不老不死で記憶喪失なTVアニメ動画ランキング 4

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ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月13日の時点で一番の不老不死で記憶喪失なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

64.0 1 不老不死で記憶喪失なアニメランキング1位
Mnemosyune -ムネモシュネの娘たち-(TVアニメ動画)

2008年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (239)
1447人が棚に入れました
新宿に事務所を構える二人の女性、麻生祇燐とミミ。不死者である彼女達は、数百年に渡ってたくさんの人々と出会い、別れていく。彼女達を弄ぶようなエイポスの思惑と、天使との因縁に終わりはあるのか。

manabu3 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

不老不死者をいたぶる、狂気のエログロアニメ

舞台は1990年~2055年。
不老不死の二人の女性が、時代を超えてとことん弄ばれる狂気のエログロアニメ。
主人公が「不老不死」の能力を生かして、活躍するグロアクションだったり、
主人公が「不老不死」の能力を生かされて、みんなで幾度となくなぶり殺されるエログロアニメだった。
終盤からは、不老不死の謎や、世界設定についての話が始まる。
神秘的な話で面白かったけど、急展開すぎたのと、説明不足で、いろいろ中途半端だった。
設定は面白かったのに、エロとグロに力を入れすぎたもったいない作品。
狂気さの表現は素晴らしかったと思う。

能登麻美子と釘宮理恵の喘ぎ声が聴けるのでファンの方には必見かも。
声優さんは頑張りました。
エロ、グロ、流血、拷問シーンがあるので、そういうのが好きな方はどうぞ。
構成は45分×6話。このアイディアは良かった。

不老不死の主人公と、時代を超えた人々の「死」や「別れ」を描いた、感傷的な作品を当初期待していたのに、まさか、「不老不死」という設定が、「死ぬことが出来ないのをいいことに、何度も何度もなぶり殺す」という狂気の表現のために使われるとは思いもしなかった・・・
不老不死は後付けの設定で、「不老不死なら色々いたぶっても死なないから好都合だ」という製作者側の意図が感じられる。
良い点もあった。例えば、アニメにおけるエロやグロを規制し自粛する意義はもちろんわかるけど、この作品を見て、そういった規制に左右されない表現方法は、創作や創造力の幅を広げるためには良いことだと思った。

いつまでも変わらない不老不死の主人公とは対照的に、
話数を重ね、時代が過ぎるごとに「老いていく仲間」と「発展していく社会」を見ていると、
とても感傷的な気分になった。
なんでだろう、「自分だけが取り残されてしまった」という感覚に感情移入するからだろうか。
それとも、アニメのキャラクターは老いない、という先入観からだろうか。
現実の話だけど、次々に建設されるマンションやチェーン店などによって姿を消していく、昔あったお店や原っぱや、古い街並みなどを見ても、そういうことを思う。

懐古主義者と不老不死者は、何だか似ている。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 18

NoName さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

異質ではあるが

設定が魅力的で物語も良いのだが、エロやグロ表現は異質かつ強い為人を選ぶ。だが個人的には異質故に面白く感じ、作画も綺麗、登場人物達も特徴が強く、良いと思える部分が目立つ。また、設定を生かした時の流れを意識させる展開も素晴らしく、短いながらも充実した内容に纏まっていると思う。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 16

ソーカー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

時を経て存在する不死者、エログロアニメ

麻生祇燐とミミ。不死者である彼女達は、数百年に渡ってたくさんの人々と出会い、別れていく。
不死の謎、彼女たちを狙う存在・・・ミステリーな要素もあるエログロアニメ

無意味にエロイし無駄にバイオレンス。
そういうのが好きという類の人間しか楽しめないだろう
釘宮ボイスのエロイ声が聞けるというのも、ある意味ポイントでもあるw

話の内容はなかなか語るのが難しいのですが
不死者にまつわる事件が展開されていき、その謎が徐々に明らかにされていく感じ・・・
世界観はなかなかわかりづらいですが、まぁ途中までは結構面白そうな雰囲気ではある
終盤からはまぁなんというか・・・ぶっとんだ世界観になっていくので評価しづらい
やはりちょっとチープな設定に思えてしまう
この辺でも好みが分かれるところではあります。

主人公が不死者であるが故にずたずたにされたり拷問受けたりと
残酷なシーンがかなり目立ったのでそれはかなり鮮明に記憶に残ります
それが嫌なら見るべきではないです。
逆に言えばドSな人にはおすすめです。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 15

76.2 2 不老不死で記憶喪失なアニメランキング2位
BLOOD+ ブラッドプラス(TVアニメ動画)

2005年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (983)
6266人が棚に入れました
沖縄県沖縄市コザに住む高校生・音無小夜は一年以上前の記憶を持たないものの、家族である養父宮城ジョージや義兄弟宮城カイ・リク、そして友人に囲まれて平和な日々を過ごしていた。
しかしそんな小夜の日常は、生き血を喰らう獣・翼手に遭遇した事で終わりを告げる。襲い掛かってくる怪物に成す術もない小夜は、辛くもハジと名乗る美貌の青年に助けられる。そしてハジに口移しで彼の血を飲まされるや一変、刀を手にし、たちまち翼手を切り伏せてしまう。そんな自らの能力に困惑する小夜だが、全てを知るハジは多くを語ってはくれなかった…。

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

長い長い歴史の中を旅する2人

2005年から2006年にかけて4クールで放送された全50話。
2000年に劇場公開された『BLOOD THE LAST VAMPIRE』での
「少女が刀を使って翼手(怪物)を斬る」というコンセプトを継続しつつ、
キャラクターもストーリーも一新して製作された作品。

主人公は一年以上前の記憶がないという高校生の女の子・小夜(さや)。
養父や義兄弟とともに沖縄で平和な日々を送っていたところ、
人間の血を栄養源にする翼手という怪物が引き起こす事件に巻き込まれ、
その際に出逢った謎の青年ハジとともに翼手と戦いつつ、
やがては小夜の壮大な背景を含む出生の謎やハジの秘密を追いながら、
世界各国をまわっていくというロードムービー要素もある物語。

沖縄に始まり、ベトナム、ロシア、フランス、イギリス、アメリカと、
長い長い旅の中、史実なども交えたスケールの物語になっている上、
次々現れる登場人物のキャラもそれぞれ立っていて、
リアルタイムで視聴していた当時、毎回グイグイ惹き込まれていた。
子どもの頃からヴァンパイアものは好きでよく観ていたくせに、
ハジが小夜と出逢う回はなかなか強烈で、時間帯的に子どもも観る時間だし
大丈夫なのか?なんて大人になってしまった自分が思っていたのが可笑しかった(笑)

旅の最中では、謎の歌姫ディーヴァを守るシュヴァリエ達や、
太陽の下に出られないシフなど、怪物スタイル以外にも、
美しい人間の姿をした吸血鬼モチーフの魅力あるキャラが登場。
圧倒的な力で戦いを挑む小夜も、その度に大切な諸々を失い疲れ果てていく姿や、
ディーヴァとの因果関係にも、切なさや哀しみなどの心情が細かく描かれ、
単純なバトルものとは違う奥深さがあった。
そして家族や家族愛というものもいろいろ考えさせられた。

また、4回に渡って改変されたOPやEDもさることながら、
ディーヴァの唄う歌が素晴らしく、ハジの弾くチェロも含め、
音楽面でも楽しめた作品だった。がしかし、リアルタイムで観ていても
中盤少々ダレ気味になったので、一気に観ようとするとさらに飽きる恐れはある。

でも、チェロ、オペラ、執事、ゴシック、ヴァンパイアアクションなどの
キーワードがお好きな方にはオススメ。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 66

エウネル さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

50話の長編バトルアニメ。血をテーマとした隠れた名作

この話は主人公の音無小夜が仲間と協力して翼手という化け物を倒していく話です。

少し長いかな。見るのが面倒だと途中で思ってしまいましたが、この作品は話の内容がしっかりしているので、最後まで見ました。

バトルアニメとしてはいい作品だと思います。少し古い作品なのに戦闘シーンはそれなりにしっかりしていました。ですが題名でわかると思いますが、血をテーマとしているので、割とグロめです。苦手な人はちょっと耐えられないくらいに……。

取られた時間と比べたら微妙ですが、満足出来た作品です。

あとOP1とOP3がいい曲です。ぜひ聞いてみてください。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 47

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

本当の魔物は弱いものを虐待する人間の心

結構グロイ描写があります。覚悟して見てください。
全五十話です。
鬱な部分が半分ほどありますが、ときどき、感動するシーンが数箇所あります。
その数箇所であなたは涙を流すかもしれません。


人の生き血を吸う不死身の魔物…この物語では「翼手」と呼びます。

翼手のミイラのお腹の中から取り出された双子の赤ちゃん。
姉の名前はサヤ。彼女はお姫様のように大切に育てられます。
妹の名前はディーヴァ。彼女は狭い塔に幽閉され、実験動物としての扱いを受けます。

ある日、ディーヴァがこの館に住む人間を全て殺したのが悲劇の始まりでした。
サヤは、自分を大切に育ててくれた人たちを殺したディーヴァを恨みます。
そしてサヤは、呪われた血を持つ自分すらも恨むようになります。

それからこの姉妹の対決が、永い永い年月にわたって続けられてゆくのです。
戦いの舞台は、沖縄、ヴェトナム、ロシア、パリ、ロンドン、ニューヨーク と変わります。



アニメではディーヴァを悪として描いています。しかし、果たしてそうでしょうか?

食物も満足に与えてもらえず、一度も外に出してもらえず、実験動物のように体を切り刻まれたら…
誰だってその相手を殺したいほど恨むはずです。
ましてやディーヴァは、生まれてから教育を受けたこともなく、善悪の判断もわかりません。

おそらく、ディーヴァに優しく接していれば、悲劇は起きなかったでしょう。

本当の悪人は、ディーヴァを実験動物のように扱った人たちです。


私たち人間は、ときとして、無意識に弱いものを殺傷したり虐待することがあります。
射撃の訓練として動物をむやみに殺したり…、
自分より弱い人を虐めたり…。

本当の魔物は、弱いものを虐待する人間の心だと思います。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 35

72.1 3 不老不死で記憶喪失なアニメランキング3位
棺姫のチャイカ(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (997)
5768人が棚に入れました
原作:榊一郎「棺姫(ひつぎ)のチャイカ」(ファンタジア文庫)、キャラクター原案:なまにくATK(ニトロプラス)、監督:増井壮一、監督補佐:小森高博、シリーズ構成:待田堂子、キャラクターデザイン:新井伸浩、美術監督:岡本好司、色彩設計:岩沢れい子、撮影監督:福田光、、、、

声優・キャラクター
安済知佳、間島淳司、原優子、斎藤千和、細谷佳正、佐藤健輔、野水伊織、幸田夢波、森嶋秀太、山本和臣、藏合紗恵子、勝沼紀義、ブリドカットセーラ恵美、金尾哲夫、大空直美、村瀬歩、櫻井孝宏、小日向茜、牧野由依、緒方恵美、東地宏樹

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

チャイカ、素直、かたことかわいい。

とある架空大陸の話。
今は亡き大陸の元支配者ガズ皇帝。
その娘のチャイカが主人公です。
チャイカは、何故か棺を背負って皇帝の遺体を収集。
ひょんなことから、サバターのトールと契約します。
加えて、トール思いのアカリ、中途参加のフレドリカと諸国行脚。
この作品は、彼らの遺体収集記を描いたバトルファンタジックな冒険アニメです。

チャイカ御一行はそれぞれ個性的です。
チャイカはやたら素直、そして片言がかわいい。
その独特のチャイカ口調はやみつきになりそうです。
一方、トール・アカリコンビも息がピッタリです。
アカリのマジボケに対する、トールのライトツッコミは何気に楽しい。
気まぐれフレドリカもいい仕事をします。

一方、チャイカを追うジレット隊も個性豊か。
私のお気に入りの長い桃髪ロールのヴィヴィは隠れデレデレ。
ラストのシーンはちょい気になります。

戦闘シーンは、素早い身のこなしや剣さばき、そして魔法砲により臨場感満点。
また、緊迫感あるBGMが戦闘シーンを盛り上げてくれます。

2期が秋より開始とのこと。
チャイカたちやジレット隊の行く末は如何に?
遺体を集めたら何が起こるんでしょうね。
謎が謎を呼ぶこのアニメ。
すっきりなっとくのラストを期待したいです。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 61
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

また、これ観る、肯定、肯定、肯定、うぃ

秋の2期放送予定

原作未読 全12話

戦乱の時代、諸悪の根源として同盟を結んだ国々が巨大魔法帝国「ガズ帝国」を打ち破って、その戦いで活躍した8人の英雄は皇帝アルトゥール・ガズの遺体を分割して持ち帰りました。偵察や暗殺を業としてるサバターのトール・アキュラは、平和な日々に生きる目的もなく、なんとなく日々を過ごす毎日でした。山に入ったとき、棺を担ぐ少女でガズ皇帝の娘と名乗るチャイカ・トラバントに出会い、危機を脱出して、ガズ皇帝の遺体を探し弔うことを目的としているチャイカとともに用心棒ということで妹のアカリ・アキュラと途中で知り合うフレドリカとともに旅をする異世界ファンタジーです。

背景は中世時代のヨーロッパのような感じで、魔法師や剣士、サバターやアサシン、色々な魔獣などいる世界でRPG好きな私はこの世界観が好きですね。

何故か片言で話すチャイカは可愛いし、バトルも結構動きが良くて、兄を溺愛しているアカリがちょっとズレている突っ込みも面白かったです。

色々なエピソードが1話〜2話完結してます。ちょっと内容があっさりしているところもありますが、コメディも入っていて面白かったですね。{netabare}(トールの夢の中の話には笑ってしまいましたw その後殴られるシーンも){/netabare}

終盤は結構追い詰められるシーンが多くて見応えがありました。{netabare}(フレドリカの脱皮には笑ってしまいましたねw){/netabare}

トールとチャイカの恋の行方や、謎や伏線がいっぱいある作品です。2期ですべてが明らかになってほしいですね。楽しみです^^

OP 野水伊織さんが歌ってます。
ED チャイカトリオで歌ってますw

最後に、AパートとBパートの間のカットが綺麗でした。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 58

PPN さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

秋からの2期にも期待♪(´ε` )

魔法や棄獣などが存在する世界を舞台にした
ファンタジー作品の第1期。 全12話。
 
戦国時代を迎えていたフェルビスト大陸において
戦乱の原因、諸悪の根源とされた魔法帝国「ガズ帝国」の
皇帝「アルトゥール・ガズ」が討伐された。
その数年後
アルトゥール・ガズの娘を名乗る謎の少女
「チャイカ」が大きな棺を背に目的の為動き出す。
と、いうのが簡単なあらすじ。


いかにもファンタジーらしいストーリーや設定、世界観。
主人公たちの目指すところもハッキリしていて
分かりやすいお話はとても好印象です(*´∀`)b
いくつかある大きな謎の描き方もこちらを引き付けるに十分。
最後まで楽しむ事ができる内容でした♪

ちょっと古い感じを受ける作画、キャラデザですが
丁寧に仕上げられており気にする事なく視聴できました。
この手のファンタジーでは重要になるアクションや
バトルシーンは特に迫力があり見応え十分でした。

異様な風貌、カタコトと特に目を引くチャイカ。
正直、とても可愛かったですw
個人的にカタコトや方言に弱いんですよねぇ( ;´∀`)>″
普段は駄目駄目、実は切れ者主人公。
そんな兄を敬愛する出来る妹。
この辺りはベタですが悪くないと思いますw

実力のある売れっ子も使いたい。
でも、自分のトコの声優も使いたい。
でも、若手も育てたい。
声優陣のキャスティングには苦労した印象w
あくまでも個人的な印象ですよw


秋からは第2期も放送される予定との事。
原作未読なので先の展開が楽しみです♪

まとまりのある作品だと思うのでファンタジーファンは
ぜひ1度チェックして頂きたいですね!
ストーリー重視の方にもオススメできると思います(・∀・)v



《キャスト》

チャイカ・トラバント(CV.安済知佳)
トール・アキュラ(CV.間島淳司)
アカリ・アキュラ(CV.原優子)
フレドリカ(CV.斎藤千和)
アルベリック・ジレット(CV.細谷佳正)
ニコライ・アフトトル(CV.佐藤健輔)
ヴィヴィ・ホロパイネン(CV.野水伊織)
ズィータ・ブルザスコ(CV.幸田夢波)
マテウス・キャラウェイ(CV.森嶋秀太)
レオナルド・ストーラ(CV.山本和臣)
ギイ(CV.村瀬歩)


《主題歌》

OP:『DARAKENA』/野水伊織
ED:『快楽原理』/coffin princess


【2014 04/11 レビュー投稿】

投稿 : 2024/11/09
♥ : 57

56.5 4 不老不死で記憶喪失なアニメランキング4位
黒塚 KUROZUKA(TVアニメ動画)

2008年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (77)
468人が棚に入れました
時は鎌倉時代、兄・源頼朝より逃げおおす源義経(源九郎)と武蔵坊弁慶(大和坊)。二人が山中を放浪する最中、黒蜜と名乗る美しい女が一人棲む家に辿りついた。いつしか九郎と黒蜜は男女の関係に。その黒蜜には恐るべき秘密が隠されていた。じつは黒蜜は不老不死の吸血鬼だったのだ。

追手により瀕死の重傷を受けた九朗は黒蜜により血の儀式を交わし、自らも吸血鬼となった。ここから鎌倉、室町、戦国、江戸、明治、大正、昭和、平成、そして近未来と、2人の果てしない旅が始まった。

声優・キャラクター
宮野真守、朴璐美、中田譲治、桑島法子、藤原啓治、三木眞一郎、入野自由、井上和彦、大川透、銀河万丈、藤田淑子、山像かおり、魚建、滝口順平

だわさ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ウンコー+。:.゚ヽ(*´∀`) ノ゚.:。+゚ウンコー

グロ枠12話

能の演目である黒塚をもとに執筆されたSF伝奇小説がコミカライズされたものをストーリーを再構築した作品。
↑ややこしい日本語になってしまったが、要するにほぼオリジナルな作品。

鎌倉時代から近未来まで1000年の時を舞台に、独特の世界観で異質な愛みたいなものを描く作品である。
はっきり言って、3話まで見たら意味不明この上ない話にウンザリしてしまうことでしょう。
何がっていうと、全て意味不明なのである。
登場キャラクターの心情理解も出来なければ、当然行動原理も分からない。
主人公の夢なのか、記憶なのか、幻覚なのか、過去なのか、今なのか、未来の予想なのか妄想なのか複雑に混ざり合って、
今見せられている映像が要するに全て意味不明なのである。
しまいには主人公すら「ここはどこだ?」とか言いはじめる始末。
敵っぽい味方や味方っぽい敵が何やら戦っているだけのその展開が続き、視聴者が置いてきぼりになるということは
まさにこういうことであると言わんばかりのストーリーなのである。
最終話まで辿りつけたらそれなりの理解は得られるようにはなっているのだが、1クール全部使って常時ごちゃごちゃに展開してくれた割には
その解答が単純で、考察アニメとはほど遠いと思わされ無力感に包まれる。

ひとつ、良い点を挙げる。ひとつだけ。
アニメーションの質は当時最高レベルだったんじゃないかと思う。
マッドハウスが年間に最も多くアニメを制作している2008年。
勢いに乗ったマッドハウスの最高のアニメーションは
放送当時、最高レベルであっただろうと思わされる。
特に自然の艶やかさ、バトルのスピード感には唸らされた。

はい良い点終了!悪い点再開!
えーと。ヒロインの黒蜜には魅力を感じない。
役割として、大人の魔性の魅力で主人公をひと目で欲情させるようなキャラクターのはずが、
リングの貞子にしか見えないその風貌はもはや気持ち悪い。
心情描写も乏しく、内面に関して視聴者が感情移入を誘う構成もなし。
漫画版は違ったらしいが…
どうしてアニメ制作のキャラクターデザインの段階でこういう改悪らしい改悪になってしまったのだろう。

挙句の果てに、ビニール袋に詰まったウ○コを川に投げ捨てるシーンがあるんだけど、
そのビニール袋が破れて、汁みたいなのが垂れて投げ捨てる瞬間に手にウ○コが付きそうでヒヤヒヤする。
もちろん、この場面はシナリオの本筋とはなんら無関係で、ギャグとして加えられたシーンなのだろうが、
視聴側としては黒塚そのものがクソアニメであることを自嘲するシュールギャグに思えてならなかった。

要するに、
分かりやすいイマドキのラノベアニメの合間にちょっと大人のアニメを見ようなんて思った人が間違えて手を出してしまうクソアニメなのである。

+。:.゚ヽ(*´∀`) ノ゚.:。+゚ウンコー

投稿 : 2024/11/09
♥ : 26

ソーカー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

全ては歪な愛のため

このアニメ、序盤の気合いの入りようと言ったら半端ではなかった。
アクションも演出もかなりのもので、1話や2話の段階では名作とも思えた。
ストーリーが進むごとにガラリと舞台が変わったり、時間軸が一定でないのでひどく分かりづらいが
それゆえに、謎を解き明かしていく面白さもあったと思います。

ただ途中からかなり失速して、ただのオカルトじみたグロエンタメにしか映らなくなった。
というのも、「謎」の大半が大したものではないという失望感が大きかったのです。
移りゆく世界観も敵と思しき組織の思惑も、まさに想像通り・・・予想外のことは何もなかった。
こうなってくると陰鬱な雰囲気と狂気に満ちたチープな登場人物しか目立たなくなる。
ハードルを下げて、最初からオカルトじみたグロエンタメとしてみれば、それなりに面白いですが。

アクションが結構多いのですが、爽快感とかとは無縁でひたすら鬱ですw
黒蜜と九郎の歪な愛を行く末を見届けるためだけに、最終話まで見ましたが・・・
そういうのが好きなら雰囲気自体は悪くなかったかも知れませんので、楽しめるかも知れません。
いずれにしろ、なかなかオススメはしづらいです。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 13

もずくず さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

時代展開がとにかく早い

謎が謎を呼ぶという感じですね。

謎の女性に会うことで運命が劇的に変わることになる。

友の裏切り、記憶をたどって生きていく。

ただ、ただ彼女に会うために。

1,2話からいきなり3話で話がぶっとんでいます。

ぶっとぶのは時代展開です。

ストーリーはしっかりとつながっています。

1,2話はとにかくシリアスです。

後半に行けばいくほど話が深いです。
最初何故、彼が死んでいきなり時代がすっとんでいるのか。

その理由も後半わかります。

全12話で、非常に短いと思うかもしれませんが、内容が非常に濃く。

深層心理を駆り立てる要素が満載です。

グロシーンが多いので、ある程度年齢推奨かも。

過剰というほどではないです。

連鎖はずっとつながり、最終的に終わりのない物語なんでしょうね。そう感じました。

この物語には終わりはなさそうです。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 4
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