不良で親友なおすすめアニメランキング 5

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの不良で親友な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年02月27日の時点で一番の不良で親友なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

73.7 1 不良で親友なアニメランキング1位
あしたのジョー(TVアニメ動画)

1970年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (159)
772人が棚に入れました
東京・山谷のドヤ街に、ふらりと1人の少年が現われた。矢吹丈(ジョー)と名乗るその少年に一方的にたたきのめされたアル中の元ボクサー・丹下段平は、その動きから天性のボクシングセンスを見いだし、一流のボクサーに仕立て上げんと奮闘する。しかしジョーは、ドヤ街の子供たちを引き連れて乱行を繰り広げた揚げ句、自分に向けられる段平の情熱を利用して犯罪に手を染め、警察に逮捕されて鑑別所・少年院へと送られてしまった。ある日、少年鑑別所のジョーあてに、「あしたのために」の書き出しで始まる段平からのはがきが届く。その内容は、左ジャブの打ち方から始まるボクシング技術の講義であった。時間と体力を持て余していたジョーは、そのアドバイスに従ってボクシングの練習に身を入れるようになり、やがて自分のパンチの切れが、今までと比べ物にならないほど向上してゆくのを実感する。

声優・キャラクター
あおい輝彦、藤岡重慶、仲村秀生、西沢和子、西尾徳、小沢かおる、肝付兼太、広川太一郎、牛崎敬子、桑原たけし

イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

☆昭和史上の名作

出崎統先生が26才でデビューしたアニメ史、社会文化史に
輝く名作の評価が定着してます。

おどろおどろしいテーマ曲が昭和~って感じです(*^^*)

出崎マジックといわれる大胆なオレンジの色調とハーモニー
当時のスラム街のリアルさ、対決場面のトラッキング手法

その後のアニメに与えた影響は計り知れないみたいです。


力石さんカッコいいです☆


1970.4.1-1971.9.29(全79話)


虫プロ、フジテレビ

投稿 : 2025/02/22
♥ : 11

みり仔 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

力石かっこよすぎます・・・

ボクシング漫画の名作であり、すごい迫力のアニメです。
当時のアニメの作画でも指折の作品。
とにかく男同士かっこいい!もうアツい!
力石かっこよすぎます。
ジョー派が多いんですが、もう力石が!

力石のテーマは名曲です。
山P出演の同名の映画がありますが、みなくていいです。
ほんと力石のテーマ使ってない時点でくそ。
あのシーンでこのテーマ使わなくてどうすんの。
力石の名シーンはとっても多いです。
ジョーの敵キャラですが、彼に注目して見直すというのも新たな発見のある楽しみ方かも!

この漫画に影響されてボクシング始めた男性も多いでしょう。
原作ほしいです。買いなおしたいです。
再放送でみたんですけど、同年代の方にも勧めたいです。
現代のアニメでは物足りない、もっとアツいのくれ!っていう人には大プッシュ!!
ぜひ見てほしいです

投稿 : 2025/02/22
♥ : 5
ネタバレ

ぶらっくもあ(^^U さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

原作はもはや文学作品

このアニメ作品語る前に、
(あしたのジョー)イコールスポ根物という評され方に、
物凄い嫌悪感をおぼえる、
同時期連載及びアニメ化された(巨人の星)こそスポ根ものだが、
(あしたのジョー)はこれらと全く対極に位置する、
スポ根という言葉の定義や各々の捉え方にも拠るが、
あしたのジョーをスポ根一言でかたずけられるのは悲しい、
{netabare}
主人公の丈だが、
出生孤児院孤立無縁唯一自由のみ求め幼少時孤児院脱走繰り返し、
物語始まったドヤ街に流れてきた頃(推定10台後半)になるまで、
どのような形にせよ我が身一つでサバイバルしてきた事は想像できる、

ヤクザ相手の大立ち回りドヤのガキ引き連れ詐欺所業も生きるため、
投獄されても自由を求め抗い続ける様は、
檻に捉えられた野生の獣と同じ、野獣である。

少年院脱走一歩手前で宿敵元プロボクサー力石と遭遇、
完膚なきまで叩きのめされる、
まさに憎いあんちくしょうで、
自由のみ求めてた丈に力石をぶっ倒すという情念が生まれる、

丈にとってのボクシングは同じ土俵で力石徹を叩き潰す手段であり、
以降必然的にボクシングに対峙してく訳だ、

高度成長期アメリカに追いつけ追い越せな国策的精神論、
時代に沿ったであろう根性で富を掴め的なものではない、
丈のそれはもっと根源的な本能、闘争本能というべきものである、

力石と対決する為のボクサーになる方法からして、
プロボクサーにケンカを売り、倒す事で既成事実を作り、、
プロテストでもレフリー構わず相手を叩きのめし、
プロになってからも野獣、野生的側面失わずそれを本質とし、
その戦い方は不可能を可能にする殺し屋、ケンカ屋と評される、
{/netabare}
何それしたいから何それになりたいから、
富や栄光がどうので「頑張る」ではなく、
内なる闘争本能根源とし闘いたいから闘ってる、
{netabare}
物語は一つの岐路を迎える、
力石を倒す一点のみ目的だった丈だが闘いの末力石が死ぬ、
目的失い放心しするも丈はリングに帰る、
顔面打てなくなりドサ廻りに落ちそれでも何故、
ボクシングにしがみ付くのか?
{/netabare}
「燃えているような充実感はいままでなんどもあじわってきたよ…
 血だらけのリング上でな
そこいらのれんちゅうみたいにブスブスとくすぶりながら不完全燃焼しているんじゃない
ほんの瞬間にせよまぶしいほどまっかに燃えあがるんだ
そして あとにはまっ白な灰だけがのこる…
 燃えかすなんかのこりやしない…
  まっ白な灰だけだ
そんな充実感は拳闘をやる前にはなかったよ
 負い目や義理だけで拳闘をやってるわけじゃない
 拳闘がすきなんだ
 死にものぐるいで噛みあいっこする充実感が
 わりと おれすきなんだ」

丈自らが語った有名な一節だ、
(おいらにゃ獣の血が騒ぐ、)尾藤歌う寺山修司の詩は、
こうしてみると丈の本質を見抜き実に的を得てる、

原作者はちばてつや氏と高森朝雄氏であり、
高森朝雄は梶原一騎の別名、
当時(巨人の星)(柔道一直線)等々で売れっ子原作者であり、
今もスポ根の代名詞的存在として認知される氏であるが、
あしたのジョー連載誌(少年マガジン)には巨人の星もあり、
変名には単一的イメージ回避な理由もあった、

加え梶原一騎物というのは語り口や説明事等氏独特の癖がある、
ただ丈以前も以降も幾多梶原作品は存在するが梶原節の顕著さで言えば、
(あしたのジョー)は物凄く薄い、いい意味で梶原物らしくない、

これは、もう一人の原作者ちばてつや氏の筆力構成力さることながら、
丈のみならず登場人物全般においての表現力のたまものであり、
本能情念のまま真っ赤に燃え上がり後には真っ白な灰だけが残る、
そんな最終回に至るまでの、
ちば氏の原作脚本改変(改善)に至っては有名な話である、

梶原一騎氏とちばてつや氏の融合による奇跡的化合物、
ここに漫画でも劇画でもない、
ある種文学とも称される作品としての原点がある、

主人公しかり作品の成り立ちしかり、
スポ根ものという概念から越脱したものがあきらかに存在する。

話をこのアニメに向けると、
当時虫プロによりアニメ化された(あしたのジョー)であるが、
デジタル技術満載の現代のアニメと簡単に比較すべきものではない、

総合監督は出崎統氏だが作画監督は杉野氏、荒木氏等数班体制、
それでもアフレコ毎回間に合わず、
夜中近所外注叩き起こし塗画頼んで廻らざるおえない等、
地獄的スケジュールの中手作り感満載であったらしい、
班違いからくる画の統合性欠如を修正する暇もなかった、
こんな事は容易に想像がつく、

まあ小学生だった当時は画の違い等さして気にもならなかったが、
後に何度も見返すうち、
比較的纏まった絵は杉野氏かな?
荒削りだが時として情念発露にも観えるのは荒木氏だろうか?
そんな妙な楽しみ方を見つけたりもした、
事実手書きでしかありえないとてもいい線や画もある(主観)、

ごく一例だが、
力石戦決着場面は50話ラストに描かれるが、
翌51話の始めにも同場面は流れる、
アッパーカット放つ事により決着するまでの、
ラストの攻防一連の描き方、
これが50話終と51話始点では同じ場面ながら、
演出から作画に至るまで全くの別物で、
纏まりで言えば51話の方が丁寧だが50話ラストのそれは、
作画どうのデッサンどうので一蹴できない、
ラフな中にも構図も演出も絵も情念発露な感じ抜群で、
丈自身の情念とシンクロする様な描写は個人的には大好きだ、

音楽については初期オープニングやエンディングのせいで、
ともすれば演歌的なイメージのみで語られるが、
BGMで数パターン後にボーカル入りも作られた数種の力石のテーマ、
ジャズやロックも加味された名曲だし、
ラテン的なカーロスのテーマも大好きだった、

後半になり絵も落ち着いてきてカーロス登場くらいから、
アニメが当時連載中だった原作に話が追いついてしまう事象が起きる、

雑誌連載同時アニメ放映な場合、
同じ週一でも数ページ連載な雑誌とCM込みでも30分枠のアニメとでは、
どうしてもアニメの方が進話が早いのは今も昔も変わらず、
話を膨らませたり流れの速さを調整したりというのは、
主に各話担当の脚本の妙に依る処大だがその点、
(巨人の星)の様にボール一球投げるのに数週間?
と揶揄される様な事もなく、
登場人物の人となりも壊さずおおむねうまく熟してる様に感じる、
がしかし追いついてしまった以上仕方なし、


アニメ版の丈はカーロス戦後ふらりと旅立つ訳だが、
「奴はまた帰ってくる、奴があしたのジョーであるかぎりな」
そんな丹下段平の言葉は一種願いにも感じた、

後に(あしたのジョー2)として段平の予言は実現するも、
1~2の間には10年以上の歳月が要される、

出崎氏と杉野氏の黄金コンビによりあしたのジョーが、
(あしたのジョー2)で帰って来れたのは、
(宇宙戦艦ヤマト)の再放送から発したアニメブームの到来、
アニメ雑誌や再放送或いはアニメ映画化の慣例化等、
ジョーファンのみならずアニメ文化としての、
一大ムーブメントがあったればこそだろう。

投稿 : 2025/02/22
♥ : 29

65.6 2 不良で親友なアニメランキング2位
魁!!クロマティ高校(TVアニメ動画)

2003年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (148)
770人が棚に入れました
東京都立クロマティ高校、そこは選りすぐりの不良達が揃う、「ワルのメジャーリーグ」とも言われるほど恐れられている高校である。
主人公・神山高志は優等生ながらも、中学時代に助けてもらった親友と同じ高校に行くため引き算ができれば入学できる(しかも面接がない)というクロマティ高校を受験したのであったが、なんとその親友は不合格となってしまったため、結局神山1人が入学してしまう。それでも挫けず通っている内に、究極のバカ・林田慎二郎や影の薄い前田彰、茶筒型のロボット番長メカ沢新一や、高校生どころか日本人にすら見えないフレディ、それどころか明らかに本物のゴリラであるゴリラ(豪ヒロミ)、喧嘩は強いが乗り物に弱い竹之内豊、大財閥の息子・北斗武士と名前を名乗ろうにも必ず妨害が入るため名前を名乗れない子分など、クセの強い友人や仲間が増えてゆき、この異常な学校にも馴染んでいくのだった…。

声優・キャラクター
櫻井孝宏、鈴木琢磨、稲田徹、若本規夫、内藤玲、風間勇刀、黒田崇矢、森訓久、陶山章央
ネタバレ

Kuzuryujin さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

メカラッタメカラッタメカラッタ

物語の評価は、爆笑レベルの評価と思ってください。
ナンセンスギャグばっかりでまとまな物語なんてありません。
ロック好きでクィーンの大ファンでもあるしサービスの満点。
画はあれですが、作品に相応しい。

コミックは未読。
この2003年のアニメ版の後に制作された、2005年公開の実写映画版観る機会あって
そこで初めて知ったタイトルです。

呆れるほど下らないけど、なんだか可笑しく、
意味不明だったり、わけわからんキャラのてんこ盛りだけど
それで逆に忘れられなくなっちゃてアニメも観ちゃいました。

これはこれでというか、映画以上に面白い!
予想不可能の展開で飽きません。

主題歌「純」(作詞・作曲・編曲・歌:吉田拓郎)が妙に嵌ってていい。

キャラでは他の方のレビューにもありますが、
メカ沢新一とcv若本規夫の組み合わせが最高。

1話15分で全26話なので総時間では長めの1クールアニメ分。
ほとんど笑いっぱなしになるので15分で区切ってくれて大正解。
{netabare}
99%野郎ばかりでまとまな奴は一人もいません。
一見優等生に見える主人公神山高志(cv櫻井孝宏)が実は一番のワル。
彼もバカですけど、それ以上のバカばっかで
バカのハーレムアニメと言っても過言ではありません。

端役を除き、唯一の女性キャラは前田母(cv林原めぐみ)
といってもアニメでは「ン」としか言わず見た目は前田。
なぜに林原さんを起用?勿体なさすぎ!
{/netabare}
人を選ぶ作品ですので迂闊には薦められない。
ただ、1話観れば相性判断出来ると思うのでお試しの価値はありますよ。

投稿 : 2025/02/22
♥ : 4

ラファエル@アニヲタ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

これぞ滅茶苦茶学園ギャグ

一話15分程度に関わらず
濃密なギャグを突っ込んでくるアニメ
とくに出てくる登場人物自体がそもそもキャラが濃いため、笑いがとまらなかった
雰囲気で例えるなら、荒川アンダーザブリッジのギャグをより濃い目にしラブコメなしの不良男子高校生verな感じかと思う(よく分からないかたは実際に見てみようw)
キャラデザは一昔前と感じるかたもいるかもしれないが、気にせずみれば間違いなく笑えるとおもう

投稿 : 2025/02/22
♥ : 1

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

じわる

もう何とも言えないバカさ加減が心地よい。
シュールでいて素朴、そこに、かつて一世を風靡したプログレの仰々しさが混在する、能天気でモラトリアムな時代の空気を反芻するには格好の作品だ。
色々とじわじわ来るのである。

ところで…、不良の皆さんがくわえている(ストローの先に付いたスライムのような)ものは何だろう?
その昔、駄菓子屋で売っていたストロー風船を思い出した。
短いストローの先に小西ボンドのようなものを付けて膨らませるのだが、シンナー臭くて目が回ったというヤバいやつをだ。

じわる。

メカ沢バイクは…、すごいな。
ELPのタルカスと戦ったら、どちらが勝つだろうか?

じわる。

“野望の王国”だと思っていたら“野生の王国”だった。

じわる。

竹之内豊、瀬戸内ジャクソン、竹城秋夫…、ネーミングセンスが抜群だ。

じわる。

あと、クロマティ高校が都立で共学…。
女子生徒が青木ヶ原樹海から来たゴリラと前田母だけ。

じわるのである。

投稿 : 2025/02/22
♥ : 8

63.7 3 不良で親友なアニメランキング3位
DNA2 何処かで失くしたあいつのアイツ-ディエヌエーツー(TVアニメ動画)

1994年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (67)
311人が棚に入れました
DNAが人に無意識の行動指令を与えることが解明され、DNAの書き換えによって人の行動を制御する技術が確立された、63年後の未来。63年後の未来は人口増加により、子供を2人以上作ったら死刑という法律が作られるほど、人口過密に悩まされていた。そんな時代に、女性を虜にするDNAの持ち主メガプレイボーイ(以下、メガプレ)が、すでに100人以上の子供を残していることが発覚する。100人以上が持つメガプレDNAにより人口増加に拍車がかかることを危惧した政府は、“DNAオペレーター”葵かりんを過去の時代に派遣し、最初のメガプレDNAの持ち主である男のDNAを書き換えることにした。しかし、その男である桃生純太は、女にモテず、さえない、おおよそメガプレとはほど遠い人間だった。かりんは予定通りに仕事を果たしたはずだったが、実はDNAを書き換える弾(DCM弾)を取り違えており、純太はメガプレに覚醒する片鱗を見せ始める。

イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

☆90年代の隠れた名作?

メガプレイボーイの遺伝子を書き換えるために未来から
来た葵かりんとその男の純太を中心とするラブコメ☆


ハーレムの雛形みたいな感じで面白い作品です(*^^*)
エンディングでシャ乱Qが歌うとき静止画像なのが
時代を感じます。


製作-パオハウス


日本テレビ1994.10.7-12.23全12話+OVA 3話
17:30-18:00

主観的評価(B)


追記欄_

投稿 : 2025/02/22
♥ : 4

56.5 4 不良で親友なアニメランキング4位
劇場版 巨蟲列島(アニメ映画)

2020年1月10日
★★★☆☆ 2.7 (42)
147人が棚に入れました
私立鳳翔高等学園の生徒たちを乗せた旅客機が謎の事故によって墜落し、織部睦美たちはとある島へと流れ着く。浜辺で目を覚ました睦美たちは他の生存者と合流して救助を待つことにするも、その島は巨大な昆虫に支配された島だった……。

声優・キャラクター
M・A・O、立花理香、福圓美里、麻倉もも、たかはし智秋、久保ユリカ、江口拓也、駒田航、井上麻里奈

68.4 5 不良で親友なアニメランキング5位
デビルマン 誕生編(OVA)

1987年11月1日
★★★★☆ 3.7 (41)
126人が棚に入れました
TVアニメ版と同時に連載されていた、コミック版『デビルマン』の導入部を元にして制作されたOVA。

 心優しき少年・不動明は、以前クラスメイトだった飛鳥了との再会を果たす。
了の父親は地質学者だったが、古代に栄えていたデーモンを発見しそれが原因で命を落としてしまったのだ。
父の遺志を受け継いだ彼は、デーモンに対抗するためには人間の心をもったままデーモンと合体することだと考え、そのために明を味方に引き入れるのだった。
了の主催でサバトが開かれ参加者が次々と悪魔に乗っ取られる中、明は狙い通りにデビルマンへと変身する!

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

漫画版を忠実に再現したホラーOVA

このOVAは永井豪の漫画、デビルマンの設定を元に制作された
作品の一つである。

そのため、テレビアニメ版とは相違点がかなり多い。
以前に、AMON デビルマン黙示録のレビューを書いた際に
記入したので、そちらを参照して欲しい。

このOVAは、デビルマンの誕生に焦点を当てた作品だ。
おおまかなあらすじとしてはこんな感じ。
主人公不動明は飛鳥了と出会い、デーモンの話と
デーモンと戦う方法を知らされ承諾したうえにデビルマンとなる。

素晴らしいと感じたところは、驚くほどの再現度。
私も、漫画は誕生編のみ読んだことがあるが、OVAの方が好みだと
感じるくらいのものだった。
漫画版では、とても早い段階で、飛鳥了が銃を使用する場面があるのだが
そこをいい形で脚色されているのだ。誠に感服した。

また、グロ描写もなかなかのもの。
特に、飛鳥了の回想シーンや終盤のデビルマン誕生直後
のシーンは、相当きついものがあるので
耐性がない人は見ないことを推奨する。

個人的に好きなシーンは、冒頭のシーン。
bgmも好みだということもあり、何度も見直した。
いつ見ても飽きない。近いうちにまた視聴するだろう。

私としては、傑作といってもいいほど素晴らしいOVAだった。
名作の域に達すると考えている。

投稿 : 2025/02/22
♥ : 5

ぶらっくもあ(^^U さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

原作は神格化

アニメにおいて原作ありの場合原作の良さや雰囲気壊さずとか原作に忠実等という表現での評価がある、これは至極まっとうな事でアニメ企画なり起こした段階で原作有るならば、人気や魅力含め原作の力に依存するという意味でも原作に対するリスペクトはあってしかるべき、
その結果として例えば西尾維新氏原作物語シリーズのように、原作の世界観損なわずともすれば視聴的イメージ提供により更なる認知度、ファン増やす結果となれば最高である、

残念ながらアニメともかく事実写においてコレが実現された作品は希な現状、原作を実写化する事の危険性について後ほど少し、、、

さて、このデビルマンという作品、初出原作1972年少年マガジン6月11日号~だがテレビアニメ放送も同1972年7月8日~、ほぼ同時期、先ず原作がありこれを基にアニメ化される従来の様式ではなく、ごく大まかな主人公なりの名前やデザインを共有しつつ、永井豪氏による雑誌と辻真先氏他脚本東映アニメ其々同時進行、世界観勿論とにかくその内容全く違う別物として世に送り出された、

当時ジャンプ誌にもマジンガーZを寄稿し、引く手数多油乗り切り状態の永井豪氏だがこの時期の氏の発想作風天才的、実際アニメ化されたマジンガーZなければ、今のロボット物はありえない事に異存はないだろう、

そんな永井豪氏により描かれた雑誌版デビルマンは、神話、黙示録題材に今で言えば超展開的で、衝撃的ラストまで一気に畳み掛けるような内容は、その後も多くのファンや専門家に語られ、この作品に出合い影響された文化人も多数存在する、

単行本巻数多いイコール好評にて引っ張るもしくは引っ張られた作品、これは過去現在違わずな図式だが、原作デビルマンについては単行本にしてたったの5巻!なれどその分内容は濃い、最終決戦(ハルマゲドン)周辺もっと膨らませたかった著者本人の意向、これを是とせず、そのあまりにも衝撃的革新的内容測りかねた当時の雑誌担当者或いは数々因子あれどそれに従ってしまった著者本人でさえ図りえぬ程の未知数な魅力を持った作品だったと言えるのかも知れない。

後に作者はこれを悔やまず良しとする、読者自身に様々な想像を提供する最終決戦からラストに至る表現は時代環境含めプラスマイナス様々な要因あれど、結果としてこの作品を誰のものでもない読者自身のデビルマンとして、心に刻みこむ、それを可能にする力をもった故の名作である。

一方のアニメ版の方だが媒体的要因もあるだろう、視聴対象一般向け或いは低年齢層向け意図された結果当時流行の変身ものに類寄した巨大化変身ヒーローとして描かれた、当時のアニメ版一部スタッフさえ同時進行永井氏の原作横目で見つつも、もしデビルマン再構築な機会あらば雑誌版しかありえず等当時のアニメ版でキャラデザイン担当だった小松原一男氏の言もあり、こちらで紹介するOVAデビルマンシリーズも同氏は作画監督を務められている、ただアニメ版はアニメ版として雑誌版と全く異なる魅力も多い、それについては別の機会にでも、

アニメ版デビルマンについてはその後も再放送その他で目にする御人も多かったろうが、問題は永井豪氏原作デビルマン、
この作品に触れ感化啓蒙された幾多のファンや文化人にとって、原作デビルマンは一種神格化されたと言ってもいいほどの作品で「うかつに手出しできない、させない、すべきではない」そんな風潮さえあった、

にも関わらず2004年これが実写映画化されてしまったのだが、、、
幾多の原作名作が実写化され多かれ少なかれファンを落胆させた事例多く存在するが、実写デビルマンに関しては内容書きたくもない結果として目もあてられないシロモノになってしまった、原作知る方々はこの作品がどう描かれるのかという興味もあったろうが、実写映画に触れ落胆しつつも原作の魅力知る故の補正は効く、
原作知らず無防備にこの実写に触れてしまった方々加え永井豪氏の原作デビルマン未見な方は「原作是非一読されたい」というのが正直な気持。

ここまでで気付いていただけた御人も居らっしゃる事だろうがここに紹介するOVAデビルマン、実の処過去~現在通し原作に一番忠実な作品と言えるもの、デビルマン誕生編及びシレーヌ編にて原作なかばまでが描かれ作画音楽共私的にはいい出来だとも思える内容、
ただ惜しむらくは当時の財政的所以らしく完結編まで描けず未完放置になってしまった作品、しかるに初期山場とされるデビルマン誕生~死闘シレーヌ等、原作に沿ってとても丁寧に表現されてるしこの作品基に原作そのものに、再考或いは興味持って戴けたらと想う次第、

もっと言えば願わくば、永井豪氏原作デビルマン、今のアニメ技術持ってこの超展開な名作復活なればという期待や興味、正直多々ありな昨今。
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悪魔の力を手に入れた青年・不動明が襲い来る敵、デーモンと戦う姿を描く永井豪原作の人気コミック「デビルマン」。アニメはもちろん、04年には実写映画化もされた本作がこの秋、イベント上映という形で帰ってくる!アニメーション制作を手掛けるのは、『ガールズ&パンツァー』などで知られるアクタス。国内外のクリエイターに影響を与える本作がどのように映像化されるのかに注目したい。
(アニメ映画トピックスより)
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どうなります事やら、、、、

投稿 : 2025/02/22
♥ : 24

オパマ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

映像化作品中、最高傑作

シリーズとしてこの「誕生編」と「妖鳥シレーヌ編」の2作しかリリースされていないが、原作を尊重した展開という意味で最高傑作。

続編が出なくなったのは大人の事情があったのだろうが、本当に惜しい。

原作ファンである私も納得の一本。
原作の素晴らしさとアニメ制作側の実力が絶妙に融合した名作。

故、小松原一男氏の作画も当時として大変美麗。
原作マンガ、永井豪タッチの良さを崩さずに整合性の取れた作画が秀逸。
細かな人物の動きや描写、演出も素晴らしい。
2017年現在の目線で観てもレベルが高い。

「説明なんかしないから、とりあえず観てくれよ!」と、友人に強く勧めていた若き日の私が初々しくも恥ずかしい。
(^^ゞ

ただし一点だけ不満がある。
ヒロインである美樹のCV。
これだけはいただけない。
誰がどう聞いても棒大根。
あまりの下手さかげんに視聴するこちらが恥ずかしくなる。
他の声優陣が実力派ばかりなので更に浮いて聞こえる。
声優にはあまり頓着が無い私ですら聞くに堪えないレベルなので、これから視聴する方はその辺を覚悟下さい。
(*´Д`)

投稿 : 2025/02/22
♥ : 11
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