人工知能で東京なおすすめアニメランキング 4

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの人工知能で東京な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年07月04日の時点で一番の人工知能で東京なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

71.2 1 人工知能で東京なアニメランキング1位
ちょびっツ(TVアニメ動画)

2002年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (436)
2995人が棚に入れました
ヒト形の情報端末である、パソコンと呼ばれる機械の普及した東京。主人公の本須和秀樹(もとすわひでき)は大学受験に失敗した浪人生。北海道から上京した日、コンビニの帰り際に捨てられていたヒト形パソコンを拾い家まで持ち帰った。秀樹はそのパソコンに何を尋ねても「ちぃ」としか言わないので「ちぃ」と名づけることにした。その「ちぃ」はプログラムではなく感情に基づいて行動できる伝説のパソコン「Chobits」ではないかと言われる…。謎も多い「ちぃ」や、パソコンのことから勉強のことまで助けてくれる、予備校友だちの新保、その新保の元気のいい自作モバイルすももたちに囲まれて、本須和のにぎやかな浪人生活が始まる。

声優・キャラクター
田中理恵、杉田智和、関智一、くまいもとこ、桑島法子、折笠富美子、井上喜久子、柚木涼香、豊口めぐみ、うえだゆうじ、諏訪部順一、ゆかな、徳光由禾、千葉一伸

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ちぃちゃん 可愛すぎ!

人型パソコンのヒロイン「ちぃ」との、甘くてちょい切ない感動の恋愛ファンタジー。

主人公の本須和 秀樹は、北海道から上京してきた予備校生。
性格は、真面目で優しく、お人好し。

 ある日の夜、ゴミ捨て場に捨てられていたパソコン・ちぃを拾います。
持って帰って起動させたはいいが、「ちぃ」と言う言葉しか話せない。
パソコン音痴の秀樹は、予備校の友人 新保 弘に相談します。

段々と言葉等を覚えて行く ちぃ
ちぃは、主人である秀樹が好きで、一生懸命に尽くします。
秀樹の為に色々覚えたり、バイトしたり・・・
その姿は健気で愛くるしく、愛しいです。
男ならたまりません。

秀樹は、ちぃに対して家電製品として割り切ることができず、人間と同じ用に接します。
頭では家電であると分かっていても、徐々に好きになって行きます。

そりゃぁ あんだけ可愛けりゃ好きになりますよ~
秀樹の気持ちがよく解る。

最後は・・・観てのお楽しみで!

 もし現実に、あんなにリアルな人間そっくりなパソコンが出来たらますます少子化進みますよね~^^
まぁ、そんなリアルな人型パソコンなんて出来ないでしょうけど・・・

余談ですが、この「ちょびっツ」を、リアルタイムで観ていました。
もう一度観たくなって、レンタル屋さん13店探しましたが見つかりませんでした。(悲)
結局、DVDをネットで購入しました。(^^;

原作漫画 作者 CLAMP
掲載誌 週刊ヤングマガジン  巻数 全8巻
面白かったので、コミックも購入して読みました。
良かったです。

男子にはおすすめできる作品です。  ^^

投稿 : 2024/06/29
♥ : 49
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ちぃ~ ヒデキ、いい人、いい人すぎていつも損する、でもあったかい、あったかい、いい作品、この作品でみんなが笑うとちぃも嬉しい^^

ずーとずーと探して、やっと出会えたね~

原作未読、全26話の作品。CLAMP原作の作品を本格的に観たのは初めてですね。

「恋に落ちた~の~♪トゥトゥトゥーヤー」とOPのキュートな歌声と曲が視聴のきっかけになったこの作品、福岡在住で昼間の時間にテレビを観ている人なら誰でも聞いたであろうOPのフレーズ、他の方のレビューを読んだ時からぜひ観たいと思った作品です。

実は福岡で放送されている10年近く続いている情報番組で、オーブンニングとCMの前のフレーズに使われているのがこのOP曲でした。この作品を知るまで、まさかアニメの曲とは知りませんでした。(今のオープニング曲は輪廻のラグランジェ「Hello!」でもCM前のフレーズはいまだにこの曲です)

それを知って、私のまわりにあるレンタルショップをくまなく探しても見つからず、購入に躊躇して、他の視聴を優先していて気持ちが少し離れていきました。

昨年から契約していたCS放送で最近やっと出会えることができました^^

最初OPを聞いて嬉しくて何故か涙が出てきました。涙するほどそんなに感動するようなOPではないのですが、思いが募っていたようでしばらく止まりませんでしたね^^

このお話は、北海道で東京の大学を入ることを夢見る青年、純情で、ドジで、独り言が多くて、世間知らずで、ひとりで色々なことに突っ走るw主人公 本須和 秀樹が、大学浪人となり東京で予備校に通うために出て来て、ゴミ捨て場に捨てられていた人型パソコン(作中ではパソコン)の「ちぃ」を拾って来たところからお話は始まります。

この世界のパソコンは人間とある部分以外はそっくりなので、今でいう擬人化に近いお話の一つですね。メールやインターネット、ソフトをインストールすると、その他身の回りのお世話や普通の仕事などもできます。感情もあるようなプログラムされています。学習機能もありますので万能すぎますねw

小さい妖精ぐらいの大きさのパソコンはモバイルと言っているのも面白い表現です。
例えると、役割が今のスマホの擬人化(某CMで俳優 渡○謙たちが行っている役)と思えば分かるのかなと思います。ただこのお話のパソコンはそのまま人間の形として残ります。

基本は主人公が予備校とバイトと「ちぃ」との生活がメインとなります。主人公がとまどうシーンもコミカルで面白いですねw
ちぃは拾われた当時何も知識もなく「ちぃ」しかしゃべらないのを色々な言葉を教えていく場面が楽しくて好きですね。ちぃの声優さんも良い演技してますw
ちぃが秀樹のマネするところも可愛いです^^

隣の住人のモバイルパソコンの「すもも」も可愛かったですね^^
他にも可愛いかったり、綺麗なパソコンが次々と登場します。
色々なパソコンの専門用語が出てきますね~(OSが入っていないと動かないとか、ソフトをインストールしないと色々使えないとか)
ちぃが言葉を覚えるとその言葉を連呼したり、動きをマネしたり可愛いですね^^
{netabare}
印象に残っているシーンや言葉はたくさんありましたが、ちぃが当分の生活費が入った財布を無くして食事ができない秀樹を気にかけた会話で
「ヒデキ、バイト代はちぃが使えって言った、だからヒデキのためにごはん作った、ヒデキ最近元気なかった、ヒデキが元気ないとちぃも元気なくなる。だからちぃ元気あげたい。ひできが笑うとちぃも嬉しい」こんなこと言われたら、パソコンと分かっていてもメロメロになっちゃいますよねw
{/netabare}
現在の世界と少し違う青春物語ようなお話ですが、単なるラブコメだけではなく序盤で散りばめられた伏線が中盤から後半になって少しずつ回収していきます。
OPが気になって観た作品ですが、ストーリーもしっかりしてしていて、テンポよくお話が進んでバランスも絶妙で、笑いあり感動もありと十分見応えのある作品です。

人間と人間そっくりなパソコンが深く関わりあうとどうなるのか?機械として割り切れるかどうか?人それぞれだと思いますが、ここまでそっくりで同じように生活すると感情移入してしまって、私には割り切れないような気がしますね~
{netabare}
実際にこの世界ではパソコン(この世界のパソコン)に依存している方が多いそうです。
劇中ではパソコンに依存して離婚したり、パソコンと結婚した方もいますね~。
{/netabare}
OPの曲のタイトル「Let me be with you」は、私は英語に詳しくないので色々ネットで調べてみて、このお話に一番しっくりくる訳は「あなたと一緒にいさせて」が一番合っていますね^^
この物語は「愛」それも「純愛」をテーマにしているようなイメージでした。{netabare}作中の絵本のお話やOPの歌詞の内容にもそれとなく含んでいますね。{/netabare}

OPの作画は古い感じがしますが、秀樹とちぃの関係をよく表したOPです。
{netabare}
手を握りそうで握らない、ちぃが「抱きしめたいの♪」というシーンやそして最後に秀樹が微笑んでから、やっとちぃも微笑むシーンなど、素敵なOPでした^^
{/netabare}
EDはクールごとに分かれています。両方ともちぃの声優さんで田中理恵さんが歌っています。後半はお話の展開を思わせる寂しい感じの曲です。

大好きな作品がまた一つ増えました。レンタル店になかなかないのはもったない作品だと思いましたね。もっともっと色々な方に観ていただきたい作品です。
もし何かの機会にこの作品に触れることができたら、このレビュー読んで少しでも興味をもたれた方は、ぜひぜひ観てくださいね。

調べたら放送当時、福岡では放送されていなかったようですね。そのため、まわりの人に聞かせても曲は知っていてもどんな作品で使われたか誰も知らなかったです^^;

原作はまた少し違うようなので、ぜひ読んでみたいと思います。
{netabare}
最後に合い言葉は「よろこんで~!」ですw
{/netabare}

投稿 : 2024/06/29
♥ : 48
ネタバレ

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

B級グルメ感

流行った頃観ていた気がするけれど、ラストを思い出せなかったので見返してみました。

主人公と拾われ人型パソコン(人工知能やアンドロイド的な)のジタバタした日常は楽しかったです。
お色気ありホノボノありで(お色気時のSEが桃色外国人ボイスでおかしい。アッハーン?オゥイェア〜!)

主人公がヒロインを全然パソコンとして便利に使おうとはしておらず、ささいなことも自分の身でやってみようとしていたり、
困ったことがおきると周りの信頼する人物たちの繋がりに頼って解決したりとアナログです。
暮らしぶりも銭湯やアパートといった古めかしい要素がありました。
(人工生命との愛を描いた「まりんとメラン」も人情味ある下町が舞台でしたね。)

可愛い子がそばに居てちょっとずつ物事を覚えたり、表情がでることで充分になっている。そういうところは微笑ましかったです。

後半はシリアスな展開になり、人型パソコンが原因で別離した人、パソコンを失った人、パソコンに劣等感を感じていた人などの問題が吐き出されます。

そんな中、主人公が選んだことは…

考えさせるお伽話としてはいいのかな。
うーん、物語の範囲が狭く(地理的にも、時間的にも…)、主人公たちが親しみやすかった分、そしてシリアスになってしまった分、最後が言葉での説明になっていた分、モヤモヤ〜と。
愛の名の下に、深みが足りないというか…。
純愛だから、お伽話だから、いいんでしょうか。
好きな方には色あせない名作なんだと思います。

こんなモヤモヤした気持ちでどんなレビューが書けるんだ、書く必要ない気がしてモヤモヤ〜〜
{netabare}おかしいな、途中までは楽しかったし、先が気になったのに。
作中で「ニンギョヒメ」というやるせない歌が効果的に流れますが、人魚姫の物語をハッピーエンドにしちゃった感じですかね。
ハッピーエンドなはずなのに、なんでモヤモヤするのか。
「それって本当に、愛なの?」という疑問が湧いてしまうからだと思います。他人の恋愛に対してそんなこと不粋…だからモヤモヤ〜〜

機械なのにと思うとますますモヤモヤするので、
機械でなく生き物に限りなく近いんだと思ったとして、
じゃあ彼女が自分を選んだ理由は?拾って起動させた=偶然出会った、一目惚れ。
近しい人だから、懐く。
これで充分な、楽しい日常。
…ペット?
それは「わたしだけの人」と伴侶的に決めさせるべき愛なのかな…忠誠心?(終盤やたらと「わたしだけの人」と認定する問題が出てきました)
大昔、面識もなく結婚相手が決まっていたらしいことを考えれば、好きならもう別になんでもOKなのか〜?
ぐるぐる考えだすと
そんなこと考えるのが無駄でモヤモヤ〜〜

ああ、最終回で、「わたしだけの人」になるかどうか選べ!さもなくば壊れる…的な追い詰められた展開だったから尚更後味おかしいのかな。そんな事されたらお人好しな人はとりあえず止める気がします。{/netabare}



ストライクさんのレビューでこんなパソコンうらやましいけど少子化進むって書いてありましたけど、確かに。

昔、ちぃちゃんのかわいいフィギュアいっぱい出てましたね。
当時乗りそびれてたので、今観たらシンプルに受け取れるかな〜と思ったんですが。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 42

64.7 2 人工知能で東京なアニメランキング2位
アトム ザ・ビギニング(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (151)
632人が棚に入れました
これは、まだ誰も知らない”鉄腕アトム”誕生までの物語。

大災害後の日本に、未来を夢見るふたりの天才がいた。ひとりは天馬午太郎。もうひとりはお茶の水博志。天馬はその手で「神」を作り出すことを、お茶の水はその手で「友」を作り出すことを夢見て、日夜ロボット研究に明け暮れていた。そしてふたりの友情が生み出した1体のロボット、A106(エーテンシックス)。A106は果たして「神」となるのか「友」となるのか。若き天才コンビは、来るべき未来を垣間見る―。


手塚治虫が描いた永遠のヒーロー・鉄腕アトム。その誕生までの物語を、『機動警察パトレイバー』のゆうきまさみと『RIDEBACK』のカサハラテツローがタッグを組み、まったく新しい構想でコミック化した本作が、ついにTVアニメーションとして始動。アニメ化にあたっては、『踊る大捜査線』『PSYCHO-PASS サイコパス』の本広克行の下、『モーレツ宇宙海賊』の佐藤竜雄が監督を務め、『BLOOD+』の藤咲淳一がシリーズ構成を担当する。
アトムのいる「未来」と私たちの「今」が、『アトム ザ・ビギニング』によって結ばれる !

声優・キャラクター
中村悠一、寺島拓篤、井上雄貴、櫻井孝宏、小松未可子、佐倉綾音、河西健吾、飛田展男、南條愛乃

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

さすがのNHKですよ、皆さん!(マンガよりもインパクトあるスタート)

マンガ原作。若き日の天馬博士とお茶の水博士が出てきます。これをアニメ化しようっていうのは、実にNHKらしい。

オリジナルの『鉄腕アトム』作中の歴史とは矛盾があるかもですが、そこは「翻案」ということで。お茶の水博士の妹が出てきます。4/15からの放送が楽しみです。

なお、本作品プロジェクトには作品プロットや考証面で、手塚治虫大先生の実子であるところの手塚眞氏と、漫画家のゆうきまさみ氏が関わっています。

→ ということでいよいよ始まりました。作画も綺麗でしたし、1話目から視聴者をガッチリ掴みにくる良いスタートだったと思います!

とりあえず、注目の本作品をしばらく見守っていきたいです。

2017.8.8追記:
視聴終了後の更新漏れ(笑)。ロボレスを話の区切りに持ってきたのは、1クールと考えると妥当なところなんでしょうね。ベヴストザインの可能性を示しつつも、アニメ中ではDr.ロロが何者は謎のまま終了(原作ではこの後のストーリーで判明しています)しました。

「オレたた」エンドの変形ですけど、原作的にはA107開発やその後がより盛り上がるので、できれば2期目も作って欲しいです。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 39

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

心やさし ラララ 科学の子

自我を持つ人工知能。
心あるロボット。
そんな作品を夢見て2人の天才は、
ロボット研究に明け暮れる。

大震災から5年。
復興と技術革新は、
私たちの世界にロボットの居場所を提供した。
仕事を忠実にこなすロボットたち。
社会に必要な存在。

初回より抜粋しました。

プロジェクトチームが豪華ですね。
想像してたのと違ってコメディタッチ。
まあこれも終盤を想像するとありなのかも。

「A106」は心を持つのか!?
「PULTO」出て来てくれないかな。

盛り上がってくれるといいですね。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 30
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

心やさしき科学の子

原作未読。最終話まで視聴。

手塚治の鉄腕アトムのスピンオフ作品。
アトムの育ての親「お茶の水博士」と、生みの親「天馬午太郎」の若かりし頃の物語。

前半はコメディー色が強め。
A106の活躍が面白おかしく描かれます。

後半は一転、{netabare}ロボレスという{/netabare}バトル展開に。
このバトル展開が評価の分かれ目かなぁ?

まず、内容以上に長く感じる。
そして、バトル展開の目的がよく分からない。
A106の才能や機能を表現するなら、前半の流れの延長で十分だったのでは?
{netabare}最終的にA106を半壊させるのが目的だったとしか思えない。{/netabare}

そして、終盤のシリアス展開。
お茶の水博士の妹・蘭ちゃんの優しさだけが際立つエピソード。

楽しみにしていたけど、この作品は、蘭ちゃんとA106を愛でるだけの作品だと思います。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 26

67.5 3 人工知能で東京なアニメランキング3位
フレームアームズ・ガール(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (291)
1195人が棚に入れました
ある日の早朝、普通の女子高生あおの元に届けられた謎の小包。
開けるとそこにはフレームアームズ・ガールと呼ばれる完全自立型の小型ロボット「轟雷」が入っていた。

おもちゃだ!プラモデルだ!

しかし轟雷はただのフレームアームズ・ガールではなかった。

通常の人工知能以上に高度な、人格を有する人口自我、AS(アーティフィシャル・セルフ)を搭載した最新型の試作機だったのだ。
しかも轟雷を起動できたのは世界中であおたった一人。

バトルデータを収集し、感情を学んでいく「フレームアームズ・ガール・轟雷」。
フレームアームズ・ガールの知識0(ゼロ)の「少女・あお」。

かくして、あおと轟雷、少女とフレームアームズ・ガールの奇妙で楽しい、きゃっきゃうふふな日常がスタートする!


主人公「あお」と「轟雷」たちFAガールたちの日常生活と成長する感情のストーリー!

声優・キャラクター
日笠陽子、佳穂成美、綾瀬有、長江里加、山崎エリイ、山村響、樺山ミナミ

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

コトブキヤの宣伝アニメ?(けど意外と面白い。そしてここに真のプロ魂を見た!)

フィギュアやプラモデルを中心に売っているコトブキヤという模型屋さんのオリジナル企画「フレームアームズ」(以下、「FA」)の派生シリーズであるところの「フレームアームズ・ガール」(以下、「FAガール」)が作中で活躍する販促アニメ。

…というのは売る側の都合の話で、アニメ視聴者としては「武装したフィギュア(AI搭載で自我や感情を持つ)が、特に模型が好きということでもない普通の女子高生の下に集い、ワチャワチャ楽しく日常生活を送ったり、たまに武装で戦ったりするアニメ」ということで良いのだと思います。

観るのに頭は使いません。けっこう楽しいです。

「フィギュアが戦う」ということで『プラレス3四郎』を思い出すのは、ただの年寄りです。(あれだけ自律的に戦える柔王丸やエル・ウラカンにもAIめいたものは載っているだろうけど彼らに「感情」はなさそうですしね…。)

『武装神姫』を思い出す人は若者かも? しかしマスター理人くんよりは本作のあおちゃんの方がカワイイと思います。

なお、FAガールに付き添う「充電くん」はFAガールの充電台兼サポートメカで、充電くん自身もロボットに変形して自律的に動けるほか、ただの充電台ではなくレストチェアに変形したりします。

カットのつなぎでFAガールの尻拭いのために働く充電くんたちの姿がカワイイです。

以下、おまけ:

FA自体はゲームの「カルネージハート」に出てくるような感じの架空ロボット兵器で、FAガールはFAのデザインを元に「MS少女」や「マジンガールズ」みたいな感じでロボットを女体化したキャラクターです。

FAのデザインをしたのが柳瀬敬之氏で、そこから島田フミカネ氏がキャラクター原案を起こしたみたいです。

あんまり詳しくないですが、FAとFAガールの兵装M.S.G.(モデリングサポートグッズ)は共通仕様だったと思います。きっと、コトブキヤのオンラインショップを見れば詳しいことがわかります(笑)。

2017.05.23追記:
OPのFAガールが3DCGじゃなくて手描きに変更されていたっぽいけど、なぜ…?
(なお、構図に変更はない模様。)

2017.06.14追記:
9話の謎の学園モノといい、11話のセッションベースによるVR温泉回といい、まったく思いもよらない展開に驚かされます。FAガールのお風呂シーンなんていったい誰が予想した…(笑)?

2017.06.20追記:
キャラソンでのライブまでやり遂げての完走、製作スタッフの皆さんおつかれさまでした。FAガールの設定から必然となるバトル要素を控えめにしつつ、セッションベースのVR設定を最大限に活かした「非日常的日常」要素で「やりきった」感溢れる楽しい作品が出来上がったと思います。

販促アニメの本分を守りつつ、それを逆手にとっての楽しいストーリーと演出で攻め切った名作だと思います。事前にはまったく期待していなかったのですが、良いものを見せていただきました。実に「プロの仕事」でしたね!

投稿 : 2024/06/29
♥ : 37

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

模型屋の美少女ミリタリープラモ宣伝アニメ

FAガールという、擬人化した美少女プラモがバトルと日常を送るという内容。登場人物が極端に少ないのが特徴。主人公であるあおとコトブキヤの申し子であるブキコ(もっと良い名前は付けられなかったのだろうか…)くらいなもので、あとはFAガールたちがわいわいとしている感じです。
設定が豪快(強引ともいう)で、FAガール側の主人公である轟雷が手違いであおの家に送られてきて、他は起動しなかったのに、あおのものだけ動いたというところから始まります。
轟雷とバトルデータを取るためにあおの家には次々とFAガールたちが送られ(または勝手にやってきて)、轟雷とバトルを繰り広げます。ただ、どちらかというと、バトルよりもあおとFAガールたちの日常生活のほうがメインな展開です。なぜか無理やり銭湯の回も差し込んでいるという、まさに男向けです。頭を空っぽにして見てもなんら問題はありません。むしろ、そのほうが楽しめるのではないかと思います。ラストはなんだかジャンプのバトルものっぽい爽やかな終わりかたでしたが、CGでのライブシーンはかなり良い出来と思います。

島田フミカネ氏がデザインしている女の子たちですので、ガールズたちは本当にかわいいデザインだと思います。特に轟雷と迅雷(個人的な好み)。パンツを思い切り見せるのはストパンで慣れているので(慣れてどうすんだ)気にはなりませんが、あざといと言えばあざといように感じます。メカ的なものを言うと、好みはバーゼでした。どうみてもストライクフリーダムと言ってしまいたくなる様なガンダムチックな装備に惹かれました。あと充電くん、これ、スマホ用に作ってくれないだろうか、欲しいです。

このアニメ、製作委員会方式を取っていないんですね。コトブキヤの完全な宣伝アニメとして製作されたようですが、余計なものが混じっていないから、堂々とコトブキヤの宣伝を話しに入れ込んでおります。作画はがんばっていたように感じました。手描きと3Dをうまく溶け込ませていたように思いますが、後半のOPの手書きがあまりにもきれいだったので、正直、手書きは良いなと思ったしだいです。

この作品は流し見したほうが楽しめるかもしれません。萌より美少女系アニメが好きな人にお勧めかもしれません。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 30
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

フレームアームズ・ガールの日常

プラモデルの販促目的のアニメとのことでしたが、プラモ素人の私にも普通に楽しめました。

ジャンルは『日常ほのぼの系ドタバタコメディ』。
バトル要素も少しありますが、そこを期待すると確実に裏切られちゃうかも・・・。

人物もフレームアームズ・ガールたちも皆、個性が溢れていて面白い。
個人的には、{netabare}武希子の出番がもう少し多くても{/netabare}良かったかな?

OP・EDとも、作品のイメージにぴったりな良曲でした。

{netabare}続きがありそうな終わり方だったけど、{/netabare}第2期とかあるのかな?
『面白かったので、ぜひ期待したい』と思えるような作品でした。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 26

66.9 4 人工知能で東京なアニメランキング4位
バブルガムクライシス(OVA)

1987年2月25日
★★★★☆ 3.7 (34)
138人が棚に入れました
 近未来世界を舞台に超法規立場の美少女戦士たちが活躍する、OVAの大ヒットシリーズ。西暦2032年。かつて大地震で壊滅した東京はメガロポリスTOKYOとして復活したが、闇の中では殺人兵器の人造人間ブーマが出没。その陰では、現代社会を半ば支配する大企業ゲノム社が暗躍する。ブーマに襲われる人々を救い、ゲノム社の暗部を白日にさらすため活動するのは「闇の仕置人」こと美しい曲線の戦闘パワードスーツをまとう謎の4人の美女「ナイトセイバーズ」。ゲノム社への復讐に燃えるシリアをリーダーとする彼女たちは今夜も事件を追うが、そんな一同の前に新たな事態が……。
 先行OVA「ガルフォース」シリーズの成功を受け、アートミックとAICが企画製作した美少女SFアクション路線の第二弾。キャラクターデザインは「ガルフォース」同様、園田健一が担当。今回はさらにメカニック色を重視し、先行作に続くヒット作となった。主人公プリスのCVを演じる歌手・大森絹子が熱唱する主題歌も大反響を呼ぶ。

声優・キャラクター
大森絹子、榊原良子、富沢美智恵、平松晶子、古川登志夫、堀内賢雄、佐々木望、緒方賢一、池田秀一、川久保潔、佐藤正治

takato さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

80年代美少女が一番しっくりくる。ハマーン様がSFキャツアイみたいなことする(ゴクッ…)。

 別に80年代が青春でもないし、その時期のアニメばっか見てるわけじゃないが80年代デザインかその派生系くらいが一番好き。昔は良かったおじさんじゃないが、ドンドンあっさり化ソフト化が進み過ぎてる気がする。

 
 それにしても、榊原さんが出てる作品にハズレ無し。ただ、本作の主役の一人プリスの中の人が声優さんよりメインが歌手の人らしく上手くねぇ…。山ちゃんがモブやってるのが時代を感じる。


 どうでもいいが、近年流行りのシティーポップのサンプリング映像として80年代アニメが採用されてるって話は聞いてたが、本作を見てたら「あ!、このシーーンは。」ってところがあって驚いた。80年代アニメには存在しないノスタルジー効果があるのかもしれぬ。


バリってるでお馴染み大張さんや、「ポケ戦」の高山さんなど有能クリエイターが参加しているだけあって回によってクオリティーが段違いである。ただ、一番印象的なのは、7話でうるし原さんが参加していて、みんなうるし原さんデザインに変更されて美少女度マシマシな濃い目になってて良し。やはり私は濃いめなデザインの方が好きなのかな。


 ただ、全体としては、こういう作品は「パトレイバー」みたいに沢山の話数をテレビでやりつつの方が合っている気がした。1話完結タイプの話は短いovaだと少々物足りない。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 5

らびえぬす さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

これが美少女系OVAというものなんでしょうか

本作品、随分昔に同じバイト先の方から借りて観ました。

作画はお世辞にも良いとは言えませんが、何故かはまったような気がします。
ちょっと退廃的な東京が舞台ですが、そこがすこしばかりエキゾチックな感じがして、ツボにはまりました。

脚本もOVAということもあり、無理やり感満載で今の私では受け付けないと思いますが、その当時は全然OKでした。

キャラは一応、美少女系なのでしょうが、今のアニメのそれとは少し違った方向性だと思います。
これも、もう一度観てみたい作品です。

多分、途中で挫折しますが・・・・

投稿 : 2024/06/29
♥ : 3

しげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

低解像度でなければ

作画は結構好みなのだが、なんせ古いアニメゆえの低解像度。ブラウン管テレビで見れば良いのだろうけど、FullHDで見ると残念な画面にw
あの単調なストーリーでは今さら1080pにリメイクされるはずもなく、どうしても見たい人だけ見てね、としか言いようがない。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 2
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