2018年度の中国TVアニメ動画ランキング 5

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の2018年度の中国成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月05日の時点で一番の2018年度の中国TVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

59.7 1 2018年度の中国アニメランキング1位
実験品家族 -クリーチャーズ・ファミリー・デイズ-(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★☆☆ 3.0 (92)
362人が棚に入れました
マッドサイエンティストの両親に孤島の極秘の実験で改造人間にされた、5人の兄弟姉妹たち(内1人は改造を免れる)がやがて両親と離別、孤島を追われ一般社会へ。
しかし、主人公タニス(兄弟姉妹の末っ子)以外の兄と姉たちは誰一人として現代人の常識を持ち合わせぬ怪物(モンスター)だった。。。
タニスと4人の改造人間兄姉は人間社会との齟齬やギャップと直面、自分たちの特異能力という秘密を隠しながらも、受け入れてくれる運命の人を求めて「ふつうの家族、本当の家族を創りあげる」為、運命の旅を始める。。。

声優・キャラクター
杉山里穂、早見沙織、森なな子、生田善子、浪川大輔、多田野曜平、雨蘭咲木子、笹本優子、立花理香、堀江一眞、久保ユリカ

やまだ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

★4/ 天衣無縫のタクティクス

2周目

「オレたちは"普通"じゃねえ。
だがそれが何なんだ。
そもそも何でオレたちがオマエに合わせて
"普通"にならなきゃなんねぇんだ?」

・適応と自意識の物語
情動を操作出来ない獣人、長兄スノー。
異形の双子、長女アシスと次女アイスリ。
感情を喪失したテレパス、三女スイシ。
"普通"の暮らしに憧れる天才少年、末弟タニス。

とある事情から兄弟5人の暮らしが始まる。
改造人間だとバレてしまえば普通の生活は絶望的。
タニスだけは人間だが世間知らずのただの子供。
生活していくには周囲の大人の協力が必要不可欠。
自覚的でない4人の態度は反発から無関心まで様々。
大人に不信感しか持ち得ないあてのない兄弟5人。
周囲の大人と触れ合うのち彼らの出した答えとは…

子供に見せたい少年マンガの王道だと思う。
そのためストレートにご都合主義バリバリ。
敵役はしっかりヘイトさせ、
外部はまんべんなくにべもない。
味方は何故か全力で優しい。
それが何か?
文芸作品じゃないんだからいいじゃない。
解釈の余地は少なめにして、
主題にまっすぐ目を向けさせる。
わかり易い作品って悪くないと思うんだけどな。
どこにフォーカスしてるのかっていう点が
改造人間設定を用いる事でわかり易い作品。
OPED共に名曲。
EDは実はほぼ静止画なんだけど、
そこに気付かず見入ってしまうくらい
仲の良い5人に癒やされます。
全てのカットが素敵過ぎる。
中でも5人が並んで歩くカットはマジで素敵。
大好きな作品です。

・"明鏡止水"早見沙織
可憐な美少女から○○ガイまで様々な造形のアニメキャラクターをフルレンジでこなす早見沙織。天性の声質を持ちながらもパブリックイメージを次々と覆す努力の人でもある。語彙力ゥ…と言われようが"透明感"という単語がこれ以上似合う声優はいまい。どの作品を見ても一発で彼女とわかる声だが、これはどんなキャラをやっても同じになるということではない。"強そうに見えて弱い"から"弱そうに見えて強い"まで実に変幻自在だが、曇りなく透き通る声の存在感はやっぱり早見沙織そのものだ。

・温和な支配者
本作で早見沙織が演じる長女アシスが素晴らしい。アシスは身体改造により知能の発達はそれほど…と言った設定と樹木人間のイメージから想像される温和な性格。声を荒げる事は無く終始おっとりふんわりとした発話である。ビジュアルを見れば誰でも早見沙織の起用を想起される黒髪ロング美少女のアシス。声だけでなく演技力にも定評のある早見沙織を怒号も絶叫も号泣もしない終始温和なキャラクターに起用するというのは、この情報だけなら勿体無いというかオーバースペックとも感じられる。だが作品を視聴すれば早見沙織の存在感は間違いなく本作には不可欠であると断言出来る。特にタニスとアイスリの衝突により不穏な空気に包まれる場面が多いのだが、樹木人間という設定のためなのかアシスは全ての場面において一切動じない。(アニメではそこまで深刻な表現はしていないにしても)緊迫した現場でヘタすれば自分に矛先が向くようなトボケたツッコミを入れるアシス。他の兄弟達と違って展開に対するエンジンにもトリガーにもならず傍観者の様な態度に見える事すらあるアシス。早見沙織の卓越した演技でなければ、間違いなく違和感バリバリで「何言ってんだコイツ」になり作品自体の評価もまるで違っていたであろう。樹木人間というマンガ設定を自然と受け入れてしまい"アシスならそうなんだろうな"と思わせる凄まじいまでの説得力。

この温和なだけに見えるアシスへの配役は偶然かもしれないが、黒髪ロングキャラに似合うただ声が柔らかいだけではこなせない難しい役だと思う。感情こめた"セリフ"だけが声優の本領ではないのだと知りました。場の雰囲気を変えてしまう"空気"の演出という1流の技を見せてもらいました。声優の名前を積極的に覚える気がない私が"覚えてしまった"唯一のお方。




初見
現代の日本では絶対産まれないベタベタな設定とストーリー展開。私は好きです。天才少年と改造人間の兄弟達のドタバタ日常たまにシリアス。

香港の漫画を中国の会社が制作したらしい。各話15分程度。日本の高品質アニメに慣れた目でみると簡単に酷評出来る程のバランスの悪さが目立ちます。アジア圏での制作による文化の違いからの表現の違和感、人によれば嫌悪感まで感じる方もいるでしょう。韓国ドラマとかで文化の違いに苛つく人は絶対ダメでしょう。

時間短い割に各話に前回のあらすじの補完と次回予告に「絶対見てね♪」とあるので児童向け作品のような印象。現代の日本のクリエイターならとても恥ずかしくて書けないようなベタな昭和の少年マンガみたいな設定。ドタバタ日常劇のキャラの非常識さを改造人間の個体差で担保。特殊能力を持つ子供達が人間社会をどう生き抜くのかといった描写はMARVELやDISNEY、PIXAR作品に通じるものがありシリアス回がそんな感じ。

長男/スノー/犬と人間のハイブリッド
長女/アシス/ 樹木人間
次女/アイスリ/クモ人間
三女/スイシ/テレパス
次男/タニス/未改造だが遺伝と教育にて天才児

ちなみに上記説明は原作参照(タニスは表記無し)
スイシはWikipediaでは読唇術との表記だがアニメはどう見てもテレパス。作品内では読唇術って単語すら出てない。読唇術表記レビューはWikipedia見て未視聴で書いたんでしょうね。


タニスは英才教育で両親が喜ぶ程の才能を獲得したが他の4人は改造の影響で知能の発達がそれほど見込めない。よって兄弟内でのリーダー役は自然とタニスになる。それゆえ少し傲慢なところもあり、特に勝気なアイスリとは衝突が多い。両親のいた研究所から出て子供達だけで街で暮らすハメになった5人。兄弟が改造人間であることがバレないように"普通"の生活を目指し奮闘する"人間"タニスに対して"改造人間"の4人は…。

基本ドタバタ日常ギャグ、時にシリアス展開。
特にアシスアイスリ姉妹のシリアス回が大好物。
この設定ならこういう話が見たいという期待にベタベタで予想通りの展開で応えてくれます。この回は多分スタッフも好きで作画もキレイです。子供向けなのでそこまでエグい描写ではないですが。

OPEDはどちらも素晴らしいですが、作品自体の品質は酷評しようと思えばいくらでも出来ます。

せっかくの設定も活かしきれてないです。
作画もわりと崩れます。
脚本も全然詰めが甘いです。
ご都合主義も物凄いレベルです。

原作からして狂った設定の割にライトな作風なので日本ウケは悪いでしょう。原作はマンガを読んで育った人が書いたマンガって印象。コレやりたかったんだな、この展開にしたいからこの設定にしたんだなってのが凄くわかり易い。この設定なら呪われた運命とか改造人間の悲哀とか憎しみとかそういうのが足りないのでダメとか言われそうですが、コレはどう見ても本筋はドタバタコメディです。海外作品にあまり触れてない方はオススメ出来ないですね。


それでも私はお互いを思いやる5人が大好きです。
特に早見沙織さんのアシスが良い。
EDの5人が並んで歩いてる絵は本当に素敵。
技術はともかく原作への愛を凄く感じる作品です。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

日中雑誌に掲載されている作品を中国人スタッフがアニメ化したら…?

この作品の原作は未読です。
タイトルを見た時、中華系の作品だとピンときましたが、最近面白い作品も増えているのでこの作品も試しに…という感じで視聴を始めました。

完走して思ったこと…
当初の想像以上に堪能できた、ということです。
中国の作品において無双やチート系が多い中、こういう家族に焦点を当てた柔らかでハートフルな物語自体に出会った数が少なかったからかもしれません。

正直最初の設定にはビックリです。
両親がマッドサイエンティストで、一人を残し自分の子供に動植物などの遺伝子を組み込むという生体実験を行ったあとの日常が描かれているのですから…

しかも唯一生体実験が行われなかったのは末っ子の男の子一人で、それ以外は日常生活において必要な最低限の知識も持ち合わせていないんです。
そういう両親…まぁ、人道から大きく外れているので逮捕されますよね。

すると子供たちは当然残されます。
そして子供たちは親無しでも生きていかなければなりません。
おまけに兄や姉…その特殊性が容易に分かる容姿を人に晒せないというハンデも背負わなくちゃいけないんです。

世間の一般常識も…荒波への立ち向かい方も何も知らない子供が放り出されたら…どうなるかは想像に易しいことです。

末っ子が生体実験の対象にならなかったのは、その子が天才的な頭脳を持っていたから…
ですが、いくら天才的な頭脳を持っていても、人並みの生活を維持するスキルの足しには殆どなりません。

それでも…末っ子のタニスは、兄妹一緒に暮らしたいからと一生懸命頑張ろうとするんです。
たった11歳の男の子なんですけどね。

そのタニスが一緒に居たいと願う兄と姉は以下の通りです。

アシス(CV:はやみん):16歳の長女で植物の遺伝子を組み込まれた
アイスリ(CV:森ななこさん):16歳の次女でアシスの双子の姉妹でクモの遺伝子を組み込まれた
スイシ(CV:生田善子さん):14歳の三女で改造により読唇術を習得
スノー(CV:浪川大輔さん):17歳の長男で犬と融合

タニスは普通の暮らしをしようと必死に頑張りますが、兄・姉との歯車がどうしても噛み合いません。
もちろん何度も衝突します。
いっそ他の大人に救いの手を求めては…とも思うのですが、万が一兄、姉の事がバレて離れ離れになってしまったらと思うと、どうしても躊躇してしまうんです。

たくさん迷って悩んで…いっぱい泣いて…
色んなことがあっても根底に流れる家族という絆だけは不変なんです。

お互いに出来ることと出来ないこと…
頼れることと頼られること…
自分たちのペースのゆっくりで良いと思います。

みんなで納得しながら歩んでいく一歩一歩…
地味ですが、きっと一番大切なことなのではないでしょうか。

オープニングテーマは、暁月凛さんの「Early Days」
エンディングテーマは、鹿乃さんの「春に落ちて」
制作スタッフは殆ど中華系でしたが、主題歌はお馴染みのお二人が担当されました。
どちらも通勤途中に聞いている曲です。

1クール11話の物語でした。
私にとってこの作品で唯一謎な部分があります。
それは物語の終わり方です。
停電でテレビがぶつっと切れたかのような感じで終わるんです。
何の脈絡も無いというか…
これが続編に繋がる布石なら納得もできるんですけどね。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 13
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

なんかこう、メッセージ性が押し付けがましくて(汗)

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
台湾? 中国? の制作会社が作ったアニメ。作画、シナリオともに、そこまで悪くはないのだけれど、雑さとか粗さが目立ったかな。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
感じたのは、「教育」の怖さ。「そう育てられた」ら、「そう考えるのが普通」になる。

本作、「家族愛」がテーマなんだろうけど、押し付けがましいというか、直接的過ぎて説教臭い。

「学ぶ」のは楽しいけれど、「学ばせられる」のは、なんか違う気がする。いや、本質的には大した違いはないのだけれど、そこは作り手が、どう誤魔化すかだと思う。

アニメは基本的に娯楽で、その中に学びがあるんだけど、最初から教育目的で作ったアニメって感じでした。

あと、大家さんがいい人過ぎたり、世間一般の人が悪い人過ぎたり、キャラにも魅力がなかったかな。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
なんか、クソ重い設定をサラッと終わらしたけど(苦笑)。普通にならなきゃいけないのか? は、まあ良いんだけど、単純に、あれだけ騒がれたら迷惑だけどな。

2話目
ちょいラブコメに、家族愛。まあ、分かりやすいスジだな。

3話目
自分は田舎者だけど、道案内とか、都会の人の方が親切に教えてくれる印象あるけどな。田舎者は、良い人でも、シャイだからw なんか、みんな酷いな。止め絵の風景画は綺麗なんだよな。

4話目
ディフォルメキャラに、違和感。

5話目
アクションアニメをやってみたかった感じかな?

6話目
ノリがサブいな(苦笑) なんかよく分からない3人娘。シリアス。

7話目
良い人、だよね。おしゃれ家具も良いけど、手作り家具や拾い物も良いよね。

8話目○
大家さん、めっちゃ良い人だけど、ただの大家と店子だとしたら、良い人過ぎるなと。心を読めてしまうスイシにとって、心を読めないネットや手紙が良いってのは、良いね。

9話目
私も、学生時代は貰い物やリサイクル品ばかりで、統一感なんかなったけど、それで充分だったな~。

10話目
スノー回。兄弟の中で一番まともっぽいけど、やっぱり悩みはあるわけですね。

11話目
ここで総集編とは(苦笑)

12話目
まあなんか、ハッピーエンド。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 21

67.4 2 2018年度の中国アニメランキング2位
兄に付ける薬はない!2(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (57)
259人が棚に入れました
学園ライフをコミカルに描き、中国では累計約30億回の再生回数を誇る人気WEB漫画「快把我哥帯走」が原作。1期は、2017年春より日中両国で放送・配信。第1期と同様、イマジニアが、アニメーション制作、及び、日本でのTV放送までのコーディネート業務を担当。アニメーション制作は「アキンド星のリトル・ペソ」(プロデュース イマジニア株式会社)「がんばれ!ルルロロ」等のファンワークスが共に進行しております。脚本、監督は「やわらか戦車」、「英国一家、日本を食べる」、現在「アグレッシブ烈子」がNetflixで配信され海外を中心に話題沸騰中のラレコが担当。ファンワークスがアニメーション制作を担当する。2018年7月より放送・配信。

声優・キャラクター
中村悠一、雨宮天、小野賢章、花江夏樹

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

仲良し兄妹(!?)の「時分(シーフン)」「時秒(シーミョ)」が送る、日常コメディ☆

この作品の原作は未読です。
もともと中国のWEB漫画として発表され、中国国内では5億回の再生数を誇る作品です。
でもこの作品はこれだけじゃないんです。
日本の少年ジャンプ+でも配信されているんです。
つまり日本でも認められた作品、ということになるんです。

その兆候は理解できない訳ではありません。
アニメ第1期は、2017年の春アニメで1クール…
ところが今回のアニメ第2期は堂々の2クール作品になりましたから…

アニメ第1クールは、天ちゃん演じる時秒のお陰で完走できたと思っていました。
でも今回この作品を視聴して思ったのは、天ちゃんだけではなく、兄の時分や開心など時秒を取り巻くキャラ全般的に面白いから完走できた事を改めて感じました。

でもとりわけ面白いのが時分と時秒の掛け合いです。
兄の時分は、結構だらしない感じ…時間とか、お金とか…
自分で散々食い散らかしておいて、いざという時の考えが浅はかなんですよね^^;
他力本願な部分も大いにありますし…
だからこの作品の中で一番空回りしているのが時分だと思います。

そして兄のとばっちりを受けるのが妹の時秒…という構図なんです。
そりゃ、兄に対して鉄拳制裁を加えたくなるのも理解できます。
でも、時々「あぁ、やっぱり兄妹なんだなぁ…」と思うこともあるんです。
例えば恋愛に対する態度や姿勢とか…

兄妹による日常ドタバタ系が嫌いじゃなかったらきっと楽しめる作品だと思います。
天ちゃんの魅力もたくさん感じられますし…

まぁ百聞は一見に如かずと言いますから、気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

2クール全24話の物語でした。
続編が制作されるなら絶対に視聴したいと思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9

TAMA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

この兄に付ける薬を!!

1期途中から出てきたキャラも2期は結構活躍してました。中国作品ですが脚本・監督がラレコさんがやってるのでギャグ物として結構楽しめました。


原作・未読。
アニメ・全話視聴。(全24話・5分アニメ)


他作品(日本の)ではありますが『ガ○活!』みたいなノリですね。簡単に例えると。
この作品を観るにあたり大きな欠点は中国の風習や学校の行事や授業など色々と日本とは違うとこがあるので理解出来ない部分があるかもしれません。
ただそこをクリア、若しくは気にしない方でギャグ物が好きな方には楽しめる作品だと思います。
中国アニメはハズレが多いと感じてますがこの作品は中々楽しめました。


んー…簡単に作品の説明をすると中国学園物?(日本で言うと兄は高校あたりで妹は中学あたり)でギャグ作品。
兄『時分←シーフン』は学力なし、根性なし、妹おもいだが考えが浅くあくどい行為を色々やるのでいつも妹にボコボコに…。
妹『時秒←シーミョ』は格闘技が得意。なので兄はいつも…って兄が余計な事をするからだが(笑)
妹は兄の同級生の『開心←カイシン』に恋心を持っておりたまに盲目的になってしまう。
と、この兄妹と周りの人間を巻き込んだギャグ作品です。
…後半で兄と委員長のとこは中々カッコ良かったかな。フフッ、鼻毛。
そして『腐』もあるでよ!


ギャグや間のとり方などは問題なし。同級生達の悪ふざけや恋愛観なども学生ノリとしては問題なく視聴出来ると思います。
とりあえず授業中に居眠りして先生からさされたら「SAM」と答えてれば良いのかな(笑)
気になる方は本編でどうぞ!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 4

pooki さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

<60> 現代中国人兄妹の暴力的ショート ギャグ二期。リアル妹。

現代中国人兄妹の暴力的ショート ギャグ二期。
原作こそ中国だけど、実質的にはラレコかな。ネタは力押し。国産に比べてガサツで荒々しい。
新キャラやラブコメ要素が増えた二期。個人的にはリアル妹を拡張した感じが好きだったんで、妹の出番が減ったのは不満。でもまぁ絵柄も含めて好きな作品。

<60> 現代中国人兄妹の暴力的ショート ギャグ二期。リアル妹。
1 話視聴。
現代中国人兄妹の暴力的ショート ギャグ二期。
原作こそ中国だけど、実質的にはラレコかな。ネタは力押しで、国産に比べてガサツで荒々しい。もうちょいチャイナぽくてもええんやで。
感覚的に合わない人も居ると思うけど、リアル妹を拡張した感じが好き。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2

56.0 3 2018年度の中国アニメランキング3位
悪偶 -天才人形-(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★☆☆ 2.8 (67)
216人が棚に入れました
平凡な少女、愛はどこにでもいるダンサーである。親友である町とのダンサーとしての才能を見せつけられ落ち込む日々であったが、ある時彼女の才能の「秘密」を知ってしまう。それは、邪な術方により掌サイズまでされた天才たち「悪偶(あぐう)」の存在である。悪偶(あぐう)を持っているものは誰でも天才になれるのだ。悪偶を作る「裁縫師」となってしまった町を救うべく、愛は裁縫師と代々対立してきた「救済者」となる。



声優・キャラクター
芝崎典子、松井恵理子、高木渉、安元洋貴、井上喜久子、M・A・O、水野理紗、内田彩

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

悪偶に魅せられた偽りの「天才」たち! 虚飾を剥ぎ取れ「救済者」!

この作品の原作は未読です。
あにこれで画像を初めて見た時、独特なタッチの作品だなぁ…と思っていましたが、中国テンセント発の作品だったんですね。
アニメーション制作は日本のスタジオディーン…
テンセント×スタジオディーンの組み合わせは、「霊剣山」に続く第2作目になるそうです。

この作品のキャラデザは個人的にあまり好みではありませんでしたが、それで切るのも勿体無いので、まずは2~3話まで視聴してみることにしました。

確かにキャラデザや作画のタッチはあまり好みではありませんでしたが、物語の設定の一つに強く惹かれ…結果的に気付いたら完走していた作品です。

強く惹かれた設定とは、この作品のタイトルにも起用されている「悪偶」の存在です。
誰しも自分の将来に希望を持って頑張った時期があると思います。
若しくは、例えば学生時代などの期間限定でしか手に入れられない名誉や思い出が欲しくて頑張った人もたくさんいると思います。

そして運が結果に作用する事もありますが、概ね努力に見合った分の結果が得られたのではないでしょうか。
その結果が限界…だとは思いません。
もっと努力すれば…と後悔する気持ちがゼロじゃないなら、その人はその気持ちに真摯に向き合い、更なる努力と研鑽を積み重ねる事で、人は更に飛躍していけると思います。

そして精一杯努力してきて…目標との乖離が埋まらないそのラインが限界なんだと思います。
この限界という壁に阻まれ、そこで夢を諦めた人は私を含め数多くいると思います。
こうして自分自身と立ち位置を人は知っていくのだと思います。

ですが、その結果にどうしても甘んじられない…
自分の限界の遥か先に手を伸ばしたい…
この物語で登場する「悪偶」は、こんな人の欲望を叶える道具なんです。
その方法はとても簡単で開花させたい才能にマッチした「悪偶」を裁縫師が身体に縫い付けるだけ…

そして「悪偶」とは、その道の天才を攫ってきて「裁縫師」の邪悪な魔術によって人形の姿に変えられた元人間…
全身の骨を砕かれ、血を抜かれていますが、不死の術によって命だけが維持されている存在なんです。
手足に自由は無く話もできない悪偶は、生きたまま他人の体内に埋め込まれ使われ続ける…

一般的にはそこまでして後天的な才能を得たいと思う人はそう多くはないと思います。
努力して得られた結果が分相応な結果なのですから…
だからその結果を受け止めるだけの度量が求められる訳です。

だけど、世の中そんな綺麗ごとばかり言っていられないのもまた事実…
これまでを振り返った時、喉から手が出るほど欲しいモノをどれだけ諦めてきただろう…
でもこの処置はあまりにも非人道的…
だから悪偶を開放するために「救済者」が立ち上がり、「裁縫師」vs「救済者」の物語が動いていくのです。

完走して振り返ってみると、キャラデザは寧ろこの物語には合っていたように思います。
そしてこれまで中国発の作品は、特別な異能力や血筋を引いているなど、先天性チート系の主人公作品が高い割合を占めていると思います。

その様な作品が横行する中、凡人が天才になる夢を見たいと考えるのは、ごく自然の発想なんだと思います。
だから出るべきして出てきた作品…なんだろうと思いました。

この物語の主人公は、親友と共にバレイダンサーを目指し日々努力を惜しまない愛ちゃん…
ですが、どれだけ努力を積み重ねても親友との実力差は開くばかり…
ある日、友人の実力の源が悪偶である事を偶然知ってしまい、「裁縫師」vs「救済者」の戦いに巻き込まれていきます。

様々な人の想いが交錯すると共に、物語のスケールも次第に大きくなっていきます。
最終話の着地点はスタートからは全く予想できない意外な場所でした。
気になる方は、是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、電気式華憐音楽集団さんの「prima dynamis」(プリマ デュナミス)
エンディングテーマは、芝崎典子さんの「ツギハギ」
オープニングの曲調は兎に角独創的です。
個人的にはエンディングのメロディーが好みでした。

1クール12話の物語でした。
思った以上に楽しめた…が作品に対する素直な印象です。
ですが、やたら中途半端…というか、これからっていうところで物語が終幕しました。
この終わり方は2期への布石…?
と思えるくらい続きの気になる終わり方だったと思います。
2期が放送されるなら是非視聴したいと思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1

いつもの通り

1話感想{netabare}
作中“一人之下”のOP曲が流れて吹いた。
ってかそのシーンってあれは…竹の子族みたいなやつか?ママさん連中による。
中国にはそういうのがあるん?
周囲に迷惑かけてるかどうかは置いといて、ただダンスするだけと金銭の授受が発生する本の販売は同列には語れんような。
そしてタイトルにもなってる悪偶(アグー)は、これまた一人之下のコウレイケンショウを外道化したような印象。
えっと、ワープ拳ネーチャンの弟が対戦したヤツ(名前覚えてない)的な感じが…早くもネタ切れ?とも思ったけど、いや一人之下の方が見境なしに色んな種類の能力出し過ぎなんだろう。
不思議現象がアグーだけに留まってくれるならこっちの方が飲み込みやすいが…今後どうなることやら。{/netabare}

最終回まで見て{netabare}
まず、先天的に守護霊持ちとして生まれた天才が居て、そいつを守護霊ごと干し人形化してその能力を移植する裁縫師というグループが存在する。
干し人形化された元人間は不死化して永劫苦しみ続けることになり、それを助けるための救済者というのが存在する。
で、裁縫師と救済者は対立してて…ってよりも救済者は裁縫師の行方を追ってるってところからのスタート。
これが基本設定。
折角天才として生まれても裁縫師が存在する限り幸せにはなれない世界。

この設定をベースに日本人スタッフが作ったらそれなりに面白いものになったんじゃないかなー?と思わなくもないが、そこは中華。
どうにもこうにもいつもの通り、錬丹とか道術の説明は“霊剣山”や“一人之下”でも聞いた気がするぞ?
“剣王朝”でも出てたっけか、ダイフスイロウで作ってたの錬丹じゃなかったっけ?もううろ覚えだけど。
羽化登仙って思想は常識として踏まえとかないといけないのかな、このテのものは(“封神演義”知ってれば平気?)。
更に後半、“妙に多い流派”の登場と「実は○○は××だったのでした」の連続にはもうホント「アンタら好きねぇ」と言いたくなる。
実は母ちゃんは裁縫師(12ある流派のうち緑所属、裁縫師学校の校長の親戚)でした、実は爺は元裁縫師(12ある流派のうち赤所属)でした、だってさ。
なによりお約束の投げっぱなしエンド。
「敵ボスが欲してる1000以上の種類の悪偶が管理されてる倉庫に入るには12流派全ての同意が必要で、それを集めに交渉始めるぜ」で終わった。
ラフは訓練場送りにされっぱなしだし出っ歯ブスはストーリーに何も係わってこない(どうせ流派の一つなんだろうけど)。
続きがあったら見るかも知れないが、1話で終わらせても良い様な「のび太」絡みの話だけでこんだけ話数使うペースだと終わりは果てしなく先っぽい、ってか12の流派全部出す気か?

まぁそれよりもだ、“ブラッディヴォレス”と“一人之下”の続きやってくれ、剣王朝はいいや。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

原作を読んでみたくなる

2018年夏アニメ。全12話。
中国のウェブ漫画のアニメ化。
独特だけど不思議な魅力がある作品です。

「悪偶」とは、生まれ持った才能ごと人間を小さな生ける人形にしたもの。悪偶を体内に縫い込めば凡人でも仮初の天才になれるという代物です。この世界では、残酷な手段で悪偶を作る「裁縫師」と悪偶を救う「救済者」の戦いが繰り広げられていました。
主人公であるバレリーナ候補生の愛は、親友・町が悪偶を持っていたことからその戦いに巻き込まれ、「救済者」となる決意をします。

全体のクオリティは高いとは言えないものの、独特の設定と世界観はなかなか魅力的で、一風変わった異能バトルものとしても興味深いアニメ。
ビジュアルが特徴的で肌に合わないと視聴が辛いかな、という印象です。原作の魅力をアニメにするのは難しかったのかも。クリスティ・ロスのキャラクターデザインめっちゃ好きです。
放送直前特番で少しだけ原作コミックが見られたんですが、ちょっとグロテスクなんだけど美麗な作品のようですね。原作読みたいなあ。

{netabare}
原作者が中国人故かもしれませんが、キャラクターの行動の動機付けが面白いと思いました。人間関係の基礎である「情」と契約の基礎である「論理」とのバランスが特徴的で、独特の雰囲気を醸し出してますね。理解しにくい部分もあるし、命のやり取りの中で交換条件の話がいきなり出てきたりして結構シュールでもあるけど。
ですがどのキャラクターも「何のために戦うのか」がかなり明確でした。

私は愛と町の友情がどこに行きつくのかが一番気になっていました。
主人公の愛が能力も思考も凡人であることがこの物語の肝なのだろうと思います。愛と町はお互いに無いものを持っていて、考え方も正反対。普通に生きていく上ではそれがいい刺激になるのでしょうが、「悪偶」によって二人とも人生が変わってしまい、最終的には道を別つことに。二人の関係性の変化は割と王道で心理描写も納得しやすかったです。
そんなに重要なキャラじゃないだろうと思っていた人物に意外な秘密があったり、重要人物だったりすることもあって予測できない面白さもありました。

ただ残念だったのが、物語を切りのいい所まで進められなかったこと。色々な伏線を回収できていませんし、今後活躍しそうなキャラクターも顔見せにとどまっていたり、今後の成長が見られそうなキャラクターが再登場せずに終わっていたり。{/netabare}

続きが見たいけど…どうなんでしょうね。
ちょっとだけ期待してみたいと思います。(2018.11.12)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 13

61.3 4 2018年度の中国アニメランキング4位
ほら、耳がみえてるよ!(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.1 (36)
115人が棚に入れました
養護施設で育てられてきた売れない漫画家・ダイスウは、周囲との交流も持たない、孤独で退屈な毎日を漫然と過ごしていた。しかしある日、謎めいた“猫耳を生やした少年"—ミョウの出現によってダイスウの生活が一変される。いつもトラブルばかり起こすミョウだが、ダイスウの心は今までの孤独な生活では感じられなかった“暖かさ"で満たされてゆく。猫耳が生えた少年・ミョウと、孤独で売れない漫画家・ダイスウのコミカルな日常を描きつつ、謎に包まれたミョウの正体が徐々に明らかになっていく、新感覚日常系作品です。

声優・キャラクター
村瀬歩、内田雄馬、勝間田啓吾、章翔サリナ

ねるる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

ネコ耳少年が家にやってくる癒し系ショート作品

中国の漫画原作。
孤独な主人公の元に猫耳を生やした少年がやってくる話。
1話3分のショートアニメ。

孤独な人の元に、癒される可愛い存在が突如表れて、共に仲良く暮らすようになる。というよくありがちな設定でしたが、まあまあ楽しめました。種族や、性別にとらわれない、幸せな暮らしというのがテーマと思いますが、ちょっとBLっぽいのが気になりました。BL恋愛要素いらないなーと思った。

キャラビジュも、素朴な柔らかい感じで、キャラ自体もふわふわゆっくり喋るので癒し系作品ではあります。
OPのひーふーみぃー!の音がとっても好きでした。
3分アニメの割にストーリーもあるし、ネコ耳可愛いので息抜きに見るのは丁度いい作品でした。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9

イヌイル さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

中国アニメだがキャラを良く描いている・・・

正直最初は切るかなと思ってしまいましたが
5分アニメでちょうど良く、キャラクターの良さが出ていました。(前見ていた30分の中国アニメよりかはましでした。)
低評価が多いと思いますが自分は見続けられると思いました。これからも見てみたいと思います。
追記
見る時間がないので切ります。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3

pooki さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

<45> 中国系猫耳ショタ BL コメディのショート。大陸も腐ってる。

1 話視聴。
中国系猫耳ショタ BL コメディのショート。
ちょっと盛り過ぎな気もしないでもないけど、ふんわりした絵は可愛いから、趣味が合うならオススメかもしれない。飼い主がキャラとしては弱い気がする。
視聴終了。いぬ派だから、というわけではない。大陸もイイ感じに腐ってるな。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2

54.5 5 2018年度の中国アニメランキング5位
剣王朝(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★☆☆ 2.7 (24)
94人が棚に入れました
紀元前770年、中国の春秋戦国末期の頃、「秦」が六国統一をなし、「韓」をも併呑し、「趙」との戦いが終わったばかりであった。
だが秦の覇権を阻止すべく各国のレジスタンスが密かに集まる者たちがいた。
彼らは数々の選ばし人の能力を引き出す剣を作りだし対抗しようと画策していた。
そんな戦乱の中、1人の青年「丁寧」は平和な村で過ごしていたが、レジスタンスを一掃しようとする秦の軍勢に村を焼き尽くされる。
秦に怨念を抱くが自分の非力さを知り、立ち向かう決意を糧とし、修行の旅に出るのであった。

声優・キャラクター
下野紘、岩澤俊樹、うえだゆうじ、天﨑滉平、中原麻衣、小見川千明、斎賀みつき、原由実、渕崎ゆり子
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

初見で理解できたら天才

2話までの感想{netabare}
話の展開はええ。
1話最後に颯爽と現れたちょっとイメチェンした王陸と聞宝がゾンビ撃退するシーンから始まると思ったら…丸っきりカット。
既に退治し終えて説教かました後、からの2話スタートで「あれ?なんか見逃した?」と思わずには居られない。
更には賭場荒らし登場→王陸モドキが剣を抜こうとしたことに人形が反応→返り討ちで人形破壊→賭場荒らし泣く→落とし前でロシアンルーレット提示→主人公威圧→賭場荒らしが主人公を投げ飛ばす→イカサマを暴露→落とし前の代わりにゾンビの呪い解除を教授。
この一連の流れがすっごい雑。
その後も、ゾンビ村へ向かう→王陸モドキが主人公に「お前は足手まといだから下がれ」と言ったのに、次のシーンでは普通について歩いてるし。
そもそも1話でのネクロマンサー登場シーン自体が、果たしてどこの勢力の者かサッパリ分からなくて困惑したし(襲おうとしてたの秦の軍勢だと思ったわ)。
で、ネクロマンサーとの戦闘も物凄くテンポ悪いし。
主人公と対峙してた時、他の連中はどうしてたのっと、クジラかよ。
ってか王陸と聞宝、キャラが全然立ってない(見せてない)状態で次の場面へ進んでるせいでスゲー弱っちく見えるし。
やろうとしてることは分かるのだけど、描写がとにかく雑で理解するのに1テンポ遅れる。
そうでなくとも1話で出た傘がどう見ても現代のコンビニ傘でイセスマ状態だったり、折れたダイケイケン(大敬剣?)と思われる柄部分を箱にしまったの誰だよ?とか突っ込みだしたらキリが無い。
久々に中華アニメの真骨頂を味わった気分…間の取り方がおかしいってのはいつものことだけど、霊剣山や時間の支配者はまだマシな方だったのねー(スピリットパクトはさすがに途中で切った)。
けどこれだけ展開早いのならブラッディヴォーレスみたいな終わり方にはならないんじゃないかな?という気休めはあったり。

それと幼女が賭場の元締め(イカサマやったら腕切り落とすのが掟、ってのを当たり前としてる)だったのはちょっと評価。
ヤクザやん…あの時代の村の名主なら普通なのかも知れんけど、なんかそういう設定久々に見た感じ。{/netabare}

5話までの感想{netabare}
あれ?なんか面白くなってきた??
相変らず展開が雑なのは雑なんだけど…。

5話にしてようやく秦がダイケイケンを探してた理由が判明。
それ以前からも語られてたのかも知れないけど、なまじ漢字読みのせいで、難しい言葉なのか固有名詞なのか判別し辛くて分かりにくくてのう(※)。
秦の侵攻に耐えてる真っ最中の魏にはケンキ(※)っていうバリアーが張ってあって、ダイケイケンにはそれを破る力があるらしい。
またダイケイケンを使わずともケンキをぶち破る強力な術もあるらしいのだけど、それを習得するのはかなり困難な上に使うと術者もタダでは済まないらしい。
ナルホドできればそんな術は使いたくないし、ダイケイケンで済むならそれを欲しがるのは分かる。
結局秦はダイケイケンはもう手に入らないと諦めたのか、ケンキ破りのために強力な術を使うことに決定。

秦に国や村を滅ぼされた主人公や霊剣山ペアは魏を救うために協力するって流れで…ただ幼女はなんでついてきてるのかワカラン、ヤサクレイもメンヘラ元上司に抵抗できればいいって感じなのかな、テイネイに従うって感じではあるけど。
そうそう、↑ダイケイケンか?と思ってた1話序盤で倒された(ってよりメガンテ使った)オッサンの持ってた折れた稲妻剣はダイケイケンではありませんでした。
ってか折れた柄部分お前が持ってたのかよ、と。
ってか折れた状態でも“仕掛け”は発動すんのかよ、と。


それこそ自分、最初はダイケイケンはダイケイテンと聞き間違え、「ダイケイ典?経典か何かか?」と勘違いしたくらい。
ケンキって言葉自体も前から出てた気がするけど5話でようやく具体的なビジュアル登場で、それまでは何のことなんだかサッパリ分かりませんでした。
ってかケンキってバリアのことだけじゃなく、あの世界での魔法のことを指してる?
他にも分からん単語いくつかあったハズだけど、分からんせいで覚えてもいない。
せめて字面映してくれれば有難いんだが…。

とはいえ、今まで謎だった部分が次第に明かされ、なーんか面白いように思えて来てしまって…自分当てられて狂っちゃったかも?
5話最後の仏像突き刺しも「いくら剣に選ばれたとはいえ主人公はまだ剣術の腕は大したことない」が表現されてて良いじゃんと思ってしまったり…。
なんだかんだ言って脳内補完込みであらすじをまとめると「面白そう」って誤認できそうな気がする、王道展開で余計なテクに走ってないせいかな?

追記・幼女こと商のお嬢様はケンロゆかりの者でした、1話を2回見て気付きました。
{/netabare}

最終回見終わって・↑と被るのでこれだけ見れば良いかも{netabare}
初見で内容理解できたら天才。
それに挑戦してみるってのもアリ…かも?
「何が分からないのか分からない」ってのを味わえると思います。
大抵起きることが唐突で「え、なにやってるの?」って感じ。
でもって2回以上、更にメモ取りながら見ると「何が分からないのか分かる」…結局分からないんかーい!って感じだけど、まぁなんつーか…本当分かりにくい。
情報を明かす順番がおかしいというか、明かし方がおかしいというか…これは「中国人だったら理解できる」って範囲を超えてると思います。
重用キャラが登場しても名前明かすのが次の回以降とか、重要なワードを1回しか言わない(しかも別の場面で)とか、敬称と名前がゴッチャだったりとか(例・ソシンとシソンは別)。
酷いのでは言葉だけでしか出てこないバザンケンジョウとゴザンケンゾウは別モノらしい…これはメモ取っておきながらも気付けんかった。
他にはお殿様=リリョウクンって気付けないと、チョウヨンが何でチンボクリンと同行することになったのか理解できないかと。

というか…うん、まぁ、メモ取ったワケですよ。
折角なんで一番ボリュームのある1話のメモだけでも載せときます。{/netabare}

ネタバレありの1話あらすじ(長いので注意){netabare}
【】は2話以降明らかにされるもの、『』は個人的な推察

ゴトウの村の賭場でイカサマをやる主人公のテイネイ。
イカサマがバレて逃げる──ってところからスタート。

場面変わってゴトウの村内の裏路地。
秦に滅ぼされた趙はケンロのチョウザン、ダイケイケンの手がかりを追う秦の手先に襲われる。
それらを蹴散らすも、シュウスイケンを携えたヤサクレイに苦戦。
「商のお嬢様との約束を果たしてもないのに…」と無念がりながらも、ダイケイケンの秘密を守るために自爆技を発動。

その後、爆発現場を通りがかるテイネイ、倒れてるヤサクレイを発見、どこの誰かは知らないが美女が倒れてるので助けることに。
また、チョウザンの使ってた剣──自爆技で折れて柄しか残ってないがそれも見つけて拾っておく。
『どこの誰だか分からないからかな?』村人には知られないよう小屋でヤサクレイを看病する。

翌日、看病のための薬を買いに薬屋へ。
その途中、前日のイカサマを咎める兄貴分に見付かり、〆られそうになるが少年が屋根から小便を垂れて逃がす。
薬屋では懐に仕舞ってたチョウザンの剣を見て「あれは…」と反応する人アリ→この人はショウラ『すっごい気付きにくいです』
薬屋から帰る途中、村が秦の軍勢に襲われる。
また、小屋で看病されてたヤサクレイは保護される。

秦の軍による殺戮、次々と村人が殺され、少年もテイネイの目の前で後ろからグサリ【この時少年の首に仏像が下げられてるのだが、これが5話でシンカンシュにトドメを刺すものになる、すっごい気付きにくい】
怒り狂ったテイネイはチンカンシュ【名前が明かされるのは2話】へ突き進むが、その前をヤサクレイが立ちはだかる。
ヤサクレイに刺されるテイネイ、その場で倒れる。

一方、すっかり蹂躙されらゴトウの村、わずかに生き残った村民に追い打ちをかける不穏な影→【キオウ】

一方秦の王宮。
フウソウ【パっと見皇帝かと思うけど違って大王の息子、大王は健在でこの段階ではハチキョウの修行中で王宮を留守にしている、明確に分かるのは7話以降】に叱責されるシントカン『よく分からない言葉』のリョウレン将軍。
・フウソウ「剣を抜いたら人死に出る、無駄な諍いはヤメロ」
・リョウレン「乱世の世、剣を抜かずして支配できましょうか」
意見の対立『とはいえ即座に処罰が下るワケではないっぽい』
又、ヤサクレイにダイケイケンの探索を命じたのはフウソウ、それにリョウレンは不満げな顔。

場面は変わってゴトウの村の隣の村?【名前は出てこない】
そこの「商のお嬢様」の屋敷へ瀕死のテイネイが担ぎ込まれる、既にゴトウの村の生き残りはテイネイだけ。
またショウラは商のお嬢様の屋敷に仕えてた模様。
そこでテイネイの持つチョウザンの剣を見て「意思を継ぐ」と言い、その後裏庭で配下を集めて「あの2人を探せ」と言って忍者のように散開。
『この「あの2人」とはチンカンシュとヤサクレイのことではなく、後で出るチョウイチとチョウヨンのことかと※』

場面変わってゴトウの村、死人を相手にご飯を食べさせようとする狂人の影→【キオウ】

場面変わって商のお嬢様の屋敷。
ヤサクレイはワザと急所を外してたと判明、とはいえ瀕死は瀕死。
商のお嬢様がなにやら術を使ってテイネイの傷を治す【ヒール能力持ち、6話では「怪我人は商飲お嬢様の元へ」とまで言われる】
その時テイネイの内にカイコのイメージを見る→【伏線、カイコはキュウシサン(九死蚕)、転生の象徴?】

場面変わって秦の駐屯所?
チンカンシュの元へリョウレンからの指令が届く、内容は「ダイケイケンを手に入れヤサクレイを殺せ」
でもってヤサクレイは既に捕らえてあって鎖で繋いであるのであった。

場面変わってゴトウの村跡地、死体に手を合わせる謎の人影【キオウ】を取り囲む人達→『ショウラ達でした。数回見て気付いた』

場面変わって夜、商のお嬢様の屋敷。
まだ目の覚めぬテイネイの傍らで寝てた商のお嬢様がなにやら気配を感じて目覚める。
なんとゾンビたちが屋敷を囲んでいた→『ショウラ達でした。数回見て気付いた』
【ここまで何度も出てるキオウは死操術、要はゾンビ使いであることが2話で明かされる、つまりはショウラ達はキオウにやられたってこと】
テイネイも目覚めて抵抗するも、地から及ばず絶体絶命~ってところで突如降って湧いた2人【チョウイチとチョウヨン】が助けに現れて1話終了。



書いてて気付いたけど、ケンロゆかりの者(チョウザン、チョウイチ、チョウヨン、ショウラ、商のお嬢様)は、ダイケイケンへ繋がる「鍵」を探してた?
のちにチョウザンの持ってた剣が実際「鍵」になるんだけど、それまでずっと愛用してた剣だと思ってたけどダイケイケン探索で最近見付けたのかも?
で、それを見つけたらゴトウの村か商のお嬢様の屋敷に集合する予定だった、とか?{/netabare}

↑1話が一番文章量多いけど、他の回も大体こんな感じ。{netabare}
というより後になればなるほど固有名詞が増えてエラいことになります。
ひょっとしたら追加で乗せてくかも?
あ、そうそう、それと1話はアバンが無くて「時は春秋時代~」って明かされません。
そんな中で賭場の壺にプラスチックケース被せてあったりダイバースーツやゴーグル出たりで、時代いつなんだかすごい戸惑いました。
春秋時代って紀元前ね、一応…ついでに3話では打ち上げ花火が出るぞい。
ってかね…なにより辛いのがね…

7話以降、商のお嬢様が登場しない

つれぇ。
でもって最終回は“ブラッディヴォーレス”と同じ運命…つまりはブツ切り。
ミンザンケンカイの行方は?バザンケンジョウとは?テイネイはワンジンモンの記憶が戻った?ワンジンモンを仇と言うチョウソンはどうする?ダイフスイロウに囚われてたリンジュウジョウとは?チョウイチと商のお嬢様の消息は?シンゲンの企みとは?ソシンの復讐は?チョウヨンのリリョウクン護衛ミッションは?アビに飲み込まれて死んだと思われたヤサクレイが敵なのは一体何故?
等々…他にも沢山中途半端なものがあって、それらぜ~~~んぶ投げっ放し(ついでにリョウレンも空の彼方へ投げっ放しは吹いた)。

いやぁてっきりミンザンケンカイには秦王も来るので、テイネイの対戦相手がいきなり秦王に襲い掛かって、けど簡単にいなされて、テイネイはその瞬間秦王の後ろによからぬ影を一瞬見てて、その陰の正体を探るために一緒に逃亡図って、秦にはモグサが居て、S装備があって…。
なーんて終わり方だったら神アニメ認定するところだったんだけど、そうはなりませんでしたね。

とりあえずブツ切りについてはブラヴォの経験があるので「ああまたか」って程度。
けどあんまりこういうのばっかりやってたら信用無くしますぞ。
ブラヴォでもいいんで続きやってくれんかのう…面白い面白くない以前にモヤモヤするんで。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

宿業ノ剣

この作品は、中国のWeb小説がアニメ化されたものです。
もちろん、事前情報も何もなく視聴を始めた作品でした。

色々と難しい作品でしたが、それでも完走できたのは1話で受けた衝撃が大きかったから…
その衝撃とは、オープニングを歌っているのが「いとうかなこ」さんだったということです。

オープニングテーマは「宿業ノ剣」という曲なのですが、これがいとうさんの魅力の引き出し方のツボを熟知している様な曲調で、痺れるほど格好良いんです。
毎回視聴を欠かせないオープニング…
これがあったから完走できたと言っても過言ではありません。

実は12話だけ未視聴のまま、1ヶ月が過ぎていました。
今期のアニメ放送数も相当ボリュームがあるので、今期のアニメを優先して視聴していましたが、いとうさんの曲が恋しくなって視聴したところ、続きが気になったのでTOKYO MXの作品紹介ページを覗いてみたんです。
そしたら「放送は終了いたしました。」との記載にビックリ…
まさか1クールで終わってしまうとは想像すらしていなかったので…

「宿業ノ剣」は冬アニメのアニソンBEST10に絶対入れたい楽曲だと思っていました。
1クールと知っていれば、もっと前に見てアニソンBEST10に入れたのに…
もう冬アニメのアニソンBEST10作っちゃいましたよ…

12話のラストで大きな扉が開いてまばゆい光があたり一面に広がって、物語的には誰もが新たな展開を期待するお約束の場面…というところで終わっちゃうんです。
ドラゴンボールで例えるなら、天下一武道会の開会式で物語が終わっちゃう感じ…
響け! ユーフォニアムで例えるなら、府大会を通過し関西大会の目前で終わっちゃう感じ…
「目が点になる」とは、きっとこういう事を言うのでしょう…

そんな物語の主人公は、下野紘さん演じる丁寧(テイネイ)
元々は平和な村で暮らしていましたが、戦乱に巻き込まれて村を焼かれ流浪の旅に出る。
その旅で様々な人との出会い、思惑や策略に翻弄されながらも、己を鍛える修行を欠かさず行いつつ、自分に眠っているであろう秘密の力に覚醒する…前に物語が終わってしまったので、覚醒が正しいかは分かりません。
ですが、中国の作品はとかく俺TUEEEE系が大好きなので、きっとこの作品もその系統なんだろうと思います。

そして残念だったのが一つ…
旅先で始めに知り合った仲間が、途端にいなくなってしまったことです。
意気投合していたのに、ある時を境にぱったり…
結構いい感じのキャラが揃っていただけに残念…というより、もっとキャラを大切に扱って欲しかったのが本音です。

こんな感じの作品ですが、声優陣は超豪華です。
中原麻衣さん、小見川千明さん、原由実さんに日笠陽子さん…
この布陣を見ると、尚更12話で終わってしまったのが残念です。

とりとめの無いレビューになってしまいました。
wikiで調べてみると、原作は完結しているようなので、アニメ化するのらどうして最後まで描かれなかったのかが普通に分からないです。

バクマン。を視聴済なので、作品がアニメ化される…それがどんなに凄い事で嬉しい事かは分かっているつもりです。
だからこそ一つの作品として世に送り出すなら、しっかりと終いまで制作して欲しいと思います。
まぁ、そう言いながら中途半端で終わっている販促作品は世の中に溢れ返っていますけどね^^;

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9

TAMA さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.6

ストーリー構成や脚本、もう起承転結から勉強しておいで。

中国版『ハムレット』ですか…
うん、シェイクスピアに謝ろうか。土下座レベルだよ。これ。

原作・未読。
アニメ・3話切り。

文芸部の高校生やちゃんと活動してる大学サークルの方がもっと良いもの(作品)が作れるよ!って言いたくなりました。
視聴者を置いてきぼりにする設定、説明の無さ、色々ぶっ飛び過ぎて「???」ってなる。
「中国版『ハムレット』?…はぁ?どこが?」って声が出ました。
シェイクスピアは『リア王』や『ロミオとジュリエット』や『ヴェニスの商人』(ちょっと忘れましたが)等を学生時代に図書館で読みましたが、この作品のどこに四大悲劇の『ハムレット』があるのか理解出来ない…。(3話切りしてるので後半には要素があるかもしれませんが)

主人公や主要キャラに感情移入出来なかったのもデカイですね。バトルも単調。なんの戦略も無く無鉄砲って…
脚本等にはお給料払わないで良いと思います。それくらいつまらない。雑誌なら打ち切りレベルでしょう。

心置き無く切れた作品です。
私からは全くオススメしません!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5
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