伯爵で仲間なTVアニメ動画ランキング 7

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82.1 1 伯爵で仲間なアニメランキング1位
アルドノア・ゼロ(第2期)(TVアニメ動画)

2015年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (1693)
9754人が棚に入れました
西暦2016年、アセイラム姫暗殺事件から約1年半後。地球生まれでありながら火星騎士の地位を得たスレインは、専属の部下を従えて、地球軍との戦闘に参加していた。一方、新たな戦地へ赴くべく、修理を終えるデューカリオン。そこに続々と、かつてのクルーたちが戻って来る。

声優・キャラクター
花江夏樹、小野賢章、雨宮天、三澤紗千香、小松未可子、村田太志、加隈亜衣、大原さやか、中井和哉、鳥海浩輔、茅野愛衣、嶋村侑、水瀬いのり、大川透、平川大輔、夏川椎菜、興津和幸、千葉進歩、竹内良太、豊永利行、生天目仁美、三宅健太、木島隆一、逢坂良太
ネタバレ

かしろん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

なんだかんだで楽しめました

ヴァース皇帝レイレガリア・ヴァース・レイヴァース役、小川真司さんの冥福をお祈りして。
【最終話まで見て、を追加】

【13話を見て、アルドノア・ゼロ、分割の後期スタート。】
{netabare}分割モノの後期スタートは、「あぁ、あのアニメが帰って来た」と思わせなければならない。
アルドノア・ゼロは極短的に言ってしまうと
超傲慢で超慢心な火星の人が極端な方向に性能特化したカタフラクトに乗って襲撃してきて、それをイナホが超冷静な分析力と超大胆かつ超的確な行動力を以って撃沈する
という話だ。
そこに科学的用語や澤野BGM(時にヴォーカル入り)、あおきえい監督らしい演出をエッセンスとして加えて構成している。
後期1話としてその全てを詰め込んだ、見事な始まりだった。

最初っからの宇宙戦。スレイン操るタルシスの圧倒的戦闘力。
登場する前期主要メンバー達。
火星カタフラクトエリシウムのとんでも能力とその攻略法。そこにBGMとして流れるKeep on Keeping on。
OP無しにして、EDにOP曲を流し、映画よろしく黒背景のセンターに上からのスクロールでスタッフロールを出す前期1話と同じ構成。
そして、前期感想で書いた「なんで屈折を利用した話を書かないの?」の疑問を一気に晴らしてくれた種明かし。
うんうん。
完璧に「あぁ、あのアニメが帰って来た」と思わせてくれた。

ちょっと細かく
・死んでないのかいっ
これは当たり前。殺すわけが無い。どう辻褄を合わせてくるか、が見所。
結果としてはまあまあ。
イナホの片目が義眼化してた。前期でどう繋げるか予想したが、ちゃんと頭を撃ってたのね、スレイン。
玉に瑕は姫様の状態。配信された予告のサブタイトル「眠れる月の少女」で、姫様影武者で本物寝てるのか、とネタバレされるとは。

・地球側も情報を握りだしたのか
新登場機エリシウム。これと対峙したインコが
「エリシウム。搭乗者はヤーコイムで、アルドノアドライブの能力はエントロピーリデューサー・・・」
とつぶやくシーンが入っている。
19ヶ月の戦いの中で、地球側も色々と敵の情報を入手してるのか、と分かる場面。それを活用しているのがイナホだけ、って情けない状況なのは相変わらず。

・屈折、そして、レイリー散乱
前期感想に
レイリー散乱と屈折の話は、その後にちゃんと屈折を利用して敵を倒す云々みたいな伏線にしろよ
と書いたが、ちゃんとここで活かしてくるとは。
あそこでイナホが「違う」と呟く訳だが、周りはレイリー散乱と屈折の間違いとしか取らない。だが、イナホの違うは「アレは彼女とは違う」の違う。
こういう台詞の言い回しは好きだ。確かに「二人だけの秘密」だしね。
はてさて、ちょっとだけ考えてみよう。
あの演説の中にわざわざこの屈折話を盛り込んだ、ということは、姫に化けた新キャラのレムリナもスレインに同じ質問をして、同じく間違った答えを教わった、ということだ。
また、演説終了後にスレインが「堂々としたお言葉。軌道騎士達も感銘を受けたはず」とレムリナに声をかける。
ここから推測されるのは、火星の人から見れば、大量の空気に大量の水という地球にいれば当たり前に享受できるそれが、非常に希少で羨望なものだということ。
地球にいれば、空が青いのは当たり前で、水が青いのも当たり前。だから別に疑問を抱かない。
火星にいれば、その当たり前がない。だから空や水が青く見える現象に疑問を抱く。
無いものを欲する羨望は、何故自分達にそれはないのだという憎悪を生み出す。
争い事ってのは、得てしてそういうものなんかもね。

・レムリナ
新キャラレムリナ姫の登場で、主要3人の関係性に一加わり。
イナホ ←→ アセイラム ← スレイン ← レムリナ
になるんだろう。
ってことは、前期OPの最後に銃を向けていたアセイラム姫。
実は、あれはレムリナ姫で、
「貴方が私の物にならないならっ!」
みたいな感じでスレインに銃口向けてるシーンなのかなぁ、とか、思えてきたよ。{/netabare}

【14話を見て。対比も邂逅もベタだが良い。】
{netabare}運命の2人。
後期2話で描かれるのは、有りがちだが巧い対比と、その邂逅。そして、認識。

義眼となったイナホ。その義眼には情報を収集する能力がある。
その義眼能力を使ってのインコとの会話。イナホの心がアセイラムに向いているのはインコも頭では理解済み。
そして、出て行くインコの様子を見たライエから「あなた、本当はバカなのね」。

タルシス操縦者となったスレイン。出撃のために起動しようとするも動かない。
アルドノアドライブを起動するようにレムリナに頼むスレイン。スレインの心がアセイラムに向いていることにレムリナは嫉妬。身の上話を持ち出し、レムリナから口吻を貰いタルシス起動。
そして、その様子を見ていたハークライトから「感服しました」。

前期OPからイナホとスレインの対比描写はやられているが、こういう対比はベッタベタにやってくれたほうが、見ているコチラは心地良い。


そして、戦闘。宿命の2人の邂逅。互いを認識しあい、名前をつぶやきあう。

こういうライバル関係の描写もベタだが、ベッタベタにやってくれたほうが、見ているコチラは心地良い。


ちょいと細かく
・イナホの能力と義眼
上の感想でもちょいと触れたが、イナホの突出した能力は”超冷静な分析力と超大胆かつ超的確な行動力”だ。
そこに、義眼の超情報収集能力が加わり、スーパーイナホくんへのクラスアップした。
これもイナホの分析力があるから活かせているが、あんな大量の情報を普通の人が受け取ったらかえって大混乱をおこしそう。
だが、物語的には、このままだとイナホが突出しすぎるので、イナホが収集、分析したデータを的確に活用できるサポートメンバーがいりそう。そこで、イナホが来るまで学業トップでカタフラクトの操縦にも秀でるインコの出番になるのかな。

・アルドノアドライブの起動
タルシスのアルドノアドライブが停止し、スレインが出撃出来ない。
で、レムリナを口説き落として口吻を貰い、タルシスの起動をする。
この時にレムリナは「これで1回ね」みたいなことを言っている。
うーん・・・アルドノアドライブの起動条件がイマイチ掴みきれないなぁ。
テレビでいうところの、本体についてる主電源のオンオフを握ってるのが皇帝の血筋。
スレインが持っているのはリモコンについてる電源オンオフ、みたいな感じなのかな?

・風
13話から戦闘シーンで出てくる”風”という表現。
成層圏を越えたところでの戦闘なので、地球上で大気が動く風とは違う。
壊れた月の破片が微弱な重力場となって弾丸に干渉。弾道が乱気流に巻き込まれたように直進しないことから”風”と呼んでるのかな。
これも、大気が大量にある地球側ならではの表現。

・副艦長
モテない理由会話を艦長としてる彼女。
頼むからモテる行動をしないでくれ。
モテる行動した途端に死にそうだ。{/netabare}

【15話を見て、引き続きのベタな描き方。だが、良い】
{netabare}後期は1話から徹底的にベタな描き方をしている。それが巧く良さに繋がっている。
今回ベタに描かれたのはスレインの心情変化。
驚き、戸惑い、迷い、感謝、そして、決意。
アセイラム第一主義なスレインがやろうとしていることは極単純。
意識不明なアセイラムを確実に保護していくために、いかなる手段を使おうとも、自分が権力を握らなければならない。ということ。
だけど、基本的にスレインは良い子ちゃんな甘ちゃんなので、15話でもグラグラしっぱなし。

ザーツバルムの後釜狙ってたとはいえ、すんなりかつ突然に「息子にする」と言われて驚きと戸惑い。ハークライトに「夢に近づきましたね」と言われても「夢なんかない」と言っちゃう。自分の進もうとしている道が”夢”というような明るいものでは無いと分かっているから。

戦闘。
わざと軽ダメージを受けてザーツバルムを前面に出させる。
そこで、もう用無しとばかりに、イナホ対策に張っていた罠をザーツバルムに対して仕掛ける。
ここで取るスレインの行動は、無線を使って「姫に銃を向けた貴方を許すと思ったのか」という告白。これは、本当にザーツバルムを裏切って良いのか、殺して良いのかとグラグラする自分の心を落ち着かせ、迷いを断ち切り、自分を正当化するための行動。悪く言えば言い訳。昔の作品では、ガンダムでもシャアがガルマを裏切る時に「生まれの不幸を呪うがいい」って無線で話してましたな。
そして、「お父さん」。最大級の感謝の言葉。
婚約者を失い、スレインを養子にするってことは、結局、新しい人を無つけることはしなかったんだろう。そんなザーツバルムにとって、この時にかけられた「お父さん」は人生で初めてかけられた言葉だ。お父さん、という響きに感じる少しだけくすぐったいような心の動き。それを受けての「悪くない」。

戦闘後。
赤い爵位服をハークライトより受け取るスレイン。
これまでの丁寧語を捨て、「いくぞ、ハークライト」。
スレイン・トロイヤードを捨て、スレイン・ザーツバルム・トロイヤードとして新しく生きていく決意。
そして、ザーツバルムを暗殺までして選んだ、後戻りの出来ない茨の道を進む決意。


ここまで綺麗にベッタベタに描いてくれると心地良い。心地良すぎる。
罠にかけてからディオスクリアが爆散するまでスレインの眼をフレーム外にやりつづけ、やっと画面に入ってきたスレインの眼は爆散するディオスクリアを見つめながら揺れているって演出。これもベタだが良い。


それ以外で2点ほど難癖を
・イナホの義眼
眼は脳への直結器官、とは言ったもので、イナホの義眼は脳のお休み部分を使って分析レベルの深化をさせることが出来るそうな。
それは良いんだが、自問自答モードの時に
ピューイ、キュイ
とか、変な効果音を入れるの辞めて欲しい。クソ安っぽい。
・戦闘BGM
Keep on Keeping onを多様しすぎ。ここぞ、って場面にのみ使って欲しい。
折角の良曲がダレる。{/netabare}

【16話を見て、スレインの立ち位置確立】
{netabare}イナホのライバル位置としてはちょいと弱いなぁ、と思っていたスレイン。
主人公のライバルとして、その立ち位置を確立した回。

15話での決意を受けて、非常に良い顔になった。
ザーツバルム。自分が罠にはめて殺した父。その人の言葉を元に行動する彼。そんな彼が自嘲的に浮かべた笑み。

総力戦で堕ちなかったトライデント基地をたった一人で強襲。陥落。シャアザクやシナンジュを彷彿とさせるあの動き。

そして、イナホの「仕方ない」。
トライデント基地陥落の報を受けたイナホは、この強襲が弾薬他補給物資搬送のタイミングを狙われたと推測。ただ力任せに来るだけではなく、情報の収集分析の上に襲ってきたのだ、と。
強襲場面の映像を見て、それをしたのがタルシス、スレインだと確認したイナホ。
左目を押さえて、自問自答する。
 この強襲を予想できたのではないか。
 補給物資搬送のタイミングを狙われると推測出来たのではないか。
 いや、今までの火星のやり方から、こちら側の動きや暗号、情報操作を
 分析解読するようなやり方で来るとは思えなかった。
 このトライデント基地強襲を予想出来なくても「仕方がない」じゃないか。
そう。スレインはイナホを出し抜いたのである。

これで、イナホの対スレイン警戒レベルが一段階上がった。
ここからが本当のライバル対決の始まりである。


話変わって。
16話でもベタをやってくれた。
重力発生ボールをグルグル回してストーム野郎と化す火星カタフラクト。
見てる全員が思うはず。
「いや、頭上がガラ空きだろう・・・」
ベタな技にはベタな対処法。
地球人憎しタイプでは無い騎士さんらしく、降り立った時の表情の戸惑い加減もいい感じ。


話変わって2。
トラウマさん。19ヶ月の戦闘でトラウマは解消されたようだ。
ユキ姉が勧められたカルヴァドスを入れた大人なアップルティーをゴクゴクと飲み干すのに対して、トラウマさんはストレートでちょびっと口をつける。
この辺は前期1話で酒飲みながら教官やるトラウマさんと真面目に教官やるユキ姉シーンの対象として楽しい。
そして、最後、トラウマさんはトラウマ解消記念に祝杯。
アルコールに口を付けない話をアルコールを飲む話で終えるのは綺麗な流れ。
だから、もうちょい、トラウマさんがアルコールを飲むシーンは綺麗に書いて欲しかった。コップから口に流れていく液体が雑過ぎる。{/netabare}

【17話を見て、十人十色な「籠から出る」】
{netabare}繰り返しになるが、2期になってから、各話にそれぞれに主題を置いてそれをベタにやる、ってのが綺麗にやられている。
この話でやられたのは「籠から出る」。
「籠の中」は自由を奪われた状態。だが、安全が保障されている。
「籠の外」は自由を謳歌出来る状態。だが、危険に晒されている。
はたして、どちらが良いのか。

イナホ
ユキ姉という籠の中から飛び出す。惚れた女を救うために。
「セラムさん」は、お姫様云々は関係無い。一人の女性としての彼女を助けたいという思い。
「僕をかばって」は言い訳。好きだから、と言えないのは、らしさ。

スレイン
ザーツバルムの籠を破壊して独り立ち。牙を剥かせぬようにトライデント基地を単独攻略するも、地球人、という出自が彼に危険をもたらす。

アセイラム
スレインの籠の中。眠っているのか、眠らされているのか。

レムリナ
スレインの作ったアセイラムの影武者という籠の中。ただの操り人形ではなくヴァースの皇族として生きたいという思いが芽生え始めている。

ライエ
自分は火星人、という出自の籠に囚われっぱなし。
だが、ラストにイナホから「あの時の君とは違う」と言われ、籠のカギは開けられた。飛び出せるかどうかはライエ自身の問題。

マズゥールカ
物理的に囚人。イナホから伝えられた話を確認すべく、イナホのスパイとしての立場を受け入れる代わりに脱走。

マリルシャン
地球人憎し、の籠に囚われっぱなし。先を見れていない感半端ない。
バルークルスのほうは、まだ常識人っぽい。

トラウマさん・マグバレッジ
囚われた過去から脱し、新しい関係構築。


見てての疑問
・後継のスレイン
マリルシャンが難癖つけてきているが、ザーツバルムが死に、スレインが後継となった時に皇帝の信任を受けてないものだろうか?しかも、姫の近衛騎士という重責、それ無しに後継ってだけでなれるもんじゃないだろう。
・皇族の前での行動
アセイラムの前に来たマリルシャンとバルークルス。カタフラクトの格納庫でお出迎えだが、下に降りてこずに、カタフラクトの上に跪く。上から見下ろす形になるけどそれで良いの?
・決闘
次回に説明があるんだろうけど、負けた場合ってどうなるんだろうか。決闘、と言い出した時にバルークルスが異常な驚き方してたけど、負けた場合は死、爵位剥奪ほか、何でも相手の要求を飲む、とかなのか?


決闘、するかなぁ・・・パターンは3つくらいか。

1.レムリナが止める。が、スレインが受ける
スレインはザーツバルムから爵位を受け継いだ時に正式に近衛騎士として任命しているからお門違いも甚だしい。下れ、とマリルシャンを一喝するレムリナ。
このままだとマリルシャンの鬱憤も晴れないだろう。禍根を残さぬためにも、決闘を受けます。但し、これで終わりにしてくれ、とスレイン。
で、決闘。
2.スレインがキレる。レムリナが立会人になる。
マリルシャンの姫の御前での言動にキレるスレイン。マリルシャンと言い合いになるも、ハークライトとバルークルスに止められる。
レムリナが決闘を認め、その立会人となる。
で、決闘。
3.決闘しない
レムリナが、争ってる場合かバカども、と一喝。
スレイン、マリルシャン共々、禍根を残す

レムリナとしては、その正体を知るスレインと同等の立場になっての共同戦線を張るのが一番と理解しているはず。
まぁ、1だろうなぁ。



ダイエット話。ライエの「ダイエットしない」を受けてのインコの「あ゛あ゛~っ」は良い演技でした。やるねぇ、みかこし。{/netabare}

【18話を見て、物語のオチはここかな、と思ってました】
{netabare}前話17話まで見た時点でしてた、スレインがまともだとして、やろうとしてることの想像。
・アセイラムの保全
・最小与ダメにて、地球上の自然がいっぱいなところにヴァース帝国アセイラム領をつくり、なるべく有利な条件で地球側と和平交渉
・アセイラムが目覚めた時には平和になっており、興味津々な自然をアセイラムに渡せられる

このことから、オチを考える。
・政治に対する才能やその姿勢ではアセイラムより上なレムリナが、アセイラムの姿のまま、皇帝の座につく。側にはスレイン。
・アセイラムは傷ついたイナホと共に居たいと願う。山里外れた場所でイナホと身分を隠したアセイラムが隠居生活

うーむ。
ターンAと08小隊を混ぜたような終わり方するのかなぁ。
と、思っていた。


まさか、折り返しとなるであろう18話でここまで一気に話を進めてこようとは。
これで、オチが読みにくくなってきたなぁ・・・


青い薔薇の花言葉。不可能、ではなく、奇跡、のほうに転んだか。

スレインのアセイラムに対する思いは、一女性として、というより、女神に対する崇拝や敬虔に近い感じ。
レムリナが一女性として愛情をドンとぶつけてやれば、コロッと堕ちそうな気がしないでもない。

それに対してインコ・・・
綺麗にフラレちゃったのう・・・
本当に知りたいことは見えないんだ、とか言われたら、手も足も出ないねぇ・・・{/netabare}

【19話を見て、ここまでの積み重ねから、動き出した物語へ】
{netabare}スレインに一つの奇跡が訪れる。
アセイラムの目覚め。
だが、起きた奇跡は彼に様々な代償をもたらす。

レムリナとの関係
アセイラムに扮したレムリナとの婚約、権限委譲。
他に身寄りのないものとしての共感で絆を繋ぐ2人。
だが、レムリナの抱くアセイラムへの感情を危険視したスレインは、アセイラムが危険な状態になったと嘘をつき、アセイラムの身柄を保護する。
嘘は信頼関係を崩すカギ。それが、アセイラム関係、となれば、その大きさは計り知れず。

自身の心持ち
そもそも野心や闘争欲が弱いスレインにとって、その第一だったアセイラムの回復は、逆に心の支えを失ったも同然。
だが、そんな心とは関係なく、自らの手で動かした歯車は止まらずに、自らも動かされていく。その動きに翻弄されないように、全てを知るハークライトと共に戦略を立てていく。
そんなスレインが次に心の支えとするのは、打倒イナホ。
目覚めたアセイラムが鳥の映像を見ながら「あの方」と呼んだ男。奇跡の青いバラをアセイラムに手渡すこと無く、次の行動へと移っていく。

目覚めそのもの
目覚めずにいてくれれば、綺麗な鳥は籠の中に居続けてくれた。だが、目覚めた鳥は籠から出ることを望むかもしれない。


この回のスレインの表情が良い。
本来の自分と、歯車を回してしまった演じている自分。
この間でグラグラ揺れまくり。葛藤から壁にまで当たる始末。
イナホがカッチリしてる分、スレインは色々揺れている時こそ、らしいなぁ、と感じさせる。



複数の揚陸城、複数のカタフラクトによる同時侵攻。
イナホの「動き出したんだ、あいつが」。
16話で「仕方ないか」の言葉とともに、スレインへの警戒レベルを一段上げたことを受けての言葉。


取り敢えずは・・・撤退戦だろうなぁ・・・
マズゥールカのカタフラクトが地球側に接収されているとすると、これをイナホスペシャルに改造。
このくらいせんと、まともにやれば厳しいわなぁ、地球側。{/netabare}

【20話を見て、ハークライトが読めないなぁ】
{netabare}何度も書くが、本来のスレインは野心や闘争欲が弱い。
よって、権謀術数張り巡らせる、というのはあまり得意ではない。まして、人の心を利用して、となると尚更。
本当なら、スレインがやらなければならないことは、自分の後ろ盾であるレムリナを確実に自分のものとし、どんな事実があろうともスレインの為に身を差し出す覚悟、くらいまで彼女をタラシ込むということだ。
だが、アセイラムの目覚めにより、そちらへの傾倒が増している状態。
事実を知らないものの、スレインの心が離れつつあること感じるレムリナの不安はドンドン大きくなっている。
この状況を全て理解し、危惧している人間がいる。
側近、ハークライトだ。
だが、彼がスレインにそのことを諌言している風がない。
なんでだろか。

ハークライトが野心家の場合
揺れるレムリナをスレインから寝とり、マズゥールカ、バルークルスとともに反スレイン連盟結成。
事実を公表し、レムリナを正式にトップに据えて新火星帝国とする。

ハークライトがスレインの忠臣の場合
アセイラムが救命水槽にいないのは彼女が本当に死の間際にあり、スレインの態度が可怪しいのはそのことで動揺しているからだ、とレムリナに嘘をつく。
その上で、スレインに、レムリナの手綱が緩んでるのはマズい、と諌言。

どう転ぶか、読みにくいなぁ、ハークライト。


イナホ、眼、キツそうだな・・・
初めてインコに対して「何が?」と苛ついたような態度。
脳の過剰利用で感情コントロールが怪しくなってる?{/netabare}

【21話を見て、スレイン、どこまで腹をくくってるんだか】
{netabare}レムリナの懐柔に失敗したスレイン。アセイラム、レムリナ姉妹連合に反抗されました。
・・・どうにも腹のくくり方が弱いなぁ、スレイン。
火星騎士がスレインに忠誠を誓うその一端は
アルドノアドライブの起動停止権を握ってるから
で、起動停止能力が無いスレインは絶対にレムリナを墜とさなければならなかった。
が、失敗して身柄の拘束。
今からでも遅くない。スレイン。レムリナに泣きつけ。

スレインの計画告白
アセイラム姫は平和を望んでる。
敵がいるからいけない。
敵をなくせば平和になる。
今はその浄化作業中。この身を汚してでも美しい平和な世界を築いてみせる。
ザーツバルムの言葉を忘れたのか、スレイン。牙を見せれぬほどの力を見せつけて服従させ、その後にアルドノアドライブというアメを与えることで領地の統治をすれば必要最低限の与ダメで平和は築けるだろうに。
まぁ、この場合、結局アルドノアドライブの起動権を持つ人間が上に立つ社会はそのまま残る訳だけど。

火星騎士
同時に攻めろ、だけじゃダメだろ、スレイン。
どうにも火星は戦略家はいても戦術家がいない。通信網破壊とか戦略はたててくる割にねぇ。
連携とった上で、リーダー決めて、進軍撤退の状況判断をちゃんとさせないと。
味方がやられて「なにくそ、敵討だっ!」って、そりゃ負けるわ。

もっともっとスレインがゲスなら計画は順調に行ったのに。
どこまで腹をくくって計画に邁進出来ますやら。
腹のくくり方が弱まっていることをハークライトも感じているだろうに。


イナホとインコ、会話が噛み合わないなぁ・・・
インコが体を気遣って「また眼を使うの?」って聞いてるのに、
イナホは「処理能力上がってるから計算可能」って答えちゃう。
インコ、失意で下を向く。
その様子を見るライエ。
心の中ではイナホに対して「あなた、本当にバカなのね」なんだろうなぁ。

1期OP回収
してない気がする。OP見かえしてないけど、1期OPってアセイラム、涙流してなかったっけか。若しくは涙目か。
もう一度、アセイラムが銃を構える場面がありそうな。{/netabare}

【22話を見て、やっぱオチはここなのかな、とか思いながら】
{netabare}ここまで来ると、もう、流れのままに。

イナホの告白
気を失ったイナホくん。気を失った時の為に、義眼に状況対応機能をつけてたようです。
その状況対応機能くん。シレッとアセイラムに告白しちゃいました。
状況としては
「私が知らないうちに私じゃない私がスレインと婚約してました」
なアセイラムと似てて
「私が知らないうちに私じゃない私がセラムさんに告白してました」
というもの。
まぁ、イナホの場合は、告白したのが自分の脳であり、それも記憶に残ってるんでしょうが。
そして、アセイラムはそれをしっかりと受け止めました。
アセイラムはレムリナに「想い人はいないのか?」と聞かれて「私が思うのはヴァースとその住人」と答えてますが、目線を外して答えてます。嘘、とまでは言いませんが、偽りの答えですね。
このままイナホくん退場とはならないと思うので、2人でささやかな幸せを掴みとってほしいものです。

クランカイン
クルーテオの息子、クランカインが登場。忠義心は父のそのままに、物腰を柔らかにした感じ。また、父の愛機タルシスを他の人間が乗っている現状を快くは思ってはいないようです。「博士の息子はどんな方なんだろうねぇ」と言ってた割にはスレインに対しても好意的ではなさ気。
なんだかんだあって、アセイラムを救出しちゃいました。え、マズゥールカの役割は・・・?
地球側、というか、デューカリオンに逃げようとする姫様に彼はどんな行動をするんでしょうか。
なんといっても、彼の父クルーテオは、地球生まれのスレインのことを「犬が」「下賤が」とやってた張本人。地球側のデューカリオンに行くことを簡単に許すでしょうか?


うーん・・・。話のオチとしては、18話を見て、で書いたようなところで落ち着きそうな気がしてきた。やっぱ。{/netabare}

【23話を見て、肝っ玉姫様】
{netabare}皇帝一族として育てられてるから、いざとなった時の肝は座ってるなぁ、アセイラム。

アセイラム結婚宣言&停戦申し入れ
狙いはなんだろうね。
まずは、台詞のまんま、クランカインことクルーテオ伯爵の人脈。
クランカインがスレインを訪問しに来る時に、スレインとハークライトで
「なんとか取り込めないかなぁ。そうすりゃ親皇帝派を一気に飲み込めるのに」
とか話してたことだし、先代から引き継いだ親皇帝派の人脈は結構なものなんだろう。
これを行うことで、クルーテオ、マズゥールカ中心の親皇帝派はアセイラムに付く。
状況を確固たるものにするためにクルーテオ家との婚姻関係を築く。
また、スレイン旗下を快く思わないバルークルスなどの派閥もアセイラムに流れる。
それに、姫が車椅子から立ち上がったことにより
「地球帰りとはいえ、最近の姫様はいくらなんでも変わりすぎじゃね?」
と疑念を抱いていた火星騎士はスレインに対して不信感を抱くことになる。
これで、火星は 親皇帝派&反スレイン派 vs 何が何でも地球憎悪派 に2分される。
ヘタすれば、スレインの孤立を狙える。
次に戦局の混乱。
一方的とはいえ、地球側も停戦申し入れをガン無視って訳にはいかないだろう。
一時的にでも休戦状態をつくれる。

はてさて、姫様、どうするかなぁ。
台詞が気になるんだよね。
「クランカイン。貴方の地位と人脈の全てを、私に預けて頂きます」
なんで「預けて」なのか。

イナホの気持ちをイナホじゃないイナホから聞き、
変わってしまったと嘆いたスレインの気持ちも「姫様一途で何も変わらない」とエルデリッゾから聞き。
全てが丸く収まる、って訳にはいかんのだろうなぁ・・・


スレイン
このまま行くと、地球攻撃を続けるスレインと、それを阻止したいアセイラム陣営&地球陣営の連合軍という構図になる。
図らずも、共通の敵ができる事により、姫の望む地球と火星の協力関係が出来上がるわけだ。物語としては良くある展開だが、全てが計画通りじゃないところが、スレインらしい。
どう転んだところで、彼は平凡な一少年に過ぎないのだから。

イナホ
最終決戦仕様スレイプニール。
月でのスレインとマリルシャンの決闘を見て、タルシスは同時に多方向から攻められると捌き切れないと判断。
大量のワイヤーロープを装備して、同時展開。一つ引っかかれば、それを使って超接近戦。
みたいな判断なんだろう。
左目使いまくっての戦闘になるだろうから・・・{/netabare}

【最終話まで見て、総括しながら】
{netabare}イナホはユキねぇと。
スレインは孤独で囚われの身に。
アセイラムは和平のために地球訪問。
色々あったけれど、元に、ZEROに戻った話でした。
空を舞う3羽のウミネコ。こんな風に自由にはなれないんですね。


正直、後半は息切れ感あるなぁ、とは思ってた。

姫様関係
OPにも出てこない。1期にもその存在の欠片も示されない。
そんな、クルーテオ伯爵の息子がポッと出てきて姫様掻っ攫っちゃうという、このトンビに油揚げ展開。
そりゃ、姫様が結婚云々言ったら恋愛結婚ってわけにゃいかんだろうが、物語の中くらいはねぇ、こんなリアルに則したような展開にせんでも。姫様と一高校生、一敵軍兵士の恋愛を描いても良いじゃん、と。
王道とかベタとか言われてもいいじゃん。
マズゥールカが姫様助けてデューカリオンと合流。
イナホ、アセイラムと再会し感情爆発。
姫様、火星騎士に停戦呼びかけてスレイン孤立。
スレイン対イナホ。
みたいなガッツリ展開で良いじゃん、と。
で、前期OP思い出すわけですよ。
姫様、2筋の飛行機雲に手を伸ばすんだけど、手が届かず。姫様を貫くように平行にはしる飛行機雲。
あぁ、そうか。既に、ここで明示されてたわ。

人の描かれ方
主要キャラは良い。2期の主人公とも言えるスレインのグダグダ具合も良い。彼の徹し切れなさ、非道になれ無さは今まで散々書いてきたとおり。
が、サブがイマイチ。特に火星。
クランカインとマズゥールカ。キャラの住み分けが微妙。
バルークルス。ラストが?過ぎた。仲間思いなキャラだとは示されていたが、ラストで心中に付き合うような浪花節キャラだったか?



ラストまで100点でした、とか、
カタルシスを感じる、とか、
グッと感動する、とか、
そういうのは無いけど、まぁまぁ楽しめる作品でした。
最終話も、2回目見たら、納得でしたよ。

にしても、例えばアセイラムの最後の台詞
「美しい思い出です」
と共に頬を流す涙一筋、くらいのサービスはあっても良かったんじゃ、とかね。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 24
ネタバレ

Etzali さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

「アセイラム姫の為なら、僕はどんな非難も受け入れる覚悟はできています」 byスレイン

(2015.1/15 13話)
遂に2クール目が始まりました!どれだけこの時を待ち望んだか!! {netabare}が、死んだと思っていたキャラがそうではなかったり(現実味に欠けるなぁ^^;)、新キャラのレムリナ姫(レムリナ・ヴァース・エンヴァース)はアセイラムの虚像なのかと勘ぐったり…

また、地球に降りたいという意思さえ感じるレムリナ姫。アセイラムがザーツバルム卿の言いなりにならなかったのを観ると、アセイラムの悲願をレムリナ姫が達成したいという想いがある!?

レムリナ姫が、「また、地球について教えてくださいます?」との問いはアセイラムの肉体と意思が別々にある事を意味していたりして…

ここで、レムリナ姫の名前について思った事を…最初、エンヴァース(en-vers)をアンヴァース(un-vers)と聞き間違えたのでun(アン)とen(エン)ではどう異なるのか調べてみました。
en:特定の状態にする エンヴァースだと、ヴァースのみの状態にする(ヴァース側の視点)
un:除去・解放、ある行為の逆 アンヴァースでは、ヴァースの解放もしくは除去(地球連合あるいは反ヴァース側からの視点)
という見方もできます。

そんな腹違いの姉妹ですが父親の存在がまったく描かれていないのも気になります。もしかして、ザーツバルム卿が…!?



また、ライエが「平和的解決に絶望したのかも…」と言っていましたが絶望したのではなく地球に居ては自身の声はかき消される事を知り、あくまで和平を実現する為ヴァースへと帰還したのかも。

敵のアルドノアの性能も前作と比べてチート過ぎないか?(ダンゴムシ、もとい二ロケラス以来の性能)伊奈帆が居たら弱点の糸口を見つけ出せるにしても、今のメンツじゃあね^^;
そんな状況の中、やっぱり生きてたのね。左目が義眼(一眼レフカメラでも入ってるのかな?www)になっているけど冷静な性格に、さらに拍車を掛けている印象です。(輸血が必要な状態だった。でも、誰の血を輸血したのかが気になりますね。)


まさか、起動因子を分け与えられていたなんて…そんな簡単に起動因子が他者に渡っていいものなのかは疑問に思いますね。

スレイン、「志が決まりました。」と言ったのはアセイラムを、どんな形であろう守る為であり、ザーツバルムに忠誠を誓ったわけではない。

所でスレインが火星で要職に就いたという事はアセイラムは、やはり死んだのか?
だとしたら、戦争に利用され続けた彼女の人生は悲惨そのもの。と思ったら、スレインのアセイラムへの忠義(溺愛)もここまで来ると異常。
未だ知らず知らずの内に、利用され続けているアセイラムの本当の想いはスレインには届かない…{/netabare}


(2015.1/22 14話)
{netabare}冒頭、「私、ここは大好き。だって、自分の足で歩けるんですもの。」と言ったセリフの後に、カタフラクトが多数映し出されたのには、やはりレムリナ姫はアセイラムの虚像である証拠。ヴァース繁栄の為に地球と交戦したがっているのだろうか。
もしくは、ヴァース皇族である自身の血を憎んでいる様子から地球側へと寝返る!?

OPヤバいです!!楽曲もさることながら何と言っても映像が良いですね。
特に、ポーカーフェイスである伊奈帆とアセイラムが向かい合っているシーンでの伊奈帆の表情が新鮮。その後のスレインに対してのアセイラムの涙の切なさ…

あと、レムリナ姫が出てくるシーンで舞い上がる花はクチナシかな?
文字通り、レムリナ姫はアルドノアの起動因子を宿しているから存在理由があるわけで自身からはヴァースへ何か口に出して言える状況ではない。そのクチナシの花言葉は優雅、皇族である(第2皇女)レムリナ姫にとっては皮肉でしかないでしょうね。

クチナシの花、モノ言わぬから優雅ではなくモノすら言えない儚さすら感じる優雅さはレムリナ姫そのもの。
レムリナ姫がアルドノアに起動因子を与える時、「ヴァースの血を引く者の名において…」と言っていましたが、アセイラムは「ヴァース第一皇女の名において…」だったような^^;

また、アセイラムが今までの姿からスレインと出会った頃の姿なったのと伊奈帆とスレインが手を伸ばしあうシーン、アセイラムはアルドノアを動かす起動因子を宿しているだけではなく、その生い立ちに何かしらの関連がある!?

伊奈帆の義眼、彼同様にハイスペック過ぎるだろ^^; 「韻子は分かりやすいな。って」いやいや、伊奈帆が分かりづら過ぎるだけ。
スレインが「アルドノアを持つ者が全てを握る。それこそが、問題の全て。」と言った。

私は1クール目のレビューで「アルドノアの無い世界へ変えていく展開に!?」と書きましたが、正しくは、アルドノアの力で世界を無に帰すという意味になるのでしょうか?

何か、皮肉ですね。伊奈帆がアセイラムによって起動因子を与えられたのに対して、スレインはアセイラムの事を想っているのに自身と似た境遇のレムリナ姫から起動因子を分け与えられるなんて…(1回限りではありますがレムリナ姫、結構強かだな^^;)

また、レムリナ姫が「そんなに、アルドノアが大事?」と言ったのは問題の根幹に気づいている上での発言か!?

相も変わらず、伊奈帆は天才<チートですね^^; スレインvs伊奈帆の戦闘、まるでニュータイプ同士の戦闘かと思いましたよ。

互いに互いを認識した両者ですがこれから、さらなる戦火へと突き進んでいくのか!?{/netabare}


(2015.1/29 15話)
{netabare}OPで涙したスレインの後ろ姿に写ったペンダントは、かつてスレインがアセイラムに無事に地球に降下できるように、とお守りとして渡したもの?だとしたら、それを今は伊奈帆が所持しているのをスレインが知った時が恐いです^^;

艦長と伊奈帆、会話しながらチェスとか器用ですねwww 
いやいや、「使っていない脳細胞にタスクを掛けて」それが脳の力を他の人より引き出せる事だとしたら…ヒトとしての領域を超えているだろ。

起動因子についてですが、それを持つ者の血液を輸血したとしてもアルドノアを起動できるわけではないという事は遺伝子が関係している!?
伊奈帆の遺伝子がヴァースと関わりがあるとするなら、伊奈帆の父親が鍵を握っていそう。また、アセイラムとレムリナの母親は腹違いなので、その点も含めると…

―――妄想―――――――――――――――――――――――――――――

{netabare}伊奈帆とアセイラムが兄妹(伊奈帆の父親とアセイラムの母親との子)でスレインとレムリナが義理の兄妹(スレインの父親とレムリナ姫の母親の子)とか!?
スレインの父親は科学者だった。スレインは、その後ろ盾を失う事で虐げられてきた(そうなる事を悟った上でスレインの父親はレムリナ姫の母親にスレインを養子に迎えるよう頼んだとしたら?)
もしくは、スレインの父親は伊奈帆の父親と同一人物!?(2人は兄弟か双子!?) だとするなら、2人の対峙は運命と言うにはあまりにも酷…{/netabare}

――――――――――――――――――――――――――――――――――


ハァ!?( ゚д゚) 何言ってんの!?ザーツバルム卿!? 
その真意は、スレインが12話(1クール最終話)で持ちかけた「取引」に関係しているからなのか?
もしくは、単に15年前に亡くなった妻・オルレインとの間に子供がいたらスレインぐらいの歳。そう思うと母性ならぬ父性が芽生えたのかも…

ハークライトが「また一歩、夢にお近づきになりましたね」と言ったのに対してスレインは「ぼくに夢なんてありませんよ…」と述べた。
けど、スレインの夢はアセイラムが安心して笑っていられる世界とするならアセイラムの夢は人類みんなが幸せに過ごせる世界(スレイン、伊奈帆たちが笑顔でいられる世界)。その想いのズレが、切なすぎますね。

14話で伊奈帆がスレインに対して「ウミネコにクラスチェンジか。」と言ったのはアセイラムと見た鳥がウミネコだったからなんですね。
また、カームが述べた北欧神話(オーディン)に関して、伊奈帆がオーディンとするならスレインはフェンリルになる。

ええええええええっ!? 思わず、「さよなら、お父さん…」には声を出さずにはいられませんでしたが、OP映像のラスボス感はどこへやら^^;
スレインの演説ですが12話のレビューで述べた、スレイン・トロイヤード皇帝への道が大きく前進しましたね。{/netabare}


(2015.2/5 16話)
{netabare}鞠戸大尉、トラウマを克服できたようで何よりです。伊奈帆たちが今回の戦争で変わったように…
カルヴァトスを飲む貝塚准尉(ユキ姉)とそれを断る鞠戸大尉のシーンが、大尉の成長を物語ってますね。
と思ったら、「無駄に古傷を思い出すんで…あの船にいると。」との言葉から未だ戦い続けている!?

また、ユキ姉は伊奈帆をこれ以上危険な目に合わせたくないと思ってるのだろう。それもそうでしょう、瀕死の重傷を負ってもなお最前線で戦い続ける事を選んだのは不安以外の何ものでもない。
所で何で伊奈帆なのに、ユキ姉は「なおくん」と呼んでいるのか?
まぁ、ユキ姉の事だから伊奈帆を稲穂に置き換えて穂(ほ)を別読みの穂(お)として呼んでいるだけかも^^;


初めてアセイラムとレムリナ姫の父親の名が明かされましたが、2代目皇帝ギルゼリアの犯した過ちが…浮気!?それは置いといてヘブンズ・フォールを引き起こしたのがギルゼリアなのは分かりましたが天災ではなく人災ならば何か事情がありそう…

ザーツバルム卿に、そんな特権{netabare}アセイラムの後見人{/netabare}があったなんて…
それを知った上でザーツバルムに取引を持ちかけていたとしたらスレイン、したたか者です。だがレムリナ姫はそれ以上に強かですね。(アセイラムの全てを乗っ取り、自身が第1皇女になる気か!?となると、アセイラムの暗殺を企てた真の黒幕は義理の妹であるレムリナ姫?)

マズゥールカ卿、軌道騎士にしては清らかな印象。まるで、かつてのスレインのよう…
今のスレインは狡猾さを兼ね備えたライオンとでも言うべきか。

そのマズゥールカ卿が「無意味だ、何故そんな事をする。その行為に何の価値がある!?」と言っていましたが、そっくりそのままヴァースにお返ししますよww
さらに、マズゥールカ卿を利用したマリルシャン卿・バルークルス卿の両人がザーツバルム卿亡きいま、クーデターを起こそうとしている!?(だとしたら6話で予想した事はあながち間違いではないのか?)


スレイン、爵位を得た事と実力も相まってヴァースでも徐々に認められつつあります。が、タルシスの回避運動を担っているハークライトは何か信念がありそう。(スレインの事を自身の野心の為に利用しているとか?)
伊奈帆の発した「仕方ないか…」という言葉の裏に、アナリティカル・エンジンの更なる性能が!?もしくは、アセイラムの事を想って今まで手加減してた?{/netabare}


(2015.2/14 17話)
{netabare}スレイン、爵位は得たものの軌道騎士内部での「地球人」という偏見までは払拭できずにいる。
そんな中、マズゥールカ卿が生け捕りにされている可能性が浮上。それを騎士たちはどうしても「地球人」のせいにして軌道騎士がヴァースを治める為に優位に立とうと画策している様子…
伊奈帆が「アセイラム姫を助けたい」ではなく「セラムさんを助けたい」と言ったのは、地球人としてのセラムに言い換える事で皇女としてではなく一人の人間として助け出してあげたいと言う気持ちの表れからか?

伊奈帆を想う親心なんでしょうけど、ユキ姉が思っている以上に伊奈帆は子どもから大人へと変わりつつあるのかも。
ですが、ユキ姉が伊奈帆を呼び止めようとした時の手の動きが、OPで伊奈帆がアセイラムに手を伸ばしたシーンと似ているのは何だか切ないですね。その想いは届かない…とでも表現しているようで^^;

また、スレインが1クール目で述べていた「アセイラム姫に忠誠を誓っていますか?」との言葉を伊奈帆が軌道騎士に対して問うたのはヴァース軌道騎士にアセイラムへの真の忠誠心を確かめると同時に、隙あらばヴァース内部からアセイラム救出に関する情報を得ようとしている?

それに、ライエは1クール目と違って地球連合とはすっかり馴染めている感じなのは良いですが未だ自己嫌悪(私が生まれてこなければ父はこんな事にはならなかったのにとでも言っているよう…)に陥っているのは父親を愛していたからなのだろう。

スレイン、マリルシャン卿に決闘を申し込まれた訳だがマリルシャン卿に負けるような事があってはせっかく得た爵位も水の泡…

もし万が一負けたとしたら!?
(逃げている内に伊奈帆が乗るデューカリオンに見つかり、そしてアセイラムの情報を聞き出そうと伊奈帆が出撃。そして伊奈帆がスレインとの通信でアセイラムの居場所を聞き出す、その見返りにスレインを追うカタフラクトを共闘で撃破するとか!?)

ヴァース内部でのクーデターが勃発しそう。ですが、このクーデターは協調派をも巻き込み帝政に終焉をもたらす革命となるのかも気になる所。
だとしたら、アセイラムにこれ以上危害が加わらない為に地球連合と共戦する展開になる?{/netabare}


(2015.2/19 18話)
{netabare}スレインが軌道騎士に対して今の自分(騎士)たちの状態を分からせたのは、今後スレインの思想に仇なす者がでてきた時に自分自身を擁護してくれる軌道騎士の存在(ザーツバルム卿の代わり)を得ようとしているのだろう。もしくは、スレインが不利な状況に追い込まれた時に身代わりとしての影武者が欲しいだけか?
また、アセイラムのように利用される者の心情を騎士たちに気づかせる事でアセイラムを37家紋の軌道騎士が認めるようになってくれればヴァースを統治・崩壊しやすくなると考えている?

スレイン、2度目の「僕に夢なんてありませんよ…」発言。それは夢で終わらせるつもりではない強い野心を隠す為。

伊奈帆、アルドノアドライブなんか無くてもアナリティカル・エンジンがあれば十分戦えますね^^;
今回の戦闘ですがハラハラさせられましたね。まさかユキ姉か鞠戸大尉、それか韻子が死ぬのでは…と思ってしまいました。
その、韻子の中では疑念が広がっていくばかり…伊奈帆とライエがヴァースに寝返るのではないか?また、伊奈帆はライエの事が好きなのか?とか

青いバラの花言葉、「奇跡」と「不可能」。遂に、スレインとマリルシャン卿の決闘が始まりましたがタルシスにはさらに隠された性能があると思いたいですね。
「儚い、儚い、儚いなぁぁぁぁ!」人の夢と書いて実現の可能性が難しいと解いた場合、スレイン死ぬ!?
スレインの死と同時に昏睡状態のアセイラムが目覚めるかと思いましたけど、そうなってもアセイラムかレムリナ姫のどちらかが殺されるだけか。

と思いきやスレインとレムリナ姫が{netabare}結婚だと{/netabare}…!?  
でも何かパフォーマンスっぽい気もしますけど^^; そんな折、アセイラムの容体に変化が…
この流れからいくと、アセイラムは伊奈帆とくっつきそう。

ヴァースと地球との戦争がスレイン率いる新たな国の建国により、戦火は激しさを増しそれぞれの思惑も交錯していく事に!?{/netabare}


(2015.2/26 19話)
{netabare}2クール目に入って何かと衝撃的な展開が多いですが、終盤になると主要キャラがバンバン死んでいくような感じも否めませんね。戦争モノだからしょうがない事なのかもしれませんが…

ともあれ、地球から無事にヴァースへと帰還したマズゥールカ卿。伊奈帆の思惑通り、スレインの目的を探れるのか?
そのスレインの目的の過程はザーツバルム卿が成そうとしていた事とそっくりなのにアセイラムを生きたまま利用するか・殺して権力を得るか、で軌道騎士の士気にここまでの影響が出るという事は「皇女」でありアルドノアの起動権を持つから。

だとしたら、レムリナ姫はアセイラムの為にスレインによって利用され最後は殺される!?
「もう、この手に掴めるものが力以外に無いのなら…」やはり、アセイラムの想いを受け継ぎ戦力・権力を持ってヴァースを統治するつもりなのか?

地球連合本部は、デューカリオンを遊撃隊とする事で敗戦した時の責任を全て押し付けようとしている雰囲気がありますね。けど相変わらずの戦力差があるわけで、いくら伊奈帆が居るからと言っても余裕があり過ぎな気もします^^;

スレインが涙を流せなかったのに対して、レムリナ姫が涙した対比の演出がそれぞれの抱える欲と葛藤を表しているようで…切ない
それに、本当の「クチナシ」はレムリナ姫でなくアセイラムになってしまった要因がスレイン自身にある事を自覚しているのか?
もしそうだとしたら、スレインの目的は達せられているんじゃ…

「恐ろしくもある」と述べたスレインの心情は、今のスレインをアセイラムが認めてくれるかどうか不安なんでしょう。拒絶されれば今までスレインがアセイラムの為に行ってきた事は全て無意味になってしまうから。

伊奈帆たちに襲い掛かるカタフラクトが今までの単機ではなく複数で挑んできましたが、この窮地を伊奈帆はどう切り抜けるのか!?{/netabare}


(2015.3/9 20話)
{netabare}火星カタフラクトは機体によってそれぞれ特性がありますが、光学迷彩や雷撃マダワカル(゜д゜)(._.) ゥンゥン。いや、分身とか( ゚д゚)!?
00ライザーもビックリの粒子放出量ですねwww 

所変わって、あの日のスレインの涙の叫びはアセイラムの力になりたいと常日頃から思っていただけに、植物状態の彼女の姿はスレインにとっては信じたくない事実であり、その事実を変える為に力を手に入れるという決意の涙なのかも…

またスレインが権力を得たように伊奈帆もアナリティカル・エンジンという力を手に入れていますが、それも無敵ではなく何かしらのリスクが伴う様子。徐々に記憶を蝕んでいくのか、それとも身体的なものか…
ともあれ、2人は何かを失いながらも守りたいモノがある。
スレインの火星騎士を用いた策略と伊奈帆たちの計略は、どちらが戦争を終わらせるキッカケを作る事が出来るのか!?
もしくは、戦争を終戦へと導くのはやはりアセイラムなのか?
そのアセイラムの記憶が戻った時、スレインはどのような行動にでるのか?
アセイラムの幸せを願う想いは変わらない。という事は、自身を責め続け最後には自ら命を絶つ!?{/netabare}


(2015.3/18 21話)
{netabare}火星騎士は今の今まで自らの慢心に溺れて伊奈帆に敗北してきましたが、ようやく勝利を手に掴む時が!?
それにスレインの大義・目的がハッキリしましたが、そんな事をして得た地球をアセイラムは喜ぶでしょうか?そうではないと彼自身が一番分かっている。
それにアセイラムの為を想って自分の意思で進んできた道が、結果として彼女を悲しませる事になってしまった。

また、地球連合のデューカリオンですが連合本部に良いように利用され戦況が危うくなったらデューカリオンを切り捨て全てをヴァースの責任とするつもりなのでしょうか?
だとしたら、ヴァースとの戦争を地球連合は終わらせる気がないのかと思ってしまうが…

分身が可能なカタフラクト、オルテュギアのコックピットは機体内部ではなく上空などの離れた所にある?そうじゃないと分身が撃破された時に出てくる分身体が動いているのが説明つかないかと^^;

遂に、アセイラムとレムリナ姫が対面!こりゃ、スレインはアセイラムかレムリナ姫のどちらかに撃たれそう…

伊奈帆のアナリティカル・エンジンの凄さは異常ですね!だが、今後ヴァースが更なる連携をとって戦闘を仕掛けてきた時に今回のように勝利する事ができるのか?

ここにきて新キャラのクランカイン・クルーテオ伯爵登場。亡き父クルーテオを殺害したザーツバルムの名をスレインが受け継いでいると知った時、クランカインはアセイラムとレムリナ姫を救いだしスレインを粛清する展開に!?{/netabare}


(2015.3/25 22話)
{netabare}スレイン、利用できるモノは何でも利用するといった感じですが、かつて伊奈帆とスレインが初めて対峙した時に伊奈帆が発した「利用されると困るのか?」という言葉を思い出しましたね。

レムリナ姫、「あなたが、あのまま眠っていれば全ては丸く収まっていた…」それでもスレインの意志は変わらないと思うけどな。
アセイラムが死んだら死んだで、何としてでも地球に報復してやる!とでも言わんばかりの復讐心で爵位を得ていただろうし。

復讐心といえば、父親を殺されたクランカインもといクルーテオ卿もスレインに対して内心穏やかではなさそうだが…
スレイン、地球に帝国を築く事に関して「それがアセイラム姫の望みでしたから」何故に過去形!? 本当にアセイラムの事を慕っているのなら「それがアセイラム姫の望みですから」で良いのでは?
そうでは無い所をみると、スレインもまたアセイラムを利用し自らの目的をアセイラムの目的とする事でスレイン自身の野心(かつてはアセイラムの為を想っての事だったが、いつしか自身の野望へと移り変わっていった)を隠そうとしている?

いやはや、アセイラムは戦争に利用され戦争で死んでいく運命という何ともいたたまれないですね^^;
ところでバルークルス卿、「超電磁ボビンに巻かれた超超電磁ワイヤー」ってコンバトラーですかwww

スレイン、伊奈帆との銃撃戦でカスるのではなく撃たれれば少しは緊張感があったと思います。
しかし、アセイラムが誰を想っているのかがハッキリしましたね。スレイン、泣くなよ…(ノД`)・゜・。

また、1期でアセイラムが「もう軌道騎士の愚行を止める者はいないのですか。」と言いましたがスレインではなかったのですね^^;
スレイン、とことん悪役・ラスボスっぽくなってきてますが最後はどういう結末を迎えるのか?

①スレインが死に、伊奈帆とアセイラムが生き残る
②伊奈帆が死にスレインとアセイラムが生き残る
③伊奈帆・スレイン共に死にアセイラムだけが生き残る
④伊奈帆・スレイン、アセイラム共々死ぬ
⑤上記の3人とも生き残る

個人的にはスレインはクランカインに殺され、伊奈帆はアナリティカル・エンジンの副作用により行動不能となりアセイラムだけが生き残り、ヴァースと地球の和平の実現に向けて新たなヴァースを築く事になるかと思ってます。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 17
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

止まらぬ侵攻再び!?

地球人VS火星開拓移民の戦いを描いた物語。
あれから19ヶ月後、再び戦争の足音が近づいて来る…。


1期は気になる所で幕切られましたので待ってましたの続編です。

※13話感想{netabare}
19ヶ月が経ち主人公達のあれからを紹介する2期のスタートとなりました。

まずはスレインですがパイロットとしての能力も上がり出世もし
火星側の主人公として立派な立ち位置を確立。
アルドノアの力はやはりアセイラム姫とのキスで覚醒したようです。
博士や血筋が絡んだりもするのかも?
などと色々と予見も頭を巡っていましたがシンプルな解答でした。
ただ姫の平和への願いを継承していない所を見ると他人への不信感が伺えます。
伊奈帆やザーツバルムに痛い目に遭わされている訳ですし、
もう自分しか信じられないのかも…もしかしたら自分すらも。
根っこの所で「愚かな人類は要らない」と言う気持ちがあるのかも知れません。
彼の言動が後半のシナリオのメインになって行きそうです。

そのスレインにかなりの銃弾を浴びせられたザーツバルムも健在。
これにはかなり驚きましたが悪役ながら好きなキャラでもあったので嬉しい驚きです。
皇家への憎しみが完全に払拭されたのかは分かりませんが
彼の性格上スレインを裏切る事は無さそうです。少なくとも借りを返すまでは。
誇りある彼の言動を今後も期待しています。
またザーツバルムの生存により姫や伊奈帆の無事にも期待できる見せ方になっていて
さりげなく上手い構成だなとも感心してしまいました。

そして1期では紛れもない主人公だった伊奈帆。
ラストの被弾シーンは何度見ても致命傷なので正直無理かなと思っていましたが
彼もアセイラム姫とキス(人工呼吸)を交わしていた為デューカリオンが再起動し
一命を取り留めました。
ただ、助かる可能性があるとしたら火星側の医療技術しかない…と思っていたので
地球の施設に緊急搬送出来たくらいで助かっちゃう(&後遺症もなく戦線復帰)のは
ご都合主義だなと感じてしまいます。
それでも緒戦から相変わらずの閃きと技能を見せ
左目に新たな輝きを宿した伊奈帆の活躍は楽しみではあります。

ラストは人が変わってしまったかの様なアセイラム姫。
開始直後の演説にはやはり違和感があり、替え玉か記憶障害による洗脳かな?
と思っていましたがレムリア登場で替え玉と判明。…って、レムリアって誰!?
姫って一人っ子では無かったのかな?
侍女が付いてるって事は正当な血筋っぽいけど正当なら替え玉の必要はないわけだし…。
この当たりの謎はスレインやザーツバルムのビジョンと重なって
大きな見所になりそうで楽しみです。
平和の鍵を握る眠り姫の目覚めは如何に!?

総じて期待感の高まる再スタートでしたが、
この1話で気になっていた主人公達の安否やキスによるアルドノア継承の手の内等を
早々にほとんど明かしています。
前期からのあれだけ強烈な引きなら、もう少し引っ張り謎深い仕掛けも出来たのでは?
(逆に言えば1期ラストはやりすぎで煽るための演出の意図だったのでは?)
と言う気もして、勿体無さや多少の不安も感じています。
しかし明かした事により更に深いシナリオになっていれば
称賛を越え絶賛に値しますので期待して続きを観たいと思います。
{/netabare}

※14話感想{netabare}
ヴァース皇帝に老いが見え後継者問題がゆっくりと首を擡げつつあるなか
地球と火星の宇宙での激突は必死の状況。
前哨戦となる小競り合いの中、伊奈帆とスレインは互いの存在を確認しあう。

前回謎だったレムリアの出自が判明。腹違い、どうやら妾の子。
自身の存在価値に不安も見えアセイラム姫が目覚めた時、
この嘘の代償が高く付きそうな予感がしてきました。

伊奈帆は機械の左目を獲得しアップグレード!
彼の長所が益々伸び、これなら無双にも説得力が出てきました。
この技術、スカウター形式にして一般兵にも普及できたら互角に戦えそうな気がしますが…。
クラスチェンジしたスレインとの戦いはやはり面白く、この先も期待大。
宇宙での戦闘シーンも迫力ある描き方が出来ています。

そのスレインはザーツバルムと革命の大志を共有し起つようですが
心の一番はやはりアセイラム姫の様な気がして、
これに関してはザーツバルムの方が純粋な感じはします。
二人の行く道が太く広がるのか、何処かでズレるのか、心の動きにも注視しています。
{/netabare}

※15話感想{netabare}
地球側、火星側それぞれの異邦人に差別がありながらの開戦。
ザーツバルムと絆を深めたかに思われたスレインであったが
その融和な表情の奥に隠されていた牙が光る。

前話で「心の動きにも注視」なんて悠長なこと言ってたらいきなりこの展開。
ザーツバルムは好きだったのでもう少し観たかったけど
想像を超える展開の早さで楽しませてくれます。
どうやら狙い通り爵位を継いだスレイン。
【予想】{netabare}更に登りレムリアと婚姻して皇子、行く行くは玉座も狙っているのかも。{/netabare}
「姫の平和への志を継いでいない」と思われましたが
立身出世すれば見えてくる世界もあるのかも知れません。
彼の本心が何処にあるのか探りながら観る必要がありそうです。

タルシスの能力はちょっとした未来予知。(その種は周囲スローモーション化かも知れませんが)
分析の鬼となった伊奈帆との先読みの頭脳戦も非常に楽しみです。
{/netabare}

※16話感想{netabare}
援軍の使命が一段落しデューカリオンは地球へ。
スレインは名実ともに爵位に見合う活躍を見せ、その存在を確固たる物にしつつある。

久々の鞠戸さん。
どうやら不安がありつつもカタフラクトを動かせる状態にはなった様ですね。
1期は活躍しそうでしない微妙な存在でしたが2期での覚醒を楽しみにしています。

微妙と言えば今回のマズゥールカ卿のカタフラクトもあの玉で派手な攻撃するのかと思えば
意外と地味…そしてちょうど上空に伊奈帆がいたのが運の尽きでした…。
(あの玉ランダムに回転させる工夫出来なかったのか!?…とツッコミつつ)
多分、鞠戸さん殺してないと思うので捕虜にしてますね。打開の鍵になるかな?

ユキ姉さんの複雑な気持ちも良く判ります。
…どんなに有名になろうとも地球の鍵となる人物になろうとも可愛い弟ですもんね。
こういうちょっとした描写もちょくちょく丁寧入れて気持ちを積み重ねて、
感情ゲージを貯めて最後の方に繋げていくこの雰囲気、やはり良作になりそうだなと感じます。
{/netabare}

※17話感想{netabare}
伊奈帆は捕虜にしていたマズゥールカ卿を心を理解し真実を告げ協力者とする。
スレインはレムリナの心を理解しきれずマリルシャン卿からの決闘を招くことになる。

伊奈帆の分析眼は人の領域越えてますからね…生けるウソ発見機ぶりがスゴい。(笑)
でも軍規違反の独断が過ぎているので内紛の種になりそう…。

スレインは傀儡としたレムリナの心を軽視してしまいました。
戦闘技能はクラスチェンジしましたがコミュニケーションは不器用のままです。
今回の決闘はとりあえず力でねじ伏せられると思うけど
籠の中の鳥だと気付いてしまった者の羽ばたきは止められないかも…こちらも内紛含みです。
{/netabare}

※18話感想{netabare}
地上では伊奈帆が戦場で、月ではスレインが決闘で非凡な才能を見せ勝利する…。

伊奈帆に関してはいつも通りという感じでしたが、
スレインは技能だけでなく戦術眼にも大分成長が見られ、
いずれ始まるこのハイレベルな二人の対決の時への期待が高まります。

そして、やはりの婚姻。
青い薔薇の『不可能』はアセイラム姫目覚めへの諦め…
諦めて道を唯独りで進む決意をしたように思えます。
でも『不可能』を覆す事こそが『奇跡』と呼ばれるもの。
彼女が目覚めた時、スレインは何処まで行ってしまうのでしょうか。
{/netabare}

※19話感想{netabare}
スレインの進行の手は止まらず。姫が目覚めても…。

一度回り出した重い歯車はスレイン自身でも姫でももう止めようがない様です。
火星騎士達は単独での功名を捨て団結しての地球進行を開始。
複数のカタフラクトの連携で更に激しい戦いとなり、慢心した地球側の苦戦は必至となりそうです。
この状況を知ったアセイラム姫の心情や
目覚めた姫の事を知ったレムリナ姫の存在意義への葛藤、
それら全てを背負ったスレインの胸中も気になるところです。
{/netabare}

※20話感想{netabare}
連携した火星騎士の活躍により戦いの形勢は火星が話に傾く。
そんな中、伊奈帆が解放したマズゥールカという埋伏の劇薬も効果を現す。

埋伏の毒というより回復薬かな…ついに記憶を戻したアセイラム姫。
レムリナ姫の方の心も悲鳴を上げちゃってますし…。

17話感想と被るけどスレインは人の心を軽視しちゃってます。
戦闘技術や戦術眼は伊奈帆に引けを取らないけど
孤軍奮闘しちゃってる分、仲間に囲まれた伊奈帆とはこの辺りが差になってるかな。
本人も覚悟しているだろうけど近々犯した罪への報いがやって来そうです。
{/netabare}

※21話感想{netabare}
伊奈帆達の活躍により連携する火星カタフラクト隊を撃破。
スレインは記憶を戻したアセイラム姫にも臆さず政治・軍事を掌握し続ける。

伊奈帆は流石の奮闘ぶりでしたがあの左目は負担も大きい様子。
どのくらいの負担なのか不明だけど結構重そうで
今後、戦局と自分の命を天秤に掛けながらの戦いになっていきそうです。

スレインは戦争のない統一世界へ向け強行している様子。
皇家を抑えて火星側を統率しまるでクーデターの様な状態。
次回はそこへ皇族派クルーテオ伯の子息が訪問するようなので波乱がありそうです。
{/netabare}

※22話感想{netabare}
ついに月及び近接揚陸城への攻撃が開始され、その陰でアセイラム姫暗殺部隊も動き出す。
その作戦を察知した伊奈帆は姫の救出に向かう…。

何か…地球側の巻き返し具合が凄まじい…もう本営攻撃かなんて思いつつ、
激化する戦闘の中、それぞれの思惑を抱えた者達がそれぞれの思考で動き出しました。
アセイラム姫は助かりそうな気配ですけど、レムリナ姫は何やらヤバそうな雰囲気が…
戦争も大詰めで次回がまた気になります。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 33

74.8 2 伯爵で仲間なアニメランキング2位
D.Gray-man[ディーグレイマン](TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (707)
4931人が棚に入れました
舞台は仮想19世紀、ヨーロッパ。悪性兵器AKUMA(アクマ)を用い、この世を終末へと導いていく千年伯爵の野望に立ち向い、世界救済の戦いを挑む宿命のエクソシスト、アレン・ウォーカーの活躍を描くダク・ファンタジー・アドベンチャー!
(公式HPより引用)

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

「エクソシスト vs AKUMA」その戦いはあまりにも熾烈・・・

2016年の夏アニメで「D.Gray-man HALLOW」が放送される事を知りました。
アニメのタイトルの傾向としてタイトルの前後にプラスαがあると続編である可能性が高いような気がしています。
この作品も「D.Gray-man」にプラスαの「HALLOW」が付いています。
もしかして・・・と思ったら、案の定前作となる「D.Gray-man」という作品が存在していました。

ちょうどニコニコ動画でも一挙放送される事を知り視聴を決めたわけですが、放送スケジュールを見てちょっとビックリ・・・51話もあるじゃないですか。
51話というと「ソールイーター」」クラス・・・今期のアニメを見ながらでも何とか視聴できるかな・・・と思い視聴を始めましたが、暫くして知ったのは驚愕の事実・・・

それはニコニコ動画の放送予定を何気なく見ていた時の事・・・
「D.Gray-man」という単語がふと目に入ったんですが、そこで記載されていたのが「ニコニコアニメスペシャル「D.Gray-man」52話~70話 一挙放送」

えっ、この作品って全51話じゃなかったの・・・!?
これを知ってしまうと次に気になるのは「この作品って一体何話まであるの?」という事・・・
wikiで調べてみたところ、2006年から2008年に放送された全8クール計103話もの大作だったんです。

まさか、こんな大作だとは思いもよらなかったので、ちょっと腰が引けてしまいました。
でも途中まで視聴しているし、内容も・・・ジャンプで連載されただけあって面白いんです。
こうして大海原にボート一隻で漕ぎ出すような気持ちで視聴を再開しましたが・・・完走して振り返ってみると、激アツさが半端無かったので視聴して良かったと思えた作品でした。

物語はAKUMAを製造して世界終焉を目論む「千年伯爵」と、AKUMAに対抗できる「イノセンス」の適合者であるエクソシストとの戦いを描いています。
ストーリーは極めて明快なのですが、千年伯爵の手先であるAKUMAの存在する理由には大きな悲しみが伴っていたのです。

もし大切な人を亡くしたら・・・?
もっと一緒に居たかった・・・あの時こうしていれば・・・
悲しみと後悔が入り乱れて心が苦しくなる・・・人として当然の性だと思います。

でも、そんな人を見つけて千年伯爵は囁くんです・・・
「亡くなった方にもう一度遭いたくありませんか・・・?」
誰だって「もう一度遭いたい」というと思います。
でも「遭いたい」と行った瞬間に千年伯爵との契約が成立してしまうんです。
次の瞬間・・・亡くなった人とは似ても似つかない物体が亡くなった人の魂を宿して出現するのですが、次に千年伯爵が出現した物体に命令する台詞は決まっています。
「さぁ、願った人を殺して、その人の皮を被りなさい」
こうしてAKUMAが誕生し・・・世の中の悲しみの分だけその数を増やしていくのです。

人の弱みに付け込む千年伯爵・・・絶対許せない存在なのですが、AKUMAに対する唯一の救いはエクソシストによって壊されること・・・これで呼び出された魂が救済されるんです。
ですが、AKUMAは千年伯爵によって強力に支配されているので意志など持てないんですけれどね・・・

そして物語の中で強烈なスパイスになっているのが、「ノアの一族」と呼ばれる人類最古の使徒が千年伯爵に味方している事です。
一族の一人ひとりが強い力を有しているので、エクソシストの目指す「打倒!千年伯爵」への大きな足枷となる存在なのです。

無数のAKUMAとノアの一族・・・そして千年伯爵を相手にするエクソシストは、数的には圧倒的に不利です。
イノセンスは世の中にたった109個しかなく、エクソシストの組織自体も40個程度しか持っていません。更にイノセンスの適合者は1対1であると共に、千年伯爵もイノセンスの破壊に乗り出しているので、エクソシストが要員不足に陥るのは必然なんです。
でも彼らは自らがイノセンスに選ばれた適合者という誇りを胸に戦いに身を投じていくのですが、両者の戦いは半端無く熾烈でした。

戦いが熾烈・・・という事は、当然痛みも苦しみも伴います。
皆んな必死・・・だからそんな時に皆んなの役に立てなかったり、仲間が傷つくのを見ている事しかできなかったり・・・自分の無力さを痛感したり・・・
気持ちは一杯あるのに・・・身体が言う事を聞いてくれなかったり・・・
唯一無二を目の前で壊されたり・・・
103話という圧倒的なボリュームの中から痛みや苦しみが、手を変え品を変え次々と襲ってくるんです。

そんな救いの無いダーク・ファンタジーだからでしょう・・・ヒロインの輝きに色々と持っていかれてしまいました(//∇//)

この物語のヒロインは、数少ない女性エクソシストの一人であるリナリー・リーという16歳の仲間思いで心優しい美少女です。
対AKUMA武器である「ダークブーツ」で可憐に宙を舞う姿は華麗そのもの・・・
でも彼女の魅力は日常パートにおいてその本領を発揮します。
流石週刊少年ジャンプのヒロイン・・・抜群の破壊力だったと思います。
続編で再びリナリーに会えると思うと・・・嬉しくて堪りません(//∇//)

続編が放送される事からも分かるようにこの物語は103話で完結していません。
でも充実した103話だったと思います。
仲間を守りたいという気持ちや激しい痛みに何度涙したことか・・・^^;
エクソシスト vs 千年伯爵の戦いの行方は如何に・・・
そしてこれ以外にも、物語終盤で浮上した伏線がいくつもあるんです。
続編の放送を楽しみに待ちたいと思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 24
ネタバレ

kuo さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

どこまでも優しいダークヒーロー

ネタバレはありませんが長いので3つにまとめています。気になったところだけでも良いし、全部読んでも構いません(^^)

★ストーリーの全体的な感想
{netabare}10年も前のアニメなので、「昔のアニメだなぁ」と思うような作画で、ストーリーもそこまで練りに練られてないかもしれないから、今のアニメに慣れてしまった自分が面白く感じるまで少し時間がかかるだろうなと思って見始めました。1年くらい前に1.2話だけで切ってしまったのもそれが理由だと思います。

103話とある中で前半は比較的ショートストーリー、後半はこの作品で重要な敵となるノアとの戦いが描かれています。

ショートストーリーの方は私の場合、流し見してしまったり、たまにホロッとなるいいお話があって見入ってしまったりと、興味の引かれ度合いの起伏が激しかったです。好みの問題ですがね^^;
後半の戦いは予想以上に楽しめました。私が好きなのは咎落ち編~主人公が腕と力を取り戻すところです。それ以降は好きなキャラのセリフと戦闘、面白くなりそうな戦闘以外はまた流し見してしまいました( ¯∀¯ ){/netabare}

★キャラについて思ったこと
{netabare}このアニメはキャラの好き嫌いが分かれてしまうと思います。私の場合は主人公は好きなのですが、ヒロインがあまり好みではありません。
ただ嫌いと言うだけなのは何だかモヤモヤするので、私なりに理由を考えてみたのですが、主人公は心情が細かく語られていて共感したり「すごいな」「偉いな」「成長してきてる」と思ったりして憧れたりと、少しずつ好きになっていけるのですが、ヒロインは中途半端に細かく語られているから好きになれないのかな、と思いました。(それとも深く考えるようなキャラじゃなく、簡潔な思考回路かです)特に後半は「あれ?主人公って1人だよね?」って思うくらいヒロインが担がれますwそして多分主人公の人柄や成長と比較してしまって、「何でヒロインにこんなにスポットライトあてる必要あるんだ?」と私は思ってしまったんだと思います( ¯∀¯ )

少し子供っぽいことをずらずらと言ってしまったかもしれません。リナリー好きの方、すいませんでした(;´∀`){/netabare}

★感想タイトルに沿って
{netabare}長くなりましたが、ここからはタイトルに沿って、少し主人公アレンの魅力を語りたいと思います。そこが作品の魅力に繋がる所もあると思うので(笑)
タイトルの通り、アレンはとても優しいです。他の人が諦めてしまうような所も、諦めず拾い上げます。どんなに無理そうなこともです。「そこは流石に諦めなよ」と思う人もいるかもしれません。確かに「あれもこれも救いたい」なんてのは捨てる覚悟がないから本当に大切な物も守れなくなると私も思います。ですがアレンは自分の守るものは真っ直ぐに見つめて「これだけは絶対に救いたい」と思っています。それに当てはまる者なら「あれもこれも救いたい」と思っているので、私はそういう所がとても好きです。優しすぎて傷ついて「バカだな、だから言ったじゃん」と意地悪に言われてしまいそうなくらい優しいんです。「君がそんなに傷つくこと無いんだよ」と慰めたくなりますwそこが魅力だと思います(*´∀`)
どうぞこれから視聴する人は私の意見を参考に好きになって下さい(笑)まあ、主人公以外にもカッコいいキャラはいるのでわかりませんが( ¯∀¯ ){/netabare}

上手くまとめられませんでしたが、観てよかったなと思えた作品でした。時間がある時に一気見してしまった方が比較的ダレずに観れると思います。お時間ある方はぜひご視聴を!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11

ラスコーリニコフ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

アニオタ共から教わった技術

一応、体裁上の話を少し。
原作は結構読んだ、作品の建前上の対象年齢は相当若い人向け。
中~高校でも精神的に進んでいるとつまらない、で終わってしまう話。
世界観が好きじゃないと入りにくい。更にどちらかと言えば女性向け。
女性向けの場合は対象年齢は上がる、理由は絵を見て察してください。

検索 D.Gray-man アンサイクロ


で、このアニメに関しては自分は3話位で視聴を断念したのだが、
これが放送されていた当時♂アニオタ共が好んでこの作品を見ており、
自分は内容を漫画である程度知っていた為におかしな印象を受け、
つまりはこんな作品を見るような奴等では無かった。

-脳内変換-
都合の悪いことを否定するために
事実と違うことを事実と思いこむ行為

という定義からはやや外れるが、奴等はそれを脳内変換と呼んでいた。

-脳内変換-
アニメキャラの作画及び性別を脳内で変換、
同時に声優も脳内で変換させてアニメを見る。


その内容については文章にするのもおぞましいので控えさせて頂くが、
このレビューを書く少し前に見た「非常に作画が苦手なアニメ」でこの技術
を思い出し、キャラの性別や声はそのままに作画のみを別作品のキャラに
変換してみたのだが、自分でも割とできる事が判明した。

ただ、変換キャラが多過ぎたのとこの手の事に慣れていない為か、自身の
脳のスペック不足に陥り、変換のみで手一杯になり、話の理解度が低下して
しまった為、途中から断念する事になった。

たかが作画のみで断念とは未熟過ぎる、、そう言われるに違いない。


で、意図的にこの技術を用いる事で、どういう事が可能になるかというと、
苦手な作画の作品が問題なく見れるようになる、性別と声の変換をする事で
嫌いなキャラが突然好ましいキャラ、萌えキャラになる。

自分は特に好き嫌いが激しいので、この技術を少し早く思い出していれば、
これまでにひどい事を書いた作品の中にも、あるいは内容を評価できたもの
があったかもしれない。

声、特に性別の変換はその手の玄人でなければ難しいかもしれないが、
作画の変換であれば、それなりの作品数を見てきた人であれば可能だと思う。
使い方によっては色々と役に立つと思うので、改めて紹介しておく。






-おぞましい変換について-

控えようと思ったけど、少しだけ。
アニメキャラと言っても、奴等常軌を逸するものも問答無用で変換するから、
勝手に萌えキャラ萌えアニメが出来上がって、普通絶対笑う場所じゃないのに
笑ってた、というか爆笑してたんだ。あんなに怖い遊びは見た事が無い。
作画、性別、声優の同時変換って響きは少し厨ニカッコイイし、実際凄い技術
だとは思うけど、内容は最悪。わけがわからないよw

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2

74.4 3 伯爵で仲間なアニメランキング3位
陰の実力者になりたくて! 2nd season(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (237)
962人が棚に入れました
「陰の実力者」に憧れた少年は、道半ばで命を失い、シド・カゲノーとして異世界に転生した。新たな世界で「陰の実力者」設定を楽しむことにしたシドは、陰に潜み、陰を狩る者――シャドウを演じ、付き合いのいい配下の少女たちと闇の教団に対抗する「シャドウガーデン」を組織する。すべては妄想の産物……そのはずだった。ところが世界の闇たる「ディアボロス教団」は実在し、シドの知らぬところで「シャドウガーデン」は教団との抗争を繰り広げていた。次なる舞台は「血の女王」「妖狐」「暴君」の三勢力が統治する無法都市。そこは、ならず者がはびこる弱肉強食の世界だった。吸血鬼たちの支配者「血の女王」の討伐のため、姉のクレアに連行されてきたシドは、またとない「陰の実力者」ムーブの機会に心を躍らせるのだが……。「血の女王」を巡る陰謀が動き出し、無法都市は三つの勢力が入り乱れる。さらに姉のクレアも騒乱に巻き込まれ、シャドウガーデンも独自に行動。混沌を極める中、シドは人知れずシャドウとして暗躍しようとする。赤き月は昇り、覚醒の刻は来た――!
ネタバレ

こま さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

12話最終回視聴。穴に吸い込まれる主人公!そして劇場版制作決定!やったぜ!!

1期視聴済み。マンガは最新刊まで購入済み。2期以降の部分だけ読んでない(あとから読む派)


なんやかんやあって、あんながこんなで、そんながどんなで、これこれこうして、こんな感じがこうなってぇえええ!こうだ!
ワロタw

まあ1期からそこまで経ってないし、ある程度は覚えてるので個人的には問題無いが…2期から観た人は…2期観れるなら1期も観るよねたぶんw
とは言え2期から観ても作品の雰囲気、どんな感じなのかは分かりやすいと思う。
作品紹介も既存キャラ紹介も分かりやすい。

シャドウも7陰も相変わらずで良いなぁ。
ベータも変わらないなぁw

盗られたら盗り返す倍返しだ!
シャドウ、セリフが気に入ったのか同じセリフを繰り返す。壊れたラジオかなw
不穏な空気が漂うもののシャドウはあの感じなのでギャグアニメにしか見えないの笑うw

待ちに待った2期が来た!楽しみ!視聴確定。

2話視聴。
{netabare}〇〇アトミックで終わるw

相変わらずシャドウは壊れたラジオの如く「死にたくなければ逃げろ。暴走が始まる」
「月が赤い…もう時間がない」「死にたくなければ逃げろ。残された時間はあと僅かだ」
人がいるところでひたすら言いまくるwどんだけ気に入ってるのだろうw

今回もシリアス回だが、シャドウが気の抜けた喋り方で登場するのでアレ?シリアス回だよな?とか思ってしまうの笑うw

アレは流石に予想外の出来事だった…。初見で予想出来るわけがないw
登場の仕方を変えたいと言って登場した瞬間終わった()

これから始まる!とか思ってたのにアレはちょっとw
ちなみに3話以降はちゃんとあるよ!やったね!{/netabare}

3話視聴。
{netabare}シャドウ何も考えていなかった事が分かるw
ベータが戦ってるのを見るの初めてかな?
〇〇〇〇がアトミック唱えてるのワロタw
毎回思うが会話が噛み合ってないの笑うw
「ガンバえー」確かに3歳児w
改めて思ったがシャドウってチートだよねコレ…。
そう言えば忘れてたけどこの都市の建物の景観ヤバいなとw
貯金箱とか言ってるぞコイツw

はぁ毎回面白くて良い…。{/netabare}

4話視聴。
{netabare}最初新キャラかと思ったよw
そう言えば地味なあったよなぁ()
話しの内容で察した()
一般女性が盗賊っぽいのに襲われてナイフで服と下着を切ったと思ったら…。

毎回思うけど計画がガバガバなの笑うw
指摘されるもごり押し→深読みした結果驚かれるいつもの展開()
まあ確かに子供なら誰もが考えそうな事だけどもw実行したやつ初めて見たw
そしてデルタ回。いつものように全裸w(下は履いてたか?)
シャドウの上で毎回いろんな体勢でいるのにいつも通りなシャドウ。まあ無いもんねw
「なら1人くらいは良いか」1000は凄いなぁw
コレまた無駄に終わるんだろうなぁ(トオイメ{/netabare}

5話視聴。
{netabare}ガンマの実力が明らかに…ビームサーベルの持ち方が野球のバットの持ち方なの笑ったw
とにかくテキトーに攻撃するが当たらないwただのごり押しである()
そしてひたすら転ぶ…転んだ瞬間終わっていた…。
最後のアレはやりたい事リストの1つなのだろうか?指の動きが無駄にカッコイイの笑うw {/netabare}

6話視聴。
{netabare}匂いで分かるの草wそしてコレ前にも見たなw
そして話しを聞かない噛み合わない同じ話しを繰り返すwうーん、この()
ジョン・スミスの実力が明らかにw
相変わらず糸を使って今度は7陰2人を圧倒。

シャドウ演出を優先するあまり健康を害すw演出<健康とは?
今回は糸を使ってのバトルが凄まじい。相手が強いと戦いが映えるの良いねw
この感じだとこれ以外も使えるのかな?
杉田さんも大概だったけどそれより酷いとかw{/netabare}

7話視聴。
{netabare}まあ簡単に言うとこれの所為で聞こえなかったの草なんだ。
まあ確かに何か聞こえてた気はしてた。
ようつべで確認してああ、なるほど()
なのでようつべで確認するか2度観ることをオススメする。

今回も気の抜けた話し方するのと相手の所為もあってシリアスがシリアスになっていないw
ボイ◯レ◯ーダーで世界が消滅するだと!?血濡れのサン◯ク◯ースとかよく分からん話しになってるよw「アレ?アレ?話しが繋がらないね?繋がらないね!」

今回で2回目だからね仕方がないね!といういつもの展開デスネ。
そして見つかったアレの中身は何だったのか?{/netabare}

8話視聴。{netabare}8話だけ観るのもオススメ!
男の腹筋ピクピクとか乳首なんていらんのよw
モブ2人に関してはいつも通りなので安心して観れると思う(少しだけ見たけど結局…)
相変わらず扱いが酷くてワロタw

とにかく7陰の水着はエロかったw
他にも温泉に裸にウサミミバニーガールにお尻。…に便○薬w
一瞬欲しいとか言ってた気がするが気のせいだろうw
副作用で穴という穴から体液がダダ漏れw〇〇○ピンチ!幼児化wウサミミバニーのお尻w
こんなので良いんだよw回w

前期のOPのアレをここで回収。

そして当然の流れ…2人の戦いはコレからだ!
声すら出ないのは初めてか?{/netabare}

9話視聴。
{netabare}そう知ってる人は知っているドラゴンクエストである!たぶんゾーマな気がする…。
…だけど女の子にこの格好はちょっと…とか思ってたけど、なんか違うからいいか!

最初誰だっけ?とかふつうに思った。名前で呼んでるし親しいよねコレ、学生?先輩?それともそれ以外で誰かいたっけ?と。
そのまま観てると思い出した。暗くてちゃんと見えてなかった気がするけどこの人か!
服着てるとこんな感じなのかー。

そして…女の子が自分の胸を持ち上げていた…ただそれだけ。
たとえどんなにシリアスで女の子が大変な状況でも見てしまうのはしょうがない…しょうがないよね?
久しぶりのシドの弱弱モブプレイ。ボコボコにされお尻が半分とか久々見たなw
「誰だか知らないけど分かってる奴がいるじゃないか!ボクも負けてなられないな!」…うん

「前からやってみたかった囚人生活を堪能しつつ…」!?違うそうじゃないw絶対違うw
スリル&サスペンス!そしてプリズンブレイク!!目立ちつつ目立たないで目立つとは?

欲しい物は殺してでも奪い取る。良いよね?無法都市ルール。ボクは好きだよ?
要するに強い奴が正しい。つまりボクが正義だ!

「社員番号か何かかな?」まあ知らなきゃそんな反応になるよねw
ただ全く何も知らなかったのには驚いたけどw

〇〇…?ローズ先輩が〇〇!?ボクの陰の実力者プレイを捗らせる為には彼女が〇になる事が必要なんだ!待っていろ!ローズオリアナぁぁぁぁあああ!!{/netabare}

10話視聴。
{netabare}テンプレ悪巧みが始まる!と思ったら始まるのかコレ…。

今こそ僕の磨き上げた縮地が輝く時!…まあ飛んでるしね今更だよね。
縮地って聞くと個人的にはネギまかな。あと似たようなのだとBLEACH、ワンピースもかな?

「スライム率99%…重心の移動に合わせて常に微細な魔力操作を繰り返しているカオス理論すら想定した無駄に無駄の無い無駄な努力。〇の努力の賜物かなって。」
ここまで分かるのも凄いがここまでしてるのも大概w

テンプレ悪役w
「モブにすら手を抜かないテンプレ悪役スタイルとは。その生きやよし。」
「みんなの血税の仇は僕が取るよ。」いつものやつw
触手が見えてんの草。
かなり目立ってたけど大丈夫?

メイドさんはスライム率0%!
手を擦って外したのかアレw
年俸制かーw
美女の誘惑を宗教の勧誘てw
確かに落ちかけてはいたような?

足が震えている?少なくとも主人公は震えてない…。てかすごい体制だなw

一言も喋ったことがないのに愛し合ってるとは?
相手の事を全く考えてないとああなるのか(白目 
表情が分からないってスゴイネ!
自分の好きな相手がイケメン王子様に見えるアレかなw

クッキー食べながら真面目な話ししてるんだけどナニコレwそれも喋ってる間中()
シリアスな場面なはずなんだけど…。食べかすも気になってしょうがないw
ただ…「あなたには覇王になって欲しいんだ!」「私の事をそんなに…!」コレである()

またもやお風呂で股パチンする主人公!オシリw
ベータに対するイータのアレは昔からかーwなるほど前回のアレはそう言う事か。

まず中身を確認しようか!
悪者さん色々企んでるんだけど…さて中身はどこに行ったのでしょうか?(トオイメ{/netabare}

11話視聴。
{netabare}握られた手を外そうとするが外れないwそして顔よw
ストーカーは自分がストーカーである事には気付けない!さてストーカーは誰でしょうか?
へのへのもへじ草。
何で裸にネクタイで演奏してるのに皆んな気付いてないんだろうね?

男女2人が部屋に居て男がズボンを履いてるとアレに見える不思議。
黒きバラ…ああ脱獄した後のやつか。リーダーはあの2人w「アレはなんか違ったしなぁ。」
いつもの話しが噛み合ってない花壇のお話し。
地面歩いてると思ったら…。

母親と濃厚なディープキッス!したのは誰でしょう?
ある場面を目撃したが…この顔は初めてかなw
「コレはアカン。異世界ファンタジーじゃなくて○ドラになってる。どうにか夕方6時台に軌道修正しないと。」やってるの草。コレ見せたらあかんやつ()
なるほど一期の黒幕はこの2人か。ああ…うん…なんか…ごめんじゃないw
ここで耳にくるやつ来たー!!

お風呂で体を洗おうとしたら…本物に見えるレベルかー。
相変わらずの比較対象w「よくぞここまで辿り着いた。」
そして一緒にお風呂!まあ見えるわけがないけどね!

やっと気付いたか…おせぇよ!3回同じ事してんのホントw慌て過ぎるのもまあ分かるw
まだ探してるよ()この子はどこにでもいるなぁほんとw

こうなる事を分かっていて託したのか…。分かっていてもああいうの好き。

そして最後!個人的にアレはテンション上がる!こういうの好きな人多いじゃないかな?
…まあでも一言。がんばぇぇぇぇ!{/netabare}

12話最終回視聴。エロいだけじゃなかったメイドさん!
生首二つと体が半分。今回結構グロいかな。

「流石異世界!コウモリもスケールがデカイ」アレをコウモリ呼ばわりw大災害来たー!
やっぱりこのメイドさん有能だったか。

前髪焦げただけで済んでるのホント草。
糸がお気に入りになったシャドウ!観てて楽しいからイイけどね!
モードレットさんアーティファクトフル装備なのに重症!見た感じ体削られてる?
いつもの、みんな死ぬんだからペラペラ喋ろうか回。
イイよね!別世界!神隠しにアトランティス!
オレは逃げるけどお前達は滅ぶのだ!!グシャ()コレもいつもの。

「ラスボス戦みたいで楽しい」「挙げ句エフェクトは使い回しか」
生きてたけどぼろぼろだったので融合!
「典型的な失敗作だな」デルタ以下とか言われるラスボスさんかわいそう…。
そして宇宙…来たーー!!

色々説明してるんだけど途中から分からなくなり何時ものなんやかんや以下略。
「とにかく凄いエネルギーで。まあ原理なんてどうでもいいか」
ここで耳に響く新アトミック!相手は消滅した!
「たまには力押しの脳筋プレイも悪く無いよね?」
アレ?何時ものは脳筋じゃないと?

アトミック放った後に土星?と惑星がいくつか見えた。似た世界なのか?

フラグはいつもの様に立っていた…ので開いた穴に吸い込まれるシャドウ!
ここってもしかして…。でも何か違う?何この終末世界…。
ある人物が救世主扱いなのだが…。酷い目に遭うのは運命なのだろうか?
何とかスレイヤーさんを知ってる人が居るって事は…。

救世主さん見た感じ魔法みたいなの使えてたし魔力があるのかな?
とは言えあっさり捕まってるし、ここはそこまでじゃない?
そうなると最近観た現実世界をも無双する展開になるんだけどいいのかw
さてホントにこの世界にシャドウが必要なのかw
オマケでベータ巻き込まれてて草。

劇場版(続編)制作決定は素直に嬉しい!けど3期も来て欲しい。
まだまだ先になるだろうけど気長に待ちますか。

最初から最後まで楽しく観れるアニメって良いね!終わり。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

3期早く。同時発表しなきゃダメでしょ?追記 やっぱり映画でしたねえ…

 まあ、最後にきてすごい引きでした。世界観の提示とあの方の再登場。途中不満がないわけじゃないですが、上がりの3話が面白かったので、問題ありません。

 そう…物語というのはこうじゃなきゃいけません。伏線とか設定とかエピソードとかそういうのもいいですけど、重要なのは「展開」です。当初は凡百の異世界ワールドかと思っていたら…ですね。1期のOPとかいろいろ仕込んでそうでしたけど。

 本作はテーマ性は薄いですし、シャドウそのものはギャグ・アクション担当です。
 しかし、アルファ、オリアナ、クレア、アレクシア、シェリーなどサブキャラのキャラ造形がとても良くて、そこに感情の部分がはいります。この2重構造が「ワンパンマン」とは違った(いや、似てるか?)究極の俺TUEEEを実現しています。加えて、最終回でこの世界観です。エンタメとはこうでなければ。

 最終回はすごかったですが、オリアナをもう少し描いて欲しかった気がします。

 2期はやっぱり6話のアルファとオメガの対比が一番面白かったかな…単一回の演出というか脚本のうまさでいえばかなり上位に入るくらい良かったです。
 で、スタッフ調べたら、2期は脚本・シリーズ構成が全話加藤還一さん、絵コンテ・監督も全話中西和也さん、総作画監督が1話除いて飯野まことさんという方が担当されたんですね…え、ということは完パケなの?だからクオリティが高かった?

 どうせ人気出るのわかってるなら、同時発表しなきゃダメだろう?と思ってしまいますが…どうでしょう?こういう贅沢な作り方だと3期時間かかるんですかねえ…それとももう準備してるとか…早く発表してほしい。

 続きの発表ないのと、ちょっと面白くない回が2,3話あったので今回はストーリーは満点にしません。4かな。音楽と声優も4。キャラと作画を5とします。
 3期の発表みて、8話を再評価した上でもう1回評価すると思います。え、劇場版かも??考えたくないなあ…


 原作5巻くらいまで読んでて6巻も買ってるんですけど、アニメの方が圧倒的に面白くて途中から寝かしています。もう我慢できないので読みますけどね。



追記 映画かも…といやな予感が走った直後に映画の発表があり、ちょっと落ち込んでます。

 映画…お金はいいんですけど、面倒くさいのと1回だけしかみられないのでコスパと言うより、面白いところを何度もみたいんで…お金取っていいから配信になりませんかねえ…

 それと、テレビだったら見ていた視聴者は離れないんでしょうか?シリーズが下火になって逆効果はないんでしょうか?私は「青ブタ」は面倒になってしまいましたし…せっかく原作ファンだったのに作品そのものから心が離れてしまいます。その辺、マーケティング的な成功失敗は大丈夫なんでしょうか?





1話 話が分からない人は置いて行く潔さが爽快。期待以上です。

{netabare} 2期になってレベルが上がって帰ってきました。この作品を楽しもうと思わない人を置いてけぼりにする展開のスピードが潔くて素晴らしい。登場人物の説明もないです。「死にたくなければ逃げろ」「月が赤い」が気に入って、言いたくなってついでに人助けしている、というのは本作を理解している人に説明は必要ありません。そこが分からない人は1期から見てください、2期なんだから分かる人だけ見ればいいという感じです。
 この作品のクオリティに自信が感じられる無駄を省いたテンポがいい演出が素晴らしい。この制作陣には信頼がおけます。変な課金も独占もないし、風格すら感じられます。

 この超悪乗りでご都合主義の展開が面白く爽快なのは、原作の面白さをちゃんと理解し、マインドをそのままあるいはそれ以上に再現しているからでしょう。
 数多の作品が2期でクオリティを落とす中、大満足の1話となりました。このまま突っ走って欲しいです。{/netabare}


4話 通貨についてかなり面白い話です。
 
{netabare} 信用の本質はやはり感情です。貨幣に疑いが起きればハイパーインフレと取り付け騒ぎになります。そして紙幣の発行は国だけが出来るというのは法律があるからで、その法律が無ければ自治体や私企業でも紙幣は発行できます。その点では本作の今話のやり取りは正しいです。というか、その点を取り上げたのは面白い視点です。複数の紙幣が混在している状況でニセ札による信用のダウンはなかなか物語として理屈が通っています。

 そして、結構鋭い話なのに、相変わらずすっとぼけと真面目が混在して非常に面白かったです。導入の3話のあとで雰囲気が変わらないか見届けました。今期も安定のクオリティですね。{/netabare}


5話 本編が面白いというレビューはもういいでしょう。EDが良いですねえ。癖になります。

{netabare}  5話のEDテトリス花嫁オメガ…よかったですねえ。まあ、そこまでキャラには萌えないのですが、センスといか見せ方というか、とにかくいいです。クセになります。前期のアルファがかなり良かったので、2期はちょっと落ちるかなと思ってましたが、5話で認識を改めました。

 曲ですが、ドラムと管楽器の使い方が面白く、不思議なリズム感がものすごい引っ掛かりがあります。ただ、メロディーを思い出そうと思っても思い出せないという現象で、また聞いてしまうという感じです。
 この難しい歌を平然と…かどうか知りませんが、歌い切る声優さんは本当にすごいですねえ。

 本作はこういうところまでレベルが高いです。原作06巻も届きましたのでしばらくは楽しめそうです。{/netabare}


6話 あれ?信用創造じゃなかったっけ?兌換紙幣なの?俺TUEEEが生み出す歪な構造が、かえって色んな視点の物語を構成している。

{netabare} あれ?換金っていってますが、兌換紙幣だとすると、信用創造の問題じゃない気がするのですが?信用創造の場合は貸付と貸出の規模を裏付けなく「信用」だけで増やすから、取り付け騒ぎが起きるんであって、換金する「金(キンのほう)」があるならその金の範囲でしか、紙幣って発行してないからそもそも取り付けが起きようがない気がするのですが。

(追記 ちょっと調べました。話を追うと金の預かり証としての紙幣の性質と、信用創造をごっちゃにしているみたいですね。信用創造を始めた段階で金本位を止めないと、そりゃあ破綻します。これはニセ札関係ないです。そもそものミツゴシ銀行のやり方が詐欺みたいになってます。金との交換に応じるなら、紙幣と金の量をそろえないと…ドルで言えばそれがアメリカの中央銀行の地下金庫にあったと言われている金の備蓄です。たしか「007ゴールドフィンガー」に出てきた気がします。)

 それはともかく、面白いです。デルタとアルファの戦闘シーンが非常に良かったです。

 そして、俺TUEEEの歪さを逆手にとって立場による違いが非常に興味深い物語の構造になっています。デルタとアルファの知能の差によって、その構造が上手く表現されていました。
 ワンパンマン的ではありますが、本作はアルファ、オリアナそしてシャドウ等々いろんな立場がエピソードで途切れるのではなく、ストーリーの本筋になっているのが秀逸です。6話はそこにデルタが加わったのがいい対比となりました。無条件の信頼の対比ですね。
 1つのストーリーなのに様々な視点から状況を俯瞰するような展開が非常に面白いです。

 アニメの出来も含めやっぱり出色です。6話も非常に満足しました。


追記 デルタとアルファという対極ともいえるけど、もっとも強い2人のキャラとの戦いを1話に入れて、対比を見せるのが工夫したなあと思います。

 そして、その映像化の迫力が凄い。デルタが列車に迫ってくるシーンは鳥肌もので、一方で待ち受けるアルファ。性格が表れています。戦闘シーンも他では見ない丁寧で工夫があるバトル映像でした。

 そしてどちらもシャドウの正体に気が付きますが、その反応の違いがまた良い。
 ストーリーというより演出、画面作り、声優さんの演技も含め、コミカルでもありシリアスでもある見事な映像化でした。{/netabare}


7話 アルファの美しい涙すらギャグにする2重構造が素晴らしい。

{netabare} 本作の面白さが良くでてましたね。シャドウの思惑は矮小で目先の金が欲しい。それ以外のシャドウガーデンや大商会連合は真面目に経済戦争をやります。七陰はシャドウの考えが読めずシャドウの思惑の曲解で一喜一憂している。

 この2重構造が生み出すギャグを端的に見せたような話がこのニセ札編でしょう。
 それはまさにアルファとデルタの対比であり、本編と「かげじつ」の関係でもあります。

 まあ、ちょっと強引ではありますけどね。シャドウというよりはアルファのキャラ性が優れているからこそできる構造でしょう。原作をビジュアル化するときにこの2重性が胆であり、そこを強く意識したんだと思います。それが6話の2つのバトルだったんでしょう。原作にほぼ準拠しているのにアニメの方が各段に見せ方が上手かったです。だから、7話でのアルファの感動の涙がギャグになるということになるんだと思います。 {/netabare}


8話 くだらなすぎて草。逆説じゃなくて本当にくだらなかった。

{netabare} アニオリで期待してたのに…正直あの2人は普段から邪魔だったので、もう出さなくていいです。{/netabare}


9話 少しシャドウの出番を減らして真剣なパートを描いて欲しいかな。

{netabare} オリアナの深刻な想いと、シャドウのいつものフィクサー芸ですね。面白いし、演出はさすがという水準ではあります。

 が、シャドウのコミカル面よりそろそろ女性たちの物語中心に描いていいんじゃないかなと思います。シャドウパートは清涼剤としてコミカル担当で、もうちょっとじっくりオリアナとか他の女性を描いて欲しい。

 まあ、新エピソードのスタート回なのでしょうがないですが、6話のアルファとデルタの対比が素晴らしかっただけに、少し緊張感のある掴みが欲しいですね。{/netabare}


10話 9話よりかなり面白かった。視点なんでしょうか?

{netabare} 9話よりも圧倒的に面白かったです。オリアナ、七陰等の真面目な行動が相対的にギャグになるから、視点をシャドウに合わせない方が面白いということでしょうか?

 そしてギャグと同時にオリアナのシリアスストーリーにも感情移入ができるので、本当に不思議な作品です。 {/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 21
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「月が赤い……暴走が始まる……もう時間がない」

引き続き原作未読で視聴継続。

【物語 4.0点】
全体構成は1期の2クールから2期では1クールに。
その中で「無法都市編」「偽札編」「オリアナ王国編」3つのメインエピソードを展開する。

内容は相変わらずシャドウ様が転生異世界にて、
陰の実力者プレイ時々モブムーブを満喫。
シャドウ様が最強過ぎて周りが深読み、翻弄されるループ。
シャドウもレビュタイに拝借させて頂いたお気に入りの決め台詞を何度も繰り返し、
ロールプレイをエンジョイされているようで何よりですw

とは言え、そろそろこのパターンも2期でさらに3ループもすると飽きてくる頃?
と思い始めた矢先の最終回。
(※核心的ネタバレ){netabare} 異空間転移を経て元の世界に戻ってきたシャドウ様。
彼が転生後サイバーパンク気味に崩壊した故郷という{/netabare} 衝撃的なシナリオ転回からの、
続きは劇場版「残響編」で。

これまで私はシャドウの陰の実力者妄想に現実が追い付く物だと思っていましたが、
転生にまで突き抜ける彼のロールプレイ願望そのものが次元レベルの崩壊や新生をもたらす特異点なのでしょうか?
私にとっては近年でもかなりワクワクする続きは劇場版で!の“叡智”の提供を心待ちにしております。

本作は2期1クールというより1クール+劇場版≒2クール相当の企画として捉えた方が良いのかもしれません。


「偽札編」にて信用創造が“陰の叡智”として転生異世界にもたらされ、経済戦争を巻き起こす件。
異世界転生界隈でもこうした経済ネタが提供、消費される素地があると分かったことが収穫でした。

無自覚に世界を振り回す主人公最強同士として『オバロ』のアインズ様とコラボすることが多いシャドウ様。
ここは同じくKADOKAWAが今年4月の新作アニメ放送から再起動を目論む『狼と香辛料』のホロ様との絡みも見てみたいです。
「偽札編」ではケモ耳も多数供給されたことですしw
ジョン・スミスとロレンス中の人同じですし。


【作画 4.0点】
アニメーション制作は引き続きNexus

バンパイアあり、列車上でのワイヤー武器による高速バトルありとバトルアニメーションは変わらずリッチ。

そんな中、作画の力を感じたのは最終回でのデジャヴを狙った対比。
(※核心的ネタバレ){netabare} 崩壊した現実世界にて、1期1話と同アングル、構図を多用して、{/netabare}
1期からの伏線も回収しつつ視聴者にカタルシスを与えたり、{netabare} バール最強{/netabare} のトラウマをほじくり返したりするw絵作りが巧妙でした。
視聴者の記憶を呼び覚ますには、説明都合のセリフや文字情報を長々と垂れ流すよりも、
映像で刺激した方が効果的であることを再認識させられました。


息抜き回となった8話のアニオリ水着回。
巨乳(一部虚乳)揃いのシャドウガーデンの美女たちの水着姿も眼福でしたが、
私が嬉しかったのは1期OPの白スーツの彼女たちの躍動が本編でも見られた事。

あの1期OPは現実世界の高校にヒーローとして身を潜めるシャドウガーデンというネタ映像かと思っていましたが、
2期を完走した上で見返すと、
シャドウが異なる宇宙の自分を観察している感もあって何とも意味深に感じちゃうんですよね。

そんなこんなで2期OPで描かれたシャドウ様の半生振り返り映像風にも、
何かヒントはないかと深読みしてしまう私。
完全に掌の上で踊らされていますw


【キャラ 4.0点】
私が1期で今後一番注目したいと思っていたオリアナ王国の王女ローズ。
「オリアナ王国編」でピックアップされ、おまけにドエム・ケツハットの陰謀も再提供され、
金髪や姫の転落ネタが好物の私は大満足。
シャドウ様はローズに闇の覇王覚醒ルートなどをご所望のようですが、
私は姫にはもう少しピュア路線寄りで救済と幸福をつかんで欲しいと願ってはいます。

もう一人私が1期で、またいつか見てみたいと思っていたヒロインの(※核心的ネタバレ){netabare} 西野アカネ。{/netabare}
意外と早い供給かつ、戦う黒髪美少女という、こちらも好物に再加工され提供され、望外の喜び。
そういう意味でも新作劇場版「残響編」の鑑賞は私にとってマストです。


1期では名前すら把握しきれない内にいつの間にか増殖していた感のあったシャドウガーデンの美女たち。
私は誰が推しかは未だ目移りしたままですが、一緒にいて安心できるのはデルタかなとは思いました。

シャドウに崇高な哲学があると信奉して真剣に迫ってくる絶世の巨乳美女ばかりだと肩が凝りそうでw
それよりはご主人様~♪とペットみたいに懐いて来るデルタ辺りとアホな掛け合いを繰り広げながら、
埋蔵金を発掘したりしている方が楽しいかなとw


【声優 4.0点】
主人公シド・カゲノーことシャドウ役の山下 誠一郎さん。
モブから最強までの振れ幅をカバーする彼の演技をさらに補完するゲストもスパイシーな本シリーズ。

今回は「偽札編」でシャドウが変装したジョン・スミス役に福山 潤さんを起用。
シャドウ様の特徴も捉えつつ、シャドウと既知の中であった狐も騙す変装の説得力も押さえる流石の演技。


“血の女王”エリザベート役に早見 沙織さん、教団第9席モードレッド役に子安 武人さん、強そうだったのにあっという間に退場した{netabare} CV.杉田 智和さんw{/netabare} など、
対峙する勢力の要所に実力者を配しキャスト陣は豪華。
シャドウ様も暗躍しがいがあります。


一方でヒョロ・ガリ役の松岡 茉優さんは、引き続きジャガ・イモ役の松重 慎さんとのタッグで、
アフレコで突如アドリブで{netabare} 「シドくんお金~♪」{/netabare} と高らかに歌い出すwなど、
届かぬ美女ナンパと一攫千金の夢を追い掛けるお約束のモブムーブを磨き上げる。


【音楽 4.0点】
OP主題歌はOxTが「grayscale dominator」で続投。
これまた複雑なピアノ伴奏にテクニカルに裏声を交える、カラオケで歌えなさそうな難曲でして(苦笑)
余人が立ち入れない世界観を構築し、『オバロ』と比肩するOxTの異世界転生アニメシリーズ主題歌提供は続きそうです。

『オバロ』方面からの刺客と言えば偽札編をバラード曲「Everything is Changing」で締めくくった前島 麻由さん。
楽曲提供は作詞・川田 まみさん、作編曲・中沢 伴行さんの夫妻。
まみさん歌手引退後もこうして音楽活動が続いていることを確認できると私も嬉しいです。


ED主題歌は引き続きシャドウガーデンのヒロインズが持ち回りで「Polaris in the Night」を歌唱したり。
最近知って衝撃的だったのが、ED担当順は監督がサイコロ振ったりして適当に決めていたという事実。
一見ランダムに思える順番にもきっと意味があるはず?と考察しかかっていた私w
やはり私はシャドウ様の言動を深読みし過ぎて踊らされるタイプの凡俗のようでw

そんな単純な私が、ラスト、最終話タイトル回収と共に挿入された{netabare} 1期OP「HIGHEST」{/netabare} で舞い上がったのは言う間でもありません。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 16

72.2 4 伯爵で仲間なアニメランキング4位
憂国のモリアーティ(2クール目)(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (166)
755人が棚に入れました
「憂国のモリアーティ」は、コナン・ドイルの「シャーロック・ホームズ」シリーズを原案とし、集英社「ジャンプSQ.」にて連載中の⼈気漫画(構成・竹内良輔、漫画・三好輝)。シャーロック・ホームズの宿敵・モリアーティを主人公にした、犯罪による革命の物語だ。コミックスは2021年1月時点で1~13巻まで発売、累計発⾏部数は400万部を突破している。2020年10月から12月までTVアニメ1クール目が放送され、2021年4月より2クール目が放送予定。

声優・キャラクター
斉藤壮馬、佐藤拓也、小林千晃、日野聡、上村祐翔、古川慎、小野友樹、安元洋貴
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

前半に立てた仮説と検証

分割2クールの後半

原典のホームズVSモリアーティの対立構図を踏まえ、適度に煽りながら後半お楽しみに!と良い引きだった前半最終回。たぶん多くの人がそのまま後半に流れていることが予想される期待の作品です。

結果、

 うまいこというね~ …止まり

“唸る”と“うまいね~”の違いってあると思うのです。後者はなんかうまくまとめたでしょ?って向こうに若干ドヤが入ってる感じ。心に余裕ない時に観るとイラっとくるかもわかりません。
結論ではなく途中途中で「ちゃんとしたごしらえしてたら輝きそうなのに」と思えるネタがいくつか。

{netabare}切り裂きジャック キターとか
ジェームスボンド キターとか
フランス革命をイギリスが仕掛けたとか …あ、これパーマストンならやりかねんな{/netabare}

命題は階級制度へのアンチテーゼ。その処方箋にモリアーティの選択した手段が“犯罪”でした。
さてその階級制度打破についてなにかしら答えが出たがどうかは観てのお楽しみですけど、全くの広げっぱなしでノー回収ということはなかったので安心してください。

少しレビューらしいことも書いときます。
ホームズVSモリアーティでのスリリングな知恵比べに手を汗握った前半1クール。ここがそのまま続いて深化していくかと思いきやそうはなりません。“実はアプローチが違うだけで似た者同士な二人”な共闘関係と取れる描写が増えていきます。
いったん提示されてた視点の変更を余儀なくされるわけでして、スムーズに移行できるような手を打ってほしかったと思います。ここが弱い。説明不足ということです。

なので冒頭に触れたように、うまいこと言ってるように見えるだけの納得感に欠ける結果に。とはいえつまんないとは違うんだよなぁ。



※ネタバレ所感


■前半でたてた仮説についての検証(っぽいもの)

元ネタは前半クールのレビューに書いてます。
社会構造を改善ではなく破壊(革命)によって現状変更を試みる場合、ろくな未来は待ってないだろうよ、ということです。モリアーティ一味がそのうち手段が目的化して労働階級の人間にも手をかけることになるだろうとも予想しました。

{netabare}見落としてるかもわからんけど、労働階級には手を出して無かった気がする。予想外しました。
ろくな未来が待ってないことは私じゃなくても予想するに易いですけどこれも外してると思います。
なんか収まるところにいい感じで収まってましたね。なーんだ、つまんねーの、ちっ…{/netabare}

それでも期待のあの人はしっかりやらかしてくれてました、なコレ↓
{netabare}火をつけちゃだめよね。
予想というか行く末を気にしていた登場人物の一人モリアーティ家の長兄。ガチの貴族で善意の思考停止マン。大英帝国の近衛文麿/西園寺公一と言えるあの人は案の定ダメンズでした。火を放ったのはコイツです。多くの守るべき労働者階級を危険に晒すというところまで文麿仕様というのに強い説得力がありました。

さらに ※最終回のネタバレあるのでさらに隠しときます。
{netabare}手を取り合ってバケツリレーってのがお花畑全開です。
違う階級同士手を取り合っての美談扱いということですけどまさにこれが茶番。火付けは物理的破壊行為となりますが国民生活の破壊という意味でのメタファーになってます。ほら、経済を回らなくする/社会不安を煽る/その他国民を困窮させる行為全般とかね。そうすると現体制に不安が溜まって革命が起こるって寸法ですが、はた迷惑な話ですし、それまで破壊しかしてこなかった連中が疲弊した国民を統治するなんてできるわけありません。断言してもいいです。
アニメのように物理的な破壊なら傷は浅いかもしれません。ただしやっちゃだめよね。門を開けない貴族に文句言う前にお前らが火をつけなきゃいい話だろってのを忘れてます。

 ・民が困窮すればワンチャンあると本気で思っている輩 
 ・そうやって実際に放火して罪をなすりつける輩

現実でもよくあることなので騙されないようにと自戒する機会を与えてくれた佳作です。{/netabare}{/netabare}


追伸
壮馬さんのキャッチミーイフユーキャンの発音がなんかこそばゆい



視聴時期:2021年4月~2021年6月 リアタイ

-----

2021.07.07 初稿
2022.06.02 修正

投稿 : 2024/11/02
♥ : 31
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

僕にとっての盛りあがりって(1クール目)

[文量→中盛り・内容→酷評系]

【総括】
いや、ダジャレですけど(笑)

2期も悪くはないけれど、やっぱり1期の方が面白かったなと。

ていうか、圧倒的に尺不足ですね。三期か劇場版があったら、もっともっと面白くなっただろうに、勿体無さ過ぎる。逆に、原作読みたくなっちゃうパターンですね(笑)

レビューでは、本作を見て物足りなく感じたことを。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
1話1話は結構面白く、特に、子供時代の裁判の話と、清廉潔白な議員を殺人犯に仕立て上げる話は刺激的だった。ジェームズ・ボンドのチート能力は、本作をファンタジー側に寄せすぎ、微妙だった。

本作を1期に比べて低評価をつけたのは、「性急」ということだ。

本作の見処は、モリアーティが犯罪卿として引き起こした犯罪が、どのようにイギリスを変えていくかというところだったが、そこが全然腑に落ちなかった。

最後に、モリアーティは「準備は整った」、ホームズが「全部繋がっていた」と言っていたから、そうなんだろうけど、そんな描写、あったっけ?

バラバラだった事件が繋がり、1つの結末に向かっていくことを期待していたのに、実際に描かれたのは、犯罪卿チームの格好よさや、ホームズとモリアーティの友情、刺激的な事件がメインで。

それはそれでエンタメとしては面白かったけど、本格ミステリーを期待したこちらとしては、やや肩透かし。

おそらく、この辺は原作ならちゃんと丁寧に描かれているのだろうなとは感じた。

最後も、キレイなラストではあったけれど、本作の場合、せめて生死が不明くらいの曖昧な感じの方が似合っていたと思う。

事件がイギリスを徐々に変えていく様。自身の悪事に耐えられず、徐々に死を望むようになるモリアーティの苦悩。正反対の立場で奇妙な友情を徐々に深めていくモリアーティとホームズ。

やっぱり全てが尺不足だった。好きな作品だっただけに、残念感が残った2期だった。原作買おうかな(笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
なんか、新キャラ。兄貴か。その男装を見抜けないホームズじゃないだろ。

2話目 ☆3
フランス革命をイギリスが主導。そりゃ大事件だよな。

3話目 ☆4
犯罪卿チーム、格好良いよな。そこでジェームズボンドかい。

4話目 ☆4
ボンド、恐えよ(笑) ジャック・ザ・リッパーも仲間に(笑) なんか、エンタメ強くなってきたな。

5話目 ☆3
その狙撃の腕前は、やりすぎじゃないかな汗

6話目 ☆3
なんか、チート過ぎるんだよね、ボンドも。

7話目 ☆4
過去回想ね。孤児院から騙し取るとかね。随分公正な裁判だな。

8話目 ☆3
劇場型選挙。目的が達成できれば、手段や誰がやるかは問わないと。清廉潔白。

9話目 ☆4
心折れるか、復讐に向かうか。本質的な悪。議員に殺人を起こさせるまでの犯罪。理性で踏みとどまり、衝動的に殺人を犯す。死ぬことまで覚悟させるか。

10話目 ☆3
久々にホームズサイド。なんか、本筋から外れているよな。

11話目 ☆3
なかなか刺激的だが、ちょっと急ぎすぎの展開。この流れは、(あれば)三期で良かった気がする。

12話目 ☆3
この展開で、もう死にたいってのは、なかなかに斬新。キレイに終わったけど、う~ん。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 17

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

Moriarty the Patriot

この作品の原作は未読ですが、TVアニメの第1クールは視聴済です。

今回が2クール目なので、あらすじは1クール目と重複することから割愛します。

この作品のタイトルである「憂国」とは、「国家の事をうれえ、何とかしなければならないと心配すること。」という意味があります。
ところが、作品名を英訳すると「Moriarty the Patriot」となりますが、「Patriot」は「愛国者」という意味なんですよね。

モリアーティーの一連の行動原理が「現状の打破」であることは言うまでもありませんでしたが、その根底の「愛国心」が見て取れたかと答えはクエスチョンです。

幼い頃より非凡な才能を発揮してきたモリアーティーでしたが、その才能が発揮されるのは家族のためと仲間のためであることが殆どでした。
その理由は幾度となく迫害を受けていたからにほかなりません。

モリアーティーらを襲った辛く苦しい立場は一度や二度ではありませんでした。
そんな国家に対して愛情を持つことはできるのでしょうか。

例えば、現代社会においても色々と腐敗している面はあると思います。
私は、モリアーティーの様に社会から迫害を受けたことはありませんが、だからといってその腐敗した社会を自分で変えられるとは思っていませんし、そもそも求められてもいないと思います。

そこまで高い意識を持ち合わせていないから…なんでしょうね。
そもそもそこまで愛国心があるかと問われると微妙ですし…
日本人に生まれて良かったとは思いますけれど。

だけどモリアーティーは立ち上がりました。
最初は誰からも求められてはいませんでしたが、それでも立ち上がって進み続けたのは、やはり愛国心からなのでしょうか。
少なくても、私よりモリアーティーの方が国を愛しているというのだけは分かった気がします。

物語の方はモリアーティーの冴えわたる機転によりトントンと展開していくのですが、一方ホームズ陣営は少しモヤモヤして展開だったような気がします。
そりゃ、全ての駒はモリアーティーの策略の盤面上で動かされていたのですから仕方無かったのでしょう。

その分、後半にホームズ陣営が盛り上がりを見せた時には「これで一世一代の大勝負」が見られるとワクワクが止まりませんでした…
が、終盤の展開が想像以上に早く、あっという間に終幕してしまった気がしてなりません。
全ての準備が出来るまでの尺も短ければ、大勝負も呆気なかった…と言っても過言ではありません。

だって、同レベルの知性がぶつかり合うんですよ…
もっと尺を取って丁寧に描いて欲しいと思うじゃありませんか。
もちろん、今回の作品に限って言えば丁寧に描かれていたと思います。
ただ、尺が短く感じたのは否めませんでした。
きっと、それだけ2人の真剣勝負を楽しみにしていたからだと思うですけれど…

オープニングテーマは、畠中祐さんによる「TWISTED HEARTS」
エンディングテーマは、STEREO DIVE FOUNDATIONさんによる「ALPHA」
個人的にはエンディングがお気に入りでした。

1クール全12話の物語でした。
原作は未だ連載中のようなので、ラストはアニオリだったのでしょう。
着地点としては悪くないと思いましたが、もう少し尺を増やしてホームズ vs モリアーティーの戦いを濃厚に描いて貰えたら、なお良かったと思えた作品でした。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 16

70.9 5 伯爵で仲間なアニメランキング5位
乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (285)
946人が棚に入れました
『モブからだって、成り上がってやる――。』 とある剣と魔法の“乙女ゲー”世界に転生した社会人・ リオン。そこは超女尊男卑な世界で、例外はゲーム内で攻略対象だった王太子率いるイケメン軍団のみ。 しかし、虐げられ絶望するリオンにはある一つの武器があった。それは前世で妹に無理矢理攻略させられていたこのゲームの「知識」。 モブとして田舎でのんびり過ごすことを目標にしていたリオンだったが、ゲームの知識を使い、やりたい放題の女たちとイケメン軍団に図らずも反旗を翻してしまうのだった――。
ネタバレ

Kuzuryujin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

極めれば モブもゲスもが あら不思議 魅力溢れる 創作世界

通称:モブせか 1クール全12話

{netabare}
 ラノベ書籍、コミカライズ共に愛読中の原作ファンの一人として期待値高めの作品。
 但し初めて原作を読み始めた時、実は本作の主人公と世界設定には全く魅力を感じなかった。しかし読み進むうちに、主人公の煽り台詞の秀逸さに魅力を感じ始めた。

 さらに転スラで例えると、リムルと大賢者のコンビネーションの妙が逆張りの形で本作の主人公とその相棒となる存在にあって、主人公の最強さと人間味のバランスが巧く保たれる要因になる。

 そして腐れ縁や因果応報による可笑しさがスパイスとなり、魔法と失われたとされるチートな科学技術の共存の魅力もあり、単なるテンプレに収まらない独自の世界設定と筆者の人間理解力から生まれるユーモアのセンスで作品に嵌まっていった。

 それらをアニメでもうまく再現されれば、と思う。

 平和ボケから卒業すべき、本来ならアニメどころではない只今。国連が機能不全に陥り、世界の平和秩序が脅かされているご時勢ではあるが、今はまだ平和な日本に生きていられることを感謝して、本作は原作ファンとしてできるだけ最後まで応援したい。
{/netabare}

❰原作既読視点の各話レビュー❱
{netabare}          (2022年 AT-X 初放送日時)
😒#1「俺はこの世界が嫌いだ」(4月3日 日曜 22:00 - 22:30)
  物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0
{netabare}
コミック第1巻[第1話「転生先は闇」第2話「決意の先に」第3話「地下の底に眠る物」]より

❬作画はともかく、キャスティングに魅力あり❭

 初回の作画は一部にショボさがあり、今後に不安が残る印象だった。だが、要所にベテラン声優起用の豪華感があって好印象。そのため、作品の魅力を引き出す鍵と言うべき主人公とその唯一無二の相棒の台詞の応酬の妙が、どこまで再現出来るか楽しみになった。

 主人公リオン役の大塚剛央は、まだ知名度低い印象。通常の格好いい主人公役には向きそうにないイケボでない声質。それがむしろモブポジションを主張する本作の主人公にはピッタリ。そしてその相棒となるルクシオン役に、ベテラン石田彰をキャスティング。非常に期待が持てる。石田彰は誰も認めるイケボ声優で、ガンダムSEEDのアスランなど、20代の頃は格好いい青年ヒーロー役が主だったが、50代も半ばとなった今、その長いキャリアで悪役含め幅広い役柄を見事に演じ分けている。モブ役も多数。キャリア6年目の大塚剛央はそんな大先輩との演技の絡みで本作で勉強して大いに脱皮するのだろうか。

 いい感じにアバンの4分で異世界転生への導入。テンポも程よく原作の魅力を再現してくれそう。次回も期待。ロックビートでテンション上がる楽曲によるOPもいい。
{/netabare}
😉#2「そこの彼女 お茶してかない?」(4月10日 日曜 22:00 - 22:30)
{netabare}
コミック第1巻[第4話「入学」第5話「日常。そして異変」], 第2巻[第6話「実力」]より

❬主要キャラ全員登場。入学した学園での人間関係が始まる❭

 既にイレギュラーの介入により本来のゲームストーリーは破壊され、改めて生まれる恋愛模様。モブのつもりの主人公リオン、本来のヒロインを無自覚に攻略し始める。今回のアニメのサブタイトルはそのヒロイン攻略の第一歩の台詞。それをサブタイトルに採用するとは脚本のセンスがなかなかいいと思う。

❬キャスティングに魅力あり 2❭

 市ノ瀬加那、ファイルーズあい、佐倉綾音の演じるヒロイン達が今回で勢揃い。誰しもが適材適所の印象だが、特に原作ファンの間で話が進むにつれ、人気投票でランク急上昇したマリエ役の佐倉綾音が巧い。そして主人公の社交の師匠となるルーカス先生役の超ベテランのイケボな速水 奨も。ルーカス先生は現状はまだモブっぽいが、原作では徐々に存在感が高まるキャラ。今回、注目のキャストは以上の二名となった。

 アニメでは、原作の新入生歓迎会や入学式のシーンなどはカット。今回は、アニメに落とし込むための原作の順序の入れ替えや簡略化が適切で、視てて安心感があった。次回、運命の悪戯でモブから物語の主人公に躍り出るリオン。物語は確実に大きく動き出すので楽しみ。

 作画に関しては、背景美術に力を入れてる点はポイント高いが、動画には相変わらず手抜き部分が散見するのは少し残念。
{/netabare}
😏#3「決闘しようぜ、王子様」(4月17日 日曜 22:00 - 22:30)
  作画 3.0→2.5
{netabare}
コミック第2巻[第7話「白い手袋」第8話「決闘前夜」]より

❬悪役令嬢は実は善人?そしてモブがヒーローになる!?❭

 今回のエピソードは原作読んでて急激に面白くなり始めた箇所。

 今まではこの世界でモブとして生きると割り切り、目立たないよう常識的な学園生活を送るリオン。周りの男子と同じくお茶会主催の社交で、世知辛くも婚活に勤しんできた彼に計らずも転機訪れる。

 構成に関しては原作尊重。テンポも無理なく丁寧で、結果として話の盛り上げ方も上手く好感触。ただ、全12話で区切りいいところまで進むために、今後どこかで原作カットか大幅アレンジもあり得そうな予感。

 リオンとルクシオンの台詞のキャッチボールも、徐々にその面白さが発揮されてきてた。

 作画は相変わらず低予算丸出し。せっかくの話の盛り上がりの足を引っ張っている感。そのため今回で作画評価は少し下げた。声優演技や脚本は安心だが、作画で次回のバトルアクションがどうなるか不安だ。
{/netabare}
😁#4「手加減してやってもいいかな?」(4月24日 日曜 22:00 - 22:30)
  作画 2.5→2.0
{netabare}
コミック第2巻[第9話「面倒くさいやつら」第10話「最高だね!」]より

❬傲慢(Arroganz)という名の鎧を纏うリオン。得意の煽りで大量ヘイト稼いで得るのは、悪評?それとも名声?❭

 作画が難易度高いバトル描写多出の今回ゆえ、制作の実力不足が前回以上に露呈しており非常にチープでちぐはぐな印象。さすがにこれでは作画、もう一段評価下げざるを得ない。納得の作画で格好いいバトルシーンを演出してもらえれば、対戦相手達へのリオンの罵詈雑言の嵐が逆にスカッと格好いい、とも思えただろう。しかし作画のせいで失笑含むとんだ茶番劇になってしまった。

 現状、アニメは4話でコミック原作の2巻まで消化で次回からは3巻突入。ゆえに現状の構成は丁寧。そこは個人的に評価出来る。しかし作画のみが作品の質を非常に下げている。残念だ。

 リオンは自分がどう思うとも、今回で完全にモブとは言えない存在になった。本人がモブとして目立たず悠々自適な人生を望もうとも、そうは問屋が卸さない。そんな神(原作者)のいたずらで翻弄される主人公。原作はそこが面白いのでアニメも最後まで見届けたい。
{/netabare}
😐#5「最高だね」(5月1日 日曜 22:00 - 22:30)
  物語 4.0→4.5
{netabare}
コミック第3巻[第11話「愛」第12話「愚か者たち」第13話「エピソードⅠ 前」第14話「エピソードⅠ 後」]より

❬諺「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」は本当?❭

 勝って負け、負けて勝つ皮肉。キャラたちの運命は悲喜こもごもに流転する。

 決闘の圧倒的な勝利で、良くも悪くも名声上がったリオン。自身には悪評だけを望んだ彼。そのため学園生活と王国での出世を捨てる気で、忖度抜きに好き放題、王子とその取り巻き上級貴族たちをボコボコにした。不敬の断罪回避の根回しも成功。とは言え、全てが終わってみれば彼は敗北感で一杯。傍から見れば、極上ヒロイン二人の不動の信頼を得て、王国内の出世街道爆進中の絶好調の彼なのだが...。

 一方、マリエ。逆ハーレム達成の幸福の絶頂から不幸のどん底に。苦労して獲得した5つの金の卵が孵化したかと思えば、それは美形が取り柄だけの5人の穀潰しだった。

 リオンとマリエの運命は、因果応報が効いてて面白い。王子とその取り巻きたちは、リオンただ一人に無様に完敗。実家の怒りで廃嫡され地位も名誉も失った。だが、彼らは逆に貴族の柵から脱し、リオンへのリベンジの目標も得て、人生を謳歌し始めた。実は今回の騒動で一番幸福になったのが彼らというのも皮肉。本作は捻りが効いてる。

 ルクシオンは、リオンへのチート能力の提供のみならず、ツッコミ役として物語上必要不可欠になってきた。ルクシオンの存在無ければ、多くの視聴者はリオンの言霊の毒にあたりそう。

 今回はきれいにまとめて一つの区切りを迎えた。シリーズ構成、ここまではキャラの心情の描き方の丁寧さと話の簡略化のバランスが非常に上手く、原作の面白さを引き出すことに成功してると思う。堅実な脚本に敬意を表し、今回で物語評価を上げた。
{/netabare}
😍#6「学園祭って初めてなの」(5月8日 日曜 22:00 - 22:30)
{netabare}
コミック第3巻[第15話「女の友情は儚い」第16話「王妃様」]、第4巻[第17話「愛の告白」]より

❬ガチの悪役令嬢ステファニー参上で窮地?!そしてリオンは己れの本能に従う?❭

 新たなエピソードの導入回。今回は、大原さやか演じる王妃ミレーヌが主役?

 リオンとマリエの、それぞれを中心とした人間関係の万華鏡が彩り豊かに展開され面白い。前回迄とは趣変わり、今回はルクシオンの出番全くなし。その代わり、リオンへのツッコミ役はアンジェとリビアが担いちょっと新鮮だった。

 相変わらずツッコミ所満載でフリーダムなリオン。

 肝心のヒロインたちとは微妙に距離を置き、恋愛にヘタれかと思いきや、30代半ばの王妃と学園祭で初体面時、立場や年齢も無視してド直球にプロポーズ!結果、諸々の問題を煙に巻く。リオンは天才、そして天然ジゴロか?

 腹黒マリエ、実はお人好しで憎めない?憐れなる運命は彼女を追い詰める。

 5名の甲斐性無しボンボン美形男子たち、マリエは彼らを決して見捨てない。自分たちの食い扶持確保のための四苦八苦がスタート。その金儲けのアイデアは前世の経験か?
{/netabare}
😌#7「同じイケメン嫌い」(5月15日 日曜 22:00 - 22:30)
{netabare}
コミック第4巻[第18話「聖女のアイテム」第19話「クラリス先輩」、第20話「それぞれの自浄力」、第21話「亀裂」]より

 今回はサブタイトルに相応しく、リオンとダン先輩との交流がそれなりに描けていた。一応コミック4話分をアニメ1話に収めた形。だが、コミック第18話の内容はほとんどカット。その結果、カーラの依頼内容を謎のままにして、次回の引きに活かしたのはよかったかなと思う。

❬リオンは、自分に正直がモットーな英雄?それとも周りの評価通りの腹黒守銭奴?❭

 今回、マリエに惚れてジルクがクラリス先輩との婚約を一方的に破棄したことで傷付いたクラリスの心をリオンが救う、そしてお互いの行き違いからアンジェとリビアとの友人関係にひびが入り始めるという、比較的重く真面目なエピソードがメイン。話のまとめ方としては悪くないと思うが、作画の酷さのせいでいまいちパッとしない印象だった。

 今回の作画、下請けの力量のばらつきか?、統一感の欠如が酷い印象だった。アンジェvsステファニーのキャットファイトの止め画が妙に全体から浮いたり、特にレースシーンの諸々の動作に変な所が散見、と作画のチープさが際立ってしまって話に集中出来なかった。本作の残り話数は5話もあるので今回は保留するが、次回以降で再び作画評価を下げるかもしれない。

 このクオリティでは、円盤はあまり売れなさそう。しかし、海外での配信人気が好調らしく、原作ファンとしては続編が生まれる可能性が少しでもあるのはありがたい。
{/netabare}
😡#8「こっちも遊びじゃねえんだよ」(5月22日 日曜 22:00 - 22:30)
{netabare}
コミック第5巻[第22話「崩壊の前触れ」第23話「空族退治Ⅰ」第24話「空族退治Ⅱ」]より
(但し前回省略された第18話の一部内容も含む。また、第24話の内容は今回はその導入部のみ描写。)

❬リオンはモブから卒業するべき?❭

 空族退治依頼に込められたステファニーの奸計を、ルクシオン提供の圧倒的武力で見事に打破したリオン。だが彼は今回の件で、己の身勝手さに気付く。彼は無意識にゲームキャラとして周りの人間を軽んじていたようだ。結果、リビアを大切にするつもりが、逆にリビアを大いに傷つけてしまった。

 リビアは自信消失し孤立化。リオンとアンジェへの疑心暗鬼の悪循環は深まるばかり。

 明るい未来のためのゲーム攻略。そして3人がまた信頼で繋がるため、リビアの実力を引き出し自信を取り戻すため、空族との戦いはまだ続く。次回も期待。

 今回、作画は前回よりは少しマシな程度。脚本はなかなかいい。声優演技も良く、キャラの心情がしっかり描けて原作の面白さを再現していたと思う。
{/netabare}
😞#9「都合のいい女子ですから」(5月29日 日曜 22:00 - 22:30)
{netabare}
コミック第5巻[第24話「空族退治Ⅱ」第25話「空族退治Ⅲ」第26話「正しい道」]より

❬リオンは朴念仁?❭

 人口知能なのに人情の機微が解るルクシオン。淡々と語るキャラながら、ここに来てその存在感が何気に増している。

 リオンというキャラ。勇猛果敢な男気を持ち、時には好きになったら告白もド直球でやってしまう。でも肝心な所で弱気なヘタレ。原作者は、優柔不断でイライラするかしないかの際どいラインを維持しつつ、絶妙なさじ加減で主人公の人間味を高めている。

 作画は相変わらずだが今回も脚本が的確で、割とゆっくりと話が進んだ。人間ドラマとしても魅力あるこの作品、ここはこれでいい。

 次回からは、クライマックスに向けて駆け足になりそうな予感。
{/netabare}
🤕#10「エセ貴族とは違って」(6月5日 日曜 22:00 - 22:30)
  作画 2.0→1.5 声優 4.0→4.5
{netabare}
コミック第6巻[第27話「束の間の休息」第28話「ヘルトルーデ」第29話「決起」]より

 毎回毎回、稚拙な箇所散見の興ざめな作画にいい加減うんざり。今回で作画評価をまた下げる。ただ、総合評価をこれ以上は下げたくないので、声優評価を上げることでバランスを取ることにした。実際、今迄のメインヒロイン二人の演技を評価したいし、今回登場の、巫女役の小原好美、ヘルトルーデ役の雨宮天もなかなかの好演だった。

❬王国英雄伝説が誕生?❭

 この日、リオンは救国の英雄となる第一歩を踏み出す。見事なアジ演説で学生を煽り、絶望を希望に変える。但し彼が公国による王国侵略に立ち向かうのは、国家を護るためではなく、この世界で最も大切な人、アンジェとリビアの笑顔を守りたいから。その結果がもたらすもの。それはリオンにとって吉か凶か?それは偶々お参りした神社の神様のみぞ知る。

❬原作改変によりアニメで状況として若干の違和感あり❭

 今回は一部に原作の改変あり。それは神社でお守りを入手する方法。残り3話で切りのいい所で物語を終えるため、アニメのテンポにはこの方が相応しいのだが...。

 原作でのお守りの入手は、アニメと同じお祭りの夜だが別人物による譲渡。巫女との出会いと会話は、その翌日の昼間の神社でのお参りの時。

 アニメでは、夜間の神社に巫女が一人だけ登場。夜に特別な祭礼行事を祭員総出で行うなら別だが、常識的に巫女の奉仕時間外に人気のない境内の中、巫女単独登場には個人的に不自然で違和感があった。しかしおかげで簡潔かつスムーズに、伏線を織り交ぜつつ、本題の戦争エピソードに無難に話しを繋げた。

 出番は僅かながら、今回最も印象に残り、原作の別キャラの役割も統合された巫女。コミックでも巫女は印象に残る魅力あるキャラだった。そのキャストは小原好美。かぐや様の藤原千花、まちカドまぞくのシャミ子など、今や人気絶大の彼女。頭がお花畑なキャラを演じると絶品の彼女だが、今回の巫女でのふわっとした演技はとてもよかった。

❬このアニメに二期は必要不可欠と思う❭

 おそらく、残り2話でこの劇中の乙女ゲーム第1作目のラスボスキャラとの対決エピソード第1段が終了。つまりコミック第7巻末までを描くかもしれない。

 残りのアニメの尺でどうまとめるか非常に興味深い。但し、今回の戦まではまとめられても、マリエとその恋人達全員を巻き込んだドラマチックな公国との最終決戦まで描くのは到底不可能と思われる。

 コミックは2022年6月時点で既刊8巻で、ラノベ書籍で第3巻の内容にようやく踏み込んだ状況。ゲーム第1作のゲームクリア、すなわち納得の一区切りを迎えるラノベ3巻末まで描くため、アニメの尺はもう1クール必要だろう。
{/netabare}
🤔#11「今、私にできることを」(6月12日 日曜 22:00 - 22:30)
{netabare}
コミック第6巻[第30話「出陣」第31話「聖女の力」]、コミック第7巻[第32話「友達」第33話「"リビア"」]より

❬リオン、両手に花エンド?❭

 今回はリオンとリビア、アンジェのそれぞれの想いが原作通りよく描けていたので見応えあった。演技、劇伴が申し分ない。ただし今回は、リオンのヒーローとしての活躍、アンジェが自分の本当の想いに気付くシーン、リビアの告白と覚醒シーンが見せ場だと思うのだが、脚本は良く出来てても、くどいようだが作画が酷すぎだ。
{/netabare}
😳#12 (終)「たとえどれだけ、この乙女ゲー世界が厳しくても」(6月19日 日曜 22:00 - 22:30)
  作画 1.5→1.0
{netabare}
コミック第7巻[第34話「黒騎士」第35話「撃破」第36話「戦後処理」]、
コミック第8巻[第37話「エピソードⅡ前 再戦」第38話「エピソードⅡ後 マリエ」]より

 今回、コミック5話分をかなりアレンジして詰め込んだ。まとめ方は悪くないがダイジェスト感が非常に強い。おかげで黒騎士との戦闘があっけなさすぎた。

 区切りとしても悪くない箇所で終わったので、最後のアニメ2話は3話に拡張して、全13話で仕上げたら良かったのにと思う。但しこの作画レベルでは尺を増やすと、同時に恥も上塗りされてしまうだろうから、結果的にこの尺は無難だったかも。

❬ゲームクリアとまでいかずとも双方共に恋人ゲットは完了?❭

 リオンvsマリエの勝負の行方は、両者共に不本意なオチが付いたが、恋人の質でリオン、恋人の量はマリエの勝ち。物心共の幸福度合いではマリエの負け。以上から総合的にはリオンの勝ち。

 マリエは憐れなコメディリリーフの毎度お騒がせキャラとして確立。どんな野望も勝利の美酒を味わえるのは一時のみであっという間の急転直下。腹黒だけど思慮が足りず不器用で根はお人好し。そんな彼女は原作者のおもちゃ。しかしそれ故に、最終的に視聴者には愛すべきキャラとなった。原作では終盤になるとヒロインらしい見せ場も増えるキャラなのだが今は残念のみ。

 ところで第1作ゲームクリアの大団円まで描くため、実はアニメはもう半クールもあれば事足りる。果たしてこの続きは制作されるだろうか。
{/netabare}
{/netabare}
❬最後に❭
{netabare}
 作画以外の脚本、声優、音楽などの評価は個人的に上々。

 しかし作画で、僅かなまともな部分と、殆どの酷い部分との落差が大きく全体の調和をかなり損ねていた。特にシリアスな場面が台無し。

 美術背景だけはいい。しかし、人やロボの動きなどは最低でチープにも程がある。紙芝居に毛が生えたようなもの。素人目でも、デッサンはプロとして失格なのでは、と感じる部分が多い。

 中韓?の作画下請け多数起用の制作の選択。これが本作の最大の運の無さだろう。職人魂が欠如してるのが日本人との一番の違い。不自然にカメラアングルを変化させたり、唐突で意味も無い場面展開と、技量の無さを誤魔化そうとする小手先の姑息さバレバレで目障りだった。

 そのため、原作はリピートするほどのお気に入りだが、しばらくはアニメをリピートする気になれない。

 二期が企画されるようなら、予算を上げて優秀な日本人作画スタッフを多く取り揃えた実績ある制作会社に変える英断が必要だ。柵あって今回の制作から変えられないなら、二期は企画があっても残念ながら諦めるべきだとさえ思う。黒歴史の上塗りは、原作のイメージのためにも止めて欲しい。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

10話 惜しかったなあ…ダレましたね。一度断念であとで一気見するかも

1話 2022年春、初の1話切りかなあ。 

{netabare} 当たりはずれは3話まで見ないと分からない。だからなるべく3話までは見よう、2022年冬のシーズンで決心しました。が、すみません、ロボットのシーンで心が折れて、宝物の絵で心が死にました。

 私のただでさえ優秀でない頭が本当のバカになりそうな気がしてきました。中世から近世の世界観かと思ってたら、ロボットが出てきて、最後の制服は日本の学園もの…うーん。

 まあせっかく決めた1話切りはしないというポリシーなので2話は見ます。見ますけど…

 言い忘れてました。乙女ゲーってとは一体???乙女に転生するんじゃないんかい。{/netabare}

2話 アレアレ?結構面白いです。壁や床の模様が無駄にレベルが高い。

{netabare}  1話目じゃなくて2話目から始めれば結構面白かったのに…1話目がゴチャゴチャして過小評価だったでしょうか。1話切りしなくてよかったかも。
 話の展開はテンプレに近いですけど、キャラの配置が良くて結構面白いです。キャラが良く動いていました。
 科学技術じゃなくて妖精とか魔法技術でなんとか世界観を統一できなかったんでしょうか。それとも科学でなにか面白いことをするんでしょうか。
 
 壁の大理石模様とか花柄、教壇の木目とかテーブルクロスとか床の柄が人物に対して無駄に無駄に凝ってました。テクスチャなんでしょうか。
 しかも、お茶会の後の混乱を表したのか、テーブルクロスの柄がずれていましたね。がんばってますね。好感がもてます。新技術??

 人物も、男、しかもサブキャラのデザイン凝ってるのに主人公が一番適当なのも演出なんでしょうか。それに女の子がもうちょっと…なんか、画面作りの方向性が逆逆にいっているのはワザとなんでしょうか???モブだから演出として??

冷静に1話を見返して、SFとして見ると旧人類VS新人類の過去の因縁が魔法VSロボット科学文明になっているので、実は奥が深い?貴族世界も結構緻密に設定されている?
 ただなあ…どっちなんでしょう。深い世界観の良作かいろんな設定をかき集めた駄作か…よくわかりません。
 ただ、視聴せざるをえないですね。{/netabare}



3話 今期覇権?いや、この1年で見たなかではかなり秀逸な方です。

{netabare} 1話見たときは、1話切りか?と思いましたが、いや面白いです。決して皮肉やちょっと奇をてらって、という意見ではありません。本気で面白くなってきました。今期、ビッグネームが期待外れでがっかりしていましたがダークホースは本作ですね。覇権といってもいいかもしれません。

 現実世界のキャラが主要キャラとして置かれていて、しかも異性サイドです。そのキャラに物語を引っかきまわされるというのが今まであるようでないですよね。新鮮です。

 非常にキャラの動きが工夫された作品です。貴族の女性上位、結婚相手を見付けないとひどい人生になる、という設定と合わさって、しかもアンジェリカ様が孤立して…という設定を活かした個々の人間の動きが自然だし、ストーリーの展開が活き活きしています。
(一例をあげると図書館のシーンからの流れで決闘の代理人を引き受ける流れですよね。主人公の立場として感情として堪忍袋の緒が切れるプロセスに説得力があります。同時にヒロインが孤立する展開も、ライバル少女の男を篭絡するゲスさも、うまく描けていたと思います)

 ロボット設定でずっこけて脱力にもなりますが、感情移入すると自然に感じてきます。冷静に考えれば普通の作品が魔法とかチートスキルで語っている部分をロボットで表現しているだけなので、うまい発想なのかもしれません。

 キャラ、設定、ストーリー展開がいい上にテンポがいいです。同じ乙女ゲームで「はめふら(1期)」に匹敵するくらい面白いかも。いや面白さだけなら「はめふら」以上かもしれません。「このすば」ほどの爆発力までには至ってないですけど。

 ただ、作画ですよね。アンジェリカ様の頭のお団子の周囲は編み込んだ髪の毛でまとめているというのがやりたいんでしょうけど、XXXXXだったり/////という感じで超適当です。
 主人公が寝ているときに顔がまっ茶色なのは影の3D処理が間違ったんでしょう。
 ただ、編み込みと言えばバイオレットエヴァ―ガーデンですけど、あんな作画でされると場違いでこまりますけど。設定がクソゲーということでそれを狙ったのならすごいです。

 とにかく韓国?のアニメータがずらりと並んでいます。今中国の外注はかなりレベルが上がってきていますが…うーん。でも、作画はやっぱり面白さには関係ないですね。これは物語の秀逸さが光る作品なので、この作画ですら面白いのは大したものです。 {/netabare}


10話 惜しかったなあ…ダレましたね。

 期待したんですが、2~4話くらいまでのパワーがどんどんなくなっている気がします。
 レースのところがロボットバトルの繰り返しみたいなのと、あの喫茶店からリビアのうだうだした身分問題が正直面白くないです。ぶっとんだひねくれた俺TUEEEが面白いのに、シリアスいれちゃいましたね。いや、たまにシリアス入るのはいいですが、とにかくペースダウンが著しい感じです。

 正直9話10話は見るのが苦痛なくらいつまらなかったです。かなり面白かったのに、残念です。ひょっとしたら一気見向きなのかもしれませんので、終わったらチェックしますが、一旦断念です。

 なお、作画は背景の3Dが面白いので3.5にしますが、人物は駄目です。
キャラも初めは乗れたので3.5ですが、後半だけなら2.0か2.5でしょうね。声優、音楽は評価しません。ストーリーは…後ろが悪いのは印象悪いので、2.0ですね。







 

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

クズ主人公が良かった。

{netabare}
全く期待してなかったけど、面白かった枠。
ゲーム世界と言うのもあって、世界観が割と意味不明で、展開も結構意味不明、となろう系ながら展開からして新鮮な感じだった。
主人公も、根はいい奴というのはあるが、基本的にとことんクズで相手を煽りまくったり独特な雰囲気で、ここまでクズを突き詰めていると不快感はなく一週回って面白いという。
まさにゲームで言う噛ませの"モブ"みたいに王子達を煽り散らかしながら踏み躙って倒していくのが一週回って清々しかった。
謎のロボ戦やレースが始まるという滅茶苦茶な展開にこの煽り厨の主人公が合っていてエンタメとしては完璧。声優が合っているというのもあるんだろうな。

で、基本的に展開自体はずっとふざけながらもラブコメとしての部分など、しっかりとしている部分は真面目にやっていて、ギャグ部分以外の要素も良かった。
真面目な回だと主人公は割と善人ムーブなのは少し引っかかるものの、それはそれであり。
ゲームの話を崩してしまうと自分の知ってるシナリオ通りに話が進まないかという懸念や、本来の相手の方がオリヴィアは幸せなんじゃないかと言う理由からヒロインたちと距離を置くのも少し卑屈だと思いながらも理解はできるし、自分の利を優先しようとしている汚い部分がありつつも、オリヴィア達のこともしっかりと考えているのが分かって良かった。
それが、ゲームのシナリオとかを完全に無視してでも、とオリヴィアに心を許すシーンの良さにもつながっていたと思う。ゲームの設定が効いていたからこそ良かったかな。
5人のポンコツ王子たちも、マリエのことはちゃんと愛しているし、正攻法で主人公にリベンジしたり、なんだかんだ憎めない奴らで全員味があって良かった。

気になった個所は、後半流石にモブじゃないだろって言う点と、男女に身分差があるという設定が後半息をひそめてしまったことかな。
作画はロボ戦とかかなり動かさないといけないシーンに関しては結構紙芝居だった印象だけど、作画崩壊みたいなシーンはなかったと思う。
キャラデザは個人的にはむしろこの作品の作風に合っていてこれで良かったと思ってるかな。

↓一話毎メモ
{netabare}
1話 ☆6
課金する乙女ゲー?w フェミニスト向けアニメ。
既にモブじゃないww もっとモブらしいことしてくれ。
負けてるんかよ。ソシャゲじゃん 
モブとは まあまあ EDいいな

2話 ☆5
オリヴィアとマリエの区別がつかん。これ主人公いる?

3話 ☆9
図書館でやるな。結局妹なんか? 面白いじゃん。
イケメンには優しい。田舎領主主人公に似てんな。
いいシーンだったのにイキるな。
決闘は口論草。煽りスキルが高すぎる。何人か逆張りおるやん。
友人ええ奴や。ロボアニメでも始まる?

4話 ☆9
ロボアニメ。一応貴族なんだな。また俺なんかやっちゃいました?
奴は四天皇の中でも最弱。煽っていく。旧式が悪いは正論。
ここ前煽りイキリしてると逆にすがすがしいわ。
全財産賭けたニキ強く生きて。

5話 ☆8
実際、装備が強いだけだもんな。さすがにイキリがすぎるw
ゲーム既プレイ勢だからな。厳しい...?

6話 ☆7
またこいつらと戦うのか。こうして熟女好きに...。
ユリウスネタキャラ化?

7話 ☆9
世界観滅茶苦茶なクソゲー 選手側じゃないんか。
アンジェってそんなに身分高かったか? 主人公相変わらずのクズで草。
借金まだ根に持たれてるw
アンジェとリビアの対立展開は少し強引かな。紙芝居。
主人公のクズさも見せながらジルクとクラリスの話も綺麗にまとまってた。

8話 ☆8
まだこの性悪女でるんかよw 結局この5人と仲良くなってて草。
この金髪いっつも噛ませやってんな。おっ、ロボアニメか?
作画もうちょいがんばれ。今回はなろうって感じだな。病んでて草。
まあ確かに過保護だしな。けど実際優しくするのは今後の自分のためなのね。
最後の動揺シーンだけで今回も結構よかった回だと言える。

9話 ☆9
むしろ他人の心を壊す側だろw このロボの相棒感好き。
奴は5人の中でも最弱…。
シリアスいる?って言おうと思ったけど、結構シリアス要素もいいじゃん。
なんか王道な展開にw 最近境界戦機よりもロボアニメしてるじゃんw
モブ要素。クソ女。なろうでは珍しく主人公が完璧じゃないのがね。

10話 ☆6
これ原作何ゲーなんだよw 戦争ルートフラグ。
制裁を行いなさいはさすがに意味不明だ。目的と関係の無い指示。
敵のヘイトのためだけの展開になってる。
さすがに戦争は唐突感あるな。
オリヴィアの話を一旦断ち切ったのが意味わからない。親の七光りだよな。

11話 ☆8
主人公の棘がなくなって良くも悪くも普通のなろうっぽくなってしまった感がある。男女平等。作画。謎の王道展開。
船から落ちるかのシーンどう考えてもアンジェじゃなくて主人公でやるべきだったよね。このピンチの中助けたのにw ラブコメの波動を感じる。

12話 ☆8
やっぱりロボアニメじゃねーか。なんか普通のなろうになってしまった感あるな今回。じじい相手にイキる。なろう系主人公なら無双してた。
いや、無双してたよな?w モブ…?
意味不明な展開がテンプレ感なくて面白いアニメだった。
ふざけてばかりではなくラブコメとしての出来も結構よく。

曲評価(好み)
OP「サイレントマイノリティー」☆7.5
ED「Selfish」☆8.5
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11

60.4 6 伯爵で仲間なアニメランキング6位
ポーション頼みで生き延びます!(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★☆☆ 2.9 (105)
279人が棚に入れました
ある日突然、異世界に転生してしまった22歳のOL・長瀬 香。 転生先でバッチリ生き延びるために、神様的存在からカオルがゲットしたのは若返った肉体と…超チート級のポーション作成能力!? 異世界転生女子・カオル☆知恵とチートで…生き延びます!

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

この手のオナニー系なろうの終焉を感じさせる作品。

 最終話(12話)まで観ました。2024.01.06

 観るのが苦痛でした。頭の悪い話ですねぇ…。なんで作中の異世界の住人は全知全能の女神がいるのに、病や戦、貧困や飢饉で苦しまないといかんのか?

 人格神でも、ギリシャ神話の神々の様に話が通じないなら分かりますが、女神はカオルと意思疎通できるのね…。

 主人公のカオルも、行く先々で貧民を助けたりしますが、女神がやれよ…。なんでカオルの手柄なの?借り物の力だろ?

 この世界が頭悪すぎるのは、神が世界を運営しているのが明らかである場合、王権やら宗教が成立しないのに、異世界人が何も疑問に思わない点です。

 何で偉そうな王様や宗教指導者に従う必要がある?神が何でも差配してくれれば良いじゃん。忙しいなら、異世界人に神の力を与えれば良いです。

 ゲームの中の世界で、異世界人がNPCなら分かりますが、この世界の住人は人間としての要件を満たしていません。

 ポーション云々関係なく、主人公に都合のよいことしか起こらない糞みたいな世界で、性格の悪い主人公が女神の力を背景にオラついている話なんて人気出るわけねぇ〜よ!

 何でこんなのアニメ化したのか?2023年秋アニメの汚点としか言いようがありません。
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 10話まで観ました。2023.12.10

 主人公のカオル、はっきり言って悪魔です。倫理観とか以前の話です。

 薬屋を開業して、異世界人に軍人病(性病か?)の治療薬を売りつけます。

 この薬、わざと完治はさせない、症状のみを和らげる薬で、軍人達から永遠に金を巻き上げるつもりだそうです。

 万能薬作れるのに、これでエエのか?ゲスの極みじゃね?もう、麻薬売るのと変わりません。

 そもそもコスト無しで万能薬作れたら、現実社会でも世界秩序を破壊出来ます。全病院廃業です。戦争も激化することでしょう。人口爆発も起こります。
 
 それだけのポテンシャルを持っているのに、周りの人間だけ偽善者的に助け、後は金づるとしか思っていないカオルを誰が応援出来るのか?

 しかも、女神に与えられたチートに過ぎません。そもそも、ポーションで商売しなくても、金目のモノをいくらでも生成できるはずでは?

 異世界に対する嫌がらせをしているとは思えないカオル…。オチは異世界人に殺されるにしないと、ワーストヒロイン街道まっしぐらです。

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 7話まで観ました。2023.11.19

 何このゴミみたいなアニメ?近年のなろう系でも最低の部類なのでは?スマホ太郎がマシに見えます。

 主人公、もうポーション関係ありません。簡単に人を殺します。そんな力あったのか!?

 戦争の手打ちの和平交渉に女神も召喚します。もう、めちゃくちゃです。なろうでいつも感じますが、なんでただの社畜だった奴がそこまで存在Xに贔屓されるの?

 もう、異世界に迷惑をかけるだけの存在に成り果てている主人公…。こういうのを観て喜んでいる様な奴は、自分の世界にチートが来て、逆にやられたらどう思うよと小一時間説教ですね。

 いやいや…。のうへい、ろう金と劣化して行って、最後にこれか…。馬鹿にしてんのか!٩(๑òωó๑)۶
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 4話まで観ました。2023.10.31

 異世界に転移、転生して、存在Xにチート能力をもらって遅れた世界で現代日本の知識で大暴れ…。いつものやつです。

 本作品、なろう連載開始が2015年らしいです。当時より、日本はさらに右肩下がりで、日本ゴイスーが通用しなくなってきているので、主人公のやる事なす事、浅くて近視眼的で腹が立ちます。

 最近の外国人観光客は、金だけは持っていた中国人よりも更に劣化した奴らばかりです。円安なので海外の貧乏人が遊びにきているのです。

 店に入る金も無く、路上で飲酒したり、コンビニ弁当食ったりする、ゴミ客を相手にするしかなくなった日本…。

 ゴイスーオナニーテレビ番組でも覆い隠せない真実…。Youは何しに日本へ?物価が安くて金が無くても遊べるから…。

 転生なろうの多くは、スゴイ日本に住んでる自分はスゴイはずなのに、運が無かったからの転生、大逆転の爽快オナニーですが、そもそも日本自体が凄く無い様なので、オナニーが段々と成立しなくなって来ています。おかずに説得力が無くなってきています。

 本作品の主人公は、封建社会の王様や住民に上から目線でダメ出しをしますが、失敗社会で社畜やってた奴の台詞か?どの口が言う?

 作者の知識が浅いとか、主人公のキャラが悪くてサイコパスみたいだとかで、ヘイトを集めた作品は過去にもありましたが、転生なろうの前提が揺らいでいる昨今、古いなろう作品はいくらアニメ化しても、駄目な様です。トホホ…。

 

投稿 : 2024/11/02
♥ : 4
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

作品よりも次々とアニメ化される「FUNAマジック」に興味が沸いたw

【レビューNo.127】(初回登録:2024/6/9)
ラノベ(なろう発)原作で2023年作品。全12話。
前回FUNA作品の『ろうきん』をレビューしたので、その勢いで本作もレビュー
しておこうかと。

(ストーリー)
OLの長瀬香は帰宅途中で(神様的な)地球の管理者の調整失敗により死亡した。
その際異世界に転生を薦めれる。
そして異世界の管理者・セレスと交渉して(まあ脅しですがw)
・肉体の若返り
・思った通りの効果のある薬を、考えた通りの容器に入れて作る能力
・容量無限、時間経過無しのアイテムボックス
・この世界のあらゆる言語の会話、読み書きに不自由しない能力
・セレスと友達契約
をいった条件を付与させることに成功、彼女は”カオル”として異世界ライフ
をスタートさせるのだった。

(評 価)
・主人公は”小賢しさ”が鼻につく
 「性格の悪い主人公」がFUNA作品の持ち味っぽいのですが、『ろうきん』の
 場合だと「金貨を稼ぐ」が主題だったので
 ・性格の悪さ=”アコギな守銭奴キャラ”がピタリとハマる
 ・善意の行動もあるが、後でしっかり金貨で回収
 という感じで、このキャラ造形も上手く機能していた感があるのですが、本
 作の場合は
 ・転生時にあれやこれやと注文をつける”厚かましさ”はよしとして
 ・降りかかってくる火の粉に、”とんちめいた悪知恵”で対抗
  → 何かと”小賢しさ”が鼻につく
    (私の考えた「この凄い屁理屈ドヤ!」みたいなw)
 ・ヒールキャラの割にイミフに善行に走ったりと何かと中途半端
  (その場の思い付きでキャラを動かしているような)
 って感じですかね。
 FUNA作品お得意の
 ・「性格の悪い主人公」×「”ご都合主義”のサクサク展開」
 の組み合わせは悪くなく、頭を空にして観れるのですが、『ろうきん』は主
 人公ミツハが上手い具合に”ぶっ壊れてた”だけに、それと比べるとカオル
 は単に性格の悪い魅力に欠けるキャラという印象ですかね。

・チート能力は白けてしまった
 Q:「ポーション頼み」でどうやって生き抜くの?
 A:”ポーション=何でもあり薬品”やし”容器”もガバガバ設定やぞ!
 {netabare}(毒薬を相手の体内に生成したり、よく斬れる剣型の容器を出したりとか){/netabare}
 最初は「そうきたか」と斜め上の答えに少し感心しましたが、結果「制限な
 しの何でもアリ」になってしまったので、何をしても「ハイそうですか」と
 しかいいようがなくなったんだよなあ。
 その点『ろうきん』の特種能力「現実世界⇔異世界を自由に行き来できる」
 は(多少のオーバースペックはあったものの)ちょうどいい収まり具合で、
 他の見せ場ともバランスが取れていたように思いますね。
 本作だと特種能力がチート過ぎて、そこら辺がボケてしまったかなっと。
 何か原作者の
 「ドヤ、そうくるとは思わなかったやろ!」
 を見せつけられているだけなんじゃ・・・

・キャラデザは独特
 『ろうきん』のミツハも童顔キャラでしたが、カオルも転生時に若返りを
 希望したので少女キャラとなっています。
 しかしデフォルメが効いて、そこに(アイデンティティともいえる)目つき
 の悪さをプラスしたかなり独特のキャラデザですね。
 まあラノベ化の際イラストも描かれるので、そのイメージを崩せないという
 ものあるのでしょうが、
 「このキャラデザで性悪でブラックなことをするというシュールさ」
 といったギャップ狙いって感じなんですかね。
 個人的には『ろうきん』と比べると
 「『性格の悪い主人公』×『ガバガバなチート能力』」
 というアイデアだけで見切り発車した作品という印象なので、それを象徴し
 たかのようなキャラデザと捉えればアリですかね。
 最初は違和感アリアリでしたが
 「この作品にしてこのキャラデザあり」
 で、意外と馴染んだかなっとw

個人的には作品より
「次々とアニメ化される『FUNA先生の謎の力』」
の方が興味深かったですね。
前提条件として”一定数売れている”というのはあるんでしょうが
・この手の作品にそれなりの需要があるのが驚き
・FUNA先生には業界人を魅了する何かがあるのか?!
と、いろいろと考えさせられたなっと。
「FUNAマジック」恐るべし(笑)
「この方にしか書けないものを書いているから」といえば、そうなのかなあと
いう感じですね。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 14

たナか さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

イトュモノウヤートュー REMIX Ver

低予算異世界なろう。
ぼくのかんがえたさいきょうの統治論w

いかにも低予算な作画だが無駄にテカテカツヤツヤしてないので案外見やすい。いかにもラノベ的な説明→クイズ→回答をただただ回すのみ。作品の味付けとしては幼女キャラが現実世界の用語を使うといった現実知識ツエーの味変。ひたすら説明してくれるので置いてきぼりにしないことを念頭においた周到な優しさにはプロ意識を感じる。

02
やはりいつものやつでした。

きららに代表されるロリコンアニメは中身も女児向けアニメ相当なロジック不要なわかりやすさとピュアで繊細なハートを傷つけないやさしさに包まれる安心安全なメルヘンな世界観だが、これは女児が直接触れることがないようなリアルワードを差し込むことで背伸びしたい小中学生にはフックとなるのかも。カオルの中身は社会人なうえ物語の主人公相当の異常なたくましさを発揮するのだが、現実世界のビジネスワードを使ううえに見た目が小学生相当なので余計嫌味に映るか。美少女キャラは健気で不幸で脆弱で可哀想でギャン泣きしなければならないという量産型可哀想ポルノへのアンチテーゼなのだろうか。2話冒頭の「泣かせてみろ」からはそんな意図を感じさせる。

八万枚ほどには不安に駆られて長期的展望がないのはチートスキルあってこそ。とりあえずいい環境さえ整えれば金銭や過度な老後の心配は不要とのことで、あとは巻き込まれのパターンで見せるしかない。こういう自身の力で我が道を切り開く胆力のある主人公像は実に少年漫画寄り。齟齬が無いように理解と納得ができる程度の狭い範囲で弱さを説明しなければならない萌えキャラとは正反対なので、美少女萌え日常作品を期待するとコレジャナイ、共感デキナイになってしまう。そこは作者名でいつもの芸風を予想してねということか。

ぼくのかんがえたさいきょうの税制w
あまりに安易な帰結なのでさすがにマジでやってるのではないと思う。
小中学生でも理解できる理屈にするには異世界ならばこれで通るということにするしかない。

八万枚と違って本題に入るのが早くて助かった。もういいです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 0

63.9 7 伯爵で仲間なアニメランキング7位
DTエイトロン(TVアニメ動画)

1998年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (23)
141人が棚に入れました
2187年、強い紫外線が降り注ぎ荒廃した地上。ドーム都市データニアでは、子供達が感情を制御され巨大建造物「パイル」での作業に従事させられていた。そのうちの一人、主人公の少年シュウは海への憧れから脱走し、アンドロイド「エイトロン」をあやつる少年たちと出会う。彼らは、データニアの子供たちを解放しようとするレジスタンス、「リターナー」だった。シュウは彼らととも、にユートピアといわれるもうひとつのドーム都市「アモーロート」を探して旅発つ。一方、シュウ達が高い環境適応能力を持つ「DT(データトランスフォーム)保有者」である事を知ったデータニアは、捕獲のための部隊を送り出す。

声優・キャラクター
保志総一朗、夏樹リオ、矢島晶子、諏訪部順一、川澄綾子、山口勝平、神奈延年、辻谷耕史、遊佐浩二
ネタバレ

lZQnV50529 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

雰囲気を味わうアニメ

これを、SFの面白さを追求という観点から見たらつまらないでしょうね。これは完璧に雰囲気を味わうアニメ。たとえば、第15話のラブソング。 {netabare} 輸送手段を失って歩いて移動していた一行が、風力発電を見つけ、人が住んでいる村を見つけますが、この村は、世界の人々が歌を歌う習慣がなくなったので、歌を皆で歌って世界に歌を流している村だったというお話です。人々が練習のために歌う歌をBGMにして、お話が進んでいくところはさすがだと思いました。 {/netabare}
深夜放送時間帯で、ちょっと仕事に疲れてぱっとテレビをつけたらとてもよかったという感じのお話が多かったと思います。OPの歌はとても好きな歌詞で、お話の展開とも符合しています。幸せな時代に生まれたことを感謝して生きていきたい。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3

miki0908 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

視聴困難

現在では視聴困難なアニメのひとつ。
opがDragon Ash、EDがジャングルスマイルの同じ星。
どちらも名曲です。

近未来ディストピアとロボアクション。
この当時にしては画期的でした。
正直評価できるほど知りませんが、
いつか見たいアニメです。

DVDBOX買おうか迷います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 1

Chika さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

DTエイトロン

この時代の名作
素晴らしい作品です!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 1
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