中国で冒険なTVアニメ動画ランキング 2

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の中国で冒険な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月06日の時点で一番の中国で冒険なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

71.8 1 中国で冒険なアニメランキング1位
からくりサーカス(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (264)
1100人が棚に入れました
小学5年生の才賀勝は父親の事故死によって莫大な遺産を相続したことをきっかけに命を狙われていた。そんな折、青年 加藤鳴海は偶然にも勝と出会い、手を差し伸べることを決意する。しかし、勝を追ってきたのは人間ではなく高い戦闘能力を持つ人形使い達であった。窮地に陥った二人は突如姿を現した懸糸傀儡マリオネットを操る銀髪の少女しろがねに助けられる。こうして、日本で出会ったこの3人は数奇な運命の歯車に巻き込まれていく──

声優・キャラクター
植田千尋、小山力也、林原めぐみ、櫻井孝宏、佐々木望、黒沢ともよ、井上麻里奈、江川央生、岩崎諒太、石川界人

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

待ち受けるは、世界の”からくり! 立ち向かうは、”しろがね”の意志

この作品の原作は未読ですが、「うしおととら」の作者である藤田和日郎先生の作品ということで、視聴を楽しみにしていました。

以前の私なら敬遠していたこの手の作画ですが、「この様な手法でしか表現しえない世界がある」ことを知ってからはアニメに対する視聴の幅を広げられた気がします。

実際、「うしおととら」では相当感動させて貰いましたから…
うしおの「つんのめるほど前向きな姿勢」が大好きでした。
そしてこの作品に登場する小学5年生の「才賀勝」もそのDNAをしっかり引き継いだ主人公だったと思います。


小学5年生の才賀勝は父親の事故死によって
莫大な遺産を相続したことをきっかけに命を狙われていた。
そんな折、青年加藤鳴海は偶然にも勝と出会い、
手を差し伸べることを決意する。

しかし、勝を追ってきたのは人間ではなく
高い戦闘能力を持つ人形使い達であった。
窮地に陥った二人は突如姿を現した
懸糸傀儡(マリオネット)を操る銀髪の少女しろがねに助けられる。

こうして、日本で出会ったこの3人は
数奇な運命の歯車に巻き込まれていく…


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

個人的にこの作品の素晴らしい点は3点あると思っています。
まず、第1に登場するキャラの「目」に色々と持っていかれてしまいました。
勝の…しろがねの真っ直ぐ前を向いた視線は、見るたびに鳥肌モノ…

そして2点目は楽曲です。
特にロザリーナさんの「Over me」がヤバいくらいに格好良いんです。

第1印象で衝撃を受けて…それから毎週2度はオープニングを見ていたと思います。
勿論、楽曲も発売後に即買いです。

ロザリーナさんがこの曲に込めた思いがネットの記事になっていました。
まず、この楽曲はこの作品のために書き下ろした賛歌なんだそうです。
歌詞が…胸に深く染み入ります。
勝のための…しろがめのための…そして鳴海のための曲だったと思います。
この作品のクライマックスに相応しい楽曲だったのではないでしょうか。

そして3点目は声優さんの起用についてです。
特に小山力也さんと、林原めぐみさんの起用が抜群だと思いました。
これは「うしおととら」を視聴した時にも感じていましたが、今回この作品を視聴したことで確信に変わりました。
「うしおととら」では、小山さんが「とら」で林原さんは「白面の者」という重要な役どころを演じていました。
そして本作では、小山さんが鳴海で林原さんがしろがね…

お二人と藤田和日郎先生の作品とは、きっと相性が良いのでしょう。
鳴海としろがねを演じたのがこの二人だったから、きっとここまで感動できる作品になったんだと思っています。

勝、しろがね、鳴海を取り巻く状況は、「数奇な運命」という言葉が陳腐に見えるほど過酷でした。
心が折れたのだって、一度や二度じゃありません。
運命から逃れられないから、大切なモノを守るために必死で戦ってきました。
苦しい時、何度も頭をよぎった姿が励ましてくれたから頑張れた…
どれだけの人に助けて貰ったんだろう…
手が届かなくって…悔しくて大粒の涙を流してきました。
思えば思うほど苦しくて…そんな痛みにずっと耐えてきました。
そんな苦しみの先で、みんなが選択した本当の一番…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、BUMP OF CHICKENさんの「月虹」、KANA-BOONさんの「ハグルマ」、ロザリーナさんの「Over me」
エンディングテーマは、ロザリーナさんの「マリオネット」、眩暈SIRENさんの「夕立ち」、BUMP OF CHICKENさんの「月虹」
珍しいのが、1期オープニングの「月虹」が3期のエンディングに起用されていることです。
BUMP OF CHICKENさんの楽曲も好きですが、ロザリーナさんの楽曲が抜群過ぎ…
アニソンBEST10でどこまで上位に食い込むか楽しみです。

3クール全36話の物語でした。
完結した原作のアニメ化は、最後まで描いて貰えるので視聴者としては嬉しい限りです。
しっかり感動・堪能させて貰いました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11
ネタバレ

sekimayori さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

観てるぜメモ

放送途中のただの備忘録、たぶんそのうち消す(なのでサンキューもいらないです、読んでくださった方ありがとうございます)。
推敲もなにもしてないから誤字脱字ご容赦を。

今5話まで観てます。
序章が終わり、これから話のスケールがぶわっと広がる転換点。
ワクワクしつつリアルタイムです。

そもそも原作ファンとしては、懸糸傀儡(からくり)の戦闘が見られるだけで眼福なんです。
セルルックCGとか3D技術の発展がほんとありがたい。
ともすれば絵が荒々しすぎて見づらくなる原作を、うまく動きで補完してくれているのではと。
これからも個性的な人形がたくさん登場し、サーカスの舞台を彩ります。
ひょうきんながらも禍々しい、そんなデザインを楽しんで頂ければ嬉しいですね。

声優陣の熱演、聴くほど鳥肌なOP・EDも見事。
鳴海(小山さん)は少し渋いなw、阿紫花(櫻井さん)はイケボすぎるwとは思いますが、まあ一読者の脳内アフレコとの差異なので。
しろがね林原さんは作者のアテ書きだし、勝役の新人・植田さんは驚くほどぴったり。
OPとEDはぜひ歌詞にも注目していただきたいですね。
特にOPの歌詞は原作読者にとってはニクいです…そう持ってくるか…
かといってネタバレには絶対にならない良い塩梅でして、改めてBUMPすげーな。

で、本題のストーリー面。
原作信者だけど、現状最大限エッセンスを抽出してくれてる気はする。
43巻、膨大な登場人物の群像劇として、それぞれの結末を描いた原作。
それに対して、アニメは36話という尺しかない。
厳しい制約の中で、どんなドラマをピックアップしていくのか。
4話までは物語のイントロダクションとして、細部を削ぎ落しつつ原作をなぞってきた。
それに対し、5話から本格的に再構成に入ったな、という衝撃がありました。
諸々考えると、勝・鳴海・しろがねがスポットライトをより多く浴びるアニメ化になるのではと妄想します。
個人的に、『からくりサーカス』は様々な愛の気づきと、それへの決別の物語にも読めると思っていて。
主演の三人はそれを最も純粋に表しているキャラクターなので、そこさえ強固に押さえてくれれば、大きく軸がブレることはないのではと信じています。
ぶっちゃけ、原作も寄り道や中だるみ多いしねw

正直、期待はしてなかったんですよ。
同じ作者の『うしおととら』は、原作のダイジェストなのに詰め込みすぎという微妙な出来(個人の感想です)になっちゃってた……
ので、やっぱり不安と期待をないまぜにしつつ。
(↓完っ全に原作のネタバレありで「不安」(と予想、最後のだけ完全な不満)を書いとくと
{netabare}・鳴海生存をめっちゃ早く見せてる、次回はイリノイ?
 鳴海の怒りとしろがねへの態度、困惑されないかな。
 理屈は大丈夫なんだけど、感情が追い付くといいなと。
・ドラムvsビーストやらないならリーゼさんの存在価値が…
 そのための黒沢ともよさんキャスティングじゃないの?
 まあ順番入れ替え可能なので、期待だけ…
 ヴィルマさんの扱いもどうなるか。
・黒賀村とローエンシュタインたぶんあかん。
・ミンシアとファティマさんの声、逆のイメージだった。
・冒頭のVolnの社名ロゴ映像だけは本気で削ってほしい。
 その10数秒でフィルムの価値変わるでしょ。
 単純計算、36話で10分超えるので…){/netabare}

それでも、アニメになってくれてうれしいです。
はじめて本作に触れる方、久しぶりに思い返す方、そんな方と一緒に新しい演目、アニメならではの『からくりサーカス』を一から楽しめるなら、とても素敵なことだと思っております。
そのうえで、お暇があれば原作も手に取ってもらえるともっと世界が広がるかなと。
みなさま、鷹揚の御見物を願います。
(2018.11.11)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11
ネタバレ

木村天祐 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

マリオネットを操る長編ダークストーリー漫画原作アニメ

原作知ってる勢です。原作の内容飛ばしすぎですね。飛ばしまくりでも結構面白いのは流石かな。同じ原作者でアニメ化したうしおととらよりも飛ばしまくりでひどいです。本来4、5クールでやるべきだと思います(本気で再現やったら6、7クールくらいになるはず)。

超金持ちの子供が遺産のために誘拐されそうになっているところをゴリラみたいな兄ちゃんが助けるところから物語が始まります。子供が頼りにしたのが、祖父さんの恩をうけたサーカス団の美人の姉ちゃん。そのハーフの姉ちゃんが操る特徴的なマリオネットはこの物語の看板です。遺産を巡る戦いから、世界で蔓延する奇病 ゾナハ病を引き起こすオートマタとの世界を時代をまたにかける戦いに発展していきます。

声優も作画も音楽も良い。原作飛ばしまくりなこと以外は欠点特にないんですよね。かといって原作完全再現すると話が長すぎてテンポが悪くなるでしょうし、難しいところです。

仲町サーカス編とか勝のヒロインたちが出てくる所すべからくカットでしたね。ほとんどヒロイン出てこなかったんですが、{netabare}かろうじて出ても下手に活躍してアンタ誰ってなっちゃってましたね(リーゼさん...)。
もともと鳴海は記憶なくなってから別キャラみたいな変貌ぶりでしたが、フランシーヌ人形に似ているしろがねと再会した時めっちゃ怒りまくってたことに違和感ありましたね。アニメの場合話がダイジェストすぎて、私の感情がついていけないんですよ。アニメ見ている側としては、さっきチョイチョイっとオートマタと戦っただけの鳴海が、鳴海のことを愛してるしろがねを殺したいほど憎んでるっていう描写を見せつけられます。といってもなんでしろがねが鳴海を愛してるかも話飛ばされてよくわかんないんですよね。{/netabare}
後半になるにつれて、ダイジェストじゃなくなって、スピードがちょうどよくなるのは笑っちゃいました。{netabare}勝誘拐編からフェイスレス戦編までの間がダイジェストって感じですかね。{/netabare}
全体の中抜きをしてる感じといえばわかるでしょうか。
まあ、長編漫画作品のアニメ化の難しさってやつなのかなぁ。悲しいなぁ。

このアニメの最高の楽しみ方は、「じじいの過去編から見る」ですかね。17話くらいから最後までかな。アニメ全36話中、丁度真ん中ぐらい。{netabare}「始めも中盤もわかんないけど、なんかあったんだろう。」と想像に任せて、見てないからわかんないと片付ければ違和感ないはず。漫画だと断然一番燃えるのがしろがね軍団vs真夜中のサーカス決戦ですけど、決戦の前も後ろも、さらに中身も中抜きされてるんで見ない方がいいかも。 {/netabare}

それなりに楽しめる仕様に仕上がってるアニメだと思うのでオススメはしますが、{netabare}どっちかっていうと漫画の方がオススメってのが俺の感想ですかね。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2

59.1 2 中国で冒険なアニメランキング2位
群青のマグメル(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★☆☆ 2.9 (111)
407人が棚に入れました
突如、世界の中心に現れた新大陸・マグメル。未知なる生物や資源が眠る大陸の出現に、世界は再び探検家時代に突入!そんな欲望渦巻くマグメルで少年・ヨウは、探検家達の救助を生業としていて・・・。

声優・キャラクター
河西健吾、M・A・O、山村響、森川智之
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

chiguhagu

[文量→中盛り・内容→酷評系]

【総括】
原作組からは、かなり評判が悪いみたいですね(アニメはクソでも原作は面白いとのこと。私は未読ですが)。

中身としては、少年漫画らしい冒険モノという感じ。どうやら、「HUNTER×HUNTER」や「トリコ」を意識して作られ、公認を得ているとのことでした。「トリコ」は読んだことないので分かりませが、確かに「HUNTER×HUNTER」に似た世界観ではありましたね。

もっとも、ずっとライトにはなっていますが(色んな意味でね)。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
作画のショボさもあるんだろうけど、全体としてのちぐはぐさ、安っぽさを感じた。

ひとつひとつの要素は悪くない気がする。

「突如現れた謎の新大陸」「未知の生物、未開の土地」「冒険者ではなく、冒険者を救う存在を主に据えたストーリー」

いずれも、ワクワクする要素ではあるんだけど、それらが上手くリンクしていないというか。

例えるなら、有名ブランドの洋服ばかり買ってるのに、コーディネートが下手だから、逆に超ダサくなってる人、みたいな。

分かりやすいところで、OPなんかがそうだった。

OP、とっても良い曲。元気いっぱいでワクワクして、曲単体なら、今期の中でもトップレベルに好きだった。映像もポップで華やか。

でも、、、このアニメの曲、OPか? と思ってしまう。

本作は、わりとシリアスに、格好良い路線を狙っていたように思える。EDなんかは雰囲気に合っている。このOPの曲なら、例えば同じクールでいけば、「八月のシンデレラナイン(女子野球)」や「ぼくたちは勉強ができない(ラブコメ)」に使えば、両者がもっと引き立ったと思う。OPのノリの良さが、本作のシリアスを軽薄にしている感じで、両者がガッツリ殺し合っていた。

ただ、シナリオ的や演出的にも、意味の分からないものも多かった。

例えば3話目。壷毒によって失った昔の親友を助ける話。元親友の怪物に襲われたり助けられたり。悲劇にしたいんだか感動話にしたいんだか、全くワカラン。しかも、ラストに2匹揃って手を振るとか、あのシーン、いるか? 結果、ただの喜劇になったぞ(苦笑)。

例えば4話。孤児院の為に冒険する聖女の話。え? 死んだモンスターの内臓を採って売ること、ダメなことなの? 自分の意思でついてきた仲間が力不足で死ぬこと、彼女の責任なの? 自らが血にまみれて得た金を孤児院に使うなんて、めっちゃ偉いやん。彼女こそ、助けろよ、他の誰より。仮にそれが、偽善だとしても、「やらない善より、やる偽善」と、どっかのおチビさんも言ってたぞ(笑)?

例えば8話目。モグラモンスターにリベンジかます喫茶店店主の話。1→(拘束し)縛っている縄を見せる。2→銃口を向ける。3→引き金に指をかける。4→引き金から指を外す。5→ナイフを手にとり、近づく。6→○○○。さて、6に入る展開は? と問われれば、十中八九、「ナイフでロープを切る」ですよね。殺すつもりなら、3で撃っているわけですし。答えは一択。にも関わらず、5の段階を、じっくり尺をとり、ジワジワと恐怖心をあおるように見せる、謎の演出。マジで、アニメ作るのが下手だと思いました。限られた尺なのに、無駄遣いが甚だしい。

こうなると、「群青」という仰々しいタイトルもマイナスでしかない。

当然、原作を知らない視聴者はタイトルを見て、「なんか深そうだな」と思って近づき、あらすじや設定を読み、「メイドインアビスみたいなのかな?」と思い、視聴を決める。にも関わらず、1話や2話の安い展開、作画にガッカリし、視聴を断念する、という流れが目に浮かぶ。

本作のレビュータイトルを、ローマ字で「chiguhagu」にしたのは、そんな皮肉を込めて。

一見、「なんの英単語だ?」と思うが、「なんだ、ただのチグハグかよ。格好つけんなよ」みたいに、イラッとするというか、ね。

それから、店屋のオヤジを苛めるのが不愉快だった。

全話観たのは、責任をもって☆1をつけるため。

あと、ラクターに魅力がない。

そもそも作者(原作者?)の想像力・創造力が足りないから、「有リモノ」だけになってしまう(ただ剣や手榴弾を出すだけなら、ラクターの意味が薄い)。

HUNTER×HUNTERの具現化系能力者とはレベルが違う。やはり、冨樫はスゴい。だから、働け(笑)
{/netabare}

【余談~「原作改悪」について~】
{netabare}
本作のレビュー、原作ファンの悲しみが多いですね。

私も、「封神演義」で、自分の好きな作品を滅茶苦茶に蹂躙されたので、原作ファンの悲しみは理解できますし、同情もしています。

が、本サイトはアニメの評価サイトなので、アニメ単体としてみた時に、やはり酷評レビューになってしまいます。申し訳ないです。

ただ、昔は容赦も根拠なく「多分、原作もクソ」みたいに書いてましたが、「蒼穹 封神演義」の一件以来、態度を改めましたw 読んでもいない原作には、触れないでおこうかと(原作者かアニメ制作陣の責任かは分からないけど、みたいには書きますが)。

だって、「蒼穹 封神演義」しか観てない人は、クソ原作だと思うだろうけど、実際は名作漫画だし。

原作ファンの皆さん、「クソみたいなアニメ化」には、「逆に原作が気になる」ということもあるので、前向きにいきましょう! だって、私自身、本作の「原作読んでみようかな」って気持ちになってるし(笑)

あ、「蒼穹」「群青」で、「あお」繋がりですねw)。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
少年マンガの、背伸びした感じかな。どこまで裏設定をちゃんとできてるかが、ポイントになりそうな作風。OP、結構好きなんだけど、作風に合うか?

2話目 ☆2
だったらその銃弾を、研究所の守備隊にも持たせるべきじゃない?

3話目 ☆1
なんか、よく分からんが、すげえ安い話に感じる。脚本も悪いんだろうけど、演出も良くないよな。悲劇にしたいのか、感動にしたいのか、全くワカラン。怪物、自我があるの? 最後の手を振るシーン、ギャグかと思ったわ。

4話目 ☆1
え? 死んだモンスターの内臓を採って売ること、ダメなことなの? 自分の意思でついてきた仲間が力不足で死ぬこと、彼女の責任なの? 自らが血にまみれて得た金を孤児院に使うなんて、めっちゃ偉いやん。彼女こそ、助けろよ。仮にそれが、偽善だとしても、「やらない善より、やる偽善」と、どっかのおチビさんも言ってたぞ?

5話目 ☆1
え? ギャグ路線にガチで走るの? やってること、当たり屋じゃねぇか。主人公、ただのいじめっ子に見えるけど、好感度、下げてどうする?

6話目 ☆3
密猟はダメだというスタンス。可愛がっていたペットが、血の味を覚え、魔獣に。所謂、具現化系能力者なのに、なぜ、防御力も強いんだろう? トトの殴打を、モロにくらったのに。単体なら悪い話ではないが、この話をここにもってくる、意味は?

7話目 ☆2
ふ~ん、原住民、エリン、ね。なんか、楽しげな展開? が、あっさり、終わる。

8話目 ☆2
1→縛られている縄を見せる。2→銃口を向ける。3→引き金に指をかける。4→引き金から指を外す。5→ナイフを手にとり、近づく。6→○○○。

さて、6に入る展開は? と問われれば、十中八九、「ナイフでロープを切る」ですよね。殺すつもりなら、3で撃っているわけですし。

にも関わらず、5を、じっくり尺をとり、ジワジワと見せる、謎の演出。マジで、アニメ作るのが下手だと思ったわ。

9話目 ☆1
また、いじめ回か。ギャグタッチにすれば済むわけではない。

10話目 ☆3
この話だけ観れば悪くない。ユーチューバーに対する風刺もきいてるし。ただ、4話とかの整合性考えるなら、あのユーチューバーも殺す、見殺しにするべきだよな。やはり、チグハグ。

11話目 ☆2
いまさらシリアスストーリーやられても、感。

12話目 ☆2
ラクターって、そもそも作者の想像力・創造力が足りないから、「有リモノ」だけになってしまう。HUNTER×HUNTERの具現化系能力者とはレベルが違う。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 18
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

本当は怖い中華アニメ

原作未読

出自は大陸のマンガ。日本ではジャンプのマンガWEBサイトに掲載されて連載中とのこと。
中華系はハズレくじだってのが一般化してるのでそもそもの視聴する方少ないですよね。なのであまり読まれないことを前提に好き勝手書きます。
ちなみに作画やらキャラ設定は安定の中華クオリティといってかまわない品質なので本稿では割愛します。(それでいいのか!?)

いわゆる冒険もの。太平洋のど真ん中に新大陸“マグメル”が現れてという世界。新大陸は当初新天地を求める開拓者や冒険者の来訪が絶えなかったが、そこは人智を超えた化け物が多数生息する未開の地。行方不明や未帰還者も多数発生します。
そんなマグメルで足止め食らった行方不明者を捜索・救助する仕事を生業とする拾人者(アングラー)で、拾人館を営む凄腕のアングラーが主人公インヨウ(CV河西健吾)。助手のゼロ(CVM・A・O)とともに日々仕事に精を出してます。

アニメは大きく二つのパートに分かれてます。
1.マグメルを巡る冒険譚{netabare}第1話~第10話{/netabare}
2.インヨウとゼロの出会いの話{netabare}第11話~第13話{/netabare}


1.マグメルを巡る冒険譚
ずっぷり新大陸で話が展開するかと思いきや、行ってきて戻っての出張気分な感じで、これは良し悪し。日常と非日常が交互に来るため冒険譚というにはドキドキワクワク感が薄めです。
評価したいのは未開の地の化け物を全て敵認定してるわけではないということ。そのへんは陰と陽のお国柄でしょうか。人間側のエゴやら欺瞞というのもサラリと見せてくれました。
マグメルは『ナウシカ』腐海のイメージかしら。王蟲だって「そりゃ怒るよね」とナウシカは涙を流してしまうけど、その優しさを風の谷の民やクロトワ達には伝わらないジレンマと似た匂いを感じました。もちろん匂い止まりです。


2.インヨウとゼロの出会いの話
これまでの流れからみればけっこう唐突です。数年前の出会いのきっかけ話が後を引いて現在に降りかかってくるような展開でご興味あれば本編で。



ここからは余談です。私が中華系アニメで楽しみにしているのが比較文化の観点。本作では2.パートの悪役のおっさんに彼の国の民族性を垣間見ました。これからの方はそのへん楽しみにしてもよろしいかと思います。

■奴隷のある文化
人間について横並び意識の強い我が国と比較し、皇帝の所有物ひいては偉い人の所有物という思想が色濃い大陸。
{netabare}・ゼロを拉致る時、とっととさらえば良いのにわざわざゼロに主人は誰かを言葉に出させて主従関係を強要するというやり方。圧倒的な力を見せつけ意思を奪う手法は奴隷の使い方を心得ている民であるという事実がわかりやすく表れてます。
・収容棟/人体実験。見た目もさることながら、抵抗の意思を奪うあの手この手はそもそもそういった文化のない日本人では浮かばない発想なので、胸糞ではありますが知っといて損はないと思います。リアルの日本人も撫順あたりでやられましたからね。{/netabare}

■ひと思いに殺さない※グロ注意
切腹に介錯という作法があるのは温情の表れです。死すことで責任を全うしたこととし苦しませずに死なせてあげます。打首も同様でしょう。
彼の国では逆に、最大の屈辱を与え、苦しめて苦しめてなぶり殺しが基本。なかなか死なせてくれません。命乞いは蜜の味。さらに先ほどの所有物という概念がここに係ってくるわけですが、フェアネスがまるでないため罪人認定も為政者の気分次第。たいていの日本人は目を背けたくなることでしょう。私もそうです。
{netabare}・刀ならひと思いのところを棍棒に替えてインヨウをなぶり殺そうとした悪役のおっさん。きちんと「なぶり殺したい」と言葉にしてました。憎ければ憎いほどこういった行動パターンを取るという自然体の行為です。{/netabare}

{netabare}グロ耐性のある方でご興味あれば、“凌遅刑”という処刑方法を検索あれ!本作の悪役のおっさんの思考や行動の背景となる思想が理解できると思います。

横道に逸れますが、旧日本軍にさっきのと似たような残虐な方法で処刑されたと喧伝する博物館が大陸にも半島にもあります。伝統的にやったことのない処刑方法をどうしたら思いつくんでしょうかね?不思議です。
それと小学校図書館に置かれてる某原爆漫画もひどい。妊婦の膣に一升瓶をぶっ刺して胎児もろとも殺す日本兵みたいな描写がありますが、作者は頭に蛆が湧いてるんでしょうか。それ大陸の発想ですから。{/netabare}


作者にはまったく罪のない話ではあります。悪い奴はこういうことをやるというイメージのスケールと質が違うのです。
中華系作品を観てると、キャラの行動や言動に違和感を感じることがあるかと思います。それが単なる作り込みの甘さなのか、文化の違いなのか。
たまに顔をのぞかせる文化の違いの発露。そんな楽しみ方もあるかと思います。



視聴時期:2019年4月~6月

----
2020.01.30
《配点を修正》-0.1


2019.07.06 初稿
2019.07.27 修正
2020.01.30 配点修正

投稿 : 2024/11/02
♥ : 39

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

未開の新大陸・マグメルに挑む探検家たちを救出する拾人者(アングラー)の物語。

この作品の原作は未読です。
原作者は中国の漫画家の方ですが、日本のウェブコミックに連載中の作品がアニメ化されたモノなんだそうです。
こういうケースからアニメ化される作品もあるんですね。


突如、世界の中心に現れた新大陸・マグメル。
未知なる生物や資源が眠る大陸の出現に
世界は再び探検家時代に突入!
そんな欲望渦巻くマグメルで、
少年・因又(インヨウ)は、探検家達の
救助を生業としていて…


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。
事前情報を全く持たず視聴に臨んだ作品でした。
視聴してみると無双系主人公とその助手が登場するのですが、その助手が何とも可愛いじゃありませんか…!

ゼロというその助手について公式HPではこの様に紹介しています。
拾人館(ドリフト)でヨウの助手を務める少女。
探査機の幻想構造(イマジンラクト)と抱負な知識で拾人館からインヨウのサポートをする。
因又と比べて戦闘能力に劣り、マグメル現地へ赴くことは少ないが、それでも常人以上の身体能力を持つ。
また、普段はずぼらな因又の日常生活の世話も焼いている。

確かに、ゼロという女の子の人となりは理解できます。
でもこの公式HPのキャラクター紹介…少し雑だと思わざるを得ません。
まずキャラクター紹介されているのは主人公を含めたったの4人…
勿論、本編ではもっと沢山のキャラが登場していますが、それをバッサリ切り落しているんです。

そして何よりキャラを演じる声優さんの紹介が無いんです。
キャラと声優さんはセットであるのがこの世の理だとばかり思っていました。

特にゼロを演じる声優さんが気になったのでネットでググってビックリ…
ゼロのCVってM・A・Oさんだったんですね。
ググるまで全く気付きませんでした…
幼さの残る小さな女の子の声質…聞いてて凄く心地よかったんです。
でもM・A・Oさんと知ると心地良く感じたのも納得です。
M・A・Oさんの演技の幅を見せて貰った気がしました。

一方、物語の方は終盤は色々と取り込みましたが、基本的には依頼を受け現地に赴き救出するのが物語の軸となっています。
また時折、ゼロに変なスイッチが入って救出とは異なる展開もありますが、これはこれで面白いです。
脊髄で反射するかのように、特定のキーワードに対して敏感なゼロ…最早可愛い以外のナニモノでもありませんでしたよ。

私利私欲のために命を粗末にしてはいけない、という物語の幹が極めて単純明快なので、それを何とも思わず平然としているキャラに対して、時折イラッとするのは仕方ないのかもしれません。
まぁ、その分気持ちの優しいキャラが浮かび上がっていたから結果オーライなんでしょう。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、風男塾さんの「Dash&Daaash!!」
エンディングテーマは、a flood of circleさんの「The Key」

1クール全13話の物語でした。
物語は1クールにしっかり纏まっていたと思います。
総じて見応えのある作品でした。
もし、続編が制作されるならきっと視聴すると思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9
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