2025年度の人生TVアニメ動画ランキング 5

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の2025年度の人生成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年02月19日の時点で一番の2025年度の人生TVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

64.2 1 2025年度の人生アニメランキング1位
悪役令嬢転生おじさん(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (55)
251人が棚に入れました
52歳の真面目な公務員、屯田林憲三郎は交通事故で死んだ。 ……はずだったが 目を覚ますとなんと彼は娘がハマっている乙女ゲーム「マジカル学園ラブ&ビースト」の世界に転生していた!! 転生した人物はゲームの主人公、アンナ・ドールの恋路を邪魔する悪役令嬢、グレイス・オーヴェルヌ。 そこで本来のグレイス同様、悪役令嬢として立ち振る舞おうとするグレイス=憲三郎。 だが、自身の経験値からアンナを包み込むような親目線発言と庶民的な言動を優雅なものに自動変換する能力【優雅変換(エレガントチート)】が相まって自身の評価が爆上がり! さらに意図せずゲーム攻略対象のイケメンたちとフラグが立ちまくりで!? 異世界で生き抜くための武器は剣!?魔法!? いいえ、社会で培ったおじさんスキルです!! おじさん×異世界転生×悪役令嬢でお届けするほのぼのコメディ、堂々開幕(スタート)!
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

6話 面白いけど、進展が欲しい気もします。

第1話 テンプレ構造をメタ的な視点でギャグに落とし込んでいるのが素晴らしい。

{netabare} 通常25時配信は翌日の朝に見るのですが、本作は楽しみで見てしまいました。キャラデザはそのまま上山道郎氏の作風ですね。アニメ化でここまで元絵の再現度が高いのも珍しいですね。力が入っている気がします。演出や作画が丁寧でこれは制作会社…あるいはスタッフは当たりのようですね。

 第1話の感想は非常に面白かったです。24分があっと言う間でした。優雅変換(エレガントチート)素晴らしいです。キャラは本来的な意味でのチート設定ではない感じなんでしょうか。王子の名前が思い出せないときの裏の名前が映画俳優ばかりでしたが、デンドロビウムと言う単語がありました。その辺のスタッフの遊び的なのも散りばめられるのでしょうか。

 やはり視聴前に予想した通り、思いっきりテンプレの構造ですね。それをメタ的に分解して、50代の公務員の視点に落とし込んで世界観を作り出したのはさすがです。物事の本質を抽出する力に長けているのでしょう。あるいは原作者を投射したのが主人公なのかもしれまません。その構造自体をギャグにしたんですね。想像以上にギャグよりです。

 不満があるとすると、もう少し女性としてのグレイスで進行した方が乗っかれるかな、という気がしなくはないですが、まだ1話ですからその辺は2話以降でしょう。

 そして、OPを見る限り元のグレイスが檻に閉じ込められていました。これが内面世界だとするとそこにドラマがありそうです。

 EDアニメは素晴らしかったです。動きと演出がかなりいいのでびっくりしました。曲のチョイスもいいですね。 {/netabare}


第2話 元のグレイスの内面が気になる。本当に性格が悪い娘だったのか?

{netabare} 冒頭3分が延々と52歳のオッサンのモノローグでした。しかも結構作画が良かったりして。もうちょっとグレイスに寄るかと思ったら基本、グレイスはアバターとしての役割で、内面はずっと憲三郎で行くという事なんでしょう。

 というのは、今週は3話あたりで話が展開し始める前に、淡々とキャラ紹介なのかな、と思っていたら元のグレイスに何かありそうな示唆がありました。
 親方のところに昔は遊びに行っていたというのもそうですが、猫耳メイドを過去叱っていたセリフが要するにまともな指導なんですよね。不器用で言い方の問題なんでしょうか。この辺は管理職論でもあります。パワハラと愛のある指導の線引き問題にもなりそうです。

 つまり、内面が憲三郎でないと、元のグレイスの人格を救済するための話にならないのかなという感じがしました。

 漢字とかそろばんとか、構造的にはベタな事をやりながらも、キャラを上手に動かしているので見ごたえがあります。

 作画はいいところはいい、手抜くところは手抜いていて上手く処理しています。手抜きも止め絵をスクロールしてごまかしたり、ずっと見せ続けるのではなく、まして崩れるのではなくて、演出で工夫しているのでアニメとして成立しています。

 それと次回予告がいいですね。期待させます。トータルで言えば話もアニメも水準が高いレベルだと思います。

 追記 2回目見ていて気が付きましたが、冒頭の出勤時のJR津田沼駅(妻沼田駅)前の歩道橋の上に「ツマヌダ格闘街」のドラエ・ドリャーエフと主人公がいました。これにはうれしくて涙がでました。{/netabare}


第3話 話的にも予算的にも溜めの回だったかな。それでも面白いですけどね。

{netabare} 木曜日の夜…というか金曜日の朝が辛いです。なんで私は無理して1時からみているんでしょう?もちろん面白いからなんですけど。

 今週はまあワンクッションの週だったかなあ。話はあまり展開しませんでした。男を攻略するという進展はありますが「えっ、私の年収低すぎ」のミームとか小ネタのギャグ回という感じでした。

 予算節約回でもあったのかもしれません。止め絵が多くて海外発注回かなあという感じもありました。いずれにせよ、それでも面白いんだから大したものです。やっぱりキャラの魅力を作り出すといいですね。グレイス(憲三郎)だけでなく、アンナも男性キャラも魅力的だなあと改めて思いました。{/netabare}


第4話 展開は想定の範囲内も、ちょっと作画やテンポ、キャラの扱いに不満がある回でした。

{netabare} なんか、作画が紙芝居になった気がします。最後の2分くらいは良かったですけど。今までは止め絵を上手く使って、演出で面白さはキープしていましたが、今週の奥さんのオタク描写の時のカクカク作画は今のところ唯一の失敗だと思います。ただ、次週予告を見ると来週はよさそうなので、このまま悪くなる一方ではないことを祈ります。

 話そのものもちょっとテンポも悪かったし、ゲーム世界のキャラももちろん面白かったんですけど、何となくギャグの量的に物足りない感じでした。展開は予想はしていましたがそうきましたか。娘と奥さんは回想だけにしては存在感がありましたからね。グレイス本体の絡みとどっちが優先するかと言えば、こっちが先でしょうね。ただ、1クールでグレイスと絡むのかなあ…

 ちょっと不安感が出る4話でした。来週頼みます。{/netabare}


5話 十分面白いけど、現世パートでマイナスにならないかは気になります。

{netabare} ちょっととっ散らかった回でしたが、テンポが良かったです。ゲーム内と現世の同じ場面を見せるのも長すぎると飽きる要因でしょうけど、ほどほどの長さでした。他の異世界ものは開始10分で飽きてくることも多いですが、本作は全部見ても体感10分くらいで、あっという間に過ぎ去ります。

 前半に汗やプンプンの漫符(マンガの記号表現。汗が白い水滴で表現されていた)が入ったのがちょっと驚きましたが、演出で担当者によって独自性を出しているのでしょうか。

 魔法の先生と奥さんが似ていますが、同じ人物じゃなかったんですね。その線もちょっと妄想していましたが外れました。現世パートいいんですけど、やっぱりゲーム世界の没入感が減るのがマイナスになるかもしれないなという危惧がちょっとあります。今のところ上手く処理していますが、今後のオリジナルグレイスの使い方と絡んでどうなるか、ですね。

 途中出てきた緑髪の少女の作画が妙に良かったですが、今後重要キャラになるんでしょうか。コミカル路線でしたけどね。

 5話まで来てこのクオリティなら1クールは面白く見られそうですね。ちょっと話が3話までと比べて停滞感はありますが、エピソードが面白いので十分だと思います。{/netabare}


6話 面白いけど、進展が欲しい気もします。

 面白い。とても面白いんですけど、なんか想像と違う展開?もうちょっと元グレイスとの絡みと現世復帰に焦点があたるかと思っていましたけど、そこは結構ゆっくり進む感じみたいですね。単行本も人気で結構出ているようなので、1クールだと何か中イベントがあってそれで終わりって感じでしょうか。大きなイベントで元グレイス様をちょっと見たかったんですけどね。

 そして、面白さを維持しているとはいえ、やはり冒頭の2、3話に比べると徐々にマンネリ化します。今週の様々な出来事は以前見たものの繰り返しになってきています。

 そこを補うのが現世な訳ですがやっぱり次の展開が欲しいと思います。魔法の発表で何かあるのでしょうか?あるいは今回あった、ビーストを通じて何か進展があるのか。

 




視聴前 「ツマヌダ格闘街」が大好きなので楽しみです。

{netabare} 私は原作の上山道郎氏の「ツマヌダ格闘街」が大好きで全巻揃えています。視点がバキやケンガンアシュラのような筋肉と謎理論でなく、梶原一騎のような気合とマッチョイムズだけでなく、非常に説得力があるディテールが描けていました。
 ディテールの描き方は中国武術マンガの名作「拳児」とも違い独自性がありました。しかも主人公の男女の描く物語が面白いんですよね。特にヒロインは魅力的でした。それ以降活躍がなく残念に思っていたら本作の原作と知って、是非見たいと思っています。

 氏の格闘の描き方から言って独自の視点ながらも、エッセンスをくみ取っていると思います。そして物語をちゃんと入れてくると思います。原作はアニメを数話見てから購入を考えます。がんばっていただきたいです。{/netabare}

投稿 : 2025/02/15
♥ : 7

たナか さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ソーシャル・コントラクト

シンプルなタイトルは面白い説
ベテラン作家が汎用パーツで再構築した悪役令嬢

アニメでわかる!アサーティブネス

エレガントチートがもたらす俺ツエーの爽快感。アラフィフ世代のレジェンド古典サブカル小ネタから、サラリーマンあるあるやビジネス蘊蓄小ネタまで。脳に優しい完全解説にて誰でも「わかる」親切設計で、理想的で心地よいやさしい社会なおじさんケア動画でもある。設定や名前を覚える必要のないストレスフリーで、若者や独身だと味わい尽くせない人生の機微までも内包する器の大きさ。そのうえでしっかりとエモさもあるなんて。プロの作家の設計はすげえな。

お涙頂戴メロドラマではないので掘り下げガー、ある程度の社会経験や子供がいないと感情移入ガー、エロくはないのでキャラの魅力ガー。尖った深夜アニメを求めると微妙かも。

思い切りのいいメリハリ作画。気の抜けたヘボ作画とキメどころの超作画のギャップも演出の一部とするリソース管理。ご都合の方便に留まらないエレガントチートのカタルシス。サブカル小ネタもドン!せずにさりげなくて嫌味がない。おっさんゆえに赤面モジモジがないのでキモさもないし、優しい上司や親目線なのでイキリ感もなければ胸糞エログロな厨二感もない。優れた原作と優れたアニメ化のケミストリーが産んだ傑作。

OP・曲はいいけど声がなあ
ED・ミエミエなバズ狙いでスベリ気味

3・4
説明の嵐なのに嫌味が全くない。すごい。

親父ギャグやそろばんなどのコメディパートが後の展開の布石になるとは。ちゃんとしてる。「このアニメを見て人生変わりました!」みたいな尖り具合はないけれど、完成度の高いエンタメだと思う。アサーティブってこういうことだよな。見るビジネス書。これマジでおじさん向けだわ。でもある程度そういうのに触れてなかったり普段から考えてないとピンとこないのかも。もっとドン!ってやったほうがわかりやすいのかもだが、それをしないところがこの作品の心地よさだったりする。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 0
ネタバレ

アニメアンチ2号 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8

【獣】たちの宴、≪蝕≫と前夜祭

●酒チ≪肉≫林の宴

すべての謎は「MKサンバ」に隠されていたようです。

「サンバ・カーニバル」の由来は【謝肉祭】ということらしいですが
{netabare}【カーニバル】では仮装したり、乱痴気騒ぎしたりするみたいであります。

古代ローマの祭典【サートゥルナーリア祭】というのも恐らく同じような感じの宴
だったと推測されますが、クリスマスパーティーのルーツがこれでありまして
チキンを≪喰う≫習慣とかまさに【カーニバル】を表しているという話であります。

【マスカレード】は【イニシエーション】でありますから、同じく
「サンバ【カーニバル】」も【イニシエーション】となるわけです。{/netabare}

「グレイス・オーヴェルヌ」の名前の元ネタですが、「約束のネバーランド」に登場する
{netabare}「グレイス=フィールド農園」{/netabare}の管理責任者である「イヴェルク」ではないかと推測いたします。

{netabare}【サートゥルナーリア祭】とは【土星神サターン】を崇め奉る宗教祭りですが
この神は「子供を≪食べる≫【サトゥルヌス】」で有名でございます。

そして「グレイス=フィールド農園」とは「≪食≫肉」を生産する施設であります。

【カーニバル】と≪カニバル≫では語源が違うということらしいですが、
個人的にはルーツは一緒であると考えています。

そんなわけで伝説の悪役令嬢に様々な逸話がありますが、恐らくは御令嬢は
「【カーニバル】クイーン」だったようであります。{/netabare}

今更「MKサンバ」とか違和感あり過ぎて怪しすぎるので調べて見ましたら
やはり「パリ五輪開会式」に繋がるわけであります。

{netabare}【マスカレード】の「【カーニバル】クイーン」というのが{/netabare}
本作が不自然にゴリ推しされる最大の要因のようであります。

そんなわけで大幅減点いたしました。



●レイブパーティクイーン

ざっくり飛ばし見しまして悪役令嬢のルーツが判明しました。

別の人格を持つ、あるいは多重人格の{netabare}悪役令嬢と言えば
【血の伯爵夫人エリザベートバートリー】であります。

当悪役令嬢は「LGBT」でありまして、それを題材にした
【吸血鬼カーミラは悪魔憑き】でありますから、
多重人格の「LGBT」は【悪魔憑き】という関係性が成り立ちそうです。

そんなわけで【血の伯爵夫人】は【サタニスト】と言われるわけであります。

本作EDソングの某MKサンバは【マスカレード】を暗示していましたので
オリジナルの公式サンバを冷ややかにリーピートしながら観察してみましたら
タイトルは「MKサンバ【Ⅱ】」となってることが判明しました。

【Ⅱ】は数秘術の【11】と同じでゲート、【ボアズとヤキンの柱】を意味します。

ダンサーが手に持っているバトン様のものも【Ⅱ】を表しているのでしょう。
黄金の衣装で両手を上げて踊る様は【フェネクス】を表現してるのかもしれません。

歌い手もバックダンサーも皆白粉を塗っていまして「マスク」のように見えます。

一番重要なのが両手を高く「V字」を形成するようにして上げまして、
【プロビデンスの目】を表現することなのでしょう。

この「V字」ポーズは「ナツキスバル」もやってますし、同じように
「【ビースト】小町」の「星野アイ」もダブル「Vサイン」をやっています。

ヒットソングで大事なことは【ハンドサイン】や「シンボル」を掲げることであります。
ピコ太郎という芸人もシンボル掲げて世界的ブレイクの偉業を果たしました。

きっとシンボルが理解できない人にはピコ太郎がうけた理由が
さっぱりわからないことでしょう。

本作のEDを真に受けるなら【血の伯爵夫人】は{/netabare}「禁断のパリピ」
だったことになりそうですね。





悪役令嬢シリーズについては割とよく見ており、それなりに楽しめていましたが
いよいよネタ切れ感がクライマックスを迎えたというべきでありましょうか。

単に当方がコメディとの相性が悪いだけと言われればそれまでなのかもしれません。

子どもに感情移入することは簡単ですが、52歳のおじ様といいますか、
本作の主人公の感覚が掴めなくて苦労しています。

中身が現代の常識人代表みたいなキャラ設定でしょうか?

昔々の大昔に公務員を{netabare}やっていた記憶はありますが、52歳の公務員が転生したケースの心中に
ついては計り知れないところが大いにあるとしか言いようがありません。

ギャップが笑いを産むという発想は理解できますが、年は食っても発想や感性が根本から違うと
接点ゼロで、本質的な意味で異世界の事象を眺めている感じがします。

このシリーズがまるでどこぞの貴族に忖度しているようにしか見えないのは
今に始まった話ではありませんが、52歳の公務員が挨拶決めて自画自賛というのは、
上司に媚び打っておけば後は安泰みたいな公務員の本心を晒しているようであり、
そんなんだから「税金分ちゃんと働け」と納税者から小言を言われるんだという話であります。

結局公務員は裏方的存在なので、いい年したおじ様が主役を張るにはいろいろと無理があり
例えばかつて側近だったが後に都知事落選運動の先頭に立ち精力的に活動してるような
男気ある有志ならば兎も角、ただ普通にそこにいるだけみたいな人が出張ってきて
それで何をしようというのでしょうか?

それならむしろアンシャンレジームの貴族たちを粛清し、時の覇王としてのし上がる
ようでないとわざわざ異世界転生する意味が薄れるのではないでしょうか?

百歩譲って転生はいいとして現時点では悪役令嬢になる必然性はないようにしか見えません。{/netabare}

途中で切ったらもしかしたらのどんでん返しを見逃してしまう可能性がありますが
この設定のコメディについて行くのは相当きついものを感じます。

事実上途中で断念状態ですが、さて今後挽回の局面はあるのでしょうか?

マツケンサンバ…リアクションできません…
昔流行ったとして、今現在どのような意味があるのでしょうか?

投稿 : 2025/02/15
♥ : 0

58.5 2 2025年度の人生アニメランキング2位
黒岩メダカに私の可愛いが通じない(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★☆☆ 2.8 (55)
162人が棚に入れました
容姿端麗! スタイル抜群! 川井モナは、息をするようにモテる女!! しかし、そんな彼女に見向きもしない転校生・黒岩メダカの登場で、モナの学校生活は一変する! 「今までずっと、チヤホヤされて生きてきたのに!!」 あの手この手でメダカをオトそうと大奮闘! 時にはちょっぴりカゲキなことも!? モテ女子×禁欲男子のラブコメディ、大勃発――!!
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

3話 悪くはないけど積極的に見たいとも思わない、と言うレベルですねえ。

第1話 昭和昭和回帰感はありますが、ヒロインのモノローグは面白いかも

{netabare} 90年代?いや、むしろ昭和?モテる女子と無関心な男。その基本構造の安易さは正直噴飯ものです。それとネタバレが早すぎです。

 一方で可愛い子に川井と言う苗字をつけるセンスでコメディ色が強いのは予想が付きます。川井のモノローグを楽しむ感じですね。そこが昭和との違いでヒロインがいい子じゃなくて、ちょっと黒い心があるのがいいですね。キャラ的には「ダンダダン」のアイラとカブリますので流行りなんでしょうか。

 結果的に、テンポが良くて見やすい事は見やすいし、ちょっと面白い効果がありました。あとは雰囲気的に主人公の黒岩がモテるのでしょう。サブキャラ頼りになる展開はEDで予想が付きます。

 それと、これも昭和回帰ですが、最近は女子の下着は解禁の傾向なんでしょうか。ロシデレとかもそうでした。着衣の文化的意味とか羞恥心の心理学などによると、隠せば暗いじめじめした性的意味が付与されます。少年の心理的にアニメで下着とか裸を規制しすぎないのはいいんじゃないでしょうか。無理な作画で鉄壁ミニスカにしたり、変なビキニアーマーやミニスカユニフォームよりよほど健全です。

 全体的に真面目なラブストーリーなら切ろうと思っていましたが、普通に面白く見られるかもしれない感じでした。昭和回帰が、ちょっと新鮮だし週一で見る分には良いのではないでしょうか。{/netabare}


2話 期待以上でも期待以下でもなく。週1ならいいかな。

{netabare} 内容的には期待以上でも期待以下でもない、及第点よりちょっと上で週1なら見られるかな、という作品のようです。見返すことは多分一生ないアニメだと思いますが、曜日の関係で他に重ならないので多分見ると思います。(全修、受付嬢をいつ見るかによりますけど、全修が怪しいし)

 あえて言うなら、最近の作品の傾向でもありますけど、可愛いを売りにするならもうちょっと女子の作画は頑張ってほしいかなと思います。

 一方で、モノローグが重要な作品ですが、モナの声優さんいいじゃないですか。何年か前からサブヒロイン級の役でごくたまに見かけるかなという人だったと思いますが、良いと思います。関西弁本場の人からするとどうか知りませんが、こだわりがない私からすると内容とキャラとあっていてここは加点要素ですした。

 ハーレム化が上手くいくかどうか…でしょうけど、つぼみちゃんはどうなるんでしょうか。そこもちょっと面白いポイントでした。{/netabare}


3話 悪くはないけど積極的に見たいとも思わない、と言うレベルですねえ。

 うーん、面白くないとはいいませんが、テンプレだらけでした。お化け屋敷とか、隠れて接触プレイとか。モナのモノローグだけ何かやりながら聞いている分にはいいのかな、というくらいです。

 で、やっぱり作画が気になるなあ。ギャグなので重要じゃないし気にしなければ見られるレベルなんですけど、可愛いをベースにした作品ですのでそこがなあ。いや、モナがそれでも可愛い系の少女だとわかるのだから大したものなんですけどね。EDの鉛筆画風のモノクロームの絵の出来がいいので、もうあれでいいじゃん、と思わなくはないです。

「黒岩メダカ コミック」で検索して元の無料部分を見ましたけど、絵はとても綺麗です。目を引くのが手指の作画です。とても正確に書いています。
 とはいえ、多分イラスト系の上手さなのでコミック的な動きは弱いです。動きは集中線でなんとかしている感じです。コミック的構図、パース、デフォルメ、画角のメリハリなどが弱いです。指が正確すぎてうるさかったりします。なので、実はヒロインのエロスはアニメの方が感じます。絵がうまいアダルトコミックは魅力がないとかそういうものかもしれません。その点ではアニメの作画水準は怪我の功名だし、良くキャラデザを考えたなと思わなくはないです。

 なんとなく見ている分にはいいですけど、レビューするほどでもないです。なので一旦レビューは休んで、ステータスは中断。最終話まで見れたら再レビューします。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 5

たナか さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

スラップ・ベイティング

みんなだいすきマガジンラブコメ
既刊17巻累計190万部ってマジかよおまえらチョロすぎ


どれどれ…ヒャッハー!!虫ダンスだぜえええ!!ってか

ブリンバンバンやしかのこみたいなやつ一丁!ってなミラクルを押し付けられた無茶振りに応えようと頭を捻った施策か。原作の魅力最大化とか原作リスペクトとかそんなのどうでもいいもんね。バズればよかろうなのだマーケティング。低コストでキッズをキャッキャさせよう!で大成功!ククク…計画通りッで今期最大の話題作へとライジング。ヒャッハー、オタクはやっぱチョロいぜえええっなんて喜ばせたらアカンでしょ。こんなんで話題になるならどいつもこいつもクソダンスでバズれ!の大号令ですぐに汚染されてしまいそう。来期は安易にパクって盛大にスベる作品が出てきそうだし、さらにそれを叩いたところでそれも掌。これも人間の業ってやつか。ククク…やはり人類は愚か…。さあ、お前の罪を数えろ。

釣るやつがわるいのか。釣られるやつがわるいのか。原作ファンはちゃんと怒れよ。




OP・フィット感抜群だが映像はもっと頑張れ
ED・てえてえ雰囲気でハマり具合がすごい

01
久しい感じの設定

少しでも調整をミスるとただのビッチになりそうだがそこは現代風な調整。流石ラブコメ王者のマガジン編集者はいい仕事する。昭和の古典だとドギツイ関西弁で腹黒さを押し出したギャグ作品になるのだが、それだとユニコーンさんが傷ついてしまってビジネスにならない。今はアクスタ売ってなんぼ。

完全にギャグ向きなこの設定を「無理して強がってるモナちゃんかわいそう!せちゅない!おうえんしゅりゅ!」として成立させるとはマジで驚き。勘違いギャグ成分を犠牲にしながらイラスト映えするキャラデザで微エロ成分をマシマシ。キャラクターが破綻する境界線ギリギリでバランスさせるという、かなり繊細な調整にて擦られ古典設定をキュンキュンラブコメとして再構築。なんて凄まじい仕事。つよい。マガジンはやはりつよい。

原作では最初からメダカは完全にモナを意識している一般的な高校生男子として表現されている。ただ我慢してるだけというネタバラシもアニメよりもサクッと開陳。しかしアニメでは彼の内面描写はカット。ネタバラシもややもったいぶってるし、毎回眉間にいちいち手を添えるわけでもない。わかりやすいだろうとのアレンジか解釈違いなのかよくわからんが原作まんまでよかった気はする。何かしら手を加えないと仕事してないと思われるのを回避する、ジャパンあるあるの「仕事した感」を出す意味ナシ改変かな。クソですね。

ギャグが主題でないならもうすでに設定は使い切っている。ED見る限り追加キャラ多数でなおかつ声優もメイン級なので、皆が皆メダカに特攻しては散っていくラッキースケベカタログなのかな。まあマガジンだもんな。そうはいうてもこれで17巻ってそれはそれですごい。多分サブキャラでかわいそうかわいそうがんばえーなギャン泣き展開するんでしょう。はいはい。

売れ線コピーと並走して振れ幅の確保も忘れないマガジン仕事術の真髄。流石である。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 1

みのるし さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

このギャグのセンスはアリアリのアリです。

なんかまあOPのダンスがアレで軽く炎上してましたけど、またしかにアレはな~。

まあレビューみてますとなかなか手厳しいご意見の方もいらっしゃるようですが、ボクはこのギャグのセンスはアリアリのアリです。ってゆうかひさびさに大笑いして見とります。

川井モナと黒岩メダカとのやり取りがもうおもろすぎですわ。

基本、モナちゃんが『きゃわわ~』って来てもメダカが『いややめて』ときて『なんやとぉ~ごぅらぁ!』となるとゆーパターンの繰り返しなのですが、それがなんかいちいちおもろい。

川井モナ訳の芹澤優氏がこれまたハマっとるねぇ!
大阪弁も上手。3D彼女 リアルガールのイロハちゃんとは思えん。

脇を固める声優さんも豪華。雨宮天、花澤香菜、前田佳織里とかまあキレイどころがわんさと。芝居ももーええっちゅうぐらいカワイイアレでやっとりますな皆さん。またそれがおもろい。

製作スタッフ陣でボクなんかが知ってる方はあまりいてはらへんのですが音楽がゆるキャン△の立山秋航氏ではないか!
でも全然ゆるキャン△ぽい劇伴やないんでエンドロール二度見したがな(笑)。うーんさすがやっぱり作品に合わせた曲書くのね~(あたりまえか)

とゆーわけでこのギャグセンスにハマっとります。
おもろいです。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 6

61.7 3 2025年度の人生アニメランキング3位
戦隊レッド 異世界で冒険者になる(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★☆☆ 3.0 (29)
136人が棚に入れました
世界征服を企む悪の組織《秘密結社ゼツエンダー》。 その野望に立ち向かう、絆で結ばれた5人の戦士たちがいた。 そのヒーローの名は、《絆創戦隊キズナファイブ》!! キズナファイブの5人は、遂にゼツエンダーとの最終決戦へ。 壮絶な戦いの中で傷付いていく仲間たち。 4人の想いを背に、《キズナレッド》は単身《絶縁王》へと挑む。 激戦の果てに敵と相打ちになるレッド。 命を落とした―――かに思われたのだが、気が付くとそこは《未知の世界》だった! 異世界でも困った人々を救うため、真っ赤なヒーローは冒険者となり今日も戦う! 《異世界×戦隊ヒーロー》でおくる、絆の最強英雄譚!!

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

異世界と戦隊レッドを混ぜるとはw これは面白い。

これは面白いですね。
正直作画はかなり低調に思えましたが…。

内容の面白さで、十分にカバーできています。

戦隊の変身シーンやロボットなど、そっち方面は気合入ってますので悪くないですし。

絆創膏になぞらえて絆を創る、という。
なるほど名前も良いですね。ギミックのデザインも面白いです。

暑苦しいレッドのノリが理解できない魔女のツッコミも面白いですし、可愛いですね。

これは気に入りました。視聴継続です。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 2

たナか さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

エクスプロージョン・エモーション

タイトルまんまだが力技がすごい
特撮好きなら絶対にハマる異世界/特撮メタコメディ

OP・映像も曲もコテコテで良きかな
ED・すっきりしたアニメ声が心地よい

世界観は汎用ナーロッパに徹し、とにかく特撮のお約束でブン殴ってくる。スーツ・メカ・合体ロボ・モンスターデザインなどデザインワークの解像度が高すぎる。ただのネタ枠かと思いきや、ニチアサ特撮で語られるべきものもきちんと詰まっている。そのうえで拾えるツッコミどころは全て拾う。ただ叫べばいいってもんじゃない、アツいとはこういうことなのだ。と、制作者の信念を感じられるアニメ。お約束の様式美を楽しむおじさんケア動画でアニメ上級者向けでない印象。二番煎じでもいいので仮面ライダーでもやってほしい。

02
イドラのキャラ立てもいい感じ

ニチアサのような人生訓を含ませながらも決して説教くさくない。とにかく裏をかいてバズろうみたいな嫌らしさはないが、逆に言えば真っ直ぐなヒーローものなのでアニメでビックリしたい人にはご都合ダーかも。まあ戦隊モチーフですからね、そりゃそうだとしか。回想シーンも短めでサクサクだが他人の不幸を見たいひとには掘り下げガーか。あとはイドラのツッコミ台詞が長すぎるのを工夫して欲しかったくらい。デカキャラ相手にはやはりバックにボーカル曲が欲しくなる。もめんたりーリリイにはこれが足りないのかも。

イドラの気づきも素晴らしかった。せいちょうした!とはああいうこと。トラウマスッキリ問題解決!のほうがカタルシスはあるけどあれは成長ではなく適応と呼ぶべきもの。

いいんだけどあと一歩足りない印象。次回の追加キャラ次第かなあ。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 1

hidehide さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

絆 きずな キズナ

絆、絆、絆、絆、うるっさ!!!


天秤が均等、5:5 、半々、対等、winwin …etc

両者がそうでない限り、
只の 『しがらみ』、迷惑でしかない

人間関係で、
半々、対等なんて、この世に存在します?

『俺とオマエは絆で繋がってるんだ!』

…って言い出しすヤツ…
既に、" 6 : 4 くらいのマウント取ってね?

小学生の頃、頑なに キズナ を口にする
変態教師を思い出したので、本作品はここまで。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 0

53.3 4 2025年度の人生アニメランキング4位
どうせ、恋してしまうんだ。(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★☆☆ 2.5 (13)
70人が棚に入れました
2020年7月1日。高校2年生の水帆は、最悪な17歳の誕生日を迎えていた。 憧れの先輩に近づくチャンスはなくなるし、親には誕生日をすっかり忘れられているし……。 しかも未知の感染症の流行で、部活の大会や修学旅行も中止になって、「私には“キラキラした青春”なんてない」――そう思っていた。 しかしそんな矢先、幼なじみの輝月(きづき)が、突然、“彼氏候補宣言”をしてきて――。 家族のように育った4人の幼なじみの男の子と、主人公の西野水帆との恋愛模様を描いた学園青春ストーリー。

たナか さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

Forget-me-not

現在と過去が交差するなかよしラブコメ
しゃらくせえフォントに警戒したが意外と観れる

OP・Kもどきの吉本グループ、この年代にも推しビジネスが…
ED・エモい

味気ない日々の喧騒の中、主人公ミズホの目に映った光景。それは女子1男子4の仲良し高校生のわちゃわちゃ。持たざるものとして生きてきたミズホの中に蘇る何か。忘れていた大事なもの。こんな自分にも、あんなに眩しく、輝かしい青春の日々があったのだと。

四等分の花婿かと思いきやガン攻めブルーが速攻サークルブレイク

幼い少女へ贈る人生訓「希望を持て、今を生きろ」と、枯れた大人に「大事なものを忘れてないか?」と双方に語りかける構成が新しい。だからこそ過去編は正統派なかよし相当のドリームワールド。会話の間を重視するため、セットアップが強引で「そうはならんやろ」大会。作画も紙芝居でなかなかのリテラシーが要求される作品。

03
いやー渦中の当事者ってわからないもんですよ

現在
大人になったからこそわかること、ありますなあ。他人の正論なんてのは伝わらない。まして未熟な若者には。自身の傲慢さに気づかない大人なんてごまんといる。ミズホはまだマシなほう。大人になっても続いてる、気のいい友人がいることがその証左。そこにも気づいてほしいところ。そしてやはり当事者は気づかない、と。人生だねえ。

過去
ヘタレイエローは健気NTRかわいそう枠ね。んで他二人が蚊帳の外かと思えばグリーンの矢印はそっちなのかあ…。んでメガネも役割が明確になってきたと。ブルーのガン攻めで4等分レースでないのはわかってたがそういう建て付けか。ミズホももうしっかり自覚してしまった。あとは仲良しグループ存続と自分のキモチとのシーソーゲームかな。展開早すぎねえ?あと何するの?あー現在編もしっかりオチをつけてくれるのかな。

各タイマンパートでは二人の会話の間をきちんと表現するのはいいのだけど、作画が静止画紙芝居すぎてただの手抜きに見えてしまう。セリフの応酬を畳み掛けるとせっかくの機微が台無しになるし、無言になるのもそりゃそうだよなとは思うけど。無言の時間がそのまま静止画になってるので間の表現よりもただの尺の引き伸ばしの手抜きに見えてしまいそう。

しかしイエローに対してあまりに鈍感すぎるミズホさん。将来で実績出せてないのはここの描写で無駄に納得感が出てしまう。そういうとこやぞ。

現実パートなければ普通に切ってたが、最初のあの2分があるだけで全体の印象がガラリと変わる。なかよしの編集は実にいい仕事しますなあ。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 0

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

モテ期を不意にした話なの?

ハニーレモンソーダがりぼんでこっちがなかよしですね。
少女漫画のアニメ化ってそんなに多くないので期に2本あるのは珍しい感じがします。

ヒロインはイケメン4人に囲まれるハーレム状態ですね。
本気でアプローチしているのは1人だけでしょうか。

少女漫画は当然女性向けなので男としてはそんな好みでは無いのですが、最初に未来から過去を振り返る描写が入っていたので、
このイケメンハーレム状態を不意にした話なのか? という疑問はうまんで、ちょっと感心を持ちました。

しかし感心というのは、そんな展開誰も喜ばないのに本当にそうなのか? という疑問ですね。
なのでそんなわけは無いと思うのですが… どうなんでしょうね。

まあ、イケメン達に追いかけ回されるのはそりゃ女性としては憧れる気持ちもあるでしょうから、そういう欲望に正直なアニメなのかな、とは思います。

男も性別入れ替えれば全く同じ欲求があるので否定のしようもありません。

ただ男が見て楽しむには視点を逆転して、自分を弟扱いしてなびかないヒロインを落とせるか、として楽しめるかってところですね。
そういう楽しみ方もあるとは思いました。

というわけで男でも見ようと思えば見れないことも無いと思いました。
でもそうまでして見るかというと…。
まあ、少女漫画ですからね。多分見ないでしょう。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 0

レオン博士 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

どうせ、感染してしまうんだ。

感染症が流行してる世界で普通の女子高生がイケメン達にチヤホヤされる恋愛アニメ
作画がかなり悪いので全然エモくないですね・・・

乙女向けラブコメだからどうせ恋の病に感染しちゃうのは仕方ないけど
ソーシャルディスタンスは一体どこへ?
イケメン達に囲まれるなら密になっても問題ないみたい

リアルにコロナ禍での学生生活経験してるので、コロナ禍でのラブコメやるなら色々ネタあるけど、本作品は普通ですね

土日は遊びに行きたくてもどこもかしこも営業自粛、毎日オンライン飲み会
部活の大会は全部中止、何のために練習しているんだろう?
なんでもかんでもオンライン、ネット環境ない子はせんせーとマンツーマン
昼食は黒板とにらめっこして黙って食べましょう、笑ったら退場です
休み時間は発声禁止なので、目の前にいるのにみんな無言でスマホいじって雑談、毎日がお通夜です
体育祭はマスクをつけてゆっくり走りましょう、もう中止でよいのでは?

そこまでやってもどうせ感染してしまいます、恋の病は最強の伝染病

投稿 : 2025/02/15
♥ : 10

54.9 5 2025年度の人生アニメランキング5位
外れスキル《木の実マスター》 ~スキルの実(食べたら死ぬ)を無限に食べられるようになった件について~(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★☆☆ 2.7 (26)
116人が棚に入れました
“スキルの実”を食べることで、特別な能力を1つ授かることができる世界。 そこで史上最高の冒険者を目指す少年・ライトが手に入れたのは、 戦闘能力皆無、木の実栽培に特化した外れスキル《木の実マスター》だった……。 “スキルの実”はふたたび食べると必ず死ぬため、やり直しはできない。 一方、「一緒に冒険者になる」と約束した幼馴染・レーナは 史上最速でSランクになり、差が開いていく。 農作業と剣の修行に打ち込む日々を送るライトだが ある日偶然、2つ目の“スキルの実”を食べてしまい―― 「なんで死んでないんだ……!?」 死亡フラグを回避したライトは、《木の実マスター》の真の力を知ることになる。 それは何回でも“スキルの実”を食べられるという驚愕の能力だった! 食べるたびに能力が無限追加されるハイパーチート!! 最下位スキルは最上位スキルだったのだ!!! 最強へのサクセスファンタジーが、待望のアニメ化! 冒険者になれないと言われた男による、歴史に名を残す冒険が、いま始まる……!

たナか さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

スクラップ・アンド・ビルド

いつものチーレム。
市場繁栄と後進育成を支える習作なろうアニメ

ツッコミを堪えることでスルー力を鍛えるトレーニング教材。機能不全環境で育った大人がセルフで自制心を取り戻す訓練を行うにはいい教材。とっさにクソリプしてしまう人にはいい壁打ちでしょう。わりとマジで。ふとよぎった言葉を即時に判断してとっさに飲み込むってのは案外難しいし、会話が多いリア充はそのへん幼少期から自然と訓練できている。反復練習は量が命、場数がモノを言う。

OP・映像はまあまあの品質
ED・こっちは省エネのキャラ紹介

01
予想と期待をいっさい裏切らない洗練されたビジネスなろう

なろうに求められている必要最低限な要素のみで綺麗に再構築されている異世界なろう。完全に形骸化してた転生すらもパージした思い切り。黎明期でのリビドー爆発で鬱屈した感性が紡ぎ出す尖った文学性、つまりキモさは脱臭されて完全に消失。消費されるため、枠を埋めるため、予算を使い切るためだけにゴミを創造し続ける運命に逆らえないビジネスパーソンにとって、いくら雑に使い捨てにしてもかまわないネタ帳でしかないのが今のなろう。多分。

設定はタイトルで完結。主人公はハズレで幼馴染のなにがしヒロインはゴール&トロフィーなので当然劇中最強スキルをGET。じゃあ二人で農家でも…と約束された栄光を安く蹴りとばす漢気溢れるヒロインが政治的な重積に絡め取られてしまう導入もコンパクトで実にいい。10年に一人の貴重な逸材だからこそ本人の自由が許されず、主人公と理不尽に決別させられる状況を少ない手数で嫌味なく説明する見事さには痺れる。大いなる力には大いなる責任が伴うってやつをスマートに使いこなす手腕に小慣れたビジネス作家感が滲み出る。

農業スキルかと思われた主人公の木の実マスターは実はッ!!スキル重複可能なチートスキル。好感度カンストなロリ奴隷が初期装備。まあなんて都合のいい。それが、それこそがなろう。ご飯のお供にちょうどいい暇つぶし脳死動画の需要は尽きない。そもそもスキルの実なんてのを一般人が作っていいのかよ、とか誰しもが思うでしょうがそういうのもきちんと飲み込みましょう。作者の思う壺です。

まずは再会したヒロインの謎でヒキを作るのも定石通りというか、ククク…先がァ読めるぞォォォマンには不服でしょうがそこは無理して捻らなくていい。追加キャラのポンコツ巨乳とイケイケ痴女で属性補充。あとはお好きなキャラを愛でるだけ。主人公も人間味はないが嫌味もイキリもないので見やすさに特化した感じ。どうせ異世界なろうのオスなんてどうでもいいし、好きな属性を愛でる萌えアニメの需要しかない。

洗練された、とは「良くなった」でなくて「需要にアジャストされてる」という意味。つまり薄い軽い浅いと言っても間違いではない。だがそれがいい、という御仁もいるのが多様性。陰キャものの陰湿さが無く、カラッと明るくさっぱりした味付け。まごうことなくゴイスーチーレムではあるのだが、黎明期の作品群とは明らかに作品の重心が違ってきているのが初回だけでも見て取れる。無職転生等黎明期なろう好きにはガワだけ真似ただけで中身はからっぽですやん、と映るはず。しかしこの作品もまた進化の途中。本作がアニメの歴史やなろう全史に名を刻むことは決して絶対間違いなくありえないのだが、ここからまた新たな形へと移り変わりゆく変遷の過程、道程に触れられたということに何かしらの感慨みたいなものがあるのではないだろうか。まあないか。ないよ。

剣を抜くバンクで省エネには流石に笑った。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 0

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

意外と絵が可愛くて悪くない。でもキャラの頭は悪い

これもなろう系です。
現地主人公ものでハズレスキルからの逆転という、追放されたわけじゃないけれど追放系の流れですね。

基本的にキャラの頭が悪くてアホっぽいところがマイナスではあるのですが…。
作画が悪くないですね。
ヒロイン達が可愛いです。

ノンストレスで頭をからっぽにして可愛らしいヒロイン達を楽しめるなら、まあ見ても良いのかなぁ? とも思います。本数次第で諦めますが。

ただ基本的にキャラの頭が悪いんですよね。
スキルの実を複数食べたのはただのミス。
鑑定を持っているヒロインにアドバイスされないと基本的なこともわからないような頭の悪い主人公は微妙にストレスです。

そう考えると他のなろう系より評価低めかな。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 1

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

低カロリー作画でギャグっぽい。

 3話まで観ました。2025.01.24

 いやいや…。皆様のレビューにある通り、酷いのが放映されていますね。制作会社もやる気が無いのかな?

 本作品は、チートスキルをゲットした主人公がバトルで無双する俺ツエエエエエエ作品なのですが、作画が低カロリーすぎて肝心のがバトルに何とも迫力がありません。

 しかし、そのおかげで、主人公他キャラクター達のお馬鹿な行動や、頭の悪い世界設定等の酷さが希釈されており、何とか観るに耐える代物となっています。

 3話で受注したクエストも、高ランク冒険者が18人も行方不明になっており、クエスト先の屋敷内に何者かに操られたゾンビがいる時点で退却すべきでは?

 いくら主人公がチートスキル持ちで、強い幼馴染がパーティーにいるにしても、危険過ぎます。別に閉じ込められた訳でも無いし…。

 つい最近まで糞雑魚だったクセに、危機管理が出来ていない主人公に唖然とします。

 一時が万事こんな調子の糞なろうですが、間の抜けた作画のせいで、何かOKな気がするので不思議なものです。

 鑑定眼の女の子を背負って戦うとか、どんだけ動かないつもりなんだよ…。人をおぶったり、おぶさったりしたことが無い人間が作っているのかな?

 女の子が子泣きジジイでも無い限り腕力が持たないでしょうよ…。まさに低カロリー作画宣言!視聴者を舐めてますねぇ…。

 今期最駄作の一角として、クソアニメ愛好家としては目が離せません!

投稿 : 2025/02/15
♥ : 3
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