道徳の授業も当然のようにしてました。
その結果、教え子に愛情を覚え死に際に「愛してる」と涙流してしまうやつですよ。別に愛に歳の差なんてと思いますから推定14~15歳に惚れてもかまわないんですが、熱血指導の情熱が愛情に転換してしまったヤバめな事案という思いが此度の“教師になりたかったかもしれない設定”で強くなりました。

けれども全力で見て見ぬふりをすることにしよう。

{netabare}ギルベルトってヴァイオレットちゃんが惚れるほどのタマか? …うーん、、悩むなぁ…{/netabare}

多分に嫉妬含みの引っ掛かりを理由に『外伝』のほうに自分は軍配が上がりそうです。例によって二つの軸の片っ方のお話つまり“少佐色が薄い”物語ですから。{/netabare}



視聴時期:2020年9月 

-------

2020.09.30 初稿
2021.08.09 修正

投稿 : 2024/11/02
♥ : 69
ネタバレ

シン☆ジ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

最後の手紙(2回目感想を追記)

下手な言葉を使うとネタバレしそうなので、ポスターのキャッチコピーを一部引用しました^^;

 TV版本編の初放送は2018年で初視聴も同時期でした。。

===劇場版:初見での感想===
 2020年9月19日(土)、劇場版本編を観覧。
 (★舞台挨拶ライブビューイング付き)

全国の劇場で舞台挨拶が見られるとのことで、
予定を繰り上げて、あわてて劇場に行きました。

でも、TV版本編を少しでも復習してから、行くべきでした。。
2年の月日は自分にはちょっと長かった。。
ヴァイオレットへの愛情は忘れようがない。
そんな変な自信を持っていましたが、いかんせん物語の詳細をとどめておけるほどの記憶力は、現在の自分には持ち合わせていない事を突き付けられました。。トホホ

いよいよ物語の主人公、ヴァイオレット本人のストーリーが幕を開けます・・

■{netabare}
 ヴァイオレットには幸せになってもらわないと・・
 ひょっとして、社長とくっつくのかなぁ・・

なんて思ってたら、

 まさかと思うけど、少佐の兄?

と思ってしまうような展開でした。。

でもその上を行く、まさか・・・
少佐が生きていたとは、ね。
TV版完走時は死んだと思ってたから、
外伝も感動したんだけど。。

途中辺りから、

 え。ひょっとして生きてる?

てな展開。
ぶっちゃけ、ダマされた、という思いもw

いや・・・でも・・
これで、よかった。

思えばTV版を観ている時、実は少佐は生きていたというストーリーを妄想していたんでした。ちょっと忘れてました。
ヴァイオレットが幸せになる道は、それしかないですよね。

でもでも・・
少佐の生存がわかるシーンの感動が薄いせいか、
その分、ラストに至るまで延ばす延ばすw

 なんだよ、少佐・・
 ナニ自虐的になってんだ、そういうキャラ?
 てめ、ヴァイオレットを泣かすんじゃねーw
 身元を引き受けた責任と、
 何より「愛してる」と言った責任、
 男ならキッチリとりやがれw

てな展開は、個人的にはストレス展開でした。
いやわかりますよ。
その後の感動のための前フリだろうってことは。

でも、それならそれなりの想いの爆発に共感したかった。。
少佐が走り出した時って、なんか自分的には動機づけが弱かったんですよね。。
ドア越しにしゃべった時以上の動機が感じられなかったというか。。
だから、ラストの感動シーンも、ちょっとモヤモヤして感情移入しきれなかった。

さすがに、ラストシーンは感動的でした。
ただ、あんな遠い岸からのあんな掠れたような声が聞こえるのか、とか
ヴァイオレットは義手重いはずなのに泳げるの、とか
細かいところが気になって、これまた感動ボルテージ上昇の阻害要因となってしまいました。。トホホ

躊躇なく海に飛び込んだヴァイオレット、男っぽい。
惚れ直しそうw

そんな彼女も、ようやく・・本当にようやく、たどり着いた少佐の胸では・・ただただ・・泣き崩れるしかなく・・


さて・・
ここで触れずにはおけませんね。
ツイッターにも出ています。
舞台挨拶での石立監督の言葉。

 ~{netabare}
  ヴァイオレットが書いた手紙には、
  セリフに出なかった一文がある。
  これが、少佐をヴァイオレットの元に
  駈け出させた。。

  というもの。

  なんでしょうね。。
  気になる。。
  「あいしてる」かな。
  でもそれはドア越しに言ってたような。

  てかこれ、セリフにしてくれれば
  もっともっと感動できただろうに。。
 {/netabare}~

にしても、ポスター、いい絵ですね♪
ネタバレしそうですがw

でも・・

ああ・・完結してしまった><
(ホントはこれをタイトルに書きたかった)

もっと引き延ばして何作か出してくれてから、こういう結末になるんだと思ってました・・
原作はどうなんでしょう・・

未来からヴァイオレットを過去の人物として振り返る作りは、個人的にはあまり好きとは言えず、どうせなら子孫も見せて欲しかったけど・・

エンドロール後の1ショットは、救われました。
これで、よしとしましょう。

過去だからお幸せに、と言えないのはもどかしい。

ならば・・

良かったね、ヴァイオレット。

{/netabare}■

そう、エンドロールは最後まで、観ないとですね♪

ちなみに劇場で配布された、入場者プレゼントは
~{netabare}「ヴァイオレット・エヴァーガーデン if」{/netabare}~でした。

あ、3種類の短編小説ランダム配布って公式に書いてた。。
急いては事を仕損じる。
ゆっくり読もう。。


===劇場版:二回目の感想===

京アニはご存知のとおり寄付金を受け取ってくれません。
感謝の心、支援の心を込めて、再度劇場へ行きました。
TV版を観直した後、今度は目線を変えて。

その目線とは、ヴァイオレットであり、ギルベルト。
初見ではどうしてもホッジンズ社長というか保護者目線になってしまいましたが、この物語は、二人の物語であり、その目線で観るのは必定かと。

~{netabare}
まずは、1期を再視聴したことで1期を思い出させるシーンがとても胸に響きました。手紙が空を舞うシーンとか主要エピソードとか。
特にアンのエピソードは一番涙を堪えるのが大変だったかも。

感激は初見ほどではありませんでしたが、ギルベルトの気持ちが何となく理解できました。
愛するが故、自分はヴァイオレットにふさわしくない、と。
これは初見でもわかってはいましたが、わかって1期を観なおすと、彼はヴァイオレットを預かり戦場に送ったことをとても後悔していて、結果ヴァイオレットの両腕を失わせ、たとえ自分が生き永らえたとしても、自分の愛を貫くことは資格がないと考えても仕方がないかもしれない、と思えました。
彼がヴァイオレットに会えないと言ったのも、会ってしまえばその信念も揺らぎかねないからで、つまりそれだけヴァイオレットを愛しているからに他なりません。

ヴァイオレット目線で観ると・・・
心からの願いが叶えられないと知り、本当に切なくつらい日々を過ごして。
それが会えるかも知れないとわかり、本当にうれしくて。
でもやはり会えないことになり、とても悲しくて。
それでも生きていてくれたことが、やはりうれしくて。
最後に追いかけてきてくれたことが、最高にうれしくて。
この目線で観るのはとても切ない・・・

むしろ、ラブコメ風に・・・
「このまま会えないまま、どっちか結婚して、その後に会うことになってたらどうするのよ!ギルベルトおおおー!!」
と罵ってあげても良かったのにww

でも、やはりこれは二人の愛のストーリー。
これで、良かった・・

最後に、手紙の一文の考察を。
~{netabare}
映画の冒頭では、sincerelyの文字が出ます。
意味は「心から」かと。

また本シリーズは物語の最後にタイトルが出ます。
本劇場版では「あいしてる」。
つまり・・・
『心から 愛しています』
これが、ヴァイオレットからの、愛する人への最後の手紙の、最後の一文だったのではないでしょうか。

振り返ってみると、ヴァイオレットはドア越しでは「愛してる」は言っていません。彼はその事実を知らず、ただ父親のように慕っているものと勘違いしていたのかも知れません。
だから、この一言が、彼をヴァイオレットの元へ駆け出させたのだと、私は思っています。
{/netabare}~

いつか、ネタ明かしがされる事を期待します。


蛇足ではありますが・・
病院で亡くなる男の子のシーン・・
音がデカ過ぎて感情移入の邪魔になる思いでした。
もっと静かな曲か、むしろセリフのみでも良かったかと。
{/netabare}~

はぁ・・切なくて息が詰まりそう。
この劇場版と、1期・Extra・外伝で無限ループに陥りそうです・・

 制作:京都アニメーション
 監督:石立太一
 脚本:吉田玲子

 2020/09/19 閉館直前のMOVIX利府にて初視聴。
 2020/10/05 同じ映画館にて二回目視聴。


■余談
劇場内で完全新作ARIAの予告編が流れてました・・脚本が同じく吉田さんかな?と思ったら・・

 総監督・脚本:佐藤順一
 監督:名取孝浩
 アニメーション制作:J.C.STAFF

ほへ・・
ストレスフリーの世界でホッとしたい・・
違う作品の話ですみません^^;

投稿 : 2024/11/02
♥ : 57
ネタバレ

oneandonly さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

みちしるべのその先が描かれた完結編

世界観:8
ストーリー:8
リアリティ:5
キャラクター:7
情感:7
合計:35

<あらすじ>
代筆業に従事する彼女の名は、〈ヴァイオレット・エヴァーガーデン〉。
幼い頃から兵士として戦い、心を育む機会が与えられなかった彼女は、
大切な上官〈ギルベルト・ブーゲンビリア〉が残した言葉が理解できなかった。
──心から、愛してる。
人々に深い傷を負わせた戦争が終結して数年。
新しい技術の開発によって生活は変わり、人々は前を向いて進んでいこうとしていた。
しかし、ヴァイオレットはどこかでギルベルトが生きていることを信じ、ただ彼を想う日々を過ごす。
──親愛なるギルベルト少佐。また今日も少佐のことを思い出してしまいました。
ヴァイオレットの強い願いは、静かに夜の闇に溶けていく。
(公式サイトより抜粋)


TV版は最後までヴァイオレットの戦闘能力に馴染めなかった作品でしたが、5話や10話等、お気に入りの回もありました。本劇場版については予告PVを見て、10話に関するストーリーもあることがわかったため、やはり劇場で見なければと思い、隙間時間を作って何とか見ることができました。
休日ながら朝の早い時間帯にもかかわらず結構人が入っていて、時間帯のせいかもしれませんが、私よりも年配の方が多い印象でした。

さて、世界観ですが、現実世界とは別の世界ですが、電話がまだ普及する前の、現実世界でいう19世紀末~20世紀初頭くらいが舞台となっています(技術的な点ではヴァイオレットの義手はその精巧すぎるが)。
今回は、TV版10話の少女アンの孫デイジーを中心に物語が始まります(PVでアンと思った人物はその孫で、アンの葬式が終わった時点)。予想外であり、その視点で、ヴァイオレットたちの働いていた郵便社が歴史を残すものとして博物館となっていたり、世界観をより俯瞰して見せる手法で、とても良かったと思います。
作画や背景も流石は京アニと思わせられました。音楽は、挿入歌の「みちしるべ」、TV放映時は微妙な使われ方もありましたが、今回は一番のタイミングでハマっていたと思います。改めて良い曲と思えました。

ストーリーは{netabare}ヴァイオレット軸で、消息不明であったギルベルト少佐と再会すること(ギルベルトの母親の墓参り、病気の子供(ユリス)の手紙を代筆、その子の危篤等を挟みつつ、郵便社を辞めたあと消息不明のヴァイオレットの結末)が中心となっています。ギルベルトが再会を望まなかった理由も私は納得できましたし(なぜ武器として使ったのかはわからないが)、デイジー視点の物語も構成のメリハリに繋がっていました。そして最後に本作のキーワードである「あいしてる。」で締める。完結作として美しい仕上がりでした。{/netabare}

さて、世界観とストーリーは高評価となるところ、大きく足を引っ張ったのがリアリティで、一言で言えば「過剰演出」です。TV版の7話だったかで、水面を歩いたりしているので、今更指摘するまでもなく、この作品の色と整理されているのかもしれませんが、私はやはり気になってしまいました。
細かい点もありますがそれは省略して、下記3点だけ指摘しておきます。

{netabare}・構図重視の会話
市長と会った時の会話、大雨の中でのジルベール先生宅(前と中)での会話、ブドウ?畑でのディートフリート(兄)とギルベルトの会話、船と陸での会話(?)などで、その距離でこの声量では会話が成立しないだろうと思われて、気になってしまいました。
アニメは絵に声をあてるので、画になる美しい構図が優先されることが往々にしてあるのでしょうし、今まで気にならなかった他の作品でも同様な事例が多々あるのでしょうが、本作では若干気になりました。

・ユリス君危篤時の対応
人が亡くなる時、部外者の同席は憚られるのが普通ではないでしょうか(別の世界なのでそのあたりの慣習も感覚も違うのかもしれませんが)。ユリス君は話せる状態だったので危篤ではないのではないか、とも思われたのがひとつ。また、苦痛を感じている状況の中で、郵便社が突然押しかけていって「親友への手紙書きます」というのは流石におかしいのでは。ヴァイオレット自身が行ったのなら、ユリス君との関係や、まだ人の心が理解しきれていない部分があるのかな?で済みますが、ユリス君に面識のないメンバーでですよ。相当苦しい状態のユリス君に、手紙代筆するから喋ってと言うのは、家族が怒りますって。リュカ君が、ユリス君にとってそこまで大事な友人であるか、というのも説明不足で、違和感ありまくりでした。
自分が死んだ日に渡してほしい、と本人から依頼があったのでその約束を律儀に守ろうとしての行動は理解できなくはないですが、待ってましたとばかりの対応になるので、TPO的にも不安な対応です。さらに、手紙を渡して失礼するならまだしも、居座って一緒に内容を聞いて親の泣く姿を見るってどういう神経なんだろうと思ってしまいました。。
本作一番の感動シーンだったように思いますが、素直に感動できずモヤモヤしてしまいました。

・ギルベルトとの邂逅
ギルベルトとヴァイオレットの邂逅は美しかったですが、これは過剰演出の極みでしたね。まず、船を出航させすぎていて、陸から相当の距離となったところからスタートさせたので、ギルベルトの必死の走りや声が届くのか?というところでの違和感があり、ヴァイオレットが船をダッシュして、そのまま海に飛び込むまではよいかもしれないけど、泳ぐシーンを入れずに浅瀬みたいな場所で再会することになるのですが、背景からのバランスではまだ相当陸から離れた場所なんですよね。
始まりの距離感からして、会うところまでは少なくとも15分以上はかかると思いますし、お互いぼろぼろに疲弊してハーハーゼーゼーですよ(笑)
それを完全に排除した制作者側はある意味割り切ってるよな、と感心した次第です。{/netabare}

キャラクターは{netabare}本編から特段変化はありませんでした。2人がカップルとなって終わりましたが、王子とお姫様(人形)というキャラ造形で、過去に2人はずっと一緒に行動していたのなら、もう少し打ち解けた人間関係も描いてくれればよかったかも。
そういえば、TV版のレビューで書きましたが、やはりギルベルトは生きていました。生きていないと、この物語は終わらせられないのです。{/netabare}

情感については、{netabare}そんなわけで感動しそうな要所の構図に違和感等あったため、期待されたほどには涙が出ませんでした。また、人の亡くなるシーンで泣かせるのも一歩引いて見るタイプなので、押し付けられ感もあり、高評価できませんが、言語外の表現も丁寧でこれ以上は下げられません。{/netabare}

色々書かせていただきましたが、時代を流して見せることによって、変わるものと変わらないものを表現できていたのが特に魅力的でした。
手紙は普段伝えられない心を伝えるものとして有効であるのに、現代ではメールが普及しすぎて若干味気なくなってしまっているように思います。紙ならではの味はあるし、大事に保管すればずっと残るものですね。また、普段なかなか言えない感謝等は伝えられる時に伝えておこうと思わされます。
TV版をそれなりに楽しめた方、心を清めたい方に、おすすめできます。

(参考評価:4.0→修正4.2)
(劇場観賞2020.11)

<2022.5追記>
最近、レンタルで再視聴しまして、改めて良い作品だと思いました。
ブーゲンビリアも含めて、あからさまに悪意を持つキャラクターがおらず、心が重たくなることもありませんし、過剰演出はTV版からブレていない本作の表現と思い、少々ツッコミすぎたかなと反省。
時代が変わり、手段が変わっても、今、伝えるべきこと(気持ち)を伝えることの大事さという普遍的なメッセージ性は強力です。
以上を踏まえて、評価を上方修正しました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 37

67.4 17 兄弟で恋愛なアニメランキング17位
八犬伝ー東方八犬異聞ー(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (416)
2354人が棚に入れました
5年前、突然謎の疫病が広がり、大塚村は周囲の村々に飛び火するのを防ぐために焼き尽くされることになった。
信乃、荘介、浜路の3人は生き残り、村はずれの教会に保護されて静かに暮らしていた。
事件以来、信乃は年を取らなくなり、荘介は犬に変身するという特殊な能力を持つようになっていた。
ネタバレ

千秋 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ストーリーはわかりづらいけど面白い。

全13話

ファンタジー

特殊な力を持つ主人公・信乃は13歳の少年の見た目のまま成長しない。中身は18歳。
普段はカラスのムラサメ・妖刀を右腕に宿している。

八犬伝といえば伝奇小説ですが、これはどんな話だろう。
8個の玉と持ち主を探し出し願いを叶える?フセ姫はあまり登場してなかったので、どんな話にしていくのか今一つつかめませんでしたが面白かったです。
1期では登場人物と現状をご丁寧に見せてもらったという感じであまり進んでないような。
人外生物、妖怪とか?にも思いがあるというのが描かれていてところどころグッときました。
主人公は普通…死を前にした人間かも?の人間や妖怪?や何かの思いに影響する力があるようです。

更に、この1期では、登場人物が多すぎて名前も苗字や下の名前で呼んだり、非常に覚えづらいのが難点。相関図を見ないでただ見ていたので終盤まで中々、関係性が掴めませんでした。
それに多分まだ{netabare} 2犬登場していない。八犬のうち、5犬までが揃います。もう一犬登場したけど仲間だと気づいてない。 {/netabare}

2期ではフセ姫が残した怨念が関わっていくのか?ムラサメと言う怪物をうちに抱えてしまった主人公と、人外生物になってしまった周囲が今後どうなっていくのか楽しみです。

ここからはただの各話内容と、あらすじのみです。
[1話]
{netabare} 尾崎家のゴコ(五狐)が来たけどムラサメで退けてしまう。これ以上関わると危ないから健太に2度と来るなという。蜘蛛の妖怪に捕まる健太。駆けつけるシノとソウスケ。 {/netabare}
[2話]
{netabare} 狐の家に拉致されたハマジ、一緒にいる尾崎。しょうげつ院の協会に連れてかれそうになったシノたちの後見人として面倒を見ると申し出たしじゅうしん家のサトミリオ。黒いマリモの正体は何でしょう。鬼は人の心が作る物で妖を喰らう。黒髪の鬼が寺に捕まってる。ムラサメの代償としてシノは年をとらず寿命を全うできない。ソウスケは当時の記憶がほとんどない。人になつかない大きい犬をなでることができたソウスケ。ソウスケには犬が何匹も懐いて集ってくる。捕まってる鬼はゲンパチ。坊さんの耳に虫が入り込んでる。怖い。 {/netabare}
[3話]
{netabare} ゲンパチは亡・ヌイという女性に会いたい。サトミに3人は助けられていた。ソウの「儀」とシノの「孝」の玉。他に6個計8個。フセ姫と8人の若者に由来する、その持ち主と玉を捜せと。鬼に変身したゲンパチはシノとソウスケの元へ。しょうげつ院に襲われ川に落ちる3人。 {/netabare}
[4話]
{netabare} 学校へ行く事になったハマジ。黒マリモに助けられる3人。ゲンパチの弟分ヌイの弟・コブンゴの所へ。幸の日に鬼となり死ねない体になったこの2人も玉の持ち主。院の人が攻めに来た。妾の子、尾崎はハマジの事が好き。ハマジの顔に傷つけた院・義兄を倒す。 {/netabare}
[5話]
{netabare} シノたちを救ったのはサトミ。院は今後は大人しいはず。ソウスケはサクの日は眠い。院の大蛇チカゲ(ヒビキ)の加護を受ける少女・ミズキアヤネ。アヤネとハマジは友人になり灯篭流しへ。 {/netabare}
[6話]
{netabare} 玉を落とし山神の猿に会うシノ。追いかけるソウスケ、ゲンパチ、コブンゴ。山をシノたちが離れることを寂しがる猿。病に罹っている可能性ありと捕まる4人。アサケノがソウスケに以前殺されたと切りかかる。 {/netabare}
[7話]
{netabare} アサケノに殺されかけるソウスケ。アザが八犬に共通するみたい。村人と山に入るシノ、アサケノたち5人。守るべき物が無いと猿神暴走し人間殺す。先生が子供の頃に猿神様に名前つけてて会いに来たら暴走止まった。神様も一人で寂しかったんだ。 {/netabare}
[8話]
{netabare} 山で遭難しかけた少年・犬山ドウセスがユキに助けられる。列車で旅立つ4人はドウセスと知り合う。ユキはドウセスを救う為に声を失った。以前、雪姫にシノも森で遭難しかかったとこ助けられた。むつき?って誰。 {/netabare}
[9話]
{netabare} ハマジは医者になりたい、寮に入る事に。寮に届け物をしにいったシノは人形の幽霊を見て気絶。ケノ、ソウスケ、シノは確かめに行くが人形の幽霊はヌイグルミで寮の違反者を取り締まるためにいるような・・・。正体はハマジの同室と思ってたスズでヌイグルミだった。゚+(。ノдヽ。)゚+。シノが早く友達が出来るよう願ったから現れたみたい。 {/netabare}
[10話]
{netabare} シノが協会で会ったお姉さん・コハクに神のご加護を。ココノエって髪の長いお姉さん夜叉姫の心臓がケノの中に。ケノは心臓をとられても生きていた少年。コハク病気で今にも死にそう。金色の目をくれたら、望みを叶えると、ソウスケにそっくりの人外のものに言われる。ムラサメはソウスケの影だという。強く願えばそれは必ず叶うとシノが言ったと影は言う。ソウスケの欠けた魂の半分だと。 {/netabare}
11話
{netabare} ここまで玉一個も見付かってないけどええのんか。コハクの宿の主人に銃を撃たれ死にそうなシノ。撃ったやつを丸ごと食ったムラサメ。脈もなかったけど生き返った。ムラサメがシノの中で大きくなっている。足りなくてサトミを少し喰うムラサメ。 {/netabare}
12話
{netabare} コハクが女の人食べちゃった。目と引き換えに人外のものになった。シノが見た目18歳に急に一時的に成長した。シノがコハクを殺してあげた。 {/netabare}
13話
{netabare} ケノの心臓もコハクの目も必要な物だから貰った。ソウスケの影が光になろうとしてる。上下関係教えるのに小遣いなしが一番だね、シノ。フセ姫が誰だかよくわからなかった。寺の誰かみたい。文字が書いてある玉を手のひらに握って生まれてきた八犬。 {/netabare}

あらすじ
{netabare} 5年前、突然謎の疫病が広がり、大塚村は周囲の村々に飛び火するのを防ぐために焼き尽くされることになった。 信乃、荘介、浜路の3人は生き残り、村はずれの教会に保護されて静かに暮らしていた。 事件以来、信乃は年を取らなくなり、荘介は犬に変身するという特殊な能力を持つようになっていた。 {/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

世界観と微BLを乗り越えて楽しみました

里見八犬伝をモチーフにした妖退治モノっぽいです。

歴史・伝記モノには興味あるんで観てみました。
ブレイブ10くらいのライトな作品なら観ようかと思ってますがどうでしょうか…。

作画や雰囲気は案の定、
緋色の欠片や薄桜鬼っぽくて女性向きの印象で男性には敷居がありそうです。
また絵自体は綺麗なんですが、構図が単純すぎて面白味が無いように思います。

世界観は、なんか想像と違っててよく分からなかったです。
里見八犬伝の時代&地域かと思ってたんですが、
基本みなさん洋服で、詰め襟 ポロシャツ Tシャツ トレーナー色々取り揃えてて
汽車走ってるし まばらに電線あるし 子供はバンドエイド貼付けてるし
家は茅葺きだったり洒落た洋館だったり欧州でしか見かけない様な吹抜けの聖堂があったり…
私は何処に連れて来られちゃったんでしょうか?
納得行かんけど大正昭和初期あたりの日本かな?オリジナル異世界?

↓※1話目の雑なあらすじ メモなんで見ないでもいいヤツ
{netabare}
どうやら主人公達は全滅した村の出身者で村の人に忌まれて森でひっそり暮らしている様です。
ごちゃごちゃっと説明っぽいものをEDテロップと同時にやるから気が散って良く分かんなかったけど、ほかにも勢力があってそこに女の子が一人連れ去られたみたいです。
{/netabare}

※2話感想{netabare}
うわー優男増殖したー。苦手分野です。
結局誘拐された女の子何でもなかったです。前回の引きは何だったんでしょうか。
都会に来るためだけに用意された感じです。
人物紹介回ですかねストーリーは来週から動き出しそう。

世界観は相変わらずですね…
これは里見八犬伝と切り離さないといかんね。
やはり大正昭和初期っぽいんだけど、町並みは当時の中国っぽいですし(孫文先生出てきそう)、東京タワーみたいなのあるしねー、ツジツマ合わないの嫌なので個人的には異空間としておきます。
{/netabare}

※3話感想{netabare}
やっとストーリーが動き出しました。
犬士集め始まりそうでしたが、クソ坊主のせいで川へドボン。
多分辿り着いた岸で鬼といきさつ話すのではないかと。

まだクソ坊主の真意も不明です。単純に鬼を捕らえ殺そうとしたわけではなさそう。
ただし、なんとも判りやすいストレートな悪者です。
もうちょいオブラートに包んだ悪の方が面白味出ると思うのですが。
{/netabare}

※4話感想{netabare}
世界観と微BLのハードルさえ越えれば何とか見られそう。
ストーリーとしては悪くはないね。
浜路ちゃんの顔に傷付けちゃった使い魔のせいで、
尾崎の逆鱗に触れてクソ坊主は死んじゃったみたい。
もっと違う悪い事いっぱいしてそうなんですが…。

分かり易い敵が居なくなりましたので妖退治にシフトしていくのかな?
ラストシーン、半裸で主人公を見初めていましたが、ギャグだよね?
そういう展開になったら無理だから。
{/netabare}

※5話感想{netabare}
屋敷の奥で他との交わりを避け土地神に護られた少女とお友達になるお話でした。

この屋敷って驚くほど広かったんですね。
今回は繊細な展開でしたが彼女が今後どう絡んでくるかが物語の鍵なのかな?
クソ坊主の死亡(行方不明?)により物語の方向が判らなくなりましたが、
次の展開に期待しています。
{/netabare}

※6話感想{netabare}
新しい展開に入り謎が散りばめられ膨らんでいきそうです。
憎しみを買っている様ですが荘介と彼(彼女?)との関わりは?
山や村の秘密は? 玉の行方は? 大猿は? あれは金塊?

ミステリー好きにはなかなか良い展開ですね。
{/netabare}

※7話感想{netabare}
ミステリーって程の内容になりませんでしたね。
既視感があるちょっと切ない話になりました。
なんか観たことあるんだけどな、どこで観たんだっけかなー?

村人死んじゃったり嵐起こしちゃったりあの村は大変でしょうが、
何だか爽やかに村を去りましたね。
あの美女軍団はまた絡んできそうです。
そしてあの男女は結局どっちなんだろうか?
{/netabare}

※8話感想{netabare}
結構良い話だったんですが、道節はなぜあの格好で雪山に入ったんでしょうか?
妹さんは浜路に似ているような…。今後絡んできそうです。

それにしてもこのアニメに出てくる坊さんはみんな不憫ですね。
なんだかんだで八犬士登場した様です。
{/netabare}

※9話感想{netabare}
ここに来て学園ものが始まり1クールで収まり付くのか分かりませんが、
不思議で優しく切ない良い話で少しほろっとさせてくれました。
ココ数話こういうのが続いてますが個人的には好きなのでOKです。

あれ?そういえばいつの間に毛野達一緒に住んでるの?
村雨も窓に挟まったままじゃないかな?
{/netabare}

※10,11話感想{netabare}
希望や出口のない救いようのない話でした。
琥珀さん慰みの言葉はありましたが
生きていた意義を見出せないまま信乃の手で逝ってしまったようです。
信乃の心の中には居るのでしょうが、あんまりです。
{/netabare}

※12話感想{netabare}
どうやら里見八犬伝の転生した人達のお話のようです。
かといって世界観には納得したわけではありませんけどね。
一つ謎は明かされましたが中途半端な所で終わりました。
区切りが良いとも言えず、続きを観てみないと評価しづらいです。

最終回に出てきたお姉さんは好みでしたのでもう少し観たかった…。
もう少し序盤に出てきてくれたら見る目が変わっていたかも知れません。

そんなに印象深く観ていたわけではないので夏まで記憶が持つのか心配です。
{/netabare}
なんだかんだで観てしまいました。
2期も多分何だかんだで観ると思います。
オススメとまでは言えませんが、微BLな所もある作風が大丈夫な方は
それなりに楽しめる作品だと思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 21
ネタバレ

Etzali さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

2期で物語は進むのでしょうか?

(2013.1/11 1話:境界)
「通称:八犬伝」未読。

{netabare}八犬伝を拝読してないと分からないかな?
動物が喋るし、人間だと思ってたのが動物になる始末。

冒頭の台詞は、どういうことなんでしょう?{/netabare}


(2013.1/19 2話:人鬼)
{netabare}BGMがLAST EXILEやコードギアスなどで有名な黒石ひとみ(hitomi)さんなんですね!

物語に関しては、まだまだ分からない事だらけ…(゚д゚)

四獣神家や、シノと里美の関係さらにはシノと犬飼に共通してある刺繍は何なのか?
とりあえず気になるので続けて観ます。{/netabare}


(2013.1/27 3話:鬼追)
{netabare}1話冒頭での台詞は、シノと里美のやり取りだったのな。
里美から八玉を集めるようにと聴いた時は…EDさんに分けてやって下さいよ、ホントに(w_-; ウゥ・・{/netabare}


(2013.2/4 4話:帰郷)
{netabare}死に際に里美が表れると、その人は生き残る事ができる?
コメディパートが今の所多めなので、そろそろ切り替えてほしいかも…{/netabare}


(2013.2/9 5話:加護)
{netabare}加護ではなく、その子の枷になってしまっていた。というか外に出られたのなら加護はもう必要ないんじゃないか?
話の展開が遅いですが、2クール作品なんですかね?
八玉の内、(鬼の兄弟も含めて)4つしか集まってないけど大丈夫か?{/netabare}


(2013.2/17 6話:外待)
{netabare}スキンヘッドで眼鏡はオネエって相場が決まってるんか。
オネエ、檜山さんかwww

荘介は人殺しで毛野の全てを奪った男?
「義」玉を失った荘介の過去に迫る?{/netabare}


(2013.2/23 7話:約束)
{netabare}「みんな、荘介の善人面に騙されやがって」
花形の痣を持つ者達が着々と集まり、それに伴って八玉も集まりつつある。
それは何を意味するんだろう?

変わるのは人だけ…{/netabare}


(2013.3/2 8話:邂逅)
{netabare}「だから…生きて側に居てやりたい。」
「見てみたいよな、真夏に降る雪。」
道節は浜路の兄? その道節に憑く雪姫はシノにとっての邂逅。
約束それは、いつか会いに行くよ…{/netabare}


(2013.3/10 9話:番人)
{netabare}荘介、料理上手!(=^▽^=)
現八さん私、ドン(ヤギ)のぬいぐるみが欲しいですww

「つよくて、やさしいおともだち~♪さびしがりやの、あなたのほしいもの~♪」

信乃の願いが番人に届いた結果なんですね。{/netabare}


(2013.3/16 10話:孤影)
{netabare}毛野の大切な人を奪った男が街に!? 毛野の心臓は夜叉姫の心臓。夜叉姫は妖怪だから心の蔵を失っても生きていられるのか…

信乃の「強く願えば必ず叶う」の言葉を受けてその男は何を願ったのか?{/netabare}


(2013.3/23 11話:現身)
{netabare}小文吾、今更気づいたのかwww
お前こそ何をしている、買い物なら他の者に行かせればいいだろww

あぁ、EDさん玉探しなら順調ですよww

何あれ!?村雨の真の姿なのか?

急に信乃が成長したのは、村雨と何か関係が?{/netabare}


(2013.3/30 12話:代償)
{netabare}金色の瞳をヤツに与えてしまった「代償」が枯渇?
血に飢える身体となってしまった琥珀。

天使と悪魔は表裏一体の存在…

生きる意味、死ぬ意味も忘れた。その事が琥珀の代償なのか。
たった一人の温もりを得ることができたなら、こうはならなかったのに。{/netabare}

(2013.4/6 13話:宿縁)
{netabare}村雨:「菓子ぃ~」さすが岡本さん、甘いモノ好きですねwww
謎の男は、荘介の影。だとしたら本当の荘介は、幼い頃の記憶を失くしてはいない?

音楽は、黒石ひとみさんなだけあって壮大で透明感のある物なんだけど、EDの映像と合ってない気がする…{/netabare}

2期決定してますが、観るかと言われたら微妙ですね^^;
とは言いつつ何だかんだで観てしまいそうですが。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8

64.1 18 兄弟で恋愛なアニメランキング18位
曇天に笑う(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (417)
2316人が棚に入れました
時は明治十一年。急速な欧米化に伴い、政府に不満を持つ人々が増え、監獄は囚人で埋まり、脱獄も後を絶たなかった。そこで政府は、滋賀県琵琶湖に重犯罪者専用の檻、日本最大・脱出不可能な湖の監獄、獄門処を設ける。その監獄への橋渡し人を請け負う曇家の三兄弟が織り成す大冒険活劇の幕が上がる……!

声優・キャラクター
中村悠一、梶裕貴、代永翼、櫻井孝宏、佐藤利奈、鈴村健一、大原さやか、三木眞一郎、能登麻美子、安元洋貴、下野紘、藤原祐規、藤原貴弘、岩崎ひろし
ネタバレ

♡Sallie♡☆彡 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

個人的に声優さんが豪華。゚+.(*`・∀・´*)゚+.゚

漫画原作のアニメです。
―って,これ少年漫画ってわけじゃないんですね!!
少年漫画原作だとばかり思ってました☆
アニメを観る前は大抵前情報なしで観るのでタイトルの響きからしてもっと「陽だまりの樹」のような真面目度(?)の話なのかなっと勝手に想像してたんですが…(「陽だまりの樹」観たことないけどね!!←),観始めたら全然少年漫画っぽかった(^-^;
でも,言われてみれば戦いながら技の名前叫んだりしてないし…。

時代設定は明治11年。
「るろうに剣心」が大好きなので,ちょっと惹かれました★
囚人を捕らえておくおく監獄,“獄門処”。
その場所はいつも曇天でした。
それは300年に一度訪れる大きな災いの前兆だといいます。
これは獄門処への橋渡し役を請け負う3人兄弟のお話です。

キャラクターデザインはそんなに好きじゃないんですけど(特に天火),あたし的に作画が崩れてるとは思わなかったのでまぁ許容範囲です。←上から(笑)。
BGMは和風っぽくて割と好きだったのですが,OP&EDがピンとこなくてあまり良い評価にしてません。
この作品で1番好きなポイントは声優さんだな!!
あたしあんま声優さんに興味はないんですが,それでもこの声良いなって思ったらクレジット目に入ってきます。
まず天火はあたしが最も好きなアニメ「氷菓」の主人公の声だし,空丸は「アオハライド」の洸で…。
白子さんは「怪~ayakashi~」&「モノノ怪」の薬売りさん!!声がエロいです☆(モチロン良い意味で。)
これは…って感じです(>_<)
でも,あたしがなぜ声優さんに興味ないかというとあくまで裏方さんとして捉えているというのもさることながら,作品によって全然違う表情を見せられて戸惑うから!!
ある作品ではカッコイイと思っても違う作品だと全然かっこよくない役やってたりするから,あくまでキャラクターとの相乗効果が生まれてるんだなって裏切られる(笑)。
この作品では天火。天火のキャラはあんま好きじゃなかった(というか観てて恥ずかしかった)からちょっと残念って思って★5とはなりませんでした。
空丸は少年漫画の主人公っぽいキャラでしたね!!
強い人の背中を追いかけてより強くなろうと頑張る。
宙太郎は可愛い♡けど「~ッス」がちょっとうざ…じゃなかった口説く感じちゃったりもしました。
宙太郎の中の人は「Free!」の渚くんか!!って後半になるまで気付かなかった。
ずっと女の人だと思ってた。
好きな声優さんばかりだったのになぜかぐっとこなくて,酷い言い方すると声優さんの無駄遣い感があるというかなんというか…。
逆に言えば作品の評価の底上げ(嵩増し)にはなってます。

お話は…
{netabare}大蛇に乗っ取られていくっていうの,「ふしぎ遊戯」の青龍の巫女を思い浮かべちゃいました。
天火が死んじゃった時,この話やだ(;_;)って思いもしたんですが,最後まで観て良かった。
やっぱ人が死ぬお話は嫌ですね。{/netabare}
あと気になったのは犲と滋賀県警の関係。
この2つって競合しないのかな。。
原作では描かれているんでしょうか。
あたし的にはもっと比良裏に登場してほしかったな。
あんま3兄弟との絡みもなかったし…。
{netabare}あと,白子さんが裏切っちゃったのはショックでした。
黒幕だったなんて!!
最初「怪しい(-_-)」と思ってたんですよ。
けど,作中で信用できる人だよってなってるから(天火が出し抜かれるわけないと思って…),まんまと騙されましたよ!!
そして,最後はどっちかっていうとお兄ちゃんがばしっと決めるか,3兄弟で一緒に倒すかしてほしかったけど,お兄ちゃんの代わりに武田くん…。
え。そこに食い込んでくる程のポジションに居たの!?とは思いました。
あとはゲロ吉。とにかく可愛いのだけど…なぜ突然大きくなった(笑)!?
なにその「犬夜叉」の雲母みたいな便利機能。
雲母は妖怪だから分かるけどさ…(汗)。
まぁ可愛いから許すけど…。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5

kororin さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

曇天に苦笑いっス!

「気分が落ち込むような曇り空を笑って吹き飛ばせ」っていう、わかりやすい意気込みのタイトルっス。

完全な婦女子(又は腐女子)受けの作品っス。舞台は明治11年っス。
実際にはない琵琶湖の中に浮かぶ刑務所「獄門処」へ重犯罪者を舟渡しで護送するのがオイラ達「雲(くもう)三兄弟」の仕事っス。
「るろ剣」みたいに不平士族が結束して現政権に反旗を翻し、それを討伐する戦記物かと思ったら違うっス。
古の邪神「大蛇(おろち)」復活を目論む没落忍者・風魔一族の残党とそれを阻止しようとする公安組織「犲(やまいぬ)」と陰陽師の戦いっス。それにオイラ達「曇家」が大きく関わってるっス。
オイラ達のいる雲神社は600年の昔から大蛇討伐・封印の役目があったっス。当初はそんなことを知らない空兄とオイラはただ喚いてばかりだったっス。

オイラ達「雲三兄弟」は、
・天兄(曇 天火)は長男っス。着流しでカニヘアーっス。首の鎖模様は意味わかんないけどカッコいいっス。飄々としてるっスけど弟思いで町の人たちからも人気者っス。
品川宿の運び屋の旦那みたいっスけど、あの人みたいに女遊びはしてないっス。兄弟の中では一番強いっス。鉄扇を使ったりして戦うっス。でもあんまり戦ってるところがなったように思うっス。
私生活は結構だらしないっス。そんな天兄が大好きっス。
・空兄(曇 空丸)は次男っス。ほぼ主人公っス。上腕に謎のバンテージ、ノースリーブのフード付きの着物がオシャレっス。天兄の様に強くなりたいと焦りまくっている思春期少年っス。
中の人の梶さんはこの頃から強くなろうと憧れる世間知らずで身の程知らずで、ただ喚き散らすガキ・・・少年役が鉄板になりつつあったのかもしれないっス。
根は真面目で努力家っス。いつもノラリクラリとかわして真面目に取り合ってくれない天兄に悩まされて大変そうっス。
家宝である二本の小刀を天兄から譲られてるっス。でも稽古を見てると大刀の素振りっス。小刀二刀流の形はあんなんじゃないと思うっス。
でも人に優しくて皆に好かれて弟思いで大好きっス。錦さんを落とさせたのはサスガっス。
・オイラは三男の曇宙太郎っス。謎の耳カバー付きのデカ帽子、さらしを巻いて半纏を纏ってるっス。元気いっぱい天真爛漫っス。末っ子なのでよく天兄・空兄に甘えたりもするっス。

三人とも顔立ち良くてカッコカワイイっス。女子受けしそうなのでOKっス。
三人とも明治とは思えない派手なビジュアルっス。女子受けしそうなのでOKっス。
作中のセリフはカッコよく大層に決めようとしてるっス。女子受けしそうなのでOKっス。
立ち振る舞いの演出が某歌劇団っぽいっス。女子受けしそうなのでOKっス。
(天兄の大蛇の器疑惑で処刑される話は6話まるまる一本潰したっス。処刑場も大掛かりな舞台みたいっス。)
大蛇封印の為のご先祖さまの活躍、そして現代に続く因縁と大蛇復活を巡って陰謀・策謀・奸計、空兄の苦悩・絶望・成長と女子受けしそうな伝記ネタでOKっス。
ボーイズコントもあり、女子受けしそうなのでOKっス。
西近江は近畿県内でもまだ関西弁や京訛りもあるところっス。街の人は訛っているのにオイラ達地元民なのに「標準語」っス。気にしちゃダメっス。

アニメより舞台公演の方が合ってるように思えたっス。そしたら2016年、に本当に舞台公演やってたっス。
さらに来年の2017年は映画が公開っス。監督は「踊る大走査線」、アニメでは「PSYCHO-PASS サイコパス」のあの本広監督っス。
天兄は福士蒼汰さんっス。(宇宙キターーーーーーー!)
空兄は中山優馬さんっス。(ジャニーズキターーーーーーー!)
オイラ宙太郎は若山耀人くんっス。(売込子役キターーーーーーー!)
どんな仕上がりになるか評価が(氷菓が)「私、気になります!」っス。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7
ネタバレ

Baal さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

数百年をかけて廻る運命を超えて曇り空が晴れ渡るとき・・・

唐々煙による漫画を原作とする作品です。

全12話、原作未読。


明治11年、明治維新以降に士族反乱などで犯罪者が増え

彼らが送り込まれた監獄からの脱獄も絶えなかった。

そんな中300年に一度の長期の曇り空となっていた。

人々に災いをもたらすオロチの器を探すため、右大臣直属の

部隊「犲」が動き始めていたのだった・・・


展開はそんなに奇抜でもなくよくある方だと思うような

感じでしたが、個人的にかなり楽しめた作品でした。

最初の方は雲三兄弟の役割や存在、それから今の状況等を

やっていく話がメインでオロチに関することなんかは裏で

進行していたようで、落ち着いた雰囲気を保っていた風に

感じました。


このまま続くのかなと思っていたのですが(原作知らない

ので)5話あたりで突然物語が急発進し始めて流れが大きく

変わっていき、最初は何なんだと思いましたが、これが

またかなり良かったです。まさかあのタイミングでこの

カードを切ってくるかと思いました。


そこからラストまで急展開だったり、急ブレーキをしたりと

安定しなかったところが多かったですが、大事に大事にと

進んでいるようにも感じ取れたのであんまり気にすることも

なくまた{netabare}雲三兄弟がバラバラになってしまい

三人がそれぞれの視点で描かれる部分もあってなかなか

三人が繋がっていかないところもあってそれが繋がる時に

何が起きるのかな{/netabare}と思うこともあったのでラストまで

かなり入り込んで見ることができ、とても濃かったように

思います。


ただ少し残念だったのが{netabare}オロチが復活を遂げていくあたり

からオロチを倒すまでの間が駆け足すぎたかなと思います。

特にオロチとのラストバトル{/netabare}のところがもう一話取って

いれば割と細かくそして深く描くことができたのではと思えた

ので、そこのところが本当にちょっとだけ「あと一話・・・」

と思いました。


いろいろありましたが、総合的には面白かったと思います。

展開も一転二転するので(と言ってもよくあるとは思いますが)

そこそこ見ごたえがあると思います。

(後半につれてちょっと駆け足なのは否めないけど)

◆個人的点数評価 80.31点

★追記

書いた直後に思い出しましたが、女子向けっぽい感じですが

男の私でも楽しめますし、物語も5~6話あたりで動き出すので

そこくらいまでは見てみるといいと思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 35

61.7 19 兄弟で恋愛なアニメランキング19位
DIABOLIK LOVERS(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (418)
2123人が棚に入れました
美しく、咲き乱れる薔薇の香りの中、少女は己の運命を知る。運命の糸に導かれるように、少女は彼らと出会う。「オマエの初めては、オレ様がすべて奪ってやるよ」「ねえ、僕のこと嫌いですか? もっと知りたいですか?」「痛いの? 可哀想に……じゃあもっと痛くするね、ビッチちゃん」「あんたが、この家に来た理由がわかった。極上品だな……この血は…」「人間など、単なる血の器にすぎません」「オレに関わるな! それ以上近づいたら、ぶっ壊してやる!」 彼らは血と欲望に餓えたヴァンパイア……。彼女の中で何かが狂い始め、何かが目覚めてゆく。もう、どこへも逃れることは出来ない……。

声優・キャラクター
末柄里恵、緑川光、梶裕貴、平川大輔、鳥海浩輔、小西克幸、近藤隆
ネタバレ

♡Sallie♡☆彡 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

もう,どこへも逃れることは出来ない……。

吸血鬼モノが好きなので,いつかは観ようと思っていた作品でした。
それ以外の情報は何も知らない状態で観始めました。

こちらは2013年のアニメということで,もう10年も前のアニメなんですね。
ただ,観ていてそこまで古さは感じなかったな。
作画も安定していたしキャラクターデザインも良いと思いました。
けど,こういう逆ハーレムな女性向けアニメって最近見ないですよね。
わたしが知らないだけかな??
作風というかこういうジャンルのアニメ自体がちょっと前のアニメっぽいなと感じました。

観始めてすぐに「これはオリジナルは恋愛ゲームなのかな?」と思いました。
でもこのレビューを書くにあたって調べたら,ゲームもあるけど元はシチュエーションCDだそう。
シチュエーションCDって何か知らなくてドラマCDみたいなものかなと思って調べてみたのだけど,ドラマCDよりも聴いてる人に向けたCD…もっと言うと聴いてる人をきゅんきゅんさせる用のCDみたいな感じなのかなと推察しました(笑)。
まぁそのシチュエーションCDにしろ恋愛ゲームにしろ恋愛要素があるだろうからアニメもそんな感じなのかなとちょっと期待してました。

ストーリーは主人公の女の子が日本とは思えない豪奢な洋館を訪れるところから始まります。
いやほんと。ここはどこなのよ(笑)。
イングリッシュガーデンのようなお庭もあってまるでカントリーハウスです。
家の外のシーンもあるんだけど,そこも広大な森と湖が広がっていて…。
かと思えば,学校(校舎も日本らしからぬヨーロッパ風の建物!!)から逃げ出したシーンは日本の繁華街って感じであべこべな印象を受けました。
(たこ焼き作るとか背景のお店が“すし処”とか)
なんかゴシック調の雰囲気を出したいが為の無理矢理感を感じて内心突っ込んでしまいました。
ゴシックっぽくしたいならヨーロッパ(もっと言えば大陸)を舞台にすれば良いのに…。
初めの数話はヴァンパイアくん達が入れ替わり立ち代わり主人公と絡んでいくようなキャラ紹介ストーリーになっていて,後半7話くらいからやっと物語が動き出すっていう感じに構成されています。
前半で「うわぁ。こういう感じかぁ。これはドMの女性じゃないと観ていて楽しめないな」って思いました。
CDやゲームの方はそれぞれのルートがあってキャラのうちの一人と恋愛モードになるって感じがあるのかもしれないけど,アニメではそういう感じは一切なくただただ主人公のユイが吸血鬼たちの餌食になるという話でした。
{netabare}わたしは恋愛要素があると思って観ていたので「この吸血鬼たちの中で誰かが助けてくれるのでは…?」なんて思っていたけど考えが甘かったですね(;・∀・)
アヤトは早々にユイに噛み付くのでシュウやスバルのターンでユイを好きになってくれて血を吸うのを我慢してくれないかなって思ったけど,あっさり期待を裏切られて「お前も吸うんかい!!」って突っ込みつつ萎えてしまいました。
「シュウさんだけは違うと思ったのに…」
わたしもそう思ったよ!!{/netabare}

個人的には主人公のユイにも突っ込みドコロはあります。
第1話では逃げられない絶望感を味わうものの,それ以降では学校に通うことになったり(ヴァンパイアの学校なのかな??2話以降出てこないからこの設定要るのか疑問。),「いつでもご自由に出て行ってくれてかまいません」って言われたり,{netabare}スバルが逃げ出せる機会を教えてくれたりして{/netabare}いつでも逃げ出せそうなのに逃げないんですよね。
それどころか自分から普通にヴァンパイア達に話しかけたりして,毎回「この子この人たちがヴァンパイアだって忘れてるの!?バカなの?」って思いながら観てました。
それに血を吸われたくないはずなのになんでいつもオフショルとかショーパンとか露出の高い服を着てるの!?バカなの!?(part2)

けど1番イライラしたのはユイではなくカナトです。
多分吸血鬼たちの中だと可愛い担当なんだろうけど,言ってることが理不尽すぎる上にすぐキレるし,謝ったら謝ったで「悪いなんて思ってもいないのになぜ謝るんですか!!」とか怒鳴ってきて…。
「あなたがキレたからでしょうが!!」ってイラつきました。
ヤンデレな不思議くんですね。
でも唯一「スカボロー・フェア」歌ってるシーンは良かったな。
このバラッドとても好きなので。
ヴァンパイアが歌ってると思うと耽美だなぁと思います。

まぁ基本的に吸血鬼たちはみんな理不尽です。
レイジが「少し待っていてください。紅茶を淹れますから」って言って自分だけ優雅に飲み始めて「わたしがあなたの紅茶を用意するとでも…?」とか言い始めたときはさすがに笑ってしまいました。

前半はたこ焼き作ったりダーツやったり終始この茶番で血を吸われるだけの話なのかなって思ってたんですが後半は話が動き出して面白い…とまでは言わないけど,一応中身のある物語なんだって見直しました。
だけど,重要な説明を省いているようで分からずに終わった点が多々ありました。
{netabare}ユイのお父さんは何で逆巻家に彼女をやったのかとか,何で日記が真っ白になっちゃったのかとか,覚醒とは何なのかとか…。{/netabare}

吸血シーンはエロティックに描かれています。
好きな人は好きなのかもですが,わたしはキャラに感情移入しちゃう方なので,とにかく「痛そう。これ実際めちゃくちゃ痛いよな。。」って毎回思っちゃって楽しめはしなかったな。
個人的な好みとしては「トワイライト」みたいにユイに恋をして血を吸うのを我慢してくれるか,血を吸うのであればせめて優しくしてあげてほしいです😢
わたしがエロティックに思ったのはユイが血を吸われるシーンではなく{netabare}ユイを乗っ取ったコーデリアとレイジのキスシーンです。
「え。どゆこと!?!?」ってなりました。{/netabare}
吸血鬼もせっかくイケメン揃いなのになぁんか物語の設定が甘かったりエピソードが安っぽかったりでもったいないという印象でした。
声優さんファンの方とかは良いかもしれないけど,作品としては微妙です。
キャラクターと声優さんの声頼みっていう感じ。
分からない部分もあったのでさらっと調べてみたところ,アニメでは描かれていないスキャンダラスな設定があるようで驚きました。
他のメディアではもっと面白い物語なのかもしれませんね。

声優さんは全員キャラに合っていて良かったと思いましたが,特にライトが合っていたと思いました。
「鬼滅の刃」の魘夢とか,こういう若気たキャラ合っていますね。
それでいうとレイジは宇髄さんと同じ声優さんと知って驚いたし,シュウも玉壺と同じ声だとは思えなくてびっくりです。
(でも今回も評価はしていません。)

最後は{netabare}「喉が渇いた」でエンディングに入るので,終わり方凄く良いなと思ったのに,その後ヴァンパイア達が一人ずつしゃべってくるのがうざ…じゃなかった蛇足だと思いました。{/netabare}
結局どうなったのか色々分からずじまいだったのですが,第2期があるらしくそれを観れば分かるのかな??

投稿 : 2024/11/02
♥ : 4

nani-kore さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

恐るべし、ドS乙女系アニメ。。(_ _;)

ドS乙女系。。すごいジャンルが出てきたモンです;
コレが地上波で再放映が許される我が国ニッポンって、自由で平和なのか、かなり病んでいるのか。。
うへぇ;と思いながら、ツルリと観てしまう自分を恥じたいものです(_ _;)

ストーリーは述べるまでもなく、画もヒドイです。
まず、ン十年前にタツ〇コプロを引退し、悠々自適に暮らしている元アニメーター(背景専門)をオレオレ詐欺で騙して誘拐し、ほとんど寝かせない状態で描かせているような背景画にビックリさせられました;
キャラの方も、アニメーター志望の中学生にクロロフォルムを嗅がせて監禁し、飲まず食わずで無理やり描かせたよーな感じです。
そんなサディステックなコラボを妄想してしまうのは、本作の嗜虐性に毒されてしまったからでしょうか。。ハイクオリティなアニメが量産される昨今において、お目にかかるのが珍しい位の作画のヒドさは、ある意味、新鮮な驚きでした。

原作ゲームの画は美麗なようです。
男の子たちが魅力的なのでそそられますが、プレイヤーの一人によると、『アニメだと逆巻家の三つ子がソフトなので、ビックリしてしまうかもしれません』という怖ろしいコメントが。。いやぁ、アニメも十分ハードだと思いマス;
これ以上ハードって??プレイする勇気などとてもとても。。

ヒロインの少女、血を吸われまくります。
あえぎ声とか本番よりエロいです;
ゆるふわ系というんでしょうか、作画はアレですが容姿も割と可愛らしく、本作に男性視聴者が意外と多いのもうなづけます。
かなり悲惨な目に遭っているヒロインに、全く同情できません。
この子、ゆるふわ系とゆーより、頭の方がユルい感じです。
逃げれる時に逃げないし、構わなきゃあんなに襲われないのに自分から話かけるし、逃げたらお話にならないけど、そーとーイライラします。。
温厚な私ですら、「この、あたまユルビッチちゃんめっ!!」と平手打ちを喰らわせたくなるほど、イライライライラします=33
まさに本作のヒロインにふさわしい、ドM少女といえるでしょう。

強烈なインパクトを放つ本作、高評価をつけるのはためらわれますが、今までにない大迷作なのかもしれません;
意外と熱い視聴者の人気に答え、地上波再放送に加えて、2期もやるとかやらないとか。。観ちゃうのかなあぁ~3
今度は老人や中学生を監禁せず、美麗でまともな作画を期待しマスm(__)m

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3

MryvE15360 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

ドリーム????

乙女ゲーム原作
1話15分
ドS吸血鬼もの。
2期あり。

微妙の一言。
声優好きには美味しいのかも…?

※原作ごっちゃになった感想です。

全体的に世界もキャラも病んでます。
ヤンデレとかではなく、最初から病んでます。
吸血鬼らしい退廃というより、『ドS』バリエーションをいかにして出すかみたいな。
正直、グループに1人ドSキャラがいるから引き立つんであって、グループ全員ドSとか…Sなのか他の何かなのかすでに分からなくなってます。
全員ツンデレキャラ、全員天然キャラ、みたいに同じ属性が集められるとウザイのひとこと^^;
基本的に私はヤンデレタイプのキャラは映画/小説/漫画/ゲーム問わず好きなんですが、全く誰にも魅力を感じませんでした。

原作乙女ゲームは大人気らしいですが…PVとかplay動画さらった限りはSというより、吸血鬼というオブラート(免罪符?)で包んだ暴力とエロで売れたんじゃないかと。
センセーショナルさが新鮮的な…。
主に18禁までいかないラインの過激さで乙女に売れたみたいな…。
私も女ですが…18禁ギリギリにドキドキするような純真な年頃じゃないので逆にカンに触りますね。
あと、ゲームリサーチでplay動画漁った時も思いましたが、少年/青年キャラなのに全キャラ『男児』かよっていう幼稚さがダメです。
そうしないとこの世界観成立しないんですけどね^^;
体は子供/中身は大人みたいなコナンタイプならともかく、全キャラ「体は大人/中身は幼稚園児~小学生」という状態には正直ドン引きました。
成人キャラもいるのに中身は中二病年齢ににすら届いてません^^;
たぶん、原作ともに一定年齢/一定経験値があるといろんな意味で無理な作品だと思います。

原作ゲーム人気が凄いので面白いのかなーとお試しのつもりでしたが、パスです。
私は生理的にも気持ち悪かったです。
原作ともにエロに興味がある/夢をみている…まさに乙女な方々にオススメ^^;
大人の女性には楽しめる要素がないと思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 1

75.3 20 兄弟で恋愛なアニメランキング20位
タッチ(TVアニメ動画)

1985年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (365)
2113人が棚に入れました
上杉達也、上杉和也は一卵性双生児。スポーツも勉強も真剣に取り組む弟の和也に対して、何事にもいい加減な兄の達也。そして隣に住む同い年の浅倉南。3人は小さい時から一緒に行動している、いわば幼馴染だった。そしてお互いがお互いを異性として意識し始める。

声優・キャラクター
三ツ矢雄二、難波圭一、日髙のり子、林家正蔵、銀河万丈、千葉繁、小宮和枝、増岡弘、塩沢兼人、鶴ひろみ、中尾隆聖、井上和彦、冨永みーな、田中秀幸
ネタバレ

ダビデ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

最も,もっと評価されるべき作品

{netabare}和也が死んじゃう{/netabare}のは嫌な描写ですが、そこからの展開、ストーリー、画、キャラクターなどなど最高ですよね。
子どものころから学生の頃まで、再放送で何回も観ましたし、原作も読みました。


{netabare}柏葉監督と達也との信頼関係が構築されていくさまがとても好きです。
3年の地区予選の決勝,達也に対して,和也の妬みのような話をしながらも,達也のピッチングをさせるアドバイスをしたシーン。
それで,和也を追い求めていた達也が,達也のピッチングを始めたシーン。
ピンチになり,達也の鼻血を見て,柏葉監督が立ち上がり,バッターに指示を出し始めるシーン。
三塁打を打った後に達也に対して,見えないはずの眼でアイコンタクトで,ホームスチールをさせるシーン。
達也:「おれもたまにはホメられてみたいもんですね」,柏葉監督:「おれはおまえが嫌いだ」,達也:「どうせなら徹底的に嫌われてみたいもんですね」と言った後の,「だったら,甲子園に行くんだな」の柏葉監督のセリフ。
最後の最後で,新田に対する敬遠を決めたはずなのに,みんなで,達也に勝負をさせるシーン。
最後の一球。
達也が病院で柏葉監督に「リンゴ」を手渡すシーン。
その,余韻の,柏葉監督の「夏は好きなんですよ。」。

初めて観ていたときは,柏葉監督の正体がバレて,はやく監督が変わって欲しいと感情移入をしていました。
でも,最後の最後には柏葉監督が・・・,涙涙で,言葉にできない存在になっていました!{/netabare}

そして,{netabare}達也の浅倉南への告白は,(個人的には漫画の,開会式に達也がいないところからの,電気屋での抱きしめからの,つま先立ちの方が,南のピンチに必ず達也が現れるという意味でも,好きなのですが。)話の積み重ねの終着として,{/netabare}どんな恋愛アニメ・恋愛ドラマでも,超えることはできないシーンだと思います。


長いけど,名作であることは間違いないと思います。


☆の評価をするにも,物語は,あだち充先生の傑作なので,☆5.0は間違いありません。スポーツアニメとしての物語は最高なうえに,恋愛アニメとしての物語も最高です。
声優は,頭の中で,登場人物のイメージがそのまま構成されていますので,☆5.0は間違いありません。
キャラは,登場人物それぞれプラス要素しかなく,☆5.0で間違いありません。(浅倉南の性格があざとすぎて,万能すぎるとして,マイナス要素で評価する人もいるかもしれませんが,多くの男性には,浅倉南のキャラはプラス要素にしかならないはずです 笑。)
音楽は,「タッチ」のイントロだけでも☆5.0になっちゃいます。その他の挿入歌,ピンチの時の音楽などなど,含めても最高評価になるはずです。
作画だけは,時代的な理由で,☆4.0になってしまいますが,当時の他のアニメの中では素晴らしいと思いますし,試合の描写も素晴らしいと思います。

観た人の数も多いはずですし,評価をしたら高い評価となることは間違いありません。
なので,(平成27年11月14日時点でのランキングは334位の74.0点ですが,)個人的には最ももっと評価されるべき作品だと思います 笑

投稿 : 2024/11/02
♥ : 19

Dkn さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「南ちゃんが理想の女性」派には賛同しかねるが名作中の名作。

原作『あだち充』

双子の兄弟「上杉達也」と「上杉和也」
お隣さんの「浅倉南」
子供の時から一緒の幼なじみ3人が
しだいに互いを男女として意識するようになる

優秀な和也に才色兼備な南
うだつの上がらないダメ兄貴、達也。

思いやるがゆえにすれ違う恋心や
野球を題材にしたドラマを描く

――高校3年間の青春ストーリー。



名作中の名作なので、誰かにオススメも無いもんでしょうが、この世代の人間でよく挙がるのが「浅倉南」はいい女なのか説。結構バカらしい気もしますけど、知人の女性に聞く限りは半々で、男性に聞く限りは条件付きで概ね賛成と言ったところでしょうか。とにかく女性票が少ない南さん。同時期だと高橋留美子先生の「うる星やつら」や「めぞん一刻」が君臨してるので、女性目線から生み出された“ラムちゃん”や“音無響子”がどうしても勝率が高い気がする。

「タッチの南ちゃんが女子受けしない理由まとめ」

なんてのもあるくらい!
そこに書いてある意見が面白いので列挙。

・『一人称が「ミナミ」だから。』

“こんな女にろくな奴居ない!”
“無理。”
“ホント嫌い。”

ラムちゃんも一人称ですけど、あれはセーフなのかな?

↓他にも・・・

「女友達少なすぎ。女の親友居ないとか性格悪い証拠。」
「一回も心揺れたこと無いくせにキープすんな!」
「そもそも運動部女子マネージャーという生き物が嫌い」

『女子マネージャーという生き物』っていう面白ワード良い。
続きも面白いので気になったらググって(笑)

これが男性作家と女性作家の違いでしょうね。
想像力が及ばない部分と格闘をするお仕事は大変でしょう。

ここで面白いところは、意見を言ってる女性が
「タッチ」自体を嫌いな方が少ないということ。
達也や和也などには魅力を感じてるのでしょうね。
男性作家の描く、男性から見ても嫌味のない男って、
女性側から見てもカッコイイと思うのでしょうか。

男性からは女性作家の描く女性は嫌味がないので好印象。
(“あけすけ”で少し怖い時はありますけどw)

・・やはり男女が相互を理解できる日は遠そうです。

だからこその駆け引きなど面白い、なんて誰かが言ってた。
不自由の自由というやつかしら。ちょっと違う?

最後に個人的な意見を言うと、浅倉南という女性は条件付きでいい女だと思います。上杉兄弟に対しては最高の女性でしょう。それ以外だと彼女のいい女っぷり(良くも悪くも)にこちらの性能が負けてしまいます。圧倒的な性能差で尻に敷かれるどころか埋まって出てこれないでしょう。ちなみに私は南ちゃんにフラれた男どもに共感をしてました。なので創作物上の女性には最高のカップリングがあり、初めて“いい女”だと認定できるのだと言い放ちレビューを終わりたいと思います。駄文失礼。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 19

お茶 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

南ちゃんが好きではないんだけど

タッチ。有名だけど、なんだか本作品を好きよって言えないはずかしさが自分のなかにありまず。青春期の行動なんてどれも恥ずかしいのかも知れないけれど、100話も使って告白までしかないわけで飽きてくるよそりゃw

しかも最高潮に盛り上がるは1、2話今となってはお決まりでなんも言えねーてな感じでござります。(誰を亡くす)

ただあっし、あだち充シリーズを時たま見たくなる。それはもう何処かに並んでいたら無意識にてを伸ばしてみたくなる位には。ただ恋愛にしても野球にしてもどれも満足感を得られるかと言ったら、反対に満足感が抜けていくような地味さに還る。よく青春爽快なんてゆう呼び名が付いてるけど、何が青春で何が爽快なのか、全く分からない。むしろ枯れ葉の青春みたいな、マヨネーズがかかった青春みたいな、どちらかと言うと、痛い香ばしさを感じてる。

前置きが長くなりましたが、自分は南ちゃんも達也も好きではありませを。ただ憎めないのです。あだち充の細かい特徴として、目だけ移されたカットとか、本人のいないとこでの吐き捨てるようなセリフだったりが、100話に渡り自分のなかに蓄積されてくる。それが好きん。別に南ちゃんが好きではないけれど、達也が好きな朝倉南が好きで、これが感情移入ってやつなのかな(遠い目)

あだち充は大体読んでいますが、野球少年だったので、野球ものがやっぱり好きですかね。一番好きなのはクロスゲームですが、なぜこの人の作品の主人公はいつも同じようなキャラなのでしょう。ただね、ただ。自分は同じで良いと思わされてしまっていますwタッチから始まり複数の主人公の統一性によって、これまた感情移入が増してきて、泣いたりなんかはしないけどね!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 43

69.2 21 兄弟で恋愛なアニメランキング21位
純情ロマンチカ(TVアニメ動画)

2008年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (334)
2104人が棚に入れました
兄の友人で超有名小説家の宇佐見秋彦に、大学受験のため家庭教師をして貰うハメになった高校三年生の高橋美咲。
ところが訪れた宇佐見の自宅で、兄と宇佐見を主人公にした「ボーイズラブ小説」を発見!?
副業で丸川書店のサファイア文庫なんてボーイズラブレーベルで妄想小説を書いている宇佐見に、思わずキレた美咲だが、寝起き最悪な宇佐見に襲われて散々な目に。だが、兄の幸せを願って恋心を打ち明けようとしない宇佐見を見ているうちに、次第に美咲の気持ちに変化が生じてくる。そんな折、美咲は兄の転勤を機に宇佐見のマンションに居候することに…。

声優・キャラクター
櫻井孝宏、花田光、伊藤健太郎、神奈延年、岸尾だいすけ、井上和彦、谷山紀章、並木のり子、森川智之、置鮎龍太郎

★mana★ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

腐及活動中~♪チョット、トーリマスヨε=ε=(((((((( *・`ω・)っ[R指定]

「BL戦士達」にオススメされて視聴開始!
あっさり観終わりました♪
あの空前の大ヒット゚(∀) ゚ エッ?w
「世界一初恋」と同じ原作者という事で、
楽しませて頂きました(≖ω≖)腐っ腐っ腐っ・・・
こちらも世界一同様3作品に分かれておりますが、
何かしら繋がりがあるので内容としては
こっちの方が面白かったかも・・デス!!

まずこの作品のタイトルでもある
【純情ロマンチカ】危険度★★★★★

高橋美咲&宇佐見秋彦(うさぎさん)のラブストーリー。
初めは家庭教師+生徒というベタな感じでスタートします♪
美咲のお兄さんが好きだった、うさぎさんはいつの間にか
美咲の虜に・・
てか1話からやってくれます、この2人(;゚Д゚)ァ・・。
嫌がる美咲をいきなりベットに押し倒す・・
うさぎさんは、乱暴に美咲の下半si・・(☉౪ ⊙)プギャー!!!!
でも徐々にうさぎさんにひかれて行く美咲なのです♪
美咲の「うさぎさん」「てんてい(先生)」
は不覚にも萌えてしまいました(*´Д`)ハァハァ(声が好きだから余計に)
とりあえず美咲が可愛いです!!w

【純情エゴイスト】納得度★★

上條弘樹&草間野分のラブストーリー。
弘樹はうさぎさんの幼馴染でずっと片思いだった・・みたいw
うさぎさんに振られて泣いていた所を(←ここから始まるので・・w)
突然現れた野分に連れられてしまう(;´∀`)ユウカイジャナイヨー
なぐさめる為に・・そう、それは野分の一目ぼれであった・・
2人はすぐ意気投合(´・ω`・)エッ?ドウイウイミデ?
しかし、追いつけ追い越せでなかなか交わらない心・・。
でも、身体は交わっ・・(´⊙艸⊙`;)
この話は何だか違和感・・。
「攻めと受け」が何だか私の中で成立しなかったんです(´;ω;`)ドウデモイイーヨーww
弘樹の声が原因か・・。(今にも卍解しそうで・・w)

【純情テロリスト】期待度∞
宮城庸&高槻忍の始まったばかりのチョイラブストーリー。
(宮城教授、ニャンコ先生( ゚Д゚)アライヤダ!!)
宮城は弘樹の直属の上司。忍は宮城の離婚した元嫁の弟で、
昔、宮城にピンチを救ってもらって以来片思い(╬☉д⊙)アネニシット!!
離婚したと共に宮城の元へやって来たテロリスト忍ちゃん♥
男には興味はない?宮城・・しかも17歳の年の差なのである(´;ω;`)トシノサノモンダイジャナイヨー
その宮城を積極的に誘う忍ちゃん、可愛いよ忍ちゃん(*´Д`)ハァハァ
まだ完結せず途中で終わっているので期待大な話ですね♪

とりあえず、何が言いたいかって
世界一と違いモロ「ベットシーン有り」ですよ(´◉◞౪◟◉)テヘッ♥
だから男性+普通の女性には声を大にして
「オススメしません!!!!!!!!!」と、言いたいw
私は気になるので2期もみます♪

とか言ってる自分・・もう、死にたい(´;ω;`)
通報だけはマジ勘弁を~~~~~~~~~~~~

投稿 : 2024/11/02
♥ : 21

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

こ、これはっ・・・^^;

この作品の原作は未読です。私の中で禁忌としてきた唯一のジャンルが「ボーイズ・ラブ」です。
やっぱり何とも言えない抵抗感があるんですよね^^;

ですが、2014年の夏アニメで放送された「LOVE STAGE!!」によって私の禁忌は破られてしまいました^^;
キャラデザが好みだったのもありますが、もともとBLと知らずに視聴を初めて気付いたら戻れなくなっていた系だったんですが、今思うとあまりドロドロしていなかったので、あんまり抵抗が無かったのかもしれません。

「LOVE STAGE!!」を視聴した際、割と普通に視聴できたので「禁忌」から「挑戦してもよいと思えるジャンル」への移行を考えようとしました。
そんな矢先・・・純情ロマンチカの3期を2015年に放送される事を知りました。
これまで過去作未視聴の作品は、極力放送までに視聴するよう心掛けてきたので、この作品もその一環として視聴してみよう・・・でもまずは1期のみ^^;
といういきさつを経て視聴を始めた訳ですが・・・

「難しかったです。」

が素直な印象です^^;
登場人物の関係がメッチャ近いんです・・・

主人公は今度大学に入学する高橋美咲・・・彼は8歳の頃に両親を事故で亡くして以来、10歳年齢の離れた兄と2人で支え合いながら生活してきました。

美咲の大学進学とほぼ時を同じくして兄が結婚する事になり、美咲は兄の高校生時代からの親友である宇佐見秋彦の部屋で下宿することになるのです。
実は、宇佐見秋彦は美咲の兄の事が大好きだったんです。
その好きは「Like」ではなく{Love」の好き・・・
でも宇佐美はそれを美咲の兄に打ち明けることなく・・・美咲の兄もそれに気付く事なく結婚してしまったので、中途半端な美咲と宇佐美が取り残される形となって物語が動いていきます・・・

健全な男女の交際でも兄妹って近くないでしょうか^^;?
「お兄さんがダメなら・・・んじゃ弟で^^」
「お姉さんがダメなら・・・次は矛先を変えて妹だ」
って感じで気持ちって変えられるものなのでしょうか^^;??
何か違うような気がするんですけどね・・・^^;

それと物語のテンポ・・・というか展開も不思議な感じがします・・・
苦悩の表情を浮かべるシーンがずっと続くかと思いきや、急に強引になっちゃったり・・・
と思ったら、本で覚えた事を突然試しちゃったり・・・

それにこの作品を感想して振り返ってみると、キャラの見た目が可愛かったのでしっかり脳内変換ができるんですよね^^
一方こちらは・・・どちらもスマートですが、変換できる要素はありませんでした。

そんなこんなで視聴を続けてきましたが・・・進み具合は正直牛車よりも遅かったと思います^^;
3期の放送までに視聴が終わりませんでしたし・・・
これは私にとってハードルが高いから・・・なんだと思います。
「LOVE STAGE!!」の1作のみで攻略できるほど甘いジャンルでは無い・・・という事が良く分かりました^^;

一応3期は録り貯めておいたのですが・・・うーん、どうしよう^^;?

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

男が観たっていいじゃないか~

純情な大学生・高橋美咲と小説家・宇佐見秋彦が主役の表題作『純情ロマンチカ』
大学助教授・上條弘樹と、医大研修医・草間野分が主役の『純情エゴイスト』
大学教授・宮城庸と、高校生・高槻忍が主役の『純情テロリスト』
以上のそれぞれ主役が異なる3つの物語が、部分的にリンクし合っている物語。

BL作品なので、当然好き嫌いはハッキリ分かれると思うし、
観たくない人に無理強いするつもりはまったくないのだけれど、
素直に観て面白かったし、せつない部分やキュンとなるような部分は、
男同士であろうと、男女のカップルとほとんど変わらない気持ち部分なので、
興味が少しでもある方になら、観て損はない作品だと思う。
ただ、男女のラブシーンでも苦手って方にはオススメできないかも。

BLモノには、リアルな同性愛と違って
BLと言いつつお約束なキャラ設定としてなぜか
「受け」(女性的)と「攻め」(男性的)がキッチリ分かれており、
この作者の場合は特にそこをわかりやすく、受け役の子の身長を低く、
顔立ちは目を大きくして可愛い雰囲気、性格は大抵 
純情でややキレやすい感じに描いているので、
ノンケの人が観た場合でも、受け役を女の子として脳内変換すれば
心情なんかも伝わりやすいのではないかと思うw
それ以前に偏見や、観ている自分への照れがあると
そんなことすら見えてこないかもしれないけれどね。

まぁ、男女間で言うと、少々キザでセクシーな男と、恥ずかしがりで
ピュアなキャラをツンで覆ってるような女の子のラブコメって感じ。
それが男同士になるからこそ、観る人によってはドキドキ感が増すのだろうし、
男が観れば非常に照れくさく、でも開き直ってみるとニヤニヤできてしまうのだ。
特にこの作品はコメディータッチな要素が多いので、僕はけっこう楽しめた。

とにかく、登場人物のそれぞれが、少しずつリンクするオムニバスなので、
飽きさせないってところは良いと思う。
ただ、ひとつ難点を挙げるとするなら、顔立ちがみんな似てるため、
誰なのか見分けがつきにくいって思う人は多いんじゃないかな?と思う。

個人的には、5~6話の『純情エゴイスト』の2人に、思いがけず・・
かなり深く感情移入できてしまう部分があり、ちょっと泣けた。
でもこの手のエピソードは、逆に女子にあまり響かないかもしれない。

『純情ロマンチカ』の2人は、この作者お決まりのエピソードって感じで
面白おかしく、時にせつなく、一番楽しく観れた。中でも特に7~8話がいい。

で、ちょっと新鮮だったのが10~11話の、
ノンケ同士がBLに目覚めていく『純情テロリスト』
2人の心の動き方が、なかなかリアルで面白かったw

2期もあるようなので、引き続き視聴しま~すw

投稿 : 2024/11/02
♥ : 19

67.3 22 兄弟で恋愛なアニメランキング22位
神無月の巫女(TVアニメ動画)

2004年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (326)
2055人が棚に入れました
『剣神天群雲』(ケンシンアメノムラクモ)が眠る、今は朽ちて誰もその存在を知らない月の社から物語りは始まる…。
まほろばの村にある私立『乙橘学園』に通っている普通の女子高生『来栖川姫子』、学園のアイドル『姫宮千歌音』、姫子に想いを寄せるもう一人の学園のアイドルで幼馴染の『大神ソウマ』の3人は、平穏な毎日を享受していた。
ある日、日食の黒い太陽が照らす中で16歳の誕生日を迎えた姫子と千歌音は、遠い過去に邪神『オロチ』を封印した陽の巫女と月の巫女ということが判明し、オロチの眷属たる『オロチ衆』に命を狙われる。実はオロチ衆であったソウマ自身も覚醒するが、大事な人である姫子を守る為、オロチ衆に叛旗を翻すのだった。

声優・キャラクター
下屋則子、川澄綾子、間島淳司、松本保典、大谷育江、加瀬康之、植田佳奈、能登麻美子、野中藍、西村ちなみ、南央美、斉藤茂一
ネタバレ

takarock さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

あにこれアニメ夜話 「百合談義」 disaruto×sekimayori×takarock

このレビューは、disaruto(みりあちゃん)、sekimoyori(seki)、takarock(私)が、
「百合」について語ったものです。
以前も似たようなことをしましたが、
あの時は、企画(レビューにする)→チャットという形で作ったもので、
チャットをしている時も構成やら尺やらを考えていましたが、
今回は、まったくそんなことを考えていない、行き当たりばったりのものですw
レビューの中身なんて、そんな御大層なものは
端っから考えていませんので、あしからずw
言ってしまえば、普段しているただの雑談ですw


{netabare}taka:神無月の巫女は(全12話中)10話まで
「これ、いつおもしろくなるの?」って観てた(・ω・)

seki:そのあたりから加速するの?

taka:(11話から)一気に加速した。
「おおおおおおおおおおおおお!!尊い!!!」ってなる。

disa:長セリフ良かったでしょ?
そこしか基本見どころないから、むしろ。。

seki:百合的に有名なシーンがあるのか。

disa:「千歌音 長セリフ」で検索検索!

taka:みりあちゃんがsekiくんに言ったら逃げ出すレベル。

seki:すごいカロリーだった。

disa:神無月ってさぁ、なんかまどマギに似てない?
誰からも賛同を得られないんだけど・・・

taka:あーまどかとほむらっぽさはある。
まどか=姫子、ほむら=千歌音。

disa:キャラ造形とか、最終話の展開とか、
もうまどマギにしか見えないんだよなぁ・・・誰からも(ry

taka:話自体はどうかね? そこまで似てるとも感じなかったかな。
たとえ嫌われてもとか、1億と2千年経っても愛してる的なほむら的な愛は感じた。
まーよくよく探せばいろいろと共通点はありそうだけど。

disa:話はそこまででもないか。
まどほむに似せたキャラ造形って、百合界隈では割と多いし、特筆することでもないかね。

taka:アニメに限っていえば、
あそこまで想いの重さに説得力があったのはなかなかないとは思う。
とにかく愛が重い、尊い。

seki:重い百合いい…見たくなってきたゾ。

taka:あと、終盤からの加速が凄いって点でいえば、まどマギっぽさはある。
まどマギは、序盤から何度も加速してたけど。

まとめると、戦闘シーンイラネ。
ウザク(『コードギアス』のスザク)みたいなソウマ。
姫子、若干うざい。

disa:戦闘シーンがクソなのは歪ない事実だけどね・・・
ソウマくんカッコいいやん。地球しか救えないけど。

taka:一昔前のヒーローって感じだなw 今はあまり好かれんかもなw

disa:ワイは百合アニメでは一番好きだな。一番好きなのはストパニだけど(超理論)。

taka:俺が評価付けるとなると、戦闘シーンとかのマイナスポイントとかで多少減点かな。
ただ、観終わって興奮はしたから観てよかった。

disa:興奮はした(意味深)。

taka:神無月の巫女、マリみて、ストパニとかと比べると、
やが君は現代っぽいというか、百合作品もだいぶ変わったねー。

disa:百合作品の変遷とか語りだすと、楽しくなってきちゃうね・・・

seki:みりあちゃんは語りたい。

taka:神無月の巫女、マリみて、ストパニ → やが君
この間の作品って何? ゆるゆり?
2005年前後からやが君まで10年以上離れてるけど、
代表的な百合作品ってパッと浮かばんな。

disa:少女漫画百合(青い花など)
→CGDCT(可愛い女の子がキャッキャする系、けいおん・ゆるゆりなど)
→男性向け恋愛百合(やが君など)
→恋愛要素を多分に含む多様な百合(はなにあらし・ふたりべやなど)
みたいな流れをマンガでは感じる。

taka:漫画だとコンスタントに百合作品は誕生しているとは思うけど、アニメはゆる化したんか。
けいおんも戯れているだけだしな。

disa:超ヒット作品はやが君までなかったしなぁ・・・
やが君ヒットしてから、一段と百合が充実した感はある。

taka:今後2005年前後からの10年間に誕生した百合漫画のアニメ化あるかもしれんな。
Girl Friendsっていつくらいの作品だっけ?

disa:2006年だってさ。

seki:ラブライブとかはけいおんの延長か。

taka:一時期けいおんの延長作品ばっかだったからな。
それ以外にもハルヒ以降の生徒会ものや部活ものとか。
今は異世界もの!!

disa:そうだなぁ。。。アニメ的にはストパンやら咲やら、
レールガンやらの戦う女の子×百合が流行った気がするけど・・・時期が怪しい。

taka:それらはあくまで付随的な百合だからな~。
やが君みたいなガチ百合は結構久しぶりだったかもね。

disa:それはとても思うわ。
恋愛感情伴うやつだと、やが君・あのキスっていう
近年2大百合漫画巨頭があるんだけど、どっちも終わりそうなんだよなぁ。
時代はまた、けいおん系に行きそうな気がする。

seki:電撃NEXTだっけ?
やが君の掲載紙はやたら同じような百合推してるけど、あれも落ち着きそうなのか。

disa:電撃の百合作品は出来がいいんだけど、やが君に比べられるからなぁ~。

seki:一家の長女がエリートだと下は辛いわね…

disa:新米姉妹とかバリバリの同期だし、
熱帯魚は雪に焦がれるもやが君には及ばなそうだし。。。
どっちも好きだけど、やが君は強烈なんだよなぁ・・・

taka:やが君は評判良かったみたいだし、
売上よくて2期とかあれば、また百合の流れは来るかなー。

disa:今更だけど、桜Trickってなんだったんだろうな・・・

taka:流行りのゆる百合にガチを混ぜました的な迷作。

seki:あら^~ってなるさじ加減って難しいんだなって桜Trick観て思いましたね。

taka:あの時代は女性同士のキス=拒絶って人多かったからねー。
やが君はストーリーと演出でそういう輩を黙らせた。
やが君は百合じゃないなんて言う人がいるのもその名残。
面白いけど・・百合なんて認めたくない、く、くやしい!ビクンビクン。

seki:堕ちてもいいんだよ…

disa:やが君のレビュー書くときは「やが君は百合じゃない?」って
絶対どこかにトピック入れるんだ(展望)。
やが君が百合じゃないって言ってるやつは、
脳みそと目が腐ってるんじゃないですかね(問題発言)。

seki:それ、そのままレビューに書きなよ。

taka:やっぱ、ガチな百合作品に触れてこなかったって人も多いだろうから、
いざ対峙した時にどう反応していいのか困惑しているんだよ。。

disa:あるがまま受け入れよう(聖母の笑顔)。

seki:百合であることは前提の上で、
異性愛にも通じる普遍的な問題を提起している、が正しい(大上段)。

disa:やっぱsekiきゅんいい事いうわぁ・・・前提が抜けているんだよなぁ。

taka:免疫がないんですよ、きっと。ガチ百合アニメは冬の時代だった訳だし。
やが君に関して言えば、好きって気持ちが分からないっていうのも、
非常に現代的な切り口だよね。

seki:いまの草食系男子にはぶっささるテーマなのかも?
そういや、どこかで女性の同性愛者とバイ合わせたら全体の9%くらいいるって統計見た。

disa:恋愛観の変遷に、いい感じで乗っかった作品なんだろうか。
LGBTの人数は12%くらいじゃなかったっけか?
左利きの人数と一緒って聞いたことある。。。
レズビアンとバイセクシャルだけだと、よくわかんねえ。

seki:LGBTへの注目、個人主義とか晩婚化、それに恋愛至上主義の弱まりとかあって、
「好きってそもそもなんぞや」みたいなところに共感する下地ができーので、
(少なくとも作品内では)性欲を排除した純粋な「好き」の形を問える同性愛で
その疑問を語り―のみたいなのが、やが君のフィット感だと思ってるの。

taka:スゲー!レビューみたいだ!!

seki:「女性同士の同性愛なら性欲の影響を排除できる」って思いこみ自体が、
社会が超えないといけない色眼鏡なのかもしれないけどね(意識高い発言)。
つーかわしゃ『その花びらにくちづけを』が好きだったんじゃ!
もっとエロエロしろ!

taka:意識たけええええええ!!!

disa:エロ小僧(゜-゜) {/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 28
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

この百合は「アリ!」と思わず唸ってしまった、意外にも《感情描写系》の魅力作

二人のヒロインがともに「姫」由来の名前(姫宮千歌音(ちかね)、来栖川姫子)で、第1話の最初の方のシーンでヒロイン達の通う学校の校門の上に掲げられた標札が「乙橘(おとたちばな)学園」と読み取れた時点で、これは何らかのサインだと気づくべきでした。

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【弟橘姫(おとたちばなひめ)】は、日本武尊(やまとたけるのみこと)の后(きさき)で、尊(みこと)の率いる一行の東国遠征中、相模湾から房総半島へと海上を渡ろうとして、暴風雨に遭遇したとき、海神の怒りを鎮めるために自ら海中に身を投じて尊の難を救った、と古事記や日本書紀に記されている日本神話の著名なヒロインの一人。
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◎本作の前半視聴時の感想◎

※不必要にお風呂シーンが多いんですが・・・
※下着ハダカ・ロボット・百合でジャンク臭が半端ないのですが・・・
※脚本のチープさが目立つ・・・

と、こんな風に第5話までは、「百合」設定という奇をてらったジャンクでチープな作品にしか見えず、適当に流し見していたのですが、第6話で本作は実は《感情描写》が細やかで、そこに見ごたえがあることにようやく気づき始めて、その後は最終話までイッキに見切ってしまいました。
とくにラスト2話にはかなり心を動かされてしまったので、今度は最初からじっくり本作の真価を見極めようと、すぐに2周目に入りましたが、そのときもラスト2話で確り感動を味わえたので、この感動は決してフェイクではない、と確信を持つことができました。

ちなみに、「百合」設定がテーマに深く絡んでくるアニメ作品というと、私がこれまで視聴したものでは『ユリ熊嵐』『輪るピングドラム』がありますが、これはどちらも「百合」であることに全然必然性を感じない、本当に「奇をてらった」だけの安っぽい(・・・というと語弊があるならば)中途半端な設定にしか、私には思えませんでした。
それで、本作の場合も、とくに前半は「どうせ・・・なのだろう」としか思っていなかったのですが、嬉しい誤算でした。

◎要点◎
本作は、「百合」であることに必然性があり、納得がいって、あまつさえ「感動」まである点で、おそらく希少!

とくに、本作の終盤では、私が高く評価している『魔法少女まどか☆マギカ-叛逆の物語-』や、『結城友奈は勇者である』を不意に思い出してしまうシーンがあったことから、評価点数を4.0と、かなり贔屓目に付けました。

あとは、ひと昔以上前風の変なロボット設定と、ただのギャグ要員にしか見えない敵キャラ設定がもう少しマシだったら尚良かったのですが、その点だけ惜しかったです(十年以上前のアニメなので、そこは仕方ないかも)。


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回


======= 神無月の巫女 (2004年10-12月) =======

{netabare}第1話 常世の国 ★ 
第2話 重なる日月 ☆ 
第3話 秘恋貝 ☆ 
第4話 思い賜うや ☆ 
第5話 夜闇を越えて ☆ 
第6話 日溜まりの君 ★ ※ここでようやく、意外なことに《感情描写系》と気付く
第7話 恋獄に降る雨  ★ 
第8話 銀月の嵐 ★ ※ここで大きく話が動く
第9話 黄泉比良坂へ ★ 
第10話 愛と死の招待状 ★ ※千歌音が「叛逆」のほむらとダブり始める
第11話 剣の舞踏会 ★★ ※ラストで結構心が揺さぶられてしまう
第12話 神無月の巫女 ★★ ※「結城友奈」「シュタゲ」とダブるシーンあり{/netabare}
----------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)2、★(良回)6、☆(並回)4、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.1

OP 「Re-sublimity」
ED 「agony」

(2016.2.21)

※3周目完走。評価4.0→4.1へ引き上げ

投稿 : 2024/11/02
♥ : 33
ネタバレ

disaruto さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ドラマチック百合アニメ

制作はティー・エヌ・ケーで原作は漫画です。
ジャンルはGL・SF・ロボット・セカイ系です。
ガチな作品なので、女性同士の恋愛ものに抵抗がある方は注意です。


乙橘学園に通っている普通の女子高生来栖川姫子と、学園のアイドル姫宮千歌音、姫子に恋心を寄せるもう一人の学園のアイドルで幼馴染の大神ソウマの3人は、平穏な毎日を享受していた。
ある日、日食の黒い太陽が照らす中で、16歳の誕生日を迎えた姫子と千歌音はオロチ衆と呼ばれる者に訳も分からず襲われてしまう。


二作目の百合作品視聴。
一作目は明るめな作品を見たので、今回は少しシリアスな感じの作品をチョイスしてみました。



とりあえず視聴ハードルがすごく高い作品w
チェックシート作りましたのでどうぞ。

(1)「ロボット?戦闘シーンなんて気にしない。あくまで心情を表す舞台装置でしょ」
(2)「セカイ系?他のキャラの扱いが薄くたってメインキャラが立っていればそれでいいよ」
(3)「三角関係?ちょっとくらい真剣だって構わんよ」
(4)「派手な演出?演劇見てるみたいで楽しいじゃん」
(5)「百合?レズ?何の問題もない」(これが一番重要)

四つ以上当てはまればきっと楽しめる、はずw



まず一話見てびっくりしたのはロボットが出てきたところ。
前情報なしで見たため、超展開過ぎて吹き出しました。
{netabare}ソウマがロボットに乗って叫んでいるときに、二人がキスしているのは流石に笑っちゃうw{/netabare}

普通、男子一人の女子二人だったら男子を取り合うでしょ?
本作は主人公の女子を男子と女子が取り合います。
私は「百合作品に男はいらない」と思っている脳内お花畑な人なんですが、ここまで一途で格好良いなら何の問題もありません。
一部のラノベ主人公と伊藤誠はマジで彼を見習って欲しい。
ソウマは北海道にあるどっかのファミレスの店員よりも「かわいソウマ」ですw
{netabare}そうだね、彼には地球くらいしか守れないよねw{/netabare}


序盤は世界観設定やら、独特の演出やらでちょっとよく分からない感じで進みます。
正直、敵もショボイやつが多いですし。
ほとんど掘り下げられませんし。
ロボットに期待してはいけません。
戦闘で面白いのはVSツバサ兄さんくらいでしょうか?

物語の方向性が見えて面白くなるのは中盤(7話くらい)から。
とある展開から、もう世界は彼女達だけものになりますw
ここらへんから目が離せなくなって一気見してしまった。


以下感想。
{netabare}ひめこちゃんとちかねちゃんはすてきなかっぷるだとおもいました。

千歌音は黒化して「ヤンレズか?」と思ったけど、そんなことなかったですね。
11話の千歌音の長セリフって演技なわけですが、最終話見たら「ああ言っていることは本気だったんだな」って分かるからね。
12話の姫子の思いをぶつける長セリフも凝縮されていて大変良かった。
感動しちゃった。


巫女に関する設定はあまり説明されないので、「まあそういうものなんだな」と受け止めましょう。
重要なのはそんなことじゃないはず。
結局、姫子の千歌音とソウマの二人への恋愛感情の動きが大事。
あとは千歌音の葛藤かな?
男子も混ぜて三角関係をしっかり描き切ったのは称賛に値します。

個人的に気になったのは、この作品って「まどマギ」に似てませんかね?
ループ、セカイ系な雰囲気、女性同士の恋愛感情。
「まどマギ」がちょっと要素をパクってきた感がしないでもないw
千歌音とほむら、姫子とまどかが絶妙にオーバーラップw
残される側の結果は違うけれどね。{/netabare}


総括して、百合を見たい、それ以外はあまり気にしないという方は見てみるのも良いかと。
三角関係の描き方はなかなかに濃厚で見ごたえがありました。
個人的にはツボった。
どうでもいいですが、主題歌二つとも同じ方が歌っていますね。
OP・EDのどちらも良曲な作品ってそんなに思いつかないのでそこも推しておきますw

投稿 : 2024/11/02
♥ : 31

63.4 23 兄弟で恋愛なアニメランキング23位
京騒戯画(Webアニメ)

2011年12月10日
★★★★☆ 3.6 (407)
1962人が棚に入れました
京騒戯画はネット配信アニメ。『不思議の国のアリス』をモチーフとして、街のイメージを京都、世界観を国宝として高山寺に伝わる『鳥獣人物戯画』の3つの要素を融合した作品です。ストーリーは「鏡の都キョウトに現実の世界から入ってしまったコトちゃんが、現実の世界に戻るために活動する話となっていますが、アクションあり、ドタバタのコメディありの作品になる予定です
ネタバレ

景禎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

我は後世たすからんと云ふ者にあらず。ただ現世に先づあるべきやうにあらんと云ふ者なり

2011年~2012年にWebアニメとして発表されたものに肉付けしてテレビアニメ化した作品。

全10話を通して見ただけでは、ん~・・・よくわからん。でも雰囲気だけは何となく気に入った、というのが率直な感想でした。放送自体は予習編、聖地巡礼(?)編、復習編を加えて13回の放送だったのですが、そういうのを全部見てもやっぱりよくわからん。放送がすべて終わってから、録画もう一度を最初から見直して、やっとぼんやり内容がわかってきた、というのが正直のところです。難解です。

なぜこの作品はこんなにも難解なのでしょうか? 絵は親しみやすく、原色系のファンタジックな画面も美しく、引きは十分なのに・・・

一番の理由は、お話しの構成が時系列、空間系列(て言う言葉ってあるの?)になっていないことだと思います。もう少しわかりやすく言うと、過去と現在、京都と鏡都が、ランダムに出てくるということです。また、同じ出来事を別の登場人物の視点で何度か描きなおしている、というところにも原因があるかと思います。代表的な例で言えば{netabare}親子の別れのところ。ここらへんは明恵上人、鞍馬、八瀬、薬師丸のそれぞれの視点で何度か描かれます。視点が違うので、似て否なるものです。{/netabare}

もう一つの原因は名前の混乱。別の人物に同じ名前がついている。さらには、同じ人物に別の名前がついている。具体的には{netabare}明恵上人の息子である薬師丸が父と同じ明恵と呼ばれる。古都の娘は母親の名と同じ音のコトである。さらに、明恵上人は現代の京都では稲荷と呼ばれている。{/netabare}視聴中の混乱を避けるために、公式Webサイト等の登場人物の説明なんかを参照しながら見ることをお勧めします。

これらの点が、この作品を難解にしている原因ですが、同時に作品の表現上の特徴でもあり、製作者側が一定の効果を狙ってやったものと思われます。なので視聴者側で、それらをじゅうぶんに理解したうえで視聴する必要があります。そうすれば、お話の内容が結構すんなり頭に入って来るようになります。

だいたい、予習編、復習編なんかがあること自体、製作者側もこの作品が難解であることを認識している証拠ですよね。

1回通して見て分からなかった方は、そのへんに注意しながらもう一回最初から見直してみてください。そうすると、この作品の本来の良さに触れることができるようになると思います。

ちなみに、Webアニメとして発表されたものは、テレビアニメ版よりもさらに断片的であるため、テレビ編よりも難解(というか、これで分かるほうが変?)です。これを見てもほとんど理解の助けにはなりません。

ジャンルはアクションファンタジー。SFの要素もあります。歴史の要素や昭和ノスタルジー的要素もあります。主人公明恵(みょうえ)は、絵に描いたものを現実化する能力があり、それゆえに都に住む人々から気味悪がられている、という設定ではじまります。

ちなみに明恵とは、京都の栂尾(「とがのお」と読みます。紅葉の名所、高尾です。)の高山寺というお寺を開いた、実在した歴史上の人物をモデルにしています。高山寺は、日本の漫画文化のルーツとも言われる鳥獣戯画で有名です。

明恵の5人の家族は、ある事情により一緒に住むことができなくなり、明恵、古都は3人の子、薬師丸、鞍馬、八瀬を置いて鏡都を出て行きます。「いつか必ず始まりと終わりを連れてここに帰ってくるよ。」と言い残して。
その後、数百年をかけて家族が復活するまでのお話しです。神や仏や並行世界が登場する、かなり壮大なお話になります。

この作品のテーマは、ひとことで言えば家族の再生です。そのテーマを、時系列、空間系列シャッフルの手法を駆使して、派手なアクションと原色系の幻想的な絵を使って、まるで万華鏡のように見せてくれます。詳しくは、ここで私がごちゃごちゃ説明するより、作品を見て感じてください。

参考までに、私が心に残った台詞。まず、コトの言葉。
{netabare}いつも一緒に夕日見たよね、ご飯たべたよね。そういうのが愛だよ。
つまんないことで喧嘩したり、くだらないことで笑ったり、いつもより5分早く帰ってきたりする、そういうのが愛だよ。
笑ったり、泣いたり、怒ったり、喜んだり、いつも一緒にしてくれたよね。そういうのが愛だよ。{/netabare}

明恵上人の父(コトの祖父)の言葉。
{netabare}いるだけじゃいかんのか? 理由としちゃそれで十分さ。{/netabare}

ところで、現代の京都の場面では、登場人物がスマホを使ったりしているのですが、一方で、町には市電が走っていたり、蒸気機関車が走っていたり、昭和30年代の京都の雰囲気を楽しむことができます。

音楽も秀逸です。OPの「ココ」もGoodですが、EDの「疾走銀河」の雰囲気はわたし的にとっても好みです。BGMもすばらしい。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 28
ネタバレ

とろろ418 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

2013年秋版の感想

【前置き】
  2013年秋の枠がなかったので、代わりにこちらへ感想を記述していきます。
  因みにWeb版は未視聴です。

【3話まで】
  {netabare}これは良く作り込まれた作品かもしれません。
  独自の世界観に哀愁の香る物語。見ていてとても心地が良いです。

  ただ、構成が解りにくいという欠点もあります。
  一番の原因はアイキャッチ?(X章、鏡都とか書いてる一枚絵)ですかね。
  表示時間が短すぎて読みにくい。
  まあ、読まなくてもわかるんですけど、視聴者が戸惑い易いことには変わりないです。
  この分かりにくい場所移動に加え、時間移動も割と多いので更に混乱しやすくなってます。
  回想の回想はお世辞でも褒められませんよ。

  群像劇とかミステリーとか、パズル型の物語に慣れていないと少し難しく見えるかも。
  よくわからないという人は、とりあえず場所と時間軸の確認をするのが良いかもしれません。
  大雑把にまとめ→{netabare}
  場所は、①京都(現実世界)、②鏡都(絵の中の世界)の2つ。
  時間軸は大まかに、①現在(鏡都:コト×兄弟)、②過去A(京都:コト×ミョウエ)、
  ③過去B(鏡都:古都×家族)、④過去C(京都:古都×ミョウエ)、
  の4つに分かれています。(おそらく、新←→古)
  ④は今後出ないかもしれないので、実質3つかも?
{/netabare}
{/netabare}
--------------------------------------------------------
【視聴後】
  まず前提として視聴者に優しくない作品だということを理解して見た方がいいと思います。
  前述の通り、それなりに論理的な作品に慣れてないと置いていかれる可能性が高いです。

  内容についてはネタバレなしで語るのが難しいですね。
  というより、この文章自体がネタバレに匹敵するとも言えます。
  そういう類のものということだけお伝えすることにします。

  内容→{netabare}
    とりあえず言いたいのは、事前情報(あらすじなど)そのものが騙しという作者の意地の悪さ。
    小説でいう叙述トリックのようなものですね。

    大まかなストーリーや個々のエピソードは悪くなかったと思いますが、如何せん見せ方が悪い。
    技術云々以前に視聴者が得する作りではないので、万人受けは難しいでしょうね。
    おそらく力がある作者だと思うので、次はもう少し視聴者に優しい作品を作ってくれることを願います。

    以下、適当に不満点を羅列。
    ①登場人物
      同一と思われるキャラなのに、複数の呼び名があります。
      不明瞭にしたところで分かりにくくなるだけなので、ハッキリして欲しかったです。
    ②場所、時間軸
      多少わかりにくいけど、基本的には許容範囲だと思います。
      ただ過去に至ってはその不明瞭さと絡むことで、よくわからない状態になっています。
    ③過去
      上記のとおり、不明瞭さが際立つ上、得た情報から推論を立てると疑問点が生じます。
      このせいで、父親という人物の言動が一貫していないように感じられ、
      結果、感情移入することも難しくなっています。
    ④物語
      焦点の当て方が露骨なため、それ以外のキャラが空気化することが多々あります。
      キャラ紹介などなら良いと思いますが、後半の山場などでそうなるのは如何なものかと。
    ⑤表現方法
      この作品に限ったことではありませんが、無理に格闘要素入れるのは何なんでしょうね。
{/netabare}

  視聴者に対する姿勢でマイナス、独創性や枠組みの構築力などでプラスして、☆は3.5にします。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11
ネタバレ

GvwT さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

とある一家をめぐる愛と再生の物語

バンプレストと東映アニメーションによる日本のWebアニメおよびテレビアニメ作品
京都ではなく鏡の都「鏡都」が舞台
そこに現れた"コト"と三人議会の一人"明恵"が中心に織り成す愛と再生の物語

第0話(予習編)を観たときは( ゚Д゚)ポカーン状態
まったくわけがわからない
この先が一体どうなるのか不安でした
が、第1話から少しずつ世界観やキャラの説明が始まりました
よかったよかったε-(´∀`*)ホッ
後半からどんどん謎が明らかになり、話はとんでもない方向へと向かっていきます
さすがにラストの展開は全く予想してなかった・・・
とにかく「愛」と「再生」の物語でした!
家族みんな一緒が一番だよね!!
ちなみにOP曲は結構好きです


好きなキャラはコト
いつも元気いっぱいで可愛いです
くぎゅううううううううううう

以下各話感想的なもの
第0話
{netabare}なんかよくわからんかった
とりあえずくぎゅううううううう
やはりweb配信されている方を見た方がいいのか?
まあ何話か見てから判断しようかな{/netabare}

第1話
{netabare}0話が嘘のような普通ぶり
「鏡都」の成り立ちうんぬんの説明でした
三人議会って元々兄弟だったのね
とりあえず一言
これは面白くなりそう!!!{/netabare}

第2話
{netabare}今回はコトちゃん自身についてのお話
幼少コトちゃんはいいロリをしていますな
それでもまだまだ謎だらけ・・・
{/netabare}

第3話
{netabare}三議会長男・鞍馬&研究員のお話
四神が可愛かったのを俺は見逃さないぜ!
伏見はいいキャラしてるな
つけててよかったGPS!!!{/netabare}

第4話
{netabare}コトちゃんハンマーで壊したものって元に戻らないのを今回初めて知った
これって前から明らかになってたっけ?
八瀬のママ大好きっぷりが可愛い
鬼化したらめっちゃマッチョだけどww
兄弟の仲も少し修復されたようですね
よかったよかった
{/netabare}

第5話
{netabare}そりゃあジンギスカン・オ・レはまずいよね〜
明恵さんは死にたがりなの?
まあ両親を2回失ってると考えるとキツいものはあるか
次週はまさかの実写旅番組www
{/netabare}

第6話
{netabare}助けてもらったのではなく、助けられてしまったのね・・・
だんだんと謎が明らかに
そしてやっと0話に繋がった!
盛り上がってまいりました!!!
なんという熾烈な兄弟喧嘩してるのあの2人ww
{/netabare}

第7話
{netabare}古都さんお帰りなさい
いいお母さんオーラを出し過ぎだぜ
それにしてもコトという名前が二人いて大変だ
そんな悠長なことを考えてる間に世界が大変なことに( ゚д゚ )
いったい誰が・・・
って犯人はコトかよ!?
{/netabare}

第8話
{netabare}「鏡都」は13番目の並行軸だそうです
なんかよくわからないですが、ここがぶっ壊れると他の世界もぶっ壊れるそうです
こりゃ大変だ(~ω~;)))
それを引き起こしてしまったコトちゃんがめっちゃ凹んでしまいました
だが、明恵との腹パン合戦で復活!
さらに暴君と化してしまいましたww
世界を救うことができるのか?
{/netabare}

第9話
{netabare}あの二人は兄弟だったのか〆(._.)メモメモ
コトが刺されてバーサーカーになってしまった
鞍馬兄さんイケメンです
俺がこの世界の神となる!!ということですね{/netabare}

第10話
{netabare}綺麗に再生オメデトウ(^▽^)ゴザイマース
そしたら今度は上人のお父さん、つまりはコトのおじいちゃんが登場し、、、
なんやかんやで大団円!
世の中愛だよ「愛」
{/netabare}

第10.5話
{netabare}復習編つまりは総集編
これの前半部分を予習編にすればよかったのでは?
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 12

58.6 24 兄弟で恋愛なアニメランキング24位
ノブナガン(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (358)
1888人が棚に入れました
2013年。 修学旅行で台湾に訪れていた女子高生「小椋しお」は、突如出現した怪獣「進化侵略体」に襲撃を受ける。軍隊も歯が立たない中、そこに現れた謎の男たち。彼 らは超国家機関「DOGOO」のエージェントで、偉人の魂を受け継ぎその力で戦う「E遺伝子(ジーン)ホルダー」だった。そして友人の危機に、しおの「偉 人の魂」も覚醒するのだった...

声優・キャラクター
武藤志織、鈴木達央、島﨑信長、浅川悠、石田彰、上坂すみれ、斎藤千和、保村真、津田健次郎、田村睦心、村瀬歩、井上遥乃、さとうあい、遊佐浩二、渡辺明乃、飛田展男

watawata さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

愛すべきB級作品

この作品のレビューを拝見すると途中で断念された方が多い様で^^;
恐らくは1話切り、若しくはPVを視聴し、最初から対象外の方々もみえると・・・多分。

よって、一応オープニング冒頭のナレーションを簡単な注釈を添えて貼り付けておきますね。

あらすじ
歴史上に数多存在した傑物の能力を記憶した特殊遺伝子「E遺伝子(ジーン)」。【偉人のもじりですね】その遺伝子を受け継ぎし、「E遺伝子(ジーン)ホルダー」【偉人の遺伝子を持った人です】は、「AUボール」【英雄のもじりです。変身アイテムと考えて下さい】によって自らの中に眠る傑物達の能力を引き出し、「AUウェポン」【そのまんま英雄の武器です】を具現化する。
これは、超国家組織「DOGOO(ドグー)」【土偶のもじりです。味方の司令官が土偶の形をしています】に所属する「E遺伝子(ジーン)ホルダー」達と、宇宙からの敵「進化侵略体」【分かりやすい敵です、地球侵略のみが目的です】との人類存亡を賭けた戦いの記録である。以上


見ての通り設定の段階での安直なネーミングで早くも拒絶反応が出そうですね。
キャラクターデザインも独特、且つ分かり易い(描き易い、キャラクターの簡素化により経費削減)言ってしまえば幼稚、小学生のお子さんが喜びそうなタッチです。
画面エフェクトも原色系を多用し、花柄模様、幾何学模様を無理矢理、画面に割込ませ、絵の間を何とか埋めている感(背景を描き込む予算が無い)が滲み出ています。バトルシーンになると突然アメコミ調になり暗めのトーン(同様に色を絞り込み経費削減)、第1話からこの調子ですから脱落者が続出するのも無理ありません。


でも、違うんです、これ‼︎


多分、製作者サイドが作品を成立させる為の苦肉の策・・・もとい努力の証であると思うんです。ストーリー及び設定はチープながら、歴史上の史実と合致し考証もされ、最新のバイオテクノロジーを踏まえる等々、意外と練り込まれてます。作画も決して褒められるレベルではありませんが、押さえる所はしっかり押さえてあり、バトルシーンでは下手なCGを多用したアニメより遥かに迫力があります。キャラの表情も然り、特にヒロインの通常パートのぼんやりした表情とバトルパートの鬼気迫る表情の描き分けの落差が激しく好感が持てます。恐らくは、ただでさえ知名度が低い作品に十分な予算が下りるとも考えられず、思考錯誤の結果、枝葉末節を可能な限り省き、作品の根幹にウェイトをかける他、方法が無かったのでしょう。
手足を結ばれた状態でのこの姿勢、言ってしまえば製作者サイドの愛をヒシヒシと感じずにいられませんでした。結論、ハイ、B級作品ですコレ、でもただのB級作品じゃあありません、手抜きのB級作品と同列にして欲しくありません、もがき苦しんだ上に生み出された作品ですから、この様な作品を地に埋れさせてはいけないんです。

じゃあお前、円盤購入するの?→買いません‼︎ そんな余裕はありません‼︎ 小遣いが100万円に上がったら考えます。

じゃあ当然お気に入りの棚に入るのだよね?→入りません‼︎ 残念ながらお金がかかり、且つ愛のある作品にはかないません‼︎

うーん、結局はお金がかかっている作品に良作が生まれ易いの?→否定しません‼︎




オチがついた所で作品の突っ込みを少し^^;

主要4人の登場人物について・・・

ノブナガン(織田信長)→能力:右腕が銃になる。
主人公ですし無難なチョイスです。

切り裂きジャック(1888年にイギリスで連続発生した猟奇殺人事件の犯人の通称。)→能力:右腕がナイフになる。
ん?英雄?偉人?・・・違ぅぅぅ…犯罪者やん…でも一応納得しておきます。

アイザック・ニュートン(万有引力の法則を導き出した、イギリスの物理学者であり自然哲学者)→能力:右足で踏みつけた物を重くすることができる。
えっ?彼、科学者だよね・・・少し無理があるのでは?まあアニメですので大目に見ましょう^^;

マハトマ・ガンジー(インドのイギリスからの独立運動を指揮し、形態は民衆暴動をとるものではなく、「非暴力、不服従」を提唱した、政治指導者であり宗教家でもある。ノーベル平和賞にも5回候補に挙がっている。ちなみに彼の偉業を讃え10月2日は国際非暴力デーとされている)
→能力:ヘルメットについた腕状のパーツからバリヤーを発生させる。

アカン‼︎これはアカン‼︎、防御主体とはいえバトルに参加しとるやん。ブシュブシュ敵を潰してし、行動理念にも反しているし、とにかく政治、宗教絡みは不味いって、本当に^^;
インドの英雄、偉人ですから、見る人が見たら訴えられますって^^;

と、突っ込みどころ満載です。当然お話はプロモーションアニメですので完結していません、さて、第2シーズンはどんな英雄、偉人がお出でになるのか楽しみですね。

あ・・・無いか・・・第2シーズンは・・・

でわでわ


追記・・・ヒロインに新人さんの抜擢・・・これ低予算の為せる業か?でも初々しさと熱演に高評価です。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 21
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

蜂の巣駆除業者

ミリオタ女子高生:小椋しおが修学旅行中に怪獣「進化侵略体」の襲撃に遭い危機に陥るも
その体に眠った信長の遺伝子が覚醒するのであった!ってなストーリー。

ミリオタ女子高生というユニークな設定はあるものの
友情が絡んだヒーロー(女だからヒロインか)ものとしてありがちなスタートを切りました。

敵の怪獣がシルエットで生物なのか兵器なのかよく分からなかったのですが
謎めいた敵にする為の演出なのでしょうか?
ちょっと安っぽく手抜きっぽい敵に見えてしまいましたが次からは平気かな?

偉人の特徴を捉えた武器でのバトルになりそうで楽しみはありつつも
出オチに成らないだろうかという不安もありますがさてどうなるでしょうか?
とりあえずガンジーは防御・回復系でニュートンは爆弾とか投下や重力系っぽいですけどね。

なんだか夕方アニメの様に子供っぽい内容になりそうな気もしますが
しばらく様子を見てみます。

※2話感想{netabare}
ガンジーは使えるけど、ニュートンは漬け物工場がお似合い。
今まで重さを感じさせず元気にブッ放してたのにスタミナ切れで弱体し過ぎ。
三段撃ちと三丁撃ちは違うと思う。
敵が影絵みたいだしバトルシーンが手抜きっぽく熱くならない。
近距離でもジャンプ撃ちで当てるのは難しいんですけど。
一人オグシオとか浅尾とかアスリートもじってる?
病院での会話が茶番。オオグシは理想的な返答を待ちつつ会話をしている。
オグシオの声優さん初々しくがんばってるけど結局は棒。
EDが聞くにたえない。
なんか子供向けというか子供だましかな…。
{/netabare}

※3話感想{netabare}
オグシオちゃんミリオタなのに射撃姿勢とか戦術的な動きの知識は0なんだよね。
どうやら機体名だけ詳しいタイプのオタ。
そういうオタクも居るだろうけど物語の主人公となると
どうも設定活かしきれていないなと思ってしまいます。
偉人も出オチっぽいし次回観て切るかな…。
{/netabare}

【総評】
なんだかんだで一応最後まで観ましたが切っても良かったかなと思う内容でした。
深夜アニメなので何か急展開があるのかもとちょっと期待があったのですが
最後まで夕方アニメのノリでした。

ストーリーとしては夕方のニュースなどで時々やる『蜂の巣駆除業者』へ密着取材特集を
着色して地球規模でやってみました!という感じ。
敵はとにかく害虫でしかなく、そこには相手を殺すことに何の葛藤も躊躇いもなく
とにかく退治するシンプルなもので深みは感じられませんでした。

設定もアンバランスで、あれだけの強さと繁殖力なら人類がもう少し窮地になり
生活圏が脅かされていないと違和感がありますし
偉人の数を考えると地球全体をカバーするには無理があります。
まともに受け止め過ぎかも知れませんが子供向けの夕方アニメならスルー出来ても
大人も観る深夜アニメの目線だとこの辺りも引っかかってしまいます。
主人公のミリオタ設定も役立ったのがエイブラムス(戦車)位でしたので
もう少し絡んで来て欲しかったです。

作画については個人的にはロックマンみたいな形(ナリ)がどうも合わなかったのと
敵が影絵みたいで的としか捉えられませんでしたし
暗転した背景での戦いが好きになれず終いでした。

偉人の特長を引き継いだキャラ達は戦闘シーンでは技の違いによる個性は出ていたものの
日常生活の描写の少なさもあり内面的な感情や個性は今一つ出し切れていなかったです。
最終回に繋げるならせめてもう少しジャックとしおが意識する描写が欲しかった所。

こういうアニメなら夕方にやってくれれば見る目も違ったのですけどね…。
深夜アニメとしてだと求めているものが違いました。
子供向けとして観れば親子でも観られそれなりに楽しい作品だと思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 20

みゃあ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

スルーするのはもったいない

キャッチした方のレビューを読んだら自分も書きたくなった。このアニメは大変面白かったので。


60年代から70年代初期を思わせるデザイン、絵柄で、レインボー戦隊ロビンとかサイボーグ009みたいなチームプレイを題材にしているんだから、私が懐かしく思うのは仕方ないよね?
DOGOOの制服なんて科特隊の・・・ゲフンゲフン。

だってタイトルが「ノブナガン」だよ。昨今のお洒落だったりやたら長かったりするのとはわけが違う。もうね子供がつけたようなタイトル。
過去の英霊の能力で戦うって。。。オカルトかよ!



「だけどね、それらが全て揃った時、とんでもなく面白い漫画(アニメ)が出来上がった。」


正直、このアニメはかなり誤解を生む作品で、上記のことだけで最初から「絵が古臭い」とか「見るからに面白くなさそう」と受け取られかねない。更に主人公がデビューとなる声優さんだったので、放送当時にも1話で切られた方が多かったと思う。セリフの未熟さのみならず1話の展開も心をつかみ取るものではなかったからだ。

私も原作は読んでなくて1話でキッツいなあと感じた口なので、それは否定しない。




「このアニメは後半に向けてどんどん面白くなっていくんだよなあ。」



最初に述べた通り、チームプレイによって敵と戦う作品なんだけど、この作品の面白さはスペシャリストの集団による作戦行動だということ言える。
ウルトラマンの科特隊とか、組織があってもスペシャリティがあまり感じられなかったじゃない?そのメンバーだけなの?そのメンバーだけで24時間365日戦うの?って思ったよね?子供も出入りしているし、ね?
その辺を少し大人向けに理屈を整理した感じ。オリジナルの「宇宙戦艦ヤマト」に対する「宇宙戦艦ヤマト2199」みたいな。



ノブナガンの場合、上意下達の組織と専門部門によるバックアップ、戦闘部門の小隊体制等が描かれている、それらのメンバーも能力があるとはいえ決して超人ではなく、人によってはかなり弱い人間の集まりだが人数は揃っている。
彼らが進化していく(学習していく)敵と戦い続ける。敵は進化侵略体という名前の怪獣たちだ。

相手が進化していくんだから、同じことをやっていたんじゃ倒せない。敵の弱点は何だ。どうやったら倒せるのか、どうやったらこの侵略を終わらせられるのか。探り、時を稼ぎ、受けた攻撃をターンオーバーしていく。

「力比べではなく、知恵を絞り力を尽くす。」「一人で戦うのではなく、力を合わせて戦う。」
この辺の緊迫感を持たせつつ描くがノブナガンの魅力だ。つい最後まで観てしまうことになる。

スペシャリストはE遺伝子ホルダー[(イージーンホルダー)偉人ホルダーっていう洒落か]で過去の偉人さんの改良遺伝子を持ちその偉人さんの能力をもって戦う、あるいは力を発揮する。[この使える武器、能力をAUウエポンという。タイトルからして、ここも英雄ウエポンだよな。]過去の偉人と書いたけど、実際は偉人だけじゃないが名を遺した人たちの力を使う、その力の内容と発動のさせ方や癖も面白さの一つなので、それは見て楽しんでほしい。


DOGOOという組織にも秘密があって、それもストーリーに絡んでくるのも良いな。最後は総力戦だが、なかなかに熱いですよ。



モーパイこと「モーレツ宇宙海賊」もそうだけど、見た目で避けちゃうともったいないと言える作品です。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 6

69.1 25 兄弟で恋愛なアニメランキング25位
機動新世紀ガンダムX [エックス](TVアニメ動画)

1996年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (339)
1847人が棚に入れました
アフターウォー (A.W.) 15年。人類と地球に壊滅的な打撃を与えた勝者無き大戦争、第7次宇宙戦争後の荒廃した地球が舞台。戦争で孤児となった主人公ガロード・ランは、ジャンク屋やモビルスーツ狩りを生業として逞しく生きていた。そこにある依頼が来る。内容はバルチャー艦「フリーデン」に誘拐されたティファ・アディールという少女を取り戻してほしいというものだった。しかしティファに一目惚れしたガロードは、依頼者を見て激しく怯えたティファをつれて逃走。そしてティファに導かれたガロードは、幻のモビルスーツ「ガンダムX」を発見する。紆余曲折を経て二人は、フリーデン艦長ジャミル・ニートと共に、「ニュータイプ」と呼ばれる人々を探す旅に出るのだった。
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

私にとって最初のガンダム作品

1996年4月~12月放送のテレビアニメ。全39話。

私が全話きちんと視聴した最初のガンダム。ほぼリアタイでした。
ガンダムについて詳しく知る前にこれを見ちゃったのは「設問を見る前に解答例見ちゃった」感があるなあw
BDBOX発売が近いので再視聴しました。


高松信司監督が「ガンダムを考えるガンダム」と語った通り本作はファーストガンダムをオマージュしていますが、きちんとまとまった内容なので初代を知らなくとも問題ないと思います。私は本作がほぼ初のガンダム作品だった(Wを何話か見ていたくらい)ので何も知らずに子ども心に楽しみました。

本作は作画スタッフの少なさが弱点ではありますが、コンテ・演出に作画がしっかり噛み合っていることは大きな美点です。また楽曲のクオリティが高く演出としても上手に使われています。無駄なキャラクターもおらずテーマと物語の一貫性も保たれていました。
スロースターターながらフォートセバーン編からテーマが見え始め、メタ要素はあるにせよ決して難解ではない点も評価に値します。

また、純粋にキャラものとして見てもなかなか楽しめる作品。
客観的に考えると本作の世界観はかなり重くシビアですが、主人公であるガロードのバイタリティやティファとの関係性、フリーデンの和やかな人間関係が作風を明るくしてくれます。


【テーマについて】{netabare}
シリーズ構成の川崎ヒロユキさんはもともとキャラクター描写にもストーリー展開にも穴の少ない脚本家ですが、全話ご本人が書いているので矛盾もほぼ無く、テーマも一貫させています。

「能力の有無に関係なく個性を受容すること」
「未来を切り拓くのは特殊な能力ではなく、望んだ未来を手に入れようとする心の強さ」
「世代間の相互の影響」

本作だけ見てのテーマは以上の3つかなと思います。3つ全てが乖離せず、無理なく描かれたのが素晴らしかったです。
これらのテーマをガロードとフロスト兄弟は正反対な形で背負っていましたし、世界観が非常にシビアなため、様々な年代・様々な立場のキャラクターが登場し、世代間の関係性を好悪に関わらず浮き彫りにする点も良かったと思います。

そしてニュータイプについて。
D.O.M.E.はニュータイプなど存在しないとは言いましたが、ニュータイプだけではなくすべての能力者も、また特別な力のない人々も否定していないのが大きなポイント。
D.O.M.Eの「ニュータイプという言葉を捨てればいい」という言葉には、ティファがガロードから一人の少女として、フリーデンで一人のクルーとして、人柄も能力もありのままに受け入れられていることが説得力を持たせていると思います。{/netabare}


【作画・演出】{netabare}
キャラクターデザインもメカデザインもシンプル寄りで地味。私は好きなんですがキャッチーさはあまり無いですね。ドートレスとかクラウダとか汎用メカがなんとなく可愛いw

DVDのブックレットによると作画はほぼ一班体制(二班体制でクレジットされていますが、お互いがお互いのヘルプに入っていた)というんだから恐ろしい…
毎回同じ作画スタッフだったため、大きく崩れることはありませんでした。

演出は実写映画的演出をする人が多く、良くも悪くも地味。ですがそれが大きな魅力でした。高松監督と渡邊哲哉さんの絵コンテは特に素晴らしく、作画も演出に大切なシーンは外しません。

バトルパートも大切なシーンは綺麗に仕上げているんですが、それ以外はやっぱり大変そう。戦闘シーンの作画の使い回しが、細かく目立たない形で度々行われていました。
90年代という時代を考えると少なくない例ですし、何より非常に厳しい制作環境の中で様々な工夫をし、キャラクターの感情表現を大切にする方向性を最後まで一貫したことは評価すべきと私は思っています。
何よりキャラの仕草が細かいのは見所だと思うし、私は大好き。

その方向性もあり、ロボットものとしての見所はバトルそのものよりも大量破壊兵器(サテライトキャノン)に意味を持たせて演出し、テーマや物語とリンクさせている点。サテライトキャノンをどう使うかによってガロードの内面の成長をわかりやすく見せたのは本当にお見事でした。
激しい戦闘を見たい人には向いていませんが、サテライトキャノン発射には名シーンが多いです。{/netabare}


【音楽】{netabare}
作曲の樋口康雄さんと音響監督の浦上靖夫さんのお仕事が素晴らしかった。

OP・EDの素晴らしさは他のレビュアーさんも書いている通りですが、演出としても上手に使っていて切り離しては語れません。30分(アバンから次回予告まで)の流れが本当に格好良くて、映画のような雰囲気を楽しめます。
また本作のBGMは尺が長めでループできないタイプなんですが、使い方が素晴らしかった!クラシック調の楽曲なので転調も多く楽曲の繋げ方に序盤は苦慮したらしい場面もありますが、それ以降は違和感が全くなくてとても好きです。{/netabare}


【キャラクターについて】
地に足の着いた印象のキャラクターが多いですね。
キャラそのものも好きですが、フリーデンクルーは厳しい世界で助け合って生きていて、娯楽室や食堂などでクルーの関係性を知るシーンが多かったのが良かったです。テクス先生の活躍は一見の価値あり。
ただ終盤にウィッツの活躍が無かったのは残念でした。サテリコンの掘り下げももう少し見たかったですが、放送期間短縮と連続性の強い展開でちょっと難しかったのかな。
みんな好きだけど、今回見直して特に色々考えたキャラについて少し。

{netabare}
・サラについて
第6話から第9話までの一連のエピソードは若干重くて子どもの頃には理解しきれていませんでしたが、今見ると良く出来ているなって思います。キャラクターの心理変化とか、女性の気持ちを表現する口紅の演出の巧みさとか。
5話終了の時点ではフリーデンクルーはティファという少女を仲間として受け入れたとはまだ言えず、ジャミルのために行動していたことがサラの行動に現れます。ジャミルとティファもニュータイプとして根本的に理解しあえるのはお互いだけで、ティファはともかくジャミルはちょっと周りが見えなくなっていました。
過去の心の傷を思えば無理からぬところもありますが、それでもこのアクシデントの遠因はジャミルにあり、きっかけとなったのはガロードであり、自分の不安感を言葉にしてこなかったサラにも問題がある、という感じでなかなか細かいです。
(個人的にはトニヤが口紅をティファに渡したのがちょっとお節介に過ぎると思っちゃうんですよね。ガロードはティファを好きだけど、ティファがガロードを恋愛対象として見ているかはトニヤにはまだわからないはず。普通に元気づけてあげて、っていうだけで十分だったと思います。純粋に善意からの行動だし、結果的にこじれちゃったのがトニヤのせいなわけじゃないんだけど…でもこういう子リアルにもいるよね、みたいな…)

サラの心理は特にデリケートで、心境の変化を正確に理解させられるのは作画の努力(キャラクターの芝居)の賜物です。
自分の気持ちを言葉にすることの少ないサラは、作画・演出の恩恵を強く受けたキャラクターの一人ですね(一番はもちろんティファですが、ティファの心理の変化は割とストレートなので)。
ジャミルへの気持ち、副艦長としての重圧、繊細さと芯の強さなどサラはとにかく仕草と表情から読み取る心情が多いです。ジャミルが娯楽室に入って来たら水着入り紙袋を後ろ手に隠すサラ本当に可愛いw
副官のサラが受け止めてくれるからジャミルも自分の気持ちに正直にフリーデンを動かせる、という信頼関係も好き。


・フロスト兄弟について
以前からフロスト兄弟の「いずれD.O.M.E.にも触れねばなるまい」という台詞が回収されてないのがちょっと気になってはいました。本作で明確な矛盾と言えそうなのはこの一言だけで、放送短縮の影響かなと思います。
あるいはサテライトシステムを利用するためにD.O.M.E.の「力」に接触したと考えるのもアリかも知れません。

もっとも、D.O.M.E.に触れてもフロスト兄弟の考え方は変わらなかったと思います。その答えを受け入れることは自分たちが特別ではないと認めるのと変わらず、特別な存在としての承認欲求を持つ二人のアイデンティティが崩壊してしまう。
むしろ「未来を作るのはニュータイプではなく我々だ」と言い続けた兄弟にとって、ニュータイプという存在は自分たちがより優れた存在であると示せる格好の踏み台です。フロスト兄弟は周りにいた研究者や上司によって与えられた屈辱から、ニュータイプを知るのではなく、ニュータイプを制圧しようと考えたのでしょう。

フロスト兄弟については色々な感想を読んだ中で、本作のテーマを汲み取った上で「彼らは誰しもが持ちうる「歪み」であって、「悪」ではない。「悪」なら倒されるべきだが「歪み」は許されなければならない。」という意見を見かけ、私も色々と腑に落ちました。
二人が生き残ったのは個人的に非常に好ましく本作らしいと思っていますが、やり直しの機会を与えられた明確な理由はこの言葉に尽きるのではないかと感じます。

それに加えて、メタ的にフロスト兄弟はガンダムと比較され貶められた共通の要素を持つ作品に当たると考えられるので、監督は彼らを殺したりはしなかったのでしょう。{/netabare}


まとまりが良く全体的な質は高いと言えると思います。誠実な作品作りが形になった好例ではないでしょうか。
地味な作風ですが、肌に合えば年齢性別問わず楽しめると思います。(2018.3.8)


【ガンダムチャンネルにて一部無料公開中】
改めて見ても音楽の使い方が素晴らしいです。
HDリマスターを公開しているので色味もとても綺麗です。背景の空などは色選びも新鮮ですし。BDそのままの色を見ることができますよ。

第1話前半だけでも雰囲気は掴めるので、興味があればどうぞ。
(2020.2.9)

【ガンダムチャンネルにて第14話以降を期間限定で配信開始】
ガンダムXでは珍しい単発回の第15話が公開されてます。この話数だけでも面白いと思いますよ。
良い回なので是非ー。
(2021.2.23)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 23
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ガンダムのフォーマットを借りた少年・少女の初恋ストーリー

視聴率が余り取れなくて、ガンダムシリーズとしては珍しく放送期間が短縮されてしまった不人気作ですが、実際に視聴してみると、その「ガンダムらしくなさ」が逆に個人的には次第に好もしく思えてくる作品となりました。

監督の高松信司氏は、前年(1995年4月-1996年3月)に制作・放送された『新機動戦記ガンダムW』で、本来の監督(池田成氏)が突然途中降板した後、監督代行を本作の放送直前まで務めており、本作のシナリオについては、前作『ガンダムW』と同じく複数ガンダム・複数パイロットとする等の大枠を示した後は、川崎ヒロユキ氏にほぼ丸投げだったそうです。

そして、そういう経緯から本作のシリーズ構成&脚本を一人で担当することになった川崎ヒロユキ氏の方は、その後2005-6年に制作・放送された『ツバサ・クロニクル』(CLAMP原作)の第1-2期の脚本も一人で全話担当している方、ということで、そうした日常系ではない特殊な世界観設定のある「少年・少女の初恋もの」の脚本家として高い適性のある方なのではないか、と思いました。

※つまり本作は、《イベント牽引型》作品の代表格である「ガンダム」向けのシナリオではなく、登場キャラクターたちの細やかな心情推移をゆっくりと描き出す《感情描写型》のシナリオになっている。
→それが、本作が「ガンダム」としては不人気作となってしまった一方で、私には好ましい作品に思われた原因と思います。

なお、《感情描写型》作品ということの補足説明として、本作は、
{netabare}
①ガロード&ティファの初恋だけでなく、
②同じバルチャー艦フリーデンの助っ人パイロットであるウィッツ&ロアビィと、フリーデンの女性クルー達との恋愛模様、
③同じくフリーデンの副官サラのジャミル艦長に対する思慕、
④さらには、ガロード&ティファの2人の成長を見守るジャミル艦長やテクス医師の心境、{/netabare}
・・・等をそれぞれ確り描出しており、視聴者がそうした細かい描写に気付くかどうか、で本作全体への評価も微妙に変わってくる作品かも知れません。


◆制作情報
{netabare}
原作           矢立肇、富野由悠季(『機動戦士ガンダム』より)
監督           高松信司(全話)
シリーズ構成・脚本  川崎ヒロユキ
キャラクターデザイン 西村誠芳
メカニックデザイン   大河原邦男、石垣純哉
音楽           樋口康雄
アニメーション制作  サンライズ{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

============= 機動新世紀ガンダムX (1996年4-12月) ============

 - - - - - OP「DREAMS」、ED「HUMAN TOUCH(英語版)」 - - - -
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第1話 月は出ているか? ☆ バルチャー(禿鷹)稼業の少年ガロード&謎の少女ティファの出遭い、ジャミル配下のMSからの逃走、GX起動
第2話 あなたに、力を… ★ 助っ人ロアビィ(Gレオパルド)&ウィッツ(Gエアマスター)との対戦、サテライトキャノン発射、ティファ絶叫
第3話 私の愛馬は凶暴です ☆ ジャミル(バルチャー艦フリーデン艦長)、フロスト兄弟(アルタネイティブ社&フリーデン接触)
第4話 作戦は一刻を争う! ☆ ジャミルの過去とティファに拘る理由、フロスト弟のティファ誘拐
第5話 銃爪(ひきがね)はお前が引け ★ 対フロスト兄(Gヴァサーゴ)・弟(Gアシュタロン)戦、ガロードの戦う理由、ラボ破壊、ティファ帰還
第6話 不愉快だわ… ★ ガロードの落ち込み、化粧、エニル・エルGX襲撃、旧連邦動力施設爆発
第7話 ガンダム、売るよ! ☆ ガロードとティファの行き違い、ガロード逃亡、G競売、ウィッツのお宝
第8話 あの子、許さない! ★ それぞれの想い、ティファへのテクス医師の助言、ガロードGX再搭乗
第9話 巷(ちまた)に雨の降るごとく ★ 湖上の待ち伏せ、水蒸気爆発誘発、3人フリーデン専属パイロットに
第10話 僕がニュータイプだ ★ 北の街フォート・セヴァーン、氷上の待ち伏せ、対ニュータイプ(カリス・ノーティラス)戦
第11話 何も考えずに走れ! ★ ティファの選択、ガロードの逡巡と立ち直り、フロスト兄弟vs.ウィッツ・ロアビィ・ガロード
第12話 私の最高傑作です ★ フォート・セヴァーン潜入、旧宇宙革命軍ライラック作戦失敗の顛末、人工ニュータイプ完成体
第13話 愚かな僕を撃て ★ ティファ奪還、カリスとの再戦、シナップス症候群{/netabare}

 - - - - OP「DREAMS」、ED「HUMAN TOUCH(日本語版)」 - - - -
{netabare}
第14話 俺の声が聞こえるか! ★ カリスとの再々戦、別れ
第15話 天国なんてあるのかな ☆ 助っ人ウィッツ&ロアビィの休日
第16話 私も人間(ひと)だから ★ ティファとイルカの交流回、別のガンダムX
第17話 あなた自身が確かめて ☆ ドルフィン・ナビとイルカの怒り
第18話 Lorelei(ローレライ)の海 ★ ルチル・リリアント出現 ※ガンダム恒例のオカルト現象
第19話 まるで夢を見てるみたい ★ Lシステム、GX-bit機動、ルチルとの別れ
第20話 …また逢えたわね ☆ ガロード&ティファのデート回、エニル・エルの困惑
第21話 死んだ女房の口癖だ ★ 新連邦政府再建委員会、カトック隊のフリーデン襲撃
第22話 15年目の亡霊 ★ エニル・エル救出、ガンダムDX出現、降伏
第23話 私の夢は現実です ★★ 脱出計画失敗
第24話 ダブルエックス起動! ★ カトック死亡、ガンダムDX奪取、新連邦政府樹立
第25話 君達は希望の星だ ☆ 独立国エスタルドとの同盟、新連邦軍撃破
第26話 何も喋るな ☆ 隣国ノーザンベル攻防戦、対「白い死神」戦{/netabare}

 - - - - - - - - OP「Resolution」、ED「銀色Horizon」 - - - - - - - -
{netabare}
第27話 おさらばで御座います ☆ 隣国ガスタールの裏切り 
第28話 撃つしかないのか! ☆ エスタルド降伏
第29話 私を見て ★ 対アベル・バウアー戦(GX-bit操作者)、ティファとの共闘、フロスト兄弟の目的
第30話 もう逢えない気がして ★ ニュータイプ研究所破壊、ニコラ研究員ティファ略奪・宇宙へ 
第31話 飛べ、ガロード! ☆ シャトル打ち上げ、フリーデン突撃・大破
第32話 あれはGファルコン! ☆ スペースコロニー(クラウドナイン)、宇宙革命軍(ランスロー大佐)、Gファルコン(パーラ搭乗)
第33話 どうして俺を知っている!? ☆ 反宇宙革命軍・反ニュータイプ主義組織サテリコン、GファルコンDX
第34話 月が見えた! ★ ダリア作戦(地球へのコロニーレーザー照射)阻止、ティファ救出
第35話 希望の灯は消さない ★ 新連邦ブラッドマン総司令の本心、カリスの救援
第36話 僕らが求めた戦争だ ☆ フリーデン・クルーとの再会、フロスト兄弟の策謀、開戦決定
第37話 フリーデン発進せよ ★ それぞれの恋の進展、ティファの夢(月面のD.O.M.E.)、革命軍の月侵攻、フリーデン月へ
第38話 私はD.O.M.E…かつてニュータイプと呼ばれた者 ☆ D.O.M.E.の招待、1st.ニュータイプ
第39話 月はいつもそこにある ☆ 「人の変革」の否定、フロスト兄弟との最終戦、和平協定{/netabare}
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★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)21、☆(並回)17、×(疑問回)0 個人評価 ★ 4.0


◆富野氏の作品は「叙事文学」的、それに対して本作は「叙情文学」的?

そもそも「ニュータイプ」という「只の超能力者」に関する勿体ぶった(その実、何の内容もない)言説には余り興味が涌かない自分には、本作のような《感情描写系》で「叙情文学的」な作品の方がしっくりくる感じです。

なお、私の個人的意見として、ガンダムシリーズは「文学的」ではあっても全然「哲学的」ではない、と考えています(物語-story-としての面白さはあるが、論理考究的な面白さはない)。

※この点については、現在視聴中の『銀河英雄伝説』が、「哲学的」な面白さも兼ね備えた作品と思うので、そちらのレビューの方で比較考察したいと考えています。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 26

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

幽玄の中の新人類(ニュータイプ)

※1劇場版「機動戦士ガンダム」公開からおよそ15年後に製作された、テレビシリーズとしては7作目のガンダム作品。全39話。

ガンダム平成3部作(アナザーガンダム3部作)と呼ばれる作品群の中では、G、Wに続く最後の作品あたり、監督を務めた高松信司さんの言によると、作品のテーマは「ガンダムを考えるガンダム」との事。

スペースコロニーの独立運動に端を発する大戦争の末、人類の99%以上が死滅し、文明の名残も僅かとなった広漠とした世界が舞台のお話。

※2バルチャーの少年ガロードは、運命に導かれるまま(成り行きのままにとも言う笑)に、ニュータイプの少女ティファ、かつてニュータイプと呼ばれていた男ジャミル、その仲間達と共に、放浪の旅へと繰り出します。

従来(あるいはそれ以後の)のガンダム作品とは異なり、物語の中心に据えられているのは戦争ではなく、あくまでも探求の旅。上で引用させてもらった高松監督の示唆する通り、メタフィクション的な視点からガンダム、あるいはニュータイプを再評価した、珍作「Gガンダム」に負けず劣らず(方向性は全く違うけど笑)の冒険的な試みを断行した、シリーズ中屈指の異色作品になっていると思います。

戦争に駆り立てられる訳でもなく、使命を帯びる訳でもなく、ただただ、個人的な想いをつてに人探しの旅を続けるジャミルおよびバルチャー一行の織り成すドラマは、やや冗長で緩慢。

ガンダム作品ではお約束となっている擬似家族ドラマや恋愛物語としての魅力は充分にあるものの、基本的には人探しと戦闘(小競り合い)の繰り返しの構成となっており、最後半になってやっとの登場となる「D.O.M.E.」なる存在が物語に影を落とすまでは、山場と言える様な大きな展開がありません。心地良い退屈感を覚えてしまいました(笑)

主人公のガロードにしても、言わば地を足で行く努力型。ガンダムシリーズの主人公にはありがちな、※3特別な力を持った存在としてではなく、むしろ生粋の※4オールドタイプの少年として描かれているので、ヒーロー性が弱いと言いましょうか、格好良さや華々しさとは縁遠い印象を受けます。元気印で天真爛漫な姿は見ていて痛快ですが、主役としての覇気に欠け、やや頼りなく、物語を牽引する役割についても脇を固めるティファとジャミルにそっくり譲ってしまっている様にさえ思えました。(二人のお供の立ち位置なので仕方無しですけど)

作品全体を俯瞰して見ると、このヒーローらしくないヒーローであるガロードという少年の人物像は、物語のテーマにしっかりと絡み付いておりまして、その意義は"敢えて特別ではないキャラを主役に据える事"そのものにあったのではないかと思われます。言葉に毒されぬ直感型、頭でっかちにならず体を動かす行動派である彼は「ニュータイプ」と言う言葉で理想化された"進化した人類"という概念の破壊と再構築を担う役回りとして、最適なキャスティングだったのではないでしょうか。

人は理想を求めて生きる動物ですが、あくまでも理想は絵に描いたモチ、それ以上でも以下でもなく^^。理想と現実を混同し、もしそれを自身に強いれば、必ずひずみが生じ、病み、もしそれを他者に強いれば、それはエゴとなり、争いの種となる。幼子が博識な大人を見る時、恋する人が想い人を見る時、それがその瞬間幻となるのと同じように。

ニュータイプ(アニメキャラ)という理想に魅せられた少年少女が大人になる通過儀礼としての一面も備えた本作は、裏を返せば、そんな理想に捉われた人々の心の歪みが紡ぐ青春群像劇と言い変える事が出来るのかも知れません。

ニュータイプなんて関係ねぇ!のポーズをとり続ける自由なガロード、ニュータイプとしての力を求められ戸惑いながらも信念を曲げない強い子ティファ、ニュータイプであった過去から逃れられず苦悩する探求者ジャミル、ニュータイプになりたかった献身の人、高潔な魂のカリス、ニュータイプを憎み、滅ぼさんとするフロスト兄弟。

言霊に縛られた人々が白い闇を抜けて、それぞれの道を歩むまでの姿を描いた「機動新世紀ガンダムX」。これはそんな人たちの物語。心を平らかにしてお楽しみ下さい。

最後に、申し訳程度の説明になりますが、ガロードとティファの繊細で優しさに満ちた恋愛描写につきましては、シリーズ屈指、いやむしろ、恋愛を扱ったアニメ全般をひっくるめても突出した微笑ましさと愛くるしさがあったと評価したいです^^

前途ある二人に祝福あれ!


※1:本作のタイトルは劇場版「機動戦士ガンダム」公開直前に、新宿駅前で行われたイベント「2.22アニメ新世紀宣言」を踏まえているそう。劇中の年号「A.W.(アフターウォー)15年」もこれに因んでいるとの事。

※2:ハゲタカの名の通り、廃墟を漁り、使えるものや金になるものをかっぱらい、自分達で利用したり、売り捌いたりして生計を立てているジャンク屋みたいなもの。いくつもの派閥があり、中には傭兵や追い剥ぎまがいの行為をする連中もいる。

※3:あくまでも設定として。バルチャーとして年齢不相応の抜け目無さと逞しさがあり、モビルスーツ乗りとしての天性にもスペシャルと形容していい程に恵まれている。

※4:ニュータイプの対義語。精神感応や未来予知など超能力に類する能力を全く持っていない人。つまり普通の人。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 27
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