nyaro さんの感想・評価
3.0
3話 神は細部に宿る。太ももが売りならライザの見栄えに命をかけろ!
ということで2話で十分堪能しました。一応これで断念とします。子供と親の何かを描こうというテーマ性が見えなくはないです。
言い方が難しいですが、分かりやすい1話完結の話が毎回続いて行くという作品は決して悪いとは思いません。
私の好みでは、謎かけやストレスや不条理などの心をざわつかせるものを放り込んでほしかったというだけです。そして、何より面白さを見出せませんでした。
ただ、本作はそういう視聴者層を狙っていないのでしょう。キャラ萌え作品なのであえてそこは薄くしているのかなあという気もします。
太ももの件ですが、何かにとんがった作品というのはニーズに合った視聴者層には優れた作品になります。その点でブレない胆力は大したものだと思います。
が、3話のベッドの上にライザで悶えたり座るシーンですが、CGの悪さが出ていました。遠景だと人間のシルエットの線が死んでしまって、人間が人間に見えなくなります。また、動きも骨格も非常に不自然でした。
技術的にそれが難しいなら、アップで太ももをクローズアップでしょう。つまり絵コンテが技術レベルの詳細を理解していないのでは?
こういうところは、ライザを徹底的にビジュアルで描きたいなら手で修正すべきでしょう。このシーンがちゃんと綺麗にできていれば、もう少し作品を見たかもしれません。
ということで、太ももというテーマ性にしぼったかどうかはわかりませんが、作品の意図としては好感がもてました。ただ、それなら中途半端は良くないです。
「神は細部に宿る」です。本作の売りがライザの太もも1点突破なら、他の要素を切り捨ててでも、ライザの作画には命を懸けて欲しいと思います。
私のニーズとは合いませんので断念です。評価のオール3はデフォルトで評価せず、の意味です。
2話 太ももに話題が集中ですが意外にテーマがある。ただ面白さが…
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