人体実験で組織なおすすめアニメランキング 2

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65.1 1 人体実験で組織なアニメランキング1位
禍つヴァールハイト -ZUERST-(TVアニメ動画)

2020年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (116)
343人が棚に入れました
遷都計画が進むヴァールハイト帝国に暮らすふたりの青年――運送屋の仕事に励む少し臆病なイヌマエルと、帝国の新米兵士で世間知らずのレオカディオ。片方は大切な妹、もう片方は兵士としての未来に思いを馳せながら帝都での日常を送っていた。一方、帝国ではかつて世界から数多くの生物を消滅させ、凶暴な魔物を世に放った厄災 “光"の再来が予言され、人心は荒廃。そんな中、とある密輸事件をきっかけに、イヌマエルとレオカディオの運命、そして帝国の歴史が激変していく。

声優・キャラクター
阿部敦、小野友樹、花守ゆみり、藤井ゆきよ、津田健次郎

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

続くなら今までを許そう

まずは一話。話はそれからです




一応ネタバレなしです↓



序盤 ええ

中盤 お?

終盤 おお

この話は世界の終わりが近づいてる話
ジャンルは戦闘・魔法・犯罪組織
ええニコニコ動画でも話題になりましたよ。
最初はレオが主人公だと誰もが思った序盤から雲行きが怪しくなってエンドロールで最初に名前が出るのは。「お前かい!」

さて本作の内容ですが、結構面白かったです。爪が甘い印象でしたが。
序盤の話題性のあるつかみに反して普通の展開でした。しかしシリアスの世界設定だったので全体的にシリアスな雰囲気をだしていました。この雰囲気は嫌いではないのですが、個人的にはもっと作り込んでほしかったです。
世界設定は作り込まれているようで細かいところは不明確なままです。もちろんそういう不明確さを楽しむ作品もありますが、本作は明確にした上で唯一の不確定要素である世界の謎を楽しむべきだと思うんですよ。
まぁそこらへんはあまり深く考えず制作したのでしょう。
とことんテキトーというか爪が甘いというしかありません。

ラストは「これからも続く」的な雰囲気でした。もし続くなら今までの中途半端さは意味を成します。ですので制作陣さん。続きをお願いします。終盤は面白かった分、残念極まりないです。

監督・シリーズ構成は細田直人さん。働く魔王などを担当された方ですね
副監督は小野竜太さん。
キャラデザは杉薗朗子さん。初キャラデザだそうです。其の割にはすごい。
劇伴は横山克さん。原作BGMも担当してるみたいです。
アニメ制作は横浜アニメーションラボさん。ラピスリライツを制作したところですね。まさかラピライと同じところとは…そりゃ作画良いわ。

作画は良かったです。迫力のある動きが多く、躍動感を感じるシーンも少なくありませんでした。細かいところまで丁寧でかなり好印象です。
opは黒崎真音さんの「君を救えるなら僕は何にでもなる」すごいタイトルですけど歌詞無いんですよね。ニコニコでは「最終話に歌詞がつく」とか予想されてましたね。
edはHikaru//さん作詞歌唱、グシミヤギヒデユキさん作編曲の「disclose」
声優さんは良かったです。豪華でしたし、キャラによくあっていたと思います。

総合評価 続くなら本作の評価は大分跳ね上がる

投稿 : 2025/02/15
♥ : 7

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ファンタジー歴史もの? 暗めの話ですがわりと面白いです。

== [下記は第5話まで視聴時のレビュー: 以下、追記あり。] ==
第5話まで視聴し終わった時点で、下記のレビューを書いています。

10月末時点では第3話までの放送で様子見もあったためベスト10からは漏れていますが、わりと面白く観ています。

世界観はゲーム『禍つヴァールハイト』と世界観を共有していますが、アニメの作中キャラクターはゲームの登場キャラクターとは異なっており、ゲーム世界のストーリーをなぞる感じにはなっていないようです。

作中で「銃火器の使用」が取り締まられている通り、火薬は普通に存在して銃砲の類も使用されています。

ただ魔物が出てきたり、作中の人物が杖のような器具からビーム的な物を出したりしているので、その辺りはファンタジー寄りです。

とりあえず何らかの異変の予兆があって魔物は狂暴化していて作中で出てくる唯一の国家であるヴァールハイト帝国は政情が安定していないという状況で、ただの運送屋だったはずが反乱組織である「ヘッドキーパー」の構成員と間違われることになったイヌマエル、図らずもその原因を作ってしまったがそのことを知らない軍所属のレオカディオのダブル主人公的な感じで物語が進みます。

お話自体は特にイヌマエルとレオカディオの二人とも善良に描かれていて、どちらが正義というスタンスでもなく進んでいますが、怪しい実験が行われていたり猟奇的な性癖を持つ人物がいたりで拷問があったり人が死んだりでわりと暗い感じでストーリーが展開します。

その辺りに耐性がない方は楽しめないと思いますが、ここまでのストーリー自体はわりとちゃんとした感じだと思うので、「特に萌えは求めていないけどドラマっぽいストーリーは欲しい」という方は観ても良いんじゃないでしょうか。
== [第5話まで視聴時のレビュー、ここまで。] ==

2021.01.06追記:
年内に最終話まで視聴し終わっていましたが、更新が遅れていました。

「アニメの作中キャラクターはゲームの登場キャラクターとは異なっており、ゲーム世界のストーリーをなぞる感じにはなっていないようです」と前のレビューで書いていましたが、結論から言うと本作はゲームの前日譚にあたるお話だったようですね。

そういう意味では、設定も終盤までのストーリーもなかなかに面白いものではあったものの作品としての「終わり」にはなっていないため、そこに不満が残るかなと思います。

じゃあゲームやるかっていうと、やらないですし…。

ということで、最終回まで観ている間は楽しんだのは間違いありませんが他の方への視聴のお勧めはしません。悪しからず。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 18
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ゲーム音痴の私にどうしろと!?

序盤から中盤はかなり面白かったです。

ただの運送屋なのに、巻き込まれてしまったイスマエル。
イスマエルが巻き込まれる原因を作った、帝国の新兵のレオカディオ。

W主人公が交差しながら物語が展開していく。

{netabare}ここまで、追う側と追われる側だった二人が、共闘することになった{/netabare}第8話。
ここまでは文句なく面白い展開で、お気に入りの棚まっしぐらな作品だと思っていました。

ところが問題はここから・・・。

終盤、物語は明らかにとっ散らかってきます。
不必要と思われる方向に物語が広がったり、「そういえば最近見ないな?」的な人がいたり・・・。

「はは~ん!最近流行りの分割2クールか・・・」
なんて思っていたら、突如最終話。
「あ、あれぇ???ここで終わり??????」

こんな感じで終わります。

聞けば、原作のゲームの前日譚的な位置づけの作品なんだそうです。
・・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
ところで、ゲーム音痴の私に、何をどうしろと!?

投稿 : 2025/02/15
♥ : 15

73.7 2 人体実験で組織なアニメランキング2位
B: The Beginning[ビーザビギニング](Webアニメ)

2018年3月2日
★★★★☆ 3.8 (242)
1253人が棚に入れました
科学者が宇宙平和のために創造していた"新人類"が、完成を目前にして、独自の企みを持つ悪の集団に誘拐される。近未来を舞台にしたオリジナルアニメシリーズ。

王立警察特殊犯罪捜査課へと戻って来た天才捜査官キース・フリックは、ある事件の犯人を追っていた。凶悪犯罪者ばかりを狙う連続殺人鬼、通称『Killer B』。犯行現場に必ず刻み込まれた『B』の文字は人々の注目を集め憶測を呼んだ。『B』それは彼女のためのメッセージ。『ぼくはここにいる……』その身を異形に変え、黒羽は届かぬ思いを刻み続ける。キースと黒羽、互いに見知らぬ二人の運命は、やがて一つの陰謀へと飲み込まれていく——

Netflixによる限定配信。

声優・キャラクター
平田広明、梶裕貴、瀬戸麻沙美、東地宏樹、稲葉実、小清水亜美、豊永利行、田中進太郎、後藤敦、森川智之、石川界人
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

想定外に挑み続けるメンタル

エログロなんでもアリのフリーダムな姿勢で、
次々と刺激的な展開を繰り出して来る海外ドラマ。
それらが席巻する世界を相手に日本のアニメは何ができるだろうか?

本作はNetflixオリジナルアニメとして得たと思われる予算や環境を、
海外ドラマ級のシナリオ密度という形にして、その問いに答えてみせた野心作。

伝説の敏腕捜査官、サイコパスな猟奇殺人グループ、架空の王国で暗躍するダークファンタジー風のヒーロー。
脚本面でも、作画面でも並の制作体制なら破綻して闇鍋化しかねない水と油な具材を、
一つのアニメーション作品として仕上げた本作は非凡だと感じます。

その情報量の多さには置いてきぼりのリスクが付きまといますが、
私の場合は情報が押し寄せる度に、脳が悦んでいるのが自覚できて幸せでした。

一方で展開、設定等には既視感も覚えたりもしました。
ただ今回の場合は、それも私にとっては助け船でした。
だって、このシナリオ密度で全て未知の要素で物語を構成されたら、
間違いなく付いていけないでしょうw

今の話よく分らなかったけど、もしかして昔見たアニメのあれと似たような物なのだろうか?
とデジャヴも頼りに完走した面も多々あった(苦笑)アニメ鑑賞でした。


ダークヒーローを捜査すると言う無茶にリアリティを与える超展開を眺めていて、
ふと、例えば昭和の人間に、次の時代に最終戦争を妄想したカルト教団が
地下鉄で猛毒をばら撒いて自作自演するテロを起こすから気を付けろ。
と警告しても、誰も本気で聞いてくれないだろうなと言う着想が浮かんで来ました。

夜空を飛翔する魔人の如きイレギュラーなど、常識的に考えれば荒唐無稽ですが、
本作では遺伝子科学の急進や、生命倫理の忘却が重なればあり得る現象として設定され、
天才捜査官は、例え周囲に狂乱した変人と白眼視されようとも、焦点を合わせ続ける。
その飽くなき執念に惹き付けられます。

{netabare}「トラブルってのはプロセスの一つだ。
昔の俺たちは トラブルを事前に対処してきた。
それが間違いだった。だから失敗したんだ。

トラブルやイレギュラーは必然であり要素なんだよ。
排除しちゃいけないんだ。全てに意味がある必ず何かにつながる。」

――キース・フリック{/netabare}


既視感も当てにして高密度の物語を消化する悦びは今作で再認識できたので、
制作が決まっている二期では是非、シナリオ濃度にも慣れたアニメファンに
未知の体験をスパイスして酔わせて欲しい。
今後もよりキモチイイ、攻撃的な姿勢に期待したいオリジナルアニメシリーズです。


余談:本作監督インタビュー(Gigazine 2018年03月02日)にて、
日本とNetflixで異なる規制基準についての言及もあって興味深かったです。
日本では自粛する部分でリミッターを外してフリーダムに表現できる高揚が伝わって来ました。

Netflixがグロに寛容なのを良いことに、
本作は中々の出血多量で耐性のない方には注意が必要なわけですが、
もう一つ警告しておきたいのは画面の点滅について。

何でも日本のアニメ業界では未だに
TVアニメ版『ポケットモンスター』のポリゴン明滅による、てんかん事件が尾を引いていて、
「ポケモンチェック」と呼ばれる画面点滅に関する自主規制が敷かれているとのこと。

今回はそこもフリーダムなのを良いことに、嬉しそうにピカピカしているから危険ですw

特に異形たちの眼。
こやつらポリゴンかwってくらい赤、青に大喜びでパカパカ点滅するからアブナイですw
実際、彼らの瞳のフラッシュは、{netabare}目が合った者の脳を弄くり、記憶を改ざんするデンジャラスな光ですしw{/netabare}

光の刺激に弱い方は視聴の際くれぐれも気を付けましょう。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 22
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

蠅の王

ProductionI.G制作、
ファンタジー×サスペンス。

凶悪犯罪者ばかりを狙う連続殺人犯キラーB。
犯行現場に刻み込まれた謎の文字「B」、
{netabare}偶発的犯行の水面下で進行する計画的犯行。{/netabare}
天才捜査官キースは事件の真相に辿り着けるのか!?
手に汗に握るサスペンスである。

ファンタジー設定に多少の疑問を感じますが、
魅力的なキャラクターとその巧みな心理描写、
見所満載のシナリオに称賛の声を送りたい。
全話配信の貢献も非常に大きいでしょう、
サスペンスは視聴が断絶するとより難しくなる。

連鎖する猟奇的事件の数々。
{netabare}発見された歴史的碑文の解読。
脚色された真相と踊らされる人々。{/netabare}
懺悔を持たない心は加速度的に悲劇を増幅させ、
来たるべき運命の時を迎える。

あなたでしたか狂気を宿したのは。

アーメン。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 46

reviewer さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

こういうアニメが見たかったんだよ

Netflixオリジナルということでテレビ放送がないためか、あまり話題になっていないが間違いなくもっと注目されるべき作品。

内容としてはダークファンタジー×クライムサスペンス。架空のヨーロッパの国を舞台に猟奇殺人を追う刑事の物語。作画は完璧。アクションシーンから細かいシーンまでよく描けている。イタリアとキューバの街を参考にした街並みは必見。

シナリオはクライムサスペンスにけっこう強引にファンタジー要素を突っ込んできた感じで現実味がなかったが、おかげで派手なアクションシーンやダイナミックなシナリオ展開が出来ており、最後まで飽きさせないようになっていた。良い意味で日本のアニメらしいシナリオだったと思う。

良くも悪くも最近の日本のアニメは萌え一辺倒というか、軽いというか。いい大人が鑑賞に耐えうるだけのアニメが少ない。この現状のなかで、Netflixによってこういうアニメが全世界に配信されたのは素晴らしいことだと思う。日本アニメの底力と可能性を見ることができた作品。今後もこういう作品が全世界に配信されることを願う。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 13
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