ato00 さんの感想・評価
4.2
アニメ草創期の名作<追記;最終回を観て>
日本アニメ草創期の宇宙冒険もの。
宇宙戦艦ヤマト2199のリメーク元です。
ガミラスの攻撃による人類滅亡まであと1年。
宇宙戦艦ヤマトはわずかな希望を抱き、ガミラスと戦いながら、救世主イスカンダルを目指します。
ストーリーとしては王道。
しかし、子供向けアニメが大半の当時としては、真新しい設定でした。
私も含め、今のオジサンたちは結構好きな人が多いかもしれません。
月から火星へのワープで服が透けるとか、波動砲発射時にはエネルギー充填120%とか、アナライザーが人間味あふれるとか、今思えば斬新ですね。
ラストのシーンは、ひたすら感動した記憶が。
あまりにもシンプルで、今でも強烈に心に残っています。
ED曲「真っ赤なスカーフ」、当時は単なる悲しい曲と思っていました。
ところが、歳を重ねた今では身に染みる曲であることに気づきました。
これほど悲壮感のあるアニソンは、タイガーマスクのED曲くらいです。
<冥王星の話>
手に汗握る冥王星での反射衛星砲をめぐる攻防戦。
戦いの大きなポイントとして、冥王星の衛星が登場します。
なんと、冥王星の衛星カロンが発見されたのは1978年。
1974年に制作されたこのアニメは、冥王星の衛星の発見を予言していたことになります。
当時、ホントびっくりしました。
<追記;最終回を観て>
今の薄汚れた眼で、最終回だけ観てみました。
ひどい作画です。
でも、突然クリアになります。
制作者の意気込みが感じられて面白いです。
ひどい演技です。
臭すぎます。
当時はそれが精一杯だんたんでしょう。
ひどい設定です。
無理やりですね。
{netabare}デスラーが消滅する場面がスイッチオンとは・・・{/netabare}
尺が取れなかったとはいえ、雑ですね。
ラスト、感動しません。
歳を感じますね。
純粋な心をもった子供の時にもどりたい。