不死身で記憶喪失なおすすめアニメランキング 3

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの不死身で記憶喪失な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月26日の時点で一番の不死身で記憶喪失なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

69.7 1 不死身で記憶喪失なアニメランキング1位
劇場版「境界の彼方 I'LL BE HERE 」 未来篇(アニメ映画)

2015年4月25日
★★★★☆ 3.9 (481)
2929人が棚に入れました
最凶の妖夢「境界の彼方」を体内に宿し、半妖として生きてきた神原秋人。そして「境界の彼方」を、唯一倒すことが出来る呪われた血を持つ異界士、栗山未来。世界から嫌われた二人は出会うべくして出会い、次第に惹かれ合っていった。二人で生きる世界を選んだ秋人と未来。戦いも終わり、これからまた普通の日常が始まる、そう思っていたはずなのに…。「境界の彼方」から奇跡的に未来を取り戻すことができ、喜んだのも束の間、その代償なのか未来の記憶は瞬く間になくなってしまった。春になり、新学期を迎えても未来の記憶が戻ることはなかった…。進級し高校三年になった秋人は、未来の幸せを思い、未来を避けるようになっていた。秋人の思いも知らず、惹かれるままに秋人に近づく未来。そんな二人の前に未来を知る人影が。秋人の思いも空しく、未来は再び自分自信と向き合う戦いに赴くことになる。

声優・キャラクター
種田梨沙、KENN、茅原実里、鈴木達央、川澄綾子、松風雅也、渡辺明乃、進藤尚美、山岡ゆり、豊田萌絵

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

【超展開過ぎて不愉快です(笑)でも10年くらい前の深夜アニメってこんなんばっかでしたよね?】

『境界の彼方』の直接的な続編であり完全新作の映画です
結論から言うと、総集編であった過去篇よりも評価を下げざるを得ません


テレビシリーズ(過去篇)のラストで境界の彼方に取り残されたと思われた栗山未来ちゃんでしたが奇跡的に元の世界へ帰還、しかし彼女は記憶を失っていたという超展開からの幕開け


呪われた血の事も忘れた未来を、秋人は普通の女の子に戻すチャンスと考えてあえて彼女と距離を置きます


しかし異界師ばかりを襲う謎の通り魔が出現
泉姉さんの失踪後に名瀬家の頭取に就任した博臣が対処に当たるが正体は掴めず、ついにその手は未来のところにまで及ぶ
呪われた血のことを薄々思い出す未来、そして自分のことを知っていた秋人に自分は何者なのかと問う
ココのくだりはテレビシリーズ第1話の告白とダブらせて演出してます
背景の桜吹雪と合わせて一番の見どころだと感じましたねb


大方が予想していたと思いますが、今回の黒幕には失踪した泉姉さんと藤真弥勒が絡んでいて、一応のこと秋人と未来の話に並行して名瀬家のお家騒動に決着が着きます
・・・のですが、ちょっとこの話ってば泉姉さんに対して甘すぎ;
あんだけの事しでかしといて・・・名瀬家どうなってんのよ?


美月が役立たずなのはまあ仕方ないとして、二ノ宮先生や彩華さんまでもザコ扱いとはいただけない
一番惜しいと思ったのは最初の特報やキーヴィジュアルで登場したパーカー姿の未来ちゃんが出なかったことですね
あれはキャラデの門脇さんが未来ちゃんのイメージをぶち壊すためにパーカーを着せたのに、本編はいつも通りカーディガンでした
記憶失くしたんだからそーゆー変化を演出してほしかったなぁ


結局のところ何がやりたかったのかってブラック羽川ならぬブラック未来を登場させること・・・ベタ過ぎてもう笑ってしまいますたわw
後半のアクションシーンも悲壮感優先の沁みったれたテンポで正直キレが足りない







いや、ごめんなさい(゜Д゜;)
そもそも『境界の彼方』ってベタベタを通り越したようなアニメでしたね;
セカイ系LOVE!そんな方にしかオススメは出来ませんが二人の物語の完結を生暖かい目で見守ってやって下さいm(__)m
ベタを否定してしまうと、





















投稿 : 2024/12/21
♥ : 15
ネタバレ

上杉達也 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

「不愉快です」 「お兄ちゃん」

最高によかったです。
シュタゲに並ぶ同率1位作品になってもうたかなw

{netabare}
「出だし付近の秋人の声」「美月の胸」「ラスト手前の流れ」この3点は、ちょいひっかかったかな、、、というのもありましたがw。。。

テレビの時から秋人はまあ、、、あれでしたしねw
まあ、中盤の藤真弥勒に被るので、そのへんやらかしてませんかね;;痛いとこです;;



作画
京アニ、、、個人的に別格なのでいわずもがなですが、
前半の未来が追いかけるシーンが一番印象に残ったかなと。あの映し方はよかったなぁ~w


音楽
主題歌やばいよすw
作品観る前に曲を聴くのはやめたほうがいいと思われます。
映画の予告?みたいんとこで、「CMいれるな」とだけ言いたいwww




前から大き目に残した泉の伏線の回収。
この作品の中で強めの伏線だと思っていましたが、それを布石に。
秋人自体を伏線状態にしていたと思わせるようなラストへの流れは圧巻でしたか。(まあ一言で伏線とはいってはいけない気もするが。

親どうしの画の被らせ方もいい形。

やっちゃん熱いよwww



「不愉快です」
少なめに使って、ラストを大きくする流れでしたか。。。
ラストが抜きにでたのでやばいですw


「お兄ちゃん」。。。使うとこよすぎw
観ながら、、、あれ?ここ絶対に使うでしょ。。。

「絶対クル、、、絶対クル、、、絶対クル、、、」、、、、、、、

「キターッ」

「やっぱりキタョーーッ」

私こんな感じでしたwww

8話?に続く最高の「お兄ちゃん」いただきましたwそしてありがとうwww


秋人はおいといたとしてwww
声優レベル高け~な感は抜群ですね。

期待をそのまま崩さず答えてくれる「不愉快です」と「お兄ちゃん」w



まだ、一回の視聴ですが、内容面は
ストーリーはシンプルに他を色々被らせることで複雑に魅せる形でしょうかね。心理描写もそのへんに当てにきてたのかなと。
いい意味で予想を外さない。


美月も押したい私としては、あだち充風な終わり方をしてほしかったな~と思いますwww
テレビの眼鏡終わりはありすぎたぜw
手をつなぐもはずさなかったですがね。


テレビの終わりで答えはでておりますがw
初めからストーリー全部考えてたのならこれやばかったですね。
{/netabare}


テレビ版何回みてるのかわからんぐらいみてるのであれですがw
境界の彼方を1つの作品としたら、私の中では1位です。はいw


後何回観に行こうかな~とw
映画館で涙をこらえるのがたいへんすぎた~wwwおうちで観たいですw

投稿 : 2024/12/21
♥ : 5
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

劇場で過去は、見ない!

 知らないで見た六花改の例があったため、TVで放送されたことを殆ど上映するアニメは、劇場で見ないようにしてるです。TVならまだしもそれが劇場だったら・・・です。栗山さんに例えると不愉快です。

 TVでよい終わり方に見えた点が、変えられたようです。予告でも放送されているように栗山さんが記憶喪失になっていたです。

{netabare} 秋人は、栗山さんに辛い過去を思い出させないよう、自分に本心を隠すというのか?栗山さんを避けるですね。

 しかし黒い刺客や、前作で行方不明になったキャラに襲撃を受け、栗山さん記憶を引き出されちゃうです。TV後半の秋人が、今回は栗山さんみたいです。{/netabare}
 放送された「境界の彼方」最終回近くに例えるとその出来事が、違った感じで描かれて見えるです。

{netabare} 自分の本心を抑えてというのか苦悩する秋人、記憶を無くしそれを含め、自分の力に気づき苦悩してた栗山さんがいたです。

 美月はは相変わらずだけど、今回さらにいい感じかなぁです。博臣は名瀬家の当主しての自覚からか、成長が感じられたと思うです。

 で、彼らたちの協力もあって、{/netabare}改めて2人は、自分に向き合えたのか?真の終わり方を飾れたのでないでしょうかです。これでいいのだが。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 11

67.2 2 不死身で記憶喪失なアニメランキング2位
エルゴプラクシー(TVアニメ動画)

2006年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (421)
2565人が棚に入れました
焦土と化した大地と大気中に蔓延する未知なるウィルス、太陽光は粉塵により遮られ、地球は荒涼を極めていた。そのような環境下で生きていくために人々は隔離されたドーム型都市の中での生活を余儀なくされる。完全な管理体制下にある都市ロムド。人々は「オートレイヴ」と呼ばれるロボットとともに模範的、従順なる「良き市民」として生活していた。しかし近年、犯罪とは無縁と思われていたロムドでオートレイヴに自我の発症をもたらすコギトウィルスの感染が増加し、問題となっていた。ロムドの市民情報局に勤める若きキャリア、リル・メイヤーは、ウィルスに感染し制御不能に陥ったオートレイヴの暴走事件、そして多発する謎の市民斬殺事件の捜査にあたっていた。

monoface さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

史上最高にかっこいいOP

90年代で一番かっこよかったOPはエヴァンゲリオンだと信じて疑わないが、00年代で一番かっこよかったのがおそらく本作である。オープニングだけをヘビーローテ。美しい映像。ちなみにエンディング曲はRadioheadのParanoid Android。

内容としては、硬派な大人向けアニメであり難解。超展開かつ謎展開。そして2011年現在、日本のTVアニメとしてはおそらく最後の本格派SF作品。系統としてはサイエンスよりもフィロソフィーに重きを置いたものであるが、この作品以降採算が見込めないためか、こういった硬派なSF作品は世に送り出されていない。非常に残念である。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 12
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

デウス エクス マキナ

村瀬修功×マングローブ、
哲学的に存在理由を問うダークサイファイ。

焦土と化した大地と蔓延する未知のウィルス、
太陽光は粉塵により遮られ全編を通じて暗い。
陰鬱とした荒涼な世界は「12モンキーズ」だ。
人々は完全に管理されたドーム型居住区で、
全き「良き市民」として生きる。

ここでは誰も外部世界を知らない。
管理された平穏なる善良な世界で、
{netabare}情報局捜査官リルメイヤーを襲った、
オートレイヴの自我発症による暴走事件。
上層部の思惑と沈黙が意味するもの、
怪物プラクシーの存在の秘匿は最優先である。{/netabare}

善とは善なるものだけで出来ているのか、
創造主はなぜ人に「心」を持たせたのか、
その答えがシンプルな形で提示されている。

娯楽性は乏しいが気迫は伝わってくる。
レディオヘッドの傑作楽曲が許諾され、
時代を彩るトムヨークの叫びに感動する。
そして愛玩型オートレイヴ少女ピノ、
彼女の存在に暗い物語が救われますね。

滅びの世界から再生する大地の強さ。
人類の可能性は未来に到達できないと、
そんな失望した人の群れにあくびが出る。

私もまたあなたのように強くありたいと願う。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 40

color さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

Radiohead - PARANOID ANDROID

レディオヘッドが日本アニメに楽曲提供してたなんて。こりゃ観るしかないっしょ!と11話まで頑張って観たけど、なんだこれ・・・ツ☆マ☆ラ☆ナ☆イ☆YO (o・∀・)b゙

それでも視聴意欲を保つために色々調べながら観てたらどうでもいい知識を得たので参考までに。

おそらく本作のキーワードは "我思う、ゆえに我あり" という哲学者デカルトの命題です。
 ego cogito, ergo sum(エゴー・コーギトー・エルゴ・スム) とラテン語では訳すらしい。
で、"ergo=ゆえに" と英語の "proxy=代理" を組み合わせて"エルゴ・プラクシー"の完成。
このタイトルがかっこいいかどうかは別として、名は体を表すと言うとおりに、ストーリーをしっかり表現した上手いタイトルだと思います。


観ようと思ったきっかけはエンディングのPARANOID ANDROID(パラノイド・アンドロイド)
レディオヘッドのなかでも人気のこの曲をよく使用できたなと驚きました。本編は途中までしか観てませんが、歌詞の内容を意識したストーリーだと感じたし、なんなら曲ありきでストーリーを制作したと言っても信じるくらいとても重要な役割を果たしています。

タイトルを直訳すると "偏執症的な人造人間" というレディオヘッドらしい陰鬱とした曲。
 僕は偏執病かもしれないが、人造人間ではない。でも、それすら妄想かもしれないけど・・・
歌詞の簡単な意訳ですがこれをアニメでは、アンドロイドに自我が芽生え悩み狂い悟る、古典的な主題にまとめ、アンドロイドの精神性を描くストーリーと解釈したようです。また、歌詞の意味や佐藤大さんの脚本もあって、大部分で攻殻機動隊のゴーストが連想されますが、残念なことに微妙にぬるい哲学のはなしになってしまい、どちらかというとマトリックスに似た設定が多いこともあり、それをさらに薄めた感じの深いようで浅い印象を受けました。

こういう小難しい作品は好きなんですが視聴断念です...。
各話ごとにはさほど内容が無いのと、主人公のひとりビンセントが生理的にムリで、リルが魅力的だった分、ビンセントのキモチ悪さが生理的にほんとムリでした。大事なことなので2回言いました。

でも好きなひとは好きかも知れません。
PARANOID ANDROIDの空気感が大好物!という方は試しにどうぞ。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 13

65.7 3 不死身で記憶喪失なアニメランキング3位
棺姫のチャイカ AVENGING BATTLE(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (607)
3230人が棚に入れました
航天要塞ソアラでの戦いから1ヶ月後、亡き父・禁断皇帝の遺体を求め、チャイカ、そしてトールとアカリ、フレドリカの一行は旅を続けていた。
次なる遺体の所持者は、皇帝を討伐した八英雄のひとり、クローディア・ダッジ。
彼女は優秀な魔法師(ルビ:ウィザード)であったが、いまや広大な葡萄園とワイナリーを経営する女主人となっていた。遺体をかけて勝負を挑むチャイカだったが、その圧倒的な実力差に、なすすべもなく完敗。
「完璧なる敗北…」落ち込むチャイカに、クローディアから意外な提案が……!?

声優・キャラクター
安済知佳、間島淳司、原優子、斎藤千和、佐藤健輔、野水伊織、幸田夢波、森嶋秀太、山本和臣、藏合紗恵子、勝沼紀義、ブリドカットセーラ恵美、金尾哲夫、大空直美、村瀬歩、櫻井孝宏

PPN さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

全10話モノタリナイ(´・_・`)

「ふと眉」「カタコト」ヒロイン・チャイカが
棺を背負って戻ってきましたねw
2014年春に放送されたファンタジー作品の続編。
2期にあたる作品です。
全10話。


1期からの順道な続編に当たるストーリー。
コメディありの前作から一転、ラストまで
シリアス展開が続くのがこの2期の特徴かと。
話の本筋、キャラの魅力等掴む為には
やはり1期からの視聴がオススメですかね。

10話という短い話数でしっかりと
まとめたという印象を受けた反面
駆け足感も否めなかったですね(´∀`;)
物足りなさが残ったのも事実です。

1期では明かされなかった最大の謎
チャイカの正体、存在理由が描かれます。
チャイカの奪われた悲しい記憶、そして運命。
この辺りは重要な核心部分だけあって
より丁寧に作られていると思います。

バトルシーンはスピード感、迫力ともに
前作同様のレベルの高い仕上がり。
なので、作画や声優陣などは前作と同等の評価。


全体的に遊び、余裕が感じられず
1期で見られたチャイカの可愛さは半減。
物語の性質上、仕方ないとしても
ふと眉、カタコトファンとしては残念無念w
物足りないぜ(/´Д`)/

1、2期通期でまとまった物語になっていると
思います。
まだ観てないという方には1、2期全22話を
連続での視聴がオススメです(・∀・)/″




《キャスト》

チャイカ・トラバント(CV.安済知佳)
トール・アキュラ(CV.間島淳司)
アカリ・アキュラ(CV.原優子)
フレドリカ(CV.斎藤千和)
チャイカ・ボフダーン(CV.藏合紗恵子)
チャイカ・カズマ(CV.丹下桜)
レイラ(CV.牧野由依)
アルベリック・ジレット(CV.細谷佳正)
ニコライ・アフトトル(CV.佐藤健輔)
ヴィヴィ・ホロパイネン(CV.野水伊織)
ズィータ・ブルザスコ(CV.幸田夢波)
マテウス・キャラウェイ(CV.森嶋秀太)
レオナルド・ストーラ(CV.山本和臣)
ギイ(CV.村瀬歩)



《主題歌》

OP
『漆黒を塗りつぶせ』/野水いおり
ED
『ワタシハオマエノナカニイル』/Coffin princess


【2015 02/28 レビュー投稿】

投稿 : 2024/12/21
♥ : 57
ネタバレ

あしすと さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

アニメ視聴者のことを第一に考えたとても良い作品だと思います

原作未読です。

このレビューは「棺姫のチャイカ」の1期2期を総合した感想です。



タイトルの通り、とても「良い作品」だと思います。

ラノベ原作という制限の中で、分割2クールというメリットを最大限に活かしてアニオリ展開を交えながら、ストーリー展開で視聴者を置いてけぼりにすることなく完結まで描き切った作品。


やっぱりアニメを制作する上で、最初から完結させるつもりがない作品を世に送り出すというのは、アニメ好きライト層に親切ではないと思います。

伏線をばら撒きまくって最終回ラストに思わせぶりなシーンを入れたりしているのに、「続きが気になるなら原作で」「円盤が売れれば2期もあるかもね」というのには好感が持てません。

もちろん原作有アニメのビジネスモデルとして、そういう売り方が主流になっているだろうことは分かっていますが、
それにしたって最終回ラストに思わせぶりなシーンを入れるくらいなら、アニオリENDにして続編がなくてもモヤモヤしない締め方をするくらいの誠意を見せてほしいというのが個人的な感覚です。


※ちなみに、完結しないのが嫌なら原作無しのオリジナル作品を見ればいいという話にもなりそうですが、私はラノベ・青年漫画原作のB級バトルファンタジーが好きなんだからしょうがないんです(笑)

オリジナルアニメって、ほとんど全てが「何か爪痕を残そう」という感じの意欲作ばかりで、良くも悪くもB級感がないのが個人的にあまり好きではないんですよね(笑)

もちろんそういうオリジナル作品も見ますが、あくまでも自分が最も好きなジャンルはB級感溢れるバトルファンタジーラブコメかギャグラブコメなものでw




そんな中での、この「棺姫のチャイカ」
ラノベ原作で完結したアニメ作品なんてほとんどない昨今、しっかりと完結させた作品です。


ぶっちゃけ、キャラ萌えが重要な自分にとっては、キャラはあまり魅力的ではありませんでした(笑)

チャイカはデレないキャラすぎて萌えなかったですし、アカリのクーデレ(?)はシュールで難易度高すぎましたw


とはいっても、ストーリーはかなり良かったと思います。

ダメなラノベアニメの共通点として、
①原作からカットする部分が悪く、ストーリーが繋がらない
②カットをしないようにするために詰め込みすぎて、結局ストーリーがよく分からない
→その結果、原作を知らないアニメ視聴者置いてけぼり、ということがあります。

しかしこの作品は原作をうまく再構成してアニオリENDにしたらしく、置いてけぼり感を感じることがありませんでした。

{netabare}欲を言えば
・エピローグが短すぎた
・記憶を代償にした白チャイカのエピローグをもっと描写してほしかった
・10話でこんなに上手くまとまるなら、もっと余裕をもって12話やってくれても良かった
…とは思いましたが、まぁ無い物ねだりですかね。{/netabare}



今の時代において、3クール・4クールやるというのはよほどの人気作じゃないとおそらく無理でしょう?

というか、人気作でも
・続編は円盤が売れにくい
・一度人気になっている以上、続編を作っても原作売上は伸びにくい
という理由があるのか、全然続編作られないし。

でも日常ラブコメものならともかく、バトルものを1クールで完結させるのはさすがに不可能ですよね。


となると、やっぱり2クールでのアニオリENDってすごく理にかなっていると思うんです。

このチャイカのように、単に分割2クールというだけではなく、そこで完結させる。

この作品に限らず、原作読者にはアニオリ展開に忌避感があるパターンが多いと思いますが、そこは現実的に考えて「どうせ続編なんて出来ないんだから、モヤモヤENDになるくらいならアニオリENDになったほうが綺麗にまとまって良かった」と割り切る。

ラノベ・青年漫画原作アニメが好きな自分にとっては、このような作品がもう少しだけでも多くなってほしいと思うわけです。



正直言うと、この作品は自分のストライクど真ん中というわけではありません。

しかし、ストーリーそのものというよりも「ラノベ原作バトルファンタジーアニメを完結させた」という構成において、もっともっと評価されるべき作品だと思います!

投稿 : 2024/12/21
♥ : 13
ネタバレ

westkage。 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

王道過ぎる展開に食傷気味。1期で育てたキャラクターの良さをもっと活かす2期であって欲しかった☆

本作は榊一郎のライトノベルを原作とした作品です。テレビシリーズ第2期にあたる作品の為、前作からの視聴を推薦します。2014年10月から12月にかけて放映されました。今期では彼女らがどんな活躍をしてくれるのか…期待に胸を膨らませての視聴開始でした。

総評として「王道過ぎる展開に食傷気味。1期で育てたキャラクターの良さをもっと活かす2期であって欲しかった」…といった感じでしょうか。
‘正義(主人公)は必ず勝つ’これは我々が幼少期から「戦隊物・ヒーロー物」のようなノンフィクションを見続けてきた結果、決して覆ることの無い定義として脳に記憶されている事柄です。つまりいくら「物語を楽しみたいから視聴前からのネタバレは避けたい」と言った所でアニメである以上、我々は「見る前から結末(着地点)が解っている」と言っても過言ではありません。逆を言えば「結末は解っているけど楽しみたい」という視聴者の心理でもあるのです。簡単に言えばハラハラドキドキの展開ってヤツですね。
今作にはコレが決定的に足らなかった。
1期の放映当初から2期が決まっていた今作を見るにあたって1期は1つの物語の前半を見るような気持でしたので王道的な展開には苦痛を感じませんでした。むしろ素直な展開が多くて視聴しやすいくらいです。チャイカを初めとする登場キャラクターも魅力的でしたしね。しかし2期では前期の王道的なストーリーが淡々と続いていくのみで「どうなってしまうのか」とハラハラさせてくれる演出に欠けている印象を受けました。
・水戸黄門で最後に印籠が出て終了。
・刑事ドラマで「~ちゃんが復讐を願っていると思いますか!」というセリフに泣き崩れる犯人。
…あー、それね。
という定番の物語では、もうコアなアニメファンを満足させる事は出来ません。もう少し物語に意外性を持たせる事が出来れば、評価も変わったのではないかと思います。

しかしそう考えると最近のアニメって物語に対して貪欲ですよね。
良い傾向だと思います。
逆にドラマなんて、いまだに黄金パターンの作品が多いような気がします。
昔は「アニメなんて子供騙し」と言われていましたし、今でもそう思う人は多いでしょう。
そんなアンチアニメ派に私は声を大にして言いたいのは「どちらが子供騙しですか」と言う事ですね☆

*以下はネタバレになるため閲覧注意です!
{netabare}
この一言に尽きると思いますが
「・・・ボス弱過ぎ」
黄金RPGドラゴンクエストのボスでももっと粘るぞっ!ww
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 28
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