伝奇で秘密なおすすめアニメランキング 2

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早速見ていきましょう!

88.2 1 伝奇で秘密なアニメランキング1位
十二国記(TVアニメ動画)

2002年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (1685)
9124人が棚に入れました
周囲に合わせるだけの日々を送ってきた平凡な女子高生・中嶋陽子。
ある日、ケイキと名乗る人物に連れられ、たどり着いた異世界。 そこは、十二人の王と十二頭の麒麟によって治められる十二の国々からなる不思議な世界だった。なぜ自分はここへ連れてこられたのか、ここはいったいどこなのか、異世界でケイキとはぐれてしまった陽子は疑問を抱えたまま、生き延びるために見知らぬ世界で生活することとなる…。

声優・キャラクター
久川綾、石津彩、うえだゆうじ、子安武人、相沢まさき、山口勝平、鈴村健一、岡野浩介、釘宮理恵、勝生真沙子、ゆかな、藤原啓治、進藤尚美、石田彰、若林直美、桑島法子、高山みなみ、山崎和佳奈、鈴木れい子、西村知道、平松晶子、川上とも子、千葉千恵巳、大川透、中田和宏、野島健児、西凜太朗、松本保典、大倉正章、家中宏

440 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

チャイナドレスじゃないんだよ!

前半は主人公をマジ殴り倒したくなりますが、色々なことに挫折、絶望して、そしてはっと主人公が気が付く場面。いいです。そこからが主人公、マジかっこいい。悩んでいる内容も異世界に行ってしまった主人公特有の悩みではなく、あくまで等身大の女子高生。
深い・・・めっちゃ深い話です。
OPは歌ではなく、曲ですが、かっこいい。挿入歌、ED共々いい仕事をしています。
個人的に王や高官の式服にはまりました。かっこいいっす。こんなのアニメしかねえよ的な奇抜な色彩ではなく、リアル古代中国っぽい感じ。満州民族の民族衣装ではなく、漢民族の民族衣装がベースのこの作品。
屍鬼、ゴーストハントの作者でもある小野不由美さんが書いた作品。いまだにランキングに入るような根強い人気を誇るこの作品は一見の価値ありです。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 31

九条 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

異世界ファンタジーの域を遙かに超えた成長記。

人の顔色ばかり伺う、八方美人の陽子の成長を描く、小野不由美原作の異世界ファンタジー傑作であり
優柔不断で未熟者だった人格が、全く別人の如く、己の意思を力強く主張する39話の締め方は感無量。
突如、喚ばれた異世界空間の過酷な経緯を経て、漸く序盤の布石が実を結ぶ作中屈指の名場面であり
NHK特有のメッセージ性を投じる。序盤が鬱屈なのもあり、その反動は、並々ならぬ感動を醸成させる。
その上、十二国という異世界を完全なる空想世界とせず、ある程度、現実味のある世界とすることにより
現代社会の個人は政治的関心が希薄であり、メディアや周囲の考えに流されやすいというマイナス面を
明確な形で、クローズアップすることに成功しており、画一的かつ受動的な大衆へ喚起が促されている。
無類の才覚を陽子に宿さず、人間的に成長していく過程においても決して避けては通れない苦行があり
説教臭さが鼻に付くと感じる方もいるだろうが、これをなくしては「十二国記」シリーズは成り立ち得ない。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 43

ポクレウル さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

最近ではもう見かけることができない種類のアニメ

人の心の成長を描いた物語でした。

彼ら、彼女らが旅を隔て、さまざまな人と出会い自分の固執していた考えが間違い(社会的には間違いではない)であることに気づく。

例えばそれはどうすれば人とうまく接することが出来るのか、彼ら自身がいろんな物事に対して抱く感情とどう向き合っていくのか。人を通して自分自身を改め成長していく。その成長過程がすごくリアルに描かれています。

最初のほうは唐突ですが、基本的なストーリーはしっかりしています。しかし未完で気になるところもいくつかありますが。

あんまり用語や登場人物の解説などがないので考えないと飽きるかもしれません。区切りがつくとそこでまとめて解説が入ります。(例えば1~12話で13話で解説)



感想
中盤がおもしろかったです。こいつがこんな風に変わったのか、人が変わる様がかなり明確で、見ていてなんか心地よかったです。この作品を見て自分自身に置き換えてすこし考えてみようかという気になりました。

しかし一気に見ないと変化というのが捉えずらくなり、実際にテレビで見た方はあんまりおもしろくなかったかもしれません。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 15

67.9 2 伝奇で秘密なアニメランキング2位
継つぐもも(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (121)
489人が棚に入れました
平凡な少年・加賀見かずやの前に、付喪神の美少女・桐葉が現れてから、これまでの生活は一変した。怪異を呼び寄せる「忌み子」であったかずやは、土地の神・くくりから怪異を倒す「すそはらい」の命を受け、桐葉と共に奮闘していた。かずやたちは、学校の活動として、怪異の情報を集める「お悩み相談室」を立ち上げることに。しかし、平和なお悩みが寄せられる裏側で、くくりを狙う大きな計画が動き始めていた…。ドSな美少女付喪神の桐葉だけでなく、図らずも巻き起こるハプニングと共に、かずやへ想いを寄せる女子たちも参戦!学園で伝奇で美少女山盛りな欲張りコメディ、第二幕の始まり!

声優・キャラクター
三瓶由布子、大空直美、久保ユリカ、松井恵理子、芝崎典子、大地葉、大久保瑠美、M・A・O、坂田将吾、杉山里穂、内田愛美、菊池幸利、大野柚布子、湯浅かえで、徳井青空

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

公式HPのトップページのイラストが、こんなにも意味深だったなんて…

この作品の原作は未読ですが、TVアニメ第1期は視聴済です。
物語の内容に繋がりがあるので、第1期未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。


平凡な少年・加賀見かずやの前に、付喪神の美少女・桐葉が現れてから、これまでの生活は一変した。
怪異を呼び寄せる「忌み子」であったかずやは、
土地の神・くくりから怪異を倒す「すそはらい」の命を受け、
桐葉と共に本当していた。

かずやたちは、学校の活動として、
怪異の情報を集める「お悩み相談室」を立ち上げることに。
しかし、平和なお悩みが寄せられる裏側で、
くくりを狙う大きな計画が動き始めていた…。

ドSな美少女付喪神の桐葉だけでなく、
図らずも巻き起こるハプニングと共に、
かずやへ想いを寄せる女子たちも参戦!

学園で伝奇で美少女山盛りな欲張りコメディ、第二幕の始まり!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

第1期よりシリアスな場面が増えたように思いますが、寧ろ面白さに拍車が掛かったようで個人的には良い方向に転がったと思っています。

先のレビューにも書きましたが、私は視聴時間を捻出するために通勤電車の中でもアニメを視聴しています。
第1期はちょいちょいお色気モードが入ってくるので、電車での視聴は敬遠していましたが、第2期は車内がガラガラになる帰りの電車で視聴ができるレベルでしたので。
そしてこの作品の最終回もやはり電車の中で見ないで正解でした。

序盤から中盤までは新キャラが投入されるも、基本的には第1期の延長線上で
すそはらいを中心に物語が展開されます。
ですが中盤以降、物語は異様な展開を見せ始めるのです。

公式HPのINTRODUCTIONにも記載されていた「くくりを狙う大きな計画」が正にそれです。

ですが、一概に誰が悪いとも言えないのがこの物語…
物語の中で「迷い家」という場所が出てきます。
ここは、人間から不遇の扱いを受けた付喪神が寄り添う場所なんです。
付喪神は持ち主である人間から霊力の供給が切れてしまうと人の姿を保つことはできません。
ですが、迷い家の中でなら持ち主が居なくても人の姿のままでいられるんです。
勿論、そんなに都合の良い場所がある訳では無く、迷い家を運営するが故の代償も当然必要になります。
だから迷い家を守るため、そこに集う付喪神たちは悪事を重ねてきたのでした。

きっと決死の覚悟だったに違いありません。
大切に使われ長い年月を経てようやく付喪神になれたのに、所有者を見限らなければならないなんて…
だって、ややもするともう二度と人の姿になれないかもしれない…
もっと酷い所有者の手に渡ってしまうかもしれない…
それならもう少しここで耐えて…
という自問自答を繰り返した結果の言動だったのではないでしょうか。
少なくてもかずやの周りでそんな話は微塵も聞いたことがありません。
だから、諸悪の根源は物を大切に扱わない人間自身なのかもしれません。

だからといって、悪事が正当化されることはありません。
今振り返って思うのは、この物語りが迷い家の件で終わってくれたら良かったのにと心底思います。
突然入ってきた横やり…
その横やりが何もかも全部持っていっちゃったんですから…
いいえ、その横やりは自分の欲求を満たすためだけにやってきて、結果的に好き放題のことをやらかして、残されたのは最悪の顛末だけ…

どうして、ばっさり壊しちゃうんだろう…
どうして顔色変えずにそんなことが出来るんだろう…

残された時間はたった3年…
一度固めた決意を2度と揺るがすことなく本懐に向け邁進して欲しいと思います。
これまで沢山貰ってきた恩に…目一杯の優しさに報いるためにも…

オープニングテーマは、A応Pさんの「風吹けば月夜の果てに」
エンディングテーマは、東城陽奏さんの「春、奏で」

1クール全12話の物語でした。
まさかここでアニメ化打ち切り、なんて事ありませんよね。
アニメ2クール分で原作のストックをどの位使ったんでしょう。
アニメ第1期で原作7巻までが使われ、第2期ではそれ以降どこまで使ったかが分からないんですよね。
現時点で原作既刊25巻で、第1期から第2期までの放送期間が3年…
せめて放送時期は未定でも、「続編制作決定!」のテロップくらいは拝ませて欲しいかな^^;

投稿 : 2024/11/16
♥ : 16
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

観終わった

2話までの感想{netabare}
本当に二期やるんだ。
個人的にこの作品は“天地無用!魎皇鬼”(特にOVA第一弾)の匂いを強く感じてて、実際に前期の後半では折笠愛が声を宛てたキャラ登場でスタッフが狙ってたのは確実だと思う。
スタッフ調べた限りではAICとは無縁っぽいんだけどどうなってるん?w
もっと言えばどの作品も良い所と悪い所があって、天地無用の悪い所(個人的には膨大)を取り除いて良い所だけを伸ばした感じで結構好印象だったり。

ということでさーて2期はどうかなーと思ったら…おおう、肝心の折笠愛キャラがOPでは1カットしか無いじゃないか…更に公式のTOP絵には、居ない!
これちゃんと本編で登場するかなぁ?

でもって内容の方なんだけど…やっべ、前期折笠愛以外殆ど覚えてないw
本編見て思い出してる状態、あーそっかそっか、主人公のスソハライの件は生徒会長は承知してたねぇ、とか。
で、1話で事情を知らなかった友人に打ち明けて部?を立ち上げて、じゃあ2話ではその活動を描くのかなーと思ったらそうではなく…あーそっかそっか、前期決闘したんだっけ。
それの後始末というか関係改善の話。
ま、まぁこのエピも必要か…早くスソハライしようぜって思うけど、参ったな、前期でやり残したことがまだあったかどうか覚えてないw
母の行方の謎とかもあるけどこれは今期でも明かされないっしょ?多分。

ところで1話のパンツがカエル柄だったけど、これはド根性なのか?{/netabare}

総評{netabare}
あれ?終わっちゃった??終わっちゃったよおいィ!?
完全に途中でブツ切り、第三期決定って情報も見ないしここで終わりらしい。
マージーでーかー。

とはいえ「ブツ切りケシカラン」と思えないのはそれまでの積み重ねのおかげか。
なんせ途中の展開がダイジェスト作品と呼ばれるラインのギリギリ一歩手前で踏みとどまったような、急ぎ足展開ではあった。
ここまで詰め詰めにしてこの終わり方だったら仕方無いのかなぁ、と。
または逆に、最終回のタイミング・原作のここまでをアニメにするという範囲をもっと前に設定して、途中を急ぎ足にしないでのんびり展開にするとしたらどこが切りどころかと考えると…う~ん難しい。
なにより今シリーズは「迷い家」関係の話に終始して、母親の謎に踏み込むヒマは無いだろうと思ってたので意外性はあった、かな?

特に急ぎ足だなぁと強く印象付いたのは4話。
夢の世界に閉じ込めるスソが居て、それの中に入ると性別が反転して“カリギュラ”だか“イド・インヴィデッド”の名探偵よろしく最初は夢であることも自覚なく、更にその世界では影の自分が入れ替わりを企んで潜んでて。
ついでに夢の世界なのでイメージしたものが具現化できるみたいで、かつてカミツキを体験したことのある人はイメージしやすいってことだろう、前期登場したカミツキを再登場させて「あー、そんなヤツ居たたねぇ」と思い出させてくれる展開もやって。
ラノベ原作だったらこれだけで1クール…は長すぎるにしろ、3・4話はかけそうなてんこ盛り内容を1話に詰め込んでた。
しかもこの回で主人公が性別転換したのは伏線?になってて、7話で複数の女性(ハーレム要員)に誰が一番か調べられ、4話の「女になった自分が一番」というオチに繋がるためカットもできない。
ってかこのオチも秀逸w、これじゃあハーレム要員は誰も責めることが出来ない・喧嘩のしようがない、一番カドの立たないベストな選択だったんじゃない?
というか7話は7話で格ゲー世界、クイズゲー世界と2本立てでやっぱりかなり詰め詰めなんですけどね。

それでいて雑に感じないのは…全体でそうだけど6話が顕著だったかな?
「何か企んでるらしい連中の正体や目的が謎」と「そのグループ内に居るアザミの正体や目的が謎」と、謎に謎を重ねる構造になってて、両方を引っ張ると何がナンだか分からなくなると判断したのか片方をとっとと丁寧に明かしてくれました。
やろうと思えばこの回カットしてそれ以降のシーンで回想ちょいちょい入れて説明することも可能だったろうけど、分かりにくいのは間違いない。
原作からそうなのかも知れないが、あんまり難解にならないようにしようとした配慮は感じる。

まぁ実際、そのおかげで「ククリが狙われてる」「ククリ大丈夫か?」みたいな感情移入というか導線?視線誘導?に容易に乗ることができた、その後の「腐っても神」も映えた。
ってか最近さぁ、説明されてもいないのにキャラクターだけが納得して行動する作品が目立ってねぇ、家族の親交を深める描写が無いのに家族だ家族だ言ったり、それまで仲良く山菜取りなんかしてたのにいきなり豹変して斬りかかってきたり、とか。
そう考えると丁寧な作りにはなってて、だけど急ぎ足で…「原作のここまでをアニメ化する」というノルマに対してスタッフの苦労ぶりが覗えるというか。

と、やや賞賛めいた感想になってしまったけどブツ切りなのは事実。
笛の付喪神はどうした?、あきとあるみ兄弟は捕まってないよね?、三年間修行に出るとなるとちさとは蚊帳の外?等、メイン以外の部分でも投げっ放しが激しい。
なにより最終回、母さんが強すぎて敵わないどうしよう!って時に駆けつけるのは折笠愛キャラじゃないのか、ってかアイツはどこ行った?
と、この範囲(二期)だけでの評価は難しい、星はいじらず保留の3にしときます。
というか三期やってくれないと困っちゃうw
原作は双葉社なので弾数はそんなに無いと思うので三期やってくれそうな気はするんだが…どうだろう?{/netabare}

余談{netabare}
炎上を再燃させたりしたくないので書こうか迷ったけど、気になったことがあったので追記。

まず、アニメ“アズールレーン”の8話を担当したアニメーターが手抜き発言をして炎上したことがあるのだけど、実際本編を見た限りそんなに酷くない。
むしろ良かったくらいで、ああ、これは「そんなこと言ってしっかり描けてるじゃん」「手を抜いてコレとは恐れ入りました」と言われたかったんだろうなー、と個人的に思ってて。
まぁまずアニメーターを人格者かなんかだと勘違いしてるのが間違いで…ただの人間だよ?性格悪い奴も居れば捻くれてる奴も居るって。
精神的にハイな時期もあれば落ち込んでる時期もあるだろう、もっと言えば言葉選びが下手な人も居るだろう。
ってことで私自身はこの炎上に関しては「どうでもいいじゃん」って思ってて。

そんな前提を踏まえて、2020 5月31日放送した“継つぐもも”9話がアクション作画がスゲー頑張ってました。
一体誰が頑張ったんだろう?と思って調べてみたら「田中宏紀」って方みたい。
…ってあれ?
この方、先の“アズールレーン”8話も担当されてる、炎上発言した人とは別ね。
あっるぇ?私がアズレン8話で「そんなに酷くないじゃん」と思った箇所は、炎上発言した人のパートじゃなくて田中宏紀のパートだったりして!?
あっるぇ~?{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 9

ローズ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

すもももつぐももももものうち

中学生の加賀見一也と付喪神である桐葉。
お悩み相談室という部活を作って、呪詛祓いを行うのであった。

序盤までは、今まで通りのシナリオ。
中盤から『迷い家』登場。
そして、最終話に大きな動きが。

だんだん物語がマンネリ化したところに新キャラが。
『迷い家』の登場はアクセントが効いて良かったです。
持ち主を失った付喪神たち。
居場所を探していました。
迷い家を提供したミウラヒ。
土地神の結晶によって、迷い家は安全でした。
ミウラヒの力が弱まり、代わりの土地神の結晶(命)を狙う事となります。
そして最終話で決戦か?というところで……

最終話は賛否がありそうですね。
修行の時間を与えられて助かった、
中途半端なところで終わらせるな、
などなど意見があると思います。
私は、ド〇ゴンボールと同じ展開か!と感じました。
おそらく、原作ではそのボスキャラと決着が付いていないのでしょう。
3期、またはOVAでの続編を期待します。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 13
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