不死身アニメOVAランキング 7

あにこれの全ユーザーがアニメOVAの不死身成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月08日の時点で一番の不死身アニメOVAは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

67.8 1 不死身アニメランキング1位
境界の彼方 #0 東雲 (OVA)

2014年7月2日
★★★★☆ 3.8 (370)
2692人が棚に入れました
二年前。
博臣は姉・泉からある仕事を依頼される。
それは、不死身の半妖・神原秋人を討伐すること。
秋人が住む土地へ向かう博臣。そして後を追いかけてきた妹・美月は、
道の途中で黒い影と遭遇する。
秋人と博臣、美月の出会いが描かれたTV未放送エピソード。
博臣が背中に負った傷跡の訳は?
呪われた血と不死身の半妖の因縁とは…!?
ネタバレ

ヒカリ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

博臣くんの安定したキャラ。

神原くんと博臣くん、美月ちゃんが出会ったときのお話。
それと同時に{netabare}未来ちゃんと泉姉さんが出会ったお話{/netabare}

美月ちゃんが博臣くんの事をちょうど「お兄ちゃん」と呼んでいたのを「アニキ」と呼び始めた時期で、
「アニキ、ウザきも」「おにいちゃ…んじゃなくて、アニキ、キモい」
っていうような美月ちゃんがとっても可愛らしかったです♡
これが世にいう、ツンデレ萌え…!!

{netabare}神原くんは、名瀬のみんなと出会う前もずっと、色んな異界師から狙われていて、ずっと1人だった。
「半分は人間だって言ってんだろ!!」
博臣くんに叫んだ言葉が痛々しくて、でも私がそこにいても博臣くんと同じことをするだろうし、
未来ちゃんと神原くんが出会ったことってすごく素敵な事なんだな~と思いました。
EDの後、泉姉さんが未来ちゃんに依頼をするシーンで、それも切なくて苦しい雰囲気がとても魅力的でした。
未来ちゃんが1人ぼっちでコンビニ弁当を食べてるのがもう…!!
早く、神原くんにオムライスおごってもらいなねww
{/netabare}

それに安定した博臣くんのキャラ!!
神原くんの脇の下に手を入れたり、やっぱり博臣くんだ!って感じでしたw
「へんたーい」と叫ぶ神原くん。「もう1回」とねだる博臣くん。横で見ながら、ドン引きの美月ちゃん。
この3人の絡みがほんとに素敵でした!!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 26

えくいてぃ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

やっぱりこの作品いいかも^^もう一回初めから見直そうかな^^

#0という事だけあって、本編に入る前の物語です^^

ちょっとだけ本編に対してネタバレ的要素が入っているので、
順番的にはやっぱり放送順に本編見てから
この作品を観た方が良いかもしれないですね^^

この辺りの関係の始まりの物語?という感じでしょうか?
-----------------------------------------------------
「神原 秋人くん」 ⇔ 「名瀬家」 ⇔ 「栗山 未来ちゃん」
      ⇕      ⇕
      「異界士教会」
-----------------------------------------------------

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11

ケンちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

どうだろ...

※※※
文章は苦手で(ネタばれに注意も大変だし)短めの感触や印象を伝える程度が多いかと。
割と【まじめに・辛目に】ホシ付けてますので、作品の評価はホシをご参考にして頂ければと...
基準はプロフィールをご参照下さい。
http://www.anikore.jp/users/profile/54802/
※※※

TV版の3年前、秋人と博臣、美月の出会いを描いた0話。

そのカプセルはなんじゃらほい?ってのがあった...

絵は綺麗。

音楽も声も文句ありませんが...

栗山さんや愛ちゃんの出番が無いので、キャラ評価をTV版より落としました。

メガネの無い境界の彼方なんて、クリー〇の無いコーヒーの様で...

どうだろ...

劇場版をまだ見ていないので、そちらとの関連は分からないが、これだけだと見ても見なくても良いような...

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7

77.2 2 不死身アニメランキング2位
HELLSING OVA(OVA)

2006年2月10日
★★★★★ 4.2 (708)
3717人が棚に入れました
反キリスト的モンスターの絶滅を目的とする大英帝国ヘルシング機関の当主インテグラが囲う不死身の吸血鬼アーカードによって、新米吸血鬼となったセラスの運命。
そしてアーカードとバチカンの特務機関イスカリオテに属するアンデルセンの死闘が描かれる。
ネタバレ

やっぱり!!のり塩 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

柔な奴は近寄るな作品★

■評価
テーマ性    :★★★★  4.0
グロアクション度:★★★★★ 5.0
キャラ立ち度  :★★★★☆ 4.5
深いストーリー度:★★★   3.0
おススメ度   :★★★★☆ 4.1

■ストーリー
バンパイア狩りを生業とする英国ヘルシング機関は
最強のバンパイアこと『アーカード』を従え、増殖するバンパイアと
グールの殲滅に手を焼いていた。しかし、一つの事件をきっかけに
英国ヘルシングを狙う謎の組織『ミレニアム』の存在をしる事となる。
そして第三の敵であるバチカンも漁夫の利を得るべく隠した刃を研ぐので
あった。はたしてミレニアムとは何者なのか?この闘争の果てに何が残る
のか?

■感想
この作品・・・ダークファンタジーアクションとして強烈なインパクトを残す。
本作はグロやら宗教やら虐殺やら倫理観すべて無視して禁じ手を
アクション演出に使う気概には圧巻。アニメータの職人芸を見たという
よりも作り手の執念や怨念という様なとんでもないものを拝見してしまった。
{netabare}
この作品の説明として、三組織による三つ巴の闘争から決着までを
描いた非常にシンプルな作品になる。だけど本作のテーマである『渇
望』と『闘争』をベースに練り込んだキャラ達の黒々とした濃さは
他の作品と一線を画す。
ここに登場するキャラ達をみていると人を暴力や闘争に駆り立てているのが
『渇望』である事が良く描かれていると思う。
登場キャラの『渇望』と『闘争』をざっと書くと以下の通り。
※インテグラ:ヘルシング総帥としてバンパイアを殲滅する事を渇望。
※少佐:英国に戦争をしかけアーカードに復讐する事を渇望。
※セラス:バンパイアである事を許容できずも人の血を渇望。
※ウォルター:若き肉体とアーカードとの闘争を渇望
※アンデルセン神父:宿敵アーカードとの闘争を渇望
※マクスウェル:すべての権力を手中に収め周囲に復讐する事を渇望
※ベルナドッド:セラスの心、そして自分の生きる場所を渇望
※ペンウッド卿:臆病な自分に失望しつつも部下や友人達に報いる事を渇望
※アーカード:人間に殺される事?そして強者との闘争を渇望

登場するキャラほぼ全員がなにかしらに渇望し闘争に身を投じている。
特にナチスなども本作で登場し、その残虐性が特筆されているけれど
本質はそこではない気がする。それが何かというと実際のナチスも
経済不況に喘ぎ強いリーダーを求めた国民の渇望の果てにヒトラーが
誕生し成立しえた組織ともいえる。それにヒトラー自身も侵略戦争に
よって軍需産業を盛りたてて経済を立て直し一大帝国を築いて
ゲルマン民族の力を世界に誇示する事を渇望していた・・・。
『その時代の価値観』と『人の渇望』から生み出された闘争がナチスであり
この作品のテーマである『闘争』と『渇望』こそが人の本質でもある・・・
という事を原作者は語りたかったのではないかと思う。
(これが人の全てだとは思ってませんが)

何かに『渇望』する事は悪い事ではないし、この世の誰しもが何かに
渇望している。その渇望が人の闘争や暴力への導火線にもなりうる危険性
もあるし、尊い勇気や愛情なんてものも生み出す事が、この作品でドラマ
ティックに描かれている。このキャラ達がおりなすドラマティックな描写や
セリフが私にとって面白い所!!なんというか渇望している各々キャラが言う
セリフだから成り立つ名シーンが満載です。
登場キャラ達が渇望し闘争の果てに残すものは『虚無』か?『禍根』か?
『希望』か?色々と思うところがある結末もみどころの一つ。

それ以外でもレンタルDVDで5.1chサラウンドで聞かせてくれるのは
感激です。かなりの臨場感を感じ取れる音響設定でどのアクションシーンも
素晴らしかった。特にセラスの飛行船迎撃シーンの超重火器オンパレードは
凄すぎて口あんぐりで、アーノルド・シュワちゃんあたりにお願いした
かったアクションを全てセラスがやってくれている。

ここまで書けば察して頂いている方もいると思いますが、ストーリー自体に
深みは無いし(キャラは除く)、アクションシーンの演出も過度なグロや
残虐さの胸糞の悪さは私の想像よりも上をいく。
だからグロ大丈夫という方も油断は禁物であり、手放しに全てが最高だ!!
皆さん全員におススメです・・・とは褒め称え辛い。はっきり言うと見る人に
よっては悪趣味な作品だと思う。
{/netabare}

最後にこの作品は見たくない人は見なくて良いというスタンスの作品です。
この作品には自身の利や身を案じて争いから引き下がる・・・という様な
柔な奴は存在しない。身の一片まで焼き尽くすまで闘争そして闘争を
繰り返す強者ばかりだ。だから視聴する側もそれなりの覚悟と体力を
要求される作品だと思う。人間の本質の”一部”を覗き見たい方には
おススメしたいです。

ご拝読有り難うございました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

諸君私は戦争が大好きだ!

お気に入りの棚ができたときから未評価のままずっと放り込んでありましたが
ついにようやく☆で評価してやることができます

散々だったTVアニメ版
その不満点をほぼすべて解消したのがこのOVA版です
その辺のくだりはTV版のレビューに記述しておいたので
興味のある方はどうぞhttp://www.anikore.jp/review/464312/

TV版が放送されたのが2001年
OVA版がスタートしたのが2006年
原作の完結が2008年
OVAの完結がようやく去年の暮

原作は月刊誌の連載だったので
そんなに原作の進むペースは速くありませんでした
しかし、それでも一向に縮まらないペースでのOVA製作
公式HPを覘きに行くたび発売延期の文字に落胆させられました
いやまったく、累計何回延期したんだろうね?
これからこの作品を見ようという方は幸せです
ワクワクして開いたサイトに延期の文字を見つけて絶望することも
「○○までには必ず・・・」という謝罪文をみて
そんないい加減なこと言って・・・どうせそこにも間に合わないんだろ!?
などと、軽く人間不信に陥ることもないのですから

まぁしかし、その遅延は作品に対して妥協を許さない姿勢の表れで
身を焦がす思いで待たされ続けたことにも
十分納得がいく仕上がりになっています
1~4巻、5~7巻、8~10巻でそれぞれ制作会社と監督が変更になっており
お蔭でそのつなぎの部分では若干の違和感が拭えないですが
それにしたってそれぞれのスタッフが持てる力を最大限に注いだ結果
それぞれのカラーが出てしまっているだけのこと
どの巻も非常にハイクオリティな映像を提供してくれています
とにかく原作へのリスペクトを強く感じる仕上がりなので
原作ファンならば見て損は無いでしょうね

原作は知らないけれどちょっと気になる
でもOVA購入は敷居が高いという人は
3月3日からWOWOWプライムで一挙放送するみたいなので
それを見てみるといいんじゃないかな?

どういう番組構成になっているかわかりませんが
もしかしたら特典映像のTheDAWNとドリフターズは
一挙放送では見られないかもしれません

TheDAWNはヘルシングの外伝にあたる作品です
第2次大戦下の1944年ワルシャワ
かつてのヘルシング機関とナチスとの邂逅が描かれており
本編の源流となるエピソードだったはずなのですが
連載誌の廃刊によりお蔵入りとなり6話までしか発表されていません
原作者曰くまだあと80ページ分くらいあるんだとか
ファン達は皆、加筆のうえで出版されることを願ってやまないものですが
原作者の素振りからするとちょっと期待薄かもしれません

一方ドリフターズは平野耕太の最新作で
まだしっかりとアニメ化できるほど原作ストックがありません
しかし、こうやってその片鱗を見せてくれるという事は
ゆくゆくはこのOVA版HELLSINGと同等のクオリティで
ドリフターズも映像化してもらえるに違いないと
そう信じるに足る150秒でした

しかし何と言っても圧巻なのは本編映像
TV版では登場すらさせて貰えなかった
少佐率いるミレニアムの連中が
なんとも生き生きと、そう、実に生き生きと死んでゆく様には
まさに感無量でした

特に少佐は漫画史に残る名悪役でしょう
台詞回しに抜群のセンスを見せるこの作品の中でも
一際異彩を放っているのが少佐の含蓄のあるセリフの数々
彼はただの狂人じゃありません
洗練された超一流の狂人です
それを見事に演じきった飛田展男さんに脱帽
特にレビュータイトルにもなっているあの演説
本当にシビレました
あれをアニメで披露してもらえただけで
もう私は大満足です

とにかく全体的なクオリティの高さと原作再現度には太鼓判を押せる内容
前述のとおり原作ファンならば見て損は無い出来栄えですが
そもそも原作ファンならばこんなレビュー読む前に
とっくに見終わっているはずですね

原作漫画はよく知らないという方は
かなり刺激の強い作品なので
肌に合わない可能性があることを
十分に留意したうえでご覧ください
まぁその尖った部分が売りのアニメですから
そこがダメな人はとことんダメだと思いますが
ハマる人はドハマりすること間違いなしですよ

投稿 : 2024/11/02
♥ : 20

いしゆう さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

英国を飲み込む 弱肉強食のモンスターバトル !

あらすじはあにこれを参照ください
発売時期:2006年2月~2012年12月


〇物語
時代は20世紀末 場所は英国
一般の人には知らされていない
吸血鬼 グール 人狼 などのモンスターがいる世界の中
彼らが所属する各組織 その抗争を描いた作品です。 

とってもバイオレンスでダークファンタジー系の世界観なので
戦いは血がドバドバーって流れて 思わず目を伏せるような
刺激が強い表現があります 向き不向きハッキリ分かれる作品かも

物語の展開は割とサクサクしてます 
敵味方は組織ごとで分かれているので とても分かり易かったです

ただ 1話1話がとても凝縮された内容で 
1話観終わると 結構な充実感に包まれました。


〇中二病設定
敵味方の各組織名ですが

・大英帝国王立国教騎士団(通称ヘルシング機関)
・特務機関イスカリオテ
・第九次空中機動十字軍
・ミレニアム
・ワイルドギース

どうですか とても仰々しいでしょ? 
そこにモンスターが加わるんです 
これ系が好きな人には たまらない世界観だと思います♪


〇個人的な見所紹介
冒頭に挙げた モンスター同士のバトル! 
一言でいえば 単純な殺し合いなんですが その内容と規模が凄い!

主人公は最強の吸血鬼で不死身のアーカード 
彼は 文句なしの強キャラですが 対抗するのも負けじと強キャラ
そんな モンスター同士のぶつかり合いは勿論 
そこに人類も参加しての抗争はまさに 荒々しくて非情な弱肉強食の世界!

異能の力と銃などの兵器が乱れ舞う戦場に
首都ロンドンが飲み込まれていく様子は圧巻です。


〇個人的 好きなキャラ
まずは”ベルナドット”
モンスターバトルに参加する傭兵集団”ワイルドギース”の隊長
どんな絶望の中でも 部下の前では決して弱さを見せない
その姿に 感動しました! 時々キャラが崩壊するところも好きです。

そして”セラス”
この作品に彼女がいなければ 
息が詰まって 視聴中断していたかもしれません
彼女は作品唯一の癒しキャラなんです○o。.

それと 作中段々と逞しく成長する彼女は目が離せません
序盤と終盤の彼女の凄い変化! これは必見ですよ!
 

〇観終わって
疲れました 何だろう 文字にすると勘違いさせるような感じですね
計10話なんですが何か大長編を観た後に感じる あの感じ わかります?
文字では表現できませんが ”それ”を 体で感じました。
( 良く分からない感想で ごめんなさい。 )

キャラも内容も全てが濃い!
それと 所々 残酷なシーンがあるため
正直 食事中の視聴はおススメ出来ません。 

ただ 食事しなくても 気になる展開
バラエティ豊かなキャラ達 スパイスの効いた画
ボリューム満点の内容に満腹 これらが好きなら試す価値ありです!


以上最後までお読み下さりありがとうございました。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■■□■□

〇最後に
制作会社

サテライト 1-4話 (2006年)
マッドハウス 5-7話 (2008年)
グラフィニカ 8-10話 (2011年)

三社でバトンを繋ぎ完結って普通に凄いですよね?
物語ってどうしても ラストまで観たいって思います! 
だから本当にうれしい! ありがとうございました♪。 












 

投稿 : 2024/11/02
♥ : 26

65.9 3 不死身アニメランキング3位
吸血鬼ハンターD(OVA)

1985年12月21日
★★★★☆ 3.6 (66)
292人が棚に入れました
西歴一万二千九十年、最終戦争後の遥かなる未来の地球は、貴族と呼ばれる吸血鬼が君臨していた。辺境の村ランシルバに弟ダンと二人暮らしの少女ドリスは、小竜狩りの後、吸血鬼に血を吸われた。その吸血鬼を倒さぬ限り、一生呪われた存在になることを恐れたドリスは、一人の吸血鬼ハンターをやとう。名はD、貴族と人間の混血児ダンピールだ。左手は人面。村八分にされたドリスらを夜、農場で貴族である伯爵の娘ラミーカや麗らが襲い、彼らはDの存在を知る。

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ぜひリメイクを・・

キャラクター原案が天野喜孝氏というので視聴しました。
が、DVDジャケットの繊細な雰囲気とはまったく別物で、
荒削りな感じの作画にちょっと違和感。
他の登場人物のキャラデザも、
残念ながら個人的には好みではありませんでした。
それでも、物語の内容はなかなか興味深く、
中盤からは惹き込まれました。

舞台となるのは、遥か未来の12090年。
気が遠くなるほどの未来ですが、そのわりには・・・
マカロニウェスタンばりの雰囲気です。
人類は「貴族」と称する吸血鬼達によって支配され、
彼らの「食料源=家畜」として隷属させられているという時代。

永遠に続くはずと繁栄した吸血鬼も、
長い歴史の中で種族的衰退と精神的退廃に陥り、
絶対的な支配者の座から降りようとしていたところ、
反旗を翻した人類から追われる立場となり、
元々吸血鬼ゆえの超絶的な力で人々を脅かすため、、
超人的な能力を用いて吸血鬼を狩る吸血鬼ハンターの力を必要としていた、
という背景をベースに、
「貴族」と人間との間に生まれた「ダンピール」でもあり、
「貴族」と人間の業を負った吸血鬼ハンター「D」の、
孤独な激闘の旅を描いた物語です。

人間を善者と断定せず、吸血鬼側のほうも
ただただ悪者として描いていないところには好感持てたし、
観終えたあとの印象も良かったです。

1985年の作品なので、今ではもう貴重で懐かしい感じのタッチで、
それもまたダークな雰囲気に一役買っていて魅力ではありますが、
この空気感をそのままに、できたら今の技術でリメイクしていただくと、
もっともっと魅力が増し、評価の上がる作品になるのではと思います。

ちなみに、音楽は若かりし頃の小室哲哉氏。
主題歌はTM NETWORKが歌っています。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 12

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

OVAとしての品質はとても及第点とは言いがたい。

この作品が発表された時代では、伝奇小説として夢枕獏氏と菊池秀行氏の両巨頭がこのジャンルを牽引していた。その後者の代表作と言われるのがこの作品からなる「Dシリーズ」だ。この製品のパッケージでも使われているが、その小説も天野喜孝氏をイラストレーターとして幾つ物のヒット作品を排出してきた。だが、この作品は表紙こそ天野氏だが、現実のキャラデザは天野氏のそれとはかけはなれ(一応近づけようと努力はしたのか)、ストーリーは良いもののOVAとしての品質はとても及第点とは言いがたい。
それを言えば、2,000年に作られた作品はストーリーも新たに選定し直し、キャラデザは言うまでもなく、メイン音声を英語にすると言う大胆な試みまで敢行した。こちらは個人的に好評を博したと感じている。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

OVAとしてはかなり早い時期の作品だったかと

 コレが出た頃って、後のOVA乱発されたカオスな時期では無かったと思うんですよね。
同時期の作品見てみるとラピュタとかアリオンとかの頃みたいですが、あそこら辺の大作と比べちゃいけません、念の為。
確かバイファムとかの芦田豊雄が噛んでた記憶ですし、絵的にも天野義孝感は全くない氏らしい柔らかいキャラなんですが、私は特にダメとは思わなかったですね。ヒロインのドリスの少女らしさは逆に出てた気もします。
個人的には古いOVAの中では好きですね。原作1巻のお話です。
もっとも絵的に今の若い方に勧められるかと言うとアレですが・・・

 菊池秀行ってエロじゃね?と勘違いされてる方いらっしゃるのならば、コレは大丈夫ですのでご安心を。当時の朝日ソノラマからの作品は大丈夫ですので。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 6

66.3 4 不死身アニメランキング4位
極主夫道(Webアニメ)

2021年4月8日
★★★★☆ 3.3 (116)
482人が棚に入れました
“不死身の龍"と恐れられ、いくつもの組を潰した伝説も持つ、龍。しかし極道から足を洗い、結婚。専業主夫の道を極めるため、毎日の家事を一生懸命こなしている。掃除、洗濯、買い物に料理。町内会の付き合いも欠かさない。朝から晩まで会社で忙しく働いている妻・美久のサポートも龍の役割だ。町内会婦人部の面々や、スーパーでパートとして働くヤクザの姉御など、個性的すぎるキャラクターたちが登場し、龍のクスっと笑える日常を描くギャグコメディ。

声優・キャラクター
津田健次郎、伊藤静、興津和幸

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

最強主夫は、元極道!?

この作品の原作は未読です。
NETFLIXのオリジナルとして配信されていた作品です。


"不死身の龍"と恐れられるも、極道の世界からこつ然と姿を消した伝説の男がカタギの世界に現れた。
家族を守り、忠誠と仁義を尽くす専業主夫の道を極めるために。


NETFLIXの作品紹介の一部を引用させて頂きました。
因みに、この作品はテレビドラマが先行して2020年の10月~12月に「日曜ドラマ」枠として放送されていたようです。
こちらのテレビドラマは未視聴ですけれど…

お互い全く関連性の無い「極道」と「主夫」という組み合わせ…
この相反するギャップがこの作品の魅力であることは、おそらく視聴しなくても分かると思います。
私もその点は想定範囲内でした。

ですが、主夫が極道の気概を持ったまま主夫道を貫き通す様は、例え想定範囲内であったとしても見ていて面白いと思いました。

龍は、小さい子供が見ただけで泣き出すよな「極道そのもの」の風貌をしているにも関わらず、何故かそういうシーンは殆ど皆無なんですよね。
そう、見た目の恐さをお菓子の味覚や可愛らしさで帳消しにしてしまうほど、龍は女子力のスキルが半端無いんです。
この女子力の高さには正直脱帽でした。

近所の奥さんたちとも馴染んでいましたし…
何より、龍より奥さんの美久(CV:伊藤静さん)の方がよっぽど怖かったような気がしました。

しかし、最近「主夫」という単語が広く認知されていますよね。
本当に耳が痛いと言うか、肩身が狭いというか…

厚労省の纏めた平成30年の「厚生労働白書」等によると、専業主婦の世帯は約33%なんだそうです。
1980年頃は約65%であり、1995年頃を境に割合が反転している結果になったんだとか…
つまり、約7割の家庭は共働きなんですよね。
もう、仕事だけやっていれば良い時代は終わってしまったのかもしれません。
因みに、2015年の国勢調査によると、専業主夫世帯の割合は全体の5%も占めていて、近年増え続けているんだとか…
龍さん、時代の最先端を驀進しているんですね。

オープニングテーマは、「シュフノミチ」
エンディングテーマは、「極・夫婦街道」
どちらも、打首獄門同好会さんが歌っています。

1クール全5話ですが、1話にショート作品が6話入っていたので合計30話の物語でした。
NETFLIXの作品なので、もしかすると続編があるかもしれないと期待しています。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 10

ミュラー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

これほど残念なことは記憶に無いかも

酷評となっていますので、ご了承ください。


原作も人気、玉木宏さん主演で実写ドラマ化され、こちらも好評だった。
原作を改変するのは全然かまわないと思う。だってエンタメなんだから。
この人気コンテンツをアニメ化するということで、大変期待していた。
Netflix限定だったが、地上波でも見られると言うことで早速見てみましたが・・。

見始めて数秒でもう絶望。
何なんですかこれは。これがアニメと言えるんでしょうか。
単なる紙芝居だし、原作漫画見ていた方がマシ。
というか、こんなの割り切って漫画をそのまま映せばいいじゃん!
アニメだからこそ、動きを期待しているのに・・。漫画なら頭で動きを想像するからいいけれど、アニメで動かないのはハッキリ言ってイライラしかない。

もっと嫌だったのは、後半1/3ほどを占める実写の「極工夫道」。
「焼くならマグカップも」のアニメで後半が実写声優パートになっているのを耐えきれずに、途中断念した。アニメそのものは良かったとおもうけど。
いったい誰のための実写パート?津田さんファン向け?

声優が表に出てくるのが多くなった気がしますが、アニメ作品とは別でやって欲しい。こんなアニメが増えるようなことが無いよう、切にお願いしたいところ。

断念アニメのレビューはあまり書かないのだが、危機感を感じてしまったので、あえて書きました。

コンテンツとしての「極主夫道」は素晴らしいと思いますので、このアニメで評価が下がることの無いようにしてほしい。
声優を含めて、裏方が前に出てくるようなアニメ作品は、やめてほしい。
それらを願ってレビューを終わります。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7

アニメ好き さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

アニメになってない。原作者かわいそう

原作漫画が面白いので、ひなまつりのような神作品になるかと期待したら。
Netflixのクソアニメでした。Netflixが出したアニメはすべて糞というジンクスを今回も守っているようです。
何がクソかと言うとアニメになっていない。動く漫画みたいな、静止画をスライドさせて動いてるふうに見せて、口や一部手の動きなどを動かしてアニメっぽくしているだけの静止画漫画です
こういう演出なんでしょ、という言い訳を使った制作費を使う気もない手抜き漫画。
開始10分で見る気が失せました。
これを見るくらいなら原作マンが読む。
作者は一体何を考えているのでしょうか?原作漫画が面白くて、アニメ化をちゃんとすれば話題にもなるのに、なぜこんな質の低いNetflixオリジナルアニメなんかに許可を出したのか。意味不明です
名作を潰されてがっかりしました。
褒めるところはオープニングの曲です。この曲は頭に残ってよかった。エンディングはそこまで行く前に苦痛で切ったので見てません
あとは津田という有名な声優が声をやってるので、ボイスドラマパラパラ漫画として見る層がいるみたい
クロマティ高校はこんなようなアニメだったけど面白かったな。あれはもとの漫画からして絵に動きのない作品だったので、ちゃんとした漫画を手抜きアニメにされるとこうも腹が立つものになるのかと思った

投稿 : 2024/11/02
♥ : 1

65.9 5 不死身アニメランキング5位
ブラックマジック M-66(OVA)

1987年6月28日
★★★★☆ 3.6 (65)
229人が棚に入れました
軍の暗殺用アンドロイド2体が輸送機の墜落により逃走。
特殊部隊により一体は捕獲され自爆するが、もう一体のM-66は市街に侵入。
やがてM-66がテスト用にデータ入力されていた開発者の孫娘フェリスを狙っている事が判明する。
事件を追っていた女性ジャーナリスト・シーベルは、成り行きからフェリスを庇ってM-66と対決する事になる。

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

ジャパニメイテッド ターミネーター by 士郎正宗

士郎正宗のアマチュア時代の同人誌を原作に作者本人が絵コンテを切るという異例の制作体制の下に作られた伝説的なOVA


軍事目的に暗殺兵器として作り出されたアンドロイド、M66が移送中の事故により消息を絶った
極秘に回収に赴いた軍だったが、2体のM66の暗殺任務プログラムは既に誤作動しており、手段を選ばぬアンドロイドの冷酷な攻撃に多数の死傷者を出す惨事を招いてしまう
事態を取材していた女性ジャーナリストのシーベルはやがてM66が誤ってターゲットにしているのが開発者の孫娘であるフェリスという少女であることに気付き、フェリスを救うため奮闘する・・・


「ジャパニメーション版ターミネーター」とも言うべき今作
後の士郎正宗の代表作でもあるアップルシードとの世界観共有説もありながら、アップルシードではメインの題材にはならなかったアンドロイドがテーマになっているのが興味深いです


暗殺目的達成のため冷酷無比に突き進むM66と、それを止めんとする軍とのスピーディーで縦横無尽な乱戦がモチロンの見どころ
とにかく線の細かいキャラデザは序の口
M66を捕獲するために軍が用いる投げ網のようなワイヤー、細かい爆発の粉塵、大胆に背動を使ったカメラワーク
どれも現代のアニメでは考えにくい採算度外視のハイリスク&ハイコストな当時の士郎正宗やアニメタ達の気の遠くなるような職人技が光ります


お話もわずか50分弱ほどで上手くまとまっておりサクッと観れるのもポイント
そんな短い中で紹介や解説もほとんど無いにも関わらず際立ったキャラクターも素晴らしいです
特にM66の捕獲とフェリスの保護に命を懸けて奮闘する個性的な軍の面々に注目して欲しいです


単純明快なストーリー、かつハードなSF色、ミリタリー色、そして見応えのあるヴィジュアルとまあ、当時の士郎作品の雰囲気がお好きな方はアップルシードと合わせてチェックしたいですね

投稿 : 2024/11/02
♥ : 21

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

当時、絵コンテ集買いましたよ

 なんか大昔のOVAだから結構評価低いのが悲しい。
まぁ確かに今の時代に見ると苦しいものがあるかも。
当時のOVAの水準からは一線を画した作品だったんですが・・・・

 ちゃんと"エムロク"がフェリス襲う理由も明確にされてるし、攻殻の基って言うより士郎正宗の学生時代の頃の作品が原作すから。
"腕まくりしてる兵士"と"しない兵士"の表現とか"少佐"の部隊員達の動きとか、当時発売された絵コンテ集か読んで流石と思ったもんです。原作者自らが絵コンテってスゲェと思いませんか?プロとしてのアニメ関係者じゃねえんですよ?しかも普通に本屋に売ってたし。
当時、何十回絵コンテ集片手に見返した事か。
 当時は結構OVAってものが乱発され始めた時代でしたが、そういうのとは一線画してました。ほぼ同時期に発表されたアップルシードの初めてのアニメ化(確かガイナックスも噛んでた)の出来が酷かったから尚更「士郎正宗のアニメ」は格が違うのが判りましたよ。

とか思って見てたのは当時も士郎正宗のファンだけで、普通のアニメ好きにゃ"ターミネーターみたい"と思われてたんでしょねw

不満だった点はM-77が出てこなかった事と原作ブラックマジックの全体としてのSFテイストは一本単発のOVAには滲み出て来なかった事ですかね。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 6

ahirunoko さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

1987年の作品を現在のレベルで評価?厳しすぎるよね・・・

オリジナル作品?士郎正宗先生が携わっていたようで。
OVAの1時間モノ。この時代OVA流行っててアニメ・実写などまぁ色々出てた。

士郎先生の漫画は読んだ事あるけど色が強く出てると思う。
原作者同じでも攻殻機動隊とは雰囲気が随分違う。(攻殻は押井先生の色が強い)

映像は当然4:3の比率なので現在のテレビ画面(16:9)だと左右に黒い帯が・・・
当時の作画レベルとしては標準的なのかな。
戦術機などのメカのリアルさは特筆モノかと。ただし当時としては、ね。

ストーリーは当時は画期的だったと思う。ヲタク、と呼ばれていた衆が喜んで観ていたと推察する近未来のロボット試作SF。士郎先生だもん。
1時間の尺で上手くまとめていると思う。
演出としては当時流行った映画「ターミネーター」などを真似たような。結構ハラハラさせてくれる。

ED曲歌ってる北原優紀さんが・・・wikiで引っ張れない悲しい事実・・結構イイと思うんだが。

総評として、現在のレベルで評価はかわいそう。レビューになってないか(- -;
昭和50年後半~平成元年位までのアニメを懐かしむ人向け?かな。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 14

68.0 6 不死身アニメランキング6位
バキ 最凶死刑囚編(Webアニメ)

2018年7月1日
★★★★☆ 3.5 (158)
547人が棚に入れました
板垣恵介さんが「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)にて1991年より連載中の人気格闘マンガで、地下闘技場の最年少チャンピオン・範馬刃牙とさまざまな格闘技の達人たちとの戦いを描く。累計発行部数は7,000万部を突破、過去にはOVAやTVアニメが制作されている。現在までにコミックス全123巻+番外編3巻のほか、数多くのスピンオフを展開。新しいテレビシリーズは、2001年にアニメ化された第1部「グラップラー刃牙」の続編である第2部「バキ」の「最凶死刑囚編」から描かれる。地下闘技場の最年少チャンピオンである主人公・範馬刃牙(はんま バキ)と “地上最強の生物”と呼ばれる父・範馬勇次郎(はんま ゆうじろう)との壮絶な死闘を軸に様々な格闘士たちの闘いを描いた大人気格闘漫画シリーズ、その第二部「最凶死刑囚編」のTVアニメは2018年夏に放送となる。監督は平野俊貴さん、シリーズ構成は浦畑達彦さん、キャラクターデザインは鈴木藤雄さん、制作会社はトムス・エンタテインメントが担当。

声優・キャラクター
島﨑信長、菅生隆之、島田敏、小山力也、江口拓也、銀河万丈、子安武人、津田健次郎、茶風林、二又一成、麦人、川原慶久、雨宮天、古谷徹、大塚明夫

gazabata さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

なにかがおかしい

少し前に原作を読んで好きだったのでアニメも見てみようと思い視聴。

ストーリー:
バキのストーリーはアニメに向いていないことがよく分かる。正直漫画のことはあんまり覚えていないのだがストーリーとかは好きだった覚えがある。
バキのストーリーの流れは次のとおりである。
1.悪役が紹介される。
2.悪役が良いものと軽く戯れる。(軽くライバル性が生まれる)
3.悪役及び良いものがどれだけすごい人たちなのかナレーターが教えてくれる。
4.悪役がライバル性が生まれた相手に会いに行き煽る。
5.どちらかが反則技を使い相手を軽く傷つける。
6.どちらかが追い詰められ、逃走する。
7.ライバル性のない違う人に悪者が見つかり、そいつにボコられる。
1または3に戻る。

このストーリのやり方に別に文句はない。うまくやっていれば。覚えている限りでは漫画はこれでうまくいっていたしドラゴンボールとかはこれよりもシンプルなのに面白い。

とにかくペースがひどい。3のところでひどいときは二話分くらい時間をかける。漫画でやられても軽く読み流したりしてあまり時間を取られないが、アニメだと強制的につまらないのを見せつけられるので嫌だ。ナレーションでどれだけすごいかとかは別にどうでもいいし、道端で見かけるような雑魚と戦ってほしいわけでもない。盛り上げとして使いたいのは分かるのだがやり方がよろしくない。結局は実力ではなくて反則で倒すのだから何の面白みもない。どんだけ反則が好きなんだって話だ。盛り上げて盛り上げて結局戦い自体は五分くらいで終わったり、意味の分からんことを理由に決着がついたり、もう見ていて楽しくない。正直な話、多分視聴者の予想を裏切りたいだけなんじゃないかと思う。
「こうなると思っただろ?実はこの訳の分からないつまらないほうにしました。予想できなかったでしょ!すごいでしょ!」

キャラ:
皆さんご存知の通り、バキほと糞つまらない主人公はいない。漫画でもある程度そうだったのだがアニメだととくに糞つまらない。なんの目標もない。性格もつまらない。特に強くもない。悲しいほどつまらない。そのくせ主人公だからと言って急に強くなったりする。
では糞つまらない主人公をつまらなくするためにはどうしたらよいのだろうか。このアニメの制作者たちが思いついたのはできる限り気味が悪くて信ぴょう性が皆無なラブストーリーを持ち込むことだった。バキと梢江のラブストーリーは本当に気味が悪い。なぜかはよく分からない。原作でもなんか変だったのは覚えているがアニメ版はそれよりもおかしい。気になるなら見てみると良い。
バキ以外のキャラ達はバキよりも面白いのであんまり文句はないのだが先ほども言ったように2で生まれたライバル性を7で台無しにすることがよくあってなんだかすっきりしないことが多い。あとはなんか一人一人に自分なりの哲学があるかようにキャラたちは動いているが結局そこに実のあるものがあることはほとんどない。みんなストーリのために動いているだけ。中身がない。

アニメーション:
CG使うのやめてください。ちゃんとやらないならやめてください。どうみても制作費の節約としてしか使われておらず、そのシーンがCGであるほうがよいかとかは考えていない。とりあえずよく動いているシーンがあればCG。いい加減にしてほしい。昔はCG技術が今よりも劣っていたにもかかわらず、どこで使えばよいのか分かっていたから今見てもきれいなのだが最近のアニメでつかわれているCGは2Dアニメになじみこませようと努力すらしていない。本当にやめてほしい。

まとめ:
本当に好きじゃないアニメをレビューするときは文句がありすぎてなかなか良いレビューが書けないのに悩んでいる。またその逆でほめるところがありすぎると良いレビューが書けない。困ったものだ。今回はいつもよりはましにかけたような気がする。いつもよりはましでしたでしょうか?

点数:4/10

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7
ネタバレ

四畳半愛好家 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

本気で「敗北を知りたい」のなら…

範馬刃牙(バキ)じゃなくて、最強生物、範馬勇次郎に戦いを挑んだらいいのでは?

という純粋な疑問が浮かんできちゃいます。敗北なんて、一瞬で教えてくれるはずですが…(確信)。

てか「敗北を知りたい」とか言ってみたいわぁ…。
こちとら敗北だらけの人生だわ!(卑屈)
(でも「敗北を知りたい」って言葉は、かなりの名言だと思います。使用の汎用性が良い感じです。)

原作『バキシリーズ』は、とにもかくにも『格闘』な漫画であり、内容には格闘うんちく(大嘘)が盛り沢山のツッコミどころ満載作品。
ツッコミどころも熱さで吹っ飛ばすような、かなり特徴的な作品ですが、本作は、言わば『バキシリーズ』のアニメ3期目となります。

「幼年期編」「地下闘技場編」「最大トーナメント編」をチェックするには、過去作を観ることになりますが、この1期2期の放送は2001年…。
作画も演出も苦しいので、なかなかアニメでの予習が難しい作品です。
(個人的には死刑囚編より、過去作をこのクオリティーでリメイクしてほしかった…。)

まあ、ノリで観れる作品なので、本作からでも、楽しめると思いますが…キャラを知っているに越したことはないので、気に入ったなら、原作か過去アニメをチェックしてみても良いと思います。
好みは大きく分かれそうですが、熱いファンが多いのも納得の「一見の価値あり」な作品だと思いますので。

して「死刑囚編」の感想ですが、やはり尻すぼみ感は拭えませんでした。
大きな期待感を抱かせる派手な登場シーンから、段々と評価を落としていく死刑囚たち…。
結局「ずる賢いだけで、最大トーナメントの上位者の方が強いやん…」って思ってしまいますね。{netabare}

 漢気は魅力的であるものの、強いとは言い切れない花山薫に負けるスペック、烈海王に地力の差をまざまざと見せつけられたドリアン、愚地克巳相手に気絶を繰り返すロイド、まさかのガイア相手に手も足も出ずに負けを認めてしまうシコルスキー、バキや渋川に善戦する癖、まさかの本部以蔵に完敗する柳龍光…。(本部以蔵は力士に不覚をとったものの、実際はかなりの実力者だったわけですが…。)

 スペックとドリアンの戦いぶりは、名対決と言える盛り上がりがあったので良いですが、以降は盛り下がる一方な感じです…。原作からそうなので、アニメのせいではありませんが。

 あと、印象的だったのが、「性」や「愛」の描写。これは、1期2期にはなかったものです。
 ヒロインの梢ちゃんは可愛いのか、不細工なのか…これまた意見の分かれるところでしょう…。
{/netabare}

ともかく、私はツッコミどころ込みで、この「バキシリーズ」が大好きです。
欲を言えば、最大トーナメント編をリメイクしてほしいですが、続編も期待しております。

絵柄で避けている人も、1話見てみると良いと思います。
意外と慣れるもんです。(序盤に酷い作画のバトルシーンが目につきますが、序盤以降の作画は良好です。)

ちなみに私は愚地克巳が一番好きです!実力者なのに可哀想な役回りが多いところも好きです!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 10

おぬごん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

(作画を)競うな (原作の)持ち味をイカせッッ

言わずと知れた大人気格闘漫画の2度目のアニメ化
前回アニメは17年前(!)、バキシリーズの第一部『グラップラー刃牙』をアニメ化したものでしたが、
本作は第二部『バキ』の「最強死刑囚編」をアニメ化しました
ちなみに原作は10年以上前、中学~高校時代に既読です(笑)

バキシリーズはシリーズが進むにつれ評判が下がっているように思いますが(苦笑)、
この最強死刑囚編は評価もそこそこ高いしネタになってる台詞も多いし、アニメ映えすると思っていました
主人公サイドの指折りの人気キャラたちが、手段を選ばない悪党共と命懸けの戦いに興じるわけですからね
あとバキシリーズで一番ヒロインがヒロインやってるのも『バキ』ですしw

ただ予算はあまり無かったようで、作画は止め絵になってるような場面も多く、24話通して言えば正直あまり良くはなかったと思います。ただし作品の見せ場となるような名勝負ではCGも交えた作画や緊迫感のある演出で迫力のあるバトルが描かれており、ペース配分としては上手かったのではないでしょうか。

また完結している作品を24話で描くということで構成も上手く、総じてテンポや次回への引きも良かったと思います
最終回の終わり方はアレですが…まああの後の展開、「首に視神経」並みに無茶苦茶ですからね…w
ただアニメ見ながら「復活ッ」って言いたかったですけどww

そして何よりこの作品、スタッフのバキ愛を感じたんですよ!特にOPとED!
1期OPは最強死刑囚に挑むメンバーを中心に描いた最大トーナメントのダイジェスト!
2期OPは前作アニメの時代を感じさせるCGスパーリングのリベンジ!
そしてそして2期EDはモブ勢揃いwwwww頭おかしいwwwww
花山vsスペックの解説・片平巡査役に作品および花山の大ファンのキャイ~ン天野を起用したり(良い感じにウザかったですw)、2期OPのCGモデルに刃牙と同じくらいの身長のキックボクサー・那須川天心を起用したり、宣伝的な有名人の起用も「分かってる」ものでした

総じて、クオリティー面は惜しいものの、『バキ』のアニメ化としては十二分に満足できるものでした
ただ続編よりは、同スタッフでの最大トーナメントのリメイクを見たいですね…w

~余談1~
ナレーションが古谷徹なので、序盤慣れるまではどうしても『アカギ』が頭をちらつきましたw

~余談2~
私はTV放送で視聴していましたが、Netflixでの配信が最速で、かつ規制も無い無修正版だったそうですね
…で、20話の「SAGA」はTV版ではほぼカットされた「SAGA」をほぼ完全アニメ化してたみたいで…えぇ…(困惑)
ノッブの童貞演技は相変わらず最高でしたし、雨宮天ちゃんのアレな演技を聴けるなら見る価値あり…かも…?

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9

65.5 7 不死身アニメランキング7位
ライディング・ビーン(OVA)

1989年2月22日
★★★★☆ 3.7 (23)
60人が棚に入れました
アニメクリエイター兼漫画家の園田健一が原作をはじめ全体の構成を務めたストリートアクションOVA。 夜のシカゴを激走する700馬力の真紅の車バフとそれを追うパトカーの一団。バフに乗っている大男はビーン・バンディット、法外な金額で依頼人を望みの場所へ連れてゆく運び屋「ロードバスター」だった。今夜もビーンは二人組の強盗を逃亡させるが、その二人の片割れセマーリンは翌日、変装してビーンのもとに来訪。大富豪グリムウッド家の警備員モーリスと名乗り、同家の令嬢チェルシーを屋敷まで運んでほしいと願う。ビーンとそのパートナーである射撃に長けた美女ラリーはこの依頼を5万ドルで引き受けるが、その直後にモーリスは謎の襲撃で弾丸を身体に受けてしまう。やむをえずチェルシーをバフで屋敷へ連れて行くビーンとラリー。だがやがてモーリス=セマーリンは回復。すべてはビーンを誘拐犯として仕立て上げるための作戦だった……。 本作の実制作はアートミックとAICが担当。

Dkn さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

目をつぶれば洋画吹き替え。バブルアニメーションの真骨頂。

ガンアクション&カーアクション

改造車のカーアクション、挙動特殊で思わず笑っちゃいますw

銃火器のこだわりも素晴らしく、調べてみるのも面白いです。

大平晋也作画ぁ~(*´ω`*)かっきょいい


声優が今じゃ絶対実現不可能(色んな意味で)

田中秀幸、松井菜桜子、小山茉美、富山敬、林原めぐみ、本田知恵子、筈見純、
屋良有作、飛田展男、小林通孝、塩屋浩三、田中和美、小杉十郎太、丸尾知子

今やナレーションでしか聞かない方も、聞けない方もいますね。

塩屋浩三さんがガードマンA役・・贅沢。

元々はガンスミスキャッツという原作があり、そこから派生した作品の映像化。そっちのレビューも書きたい。
ブラックマジック M-66と同じく、作者がアニメーション制作にガッツリ関わる稀有な例。

この時代はまだアニメーションと漫画の性質というか、垣根があまりなかった時代ですね。
時代を経てそれぞれのプロフェッショナルに分かれましたが、
日本のアニメーションに漫画が深く関わってることを表しています。

「ROAD BUSTER」「KING OF THE ROAD」「BEAN BANDIT BOOGIE」「BAD GIRL」
・・等テンション上がる曲揃い踏み。

ライディングビーンのSoundtrackは映画の劇伴みたいでカッコイイんですよ。
テンポの良い曲調で、まさに車を運転するとき最適な曲。
アニメを知らない友人を乗せた時、他のインストゥルメンタルや洋楽に混ぜてかけます。
これなんの曲?カッコイイね!と言われるの待ちです(笑)

VHS持っていますが、Blu-ray出てるんですね!サムネがパッケージだったのか~~。買いてぇー。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 4

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

ハードボイルドな世界で展開される痛快アクション

往年のアメリカ映画のようなストーリー展開ですが、実写に負けないぐらいの迫力あるカーチェイスは一見の価値ありです。


金さえ払えばどんな場所へも依頼人を送り届けることで裏社会では有名な運び屋「ロードバスター」。

愛車バフを乗りこなし仕事をこなす荒くれ者のビーンと、依頼を受け彼を射撃でサポートする冷静沈着な美女のラリー。

このコンビがある依頼を切っ掛けに警察とマフィア両方に狙われる羽目になり、事の真相を突き止めるため奔走する・・というのがあらすじです。


何よりこのアニメの特徴は、ド迫力なカーチェイスが本編のほとんどを占めていること。

ビーンの愛車バフは元々の超馬力に加え、特殊なギミックが凝らしてあってどんな道でも突き進んでいきます。

このバフの形振り構わない暴走っぷりは圧巻の一言です。
また、激しい動きを手元のシフトレバーの捌きで表す所もマニアックで良いです。


男も女も堅気でないためか、一般人離れした能力と精神力を発揮しています。

一見普通の女性に見えたラリーもやはり裏稼業の人間だけあって、いざというときには人殺しも厭わないようなハードボイルドな作品世界が展開されています。


小気味良いサウンドとアクション、シナリオが綺麗にまとまっていて意外な完成度に驚きました。

最初はビーンの尖がった顎に目が行くかもしれませんが、見ていく内に全く気にならなくなります。

当時隆盛を誇っていたAIC・アートミックのタッグは伊達じゃないです。納得のクオリティだと思いました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 4

ゼルミナ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

切れ味鋭い!スパッとスカッとする45分!

2020再鑑。手元にあるベータマックスはどうしたら(笑)

ワイルドだが子供には優しい主人公と、気風が良い金髪お姉さんのバディもの、というハリウッドにもありそうなノリにまずキュンと来て欲しい(笑)

主人公が「運び屋」という事で、愛車には様々なギミックがあるのだが、これがアニメ的に凄い見せ場になってて楽しい。
物語の図式は単純だが、断じて単調ではなく、小山茉美が演じるライバルキャラが頭脳戦キャラなので、主人公サイドと上手く対になっていて飽きさせない。
そもそも声優陣の芝居が素晴らしいの一言。
要所に入る洋楽とあいまって、気分はもうハリウッドよ!(笑)

あまり良い言い方ではないかもしれないが、
「シティーハンター+ルパン三世」といった趣の超ストレート娯楽アニメ。
スカッとしたい時にどうぞ!


OP後のラリーの着替えシーンにドキドキしてた少年も今や中年に成り果てましたとさ(笑)
つか、ホルスター締めるカットとか、セクシーだけどイヤらしくはなく、しかもカッコいいという…園田健一のアニメって割と着替えシーンでるけど、どれも良いんですよ~
着替え、シャワー=エロ、って図式がもしあるとしたら、今すぐ撲滅したいぞ、ホントに(笑)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 1
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