2020年度の催眠術TVアニメ動画ランキング 2

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ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月27日の時点で一番の2020年度の催眠術TVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

63.8 1 2020年度の催眠術アニメランキング1位
pet(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (169)
555人が棚に入れました
人の脳内に潜り込み、記憶を操る能力を持つ者達がいた。彼らのその力は、事件の揉み消しや暗殺など、裏の世界で利用されてきた。人の精神を壊すほどのその力は、同時に彼ら自身の心を蝕(むしば)んだ。彼らはお互いを鎖で縛り付け合うように、脆く危うい心を守った。彼らは恐れと蔑みからpet(ペット)と呼ばれた。

声優・キャラクター
植田圭輔、谷山紀章、小野友樹、加瀬康之、咲野俊介、M・A・O、遊佐浩二、飛田展男

ミュー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

心の内にある醜悪、孤独、欲望を美化している常識を晒してまで表現したコアアニメ

キャラも独特で、記憶を操作したり、催眠を終始人にかけたりと
自分としては心の内面的にはタフなアニメだったと思いました。
見終わった後も、僕自身が頭を弄られたような洗脳性も多少感じました。
ただ、そのように評されてもそのような設定でしか
伝えられないようなアニメのメッセージ性も感じました。

全く倫理もない環境で育った子供、問題のある家庭や障碍を抱えた子供たちの
育っていく中での母親や、自分にとって人生の大切な支えになる人の存在など
幼少期にも青年期にも欠かせない人の存在が全く無かったり保証されなかった
子供たちやその子たちの人格形成や考え方など一体そもそも誰の主観を基準にして
いたのか?よくよく考えさせられました。

人の記憶や常識、倫理も生後の経験から培っていくものだとしても
誰かと気持ちや記憶を共有し合うということ自体が、実際はとても
危険がつきものであって、二人が違う存在だと認め合えているからこそ
共感が可能であって、ある種のそこでの常識や喜び合うルール
悲しみの意味も人自身が作ったというような本質は無というような無常観、
潰すという表現があったように記憶を壊してしまえばその人をつくっている
自分自体が壊れるというような表現からもそのように理解できました。

このアニメを見たり見続けたきっかけは
OPのTK from 凛として時雨と人の”記憶”や"気功術""蝶”など
心理学で必ず出てくるキーワードが出てきたからで
そういった系統のアニメは好む傾向にあるようです。
とはいえ万人受けはしないキャラ設定だったかもですが
他の作品でもあまり誇張できない視点から妙なリアル感と
繊細でありつつ強烈な司の心の内を捉えているようでした。

心理学や科学では未解明な心の非科学的な部分にも
興味のある自分にとってはとても強烈で印象深いアニメでした。
気功術は…まだその類の著書は読んだことはありませんが
メスメルなど精神分析やフロイト、催眠療法にも繋がってくるので
近々読んでみたいなと思います。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 7

めー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

心がある程度平和なときに見ないとダメージが大きいかも

舞台のCMの切ない感じが気になってたところにアニメ化すると知ってすぐ視聴決定。

1話がだいぶ突っ走る感じだったので、この先大丈夫か不安だったけど、2話が解説みたいな感じで、振り落とされないようにしてくれる。
と思ったけど、最後まで見ると結局難易度高くて理解できてないとこも多いかも。
それでも毎週続きがみたいと思わせてくれた。
そして、最後が美しかった。泣ける。

ただ、つらいとこは、虫が苦手で目を覆うシーンが何回か。グロテスク描写もちょこちょこ。

OPとEDは作風とマッチしすぎてて、パッケージとして完成度高い。不安感を煽ったり、精神的な不安定さが音楽の演出効果抜群。

声優さんのお仕事がすごい。司役の谷山紀章さんの狂気の表現が。聞き応えありすぎる。すごい人とは知ってても、これは。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 6

ぴざ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

人を選ぶが素晴らしいストーリー

倫理観がおかしい上に精神世界が気持ち悪く、多少のBLっぽさとストーリーの難解さがあるため人を選びますが、それらを受け入れられる、または耐えれる方には是非とも見て欲しい作品
話の途中で何度も精神世界に入ったり、ヤマやタニなどの専門用語がでたり、キャラクター達の思惑を理解しずらかったりで話は少々難解ですが、後半の怒涛の展開には目を見張るものがあります
作画は安定していますが、特に驚かされる事もなく至って普通で、音楽も印象に残らないため点数は少し低めですが、ストーリーや世界観だけで個人的には5点あげたいくらいの出来です

投稿 : 2024/11/23
♥ : 7

75.6 2 2020年度の催眠術アニメランキング2位
虚構推理(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (577)
2348人が棚に入れました
怪異"たちの知恵の神となり、日々“怪異"たちから寄せられるトラブルを解決している少女・岩永琴子が一目惚れした相手・桜川九郎は、“怪異"にさえ恐れられる男だった!?そんな普通ではない2人が、“怪異"たちの引き起こすミステリアスな事件に立ち向かう[恋愛×伝奇×ミステリ]!!2人に振りかかる奇想天外な事件と、その恋の行方は――!?

声優・キャラクター
鬼頭明里、宮野真守、福圓美里、上坂すみれ、浜田賢二、佐古真弓、下山吉光、本山かおり、塙真奈美、後藤ヒロキ、宮田幸季、前田玲奈、飛田展男、大南悠

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

2020年冬クール開始前から期待の一作、出だしは好調! 第3話後半より「鋼人七瀬事件」に突入!

== [下記は第1話視聴終了時のレビュー: 以下、追記あり。] ==
第1話を観ました。評価は暫定です。

放送開始前から楽しみだった一作です。作品ジャンルは「伝奇ミステリー」とかそんな感じ。

きっちり1話を使って妖たちの間での岩永琴子の立ち位置であったり、桜川九郎の能力であったりを説明してなおかつ1つの「事件」を次に引きずることなく解決する。でも九郎が何者なのかはハッキリとは明かされず次話への興味を引っ張るという、シリーズ物の第1話としてはかなり上出来なエピソードでした。

琴子のビジュアルと、声や性格のギャップは人気を得る要素になり得そう。視聴継続の判断を1話できっちりとできそうな感じでとても良かったと思います。
== [第1話視聴終了時のレビュー、ここまで。] ==

2020.2.3追記:
第3話後半から「鋼人七瀬(こうじんななせ)事件」編に入っています。第1話が原作1巻プロローグ部分をコミカライズ時に膨らませたもの、第2話~第3話前半が原作短編集に含まれていた1エピソードだったのに対して、「鋼人七瀬(こうじんななせ)事件」は原作小説ほぼ1巻全部に相当するので結構話数を必要とするはずです。

作中でアイドル七瀬かりんのSNSアカウントや、「鋼人七瀬まとめサイト」が出てくるのですが、これらをわざわざ作成しているこのアニメの制作スタッフは良い意味でアホです(笑)。

七瀬かりんtwitter: https://twitter.com/karin7se
鋼人七瀬まとめサイト: https://www.kojin7se.com/

第4話に出てきた、作中ドラマ『青春!火吹き娘!』のOP主題歌も力が入っていますね。

2020.3.29追記:
最終話まで視聴終了。

結局、「鋼人七瀬事件」で終わりましたね。原作は短編集も含めて文庫3巻分しかないので、それほど潤沢に原作エピソードがあるわけでもないということを「こんなものか」という気もしますが、1クールのアニメ作品として見ると「鋼人七瀬事件」に尺を使いすぎてテンポが良くないという見方もあると思います。

私の場合はそこは置いて映像化自体を喜んでいた口ですが、合わない人もけっこういたんじゃないでしょうか。

作画は画が崩れたりはしないのですが、なめらかでない動きなどもあって手放しに「良い」というほどでもないです。(それでも最近だと良い方かも?)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 55
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

主人公の少女が魅力的・・・、なだけ?

原作未読。最終話まで視聴。

事件の「真相」を暴く物語ではなく、『「虚構」を用いて、いかに人々を納得させるか?』という物語。
用いるのはあくまでも虚構=嘘。
この部分を楽しめるか否かで、評価が分かれるであろう作品。

鋼人七瀬編はとても長く感じた。
実際長かったんだから仕方ないことだけど、『長く感じる=面白くない』という私にとって、この作品は面白くなかったんだということになる。

そもそも、鋼人七瀬編の解決はあれで良かったのか?
そもそも六花には反撃の機会がまだまだあったように思えた。

{netabare}「六花の目的は、人間の想像力が怪異を生み出すので、それを利用して、不死身である自分を普通に戻せる怪異を生み出すこと。鋼人七瀬はあくまでもそのための実験なのであっさりと手を引いた。」{/netabare}
と考えれば、あの終わりもありなんだろうけど、「それで物語も終了」っていうのは話が違う気がする。

九郎の不死身の能力と同じで、初期設定に物語が追い付いていない、上手く使いこなせていない印象の作品。

主人公の少女・琴子は何ともチャーミングで、日常パートはとても面白かった。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 41
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

おひいさんの物語

かわいい娘がいるとの風の噂により視聴しました。
その名は岩永琴子、この物語の主人公兼ヒロインです。

軽くウエーブのかかったショートカットにベレー帽。
パッチリとした瞳の童顔。
それよりもなによりも、妖怪に慕われる一眼一足のお姫様なのです。

このアニメ、クリアな会話が魅力的です。
それは自信に満ちた琴子に起因します。
目力の強さ、歯切れのいい口調、そして豊富な知識。
琴子の随所に頭の良さを感じます。

ラブコメ風味の怪異物語といったところかな。
最初は妖絡みの事件を次々と解決するのかと思いました。
{netabare}しかし、大半は鋼人七瀬事件でした。
まとめサイトでの屁理屈を延々と聞かされる始末。
少々退屈でした。{/netabare}

最後になりましたが、とにかくグロい。
琴子の彼氏が{netabare}死なない体質{/netabare}ですから。
そりゃー、血しぶきが飛ぶってものです。
だから、私には苦手なアニメ。
2期の暁には穏便に。
でも絶対無理だろうなあ。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 31
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