剏 さんの感想・評価
4.5
素晴らしかった
1クール遅れで視聴しました
というのも1期があまりにも気に入ったので絶対にまとめてしっかりと見たいと思ったからです
なにせ同クールで見たいものが結構りましたからね
本作品は中国産ということもありいわゆるアニメ的な作品ではないです
今まで見てきたなかで似たテイストのアニメといえばBANANA FISHが近いと思いました(腐女子人気があるという点も含め)
派手なキャラクターやアクションではなく、ストーリーで魅せるというドラマ・映画的な作品が好きな方には絶対視聴してもらいたい一作です
取り敢えず1期の最終話から見なおしたのですがやはり演出がすごいです
あくまで日本とは違った感性の下に作られているという点も含めて非常に刺激的です
k-popの台頭もありますが中国だって最先端のセンスで後れを取りません
暫くは1話づつ見ていたのですが、気が付けば4話あたりからもう時間も気にせず一気見をしてしまっていました
とにかく各話の引きが強いのなんのって
1期はある種の群像劇というか、オムニバスのような形式がメインで
それらが最後に1本に繋がる形でしたが、今回はその繋げられた線をひたすら進んでいく一本もの
物語への理解度が低いと途中で振り落とされてしまう人もいたかもしれません
今回の2期で特に自分が注目したのは音楽です、OPEDももちろんなのですが
作中での音楽が(1期からですが)シネマティックで非常に好みでまさにのめり込んでしまいました
日本で言えば澤野 弘之さんのスタイルが非常に近いですね
映画音楽の重厚さと、この作品のもつ日本のアニメという基盤から離れたスタイルが非常にマッチしていました
声優の演技もすばらしく、古賀葵さん演じるチャオリンの演技が特によかったです
1点すこし不便だなと思ったのが1期から主人公たちの名前がトキ、ヒカルなどと日本向けにローカライズされていましたが
今回本名(?)で扱われるシーンが結構多く、いきなりルーグァンだとか言われても自分のようにバッチリ沼ってる人以外はわからないんじゃないでしょうか
2期ではトキ、ヒカルの名前は愛称であって外部の人からフルネームで呼ばれるような場合は中国語の名前という扱いのようです
3期を匂わせるような終わり方でしたが果たして3期の制作はどうなのでしょうか…?
こちらで1期が公開された時にはすでに本国で2期が制作開始?かなにかだったと情報がながれてたのですが今回は…
あ、それと本作の地味に気に入ってるところが話の展開にあわせてEDの曲が使い分けられているところです
どれも良い曲なので一杯聴きたいとおもいます