中毒性でダークファンタジーなおすすめアニメランキング 1

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68.6 1 中毒性でダークファンタジーなアニメランキング1位
Helck(ヘルク)(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (164)
447人が棚に入れました
魔界のとある国。一人の勇者の手によって魔王が倒され、新魔王の座をかけた競技会が開かれることとなった。 大会責任者の帝国四天王ヴァミリオは、敵であるはずの人間の勇者ヘルクの参加に激怒する。 決勝戦を前に魔王ウルムの城が陥落した一報を受け、ヴァミリオはヘルクを含む決勝に残った選手たちと共にウルム城奪還へと旅立った。 笑顔で「人間を滅ぼそう」と語るヘルク。 果たしてその言葉は本心か? 笑顔に隠された真実とは……
ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ギャグとシリアスのバランスがいいファンタジー

[12.27見終わって]
各話感想をちょっとさぼっちゃいましたけど、後半の過去編もシリアス展開ながらもヘルクの笑顔の陰に隠された苦悩と「人間滅ぼそう」の意味が分かったりしましたし、相変わらずのヴァミリオやピウイなどのキャラも良くて最後まで楽しく見ることができました。
最終話のヴァミリオの決意で締める構成も、1話の頃と比較するとじんわりくるものがありました。
・・と楽しめたんですが・・
色々と伏線回収できてないし、そもそも敵との戦いが続いてる中での終わりはびっくり。
2期前提なのかなって色々と調べたけど何も情報なし。。
何かの形で続編があることを信じて待ちたいと思います。

[9.17追記]
後半クールのPVが公開されてました。
https://www.youtube.com/watch?v=M8Qq-pltl6Y&t=1s
これ見るかぎり、結構シリアス展開になっていくみたいですね。

[初回感想]※各話感想は下にあります。
勇者によって魔王の一人が倒され、魔界では次の魔王を選ぶトーナメントが開催されていた。
大会の責任者である四天王のヴァミリオは、参加者の中に人間の勇者ヘルクがいることに激怒して・・
で始まる物語。
原作はサンデー系のWebコミックで完結。全12巻みたいですが未読です。

調べてみたらアニメは連続2クールで全24話予定なので、原作すべてアニメ化される・・のかな。

夏アニメ選定の時からなぜか気になってたこの作品。
勇者が人間滅ぼそう!と笑顔で言ってるPVとか、ギャグっぽいんだけどその中に漂うシリアスな空気とか。
あとイケメンじゃない主人公とかw

でもあんまりハードル上げないようにしながら視聴開始。

怒りまくる四天王ヴァミリオと冷静な大会副責任者ホンのコントみたいなやりとりが面白いw
声優さんが上手なのもあるのかな。ホンの「あっつ!!」は可笑しくて笑っちゃいました。

その中で時々挟まれる人間の国の謎がいいアクセントになってて先が気になる感じも好きかも。

面白そうなのでほどほどに期待しながら見ていきたいです。

1話「勇者ヘルク」
{netabare}料理対決のパフェ食べてるヴァミリオの顔、なんとなく異世界おじさんのエルフみたいw
魔王を倒したのはヘルクじゃなくて弟で、ヘルクは弟殺しの大罪人とか、攻め込んだ翼の戦士たちとか
謎が多くて先が気になります。次回が楽しみです。{/netabare}

2話「運営スタッフのアン」
{netabare}ほらやっぱりきたー!!ってヴァミリオ、ヘルクのこと結構認めてますよね。
決勝は翼の兵士たちからウルム城を奪還することになり、ヴァミリオが運営のアンとして同行することに。
ヘルクと対面したヴァミリオのすごく嫌そうな顔としつこく握手を求めるヘルクが可笑しかった。
今回もギャグ風味な展開でしたけど、次回からシリアスな展開が待ってるのでしょうか。
ED結構いいですね。ヘルクとヴァミリオはいい友達になりそうな気がします。{/netabare}

3話「未知の敵」
{netabare}大地の毒を制御するために魔族がいるの?
そもそも毒ってなんであるんだろう。大昔事件があったとか?
新世界生物って何?などなど謎が多いですけど今後解明されていくのでしょうか。
そんな謎も気になるけど、キャラたちの掛け合いが面白くて。
身軽なケンロスやチョコ好きドルーシのボケに冷静なツッコミをするヒュラ、キレ芸が面白いヴァミリオなどなど、見てて楽しいです(^^♪
ホンのいつまでですか~!にも笑った。。
そんな中、ヴァミリオがヘルクにつぶやいた「戦え・・」にじんわり。
ヘルクの本心を疑いながらも信じたいヴァミリオの気持ちがわかる言葉でした。
次回が気になる引きも良いですし、これ結構良作かもしれないです。{/netabare}

4話「衝撃」
{netabare}翼の戦士って何かドーピング的なもので人間を改造したもの?
大地の毒や新世界生物と何か関係ありそうな・・でもよくわからないです。
やっとドルーシが活躍したと思ったら。。ヒュラのツッコミいいですねw
ヴァミリオと助けようとしたヘルクがどこかへ飛ばされて・・
この展開、無職転生を思い出しました。
ヴァミリオとヘルクの2人旅になるのかな?変な鳥も気になりますw{/netabare}

5話「孤島の村」
{netabare}知らない島に飛ばされてしまった二人。
この話で一番印象的だったのは・・あの鳥!!
かわいいへんてこな鳥ピウイが面白くて。。声も好き。
ヴァミリオのばかぁー!も定番になってきましたねw
海に沈む遺跡とかまたまた謎が深まったけど、実は結構壮大な話だったりする?{/netabare}

6話「襲来」
{netabare}ヘルクの悲しみみたいなものが少しだけど語られましたね。
ヴァミリオとヘルクの夕食でのお互いまっすぐな会話がいい。
翼の兵士になると人格も変わってしまうみたいだけど、なぜヘルクだけ逃れられたんだろう。そして弟の死の謎も。
アズドラ様、ギャグ要因かと思ってたら意外とカッコ良くて強い!
魔界の強さって、四天王>魔王みたいですね。
各地方に城が複数あって、そこの城主が魔王で、四天王は帝国ですごく強い人たちのことかな。{/netabare}

7話「人間の王」
{netabare}人間の王って不気味な感じだけど本当に人間?
北で魔族が戦ってる魔物って新世界生物?
なんとなくだけど、人間の王って新世界生物じゃないかなって。
ヘルクとヴァミリオのやりとりにほっこり。もう仲良しですね。
最後、ピウイにまたまた笑わせていただきましたw
ほんと、謎鳥いいキャラしてる。{/netabare}

8話「大陸へ」
{netabare}魔女に会えたヴァミリオとヘルクたち。
ヴァミリオによく似た魔女とピウイに似てる大きな鳥・・これって!?
ヘルクを危険な存在だと注意を促す魔女だけど、実は色々と知ってるような気がします。
島を出た二人・・こっそりピウイがついてきてやったーって嬉しくなるわたしw
帰れって言われて不服そうな顔しながらピーって鳴くピウイかわいい♡{/netabare}

9話「蛮族トースマン」
10話「地図を求めて」
{netabare}ギャグとシリアスのバランスがほどほどにいいかもって思うけど、できればもうちょっと世界観にこだわりがあるともっと面白くなると思う。
例えばトースマンの王を倒して元に戻ったのはいいんだけど、お姫さまだけ人間みたいなキャラデザだとちょっと違和感あるので、ちゃんとかわいい猪のお姫さまにして欲しかったかな。
吟遊詩人の女性がちょっと気になります。{/netabare}

11話「吟遊詩人の唄」
12話「信じる心」
{netabare}闇の戦士の不気味な力。
何度でも蘇る翼の戦士やトースマン王と何か関係あるのでしょうか。
それよりもいつもニコニコしていたヘルクの怒りに満ちた顔が闇が深そうな感じがして。
ピウイを見てると、森〇チョコボールを思い出すのは私だけかなw
次回から後半クール。PV見るとこれからシリアス展開になっていくのでしょうか。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 29
ネタバレ

いるかん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

シーズン1はテンポが悪かった、だが!

 結構期待してはいたんですが肩透かしをくらう出来だったので、1クール目途中で挫折しそうになりました。
 私と同じように感じた結果、1クール目で挫折した人たちのために、2クール目に突入した今、書いておきます。

 原作マンガは未見ですが、そこそこ面白いと推測できるんです。
 チート級の強さながら、ド天然の主人公。
 シリアス要素はつきなみ感はあるものの、ぶっ飛んだコメディ要素。
 一本調子にならない舞台設定と、それなりに伏線の含みのあるストーリー。
 ケンロスやピウイのような、バカキャラを使ったお笑いも、結構好きです。

 なので、毎日のちょっとした息抜き、として楽しむ程度なら、アニメも他の酷評した作品よりは良くなりそうなんですよ。
 だから、以降に書くように、1クール目にかなり不満があっても、何か切れないというか、期待を込めて、このレビューを書いている次第です。


 で、問題のアニメ1クール目なんですが、全体的にストーリーが間延びしている印象です。
 評価軸をストーリーか作画か悩んだのですが、今回はアニメ化の時の失策として、作画に減点しました。

 {netabare}
魔王の帝国での新魔王を決める大会、疑念を抱く四天王との転移直後の島でのあれこれ、帝国へ帰還するためのロードムービー的展開
{/netabare}
など、舞台ががらりと切り替わる割には、1話あたりの要素が薄く感じました。
 ストーリーのテンポが遅いわりに、主人公の伏線もろくに回収されないし、逆に舞台が変わった時の新要素は、ヒロインの信頼度以外には役に立たなそうなところとか。
 そもそも、レビューの時にも出てくる画像のキャッチコピー「人間 滅ぼそう」は、現時点でほぼその方向性が見えず、誇張しすぎた表現にしか見えないんですよね。

 特にコメディ要素については、間延びのせいで魅力が半減です。
 4割くらいはツッコミ無しの静止画。
 ツッコミがあっても、そのうち半分くらいは、タイミングが遅い。
 マンガだとこうした間(ま)は読者の好きに読めるので問題ありませんが、アニメで描いた時には、動画という性質上、時間の進行が強制的に画一化されるため「間の悪さ」は致命的です。


 間延びの原因についてですが、ここからは完全に推測、というか脱線です。
 原作は完結しており、2クール予定。
 原作を2クール分に落とし込む時に、1クール目の分割をおざなりにした結果、間延びしたんじゃないかと邪推しています。
 「原作に忠実でさえあればいい」を低予算の言い訳に使い、必要最低限のカットだけで作った結果、編集時に時間余りが多く、間延びの多用という残念な結果になったんじゃないかと。
 

 音楽について、Op曲は2クール目まで見ましたが、特にメジャーなアーティストではないにしても、比較的やる気が感じられる曲だと思います。
 (確かに、ロック調が好きですが、ロックであればなんでもいいとは思ってませんw)
 なんなら、あまり好きじゃないイーリスの歌でも、曲調自体は手を抜いてない印象を受けたくらいです。


 ともかく、原作を無駄にしないためにも、2クール目が終わった時、少しでも評価軸が上向きになることを願っています。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 4
ネタバレ

アニメアンチの憂鬱 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

【ゲート】は開かれた

特に序盤のコメディ的な展開には微妙なものを感じましたが、ようやく
シリアスな反対面の状況も全面的に押し出されるようになり期待値は上向きとなりました。

「ワンルーム勇者」と同じようなある種のワンパターン「まおゆう」展開でありまして
要するに本作も【グノーシス主義】の傾向がかなり強いとも言えます。

勇者である主人公の名前は「ヘルク」でありますが、元ネタは恐らく
「ギリシア神話」の「ヘラクレス」なのでしょう。

{netabare}半神半人の英雄でありますので、【ネフィリムの眷属】ということになり
よって魔王の陣営に加わるのも当然ということになるわけであります。

一説によれば【フェニキア人】も「ヘラクレス」を信仰していたなどと言われていまして
その辺の情報については裏が取れていないものの【星の種族=フェニキア人】が
「ギリシア神話」が好きなことは自明でありますので疑う余地はないのかもしれません。{/netabare}

バカの一つ覚えという感じで本作にも【ゲート】が登場します。

【ゲート】とは自衛隊が異世界転生する作品のタイトルと同じでありまして
【フリーメイソン】のロッジに置かれています【ボアズとヤキンの柱】が
【ゲート】を表しているわけであります。

「柱」は「神」でありまして、神社の「鳥居【⛩】」も【ゲート】であると言われます。

{netabare}「数秘術」?では【ゲート】のことを【11】で表し、例えば
アメリカ同時多発テロの日=2001年9月11日に世界貿易センタービルが崩壊した事件も
【ゲート】と関係があるという説が存在します。

【ボアズとヤキンの2本の柱】、「世界貿易センタービル」の「ツインタワー」
そして「ヘラクレスの柱」すべてが【ゲート】を表しているとも言われています。

もちろんこの考え方の背景にあるのは、「古代宗教」すなわち【オカルティズム】
でありますので、現代人の感覚としては奇妙な説ということになるでしょう。

【グノーシス主義】(作品)において最も重要なシンボルは【ペイガニズム】
即ち「多神教の神々」に関するものでありまして、「神々」のルーツが【堕天使】
であることから【天使の翼】は当然の如くごり押しされるわけであります。

「勇者」とは【堕天使】の末裔である【ネフィリム】でありますので背中に翼が生えていても
何の不思議もないわけですが、魔族と勇者の立ち位置が逆転しているせいで
どっちが正義でどっちが悪なのかわけがわからないカオス状態になってしまいます。

「上なる如く下も然り」」というあべこべな状況こそが【グノーシス主義】の
意図するところであり、「新世界」の価値観は既存のものとは違うということを
示したいからなのかもしれません。{/netabare}

かくして【ゲート】は開かれて新世界が始まるわけであります。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 1
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